JP3496439B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP3496439B2
JP3496439B2 JP05761597A JP5761597A JP3496439B2 JP 3496439 B2 JP3496439 B2 JP 3496439B2 JP 05761597 A JP05761597 A JP 05761597A JP 5761597 A JP5761597 A JP 5761597A JP 3496439 B2 JP3496439 B2 JP 3496439B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
image
image forming
forming apparatus
toner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05761597A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10254307A (ja
Inventor
敦 河合
Original Assignee
ミノルタ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ミノルタ株式会社 filed Critical ミノルタ株式会社
Priority to JP05761597A priority Critical patent/JP3496439B2/ja
Priority to US09/037,965 priority patent/US6026252A/en
Publication of JPH10254307A publication Critical patent/JPH10254307A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3496439B2 publication Critical patent/JP3496439B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/55Self-diagnostics; Malfunction or lifetime display
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/55Self-diagnostics; Malfunction or lifetime display
    • G03G15/553Monitoring or warning means for exhaustion or lifetime end of consumables, e.g. indication of insufficient copy sheet quantity for a job
    • G03G15/556Monitoring or warning means for exhaustion or lifetime end of consumables, e.g. indication of insufficient copy sheet quantity for a job for toner consumption, e.g. pixel counting, toner coverage detection or toner density measurement
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00025Machine control, e.g. regulating different parts of the machine
    • G03G2215/00029Image density detection
    • G03G2215/00033Image density detection on recording member
    • G03G2215/00037Toner image detection
    • G03G2215/00042Optical detection
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00362Apparatus for electrophotographic processes relating to the copy medium handling
    • G03G2215/00535Stable handling of copy medium
    • G03G2215/00548Jam, error detection, e.g. double feeding
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00362Apparatus for electrophotographic processes relating to the copy medium handling
    • G03G2215/00535Stable handling of copy medium
    • G03G2215/00548Jam, error detection, e.g. double feeding
    • G03G2215/00552Purge of recording medium at jam
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00362Apparatus for electrophotographic processes relating to the copy medium handling
    • G03G2215/00535Stable handling of copy medium
    • G03G2215/00717Detection of physical properties
    • G03G2215/00784Detection of physical properties of connection or pressing of structural part
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/16Transferring device, details
    • G03G2215/1647Cleaning of transfer member
    • G03G2215/1657Cleaning of transfer member of transfer drum

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真方式の複写
機、プリンタ等の画像形成装置、特に、ジャムやその他
のトラブル等が発生し、画像形成装置が画像形成禁止状
態にされた場合において、その後の画像形成が正常に、
また、良好に行えるようするための予備処理が、画像形
成装置を画像形成禁止状態から再び画像形成許可状態と
する前に行われる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置、例えばフ
ルカラーの複写機においては、例えば次のようにして記
録シート上に原稿画像に対応するトナー画像が形成され
る。すなわち、イメージリーダにより所定位置に載置さ
れる原稿画像が読み取られ、読み取られた原稿画像情報
に基づき、感光体等の静電潜像担持体上に原稿画像の各
色(例えば、シアン、イエロー、マゼンタ及び黒色)に
対応した静電潜像を順次形成してゆき、一つの色に対応
する静電潜像が形成されるたびに、その色に対応したト
ナーを収納する現像器にて現像して、静電潜像担持体上
にその色のトナー像を形成し、該トナー像を転写ドラム
等のシート担持体上に保持されているシート上に転写す
ることによって、該シート上に原稿画像に対応する各色
のトナー像を重ねて形成する。なお、通常は、この後シ
ート上のトナー像は加熱、加圧等されてシートに定着さ
れる。
【0003】このような複写機においては、コピーがで
きない状態、或いは、何らかの原因によりコピーの実行
が禁止されている状態(以下、これらをまとめてコピー
禁止状態という。)から、コピーの実行が許可される状
態(以下、コピー許可状態という。)に複写機を復帰さ
せる前に、次にコピーが実行されるとき、かかるコピー
が正常に、また、良好に行われるようにするために後述
するような予備処理を行った後、コピー許可状態にする
ようにした複写機が提案されている。
【0004】なお、複写機の電源スイッチがオフされて
いる場合には、通常、複写機はコピーができない状態に
なっている。また、例えば、コピー中にシートが複写機
内を搬送されている途中で詰まったり(いわゆるジャ
ム)、コピー中にシートがうまく転写ドラム等のシート
担持体に保持されていないことが検出されたり、コピー
中に回転駆動などされる被駆動体(例えば、感光体ドラ
ムや転写ドラム等)が正常に動作してないことなどが検
出されると、通常、複写機はコピー動作を停止して、コ
ピー禁止状態にされる。コピー中でないときでも、何ら
かの不具合が検出されたときなどは、通常、複写機はコ
ピー禁止状態にされる。また、このような不具合の原因
を取り除くため、例えばジャムが発生した場合には、ジ
ャム発生箇所にあるシートを取り除くために、複写機の
カバー、ドアなどを開け、かかる不具合の原因を取り除
いた後も、カバー等が開いている状態のときは、コピー
許可状態にすると、高電圧が印加される部分に触れて感
電したり、高温になる部分に触れて火傷したりする危険
があるので、通常は、コピー禁止状態にされる。
【0005】かかる予備処理としては、上記の複写機に
おいては、例えば、次の〜の処理を挙げることがで
きる。 転写ドラム等のシート担持体に記録シートが残って
いて、次のコピー中にシートがシート担持体にきちんと
保持されず、その部分で詰まったりなどしないように、
シート担持体にシートが残っていないかを確認する処
理。転写ドラム等のシート担持体表面上にシートが有る
か否かは、通常、シート担持体表面に臨む位置に固定配
置されるセンサ等がシート有りを検出するか否かにより
行われるが、シートは通常、シート担持体表面の全面を
覆うようには該担持体に保持されていないため、場合に
よってはシートがシート担持体上に残っていてもそれが
検出されないことがあり、このような検出もれがないよ
うに、シート担持体を回転駆動などしてセンサ等によっ
てシートが残っていないかが確認される。 次のコピーにおいて、記録シート上に形成されるト
ナー像の濃度が、濃すぎたり、薄すぎたりしていない適
正な濃度とするために、予め定められた画像形成条件に
て、回転駆動などされている感光体ドラム等の静電潜像
担持体上にトナーパターンを形成して、該トナーパター
ンの濃度をAIDCセンサ等により検出し、該検出され
た濃度から、次のコピーにおける画像形成条件、例えば
現像器における現像バイアス電圧や、静電潜像担持体上
にレーザビームを照射して静電潜像を形成するレーザ装
置のかかるレーザビーム発光量等を決定する処理。 コピーを行うことによって転写ドラム等のシート担
持体表面に付着してしまうトナーにより、次のコピーに
おいて、シート担持体表面に保持されるシートが汚れて
しまわないように、シート担持体表面に付着しているト
ナーの除去を行う処理。なお、かかるトナーの除去処理
は、不具合等なくコピーが正常に終了したときには、通
常、そのコピーシーケンスの最後に行われて、次回のコ
ピーにおいてシートが汚れないようになされるものであ
るが、不具合等が発生して、コピーがその途中で停止し
たときには、かかる除去処理は行われないため、次のコ
ピーに備えて行われるものである。
【0006】このような予備処理は、複写機の電源スイ
ッチがオンされた後や、不具合等の原因の除去のために
開けたカバー、ドア等が閉められた後などに開始され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、画像形成を
禁止すべき所定の状態が発生して複写機がコピー禁止状
態となった後、該所定の状態の原因が取り除かれて、再
びコピー許可状態にする前に、次にコピーが実行される
ときに、かかるコピーが正常に、また、良好に行えるよ
うに上記〜に例示したような予備処理が行われる複
写機においては、かかる予備処理が終了するまではコピ
ーを行うことができず、その間ユーザはコピーを実行す
るのを待つ必要があり、それだけ複写機の使い勝手が悪
い。
【0008】なお、以上の説明においては、転写ドラム
等のシート担持体を備える複写機を例にとって説明した
が、複写機以外のプリンタ等の画像形成装置や、転写ド
ラム等のシート担持体を備えない複写機やプリンタ等、
中間転写体を用いる複写機やプリンタ等の画像形成装置
であって、上記のような目的で予備処理が行われる画像
形成装置においても同様の問題がある。
【0009】そこで本発明は、原稿画像情報に基づきシ
ート上に電子写真法により画像を形成する画像形成装置
であり、装置に発生する所定の状態に基づく画像形成禁
止状態から画像形成許可状態へ切り換える前に、1又は
2以上の所定の予備処理が行うことができる画像形成装
置であって、前記所定の状態によっては予備処理が終わ
るのが早く、早期に画像形成許可状態となり、それだけ
待ち時間が短く、使い勝手の良い画像形成装置を提供す
ることを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、原稿画像情報に基づき記録シート上に電子
写真法によりトナー像を形成する画像形成装置であり、
該装置に発生する不具合状態に基づく画像形成禁止状態
から画像形成許可状態へ切り換える前に、1又は2以上
の所定の予備処理を行うことができる画像形成装置であ
って、画像形成装置を前記画像形成禁止状態にする不具
合状態を検出する検出手段と、前記検出手段の検出する
不具合状態を記憶する記憶手段と、前記記憶手段の記憶
する不具合状態に基づき、いずれの予備処理を行うかを
決める予備処理決定手段とを有することを特徴とする画
像形成装置(第1の画像形成装置)を提供する。
【0011】 また、本発明は、原稿画像情報に基づき
記録シート上に電子写真法によりトナー像を形成する画
像形成装置であり、該装置に発生する所定の状態に基づ
く画像形成禁止状態から画像形成許可状態へ切り換える
前に、1又は2以上の所定の予備処理を行うことができ
る画像形成装置であって、画像形成装置を前記画像形成
禁止状態にする前記所定の状態を検出する検出手段と、
検出された前記所定の状態を記憶する記憶手段と、前記
所定の状態が画像形成装置の調整を行うための調整モー
ドで発生したものか否かを判別する手段と、前記記憶手
段に記憶する所定の状態と所定の状態が調整モードで発
生したものか否かの判別結果に基づき、いずれの予備処
理を行うかを決める予備処理決定手段とを有することを
特徴とする画像形成装置(第2の画像形成装置)を提供
する。
【0012】画像形成装置の例として、複写機、プリン
タ、ファクシミリ、これらの複合機を挙げることができ
る。いずれもモノクロのものであっても、カラー(多
色)のものであってもよい。前記原稿画像情報は、画像
形成装置を複写機とする場合には、所定位置に載置さ
れ、画像読み取り手段によって読み取られる原稿の画像
情報であり、プリンタとする場合には、プリンタに接続
されるコンピュータ等のホスト機器から入力される原稿
の画像情報であり、ファクシミリとする場合には、電話
回線等を介して送信元のファクシミリ装置から送られて
くる原稿の画像情報である。
【0013】本発明の画像形成装置においては、前記検
出手段により画像形成を禁止すべき所定の状態が検出さ
れると、画像形成装置は画像形成許可状態から画像形成
禁止状態にされる。すなわち、画像形成装置は、該装置
に発生する状態により画像形成禁止状態となる。なお、
画像形成禁止状態とは、画像形成装置が備える画像形成
の開始を指示するためのスイッチ、キー(いわゆる、ス
タートキー)などが押されても、画像形成を開始しない
状態をいい、画像形成装置の電源スイッチがオフされて
いて、画像形成ができない状態も含むものである。ま
た、画像形成許可状態とは、画像形成の開始を指示する
スイッチ等が押されると、画像形成が開始される状態を
いう。
【0014】 かかる画像形成を禁止すべき所定の状態
は、例えば記録シートの搬送中に発生するジャム(シー
ト詰まり)、画像形成装置の外装ドア、カバー等が開け
られた状態などであり、電源スイッチがオフされている
状態も含んでいる。かかる画像形成を禁止すべき所定の
状態が検出されると、その状態は記憶手段により記憶さ
れる。そして、かかる画像形成を禁止すべき状態がユー
ザ、サービスマン等によって解消され、前記検出手段が
該状態を検出しなくなると、画像形成装置を再び画像形
成許可状態にすることができるが、本発明の画像形成装
置においては、画像形成許可状態にする前に、次に行わ
れる画像形成が、正常に、また、良好に行われるように
1又は2以上の所定の予備処理が行われる。かかる所定
の予備処理のうち、いずれの処理を行うかについては、
上記第1の画像形成装置においては、前記予備処理決定
手段によって、記憶手段が記憶している不具合状態に基
づき、次に行われる画像形成が正常で良好に行われるた
めに必要な処理が選択決定され、決定された予備処理が
行われた後に、画像形成装置は画像形成許可状態にされ
る。予備処理決定手段は、例えば、画像形成を禁止すべ
き不具合状態と、その不具合状態が発生したときに行う
べき予備処理との対応表を備えており、かかる対応表か
ら不具合状態に基づき行うべき予備処理を決定する。ま
た、上記第2の画像形成装置においては、前記記憶手段
に記憶する画像形成を禁止すべき所定の状態と所定の状
態が調整モードで発生したものか否かの判別結果に基づ
き、予備処理決定手段によって、上記と同様に予備処理
として行うべき処理が決定され、決定された予備処理が
行われた後に画像形成装置は画像形成許可状態にされ
る。
【0015】 すなわち、本発明の画像形成装置におい
ては、上記第1の画像形成装置については、記憶手段が
記憶している不具合状態からみて、また、上記第2の画
像形成装置については、前記記憶手段に記憶する画像形
成を禁止すべき所定の状態と判別手段の判別結果からし
て、不必要な処理は行われず、それだけ早く画像形成装
置は画像形成許可状態となる。なお、画像形成を禁止す
べき状態からして、いずれの予備処理も行う必要がない
ときには、予備処理決定手段はまったく予備処理を行わ
ない旨決定し、予備処理は行われず、画像形成許可状態
となる。
【0016】かかる予備処理は、例えば、上記画像形成
装置が、原稿画像情報に基づき静電潜像担持体上に静電
潜像を形成し、該静電潜像を現像してトナー像とし、該
トナー像を前記静電潜像担持体に臨むシート担持体の表
面上に保持される記録シート上に転写して、原稿画像に
基づくトナー像を該記録シート上に形成する画像形成装
置である場合には、次に挙げる〜の処理を例示でき
る。 前記シート担持体上に記録シートが有るか否かを検出
するシート検出処理。
【0017】かかるシート検出処理は、例えば、前記シ
ート担持体が無端回転体であって、駆動手段により回転
駆動されるものである場合には、該シート担持体に臨む
反射型センサを設けて、前記駆動手段により前記シート
担持体を回転駆動して、前記反射型センサによりシート
の有無を検出することにより行うことができる。 記録シート上に形成される前記トナー像の濃度を適正
なものとするためのトナー濃度適正化処理。
【0018】かかるトナー濃度適正化処理は、例えば、
前記静電潜像担持体に臨む位置に、該静電潜像担持体上
に形成されるトナー像の濃度を検出することができる濃
度検出手段(例えば、AIDCセンサ)を設けて、前記
静電潜像担持体に所定の画像形成条件にてトナーパター
ンを形成し、該トナーパターンの濃度を前記濃度検出手
段により検出し、検出されたトナーパターンの濃度に基
づき、目的とする画像形成における(換言すれば、次に
画像形成するときの)画像形成条件を決めるものであ
る。かかる画像形成条件とは、トナー濃度に影響する、
例えば、静電潜像が現像されてトナー像にされるときの
現像バイアス電圧や、静電潜像担持体にレーザ光を照射
して静電潜像を形成するレーザ装置のレーザ発光量など
である。 前記シート担持体の清掃をする清掃処理。
【0019】かかる清掃処理は、例えば、前記シート担
持体表面に付着するトナーを除去するトナー除去手段又
は(及び)前記シート担持体表面の残留電荷を消去する
電荷消去手段を設けて、前記トナー除去手段により前記
シート担持体表面に付着するトナーを除去する又は(及
び)前記電荷消去手段により前記シート担持体表面の残
留電荷を消去するものである。
【0020】上記〜の処理を予備処理とする上記第
1のタイプの画像形成装置として、本発明は、次の画像
形成装置を提供する。すなわち、原稿画像情報に基づき
静電潜像担持体上に静電潜像を形成し、該静電潜像を現
像してトナー像とし、該トナー像を前記静電潜像担持体
に臨むシート担持体の表面上に保持される記録シート上
に転写して、原稿画像に基づくトナー像を該記録シート
上に形成する画像形成装置であり、該装置に発生する不
具合状態に基づく画像形成禁止状態から画像形成許可状
態へ切り換える前に、1又は2以上の所定の予備処理を
行うことができる画像形成装置であって、画像形成装置
を前記画像形成禁止状態にする不具合状態を検出する検
出手段と、前記検出手段の検出する不具合状態を記憶す
る記憶手段と、前記記憶手段の記憶する不具合状態に基
づき、いずれの予備処理を行うかを決める予備処理決定
手段とを有しており、前記予備処理決定手段は、前記
シート担持体上に記録シートが有るか否かを検出するシ
ート検出処理、記録シート上に形成される前記トナー
像の濃度を適正なものとするためのトナー濃度適正化処
理、及び前記シート担持体の清掃をする清掃処理の三
つの処理のうちから行うべき予備処理を決定することを
特徴とする画像形成装置である。
【0021】この画像形成装置が、トナー像が形成され
るべき記録シートが収納されているシート収納位置から
前記シート担持体に該記録シートが保持されるシート保
持位置までシートを搬送することができ、記録シート上
に前記トナー像が形成された後に、前記シート担持体上
に保持されている該記録シートを画像形成装置外のシー
ト排出位置まで搬送することができるシート搬送手段を
備えている場合には、記憶手段に記憶されている不具合
状態によって、予備処理決定手段は、上記〜の処理
のうち実行する予備処理として、次の(a)〜(f)の
ように決定する例を挙げることができる。 (a) 前記記憶手段が、前記不具合状態として、前記
シート担持体表面上に保持される記録シートの該シート
担持体上の位置及び記録シート上に形成されるトナー像
の該シート上の位置を調整作業中に、強制的に発生させ
たジャムである旨記憶している場合には、前記予備処理
決定手段は、前記いずれの予備処理も行わない旨決定す
る。 (b) 前記記憶手段が、前記不具合状態として、1枚
目の記録シートに対する画像形成において前記シート搬
送手段により、該1枚目のシートを前記シート収納位置
から前記シート保持位置へ搬送している途中において発
生したジャムである旨記憶している場合には、前記予備
処理決定手段は、前記トナー濃度適正化処理を行う旨決
定する。なお、1枚目のシートとは、複数枚の画像形成
が行われる場合には文字通り1枚目のシートのことであ
り、1枚だけの画像形成が行われる場合にはその1枚の
シートのことである。 (c) 前記記憶手段が、前記不具合状態として、画像
形成最終の記録シートに対する画像形成において前記シ
ート搬送手段により、該最終シートを前記シート担持体
から前記シート排出位置へ搬送している途中において発
生したジャムである旨記憶している場合には、前記予備
処理決定手段は、前記トナー濃度適正化処理及び前記清
掃処理を行う旨決定する。なお、画像形成最終のシート
とは、複数枚の画像形成が行われる場合には一番最後に
画像形成されるシートのことであり、1枚だけの画像形
成が行われる場合には、その1枚のシートのことであ
る。 (d) 前記シート搬送手段は、記録シート上に前記ト
ナー像が形成された後に、該シートを表裏反対にして再
び前記シート保持位置まで搬送できる手段を含んでお
り、前記記憶手段が、前記不具合状態として、前記シー
ト搬送手段により、記録シートを表裏反対にして再び前
記シート保持位置へ搬送している途中において発生した
ジャムである旨記憶している場合には、前記予備処理決
定手段は、前記トナー濃度適正化処理及び前記清掃処理
を行う旨決定する。 (e) 前記記憶手段が、前記不具合状態として、画像
形成中でないときに前記検出手段により検出された不具
合状態を記憶している場合には、前記予備処理決定手段
は、前記トナー濃度適正化処理を行う旨決定する。 (f) 前記記憶手段が、前記不具合状態として、前記
シート搬送手段による記録シートの搬送を伴わない画像
形成装置の調整作業中に発生した不具合状態を記憶して
いる場合には、前記予備処理決定手段は、前記いずれの
予備処理も行わない旨決定する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態である
デジタルフルカラー複写機の内部構成を示す概略構成図
である。この複写機は、複写機上部に配置された原稿台
65上に載置される原稿の画像を読み取るためのイメー
ジリーダIRと、イメージリーダIRにより読み取られ
た原稿画像に基づき電子写真法によって記録シート上に
トナー像を形成するためのプリンタPとを備えている。
【0023】イメージリーダIRは、原稿台65上に載
置される原稿に光照射する照明ランプ61、原稿からの
反射光を集光レンズ62に導くためのミラーm1、m
2、m3、該集光レンズ62、集光レンズ62に集めら
れた画像光をフルカラーCCDセンサ63に導くための
ミラーm4、原稿画像光を電気信号に変換する該CCD
センサ63、CCDセンサ63により電気信号に変換さ
れた信号を一旦記憶したり、画像処理等を行うことがで
きる画像信号処理部64を有している。ランプ61及び
ミラーm1はキャリッジC1に支持されており、ミラー
m2及びm3はキャリッジC2に支持されている。キャ
リッジC1及びキャリッジC2はスキャンモータM1に
より、それぞれ独立に原稿台65に平行な副走査方向X
に往復駆動させることができる。
【0024】イメージリーダIRによる画像読み取り
は、次のように行われる。キャリッジC1に搭載したラ
ンプ61を点灯して、キャリッジC1を副走査方向Xに
所定速度にて駆動するとともに、キャリッジC2を同方
向にキャリッジC1の1/2の速度にて駆動する。これ
により、原稿全体が走査される。この間、原稿からの反
射画像光はミラーm1、m2、m3、m4及び集光レン
ズ62を介して順次CCDセンサ63上に導かれ、該セ
ンサ63上に結像されて、該センサ63により読み取ら
れる。CCDセンサ63においては、入力される画像光
が赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)のそれぞれの
色の光についてアナログ電気信号に変換され、画像信号
処理部64に入力される。画像信号処理部64において
は、入力される原稿画像に対応する各色のアナログ電気
信号が、原稿画像に対応する上記各色のデジタル信号に
変換されて一旦メモリ(図示せず)に記憶される。そし
て、画像信号処理部64においては、該メモリ上の各色
(R、G及びB)の原稿画像情報に基づき、後述する感
光体ドラム1上に原稿画像のシアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)及び黒(Bk)の各色それぞれ
に対応する静電潜像を形成するためのレーザ駆動信号が
作成され、これら信号が感光体ドラム1上にレーザ光を
照射して静電潜像を形成するレーザ装置7へ出力され
る。
【0025】プリンタPは、感光体ドラム1、前記画像
信号処理部64から入力される信号に基づき、感光体ド
ラム1表面に原稿画像の各色(C、M、Y及びBk)に
応じてレーザ光を順次照射して静電潜像を形成するレー
ザ装置7、感光体ドラム1の周囲に配置される機器(こ
れらは、後述する)、トナー像が形成される記録シート
を収納するシートトレイ31、32及び33、シート上
に転写されるトナー像を定着するための定着器4、シー
トの両面に画像形成するためのシート再供給反転ユニッ
ト5を備えている。
【0026】感光体ドラム1の周囲には、帯電チャージ
ャ11、フルカラー現像を行うための、それぞれシア
ン、マゼンタ、イエロー、黒色のトナーを収納している
シアン現像器12C、マゼンタ現像器12M、イエロー
現像器12Y、ブラック現像器12Bk、表面にシート
を吸着して保持するための転写ドラム2、感光体ドラム
1上に残留するトナーを除去するためのクリーナ13、
感光体ドラム1上に残留する電荷を消去するためのメイ
ンイレーサ14が順に配置されている。
【0027】本例では、上記4つの現像器はトナーとキ
ャリアを用いる2成分現像方式のものであり、それぞれ
の現像器の下部には、現像器内のトナーの濃度を一定に
保つためにトナー濃度を検出するためのATDC(Au
to Toner Density Control)
センサ(図示省略)が配置されている。なお、かかるA
TDCセンサによって、トナー濃度が基準値より低いこ
とが検出されたときには、現像器付設のトナーホッパー
からトナーが供給される。また、ブラック現像器12B
kと転写ドラム2との間には、濃度検出のために感光体
ドラム1上に形成されるトナーパターンの濃度を検出す
るためのAIDCセンサSE13が配置されている。な
おAIDCセンサSE13は、その検出信号が後述する
コンピュータCPに入力され、後述する画像安定化処理
を行うときなどに利用される。
【0028】感光体ドラム1及び転写ドラム2は、ドラ
ムモータM2により回転駆動でき、画像形成時には、感
光体ドラム1は図1中時計回りに回され、転写ドラム2
は図1中反時計回りに回される。転写ドラム2は、枠体
(図示せず)に転写フィルム20をドラム状に張り渡し
たものである。転写フィルム20は現像器12Bkとク
リーナ13との間で感光体ドラム1表面に当接されてい
る。
【0029】転写フィルム20が感光体ドラム1と当接
する転写位置の該フィルム20の内周側には、感光体ド
ラム1上に形成されるトナー像を、該フィルム20の外
周表面上に保持されるシート上に転写するために転写チ
ャージャ22が配置されている。また、転写フィルム2
0表面移動方向(図1中、反時計回り)の上流側には、
転写位置にてトナー像が転写されるシートを該フィルム
20外周表面上に吸着させるために、該フィルム20の
内周側に静電吸着チャージャ21が、これに対向する外
周側に吸着ローラ27が配置されている。これらのさら
に上流側であって転写フィルム20の内周側には、シー
トが該フィルム20の外周表面上に吸着されるとき、か
かる吸着を助けるために該フィルム20の内周側から該
フィルムを若干押し上げるための吸着バックアップフィ
ルム28が配置されている。なお、吸着バックアップフ
ィルム28は、図示しない接離手段により、必要に応じ
て転写フィルム20に当接又は離反させることができ
る。
【0030】転写フィルム20表面移動方向の転写位置
下流側には、転写フィルム20外周表面上に吸着されて
いるシートを分離しやすくするための、該フィルム20
の内周側及び外周側の一対の分離チャージャ23、転写
フィルム20外周表面上に吸着されているシートを分離
するための該フィルム20外周面側の分離爪24、転写
フィルム20外周表面上に付着したトナー等を清掃除去
するための、該フィルム20外周面側のファーブラシロ
ーラ251を有するファーブラシユニット25、転写フ
ィルム20の残留電荷を除去するための、該フィルムの
内周側の除電チャージャ26が順次配置されている。な
お、分離爪24は揺動可能に支持されており、図示しな
い揺動手段によって、必要に応じて転写フィルム20に
対し当接又は離反させることができる。また、ファーブ
ラシローラ251は、図示しない接離手段によって、必
要に応じて転写フィルム20に対し当接又は離反させる
ことができる。
【0031】転写フィルム20の内周側であって、静電
吸着チャージャ21と吸着ローラ27とが対向するシー
ト吸着位置と転写位置との間には、センサSE6が固定
配置されている。センサSE6は、本例では光学式のセ
ンサであり、該センサの有する発光手段から照射された
光が反射されて戻ってくるか否かによって、該センサに
対向する位置の転写フィルム20の外周面上に、シート
が吸着されているか否かを検出することができる。な
お、転写フィルム20は光透過性のものである。転写フ
ィルム20の内周側には、転写ドラム2の内周側に設け
られた突起(図示省略)を検出するために、センサSE
7が配置されている。センサSE7の検出信号により転
写ドラム2の基準位置を決めることができ、感光体ドラ
ム1上に形成される画像と、転写ドラム2上に保持され
るシートとの位置合わせに使用される。センサSE6、
SE7の検出信号は、後述するコンピュータCPに入力
される。
【0032】シートトレイ31、32及び33には、そ
れぞれ画像形成されるべきシートが、積層収納されてい
る。これらシートトレイから、シート吸着位置までの間
には、シート搬送路82、83が順に設けられている。
トレイ31に収納されているシートは、ローラ31rに
よって搬送路811を介して搬送路82に送り出すこと
ができる。同様に、トレイ32に収納されているシート
はローラ32rによって搬送路812を介して搬送路8
2に送りだすことができ、また、トレイ33に収納され
ているシートはローラ33rによって搬送路813を介
して搬送路82に送りだすことができる。搬送路83に
対しては、中間ローラ対r1及びタイミングローラ対r
2が設けられており、シートトレイから送り出されたシ
ートをシート吸着位置まで搬送することができる。
【0033】搬送路811、812及び813のそれぞ
れと、搬送路82とが合流する直前の位置には、それぞ
れセンサSE1、SE2及びSE3が配置されており、
これら位置にあるシートをそれぞれ検出することができ
る。また、シート搬送方向における中間ローラr1の直
前位置にはセンサSE4が配置されており、かかる位置
にあるシートを検出することができ、シート搬送方向に
おけるタイミングローラ対r2の直前位置にはセンサS
E5が配置されており、かかる位置にあるシートを検出
することができる。これらセンサSE1、SE2、SE
3、SE4及びSE5の検出信号は、後述するコンピュ
ータCPに入力される。
【0034】定着器4は、所定の定着温度にまで加熱さ
れる加熱ローラ41と、該ローラ41に押圧されて当接
する加圧ローラ42とを有している。加熱ローラ41
は、図示しない定着モータにより回転駆動することがで
きる。分離爪24が転写フィルム20に臨むシート分離
位置から定着器4までの間には、搬送路84が設けられ
ている。分離爪24により転写フィルム20から分離さ
れるシートは、該搬送路84内を通して定着器4の加熱
ローラ41と加圧ローラ42とのニップ部に導くことが
できる。シート分離位置と定着器4との間には、センサ
SE8が配置されており、かかる位置にあるシートを検
出することができる。センサSE8の検出信号は、後述
するコンピュータCPに入力される。
【0035】定着器4の加熱ローラ41と加圧ローラ4
2との間を通されたシートは、その先に配置された排出
ローラr3により、排出トレイ34上又はシート再供給
反転ユニット5内の搬送路51に送ることができる。か
かるシート搬送方向の切り換えは、排出トレイ34と搬
送路51との分岐位置に、揺動可能に配置された爪35
によって行うことができる。爪35の揺動は、図示しな
いソレノイドにより行われる。シート搬送方向における
排出ローラr3の下流側には、センサSE9が配置され
ており、かかる位置にあるシートを検出することができ
る。センサSE9の検出信号は、後述するコンピュータ
CPに入力される。
【0036】シート再供給反転ユニット5は、シートの
両面に画像形成するときに、表面(第1面)に画像形成
されたシートを表裏反対にして、再びシート吸着位置に
供給するために設けられており、S字状の上記搬送路5
1、搬送路51の先に連続する搬送路52、及び搬送路
51と52とが連結されている位置において、搬送路5
2に連続させて搬送路52とは反対方向に延設され、搬
送路83につながっている搬送路53を備えている。搬
送路51内に送り込まれたシートは、該搬送路51の途
中に設けられたローラ対r4や、搬送路51と52との
連結位置に設けられたローラ対r5によって、一旦搬送
路52に送り込まれる。その後、シートを搬送路52に
送り込むときとはローラ対r5が逆方向に回転駆動さ
れ、、シートは搬送路53内に送り出される。これらに
よって、シートは、搬送路53内に送り込まれて、その
途中に設けられたローラ対r6により搬送路83内に送
り出されたときには、シートトレイ31、32又は33
から搬送されてくるときとは表裏反対にされて、シート
吸着位置に供給することができる。
【0037】シート搬送方向のローラ対r4の下流側位
置にはセンサSE10が配置され、ローラ対r5の上流
側位置にはセンサSE11が配置され、ローラ対r6の
上流側位置にはセンサSE12が配置されており、これ
ら位置にあるシートを検出することができる。これらセ
ンサSE10、SE11及びSE12の検出信号は、後
述するコンピュータCPに入力される。
【0038】上記したシートの搬送等に供されるシート
供給ローラ31r、32r、33r、ローラ対r1、タ
イミングローラ対r2、排出ローラ対r3、ローラ対r
4、r5、r6は、図示しないシート供給モータにより
回転駆動される。なお、複写機前面部のイメージリーダ
IRより下方で、シートカセット31より上方には、開
閉可能にドアDが設けられている。ドアDを開けると、
複写機内の上記したシートが搬送される所などに触れる
ことができ、シート詰まりなどの処理やメンテナンスな
どを行うことができる。ドアDに対しては、ドアの開閉
に応じて接点が開閉するドアスイッチDSWが設けられ
ている。ドアスイッチDSWによりドアDの開閉状態を
検出することもでき、検出された情報は後述するコンピ
ュータCPに入力される。
【0039】図2に、上記説明した複写機のブロック図
を示す。複写機は、中央演算装置(CPU)やメモリを
有するコンピュータCPを備えており、コンピュータC
Pは、センサSE1〜SE13などの入力情報に基づ
き、上記説明した各機器の動作を制御する。なお、複写
機は、操作パネルPN(図1においては、図示省略)を
備えており、かかる操作パネルPNから、コピーの開始
の指示や、コピー枚数の設定などを行うことができる。
操作パネルPNもコンピュータCPに接続されている。
【0040】以上説明した複写機によるフルカラーコピ
ー動作について簡単に説明する。イメージリーダIRに
より読み取られた原稿画像の各色(C、M、Y及びB
k)に対応する原稿画像データは、まず、第1の色の画
像データ、本例ではシアン(C)色の画像データからレ
ーザ装置7に入力される。レーザ装置7は、該データに
基づき原稿画像のシアン色に対応するレーザ光を、予め
帯電チャージャ11により表面が一様に帯電され、図1
中時計回りに回転駆動されている感光体ドラム1上に照
射して、感光体ドラム1上に原稿画像のシアン色に対応
する静電潜像を形成する。
【0041】この静電潜像は、シアン色のトナーを収納
している現像器12Cにより現像されて、シアン色のト
ナー像とされる。一方、例えばシートトレイ31に収納
されているシートが、ローラ31rにより搬送路811
を介して搬送路82に送り出され、ローラ対r1、r2
により静電吸着チャージャ21と吸着ローラ27とが対
向するシート吸着位置まで搬送されて、かかる位置にお
いて、吸着チャージャ21及び吸着ローラ27によっ
て、このとき転写フィルム20をその内側から押し上げ
るように圧接されている吸着バックアップフィルム20
に助けられて、図1中反時計回りに回転駆動されている
転写フィルム20外周表面上に静電吸着される。なお、
トレイ31に収納されているシートが転写フィルム20
上に吸着されるものとしたが、トレイ32又は33に収
納されているシートであってもよく、図示しないシート
選択キー等によって、ユーザにより選択されたシートの
収納されているシートトレイからシートは供給される。
【0042】そして、転写フィルム20に吸着されてい
るシート上に、上記のようにして感光体ドラム1上に形
成されたシアン色のトナー像が、転写チャージャ22に
より転写される。なお、タイミングローラ対r2によっ
て、シートとトナー像の位置が合うようにシートはシー
ト吸着位置に供給されて、転写フィルム20上に吸着さ
れている。
【0043】以降、1色目と同様にして順次、2色目
(マゼンタ)、3色目(イエロー)、4色目(黒)の静
電潜像の形成、静電潜像の現像、現像されたトナー像の
シート上への転写が行われる。したがって、転写フィル
ム20上に吸着されたシートは、該フィルム20に吸着
されたまま、最終多重トナー像を得るのに必要なだけ回
される。
【0044】そして、シアン、マゼンタ、イエロー及び
黒色のトナー像が転写されたシートは、分離チャージャ
23により転写フィルム20外周表面上から分離しやす
い状態とされた後、このとき該フィルム20に当接され
る分離爪24によってフィルム20から分離され、定着
器4に送りこまれる。定着器4においては、所定の定着
温度にまで加熱された加熱ローラ41と、これに押圧さ
れる加圧ローラ42との間を通されて、その間に加熱、
加圧下にトナー像がシートに定着される。
【0045】片面コピーの場合には、トナー像が定着さ
れたシートは爪35によって排出トレイ34側に導かれ
て、該トレイ上に排出される。また、両面コピーの場合
には、トナー像が定着されたシートは爪35によってシ
ート再供給反転ユニット5に導かれ、表裏反対にされて
再びシート吸着位置まで搬送され、上記と同様に4色分
のトナー像がシート裏面(第2面)上に転写され、トナ
ー像がシートに定着されて、今度は排出トレイ34上に
排出される。
【0046】上記説明した本発明に係る複写機において
は、ジャム等の画像形成を禁止すべき状態が検出される
と、複写機はコピー禁止状態にされる。どのような状態
が発生したかについては、コンピュータCPの有するメ
モリに記憶され、その後、該状態が解消されたときに
も、どのような状態が発生していたかが、判るようにな
っている。なお、コピー禁止状態とは、操作パネルPN
に設けられるコピースタートキー(コピーの開始を指示
するためのキー)が押されても、コピーが実行されない
状態をいう。
【0047】そして、ドアDを開けるなどしてユーザ、
サービスマン等により、かかる画像形成を禁止すべき状
態の原因を除去する作業が行われることによって、該状
態が解消すると、複写機が再びコピー禁止状態からコピ
ー許可状態(上記コピースタートキーを押すと、コピー
が実行される状態)となる前に、以下に詳述する3つの
予備処理、すなわち、転写ドラム残シートチェック、
画像安定化処理(トナー濃度適正化処理)及び転写
ドラム清掃が、それぞれ必要に応じて行われる。かかる
予備処理は、複写機がコピー許可状態となって、次にコ
ピーが実行されるときに、かかるコピーが正常で、良好
に行いえるようにするためのものである。どのようなと
きに、どの予備処理(〜のいずれか)が行われるか
については、コンピュータCPの有するメモリに記憶さ
れている画像形成を禁止すべき状態の内容、すなわち、
複写機がコピー禁止状態にされた原因となる状態に基づ
いて、コンピュータCPが決定するが、詳しくは後述す
る。以下、上記〜の予備処理の内容について説明す
る。 転写ドラム残シートチェック 転写ドラム残シートチェックは、ジャム等によって転写
フィルム20上にシートが残っていないことを確認し
て、その後行われるコピーが正常に行えうることを確認
するために行われる。
【0048】具体的には、転写ドラム2を回転駆動し
て、転写ドラム基準位置センサSE7の入力から所定時
間後に、センサSE6の有するLED(図示せず)を発
光させて、反射光のサンプリングをとることにより行わ
れ、反射光があるときには、転写フィルム20上にシー
トが残っていると判断される。このように、転写ドラム
2を回転駆動して、センサSE6によるサンプリングを
行うのは、シートは転写フィルム20の外周表面上の全
てを覆うように吸着されているわけではなく、したがっ
て、転写フィルム20を停止させたままで、センサSE
6によりシートの有無を検出すると、シートが転写フィ
ルム20上にあってもそのことが検出されないことがあ
るためである。 画像安定化処理(トナー濃度適正化処理) 画像安定化は、電源スイッチがオンされた後や、ジャム
処理やトラブル等によってドアDが開閉されるなどした
後に行われる1枚目のコピー画像の濃度を適正なものと
するために行われる。
【0049】具体的には、感光体ドラム1を回転駆動し
て、予め定められた条件にて、感光体ドラム1上にトナ
ーパターンを形成し、AIDCセンサSE13で該トナ
ーパターンの濃度を読み取り、これにより得られる濃度
情報から、次にコピーが行われるときの現像器の現像バ
イアス電圧や、レーザ装置7から照射されるレーザ光量
などの画像形成条件を決定するものである。 転写ドラム清掃 転写ドラム清掃は、コピー動作を繰り返すことによって
転写フィルム20上に付着するトナーや残留電荷を取り
除く目的で行われる。転写ドラム清掃を行わない場合に
は、転写フィルム20に吸着される側のシート面が、ト
ナーによって汚れてしまうことがある。転写ドラム清掃
は、コピー終了後のオートシャット時にも行われるが、
ジャム等によってコピーが正常終了せずに、複写機がコ
ピー禁止状態となったときには、オートシャット時に行
われるはずだったものが行われないため、予備処理とし
て行われるものである。
【0050】具体的には、転写ドラム2を回転駆動させ
て、吸着チャージャ21、吸着ローラ27、吸着バック
アップフィルム28、ファーブラシユニット25のファ
ーブラシ251及び除電チャージャ26を、図3に示す
シーケンスのように動作させて転写ドラム清掃は行われ
る。なお、図3中、吸着ローラ27のオン/オフは、回
転駆動のオン/オフを示し、ファーブラシ251のオン
/オフは、回転駆動のオン/オフ及び転写フィルム20
への圧接/離反を示し、吸着バックアップフィルム28
のオン/オフは、転写フィルム20への圧接/離反を示
している。
【0051】すなわち、初めに吸着チャージャ21、吸
着ローラ27及び吸着バックアップフィルム28によっ
て転写フィルム20を再帯電する。次いで、ファーブラ
シ251により転写フィルム20上のトナーを回収し
て、最後に、除電チャージャ26により転写フィルム2
0の内周側と外周側の残留電荷を除電して転写フィルム
20を初期状態に戻す。
【0052】次に、どのような場合に上記転写ドラム
残シートチェック、画像安定化処理、転写ドラム清
掃のいずれの予備処理が行われるかについて説明する。 (A) 複写機の調整のためにシート上に画像形成を行
い、意図的に転写フィルム20上にシートを吸着させた
ままジャムを発生させる場合。 このように強制的(意図的)にジャムを発生させるの
は、転写フィルム20上のシートの吸着位置と、形成さ
れた画像のシート上の位置とを確認し、それぞれの位置
を調整するためである。かかる確認や調整は、通常は、
複写機の製造、組み立て後に生産ラインの調整者や、複
写機のメンテナンスなどに際してサービスマン等の一般
ユーザ以外の者により行われるため、転写フィルム20
上に残っているシートの除去は確実に行われるものと考
えられ、したがって、この場合には転写ドラム残シート
チェックは行われない。なお、このような確認や調整を
行う調整モード(一般ユーザには、公開されていない)
を複写機は有しており、かかる調整モードにおいて発生
したジャムということで、コンピュータCPはそれを認
識(検出)する。
【0053】また、上記の位置を調整しなおして、再度
確認するようなときには、シート上に形成される画像の
濃度は精度が良くなくても、その位置だけがわかればい
いため、画像安定化処理も行われない。また、このよう
な調整モードにおいては、転写ドラム2が汚れる可能性
が少ないので、転写ドラム清掃は行われない。したがっ
て、シート吸着位置やシート上の画像位置の確認、調整
するためにジャムを発生させた場合には、予備処理はい
ずれも行われず、早期に複写機はコピー可能状態とな
り、再び確認等を行う必要があるときには、従来より早
く、かかる確認作業等を行うことができ、調整時間を短
縮させることができる。 (B) シングルコピー(1枚だけのコピー)又はマル
チコピー(2以上の複数枚のコピー)の1枚目のコピー
が行われる際に、転写フィルム20上にシートが吸着さ
れる前に発生したジャムの場合。
【0054】なお、コンピュータCPの有する何枚目の
コピーを実行しているかを示すカウンタ(なお、かかる
カウンタはコピーが1枚終了するたびに、1ずつインク
リメントされる)が1枚目のコピー実行中であることを
示しているとともに、シート搬送方向のシート吸着位置
上流側の搬送路近くに配置されたセンサSE1、SE
2、SE3、SE4又はSE5が、これらセンサが臨ん
でいる搬送路中にシートが有ることを検出しているとき
に、コンピュータCPは上記の場合のジャムであると認
識する。
【0055】この場合には、転写フィルム20上にはシ
ートはないことは確かなので、転写ドラム残シートチェ
ックは行われない。また、転写フィルム20上には前回
予備処理を行った後以降、転写フィルム20上にはシー
トが吸着されて、該シート上にトナー像が形成されてい
ないため、転写フィルム20は汚れておらず、転写ドラ
ム清掃も行われない。この場合には、画像安定化処理の
み行われる。 (C) シングルコピー又はマルチコピーの最終のシー
トへのコピーが行われているときであって、シートの複
写機外への排出を行っているときに発生したジャムの場
合。
【0056】なお、上記カウンタが最終のシートのコピ
ーを実行していることを示しているとともに、シート搬
送方向において排出トレイ34の上流側に配置されたセ
ンサSE9がシート有りを検出しているときに、コンピ
ュータCPは上記の場合のジャムであると認識する。こ
の場合には、転写フィルム20上にシートは吸着されて
残ってはいないが、前回予備処理を行った後以降に、転
写フィルム20上に吸着されたシート上にトナー像が転
写されるなどしているため、転写フィルム20は汚れて
いる可能性があり、転写ドラム清掃及び画像安定化処理
のみが行われる。 (D) シート再供給反転ユニット5内で発生したジャ
ムの場合。
【0057】なお、ユニット5の有する搬送路に臨むセ
ンサSE10、SE11又はSE12がシート有りを検
出しているときに、コンピュータCPは上記のジャムで
あると認識する。この場合には、転写フィルム20上に
シートは吸着されて残ってはいないが、前回予備処理を
行った後以降に、転写フィルム20上に吸着されたシー
ト上にトナー像が転写されるなどしているため、転写フ
ィルム20は汚れている可能性があり、転写ドラム清掃
及び画像安定化処理のみが行われる。 (E) 上記以外のジャムの場合。
【0058】上記以外のジャムとは、例えば、シートが
転写フィルム20上に正しく吸着されなかったために発
生したジャムや、シートが転写フィルム20から正しく
分離されなかったために発生したジャムのことである。
正しく吸着されずに発生したジャムはセンサSE6によ
り検出され、正しく分離されずに発生したジャムはセン
サSE8により検出される。
【0059】この場合には、確実に転写フィルム20上
からシートが除去されたかを確認する必要もあり、転写
フィルム20も汚れている可能性があるため、転写ドラ
ム残シートチェック、転写ドラム清掃及び画像安定化処
理のすべての予備処理が行われる。 (F) コピー中ではない、待機中に発生したトラブル
の場合 待機中に発生するトラブルとしては、例えば、感光体ド
ラム1上のトナー像転写後の残留電荷を消去するための
メインイレーサ14切れがある。メインイレーサ14が
切れているか否かは、メインイレーサ14がオフされて
いるときに、メインイレーサ14に微少電流を流して確
認されるため、待機中に発生する。
【0060】この場合には、転写フィルム20上にシー
トはなく、また、転写ドラム20も汚れていないはずな
ので、画像安定化処理のみを行う。 (G) シートの搬送を伴わない複写機調整モードによ
る複写機調整を行った場合 シートの搬送を伴わない複写機調整としては、例えば、
ATDCセンサの調整がある。かかるATDCセンサの
調整は、現像器にスタータと呼ばれるトナー濃度が予め
わかっている新しい現像剤を入れたときに、ATDCセ
ンサの検出するトナー濃度(電圧信号として検出され
る)を、ある定められた値となるように調整するもので
ある。
【0061】この場合には、転写フィルム20上にはシ
ートはなく、転写フィルム20は汚れていない。また、
画像の濃度制御も必要ないため、予備処理は何も行わず
に、複写機をコピー可能状態とする。 (H) 上記以外のトラブルが発生した場合 上記以外のトラブルは、コピー中に発生するトラブル
で、例えば、モータ(例えば、感光体ドラム1や転写ド
ラム2を回転駆動するドラムモータM2)が正常に回転
しないトラブルや、チャージャ(例えば、帯電チャージ
ャ11)においてリークが発生したトラブルである。
【0062】この場合には、すべての予備処理が行われ
る。以上説明した(A)〜(H)の場合について、転写
ドラム残シートチェック、画像安定化処理、転写ドラム
清掃のいずれの予備処理が行われるのか、或いは行われ
ないのかをまとめて次表1に示す。なお、表1中、
「○」はその予備処理が行われることを示し、「×」は
その予備処理が行われないことを示す。 表1 残シートチェック 画像安定化処理 転写ドラム清掃 (A) × × × (B) × ○ × (C) × ○ ○ (D) × ○ ○ (E) ○ ○ ○ (F) × ○ × (G) × × × (H) ○ ○ ○ 以下、図4に示す予備処理に関するフローチャートを参
照して、画像形成を禁止すべき状態が発生した後、複写
機がどのように動作するかについて説明する。
【0063】電源がオンされて(図4のステップS
1)、電源スイッチがオンされていることと、ドアDが
閉まっていることを確認して(S2、S3)、電源リレ
ーがオンされる(S4)。次いで、転写ドラム残シート
チェック、画像安定化処理、転写ドラム清掃の予備処理
のうちいずれか一つでも、行う必要があるかが判断され
る(S5)。
【0064】発生した画像形成を禁止すべき状態が上記
(A)又は(G)の場合であった場合には(S5:N
O)、予備処理はいずれも行う必要がないので、定着器
4が所定の定着温度に調整されるのを待って(S1
5)、複写機はコピー許可状態とされる。また、発生し
た画像形成を禁止すべき状態が上記(A)又は(G)以
外の場合であって、いずれかの予備処理が必要な場合に
は(S5:YES)、ドラムモータM2が駆動開始され
て、感光体ドラム1及び転写ドラム2が回転駆動される
(S6)。
【0065】次いで、転写ドラム残シートチェックが必
要か否かが判断され(S7)、必要なときは転写ドラム
残シートチェックが行われる(S8)。なお、転写ドラ
ム残シートチェックが必要なのは、発生した画像形成を
禁止すべき状態が、上記(E)又は(H)の場合であ
る。ここで、転写フィルム20上にシートが残っている
ことが検出されると(S9:NO)、電源リレーはオフ
され(S17)、すべての制御負荷を停止させて、ドア
Dが開けられて該状態の処理が行える状況になったこと
を確認してから(S18)、再び上記ステップS2から
の処理を行う。なお、ドアDを開けてから、閉めるまで
の間に、ユーザやサービスマン等によって、通常、該状
態の処理が行われる。
【0066】転写フィルム20上にシートが残っていな
いことが確認されると(S9:YES)、次いで、画像
安定化処理が必要か否かが判断され(S10)、必要で
あれば画像安定化処理が行われる(S11)。なお、画
像安定化処理が必要なのは、発生した画像形成を禁止す
べき状態が、上記(B)、(C)、(D)、(E)、
(F)又は(H)の場合である。
【0067】次に、転写ドラム清掃が必要か否かが判断
され(S12)、必要なときは転写ドラム清掃が行われ
る(S13)。なお、転写ドラム清掃が必要なのは、発
生した不具合が、上記(C)、(D)、(E)又は
(H)の場合である。そして、必要な予備処理が終わる
と、ドラムモータの駆動を停止させて(S14)、定着
器4のローラが所定の温度になるのを待って(S1
5)、複写機はコピー許可状態とされる(S16)。
【0068】以上説明したように本発明に係る複写機に
おいては、画像形成を禁止すべき状態が発生し複写機が
停止した場合に、その後のコピーが正常になされるため
に、また、その後のコピーにおいて良好な画像形成がな
されるために行われる転写ドラム残シートチェック、画
像安定化処理及び転写ドラム清掃の予備処理は、これら
のうち発生した不具合等によって必要なものだけが行わ
れるため、換言すれば、必要ないものについては行われ
ないため、それだけ早く複写機を正常で、良好なコピー
可能な状態に復帰させることができる。したがって、本
発明の複写機は、それだけ使い勝手が良い。
【0069】なお、以上の説明においては、本発明を転
写ドラムを有するフルカラーの複写機に適用した例につ
いて説明したが、上記と同様な構成となるモノクロの複
写機、モノクロのプリンタ、フルカラーのプリンタ等の
シート担持体を有する画像形成装置にも適用することが
できる。また、転写ドラム等のシート担持体を備えない
プリンタ、複写機等の画像形成装置であっても、必要な
予備処理だけを行うようにすれば、換言すれば、不必要
な予備処理を行わないようにすれば、予備処理に要する
時間が短縮され、それだけ早期に画像形成装置を画像形
成許可状態に復帰させることができる。
【0070】なお、原稿画像情報に基づき静電潜像担持
体上に静電潜像を形成し、該静電潜像を現像してトナー
像とし、該トナー像を直接シート上に転写する画像形成
装置の場合には、予備処理としては例えば、上記の画像
安定化処理が考えられる。また、原稿画像情報に基づき
静電潜像担持体上に原稿画像の各色(例えば、シアン、
イエロー、マゼンタ及び黒色)に対応した静電潜像を順
次形成し、一つの色に対応する静電潜像が形成されるた
びに、その色に対応した現像器にて現像し、静電潜像担
持体上にその色のトナー像を形成し、該トナー像を中間
転写ベルト等の中間転写体に一旦転写して、該中間転写
体にすべての色のトナー像が転写されて多重のトナー像
が形成された後に、該多重のトナー像をシート上に転写
する画像形成装置の場合には、予備処理としては例え
ば、上記の画像安定化処理、中間転写体の清掃などが考
えられる。
【0071】
【発明の効果】本発明によると、原稿画像情報に基づき
シート上に電子写真法により画像を形成する画像形成装
置であり、装置に発生する所定の状態に基づく画像形成
禁止状態から画像形成許可状態へ切り換える前に、1又
は2以上の所定の予備処理が行うことができる画像形成
装置であって、該所定の状態によっては予備処理が終わ
るのが早く、早期に画像形成許可状態となり、それだけ
待ち時間が短く、使い勝手の良い画像形成装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデジタルフルカラー複写機の一例
を示す概略構成図である。
【図2】図1に示す複写機のブロック図である。
【図3】転写ドラム清掃の動作シーケンスの一例を示す
図である。
【図4】コンピュータが行う予備処理を行うときの処理
内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
IR イメージリーダ C1、C2 キャリッジ 61 照明ランプ 62 集光レンズ 63 CCD 64 画像信号処理部 m1、m2、m3、m4 反射ミラー M1 スキャンモータ P プリンタ 1 感光体ドラム(静電潜像担持体) 11 帯電チャージャ 12C、12M、12Y、12Bk 現像器 13 クリーナ 14 メインイレーサ 2 転写ドラム(シート担持体) 20 転写フィルム 21 静電吸着チャージャ 22 転写チャージャ 23 分離チャージャ 24 分離爪 25 ファーブラシユニット 26 除電チャージャ 27 吸着ローラ 28 吸着バックアップフィルム 31、32、33 シートトレイ 31r、32r、33r シート供給ローラ 34 排出トレイ 35 爪 4 定着器 41 加熱ローラ 42 加圧ローラ 5 シート再供給ユニット 51、52、53 搬送路 7 レーザ装置 811、812、813、82、83、84 搬送路 r1、r3、r4、r5、r6 ローラ対 r2 タイミングローラ対 SE1〜SE12 シート検出センサ CP コンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−171287(JP,A) 特開 平6−19319(JP,A) 特開 平6−3889(JP,A) 特開 平9−6076(JP,A) 特開 平5−241392(JP,A) 実開 昭61−143149(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 370 - 540 G03G 15/00 303 G03G 21/14

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿画像情報に基づき記録シート上に電子
    写真法によりトナー像を形成する画像形成装置であり、
    該装置に発生する所定の状態に基づく画像形成禁止状態
    から画像形成許可状態へ切り換える前に、1又は2以上
    の所定の予備処理を行うことができる画像形成装置であ
    って、 画像形成装置を前記画像形成禁止状態にする前記所定の
    状態を検出する検出手と、検出された前記所定の状態を記憶する記憶手段と、記所定の状態が画像形成装置の調整を行うための調整
    モードで発生したものか否かを判別する手段と、 前記記憶手段に記憶する所定の状態と所定の状態が調整
    モードで発生したものか否かの判別結果に基づき、いず
    れの予備処理を行うかを決める予備処理決定手段とを有
    することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記所定の状態は記録シートのジャム状態
    である請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】像担持体上にトナー像を形成し、該トナー
    像をシート担持体に保持された記録シートに転写する画
    像形成装置であり、前記予備処理として、前記シート担
    持体上に記録シートが有るか否かを検出するシート検出
    処理が含まれている請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記シート担持体は無端回転体であり、駆
    動手段により回転駆動されるものであり、該シート担持
    体に臨む反射型センサを備え、前記シート検出処理は、
    前記駆動手段により前記シート担持体を回転駆動して、
    前記反射型センサにより記録シートの有無を検出するも
    のである請求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記予備処理として、記録シート上に形成
    される前記トナー像の濃度を適正なものとするためのト
    ナー濃度適正化処理が含まれている請求項1記載の画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】像担持体上にトナー像を形成し、該トナー
    像をシート担持体に保持された記録シートに転写する画
    像形成装置であり、該像担持体に臨み、該像担持体上に
    形成されるトナー像の濃度を検出することができる濃度
    検出手段を備え、前記トナー濃度適正化処理は、該像担
    持体に所定の画像形成条件にてトナーパターンを形成
    し、該トナーパターンの濃度を前記濃度検出手段により
    検出し、検出されたトナーパターンの濃度に基づき、目
    的とする画像形成における画像形成条件を決めるもので
    ある請求項5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】像担持体上にトナー像を形成し、該トナー
    像をシート担持体に保持された記録シートに転写する画
    像形成装置であり、前記予備処理として、前記シート担
    持体の清掃をする清掃処理が含まれている請求項1記載
    の画像形成装置。
  8. 【請求項8】前記シート担持体表面に付着するトナーを
    除去するトナー除去手段又は(及び)前記シート担持体
    表面の残留電荷を消去する電荷消去手段を備え、前記清
    掃処理は、前記トナー除去手段により前記シート担持体
    表面に付着するトナーを除去するもの又は(及び)前記
    電荷消去手段により前記シート担持体表面の残留電荷を
    消去するものである請求項7記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】前記判別手段は前記記録シートのジャム状
    態が前記シート担持体表面上に保持される記録シートの
    該シート担持体上の位置及び記録シート上に形成される
    トナー像の該シート上の位置を調整する調整モードにお
    いて発生したものか否かを判別する請求項2記載の画像
    形成装置。
  10. 【請求項10】前記予備処理決定手段は、前記判別手段
    により記録シートのジャム状態が調整モードにおいて発
    生したものであると判別した場合に、いずれの予備処理
    も行わない旨決定する請求項9記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】前記予備処理決定手段は、前記判別手段
    により前記所定の状態が前記シート搬送手段による記録
    シートの搬送を伴わない画像形成装置の調整モードにお
    いて発生したものであると判別した場合に、いずれの予
    備処理も行わない旨決定する請求項1記載の画像形成装
    置。
JP05761597A 1997-03-12 1997-03-12 画像形成装置 Expired - Fee Related JP3496439B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05761597A JP3496439B2 (ja) 1997-03-12 1997-03-12 画像形成装置
US09/037,965 US6026252A (en) 1997-03-12 1998-03-11 Image forming apparatus having a plurality of preliminary processing steps for overcoming an image formation disabled state

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05761597A JP3496439B2 (ja) 1997-03-12 1997-03-12 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10254307A JPH10254307A (ja) 1998-09-25
JP3496439B2 true JP3496439B2 (ja) 2004-02-09

Family

ID=13060789

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05761597A Expired - Fee Related JP3496439B2 (ja) 1997-03-12 1997-03-12 画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6026252A (ja)
JP (1) JP3496439B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005051743A (ja) * 2003-07-15 2005-02-24 Canon Inc 原稿読み取り装置
JP2005132021A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP5444669B2 (ja) * 2008-09-16 2014-03-19 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4202622A (en) * 1977-04-06 1980-05-13 Canon Kabushiki Kaisha Digitally controlled image forming apparatus
FR2406239A1 (fr) * 1977-05-31 1979-05-11 Canon Kk Appareil de formation d'images a format reglable automatiquement
JPS61143149U (ja) * 1985-02-27 1986-09-04
JPH0329985A (ja) * 1989-06-27 1991-02-07 Toshiba Corp 画像形成装置
JP2733111B2 (ja) * 1989-10-03 1998-03-30 株式会社リコー 固体走査型光ヘッド
US5173735A (en) * 1990-06-07 1992-12-22 Minolta Camera Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with improved cleaning operation
JP2534387B2 (ja) * 1990-09-21 1996-09-11 三田工業株式会社 画像形成装置のための自己診断システム
US5280322A (en) * 1991-03-12 1994-01-18 Mita Industrial Co., Ltd. Image forming apparatus with sheet jam detection
JPH05241392A (ja) * 1992-02-27 1993-09-21 Sharp Corp 複写機のトラブル管理装置
JPH063889A (ja) * 1992-06-17 1994-01-14 Ricoh Co Ltd 複写装置
JP3126814B2 (ja) * 1992-06-30 2001-01-22 キヤノン株式会社 画像形成装置
JPH06230643A (ja) * 1992-12-10 1994-08-19 Minolta Camera Co Ltd 画像濃度制御装置
US5610689A (en) * 1992-12-28 1997-03-11 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having failure diagnosing function
JPH075737A (ja) * 1993-01-01 1995-01-10 Minolta Co Ltd 画像濃度制御装置
JPH08171287A (ja) * 1994-12-16 1996-07-02 Fuji Xerox Co Ltd 転写材検出装置
JP3397517B2 (ja) * 1995-06-14 2003-04-14 キヤノン株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US6026252A (en) 2000-02-15
JPH10254307A (ja) 1998-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4323659B2 (ja) 画像形成装置
JP4971765B2 (ja) 画像形成装置
JP3258772B2 (ja) 画像形成装置
JP4343515B2 (ja) 画像形成装置
JPH10221974A (ja) 画像形成装置
JP2007011151A (ja) 画像形成装置
JP3496439B2 (ja) 画像形成装置
JP3689205B2 (ja) 画像形成装置
JPH10232532A (ja) カラー画像形成装置
JP4093492B2 (ja) 画像形成装置
JP3744670B2 (ja) 画像形成装置
JPH07261478A (ja) 画像形成装置
JP3318063B2 (ja) 画像形成装置
JP3099347B2 (ja) 作像装置
JPH10236697A (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP3369322B2 (ja) カラー画像形成装置
JP3655018B2 (ja) 画像形成装置
JPH05297656A (ja) カラー複写機の制御装置
JP2698221B2 (ja) フルカラー電子写真装置及び画像形成装置
JP3441894B2 (ja) 画像形成装置
JP2001056586A (ja) 画像形成装置
JPH09123553A (ja) 画像形成装置及びカラー画像形成装置
JPH08272230A (ja) 画像形成装置
JPH0535123A (ja) 電子写真式複写機
JP3456371B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20031028

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071128

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081128

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081128

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091128

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101128

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101128

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121128

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121128

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131128

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees