JP2005249913A - カラー画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】中間転写体を用いたカラー画像形成装置においてスループットが速くても画像劣化なしに画像形成する。
【解決手段】給紙遅延時に中間転写体(ITB)をもう1回転させ紙を待機させ、その間2次転写手段及びクリーニング手段をITBと離間状態とし、この時ドラムと1次転写の電位差を通常より小さくすることで逆転写を防止する。
【選択図】 図1
【解決手段】給紙遅延時に中間転写体(ITB)をもう1回転させ紙を待機させ、その間2次転写手段及びクリーニング手段をITBと離間状態とし、この時ドラムと1次転写の電位差を通常より小さくすることで逆転写を防止する。
【選択図】 図1
Description
本発明は電子写真方式を用いたカラー複写機やカラープリンター等のカラー画像形成装置に於ける、給紙不良によるジャム、画像不良を回避する制御手段に関するものである。
従来中間転写体を用いたドラム1のカラー画像形成装置では、図8に示すようにシート積載装置19から給紙ローラ18により1枚毎分離給送されたシート状の転写材Sは搬送ローラ対7bによりレジストローラ対7dまで搬送される。レジストローラ対7dの転写材搬送方向下流側にはレジストセンサー14が設けられ、転写材Sの先端がレジストセンサー14を通過し、レジストセンサー14の信号を検知してから所定時間経過後レジストローラ対7dは図示しないクラッチで回転駆動力の伝達が遮断され転写材Sの搬送を停止する。
中間転写ベルト5a上には画像形成領域外に位置検知用のマーク57が設けられ、ホームポジションセンサー58で検知している。
このホームポジションセンサー58からの信号を元に中間転写ベルト5a上に形成されたトナー画像と先端位置が合うように同期して、レジストローラ対7d及び搬送ローラ対7bを含む全ての給送系に搬送駆動力が伝達され、転写材Sが再給送される制御が行われている(例えば、特許文献1参照。)。
転写材Sの再給送と前後して略同時に、転写材Sへの中間転写ベルト5a上のトナー画像転写手段である離間していた2次転写ローラ11が中間転写ベルト5aに当接され、転写材Sが中間転写体と2次転写ローラで形成されるニップ部に搬送されて、トナー画像が転写材S上に転写される。
その後、転写材Sは転写材搬送手段12で定着器8まで搬送されトナー画像を定着し、装置本体の積載部10に排出される。
一方、中間転写ベルト5a上に残留したトナーは2次転写終了後に、クリーニングローラ5fが中間転写ベルト5aに当接し、中間転写ベルト5aから分離し易いように電荷が付与され、像担持体である感光体ドラム1に回収された後、クリーニングブレード6で掻き取られ廃トナーとして廃トナー容器に蓄積される。
給紙ローラ18は半月形状で1回転制御されており、1回転で搬送ローラ対7bに転写材Sの先端が到達できる外周長を有している。仮に給紙ローラ18と転写材Sがスリップし、中間転写ベルトのホームポジションセンサー58からの信号あるいは給紙ローラ回転開始(ソレノイドの通電ON信号等)から所定時間内にリトライセンサー13に転写材Sの先端が到達して信号検知されてない場合、給紙ローラはもう1回転し転写材Sを給送する。そして、中間転写ベルトのホームポジションセンサー58の信号から所定時間内にレジストセンサー14に転写材Sの先端が到達し信号検知された場合に前述した通常の2次転写動作が実施される。
カラー画像形成の時は、図2に示すように中間転写ベルトが4回転してイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色トナー画像形成後、画像形成に振動を与えないようにポイントP2で転写材の再給送、2次転写ローラ11・中間転写ベルト5aのクリーニングローラ5fの中間転写ベルトへの当設が行われ、転写材の給送も画像形成に振動を与えないようにシアン画像形成後にブラック画像形成開始の合間のポイントP1で給送動作を実施している。モノクロ画像形成時には、中間転写ベルト5aは1回転で画像形成を行い、2次転写ローラ11、中間転写ベルト5aのクリーニングローラ5fは2枚目以降当接したままの状態となる。
特開2003−295730号公報
しかしながら、上記した従来のカラー画像形成装置では以下のような問題点がある。カラー画像形成時の連続印字の場合は、中間転写ベルト5aが4回転している間に給送のリトライ動作をする時間的余裕が十分あるが、モノクロ画像の連続印字の場合、中間転写ベルト5aの回転速度と転写材搬送速度はほとんど同じであり、1次転写位置5jからホームポジションセンサー位置58を回って2次転写位置11までの中間転写ベルト5aのベルト長L1より、シート積載装置19から2次転写位置11までの転写材Sの搬送距離L2が同程度か長い場合(L1≦L2の時)、上記リトライ動作により給送された転写材Sが中間転写ベルト5a上のトナー画像の先端位置に間に合わず、中間転写ベルト5a上のトナー画像が行き過ぎてしまい、転写材S上にはトナー画像が途中から転写されてしまう。スループット(単位時間あたりの印字枚数)の速い装置に於いては(画像形成速度が一定ならば)、転写材Sの転写材間隔(先に搬送された転写材の後端と次に搬送されてくる転写材の先端の間隔距離)も短くなり中間転写ベルト上の画像間隔も短くなるのでこの傾向は顕著になる。従って、転写材Sの少しの給送タイミングのズレでリトライ動作が間に合ったり、送れたりして不安定な状態となる。
リトライ動作による給送タイミングが送れた場合、そのまま画像がズレタ状態で転写材を排出するか、給紙遅延ジャムで装置本体を停止する制御が一般的である。しかし、
(1)中間転写ベルト5a上のトナー画像先端部で転写材Sの先端部より行き過ぎた部分は、2次転写ローラ11に転写され、転写材Sの裏汚れを発生させる。
(2)更に、転写材Sの裏面に付着したトナーは定着器の加圧ローラに付着し定着器汚れを誘発する。
(3)給紙遅延ジャムにした再には、ジャム処理を行わなければならずユーザーにとっては煩わしいものであり、転写材の無駄使いとなる。
(4)給紙遅延ジャムにした再の中間転写ベルト上のトナー画像はクリーニングされ廃トナーとなって廃トナー容器に蓄積されるので、トナー消費が増えると共に、廃トナー容器或いは廃トナー容器を兼ねるカートリッジの交換時期が早まる。
といった不具合が発生する。
(1)中間転写ベルト5a上のトナー画像先端部で転写材Sの先端部より行き過ぎた部分は、2次転写ローラ11に転写され、転写材Sの裏汚れを発生させる。
(2)更に、転写材Sの裏面に付着したトナーは定着器の加圧ローラに付着し定着器汚れを誘発する。
(3)給紙遅延ジャムにした再には、ジャム処理を行わなければならずユーザーにとっては煩わしいものであり、転写材の無駄使いとなる。
(4)給紙遅延ジャムにした再の中間転写ベルト上のトナー画像はクリーニングされ廃トナーとなって廃トナー容器に蓄積されるので、トナー消費が増えると共に、廃トナー容器或いは廃トナー容器を兼ねるカートリッジの交換時期が早まる。
といった不具合が発生する。
本発明は、以上の点に着目して成されたもので、中間転写体を用いたカラー画像形成装置においてスループットが速くても画像劣化なしに画像形成するカラー画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は前述した問題点を解決するために、
転写材が所定時間内にリトライセンサー位置に到達していない事を検知した場合、給送のリトライ動作をする給紙制御手段を有し、又リトライセンサーが転写材有りを検知し且つ所定時間内に前記レジストローラセンサー位置に到達してない事を検知した場合は給紙遅延とし、前記転写材をレジストローラ対近傍の所定の位置で待機させ、二次転写手段及び中間転写体のクリーニング手段は中間転写体に非接触状態を維持し、中間転写体を少なくとも通常よりも1回転余分に回転させ、中間転写体上のトナー画像先端と同期を取って転写材を再給送し、通常の二次転写及び前記中間転写体のクリーニング動作を行う給紙制御手段を設ける。
転写材が所定時間内にリトライセンサー位置に到達していない事を検知した場合、給送のリトライ動作をする給紙制御手段を有し、又リトライセンサーが転写材有りを検知し且つ所定時間内に前記レジストローラセンサー位置に到達してない事を検知した場合は給紙遅延とし、前記転写材をレジストローラ対近傍の所定の位置で待機させ、二次転写手段及び中間転写体のクリーニング手段は中間転写体に非接触状態を維持し、中間転写体を少なくとも通常よりも1回転余分に回転させ、中間転写体上のトナー画像先端と同期を取って転写材を再給送し、通常の二次転写及び前記中間転写体のクリーニング動作を行う給紙制御手段を設ける。
この時、像担持体としての感光体ドラムと中間転写ベルトが接触したままの状態で、且つ1次転写手段も中間転写ベルトを介して感光体ドラムに当接したまま中間転写ベルトを余分に回転させると、中間転写ベルト上のトナー画像が感光体ドラム上に再転写されトナー画像の劣化が生じる。
これを極力抑える為に、
(1)中間転写体の余分な回転中に感光体ドラムと1次転写手段の電位差を通常の画像形成時の電位差より小さくし、中間転写ベルト上のトナー画像が感光体ドラム上に再転写する量を抑える制御手段を設ける。
(2)中間転写体の余分な回転中に感光体ドラムと中間転写体が離間する制御手段を設ける事で中間転写ベルト上のトナー画像が感光体ドラム上に再転写するのを防止する事ができる。
(1)中間転写体の余分な回転中に感光体ドラムと1次転写手段の電位差を通常の画像形成時の電位差より小さくし、中間転写ベルト上のトナー画像が感光体ドラム上に再転写する量を抑える制御手段を設ける。
(2)中間転写体の余分な回転中に感光体ドラムと中間転写体が離間する制御手段を設ける事で中間転写ベルト上のトナー画像が感光体ドラム上に再転写するのを防止する事ができる。
なお、さらに詳細に説明すれば、本発明は下記の構成によって前記課題を解決できた。
(1)像担持体上に静電潜像を形成し、前記静電潜像を現像して複数のトナー画像を中間転写体上に順次転写し(一次転写)、該中間転写体上に重ねられたトナー画像を転写材に一括転写(二次転写)するカラー画像形成装置に於いて、少なくとも転写材を転写材積載手段から搬送経路に送り出す給紙ローラと、転写材を二次転写部に搬送するレジストローラ対とを備える転写材給送手段を有し、前記レジストローラ対の近傍に転写材の有無を検知するレジストセンサーと、前記給紙ローラ近傍の転写材搬送方向下流側に転写材の有無を検知するリトライセンサーを有し、転写材が所定時間内に前記リトライセンサー位置に到達していない事を検知した場合、給送のリトライ動作をする給紙制御手段を有し、又リトライセンサーが転写材有りを検知し且つ所定時間内に前記レジストローラセンサー位置に到達してない事を検知した場合は給紙遅延とし、前記転写材をレジストローラ対近傍の所定の位置で待機させ、二次転写手段及び前記中間転写体のクリーニング手段は前記中間転写体に非接触状態を維持し、前記中間転写体を少なくとも通常よりも1回転余分に回転させ、前記中間転写体上のトナー画像先端と同期を取って前記転写材を再給送し、通常の二次転写及び前記中間転写体のクリーニング動作を行う給紙制御手段を有するカラー画像形成装置。
(2)前記一次転写手段は前記中間転写体の余分な回転中に、中間転写体上のトナー画像が前記像担持体に再転写する事を防止する制御手段を有する事を特徴とする前記(1)記載のカラー画像形成装置。
(3)前記中間転写体の余分な回転中に画像形成中の位置関係のまま、像担持体と一次転写手段との電位差が通常の電位差より小さく設定された事を特徴とした前記(1)または(2)記載のカラー画像形成装置。
(4)前記中間転写体の余分な回転中に前記像担持体と前記中間転写体が非接触状態となる手段を有する事を特徴とした前記(1)または(2)記載のカラー画像形成装置。
(5)前記中間転写体の余分な回転中に前記一次転写手段が離間動作をする事で前記像担持体と前記中間転写体が非接触状態となる事を特徴とした前記(1)、(2)、(4)のいずれか記載のカラー画像形成装置。
(6)画像形成動作時以外は前記一次転写手段が離間動作をする事で前記像担持体と前記中間転写体が非接触状態となる事を特徴としたカラー画像形成装置。
(7)転写材給送不良時のリトライ動作の回数を制限する給紙制御を有する事を特徴とする前記(1)記載のカラー画像形成装置。
(8)カラー画像形成時の合間に給送のリトライを行う事を特徴としたカラー画像形成装置。
本発明は前述した問題点を解決するために、
転写材が所定時間内にリトライセンサー位置に到達していない事を検知した場合、給送のリトライ動作をする給紙制御手段を有し、又リトライセンサーが転写材有りを検知し且つ所定時間内に前記レジストローラセンサー位置に到達してない事を検知した場合は給紙遅延とし、前記転写材をレジストローラ対近傍の所定の位置で待機させ、二次転写手段及び中間転写体のクリーニング手段は中間転写体に非接触状態を維持し、中間転写体を少なくとも通常よりも1回転余分に回転させ、中間転写体上のトナー画像先端と同期を取って転写材を再給送し、通常の二次転写及び前記中間転写体のクリーニング動作を行う給紙制御手段を設ける。
転写材が所定時間内にリトライセンサー位置に到達していない事を検知した場合、給送のリトライ動作をする給紙制御手段を有し、又リトライセンサーが転写材有りを検知し且つ所定時間内に前記レジストローラセンサー位置に到達してない事を検知した場合は給紙遅延とし、前記転写材をレジストローラ対近傍の所定の位置で待機させ、二次転写手段及び中間転写体のクリーニング手段は中間転写体に非接触状態を維持し、中間転写体を少なくとも通常よりも1回転余分に回転させ、中間転写体上のトナー画像先端と同期を取って転写材を再給送し、通常の二次転写及び前記中間転写体のクリーニング動作を行う給紙制御手段を設ける。
この時、像担持体としての感光体ドラムと中間転写ベルトが接触したままの状態で、且つ1次転写手段も中間転写ベルトを介して感光体ドラムに当接したまま中間転写ベルトを余分に回転させると、中間転写ベルト上のトナー画像が感光体ドラム上に再転写されトナー画像の劣化が生じる。
これを防止する為に、
(1)間転写体の余分な回転中に感光体ドラムと1次転写手段の電位差を通常の画像形成時の電位差より小さくし、中間転写ベルト上のトナー画像が感光体ドラム上に再転写する量を抑える制御手段を設ける。
(2)中間転写体の余分な回転中に感光体ドラムと中間転写体が離間する制御手段を設ける事で中間転写ベルト上のトナー画像が感光体ドラム上に再転写するのを防止する事ができる。
(1)間転写体の余分な回転中に感光体ドラムと1次転写手段の電位差を通常の画像形成時の電位差より小さくし、中間転写ベルト上のトナー画像が感光体ドラム上に再転写する量を抑える制御手段を設ける。
(2)中間転写体の余分な回転中に感光体ドラムと中間転写体が離間する制御手段を設ける事で中間転写ベルト上のトナー画像が感光体ドラム上に再転写するのを防止する事ができる。
上記制御により
(1)間転写ベルト5a上のトナー画像先端部で転写材Sの先端部より行き過ぎた部分は、2次転写ローラ11に転写され、転写材Sの裏汚れを発生させる。
(2)更に、転写材Sの裏面に付着したトナーは定着器の加圧ローラに付着し定着器汚れを誘発する。
(3)遅延ジャムにした再には、ジャム処理を行わなければならずユーザーにとっては煩わしいものであり、転写材の無駄使いとなる。
(4)給紙遅延ジャムにした再の中間転写ベルト上のトナー画像はクリーニングされ廃トナーとなって廃トナー容器に蓄積されるので、トナー消費が増えると共に、廃トナー容器或いは廃トナー容器を兼ねるカートリッジの交換時期が早まる。
といった不具合の発生を完全に防止できる。
(1)間転写ベルト5a上のトナー画像先端部で転写材Sの先端部より行き過ぎた部分は、2次転写ローラ11に転写され、転写材Sの裏汚れを発生させる。
(2)更に、転写材Sの裏面に付着したトナーは定着器の加圧ローラに付着し定着器汚れを誘発する。
(3)遅延ジャムにした再には、ジャム処理を行わなければならずユーザーにとっては煩わしいものであり、転写材の無駄使いとなる。
(4)給紙遅延ジャムにした再の中間転写ベルト上のトナー画像はクリーニングされ廃トナーとなって廃トナー容器に蓄積されるので、トナー消費が増えると共に、廃トナー容器或いは廃トナー容器を兼ねるカートリッジの交換時期が早まる。
といった不具合の発生を完全に防止できる。
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
図1は本発明を実施した電子写真画像形成装置で、4色フルカラーのレーザービームプリンターの概略構成を示す縦断面図である。
(カラー画像形成装置の画像形成動作概略)
中間転写ベルト5aの回転と同期して感光体ドラム1を図1の矢印方向(反時計回り)に回転させ、この感光体ドラム1表面を帯電装置2によって均一に帯電すると共に、露光手段3によってイエロー画像の光照射を行い、感光体ドラム1上にイエローの静電潜像を形成する。この静電潜像形成と同時に現像装置4を駆動してイエローの現像器4Yを現像位置に配置し、感光体ドラム1上の静電潜像にイエロートナーが付着するように感光体ドラム1の帯電極性と同極性でほぼ同電位の電圧を印加して静電潜像にイエロートナーを付着させて現像する。その後、中間転写ベルトユニット5の押えローラ(1次転写ローラ)5jにトナーと逆極性の電圧を印加して感光体ドラム1上のイエローのトナー像を中間転写ベルト5a上に1次転写する。
中間転写ベルト5aの回転と同期して感光体ドラム1を図1の矢印方向(反時計回り)に回転させ、この感光体ドラム1表面を帯電装置2によって均一に帯電すると共に、露光手段3によってイエロー画像の光照射を行い、感光体ドラム1上にイエローの静電潜像を形成する。この静電潜像形成と同時に現像装置4を駆動してイエローの現像器4Yを現像位置に配置し、感光体ドラム1上の静電潜像にイエロートナーが付着するように感光体ドラム1の帯電極性と同極性でほぼ同電位の電圧を印加して静電潜像にイエロートナーを付着させて現像する。その後、中間転写ベルトユニット5の押えローラ(1次転写ローラ)5jにトナーと逆極性の電圧を印加して感光体ドラム1上のイエローのトナー像を中間転写ベルト5a上に1次転写する。
上述のようにしてイエロートナー像の1次転写が終了すると、次の現像器が回転移動してきて、感光体ドラムに対向する現像位置に位置決めされ、イエローの場合と同様にしてマゼンダ、シアン、そしてブラックの各色について、静電潜像の形成、現像、1次転写を順次行い、中間転写ベルト5a上に4色のトナー像を重ね合わせる(図2参照)。
この間、2次転写ローラ11は、中間転写ベルト5aとは非接触状態にある。この時、クリーニングユニットとしての帯電ローラ5fも中間転写ベルト5aとは非接触状態に位置する。
そして、中間転写ベルト5a上に4色のトナー像形成完了後、2次転写ローラ11が中間転写ベルト5aに圧接され(図1の状態)、更に中間転写ベルト5aの回転と同期して、給送手段であるレジストローラ対7d近辺の所定の位置で待機していた転写材Sが中間転写ベルト5aと2次転写ローラ11のニップ部に送り出される(図2参照)。
ここで、レジストローラ対7dの転写材搬送方向下流側には転写材Sの先端を検知するレジストセンサー14が設けられ、レジストセンサー14で転写材Sの先端を検知した信号から所定時間経過後、給紙ローラ18から搬送ローラ7b、レジストローラ対7dに至る全ての給送系の回転駆動力を遮断し、転写材Sを所定の位置で待機させている。
更に、2次転写ローラ11にはトナーと逆極性の電圧が印加されており、中間転写ベルト5a上のトナー像は、一括して搬送されてきた転写材Sの表面に2次転写していく。
(モノクロ画像形成時には、現像器4は切り替わる事なく中間転写ベルト5aは1回転で画像形成を行い、2次転写ローラ11、中間転写ベルト5aのクリーニングローラ5fは2枚目以降当接したままの状態となり、カラー画像形成時のように2次転写ローラ11・クリーニングローラ5fが中間転写ベルト5aに当接・離間を繰り返す動作は無い。従って、本実施例のようなカラー画像形成装置に於いては通常カラー画像形成時に4枚/分であれば、モノクロ画像形成時は16枚/分の印字速度となる。)。
(モノクロ画像形成時には、現像器4は切り替わる事なく中間転写ベルト5aは1回転で画像形成を行い、2次転写ローラ11、中間転写ベルト5aのクリーニングローラ5fは2枚目以降当接したままの状態となり、カラー画像形成時のように2次転写ローラ11・クリーニングローラ5fが中間転写ベルト5aに当接・離間を繰り返す動作は無い。従って、本実施例のようなカラー画像形成装置に於いては通常カラー画像形成時に4枚/分であれば、モノクロ画像形成時は16枚/分の印字速度となる。)。
このようにして、2次転写された転写材Sは搬送ベルトユニット12を経由して定着器8に至り、ここで複数色のトナー像の定着を行った後排紙ローラ対9によって排紙ガイド15に沿って搬送され、排出ローラ対9によってカラー画像形成装置A上部の排紙トレー10に排出され、画像形成を完了する。
一方、2次転写後にクリーニング用帯電ローラ5fが中間転写ベルト5aに圧接され、中間転写ベルト上に残った残留トナーに転写時と逆の電荷を与える。
逆の電荷を付与された残留トナーは、感光体ドラム1に静電気的に付着され、その後感光体ドラム用のクリーニングブレード6により回収されるものである。
回収された残留トナーは、廃トナーとして後述する搬送する搬送経路をたどり、廃トナーボックス16に回収され蓄積される。
(給送リトライ動作時及び給送遅延時の給送・画像形成部の制御)
給送ローラ18は半月形状をしており1回転で搬送ローラ対7bに十分到達可能な円弧部の外周長を有し、1回転制御されている。
給送ローラ18は半月形状をしており1回転で搬送ローラ対7bに十分到達可能な円弧部の外周長を有し、1回転制御されている。
給送ローラ18でピックアップされた転写材Sの先端が所定時間T0内にリトライセンサー13で検知されなかった場合、給送ローラ18はもう1回転し転写材Sをピックアップする動作を実施する。
中間転写ベルト5aの1次転写位置5jから図1の矢印方向回転方向へ2次転写位置11までの搬送距離L1より、給送ローラ18から2次転写位置11に至るまでの転写材Sの搬送距離L2が十分に短く(L1)L2の時)、スループットが小さい画像形成装置では転写材間隔も十分に取る事が出来、転写材Sのリトライ動作を実施する時間的余裕がある。つまり図4に示すように中間転写ベルト5a上の画像先端位置と転写材Sの先端位置の画像転写位置が合うように、ホームポジションセンサー58の信号からレジストセンサー14位置に到達しなければならない所定時間T1以内に給送の動作(所定時間T0)を繰り返し実施する事ができる。図3は給送不良が発生せず1回で給送できた時のタイミングを示す。図3と図4を比較すると、リトライセンサー13とレジストセンサー14の転写材有りを検知している時間が図4のリトライ動作実施時のほうが短い。(T3>T4)これは、給送ミスによりリトライ動作で転写材Sがレジストロセンサ14に到達するタイミングが遅れた為、レジストローラ対7d近傍での画像先端合わせの為に待機する時間が短くなった為である。
しかし、従来実施例の項目で説明したように転写材搬送経路が長く、スループットが大きく、十分な転写材間隔を確保できない場合、給送のリトライ動作が間に合わず中間転写ベルト5a上のトナー画像が先に進んでしまい、転写材S上にはトナー画像途中から転写される事になる。
これを防ぐ為に、所定時間T1以内にレジストセンサー14が転写材Sの先端部を検知出来なかった場合、所定の位置に転写材Sを待機させたまま中間転写ベルト5aを余分にもう1回転させ、再度中間転写ベルト5a上のトナー画像先端と転写材Sの先端が合うように同期を取って、レジストローラ対7dから再給送する制御を行う。この中間転写ベルトの余分な回転時、カラー画像形成時は2次転写ローラ11及び中間転写ベルトのクリーニングローラ5fは離間状態を維持し、モノクロ画像形成時は当接状態から離間状態へとなるように制御する。
(画像劣化防止実施例1)
更に、中間転写ベルト5aは1次転写ローラ5jにより感光体ベルト1に押圧された状態のままであると、感光体ドラム1上に現像されたマイナスに帯電されたトナーを中間転写ベルト5a上に転写する為に、1次転写ローラ5jには感光体ドラム1との間に電位差1kv程度になるようにプラスのバイアス電圧が印加されているので、中間転写ベルトの余分な回転中に中間転写ベルト5aと感光体ドラム1で放電が発生し中間転写ベルト上のトナーの一部がプラスに帯電され、感光体ドラム1の表面へ逆転写されてしまう。
更に、中間転写ベルト5aは1次転写ローラ5jにより感光体ベルト1に押圧された状態のままであると、感光体ドラム1上に現像されたマイナスに帯電されたトナーを中間転写ベルト5a上に転写する為に、1次転写ローラ5jには感光体ドラム1との間に電位差1kv程度になるようにプラスのバイアス電圧が印加されているので、中間転写ベルトの余分な回転中に中間転写ベルト5aと感光体ドラム1で放電が発生し中間転写ベルト上のトナーの一部がプラスに帯電され、感光体ドラム1の表面へ逆転写されてしまう。
この現象を少なくし中間転写ベルト上のトナー画像の劣化を少なくする為に、余分な回転中の1次転写ローラのプラスバイアス電圧を下げ感光体ドラムとの電位差が1kvから仮に600v程度になるように制御されている。
(画像劣化防止実施例2)
第二の上記中間転写体の余分な回転中のトナー画像劣化を防止する手段として図5に示すように、中間転写ベルトユニット5自体を中間転写ベルト駆動軸40部を中心に接離カム20により揺動可能な構成とし、感光体ドラム1から中間転写ベルト5aをΔSだけ離間させる制御を行う事も出来る。
第二の上記中間転写体の余分な回転中のトナー画像劣化を防止する手段として図5に示すように、中間転写ベルトユニット5自体を中間転写ベルト駆動軸40部を中心に接離カム20により揺動可能な構成とし、感光体ドラム1から中間転写ベルト5aをΔSだけ離間させる制御を行う事も出来る。
(画像劣化防止実施例3)
第三の上記中間転写体の余分な回転中のトナー画像劣化を防止する手段として図6、図7に示すように、1次転写ローラ5jを接離カム23を回転する事により中間転写ベルト5aから離間させ、感光体ドラム1と中間転写ベルト5aを離間させる事もできる。
第三の上記中間転写体の余分な回転中のトナー画像劣化を防止する手段として図6、図7に示すように、1次転写ローラ5jを接離カム23を回転する事により中間転写ベルト5aから離間させ、感光体ドラム1と中間転写ベルト5aを離間させる事もできる。
ここで、1次転写ローラ5jはローラ保持部材26に圧縮バネ25を介して、感光体ドラム1に所定の圧力で押圧される構成となっており、更にローラ保持部材26は引張りバネ24で接離カム23に付勢されている。
(カラー画像形成時の給送リトライ動作)
図2に示すように、カラー画像形成時は通常シアン(C)画像形成終了後のタイミングポイントP1で給送動作を行っているが、それ以前のP3からP5の画像形成動作以外のタイミングポイントで給送動作を行い、給送ミスが発生した場合はその後の画像形成動作以外のタイミングポイントでリトライ動作を繰り返す制御を行う。これにより、給送動作が画像形成時に割り込む事が無く、給送動作によるショックを防止する事ができる。
図2に示すように、カラー画像形成時は通常シアン(C)画像形成終了後のタイミングポイントP1で給送動作を行っているが、それ以前のP3からP5の画像形成動作以外のタイミングポイントで給送動作を行い、給送ミスが発生した場合はその後の画像形成動作以外のタイミングポイントでリトライ動作を繰り返す制御を行う。これにより、給送動作が画像形成時に割り込む事が無く、給送動作によるショックを防止する事ができる。
1 感光体ドラム
2 感光体ドラム帯電ローラ(帯電装置)
3 露光手段
4 現像装置(現像ロータリー)
5 中間転写ベルトユニット
5a 中間転写ベルト
5f クリーニング帯電ローラ
5j 1次転写ローラ
7b 搬送ローラ対
7d レジストローラ対
13 リトライセンサー
14 レジストセンサー
16 廃トナーボックス
20 中間転写ベルトユニット接離カム
23 1次転写ローラ接離カム
25 1次転写ローラ加圧バネ(圧縮バネ)
26 1次転写ローラ保持部材
2 感光体ドラム帯電ローラ(帯電装置)
3 露光手段
4 現像装置(現像ロータリー)
5 中間転写ベルトユニット
5a 中間転写ベルト
5f クリーニング帯電ローラ
5j 1次転写ローラ
7b 搬送ローラ対
7d レジストローラ対
13 リトライセンサー
14 レジストセンサー
16 廃トナーボックス
20 中間転写ベルトユニット接離カム
23 1次転写ローラ接離カム
25 1次転写ローラ加圧バネ(圧縮バネ)
26 1次転写ローラ保持部材
Claims (8)
- 像担持体上に静電潜像を形成し、前記静電潜像を現像して複数のトナー画像を中間転写体上に順次転写し(一次転写)、該中間転写体上に重ねられたトナー画像を転写材に一括転写(二次転写)するカラー画像形成装置に於いて、少なくとも転写材を転写材積載手段から搬送経路に送り出す給紙ローラと、転写材を二次転写部に搬送するレジストローラ対とを備える転写材給送手段を有し、前記レジストローラ対の近傍に転写材の有無を検知するレジストセンサーと、前記給紙ローラ近傍の転写材搬送方向下流側に転写材の有無を検知するリトライセンサーを有し、転写材が所定時間内に前記リトライセンサー位置に到達していない事を検知した場合、給送のリトライ動作をする給紙制御手段を有し、又リトライセンサーが転写材有りを検知し且つ所定時間内に前記レジストローラセンサー位置に到達してない事を検知した場合は給紙遅延とし、前記転写材をレジストローラ対近傍の所定の位置で待機させ、二次転写手段及び前記中間転写体のクリーニング手段は前記中間転写体に非接触状態を維持し、前記中間転写体を少なくとも通常よりも1回転余分に回転させ、前記中間転写体上のトナー画像先端と同期を取って前記転写材を再給送し、通常の二次転写及び前記中間転写体のクリーニング動作を行う給紙制御手段を有するカラー画像形成装置。
- 前記一次転写手段は前記中間転写体の余分な回転中に、中間転写体上のトナー画像が前記像担持体に再転写する事を防止する制御手段を有する事を特徴とする請求項1記載のカラー画像形成装置。
- 前記中間転写体の余分な回転中に画像形成中の位置関係のまま、像担持体と一次転写手段との電位差が通常の電位差より小さく設定された事を特徴とした請求項1または2記載のカラー画像形成装置。
- 前記中間転写体の余分な回転中に前記像担持体と前記中間転写体が非接触状態となる手段を有する事を特徴とした請求項1または2記載のカラー画像形成装置。
- 前記中間転写体の余分な回転中に前記一次転写手段が離間動作をする事で前記像担持体と前記中間転写体が非接触状態となる事を特徴とした請求項1、2、4のいずれか記載のカラー画像形成装置。
- 画像形成動作時以外は前記一次転写手段が離間動作をする事で前記像担持体と前記中間転写体が非接触状態となる事を特徴としたカラー画像形成装置。
- 転写材給送不良時のリトライ動作の回数を制限する給紙制御を有する事を特徴とする請求項1記載のカラー画像形成装置。
- カラー画像形成時の合間に給送のリトライを行う事を特徴としたカラー画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004057247A JP2005249913A (ja) | 2004-03-02 | 2004-03-02 | カラー画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004057247A JP2005249913A (ja) | 2004-03-02 | 2004-03-02 | カラー画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005249913A true JP2005249913A (ja) | 2005-09-15 |
Family
ID=35030464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004057247A Withdrawn JP2005249913A (ja) | 2004-03-02 | 2004-03-02 | カラー画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005249913A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010224310A (ja) * | 2009-03-24 | 2010-10-07 | Canon Inc | 画像形成装置 |
US8687988B2 (en) | 2009-06-19 | 2014-04-01 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus for retrying feed of transfer material |
JP2015215575A (ja) * | 2014-05-13 | 2015-12-03 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
-
2004
- 2004-03-02 JP JP2004057247A patent/JP2005249913A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010224310A (ja) * | 2009-03-24 | 2010-10-07 | Canon Inc | 画像形成装置 |
US8687988B2 (en) | 2009-06-19 | 2014-04-01 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus for retrying feed of transfer material |
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