JP2012141350A - 画像形成装置および搬送ベルトクリーニング方法 - Google Patents

画像形成装置および搬送ベルトクリーニング方法 Download PDF

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Abstract

【課題】クリーニング処理時の負荷を減らしつつ、記録紙が汚れるのを抑制する技術を提供すること。
【解決手段】画像形成装置の制御部は、搬送ベルト15に担持される第1被記録媒体3(1)に対して転写される画像の、搬送ベルトに対する位置SP1とは異なる位置SP2に、第1被記録媒体3(1)の後に搬送される第2被記録媒体3(2)が担持されるように、給紙部の給紙タイミングを制御する。画像形成装置の規制部は、給紙タイミング制御の実行時、画像形成装置のクリーニング部によるクリーニング処理を規制する。
【選択図】図3

Description

本発明は画像形成装置に関し、詳しくは、画像形成装置において被記録媒体を搬送する搬送ベルトをクリーニングする技術に関する。
従来、画像形成装置において記録媒体を搬送する搬送ベルトをクリーニングする技術として、例えば、特許文献1に記載された技術が知られている。特許文献1では、記録紙(被記録媒体)に転写される画像サイズが記録紙サイズより大きい場合、次に搬送される記録紙が無いか、あるいは記録紙サイズが変更された場合のみ、クリーニングバイアスをONするようにして、クリーニング処理時の負荷を減らす技術が開示されている。
特開平07−121065号公報
しかしながら、上記従来技術文献においては、前に搬送された記録紙に転写される画像サイズがその記録紙サイズより大きい場合に、次に搬送される記録紙が前に搬送された記録紙に対して記録紙の幅方向にずれて搬送されると、搬送ベルト上に転写されたトナーによって次に搬送される記録紙が汚れる虞があった。
本発明は、クリーニング処理時の負荷を減らしつつ、記録紙が汚れるのを抑制する技術を提供するものである。
本明細書によって開示される画像形成装置は、複数の感光体と、各色の現像剤を用いて各感光体に画像を形成する画像形成部と、各感光体に形成された画像を被記録媒体に転写する転写部と、前記被記録媒体の搬送方向長さの2倍より長い長さを有し、前記被記録媒体を担持して転写位置へ搬送する搬送ベルトと、前記搬送ベルトに前記被記録媒体を給紙する給紙部と、前記搬送ベルトをクリーニングするクリーニング部と、前記搬送ベルトに担持される第1被記録媒体に対して転写される画像の、前記搬送ベルトに対する位置とは異なる位置に、前記第1被記録媒体の後に搬送される第2被記録媒体が担持されるように、前記給紙部の給紙タイミングを制御する給紙タイミング制御を実行する制御部と、前記給紙タイミング制御の実行時、前記クリーニング部によるクリーニング処理を規制する規制部とを備える。
また、上記画像形成装置において、前記第1被記録媒体に対して転写される画像によって前記搬送ベルトが汚されているかどうかを判断する判断部をさらに備え、前記制御部は、前記判断部によって前記搬送ベルトが汚されていると判断された場合に、前記給紙タイミング制御を実行する構成としてもよい。
また、上記画像形成装置において、前記判断部は、前記第1被記録媒体のサイズと前記第1被記録媒体に対して転写される画像サイズとを比較し、前記第1被記録媒体サイズが前記画像サイズより小さい場合、前記搬送ベルトが汚されていると判断する構成としてもよい。
また、上記画像形成装置において、前記制御部は、前記給紙タイミング制御において、前回のクリーニング処理以降に前記搬送ベルトに順次担持される被記録媒体に対して転写される各画像の、搬送ベルトに対する各位置と全て異なる担持位置に、これから給紙される被記録媒体が担持されるように、前記給紙部の給紙タイミングを制御し、前記規制部は、前記搬送ベルト上に前記担持位置が確保できない場合、前記クリーニング処理の規制を解除する構成としてもよい。
また、上記画像形成装置において、前記制御部は、前記給紙タイミング制御において、前記第1被記録媒体の後端から前記第2被記録媒体の先端までの間隔が少なくとも前記第1被記録媒体の搬送方向長さを含むように、前記第2被記録媒体を給紙し、前記第1被記録媒体と前記第2被記録媒体との間に対応する搬送ベルトの位置に前記第2被記録媒体の後に搬送される第3被記録媒体が給紙されるように、前記給紙部の給紙タイミングを制御する構成としてもよい。
また、上記画像形成装置において、前記被記録媒体は、所定のスペースである被記録媒体間マージン長の間隔を設けて前記搬送ベルト上に給紙され、前記制御部は、前記被記録媒体が給紙される際に前記搬送ベルト上に生じる余白スペースであるベルトマージン長がほぼゼロとなるように、前記被記録媒体間マージン長を調整する構成としてもよい。
また、上記画像形成装置において、前記規制部は、前記クリーニング部によるクリーニング処理の規制を、前記クリーニング部にクリーニングバイアスを印加することを規制することによって行う構成としてもよい。
また、上記画像形成装置において、前記搬送ベルトに順次担持される被記録媒体に対して転写される各画像の、搬送ベルトに対する各位置と全て異なる担持位置に給紙できる被記録媒体の担持枚数を算出する算出部をさらに備え、前記クリーニング部は、前記クリーニングバイアスを印加しなくても、前記搬送ベルトがN回転すればクリーニングを完了するクリーニング機構を有し、前記制御部は、前記担持枚数を、前記被記録媒体を給紙する際の1セット単位の枚数とし、前記クリーニング処理の規制が行われた状態で、前記給紙タイミング制御が開始され、1セット目の給紙が行われた後、前記1セット目の最初の1枚目に対して転写される画像の前記搬送ベルトに対する位置が前記クリーニング部をN回以上通過した後、その位置に前記1セット目に続く2セット目の最初の1枚目が担持されるように、各セット間における給紙のタイミングを制御する構成としてもよい。
また、上記画像形成装置において、前記クリーニング部は、前記クリーニング機構として、前記搬送ベルトを挟持しつつ、前記搬送ベルトの移動方向に対して反対方向に回転可能な回転機構を有する構成としてもよい。
また、本明細書によって開示される搬送ベルトをクリーニングする方法は、各色の現像剤を用いて各感光体に画像を形成する画像形成部と、各感光体に形成された画像を被記録媒体に転写する転写部と、前記被記録媒体を担持して転写位置へ搬送する搬送ベルトと、前記搬送ベルトに前記被記録媒体を給紙する給紙部と、前記搬送ベルトをクリーニングするクリーニング部とを備えた画像形成装置において、前記搬送ベルトをクリーニングする方法であって、前記搬送ベルトは、前記被記録媒体の搬送方向長さの2倍より長い長さを有しており、前記搬送ベルトに担持される第1被記録媒体に対して転写される画像の、前記搬送ベルトに対する位置とは異なる位置に、前記第1被記録媒体の後に搬送される第2被記録媒体が担持されるように、前記給紙部の給紙タイミングを制御する給紙タイミング制御工程と、前記給紙タイミング制御工程の実行時、前記クリーニング部によるクリーニング処理を規制するクリーニング処理規制工程とを含む。
本発明の画像形成装置および搬送ベルトクリーニング方法によれば、第1被記録媒体に対して転写される画像に対応する搬送ベルト上に第2被記録媒体が担持されないため、例え第1被記録媒体に対して転写される画像(トナー)によって搬送ベルトが汚された場合であっても、それによって、第2被記録媒体が汚されることが抑制される。また、給紙タイミング制御の実行時、クリーニング部によるクリーニング処理が規制される。そのため、クリーニング処理時の負荷を減らしつつ、被記録媒体が汚れるのを抑制することができる。
本発明のプリンタの概略構成を示す側断面図 プリンタの電気的構成を概略的に示すブロック図 実施形態1におけるベルト上の給紙配置を説明する図 実施形態1における給紙制御処理を概略的に示すフローチャート 実施形態2における用紙の搬送態様を示す図 実施形態2におけるベルト上の給紙配置を説明する図 実施形態2における別のベルト上の給紙配置を説明する図 別のベルト上の給紙配置を説明する図
<実施形態1>
次に本発明の一実施形態について図1から図4を参照して説明する。
1.プリンタの全体構成
図1は、本発明の画像形成装置の一例であるプリンタ1の概略構成を示す側断面図である。本プリンタ1は4色(ブラックK、イエローY、マゼンタM、シアンC)のトナーを用いてカラー画像を形成するダイレクトタンデム式のカラーLEDプリンタである。以下の説明においては、図1における左側を前方とする。また、図1において、各色間で同一の構成部品については、適宜符号を省略する。なお、画像形成装置はダイレクトタンデム式のカラーLEDプリンタに限られず、例えば、カラーレーザプリンタ、モノクロレーザプリンタであってもよいし、コピー機能等を有する複合機であってもよい。
プリンタ1は、本体ケーシング2と、本体ケーシング2内の底部に複数の用紙3(被記録媒体の一例)を積載可能な給紙トレイ4とを含む。給紙トレイ4の前端上方には給紙ローラ5が設けられ、給紙ローラ5の回転に伴って給紙トレイ4内の最上位に積載された用紙3が本体ケーシング2内の前部に設けられた供給路P1に送り出される。
供給路P1には、補助給紙ローラ17と、駆動ローラ6Aおよび従動ローラ6Bを有するレジストローラ6とが設けられている。レジストローラ6の駆動ローラ6Aは、例えば、ギア機構(図示せず)を介して給紙モータ47に接続されており、給紙モータ47の駆動力が駆動ローラ6Aに伝達される。ここで、給紙ローラ5、補助給紙ローラ17、レジストローラ6、および給紙モータ47は、給紙部に相当する。
また、本体ケーシング2内の前面には、前側に傾倒可能な手差しガイド7が設けられ、その内側に、ユーザが用紙3を挿入可能な手差し口8が開口している。手差し口8は、手差し路P2を介してレジストローラ6に連通しており、また、レジストローラ6から後方には、画像形成部12のベルトユニット13に連通する搬送路P3が形成されている。
レジストローラ6は、供給路P1から送り込まれた用紙3、あるいは手差し路P2から送り込まれた用紙3を、搬送路P3を介して画像形成部12のベルトユニット13上へ搬送する。また、供給路P1、手差し路P2、搬送路P3上には、それぞれレジ前センサ9、手差しセンサ10、レジ後センサ11が設けられている。各センサ9,10,11は、それぞれの位置において用紙3の有無あるいは用紙3の長さを検知する。
画像形成部12は、ベルトユニット13、露光部18、プロセス部20、定着部31等を含む。
ベルトユニット13は、前後一対のベルト支持ローラ14間に張架される環状のベルト(搬送ベルトに相当)15を含む。ベルト15は、用紙3の搬送方向長さの2倍より長い長さを有する。後側のベルト支持ローラ14が回転駆動されることにより、ベルト15が図示時計周り方向に循環移動し、ベルト15上面に担持された用紙3が後方へ搬送される。また、ベルト15の内側には、4つの転写ローラ(転写部の一例)16が設けられている。
ベルトユニット13の上方には、4つの露光部18およびプロセス部20が設けられている。各露光部18は、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの各色に対応したLEDユニットを含み、各露光部18は、その下端部にLEDヘッド19を有している。各露光部18は、形成すべき画像データに基づいて発光制御され、LEDヘッド19から感光ドラム28の表面に光を照射する。
プロセス部20は、上記4色に対応した4つのプロセスカートリッジ20K,20Y,20M,20Cを含む。各プロセスカートリッジ20K〜20Cは、カートリッジフレーム21と、カートリッジフレーム21に対し着脱可能に装着される現像カートリッジ22とを含む。各現像カートリッジ22は、現像剤である各色のトナーを収容するトナー収容室23を備え、その下側に供給ローラ24、現像ローラ25、層厚規制ブレード26等を含む。
トナー収容室23から放出されたトナーは、供給ローラ24の回転により現像ローラ25に供給され、供給ローラ24と現像ローラ25との間で正に摩擦帯電される。さらに、現像ローラ25上に供給されたトナーは、現像ローラ25の回転に伴って、層厚規制ブレード26と現像ローラ25との間に進入し、ここでさらに十分に摩擦帯電されて、一定厚さの薄層として現像ローラ25上に担持される。
カートリッジフレーム21の下部には、表面が正帯電性の感光層によって覆われた感光ドラム(感光体の一例)28と、帯電器29とが設けられている。感光ドラム28は、対応する転写ローラ16との間でベルト15を介してニップ部を構成している。画像形成時には、感光ドラム28の表面が帯電器29により一様に正帯電される。そして、正帯電された部分が露光部18により露光されて、感光ドラム28の表面に静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ25上に担持され正帯電されているトナーが感光ドラム28表面の静電潜像に供給され、これにより感光ドラム28の静電潜像が可視像化される。その後、各感光ドラム28の表面上に担持されたトナー像は、用紙3が感光ドラム28と転写ローラ16との間の各ニップ位置を通過する間に、転写ローラ16に印加される負極性の転写電圧によって用紙3上に順次転写される。
トナー像が転写された用紙3は、次いでベルトユニット13により定着器31に搬送される。定着部31は、熱源を有する加熱ローラ31Aと、用紙3を加熱ローラ31A側へ押圧する加圧ローラ31Bとを含む。用紙3が定着器31を通過する間に、用紙3の画像形成面側が加熱ローラ31Aに押し付けられ、転写されたトナー像が紙面に熱定着される。定着器31により熱定着された用紙3は、上方へ搬送され、排出ローラ33により本体ケーシング2の上面に排出される。
また、ベルトユニット13の下方には、ベルト15をクリーニングするクリーニング部50が設けられている。クリーニング部50は、例えば、クリーニングローラ51、回収ローラ52、バックアップローラ53、クリーニングブレード54、および貯留ボックス55を含み、ベルト15に残存したトナー(現像剤)やシート材の破片を除去する。その際、クリーニングローラ51および回収ローラ52に所定のクリーニングバイアス(電圧)を印加して、電気力によってトナーを吸引する。
2.電気的構成
図2は、プリンタ1の電気的構成を概略的に示すブロック図である。
プリンタ1は、同図に示すように、CPU40(制御部、規制部、判断部の一例)、ROM41、RAM42、およびNVRAM(不揮発性メモリ)43を含む。これらに画像形成部12、レジ前センサ9、手差しセンサ10、レジ後センサ11、タイマ44、表示部45、操作部46、給紙モータ47などが接続されている。
タイマ44は、画像形成する際の各種時間の計測に使用される。例えば、タイマ44は、用紙3がレジ前センサ9を通過する通過時間を計測し、CPU40は、通過時間から用紙3の長さを算出する。表示部45は、例えば、液晶ディスプレイやランプ等を含み、各種の設定画面や装置の動作状態等を表示する。操作部46は、複数のボタンを含み、ユーザにより各種の入力操作が行われる。給紙モータ47は、駆動ローラ6A、給紙ローラ5、および補助給紙ローラ17等、給紙に係る各種のローラの回転を制御する。
ROM41には、後述する給紙タイミング制御処理など、プリンタ1の動作を実行するための各種プログラムが記憶されており、CPU40は、ROM41から読み出したプログラムに従って、その処理結果をRAM42またはNVRAM43に記憶させながら各部の制御を行う。
3.給紙制御処理
次に図3および図4を参照して、実施形態1における給紙制御処理を詳細に説明する。図3は実施形態1におけるベルト上の給紙配置を説明する図である。なお、図3ではベルト15を切って直線状に伸ばした状態が示される。図4は給紙制御処理の各処理を示すフローチャートである。
まず、図3を参照して、実施形態1におけるベルト長BLと用紙長PLとの関係を説明する。なお、実施形態1においては、図3に示されるように、ベルト長BLが用紙長PLの4倍より長い場合が例示される。ベルト15上の給紙スペース(担持位置に相当)SP1〜SP4の後には、用紙3の重なりを防止するために、所定のスペースが設けられ、その長さをここでは用紙間マージン長(被記録媒体間マージン長に相当)mLという。また、ベルト15の最終部分は、ベルト長BLと用紙数の関係からベルト15上に生じる余白スペースとなり、その長さをここではベルトマージン長BmLという。すなわち、用紙数(ベルト分割数,担持枚数)をDIVとすると、BmL=BL−(PL+mL)×DIV となる。ここで、用紙数(ベルト分割数)DIVは、
DIV=BL/(PL+mL)の小数点を切捨てたもの …… (式1)
によって算出される。
ここで、各長さの設定値を例えば、ベルト長BL=550mm、用紙長PL=120mm、用紙間マージン長=10mmとすると、
ベルト分割数DIV=550/(120+10)=4(小数点切捨)
ベルトマージン長BmL=550−(120+10)×4=30mm
となる(図3参照)。
このように、ベルト15上の給紙スペースSP1〜SP4が設定されることによって、実施形態1においては、ベルト15に順次担持される用紙3に対して転写される各画像の、ベルト15に対する各位置と全て異なる担持位置に、これから給紙される用紙3を担持させることができる。CPU40は、ベルト長BLおよび用紙長PL等に基づいて給紙スペースSPの設定を行うとともに、設定された給紙スペースSPに用紙3が給紙されるように、給紙部5,6,17,47の給紙タイミングを制御する。
さて、CPU40は、例えば、クリーニング部50によるベルト15の前回のクリーニング処理以降において、ユーザによって操作部46を介して印字指示が行われると、所定のプログラムにしたがって、本給紙制御処理を開始する。なお、これに限らず、単に、ユーザによって印字指示が行われた場合に給紙制御処理を開始するようにしてもよい。
図4に示すように、CPU40は、まずステップS100において、給紙部5,6,17,47を制御して、一頁目の第1用紙3(1)の給紙を開始する。
次いで、用紙センサ、例えば、レジ前センサ9がOFFされたかどうか判定する(ステップS105)。レジ前センサ9がOFFされたと判定された場合(ステップS105:YES)、CPU40は、一頁目の第1用紙3(1)がレジ前センサ9を通過したとして、第1用紙3(1)が給紙トレイ4からベルト15側に給紙されたと認識する。ここでは、第1用紙3(1)は、ベルト15上の給紙スペースSP1に給紙される。そして、給紙のための次頁があるかどうか判定する(ステップS110)。
次頁がないと判定された場合(ステップS110:NO)、本処理を終了し、次頁があると判定された場合(ステップS110:YES)、次頁を印字するための用紙3のトレイは一頁目の用紙3のトレイと同一かどうか判定する(ステップS115)。すなわち、第1用紙3(1)の用紙サイズと次頁の用紙サイズが同一かどうか判定する。トレイが同一でないと判定された場合(ステップS115:NO)、トレイ切替え処理を行って(ステップS120)、ステップS100の処理に戻る。
一方、トレイが同一であると判定された場合(ステップS115:YES)、CPU40は、用紙長PLを算出する(ステップS125)。用紙長PLの算出は、例えば、用紙3がレジ前センサ9を通過する時間、すなわち、レジ前センサ9のオン時間をタイマ44によって計測し、その通過時間に給紙速度(所定値)を乗算することによって行われる。
次いで、CPU40は、用紙長PLが用紙に形成される(転写される)画像長より短いかどうかを判定する(ステップS130)。なお、ここで画像長は、例えば印字データから取得される。用紙長PLが画像長より短くない、すなわち、用紙長PLが画像長以上と判定された場合(ステップS130:NO)、通常の紙間、例えば、上記用紙間マージン長mLを確保してステップS100に戻る(ステップS135)。この場合、第1用紙3(1)には所定の画像が全て転写され、ベルト15がトナーによって汚されることはない。
このステップS130において、第1用紙3(1)(第1被記録媒体に相当)に対して転写される画像によってベルト15が汚されているかどうかが判断される。すなわち、第1用紙3(1)のサイズ(用紙長PL)がそれに転写される画像サイズ(画像長)より小さいと、画像の一部がベルト15に転写され、ベルト15が汚されることとなる。そのため、ベルト15が汚されているかどうかの判断を、用紙長PLと画像長とを比べることによって簡易かつ好適に行える。
なお、転写画像によってベルト15が汚されているかどうかの判断はこれに限られず、例えば、ベルト上のトナーの濃度を検知することによって判断するようにしてもよい。
一方、用紙長PLが画像長より短いと判定された場合(ステップS130:YES)、ベルト分割数DIVを、上記(式1)を用いて算出する(ステップS140)。ここでは、上記各長さの設定値のもとに、DIV=4とする。次いで、最適紙間を算出する(ステップS150)。ここでは、例えば、図3に示されるように、最適紙間=用紙間マージン長=10mmとされる。
なお、最適紙間は一定の距離に限られない。ベルト長BL、用紙長PL、ベルト分割数DIV等に応じて適宜決定されればよい。また、用紙間において異なるようにしてもよい。
次いで、ステップS110およびステップS115と同様に、ステップS155において次頁があるかないかの判定、およびステップS160において次用紙が同一トレイにあるかないかの判定がそれぞれなされる。なお、ステップS160において次用紙が同一トレイにないと判定がされた場合、ステップS120と同様に、トレイを切替えてステップS100に戻る(ステップS165)。
そして、ステップS155において次頁があると判定され、ステップS160において次用紙が同一トレイにあると判定された場合、ステップS150で算出した最適紙間を確保する(ステップS170)。
次いで、用紙3がトレイ4にあるかどうかの判定を行い、用紙3がトレイ4にある場合(ステップS175:YES)、用紙3を給紙し、ステップS155に戻る(ステップS180)。ステップS155からステップS180までの処理が繰り返されることによって、図3に示されるように、給紙スペースSP1に第1用紙3(1)が、給紙スペースSP2に第2用紙3(2)が、給紙スペースSP3に第3用紙3(3)が、給紙スペースSP4に第4用紙3(4)が、それぞれ給紙される。すなわち、実施形態1では用紙3はそれぞれベルト15上の異なる位置に給紙される。
ここで、ステップS140からステップS180の処理が「給紙タイミング制御」に相当する。すなわち、「給紙タイミング制御」においては、ベルト15に担持される第1用紙3(1)に対して転写される画像の、ベルト15に対する位置SP1とは異なる位置SP2に、第1用紙3(1)の後に搬送される第2用紙3(2)が担持されるように、給紙部5,6,17,47の給紙タイミングが制御される。
このように、実施形態1では、第1用紙3(1)(第1被記録媒体)に対して転写される画像に対応するベルト上(ほぼ給紙スペースSP1に相当)に第2用紙3(2)(第2被記録媒体)が担持されない。そのため、例え第1用紙3(1)に対して転写される画像(トナー)によってベルト15が汚された場合であっても、それによって、第2用紙3(2)が汚されることは、抑制される。
また、CPU40は、上記給紙タイミング制御の実行時、クリーニング部50によるクリーニング処理を規制する。その際、クリーニング処理の規制を、例えば、クリーニング部50のクリーニングローラ51および回収ローラ52にクリーニングバイアス(高電圧)を印加することを規制すること、例えば、バイアス印加を停止することによって行う。この場合、クリーニング部50に高電圧のクリーニングバイアスを印加することが規制されるため、クリーニング処理時の負荷(電力負荷)の低減を好適に行える。
なお、クリーニング処理の規制はこれに限られず、例えば、クリーニング部50(例えば、バックアップローラ53およびクリーニングローラ51)のベルト15への圧接力を可変してクリーニング処理の規制を行うようにしてもよい。例えば、クリーニング処理の規制時には、圧接力を弱め、クリーニング規制解除時は圧接力を強めるようにしてもよい。
3.実施形態1の効果
実施形態1においては、「給紙タイミング制御」が実行されることによって、第1用紙3(1)に対して転写される画像に対応するベルト15上に第2用紙3(2)が担持されない。例え第1用紙3(1)に対して転写される画像(トナー)によって搬送ベルトが汚された場合であっても、それによって、第2用紙3(2)が汚されることが抑制される。また、給紙タイミング制御の実行時、クリーニング部50によるクリーニング処理が規制される。そのため、クリーニング処理時の負荷を減らしつつ、用紙3が汚れるのを抑制することができる。
また、ベルト15が汚れているかどうか判断し、汚れている場合にステップS140からステップS180の「給紙タイミング制御」が実行される。すなわち、ベルト15が汚れていない場合には「給紙タイミング制御」が実行されない。そのため、必要のないときに給紙タイミング制御を実行するのを抑制できる。すなわち、印字生産性が不要に低下されることが抑制される。
<実施形態2>
次に図5から図7を参照して、実施形態2を説明する。図5は実施形態2における用紙の搬送態様を示す図であり、図6および図7は実施形態2におけるベルト上の給紙配置を説明する図である。なお、図6および図7では、図3と同様に、ベルト15を切って直線状に伸ばした状態が示される。
実施形態2は、実施形態1とは、図4のステップS150での最適紙間の算出方法が異なる。すなわち、実施形態2では、CPU40は、「給紙タイミング制御」において、第1用紙3(1)(第1被記録媒体)の後端から第2用紙3(2)(第2被記録媒体)の先端までの間隔が少なくとも、第1用紙3(1)の搬送方向長さPLを含むように、第2用紙3(2)を給紙する。そして、CPU40は、第1用紙3(1)と第2用紙3(2)との間に対応するベルト15の位置に第2用紙3(2)の後に搬送される第3用紙3(2)(第3被記録媒体)が給紙されるように、給紙部の給紙タイミングを制御する。
すなわち、図6に示されるように、実施形態2では、ベルト15の1周目において、ベルト15上の給紙スペースSP1に第1用紙3(1)が給紙され、給紙スペースSP3に第2用紙3(2)が給紙される。また、ベルト15の2周目において、ベルト15上の給紙スペースSP2に3頁目の第3用紙3(3)が給紙され、給紙スペースSP4に4頁目の第4用紙3(4)が給紙される。この場合、第1用紙3(1)と第2用紙3(2)との間、および第3用紙3(3)と第4用紙3(4)との間の最適紙間はPL+2mL(140mm)となり、第2用紙3(2)と第3用紙3(3)との間の最適紙間は2PL+3mL+BmL(300mm)となる。
なお、図6には実施形態1と同様の用紙間マージンmLを設ける例を示しが、実施形態2ではこの用紙間マージンmLを実施形態1と比べて低減することができる。用紙間マージンmLをほぼゼロとすることもできる。すなわち、用紙間マージンmLをほぼゼロとした場合であっても、給紙される用紙間には少なくとも用紙長PL分の給紙スペースSPを確保することができ、かつ、用紙センサが各用紙3の境界を認識するための紙間を確保できる。そのため、例え第1用紙3(1)の転写処理によってベルト15が汚された場合であっても、第3用紙3(3)が汚されることはないうえに、用紙間を正しく認識することができる。
例えば、図7に示すように、ベルト用長BL=550mmであり、用紙長PL=108mmとした場合、用紙間マージンmL=2.0mmとなり、ベルト上に用紙5枚分の給紙スペースSP1〜SP5を確保することができる。すなわち、実施形態2では、用紙間マージンmLを低減させることができるため、ベルト15上の利用性を高めつつ(例えば、給紙枚数の増加)、用紙3が汚れるのを抑制することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記各実施形態では、CPU40は第1被記録媒体に対して転写される画像によってベルト15が汚されているかどうかを判断し(ステップS130の処理に相当)、ベルト15が汚されていると判断された場合に、ステップS140以下の「給紙タイミング制御」を実行する例を示したが、これに限られない。ベルト15が汚されているかどうかに係わらず、すなわち、ステップS130の判断処理を行わずに、ステップS140以下の「給紙タイミング制御」を実行するようにしてもよい。
この場合、第1用紙3(1)に対して転写される画像に対応するベルト15上に第2用紙3(2)が担持されないため、例え第1用紙3(1)に対して転写される画像(トナー)によって搬送ベルトが汚された場合であっても、それによって、第2用紙3(2)が汚されることが抑制される。また、上記給紙タイミング制御の実行時、クリーニング部50によるクリーニング処理が規制される。そのため、クリーニング処理時の負荷を減らしつつ、用紙3が汚れるのを抑制することができる。
(2)上記各実施形態では、CPU40がベルト15上に給紙位置を設定する際に、ベルトマージン長BmLを設ける例を示したがこれに限られない。図8に示すように、ベルトマージン長BmLをゼロとするように給紙位置を設定するようにしてもよい。すなわち、ベルトマージン長BmLがほぼゼロとなるように、用紙間マージン長(被記録媒体間マージン長)mLを調整するようにしてもよい。図7では、用紙間マージン長mL(mLa)が、(BL−4PL)/4または(BL/4−PL)に調整された例が示される。この場合、印字生産性を低下させることなく用紙間マージン長mLを最大限大きく取れる。
(3)上記各実施形態において、CPU40は、「給紙タイミング制御」において、ベルト15が汚されていると判断した以降にベルト15に順次担持される用紙3に対して転写される各画像の、ベルト15に対する各位置と全て異なる担持位置に、これから給紙される用紙3が担持されるように、給紙部の給紙タイミングを制御し、ベルト15上に担持位置が確保できない場合、クリーニング処理の規制を解除するようにしてもよい。この場合、給紙を中断してクリーニング処理を実行することによって、クリーニング処理時の負荷を最大限減らすことができる。
(4)CPU(算出部の一例)40は、ベルト15が汚されていると判断した以降にベルト15に順次担持される用紙3に対して転写される各画像の、ベルト15に対する各位置と全て異なる担持位置に給紙できる用紙3の担持枚数を算出するようにする。また、クリーニング部50は、クリーニングバイアスを印加しなくても、ベルト15がN(Nは正の整数)回転すればクリーニングを完了するクリーニング機構を有するようにする。そして、CPU40は、担持枚数を、用紙3を給紙する際の1セット単位の枚数とし、クリーニング処理の規制が行われた状態で、給紙タイミング制御が開始され、1セット目の給紙が行われた後、1セット目の最初の1枚目に対して転写される画像のベルト15に対する位置がクリーニング部をN回以上通過した後、その位置に1セット目に続く2セット目の最初の1枚目が担持されるように、各セット間における給紙のタイミングを制御するようにしてもよい。
この場合、例えば、N=2で、担持枚数=4の場合、クリーニング部50へのクリーニングバイアスの印加なしに、ベルト15が2回転すれば、ベルト15がクリーニング部50によってクリーニングされる。そのため、印字用紙数が、担持枚数を超える、例えば6枚であっても、印字の5枚目(2セット目の最初の1枚目)を印字の1枚目(1セット目の最初の1枚目)の位置(ベルト15上の)に、また、印字の6枚目(2セット目の2枚目)を印字の2枚目(1セット目の2枚目)の位置に、給紙することができる。すなわち、印字用紙数が上記担持枚数を超える場合であっても、好適にクリーニング処理時の負荷を減らしつつ、記録紙が汚れるのを抑制することができる。
また、その際、クリーニング部50は、クリーニング機構として、ベルト15を挟持しつつ、ベルト15の移動方向に対して反対方向に回転可能な回転機構を有するようにしてもよい。例えば、クリーニングローラ51をベルト15の移動方向に対して反対方向に回転可能に構成するようにする。この場合、クリーニングローラ51は、ベルト15の回転時に、バックアップローラ53とによってベルト15を挟持しつつ、ベルト15との間の摩擦力によってベルト15をクリーニングすることができる。そのため、クリーニングバイアスを印加しなくても、ベルト15がN回転すればクリーニングを完了するクリーニング機構を好適に構成できる。
1…プリンタ、3…用紙、5…給紙ローラ、6…レジストローラ、9…レジ前センサ、11…レジ後センサ、12…画像形成部、15…ベルト、16…転写部、17…給紙ローラ、28…感光ドラム、40…CPU、50…クリーニング部

Claims (10)

  1. 複数の感光体と、
    各色の現像剤を用いて各感光体に画像を形成する画像形成部と、
    各感光体に形成された画像を被記録媒体に転写する転写部と、
    前記被記録媒体の搬送方向長さの2倍より長い長さを有し、前記被記録媒体を担持して転写位置へ搬送する搬送ベルトと、
    前記搬送ベルトに前記被記録媒体を給紙する給紙部と、
    前記搬送ベルトをクリーニングするクリーニング部と、
    前記搬送ベルトに担持される第1被記録媒体に対して転写される画像の、前記搬送ベルトに対する位置とは異なる位置に、前記第1被記録媒体の後に搬送される第2被記録媒体が担持されるように、前記給紙部の給紙タイミングを制御する給紙タイミング制御を実行する制御部と、
    前記給紙タイミング制御の実行時、前記クリーニング部によるクリーニング処理を規制する規制部と、
    を備えた画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記第1被記録媒体に対して転写される画像によって前記搬送ベルトが汚されているかどうかを判断する判断部をさらに備え、
    前記制御部は、前記判断部によって前記搬送ベルトが汚されていると判断された場合に、前記給紙タイミング制御を実行する、画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記判断部は、前記第1被記録媒体のサイズと前記第1被記録媒体に対して転写される画像サイズとを比較し、前記第1被記録媒体サイズが前記画像サイズより小さい場合、前記搬送ベルトが汚されていると判断する、画像形成装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記制御部は、前記給紙タイミング制御において、前回のクリーニング処理以降に前記搬送ベルトに順次担持される被記録媒体に対して転写される各画像の、搬送ベルトに対する各位置と全て異なる担持位置に、これから給紙される被記録媒体が担持されるように、前記給紙部の給紙タイミングを制御し、
    前記規制部は、前記搬送ベルト上に前記担持位置が確保できない場合、前記クリーニング処理の規制を解除する、画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置において、
    前記制御部は、前記給紙タイミング制御において、前記第1被記録媒体の後端から前記第2被記録媒体の先端までの間隔が少なくとも前記第1被記録媒体の搬送方向長さを含むように、前記第2被記録媒体を給紙し、前記第1被記録媒体と前記第2被記録媒体との間に対応する搬送ベルトの位置に前記第2被記録媒体の後に搬送される第3被記録媒体が給紙されるように、前記給紙部の給紙タイミングを制御する、画像形成装置。
  6. 請求項5に記載の画像形成装置において、
    前記被記録媒体は、所定のスペースである被記録媒体間マージン長の間隔を設けて前記搬送ベルト上に給紙され、
    前記制御部は、前記被記録媒体が給紙される際に前記搬送ベルト上に生じる余白スペースであるベルトマージン長がほぼゼロとなるように、前記被記録媒体間マージン長を調整する、画像形成装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記規制部は、前記クリーニング部によるクリーニング処理の規制を、前記クリーニング部にクリーニングバイアスを印加することを規制することによって行う、画像形成装置。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置において、
    前記搬送ベルトに順次担持される被記録媒体に対して転写される各画像の、搬送ベルトに対する各位置と全て異なる担持位置に給紙できる被記録媒体の担持枚数を算出する算出部をさらに備え、
    前記クリーニング部は、前記クリーニングバイアスを印加しなくても、前記搬送ベルトがN回転すればクリーニングを完了するクリーニング機構を有し、
    前記制御部は、
    前記担持枚数を、前記被記録媒体を給紙する際の1セット単位の枚数とし、
    前記クリーニング処理の規制が行われた状態で、前記給紙タイミング制御が開始され、1セット目の給紙が行われた後、前記1セット目の最初の1枚目に対して転写される画像の前記搬送ベルトに対する位置が前記クリーニング部をN回以上通過した後、その位置に前記1セット目に続く2セット目の最初の1枚目が担持されるように、各セット間における給紙のタイミングを制御する、画像形成装置。
  9. 請求項8に記載の画像形成装置において、
    前記クリーニング部は、前記クリーニング機構として、前記搬送ベルトを挟持しつつ、前記搬送ベルトの移動方向に対して反対方向に回転可能な回転機構を有する、画像形成装置。
  10. 各色の現像剤を用いて各感光体に画像を形成する画像形成部と、各感光体に形成された画像を被記録媒体に転写する転写部と、前記被記録媒体を担持して転写位置へ搬送する搬送ベルトと、前記搬送ベルトに前記被記録媒体を給紙する給紙部と、前記搬送ベルトをクリーニングするクリーニング部とを備えた画像形成装置において、前記搬送ベルトをクリーニングする方法であって、
    前記搬送ベルトは、前記被記録媒体の搬送方向長さの2倍より長い長さを有しており、
    前記搬送ベルトに担持される第1被記録媒体に対して転写される画像の、前記搬送ベルトに対する位置とは異なる位置に、前記第1被記録媒体の後に搬送される第2被記録媒体が担持されるように、前記給紙部の給紙タイミングを制御する給紙タイミング制御工程と、
    前記給紙タイミング制御工程の実行時、前記クリーニング部によるクリーニング処理を規制するクリーニング処理規制工程と、
    を含む、搬送ベルトクリーニング方法。
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