JPH08171287A - 転写材検出装置 - Google Patents

転写材検出装置

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JPH08171287A
JPH08171287A JP6313798A JP31379894A JPH08171287A JP H08171287 A JPH08171287 A JP H08171287A JP 6313798 A JP6313798 A JP 6313798A JP 31379894 A JP31379894 A JP 31379894A JP H08171287 A JPH08171287 A JP H08171287A
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JP
Japan
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transfer material
carrier
transfer
drum
sensor
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Pending
Application number
JP6313798A
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English (en)
Inventor
Fumio Furusawa
文夫 古沢
Akira Kamata
章 鎌田
Tomohisa Suzuki
智久 鈴木
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/14Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base
    • G03G15/16Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer
    • G03G15/163Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer using the force produced by an electrostatic transfer field formed between the second base and the electrographic recording member, e.g. transfer through an air gap
    • G03G15/1635Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer using the force produced by an electrostatic transfer field formed between the second base and the electrographic recording member, e.g. transfer through an air gap the field being produced by laying down an electrostatic charge behind the base or the recording member, e.g. by a corona device
    • G03G15/165Arrangements for supporting or transporting the second base in the transfer area, e.g. guides
    • G03G15/1655Arrangements for supporting or transporting the second base in the transfer area, e.g. guides comprising a rotatable holding member to which the second base is attached or attracted, e.g. screen transfer holding drum

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 転写材担持体上の転写材の有無を迅速且つ確
実に検知すること。 【構成】 転写材Pを着脱自在に担持して像担持体1の
トナー像が転写される転写領域Bに搬送する転写材担持
体31と、前記転写材担持体31の移動経路に配置され
て前記転写材担持体31に保持された転写材Pの有無を
検出する転写材センサS1,S2,S3とを備えた転写材
検出装置は、次記の要件を備えている。(Y01)転写材
担持体31の移動方向に沿って、検出する転写材Pの最
少サイズよりも短い間隔で復数個の転写材センサS1,
S2,S3を配置したこと、(Y02)2個以上の転写材セ
ンサS1,S2,S3が転写材有りを同時に検出したとき
に転写材検出信号を出力する手段。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、転写材担持体を有する
カラー複写機、カラープリンタ等の画像形成装置におけ
る転写材検知装置に関し、特に、ジャム時に取り忘れた
転写材が転写材担持体に保持されている状態を検出する
転写材検知装置に関する。このような転写材検知装置
は、転写材担持体に転写材が担持された状態のままで、
さらに次の転写材が前記転写材担持体に搬送されるのを
防止するために必要である。
【0002】
【従来の技術】この種の転写ドラムとして、従来、次の
技術が知られている。 (J01)図14および図15に示す技術 図15において、感光体ドラム01の軸方向の中央部に
は円筒状の感光体部分02が設けられており、軸方向の
一端部(図15で左端部)には感光体ギヤ03が設けら
れている。この感光体ドラム01の前記円筒状の感光体
部分02に形成されたトナー像は転写ドラム06に担持
された転写材料に転写される。
【0003】図14および図15に示す転写ドラム06
は、アルミ製のフロントドラム07、リアドラム08、
および前記両ドラム07および08を連結するドラムタ
イプレート09を有している。前記両ドラム07,08
の中心部にはベアリング支持用の円筒部材011,01
2が固着されている。前記円筒部材011,012はベ
アリング(図示せず)を介して軸部材013により支持
されている。この軸部材013は前記両ドラム06,0
7の外方に伸びており(図14参照)、画像記録装置の
フレーム(図示せず)に支持されるようになっている。
前記両ドラム07,08間には転写フィルム014(図
15参照)が円筒状に張られて、その円筒状の転写フィ
ルム014に記録紙等の転写材(図示せず)が静電気で
吸着されるようになっている。
【0004】図14,15において、転写ドラム06の
フロントドラム07の左端部にはリング状の被駆動歯車
(転写側ギヤ)016が装着されている。この転写側ギ
ヤ016は前記感光体ドラム01の感光体側ギヤ03と
噛み合う歯車である。また、この転写側ギヤ016の右
方にはリング状のゴムベルト017が装着されている。
このゴムベルト017は図15に示すように、前記感光
体ドラム01の円筒面に当接して、感光体部分02表面
と転写フィルム014表面との間隔(DDS寸法、図1
5参照)を所定値に保持するためのものである。リアド
ラム08には転写側ギヤは設けられていないが、前記リ
ング状のゴムベルト017と同様のゴムベルト018
(図14参照)が設けられている。
【0005】このような転写ドラムにおいて、ジャム時
に転写材担持体上の転写材を取り除くことなく、新たな
画像形成動作を開始すると、前記転写材が残った状態の
転写材担持体に、次の新しい転写材が搬送されることと
なり、ジャムが再発生する原因となる。したがって、転
写材担持体上に転写材が保持されていないことを確かめ
てから画像形成動作を開始する必要がある。
【0006】転写材が有るべき所に有ることを検出する
技術として、従来、次の技術が知られている。 (J02)特開昭58−11965号公報記載の技術 この公報には、転写材担持体の移動経路に沿って配置し
た反射光検出型の転写材センサ(転写材検知センサ)を
用いて転写材担持体上の転写材の有無を検出する方法が
記載されている。一般に前記転写材担持体に比べて転写
材の光反射率は高いので、前記反射光検出型のセンサに
より転写材を検知することができる。しかしながら、前
記転写材は転写材担持体の全周に渡って装着されている
わけではないので、転写材担持体の周囲に転写材センサ
が1個のみ配置されている場合には、転写材担持体上に
転写材が保持されている状態でも、転写材センサに対向
する位置に転写材が存在しない場合がある。この場合に
は、転写材担持体上に転写材が保持されていても、転写
材センサは転写材を検出しない。このように、転写材セ
ンサを1個だけ用いた場合に、転写材担持体上に転写材
が保持されているか否かを確実に検知するためには、転
写材担持体を回転させる必要がある。
【0007】前記転写材担持体を回転させながら転写材
の検出を行う場合、前記図14,15に示すように、転
写フィルム(転写材担持体)014が、前記一対のドラ
ム07,08およびドラムタイプレート09に円筒状に
支持されたものにおいては、前記ドラムタイプレート0
9の部分からの反射光量と転写材からの反射光量との区
別がはっきりせず、転写材センサからの検出信号が不安
定であった。図16は転写材センサの出力信号を示す図
である。図16においてaで示した領域がドラムタイプ
レート部分からの反射光の検出信号を示し、その後に続
くbで示した領域が転写材検出信号である。図16は転
写材が有る場合の信号であり、仮に転写材が無い場合は
図16のbの領域は低レベルの信号となる。図16から
分かるように、ドラムタイプレート09(図14参照)
領域において転写材の有無の判断が困難であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、前記(J0
2)に記載された方法では下記の問題点がある。 (J021)転写材と区別のつき難い転写材保持部材が転
写材と同じ経路を通過する画像形成装置では、転写材の
有無を確実に検出することができない。
【0009】本発明は、前述の事情に鑑み、下記(O0
1)の記載内容を課題とする。 (O01)転写材担持体上の転写材の有無を迅速且つ確実
に検知すること。
【0010】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決す
るために案出した本発明を説明するが、本発明の要素に
は、後述の実施例の要素との対応を容易にするため、実
施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。な
お、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する
理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明
の範囲を実施例に限定するためではない。
【0011】(第1発明)前記課題を解決するために、
本出願の第1発明の転写材検出装置は、転写材(P)を
着脱自在に担持して像担持体(1)のトナー像が転写さ
れる転写領域(B)に搬送する転写材担持体(31)
と、前記転写材担持体(31)の移動経路に配置されて
前記転写材担持体(31)に保持された転写材(P)の
有無を検出する転写材センサ(S1,S2,S3)とを備
えた転写材検出装置において、下記の要件を備えたこと
を特徴とする、(Y01)転写材担持体(31)の移動方
向に沿って、検出する転写材(P)の最少サイズよりも
短い間隔で復数個の転写材センサ(S1,S2,S3)を
配置したこと、(Y02)2個以上の転写材センサ(S
1,S2,S3)が転写材有りを同時に検出したときに転
写材検出信号を出力する手段、すなわち転写材検出信号
出力手段。
【0012】(第2発明)また、本出願の第2発明の転
写材検出装置は、前記第1発明の転写材検出装置におい
て、下記の要件を備えたことを特徴とする、(Y03)外
周部に円筒状の転写材担持体支持面(45)を有する一
対のドラム(28,29)と、この一対のドラム(2
8,29)を所定距離離れた状態で一体的に連結すると
ともに帯状の転写材担持体保持面(52)を有するドラ
ム連結部材(30)とを有し、前記転写材担持体(3
1)を円筒状に担持して回転する転写ドラム(27)。
【0013】(第3発明)また、本出願の第3発明の転
写材検出装置は、転写材(P)を着脱自在に担持して像
担持体(1)のトナー像が転写される転写領域(B)に
搬送する転写材担持体(31)と、前記転写材担持体
(31)の移動経路に配置されて前記転写材担持体(3
1)に保持された転写材(P)の有無を検出する転写材
センサ(S1,S2,S3)とを備えた転写材検出装置に
おいて、下記の要件を備えたことを特徴とする、(Y0
4)外周部に円筒状の転写材担持体支持面(45)を有
する一対のドラム(28,29)と、この一対のドラム
(28,29)を所定距離離れた状態で一体的に連結す
るとともに帯状の転写材担持体保持面(52)を有する
ドラム連結部材(30)とを有し、前記転写材担持体
(31)を円筒状に担持して回転する転写ドラム(2
7)、(Y05)前記転写材担持体(31)の回転位置を
検出する担持体位置検出手段(39)、(Y06)前記ド
ラム連結部材(30)以外の領域で前記転写材センサ
(S1,S2,S3)が転写材有りを検出したときに転写
材検出信号を出力する手段、転写材検出信号信号出力手
段。
【0014】(第4発明)また、本出願の第4発明の転
写材検出装置は、転写材(P)を着脱自在に担持して像
担持体(1)のトナー像が転写される転写領域(B)に
搬送する転写材担持体(31)と、前記転写材担持体
(31)の移動経路に配置されて前記転写材担持体(3
1)に保持された転写材(P)の有無を検出する転写材
センサ(S1,S2,S3)とを備えた転写材検出装置に
おいて、下記の要件を備えたことを特徴とする、(Y0
7)外周部に円筒状の転写材担持体支持面(45)を有
する一対のドラム(28,29)と、この一対のドラム
(28,29)を所定距離離れた状態で一体的に連結す
るとともに帯状の転写材担持体保持面(52)を有する
ドラム連結部材(30)とを有し、前記転写材担持体
(31)を円筒状に担持して回転する転写ドラム(2
7)、(Y08)前記帯状の転写材担持体保持面(52)
の、前記転写材センサ(S1,S2,S3)により検出さ
れる領域が転写材無しの信号を出力する構成に保持され
たこと。
【0015】(本発明の実施態様1)本発明の転写材検
出装置の実施態様1は、前記第4発明において下記の要
件(Y001)を備えたことを特徴とする、(Y001)前記
帯状の転写材担持体保持面(52)の、前記転写材セン
サ(S1,S2,S3)により検出される領域が黒色に着
色されたこと。
【0016】
【作用】次に、前述の特徴を備えた本発明の作用を説明
する。 (第1発明の作用)前述の特徴を備えた本出願の第1発
明の転写材検出装置では、転写材担持体(31)は、転
写材(P)を着脱自在に担持して像担持体(1)のトナ
ー像が転写される転写領域(B)に搬送する。前記転写
材担持体(31)の移動経路に沿って、検出する転写材
(P)の最少サイズよりも短い間隔で配置された復数個
の転写材センサ(S1,S2,S3)は、移動する転写材
担持体(31)に保持された転写材(P)が前記転写材
センサ(S1,S2,S3)の検出領域に来た時にその有
無を検出する。転写材検出信号出力手段は前記複数の転
写材センサ(S1,S2,S3)の中の2個以上が同時に
転写材有りを検出したときに転写材検出信号を出力す
る。
【0017】(第2発明の作用)前述の特徴を備えた本
出願の第2発明の転写材検出装置では、外周部に円筒状
の転写材担持体支持面(45)を有する一対のドラム
(28,29)と、この一対のドラム(28,29)を
所定距離離れた状態で一体的に連結するとともに帯状の
転写材担持体保持面(52)を有するドラム連結部材
(30)とを有する転写ドラム(27)が、前記転写材
担持体(31)を円筒状に担持して回転する。したがっ
て転写材担持体(31)は円筒状に保持されてその軸回
りに回転移動する。
【0018】(第3発明の作用)また、本出願の第3発
明の転写材検出装置では、外周部に円筒状の転写材担持
体支持面(45)を有する一対のドラム(28,29)
と、この一対のドラム(28,29)を所定距離離れた
状態で一体的に連結するとともに帯状の転写材担持体保
持面(52)を有するドラム連結部材(30)とを有す
る転写ドラム(27)が、前記転写材担持体(31)を
円筒状に担持して回転する。したがって転写材担持体
(31)は円筒状に保持されてその軸回りに回転移動す
る。そして、転写材担持体(31)は、転写材(P)を
着脱自在に担持して像担持体(1)のトナー像が転写さ
れる転写領域(B)に搬送する。前記転写材担持体(3
1)の移動経路に配置された転写材センサ(S1,S2,
S3)は、移動する転写材担持体(31)に保持された
転写材(P)が前記転写材センサ(S1,S2,S3)の
検出領域に来た時にその有無を検出する。担持体位置検
出手段(39)は、前記転写材担持体(31)の回転位
置を検出する。前記転写材検出信号出力手段は、前記ド
ラム連結部材(30)以外の領域で前記転写材センサ
(S1,S2,S3)が転写材有りを検出したときに転写
材検出信号を出力する。
【0019】(第4発明の作用)また、本出願の第4発
明の転写材検出装置は、外周部に円筒状の転写材担持体
支持面(45)を有する一対のドラム(28,29)
と、この一対のドラム(28,29)を所定距離離れた
状態で一体的に連結するとともに帯状の転写材担持体保
持面(52)を有するドラム連結部材(30)とを有す
る転写ドラム(27)が、前記転写材担持体(31)を
円筒状に担持して回転する。したがって転写材担持体
(31)は円筒状に保持されてその軸回りに回転移動す
る。そして、転写材担持体(31)は、転写材(P)を
着脱自在に担持して像担持体(1)のトナー像が転写さ
れる転写領域(B)に搬送する。前記転写材担持体(3
1)の移動経路に配置された転写材センサ(S1,S2,
S3)は、移動する転写材担持体(31)に保持された
転写材(P)が前記転写材センサ(S1,S2,S3)の
検出領域に来た時にその有無を検出する。前記帯状の転
写材担持体保持面(52)の、前記転写材センサ(S
1,S2,S3)により検出される領域が転写材無しの信
号を出力する状態に保持されているので、前記転写材セ
ンサ(S1,S2,S3)が前記帯状の転写材担持体保持
面(52)を転写材(P)と間違って検出することがな
くなる。
【0020】(本発明の実施態様1の作用)本発明の転
写材検出装置の実施態様1は、前記帯状の転写材担持体
保持面(52)の、前記転写材センサ(S1,S2,S
3)により検出される領域が黒色に着色されているの
で、転写材(P)が無い場合には転写材無しの信号が出
力される。したがって、前記転写材センサ(S1,S2,
S3)が前記帯状の転写材担持体保持面(52)を転写
材(P)と間違って検出することがなくなる。
【0021】
【実施例】次に図面を参照しながら、本発明の実施例を
説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるもので
はない。 (実施例1)図1は本発明の転写材検出装置の実施例1
が組み込まれた画像形成装置の全体説明図である。図2
は前記図1に示す転写材検知装置の実施例1の拡大説明
図である。図3は図1に示す転写ドラムの斜視図であ
る。図4は前記図3の転写ドラムを構成するフロントド
ラムの縦断面図であり、後述の図5のIV−IV線断面図
である。図5は前記図4の矢印Vから見た図である。図
6は前記図3に示す転写ドラムと転写材センサとの関係
の説明図である。図7は前記図3の転写ドラムのドラム
タイプレート(ドラム連結部材)の説明図で、図7Aは
前記図6のVIIA−VIIA線断面図、図7Bは図6のV
IIB−VIIB線断面図、図7Cは前記図7Aに示すドラ
ムタイプレート30に固定された転写材担持体31の端
部の構造説明図である。図8は本実施例1の回路部分の
要部の説明図である。図9は前記実施例1の転写材検出
装置の転写材初期検知フローである。図10は同実施例
1の転写材センサの検出信号のタイムチャートである。
【0022】図1において、本発明の転写装置の実施例
1が組み込まれた画像形成装置Uは、デジタルプリンタ
である。デジタルプリンタUは、円筒状の像担持体1を
有している。像担持体1の周囲には、像担持体1表面を
一様に帯電させる帯電コロトロン2、帯電された像担持
体1表面に静電潜像を書き込むレーザ書込装置3が配置
されている。レーザ書込装置3は、レーザ発信器4、集
光レンズ6、モータ7により回転駆動されるポリゴンミ
ラー8、Fθレンズ9、シリンドリカルミラー11、偏
向ミラー12等により構成されている。
【0023】また、前記像担持体1周囲には、その回転
方向の前記レーザ書込装置3の下流側にカラー現像装置
13が配置されている。カラー現像装置13は、イエロ
ー、マゼンタ、シアン、黒の各色のトナーで前記静電潜
像を現像するイエロー現像装置Y、マゼンタ現像装置
M、シアン現像装置C、黒現像装置Kを有している。各
現像装置Y,M,C,Kは、回転部材に支持されてお
り、前記レーザ書込装置3によってイエローのトナー像
に対応する潜像が形成されるときにはイエロー現像装置
Yが現像位置(像担持体1に接する位置)に保持され、
また、レーザ書込装置3により他の色のトナー像に対応
する潜像が形成されるときには、その色のトナー像に対
応する現像装置M,C,Kが現像位置に保持されるよう
になっている。各カラーの現像装置Y,M,C,Kはそ
れぞれ各色のトナーを収容する現像容器13aとこの現
像容器13aに支持された現像ロール13bとこの現像ロ
ール13bにトナーを供給するトナー供給ロール13c
と、現像容器13a内のトナーを撹拌する撹拌部材13d
等を有している。
【0024】また、前記像担持体1周囲には、その回転
方向の前記カラー現像装置13の下流側に順次転写補助
コロトロン14、および転写装置16が配置されてい
る。前記転写補助コロトロン14は前記トナー像が形成
された像担持体1表面の帯電電位のバラツキを小さくし
て、像担持体1から転写材へのトナーの転写を容易にす
るためのものである。前記転写装置16は、後で詳述す
るが、前記像担持体1と接する転写領域Bにおいて、像
担持体1上のトナー像を転写材に転写するための装置で
ある。
【0025】また、前記像担持体1周囲には、その回転
方向の前記転写領域Bの下流側に順次クリーニング装置
17、およびイレースランプ18が配置されている。前
記クリーニング装置17は、像担持体1表面に残ったト
ナーを回収する装置である。前記イレースランプ18
は、像担持体1表面の帯電電位を0にして像担持体1表
面の電位のバラツキを無くするための部材である。
【0026】デジタルプリンタUは、図1中、右下部に
転写材供給トレイ21を有している。転写材供給トレイ
21の左端上部には転写材供給トレイ21から転写材P
を一枚づつ取り出すための転写材取出ロール22が配置
されている。転写材取出ロール22により転写材供給ト
レイ21から取り出された転写材Pは、駆動ロールおよ
び従動ロールから構成されるレジロール23およびペー
パシュート24等によって転写装置16に搬送される。
【0027】次に転写装置16について説明する。転写
装置16は、転写ドラム支持軸26によって回転自在に
支持される転写ドラム27を有している。転写ドラム2
7は、図3に示すフロントドラム28、リアドラム2
9、ドラムタイプレート(すなわち、ドラム連結部材)
30、およびそれらに支持された図7に示すフィルム状
の転写材担持体31等から構成されている。図3におい
て、前記転写ドラム支持軸26の一端部には転写ドラム
27の構成要素である前記フロントドラム28がベアリ
ング(後述)を介して支持され、他端部には前記リアド
ラム29がベアリング32(詳細は後述)を介して支持
されている。そして、前記両ドラム28,29は帯状の
前記ドラムタイプレート30によって連結されている。
【0028】次に図3〜5により前記フロントドラム2
8について説明する。フロントドラム28は、適当な形
状の切除部36aを形成された円形プレート部36とそ
の中心部において内方(図3で右方)に延びる中央ハブ
部37および外周部において内方(図4で右方)に延び
る円筒状外周部38とを有している。前記円形プレート
部36の内側面(図4で右側面)には回転位置検出用の
遮光壁36bおよび補強用のリブ36cが円周に沿って設
けられている。図4において遮光壁36b(図5参照)
を挟んでその両側に配置された2点鎖線で示す発光素子
39aおよび受光素子39bは、前記転写ドラム支持軸
(転写ドラム38を回転自在に支持する軸)26に固定
されており、転写ドラム37の回転位置を検出するのに
使用される。すなわち、前記発光素子39aおよび受光
素子39bからドラムの回転位置を検出するドラム位置
センサ(すなわち、担持体位置検出手段)39が構成さ
れている。前記発光素子39aへの給電用導線および受
光素子39bの信号出力線等の導線部材41(図3参
照)は前記転写ドラム支持軸26の内部を通って転写ド
ラム27の外部に延びている。
【0029】フロントドラム28の前記中央ハブ部37
にはその軸方向両端部(図4で左右両端部)にベアリン
グ42(図4参照)が装着されている。また、フロント
ドラム28の前記円筒状外周部38には、像担持体1の
軸方向端部に形成されたギヤ(図示せず、従来例の図1
5の符号03参照)に噛み合うギヤ(転写側ギヤ)4
3、像担持体1の位置決め円筒面(図示せず)に当接す
る転写側位置決め円筒面44、および内端部に形成され
た転写材担持体支持面45(図4,5参照)が形成され
ている。前記転写材担持体支持面45にはタイプレート
連結用凹部45a(図4,5参照)が形成されている。
【0030】前記図3に示すリアドラム29は、前記フ
ロントドラム28の前記遮光壁36bおよびギヤ43が
無い点を除いて前記フロントドラム28と同様に構成さ
れている。前記図3に示すドラムタイプレート30は前
記フロントドラム28およびリアドラム29を一体的に
連結するための部材であり、また前記各ドラム28,2
9と共に、転写材担持体(転写フィルム)31(図7参
照)を支持する機能を有している。図3,6,7におい
て、ドラムタイプレート30の一端部にはフロントドラ
ム28との連結部47が設けられ、他端部にはリアドラ
ム29との連結部48が設けられている。前記ドラムタ
イプレート30の両端部に設けられた連結部47および
48は、図7Bから分かるように、下面側の部分が除か
れて、中央部に比べて薄く形成されている。前記連結部
47,48にはドラムタイプレート30を前記フロント
ドラム28およびリアドラム29に連結するためのネジ
孔47a,47bおよび48a,48bが設けられている。
前記ネジ孔47a,47bおよび48a,48bに螺合する
ネジ(図7B参照)により、前記ドラムタイプレート3
0は前記フロントドラム28およびリアドラム29に連
結されている。
【0031】また、ドラムタイプレート30の長手方向
に延びる突条51が短手方向の中央部に設けられてい
る。図7Aにおいて、突条51の両側の前記突条51よ
りも低く形成された部分は前記転写材担持体(記録シー
ト,紙等の転写材を支持する転写フィルム)31を保持
するための部分(転写材担持体保持面)52であり、転
写材担持体固定用のねじ孔53を有している。ドラムタ
イプレート30の長手方向の両端部を除いた部分(図7
Aに示す部分)の内面には絶縁体アッシー54が設けら
れている。この絶縁体アッシー54は、プラスチック成
形品54aおよびマイラー54bから構成されており、転
写ドラム27内部に配置される転写コロトロンとアルミ
製のドラムタイプレート30との間を絶縁する機能を有
している。
【0032】図7Cに示すように、転写材担持体31の
両端部には、ドラムタイプレート30に固定するための
補強部材が設けられている。転写材担持体31(図7
A,7C参照)の両端部は、前記ドラムタイプレート3
0の前記転写材担持体保持面52に固定され、この転写
材担持体31の側部は前記フロントドラム28およびリ
アドラム29の円筒面に支持されている。したがって、
転写材担持体31は、前記フロントドラム28、リアド
ラム29、およびドラムタイプレート30により円筒状
に保持されている。前記符号28〜31で示された要素
から前記転写ドラム27が構成されており、この転写ド
ラム27はベアリング32,42により、前記転写ドラ
ム支持軸26に回転自在に支持されている。したがっ
て、転写ドラム27が回転しても、転写ドラム支持軸2
6は回転しない構成となっている。
【0033】前記転写ドラム支持軸26によって、図
1,2に示す吸着コロトロン61、転写コロトロン6
2、および内側除電コロトロン63aが支持されてい
る。これらの転写ドラム支持軸26に支持された各コロ
トロン61,62,63aは、前記転写ドラム27の内
側に配置されている。転写ドラム27の外側には、前記
内側除電コロトロン63aに対応する位置に外側除電コ
ロトロン63bが配置されている。この外側除電コロト
ロン63bは適当なフレーム部材によって支持されてい
る。前記内側除電コロトロン63aおよび外側除電コロ
トロン63bにより除電コロトロン63が構成されてい
る。
【0034】図1,2において、前記転写ドラム27の
外周に沿って、転写材センサS1,S2,S3が配置され
ている。各転写材センサS1〜S3は、転写ドラム27の
回転方向に沿って順次配置されており、転写材センサS
1およびS2間の距離はL1(図2参照)、S2およびS3
間の距離はL2、S3およびS1間の距離はL3であり、本
実施例では、L1≦L2≦L3に設定されている。そし
て、各転写材センサS1〜S3間の最小距離L1は、使用
される転写材(転写紙)Pの最小長さよりも小さく設定
されている。すなわち、本実施例1のデジタルプリンタ
Uでは、搬送される転写材Pの搬送方向の最小サイズ
は、B5Sサイズ(182mm)として設計されている
ので、各転写材センサS1〜S3の最小距離L1は、18
2mm以下に設定されている。したがって、転写材担持
体31に転写材Pが吸着されている状態で転写ドラム2
7が回転すると、転写材センサS1,S2が同時に転写材
Pを検出して共にオン(ON)となる状態が発生するよ
うに構成されている。
【0035】前記転写材センサS1は前記吸着コロトロ
ン61の下流側に配置され、転写材センサS2は転写コ
ロトロン62の下流側に配置され、転写材センサS3は
除電コロトロン63の上流側に配置されている。前記転
写材センサS2およびS3間には、転写ドラム27の回転
方向に沿って順次、剥離コロトロン65および剥離爪6
6が配置されている。剥離コロトロン65は、転写材担
持体31に静電吸着した転写材Pを除電して剥離させる
ためのコロトロンである。また、前記除電コロトロン6
3と吸着コロトン61との間には転写材担持体用クリー
ナ67が配置されている。
【0036】また、図1において、デジタルプリンタU
には、前記剥離爪66により、前記転写材担持体31か
ら剥離された転写材Pを定着装置68にガイドする搬送
路69が設けられている。定着装置68は、加熱ロール
68a、加圧ロール68bを有している。また、デジタル
プリンタUには、駆動ロール71aおよび従動ロール7
1bから構成された排出ロール71と、前記トナー像が
定着された転写材Pを定着装置68から排出ロール71
までガイドする搬送路72が設けられている。また、デ
ジタルプリンタUには、前記排出ロール71から排出さ
れる転写材Pを収容する転写材排出トレイ73が設けら
れている。
【0037】図8は本実施例1の回路部分の要部の説明
図である。前記ドラム位置センサ39、転写材センサS
1〜S3の検出信号は、マイコン74に入力されている。
マイコン74は、CPU(中央処理装置)、I/O(入
出力インターフェース)、ROM(リードオンリーメモ
リ)、およびRAM(ランダムアクセスメモリ)等から
構成されている。そして、前記ROMに記憶されたプロ
グラムに従って作動し、種々の機能を実現するように構
成されている。前記マイコン74はデジタルプリンタU
の表示部75に所定の情報を表示するように構成されて
いる。
【0038】(実施例1の作用)次に、実施例1の作用
を説明する。転写材Pは、回転する像担持体1にトナー
像が形成されるのと同期して、所定のタイミングでレジ
ロール23によって、ペーパシュート24を経て転写ド
ラム27の吸着位置に搬送される。前記転写材Pはその
先端が転写ドラム27の前記ドラムタイプレート30の
わずかに下流側の位置に吸着されるタイミングで搬送さ
れる。そして、転写材Pは前記先端がドラムタイプレー
ト30のわずかに下流側の位置に吸着された状態で転写
ドラム27の転写材担持体31に吸着される。この吸着
は、吸着コロトロン61の放電に伴い生じた静電的吸引
力によって行われる。このようにして転写ドラム27の
前記ドラムタイプレート30の下流側に担持された転写
材Pは、前記像担持体1との対向位置すなわち、転写領
域Bに所定のタイミングで搬送される。そして、転写領
域Bにおいて、転写コロトロン62の放電により、像担
持体1上に形成された第1色目のトナー像が転写材Pに
転写される。
【0039】転写ドラム27は、第1色目のトナー像が
転写された転写材Pを担持したまま回転を続け、前記転
写材Pは、再度前記転写領域Bに搬送される。そして、
前記転写材Bにおいて第2色目のトナー像が転写され
る。このような工程を後2回繰り返すことにより、転写
材P上には前記4色(イエロー、マゼンタ、シアン、
黒)の各トナー像が多重転写され、カラー画像が形成さ
れる。
【0040】前記マイコン74は、デジタルプリンタU
の電源投入時、画像記録動作開始時、(または、ジャム
解除時)等に図9に示す転写材初期検知フローを実行す
る。図9において、転写材初期検知フローが開始される
と、ステップST1において、画像記録禁止フラグに
「1」を立てる。次にステップST2において、タイマ
の計測時間T=0としてからタイマを作動させる。次に
ステップST3において、転写材センサS1〜S3の中の
2個以上のセンサが同時にONしたか否か判断する。ノ
ー(N)の場合はステップST4に移り、イエス(Y)
の場合はステップST5に移る。前記ステップST5にお
いて、前記表示部75に転写材有りを表示する。そし
て、コピースタートボタンを受け付けなくなる。
【0041】次にステップST6において、インターロ
ック解除が否か判断する。ノー(N)の場合ははステッ
プST6を繰り返す。ユーザが画像形成装置Uのドア、
カバー等を開けてジャムした転写材Pを取り除き、再び
ドア、カバー等を閉めると、それに連動してONまたは
OFFとなるスイッチによりインターロックが解除され
る。ステップST6において、イエス(Y)の場合は、
転写材検知フローを最初からスタートさせる。ステップ
ST4において、T=Toか否か判断する。なお、Toは
転写ドラム27が回転開始から1回転終了するまでに要
する時間である。ステップST4においてノー(N)の
場合は前記ステップST3に戻り、イエス(Y)の場合
はステップST7に移る。このステップST4においてイ
エス(Y)の場合は、転写ドラム27が1回転する間に
前記転写材センサS1〜S3の中の2個以上のセンサが同
時にONしなかったということであり、転写材Pが検出
されなかったことを意味する。したがって、ステップS
T7において、画像記録禁止フラグを「0」にしてか
ら、転写材初期検知フローを終了する。
【0042】図10は、前記実施例1の転写材センサS
1〜S3の検出信号のタイムチャートである。タイマが作
動を開始してT=0からT=Toとなるまでの時間、す
なわち、転写ドラム27が1回転終了するまでの間に、
転写材センサS1〜S3は順次ドラムタイプレート30お
よび転写材Pを検出する。前記転写材センサS1および
S2の距離L1は、このデジタルプリンタUで使用される
転写材Pの設定された最小サイズB5S(B5サイズの
シートの短い方の長さ=182mm)以下に設定されて
いる。したがって、転写ドラム27にB5S以上のサイ
ズの転写材Pが担持されている場合には、転写ドラム2
7が1回転する間に前記転写材センサS1〜S3の中のい
ずれか2個が同時にONとなる。このように、転写材セ
ンサS1〜S3の中のいずれか2個が同時にONとなる場
合に転写材有りとすることによって、ドラムタイプレー
ト30の反射光を転写材有りとする間違い(誤った検
出)を完全に防止することができる。
【0043】(実施例2)次に、図1,2,11によ
り、本発明の転写材検出装置の実施例2について説明す
る。なお、この実施例2の説明において、前記実施例1
の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付し
て、その詳細な説明を省略する。この実施例2は、下記
の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記
実施例1と同様に構成されている。 (S01) 前記実施例1の転写材センサS2を省略した
点。 (S02) ドラム位置センサ39により転写ドラム27
の回転位置(すなわち、ドラムタイプレート30とドラ
ム位置センサ39の相対位置)とを検出し、前記転写ド
ラム27のドラムタイプレート30以外の下流側部分が
前記転写材センサS1又はS3に対向する位置にあるとき
の、転写材センサS1又はS3の検出信号により、転写材
Pの有無を検出するようにした点。
【0044】(実施例2の作用)次に前記実施例2の作
用を説明する。図1,2に示すようにドラム位置センサ
39および転写材センサS1およびS2の位置は定まって
いる。また、図4から分かるよう、遮光壁36bを挟ん
で配置されたドラム位置センサ39がオフからオンに変
化した直後にドラムタイプレート30の部分がドラム位
置センサ39を通過して行く。図2,5,11等から分
かるように、転写ドラム27のドラムタイプレート30
の下流側に転写材Pが吸着されている場合には、ドラム
位置センサ39がオフからオンに変化した時点では、前
記吸着された転写材Pは前記転写材センサS3に対向す
る位置に存在する。すなわち、この場合は、ドラム位置
センサ39がオフからオンに変化したときの転写材セン
サS3の検出信号により転写材Pの有無を確実に検出す
ることができる。また、ドラム位置センサ39が逆転に
オンからオフに変化した時点では、前記吸着された転写
材Pは前記転写材センサS1に対向する位置に存在す
る。すなわち、この場合は、ドラム位置センサ39がオ
ンからオフに変化したときの転写材センサS1の検出信
号により転写材Pの有無を確実に検出することができ
る。
【0045】図11は、同実施例2において、転写ドラ
ム27のドラムタイプレート30の円周方向の長さa、
このドラムタイプレート30の下流側部分に吸着された
転写材Pの長さbの場合の、ドラム位置センサ39およ
び転写材センサS1,S3の検出信号のタイムチャートで
ある。図11から分かるように、ドラム位置センサ39
がオフからオンになったときの転写材センサS3の検出
信号およびドラム位置センサ39がオンからオフになっ
たときの転写材センサS1の検出信号により転写材Pの
有無を検出することができる。このように、ドラム位置
センサ39が変化するときの転写材センサS1又はS3の
検出信号により転写材Pの有無を検出すると、転写ドラ
ムが1回転する間に転写材Pの有無を2回検出すること
ができる。すなわち、転写ドラムが1/2回転する間に
転写材Pの有無を確実に検出することができる。
【0046】(実施例3)図12は同実施例3の転写材
初期検出フローのフローチャートである。図13は転写
材検出装置の実施例3の転写材センサS1の検出信号の
タイムチャートである。なお、この実施例3の説明にお
いて、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には
同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。この
実施例3は、下記の点で前記実施例1と相違している
が、他の点では前記図1〜8に示した実施例1と同様に
構成されている。 (S01) 前記実施例1の転写材センサS2およびS3を
省略した点。 (S02) ドラム位置センサ39により転写ドラム27
の回転位置を検出し、前記転写ドラム27のドラムタイ
プレート30の下流側部分が前記転写材センサS1に対
向する位置にあるときの、転写材センサS1の検出信号
により、転写材Pの有無を検出するようにした点。
【0047】(実施例3の作用)次に図12,13によ
り実施例3の作用を説明する。前記マイコン74(図8
参照)は、デジタルプリンタUの電源投入時、画像記録
動作開始時、または、ジャム解除時等に図13に示す転
写材初期検知フローを実行する。図12において、転写
材初期検知フローが開始されると、ステップST11にお
いて、画像記録禁止フラグに「1」を立てる。次にステ
ップST12において、ドラム位置センサ39がオフ(O
FF)からオン(ON)に変化したか否か判断する。ノ
ー(N)の場合はステップST12を繰り返し実行する。
イエス(Y)の場合は次のステップST13に移る。イエ
ス(Y)となった時は図13の時刻toである。
【0048】次にステップST13において、タイマの計
測時間T=0としてからタイマを作動させる。次にステ
ップST14において、T=Toか否か判断する。ノー
(N)の場合はステップST14を繰り返し実行する。イ
エス(Y)の場合は次のステップST15に移る。イエス
(Y)の場合は図13から分かるように、転写ドラム2
7のドラムタイプレート30(図13の検出信号aの領
域)の下流側部分(転写材が吸着される部分)に転写材
センサS1が対向している時刻である。ステップST15
において、転写材センサS1がONか否か判断する。イ
エス(Y)の場合はステップST16において転写材有り
を表示する。そして、コピースタートボタンを受け付け
なくなる。
【0049】次にステップST17において、インターロ
ック解除が否か判断する。ノー(N)の場合ははステッ
プST6を繰り返す。ユーザが画像形成装置Uのドア、
カバー等を開けてジャムした転写材Pを取り除き、再び
ドア、カバー等を閉めると、それに連動してONまたは
OFFとなるスイッチによりインターロックが解除され
る。ステップST17において、イエス(Y)の場合は、
転写材検知フローを最初からスタートさせる。前記ステ
ップST15において、ノー(N)の場合は転写材Pが無
しの状態であるので、ステップST18において画像禁止
フラグFを「0」にして転写材初期検知フローを終了す
る。
【0050】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内
で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更
実施例を下記に例示する。 (H01) 前記各実施例において、前記ドラムタイプレー
ト30の前記各転写材センサS1〜S3によって検出され
る領域R(図6参照)を通過する部分30a(図6参
照)は、転写材センサS1〜S3が転写材有りの信号を出
力しないように、黒色に着色する等、光を反射しない構
成(すなわち、転写材無しの信号を出力する状態)とす
ることが可能である。 (H02)転写材担持体は、円筒状の転写ドラム表面によ
って形成する代わりに、無端ベルトによって形成するこ
とが可能である。
【0051】
【発明の効果】本発明の画像形成装置は、下記の効果を
奏する。 (E01)転写材担持体上の転写材の有無を迅速且つ確実
に検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の転写材検出装置の実施例1が
組み込まれた画像形成装置の全体説明図である。
【図2】 図2は前記図1に示す転写材検知装置の実施
例1の拡大説明図である。
【図3】 図3は図1に示す転写ドラムの斜視図であ
る。
【図4】 図4は前記図3の転写ドラムを構成するフロ
ントドラムの縦断面図であり図5のIV−IV線断面図で
ある。
【図5】 図5は前記図4の矢印Vから見た図である。
【図6】 図6は前記図3に示す転写ドラムと転写材セ
ンサとの関係の説明図である。
【図7】 図7は前記図3の転写ドラムのドラムタイプ
レート(ドラム連結部材)の説明図で、図7Aは前記図
6のVIIA−VIIA線断面図、図7Bは図6のVIIB−
VIIB線断面図、図7Cは前記図7Aに示すドラムタイ
プレート30に固定された転写材担持体31の端部の構
造説明図である。
【図8】 図8は本実施例1の回路部分の要部の説明図
である。
【図9】 図9は前記実施例1の転写材検出装置の転写
材初期検知フローである。
【図10】 図10は同実施例1の転写材センサの検出
信号のタイムチャートである。
【図11】 図11は、同実施例2における、長さBの
転写材Pが転写ドラム27のドラムタイプレート30の
下流側部分に吸着された状態での、ドラム位置センサ3
9および転写材センサS1,S2の検出信号のタイムチャ
ートである。
【図12】 図12は同実施例3の転写材初期検出フロ
ーのフローチャートである。
【図13】 図13は転写材検出装置の実施例3の転写
材センサS1の検出信号のタイムチャートである。
【図14】 図14は従来技術の説明図で、転写ドラム
の説明図である。
【図15】 図15は従来技術の説明図で、像担持体と
転写ドラムとの関係の説明図である。
【図16】 図16は従来技術の説明図で、転写材セン
サの検出信号の説明図である。
【符号の説明】
B…転写領域、P…転写材、S1,S2,S3…転写材セ
ンサ、1…像担持体、27…転写ドラム、28…ドラム
(フロントドラム)、29…ドラム(リアドラム)、3
0…ドラム連結部材、31…転写材担持体、39…担持
体位置検出手段(ドラム位置センサ)、45…円筒状の
転写材担持体支持面、52…帯状の転写材担持体保持
面、

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写材を着脱自在に担持して像担持体の
    トナー像が転写される転写領域に搬送する転写材担持体
    と、前記転写材担持体の移動経路に配置されて前記転写
    材担持体に保持された転写材の有無を検出する転写材セ
    ンサとを備えた転写材検出装置において、下記の要件を
    備えたことを特徴とする転写材検出装置、(Y01)転写
    材担持体の移動方向に沿って、検出する転写材の最少サ
    イズよりも短い間隔で復数個の転写材センサを配置した
    こと、(Y02)2個以上の転写材センサが転写材有りを
    同時に検出したときに転写材検出信号を出力する手段。
  2. 【請求項2】 下記の要件を備えたことを特徴とする請
    求項1に記載の転写材検出装置、(Y03)外周部に円筒
    状の転写材担持体支持面を有する一対のドラムと、この
    一対のドラムを所定距離離れた状態で一体的に連結する
    とともに帯状の転写材担持体保持面を有するドラム連結
    部材とを有し、前記転写材担持体を円筒状に担持して回
    転する転写ドラム。
  3. 【請求項3】 転写材を着脱自在に担持して像担持体の
    トナー像が転写される転写領域に搬送する転写材担持体
    と、前記転写材担持体の移動経路に配置されて前記転写
    材担持体に保持された転写材の有無を検出する転写材セ
    ンサとを備えた転写材検出装置において、下記の要件を
    備えたことを特徴とする転写材検出装置、(Y04)外周
    部に円筒状の転写材担持体支持面を有する一対のドラム
    と、この一対のドラムを所定距離離れた状態で一体的に
    連結するとともに帯状の転写材担持体保持面を有するド
    ラム連結部材とを有し、前記転写材担持体を円筒状に担
    持して回転する転写ドラム、(Y05)前記転写材担持体
    の回転位置を検出する担持体位置検出手段、(Y06)前
    記ドラム連結部材以外の領域で前記転写材センサが転写
    材有りを検出したときに転写材検出信号を出力する手
    段。
  4. 【請求項4】 転写材を着脱自在に担持して像担持体の
    トナー像が転写される転写領域に搬送する転写材担持体
    と、前記転写材担持体の移動経路に配置されて前記転写
    材担持体に保持された転写材の有無を検出する転写材セ
    ンサとを備えた転写材検出装置において、下記の要件を
    備えたことを特徴とする転写材検出装置、(Y07)外周
    部に円筒状の転写材担持体支持面を有する一対のドラム
    と、この一対のドラムを所定距離離れた状態で一体的に
    連結するとともに帯状の転写材担持体保持面を有するド
    ラム連結部材とを有し、前記転写材担持体を円筒状に担
    持して回転する転写ドラム、(Y08)前記帯状の転写材
    担持体保持面の、前記転写材センサにより検出される領
    域が転写材無しの信号を出力する状態に構成されたこ
    と。
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