JP3496787B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3496787B2
JP3496787B2 JP12070996A JP12070996A JP3496787B2 JP 3496787 B2 JP3496787 B2 JP 3496787B2 JP 12070996 A JP12070996 A JP 12070996A JP 12070996 A JP12070996 A JP 12070996A JP 3496787 B2 JP3496787 B2 JP 3496787B2
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哲也 藤田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真法を応用
した複写機、プリンターなどの画像形成装置に関し、特
に、転写ユニットを軸方向に引出し可能な構成を有する
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、カラー複写機においては、ト
ナー像が形成される感光体ドラムに対して、用紙を担持
した転写ドラムが圧接され、用紙が感光体ドラムと転写
ドラムとの間のニップ部を通過するときに、感光体ドラ
ム上のトナー像が用紙の上に転写される。
【0003】正常な動作状態においては、先ず、用紙が
転写ドラムの周面に静電的に吸着され、転写ドラムの用
紙が吸着されたままの状態で、転写ドラムが所定回数回
転し、各回転毎に感光体ドラムの上に順次形成された各
色のトナー像が転写ドラム上の用紙の同じ位置に重ねて
転写されて、多色画像が形成される。多色画像が形成さ
れた用紙は、転写ドラムから剥離された後に定着処理を
受ける。
【0004】ところが、低湿時に用紙先端の湾曲変形に
より、用紙の先端と転写ドラムの間にギャップが発生す
ると、用紙先端と転写ドラムの間で放電が起こり、感光
体ドラム側への吸着力が発生し、用紙が感光体ドラムと
転写ドラムとの間のニップ部を通過した後に、用紙の先
端が転写ドラムから剥離して感光体ドラムの表面に張り
付いて紙詰まりが発生することがある。
【0005】この紙詰まりに対処するため、転写ドラム
を含む転写ドラムユニットを、感光体と転写ドラムの軸
方向に引出し可能に構成し、紙詰まりが発生した際に
は、転写ドラムユニットを引出して、詰まった用紙を容
易に取り除けるようにする技術が知られている。
【0006】上記の転写ドラムユニットを引き出す際に
は、用紙の先端は感光体ドラムに吸着されているが、用
紙の大部分は転写ドラムに吸着されているので、転写ド
ラムを含む転写ドラムユニットを引き出すことにより、
用紙の先端が感光体ドラムから剥離され、詰まった用紙
は転写ドラムとともに引き出される。このようにして、
詰まった用紙を取り除くことができる。
【0007】しかしながら、感光体ドラムへの付着面積
が広い場合には、転写ドラムユニットを含む転写ドラム
ユニットを引き出したときに、用紙の先端が破断して装
置内に残ってしまう場合がある。
【0008】このような問題を解決するために、感光体
ドラムと転写ドラムの対向位置の近傍に、転写ドラムユ
ニットの引き出し時に用紙を転写ドラムの表面側に押し
込む紙折部材を設けるとともに、転写ドラムの引き出し
時に転写ドラムを自由回転させるようにし、転写ドラム
ユニットの引き出しの際に生ずる回転力を利用し、紙折
部材と転写ドラムとの間に用紙を挟み込み、転写ドラム
ユニットを引き出すと同時に詰まった用紙を除去するよ
うにした画像形成装置が提案され、本出願人により平成
6年12月19日に特願平6−334442号として出
願されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、同出願
に記載の画像形成装置においては、用紙のサイズが小さ
くなると、紙詰まりが発生して装置が停止した時点で
は、用紙が転写ドラムに吸着されている面積が少な
め、転写ドラムに対する用紙の吸着力は弱くなる。この
ため、紙詰まりが発生した後、詰まった用紙を取り除く
ために転写ドラムユニットを引き出したときに、用紙が
感光体ドラム側に残ったままとなってしまい、詰まった
用紙を除去することができないという問題がある。
【0010】また、近年、構造の簡単化及び高速化を目
的として、用紙を予め転写ドラムに吸着させるのではな
く、用紙を感光体ドラムと転写ドラムとの間のニップ部
に直接送り込む直接給紙構造が採用されてきている。特
に、このような直接給紙構造を採用した画像形成装置に
おいては、最初に用紙の先端がニップ部に送り込まれた
時点では、用紙の先端以外は転写ドラムの表面には接触
していない。この状態で、用紙の先端が感光体ドラム側
の吸着されて紙詰まりが発生したとすると、転写ドラム
ユニットを引き出して用紙を除去しようとしても、転写
ドラムに対する用紙の吸着力は非常に弱いため、用紙は
転写ドラムと一緒には引き出されず感光体ドラム側に残
ってしまう。
【0011】そこで本発明は、用紙を感光体ドラムと
写ユニットとの間のニップ部に直接送り込む構造を採用
した画像形成装置において、転写ユニットを引き出した
ときに、紙詰まりを起こした小サイズの用紙を確実に除
去できるようにすることを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、トナー像が表
面上に形成される感光体と、前記感光体に対して離接可
能に設けられ前記感光体上のトナー像が転写される転写
材を担持する転写材担持体と、前記感光体と前記転写材
担持体が対向する転写位置に転写材を送り込む給紙手段
と、前記感光体を装置本体側に残した状態で、装置本体
側から軸方向に引き出し可能に構成され、少なくとも前
記転写材担持体と前記給紙手段の一部を含む転写ユニッ
トと、紙詰まりを検出する紙詰まり検出手段と、該紙詰
まり検出手段により紙詰まりが検出されたときに装置の
動作を停止される画像形成装置であって、紙詰まりの発
生が検出されて転写材の搬送が停止したとき、転写材の
後端を挟持する転写材挟持手段を前記転写ユニットに
けた画像形成装置において、(1)前記転写材挟持手段
が、転写材を挟んで離接可能に設けられた一対の板状体
からなる転写材搬送シュートであること、(2)転写材
挟持手段が有する転写材挟持専用の部材が、転写材に対
して離接可能に設けられた板状部材であることを特徴と
する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を参考例と実施例
図に基づいて説明する。
【0014】図1は、本発明が適用される画像形成装置
の例を示す概略断面図である。また、図2は、図1に示
す画像形成装置の要部概略斜視図である。図1におい
て、像担持体である感光体ドラム1の周囲には、帯電装
置2、露光装置3、現像装置4、転写装置5、クリーニ
ング前コロトロン6、クリーニング装置7、除電ランプ
8等が順次配置されている。
【0015】現像装置4は、イエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックの4色に対応した四つのカラー現像ユニッ
ト4Y,4M,4C,4Kを備えており、いずれか一つ
のカラー現像ユニットが選択的に感光体ドラム1に接触
され、感光体ドラム1の表面上の静電潜像がカラートナ
ーで現像される。
【0016】転写装置5は、感光体ドラム1と接触する
転写材担持体である転写ドラム9を備えており、この転
写ドラム9の円周に沿って、転写材である用紙Pを転写
ドラム9の表面に吸着するとともに、感光体ドラム1の
表面上のトナー像を転写ドラム9上の用紙に転写するた
めの帯電コロトロン10、転写ドラム9の表面から用紙
を剥離するための剥離コロトロン11及び剥離爪12、
転写ドラム9の残留電荷を除電する除電装置13、転写
ドラム9の表面をクリーニングする転写体クリーニング
装置14等が配置されている。
【0017】上記転写装置5に対しては、給紙トレイ
(図示せず)から供給された用紙が、プリレジストレー
ションロール15、レジストレーションロール16、及
び、用紙シュート17を通して、感光体ドラム1と転写
ドラム9との間の転写ニップ部に直接送り込まれる。ま
た、転写ニップ部の転写ドラム9の回転方向に関してす
ぐ下流側に転写後センサ18が配置されている。この転
写後センサ18は、転写ニップ部を通過した用紙の先端
部が、給紙を開始してから所定時間後に、転写ドラム9
に吸着された状態で搬送されているか否かを検出するも
のである。また、転写ニップ部のすぐ上流側に転写前セ
ンサ19が配置され、レジストレーションロール16の
すぐ上流側にレジストレーションセンサ20が配置され
ている。
【0018】上記転写ドラム9は、図2に示すように、
転写ドラムユニット21内で両端部のフレーム22に支
持されており、感光体ドラム1を画像形成装置本体内に
残した状態で、転写ドラム9は、画像形成装置本体から
軸線方向に引き出すことが可能となつている。この転写
ドラムユニット21には、転写ドラム9のほかに、プリ
レジストレーションロール15(図2では図示せず)、
レジストレーションロール16等が設けられている。
【0019】次に、上述した画像形成装置の基本的な動
作について説明する。
【0020】感光体ドラム1は、帯電サイクルにおいて
帯電装置2で一様に帯電され、露光装置3から射出され
るレーザー光でブラックの潜像が感光体ドラム1の所定
の位置に形成される。次に、現像装置4が回転し、ブラ
ック用現像ユニット4Kが感光体ドラム1と対向する位
置まで移動するとともに、所定のバイアス電圧が印加さ
れる。これにより、電荷を有するトナーが感光体ドラム
1に選択的に転移し、潜像が現像される。この時、レー
ザー光は、画像部を書き込むようになっており、帯電装
置2で帯電された感光体ドラム1の表面電位極性と同じ
極性電荷を持つトナーは感光体ドラム1上のレーザー光
照射部に付着してトナー像が形成される。
【0021】一方、感光体ドラム1におけるトナー像の
形成のタイミングの合わせて、プリレジストレーション
ロール15とレジストレーションロール16が回転駆動
され、用紙シュート17に沿って用紙が搬送され、感光
体ドラム1と転写ドラム9との間のニップ部に直接送り
込まれる。用紙Pが、感光体ドラム1と転写ドラム9と
の間を通過する際に帯電コロトロン10で放電が行われ
ることにより、用紙Pは転写ドラム9の周面に静電的に
吸着される。また、これと同時に、感光体ドラム1上の
トナー像は、帯電コロトロン10の作用により用紙Pの
上に転写される。画像形成装置が正常に動作している状
態においては、用紙Pは、実線で示すように、転写ドラ
ム9の表面に吸着された状態で転写ドラム9の回転に伴
って移動する。感光体ドラム1上の残留トナーは、クリ
ーニング前コロトロン6により適切な帯電量に調整され
た後、クリーニング装置7により除去される。また、感
光体ドラム1上の残留電荷は、除電ランプ8により除去
される。
【0022】次に、2回目のサイクルとして、感光体ド
ラム1は帯電装置2により再帯電された後、露光装置3
からのレーザー光によってイエロー像に対応するレーザ
ー光が感光体ドラム1上の所定の位置に照射される。一
方、現像装置4は回転され、イエロー用現像ユニット4
Yが感光体ドラム1と対向する位置まで移動するととも
に、バイアス電圧が印加され、イエロートナーが感光体
ドラム1のレーザー光照射部に転移して現像が行われ
る。現像されたトナー像は、転写ドラム9に担持された
用紙上のブラック像に重ねて転写される。
【0023】以後同様に、3回目のサイクルとしてシア
ン像の形成工程、4回目のサイクルとしてシアン像の形
成工程を経て、転写ドラム9に担持された用紙上に、ブ
ラック、イエロー、マゼンタ、シアンのトナー像が重ね
合わされた多色のトナー像が形成される。この多色像が
形成された用紙は、剥離コロトロン11及び剥離爪12
により転写ドラム9から剥離された後、定着装置(図示
せず)で加熱加圧されてトナー像が定着され、一枚のコ
ピー画像が形成される。また、転写ドラム9は、用紙剥
離後に除電装置13により表面の余分な電荷が除電さ
れ、転写体クリーニング装置により清掃された後、再び
用紙の吸着位置へ移動する。
【0024】上述した画像形成装置において、用紙P
が、感光体ドラム1と転写ドラム9との間のニップ部に
給紙され、用紙Pの先端部がニップ部を通過した後に、
前記した原因により、転写ドラム9側ではなく、図1に
おいて破線で示すように感光体ドラム1側に吸着された
場合には、この用紙Pの存在が転写後センサ18により
検出され、装置の動作が停止され、操作パネルに紙詰ま
りが発生したことが表示される。
【0025】ここで本実施例においては、小サイズの用
紙が紙詰まりを起こした場合においても、これを容易に
取り除くことができるように、感光体ドラム1と転写ド
ラム9との間のニップ部に用紙を送り込む給紙機構に特
定の構成或いは配置関係を持たせている。
【0026】 図3は画像形成装置における参考例を示
す模式図である。図3に示す例においては、感光体ドラ
ム1と転写ドラム9との間の転写ニップ部の用紙搬送方
向に関する上流側に、プリレジストレーションロール1
5とレジストレーションロール16が配置されており、
レジストレーションロール16が、転写ニップ部から見
て用紙搬送に関して最下流側に配置されている。
【0027】いま、転写ニップ部とレジストレーション
ロール16との距離をX、走行可能な最小用紙の送り方
向の長さをY、転写ニップ部と紙詰まり検出用センサで
ある転写後センサ18との距離をA、紙詰まり検出用セ
ンサの余裕値をB、紙詰まり検出後の用紙制動距離をC
としたときに、本実施例においては、 X<Y−(A+B+C) の条件を満足するように、各部品を配置する。なお、紙
詰まり検出用センサの余裕値Bは、公差内のレジストレ
ーションのずれや、センサの取付公差等で紙詰まりを誤
検知しないように設けられている。
【0028】上記条件を満足させて画像形成装置を構成
することにより、紙詰まりが発生したことが転写後セン
サ18で検出されて装置の動作が停止し、用紙の搬送が
停止されたときには、用紙後端は、必ずレジストレーシ
ョンロール16に挟まっている。したがって、プリレジ
ストレーションロール15、レジストレーションロール
16、転写ドラム9等を備えた転写ドラムユニット21
を引き出すことにより、用紙は転写ドラムユニット21
とともに手前に取り出すことができ、詰まった用紙を容
易に除去することができる。
【0029】 図4は画像形成装置における別の参考
を示す模式図である。この参考例においては、転写ドラ
ムユニット21の用紙搬送経路の最下流側に、離接可能
に設けられた硬質ロール23aと軟質ロール23bとか
らなるカーラー23が配置されるとともに、硬質ロール
23aと軟質ロール23bの離接を制御する離接駆動装
置24が設けられている。
【0030】カーラー23の硬質ロール23aと軟質ロ
ール23bは、通常は離間状態とされているが、たとえ
ば、厚手の用紙に画像を形成する際に用紙に圧接され、
用紙に転写ドラム9の円周に沿ったカールを形成し、用
紙が転写ドラム9に吸着され易いようにする。また、カ
ーラー23は、転写ドラムユニット21と一体的に移動
可能に設けられている。
【0031】 図4に示す参考例において、転写ニップ
部とカーラー23との距離をX1としたときに、 X1<Y−(A+B+C) の条件を満足するように、各部品を配置する。なお、
Y、A、B、Cの意味は前述している。また、ジャムが
検出された場合には、用紙の種類に無関係にカーラー2
3を圧接状態としている。
【0032】上記条件を満足させて画像形成装置を構成
することにより、紙詰まりが発生して、用紙が停止した
ときには、用紙後端は、図4に示すように、必ずカーラ
ー23に挟まっている。したがって、プリレジストレー
ションロール15、レジストレーションロール16、カ
ーラー23、転写ドラム9等を備えた転写ドラムユニッ
ト21を引き出すことにより、用紙は転写ドラムユニッ
ト21とともに手前に取り出すことができ、詰まった用
紙を容易に除去することができる。
【0033】また、図4に示す構成において、転写前セ
ンサ19とレジストレーションセンサ20の出力を検出
し、転写前センサ19により用紙有りが検出され、レジ
ストレーションセンサ20で用紙無しが検出されたとき
に、カーラー23で用紙Pをニップするようにしてもよ
い。この場合においても、用紙後端は必ずカーラー23
に挟まっているので、転写ドラムユニットを引き出すこ
とにより、詰まった用紙を容易に取り除くことができ
る。
【0034】 図5は画像形成装置における別の参考
を示す模式図である。この参考例においては、感光体ド
ラム1の表面の近傍で転写ニップの下流側に感光体側紙
詰まりセンサ25が配置されている。
【0035】図5に示す例においては、感光体側紙詰ま
りセンサ25で用紙ありが検出され、レジストレーショ
ンセンサ20で用紙無しが検出されたときに、カーラー
23で用紙Pをニップさせる。
【0036】 図6は画像形成装置における別の参考
を示す模式図である。第の実施例においては、転写後セ
ンサ18の出力とレジストレーションセンサ20の出力
に基づいてカーラー23の離接が制御される。すなわ
ち、転写後センサ18で用紙なしが検出され、レジスト
レーションセンサ20でも用紙なしが検出されたときに
カーラー23で用紙Pをニップさせる。
【0037】 なお、上述した図4〜図6に示す例にお
いては、紙詰まり発生時に用紙Pの後端をニップするた
めの手段としてカーラー23を利用したが、カーラー2
3に代えて、或いは、カーラー23の下流側に、専用の
用紙挟持手段を設けてもよい。この専用の用紙挟持手段
は、表面にゴム等の滑り止め部材が形成されたロール対
から構成することができる。
【0038】 図7は、本発明の画像形成装置におけ
施例を示す模式図である。実施例においては、転写
ドラムユニット21の用紙搬送経路の最下流側に、用紙
Pを挟んで離接可能に設けられた一対の板状体32a,
32bからなる搬送シュート32が配置されるととも
に、用紙Pに対する離接を制御する離接駆動装置33が
設けられている。なお、搬送シュート32は既存のもの
を改造して使用することができる。
【0039】図7に示す実施例においては、正常状態に
おいては、用紙は搬送シュート32により案内されて、
感光体ドラム1と転写ドラム9対向する転写位置に用紙
が送り込まれるが、紙詰まり発生時には、離接駆動装置
33が動作し、一対の板状体32a,32bの間に用紙
が挟まれる。
【0040】また、用紙Pの後端をニップするための手
段としては、上述したような一対のロールから構成され
るものに限定されるものではなく、摩擦パッドを用紙P
の後端に押し付けるような構成を採用してもよい。要す
るに、転写ドラムユニットを引き出したときに、用紙の
後端を押さえて滑ることなく引き出すことができるもの
であれば、どのような構成も採用することができる。
【0041】上述した各実施例においては、画像形成装
置は1個の感光体ドラムのみを備えているが、本発明
は、複数個の感光体ドラムを備えた画像形成装置に対し
ても適用することができる。
【0042】図8は、本発明をタンデム型の画像形成装
置に適用した実施例を示す模式図である。
【0043】駆動ロール26と従動ロール27に転写ベ
ルト28が捲き掛けられており、転写ベルト28の移動
方向に沿って複数の感光体ドラム1a〜1dがタンデム
に配置されている。なお、各感光体ドラム1a〜1dの
周囲には、帯電装置、露光装置、単色の現像装置、転写
装置、クリーニング装置等が順次配置されているが、図
示は省略している。各感光体ドラム1a〜1d及びその
周囲に配置された部品は、それぞれ異なる色に関する画
像形成エンジンを構成している。感光体ドラム1a〜1
dは、たとえば、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックの4色のトナー像を形成して、転写ベルト
28により搬送される用紙上に順次転写される。図中の
符号P1〜P4は、それぞれ異なった搬送位置にある同
一の用紙を示す。
【0044】図8に示す実施例においては、各感光体ド
ラム1a〜1dの下流側に、感光体側紙詰まりセンサ2
5a〜25dが配置されている。図8に示すような複数
の画像形成エンジンを備えた画像形成装置においては、
各画像形成エンジンにおいて、紙詰まり発生時に用紙P
の後端をニップするための用紙挟持手段を設ける必要が
ある。そこで、感光体ドラム1aの上流側に、用紙挟持
手段としてレジストレーションロール29が設けられ、
各感光体ドラム1b〜1dの上流側に、用紙挟持手段と
して、離接駆動装置31b〜31dにより駆動される用
紙押さえ部材30b〜30dが設けられている。
【0045】また、レジストレーションロール29、駆
動ロール26、従動ロール27、転写ベルト28、用紙
押さえ部材30b〜30d、離接駆動装置31b〜31
dは、画像形成装置本体から引き出し可能とされた転写
機構ユニットに取付けられている。
【0046】図8に示す実施例においては、感光体側紙
詰まりセンサ25b〜25dのいずれかにより紙詰まり
が検出されたときには、対応する離接駆動装置を駆動し
て用紙押さえ部材30b〜30dのいずれかにより用紙
P2〜P4の後端を挟持させる。また、感光体側紙詰ま
りセンサ25b〜25dのいずれかにより紙詰まりが検
出されたときに、全部の用紙押さえ部材30b〜30d
を動作させてもよい。なお、感光体側紙詰まりセンサ2
5aにより紙詰まりが検出されて、画像形成装置の動作
が停止したときには、自動的に用紙P1の後端はレジス
トレーションセンサ29に挟持されているので、特別な
制御は行う必要はない。
【0047】
【発明の効果】本発明においては、紙詰まりが検出され
たときに、用紙の後端が転写ユニット側に設けられた用
紙挟持手段により挟まれるので、転写ユニットを引き出
すことにより、用紙は転写ユニットとともに手前に取り
出すことができ、詰まった用紙を容易に除去することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される画像形成装置の例を示す
概略断面図である。
【図2】 図1に示す画像形成装置の要部概略斜視図で
ある。
【図3】 画像形成装置における参考例を示す模式図で
ある。
【図4】 画像形成装置における参考例を示す模式図で
ある。
【図5】 画像形成装置における参考例を示す模式図で
ある。
【図6】 画像形成装置における参考例を示す模式図で
ある。
【図7】 本発明の画像形成装置における実施例を示す
模式図である。
【図8】 本発明をタンデム型の画像形成装置に適用し
た実施例を示す模式図である。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/01 114 G03G 15/00 526 G03G 15/16 G03G 21/00 370 - 512

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像が表面上に形成される感光体
    と、前記感光体に対して離接可能に設けられ前記感光体
    上のトナー像が転写される転写材を担持する転写材担持
    体と、前記感光体と前記転写材担持体が対向する転写位
    置に転写材を送り込む給紙手段と、前記感光体を装置本
    体側に残した状態で、装置本体側から軸方向に引き出し
    可能に構成され、少なくとも前記転写材担持体と前記給
    紙手段の一部を含む転写ユニットと、紙詰まりを検出す
    る紙詰まり検出手段と、該紙詰まり検出手段により紙詰
    まりが検出されたときに装置の動作を停止される画像形
    成装置であって、 紙詰まりの発生が検出されて転写材の搬送が停止したと
    き、転写材の後端を挟持する転写材挟持手段を前記転写
    ユニットに設けた画像形成装置において、 前記転写材挟持手段が、転写材を挟んで離接可能に設け
    られた一対の板状体からなる転写材搬送シュートである
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 トナー像が表面上に形成される感光体
    と、前記感光体に対して離接可能に設けられ前記感光体
    上のトナー像が転写される転写材を担持する転写材担持
    体と、前記感光体と前記転写材担持体が対向する転写位
    置に転写材を送り込む給紙手段と、前記感光体を装置本
    体側に残した状態で、装置本体側から軸方向に引き出し
    可能に構成され、少なくとも前記転写材担持体と前記給
    紙手段の一部を含む転写ユニットと、紙詰まりを検出す
    る紙詰まり検出手段と、該紙詰まり検出手段により紙詰
    まりが検出されたときに装置の動作を停止される画像形
    成装置であって、 紙詰まりの発生が検出されて転写材の搬送が停止したと
    き、転写材の後端を挟持する転写材挟持手段を前記転写
    ユニットに設けた画像形成装置において、 転写材挟持手段が有する転写材挟持専用の部材が、転写
    材に対して離接可能に設けられた板状部材であることを
    特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記転写材挟持専用の部材が前記転写材
    に接触する面に滑り止め部材が形成されていることを特
    徴とする請求項2記載の画像形成装置。
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