JPH0640586A - 原稿搬送ベルトのクリーニング方法 - Google Patents

原稿搬送ベルトのクリーニング方法

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JPH0640586A
JPH0640586A JP19404692A JP19404692A JPH0640586A JP H0640586 A JPH0640586 A JP H0640586A JP 19404692 A JP19404692 A JP 19404692A JP 19404692 A JP19404692 A JP 19404692A JP H0640586 A JPH0640586 A JP H0640586A
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cleaning
cleaning sheet
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contact glass
sheet
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JP19404692A
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English (en)
Inventor
Takayuki Hiyoshi
隆之 日吉
Osamu Takashima
修 高島
Hideaki Arai
秀明 新井
Masato Ohashi
理人 大橋
Kenichi Nakamura
健一 中村
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】原稿搬送ベルトに付着する汚れを除去し得るク
リーニング剤を塗布したクリーニングシートを給紙搬送
可能な自動原稿送り装置において、原稿搬送ベルト、お
よびコンタクトガラスを効率よくクリーニングできる、
安価な自動原稿送り装置を提供すること。 【構成】原稿搬送ベルト27を清掃するモード時に、ク
リーニングシート1を原稿搬送ベルト27に接触する位
置まで給紙搬送し、クリーニングシート1を固定して原
稿搬送ベルト27を回転させ、クリーニングシート1と
原稿搬送ベルト27を摺擦して、原稿搬送ベルト27に
付着した汚れを除去した後、クリーニングシート1を原
稿送り装置から排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動原稿送り装置を有
する複写機等に適用しうる原稿搬送ベルトのクリーニン
グ方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機では、原稿を自動的に送る自動原
稿送り装置が用いられるが、複写機のコンタクトガラ
ス、及び自動原稿送り装置の原稿搬送ベルトは、直接原
稿や、手がふれるところであり、トナーや埃、手の油な
どで汚れやすい部分である。
【0003】そして、コンタクトガラスの汚れは直接コ
ピー画像に写り、又、薄紙をコピーしたり、複写有効画
像範囲より原稿サイズの方が小さい場合など、原稿搬送
ベルトの汚れがコピー画像に写ってしまう。このため、
コンタクトガラス及び原稿搬送ベルトを常にきれいな状
態にしておかなければならない。
【0004】そのための手段として、自動原稿送り装置
の原稿搬送ベルトのクリーニングに関しては、原稿搬送
ベルトの駆動経路に隣接する固定されたフレームにクリ
ーニング部材を配設し、その一端を搬送ベルトに圧接す
ることにより、原稿送り中に自動的に搬送ベルトのクリ
ーニングを行わせる方法(特開昭61−263548号
公報参照)がある。
【0005】また、原稿載置台のチェーンベルトに、載
置台上を払拭するための移動部材を設ける事により、原
稿載置台上の異物を能率よく払拭清掃可能とする方法
(特開昭60−194437号公報参照)等が知られて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】原稿搬送ベルトの清掃
に関しては、前記したように自動原稿送り装置内に内蔵
され、原稿搬送ベルトに当接したクリーニング部材でク
リーニングを行う技術(特開昭61−263548号公
報参照)等があるが、何度も使用するうち埃やカーボ
ン等によりクリーナ自体がひどく汚れ、この汚れが逆に
原稿搬送ベルトに移る、クリーナが自動原稿送り装置
内に内蔵されているため交換がわずらわしい、クリー
ナがスポンジ状のものやブラシ状の物であるため、コス
トが高くなりやすい等の問題がある。
【0007】また、コンタクトガラスの清掃に関して
は、複写機にとりつけられコンタクトガラス上を移動す
るクリーニング部材でクリーニングを行う技術(特開昭
−194437号公報参照)等があるが、何度も使用
するうちクリーナ自体がひどく汚れ、この汚れが逆にコ
ンタクトガラスに移る、クリーナが複写機にとりつけ
られているため交換が煩わしい、クリーナがスポンジ
状のものやブラシ状の物であり、又クリーナ移動手段を
特別にもっているため、コストが高くなりやすい等の問
題がある。
【0008】さらに、原稿搬送ベルトとコンタクトガラ
スの両方とも簡単に清掃する従来技術はなく、原稿搬送
ベルト清掃装置とコンタクトガラス清掃装置との組み合
わせとなるので、コストがかかるとの問題がある。
【0009】本発明は以上の問題点を解決するためにな
されたものであり、自動原稿送り装置に付帯する部材を
効率よく安価にクリーニングできる方法を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、次の何れかの構成とした。
【0011】(1).原稿搬送ベルトを清掃するモード
時に、クリーニングシートを原稿搬送ベルトに接触する
位置まで給紙搬送し、クリーニングシートを固定して原
稿搬送ベルトを回転させ、クリーニングシートと原稿搬
送ベルトを摺擦して、原稿搬送ベルトに付着した汚れを
除去した後、クリーニングシートを原稿送り装置から排
出する(請求項1)。
【0012】(2).コンタクトガラスを清掃するモー
ド時に、クリーニングシートをコンタクトガラスに接触
する位置まで給紙搬送し、原稿搬送ベルトを正逆転さ
せ、クリーニングシートとコンタクトガラスを摺擦し
て、コンタクトガラスに付着した汚れを除去した後、ク
リーニングシートを原稿送り装置から排出する(請求項
2)。
【0013】(3).原稿搬送ベルトもしくはコンタク
トガラスもしくはその両方を清掃するモード時に、クリ
ーニングシートを原稿搬送ベルトに接触する位置まで給
紙搬送し、クリーニングシートを固定して原稿搬送ベル
トを回転させ、クリーニングシートと原稿搬送ベルトを
摺擦して、原稿搬送ベルトに付着した汚れを除去する動
作、及びクリーニングシートをコンタクトガラスに接触
する位置まで給紙搬送し、原稿搬送ベルトを正逆転さ
せ、クリーニングシートとコンタクトガラスを摺擦し
て、コンタクトガラスに付着した汚れを除去する動作を
行い、上記2動作の間にクリーニングシートを反転する
動作を行って、最後にクリーニングシートを自動原稿送
り装置から排出する(請求項3)。
【0014】(4).原稿搬送ベルトもしくはコンタク
トガラスもしくはその両方を清掃するモード時に、クリ
ーニングシートを原稿搬送ベルトに接触する位置まで給
紙搬送し、クリーニングシートを固定して原稿搬送ベル
トを回転させ、クリーニングシートと原稿搬送ベルトを
摺擦して、原稿搬送ベルトに付着した汚れを除去する動
作、及びクリーニングシートをコンタクトガラスに接触
する位置まで給紙搬送し、原稿搬送ベルトを正逆転さ
せ、クリーニングシートとコンタクトガラスを摺擦し
て、コンタクトガラスに付着した汚れを除去する動作を
行い、最後にクリーニングシートを自動原稿送り装置か
ら排出する(請求項4)。
【0015】(5).(1)ないしは(4)において、
クリーニングシートに通常の原稿との違いを識別するた
めのマークを設け、自動原稿送り装置の原稿給紙口に、
そのマークを検出するための検知手段を設けて行なう
(請求項5)。
【0016】(6).(1)ないしは(5)において、
クリーニングシートに表裏の違いを識別するためのマー
クを設け、自動原稿送り装置の原稿給紙口に、そのマー
クを検出するための検知手段を設けて行なう(請求項
6)。
【0017】(7).(6)において、クリーニングシ
ートの表裏を検知し、クリーニングシートの表裏が所望
の向きにセットされていない場合、クリーニングシート
を給紙し、自動原稿送り装置内に設けられた反転装置で
クリーニングシートの表裏を反転した後、清掃動作を開
始する(請求項7)。
【0018】
【作用】原稿搬送ベルトの回動動作に応じてクリーニン
グシートが移動される過程で被クリーニング部材にクリ
ーニングシートが摺擦される。
【0019】
【実施例】
例1.請求項1の発明について説明する。
【0020】図1は本例にかかる原稿搬送ベルトのクリ
ーニング方法の実施に適する自動原稿送り装置の構成を
説明したものであり、図2、図3はクリーニングシート
の固定方法を説明したものである。
【0021】図1において、符号1は本発明にかかるク
リーニングシート、符号2は原稿テーブル、符号3は呼
出しローラ、符号4は駆動側の搬送ローラ、符号5は従
動側の搬送ローラ、符号6は原稿を分離する分離ベル
ト、符号7はガイド板、符号8はベルト搬送装置、符号
9はコンタクトガラス、符号10はベルト駆動ローラ、
符号11はベルト従動ローラ、符号12はベルト固定ロ
ーラ、符号13、14、15、16はベルト加圧ロー
ラ、符号17は排紙ガイド、符号18は分岐ガイド、符
号19は排紙反転装置、符号20は送りローラ、符号2
1は従動ローラ、符号22はガイド、符号23は偏向
爪、符号24は排紙コロ、25はカバー、符号27は原
稿搬送ベルト、符号28は排紙センサーをそれぞれ示
す。
【0022】原稿搬送ベルト27の清掃は次の手順に従
う。先ず、オペレータの操作等により原稿搬送ベルト清
掃モードとなった自動原稿送り装置の原稿テーブル2に
クリーニングシート1をセットする。ここでクリーニン
グシート1は、クリーニング剤塗布面が原稿搬送ベルト
27に接触する向きにセットする。よって、原稿テーブ
ル2上のクリーニングシート1は、原稿テーブル2に対
向する面がクリーニング剤塗布面となっている。
【0023】オペレータの清掃開始の操作により、自動
原稿送り装置はクリーニングシート1を給紙し、原稿搬
送ベルト27に接触する位置まで搬送し、クリーニング
シート1の片端又は両端を固定する。
【0024】その固定は、ローラ対4、5やローラ対2
0、21にクリーニングシート1をかませて固定する方
法や、図2、図3に示すように、自動原稿送り装置内に
内蔵された固定部材32や固定部材33で挾んで固定す
る方法等がある。
【0025】次に原稿搬送ベルト27を一方向又は両方
向に回転し、クリーニングシート1と原稿搬送ベルト2
7とを摺擦し、原稿搬送ベルト27上の埃やカーボンな
どの汚れを清掃する。清掃後、クリーニングシート1の
前記固定を解除し、クリーニングシート1をガイド2
2、排紙コロ24等を介して自動原稿送り装置から排出
し、一連の清掃動作を完了する。
【0026】本例においては、シート状のクリーニング
材を用いているので、簡単手軽に、きれいなクリーニン
グ材で原稿搬送ベルトを清掃する事ができ、薄紙原稿を
コピーしたり、複写有効画像範囲より原稿サイズの方が
小さい場合でも、原稿搬送ベルトの汚れがコピー画像に
写る事はない。
【0027】又、従来のように自動原稿送り装置内に特
別な装置を内蔵する必要がないので安価であり、自動原
稿装置内のクリーニング材を取り替える必要もないの
で、メンテナンス不要である。
【0028】例2.請求項2の発明について説明する。
【0029】図1は、本例にかかる原稿搬送ベルトのク
リーニング方法に適する自動原稿送り装置の一例を示
す。先ず、オペレータの操作等によりコンタクトガラス
清掃モードとなった自動原稿送り装置の原稿テーブル2
にクリーニングシート1をセットする。
【0030】ここでクリーニングシート1は、クリーニ
ング剤塗布面がコンタクトガラス9に接触する向きにセ
ットされる。よって、原稿テーブル2上のクリーニング
シート1は、原稿テーブル2に対向する面の反対側の面
がクリーニング剤塗布面となっている。
【0031】オペレータの清掃開始の操作により、自動
原稿送り装置はクリーニングシート1を給紙し、コンタ
クトガラス9に接触する位置まで搬送し、次に原稿搬送
ベルト27を正逆転させる事によってクリーニングシー
ト1とコンタクトガラス9とを摺擦し、コンタクトガラ
ス9上の埃やカーボンなどの汚れを清掃する。清掃後、
クリーニングシート1をガイド22及び排紙コロ24を
介して自動原稿送り装置から排出し、一連の清掃動作を
完了する。
【0032】本例においては、簡単手軽に、きれいなク
リーニング材でコンタクトガラスを清掃する事ができ、
コンタクトガラスの汚れがコピー画像に写る事はない。
又、従来のように複写機に特別な装置を取り付ける必要
がないので安価であり、その装置のクリーニング材を取
り替える必要もないので、メンテナンス不要である。
【0033】例3.請求項3の発明について説明する。
【0034】図1は、本例にかかる原稿搬送ベルトのク
リーニング方法の実施に適する自動原稿送り装置の一例
を示す。また、図2、3はクリーニングシートの固定方
法の例を説明したものである。
【0035】先ず、オペレータの操作等により原稿搬送
ベルトもしくはコンタクトガラスもしくはその両方を清
掃するモードとなった自動原稿送り装置の、原稿テーブ
ル2にクリーニングシート1をセットする。
【0036】ここでクリーニングシート1は、クリーニ
ング剤塗布面が原稿搬送ベルト27に接触する向きにセ
ットされる。よって、原稿テーブル2上のクリーニング
シート1は、原稿テーブル2に対向する面がクリーニン
グ剤塗布面となっている。
【0037】オペレータの清掃開始の操作により、自動
原稿送り装置はクリーニングシート1を給紙し、原稿搬
送ベルト27に接触する位置まで搬送し、クリーニング
シート1の片端又は両端を固定する。
【0038】固定方法は、ローラ対4、5やローラ対2
0、21にクリーニングシート1をかませて固定する方
法や、図2に示すように自動原稿送り装置内に内蔵され
た固定部材32や図3に示すように固定部材33を回動
させて固定する方法等がある。
【0039】次に原稿搬送ベルト27を一方向叉は両方
向に回転し、クリーニングシート1と原稿搬送ベルト2
7とを摺擦し、原稿搬送ベルト27上の汚れを清掃す
る。清掃後、クリーニングシート1の固定を解除する。
【0040】次に、排紙反転装置19で偏向爪23を2
点鎖線で示すように回動させた状態にすることでクリー
ニングシート1を反転して、かつ、原稿搬送ベルト27
の回動によりコンタクトガラス9に接触する位置まで搬
送し、原稿搬送ベルト27を正逆転させる事によってク
リーニングシート1とコンタクトガラス9とを摺擦し、
コンタクトガラス9上の汚れを清掃する。
【0041】清掃後、偏向爪の実線で示す位置に戻し、
排紙コロ24を経由させてクリーニングシート1を自動
原稿送り装置から排出し、一連の清掃動作を完了する。
【0042】以上は請求項3の構成動作の一実施例だ
が、原稿テーブルにクリーニングシート1をセットする
際、クリーニング剤塗布面がコンタクトガラス9に接触
する向きにセットし、先にコンタクトガラス9を清掃
し、次に原稿搬送ベルト27を清掃することもできる。
【0043】本例においては、簡単手軽に、きれいなク
リーニング材で原稿搬送ベルトとコンタクトガラスを清
掃する事ができ、薄紙原稿をコピーしたり、複写有効画
像範囲より原稿サイズの方が小さい場合でも、原稿搬送
ベルトの汚れがコピー画像に写る事はなく、コンタクト
ガラスの汚れがコピー画像に写る事もない。
【0044】又、従来のように自動原稿送り装置内や複
写機に特別な清掃装置を内蔵、取り付けする必要がない
ので安価であり、自動原稿装置や複写機に取り付けた清
掃装置のクリーニング材を取り替える必要もないので、
メンテナンス不要である。
【0045】例4.請求項4の発明について説明する。
【0046】前記例3にかかる原稿搬送ベルトのクリー
ニング方法では、クリーニングシートの片面のみクリー
ニング剤を塗布しているので、クリーニングシートのコ
ストを低く抑えることができるが、自動原稿送り装置
に反転装置が必要である、原稿搬送ベルトとコンタク
トガラスのクリーニング剤を共用のものにしなければな
らない、クリーニングシートの一度使用した面を再び
使用するので、一度目の清掃時に付着した汚れが二度目
の清掃時にクリーニング対象物に付着してしまう虞れが
ある、等の問題がある。本例はこの問題点を解決するた
めになされたものである。
【0047】図1に本例にかかる原稿搬送ベルトのクリ
ーニング方法の実施に適する自動原稿送り装置の一例を
示し、図2、図3にクリーニングシートの固定方法の1
実施例を示す。
【0048】先ず、オペレータの操作等により原稿搬送
ベルトもしくはコンタクトガラスもしくはその両方を清
掃するモードとなった自動原稿送り装置の、原稿テーブ
ル2にクリーニングシート1をセットする。
【0049】ここでクリーニングシート1は、クリーニ
ング剤塗布面が原稿搬送ベルト27に接触する向き、コ
ンタクトガラスクリーニング剤塗布面がコンタクトガラ
ス9に接触する向きにセットする。
【0050】よって、原稿テーブル上においては、クリ
ーニングシートの原稿テーブルに対向する面にクリーニ
ング剤塗布面が、その反対面にコンタクトガラスクリー
ニング剤塗布面が位置している。
【0051】オペレータの清掃開始の操作により、自動
原稿送り装置はクリーニングシート1を給紙し、原稿搬
送ベルト27に接触する位置まで搬送し、クリーニング
シート1の片端又は両端を固定する。
【0052】固定方法としては、ローラ対4、5やロー
ラ対20、21にクリーニングシート1をかませて固定
する方法や、図2、図3に示すように自動原稿送り装置
内に内蔵された固定部材32や固定部材33で固定する
方法等がある。
【0053】次に原稿搬送ベルト27を一方向又は両方
向に回転し、クリーニングシート1と原稿搬送ベルト2
7とを摺擦し、原稿搬送ベルト27上の汚れを清掃す
る。清掃後、クリーニングシート1の固定を解除する。
【0054】次に、原稿搬送ベルト27を正逆転させる
ことによってクリーニングシート1とコンタクトガラス
9とを摺擦し、コンタクトガラス9上の汚れを清掃す
る。清掃後、クリーニングシート1をガイド22及び排
紙コロ24を経由させて自動原稿送り装置から排出し、
一連の清掃動作を完了する。
【0055】以上は請求項4にかかる一実施例である
が、先にコンタクトガラス9を清掃し、次に原稿搬送ベ
ルト27を清掃することもできる。
【0056】本例においては、前記請求項3にかかる例
の記載の利点に加え、自動原稿送り装置に反転装置が
付いていなくてもよい、クリーニングシート反転の時
間が必要でない、原稿搬送ベルト、コンタクトガラス
とも新しいクリーニング剤で清掃できる、等の利点が追
加される。
【0057】例5.請求項5の発明について説明する。
【0058】前記例1、2、3、4のクリーニング方法
で、清掃モード時に、オペレータがまちがえてクリーニ
ングシートでなく原稿を原稿テーブル2上においた場
合、自動原稿送り装置は原稿で清掃動作を行ってしま
い、原稿上のごみ、トナー、鉛筆の粉等で原稿搬送ベル
トやコンタクトガラスが汚れるだけでなく、大切な原稿
を破損する虞れがあるなどの問題がある。本例はこの問
題点を解決するためになされたものである。
【0059】図4に本例にかかる原稿搬送ベルトのクリ
ーニング方法の実施に適する自動原稿送り装置の一例
を、図5に本例の実施に用いるクリーニングシート43
の一例を示す。
【0060】図4においてフォトセンサ34、35が図
のようにシートの搬送方向にそって並列配置されてい
る。これらセンサは、遮光物があるとオン,遮光物がな
いとオフとなる。
【0061】図5においてクリーニングシート43のう
ち、対角上の各位置には穴38が開けられており、これ
らの穴38にシート送り方向上に並列した位置であって
前記センサ34,35のピッチと同ピッチの位置部37
には穴が開いていない。
【0062】そこで、クリーニングシート43を原稿テ
ーブル2にセットすると、クリーニングシート43の位
置部37部がセンサ34に、穴38がセンサ35にそれ
ぞれ検知される。
【0063】このときセンサ34がオン、センサ35が
オフであればセットされたシートはクリーニングシート
43であると判断する。この後、セットされた物がクリ
ーニングシート43であれば、前記例1、2、3、4の
説明で述べた内容の清掃動作を行い、クリーニングシー
ト43でなければ、清掃動作を行わず、オペレータに警
告ブザーや警告表示などで知らせる。
【0064】なお本実施例はフォトセンサを2個用いて
原稿テーブル2にセットされた物を検知しているが、当
然フォトセンサを何個用いても、またどのようなセンサ
を用いても、更にクリーニングシート上にどのようなマ
ークを設けても、セット物がクリーニングシートである
か否かを検知できればよい。
【0065】本例においては、原稿テーブルにセットさ
れた物の検知を行うので、オペレータがまちがえて原稿
を原稿テーブルにセットした場合でも、自動原稿送り装
置は原稿で清掃動作を行うことがなく、原稿上のゴミ、
トナー、鉛筆の粉等で原稿搬送ベルトやコンタクトガラ
スを汚したり、大切な原稿を破損したりすることを防ぐ
ことができる。
【0066】例6.請求項6の発明について説明する。
【0067】前記例1、2、3、4、5の説明で用いら
れた自動原稿送り装置で、清掃モード時に、オペレータ
がまちがえてクリーニングシートを表裏逆にして原稿テ
ーブル上においた場合、自動原稿送り装置は所望の清掃
動作を行えないばかりでなく、クリーニングシートの裏
側での原稿搬送ベルトやコンタクトガラスとの摺擦によ
り、クリーニングシートや原稿搬送ベルトやコンタクト
ガラスが破損する虞れがあるなどの問題がある。
【0068】請求項6の発明はこの問題点を解決するた
めになされたもので以下その例を説明する。
【0069】図6に本例の実施に適する原稿搬送ベルト
のクリーニング方法の一例を示し、図7に本例に使用す
るクリーニングシート44の一例を示す。
【0070】図6においてフォトセンサ34、35、3
6が図のようにシート搬送方向にそって並列配置されて
いる。これらのセンサは遮光物があるとオン,遮光物が
ないとオフとなる。
【0071】図7においてクリーニングシート44の対
向する位置には穴38、41、42が開いており、これ
らの穴とシート搬送方向にそう位置部37、39、40
で示す部分には穴が開いていない。
【0072】クリーニングシート44を原稿テーブル2
にセットすると、クリーニングシート44の裏表が所望
の向きであるとクリーニングシート44の非開口部37
がセンサ34に、穴38がセンサ35に、非開口部39
部がセンサ36にそれぞれ検知される。
【0073】またクリーニングシート44の表裏が所望
の向きとは裏返しの場合、クリーニングシート44の非
開口部40がセンサ34に、穴41がセンサ35に、穴
42がセンサ36にそれぞれ検知される。
【0074】このときセンサ34がオン、センサ35が
オフであればセットされたシートはクリーニングシート
44であると判断され、同時にセンサ36がオンであれ
ばクリーニングシートは所望の向き、オフであれば所望
の向きとは裏返しであると判断される。
【0075】この後セットされた物がクリーニングシー
ト44であり、しかも所望の向きにセットされていれ
ば、例1、2、3、4の清掃動作を行い、クリーニング
シート44であるが所望の向きでない場合やセットされ
た物がクリーニングシート44でなければ、清掃動作を
行わず、オペレータに警告ブザーや警告表示などで知ら
せればよい。
【0076】なお本実施例はフォトセンサを3個用いて
原稿テーブル2にセットされた物を検知しているが、3
個に限定される訳ではなく、フォトセンサを何個用いて
も、またどのようなセンサを用いても、更にクリーニン
グシート上にどのようなマークを設けても、クリーニン
グシートの表裏を検知できればよい。
【0077】本例においては、原稿テーブルにセットさ
れたクリーニングシートの表裏の向きの検知を行うの
で、オペレータがまちがえてクリーニングシートを表裏
逆にして原稿テーブルにセットした場合でも、自動原稿
送り装置は清掃動作を行うことがなく、クリーニングシ
ートの裏側での原稿搬送ベルトやコンタクトガラスとの
摺擦により、クリーニングシートや原稿搬送ベルトやコ
ンタクトガラスが破損することを防ぐことができる。
【0078】例7.請求項7の発明について説明する。
【0079】前記例6にかかる原稿搬送ベルトのクリー
ニング方法では、清掃モード時に、オペレータがまちが
えてクリーニングシートを表裏逆にして原稿テーブル上
においた場合、警告ブザーや警告表示などでオペレータ
にミスを知らせることができるが、オペレータがクリー
ニングシートをセットし直さなければならないという煩
わしさがある。
【0080】請求項7はこの問題点を解決するためにな
されたものであり、その例を以下に説明する。図6に本
例の実施に適する自動原稿送り装置の一例を、図7に本
例のクリーニングシート44の一例を示す。
【0081】前記例6の説明に基づく構成動作により原
稿テーブル2にセットされた物の検知を行い、セットさ
れた物がクリーニングシート44であり、しかも表裏が
所望の向きであれば前記例1、2、3、4の清掃動作を
行い、セットされた物がクリーニングシート44である
が表裏が所望の向きでなければ、クリーニングシート4
4を給紙し、排紙反転装置19、偏向爪23等の操作で
クリーニングシートを反転した後、前記例1、2、3、
4の説明で述べた内容の清掃動作を行う。
【0082】セットされた物がクリーニングシート44
でなければ、清掃動作を行わず、オペレータに警告ブザ
ーや警告表示などで知らせればよい。
【0083】本例においては、オペレータがまちがえて
クリーニングシートを表裏逆にして原稿テーブル上にお
いた場合でも、オペレータがクリーニングシートをセッ
トし直す必要がなく、確実に所望の清掃動作を行うこと
ができる。
【0084】
【発明の効果】本発明により、自動原稿送り装置に付帯
する部材を効率よく安価にクリーニングすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に適する自動原稿送り装置の説明
図である。
【図2】本発明の実施に適する自動原稿送り装置の要部
断面図である。
【図3】本発明の実施に適する自動原稿送り装置の要部
断面図である。
【図4】本発明の実施に適する自動原稿送り装置の説明
図である。
【図5】本発明に係るクリーニングシートの正面図であ
る。
【図6】本発明の実施に適する自動原稿送り装置の説明
図である。
【図7】本発明に係るクリーニングシートの正面図であ
る。
【符号の説明】
1 クリーニングシート 43 クリーニングシート 44 クリーニングシート 27 原稿搬送ベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大橋 理人 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 中村 健一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿搬送ベルトに付着する汚れを除去し得
    るクリーニング剤を塗布したクリーニングシートを給紙
    搬送可能な自動原稿送り装置において、 原稿搬送ベルトを清掃するモード時に、クリーニングシ
    ートを原稿搬送ベルトに接触する位置まで給紙搬送し、
    クリーニングシートを固定して原稿搬送ベルトを回転さ
    せ、クリーニングシートと原稿搬送ベルトを摺擦して、
    原稿搬送ベルトに付着した汚れを除去した後、クリーニ
    ングシートを原稿送り装置から排出することを特徴とす
    る原稿搬送ベルトのクリーニング方法。
  2. 【請求項2】コンタクトガラスに付着する汚れを除去し
    得るクリーニング剤を塗布したクリーニングシートを給
    紙搬送可能な自動原稿送り装置において、 コンタクトガラスを清掃するモード時に、クリーニング
    シートをコンタクトガラスに接触する位置まで給紙搬送
    し、原稿搬送ベルトを正逆転させ、クリーニングシート
    とコンタクトガラスを摺擦して、コンタクトガラスに付
    着した汚れを除去した後、クリーニングシートを原稿送
    り装置から排出することを特徴とする原稿搬送ベルトの
    クリーニング方法。
  3. 【請求項3】片面に原稿搬送ベルトやコンタクトガラス
    に付着する汚れを除去し得るクリーニング剤を塗布した
    クリーニングシートを給紙搬送可能な自動原稿送り装置
    において、 原稿搬送ベルトもしくはコンタクトガラスもしくはその
    両方を清掃するモード時に、クリーニングシートを原稿
    搬送ベルトに接触する位置まで給紙搬送し、クリーニン
    グシートを固定して原稿搬送ベルトを回転させ、クリー
    ニングシートと原稿搬送ベルトを摺擦して、原稿搬送ベ
    ルトに付着した汚れを除去する動作、及びクリーニング
    シートをコンタクトガラスに接触する位置まで給紙搬送
    し、原稿搬送ベルトを正逆転させ、クリーニングシート
    とコンタクトガラスを摺擦して、コンタクトガラスに付
    着した汚れを除去する動作を行い、上記2動作の間にク
    リーニングシートを反転する動作を行って、最後にクリ
    ーニングシートを自動原稿送り装置から排出することを
    特徴とする原稿搬送ベルトのクリーニング方法。
  4. 【請求項4】片面に原稿搬送ベルトに付着する汚れを除
    去し得るクリーニング剤が塗布され、他面にコンタクト
    ガラスに付着する汚れを除去し得るクリーニング剤を塗
    布されたクリーニングシートを給紙搬送可能な自動原稿
    送り装置において、 原稿搬送ベルトもしくはコンタクトガラスもしくはその
    両方を清掃するモード時に、クリーニングシートを原稿
    搬送ベルトに接触する位置まで給紙搬送し、クリーニン
    グシートを固定して原稿搬送ベルトを回転させ、クリー
    ニングシートと原稿搬送ベルトを摺擦して、原稿搬送ベ
    ルトに付着した汚れを除去する動作、及びクリーニング
    シートをコンタクトガラスに接触する位置まで給紙搬送
    し、原稿搬送ベルトを正逆転させ、クリーニングシート
    とコンタクトガラスを摺擦して、コンタクトガラスに付
    着した汚れを除去する動作を行い、最後にクリーニング
    シートを自動原稿送り装置から排出することを特徴とす
    る原稿搬送ベルトのクリーニング方法。
  5. 【請求項5】請求項1ないしは請求項4において、クリ
    ーニングシートに通常の原稿との違いを識別するための
    マークを設け、自動原稿送り装置の原稿給紙口に、その
    マークを検出するための検知手段を設けて行なうことを
    特徴とする原稿搬送ベルトのクリーニング方法。
  6. 【請求項6】請求項1ないしは請求項5において、クリ
    ーニングシートに表裏の違いを識別するためのマークを
    設け、自動原稿送り装置の原稿給紙口に、そのマークを
    検出するための検知手段を設けて行なうことを特徴とす
    る原稿搬送ベルトのクリーニング方法。
  7. 【請求項7】請求項6において、クリーニングシートの
    表裏を検知し、クリーニングシートの表裏が所望の向き
    にセットされていない場合、クリーニングシートを給紙
    し、自動原稿送り装置内に設けられた反転装置でクリー
    ニングシートの表裏を反転した後、清掃動作を開始する
    ことを特徴とする原稿搬送ベルトのクリーニング方法。
JP19404692A 1992-07-21 1992-07-21 原稿搬送ベルトのクリーニング方法 Pending JPH0640586A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8606126B2 (en) 2010-05-21 2013-12-10 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and method for cleaning image carrying body

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US8606126B2 (en) 2010-05-21 2013-12-10 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and method for cleaning image carrying body

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