JP3456371B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3456371B2
JP3456371B2 JP17925597A JP17925597A JP3456371B2 JP 3456371 B2 JP3456371 B2 JP 3456371B2 JP 17925597 A JP17925597 A JP 17925597A JP 17925597 A JP17925597 A JP 17925597A JP 3456371 B2 JP3456371 B2 JP 3456371B2
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健 加藤
浩三 田川
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勉 宇高
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、無端状の像担持体
ベルトを走行させて画像形成を行う画像形成装置に関す
るものである。 【0002】 【従来の技術】一般に、複写機、プリンタ等の画像形成
装置の中には、感光体ドラムから1次転写されたトナー
像を用紙に2次転写する中間転写ベルトや、感光体ドラ
ムの転写位置に用紙を搬送する用紙搬送ベルトなどの像
担持体ベルトを備えたものが知られている。この種の画
像形成装置では、無端状の像担持体ベルトを複数のロー
ルによって支持し、そのうちの一つのロールを駆動ロー
ルとして回転駆動することにより像担持体ベルトを走行
させている。 【0003】ここで、上述のように駆動ロールの回転駆
動によって像担持体ベルトを走行させる場合、像担持体
ベルトに何らかの負荷が加えられると、これに伴う負荷
変動によって像担持体ベルトの走行速度が変化する。例
えば、中間転写ベルトを複数周にわたって走行させるこ
とにより、単一の感光体ドラムから中間転写ベルト上に
各色のトナー像を重ねて転写する、いわゆるマルチパス
タイプの画像形成装置では、最終色のトナー像を中間転
写ベルトに転写している最中にベルトクリーナが中間転
写ベルトに接触し、これに伴う負荷変動によってベルト
走行速度が低下する。そうすると、ベルトクリーニング
の開始時期から最終色のトナー像の転写位置が徐々にず
れていき、これに伴う色ずれの発生によって出力画像の
品質が低下してしまう。 【0004】そこで従来においては、中間転写ベルトの
走行速度を検出し、その検出結果に基づいてベルト駆動
系の駆動条件を制御することにより、中間転写ベルトの
走行速度を一定に保持するといった対策がとられてい
る。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところで、中間転写ベ
ルトにベルトクリーナが接触した場合は、これに伴う負
荷変動によって中間転写ベルトの走行速度が低下するこ
とから、ベルト走行速度を一定に保持するためには、そ
の速度低下分を考慮して駆動ロールの回転速度を速める
必要がある。ところが、中間転写ベルトに転写されるト
ナー像の大きさ、特にベルト長手方向に対するトナー像
の転写距離が短い場合には、ベルトクリーナが中間転写
ベルトに接触する前にトナー像の転写が終了するケース
も考えられる。そうしたケースでは、ベルトクリーナが
駆動したタイミングでベルト駆動系の駆動条件を変更し
ても、中間転写ベルトにおけるトナー像の色ずれ防止に
は何ら寄与しないことになる。 【0006】しかしながら従来においては、ベルトクリ
ーナが中間転写ベルトに接触するタイミングで常にベル
ト駆動系の駆動条件を変更するようにしていたので、上
述のようにベルトクリーナが中間転写ベルトに接触する
前にトナー像の転写が終了するケースでは上記駆動条件
の変更によって消費電力の無駄が生じてしまう。 【0007】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、消費電力の無駄
を生じることなく、負荷変動による色ずれの発生を防止
することができる画像形成装置を提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたもので、無端状の像担持体ベルト
と、この像担持体ベルトを走行させるベルト駆動手段
と、このベルト駆動手段の駆動条件を制御するととも
に、像担持体ベルトに所定のタイミングで負荷が印加さ
れる場合にベルト駆動手段の駆動条件を変更可能な制御
手段と、像担持体ベルトに対する画像転写の終了タイミ
ングと負荷印加タイミングとを比較して、画像転写の終
了タイミングが負荷印加タイミングよりも遅い場合にの
み制御手段に対して駆動条件の変更指示を与える比較手
段とを備えた構成を採用している。 【0009】上記構成からなる画像形成装置において
は、無端状の像担持体ベルトをベルト駆動手段により走
行させ、そのベルト駆動手段の駆動条件を制御手段で制
御するにあたり、像担持体ベルトに対する画像転写の終
了タイミングと負荷印加タイミングとが比較手段により
比較される。このとき比較手段では、上記画像転写の終
了タイミングが負荷印加タイミングよりも遅い場合、つ
まり像担持体ベルトに画像が転写されている最中に、像
担持体ベルトに負荷が印加される場合にのみ、制御手段
に対してベルト駆動手段の駆動条件を変更すべき旨の指
示を与える。これにより、像担持体ベルトへの負荷の印
加によって色ずれの発生が起こり得る場合に限り、ベル
ト駆動手段の駆動条件が制御手段で変更されるようにな
る。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本発明の適
用対象となる画像形成装置の構成及び動作について図1
を参照しつつ説明する。図示した画像形成装置は、主と
して、原稿を走査して画像信号を出力する画像入力部1
と、その画像信号に基づいて用紙に画像を形成する画像
出力部2とから構成されている。 【0011】画像入力部1は、透明な原稿台3の上面に
載せられた原稿(不図示)に光を照射するランプ4と、
原稿からの光を反射するミラー5,6と、このミラー
5,6からの反射光を集束するレンズ7と、このレンズ
7で集束された光を受光する電荷結合素子(CCD:Ch
arge Coupled Device )8とを有し、電荷結合素子8で
受光した光をR(赤),G(緑),B(青)信号に色分
解して原稿画像を光学的に読み取るようになっている。 【0012】画像出力部2は、画像入力部1から供給さ
れるR,G,B信号をイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)及びブラック(K)に補色分解し
て保持する画像処理部(不図示)と、その画像処理部で
画像処理された画像データを基にレーザ光による画像の
書き込みを行う画像書込部9とを有している。画像書込
部9は、上記画像データに基づいて変調されたレーザビ
ームを偏向するポリゴンミラー(回転多面鏡)10と、
このポリゴンミラー10を回転駆動する駆動モータ11
と、レーザビームの光路上に配置されたSOSセンサ1
2とを有している。SOSセンサ12は、レーザビーム
の透過に基づいて主走査方向の各周期の走査開始を検出
して走査開始(SOS)信号を出力するものである。 【0013】SOSセンサ12を透過したレーザビーム
は、反射ミラー13で反射されて感光体ドラム14の外
周面に照射され、そのドラム軸方向に向けて主走査され
る。そして、この主走査を一定の周期で繰り返し行うこ
とにより、感光体ドラム14の外周面に第1色目〜第4
色目までの静電潜像が順に書き込まれる。なお、図1に
おいて、符号15は上述した静電潜像の書き込みに先立
って感光体ドラム14の外周面を一様に帯電させる帯電
器であり、符号16は感光体ドラム14上の残留トナー
を除去するドラムクリーナである。 【0014】感光体ドラム14に任意の色の静電潜像が
書き込まれると、ロータリー式の現像器17によって直
ちに現像が行われる。現像器17は、イエロー,マゼン
タ,シアン及びブラックの各現像スリーブ17a〜17
dを有しており、上記画像書込部9によって書き込まれ
た静電潜像に対応する色のトナーを感光体ドラム14に
供給する。そして、そのように形成されたトナー像は、
感光体ドラム14の外周面に常時接触している中間転写
ベルト(像担持体ベルト)18に一次転写される。この
一次転写を繰り返すことで、中間転写ベルト18上に第
1色目〜第4色目(イエロー→マゼンタ→シアン→ブラ
ック)までのトナー像が順次重ね転写され、これによっ
てカラーのトナー像が形成される。なお、符号19は中
間転写ベルト1をトナーと逆極性の電荷に帯電させる転
写コロトロンである。 【0015】一方、中間転写ベルト18は、駆動ロール
20と一対の支持ロール21,22によってループ状に
支持されている。そして、駆動ロール20の回転駆動に
より図中矢印方向に走行するようになっている。また、
中間転写ベルト18の表面には、ベルト表面と反射率が
異なるマーク(不図示)が形成されている。これに対し
て、駆動ロール20と支持ロール22との間には中間転
写ベルト18に対向する状態で、例えば反射型光センサ
からなるホームセンサ23が配置されている。このホー
ムセンサ23は、中間転写ベルト18に形成されたマー
クを検知した際にベルト基準信号を出力するものであ
る。このベルト基準信号は、中間転写ベルト18が1周
するごとに1回出力され、これが出力されたときのベル
ト位置が中間転写ベルト18の基準位置(ホームポジシ
ョン)となる。 【0016】また、駆動ロール20の近傍には、中間転
写ベルト18上の残留トナーを除去するためのベルトク
リーナ24が配置されている。このベルトクリーナ24
は、中間転写ベルト18に対して接離可能に設けられて
いる。さらに、支持ロール22の近傍には2次転写ロー
ル25が配置されている。この2次転写ロール25は、
各色のトナー像を中間転写ベルト18に全て一次転写し
た後に支持ロール22に圧接されるもので、その圧接部
分に用紙が供給されるようになっている。 【0017】すなわち、給紙トレイ26に積層された用
紙は、給紙ロール27によって一枚ずつ取り出され、上
述した支持ロール22と2次転写ロール25との圧接部
分(ニップ位置)に供給される。その際、用紙は図示せ
ぬ帯電器によってトナーと逆極性に帯電される。これに
より、中間転写ベルト18上のカラーのトナー像は、ロ
ール圧接部分において用紙に2次転写される。このと
き、用紙に転写されずに中間転写ベルト18上に残った
残留トナーは、ベルトクリーナ24によって取り除かれ
る。一方、カラーのトナー像が転写された用紙は定着器
28へと送られ、そこでトナー像の定着がなされたの
ち、装置外部に排出される。 【0018】図2は本実施形態の画像形成装置の制御構
成を示す機能ブロック図である。図2において、駆動モ
ータ29は、ベルト走行用の駆動ロール20を回転させ
るもので、この駆動モータ29がモータドライバ30か
らの駆動信号に従って回転駆動する構成となっている。
一方、メインコントローラ31は、画像形成装置の各部
を制御するための各種制御信号を発生するものである。
メインコントローラ31には画像書込部9から書込み終
了信号が入力され、その書込み終了信号を基にメインコ
ントローラ31からベルトコントローラ32に転写終了
信号が入力されるようになっている。ここで、メインコ
ントローラ31における転写終了信号の出力タイミング
については、例えば画像書込部9から感光体ドラム14
への静電潜像の書込みが終了となった時点から、その最
終書込み位置が感光体ドラム14の回転により中間転写
ベルト18への転写位置に到達するまでの所要時間によ
り特定することができる。 【0019】ベルトコントローラ32は、モータドライ
バ30を介して駆動モータ29の駆動条件を制御するも
のである。このベルトコントローラ32は、機能的な構
成要素として、駆動条件制御部33とタイミング比較部
34とを有している。このうち、駆動条件制御部33
は、予め設定された条件に従って駆動モータ29の駆動
条件を制御するものである。これに対して、タイミング
比較部34は、メインコントローラ31からの転写終了
信号の出力タイミングと、クリーナ制御部35からのク
リーナON信号の出力タイミングとを比較し、その比較
結果に基づいて駆動条件制御部33に駆動条件の変更指
示を与えるものである。クリーナ制御部35は、所定の
タイミングでベルトクリーナ24をON状態とし、これ
によってベルトクリーナ24を中間転写ベルト18に接
触させるもので、このときにクリーナ制御部35からベ
ルトコントローラ32(タイミング比較部34)にクリ
ーナON信号が出力されるようになっている。 【0020】続いて、メインコントローラ31からの制
御信号に従った画像形成装置の動作手順について図3の
フローチャートを参照しつつ説明する。先ず、駆動モー
タ29を駆動して駆動ロール20を回転させ、これによ
って中間転写ベルト18の走行を開始する(ステップS
1)。次に、ホームセンサ23から1回目のベルト基準
信号(1st基準)が出力されたか否かを判定し(ステッ
プS2)、これが出力されてから次のベルト基準信号
(2nd基準)が出力されるまでの間、つまり中間転写ベ
ルト18が一周するまでの間に、1色目の画像(トナー
像)を中間転写ベルト18に転写する(ステップS
3)。 【0021】その後、ホームセンサ23から2回目、3
回目、4回目の各々のベルト基準信号(2nd基準、3rd
基準、4th基準)が出力されるたびに、2色目、3色
目、4色目の画像を中間転写ベルト18に転写する(ス
テップS4〜S9)。これにより、中間転写ベルト18
上に1色目から4色目までの各色の画像(トナー像)が
重ね転写されて、一つのカラー画像が形成される。次い
で、中間転写ベルト18上に形成されたカラー画像を、
支持ロール22と2次転写ロール25との圧接部分で用
紙に転写したのち(ステップS10)、画像形成が終了
か否かを判定する(ステップS11)。ここで、画像形
成が終了でないと判定した場合は上記ステップS2に戻
って同様の処理を繰り返し、画像形成が終了となった時
点で一連の処理を終了する。 【0022】ここで、上述した1色目から3色目までの
画像の転写処理に関しては、中間転写ベルト18上に転
写されたトナー像を除去する必要がないため、ベルトク
リーナ24はOFF状態(中間転写ベルト18から離間
した状態)に保持される。そのため、ベルトコントロー
ラ32の駆動条件制御部33では、予め規定された基準
値(デフォルト値)に従って駆動モータ29の駆動条件
を制御する。これに対して、4色目(最終色)の画像の
転写処理に関しては、ホームセンサ23からベルト基準
信号(4th)が出力されてから所定の時間経過後にベル
トクリーナ24がON状態となって中間転写ベルト18
に接触することから、ベルトコントローラ32では図4
に示すフローチャートに従って駆動モータ29の駆動条
件を制御する。 【0023】先ず、中間転写ベルト18に対して4色目
の画像(トナー像)の転写が開始されると(ステップS
91)、タイミング比較部34では、クリーナ制御部3
5からクリーナON信号が出力されたか否かを判定し
(ステップS92)、これが出力されていない場合は、
引き続きメインコントローラ31から転写終了信号が出
力されたか否かを判定する(ステップS93)。そし
て、ここでも転写終了信号の出力が検知されなかった場
合は上記ステップS92に戻る。 【0024】こうしてタイミング比較部34では、クリ
ーナ制御部35からのクリーナON信号の出力有無と、
メインコントローラ31からの転写終了信号の出力有無
を繰り返し監視する。そして、メインコントローラ31
からの転写終了信号よりも先にクリーナ制御部35から
クリーナON信号が出力された場合は、駆動条件制御部
33に対して駆動条件の変更指示を与える。この変更指
示を受けて駆動条件制御部33では、駆動ロール20の
回転速度を速めるべく、所定の条件に従って駆動モータ
29の駆動条件を変更する(ステップS94,S9
5)。一方、クリーナ制御部35からのクリーナON信
号よりも先にメインコントローラ31から転写終了信号
が出力された場合は、駆動モータ29の駆動条件を変更
することなく処理が進行する。 【0025】これにより、図5に示すように、ホームセ
ンサ23からベルト基準信号(4th)が出力されたの
ち、クリーナ制御部35からクリーナON信号が出力さ
れるまでの途中のタイミングT1で、メインコントロー
ラ31から転写終了信号が出力されるケースでは、クリ
ーナONによる負荷変動が生じても、それ以前に中間転
写ベルト18への4色目(最終色)の画像の転写が終了
していることから、ベルト走行速度の低下に起因した色
ずれは発生しない。また、ベルトクリーナ24がON状
態になっても、駆動モータ29の駆動条件が変更されな
いことから、消費電力の無駄も生じない。一方、クリー
ナ制御部35からクリーナON信号が出力された後のタ
イミングT2で、メインコントローラ31から転写終了
信号が出力されるケースでは、クリーナON信号の出力
タイミングに応じて駆動モータ29の駆動条件が変更さ
れることから、負荷変動による色ずれの発生を防止する
ことができる。 【0026】このように本実施形態においては、タイミ
ング比較部34によってクリーナON信号の出力タイミ
ングと転写終了信号の出力タイミングとを比較し、転写
終了信号の出力タイミングがクリーナON信号の出力タ
イミングよりも遅い場合にのみ、タイミング比較部34
から駆動条件制御部33に駆動条件の変更指示を与えて
駆動モータ29の駆動条件を変更するようにしたので、
消費電力の無駄を生じることなく、負荷変動による色ず
れの発生を防止することができる。 【0027】なお、上記実施形態においては、4色目の
画像を中間転写ベルト18に転写する際に、クリーナ制
御部35からのクリーナON信号の出力タイミングとメ
インコントローラ31からの転写終了信号の出力タイミ
ングとをタイミング比較部34で比較し、その比較結果
に基づいて駆動条件制御部33に駆動条件の変更指示を
与えるようにしたが、これ以外にも、中間転写ベルト1
8に対する画像転写の終了タイミングとクリーナONタ
イミングとを事前に把握し、その比較結果を基にして、
クリーナ制御部35からクリーナON信号が出力される
前に、駆動条件の変更指示を予め駆動条件制御部33に
与えておくことも可能である。 【0028】さらに詳述すると、図6に示すように、ホ
ームセンサ23からベルト基準信号(4th基準)が出力
されてからクリーナONタイミングまでの時間は装置制
御系で予め規定されている。このことから、ベルト基準
信号の出力タイミングからクリーナONタイミングまで
の時間は既知情報として取り扱うことができるため、こ
の時間を基準時間“Tref ”としてタイミング比較部3
4に設定しておく。 【0029】一方、中間転写ベルト18に転写される画
像の大きさ、特にベルト長手方向における画像の転写距
離は、実際に画像が転写される用紙のサイズと向きによ
ってその最大距離が規定される。このことから、ホーム
センサ23からベルト基準信号(4th基準)が出力され
てから、中間転写ベルト18への画像転写の終了タイミ
ングまでの時間は、実際に画像が転写される用紙のサイ
ズと向きによって規定されることになる。 【0030】そこで、例えば比較的使用頻度の高いB
5,A4,A3サイズの各種用紙に関して、図6に示す
ように、B5サイズで横向き(ベルト長手方向に対して
用紙長手方向が直角をなす向き)の用紙に転写するとき
の転写終了タイミング(中間転写ベルト18に対する画
像転写の終了タイミング)に対応した時間を“Ta ”、
A4サイズで横向きの用紙に転写するときの転写終了タ
イミングに対応した時間を“Tb ”、B5サイズで縦向
き(ベルト長手方向に対して用紙長手方向が平行になる
向き)の用紙に転写するときの転写終了タイミングに対
応した時間を“Tc ”、A4サイズで縦向きの用紙及び
A3サイズで横向きの用紙に転写するときの転写終了タ
イミングに対応した時間を“Td ”、A3サイズで縦向
きの用紙に転写する場合の転写終了タイミングに対応し
た時間を“Te ”とすると、これらの関係は各々の用紙
サイズの規定寸法(縦横寸法)に従ってTa <Tb <T
c <Td <Te となる。 【0031】ここで、実際に画像が転写される用紙のサ
イズと向きについては、オペレータの手動操作により選
択された用紙情報や、原稿サイズ検知機能等を利用して
自動設定された用紙情報を基に、画像形成処理のスター
ト時点においてメインコントローラ31で把握すること
ができる。そこでタイミング比較部34では、メインコ
ントローラ31にて用紙のサイズと向きが把握された時
点で、それに対応した時間(Ta ,Tb ,Tc ,Td ,
Te )と上述の基準時間Tref とを比較し、その比較結
果を基に駆動条件の変更指示を駆動条件制御部33に与
える。すなわち、用紙のサイズと向きに対応した時間が
基準時間Tref よりも短いTa 、Tb 又はTc であった
場合は、駆動条件の変更指示を行わず、基準時間Tref
よりも長いTd 又はTe であった場合にのみ、駆動条件
制御部33に対して駆動条件の変更指示を与える。 【0032】これにより駆動条件制御部33では、4色
目の画像転写時においてクリーナ制御部35からクリー
ナON信号が出力された時点で、予めタイミング比較部
34から駆動条件の変更指示があった場合にのみ駆動モ
ータ29の駆動条件を変更することから、先述の実施形
態と同様に消費電力の無駄を生じることなく、負荷変動
による色ずれの発生を防止することが可能となる。 【0033】ただし、より厳密に消費電力の無駄をなく
すうえでは先述の実施形態を採用した方が好適である。
その理由を以下に述べる。先ず、実際に画像が転写され
る用紙のサイズと向きが、例えばA3サイズの縦向きで
あった場合、後述の実施形態ではタイミング比較部34
での比較結果がTref <Te となることから、駆動条件
制御部33に対して駆動条件の変更指示が行われる。と
ころが、中間転写ベルト18に対する画像転写の終了タ
イミングは、その時々の画像終端の位置に依存して大き
く変化する。そのため、例えば用紙の先端側に片寄って
画像が転写されるような場合は、上述のようにA3サイ
ズの縦向きの条件であっても、画像転写の終了タイミン
グがクリーナONタイミングよりも早くなるケース、つ
まり駆動モータ29の駆動条件を変更しなくても色ずれ
が発生しないケースもあり得る。 【0034】その点、先述の実施形態の場合は、画像転
写対象となる用紙のサイズや向きに関係なく、クリーナ
ON信号の出力タイミングと転写終了信号の出力タイミ
ングに基づいて駆動条件の変更指示を行うようにしてい
るため、たとえA3サイズの縦向きの条件であっても、
転写終了信号の出力タイミングがクリーナON信号の出
力タイミングよりも早いケースでは、タイミング比較部
34による駆動条件の変更指示が実行されない。これに
より、駆動条件制御部33に対して、より適切に駆動条
件の変更指示を与えることができるため、駆動モータ2
9の回転駆動に伴う消費電力を一層節約できることにな
る。 【0035】なお、上記実施形態においては、感光体ド
ラム14から中間転写ベルト18に各色のトナー像を転
写し、これによって得られたカラーのトナー像を中間転
写ベルト18から用紙に一括転写する画像形成装置への
適用例について説明したが、本発明はこれに限らず、例
えば感光体ドラムによる画像転写位置に用紙を搬送する
用紙搬送ベルトを像担持体ベルトとして備えた画像形成
装置にも同様に適用することが可能である。 【0036】 【発明の効果】以上説明したように本発明に係る画像形
成装置によれば、像担持体ベルトに対する画像転写の終
了タイミングと負荷印加タイミングとを比較手段で比較
し、その比較結果において上記画像転写の終了タイミン
グが負荷印加タイミングよりも遅い場合にのみ制御手段
に対して駆動条件の変更指示を与える構成を採用したこ
とで、像担持体ベルトへの負荷の印加によって色ずれの
発生が起こり得る場合に限り、ベルト駆動手段の駆動条
件を制御手段で変更させることができる。これにより、
像担持体ベルトに所定のタイミングで負荷が印加される
場合に、必要に応じてベルト駆動手段の駆動条件が変更
されるようになるため、消費電力の無駄を生じることな
く、負荷変動による色ずれの発生を防止することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明が適用される画像形成装置の構成例を
示す側面図である。 【図2】 実施形態における装置制御構成を示す機能ブ
ロック図である。 【図3】 画像形成処理の手順を示すフローチャートで
ある。 【図4】 画像転写時の処理手順を示すフローチャート
である。 【図5】 各種タイミングの概念図である。 【図6】 本発明の他の実施形態を説明するための図で
ある。 【符号の説明】 18…中間転写ベルト、20…駆動ロール、24…ベル
トクリーナ、29…駆動モータ、32…ベルトコントロ
ーラ、33…駆動条件制御部、34…タイミング比較部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇高 勉 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社 海老名事業所内 (56)参考文献 特開 平9−160340(JP,A) 特開 平9−117176(JP,A) 特開 平8−286584(JP,A) 特開 平8−328443(JP,A) 特開 平8−160774(JP,A) 特開 平6−43770(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 370 - 540 G03G 15/00 303 G03G 21/14 G03G 15/01 G03G 15/16

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 無端状の像担持体ベルトと、 前記像担持体ベルトを走行させるベルト駆動手段と、 前記ベルト駆動手段の駆動条件を制御するとともに、前
    記像担持体ベルトに所定のタイミングで負荷が印加され
    る場合に前記ベルト駆動手段の駆動条件を変更可能な制
    御手段と、 前記像担持体ベルトに対する画像転写の終了タイミング
    と前記負荷印加タイミングとを比較して、前記画像転写
    の終了タイミングが前記負荷印加タイミングよりも遅い
    場合にのみ前記制御手段に対して前記駆動条件の変更指
    示を与える比較手段とを備えたことを特徴とする画像形
    成装置。
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