JPH10333525A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10333525A
JPH10333525A JP9145531A JP14553197A JPH10333525A JP H10333525 A JPH10333525 A JP H10333525A JP 9145531 A JP9145531 A JP 9145531A JP 14553197 A JP14553197 A JP 14553197A JP H10333525 A JPH10333525 A JP H10333525A
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進 木林
Junichi Murakami
村上  順一
Norio Hokari
則雄 保苅
Junichiro Samejima
淳一郎 鮫島
Naoto Nishi
直人 西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録シートを転写位置に給送するときに発生
する負荷変動や記録シートが転写位置から定着手段に搬
送されるときに発生する負荷変動が原因で起こる濃度む
ら、色ずれ等の画質劣化を簡便かつ確実に低減すること
が可能な画像形成装置を提供する。 【解決手段】 感光体上の画像形成領域間が露光位置及
び転写位置の少なくとも一方を通過している間に、記録
シートの後方部が給送ロールから(増速して)送り出さ
れて離脱するように設定したり、同じく上記のごときの
間に、記録シートの前方部が定着手段に突入するように
設定したり、同じく上記のごときの間に、記録シートの
後方部が転写手段と感光体又は中間転写体との間から送
り出されて離脱するように設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を利
用した複写機、プリンター、複合機等の画像形成装置に
係り、詳しくは、記録シートの転写位置への給送時等に
おいて発生する負荷変動が原因で起こる濃度むら、色ず
れ等の画質劣化を低減することができる画像形成装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置としては、周回す
る感光体上に電子写真プロセスにより形成されるトナー
像を、感光体の転写位置に供給される記録シートに直接
転写させた後に定着して白黒又はカラー画像を形成する
タイプのものや、その感光体上に形成されるトナー像
を、感光体に接して周回する中間転写体に一次転写させ
た後、その中間転写体の転写位置に供給される記録シー
トに二次転写させた後に定着して白黒又はカラー画像を
形成するタイプのものが知られている。
【0003】そして、シート送り方向の長さが比較的短
い小サイズの記録シートに対して連続して画像を形成す
る際の生産性を向上させようとする目的で、例えば、中
間転写体を使用するタイプの画像形成装置として、中間
転写体上に小サイズの記録シート1枚分の画像(トナー
像)を形成するのではなく、その記録シート複数枚分の
画像(トナー像)を同時に形成するようにしたものが提
案されている(特開平4−296877号公報)。
【0004】例えば、この提案されたような画像形成を
実行する装置について、図13に示すような中間転写ベ
ルト01を使用する画像形成装置を使用し、その中間転
写ベルト01に小サイズの記録シートPの2枚分の画像
A,Bを形成する場合(図14)を例にあげて説明す
る。
【0005】この場合、まず、感光ドラム02上におい
て画像Aと画像Bに対応するトナー像をこの順に形成
し、その各トナー像を一次転写位置T1において中間転
写ベルト01に順次転写することにより、中間転写ベル
ト01上に画像Aと画像Bとを所定に間隔をあけて形成
する。そして、この中間転写ベルト01の二次転写位置
T2に向けて所定のタイミングで記録シートPを2枚連
続して供給し、中間転写ベルト01上の画像A,Bに対
応するトナー像を2枚の記録シートに別々に転写させた
後、転写手段05を通して定着処理する。これにより、
小サイズの記録シートに対する連続した画像形成処理
を、中間転写体にその記録シート1枚分ずつ形成する態
様に比べてより効率よく行うことが可能となる。
【0006】また、この場合、2枚の記録シートPは、
中間転写ベルト01上に形成される画像A,Bの間隔に
合わせて二次転写位置T2に連続して給送されることに
なるが、そのシート給送は、通常、シート収容トレイと
二次転写位置T2の間に配設されるレジロール03によ
り行われている。すなわち、シート収容トレイから搬送
される記録シートは、その搬送方向先端部がレジロール
03に突き当てられて一旦停止させられた状態で、その
搬送姿勢(斜行など)がレジロール03と搬送ロール0
4との間で矯正させられた後、転写タイミングが到来す
るまで待機させられる。そして、中間転写ベルト01上
の画像が二次転写位置T2に到来するタイミングに合わ
せて、レジロール03により中間転写ベルト01の移動
速度と同じ搬送速度で二次転写位置T2に向けて送り出
されるようになっている。
【0007】ところで、このように中間転写ベルト01
に画像A,Bを形成する場合においては、画像形成速度
(プロセス速度)を速くし、画像Aと画像Bの間となる
画像形成領域間Cの間隔を小さくすることにより、その
生産性を更に向上させることが可能である。
【0008】しかし、単にプロセス速度を速くして画像
形成領域間Cの間隔を小さくした場合には、2枚の記録
シートPを二次転写位置T2まで間隔を縮めてより速く
送る必要があることから、レジロール03における記録
シートの待機時間や矯正時間を短くしなければならず、
この結果、1枚目の記録シートPがレジロール03から
送り出されている間に2枚目の記録シートPがレジロー
ル03に到達してしまい、シート給送ができなくなると
いう問題がある。
【0009】このような問題を解消するためには、例え
ば、1枚目の記録シートを二次転写位置に送り出す際
に、レジロール03の搬送速度を途中から通常時よりも
速くして(増速して)記録シートの後方部をレジロール
03から素早く送り出すようにし、これによって次の記
録シートのためのレジロール03での待機時間等を確保
し、2枚の記録シートがレジロール03において重なり
合うことがないように制御する方法を採用することがで
きる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法の場合は、記録シートの搬送途中でレジロール03の
搬送速度を増速させるため、その速度変動が中間転写ベ
ルト01に負荷を与え、この負荷が原因となるような画
質劣化、すなわち、白黒画像の場合には濃度むらが、カ
ラー画像の場合には色むらや色ずれがそれぞれ発生する
ことがある。
【0011】このような画質劣化は、本発明者等の研究
によれば、図15aに示すように、レジロール03の増
速時期Eが、画像A,Bに続く次の画像Dの潜像を形成
するための感光体02への露光が行われている時や、感
光体02上の画像Bのトナー像が中間転写ベルト01へ
一次転写される時と重なると、その増速により発生する
負荷変動が中間転写ベルト01や感光ドラム02に速度
変動や振動をもたらすことによって発生するものである
とされている。
【0012】また、上記したようにレジロール03を途
中で増速させることなく通常の搬送速度で記録シートを
送り出した場合であっても、前記したような濃度むらや
色ずれ等の画質劣化が発生することがある。
【0013】この画質劣化については、記録シートが中
間転写ベルト01の二次転写位置に搬送されて二次転写
が行われている間は、図15bに示すように、記録シー
トの存在により中間転写ベルトに負荷がかかり、この負
荷は記録シートが二次転写位置に突入してから排出され
る直前まで増加し続けた後、記録シートが二次転写位置
から抜け出た瞬間になくなるため、この負荷変動が原因
で発生するものとされている。つまり、記録シートが二
次転写位置から抜け出る時期(即ち、二次転写終了時
点)が前述したような次の画像Dの露光時や画像Bの一
次転写時と重なると、記録シートが抜け出る時期に発生
する負荷変動が中間転写ベルト01や感光ドラム02に
速度変動や振動をもたらすためとされている。
【0014】記録シートが二次転写位置から抜け出る瞬
間に発生する負荷変動が原因で起こる画質劣化は、特
に、記録シートが厚めのものの場合により顕著に発生す
る。
【0015】例えば、図16に示すように、感光ドラム
02にイエロー(Y),マゼンタ(M),イエロー
(Y),ブラック(K)のトナー像を形成した後、中間
転写ベルト01に順次重ね合わせるように転写して多重
トナー像を形成し、最後に、その多重トナー像を記録シ
ートに二次転写してカラー画像を形成する場合におい
て、その記録シートが二次転写位置を抜け出る時期が、
次の画像の露光時や転写時に重なった場合には、その厚
い記録シートが抜け出るときの負荷変動がそのシートの
暑さ分だけ大きくなるため、より顕著な色ずれや色むら
が発生してしまうのである。また、記録シートとして厚
めのものを使用した場合には、シートが斜行した状態で
二次転写位置に搬送されると、中間転写ベルトの幅方向
に対しても、その斜行状態に応じた歪んだ負荷がかかる
結果、その負荷が原因の色ずれ等が発生する場合があ
る。
【0016】この他、二次転写位置に送られた記録シー
トは、その前方部からトナー像の転写が行われた後に定
着手段05に送られるが、図17に示すように、そのシ
ート前方部が定着手段05に突入した瞬間に衝撃が発生
し、この衝撃が記録シートを介して中間転写ベルトに伝
わる。このような衝撃は、転写後の記録シートが転写位
置を抜け出るときにも発生する。そして、このような衝
撃が発生する時期が次の画像の露光時や転写時に重なっ
た場合には、前述したような濃度むら、色ずれ等の画質
劣化が同様に起こることがある。
【0017】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたもので、その目的とするところは、記録
シートを転写位置に給送するときに発生する負荷変動や
記録シートが転写位置から定着手段に搬送されるときに
発生する負荷変動が原因で起こる濃度むら、色ずれ等の
画質劣化を簡便かつ確実に低減することが可能な画像形
成装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する、請
求項1に係る発明の画像形成装置は、周回する感光体
と、この感光体上で帯電、画像情報に応じた露光及び現
像がこの順に行われて形成されるトナー像を記録シート
に直接転写させる直接転写方式又は感光体に接して周回
する中間転写体を介して記録シートに転写させる中間転
写方式からなる転写手段と、この転写手段が対向する感
光体又は中間転写体の転写位置に所定のタイミングで到
達するように記録シートを送り出す給送ロールと、記録
シートに転写されたトナー像を定着させる定着手段とを
有する画像形成装置を前提とし、前記感光体上の画像形
成領域間が露光位置及び転写位置の少なくとも一方を通
過している間に、記録シートの後方部が給送ロールから
送り出されて離脱するように設定されているものであ
る。
【0019】ここで、上記の前提となる画像形成装置
は、転写手段として直接転写方式を採用する画像形成装
置(以下「直接転写タイプの装置」と略称する)と、中
間転写方式を採用する画像形成装置(以下「中間転写タ
イプの装置」と略称する)とに大別される。いずれのタ
イプの装置においても、その感光体は、ドラム形態、ベ
ルト形態のいずれであってもよい。
【0020】また、直接転写タイプの装置の場合、記録
シートの転写位置への搬送は、給送ロールにより送り出
された後に感光体の転写位置に直接到達するように搬送
する方式により行っても、或いは、給送ロールにより送
り出された後にシート搬送ベルト又はシート搬送ドラム
(転写ドラム)に吸着させた状態で感光体の転写位置に
到達するように搬送する方式により行ってもよい。感光
体が複数の場合には、記録シートが各感光体の転写位置
を通過して搬送されるように構成すればよい。一方、中
間転写タイプの装置の場合、中間転写体は、ベルト形
態、ドラム形態のいずれであってもよい。さらに、感光
体が複数の場合には、中間転写体が各感光体の転写位置
を通過して周回するように構成すればよい。
【0021】この請求項1に記載にしたような設定は、
画像形成装置において使用し得る送り方向サイズが最大
の記録シートに対してのみ成立するように構成するだけ
であっても、十分に有効となる。また、中間転写タイプ
の装置においては、上記の設定は、感光体と中間転写体
を同じ駆動源で駆動する一体駆動方式を採用した場合に
は画像形成領域間が露光位置を通過しているときに成立
するように構成し、それらを異なる駆動源で駆動する独
立駆動方式を採用した場合には画像形成領域間が転写位
置を通過しているときに成立するように構成することが
望ましい(この条件は、後述する記録シートを増速して
送り出す構成の中間転写タイプの装置においても同様で
ある)。
【0022】請求項2に係る発明は、請求項1記載の装
置において、給送ロールが記録シートの後方部を増速し
て送り出すように構成されている場合、感光体上の画像
形成領域間が露光位置及び転写位置の少なくとも一方を
通過している間に、記録シートの後端部が給送ロールか
ら増速して送り出されて離脱するように設定されている
ものである。
【0023】この請求項2に記載したような設定は、感
光体或いは中間転写体に複数の画像を同時に形成する場
合には生産性の向上も達成することができ最も有効とな
るが、感光体或いは中間転写体に1つの画像を形成する
場合に対しても、その生産性の向上を達成することがで
き有効となる。
【0024】また、請求項3に係る発明は、請求項1に
係る発明で前提とした上記画像形成装置と同様の画像形
成装置において、感光体上の画像形成領域間が露光位置
及び転写位置の少なくとも一方を通過している間に、記
録シートの前方部が定着手段に突入するように設定され
ているものである。
【0025】この請求項3に記載したような設定は、定
着手段がロールやベルト等により記録シートを挟持した
状態で通過させることにより定着を行うタイプである場
合に最も有効となる。
【0026】さらに、請求項4に係る発明は、請求項1
に係る発明で前提とした上記画像形成装置と同様の画像
形成装置において、感光体上の画像形成領域間が露光位
置及び転写位置の少なくとも一方を通過している間に、
記録シートの後方部が感光体又は中間転写体から送り出
されて離脱するように設定されているものである。
【0027】この請求項4に記載したような設定は、直
接転写タイプの装置における転写手段又は第2の転写手
段が転写ロールの場合に有効となるほか、コロナ放電器
の場合等であっても有効である。
【0028】
【作用】請求項1記載の装置によれば、記録シートの後
方部が給送ロールから送り出されて離脱する時期が、感
光体上での露光時期と転写時期の少なくとも一方とは重
ならないようになる。この結果、記録シートの後方部が
給送ロールから送り出されて離脱する際に負荷変動が発
生しても、その負荷変動は露光及び転写の少なくとも一
方が行われているときの感光体には伝わらなくなるた
め、かかる負荷変動が原因の濃度むらや色ずれ等は起こ
りにくくなる。
【0029】また、請求項2記載の装置によれば、記録
シートの後方部が給送ロールから増速して送り出されて
離脱する時期が、感光体上での露光時期と転写時期の少
なくとも一方とは重ならないようになる。この結果、記
録シートの後方部が給送ロールから増速して送り出され
て離脱する際に負荷変動が発生しても、その負荷変動は
露光及び転写の少なくとも一方が行われているときの感
光体には伝わらなくなるため、これによっても当該負荷
変動が原因の濃度むらや色ずれ等は起こりにくくなる。
【0030】また、請求項3記載の装置によれば、記録
シートの前方部が定着手段に突入する時期が、感光体上
での露光時期と転写時期の少なくとも一方とは重ならな
いようになる。この結果、記録シートの前方部が定着手
段に突入する際に負荷変動が発生しても、かかる負荷変
動は露光及び転写の少なくとも一方が行われているとき
の感光体には伝わらなくなるため、これによっても当該
負荷変動が原因の濃度むらや色ずれ等は起こりにくくな
る。
【0031】さらに、請求項4記載の装置によれば、記
録シートの後方部が感光体又は中間転写体から送り出さ
れて離脱する時期が、感光体上での露光時期と転写時期
の少なくとも一方とは重ならないようになる。この結
果、記録シートの後方部が転写手段と感光体の間又は転
写手段と中間転写体の間から送り出されて離脱する際に
負荷変動が発生しても、かかる負荷変動は露光及び転写
の少なくとも一方が行われているときの感光体には伝わ
らなくなるため、これによっても当該負荷変動が原因の
濃度むらや色ずれ等は起こりにくくなる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態を説明する。
【0033】図1は、本発明の一実施形態例に係る画像
形成装置を示すものであり、中間転写タイプのカラー画
像形成装置を例示している。
【0034】図中において、1は矢印方向に回転する感
光ドラム、2は感光ドラムの感光層を一様に帯電させる
ための帯電用スコロトロン、3は帯電された感光ドラム
の表面に画像情報に応じた光像を照射するためのレーザ
ー式露光装置、4は露光装置による露光により感光ドラ
ム上に形成される静電潜像を所定の色のトナーにより現
像するためのロータリー式現像装置、5は感光ドラム上
に形成されるトナー像を後述する中間転写ベルトに静電
的に転写させるための一次転写用コロトロン、6は転写
後の感光ドラム表面に残留するトナー等を除去して清掃
するためのクリーニング装置である。現像装置4は、イ
エロー(Y),マゼンタ(M),シアン(Y),ブラッ
ク(K)の各色成分のトナーが個々に収容された現像器
Y,M,C,Kを回転体の外周部に取り付けたものであ
り、その回転体を所定の方向に回転させることにより4
つの現像器を感光ドラム1と対向する現像位置にそれぞ
れ切り換え移動できるようになっている。
【0035】また、10は画像信号処理部であり、入力
される画像情報を所定の画像処理した後に、その生成し
た画像信号を画像情報としてレーザー式露光装置3に送
信するものである。この画像信号処理部10には、画像
形成装置が複写機等である場合は、原稿読取装置11が
設けられ、その読取装置11により読み取られる原稿の
画像情報が入力されるようになっている。また、画像形
成装置がプリンターやファクシミリ等である場合は、外
部信号入力部12が設けられ、その信号入力部12から
取り入れられる外部機器、通信回線、情報記録媒体等か
らの画像情報が入力されるようになっている。露光装置
3では、この画像信号処理部10から送信される画像情
報に基づくレーザービーム光を感光ドラム1に向けて走
査露光する。
【0036】さらに、20は中間転写ベルトであり、駆
動ロール21、従動ロール22及びバックアップロール
23にかけ回された状態で、感光ドラム1の回転と同期
して矢印方向に回転するようになっている。24は、転
写後の中間転写ベルト20表面に残留するトナー等を除
去して清掃するためのクリーニング装置である。25
は、中間転写ベルト20上に一次転写されるトナー像を
記録シートPに静電的に転写させるための二次転写用ロ
ールであり、中間転写ベルト20を介してバックアップ
ロール23に圧接されて回転するようになっている。バ
ックアップロール23には、図示しない二次転写用電源
と接続された電極ロールが圧接されており、その電極ロ
ールを介して転写電流がバックアップロール23に印加
されるようになっている。
【0037】30は記録用紙等の記録シートPを収容す
る収容トレイであり、通常はシートサイズや収容方向が
異なる記録シートをそれぞれ収容されるため複数個装備
されている。31は収容トレイ30内の記録シートPを
シート搬送路に送り出すためのフィードロール、32は
シート搬送ロール(対)、33は記録シートの搬送姿勢
を矯正したり記録シートを一旦待機させて所定のタイミ
ングで二次転写位置に送り出すためのレジロール(対)
である。図中の点線は、基本的な記録シートPの搬送路
を示す。
【0038】40は加熱加圧方式の定着装置であり、圧
接するように対向配置された加熱ロール41と加圧ロー
ル42とで構成され、そのロール間(ニップ部)に転写
後の記録シートPを挿通させるようになっている。45
は定着終了後の記録シートを排出して収容する排出トレ
イである。
【0039】この画像形成装置では、例えば、次のよう
にしてカラー画像の形成が行われるようになっている。
【0040】まず、転写スコロトロン2により一様に帯
電された感光ドラム1の表面に、露光装置3からイエロ
ー成分の像が露光されてその潜像が形成される。イエロ
ー成分の潜像は、現像装置4と対向する位置で、イエロ
ートナーが収容された現像器Yにより現像されてイエロ
ー成分トナー像となる。そして、そのトナー像は、一次
転写用コロトロン5と対向する一次転写位置T1で、感
光ドラム1の表面に当接して周回する中間転写ベルト2
0に静電的に転写される。転写後の感光ドラム1は、ク
リーニング装置6により残留トナーが除去されて次のト
ナー像形成に備える。この後は、上記したイエロー成分
の像形成プロセスを同様に繰り返すことにより、マゼン
タ成分のトナー像、シアン成分のトナー像、ブラック成
分のトナー像をこの順に感光ドラム1上に形成した後、
それらの各トナー像を中間転写ベルト20のイエロー成
分トナー像上に重ね合わせるように転写する。
【0041】このようなトナー像形成がなされている一
方で、収容トレイ30から所定サイズの記録シートPが
フィードロール31により送り出され、その記録シート
Pは、シート先端部がレジロール33に突き当たって停
止し、その状態でシート後方部が搬送ロール32により
送り込まれることにより搬送姿勢が矯正されて、送り出
しタイミングが到来するまで待機している。
【0042】中間転写ベルト20上に転写された4色の
多重トナー像は、転写されて二次転写用ロール25と対
向する二次転写位置T2に到来するタイミングに合わせ
てレジロール33から送り出され、中間転写ベルト20
と転写ロール25の間に挿通される記録シートPに静電
的に一括転写される。転写後の中間転写ベルト20は、
クリーニング装置24により残留トナー等が除去されて
次の転写に備える。この二次転写が終了すると、記録シ
ートPは、定着装置40の加熱ロール41と加圧ロール
42の間を通過し、これによりトナー像が定着されて所
望のカラー画像となる。このようにしてカラー画像が得
られた記録シートは、排出トレイ45上に排出される。
【0043】また、この画像形成装置では、ブラック成
分のトナー像のみを形成することにより白黒画像を形成
することもできるようになっている。
【0044】さて、この画像形成装置においては、送り
方向のサイズが比較的小さい記録シートP(例えば、A
4版用紙の横送りの場合)に画像を形成する場合には、
図2に示すように、中間転写ベルト20上にその記録シ
ート2枚分(2頁分)の画像(トナー像)を形成するこ
とができるように設定されている。この際、2つの画像
が形成される画像形成領域A,Bの間には、図2に例示
するように画像が形成されない画像形成領域区間(イン
ターイメージ部)Cが2つ存在する。
【0045】また、このように中間転写ベルト20上に
記録シート2枚分の画像を形成する場合には、レジロー
ル33により二次転写位置に送り出す2枚の記録シート
のうち、1枚目の記録シートの後方部をレジロール33
の搬送速度を通常時よりも増速(例えば2倍に増加)さ
せて送り出すように設定されている。
【0046】そして、この画像形成装置は、図3に示す
ように、感光ドラム1における露光装置3により露光さ
れる露光位置Rから一次転写位置T1までの距離L1
一次転写位置T1から中間転写ベルト20における二次
転写位置T2までの距離L2、及び、レジロール33と
二次転写位置T2(転写ロール25)までの距離L3
後述する各条件をそれぞれ満たすように適宜設定されて
いる。
【0047】《増速搬送モード時対応の設定例》まず、
中間転写ベルト20上に記録シート2枚分の画像を形成
し、1枚目の記録シートの後方部を増速してレジロール
33から送り出すモード時には、図4に示すように、そ
のレジロールの増速時期:Eが、感光ドラム1上での露
光や一次転写が行われていない時期(即ち、中間転写ベ
ルト20のインターイメージ部Cに相当する感光ドラム
1上のインターイメージ部が、露光位置Rや一次転写位
置T1を通過している時期)になるように、前記の各距
離L1 ,L2 ,L3 が設定されている。
【0048】図4は、記録シート2枚分のカラー画像を
中間転写ベルトに形成し、二次転写位置に連続して給紙
される2枚の記録シートにそれぞれ転写する場合におい
て、1枚目の記録シートの後方部をレジロールにより増
速して給送する画像形成プロセスの動作タイミングを示
している。図中、Y1は1枚目用のイエロー成分画像、
Y2は2枚目用のイエロー成分画像、M1は1枚目用の
マゼンタ成分画像、M2は2枚目用のマゼンタ成分画
像、C1は1枚目用のシアン成分画像、C2は2枚目用
のシアン成分画像、K1は1枚目用のブラック成分画
像、K2は2枚目用のブラック成分画像をそれぞれ示し
ている。
【0049】ここで、プロセス速度(感光ドラムと中間
転写ベルトの速度)V(mm/s)とし、周長がS(m
m)の中間転写ベルト20に横送りのA4版用紙用の画
像を2枚分形成し、レジロール33によりA4版用紙を
2枚連続して横送りする際に1枚目の用紙(送り方向長
さ210mm)の後方部50mmを通常時の搬送速度V
の2倍の速度2・V(mm/sec)で送る場合、その
レジロールの増速時期がどのような条件を満たせばよい
かを説明する。
【0050】説明を簡単にするため、1枚目用の最終色
であるブラック画像K1の露光開始時を基準(t=0)
とすると、各時間は以下のようになる。 ・一次転写開始時間t1 =L1 /V ・二次転写開始時間t2 =(L1 +L2 )/V ・シート搬送開始時間:t3 =(L1 +L2 −L3 )/V ・増速開始時間:t4 =t3 +(210−50)/V =(L1 +L2 −L3 +160)/V ・増速終了時間:t5 =t4 +(50/2V) =(L1 +L2 −L3 +185)/V ・インターイメージ部の長さ:W={S−(210×2)}/2 ・次サイクルのY1画像の露光終了時間:t6 =(S+210)/V ・次サイクルのY2画像の露光開始時間:t7 =t6 +W/V =(S+210+W)/V ・K2画像の一次転写終了時間:t8 =2t1 +210/V =(2L1 +210)/V ・次サイクルのY1画像の一次転写開始時間:t9 =t8 +W/V =(2L1 +210+W)/V
【0051】そして、レジロールの増速時期(t4 〜t
5 )が、露光が行われていない間、即ち感光ドラムのイ
ンターイメージ部が露光位置を通過している間(t6
7)にあるようにする場合には、「t4 ≧t6 」かつ
「t5 ≦t7 」の関係を満たすように各距離L1
2 ,L3 を設定すればよい。
【0052】また、レジロールの増速時期が、一次転写
が行われていない間、即ち感光ドラムのインターイメー
ジ部が一次転写位置を通過している間(t8 〜t9 )に
あるようにする場合には、「t4 ≧t8 」かつ「t5
9 」の関係を満たすように各距離L1 ,L2 ,L3
設定すればよい。
【0053】例えば、上記の増速搬送による画像形成を
行う例において、感光ドラム1として直径84mmのも
のを使用し、中間転写ベルトとして周長Wが(感光ドラ
ムの直径)×π×2=528mmのものを使用し、プロ
セス速度V=250(mm/sec)とした画像形成装
置の場合には、各距離L1 ,L2 ,L3 はL1 =264
mm、L2 =378mm、L3 =50mmと設定するこ
とができる。
【0054】このような設定を行ったときにレジロール
の増速時期は、その開始時間がt4=3.01secと
なり、終了時間がt5 =3.11secとなる。一方、
次サイクルのY1画像の露光終了時間はt6 =2.96
secとなり、次サイクルのY2画像の露光開始時間は
7 =3.17secとなる。また、K2画像の一次転
写終了時間はt8 =2.96secとなり、次サイクル
のY1画像の一次転写開始時間はt9 =3.17sec
となる。従って、この設定の場合には、レジロールの増
速は、露光も転写も共に行われていない間に実行される
ことになる。
【0055】なお、このレジロールの増速時期を設定す
るに当たっては、各距離L1 ,L2,L3 の設定以外に
も、増速速度や、増速する記録シート部分の割合などを
調整するようにしてもよい。
【0056】《通常搬送時対応の設定例》次に、中間転
写ベルト20上に記録シート1枚分の画像を形成し、1
枚の記録シートを増速させずに通常の搬送速度でレジロ
ール33から送り出すモード時には、図5や図6に示す
ように、その記録シートの後方部がレジロールから送り
出されて離脱する時期:Fが、感光ドラム1上での露光
が行われていない時期になるか或いは一次転写が行われ
ていない時期になるように、前記の各距離L1 ,L 2
3 が設定されている。
【0057】すなわち、記録シート後方部の送り出し離
脱時期Fが、図5に示すように、露光が行われていない
間、即ち感光ドラムのインターイメージ部が露光位置R
を通過している間にあるようにする場合には、「t11
10≦t12」の関係(t10は記録シート後方部の離脱時
間、t11は次のサイクルの先頭画像の露光終了時間、t
12はその先頭画像の次の画像の露光開始時間)を満たす
ように各距離L1 ,L 2 ,L3 を設定すればよい。ちな
みに、t10=t3 +Q/V=(L1 +L2 −L 3 +Q)
/Vである。式中、Qは記録シートの送り方向の長さで
ある。
【0058】また、記録シート後方部の送り出し離脱時
期Fが、図6に示すように、一次転写が行われていない
間、即ち感光ドラムのインターイメージ部が一次転写位
置T1を通過している間にあるようにする場合には、
「t13≦t10≦t14」の関係(t13は次のサイクルの先
頭画像の一次転写終了時間、t14はその先頭画像の次の
画像の一次転写開始時間)を満たすように各距離L1
2 ,L3 を設定すればよい。
【0059】ちなみに、L1 =264mm、L2 =37
8mm、L3 =50mmと設定した前記の画像形成装置
において、使用し得る最大サイズのA3版用紙(送り方
向長さ420mm)にカラー画像を形成する場合、「t
11≦t10≦t12」の関係を満たすか否かを確認してみ
る。まず、シート搬送開始時間t3 =(L1 +L2 −L
3 )/Vは2.37secであり、シート後方部離脱時
間t10はt3 +420/Vとなるためt10=2.37+
1.68=4.05secになる。一方、次のサイクル
の先頭画像Yの露光終了時間t11は(S+420)/V
となるためt11=3.79secになり、次のサイクル
の画像Mの露光開始時間t12は2S/Vとなるためt12
=4.22secになる。従って、この設定の場合に
は、「t11≦t10≦t12」の関係を満たすため、記録シ
ートの後方部がレジロールから送り出されて離脱するの
は、次の画像形成サイクルの先頭画像Yの露光が行われ
ていない間となる。
【0060】これにより、図5に示すように、記録シー
トが二次転写位置に給送されることによって中間転写ベ
ルトにかかる負荷が、そのシート後方部がレジロールか
ら抜け出る瞬間になくなっても、かかる負荷変動が感光
ドラム上での露光に悪影響を及ぼすことはない。
【0061】また、このように設定した場合、その記録
シート後方部の送り出し離脱時期Fは、図5から明らか
なように一次転写の時期と重なっている。しかし、この
ときの画像形成装置が、感光体ドラム1と中間転写ベル
ト20とを同じ駆動源で駆動する一体駆動方式を採用し
た装置であれば、記録シート後方部の送り出し離脱時期
Fに前記した負荷変動が発生しても、一次転写位置T1
における感光ドラム1と中間転写ベルト20との速度は
変動しにくく同一速度にほぼ保たれるため、その一次転
写される画像に影響が及ぶことは殆どない。
【0062】このような観点からすると、感光体ドラム
1と中間転写ベルト20とが異なる駆動源で駆動される
独立駆動方式を採用する画像形成装置においては、記録
シート後方部の送り出し離脱時期Fが、図6に示すよう
に一次転写が行われていない間になるように設定するこ
とが望ましい。この独立駆動方式の場合には、記録シー
ト後方部の送り出し離脱時期Fに前記した負荷変動が発
生すると、中間転写ベルト20の速度は変動しやすくな
るが、感光ドラム1の速度は変動しにくいため、感光ド
ラム上の画像露光には殆ど影響が及ばない。
【0063】《その他の設定例》このような画像形成装
置においては、二次転写位置T2から定着装置4の定着
位置(ロールのニップ部)との距離をL4 とした場合
(図3参照)、図7や図8に示すように、転写後の記録
シートの前方部が定着装置4のロール間に突入する時
期:Gが、感光ドラム1上での露光が行われていない時
期になるか或いは一次転写が行われていない時期になる
ように、前記の各距離L1 ,L2 ,L4 が設定されてい
る。この設定の際は、レジロールと二次転写位置との距
離L3 は直接関係はしない。
【0064】すなわち、記録シート前方部の定着突入時
期Gが、図7に示すように、露光が行われていない間、
即ち感光ドラムのインターイメージ部が露光位置Rを通
過している間にあるようにする場合には、「t11≦t20
≦t12」の関係(t20は記録シート前方部の定着装置へ
の突入時間、t11、t12は前記したものと同じ)を満た
すように各距離L1 ,L2 ,L4 を設定すればよい。ち
なみに、t20=t2 +L4 /Vである。このような設定
は、前述したような一体駆動方式を採用した画像形成装
置の場合に行うと有効である。
【0065】また、記録シート前方部の定着突入時期G
が、図8に示すように、一次転写が行われていない間、
即ち感光ドラムのインターイメージ部が一次転写位置T
1を通過している間にあるようにする場合には、「t13
≦t20≦t14」の関係(t13、t14は前記したものと同
じ)を満たすように各距離L1 ,L2 ,L4 を設定すれ
ばよい。このような設定は、前述したような独立駆動方
式を採用した画像形成装置の場合に行うこと有効であ
る。
【0066】このように設定した場合には、図7や図8
に示すように、記録シートの前方部が定着装置に定着装
置に突入することによって中間転写ベルトに負荷が急減
に加わったとしても、かかる負荷変動が感光ドラム上で
の露光や一次転写がなされている画像に悪影響を及ぼす
ことはない。
【0067】また、このような画像形成装置において
は、図9や図10に示すように、転写後の記録シートの
後方部が感光ドラム1と二次転写ロール25の間から送
り出されて離脱するする時期:Hが、感光ドラム1上で
の露光が行われていない時期になるか或いは一次転写が
行われていない時期になるように、前記の各距離L1
2 ,L4 が設定されている。この設定の際も、レジロ
ールと二次転写位置との距離L3 は直接関係はしない。
【0068】すなわち、記録シート後方部の転写位置離
脱時期Hが、図9に示すように、露光が行われていない
間、即ち感光ドラムのインターイメージ部が露光位置R
を通過している間にあるようにする場合には、「t11
30≦t12(但し、t30<t 21)」の関係(t30は記録
シート後方部の転写位置からの離脱時間、t21は二次転
写終了時間、t11、t12は前記したものと同じ)を満た
すように各距離L1 ,L2 ,L4 を設定すればよい。ち
なみに、t30=t2 +Q/V=(L1 +L2 +Q)/V
である。また、t21=t20+Q/V=(L4 +Q)/V
である。このような設定は、前述したような一体駆動方
式を採用した画像形成装置の場合に行うと有効である。
【0069】また、記録シート後方部の転写位置離脱時
期Hが、図10に示すように、一次転写が行われていな
い間、即ち感光ドラムのインターイメージ部が一次転写
位置T1を通過している間にあるようにする場合には、
「t13≦t30≦t14(但し、t30<t21)」の関係(t
13、t14は前記したものと同じ)を満たすように各距離
1 ,L2 ,L4 を設定すればよい。このような設定
は、前述したような独立駆動方式を採用した画像形成装
置の場合に行うこと有効である。
【0070】このように設定した場合には、図9や図1
0に示すように、記録シートの後方部が感光ドラム1と
二次転写ロール25の間から送り出されて離脱すること
によって中間転写ベルトに負荷が急減に加わったとして
も、かかる負荷変動が感光ドラム上での露光や一次転写
がなされている画像に悪影響を及ぼすことはない。
【0071】《他のタイプの画像形成装置における設定
例》前記した中間転写タイプの画像形成装置において、
中間転写ベルト20に代えて、ドラム形態の中間転写体
を使用してもよく、前記した各距離L1 ,L2 ,L 3
4 を適宜設定することにより、同様の効果が得られ
る。
【0072】また、この発明は、図11に例示するよう
に、感光ドラム1からトナー像を記録シートPに直接転
写する方式の白黒画像形成装置にも適用することができ
る。この場合は、例えば、感光ドラム1上で小サイズの
記録シート2枚分の画像を形成するように構成したり、
或いは、レジロール33により記録シートPを途中から
増速して給送するように構成すればよい。そして、前記
した中間転写タイプの画像形成装置における距離(一次
転写位置と二次転写位置の距離)L2 をL2 =0として
とらえ、前記した各距離L1 ,L3 ,L4 を適宜設定す
ることにより、同様の効果が得られる。図11におい
て、4は1色トナーを収容した現像装置、5は転写ロー
ルである。
【0073】さらに、この発明は、図12に例示するよ
うに、感光ドラム1上で形成されるトナー像を、感光ド
ラム1と同期して周回する転写ドラム50により保持搬
送される記録シートPに直接転写する方式のカラー画像
形成装置にも適用することができる。この装置は、転写
ドラム50に吸着させた記録シートを一次転写位置T1
を複数回通過させて感光ドラム1上のトナー像を重ね転
写することにより、カラー画像を形成し得るものであ
る。
【0074】この場合には、転写ドラム50に小サイズ
の記録シート2枚を同時に吸着保持させてその2枚分の
画像を形成するように構成したり、或いは、レジロール
33により記録シートPを途中から増速して給送するよ
うに構成すればよい。そして、前記した中間転写タイプ
の画像形成装置における距離L2 をL2 =0としてとら
え、前記した各距離L1 ,L3 ,L4 を適宜設定するこ
とにより、同様の効果が得られる。図12において、5
1は記録シートPを転写ドラム50に静電吸着させるた
めの吸着コロトロン、52は最終転写終了後の記録シー
トPを転写ドラム50から剥離しやすくするための剥離
コロトロン、53は転写ドラム用の除電コロトロンであ
る。
【0075】また、前記した各タイプの画像形成装置に
おいては、感光ドラム1に代えて、ベルト形態の感光ベ
ルトを使用してもよいことはもちろんである。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、記録シートを転写位置に給送するときに発生する負
荷変動や記録シートが転写位置から定着手段に搬送され
るときに負荷変動が発生しても、かかる負荷変動が原因
で発生する濃度むら、色ずれ等の画質劣化を簡便かつ確
実に低減することができる。
【0077】従って、この発明の装置を使用した場合に
は、記録シートを増速させて給送したり、記録シートと
して厚めのものを使用した場合であっても、濃度むら、
色ずれ等のない高画質の画像を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の一例に係る画像形成装置
(中間転写タイプのカラー画像形成装置)の構成を示す
概略図である。
【図2】 中間転写ベルトに記録シート複数枚分の画像
を形成することを示す説明図である。
【図3】 露光位置と一次転写位置との距離、一次転写
位置と二次転写位置との距離、レジロールと二次転写位
置との距離、及び、二次転写位置と定着位置との距離を
それぞれ示す説明図である。
【図4】 記録シートをレジロールから増速搬送する場
合における増速時期の設定例を示すタイミングチャート
である。
【図5】 記録シートをレジロールから通常搬送する場
合におけるシート後方部離脱時期の設定例(露光のイン
ターイメージ部に合わせる場合)を示すタイミングチャ
ートである。
【図6】 記録シートをレジロールから通常搬送する場
合におけるシート後方部離脱時期の設定例(一次転写の
インターイメージ部に合わせる場合)を示すタイミング
チャートである。
【図7】 記録シートの前方部が定着装置に突入する時
期の設定例(露光のインターイメージ部に合わせる場
合)を示すタイミングチャートである。
【図8】 記録シートの前方部が定着装置に突入する時
期の設定例(一次転写のインターイメージ部に合わせる
場合)を示すタイミングチャートである。
【図9】 記録シートの後方部が転写装置から抜け出て
離脱する時期の設定例(露光のインターイメージ部に合
わせる場合)を示すタイミングチャートである。
【図10】 記録シートの後方部が転写装置から抜け出
て離脱する時期の設定例(一次転写のインターイメージ
部に合わせる場合)を示すタイミングチャートである。
【図11】 本発明の他の実施形態例に係る画像形成装
置(一般的な直接転写タイプのカラー画像形成装置)の
構成を示す概略図である。
【図12】 本発明の他の実施形態例に係る画像形成装
置(転写ドラムを使用する直接転写タイプのカラー画像
形成装置)の構成を示す概略図である。
【図13】 従来の中間転写タイプの画像形成装置の一
例を示す概略図である。
【図14】 図14の装置において中間転写ベルトに記
録シート2枚分の画像を形成することを示す説明図であ
る。
【図15】 (a)は記録シートをレジロールから増速
搬送する場合において発生する画質劣化の原因を説明す
るための説明図、(b)は記録シートをレジロールから
通常搬送する場合において発生する画質劣化の原因を説
明するための説明図である。
【図16】 厚めの記録シートを使用した場合において
発生する画質劣化の原因を説明するための説明図であ
る。
【図17】 記録シートが定着装置に突入する際におい
て発生する画質劣化の原因を説明するための説明図であ
る。
【符号の説明】
1…感光体、2…帯電手段、3…露光手段、4…現像手
段、5、25…転写手段、20…中間転写体、33…給
送ロール、40…定着手段、P…記録シート、R…露光
位置、T1…(一次)転写位置、E…記録シートの増速
搬送時期、F…記録シートの給送ロールからの離脱時
期、G…記録シートの定着装置への突入時期、H…記録
シートの転写位置からの離脱時期。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鮫島 淳一郎 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 西 直人 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周回する感光体と、この感光体上で帯
    電、画像情報に応じた露光及び現像がこの順に行われて
    形成されるトナー像を記録シートに直接転写させる直接
    転写方式又は感光体に接して周回する中間転写体を介し
    て記録シートに転写させる中間転写方式からなる転写手
    段と、この転写手段が対向する感光体又は中間転写体の
    転写位置に所定のタイミングで到達するように記録シー
    トを送り出す給送ロールと、記録シートに転写されたト
    ナー像を定着させる定着手段とを有する画像形成装置に
    おいて、 前記感光体上の画像形成領域間が露光位置及び転写位置
    の少なくとも一方を通過している間に、記録シートの後
    方部が給送ロールから送り出されて離脱するように設定
    されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、給送ロー
    ルが記録シートの後方部を増速して送り出すように構成
    されている場合、感光体上の画像形成領域間が露光位置
    及び転写位置の少なくとも一方を通過している間に、記
    録シートの後端部が給送ロールから増速して送り出され
    て離脱するように設定されていることを特徴とする画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 周回する感光体と、この感光体上で帯
    電、画像情報に応じた露光及び現像がこの順に行われて
    形成されるトナー像を記録シートに直接転写させる直接
    転写方式又は感光体に接して周回する中間転写体を介し
    て記録シートに転写させる中間転写方式からなる転写手
    段と、この転写手段が対向する感光体又は中間転写体の
    転写位置に所定のタイミングで到達するように記録シー
    トを送り出す給送ロールと、記録シートに転写されたト
    ナー像を定着させる定着手段とを有する画像形成装置に
    おいて、 前記感光体上の画像形成領域間が露光位置及び転写位置
    の少なくとも一方を通過している間に、記録シートの前
    方部が定着手段に突入するように設定されていることを
    特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 周回する感光体と、この感光体上で帯
    電、画像情報に応じた露光及び現像がこの順に行われて
    形成されるトナー像を記録シートに直接転写させる直接
    転写方式又は感光体に接して周回する中間転写体を介し
    て記録シートに転写させる中間転写方式からなる転写手
    段と、この転写手段が対向する感光体又は中間転写体の
    転写位置に所定のタイミングで到達するように記録シー
    トを送り出す給送ロールと、記録シートに転写されたト
    ナー像を定着させる定着手段とを有する画像形成装置に
    おいて、 前記感光体上の画像形成領域間が露光位置及び転写位置
    の少なくとも一方を通過している間に、記録シートの後
    方部が感光体又は中間転写体から送り出されて離脱する
    ように設定されていることを特徴とする画像形成装置。
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