JP4992997B2 - 画像形成装置および像担持体のクリーニング方法 - Google Patents

画像形成装置および像担持体のクリーニング方法 Download PDF

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Description

本発明は画像形成装置に関し、詳しくは、クリーニングシートを用いて画像形成装置の像担持体のクリーニングする技術に関する。
従来、画像形成装置の像担持体のクリーニング方法として、例えば、特許文献1に、クリーニング対象の感光ドラム(像担持体)の用紙搬送方向上流側に位置するレジストローラや感光ドラムを停止させた状態でクリーニングシートを固定し、クリーニング対象の感光ドラムを回転させてクリーニングを行う技術が開示されている。
特開2003−295555号公報
上記先行技術文献のようにすれば、クリーニングシートを固定するための専用の部材を設けることなく、感光ドラムのクリーニングを行うことができる。しかしながら、上記先行技術文献において、レジストローラや感光ドラムは本来用紙を押圧するための部材ではなく、クリーニング中に固定されていたクリーニングシートがそれを固定していた部材から外れ、クリーニングを良好に行えなくなる虞があった。
また、クリーニングシートを押圧するようにレジストローラや感光ドラムを設けると、クリーニング中にクリーニングシートが外れてしまうのを低減できるが、画像形成時において、画像形成前に用紙が必要以上に押圧されることにより用紙がカールしたり用紙に余分なトナーが転写したりして、画像形成を良好に行えない虞があった。
本発明は、クリーニングシートを固定するための専用の部材を設けることなく、画像形成時には画像形成を良好に行い、クリーニング時にはクリーニングを良好に行う技術を提供するものである。
上記の目的を達成するための手段として、第1の発明に係る画像形成装置は、現像剤像を担持する像担持体と、前記像担持体を正回転または逆回転させる第1駆動部と、前記像担持体上の前記現像剤像を用紙に転写する転写部と、前記転写部から搬送されてきた用紙を押圧搬送し、前記用紙に転写された前記現像剤像を定着する定着部と、前記用紙を搬送するために前記定着部を駆動する第2駆動部と、前記現像剤像によって前記用紙に画像を形成する画像形成制御と、クリーニングシートによって前記像担持体をクリーニングするクリーニング制御とを実行する制御部であって、前記画像形成制御の実行時、前記像担持体を正回転させ、且つ定着部を駆動させるように、前記第1および第2駆動部を制御し、前記クリーニング制御の実行時、前記定着部によって前記クリーニングシートが挟持された状態で、前記クリーニングシートに当接した前記像担持体を逆回転させるように、前記第1および第2駆動部を制御する制御部とを備える。
本構成によれば、クリーニングシートを固定するために定着部を利用し、像担持体を逆回転させるので、クリーニングシートを固定するための専用の部材を設けることなく、画像形成時には画像形成を良好に行い、クリーニング時にはクリーニングを良好に行うことができる。なお、ここで、用語「クリーニングシート」は、像担持体のクリーニングに用いられる用紙を意味する。したがって、クリーニングシートは、クリーニング専用紙に限られず、画像形成用の用紙であってもよい。
第2の発明は、第1の発明の画像形成装置において、前記クリーニングシートを前記像担持体へ搬送する搬送部をさらに備え、前記制御部は、前記第1および第2駆動部を制御して、前記像担持体を正回転させ、且つ前記定着部を駆動させることにより、前記搬送部から搬送されてきた前記クリーニングシートの先端部が前記定着部を通過し、且つ前記クリーニングシートの後端部が前記像担持体を通過しない位置まで前記クリーニングシートを搬送後、前記クリーニング制御を開始する。
本構成によれば、クリーニングシートを搬送部にセットした後は、ユーザの手を介すことなく、クリーニングシートをクリーニングが確実に行える位置まで搬送することができる。
第3の発明は、第2の発明の画像形成装置において、前記定着部に対して用紙搬送方向下流側に、前記用紙の有無を検出する定着後検出部をさらに備え、前記制御部は、前記定着後検出部によって前記クリーニングシートが検出されると、前記クリーニング制御を開始する。
本構成によれば、クリーニングシートが定着部に挟持されたことを保証できるので、クリーニングを良好に行える。
第4の発明は、第3の発明の画像形成装置において、前記制御部は、前記クリーニング制御中に前記定着後検出部によって用紙無しが検出された場合、前記第1および第2駆動部を制御して、前記像担持体を正回転させ、且つ前記定着部を駆動させ、前記定着後検出部によって再度用紙が検出されると、前記クリーニング制御を再開する。
本構成によれば、クリーニング中にクリーニングシートが用紙搬送方向上流側に戻されたとしてもそれを検出することができ、クリーニングを再開できる。
第5の発明は、第3の発明の画像形成装置において、前記制御部は、前記クリーニング制御中に前記定着後検出部によって用紙無しが検出された場合、前記クリーニング制御を停止して、クリーニングエラーを外部に報知する。
本構成によれば、クリーニング中にクリーニングシートが用紙搬送方向上流側に戻された場合、それを検出し、クリーニングエラーとしてユーザに報知することができる。
第6の発明は、第3から第5の発明のいずれかの発明の画像形成装置において、前記制御部は、前記クリーニング制御の終了後、前記クリーニングシートを排紙するために、前記像担持体を正回転させ、且つ前記定着部を駆動させるように第1および第2駆動部を制御し、排紙のための制御開始から前記定着後検出部が用紙無しを検出するまでの時間が、前記クリーニングシートに対応して設定された所定時間よりも短い場合、クリーニングエラーを外部に報知する。
本構成によれば、所定時間をクリーニングシートが正常な長さの状態での経過時間とすることによって、クリーニングシートの長さが短くなったこと、すなわち、クリーニング中にクリーニングシートが破れたり切断されたりして、クリーニングを良好に行えなかったことを検出できる。そして、それをユーザに知らせることができる。
第7の発明は、第2から第6の発明のいずれかの発明の画像形成装置において、前記像担持体に対して用紙搬送方向上流側に用紙の有無を検出する像担持体前検出部をさらに備え、前記制御部は、前記像担持体前検出部によって前記クリーニングシートの後端部が検出されると、前記クリーニング制御を開始する。
本構成によれば、クリーニングシートが像担持体まで搬送されてきたことを保証できるので、クリーニングを良好に行える。
第8の発明は、第7の発明の画像形成装置において、前記制御部は、前記像担持体前検出部により用紙先端部が検出されてから用紙後端部が検出されるまでの時間が、前記クリーニングシートが前記像担持体前検出部を通過するのに要する時間にほぼ対応する時間であった場合、前記クリーニング制御を開始する。
本構成によれば、クリーニングシートの用紙長をチェックすることにより、クリーニングを行うべきか否か判断できる。
第9の発明は、第7または第8の発明の画像形成装置において、前記制御部は、前記像担持体前検出部を用いて用紙後端部が前記搬送部を通過したと判断した場合、前記クリーニング制御を開始する。
本構成によれば、搬送部によるクリーニングへの影響を心配する必要がない。
第10の発明は、第9の発明の画像形成装置において、前記像担持体前検出部は、前記搬送部と前記像担持体との間に設けられる。
本構成によれば、クリーニングシートが搬送部を通過したことを保証できるので、クリーニングを良好に行える。
第11の発明は、第10の発明の画像形成装置において、前記制御部は、前記クリーニング制御中、前記像担持体前検出部によって用紙が検出された場合、第1および第2駆動部を制御して、像担持体を正回転させ、且つ前記定着部を駆動させ、前記像担持体前検出部によって再度用紙無しが検出されると、前記クリーニング制御を再開する。
本構成によれば、クリーニング中にクリーニングシートが用紙搬送方向上流側に戻され像担持体前検出部に当接した場合、それを検出することができ、クリーニングを再開できる。
第12の発明は、第10の発明の画像形成装置において、前記制御部は、前記クリーニング制御中、前記像担持体前検出部によって用紙が検出された場合、前記クリーニング制御を停止して、クリーニングエラーを外部に報知する。
本構成によれば、クリーニング中にクリーニングシートが用紙搬送方向上流側に戻された場合、それを検出し、クリーニングエラーとしてユーザに報知することができる。
第13の発明は、第1から第12の発明のいずれかの発明の画像形成装置において、前記定着部は、前記現像剤像を定着する際に該定着部を所定温度に加熱する加熱部を含み、前記制御部は、前記クリーニング制御中において、前記定着部の温度が前記所定温度より低くなるように前記加熱部を制御する。
本構成によれば、クリーニング時に現像剤像を定着する必要はないため、加熱部の加熱を制限することによって消費電力を低減できる。また、クリーニングシートの異常加熱を防止できる。
第14の発明は、第1から第13の発明のいずれかの発明の画像形成装置において、前記制御部は、前記クリーニング制御中において、前記クリーニングシートの複数個所によって前記像担持体がクリーニングされるように、前記第1および第2駆動部を制御して、前記クリーニングシートを用紙搬送方向に所定距離だけ少なくとも一回移動させる。
本構成によれば、クリーニングシートの複数個所によって像担持体がクリーニングされるため、クリーニング品質が高められる。
第15の発明の像担持体のクリーニング方法は、現像剤像を担持する像担持体と、前記像担持体を正回転または逆回転させる第1駆動部と、用紙を搬送する搬送部と、前記現像剤像を前記用紙に転写する転写部と、用紙に転写された前記現像剤像を定着する定着部と、前記用紙を搬送するために前記定着部を駆動する第2駆動部とを備え、前記像担持体を正回転させ、且つ前記定着部を駆動させるように、前記第1および第2駆動部が制御されることによって、前記用紙に画像を形成する画像形成装置における、クリーニングシートを用いた前記像担持体のクリーニング方法であって、前記転写部と前記像担持体とによって前記クリーニングシートの一部が挟持された状態で、前記定着部によって前記クリーニングシートの先端部が挟持されるまで前記搬送部によって前記クリーニングシートを搬送する搬送工程と、前記定着部によって前記クリーニングシートが挟持された状態で、前記クリーニングシートに当接した前記像担持体を逆回転させるように、前記第1および第2駆動部を制御するクリーニング工程とを含む。
本構成によれば、クリーニングシートを固定するための専用の部材を設けることなく、画像形成時には画像形成を良好に行い、クリーニング時にはクリーニングを良好に行うことができる。
本発明によれば、クリーニングシートを固定するための専用の部材を設けることなく、画像形成時には画像形成を良好に行い、クリーニング時にはクリーニングを良好に行うことができる。
本発明の一実施形態によるプリンタの概略構成を示す側断面図 プリンタの電気的構成を概略的に示すブロック図 クリーニングに係る構成を概略的に示す構成図 本実施形態のクリーニングモードにおける各処理の一例を示すフローチャート 本実施形態のクリーニングモードにおける各処理の一例を示すフローチャート クリーニングモードにおける各処理の別の例を示すフローチャート クリーニングモードにおける各処理の別の例を示すフローチャート クリーニングシートによるクリーニング位置の各パターンを示す図
次に本発明の一実施形態について図1から図6を参照して説明する。
1.プリンタの全体構成
図1は、本発明の画像形成装置の一例であるプリンタ1の概略構成を示す側断面図である。図2は、プリンタ1の電気的構成を概略的に示すブロック図である。図3は、本実施形態のクリーニングに係る構成を概略的に示す構成図である。
図1に示されるように、本プリンタ1は4色(ブラックK、イエローY、マゼンタM、シアンC)のトナーを用いてカラー画像を形成するダイレクトタンデム式のカラーLEDプリンタである。以下の説明においては、図1における左側を前方とし、右側を後方とする。また、図1において、各色間で同一の構成部品については、適宜符号を省略する。なお、画像形成装置はダイレクトタンデム式のカラーLEDプリンタに限られず、例えば、カラーレーザプリンタ、モノクロレーザプリンタであってもよいし、コピー機能等を有する複合機であってもよい。
プリンタ1は、本体ケーシング2と、本体ケーシング2内の底部に複数の用紙3を積載可能な給紙トレイ4とを含む。給紙トレイ4の前端上方には給紙ローラ(搬送部の一例)5が設けられ、給紙ローラ5の回転に伴って給紙トレイ4内の最上位に積載された用紙3が本体ケーシング2内の前部に設けられた供給路P1に送り出される。
供給路P1には、補助給紙ローラ(搬送部の一例)17と、駆動ローラ6Aおよび従動ローラ6Bを有するレジストローラ(搬送部の一例)6とが設けられている。レジストローラ6の駆動ローラ6Aは、例えば、ギア機構(図示せず)を介してメインモータ47に接続されており、メインモータ47の駆動力が駆動ローラ6Aに伝達される。
また、本体ケーシング2内の前面には、前側に傾倒可能な手差しガイド7が設けられ、その内側に、ユーザが用紙3を挿入可能な手差し口8が開口している。手差し口8は、手差し路P3を介してレジストローラ6に連通しており、また、レジストローラ6から後方には、画像形成部12のベルトユニット13に連通する搬送路P2が形成されている。
レジストローラ6は、供給路P1から送り込まれた用紙3、あるいは手差し路P3から送り込まれた用紙3を、搬送路P2を介して画像形成部12のベルトユニット13上へ搬送することが可能である。また、供給路P1、搬送路P2、手差し路P3上には、それぞれレジ前センサ9、レジ後センサ10、手差しセンサ11が設けられている。各センサ9,10,11は、像担持体前検出部の一例であり、それぞれの位置において用紙3の有無を検知する。その際、各センサ9,10,11は、用紙3の先端部および後端部の通過を検出する。具体的には、例えば、各センサ9,10,11は、用紙3の先端部の通過を検出した際に、所定の検出信号を生成(オン)し、用紙3の後端部の通過を検出した際に検出信号をオフする。これは、用紙3がクリーニングシート50(図3参照)である場合も同様である。
画像形成部12は、ベルトユニット13、露光部18、プロセス部20、定着器(「定着部」の一例)31等を含む。
ベルトユニット(「搬送部」の一例)13は、前後一対のベルト支持ローラ14間に張架される環状のベルト15を含む。後側のベルト支持ローラ14が回転駆動されることにより、ベルト15が図示時計回り方向に循環移動し、ベルト15上面に担持された用紙3が後方へ搬送される。また、ベルト15の内側には、4つの転写ローラ(「転写部」の一例)16が設けられている。
ベルトユニット13の上方には、4つの露光部18およびプロセス部20が設けられている。各露光部18は、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの各色に対応したLEDユニットを含み、各露光部18は、その下端部にLEDヘッド19を有している。各露光部18は、形成すべき画像データに基づいて発光制御され、LEDヘッド19から感光ドラム28の表面に光を照射する。
プロセス部20は、上記4色に対応した4つのプロセスカートリッジ20K,20Y,20M,20Cを含む。各プロセスカートリッジ20K〜20Cは、カートリッジフレーム21と、カートリッジフレーム21に対し着脱可能に装着される現像カートリッジ22とを含む。各現像カートリッジ22は、現像剤である各色のトナーを収容するトナー収容室23を備え、その下側に供給ローラ24、現像ローラ25、層厚規制ブレード26等を含む。
トナー収容室23から放出されたトナーは、供給ローラ24の回転により現像ローラ25に供給され、供給ローラ24と現像ローラ25との間で正に摩擦帯電される。さらに、現像ローラ25上に供給されたトナーは、現像ローラ25の回転に伴って、層厚規制ブレード26と現像ローラ25との間に進入し、ここでさらに十分に摩擦帯電されて、一定厚さの薄層として現像ローラ25上に担持される。
カートリッジフレーム21の下部には、表面が正帯電性の感光層によって覆われた感光ドラム(「像担持体」の一例)28と、帯電器29とが設けられている。感光ドラム28は、対応する転写ローラ16との間でベルト15を介してニップ部を構成している。画像形成時には、感光ドラム28の表面が帯電器29により一様に正帯電される。そして、正帯電された部分が露光部18により露光されて、感光ドラム28の表面に静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ25上に担持され正帯電されているトナーが感光ドラム28表面の静電潜像に供給され、これにより感光ドラム28の静電潜像が可視像化される。その後、各感光ドラム28の表面上に担持されたトナー像は、用紙3が感光ドラム28と転写ローラ16との間の各ニップ位置を通過する間に、転写ローラ16に印加される負極性の転写電圧によって用紙3上に順次転写される。
トナー像が転写された用紙3は、次いでベルトユニット13により定着器31に搬送される。定着器31は、転写ローラ16から搬送されてきた用紙3を押圧搬送し、用紙3に転写された現像剤像を定着する。定着器31は、熱源を有する加熱ローラ(「加熱部」の一例)31Aと、用紙3を加熱ローラ31A側へ押圧する加圧ローラ31Bとを含む。用紙3が定着器31を通過する間に、用紙3の画像形成面側が加熱ローラ31Aに押し付けられ、転写されたトナー像が紙面に熱定着される。定着器31により熱定着された用紙3は、上方へ搬送され、排出ローラ33により本体ケーシング2の上面に排出される。
なお、定着部に対して用紙搬送方向下流側に、用紙3の有無を検出する排紙センサ「定着後検出部」の一例)32が設けられている。排紙センサ32は、例えば、上記レジ後センサ10等と同様に、用紙3の先端部の通過を検出した際に、所定の検出信号を生成(オン)し、用紙3の後端部の通過を検出した際に検出信号をオフする。
なお、プリンタ1は、感光ドラム28上のトナー像を用紙3上に転写する画像形成モードと、クリーニングシート50によって感光ドラム28上の付着物を除去するクリーニングモードとを有する。クリーニングモードにおいては、用紙3に替えて、クリーニングシート50が、給紙トレイ4あるいは手差し口8から供給される。例えば、給紙トレイ4にクリーニングシート50が給紙トレイ4に載置されて供給される場合、図3に示されるように、クリーニングシート50は給紙ローラ5および補助給紙ローラ17等の搬送部によって、各感光ドラム28の位置まで搬送される。そして、以下に説明する、本実施形態によるクリーニングシート50を用いたクリーニング制御によって、各感光ドラム28上の付着物が除去される。なお、クリーニングシート50として、画像形成用の用紙3を使用することも可能である。
2.電気的構成
次に、図2を参照して、プリンタ1の電気的構成を説明する。
プリンタ1は、図2に示すように、CPU40(制御部の一例)、ROM41、RAM42、およびNVRAM(不揮発性メモリ)43を含む。これらに画像形成部12、レジ前センサ9、レジ後センサ10、手差しセンサ11、排紙センサ32、表示部45、操作部46、メインモータ(「第1駆動部」および「第2駆動部」の一例)47、第1駆動機構(「第1駆動部」の一例)48、駆動機構(「第2駆動部」の一例)49およびタイマ51等が接続されている。なお、制御部の構成はCPUに限られず、例えば、ASIC(特定用途向けIC)によって構成されてもよい。
表示部45は、液晶ディスプレイやランプ等を含み、各種の設定画面、装置の動作状態、および各種の警告等を表示する。操作部46は、複数のボタンを含み、ユーザにより各種の入力操作が行われる。
ROM41には、後述するクリーニング制御処理など、プリンタ1の動作を実行するための各種プログラムが記憶されており、CPU40は、ROM41から読み出したプログラムに従って、その処理結果をRAM42またはNVRAM43に記憶させながら各部の制御を行う。また、ROM41には、タイマ51によって計測される各種計測時間との比較判定に使用される各種所定時間のデータが記憶されている。
メインモータ47は、CPU40の制御に応じて、レジストローラ6、転写ローラ16、供給ローラ24、感光ドラム28、加熱ローラ31A、およびベルトユニット13等の回転体を、各駆動機構を介して回転させる。ここでは、感光ドラム28は第1駆動機構48を介して、正回転(時計回りの回転)および逆回転に回転制御される。加熱ローラ(定着部)31Aは、第2駆動機構49を介して回転制御される。なお、ここでは、各感光ドラム28K、28Y、28M、28Cは共通駆動される。
第1駆動機構48および第2駆動機構49は、メインモータ47の回転力を伝動する各種ギアおよび回転力の伝動を切替える電磁ソレノイド(電磁クラッチ)等を含む。すなわち、原動力をメインモータ47によって共通とするものの、第1駆動機構48および第2駆動機構49によって、感光ドラム28と定着器31とは個別に回転制御可能である。そして、本実施形態の構成では、メインモータ47の逆回転に応じて、感光ドラム28のみを逆回転させることが可能である。
なお、原動力をメインモータ47によって共通とすることに限られず、感光ドラム28と定着器31とを個別のモータによって回転制御するようにしてもよい。要は、感光ドラム28と定着器31との回転制御を個別に行える回転駆動構成であればよい。
CPU40は、例えば、ユーザによる操作部46からの指示にしたがって、上記画像形成モードとクリーニングモードとを切替える。CPU40は、例えば、現像剤像によって用紙3に画像を形成する画像形成制御を実行可能な画像形成モード中に、操作部46を介してユーザによりクリーニングモードが選択された場合には、感光ドラム28をクリーニングするクリーニング制御を実行する。そして、CPU40は、クリーニング処理が終了すると、画像形成モードに切替える。
CPU40は、画像形成制御の実行時、感光ドラム28を正回転させ、且つ定着器31を回転駆動させるように、メインモータ47、および第1、第2駆動機構48,49を制御する。一方、クリーニング制御の実行時には、定着器31によってクリーニングシート50が挟持された状態で、クリーニングシート50に当接した感光ドラム28を逆回転させるように、メインモータ47、第1および第2駆動機構48,49を制御する。
クリーニングモードにおいて、CPU40は、まず、給紙ローラ5、レジストローラ6、ベルトユニット13等の搬送部を制御して、クリーニングシート50を感光ドラム28へと搬送する。そして、メインモータ47、第1、第2駆動機構48,49を制御して、感光ドラム28を正回転させ、且つ定着器31を駆動させることにより、クリーニングシート50の先端部50Aが定着器31を通過し、且つクリーニングシート50の後端部50Bが感光ドラム28を通過しない位置までクリーニングシート50を搬送後に、感光ドラム28の実際のクリーニング動作(本発明における「クリーニング制御」に相当する)を開始する。
なお、クリーニング制御の実行時、定着器31の駆動は、停止されていてもよいし、停止されていなくてもよい。
3.クリーニングモードにおける処理
次に図3から図6を参照して、本実施形態における、CPU40によって実行されるクリーニング制御を詳細に説明する。図3は本実施形態におけるクリーニングに係る構成を概略的に示す構成図である。図4A,図4Bは、クリーニングモードにおける、図6のパターン1に係る各処理を示すフローチャートであり、図5A,図5Bは、クリーニングモードにおける、図6のパターン5に係る各処理を示すフローチャートである。
図6はクリーニングシート50によるクリーニング位置の各パターンを説明する図である。図6において、パターン1〜パターン4は、クリーニングシート50の先端部50Aが排紙センサ32まで達している場合におけるクリーニングシート50の長さの違いによる各例を示し、パターン5〜パターン8は、クリーニングシート50の先端部50Aが定着器32と排紙センサ32との間にまでしか達していない場合におけるクリーニングシート50の長さの違いによる各例を示す。なお、プリンタ1が排紙センサ32を備えていない構成であっても、クリーニングシート50の長さの違いによるクリーニング位置を、パターン5〜パターン8によって説明することができる。
3−1.実施例1:搬送位置パターン1におけるクリーニング処理
先端部50Aが排紙センサ32まで達している場合の例として、図6のパターン1におけるクリーニング処理を、図4Aおよび図4Bを参照して説明する。
さて、CPU40は、例えば、ユーザによってクリーニングモードが操作部46を介して選択されると、所定のプログラムにしたがって、クリーニングモードにおける処理を開始する。図4Aに示すように、CPU40は、まずメインモータ47を正回転でオンさせ、クリーニングシート50を所定の位置に供給する(ステップS105、S110)。
なお、その際、クリーニングシート50は給紙トレイ4の最上部に載置されてもよいし、手差し口8から供給されてもよい。また、上記したように、クリーニングシート50は画像形成用の用紙3であってもよい。
次いで、CPU40は、レジ後センサ10によってクリーニングシート50の先端部50Aが検出されたかどうか、すなわち、レジ後センサ10が先端部50Aによってオンされたかどうかを判定する(ステップS115)。
先端部50Aがレジ後センサ10によって検出されていないと判定された場合(ステップS115:NO)、CPU40は、レジ前センサ9または手差しセンサ11が先端部50Aによってオンされてから所定時間K1が経過したかどうか判定する(ステップS120)。所定時間K1が経過していないと判定された場合(ステップS120:NO)、ステップS115に戻る。
一方、所定時間K1が経過したと判定された場合(ステップS120:YES)、クリーニングシート50がレジ後センサ10よりも用紙搬送方向上流側で詰まり、ジャムが発生したとして、クリーニング制御を停止して、クリーニングエラーを外部に報知する。例えば、表示部45にエラー表示させて処理を終了する(ステップS125)。なお、ここで所定時間K1は、ジャムの発生を検出するに十分な時間とされ、例えば、レジ前センサ9がクリーニングシート50の先端部50Aによってオンされてから、先端部50Aがレジ後センサ10に到達するまでの所定時間の2倍の時間とされる。なお、所定時間K1は、レジ前センサ9がオンになった場合と手差しセンサ11がオンになった場合とで、異なる値に設定されてもよい。つまり、所定時間K1は、クリーニングシート50が給紙トレイ4および手差し口8のうちいずれから供給されるかで、異なる値に設定されてもよい。
一方、先端部50Aがレジ後センサ10によって検出されたと判定された場合(ステップS115:YES)、CPU40は、検出時刻を基準として、レジ後センサ10によるクリーニングシート50の長さの測定を開始する(ステップS210)。
次いで、排紙センサ32によってクリーニングシート50の先端部50Aが検出されたかどうか、すなわち、排紙センサ32が先端部50Aによってオンされたかどうかを判定する(ステップS215)。
先端部50Aが排紙センサ32によって検出されていないと判定された場合(ステップS215:NO)、CPU40は、先端部50Aがレジ後センサ10によって検出された時刻から所定時間K2が経過したかどうか判定する(ステップS120A)。所定時間K2が経過していないと判定された場合(ステップS120A:NO)、ステップS215に戻る。
一方、所定時間K2が経過したと判定された場合(ステップS120A:YES)、クリーニングシート50が排紙センサ32よりも用紙搬送方向上流側で詰まり、ジャムが発生したとして、ステップS125と同様に、クリーニング制御を停止して、クリーニングエラーを外部に報知する。例えば、表示部45にエラー表示させて処理を終了する(ステップS125A)。なお、ここで所定時間K2は、ジャムの発生を検出するに十分な時間とされ、例えば、先端部50Aがレジ後センサ10によって検出された時刻から、先端部50Aが排紙センサ32に到達するまでの所定時間の2倍の時間とされる。
一方、先端部50Aが排紙センサ32によって検出されたと判定された場合(ステップS215:YES)、CPU40は所定時間K3が経過するまで待機する(ステップS225)。ここで、所定時間K3は、先端部50Aが所定量、排紙センサ32の用紙搬送方向下流側に送り出される時間とされる。
先端部50Aが排紙センサ32によって検出された時刻から所定時間K3が経過した場合(ステップS225:YES)、先端部50Aが所定量、排紙センサ32の用紙搬送方向下流側に送り出されたとして、メインモータ47の正回転をオフする。すなわち、クリーニングシート50の搬送を停止させる(ステップS230)。そして、レジ後センサ10によるクリーニングシート長測定を停止する(終了する)(ステップS235)。
次いで、CPU40は、レジ後センサ10によるクリーニングシート50の後端部50Bがレジ後センサ10をオフさせたかどうか、すなわち、後端部50Bがレジ後センサ10を通過したかどうか判定する(ステップS240)。
後端部50Bがレジ後センサ10をオフさせていないと判定された場合(ステップS240:NO)、ジャムが発生したとして、クリーニング制御を停止して、クリーニングエラーを外部に報知する。例えば、表示部45にエラー表示させて処理を終了する(ステップS125B)。すなわち、クリーニングシート50の後端部50Bがレジ後センサ10より用紙搬送方向下流側まで搬送されていないとして、エラー表示される。
一方、後端部50Bがレジ後センサ10をオフさせたと判定された場合(ステップS240:YES)、レジ後センサ10による測定用紙長が、所定値以上かどうか判定される(ステップS245)。ここで、所定値は、例えば、図3に示されるように、感光ドラム28Kから排紙センサ32までの距離L1とされる。この判定を、CPU40は、例えば、レジ後センサ10により先端部50Aが検出されてから後端部50Bが検出されるまでの時間(タイマ51によって計測)と、距離L1に対応する用紙搬送時間(ROM41に記憶)との比較によって行う。
なお、長さが既知のクリーニングシート50が使用される場合、ステップS245の判定処理に替えて、CPU40は、レジ後センサ10により先端部50Aが検出されてから後端部50Bが検出されるまでの時間(タイマ51によって計測)が、クリーニングシート50がレジ後センサ10を通過するのに要する時間(ROM41に記憶)にほぼ対応する時間であった場合、ステップS247以降のクリーニング制御を開始するようにしてもよい。
測定用紙長が、所定値L1以上でないと判定された場合(ステップS245:NO)、クリーニングシート50の長さが、パターン1の形態でクリーニングを実施するのに短いとして、CPU40は、クリーニング中止処理を行う(ステップS145)。クリーニング中止処理では、例えば、メインモータ47を正回転させてクリーニングに不適切なクリーニングシート50を排出し、メインモータ47をオフする。
一方、測定用紙長が、所定値L1以上であると判定された場合(ステップS245:YES)、CPU40はメインモータ47を逆回転でオンさせて感光ドラム28のクリーニングを開始する(ステップS247)。このとき、CPU40は、定着器31によってクリーニングシート50が挟持された状態で、メインモータ47の逆回転によって、感光ドラム28のみが逆回転するように第1および第2駆動機構48,49を制御する。例えば、メインモータ47の逆回転がそのまま感光ドラム28に伝達されるように第1駆動機構48を制御し,メインモータ47の回転が定着器31に伝達されないように、第2駆動機構49を制御する。例えば、第2駆動機構49の電磁クラッチをオフする。
なお、上記したように、メインモータ47の逆回転時、定着器31の回転を停止させることには限定されない。例えば、メインモータ47の逆回転によって、クリーニングシート50が感光ドラム28側に戻されないように、定着器31をわずかに正回転させるようにしてもよい。
次いで、CPU40は、クリーニング開始のためにメインモータ47を逆回転でオンさせた時刻から所定累積時間KR1が経過したかどうか判定する(ステップS248)。ここで、所定累積時間KR1は、逆回転される感光ドラム28と定着器31によって挟持されたクリーニングシート50との摺擦によって感光ドラム28をクリーニングする、所定時間とされる。
所定累積時間KR1が経過していないと判定された場合(ステップS248:NO)、CPU40は、再度、クリーニングシート50によって排紙センサ32がオンされているかどうかを判定する(ステップS160)。この判定は、クリーニング動作中の感光ドラム28の逆回転によって、クリーニングシート50の先端部50Aが排紙センサ32の用紙搬送方向上流側に戻されたかどうかを判定するものである。
クリーニングシート50によって排紙センサ32がオンされていると判定された場合(ステップS160:YES)、クリーニングシート50は定着器31によって挟持された状態が維持されているため、クリーニング動作を継続する。一方、クリーニングシート50によって排紙センサ32がオンされてないと判定された場合(ステップS160:NO)、クリーニングシート50の先端部50Aが排紙センサ32の用紙搬送方向上流側に戻されたと判断される。そのため、CPU40は、先端部50Aによって排紙センサ32を再びオンさせるために、メインモータ47の逆回転を停止して、メインモータ47を正回転させ(ステップS165)、クリーニングシート50の先端部50Aが排紙センサ32をオンさせたかどうかを判定する(ステップS170)。
クリーニングシート50の先端部50Aが排紙センサ32をオンさせたと判定された場合(ステップS170:YES)、ステップS225と同様、CPU40は所定時間K3が経過するまで待機する(ステップS175)。そして、CPU40はメインモータ47の正回転をオフし(ステップS180)、ステップS247に戻って、クリーニング動作を再開する。一方、クリーニングシート50の先端部50Aが排紙センサ32をオンさせていないと判定された場合(ステップS170:NO)、ステップS165でのメインモータ47の正回転開始時刻から所定時間K4が経過するまで待機する(ステップS185)。
所定時間K4が経過していないと判定された場合(ステップS185:NO)、ステップS170に戻る。一方、所定時間K4が経過したと判定された場合(ステップS185:YES)、クリーニングシート50が排紙センサ32よりも用紙搬送方向上流側で詰まり、ジャムが発生したとして、ステップS125と同様に、クリーニング制御を停止して、クリーニングエラーを外部に報知する。例えば、表示部45にエラー表示させて処理を終了する(ステップS190)。なお、ここで所定時間K4は、ジャムの発生を検出するに十分な時間とされ、例えば、排紙センサ32の用紙搬送方向上流側まで先端部50Aを戻されたクリーニングシート50を再び排紙センサ32の用紙搬送方向下流側に搬送するためにメインモータ47を正回転させている時間の2倍の時間とされる。
このように、本実施形態においては、CPU40は、排紙センサ32によってクリーニングシート50の先端部50Aが検出されると、クリーニング制御を開始する。そのため、クリーニングシート50が感光ドラム(像担持体)28まで搬送されてきたことを保証できるので、クリーニングを良好に行える。また、レジ後センサ10によってクリーニングシート50の後端部50Bが検出されると、クリーニング制御を開始する。そのため、クリーニング中、レジ後センサ(像担持体前検出部)10に対して用紙搬送方向上流側に設けられるレジストローラ6等の搬送部にクリーニングシート50が挟持されていないことを保証できる。
さて、所定累積時間KR1の感光ドラム28の逆回転によるクリーニング動作が終了すると(ステップS248:YES)、クリーニングシート50を排出するために、メインモータ47の逆回転をオフして、正回転させる(ステップS250)。そして、メインモータ47の正回転開始時刻を基準として、排紙センサ32によるクリーニングシート50の長さの測定を開始する(ステップS255)。
次いで、クリーニングシート50の後端部50Bが排紙センサ32をオフさせたかどうかを判定する(ステップS260)。後端部50Bが排紙センサ32をオフさせていないと判定された場合(ステップS260:NO)、CPU40は、ステップS250でのメインモータ47の正回転開始時刻から所定時間K5が経過したかどうか判定する(ステップS120C)。所定時間K5が経過していないと判定された場合(ステップS120C:NO)、ステップS260に戻る。
一方、所定時間K5が経過したと判定された場合(ステップS120C:YES)、クリーニングシート50が排紙センサ32上で詰まり、ジャムが発生したとして、ステップS125と同様に、クリーニング制御を停止して、クリーニングエラーを外部に報知する。例えば、表示部45にエラー表示させて処理を終了する(ステップS125C)。なお、ここで所定時間K5は、ジャムの発生を検出するに十分な時間とされ、例えば、後端部50Bが、感光ドラム28Kから排紙センサ32に到達するまでの通常時間の2倍の時間とされる。
また、後端部50Bが排紙センサ32をオフさせたと判定された場合(ステップS260:YES)、排紙センサ32でのクリーニングシート50の用紙長測定を停止する(ステップS265)。そして、排紙センサ32によって測定された用紙長が、想定されるクリーニングシート50の長さより短いかどうか判定される(ステップS270)。
なお、用紙長は、クリーニングシート50のうち、クリーニング動作終了時点で排紙センサ32よりも用紙搬送方向下流側に位置する部分(「下流部分」ともいう)の長さと、クリーニング動作終了時点で排紙センサ32よりも用紙搬送方向上流側に位置する部分(「上流部分」ともいう)の長さとを足し合わせることによって、測定することができる。具体的に、クリーニングシート50の下流部分の長さは、既知のクリーニングシート50の搬送速度と、ステップS225またはステップS225での既知の所定時間K3とによって算出することができる。したがって、下流部分の長さは予め算出できるので、本実施形態においては、下流部分の長さは予めROM41に記憶されている。また、クリーニングシート50の上流部分の長さは、既知のクリーニングシート50の搬送速度と、ステップS250でのメインモータ47の正回転開始時刻からステップS260でのクリーニングシート50の後端部50Bが排紙センサ32をオフさせた時刻までの経過時間とによって算出することができる。
測定用紙長が、想定用紙長より短いと判定された場合(ステップS270:YES)、例えば、クリーニング動作中あるいはクリーニング終了後の排紙中に、クリーニングシート50が切断されるというジャムが発生したとして、クリーニング制御を停止して、クリーニングエラーを外部に報知する。例えば、表示部45にエラー表示させて処理を終了する(ステップS125D)。
すなわち、CPU40は、排紙のための制御開始から排紙センサ32が用紙無しを検出するまでの時間が、クリーニングシート50に対応して設定された所定時間よりも短い場合、クリーニングエラーを外部に報知する。
一方、測定用紙長が、所定用紙長より短くないと判定された場合(ステップS270:NO)、感光ドラム28K,28Y,28M,28Cの所定のクリーニング動作が正常に終了したとして、クリーニング終了処理を行う(ステップS275)。クリーニング終了処理では、例えば、メインモータ47を正回転させてクリーニングシート50を排出し、メインモータ47をオフする。
このようにパターン1では、クリーニングシート50が、その先端部50Aが排紙センサ32によって検知され、その後端部50Bがレジ後センサ10によって検知される位置まで、搬送される。この場合、クリーニングシート50が感光ドラム28と定着器31とによって確実にニップ(挟持)されていることが保障される。また、レジ後センサ10によって、クリーニング開始前に、クリーニングシート50の長さをチェックできる。
なお、クリーニング制御中において、CPU40は、定着器31の温度が画像形成時の所定温度より低くなるように加熱ローラ31Aを制御することが好ましい。クリーニング時に現像剤像を定着する必要はないため、この場合、加熱ローラ31Aの加熱を制限することによって消費電力を低減できる。また、クリーニングシートの異常加熱を防止できる。
3−2.実施例2:搬送位置パターン5におけるクリーニング処理
次に、クリーニングシート50の先端部50Aが定着器31までしか達していない場合の例として、図6のパターン5におけるクリーニング処理を、図5A,図5Bを参照して説明する。なお、図4A,4Bのフローチャートと同一処理には、同一のステップ番号を符し、その説明を省略する。
クリーニングモードにおいて、クリーニングシート50が給紙され(ステップS110)、クリーニングシート50の先端部50Aがレジ後センサ10によって検出されたと判定された場合(ステップS115:YES)、CPU40は、検出時刻を基準として、レジ後センサ10によるクリーニングシート50の長さの測定を開始する(ステップS210)。
次いで、CPU40は、レジ後センサ10によるクリーニングシート50の後端部50Bがレジ後センサ10をオフさせたかどうか、すなわち、後端部50Bがレジ後センサ10を通過したかどうか判定する(ステップS240)。後端部50Bがレジ後センサ10をオフさせたと判定された場合(ステップS240:YES)、レジ後センサ10によるクリーニングシート長測定を停止する(終了する)(ステップS242)。
測定用紙長が、所定値以上でないと判定された場合(ステップS245:NO)、クリーニングシート50の長さが、パターン5の形態でクリーニングを実施するのに短いとして、CPU40は、上記クリーニング中止処理を行う(ステップS145)。ここで、所定値は、例えば、図3に示される感光ドラム28Kと定着器31との距離Lminとされる。
一方、測定用紙長が、所定値以上であると判定された場合(ステップS245:YES)、CPU40はレジ後センサ10のオン時刻から所定時間K6が経過するまで待機する(ステップS305)。ここで、所定時間K6は、レジ後センサ10のオン時刻からクリーニングシート50の先端部50Aが定着器31の用紙搬送方向下流側に所定量、送り出されるまでの時間とされる。すなわち、先端部50Aが確実に定着器31によって挟持される時間とされる。
所定時間K6が経過した場合(ステップS305:YES)、先端部50Aが定着器31によって確実に挟持されたとして、メインモータ47をオフして正回転を停止させる。すなわち、クリーニングシート50の搬送を停止させる(ステップS310)。
次に、CPU40はメインモータ47を逆回転でオンさせて、上記感光ドラム28のクリーニングを開始する(ステップS247)。次いで、CPU40は所定累積時間KR1が経過したかどうか判定する(ステップS248)。
所定累積時間KR1が経過していないと判定された場合(ステップS248:NO)、CPU40は、クリーニングシート50が定着器31によって正常にニップ(挟持)されているかどうかを判定する(ステップS160A)。この判定は、クリーニング動作中の感光ドラム28の逆回転によって、クリーニングシート50が定着器31による挟持から解除され用紙搬送方向上流側に戻されたかどうかを判定するものである。この判定は、例えば、レジ後センサ10がクリーニングシート50の後端部50Bによって再度オンされていないかどうかによって行われる。なお、ここで、レジ後センサ10は、クリーニングシート50が感光ドラム28Kからレジ後センサ10へと逆搬送される場合であっても、クリーニングシート50の後端部50Bによってオン可能な構成であるものとする。
先端部50Aが定着器31によって正常にニップされていると判定された場合(ステップS160A:YES)、すなわち、レジ後センサ10がクリーニングシート50の後端部50Bによって再度オンされていない場合、クリーニングシート50は定着器31によって挟持された状態が維持されているため、ステップS248に戻り、クリーニング動作を継続する。
一方、先端部50Aが定着器31によって正常にニップされてないと判定された場合(ステップS160A:NO)、すなわち、レジ後センサ10がクリーニングシート50の後端部50Bによって再度オンされた場合、クリーニングシート50が定着器31による挟持から解除され用紙搬送方向上流側に戻されたと判断される。そのため、CPU40は、クリーニングシート50を再び定着器31に挟持させるために、メインモータ47の逆回転を停止して、メインモータ47を正回転させ(ステップS165)、クリーニングシート50の後端部50Bがレジ後センサ10をオフさせたかどうかを判定する(ステップS170A)。
クリーニングシート50の後端部50Bがレジ後センサ10をオフさせたと判定された場合(ステップS170A:YES)、メインモータ47の正回転開始時刻から所定時間K7が経過するまで待機する(ステップS175A)。ここで、所定時間K7は、クリーニングシート50を用紙搬送方向下流側に搬送してクリーニングシート50を再び定着器31に確実に挟持させるためにメインモータ47を正回転させている時間とされる。
所定時間K7が経過すると(ステップS175A:YES)、再度、クリーニングシート50の先端部50Aが定着器31によって正常にニップされたと判断し、メインモータ47の正回転をオフし(ステップS180)、ステップS247に戻って、クリーニング動作を再開する。一方、クリーニングシート50の後端部50Bがレジ後センサ10をオフさせていないと判定された場合(ステップS170A:NO)、ステップS165でのメインモータ47の正回転開始時刻から所定時間K8が経過したかどうかを判定する(ステップS185A)。所定時間K8が経過していないと判定されると(ステップS185A:NO)、ステップS170Aに戻って、クリーニングシート50の後端部50Bがレジ後センサ10をオフさせたかどうかを判定する。
一方、所定時間K8が経過したと判定されると(ステップS185A:YES)、クリーニングシート50がレジ後センサ10上で詰まり、ジャムが発生したとして、クリーニング制御を停止して、クリーニングエラーを外部に報知する。例えば、表示部45にエラー表示させて処理を終了する(ステップS190)。なお、所定時間K8は、ジャムの発生を検出するに十分な時間とされ、例えば、後端部50Bが、レジストローラ6からレジ後センサ10に到達するまでの通常時間の2倍の時間とされる。
また、ステップS248において、所定累積時間KR1が経過したと判定された場合(ステップS248:YES)、感光ドラム28K,28Y,28M,28Cの所定のクリーニング動作が終了したとして、クリーニング終了処理を行う(ステップS275)。
3−3.その他の実施例:その他のクリーニング位置パターン
次に、クリーニングシート50による感光ドラム28のクリーニングの、その他の例を説明する。
図6に示されるパターン2では、クリーニングシート50の先端部50Aが排紙センサ32をオンし、その後端部50Bがレジストローラ6を通過する位置まで、クリーニングシート50が搬送される。
パターン3では、クリーニングシート50の先端部50Aが排紙センサ32をオンし、その後端部50Bがレジ前センサ9をオフする位置まで、クリーニングシート50が搬送される。
パターン4では、クリーニングシート50の先端部50Aが排紙センサ32をオンし、その後端部50Bがレジ前センサ9をオフしない位置まで、クリーニングシート50が搬送される。
これらパターン2からパターン4においては、クリーニングシート50の先端部50Aが排紙センサ32まで達しているため、クリーニングシート50が確実に感光ドラム28と定着器31にニップされていることを保証できる。
また、パターン6では、クリーニングシート50の先端部50Aが排紙センサ32をオンする直前で、その後端部50Bがレジストローラ6を通過する位置まで、クリーニングシート50が搬送される。
パターン7では、クリーニングシート50の先端部50Aが排紙センサ32をオンする直前で、その後端部50Bがレジ前センサ9をオフする位置まで、クリーニングシート50が搬送される。
パターン8では、クリーニングシート50の先端部50Aが排紙センサ32をオンする直前で、その後端部50Bがレジ前センサ9をオフしない位置まで、クリーニングシート50が搬送される。
これらパターン6からパターン8においては、クリーニングシート50の先端部50Aが排紙センサ32まで達しないため、排紙センサ32が定着カバーセンサと兼用の場合、あるいは排紙センサ32がない場合にも対応できる。また、パターン5では、レジ後センサ10によって、クリーニング開始前に、クリーニングシート50の長さをチェックできる。
なお、各パターンにおいて、像担持体前検出部は、クリーニングシート50の長さあるいは供給路に応じて、レジ前センサ9、レジ後センサ10、および手差しセンサ11から適宜、選択される。
4.本実施形態の効果
以上のように本実施形態によれば、感光ドラム28のクリーニング時に、クリーニングシート50を固定するために定着器31を利用し、感光ドラム28を逆回転させる。そのため、クリーニングシート50を固定するための専用の部材を設けることなく、画像形成時には画像形成を良好に行い、クリーニング時にはクリーニングを良好に行うことができる。
また、CPU40は、排紙センサ32によってクリーニングシート50が検出されると、クリーニング制御を開始する。そのため、クリーニングシート50が定着器31に挟持されたことを保証できるので、クリーニングを良好に行える。
また、CPU40は、クリーニング中に排紙センサ32によって用紙無しが検出された場合、メインモータ47、第1,第2駆動機構48,49を制御して、感光ドラム28を正回転させ、且つ定着器31を駆動させる。そして、排紙センサ32によって再度用紙が検出されると、クリーニング制御を再開する。そのため、クリーニング中にクリーニングシート50が用紙搬送方向上流側に戻されたとしてもそれを検出することができ、クリーニングを再開できる。
さらに、CPU40は、レジ後センサ10によってクリーニングシート50の用紙長をチェックすることにより、クリーニングを行うべきか否か判断できる。クリーニングが否と判断された場合、クリーニングが中止されるとともにユーザに報知される。したがって、クリーニングに伴うジャムの発生を抑制できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態のステップS160に替えて、クリーニング中にクリーニングシートが用紙搬送方向上流側に戻され、レジ後センサ(像担持体前検出部)10によって用紙が検出された場合、CPU40は、第1および第2駆動部47,48,49を制御して、感光ドラム28を正回転させ、且つ定着器31を駆動させ、レジ後センサ10によって再度用紙無しが検出されると、クリーニング制御を再開するようにしてもよい。あるいは、クリーニング中にクリーニングシートが用紙搬送方向上流側に戻され、レジ後センサ10によって用紙が検出された場合、クリーニング制御を停止して、クリーニングエラーを外部に報知するようにしてもよい。
(2)上記実施形態において、CPU40は、クリーニング制御中において、クリーニングシート50の複数個所によって感光ドラム28がクリーニングされるように、第1および第2駆動部47,48,49を制御して、クリーニングシート50を用紙搬送方向に所定距離だけ少なくとも一回移動させるようにしてもよい。
この場合、クリーニングシート50の複数個所によって感光ドラム28がクリーニングされるため、クリーニング品質が高められる。
(3)上記実施形態では、本発明を、各色の現像剤を担持するために、複数の感光ドラム(像担持体)が設けられたプリンタ(画像形成装置)1に適用する例を示したが、本発明は、単一の感光ドラムを有する画像形成装置にも適応可能である。
(4)上記実施形態では、CPU40は、クリーニング制御中にクリーニングシート50が戻され、排紙センサ32によって用紙無しが検出された場合、クリーニングシート50を用紙搬送方向に搬送する処理を行ったがこれに限られない。例えば、CPU40は、クリーニング制御中にクリーニングシート50が戻され、レジ後センサ10によってクリーニングシート50が検出された場合、クリーニングシート50を用紙搬送方向に搬送するようにしてもよい。その際、クリーニング制御中にレジ後センサ10によって用紙が検出された場合、即座にクリーニング制御を停止して、クリーニングエラーを外部に報知するようにしてもよい。
(5)図6に示される、クリーニングシート50によるクリーニング位置のパターン1からパターン8において各クリーニング処理を実施する際、実施例1および実施例2において示された各処理が全て実行されることに限られない。例えば、パターン1においてクリーニングを実施する際、図4Bに示される、ステップS165〜ステップS185の処理は省略されてもよい。すなわち、クリーニング制御中に排紙センサ32によって用紙無しが検出された場合、クリーニングシート50を最初の位置に戻す処理を行わずに、即座にクリーニング制御を停止して、クリーニングエラーを外部に報知するようにしてもよい。
また、図4Bに示される、ステップS255〜ステップS270の処理は省略されてもよい。すなわち、クリーニング処理の終了後における排紙センサ32による用紙長の測定に係る処理は省略されてもよい。
(6)また、各パターンにおいてクリーニング処理を実施する際、実施例1および実施例2において示された各処理がそれぞれどのように組み合わされてもよい。その際、少なくとも、定着器31によってクリーニングシート50が挟持された状態で、クリーニングシート50に当接した感光ドラム28を逆回転させるようにして、感光ドラム28がクリーニングされる処理は含まれる。
1…プリンタ
3…用紙
5…供給ローラ
6…レジストローラ
9…レジ前センサ
10…レジ後センサ
11…手差しセンサ
12…画像形成部
13…ベルトユニット
16…転写ローラ
28…感光ドラム
32…排紙センサ
40…CPU
47…メインモータ
48…第1駆動機構
49…第2駆動機構
50…クリーニングシート
50A…クリーニングシートの先端部
50B…クリーニングシートの後端部

Claims (15)

  1. 現像剤像を担持する像担持体と、
    前記像担持体を正回転または逆回転させる第1駆動部と、
    前記像担持体上の前記現像剤像を用紙に転写する転写部と、
    前記転写部から搬送されてきた用紙を押圧搬送し、前記用紙に転写された前記現像剤像を定着する定着部と、
    前記用紙を搬送するために前記定着部を駆動する第2駆動部と、
    前記現像剤像によって前記用紙に画像を形成する画像形成制御と、クリーニングシートによって前記像担持体をクリーニングするクリーニング制御とを実行する制御部であって、前記画像形成制御の実行時、前記像担持体を正回転させ、且つ定着部を駆動させるように、前記第1および第2駆動部を制御し、前記クリーニング制御の実行時、前記定着部によって前記クリーニングシートが挟持された状態で、前記クリーニングシートに当接した前記像担持体を逆回転させるように、前記第1および第2駆動部を制御する制御部と、
    を備えた画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記クリーニングシートを前記像担持体へ搬送する搬送部をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1および第2駆動部を制御して、前記像担持体を正回転させ、且つ前記定着部を駆動させることにより、前記搬送部から搬送されてきた前記クリーニングシートの先端部が前記定着部を通過し、且つ前記クリーニングシートの後端部が前記像担持体を通過しない位置まで前記クリーニングシートを搬送後、前記クリーニング制御を開始する、画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記定着部に対して用紙搬送方向下流側に、前記用紙の有無を検出する定着後検出部をさらに備え、
    前記制御部は、前記定着後検出部によって前記クリーニングシートが検出されると、前記クリーニング制御を開始する、画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置において、
    前記制御部は、前記クリーニング制御中に前記定着後検出部によって用紙無しが検出された場合、前記第1および第2駆動部を制御して、前記像担持体を正回転させ、且つ前記定着部を駆動させ、前記定着後検出部によって再度用紙が検出されると、前記クリーニング制御を再開する、画像形成装置。
  5. 請求項3に記載の画像形成装置において、
    前記制御部は、前記クリーニング制御中に前記定着後検出部によって用紙無しが検出された場合、前記クリーニング制御を停止して、クリーニングエラーを外部に報知する、画像形成装置。
  6. 請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記制御部は、前記クリーニング制御の終了後、前記クリーニングシートを排紙するために、前記像担持体を正回転させ、且つ前記定着部を駆動させるように第1および第2駆動部を制御し、排紙のための制御開始から前記定着後検出部が用紙無しを検出するまでの時間が、前記クリーニングシートに対応して設定された所定時間よりも短い場合、クリーニングエラーを外部に報知する、画像形成装置。
  7. 請求項2から請求項6のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記像担持体に対して用紙搬送方向上流側に用紙の有無を検出する像担持体前検出部をさらに備え、
    前記制御部は、前記像担持体前検出部によって前記クリーニングシートの後端部が検出されると、前記クリーニング制御を開始する、画像形成装置。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置において、
    前記制御部は、前記像担持体前検出部により用紙先端部が検出されてから用紙後端部が検出されるまでの時間が、前記クリーニングシートが前記像担持体前検出部を通過するのに要する時間にほぼ対応する時間であった場合、前記クリーニング制御を開始する、画像形成装置。
  9. 請求項7または請求項8に記載の画像形成装置において、
    前記制御部は、前記像担持体前検出部を用いて用紙後端部が前記搬送部を通過したと判断した場合、前記クリーニング制御を開始する、画像形成装置。
  10. 請求項9に記載の画像形成装置において、
    前記像担持体前検出部は、前記搬送部と前記像担持体との間に設けられる、画像形成装置。
  11. 請求項10に記載の画像形成装置において、
    前記制御部は、前記クリーニング制御中、前記像担持体前検出部によって用紙が検出された場合、第1および第2駆動部を制御して像担持体を正回転させ、且つ前記定着部を駆動させ、前記像担持体前検出部によって再度用紙無しが検出されると、前記クリーニング制御を再開する、画像形成装置。
  12. 請求項10に記載の画像形成装置において、
    前記制御部は、前記クリーニング制御中、前記像担持体前検出部によって用紙が検出された場合、前記クリーニング制御を停止して、クリーニングエラーを外部に報知する、画像形成装置。
  13. 請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記定着部は、前記現像剤像を定着する際に該定着部を所定温度に加熱する加熱部を含み、
    前記制御部は、前記クリーニング制御中において、前記定着部の温度が前記所定温度より低くなるように前記加熱部を制御する、画像形成装置。
  14. 請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記制御部は、前記クリーニング制御中において、前記クリーニングシートの複数個所によって前記像担持体がクリーニングされるように、前記第1および第2駆動部を制御して、前記クリーニングシートを用紙搬送方向に所定距離だけ少なくとも一回移動させる、画像形成装置。
  15. 現像剤像を担持する像担持体と、前記像担持体を正回転または逆回転させる第1駆動部と、用紙を搬送する搬送部と、前記現像剤像を前記用紙に転写する転写部と、用紙に転写された前記現像剤像を定着する定着部と、前記用紙を搬送するために前記定着部を駆動する第2駆動部とを備え、前記像担持体を正回転させ、且つ前記定着部を駆動させるように、前記第1および第2駆動部が制御されることによって、前記用紙に画像を形成する画像形成装置における、クリーニングシートを用いた前記像担持体のクリーニング方法であって、
    前記転写部と前記像担持体とによって前記クリーニングシートの一部が挟持された状態で、前記定着部によって前記クリーニングシートの先端部が挟持されるまで前記搬送部によって前記クリーニングシートを搬送する搬送工程と、
    前記定着部によって前記クリーニングシートが挟持された状態で、前記クリーニングシートに当接した前記像担持体を逆回転させるように、前記第1および第2駆動部を制御するクリーニング工程と
    を含む像担持体のクリーニング方法。
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