JP2007047474A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 1個或いは複数個の画像形成部を有する画像形成装置において、余白無し画像形成時における転写材搬送ベルトのクリーニングを効果的に行い、像担持体やクリーニングブレード等の画像形成部材の劣化を軽減させることのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 余白部の無い画像を形成することが可能である画像形成装置において、転写材搬送部材上の領域のうち、余白無し画像転写による不要なトナーが付着していない領域に、後続の前記転写材を担持搬送して転写装置によるトナー像の転写を行うことにより、転写材搬送部材クリーニングを行う周期が、転写材搬送部材が一周する周期よりも長いことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複写機,プリンタ,ファクシミリ等の電子写真方式の画像形成装置に関する。
図11に、転写材搬送部材として搬送ベルトを使用した電子写真方式の画像形成装置の概略構成の一例を示す。同図に示す画像形成装置は、像担持体としての回転可能なドラム状の電子写真感光体、すなわち導電基体上に感光層を有した感光ドラム1a,1b,1c,1dを有している。感光ドラム1a,1b,1c,1dの表面は、帯電ローラ(帯電装置)2a,2b,2c,2dによって一様に帯電された後、例えばLED、レーザスキャナなどの露光装置3a,3b,3c,3dによって画像情報に従った露光がなされ、これにより静電潜像が形成される。その後、静電潜像は、現像装置4a,4b,4c,4dによってトナーが静電的に付着されて、トナー像として現像される。これら感光ドラム上のトナー像は、搬送ベルト(転写材搬送部材)11によって感光ドラム1a,1b,1c,1dと対向する転写位置まで搬送されてきた転写材P上に、転写ローラ(転写装置)12a,12b,12c,12dによって静電的に転写される。
こうして転写材P上に転写された未定着のトナー像は、定着装置20によって加熱及び加圧されることにより、転写材P上に定着される。これにより永久画像が形成される。
一方、トナー像転写後に感光ドラム1a,1b,1c,1dの表面に残ったトナーは、クリーニングブレード(感光体クリーニング装置)6a,6b,6c,6dによって除去されて、廃トナー容器内に回収される。こうして表面がクリーニングされた感光ドラム1a,1b,1c,1dは繰り返し画像形成に供される。
上述した電子写真方式の画像形成装置の場合、搬送ベルト11上にトナーが付着すると、転写材Pを汚し画像不良の原因となる。画像形成装置で余白無し画像を実現するには、画像形成装置内で形成する画像のサイズ、すなわち印字領域を転写材Pのサイズよりも若干大きくし、これを用紙に転写する方法がある。しかしながら、転写材Pへのトナー像の転写と同時に、転写材Pの端部よりも外側に位置するトナー像が搬送ベルト11に直接転写されしまい、連続画像形成時などで転写材Pを汚してしまう問題がある。例えば、転写材Pの先端もしくは後端よりも外側に位置していたトナー像は、搬送ベルト11上で通紙域内に付着しているため、このままトナー像が付着した状態で搬送ベルト11が再び転写材Pを担持した時に、転写材Pを汚してしまう。また、転写材Pの左端もしくは右端よりも外側に位置するトナー像も、再び担持した転写材Pの位置が通紙方向に対し直角な方向にずれた場合や、再び担持した転写材Pの幅が前の転写材Pよりも幅広い場合に、転写材Pを汚してしまう。
このため、搬送ベルト11上に付着したトナーを除去するためのトナー除去手段を設ける必要がある。
搬送ベルト11上に付着したトナーを除去するためのトナー除去手段として、搬送ベルト11に当接するように搬送ベルトクリーニング部材14cを取付ける方法と、転写ローラ12a,12b,12c,12dに正極性のバイアスや負極性のバイアスを印加して、搬送ベルト11上のトナーを感光ドラム上に静電的に逆転写させ、感光ドラム1a,1b,1c,1dに当接されている感光ドラム用のクリーニングブレード6a,6b,6c,6dによって除去し、廃トナー容器に回収するという静電的クリーニング方式がある。
従来例としては、例えば特許文献1と特許文献2をあげることが出来る。
特開平09−230771号公報 特開平10−198109号公報
搬送ベルトクリーニング部材14cとしては、一般にブレードやブラシ等の部材が使用される。搬送ベルトクリーニング部材14cとして、搬送ベルト11上にブレード等がある場合は、搬送ベルト11は、その回転中には常時クリーニングされて、除去されたトナーは搬送ベルト11用の廃トナー容器に回収される。ブレードは精度よく搬送ベルト11に当接されている必要があるが、そのためには搬送ベルト11と搬送ベルトクリーニング部材14cをユニット化する必要がある。しかし、ブレードが搬送ベルトに当接しているためにブレードが傷んでしまい、ブレードの寿命によって搬送ベルト11の寿命も制限されてしまうという課題がある。その結果、画像形成装置のメンテナンス性の低下やコストアップを招いてしまう。
静電的クリーニング方式においても、ブレード6a〜6dが感光ドラム1a〜1dに当接しているために感光ドラム1a〜1dの感光層の磨耗を促進してしまう。
従って、本発明の目的は、1個或いは複数個の画像形成部を有する画像形成装置において、余白無し画像形成時における転写材搬送ベルトのクリーニングを効果的に行い、像担持体やクリーニングブレード等の画像形成部材の劣化を軽減させることのできる画像形成装置を提供することである。
なお、図11中の説明していない符号については、後述の実施の形態中で説明する。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。像担持体と、転写材を担持搬送する転写材搬送部材と、前記転写材搬送部材に担持された前記転写材に前記像担持体上のトナー像を転写する転写装置と、前記転写材搬送部材に付着した不要なトナーを回収するクリーニング手段と、前記転写材搬送部材の位相検知手段と、前記位相検知手段を元に、前記転写材を担持搬送および転写する前記転写材搬送部材上の位置を制御する手段を有し、前記転写材の先端部・後端部・左端部・右端部のうちの少なくともいずれか一箇所以上において余白部の無い画像を形成することが可能である画像形成装置において、前記転写材搬送部材上の領域のうち、余白無し画像転写による不要なトナーが付着していない領域に、後続の前記転写材を担持搬送して前記転写装置によるトナー像の転写を行うことにより、転写材搬送部材クリーニングを行う周期が、転写材搬送部材が一周する周期よりも長いことを特徴とする画像形成装置。
以上説明したように、本発明によると、余白無し画像形成時に必要とする搬送ベルト11上の領域の通紙方向長さに応じて、搬送ベルトクリーニングの実行タイミングを制御することにより、画像形成中の搬送ベルトクリーニングの実行回数を極力少なくするものである。これによりクリーニングによる像担持体やクリーニングブレード等の画像形成部材の劣化を軽減させることができる。また搬送ベルトクリーニング実行によるダウンタイムを最小限にして、転写材Pのスループット数の低下を抑制できる。
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図面において同一の符号を付したものは、同一の構成又は作用をなすものであり、これらについての重複説明は適宜省略した。
<第1の実施形態>
本実施例では余白無し画像形成1回毎に搬送ベルトクリーニングシーケンスを実施するのではなく、余白無し画像形成時に必要とする搬送ベルト11上の領域の通紙方向長さに応じて、搬送ベルトクリーニングの実行タイミングを制御することにより、画像形成中の搬送ベルトクリーニングの実行回数を極力少なくするものである。これによりクリーニングによる像担持体やクリーニングブレード等の画像形成部材の劣化を軽減させることができる。また搬送ベルトクリーニング実行によるダウンタイムを最小限にして、転写材Pのスループット数の低下を抑制できる。
[画像形成装置の概略構成]
図1に、本発明に係る画像形成装置の一例を示す。同図に示す画像形成装置は、4個の画像形成ステーション(画像形成部)を有する、電子写真方式の4色フルカラーのレーザプリンタであり、同図はその概略構成を示す縦断面図である。また、図2にはプロセスカートリッジの縦断面図を示す。なお、本発明に係る画像形成装置としては、電子写真方式のレーザプリンタのほか、電子写真方式の複写機,ファクシミリであってもよく、さらには静電記録方式のプリンタ,複写機,ファクシミリ等であってもよい。
図1に示すレーザプリンタ(以下「画像形成装置」という。)は、画像形成装置本体100の内側に転写材Pの搬送方向に沿って下側から順に、4個の画像形成ステーション(画像形成部)Sa,Sb,Sc,Sdを備えている。この順に、シアン,イエロー,マゼンタ,ブラックのトナー像を形成するものである。これら画像形成ステーションSa,Sb,Sc,Sdには、それぞれプロセスカートリッジ7a,7b,7c,7dが配設されており、各プロセスカートリッジ7a,7b,7c,7dには、像担持体としてのドラム状の電子写真感光体(以下「感光ドラム」という。)1a,1b,1c,1dが配設されている。なお、以下、特に色を区別する必要がない場合には、a,b,c,dを省略して、「画像形成ステーションS」,「プロセスカートリッジP」,「感光ドラム1」のように総称して記す。この点は、他の部材についても同様である。
図2は、シアンのプロセスカートリッジ7aの拡大縦断面図を示している。なお、他の3色のプロセスカートリッジ7b,7c,7dの構成及び作用については、シアンのプロセスカートリッジ7aと同様なので説明は適宜省略するものとする。
感光ドラム1a,1b,1c,1dは、駆動手段(不図示)によって図1中の反時計回りに回転駆動される。感光ドラム1a,1b,1c,1dの周囲には、その回転方向に沿ってほぼ順に、帯電装置2a,2b,2c,2d、露光装置3a,3b,3c,3d、現像装置4a,4b,4c,4d、転写ローラ(転写部材、転写装置)12a,12b,12c,12d、クリーニング装置6a,6b,6c,6d等が配設されている。
帯電装置2a,2b,2c,2dは、感光ドラム1a,1b,1c,1d表面を均一に帯電するものである。露光装置(スキャナユニット)3a,3b,3c,3dは、帯電後の感光ドラム1a,1b,1c,1d表面を画像情報に基づいてレーザビームを照射して静電潜像を形成するものである。現像装置4a,4b,4c,4dは、露光装置3a,3b,3c,3dによって形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー像として現像する。転写ローラ12a,12b,12c,12dは、感光ドラム1a,1b,1c,1d上に形成されたトナー像を転写材Pに転写させる。そして、クリーニング装置6a,6b,6c,6dは、転写後に感光ドラム1a,1b,1c,1d表面に残ったトナー(残留トナー)を除去するものである。
ここで、図1,図2に示すように、感光ドラム1a,1b,1c,1dと帯電装置2a,2b,2c,2dと現像装置4a,4b,4c,4dと、クリーニング装置6a,6b,6c,6dとは、一体的にカートリッジ化されてプロセスカートリッジ7a,7b,7c,7dを構成している。これらプロセスカートリッジ7a,7b,7c,7dは、例えば図2のシアンのプロセスカートリッジ7aに示すように、さらに、感光ドラムユニット50aと、現像ユニット4a(現像装置)とに分かれる。感光ドラムユニット50aは、感光ドラム1aと帯電装置2aとクリーニング装置6aとを有するユニットである。
以下、感光ドラム1から順に詳述する。
感光ドラム1は、例えば直径30mmのアルミシリンダの外周面に有機感光半導体層(OPC感光層)を塗布して構成したものである。感光ドラム1は、その両端部を支持部材(不図示)によって回転自在に支持されており、一方の端部に駆動モータ(不図示)からの駆動力が伝達されることにより、図1中の反時計回りに回転駆動される。
帯電装置2は、ローラ状に形成された帯電ローラ(導電性ローラ)と、帯電バイアス印加電源(不図示)とを有している。帯電装置2は、帯電ローラを感光ドラム1表面に当接させるとともに、この帯電ローラに上述の帯電バイアス印加電源によって帯電バイアスを印加することにより、感光ドラム1表面を所定の極性・電位に一様(均一)に帯電させるものである。本実施の形態では、感光ドラム1a,1b,1c,1d表面は、帯電装置2a,2b,2c,2dによって負極性に一様に帯電される。
露光装置3a,3b,3c,3dは、図1中のそれぞれの感光ドラム1a,1b,1c,1dの左方に配置され、レーザダイオード(不図示)によって画像信号に対応する画像光が、スキャナモータ(不図示)によって高速回転されるポリゴンミラー9a、9b、9c、9dに照射される。ポリゴンミラー9a,9b,9c,9dによって反射された画像光は、結像レンズ10a、10b、10c、10dを介して帯電済みの感光ドラム1a,1b,1c,1d表面を選択的に露光して静電潜像を形成するように構成されている。本実施の形態では、画像光が照射された部分の電荷が除去されて静電潜像が形成される。
現像装置4a,4b,4c,4dは、それぞれシアン,イエロー,マゼンタ,ブラックの各色のトナーを収納したトナー容器を有している。図2のシアンのトナー容器41aに示すように、現像装置4aは、トナー容器41a内のトナーを送り機構42aによってトナー供給ローラ43aへ送り込み、同図中の時計回り(矢印Z方向)に回転するトナー供給ローラ43aと、現像ローラ40aの外周面に圧接された現像ブレード44aとによって、矢印Y方向に回転する現像ローラ40aの外周面に塗布し、かつ塗布したトナーに電荷を付与する。そして静電潜像が形成された感光ドラム1aと対向して接触している現像ローラ40aに現像バイアス印加電源(不図示)によって現像バイアスを印加することにより、感光ドラム1a上の静電潜像に負極性のトナーを付着させてトナー像として現像するものである。他の色の現像装置4b,4c,4dも、上述のシアンの現像装置4aと同様の構成、作用である。
図1中のプロセスカートリッジ7a,7b,7c,7dの右方には、転写装置5が配設されている。転写装置5は、感光ドラム1a,1b,1c,1dに対向して接するように循環移動(回転)する搬送ベルト(転写材搬送部材としての静電転写ベルト)11を有している。搬送ベルト11は、108〜1013Ω・cmの体積固有抵抗値を有する厚さ50〜300μmのフィルム状部材で構成されている。本実施の形態では、搬送ベルト11は、PVdF(ポリフッ化ビニリデン)によって形成されている。搬送ベルト11は、相互に平行に配設された4本のローラ13,14,15,16に掛け渡されていて、全体として垂直方向に配設されている。搬送ベルト11は、図1中のローラ13とローラ14との間に位置する部分において、外周面に転写材Pを静電吸着した状態で回転する。これにより、転写材Pは、上述の感光ドラム1a,1b,1c,1dにそれぞれに転写位置において、順次に搬送され、感光ドラム1a,1b,1c,1d上のトナー像が次に説明する転写ローラ12a,12b,12c,12dによって順次に転写される。
搬送ベルト11の内側には、感光ドラム1a,1b,1c,1dのそれぞれに対応する位置に4個の転写ローラ12a,12b,12c,12dが配設されている。これら転写ローラ12a,12b,12c,12dは、搬送ベルト11の裏面側に当接されており、感光ドラム1a,1b,1c,1dとの間に搬送ベルト11を挟持するようになっている。これにより、感光ドラム1a,1b,1c,1dと、搬送ベルト11との間に、第1,第2,第3,第4の転写部(転写ニップ部)が形成される。本実施の形態においては、転写バイアス印加電源(不図示)によって転写ローラ12a,12b,12c,12dに正極性の転写バイアスが印加され、これにより感光ドラム1a,1b,1c,1d上の負極性の各色のトナー像が第1〜第4の転写部において転写材P上に順次に転写されるようになっている。
トナー像転写時に転写材Pに転写されないで感光ドラム1a,1b,1c,1d上に残った残留トナーは、クリーニング装置6a,6b,6c,6dによって除去される。図2に示すように、シアンのクリーニング装置6aは、感光ドラム1a表面に当接されて感光ドラム1a表面の残留トナーを除去するクリーニングブレード60aを有している。クリーニングブレード60aによって感光ドラム1a表面から除去された残留トナーは、トナー送り機構52aによってクリーニング枠体51aの後方に設けられた廃トナー室53aに順次送られるようになっている。
画像形成装置本体100の下部には、着脱自在な給紙カセット17が配設されている。給紙カセット17には、複数枚の転写材P(例えば、普通紙、封筒、透明フィルム)が積層状態で収納されている。給紙カセット17内の転写材Pは、画像形成時には給紙ローラ18(半月ローラ)の駆動回転により1枚ずつ分離給送され、その先端部をレジストローラ対19に突き当てることで一旦停止されて、ループを形成する。その後、搬送ベルト11の回転と、感光ドラム1a,1b,1c,1d上の画像書出し位置の同期をとって、レジストローラ対19によって搬送ベルト11へと供給されていく。搬送ベルト11に向けて供給された転写材Pは、最上流側の感光ドラム1aよりもさらに上流側に配設された吸着部材としての吸着ローラ22によって搬送ベルト11表面に吸着される。
最下流側の画像形成ステーションSdのさらに下流側(上方)には、定着装置20が配設されている。定着装置20は、転写材Pに転写された複数色のトナー像を定着させるものであり、回転する定着ローラ23と、これに圧接されて転写材Pに熱及び圧力を与える加圧ローラ24とを有している。すなわち、感光ドラム1a,1b,1c,1d上の各色のトナー像が順次に重なるようにして転写された転写材Pは、定着装置20を通過する際に定着ローラ23、加圧ローラ24によって挟持搬送されながら、加熱、加圧されて表面に複数色のトナー像が定着される。
上述の画像形成装置における画像形成動作は次のとおりである。プロセスカートリッジ7a,7b,7c,7d内の感光ドラム1a,1b,1c,1dが画像形成タイミングに合わせて反時計回りに回転駆動され、帯電装置2a,2b,2c,2dによって一様に帯電される。帯電後の感光ドラム1a,1b,1c,1dは、露光装置3a,3b,3c,3dによって画像信号(画像情報)に応じた露光がなされ、静電潜像が形成される。このとき露光されない部分が暗部(高電位部)となりその電位(暗部電位)をVDとする。一方、露光された部分が明部(低電位部)となりその電位(明部電位)をVLとする。現像装置4a,4b,4c,4dは、上述の静電潜像の明部にトナーを付着させて、感光ドラム1a,1b,1c,1d上に、それぞれシアン,イエロー,マゼンタ,ブラックのトナー像を形成する。
一方、給紙カセット17から給紙ローラ18,レジストローラ対19等によって搬送ベルト11に供給された転写材Pは、吸着ローラ22と搬送ベルト11とによって挟み込むようにして搬送ベルト11の表面(外周面)に圧接され、かつ搬送ベルト11と吸着ローラ22との間に電圧が印加されることにより、搬送ベルト11の表面に静電吸着される。この際、吸着ローラ22側から正極性の電圧が印加され、ローラ(吸着対向ローラ)14は接地する。これにより、転写材Pは搬送ベルト11に安定して吸着され、最下流の第4の転写部まで搬送される。
このように搬送ベルト11表面に吸着された転写材Pは、搬送ベルト11の矢印R11方向の回転によって各色の第1〜第4の転写部に順次に搬送され、各感光ドラム1a,1b,1c,1dと転写ローラ12a,12b,12c,12dとの間に形成される電界(転写電界)によって、各感光ドラム1a,1b,1c,1dのトナー像が順次に転写される。
4色のトナー像が転写された転写材Pは、ローラ(ベルト駆動ローラ)13の曲率により搬送ベルト11から曲率分離され、定着装置20に搬入される。転写材Pは、定着装置20において定着ローラ23,加圧ローラ24によって加熱・加圧されて、表面に4色のトナー像が定着される。トナー像定着後の転写材Pは、排紙ローラ対25によって、画像形成装置本体100上面に形成されている排紙トレイ26上に、画像面を下方に向けて排出される。一方、トナー像定着後の感光ドラム1a,1b,1c,1dは、表面に残った残留トナーがクリーニング装置6a,6b,6c,6dによって除去され、次の画像形成に供される。以上により4色フルカラーの画像形成が終了する。
[搬送ベルトクリーニング]
搬送ベルト11は、後述する余白無しモードでの画像形成後や、画像形成時における転写材Pの給送ジャム等の後や、濃度検出用のトナー像を意図的に搬送ベルト11上に転写した後には、転写材Pへの汚れを防止するために搬送ベルト11上の不要なトナーを除去することが必要となる。
搬送ベルト11上にトナーが付着した場合のトナーの除去方式について説明する。本実施の形態では、搬送ベルト11上に付着したトナーは感光ドラム1a,1b,1c,1d上に逆転写させ、感光ドラムユニット内のクリーニング装置6a,6b,6c,6dを使って回収するようにしている。
まず、画像形成ステーションSaの第1の転写部において、通常の転写時(感光ドラム1a上のトナー像を転写材P上に転写するとき)の電界とは逆極性の電界が発生するように、転写バイアス及び感光ドラム1aの表面電位を調節する。このように調整した電界を、以下「転写逆電界」と呼ぶ。例えば、感光ドラム1a表面を暗部電位VDとし、転写バイアスとして、絶対値がVDより大きな負極性のバイアスを転写ローラ12aに印加する。なお、以下、負極性の転写バイアスを転写逆バイアスと呼ぶ。第1の転写部に転写逆電界が形成されていることにより、正規帯電している(負電荷)トナーは感光ドラム1aに逆転写され、感光ドラム用のクリーニング装置6aにより、廃トナー室53aに回収される。本実施の形態における構成では、感光ドラム1a表面の暗部電位VDを−700Vとしたときに、転写逆バイアスとして、−1.5kV程度印加するようにした。
次に、画像形成ステーションSbの第2の転写部において、トナー像転写時の電界と同極性の電界が発生するように、転写バイアス及び感光ドラム1bの表面電位を調節する。このように調整した電界を、以下「転写正電界」と呼ぶ。これを実現するのには、感光ドラム1b表面を暗部電位VD電位とし、転写バイアスとして、絶対値が正極性のバイアスを印加する。第2の転写部では、転写正電界を形成することにより、極性が反転している(正電荷)トナーを感光ドラム1bへ逆転写させるとともに、感光ドラム1bと搬送ベルト11の間で放電を引き起こすことにより、トナーを負極性に再帯電するということを行っている。例えば、本実施の形態では、感光ドラム1表面の暗部電位VDを−700Vとし、第2の転写バイアスとして、+1.0kV程度印加した。
次に、第3の転写部において、第1の転写部と同様の転写逆電界を形成した。その目的及び効果は第1の転写部によるものと同じである。
次に、第4の転写部において、第2の転写部と同様の転写正電界を形成した。第4の転写部では、正極性に帯電したトナーを完全に感光ドラム1に逆転写させることにより、搬送ベルト11上のトナー除去を終了させる。
さらに、搬送ベルト11のクリーニング時、つまり搬送ベルト11上のトナーを感光ドラム1a,1b,1c,1d上に逆転写させる際には、感光ドラム1a,1b,1c,1dの回転速度に対して、搬送ベルト11の移動速度(回転速度)に正負いずれかの大幅な周速差を設けることにより、搬送ベルト11上のトナーを感光ドラム1a,1b,1c,1dに回収させることも併用する。本実施の形態では、搬送ベルト11の移動速度を感光ドラム1a,1b,1c,1dの回転速度に対し、50%程度早回しする。
以上に述べた搬送ベルト11のクリーニングに関する一連のシーケンス動作をまとめて、以下「搬送ベルトクリーニング」と呼ぶ。本実施例においては、搬送ベルトクリーニングは主に余白無しモードでの画像形成後に実行するが、これ以外に例えば、濃度制御やレジ(レジストレーション)制御等の目的で意図的に検知用のトナー像を搬送ベルト11上に形成した後や、画像形成時における転写材Pの給送ジャム等により、不可避的に搬送ベルト11上にトナーが転写された後の、画像形成装置本体100のリカバー動作中に実行する。
本実施の形態においては、クリーニングシーケンス時の吸着ローラ7の汚れを防止するために、吸着ローラ22は図3(a)及び図3(b)に示すように、画像形成装置本体のコントローラ(不図示)からの信号により、吸着接離機構200によって搬送ベルト11に対して離接可能な構成としている。ここで、吸着接離機構200は、図示外の固定フレームに電磁ソレノイド30を取付けている。この電磁ソレノイド30は作動ロッド31を上下方向に動作させることができ、吸着ローラ支持部材32を介して吸着ローラ22を上下方向に動作させることができる。電磁ソレノイド30がオフの時は、図3(a)のように吸着ローラ22は加圧バネ33によって搬送ベルト11に当接される。電磁ソレノイド30がオンの時は、図3(b)のように吸着ローラ22は加圧バネ33に抗して、先述のように上に動き、搬送ベルト11と離間される。
[画像形成モード]
本発明の画像形成装置は、画像形成モードとして、従来通り転写材P上の端部に余白部を設けて画像を印刷する余白有りモードと、転写材P上で余白部を設けずに画像を印刷する余白無しモードを有する。
図4は、画像形成装置の印字領域Mと転写材Pの大きさの関係を示した模式図である。余白有りモードの場合、図4(a)に示すように、印字領域Mを転写材Pの大きさよりも小さく設定することにより、転写材P上の4辺の端部に余白部を確保している。この余白部の大きさは適宜設定されるものである。本実施例においては、余白有りモードの印字領域Mを転写材Pの4辺の端部から3mm内側に設定することにより、転写材P上で最小でも3mmの余白部を確保している。
一方、余白無しモードの場合、図4(b)に示すように、印字領域Mを転写材Pの大きさよりも大きく設定することにより、転写材Pの4辺の端部に余白部が全く無い画像を印字することができる。すなわち、トナー像が転写材からはみ出すようにすることで、転写材Pの位置が少々ずれても転写材Pの端までトナー像を載せることができる。本実施例においては、余白無しモード時の印字領域Mを、転写材Pの4辺の端部から2mm外側に設定している。従って、余白無しモード時は、トナー像を感光ドラム1から転写材Pへ転写した時に、転写材Pより外側に位置するトナー像は搬送ベルト11上に直接転写され残留してしまうが、それは先述の搬送ベルトクリーニングを実行することにより除去される。余白無しモード時の転写材Pに対する印字領域Mは、本実施例の設定値に限るものでなく、転写材Pへ完全に余白無しの画像が形成できる大きさであれば良い。また、本実施例では4辺全てを余白部無しとしたが、4辺全てに限るものではない。
[搬送ベルトの周長]
図5は、搬送ベルト11の周長と印字領域Mの通紙方向長さの関係を示した模式図である。LBは搬送ベルト11の周長、LMは印字領域Mの通紙方向長さを示している。画像形成装置の搬送ベルト11の周長LBは、少なくとも余白無しモード時の印字領域Mの通紙方向長さLM以上になるように設定している。搬送ベルト11の周長LBが余白無しモード時におけるLM以下であると、搬送ベルト11上の領域のうち転写材Pを担持搬送して転写装置によるトナー像の転写が行われた領域が、1回の画像形成中に2度の転写材Pの担持もしくはトナー像の転写に使用されることになる。この時、搬送ベルト11上に直接転写された不要トナーにより、転写材Pをトナーで汚してしまう恐れがある。
本実施例の画像形成装置はA4サイズ対応のカラーLBPであり、最大A4サイズまでの転写材Pにおいて余白無しモードが適用できる仕様としている。このため、余白無しモードの印字領域Mの通紙方向における長さLMの最大長は、A4サイズ時の印字領域Mの通紙方向長さである。図4(b)で説明したように印字領域Mは転写材Pの4辺の端部から2mm外側に設定してあるため、A4サイズの通紙方向長さは210mmであるから、A4サイズ時の余白無しモードの印字領域M は214mmとなる。そして、本実施例の搬送ベルト11の周長は、これを上回る675 mmとしている。
[搬送ベルト位相検知手段]
本実施例では、図6のように搬送ベルト11上の、トナー像の転写に使われる領域34以外の端部に位相検知部材35を周長方向に等間隔に四枚付している。位相検知部材35の材質はアルミニウムであり、四枚はそれぞれ異なる光学的反射特性を持っている。本実施例では異なる光学的反射特性のものにしたが、異なる形状を持ったものでもよい。また、本実施例では四枚としたが、位相検知部材35の枚数はこれに限らないし、素材も搬送ベルト11と光学的反射特性が異なれば何でもよい。
この位相検知部材を図7のように、発光ダイオードと受光素子からなる光センサー20で検知することにより、搬送ベルト11の位置を検出することができる。位相検知部材間の搬送ベルト11の位置については、搬送ベルトが移動する速度と、最後に位相検知部材が通過したときからの時間によって算出される。
さらに、これまでに搬送ベルト上に転写した余白無し画像の領域を記録することができる装置(不図示)も有しているので、不要なトナーが付着していない搬送ベルト上の領域を見つけ出すことができ、そこを後続の余白無し画像を転写する領域とすることができる。
余白無し画像を転写する領域は、不要なトナーが付着していない搬送ベルト上の領域LC の前部か後部のうち、より早く転写できるほうである。不要なトナーが付着していない搬送ベルト上の領域LCが、余白無しモードの印字領域Mの通紙方向長さLMよりも短いときには、搬送ベルトクリーニングを実施する。
[搬送ベルトクリーニング実行タイミング制御]
ここでは、余白無しモードに限定して、搬送ベルトクリーニング実行タイミング制御について述べる。余白有りモードの場合は、搬送ベルトクリーニングを実行する必要は無いため、ここでの説明は省略する。
図8は、余白無しモード時の搬送ベルトクリーニングの実施タイミングを決定する制御フローを示した図である。
画像形成装置は、余白無し画像形成信号を受信後(S11)、「搬送ベルトの周長と転写材Pの通紙方向長さとの関係」の項で述べたように、不要なトナーが付着していない搬送ベルト上の領域LCが、余白無しモードの印字領域Mの通紙方向長さLMよりも長いかどうか検知し(S12)、短ければ、搬送ベルトクリーニングを行う(S17)。長ければ余白無しモードで画像形成を開始する(S13)。そして感光ドラム上に形成されたトナー像は、搬送ベルトの不要なトナーが付着していない領域によって担持搬送されてきた転写材Pに順次転写し、画像形成を行う(S14)。トナー像転写後、次の画像形成が控えているかを確認する(S15)。次の画像形成が控えていない場合は、画像形成を終了(S16)し、次の画像形成信号の受信に備える。
次の画像形成が控えている場合は、次に画像形成を控えている画像の転写材長を確認し、再び、不要なトナーが付着していない搬送ベルト上の領域LCが、余白無しモードの印字領域Mの通紙方向長さLMよりも長いかどうか検知する(S12)。以降の制御ステップを再度繰り返す。
以上のような条件を設けて搬送ベルトクリーニングの実行タイミングを制御することにより、余白無しプリント時の搬送ベルトクリーニング回数を最小減にすることができる。本実施例の構成は、特に小サイズの転写材Pを余白無し画像形成する時に有効である。例えばL版サイズの転写材Pの大きさは、縦127mm×横89mmであり、比較的小さいサイズである。このL版サイズの転写材Pを縦送りで余白無しモードで画像形成する場合、はみ出し領域を2mm、記録材長LPを127mm、紙間長LINTを30mmとすれば、搬送ベルト長LBが675mmであるので、搬送ベルトクリーニングを行わずに4枚の画像形成が可能である。すなわち、4枚プリントする毎に搬送ベルトクリーニングを実行すれば良い。
なお、本実施例では不要なトナーが付着していない搬送ベルト上の領域を常に把握しているので、連続画像形成時でなくても搬送ベルトクリーニング回数を最小限にすることができる。
余白無し画像形成を行った後に通常の画像形成を行うときにも前記と同様に、不要なトナーが付着していない搬送ベルト上の領域LCが、通常の余白あり画像の印字領域Mの通紙方向長さLMよりも長いかどうか検知し、短かればクリーニングし、長ければ搬送ベルトの不要なトナーが付着していない領域を使って転写材Pを担持搬送して順次転写していく。また、転写材Pの大きさが大きくなった時にも同様に対応できる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態について説明する。なお、画像形成装置の概略構成、画像形成モード、搬送ベルト11の周長、搬送ベルト位相検知手段、搬送ベルトクリーニング実行タイミング制御については、上述の第1の実施形態と同様なので、説明は省略する。
[搬送ベルトクリーニング]
図9に、本実施形態の画像形成装置を示す。第1の実施例では、搬送ベルトクリーニング方法が静電クリーニングであったが、本実施例では搬送ベルトクリーニング方法は、前記転写材搬送部材上に接離可能に備えられた、ブレード形状のクリーニング手段14Cである。
搬送ベルトクリーニング部材は、図8の余白無しモード時の搬送ベルトクリーニングの実施タイミングを決定する制御フローにおいて、搬送ベルト11のクリーニングが必要と判断されたときに、搬送ベルト11に当接されるとともに搬送ベルト11が回転して、搬送ベルト11がクリーニングされる。クリーニングが終了した後に、搬送ベルトクリーニング部材は再び元の離間された位置に戻る。搬送ベルトクリーニング部材14Cは、電磁クラッチ、カム、加圧ばね(いずれも不図示)によって、搬送ベルト11に当接、または離間される。
以上、クリーニング部材としてブレードを用いた場合を述べたが、従来知られるファーブラシ、ウェブ等も用いることができる。
<第3の実施形態>
第3の実施形態について説明する。画像形成装置の概略構成、搬送ベルトクリーニング、画像形成モード、搬送ベルト11の周長、搬送ベルトクリーニング実行タイミング制御については、上述の第1の実施形態と同様なので、説明は省略する。
[搬送ベルト位相検知手段]
第一の実施例では搬送ベルト11上に位相検知部材によってマークを付し、それを光センサー20で検知するとしたが、本実施例では位相検知部材の替わりに、トナーを搬送ベルト11上に転写したものをマークとして用いる。図10のように、トナーによるマークは印字領域Mの先端より1cm先のマークTAと、後端より1cm後のマークTBである。これを光センサー20で検知することにより、余白無し画像転写による不要なトナーが付着している領域を判別することができる。余白無し画像を転写する領域は、不要なトナーが付着していない搬送ベルト上の領域LC の前部か後部のうち、より早く転写できるほうである。不要なトナーが付着していない搬送ベルト上の領域LCが、余白無しモードの印字領域Mの通紙方向長さLMよりも狭くなったとき、搬送ベルトクリーニングを実施する。
第1の実施形態の画像形成装置の概略構成を示す縦断面図である。 図1におけるシアンのプロセスカートリッジの拡大図である。 吸着ローラの当接離間機構を示す模式図である。 印字領域と転写材の大きさの関係を示す模式図である。 搬送ベルトの周長と印字領域の通紙方向長さの関係を示す模式図である。 搬送ベルトと位相検知によるマークの関係を示す模式図である。 光センサーの概略構成を示す模式図である。 搬送ベルトクリーニングの実行タイミングを決定する制御フローを示す図である。 第2の実施形態において、画像形成装置の概略構成を示す縦断面図である。 第三の実施形態において、搬送ベルト位相検知のためのマークと印字領域の関係を表す模式図である。 従来の画像形成装置の概略構成を示す縦断面図である。
符号の説明
1,1a,1b,1c,1d 感光体(感光ドラム)
2,2a,2b,2c,2d 帯電装置
3,3a,3b,3c,3d 露光装置
4,4a,4b,4c,4d 現像装置
6,6a,6b,6c,6d 感光体クリーニング装置
7,7a,7b,7c,7d プロセスカートリッジ
9,9a,9b,9c,9d ポリゴンミラー
10,10a,10b,10c,10d 結像レンズ
11 転写材搬送部材(搬送ベルト)
12a,12b,12c,12d 転写装置(転写ローラ)
14c 搬送ベルトクリーニング装置
18 給紙ローラ
22 吸着ローラ
23 定着ローラ
24 加圧ローラ
25 排紙ローラ対
26 排紙トレイ
30 電磁ソレノイド
31 作動ロッド
32 吸着ローラ支持部材
33 加圧バネ
34 トナー像の転写に使われる領域
35 位相検知部材
36 発光ダイオード
37 受光素子
100 画像形成装置本体
200 吸着接離機構
P 転写材
Sa,Sb,Sc,Sd 画像形成ステーション

Claims (8)

  1. 像担持体と、転写材を担持搬送する転写材搬送部材と、前記転写材搬送部材に担持された前記転写材に前記像担持体上のトナー像を転写する転写装置と、前記転写材搬送部材に付着した不要なトナーを回収するクリーニング手段と、前記転写材搬送部材の位相検知手段と、前記位相検知手段を元に、前記転写材搬送部材上での前記転写材の担持位置を制御する手段を有し、前記転写材の先端部・後端部・左端部・右端部のうちの少なくともいずれか一箇所以上において余白部の無い画像を形成することが可能である画像形成装置において、前記転写材搬送部材上で、余白無し画像転写による不要なトナーが付着していない領域が、次に転写する画像の必要とする領域よりも大きい時には転写工程を行い、小さい時には転写材搬送部材クリーニング工程を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成装置はトナー像転写後の感光体表面を清掃する感光体クリーニング装置を備え、前記転写材搬送部材クリーニングは、前記転写材搬送部材に付着した不要なトナーを静電的に前記感光体に逆転写させて前記感光体クリーニング装置によって除去することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置は、前記転写材搬送部材上に接離可能な、クリーニング手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成装置は、前記転写材の先端部・後端部・左端部・右端部のうちの少なくともいずれか一箇所以上において、トナー像の印字領域が前記転写材よりも外側になるように画像形成を行うことにより、前記転写材に余白無し画像を形成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置は、前記転写材の先端部・後端部・左端部・右端部の全てに余白部を有する画像を形成する第1の画像形成モードと、前記転写材の先端部・後端部・左端部・右端部のうちの少なくともいずれか一箇所以上において余白部の無い画像を形成する第2の画像形成モードとを有し、前記第1の画像形成モードでは前記転写材搬送部材クリーニングを実行せず、前記第2の画像形成モードでは前記転写材搬送部材クリーニングを実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記転写材搬送部材は、余白無し画像を形成するための印字領域が通紙方向の長さ以上の周長を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 像担持体と、転写材を担持搬送する転写材搬送部材と、前記転写材搬送手段に転写材を静電的に吸着させるための吸着部材と、前記転写材搬送部材に担持された前記転写材に前記像担持体上のトナー像を転写する転写装置と、前記転写材搬送部材に付着した不要なトナーを回収するクリーニング手段と、前記転写材搬送部材の位相検知手段と、前記位相検知手段を元に、前記転写材を担持搬送および転写する前記転写材搬送部材上の位置を制御する手段を有し、前記転写材の先端部・後端部・左端部・右端部のうちの少なくともいずれか一箇所以上において余白部の無い画像を形成することが可能である画像形成装置において、
    前記吸着部材は、画像形成部よりも上流側において前記転写材搬送手段表面に接離可能に配設され、画像形成時は前記転写材搬送手段表面に当接する当接位置に配置され、余白なし画像が転写されたことによる前記転写材搬送部材表面の不要なトナーが吸着部を通過する際には前記転写材搬送手段表面から離間された退避位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記位相検知手段は、前記転写材搬送部材上に付したマークによるものとする請求項1に記載の画像形成装置。
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