JP3687296B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、中間転写体、用紙搬送体等のベルト状回転体を有する複写機、プリンター、複合機等の画像形成装置に係り、特に、そのベルト状回転体に剥離ミスにより巻きついた状態にある記録用紙を検知し、かかる記録用紙が原因となるトラブルの発生を防止することができる画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式を利用した画像形成装置においては、図12に示すように、感光ドラムからなる像形成体a上に形成されるトナー画像を、レジロールbから所定のタイミングで送りだされる記録用紙cに対して転写器dによる静電的な作用により転写し、その転写後の記録用紙cを剥離用帯電器eや剥離フィンガーfによる作用により像形成体aから剥離させた後、搬送ベルトg等を介して定着装置hに送りこむようになっている。
【0003】
そして、このような画像形成装置では、転写後の記録用紙cが剥離されず像形成体aに巻きついたり、その搬送異常により紙詰まる現象(ジャム)が発生することがあるため、このジャムの発生を検知する目的で、レジロールbの用紙送出側にレジセンサーiを設置するとともに定着装置hの用紙搬入側にジャム検知センサーjを配置し、画像形成時においてレジセンサーiを通過した記録用紙cが予め設定されている一定のタイマーカウント値(閾値時間)内にジャム検知センサーjを通過したときには「ジャムが発生していない」と判別し、一方、そのタイマーカウント値内にジャム検知センサーjを通過しないときには「ジャムが発生した」と判別するジャム検知機構が設けられている。しかも、このジャム検知機構により「ジャムが発生した」と判別されたときには、装置全体を停止状態にするように設定されている。
【0004】
このジャム検知機構は、図13に示すように、像形成体aと同期して回転するベルト形態又はドラム形態の用紙搬送体kに記録用紙cを静電的に吸着させて搬送し、像形成体aから記録用紙cへのトナー画像の転写を行った後、その転写後の記録用紙cを用紙搬送体kから剥離して定着装置hへ送るタイプの画像形成装置や、図14に示すように、像形成体aと同期して回転するベルト形態又はドラム形態の中間転写体mに像形成体a上のトナー画像を一次転写し、中間転写体mに転写されたトナー画像をその中間転写体mに一次的に密着させるように給送する記録用紙cに二次転写器nにより転写させた後、その二次転写後の記録用紙cを中間転写体mから剥離して定着装置hへ送るタイプの画像形成装置においても、同様に設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、仮に前記したように記録用紙cが剥離ミスにより像形成体aに巻きつくジャムが発生した場合には、その像形成体aが曲率の大きい円筒形の剛体からなる感光ドラムであるため、その感光ドラムからなる像形成体aに巻きついた記録用紙cを除去するのは比較的容易に行うことが可能である。
【0006】
これに対し、記録シートcが剥離ミスによりベルト形態等の用紙搬送体kや中間転写体mに巻きつくジャムが発生した場合には、そのいずれの場合も記録用紙cがジャム検知センサーjを通過することがないため、前記したジャム発生と判別する際のタイマーカウント値が経過するまで、その巻きついた記録用紙cは用紙搬送体kや中間転写体mにより搬送されてしまう。このようにベルト形態等の用紙搬送体kや中間転写体mに巻きついた記録用紙cを除去する際には、用紙の一端を爪などにより用紙搬送体kや中間転写体mのベルト面から剥がして剥離すためのきっかけをつくる等の作業が必要となって、その用紙の除去作業が困難になるばかりか、その用紙の除去作業時に用紙搬送体kや中間転写体mの表面を傷つけてしまう等のおそれがある。特に、中間転写体mの表面を傷つけてしまった場合には、その傷ついた部分でのトナー画像の転写等が正常に行えなくなり、画質の劣化を招くことになる。
【0007】
また、図15に示すように、記録用紙cが複数枚重なった重送状態で送られて転写部d,nを通過した後、その重送された記録用紙cのうちの一部c1が用紙搬送体kや中間転写体mの表面から正常に剥離されて定着装置hにむけて送り出され、その残りの一部c2が用紙搬送体kや中間転写体mの表面に巻きついて送られるという、いわゆる「行き分かれ現象」が発生した場合には、正常に剥離された側の記録用紙cがジャム検知センサーjを通過することになるため、画像形成装置が「ジャムが発生していない」と判断して通常通りに動作してしまう。この結果、剥離ミスした側の記録用紙c2は、用紙搬送体kや中間転写体jに巻きついたままの状態で搬送され続けることになるため、その除去が困難な位置にまで送り込まれたり、その用紙搬送体kや中間転写体mの周囲に配設される構成部品(クリーニング装置など)に巻き込まれてダメージを与えてしまうという不具合がある。
【0008】
ちなみに、本出願人も、例えば、用紙搬送体kを備えた画像形成装置(図13)において発生したジャムの除去作業を簡便に行うことができるようにするため、用紙搬送路を構成する各用紙搬送ユニット内にユニット内用紙検知手段s1,s2,s3,s4をそれぞれ設置するとともに、各用紙搬送ユニットどうしの間にユニット間用紙検知手段s5を配置し、ユニット内用紙検知手段(s1〜4)のいずれかが搬送異常を検知したとき、ユニット間用紙検知手段s5も用紙有りを検知した際には、その搬送異常が発生した用紙搬送ユニットy1に続く次に用紙搬送ユニットy2の搬送動作を解除し、搬送異常が発生した用紙搬送ユニットy1の搬送動作を停止させるとともに正規の搬送方向とは逆方向に所定量だけ搬送動作を行うようにした画像形成装置について提案している(特開平8−259100号公報)。これは、例えば転写部を含む用紙搬送ユニットy1と定着部を含む用紙搬送ユニットy2の間に跨がった状態でジャムが発生しそうになっても、そのジャム用紙を搬送異常と検知された側の用紙搬送ユニット内に逆送して戻すことにより、2つの用紙搬送ユニットの間に跨がった状態でジャム用紙が存在することをなくし、また、そのジャム用紙の除去作業を1つのユニット内においてできるようにしたものである。
【0009】
しかし、この提案による画像形成装置では、記録用紙cが剥離ミスにより用紙搬送体kに巻きついて送られた場合にはその用紙搬送体kに用紙が巻きついていることを直接検知することができず、結果的に記録用紙cが除去困難な位置等に送り込まれてしまい、また、重送された記録用紙cが行き分かれ現象になった場合には前記したような不具合が同様に発生してしまい、結局のところ、前述した従来技術の各課題を解決することは不可能であった。
【0010】
従って、本発明の目的は、記録用紙が中間転写体、用紙搬送体等のベルト状回転体に剥離されず巻きついたこと(行き分かれ現象時における巻きつきも含む)を確実に検知し、かかる記録用紙が原因となるトラブルの発生を防ぐことができる画像形成装置を提供することにある。
【0011】
また、本発明の他の目的は、ベルト状回転体に剥離ミスにより巻きついた記録用紙をベルト状回転体にダメージを与えることなく容易に除去することができる画像形成装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明(請求項1に係る発明)は、画像が形成される像形成体の動作と同期して回転するベルト状回転体と、このベルト状回転体の表面に少なくとも一時的に密着する記録用紙がその表面から剥離される剥離部とを有する画像形成装置において、前記ベルト状回転体の前記剥離部からその回転体の回転方向下流側に離れた位置に、その剥離部で剥離されずベルト状回転体に付着している記録用紙の有無を検知する用紙検知手段を設置するとともに、その用紙検知手段の検知情報に基づいて装置全体を直ちに停止状態にする制御手段を設け、かつ、前記用紙検知手段を、前記制御手段により装置全体が停止状態にされた時における記録用紙の搬送方向後端部が少なくとも前記剥離部よりも用紙搬送方向上流側に存在することが可能となる位置に設置したものである。
【0013】
この手段において、ベルト状回転体とは、無端状の薄層部材(フィルム,シート)を複数の支持ロールに張架した状態で回転させるベルト形態のものか、或いは、その無端状の薄層部材を円筒状に保持張架した状態で回転させるドラム形態のものである。具体的には、ベルト形態又はドラム形態の中間転写体か、或いは、ベルト形態又はドラム形態の用紙搬送体である。ベルト状回転体が中間転写体である場合、剥離部は二次転写部となる(請求項4)。像形成体としては、通常、電子写真方式によりトナー画像が形成される感光体が挙げられるが、これ以外のものであってもよい。
【0014】
また、用紙検知手段としては、通常、反射型又は透過型のセンサーが使用されるが、ベルト状回転体に付着している記録用紙を検知できるものであれば他の検知手段を使用してもよい
【0015】
このような手段によれば、用紙検知手段が、剥離部で剥離されずベルト状回転体に付着している記録用紙の有無を検知する。この用紙検知手段による剥離ミスした記録用紙の検知は、重送される記録用紙による行き分かれ現象が発生した場合にも、同様に行われる。これにより、記録用紙が剥離ミスによりベルト状回転体に付着していることが、剥離部の通過後に確実に検知される
【0016】
また、上記手段によれば、用紙検知手段により剥離ミスの記録用紙の存在が検知されると、制御手段により直ちに装置全体が停止状態になる。これにより、ベルト状回転体の回転が停止して、そのベルト状回転体に付着したままの記録用紙の移動が直ちに中止されるため、剥離ミスした記録用紙がベルト状回転体に付着したままで搬送され続けることによるトラブル(その用紙が除去作業が困難な位置まで搬送されること、ベルト状回転体の周囲に配設される構成部品にダメージを与えることなど)が発生することを確実に防ぐことができる。
【0017】
さらに、上記手段によれば、記録用紙の剥離ミスの発生によりベルト状回転体の回転が停止した際、そのベルト状回転体に付着したままの記録用紙の後端部は、常に、剥離部よりも用紙搬送方向上流側に存在することになる。これにより、その剥離ミスした記録用紙を、ベルト状回転体に触れることなく、その用紙後端部を手でつかんでベルト状回転体から容易に除去することができるこれは、ベルト状回転体が中間転写体、剥離部が二次転写部である場合(請求項4に係る発明)には、その記録用紙の後端部がベルト状回転体に張りついていない状態にあり、その用紙をより取り除きやすくなるため、特に有効である
【0018】
また、本発明の画像形成装置においては、前記ベルト状回転体の表面から剥離された後の記録用紙の通過の有無を検知して紙詰まりの発生の有無を判別するために使用されるジャム検知手段が設置されており、前記用紙検知手段を、その用紙検知手段の剥離部からの離間距離が前記ジャム検知手段の剥離部からの離間距離よりも短くなる位置に設置すること(請求項2に係る発明)が望ましい。
【0019】
このような手段によれば、重送される記録用紙により行き分かれ現象が発生した場合、剥離部で正常に剥離された側の記録用紙がジャム検知手段に到達する前に、剥離ミスした側の記録用紙が用紙検知手段を通過して検知される。つまり、正常に剥離した記録用紙がジャム検知手段を通過することによりジャムが発生しないと判別されてしまう前に、剥離ミスした記録用紙が用紙検知手段を通過することにより剥離ミスが発生したことが先に検知されることになる。これにより、行き分かれ現象が発生したことが確実に検知される
【0020】
さらに、本発明の画像形成装置においては、前記ジャム検知手段が、前記ベルト状回転体の表面から剥離された後に定着装置の用紙搬入側に送り込まれる用紙の通過を検知するように配置されていること(請求項3に係る発明)が望ましい
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
【0022】
[第1の実施形態]
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置を示す概略図である。この画像形成装置は、1つの像形成体から中間転写方式を採用してカラー画像を形成し得るタイプのものである。
【0023】
図1において、符合1は矢印a方向に回転する像形成体としての感光ドラムであり、この感光ドラム1の周囲には、帯電器10、像露光装置11、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)及びブラック(K)の色成分のトナーが収容された現像器12Y,12M,12C,12Kが一体化されたロータリー方式の現像装置12、一次転写バイアスが印加されるロール方式の一次転写器13、クリーニング装置14等が配設されている。像露光装置11は、この画像形成装置が複写機能を有するものである場合には、不図示の原稿読取装置から取り込まれる画像情報に基づいて像露光を行って感光ドラム1上に静電潜像を形成し、また,画像形成装置がプリンター機能を有するものである場合には、不図示の外部機器や記録媒体等から入力される画像情報に基づいて像露光を行って感光ドラム1上に静電潜像を形成するようになっている。なお、現像装置12は、ロータリー方式のものに代えて、感光ドラムの周囲に各色のトナーを収容する4つの独立した現像器を順次配設する、いわゆるステーショナリー方式のものを使用してもよい。また、一次転写器13についても、ロール方式に代えて、コロトロン方式のものを使用してもよい。
【0024】
また、符合2はベルト状回転体としての中間転写ベルトであり、この中間転写ベルト2は、駆動ロール20、二次転写用の対向ロール21、テンション用ロール22及び従動ロール23の複数のロールに張架された状態で感光ドラム1の回転と同期して矢印b方向に回転するとともに、前記したロール方式の一次転写器13により押圧された状態で感光ドラム1の転写位置となる表面に当接するように配設されている。中間転写ベルト2としては、合成樹脂又は各種のゴム素材に導電性材料を適当量含有させてその体積抵抗率を調製してベルト状に成形したものが使用される。対向ロール21には、二次転写バイアスが印加されている。
【0025】
この中間転写ベルト2の周囲には、中間転写ベルト2を挟んだ状態で二次転写用の対向ロール21に圧接して従動回転する二次転写ロール24が接離可能に配設されているとともに、不図示のクリーニング装置が配設されている。この二次転写ロール24等は、感光ドラム1で形成する各色のトナー像を1色ずつ中間転写ベルト2に転写して重ね合わせてフルカラー画像を形成する場合、その最終色の1つ前のトナー像がその転写ロール24等を通過するまで中間転写ベルト2から離間するようになっている。図中の一点鎖線は、記録用紙Pの正規の搬送経路を示す。
【0026】
さらに、符合30は記録用紙Pを収容する給紙トレイ、31は給紙トレイ30内の記録用紙Pを1枚ずつ送り出すフィードロール、32は記録用紙Pを中間転写ベルト2と二次転写ロール24との圧接部である二次転写部Mまで所定のタイミングで送り出すレジロール、33,34は二次転写終了後の記録用紙Pを搬送するガイド部材、用紙搬送ベルト、35は二次転写されたトナー像を記録シートに定着するロール方式の定着装置である。
【0027】
そして、この画像形成装置においては、ジャム検知機構として、レジロール32の用紙送り出し側に送り出される記録用紙Pの通過を検知するレジセンサー3が配設されているとともに、定着装置35の用紙搬入側に送り込まれる記録用紙Pの通過を検知する定着部のジャムセンサー4が配設されている。また、中間転写ベルト2の二次転写部Mからベルト回転方向下流側に離れた位置に、二次転写後に中間転写ベルト2の表面から剥離されず付着したままの状態にある記録用紙Pの有無を検知する用紙検知手段としての剥離ミス検知センサー5が、そのベルト2の表面に近接した状態で配設されている。剥離ミス検知センサー5は、中間転写ベルト2の表面に発光素子から光をあててそのベルト表面からの反射光を受光素子により受光する反射型センサーからなり、記録用紙Pの存在を出力値の変化により検知できるように構成されている(図3、図4参照)。これらの各センサー3,4,5は、この画像形成装置全体の制御を行う制御部6と接続されている。
【0028】
制御部6は、レジセンサー3により記録用紙Pの通過が検知されると、タイマーのカウントが開始され、予め設定された経過時間T内にジャムセンサー4により記録用紙Pの通過が検知されたときにはレジロール32から定着装置35の手前までの用紙搬送経路内では「ジャムが発生しなかった」と判別し、その経過時間T内にジャムセンサー4により記録用紙Pの通過が検知されないときには「ジャムが発生した」と判別し、しかも「ジャムが発生した」と判別した場合には、装置全体を直ちに停止状態にする制御を行うように設定されている。また、この制御部6は、剥離ミス検知センサー5により中間転写ベルト2上に付着する記録用紙Pの存在を検知した場合には「剥離ミスが発生した」と判別し、しかも、装置全体を直ちに停止状態にする制御を行うように設定されている。
【0029】
また、剥離ミス検知センサー5は、図2に示すように、その二次転写部Mからの離間距離L1 がこの画像形成装置において使用可能な記録用紙Pの搬送方向の長さのうち最も短い長さF(例えば、はがきの縦送り時の長さ:148.5mm)(>L1 )よりも短くなるように設置されている。このときの剥離ミス検知センサー5の二次転写部からの離間距離L1 を記録用紙の搬送方向長さFよりもどの程度短くするかについては、制御部6により装置全体が停止状態にされた時における記録用紙Pの搬送方向後端部Paが少なくとも二次転写部Mよりも用紙搬送方向の上流側、即ち、二次転写ロール24とレジロール32の間や、レジロール32の上流側に存在することを実現できる観点から決定される。
【0030】
さらに、剥離ミス検知センサー5は、その二次転写部Mからの離間距離L1 がジャム検知センサー4の二次転写部Mからの離間距離L2 (>L1 )よりも短くなるように設置されている。
【0031】
次に、この画像形成装置による画像形成動作について説明する。
【0032】
まず、回転する感光ドラム1の表面が帯電器10により帯電された後、その帯電されたドラム表面に像露光装置11により所定の画像が露光走査されて静電潜像が形成される。次に、静電潜像がその潜像の色成分に応じたトナーを収容する現像器12により現像されて感光ドラム1上にトナー像として形成される。トナー像は、ロール方式の一次転写器13により感光ドラム1に圧接された状態で回転する中間転写ベルト2に静電的に一次転写される。転写終了後の感光ドラム1は、そのドラム表面に付着する残留トナー等がクリーニング装置14によって除去され、次のトナー像形成動作のために備える。
【0033】
単色画像を形成する場合には、中間転写ベルト2に一次転写されたトナー像を直ちに二次転写ロール24のある位置において給送される記録シートPへ静電的に二次転写するが、複数の色成分からなるトナー像を順次重ね合わせたカラー画像を形成する場合には、前記したような感光ドラム1上での各トナー像の形成動作並びにその各トナー像の一次転写動作が重ねる色の数だけ同様に繰り返される。例えば、4色のトナー像を重ね合わせたフルカラー画像を形成する場合には、感光体ドラム1上にはその1回転毎にイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの各トナー像が順次形成され、これらの各トナー像は中間転写ベルト2上に順次一次転写される。
【0034】
中間転写ベルト2に一次転写されたトナー像は、レジロール32から所定のタイミングで二次転写部Mに送り込まれる記録用紙Pに静電的に二次転写される。この際、記録用紙Pは、二次転写部Mにおいて中間転写ベルト2に一時的に密着された状態になるが、その転写後には中間転写ベルト2から剥離されるようになっている。
【0035】
トナー像が転写された記録シートPは、中間転写ベルト2から剥がれ、ガイド部材33や用紙搬送ベルト34を介して定着装置35に送り込まれてトナー像の定着処理がなされる。この結果、その記録シートP上に単色画像又はカラー画像が形成される。二次転写が終了した中間転写ベルト1は、そのベルト上に付着する残留トナー等が図示しないクリーニング装置によって除去される。
【0036】
次に、この画像形成装置における各センサーの検知情報に基づく制御動作について説明する。
【0037】
初めに、ジャム検知機構を構成するレジセンサー3とジャムセンサー4とによりジャムの発生の有無が検知される。すなわち、前記した画像形成動作において記録用紙Pが二次転写のためにレジロール32から送り出されると、その用紙通過がレジセンサー3により検知され、この検知情報により制御部6においてタイマーのカウントが開始される。その後、そのカウントが予め設定された閾値時間Tに達するまでに、ジャムセンサー4により記録用紙Pの通過が検知されると、この検知情報により制御部6ではレジロール32から定着装置35の用紙搬送経路内において記録用紙Pが正常に送られジャムが発生していないと判断し、その後の画像形成動作をそのまま続行するようになっている。一方、上記の経過時間T内にジャムセンサー4による用紙通過が検知されない場合には、制御部6ではレジロール32から定着装置35の用紙搬送経路内で何らかのジャムが発生したと判断し、その後の画像形成動作を停止させるようになっている。
【0038】
また、剥離ミス検知センサー5により二次転写後における記録用紙Pの中間転写ベルト2からの剥離ミスの発生の有無が検知される。この検知センサー5による検知は、少なくともレジセンサー3による記録用紙Pの通過が検知された後に開始され、前記した閾値時間Tが経過するまで行われる。
【0039】
剥離ミス検知センサー5は、図3に示すように、常時、中間転写ベルト2の表面について検知し(出力値V0 )、このベルト表面検知時の出力値に対して所定値以上の出力変化ΔVが得られた場合(同図b)に、中間転写ベルト2の表面に剥離ミスにより記録用紙Pが付着して送られてきたことを検知する設定になっている。なお、この剥離ミス検知センサー5は、図4に示すように、中間転写ベルト2の表面について検知しておらず(出力値0V)、所定値以上の出力変化ΔVが得られた場合(同図b)に、中間転写ベルト2の表面に剥離ミスにより記録用紙Pが付着して送られてきたことを検知する設定のものであってもよい。
【0040】
そして、剥離ミス検知センサー5による出力変化が検知情報として制御部6に入力されると、制御部6では、中間転写ベルト2で記録用紙Pの剥離ミスが発生したと判別し、その後の画像形成動作を直ちに停止する制御が実行される。
【0041】
これにより、二次転写後に記録用紙Pの中間転写ベルト2からの剥離ミスが発生した場合であっても、二次転写部Mの用紙搬送方向下流側に離れて設置された剥離ミス検知センサー5により確実に検知されることになる。
【0042】
また、検知センサー5による記録用紙の剥離ミスが検知されると、その後の画像形成動作が直ちに停止されるため、剥離ミスした記録用紙Pは、検知センサー5による検知後は中間転写ベルト2により搬送されることはない。この結果、剥離ミスした記録用紙Pが中間転写ベルト2により除去困難な場所まで搬送されることが防止されるとともに、その記録用紙Pが中間転写ベルト2の周辺に配設されたクリーニング装置等の周辺部品に巻き込まれて当該部品にダメージを与えてしまうことが防止される。
【0043】
そして、この画像形成装置では、剥離ミス検知センサー5が前記したようにその二次転写部Mからの離間距離L1 が記録用紙Pの搬送方向の長さのうち最も短い長さFよりも短くなるように設置されているため、検知センサー5による検知後に装置全体が停止された際には、剥離ミスした記録用紙Pが搬送方向長さFの記録用紙(例えばはがき)である場合には、図5aに示すように、その用紙後端部Paは二次転写部Mの二次転写ロール24と中間転写ベルト2の間に進入する前の状態(換言すれば、二次転写部Mの用紙搬送方向上流側に残った状態)で停止することになる。このため、その剥離ミスした記録用紙Pを除去するに当たっては、中間転写ベルト2に触れることなく、中間転写ベルト2に密着する前の用紙後端部Paを手でつかんで容易に除去することができる。また、剥離ミスした記録用紙Pが搬送方向長さFよりも長いもの(例えば縦送りする普通紙)である場合には、図5bに示すように、その用紙後端部Paはレジロール32よりも用紙搬送方向上流側に残った状態で停止することになる。この場合においても、その記録用紙Pは、中間転写ベルト2に触れることなく、中間転写ベルト2に密着する前の用紙後端部Paを手でつかんで容易に除去することができる。
【0044】
さらに、この画像形成装置においては、剥離ミス検知センサー5が前記したようにその二次転写部Mからの離間距離L1 がジャム検知センサー4の二次転写部Mからの離間距離L2 よりも短くなるように設置されているため、記録用紙Pが給紙トレイ30から重送状態で送られて行き分かれ現象が発生した場合であっても、図6に示すように、二次転写部Mにおいて正常に剥離されて定着装置35にむけて送られる記録用紙P1がジャムセンサー4に到達する前に、剥離ミスして中間転写ベルト2に付着したままで送られる記録用紙P2が剥離ミス検知センサー5を通過して検知される。この結果、正常に剥離した記録用紙P1がジャムセンサー4を通過することにより「ジャムが発生しない」と判別されてしまう前に、剥離ミスした記録用紙P2が剥離ミス検知センサー5により剥離ミスが発生したことが先に検知されることになる。
【0045】
従って、行き分かれ現象が発生した場合であっても、その発生したことが確実に検知されるため、前述したように行き分かれ現象の検知ができなかった従来技術における不具合の発生を防止することができる。すなわち、剥離ミスした側の記録用紙P2が中間転写ベルト2により除去困難な場所まで搬送されてしまうことが防止されることに加え、その記録用紙P2が中間転写ベルト2の周辺に配設されたクリーニング装置等の周辺部品に巻き込まれて当該部品にダメージを与えてしまうことが防止される。そして、剥離ミスした記録用紙P2が検知センサー5により検知された直後に制御部6により装置全体が停止状態になった時点では、その剥離ミスした記録用紙P2は、その用紙後端部が前記したように少なくとも二次転写部Mの用紙搬送方向上流側に残った状態で停止するため、その除去作業を中間転写ベルト2にダメージを与えることなく容易に行うことができる。しかも、正常に剥離された側の記録用紙P1もロール方式の定着装置34に送り込まれる前に停止するため、その除去作業を容易に行うことができる。
【0046】
ちなみに、剥離ミス検知センサー5の二次転写部Mからの離間距離L1 がジャム検知センサー4の二次転写部Mからの離間距離L2 よりも長い場合には、剥離ミスした側の記録用紙P2がその検知センサー5を通過することにより、行き分かれ現象の発生は検知されて装置全体も停止状態になるが、この検知センサー5により剥離ミスした記録用紙P2が検知された時点では、正常に剥離された側の記録用紙P1はジャムセンサー4を通過して定着装置35に正常に送り込まれた途中で停止することになる。このため、剥離ミスした側の記録用紙P2が中間転写ベルト2により除去作業が困難な位置まで搬送されてしまうばかりではなく、定着装置35に中途半端な状態で送りこまれた、正常に剥離した側の記録用紙P1の除去が非常に困難になってしまうことになり、好ましくない。
【0047】
また、この画像形成装置において記録用紙PとしてOHPシートを使用する場合、OHPシートが普通紙に比べて光の反射率が小さいため剥離ミス検知センサー5により検知されにくいことを考慮して、OHPシートとして、図7aに示すように、その搬送方向先端部とその一方の側片部に予めセンサー検知用のライン(例えば白色の着色ライン)Rを形成したものを使用するようにしている。これにより、検知センサー5では、同図bに示すように、センサー検知用のラインPaの通過により出力値が変化するため、OHPシートの二次転写部Mにおける剥離ミスについても確実に検知されることになる。検知センサー5として、OHPシートの検知が可能な性能を有するセンサーを使用して対応してもよく、この場合には、OHPシートに上記したようなセンサー検知用のラインを形成しておく必要はなくなる。
【0048】
なお、この第1の実施形態に係る画像形成装置は、1つの像形成体(感光ドラム)から中間転写方式を採用してカラー画像を形成し得るタイプのものであったが、図8に示すように、4つの像形成体(感光ドラム)から中間転写方式を採用してカラー画像を形成し得るタイプのものであってもよい。
【0049】
すなわち、図8に示す画像形成装置は、イエロー,マゼンタ,シアン及びブラックのトナーがそれぞれ収容された現像器12Y,12M,12C,12Kを備えた4つの感光ドラム1Y,1M,1C,1Kを順次配し、中間転写ベルト2を駆動ロール20、二次転写用の対向ロール21、テンション用ロール22及び3つの従動ロール23,23に張架した以外は第1実施形態に係る画像形成装置と同じ構成からなるものである。
【0050】
従って、この画像形成装置においても、第1実施形態に係る画像形成装置と同様に、レジセンサー3、ジャムセンサー4及び剥離ミス検知センサー5が配置されている。剥離ミス検知センサー5の配置条件についても、図9に示すように第1実施形態に係る画像形成装置における配置条件(図2)と同じである。
【0051】
そして、この画像形成装置によれば、フルカラー画像の形成については、4つの感光ドラム1Y,1M,1C,1Kで形成される各色成分のトナー像が中間転写ベルト2にそのベルトの1回転中に一括して多重転写される点で第1実施形態の装置と異なるのみで、それ以降は、第1実施形態の装置と同様に、中間転写ベルト2上のトナー像は二次転写ロール24等が配される二次転写部Mにおいて記録用紙Pに二次転写されることになる。そして、各センサー3,4,5の配置により、第1実施形態の装置と同様に、ジャム検知が行われるとともに二次転写部Mにおける記録用紙の剥離ミスの検知が行われる。また、記録用紙の剥離ミスの検知時には、第1実施形態の場合と同様の作用効果が得られる。
【0052】
[第2の実施形態]
図10は、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置を示す概略図である。この第2実施形態に係る画像形成装置は、中間転写ベルト2に代えてベルト状回転体の他例としての用紙搬送ベルト7を使用した以外は第1実施形態に係る画像形成装置と同じ構成のものである。
【0053】
すなわち、実施形態の画像形成装置は、イエロー,マゼンタ,シアン及びブラックのトナーがそれぞれ収容された現像器12Y,12M,12C,12Kを備えた4つの感光ドラム1Y,1M,1C,1Kを順次配し、駆動ロール20、テンションロール22及び2つの従動ロール23に張架された用紙搬送ベルト7を、4つの感光ドラム1Y,1M,1C,1Kに接した状態でかつ同期して回転するように配設し、感光ドラム1Kの下流側に用紙搬送ベルト7をはさんで従動ロール23と対向する位置に剥離用帯電器25を配設した以外は第1実施形態に係る画像形成装置と同じ構成からなるものである。
【0054】
従って、この画像形成装置においても、第1実施形態に係る画像形成装置と同様に、レジセンサー3、ジャムセンサー4及び剥離ミス検知センサー5が配置されている。剥離ミス検知センサー5の配置条件についても、図11に示すように第1実施形態に係る画像形成装置における配置条件(図2)と同じである。図11中のL1 は、検知センサー5の、従動ロール23と接する用紙搬送ベルト7と剥離用帯電器25との間となる分離部からの離間距離、L2 はジャムセンサー4の上記分離部Nからの離間距離を示す。
【0055】
そして、この画像形成装置によれば、フルカラー画像の形成については、4つの感光ドラム1Y,1M,1C,1Kで形成される各色成分のトナー像が、用紙搬送ベルト7に静電的に吸着された状態で搬送される記録用紙Pに直接的に多重転写される点で第1実施形態の装置と異なるのみで、それ以降は、記録用紙Pが剥離用帯電器25の作用により用紙搬送ベルト7から剥離された後、定着装置35に送りこまれることによって行われる。そして、各センサー3,4,5の配置により、第1実施形態の装置と同様に、ジャム検知が行われるとともに二次転写部Mにおける記録用紙の剥離ミスの検知が行われる。
【0056】
特に、この装置の場合には、記録用紙の剥離ミスが検知された直後に装置全体が停止状態になった際、剥離ミスした記録用紙の後端部は前記した分離部Nよりも用紙搬送方向上流側に位置した状態で停止することになる。
【0057】
なお、前記した各実施形態では、ベルト状回転体としてベルト形態の中間転写体2や用紙搬送体7を例示して説明したが、ドラム形態の中間転写体又は用紙搬送体を使用してもよい。
【0058】
また、前記した各実施形態では、ジャム検知をレジセンサー3及びジャムセンサンー4により行う場合について説明したが、本発明の剥離ミス検知センサーによる剥離ミス検知機構は、この両センサー3,4によるジャム検知機構を設けていない画像形成装置やこのジャム検知機構以外のタイプのものを設置している画像形成装置に対しても同様に適用することが可能である。
【0059】
さらに、第2の実施形態においては、第1実施形態(図1)の場合と同様に、1つの像形成体(感ドラム)によりフルカラー画像形成時のトナー像を形成するように構成してもよい。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、中間転写体、用紙搬送体等のベルト状回転体における用紙剥離部から回転方向下流側に離れた位置に用紙検知手段を設けたため、記録用紙がそのベルト状回転体に剥離されず巻きついたこと(行き分かれ現象時における巻きつきも含む)を確実に検知することができる。また、その検知により装置全体を停止状態にする制御を行うため、かかる剥離ミスした記録用紙が原因となるトラブル(その用紙の困難な除去作業が強いられること、ベルト回転体の周囲に配される部品へのダメージを与えることなど)の発生を防ぐことができる。
【0061】
また、用紙検知手段の設置位置を、剥離ミス検知時に装置全体が停止状態にされた際における用紙後端部がベルト状回転体における用紙剥離部から用紙搬送方向上流側に存在することが可能となる位置に設定しているため、剥離ミスした記録用紙を、ベルト状回転体に触れることなく(触れることによるダメージを与えることなく)、容易に除去することができる。
【0062】
さらに、用紙検知手段の設置位置を、その用紙検知手段の剥離部からの離間距離がジャム検知手段の剥離部からの離間距離よりも短くなる位置に設定した場合には、剥離部において発生する記録用紙による行き分かれ現象についても確実に検知することができ、また、かかる行き分かれ現象が検知できない場合におけるトラブルの発生を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略図である。
【図2】 第1実施形態の画像形成装置における各センサーの配置位置を示す説明図である。
【図3】 剥離ミス検知センサーの検知動作の一例を示す説明図であり、(a)は剥離ミスの記録用紙がない場合の出力状態を示し、(b)は剥離ミスの記録用紙が検知された場合の出力状態を示す。
【図4】 剥離ミス検知センサーの検知動作の他例を示す説明図であり、(a)は剥離ミスの記録用紙がない場合の出力状態を示し、(b)は剥離ミスの記録用紙が検知された場合の出力状態を示す。
【図5】 剥離ミスした記録用紙が検知されて装置全体が停止状態になった際における当該用紙の停止位置の様子を示す説明図であり、(a)は搬送方向の長さが最短の記録用紙である場合を示し、(b)は搬送方向の長さが比較的ながめの記録用紙である場合を示す。
【図6】 行き分かれ現象が発生した場合における装置の動作状態を示す説明図である。
【図7】 記録用紙がOHPシートである場合における構成を示すもので、(a)は使用するOHPシートの構成を示す平面図、(b)は(a)で示すOHPシートが剥離ミス検知センサーにより検知されたときの当該センサーの出力状態を示す説明図である。
【図8】 第1実施形態の画像形成装置の変形例を示す概略図である。
【図9】 図8の画像形成装置における各センサーの配置位置を示す説明図である。
【図10】 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略図である。
【図11】 第2実施形態の画像形成装置における各センサーの配置位置を示す説明図である。
【図12】 従来技術の一構成例を示す要部概要図である。
【図13】 従来技術の他の構成例を示す要部概要図である。
【図14】 従来技術の他の構成例を示す要部概要図である。
【図15】 行き分かれ現象について説明するための説明図である。
【符号の説明】
1…感光ドラム(像形成体)、2…中間転写ベルト(ベルト状回転体)、4…ジャムセンサー(ジャム検知手段)、5…剥離ミス検知センサー(用紙検知手段)、6…制御部(制御手段)、P…記録用紙、Pa…用紙後端部、M…二次転写部(剥離部)、H…分離部(剥離部)、L1 …剥離ミス検知センサーの剥離部からの離間距離、L2 …ジャムセンサーの剥離部からの離間距離。

Claims (4)

  1. 画像が形成される像形成体の動作と同期して回転するベルト状回転体と、このベルト状回転体の表面に少なくとも一時的に密着する記録用紙がその表面から剥離される剥離部とを有する画像形成装置において、
    前記ベルト状回転体の前記剥離部からその回転体の回転方向下流側に離れた位置に、その剥離部で剥離されずベルト状回転体に付着している記録用紙の有無を検知する用紙検知手段を設置するとともに、その用紙検知手段の検知情報に基づいて装置全体を直ちに停止状態にする制御手段を設け、
    かつ、前記用紙検知手段を、前記制御手段により装置全体が停止状態にされた時における記録用紙の搬送方向後端部が少なくとも前記剥離部よりも用紙搬送方向上流側に存在することが可能となる位置に設置したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ベルト状回転体の表面から剥離された後の記録用紙の通過の有無を検知して紙詰まりの発生の有無を判別するために使用されるジャム検知手段が設置されており、前記用紙検知手段を、その用紙検知手段の剥離部からの離間距離が前記ジャム検知手段の剥離部からの離間距離よりも短くなる位置に設置したことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記ジャム検知手段が、前記ベルト状回転体の表面から剥離された後に定着装置の用紙搬入側に送り込まれる用紙の通過を検知するように配置されていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ベルト状回転体が前記像形成体で形成される画像が一次転写される中間転写体であり、前記剥離部がその中間転写体に転写された画像を記録用紙に二次転写する二次転写部であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
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