JP4074380B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真技術を用いて画像を形成するプリンター、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置に関する。特に、フルカラー画像を形成することのできる画像形成装置における感光体の寿命の判断技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電子写真技術を用いた画像形成装置は、外周面に感光層を有する感光体と、この感光体の外周面を一様に帯電させる帯電手段と、この帯電手段により一様に帯電させられた外周面を選択的に露光して静電潜像を形成する露光手段と、この露光手段により形成された静電潜像に現像剤であるトナーを付与して可視像(トナー像)とする現像手段と、この現像手段により現像されたトナー像を用紙等の記録材に転写させる転写手段とを有している。
【0003】
この種画像形成装置における感光体は、帯電、転写等による電圧印加や、当接部材との摺擦による摩耗によって経時的な劣化が生じるという、寿命を有しており、寿命に達した感光体は、新たな感光体と交換する必要がある。
【0004】
そこで従来、感光体の寿命を判断する技術として、感光体の回転数をカウントする技術(例えば、特開平6−180518号)や、記録材が転写位置を通過する枚数をカウントすることによって、感光体を含むプロセスキットの寿命を判断する技術(特公平1−41986号)が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来技術のうち、感光体の回転数をカウントする技術では、そのカウントを行なうためのカウント手段(例えば回転計等)が必要であるという難点がある。
【0006】
また、記録材が転写位置を通過する枚数をカウントすることで感光体を含むプロセスキットの寿命を判断する技術には、次のような問題がある。すなわち、種々のサイズの記録材の長さによってこれに対応する感光体の回転数は異なるし、また、記録材上に形成される(転写される)画像が単色画像(例えばモノクロ画像)である場合と、複色画像(例えばフルカラー画像)である場合とでは、一枚の記録材に対する感光体の回転数が異なる。したがって、記録材の通過をカウントしたのでは、感光体の寿命を正確に判断することができないという問題がある。
【0007】
本発明の目的は、以上のような課題を解決し、感光体に対する特別なカウント手段を要することなく、感光体の寿命を確実に判断することのできる画像形成装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の画像形成装置は、回転駆動される感光体と、
この感光体の表面に露光して感光体の表面に潜像を形成する露光手段と、
この露光手段により形成された潜像に現像剤を付与して可視像とする現像手段と、
回転駆動され、前記現像手段により現像された可視像が一次転写され、さらに、その可視像を記録材に二次転写させる中間転写体と、
この中間転写体に設けられたマークと、
このマークを検出する検出手段と、を備え,
画像形成装置全体の制御を行う制御部が,
前記検出手段により前記マークが検出された時点を基準として前記露光手段による露光タイミングを制御する制御手段と、
前記検出手段による前記マークの検出回数をカウントするカウント手段と、
このカウント手段によるカウント値が所定値に達したときに前記感光体が寿命に達したと判断する判断手段と、
を備え
前記感光体は感光体カートリッジとして構成されて画像形成装置本体に対して交換可能に構成され,
前記感光体カートリッジは,溶断ヒューズと,該溶断ヒューズの一対の端子部にそれぞれ接続される第1取付金具と第2取付金具とを有する一方,
画像形成装置本体は,前記感光体カートリッジが画像形成装置本体に装着された際に,前記第1取付金具に接続される第1端子と,前記第2取付金具に接続される第2端子および第3端子とを有し,かつ,前記第2端子が接地されていて,画像形成装置の電源が入れられると、上記3つの端子のうち第1端子と,第3端子とに通電される構成となっており,
前記制御部は、前記電源が投入されたとき、前記第1端子と第2端子とに前記溶断ヒューズの溶断電流値未満の電流を流して接続状態を検出した結果が接続状態の場合は、新しい感光体カートリッジが装着されたと判断し,同じく前記第1端子と第2端子とに前記溶断ヒューズの溶断電流値未満の電流を流して接続状態を検出した結果が接続状態とはならず、前記第2端子と第3端子とが接続状態の場合には、感光体カートリッジが装着されたと判断し,前記電源が投入された状態で、第1〜第3端子全てが接続状態とはならない場合には、感光体カートリッジが装着されていないと判断し,かつ,上記新しい感光体カートリッジが装着されたと判断した場合にのみ、前記第1端子と第2端子とに前記溶断ヒューズの溶断電流値以上の電流を流して溶断ヒューズを溶断するとともに、前記カウント値をリセットすることを特徴とする。
【0009】
【作用効果】
請求項1記載の画像形成装置によれば、回転駆動される感光体の表面に、露光手段による露光がなされて潜像が形成され、この潜像に現像手段で現像剤が付与されて可視像となり、この可視像が、回転駆動される中間転写体に一次転写され、さらに、記録材に二次転写されることとなる。
【0010】
したがって、記録材上にカラー画像を形成する場合には、感光体上に形成された可視像を中間転写体上に転写させる工程を、異なる色の現像剤を用いて複数回繰り返すことにより、中間転写体上で複数色の可視像を重ね合わせてカラー画像を形成し、このカラー画像を記録材上に一括転写(二次転写)させることによって形成することが可能である。
【0011】
中間転写体にはマークが設けられており、このマークが検出手段で検出された時点を基準として前記露光手段による露光タイミングが制御手段で制御されるので、転写される複数色の可視像同士の間における中間転写体上での色間位置ズレを抑制して綺麗なカラー画像を得ることが可能となる。
【0012】
そして、この請求項1記載の画像形成装置によれば、前記検出手段による前記マークの検出回数をカウントするカウント手段と、このカウント手段によるカウント値が所定値に達したときに前記感光体が寿命に達したと判断する判断手段と、を備えているので、次のような作用効果が得られる。
【0013】
すなわち、感光体の回転数と中間転写体の回転数とは対応関係にある。例えば、感光体1回転に対して中間転写体が1回転する、感光体2回転に対して中間転写体が1回転する等の関係がある。
【0014】
したがって、前記カウント手段により色間位置ズレ防止用の前記マークの検出回数をカウントすることにより、中間転写体の回転数がカウントされ、結果として感光体の回転数がカウントされ、このカウント値が所定値に達したときに判断手段によって、感光体が寿命に達したと判断されることとなる。
【0015】
以上のように、この請求項1記載の画像形成装置によれば、色間位置ズレ防止用のマークの検出手段を利用することにより、感光体に対する特別なカウント手段を要することなく、感光体の寿命を確実に判断することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0017】
図1は本発明に係る画像形成装置の一実施の形態を示す概略図、図2は感光体カートリッジおよびその周辺の部分切断拡大図、図3は図2におけるIII−III拡大部分断面図である。
【0018】
この画像形成装置は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の4色のトナーによる現像器を用いてフルカラー画像を形成することのできる装置である。
【0019】
図1において、100は装置本体に対して着脱可能に構成された感光体カートリッジであり、装置本体に装着された状態で、その感光体140が、図示しない適宜の駆動手段によって図示矢印方向に回転駆動される。
【0020】
感光体140は、可撓性を有する薄肉円筒状の導電性基材140b(図3参照)と、その表面に形成された感光層140cとを有している。
【0021】
感光体140の周りには、その回転方向に沿って、帯電手段としての帯電ローラ160、現像手段としての現像器10(Y,C,M,K)、中間転写装置30、およびクリーニング手段170が配置される。
【0022】
帯電ローラ160は、感光体140の外周面に当接して外周面を一様に帯電させる。一様に帯電した感光体140の外周面には、露光手段をなす露光ユニット40によって所望の画像情報に応じた選択的な露光L1がなされ、この露光L1によって感光体140上に静電潜像が形成される。
【0023】
この静電潜像は、現像器10でトナーが付与されて現像される。
【0024】
現像器として、イエロー用の現像器10Y、シアン用の現像器10C、マゼンタ用の現像器10M、およびブラック用の現像器10Kが設けられている。これら現像器10Y,10C,10M,10Kは、それぞれ揺動可能に構成されており、選択的に1つの現像器の現像ローラ11のみが感光体140に当接し得るようになっている。したがって、これらの現像器10は、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックのうちのいずれかのトナーを感光体140の表面に付与して感光体140上の静電潜像を現像する。なお、現像ローラ11は、硬質のローラ例えば、表面を粗面化した金属ローラ、または、硬質の樹脂ローラで構成されている。
【0025】
現像されたトナー像は、中間転写装置の中間転写ベルト36上に転写される。
【0026】
クリーニング手段170は、上記転写後に、感光体140の外周面に残留し付着しているトナーを掻き落とすクリーナブレード171と、このクリーナブレード171によって掻き落とされたトナーを受ける受け部172とを備えている。
【0027】
中間転写装置30は、駆動ローラ31と、4本の従動ローラ32,33,34,35と、これら各ローラの回りに張架された中間転写体としての無端状の中間転写ベルト36とを有している。
【0028】
駆動ローラ31は、その端部に固定された図示しない歯車が、感光体140の駆動用歯車190(図5参照)と噛み合っていることによって、感光体140と略同一の周速で回転駆動され、したがって中間転写ベルト36が感光体140と略同一の周速で図示矢印方向に循環駆動されるようになっている。
【0029】
従動ローラ35は、駆動ローラ31との間で中間転写ベルト36がそれ自身の張力によって感光体140に圧接される位置に配置されており、感光体140と中間転写ベルト36との圧接部において一次転写部T1が形成されている。従動ローラ35は、中間転写ベルト36の循環方向上流側において一次転写部T1の近くに配置されている。
【0030】
駆動ローラ31には、中間転写ベルト36を介して図示しない電極ローラが配置されており、この電極ローラを介して、中間転写ベルト36の後述する導電層36a(図3参照)に一次転写電圧が印加される。
【0031】
従動ローラ32はテンションローラであり、図示しない付勢手段によって中間転写ベルト36をその張り方向に付勢している。
【0032】
従動ローラ33は、二次転写部T2を形成するバックアップローラである。このバックアップローラ33には、中間転写ベルト36を介して二次転写ローラ38が対向配置されている。二次転写ローラ38は、図示しない接離機構により中間転写ベルト36に対して接離可能である。二次転写ローラ38には、二次転写電圧が印加される。
【0033】
従動ローラ34は、ベルトクリーナ39のためのバックアップローラである。ベルトクリーナ39は、中間転写ベルト36と接触してその外周面に残留し付着しているトナーを掻き落とすクリーナブレード39aと、このクリーナブレード39aによって掻き落とされたトナーを受ける受け部39bとを備えている。このベルトクリーナ39は、図示しない接離機構によって中間転写ベルト36に対して接離可能である。
【0034】
中間転写ベルト36は、図3に示すように、導電層36aと、この導電層36aの上に形成され、感光体140に圧接される抵抗層36bとを有する複層ベルトで構成されている。導電層36aは、合成樹脂からなる絶縁性基体36cの上に形成されており、この導電層36aに、前述した電極ローラを介して、一次転写電圧が印加される。図4に示すように、ベルト36の一側縁部において抵抗層36bが帯状に除去されていることによって導電層36aが帯状に露出しており、この露出部に電極ローラが接触するようになっている。ベルト36の他側縁部には、後述する検出手段によって検出されるべきマークMが設けられている。この実施の形態では、マークMは、光の透過孔で構成されている。
【0035】
図1、図2において、91は透過型の光センサであり、マークMを検出する検出手段を構成している。この検出手段91でマークMが検出された時点を基準として所定のタイミングで前述した露光L1が開始される。
【0036】
中間転写ベルト36が循環駆動される過程で、一次転写部T1において、感光体140上のトナー像が中間転写ベルト36上に転写され、中間転写ベルト36上に転写されたトナー像は、二次転写部T2において、二次転写ローラ38との間に供給される用紙等のシート(記録材)Sに転写される。
【0037】
シートSは、給紙装置50から給送され、ゲートローラ対Gによって所定のタイミングで二次転写部T2に供給される。51は給紙カセット、52はピックアップローラである。
【0038】
二次転写部T2でトナー像が転写されたシートSは、定着装置60を通ることによってそのトナー像が定着され、排紙経路70を通って、装置本体のケース80上に形成されたシート受け部81上に排出される。なお、この画像形成装置は、排紙経路70として、互いに独立した2つの排紙経路71,72を有しており、定着装置60を通ったシートはいずれかの排紙経路(71または72)を通って排出される。また、この排紙経路71,72はスイッチバック経路をも構成しており、シートの両面に画像を形成する場合には、排紙経路71または72に一旦進入したシートが、返送路73を通って再び二次転写部T2に向けて給送されるようになっている。
【0039】
90は制御部であり、装置全体の制御を行なう。また、この制御部90は、前記検出手段91によりマークMが検出された時点を基準として露光手段40による露光タイミングを制御する制御手段と、検出手段91によるマークMの検出回数をカウントするカウント手段と、このカウント手段によるカウント値が所定値に達したときに感光体140が寿命に達したと判断する判断手段とを構成している。
【0040】
以上のような画像形成装置全体の作動の概要は次の通りである。
【0041】
(i)図示しないホストコンピュータ等(パーソナルコンピュータ等)からの印字指令信号(画像形成信号)が画像形成装置の制御部90に入力されると、感光体140、現像器10の各ローラ11、および中間転写ベルト36が回転駆動される。
【0042】
(ii)感光体140の外周面が帯電ローラ160によって一様に帯電される。
【0043】
(iii)一様に帯電した感光体140の外周面に、露光ユニット40によって第1色目(例えばイエロー)の画像情報に応じた選択的な露光L1がなされ、イエロー用の静電潜像が形成される。露光L1は、検出手段91でマークMが検出された時点を基準として所定のタイミングで開始される。
【0044】
(iv)感光体140には、第1色目(例えばイエロー)用の現像器10Yの現像ローラのみが接触し、これによって上記静電潜像が現像され、第1色目(例えばイエロー)のトナー像が感光体140上に形成される。
【0045】
(v)中間転写ベルト36には上記トナーの帯電極性と逆極性の一次転写電圧が印加され、感光体140上に形成されたトナー像が、一次転写部T1において中間転写ベルト36上に転写される。このとき、二次転写ローラ38およびベルトクリーナ39は、中間転写ベルト36から離間している。
【0046】
(vi)感光体140上に残留しているトナーがクリーニング手段170によって除去された後、除電手段41(図1、図2参照)からの除電光L2によって感光体140が除電される。
【0047】
(vii)上記(ii)〜(vi)の動作が必要に応じて繰り返される。すなわち、上記印字指令信号の内容に応じて、第2色目、第3色目、第4色目、と繰り返され、上記印字指令信号の内容に応じたトナー像が中間転写ベルト36上において重ね合わされて中間転写ベルト36上に形成される。
【0048】
(viii)所定のタイミングで給紙装置50からシートSが供給され、シートSの先端が二次転写部T2に達する直前にあるいは達した後に(要するにシートS上の所望の位置に、中間転写ベルト36上のトナー像が転写されるタイミングで)二次転写ローラ38が中間転写ベルト36に押圧されるとともに二次転写電圧が印加され、中間転写ベルト36上のトナー像(基本的には4色のトナー像が重ね合わせられたフルカラー画像)がシートS上に転写される。また、ベルトクリーナ39が中間転写ベルト36に当接し、二次転写後に中間転写ベルト36上に残留しているトナーが除去される。
【0049】
(ix)シートSが定着装置60を通過することによってシートS上にトナー像が定着し、その後、シートSが所定の位置に向け(両面印刷でない場合にはシート受け部81に向け、両面印刷の場合には、スイッチバック経路71または72を経て返送路73に向け)搬送される。
【0050】
以上のような画像形成装置における感光体140は、帯電、転写等による電圧印加や、クリーナブレード171等の当接部材との摺擦による摩耗によって経時的な劣化が生じるという、寿命を有しており、寿命に達した感光体140は、新たな感光体140と交換する必要がある。
【0051】
そこで、この実施の形態では、前述したように、制御部90で、検出手段91によるマークMの検出回数をカウントするカウント手段と、このカウント手段によるカウント値が所定値に達したときに感光体140が寿命に達したと判断する判断手段とを構成してある。
【0052】
制御部90には、通知手段92が接続されており、カウント値が所定値に達したときには、感光体140が寿命に達した旨、すなわち、感光体140を交換すべき旨の通知が使用者に向けて行なわれるようになっている。通知手段92は、画像形成装置のケース80に設けられた液晶ディスプレイ等で構成する。
【0053】
通知手段92による通知がなされた場合、使用者は感光体140を新たなものと交換することとなるが、この実施の形態では、感光体140は感光体カートリッジ100に組み込まれているので、感光体カートリッジ100が交換されることとなる。
【0054】
感光体カートリッジ100は、主として図2および図5に示すように、感光体140と、帯電ローラ160と、クリーニング手段170と、これらを保持するカートリッジケース200とを備えている。帯電ローラ160およびクリーニング手段170は、感光体140と略同様の寿命を有するように構成されている。
【0055】
カートリッジケース200はサイドカバー210を有しており、このサイドカバー210の内側に、溶断ヒューズ220が第1取付金具231,第2取付金具232で取り付けられている。したがって、第1,第2取付金具231,232は、溶断ヒューズの一対の端子部221,222とそれぞれ接続されることとなる(図6参照)。
【0056】
一方、図5および図6に示すように、装置本体1の適所には、3つの端子1a,1b,1c,すなわち,第1端子1a,第2端子1b,第3端子1cが設けられており、感光体カートリッジ100が装置本体1に装着されると、第1端子1aが第1取付金具231と、第2端子1および第3端子第2取付金具232と接続される。なお、第2端子1bは接地されている。
【0057】
装置本体1の図示しない電源が入れられると、上記3つの端子のうち2つの端子1a,1cに、所定の通電がなされるようになっており、新しい感光体カートリッジ100が装置本体1に装着されると、端子1a,1bおよび取付金具231,232を介して溶断ヒューズ220に通電されて、これが切れるようになっている。
【0058】
そして、制御部90は、上記3つの端子1a,1b,1cの通電状態によって、次のように判断する。
【0059】
(a)電源が投入されたとき、第1端子1aと第2端子1bに溶断ヒューズ220の溶断電流値未満の電流を流して接続状態を検出した結果が接続状態の場合は、新しい感光体カートリッジ100が装着されたと判断する。
【0060】
(b)電源が投入されたとき、第1端子1aと第2端子1bに溶断ヒューズ220の溶断電流値未満の電流を流して接続状態を検出した結果が接続状態とはならず、第2端子1bと第3端子1cとが接続状態の場合には、感光体カートリッジ100が装着されたと判断する。
【0061】
(c)電源が投入された状態で、全ての端子1a,1b,1cが接続状態とはならない場合には、感光体カートリッジ100が装着されていないと判断する。
【0062】
そして、制御部90は、上記(a)の場合にのみ、第1端子1aと第2端子1bに溶断ヒューズ220の溶断電流値以上の電流を流して溶断ヒューズ220を溶断するとともに、前述したカウント値をリセットするようになっている。したがって、未だ寿命に達してはいない感光体カートリッジ100が、何らかの理由、例えば紙詰まり等により、装置本体から取り外され、再び装着された場合には、これを新たな感光体カートリッジ100であるとは認識せず、したがって、カウント値がリセットされるということもない。
【0063】
なお、感光体カートリッジ100は、装置本体1に対して図1において左方から装着されるが、画像形成装置のフレームおよびケース80は、図1におけるB−B線すなわち感光体カートリッジ100と露光ユニット40との間で分離され得るようになっている(例えば露光ユニット40側が左方にスライド可能となっている)ので、感光体カートリッジ100の着脱を容易に行なうことができる。図2および図5に示すように、感光体カートリッジ100には、その着脱を容易にするための摘み231,231が設けられている。
【0064】
以上のような感光体カートリッジ100は、画像形成装置に組み込まれると、駆動用のギア190に画像形成装置本体の駆動ギア(図示せず)が噛み合うことによって、その感光体140が矢印方向に回転駆動される。
【0065】
以上のような画像形成装置によれば、次のような作用効果が得られる。
【0066】
回転駆動される感光体140の表面に、露光手段40による露光L1がなされて静電潜像が形成され、この潜像に現像手段10で現像剤が付与されて可視像となり、この可視像が、回転駆動される中間転写体36に一次転写され、さらに、記録材Sに二次転写されることとなる。
【0067】
したがって、記録材S上にカラー画像を形成する場合には、感光体140上に形成された可視像を中間転写体36上に転写させる工程を、異なる色の現像剤を用いて複数回繰り返すことにより、中間転写体36上で複数色の可視像を重ね合わせてカラー画像を形成し、このカラー画像を記録材上に一括転写(二次転写)させることによって形成することが可能である。
【0068】
中間転写体36にはマークMが設けられており、このマークMが検出手段91で検出された時点を基準として露光手段41による露光タイミングが制御手段90で制御されるので、転写される複数色の可視像同士の間における中間転写体36上での色間位置ズレを抑制して綺麗なカラー画像を得ることが可能となる。
【0069】
そして、この画像形成装置によれば、検出手段91によるマークMの検出回数をカウントするカウント手段と、このカウント手段によるカウント値が所定値に達したときに感光体140が寿命に達したと判断する判断手段とを備えているので、次のような作用効果が得られる。
【0070】
すなわち、感光体140の回転数と中間転写体36の回転数とは対応関係にある。例えば、感光体1回転に対して中間転写体が1回転する、感光体2回転に対して中間転写体が1回転する等の関係がある。この実施の形態では、感光体140の2回転に対して中間転写ベルト36が1回転する。
【0071】
したがって、前記カウント手段により色間位置ズレ防止用のマークMの検出回数をカウントすることにより、中間転写体36の回転数がカウントされ、結果として感光体140の回転数がカウントされ、このカウント値が所定値に達したときに判断手段によって、感光体140が寿命に達したと判断されることとなる。
【0072】
以上のように、この画像形成装置によれば、色間位置ズレ防止用のマークMの検出手段91を利用することにより、感光体140に対する特別なカウント手段を要することなく、感光体140の寿命を確実に判断することができる。
【0073】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
【0074】
例えば、
▲1▼マークMは光の透過孔で構成したが、光を反射するシール等で構成することもできる。その場合、検出手段91は反射型の光センサで構成することができる。
【0075】
▲2▼中間転写体は、ベルトに限らず、中間転写ドラムで構成することもできる。
【0076】
【発明の効果】
請求項1記載の画像形成装置によれば、色間位置ズレ防止用のマークMの検出手段を利用することにより、感光体に対する特別なカウント手段を要することなく、感光体の寿命を確実に判断することができる。
【0077】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施の形態を示す概略図。
【図2】感光体カートリッジおよびその周辺の部分切断拡大図。
【図3】図2におけるIII−III拡大部分断面図。
【図4】中間転写ベルト36の部分平面図。
【図5】感光体カートリッジの部分分解斜視図。
【図6】装置本体と感光体カートリッジの溶断ヒューズとの関係を示す回路図。
【符号の説明】
S 記録材
10 現像器(現像手段)
36 中間転写体
M マーク
40 露光ユニット(露光手段)
91 光センサ(検出手段)
90 制御部(制御手段、カウント手段、判断手段)
140 感光体

Claims (1)

  1. 回転駆動される感光体と、
    この感光体の表面に露光して感光体の表面に潜像を形成する露光手段と、
    この露光手段により形成された潜像に現像剤を付与して可視像とする現像手段と、
    回転駆動され、前記現像手段により現像された可視像が一次転写され、さらに、その可視像を記録材に二次転写させる中間転写体と、
    この中間転写体に設けられたマークと、
    このマークを検出する検出手段と、を備え,
    画像形成装置全体の制御を行う制御部が,
    前記検出手段により前記マークが検出された時点を基準として前記露光手段による露光タイミングを制御する制御手段と、
    前記検出手段による前記マークの検出回数をカウントするカウント手段と、
    このカウント手段によるカウント値が所定値に達したときに前記感光体が寿命に達したと判断する判断手段と、
    を備え
    前記感光体は感光体カートリッジとして構成されて画像形成装置本体に対して交換可能に構成され,
    前記感光体カートリッジは,溶断ヒューズと,該溶断ヒューズの一対の端子部にそれぞれ接続される第1取付金具と第2取付金具とを有する一方,
    画像形成装置本体は,前記感光体カートリッジが画像形成装置本体に装着された際に,前記第1取付金具に接続される第1端子と,前記第2取付金具に接続される第2端子および第3端子とを有し,かつ,前記第2端子が接地されていて,画像形成装置の電源が入れられると、上記3つの端子のうち第1端子と,第3端子とに通電される構成となっており,
    前記制御部は、前記電源が投入されたとき、前記第1端子と第2端子とに前記溶断ヒューズの溶断電流値未満の電流を流して接続状態を検出した結果が接続状態の場合は、新しい感光体カートリッジが装着されたと判断し,同じく前記第1端子と第2端子とに前記溶断ヒューズの溶断電流値未満の電流を流して接続状態を検出した結果が接続状態とはならず、前記第2端子と第3端子とが接続状態の場合には、感光体カートリッジが装着されたと判断し,前記電源が投入された状態で、第1〜第3端子全てが接続状態とはならない場合には、感光体カートリッジが装着されていないと判断し,かつ,上記新しい感光体カートリッジが装着されたと判断した場合にのみ、前記第1端子と第2端子とに前記溶断ヒューズの溶断電流値以上の電流を流して溶断ヒューズを溶断するとともに、前記カウント値をリセットすることを特徴とする画像形成装置。
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