JPH0915988A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0915988A
JPH0915988A JP16403195A JP16403195A JPH0915988A JP H0915988 A JPH0915988 A JP H0915988A JP 16403195 A JP16403195 A JP 16403195A JP 16403195 A JP16403195 A JP 16403195A JP H0915988 A JPH0915988 A JP H0915988A
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JP16403195A
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English (en)
Inventor
Kazuo Suzuki
一雄 鈴木
Koichi Okuda
幸一 奥田
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 転写材の分離性を高めることができる画像形
成装置を提供すること。 【構成】 回転自在に支持された感光ドラム(像担持
体)1の周囲に帯電ローラ(帯電装置)2、レーザスキ
ャナ3(露光装置)及び現像装置4を配設し、前記感光
ドラム1上に形成されたトナー像を転写装置によって転
写材Pに転写する画像形成装置において、前記転写装置
を3本のベルト支持ローラ8a,8b,8cに懸回張設
された転写ベルト8で構成するとともに、複数のローラ
8a,8b,8cのうち転写ベルト8の分離部に配設さ
れたベルト支持ローラ8aを転写材Pの幅方向に対して
傾斜させる。本発明によれば、転写ベルト8の転写材分
離部が転写材Pの幅方向に対して傾斜するため、該転写
ベルト8からの転写材Pの分離時に該転写材Pがその先
端角部から徐々に分離され、転写材Pの先端全幅を一度
に分離する場合よりも該転写材Pの分離性を高めること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真プロセス、静
電記録プロセス、磁気記録プロセス等を利用して画像形
成を行う複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図14に複数色の画像形成を行う従来の
画像形成装置の概略構成を示すが、以下、該画像形成装
置の構成及び動作を簡単に説明する。
【0003】図示矢印R1方向に回転駆動される像担持
体である感光ドラム1は、バイアス電源21にて帯電ロ
ーラ2に印加された帯電バイアスによって表面が均一に
帯電される。そして、この感光ドラム1はレーザスキャ
ナ3から発せられるレーザ光Lの露光を表面に受け、該
感光ドラム1上には潜像が形成される。この潜像は、現
像装置4のマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックのう
ちの所定の色の現像器(4M,4C,4Y,4BK)に
おいて現像されてトナー像として顕像化される。このト
ナー像は、転写ニップ部N1にて転写バイアス電源7に
よって中間転写ドラム5に中間転写される。
【0004】尚、前記現像装置4は、感光ドラム1の周
囲にそれぞれ独立して配置されたマゼンタ、シアン、イ
エロー、ブラックの各色の現像器4M,4C,4Y,4
BK有しており、現像に供せられる成分色の現像器(4
M,4C,4Y,4BK)は感光ドラム1に近接する現
像位置に配置されて感光ドラム1上の潜像の現像に供さ
れる。
【0005】他の3色についても上述と同様の画像形成
プロセスが行われ、中間転写ドラム5上には4色分のト
ナー像が積層されるようにして中間転写される。そし
て、中間転写ドラム5上に中間転写された4色のトナー
像は、転写バイアス電源7により転写バイアスが印加さ
れた転写ローラ16によって、転写ニップ部N2に挿通
された転写材Pに一括して最終転写される。トナー像の
転写を受けた転写材Pは、搬送ガイド15を経て定着装
置9に導かれ、該定着装置9においてトナー像の定着を
受ける。定着装置は9、ヒータ91aを有する加圧ロー
ラ91とこれに押圧された加圧ローラ92とを有し、こ
れらの間に定着ニップ部N3を形成しており、転写材P
はこの定着ニップN3によって狭持搬送される。このと
き、転写材Pに担持された未定着の4色のトナー像は加
熱及び加圧されて転写材Pに溶融固着し、このトナー像
の定着を受けた転写材Pは最終的なコピーとして装置本
体外に排出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上説
明した従来の画像形成装置では、中間転写ドラム5の径
が転写ローラ16の径に比べて十分大きく、又、中間転
写ドラム5の表面が帯電しているため、中間転写ドラム
5と転写ローラ16とで形成される転写ニップ部N2か
ら転写材Pの先端が抜けるときに中間転写ドラム5から
の転写材Pの分離が困難であり、中間転写ドラム5に転
写材Pが巻き付く等するために該転写材Pの搬送不良が
発生するという問題があった。
【0007】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、転写材の分離性を高めること
ができる画像形成装置を提供することにある。
【0008】又、本発明は、転写装置のクリーニングを
容易に行うことができる画像形成装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、回転自在に支持された像担
持体の周囲に帯電装置、露光装置、現像装置及び中間転
写体を配設し、前記像担持体上に順次形成された複数の
トナー像を前記中間転写体に中間転写し、該中間転写体
上に中間転写されたトナー像を転写装置によって転写材
に転写する画像形成装置において、前記転写装置を3本
以上の複数のローラに懸回張設された転写ベルトで構成
するとともに、複数のローラのうち転写材と転写ベルト
の分離部に配設されたローラを転写材幅方向に対して傾
斜させたことを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記中間転写体をドラム状に形成された中
間転写ドラムで構成したことを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記中間転写体をベルト状に形成された転
写ベルトで構成したことを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明は、回転自在に支持さ
れた像担持体の周囲に帯電装置、露光装置及び現像装置
を配設し、前記像担持体上に形成されたトナー像を転写
装置によって転写材に転写する画像形成装置において、
前記転写装置を3本以上の複数のローラに懸回張設され
た転写ベルトで構成するとともに、複数のローラのうち
転写材と転写ベルトの分離部に配設されたローラを転写
材幅方向に対して傾斜させたことを特徴とする。
【0013】請求項5記載の発明は、回転自在に支持さ
れた像担持体の周囲に帯電装置、露光装置、現像装置及
び中間転写体を配設し、前記像担持体上に形成されたト
ナー像を前記中間転写体に中間転写し、該中間転写体上
に中間転写されたトナー像を転写装置によって転写材に
転写する画像形成装置において、前記転写装置を転写ベ
ルトで構成し、該転写ベルトの転写材分離部に転写ベル
トに対向して帯電手段を設け、非画像形成時に帯電手段
をトナーと同極性に作動させ、転写ベルトと中間転写体
間にトナーが中間転写体へ移動する電位差を与え、転写
ベルト上のトナーを中間転写体上へ回収することを特徴
とする。
【0014】請求項6記載の発明は、回転自在に支持さ
れた像担持体の周囲に帯電装置、露光装置及び現像装置
を配設し、前記像担持体上に形成されたトナー像を転写
装置によって転写材に転写する画像形成装置において、
前記転写装置を転写ベルトで構成し、該転写ベルトの転
写材分離部に転写ベルトに対向して帯電手段を設け、非
画像形成時に帯電手段をトナーと同極性に作動させ、転
写ベルトと中間転写体間にトナーが中間転写体へ移動す
る電位差を与え、転写ベルト上のトナーを像担持体上へ
回収することを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明によれば、転写装置である転写ベルトの
転写材分離部が転写材幅方向に対して傾斜するため、該
転写ベルトからの転写材の分離時に該転写材がその先端
角部から徐々に分離され、転写材の先端全幅を一度に分
離する場合よりも該転写材の分離性を高めることができ
る。
【0016】又、本発明によれば、転写装置である転写
ベルトの転写材分離部に転写ベルトに対向して帯電手段
を設けたため、転写ベルトと中間転写体又は像担持体間
にトナーが中間転写体又は像担持体へ移動する電位差を
与えることができ、転写ベルト上のトナーを中間転写体
又は像担持体上に回収し易くなり、転写ベルトのクリー
ニングが容易となる。
【0017】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0018】<実施例1>図1は本発明の実施例1に係
る画像形成装置の概略構成図、図2は転写ベルトの斜視
図、図3は同転写ベルトの平面図、図4は図3の矢視A
方向の図、図5は図3の矢視B方向の図である。
【0019】本実施例に係る画像形成装置は、電子写真
プロセスを利用したカラー画像形成機能を有するレーザ
ビームプリンタであり、中間転写体としてドラム状の中
間転写ドラム5を備えている。以下に装置構成及び作像
(画像形成)プロセスを簡単に説明する。
【0020】本画像形成装置は、第1の像担持体として
ドラム状の電子写真感光体(以下、感光ドラムと称す)
1を備えている。この感光ドラム1は、不図示の装置本
体によって図示矢印R1方向に回転自在に支持されてお
り、該感光ドラム1の周囲にはその回転方向に沿って順
に一次帯電器2、レーザスキャナ3、現像装置4、中間
転写体5、クリーナ6等が配置されている。
【0021】感光ドラム1は、アルミニウム等の導電性
シリンダ上に有機光半導体等から成る感光層を形成して
構成され、不図示の駆動装置によって図示矢印R1方向
に所定の周速度で回転駆動される。
【0022】前記一次帯電器2は、本実施例では接触帯
電ローラで構成されており、不図示の付勢手段によって
所定の押圧力をもって感光ドラム1表面に押圧され、感
光ドラム1の回転に伴って従動回転する。このとき、該
帯電ローラ2には、バイアス電源21によって所定の帯
電バイアスが印加され、これによって感光ドラム1の表
面が所定の極性及び電位に一様に帯電処理される。
【0023】前記レーザスキャナ3は、レーザ光Lを反
射ミラー31等を介して感光ドラム1の表面を照射し、
照射部分を除電して感光ドラム1上に潜像を形成するも
のである。
【0024】前記現像装置4は、固定式の現像器41と
回転式の現像器42とで構成されており、これらの現像
器41,42は、トナー(粉体荷電粒子)を現像剤とし
て使用する。固定式の現像器41は、無彩色トナーとし
てのブラックトナーBKによって感光ドラム1上の潜像
を現像するブラック現像器4BKによって構成されてい
る。又、回転式の現像器42は、有彩色としてのイエロ
ー、マゼンタ、シアンの各カラートナーY,M,Cによ
って感光ドラム1上の潜像を現像する各現像器4Y,4
M,4Cと、これらの現像器4Y,4M,4Cを感光ド
ラム1表面に対向する現像位置に回転移動させる回転体
42aとで構成されている。
【0025】中間転写体5は、第2の像担持体として回
転ローラ体(以下、中間転写ドラムと称す)によって構
成されている。中間転写体5は中間転写ドラムの他にエ
ンドレスベルトを用いた中間転写ベルトでもその機能を
果たすが、中間転写ベルトに対して中間転写ドラムは以
下の特徴を有する。
【0026】(1)装置構成が簡単になる。
【0027】(2)中間転写体の寄り制御が不要であ
る。
【0028】(3)転写材Pの保持力が大きい。
【0029】(4)中間転写時及び最終転写時の静電的
な画像の乱れが少ない。
【0030】従って、本実施例では、中間転写体5とし
て中間転写ドラムを用いた。
【0031】中間転写ドラム5は紙を分離しにくいが、
転写ベルト8を用いて転写材Pを該転写ベルト8に吸着
させながら転写を行うことによって転写材Pの中間転写
ドラム5からの分離性を高めている。
【0032】中間転写ドラム5は、芯金51上にウレタ
ン、EPDM、クロロプレン等の弾性体或はこれらの弾
性体中にカーボン、酸化亜鉛、酸化スズ等の導電性粒子
を分散させて105 〜1010Ω、好ましくは107 〜1
9 Ωの中抵抗とした中抵抗弾性層52を形成して構成
され、その硬度(アスカーC測定値)は20°〜50
°、好ましくは30°〜40°に設定されている。尚、
本実施例では、中間転写ドラム5は、抵抗値を108
Ω、硬度を35°に設定され、表面を研磨してJIS表
面粗さ(B0601)の十点平均粗さRZ が1画素の直
径L(約42μm)の1/2より小さい値である約15
μmになるように仕上げられている。又、中間転写ドラ
ム5の周長は、トナー像の転写先となる転写材Pの搬送
方向長さよりも若干長く設定されている。そして、中間
転写ドラム5は感光ドラム1に対して所定の押圧力をも
って圧接されており、感光ドラム1の周速度と同じ周速
度で、若しくは所定の周速差をもって感光ドラム1の回
転方向(矢印R1方向)に回転駆動される。
【0033】中間転写時には、転写バイアス電源7の第
1スイッチ71のON動作に基づいてトナーと逆極性の
バイアス電圧(本実施例では正極性)が中間転写ドラム
5の芯金51に付与される。
【0034】次に、作像プロセスについて詳述する。 (1)感光ドラム1は回転過程で帯電ローラ2により所
定の極性(本実施例では負極性)及び所定の電位に一様
に帯電処理され、次いで、その帯電面にレーザスキャナ
3により目的のカラー画像情報の第1の成分色画像(例
えばブラック成分色)のレーザ走査書き込み露光を受け
ることによって、その表面に第1の成分色画像に対応し
た静電潜像が形成される。
【0035】次いで、上記静電潜像が第1の成分色画像
に対応する第1現像器(ブラック現像器)4BKによっ
て第1色目のブラックトナー像として反転現像される。
尚、このとき、他の現像器4Y,4M,4Cは非作動状
態に保たれている。
【0036】次に、感光ドラム1と中間転写ドラム5と
の接触部である転写ニップ部N1において、感光ドラム
1上の前記ブラックトナー像が中間転写ドラム5の外周
面に一旦中間転写される。このとき、中間転写ドラム5
の芯金51には転写バイアス電源7により第1スイッチ
71を介してトナーと逆極性の所定電圧のバイアス電圧
(正電圧)が付与され、感光ドラム1と中間転写体ドラ
ム5との間に転写電界が形成され、この転写電界によっ
て感光ドラム1側のブラックトナー像が中間転写ドラム
5の外周面に転写される。
【0037】尚、中間転写ドラム5に対する第1色目と
してのブラックトナー像の転写を終えた感光ドラム1の
表面は、クリーナ6によって転写残トナーが除去されて
清掃される。
【0038】以下、同様に、 (2)感光ドラム1に対する帯電→第2の成分色画像
(例えば、マゼンタ成分色画像)のレーザ書き込み走査
露光→第2現像器(マゼンタ現像器)4Mによる現像→
形成された第2色目であるマゼンタトナー像の中間転写
ドラム5に対する転写→感光ドラム1表面のクリーナ6
による清掃。 (3)感光ドラム1に対する帯電→第3の成分色画像
(例えば、シアン成分色画像)のレーザ書き込み走査露
光→第3現像器(シアン現像器)4Cによる現像→形成
された第3色目であるシアントナー像の中間転写ドラム
5に対する転写→感光ドラム1表面のクリーナ6による
清掃。 (4)感光ドラム1に対する帯電→第4の成分色画像
(例えば、イエロー成分色画像)のレーザ書き込み走査
露光→第4現像器(イエロー現像器)4Yによる現像→
形成された第4色目であるイエロートナー像の中間転写
ドラム5に対する転写→感光ドラム1表面のクリーナ6
による清掃。
【0039】以上の(1)〜(4)の作像・転写プロセ
スが順次実行されることにより、回転する中間転写ドラ
ム5の外周面に対して4つの成分色トナー像、即ち、ブ
ラックトナー像、マゼンタトナー像、シアントナー像及
びイエロートナー像が互いに位置合わせ(レジスト)さ
れた状態において順次積層転写され、目的のカラー画像
情報に対応した合成カラー画像(鏡像)が形成される。
【0040】尚、(2)の第2色目のマゼンタトナー像
の中間転写ドラム5に対する転写時の転写バイアスにつ
いては、極性は(1)の第1色目の転写時と同じである
が、電圧の絶対値は若干大きく設定される。これは中間
転写ドラム5に既に転写されている第1色目のトナー像
の電荷が転写バイアスの電界を弱めるように作用するの
を補償するためである。
【0041】又、(3)の第3の色目のシアントナー像
の中間転写ドラム5に対する転写時の転写バイアスは、
同様の理由により極性は(1)、(2)の第1色目、第
2色目のトナー像転写時と同じであるが、電圧の絶対値
は(2)の第2色目のトナー像転写時よりも若干大きく
設定される。
【0042】つまり、転写バイアス電圧の絶対値は、第
1色目よりも第2色目、第2色目よりも第3色目と順次
大きくなり、第3色目のトナー像転写時に最大となる。
【0043】又、第1色目から第4色目のトナー像の形
成順次は上記(1)〜(4)の順次に限らず、適宜の順
に設定することができるが、本構成の効果を最大限に発
揮するには、ブラックトナーを独立させて第1色目と
し、残りの3色のトナーをそれぞれ適宜の順に設定する
ことが望ましい。 (5)(4)の第4色目のトナー像の中間転写ドラム5
への転写が終了すると、中間転写ドラム5と転写ベルト
8との接触部である転写ニップ部N2に対して給紙機構
側から第3の像担持体としての転写材Pが所定のタイミ
ングで給送される。
【0044】無端状の転写ベルト8は3本のベルト支持
ローラ8a,8b,8c間に懸回張設されており、ベル
ト支持ローラ8bは転写ベルト8を中間転写ドラム5に
対して所定の押圧力をもって圧接する状態で保持されて
おり、図2乃至図4に示すように、転写材Pと転写ベル
ト8の分離部に配設されたベルト支持ローラ8aは転写
材Pの幅方向に対して傾斜して配置されている。このよ
うにベルト支持ローラ8aを転写材Pの幅方向に対して
傾斜させることにより、転写ベルト8に転写バイアスに
より静電吸着している転写材Pの分離をその先端の片側
端部より徐々に行うことができ、該転写材Pの先端を全
幅一度に分離するよりも分離性を高めることができる。
【0045】而して、転写ベルト8に転写材Pが給送さ
れて来ると、中間転写ドラム5に対する転写バイアス電
源7がスイッチ72に切り換えられて転写ベルト8に対
してトナーと逆極性(本実施例では正極性)のバイアス
電圧が印加される。これにより中間転写ドラム5の外周
面に前述のように積層転写されている第1〜第4のトナ
ー像が転写材Pに対して一括転写される。即ち、先に感
光ドラム1から中間転写ドラム5に順次中間転写された
4色分のトナー像が今度は中間転写ドラム5から転写材
Pに一括して最終転写され、転写材P上には未定着の合
成カラートナー像が形成される。
【0046】トナー像の転写を受けた転写材Pは、定着
器9によって合成カラートナー像の定着処理(加熱・加
圧等)を受けて画像形成物として出力される。定着器9
は、ヒータ等の加熱部材91aを有する加熱部材91
と、この加熱部材91に下方から不図示の付勢手段によ
って所定の押圧力で当接された加圧部材92を含んで構
成されている。そして、転写材Pを定着器9の定着ニッ
プ部N3を通過させるときには加熱部材91の温度を1
30〜200℃の温度範囲で加熱保持しておくことで定
着処理を行う。
【0047】尚、トナー像の転写が終了した中間転写ド
ラム5はドラムクリーナ10によって清掃される。この
ドラムクリーナ10は、常時は中間転写ドラム5から離
間されていて非作動状態に保持されているが、中間転写
ドラム5側からの転写材Pに対するトナー像の転写が終
了すると、中間転写ドラム5に対して作動状態となって
これを清掃する。
【0048】<実施例2>次に、本発明の実施例2を図
6に基づいて説明する。尚、図6は本実施例に係る画像
形成装置の概略構成図であり、本図においては図1に示
したと同一要素には同一符号を付している。
【0049】実施例1においては中間転写体として中間
転写ドラム5を使用したが、本実施例ではエンドレスの
中間転写ベルト11を使用している。
【0050】中間転写ベルト11は導電ローラ12及び
2個のターンローラ13,14の間に懸回張設されてお
り、導電ローラ12によって感光ドラム1に所定の押圧
力で圧接され、転写ベルト8との間には転写部としての
転写ニップ部N1が形成されている。
【0051】而して、中間転写ベルト11は図示矢印R
11方向に感光ドラム1と同じ周速度若しくは所定の周
速差をもって回転駆動されており、これには導電ローラ
12には転写バイアス電源7から感光ドラム1上のトナ
ー像の帯電極性とは逆極性の転写バイアスが印加され
る。尚、中間転写ベルト11は、ポリエステル、ポリエ
チレン等の中抵抗の誘電体フィルムの背面を導電体で裏
打ちした複合層タイプの中抵抗の誘電体フィルム等によ
って構成されている。
【0052】中間転写ベルト11を用いた本実施例に係
る画像形成装置と中間転写ドラム5を用いた実施例1に
係る画像形成装置との対比においては、後者は前者に比
べて転写材Pの保持力が大きく、中間転写時及び最終転
写時の静電的な画像の乱れが少なく、又、感光ドラム1
と中間転写ベルト11との長手方向の位置ズレが無いた
めに4色のトナー像の重ね合わせのズレの無いカラー画
像を得ることができる。
【0053】その他、本実施例に係る画像形成装置の基
本的な画像形成プロセスについては中間転写ドラム5を
使用した実施例1の画像形成装置のそれと同様である。
【0054】<実施例3>次に、本発明の実施例3を図
7に基づいて説明する。尚、図7は本実施例に係る画像
形成装置の概略構成図であり、本図においても図1に示
したと同一要素には同一符号を付している。
【0055】一般に、転写装置として転写ベルトを用い
た画像形成装置では、転写ベルトから転写材を分離する
ときに画像が飛び散ることがある。これを防止するた
め、本実施例では図7に示すように転写材Pの分離部J
において帯電器16を転写ベルト8に対向させて設けて
いる。
【0056】而して、転写材Pが帯電器16と転写ベル
ト8の間に入ったとき、帯電器16に電源161よりト
ナーと逆極性の直流バイアス又は交流バイアス或は交流
バイアスを重畳したトナーと逆極性の直流バイアスを印
加する。これにより分離時の未定着画像の飛び散りを防
止ぐことができる。又、この帯電器16の動作により転
写ベルト8からの転写材Pの分離性も向上する。
【0057】ところで、転写材Pが給紙時にジャムを起
こしたとき、転写材Pが無いまま転写が行われるために
転写ベルト8がトナーで汚れることがある。
【0058】そこで、転写ベルト8上のトナー汚れを転
写ベルト8にトナーと同極性のバイアス100を印加す
ることにより、転写ベルト8と中間転写ドラム5の間で
トナーが中間転写ドラム5へ移るような電位差を設け、
転写ベルト8上のトナーをクリーニングする。そして、
このとき、帯電器16にトナーと同極性の直流バイアス
或は交流バイアスを印加し、トナーを再帯電させること
によって転写ベルト8のクリーニング効率を高めてい
る。尚、中間転写ドラム5上のトナーはクリーナ10に
より除去される。
【0059】<実施例4>次に、本発明の実施例4を図
8乃至図12に基づいて説明する。尚、図8は本実施例
に係る画像形成装置の概略構成図、図9は転写ベルトの
斜視図、図10は同転写ベルトの平面図、図11は図1
0の矢視C方向の図、図12は図10の矢視D方向の図
である。
【0060】本実施例に係る画像形成装置は、中間転写
体を用いず、感光ドラム1から直接転写材Pに転写する
ものである。
【0061】感光ドラム1は回転過程で帯電ローラ2に
よって所定の極性(本実施例では負極性)及び所定の電
位に一様に帯電処理され、次いで、その帯電面にレーザ
スキャナ3により目的の画像のレーザ走査書き込み露光
を受け、該感光ドラム1上に画像に対応した静電潜像が
形成される。そして、この静電潜像は現像器4aによっ
てトナー像として反転現像される。
【0062】次に、感光ドラム1と転写ベルト8との接
触部である転写ニップ部N2に対して給紙機構側から転
写材Pが所定のタイミングで給送される。
【0063】ところで、無端状の転写ベルト8は3本の
ベルト支持ローラ8a,8b,8c間に懸回張設されて
おり、ベルト支持ローラ8bは転写ベルト8を中間転写
ドラム5に対して所定の押圧力で圧接する状態で保持さ
れており、図9乃至図11に示すように転写材Pと転写
ベルト8の分離部に配設されたベルト支持ローラ8aは
転写材Pの幅方向に対して傾斜して配置されている。こ
のようにベルト支持ローラ8aを転写材Pの幅方向に対
して傾斜させることにより転写ベルト8に転写バイアス
により静電吸着している転写材Pの分離をその先端の片
側端部より徐々に行うことができ、転写材Pの先端を全
幅一度に分離するよりも分離性を向上させることができ
る。
【0064】而して、転写ベルト8に転写材Pが給送さ
れて来ると、転写バイアス電源7がスイッチ73により
接続され、転写ベルト8に対してトナーと逆極性(本実
施例では正極性)のバイアス電圧が印加される。これに
より感光ドラム1の外周面のトナー像が転写材Pに転写
され、転写材P上には未定着トナー像が形成される。
【0065】トナー像が転写された転写材Pは定着器9
により画像の定着処理(加熱・加圧等)を受けて画像形
成物として出力される。定着器9は、ヒータ等の加熱部
材91aを有する加熱部材91と、この加熱部材91に
下方から不図示の付勢手段によって所定の押圧力で当接
された加圧部材92とを含んで構成されている。そし
て、転写材Pが定着器9の定着ニップ部N3を通過する
ときには加熱部材91の温度を130〜200℃の温度
範囲内に加熱保持しておくことで定着処理を行う。
【0066】又、転写材Pが給紙時にジャムを起こし、
転写材Pが無いまま転写が行われるために転写ベルト8
がトナーで汚れたとき等は、バイアス電源100がスイ
ッチ73により接続され、転写ベルト8に対してトナー
と同極性(本実施例では負極性)のバイアス電圧が印加
されることにより、トナーが感光ドラム1へ移るような
電位差を設け、転写ベルト上のトナーをクリーニングす
る。トナー像転写後の感光ドラム1は、ドラムクリーナ
6によって清掃される。
【0067】<実施例5>次に、本発明の実施例5を図
13に基づいて説明する。尚、図13は本実施例に係る
画像形成装置の概略構成図であり、本図においても図1
に示したと同一要素には同一符号を付している。
【0068】一般に、転写装置として転写ベルトを用い
た画像形成装置では、転写ベルトから転写材を分離する
ときに画像が飛び散ることがある。これを防止するた
め、本実施例では、図13に示すように、分離部Jにお
いて帯電器16を転写ベルト8に対向させて設けてい
る。
【0069】而して、転写材Pが帯電器16と転写ベル
ト8の間に入ったとき、帯電器16に電源161よりト
ナーと逆極性の直流バイアス又は交流バイアス或は交流
バイアスを重畳したトナーと逆極性の直流バイアスを印
加する。これにより分離時の未定着トナー像の飛び散り
を防止している。又、この帯電器16の動作により転写
ベルト8からの転写材Pの分離性も向上する。
【0070】ところで、転写材Pが給紙時にジャムを起
こしたとき、転写材Pが無いまま転写が行われるために
転写ベルト8がトナーで汚れることがある。そこで、転
写ベルト8にトナーと同極性のバイアス100を印加
し、転写ベルト8と感光ドラム1間でトナーが感光ドラ
ム1へ移るような電位差を設けることにより、転写ベル
ト8上のトナー汚れをクリーニングすることができる。
更に、このとき、帯電器16にトナーと同極性の直流バ
イアスを印加してトナーを再帯電することにより、転写
ベルト8のクリーニング効率を高めている。尚、感光ド
ラム1上のトナーはクリーナ6により除去される。
【0071】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、転写装置である転写ベルトの転写材分離部が転
写材幅方向に対して傾斜せしめられるため、該転写ベル
トからの転写材の分離時に該転写材はその先端角部から
徐々に分離されることとなり、転写材先端の全幅を一度
に分離する場合よりも分離性を高めることができるとい
う効果が得られる。
【0072】又、本発明によれば、転写装置である転写
ベルトの転写材分離部に転写ベルトに対向して帯電手段
を設けたため、転写ベルトと中間転写体又は像担持体間
にトナーが中間転写体又は像担持体へ移動する電位差を
与えることができ、転写ベルト上のトナーを中間転写体
又は像担持体上に回収し易くなり、転写ベルトのクリー
ニングが容易化するという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る画像形成装置の概略構
成図である。
【図2】本発明の実施例1に係る画像形成装置の転写ベ
ルトの斜視図である。
【図3】本発明の実施例1に係る画像形成装置の転写ベ
ルトの平面図である。
【図4】図3の矢視A方向の図である。
【図5】図3の矢視B方向の図である。
【図6】本発明の実施例2に係る画像形成装置の概略構
成図である。
【図7】本発明の実施例3に係る画像形成装置の概略構
成図である。
【図8】本発明の実施例4に係る画像形成装置の概略構
成図である。
【図9】本発明の実施例4に係る画像形成装置の転写ベ
ルトの斜視図である。
【図10】本発明の実施例4に係る画像形成装置の同転
写ベルトの平面図である。
【図11】図10の矢視C方向の図である。
【図12】図10の矢視D方向の図である。
【図13】本発明の実施例5に係る画像形成装置の概略
構成図である。
【図14】従来の画像形成装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム(像担持体) 2 一次帯電器、帯電ローラ(帯電装置) 4 現像装置 現像器 5 中間転写ドラム(中間転写体) 6 クリーナ 8 転写ベルト(転写装置) 8a〜8c ベルト支持ローラ(ローラ) 11 中間転写ベルト(中間転写体) 16 帯電器(帯電手段) P 転写材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在に支持された像担持体の周囲に
    帯電装置、露光装置、現像装置及び中間転写体を配設
    し、前記像担持体上に順次形成された複数のトナー像を
    前記中間転写体に中間転写し、該中間転写体上に中間転
    写されたトナー像を転写装置によって転写材に転写する
    画像形成装置において、 前記転写装置を3本以上の複数のローラに懸回張設され
    た転写ベルトで構成するとともに、複数のローラのうち
    転写材と転写ベルトの分離部に配設されたローラを転写
    材幅方向に対して傾斜させたことを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 前記中間転写体はドラム状に形成された
    中間転写ドラムで構成されることを特徴とする請求項1
    記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記中間転写体はベルト状に形成された
    転写ベルトで構成されることを特徴とする請求項1記載
    の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 回転自在に支持された像担持体の周囲に
    帯電装置、露光装置及び現像装置を配設し、前記像担持
    体上に形成されたトナー像を転写装置によって転写材に
    転写する画像形成装置において、 前記転写装置を3本以上の複数のローラに懸回張設され
    た転写ベルトで構成するとともに、複数のローラのうち
    転写材と転写ベルトの分離部に配設されたローラを転写
    材幅方向に対して傾斜させたことを特徴とする画像形成
    装置。
  5. 【請求項5】 回転自在に支持された像担持体の周囲に
    帯電装置、露光装置、現像装置及び中間転写体を配設
    し、前記像担持体上に形成されたトナー像を前記中間転
    写体に中間転写し、該中間転写体上に中間転写されたト
    ナー像を転写装置によって転写材に転写する画像形成装
    置において、 前記転写装置を転写ベルトで構成し、該転写ベルトの転
    写材分離部に転写ベルトに対向して帯電手段を設け、非
    画像形成時に帯電手段をトナーと同極性に作動させ、転
    写ベルトと中間転写体間にトナーが中間転写体へ移動す
    る電位差を与え、転写ベルト上のトナーを中間転写体上
    へ回収することを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 回転自在に支持された像担持体の周囲に
    帯電装置、露光装置及び現像装置を配設し、前記像担持
    体上に形成されたトナー像を転写装置によって転写材に
    転写する画像形成装置において、 前記転写装置を転写ベルトで構成し、該転写ベルトの転
    写材分離部に転写ベルトに対向して帯電手段を設け、非
    画像形成時に帯電手段をトナーと同極性に作動させ、転
    写ベルトと中間転写体間にトナーが中間転写体へ移動す
    る電位差を与え、転写ベルト上のトナーを像担持体上へ
    回収することを特徴とする画像形成装置。
JP16403195A 1995-06-29 1995-06-29 画像形成装置 Pending JPH0915988A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120093545A1 (en) * 2010-10-19 2012-04-19 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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