JP2002019990A - シート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置

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JP2002019990A
JP2002019990A JP2000205540A JP2000205540A JP2002019990A JP 2002019990 A JP2002019990 A JP 2002019990A JP 2000205540 A JP2000205540 A JP 2000205540A JP 2000205540 A JP2000205540 A JP 2000205540A JP 2002019990 A JP2002019990 A JP 2002019990A
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Akira Fukazawa
暁 深澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成でシートを安定して搬送すること
のできるシート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置
を提供する。 【解決手段】 シートSを搬送すると共に下流側のシー
ト搬送手段11,22にシートSを受け渡した後は、こ
のシートSに対する搬送力を作用させないようにシート
搬送手段19(19a,19b)を構成することによ
り、このシート搬送手段19(19a,19b)と下流
側のシート搬送手段11,22との距離が短い場合にお
いても、シートSを安定して搬送することができるよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート搬送装置及
びこれを備えた画像形成装置に関し、特にシートを搬送
するシート搬送手段の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子写真方式を用いた複写機やプ
リンタ、ファクス等の画像形成装置においては、シート
搬送装置を備え、このシート搬送装置によりシートを画
像形成部に搬送するようにしたものがある。ここで、こ
のようなシート搬送装置は、シート搬送通路に複数の搬
送ローラ対を配置し、ピックアップローラによりピック
アップされた後のシートを、この搬送ローラ対に順次受
け渡すようにしてシートを画像形成部に搬送するように
している。
【0003】ところで、このような従来のシート搬送装
置において、速度制御を行わず一定速度差でシートの搬
送を行うようにした場合、例えばローラ等のシート搬送
手段の製造時における外径のバラツキ、或いは装置の耐
久が進むことによるシート搬送手段の摩耗等により、搬
送速度が変化することがある。
【0004】例えばシート搬送手段の一例であるレジス
トローラ対の外径のバラツキ、或いは経年変化により、
レジスト部のシート搬送速度と、転写部におけるシート
搬送速度とが異なるようになることがある。そして、こ
のようにシート搬送速度が異なるようになると、シート
がレジスト部と転写部との間で引っ張られるようになり
形成画像が劣化する場合がある。
【0005】そこで、このような画像劣化を解決するた
め、例えば特開平9−169453には、レジスト部と
転写部との間のシート搬送速度を、上流側のレジスト部
の方を速くするようにしたシート搬送装置を備えた画像
形成装置が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のシート搬送装置において、シート搬送手段の外径の
バラツキ、或いは経年変化が激しくなると、前後ユニッ
トとの速度差が増大或いは逆転し、この結果ループの増
大による押し込み、或いは下流ユニットによる引っ張り
といった負荷変動を引き起こし、画質や搬送性能に悪影
響を及ぼす事態が発生していた。
【0007】そして、複数の色をシートに転写するカラ
ー画像形成装置において、このような負荷変動が転写中
に生じた場合は、色のズレ等を引き起こすため高画質の
カラー画像を供給するためには搬送速度の管理が重要な
課題となっている。特にY、M、C、Bkの4色を記録
媒体に直接的に随時転写していくタンデム型のカラーレ
ーザープリンタ(LBP)においては、レジスト部〜転
写間の距離が短く、シートがレジスト部と複数の転写部
に挟まれた状態が存在するため、レジスト部〜転写間の
搬送速度制御は複雑になる。
【0008】そこで、本発明はこのような現状に鑑みて
なされたものであり、簡単な構成でシートを安定して搬
送することのできるシート搬送装置及びこれを備えた画
像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、シートを搬送
するシート搬送装置において、前記シートを搬送すると
共に下流側のシート搬送手段にシートを受け渡した後
は、該シートに対する搬送力を作用させないように構成
されたシート搬送手段を備えたことを特徴とするもので
ある。
【0010】また本発明は、前記シート搬送手段は、前
記シートを挟持搬送すると共に接離可能に構成された2
つの回転体と、前記下流側のシート搬送手段にシートを
受け渡した後、該シートに対する搬送力を作用させない
よう圧接している該2つの回転体を離間させる離間手段
とを備えていることを特徴とするものである。
【0011】また本発明は、前記離間手段は、前記2つ
の回転体の一方に設けられ、他方の回転体を離間方向に
押圧するカム手段であることを特徴とするものである。
【0012】また本発明は、前記離間手段は、前記2つ
の回転体の一方の周面に形成された切り欠き部であるこ
とを特徴とするものである。
【0013】また本発明は、前記上流側シート搬送手段
を、前記シートを搬送する前及び前記下流側のシート搬
送手段にシートを受け渡した後に、停止させる停止手段
を備えたことを特徴とするものである。
【0014】また本発明は、前記シート搬送手段はレジ
ストローラ対であることを特徴とするものである。
【0015】また本発明は、画像形成部と、前記画像形
成部にシートを搬送するシート搬送装置とを備えた画像
形成装置において、前記シート搬送装置は上記のいずれ
かに記載のものであることを特徴とするものである。
【0016】また本発明のように、シートを搬送すると
共に下流側のシート搬送手段にシートを受け渡した後
は、このシートに対する搬送力を作用させないようにシ
ート搬送手段を構成することにより、このシート搬送手
段と下流側のシート搬送手段との距離が短い場合におい
ても、シートを安定して搬送することができるようにす
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて詳細に説明する。
【0018】図1は本発明の第1の実施の形態に係る画
像形成装置の一例であるカラーレーザープリンタの概略
構成を示す図である。
【0019】同図において、100はタンデム型のフル
カラーレーザービームプリンタ(以下、LBPという)
であり、このLBP100は、画像形成部101と、こ
の画像形成部101にシートである転写材Sを給紙する
給紙部16と、画像形成部101により転写材上に形成
されたトナー画像を転写材Sに定着させる定着部20と
を備えている。
【0020】ここで、この画像形成部101は、垂直方
向に並設された4つの像担持体である感光体ドラム1
(1a,1b,1c,1d)と、感光体ドラム1の表面
を均一に帯電する接触帯電方式の帯電装置2(2a,2
b,2c,2d)と、画像情報に基づいてレーザービー
ムを照射し、感光体ドラム1上に静電潜像を形成するス
キャナユニット3(3a,3b,3c,3d)と、静電
潜像にトナーを付着させて現像し、トナー画像を形成す
る現像装置4(4a,4b,4c,4d)と、感光ドラ
ム1上のトナー画像を転写材Sに転写させる転写部を構
成する静電転写装置5、トナー画像転写後、感光体ドラ
ム1の表面に残った転写残トナーを除去するクリーニン
グ装置6(6a,6b,6c,6d)等を備えている。
【0021】なお、本実施の形態において、感光体ドラ
ム1、帯電装置2、現像装置4及びクリーニング装置6
は一体的にカートリッジ化され、プロセスカートリッジ
7(7a,7b,7c,7d)を形成している。
【0022】一方、本実施の形態において、感光体ドラ
ム1(1a,1b,1c,1d)は、例えば直径30m
mのアルミシリンダの外周面に有機光導伝体層(OPC
感光体)を塗布して構成したものである。なお、この感
光体ドラム1(1a,1b,1c,1d)は、その両端
部を支持部材によって回転自在に支持されており、一方
の端部に駆動モータMからの駆動力が伝達されることに
より、反時計周りに所定のプロセススピードをもって回
転するようになっている。
【0023】また、帯電装置2(2a,2b,2c,2
d)は、帯電部材として導電性ローラ21(21a,2
1b,21c,21d)を用いる一方、この導電性ロー
ラ21を感光体ドラム1表面に当接させると共に、この
導電性ローラ21に帯電バイアス電圧を印加することに
より、感光体ドラム1の表面を一様に帯電させるもので
ある。
【0024】また、スキャナユニット3は、レーザーダ
イオード(不図示)と、感光ドラム1の略水平方向に配
置されると共に、スキャナモータ(不図示)によって高
速回転されるポリゴンミラー9(9a,9b,9c,9
d)と、結像レンズ10(10a,10b,10c,1
0d)とを備えたものである。
【0025】そして、このスキャナユニット3は、レー
ザーダイオードによって画像信号に対応する画像光を高
速回転しているポリゴンミラー9に照射すると共に、こ
の画像光をポリゴンミラー9により反射し、さらにこの
反射光によって結像レンズ10を介して帯電済みの感光
体ドラム表面を選択的に露光することにより、感光体ド
ラム表面に静電潜像を形成するようにしている。
【0026】また、現像装置4は、イエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの各色のトナーを夫々収納したト
ナー容器41(41a,41b,41c,41d)と、
これら各色トナーを用いて感光体ドラム表面の静電潜像
を現像する現像ローラ42(42a,42b,42c,
42d)とを備えたものである。
【0027】また静電転写装置5は、全ての感光体ドラ
ム1(1a,1b,1c,1d)に対向して接するよう
に循環移動する静電吸着搬送ベルト11と、感光体ドラ
ム1に対向した位置に設けられると共に静電吸着搬送ベ
ルト11の内側に当接した転写ローラ12(12a,1
2b,12c,12d)とを備えている。
【0028】ここで、この静電吸着搬送ベルト11は、
上下方向に配された4つのローラ、即ち支持駆動ローラ
13、第1従動ローラ14a、第2従動ローラ14b及
びテンションローラ15に垂直方向に掛け渡されると共
に、図中左側の外周面に転写材Sを静電吸着しながら図
の矢印方向に回転するようになっている。
【0029】なお、同図において、22は静電吸着搬送
ベルト11の外周に圧接する静電吸着ローラであり、こ
の静電吸着ローラ22と静電吸着搬送ベルト11とによ
り転写材Sを挟み込むと共に、この静電吸着ローラ22
と静電吸着搬送ベルト11との間に電圧を印加すること
により、誘電体である転写材Sと静電吸着搬送ベルト1
1の誘電体層に電荷を誘起し、転写材Sを静電吸着搬送
ベルト11の外周に静電吸着するように構成している。
そして、このように転写材Sを静電吸着搬送ベルト11
に静電吸着することにより、転写材Sを安定して最下流
の感光体ドラム1dの位置まで搬送することができるよ
うになっている。
【0030】一方、転写ローラ12は静電吸着搬送ベル
ト11を介して転写材Sに正極性の電荷を印加するもの
であり、この電荷による電界により感光体ドラム1に接
触中の転写材Sに、感光体ドラム1上の負極性のトナー
画像が転写されるようになっている。
【0031】そして、このような構成の静電転写装置5
においては、外周面に転写材Sを静電吸着すると共に感
光体ドラム1に転写材Sを接触させるべく静電吸着搬送
ベルト11が循環移動すると、転写材Sは静電吸着搬送
ベルト11により転写位置まで搬送され、これにより感
光体ドラム1上のトナー像が転写されるようになってい
る。
【0032】また、給紙部16は、複数枚の転写材Sを
収納する給紙カセット17と、レジストローラ対19等
を備えたシート搬送装置102とを有するものである。
そして、画像形成時にはこのシート搬送装置102によ
り、給紙カセット17内の転写材Sが1枚毎分離給送さ
れるようになっている。
【0033】なお、このような分離給送の際、転写材S
はレジストローラ対19に突き当たって一旦停止し、ル
ープを形成した後、静電吸着搬送ベルト11の回転と画
像書出し位置の同期をとって、レジストローラ対19に
よって静電吸着搬送ベルト11へと給紙されていくよう
になっている。
【0034】また、定着部20は転写材Sに転写された
複数色のトナー画像を定着させるものであり、回転する
加熱ローラ21aと、この加熱ローラ21aに圧接して
転写材Sに熱及び圧力を与える加圧ローラ21bとから
なる定着ローラ対21を備えている。そして、トナー画
像が転写された転写材Sが定着部20を通過する際、転
写材Sを定着ローラ対21により搬送すると共に熱及び
圧力を与えることによって複数色のトナー画像が転写材
S表面に定着されるようになっている。
【0035】なお、駆動モータMの回転駆動は不図示の
DSP(デジタルシグナルプロセッサ)により制御さ
れ、その他の制御は不図示のCPUによって行われる。
ここで、本実施の形態においては、駆動モータM1個で
4個の感光体ドラム1a,1b,1c,1dを駆動して
いるが、各感光体ドラム1a,1b,1c,1dに夫々
独立した駆動源を設けても良い。
【0036】次に、このように構成されたLBP100
における画像形成動作について説明する。
【0037】画像形成動作としては、まず4つのプロセ
スカートリッジ7(7a,7b,7c,7d)が印字タ
イミングに合わせて順次駆動され、その駆動に応じて感
光体ドラム1が反時計回り方向に回転駆動されると共に
帯電ローラ2が感光体ドラム1の周面に一様な電荷を付
与する。また、各々のプロセスカートリッジ7に対応す
るスキャナユニット3が順次駆動され、このスキャナユ
ニット3により感光体ドラム1周面には画像信号に応じ
た静電潜像が形成される。
【0038】次に、現像装置4内の現像ローラ42が静
電潜像の低電位部にトナーを転移させて感光体ドラム1
周面上にトナー画像を形成(現像)する。そして、この
後、最上流の感光体ドラム1aの周面上のトナー画像の
先端が、静電吸着搬送ベルト11との対向点に回転搬送
されてくるタイミングで、その対向点に転写材Sの印字
開始位置が一致するようにレジローラ対19が回転を開
始して転写材Sを静電吸着搬送ベルト11へ給送する。
【0039】これにより、転写材Sは静電吸着ローラ2
2と静電吸着搬送ベルト11とによって挟み込まれると
共に、静電吸着搬送ベルト11と静電吸着ローラ22と
の間に印加された電圧により静電吸着搬送ベルト11の
外周に静電吸着され、静電吸着搬送ベルト11の回転に
伴って最下流の感光体ドラム1dの位置まで搬送され
る。
【0040】そして、このようにして搬送されながら転
写材Sには、各感光体ドラム1と転写ローラ12との間
に形成される電界によって各感光体ドラム1のトナー画
像が順次転写される。又、これと同時に転写材Sへのト
ナー像転写後の感光体ドラム1はクリーニング手段によ
り転写残りトナー等の残存付着物を処理され、繰り返し
作像が行われる。
【0041】次に、このようにして4色のトナー画像を
転写された転写材Sは、ベルト駆動ローラ13の曲率に
より静電吸着搬送ベルト11から曲率分離され、定着部
20に搬入される。さらにこの後、転写材Sは、定着部
20でトナー画像を熱定着された後、排紙ローラ対23
によって排紙部24から画像面を下にした状態で本体外
に排出される。
【0042】ところで、図2及び図3は、このようなカ
ラーレーザープリンタ100のシート搬送装置102の
構成を示すものであり、同図において、8は給紙カセッ
ト17中に積載された転写材Sをピックアップする半月
形状のピックアップローラ、25Aはフィードローラ2
5及び不図示のトルクリミッタを介して図中反時計方向
に回転するリタードローラ26とを備えたフィードロー
ラ対である。
【0043】そして、給紙カセット17中に積載された
転写材Sは、ピックアップローラ8によりピックアップ
された後、ピックアップローラ8の下流に配設されたフ
ィードローラ対25Aに送られ、このフィードローラ対
25Aにより1枚ずつ分離されて搬送されるようになっ
ている。
【0044】一方、既述したように転写材Sを一旦停止
させた後、再搬送するシート搬送手段であるレジストロ
ーラ対19は、2つの回転体であるレジスト駆動ローラ
19a及びレジスト従動ローラ19bから構成されてい
る。ここで、このレジスト駆動ローラ19aは、側板3
0に形成された軸穴30aに軸受31を介し回転可能に
支持されると共に、駆動伝達手段としてのバネクラッチ
手段33から伝達される搬送モータM1からの駆動力に
より回転するようになっている。なお、同図において、
33aは搬送モータM1により回転するバネクラッチ手
段33のギア部である。
【0045】また、33b、33cはバネクラッチ手段
33に設けられた爪部、32は停止手段であるソレノイ
ドであり、このソレノイド32はバネクラッチ手段33
に設けられた爪部33b,33cを係止するフラッパ3
2aを備えている。
【0046】ここで、バネクラッチ手段33の爪部33
b,33cにソレノイド32のフラッパ32aが係止さ
れていないときはバネクラッチ手段33のギア部33a
の回転と同時にレジスト駆動ローラ19aも回転し、爪
部33b,33cにソレノイド32のフラッパ32aが
係止されているときにはバネクラッチ手段33のギア部
33aの回転にかかわらずレジスト駆動ローラ19aは
回転しないようになっている。
【0047】なお、34は転写材Sの先端を検知する先
端検知手段であり、この先端検知手段34からの検知信
号に基づき不図示のCPUはソレノイド32に通電し、
フラッパ32aを下げるようにしている。ここで、この
ようにフラッパ32aが下がると爪部33bに係止し、
この結果、バネクラッチ手段33のギア部33aが回転
してもレジスト駆動ローラ19aは回転しないようにな
っている。
【0048】一方、レジスト従動ローラ19bは側板3
0に設けられると共に、横方向に長い軸穴30bに軸受
28を介して回転自在に、且つレジスト駆動ローラ19
aに対し横方向に接離自在に支持されている。
【0049】また、このレジスト従動ローラ19bは、
通常、レジスト従動ローラ19bの軸受28と側板30
の曲げ起こし部30cに架けられたバネ手段29によ
り、レジスト駆動ローラ19aに所定の圧で押し付けら
れるようになっており、これによりレジスト駆動ローラ
19aが回転すると、このレジスト駆動ローラ19aの
回転に従動して回転するようになっている。
【0050】ところで、レジスト駆動ローラ19aには
回転に伴ってレジスト従動ローラ19bの軸受28を押
圧するためのカム部材27が固定されている。そして、
このようなカム部材27を備えることにより、レジスト
駆動ローラ19aが回転すると、離間手段であるカム部
材27がレジスト従動ローラ19bの軸受28を押圧
し、この結果レジスト従動ローラ19bがレジスト駆動
ローラ19aから離間するようになる。
【0051】なお、このようにレジスト従動ローラ19
bがレジスト駆動ローラ19aから離間するタイミング
は、少なくとも転写材Sがレジストローラ対19の下流
側に位置する他の搬送手段である吸着搬送ベルト11及
び吸着ローラ22のニップに進入した後であり、このよ
うに転写材Sを他の搬送手段に受け渡した後、レジスト
従動ローラ19bをレジスト駆動ローラ19aから離間
させることにより、レジストローラ対19の搬送力が吸
着搬送ベルト11による転写材Sの搬送に影響を及ぼす
のを防ぐことができる。
【0052】次に、このように構成されたレジストロー
ラ対19の転写材搬送時の動作について説明する。
【0053】ピックアップローラ8によりピックアップ
された後、フィードローラ対25Aにより1枚ずつ分離
されて搬送されてきた転写材Sの先端が、レジストロー
ラ19対に到達する前に先端検知手段34により検知さ
れると、この先端検知手段34からの検知信号に基づき
CPUはソレノイド32に通電する。これにより、フラ
ッパ32aが下がり、図4の(a)に示すようにバネク
ラッチ手段33の爪33bがフラッパ32aに引っ掛か
かった状態となる。
【0054】これにより、レジスト駆動ローラ19aが
図2に示す状態で停止する。またこのとき、カム部材2
7は、図4の(b)に示すように軸受28を押圧する状
態とはなっていないため、レジスト駆動ローラ19a及
びレジスト従動ローラ19bはバネ手投29の作用によ
り圧接している。
【0055】一方、転写材Sが先端検知手段34により
検知されてから一定時間(レジストローラ対19の上流
部において、転写材Sの斜行を補正するのに十分なルー
プをつくる時間)が経過した後、CPUはソレノイド3
2に対する通電をオフする。これにより、フラッパ32
aはバネ32bにより引き上げられてバネクラッチ手段
33の爪部33bとの係止が解除され、この結果、バネ
クラッチ手段33のギア部33aの回転に伴ってレジス
ト駆動ローラ19aも回転し、転写材Sを搬送する。
【0056】そして、このようにレジスト駆動ローラ対
19により上記のタイミングで搬送された転写材Sは、
この後、吸着搬送ベルト11及び吸着ローラ22のニッ
プに進入し、所定の押圧力で接している吸着ローラ22
及び静電吸着搬送ベルト11により搬送される。
【0057】一方、このようにレジスト駆動ローラ19
aが回転した後、やがて図5に示すようにカム部材27
がレジスト従動ローラ19bの軸受28に当接し、更に
この後、レジスト駆動ローラ19aが回転すると、図6
に示すようにカム部材27の作用によりレジスト従動ロ
ーラ19bはレジスト駆動ローラ19aから離間する。
また、このとき、ソレノイド32のフラッパ32aとバ
ネクラッチ手段33の爪部33cとが係止するようにな
り、これによりレジスト駆動ローラ19aの回転が止ま
る。
【0058】そして、このようにレジスト従動ローラ1
9bがレジスト駆動ローラ19aから離間すると共にレ
ジスト駆動ローラ19aの回転が止まると、レジストロ
ーラ対19の搬送力は転写材Sに作用しなくなる。
【0059】ここで、このように転写材Sを下流側の吸
着搬送ベルト11及び吸着ローラ22に受け渡した後、
レジストローラ対19の搬送力が転写材Sに作用しなく
なるようにすることにより、レジストローラ対19と吸
着搬送ベルト11及び吸着ローラ22との距離が短く、
且つレジストローラ対19の摩耗等によりシート搬送速
度の差が生じた場合でも、転写材Sを安定して搬送する
ことができる。
【0060】なお、このようにレジスト従動ローラ19
bがレジスト駆動ローラ19aから離間すると共にレジ
スト駆動ローラ19aの回転が止まった場合には、転写
材Sに作用するのは静電吸着搬送ベルト11による搬送
力と、フィードローラ25による搬送力となる。
【0061】ここで、本実施の形態においては、フィー
ドローラ25による転写材Sの搬送速度は、静電吸着搬
送ベルト11による搬送速度よりも速い設定となってお
り、この結果、吸着搬送ベルト11の搬送に対しバック
テンションがかからないようになっている。これによ
り、図7に示す転写部5において転写材Sに画像を転写
するときに、上流側のバックテンションを起因とする色
ずれの発生を防ぐことができる。
【0062】一方、この後、所定時間が経過して転写材
Sの後端がレジストローラ対19を通過すると、CPU
はソレノイド32に対する通電をオンとする。これによ
り、ソレノイド32のフラッパ32aが下がってバネク
ラッチ手段33の爪部33cとの係止が解除され、この
結果、バネクラッチ手段33のギア部33aの回転と同
時にレジスト駆動ローラ19aが回転する。
【0063】そして、さらにレジスト駆動ローラ19a
が回転すると、やがて図4に示すように、バネクラッチ
手段33の爪部33bがソレノイド32のフラッパ32
aに係止される。これにより、レジスト駆動ローラ19
aの回転が停止し、次の転写材Sの搬送に備える。
【0064】このように、吸着搬送ベルト11に転写材
Sを受け渡した後は、レジスト従動ローラ19bをレジ
スト駆動ローラ19aから離間させて転写材Sに対する
搬送力を作用させないようにすることにより、レジスト
ローラ対19と、下流側の吸着搬送ベルト11との距離
が短い場合でも、転写材Sを安定して搬送することがで
きる。
【0065】また、このように構成することにより、転
写部5において転写材Sを搬送しているときにはレジス
トローラ対19は作用していないので、レジストローラ
対19の転写材搬送に関する精度も要求されないため、
構成が簡単で安価なシート搬送装置を提供することがで
きる。
【0066】ところで、これまでの説明においては、レ
ジスト駆動ローラ19aにカム部材27を設け、このカ
ム部材27の作用によりレジスト従動ローラ19bを離
間させるようにした場合について述べてきたが、本発明
はこれに限らず、レジストローラ対19の少なくとも一
方のローラの周面に切り欠き部を設けることにより同様
な効果を得ることができる。
【0067】図8は、このような本発明の第2の実施の
形態に係る画像形成装置のレジストローラ対の構成を示
す図である。なお、同図において、図4と同一符号は、
同一又は相当部分を示している。
【0068】同図の(a)において、19Aはレジスト
駆動ローラであり、このレジスト駆動ローラ19Aは、
同図の(b)に示すように周面の一部が切り欠かれたD
カット形状を備えている。
【0069】次に、このような離間手段として、このよ
うな切り欠き部19cを有するレジスト駆動ローラ19
Aを備えたレジストローラ対19のシート搬送時の動作
について説明する。
【0070】ピックアップローラ8によりピックアップ
された後、リタードローラ対25Aにより1枚ずつ分離
されて搬送されてきた転写材Sの先端が、レジストロー
ラ19対に到達する前に、先端検知手段34により検知
されると、この先端検知手段34からの検知信号に基づ
きCPUはソレノイド32に通電し、フラッパ32aを
下げることにより、図4の(a)に示すようにバネクラ
ッチ手段33の爪33bがフラッパ32aに引っ掛かか
った状態となる。
【0071】これにより、レジスト駆動ローラ19Aは
停止する。なお、このときレジスト駆動ローラ19Aの
切り欠き部19cは、図8の(b)に示すようにレジス
ト従動ローラ19bから外れた状態となっているため、
レジスト駆動ローラ19A及びレジスト従動ローラ19
bはバネ手段29の作用により圧接している。
【0072】一方、転写材Sが先端検知手段34により
検知されてから一定時間が経過した後、CPUはソレノ
イド32に対する通電をオフする。これにより、ソレノ
イド32のフラッパ32aとバネクラッチ手段33の爪
部33bとの係止が解除され、この結果、バネクラッチ
手段33のギア部33aの回転と同時にレジスト駆動ロ
ーラ19Aも回転し、転写材Sを搬送する。
【0073】そして、このようにレジスト駆動ローラ対
19により上記のタイミングで搬送された転写材Sは、
この後、吸着搬送ベルト11及び吸着ローラ22のニッ
プに進入し、所定の押圧力で接している吸着ローラ22
及び静電吸着搬送ベルト11により搬送される。
【0074】一方、このようにレジスト駆動ローラ19
Aが回転し、やがて図9に示す状態となり、この後、更
にレジスト駆動ローラ19Aが回転すると、やがて図1
0に示すように切り欠き部19cがレジスト従動ローラ
19bに臨むようになる。
【0075】ここで、このように切り欠き部19cがレ
ジスト従動ローラ19bに臨む状態となったとき、レジ
スト従動ローラ19bは横方向に長い軸穴30bの形状
及びバネ手段29の作用によりレジスト駆動ローラ19
Aの方向に移動するが、本実施の形態においては、この
ようにレジスト従動ローラ19bが移動した場合でもレ
ジスト従動ローラ19bはレジスト駆動ローラ19Aと
当接することがないように切り欠き部19cを形成して
いる。
【0076】これにより、このように切り欠き部19c
がレジスト従動ローラ19bに臨む状態となったとき、
レジスト従動ローラ19bとレジスト駆動ローラ19A
とは離間する。また、このとき、ソレノイド32のフラ
ッパ32aとバネクラッチ手段33の爪部33cとが係
止するようになり、レジスト駆動ローラ19aの回転が
止まる。
【0077】そして、このようにレジスト従動ローラ1
9bがレジスト駆動ローラ19Aから離間すると共にレ
ジスト駆動ローラ19aの回転が止まると、レジストロ
ーラ対19の搬送力は転写材Sに作用しなくなる。これ
により、レジストローラ対19と下流側の吸着搬送ベル
ト11及び吸着ローラ22との距離が短く、且つレジス
トローラ対19の摩耗等によりシート搬送速度の差が生
じた場合でも、転写材Sを安定して搬送することができ
る。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、下
流側のシート搬送手段にシートを受け渡した後は、シー
トに対する搬送力を作用させないようにシート搬送手段
を構成することにより、下流側のシート搬送手段との距
離が短い場合でもシートを安定して搬送することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
の一例であるカラーレーザープリンタの概略構成を示す
図。
【図2】上記カラーレーザープリンタに備えられたシー
ト搬送装置の構成を示す図。
【図3】上記シート搬送装置の要部平面図。
【図4】上記シート搬送装置に設けられたレジストロー
ラ対の転写材搬送前の状態を説明する図。
【図5】上記レジストローラ対の転写材搬送時の状態を
説明する図。
【図6】上記レジストローラ対のニップ解除時の状態を
説明する図。
【図7】上記シート搬送装置の転写材搬送時の状態を説
明する図。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置
に備えられたシート搬送装置のレジストローラ対の構成
を示す図。
【図9】上記レジストローラ対の転写材搬送時の状態を
説明する図。
【図10】上記レジストローラ対のニップ解除時の状態
を説明する図。
【符号の説明】
11 吸着搬送ベルト 19 レジストローラ対 19A レジスト駆動ローラ 19a レジスト駆動ローラ 19b レジスト従動ローラ 19c 切り欠き部 22 吸着ローラ 27 カム部材 32 ソレノイド 33 バネクラッチ手段 100 LBP 101 画像形成部 102 シート搬送装置 S 転写材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを搬送するシート搬送装置におい
    て、 前記シートを搬送すると共に下流側のシート搬送手段に
    シートを受け渡した後は、該シートに対する搬送力を作
    用させないように構成されたシート搬送手段を備えたこ
    とを特徴とするシート搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記シート搬送手段は、前記シートを挟
    持搬送すると共に接離可能に構成された2つの回転体
    と、前記下流側のシート搬送手段にシートを受け渡した
    後、該シートに対する搬送力を作用させないよう圧接し
    ている該2つの回転体を離間させる離間手段とを備えて
    いることを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記離間手段は、前記2つの回転体の一
    方に設けられ、他方の回転体を離間方向に押圧するカム
    手段であることを特徴とする請求項2記載のシート搬送
    装置。
  4. 【請求項4】 前記離間手段は、前記2つの回転体の一
    方の周面に形成された切り欠き部であることを特徴とす
    る請求項2記載のシート搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記上流側シート搬送手段を、前記シー
    トを搬送する前及び前記下流側のシート搬送手段にシー
    トを受け渡した後に、停止させる停止手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のシート
    搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記シート搬送手段はレジストローラ対
    であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記
    載のシート搬送装置。
  7. 【請求項7】 画像形成部と、前記画像形成部にシート
    を搬送するシート搬送装置とを備えた画像形成装置にお
    いて、 前記シート搬送装置は前記請求項1乃至6のいずれかに
    記載のものであることを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008063037A (ja) * 2006-09-05 2008-03-21 Seiko Epson Corp 搬送ローラ制御装置および搬送ローラ制御方法
US7871068B2 (en) 2004-01-30 2011-01-18 Oki Data Corporation Medium conveying apparatus with multiple conveying sections for continuously controlled feeding of a record medium
JP2012030971A (ja) * 2010-06-28 2012-02-16 Ricoh Co Ltd シート搬送装置および画像形成装置

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