JPH08151140A

JPH08151140A - シート給送装置

Info

Publication number: JPH08151140A
Application number: JP6294344A
Authority: JP
Inventors: Takeshi Yamaguchi; 武志山口; Yoshihiro Saito; 義広斎藤
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1994-11-29
Filing date: 1994-11-29
Publication date: 1996-06-11

Abstract

(57)【要約】【目的】送りローラと逆転ローラの清掃作業を簡単か
つ確実に行なうことが可能なシート給送装置を提供す
る。【構成】原稿搬送方向に対して順方向に回転する送り
ローラ３と、逆方向に回転する逆転ローラ３を用いて積
載されたシート原稿を１枚ずつ分離して給送するシート
給送装置において、前記送りローラ３及び逆転ローラ４
より原稿搬送方向下流側に該送りローラ３と逆転ローラ
４のニップ部で清掃用の白紙Ｓ１を固定する搬送ローラ
対５，６を備え、該搬送ローラ対５，６に白紙Ｓ１を挟
持させた状態で前記送りローラ３と前記逆転ローラ４を
一定時間空回転させた後、上記白紙Ｓ１を給紙側に排出
させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、電子ファイル，複写
機，ファクシミリ等に装備されるシート給送装置に関す
るものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、電子ファイル，複写機，ファクシ
ミリ等に装備されるシート給送装置としては、トレイ上
に積載されたシート原稿をシート原稿の送り方向に対し
て順方向に回転する送りローラと、逆方向に回転する逆
転ローラを用いて１枚ずつ分離して給送するシート給送
装置が知られている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシート給送装置においては、長期使用により、ロー
ラに原稿の紙粉やトナー等の汚れが付着し、分離性能の
低下や給紙不良等の問題が生じた。このため、定期的に
ローラの汚れを拭き取るために狭い所に手を入れなけれ
ばならず清掃作業が困難であった。また、ローラ清掃時
に読取部に手が触れて汚してしまうおそれがあった。特
に、裏カーボン紙等は逆転ローラがカーボンを擦るので
汚れやすいため、頻繁に清掃を行なう必要があり、メン
テナンス作業に手間がかかった。

【０００４】本発明の目的は、上記従来技術の課題を解
決し、送りローラと逆転ローラの清掃作業を簡単かつ確
実に行なうことが可能なシート給送装置を提供すること
にある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】前記従来技術の課題を解
決し、以下に述べる実施例に適用される代表的な手段
は、シート搬送方向に対して順方向に回転する送りロー
ラと、逆方向に回転する逆転ローラを用いて積載された
シート原稿を１枚ずつ分離して給送するシート給送装置
において、前記送りローラと前記逆転ローラの間で清掃
用シートを固定する固定部材を備え、該固定部材により
清掃用シートを固定した状態で前記送りローラと前記逆
転ローラを一定時間空回転した後、前記清掃用シートを
給紙側に排出させることを特徴とする。

【０００６】

【作用】前記手段によれば、清掃用シートとして例えば
白紙を送りローラと逆転ローラの間に送り、該白紙を固
定部材により固定した状態で送りローラと逆転ローラを
一定時間空回転させてローラ表面の汚れを清掃し、低下
した分離，給紙性能を回復させることができる。また上
記清掃用シートを給紙側に排出させることにより、ロー
ラの削れカス等の汚れが装置内部に持ち込まれることな
く回収できる。

【０００７】

【実施例】

【０００８】以下、前記手段を適用した本発明に係るシ
ート給送装置の一実施例について図面を参照して説明す
る。尚、本実施例はシート給送装置を装備した電子ファ
イルを用いて説明するものとする。図１は電子ファイル
の全体構成を示す断面図、図２は送りローラと逆転ロー
ラの清掃動作を示す説明図、図３は送りローラと逆転ロ
ーラの関係を示す説明図、図４は送りローラと搬送駆動
ローラの駆動伝達系の構成を示す説明図である。

【０００９】先ず図１を参照して電子ファイルの概略構
成について説明する。電子ファイルは、積載されたシー
ト状原稿（以下『原稿』という）を１枚ずつ搬送し、原
稿の表裏の画像を読み取り、その画像をディスプレイに
表示すると共に、記録装置に記録する機能を装備してお
り、更には該記録装置に記録された画像を検索してディ
スプレイに表示する機能を有している。

【００１０】図１において、１は原稿載置台２上の原稿
Ｓを最上側より装置内に送るピックアップローラであ
る。３は原稿送り方向に対して順方向に回転する送りロ
ーラであり、４は逆方向に回転する逆転ローラである。
上記送りローラ３及び逆転ローラ４は、上記ピックアッ
プローラ１により送られてきた原稿束Ｓを１枚ずつ分離
搬送する。

【００１１】５，６は搬送ローラ対であり、駆動側の搬
送駆動ローラ５に従動側の搬送従動ローラ６が圧接して
分離搬送された原稿Ｓを下流側に搬送する。また、上記
搬送ローラ対５，６は、後述するように、送りローラ３
及び逆転ローラ４に清掃時に白紙Ｓ１の固定部材として
機能する。次いで原稿Ｓは一定速度で回転する下搬送ロ
ーラ対７，８及び上搬送ローラ対９，10に挟持されて搬
送される。この時原稿Ｓの表面及び裏面は光源11，12に
よりガイド板13，14に設けられた透明部13ａ，14ａを介
して光照射され、原稿面からの反射光は平面ミラー15，
16、結像レンズ17，18を介してＣＣＤ等の画像読取セン
サー19，20上に結像され、原稿Ｓの表裏面の画像が読み
取られる。

【００１２】読み取られた原稿画像は、ディスプレー装
置21に表示されると同時に光磁気ディスク等の記録装置
26により記録される。また上記記録装置26により記録さ
れた原稿画像は、適宜検索してディスプレー装置21に表
示することができる。

【００１３】また画像を読み取られた原稿Ｓは、搬送ベ
ルト23，24によって挟持搬送されて、装置上部に設けら
れた排紙部25に排出される。また22は上述した動作を装
置に行なわせるための電源及びコントロール基板等を含
む電装部である。

【００１４】次に上記電子ファイルに装備されたシート
給送装置の構成について図２〜図４を参照して具体的に
説明する。図２に示す送りローラ３及び逆転ローラ４
は、夫々大径部と小径部を有する櫛歯状ローラであり、
図３に示すように送りローラ３の大径部と逆転ローラ４
の小径部、送りローラ３の小径部と逆転ローラ４の大径
部が夫々対向し、かつ両者は接触しないように配置され
ている。上記原稿Ｓと送りローラ３の摩擦力をＦ_a，原
稿Ｓと逆転ローラ４の摩擦力をＦ_b，原稿Ｓと搬送駆動
ローラ５の摩擦力をＦ_cとすると、Ｆ_b＜Ｆ_a＜Ｆ_cと
なっている。

【００１５】上記送りローラ３は、図４に示すように、
搬送モータ（図示せず）からの駆動をクラッチ27を介し
て伝達され、図２に示す矢印Ａ方向に回転する。また上
記逆転ローラ４は、搬送モータ（図示せず）からの駆動
を直接伝達され、常に図２に示す矢印Ｂ方向に回転して
いる。また、搬送駆動ローラ５は、図４に示すように、
搬送モータ（図示せず）からの駆動をクラッチ28を介し
て伝達され、図２に示す矢印方向に回転する。最上部の
原稿Ｓは送りローラ３によって搬送ローラ対５，６に送
られるが、２枚目以降の原稿Ｓは逆転ローラ４によって
下流側に送られるのを阻止される。上記搬送ローラ対
５，６の下流側には原稿端を検知するセンサー29が配置
されており、原稿Ｓの先端をセンサー29が検知したら、
クラッチ27の接続が切れ、上記搬送ローラ対５，６のみ
により搬送される。そして、原稿Ｓの後端がセンサー28
を過ぎたら、再びクラッチ27が入り２枚目の原稿Ｓが分
離搬送される。

【００１６】次に送りローラ３及び逆転ローラ４の清掃
時の搬送ローラ対５，６の動作について説明する。図２
において、先ず清掃用の白紙Ｓ１（コピー用紙等）を原
稿載置台２上に載せ、ピックアップローラ１により送り
ローラ３と逆転ローラ４のニップ部に進入させる。上記
白紙Ｓ１は送りローラ３によって下流側に搬送される。
そして、搬送モータ（図示せず）からの駆動をクラッチ
28を介して伝達される搬送ローラ対５，６に挟持されて
搬送される。

【００１７】そして、白紙Ｓ１の先端がセンサー29によ
り検知されると、クラッチ28の接続が切れ搬送ローラ対
５，６は白紙Ｓ１を挟持した状態で駆動を停止する。同
時に搬送モータを通常の給紙時とは逆方向に回転させ
る。この時送りローラ３は図２の矢印Ｃ方向に、逆転ロ
ーラ４は図２の矢印Ｄ方向に夫々回転する。しかし前述
した原稿Ｓと各ローラの摩擦力の関係により、白紙Ｓ１
は搬送ローラ対５，６に挟持されたまま停止し、送りロ
ーラ３及び逆転ローラ４は空回転する。この時送りロー
ラ３と逆転ローラ４の表面の汚れを白紙Ｓ１により削り
取ることによって清掃することができる。

【００１８】そして、一定時間ローラ表面を清掃した
後、クラッチ28が接続して搬送ローラ対５，６は回転駆
動され、白紙Ｓ１は給紙側（図２の左側）に排出され
る。

【００１９】上記構成によれば、通常のシート給送装置
の構成を変更することなくクラッチと搬送モータの動作
のタイミングを変更するだけで、簡単かつ確実にローラ
の清掃を行なうことができ、メンテナンス作業の負担を
軽減して、使いやすいシート給送装置を提供することが
できる。

【００２０】〔第２実施例〕次に前記シート給送装置の
他例について図５を参照して説明する。尚、シート給送
装置の概略構成は前記第１実施例と同様であるので、同
一部材には同一番号を付して説明を援用するものとし、
以下特徴点を中心に説明する。

【００２１】本実施例は白紙Ｓ１の固定部材として前記
送りローラ３より原稿搬送方向上流側に押さえ部材を設
けたものである。即ち、図５において、送りローラ３及
び逆転ローラ４の原稿搬送方向上流側には、押さえ部材
30が設けられている。この押さえ部材30は、支軸31ａを
中心に回動可能なレバー31の一端に取り付けられてお
り、該レバー31の他端には引張バネ32及びソレノイド33
が連結している。上記押さえ部材30はレバー31が引張バ
ネ32に引っ張られて原稿搬送路より退避しており、また
この時ソレノイド33はＯＦＦ状態にある。

【００２２】また上記送りローラ３及び逆転ローラ４と
搬送ローラ対５，６との間には原稿端を検知するセンサ
ー34が配置されている。このセンサー34が白紙Ｓ１の先
端を検知すると、上記ソレノイド33がＯＮ状態になり、
レバー31を支軸31ａを中心に矢印Ｅ方向に回転させるよ
うに構成されている。

【００２３】送りローラ３及び逆転ローラ４の清掃を行
なう場合、清掃用の白紙Ｓ１を送りローラ３及び逆転ロ
ーラ４のニップ部に挿入し、白紙Ｓ１の先端がセンサー
34に検知されると、ソレノイド33がＯＮしてレバー31が
支軸31ａを中心に矢印Ｅ方向に回転し、白紙Ｓ１は押さ
え部材30に押さえられる。ここで、上記押さえ部材30の
摩擦力をＦ_dとすると送りローラ３の摩擦力Ｆ_aとの関
係は、Ｆ_d＞Ｆ_aとなっている。

【００２４】よって、上記白紙Ｓ１は押さえ部材30に押
圧されて固定される。この状態で第１実施例と同様に搬
送モータを通常の給紙時の方向に回転させ、送りローラ
３及び逆転ローラ４を空回転させて該送りローラ３と逆
転ローラ４の表面の汚れを白紙Ｓ１により削り取ること
によって清掃することができる。

【００２５】その後一定時間ローラの清掃を行なった
後、クラッチ27（図４参照）の接続を切り、送りローラ
３を回転自在にし、ソレノイド33をＯＦＦして押さえ部
材30を白紙Ｓ１から離す。この時白紙Ｓ１は、逆転ロー
ラ４によって送りローラ３と逆転ローラ４のニップ部ま
で戻され、次いで白紙Ｓ１を引き抜くことでローラの清
掃は完了する。

【００２６】上記構成によっても、簡単かつ確実にロー
ラの清掃を行なうことができ、メンテナンス作業の負担
を軽減することができる。

【００２７】〔第３実施例〕次に前記シート給送装置の
他例について図６〜図９を参照して説明する。尚、シー
ト給送装置の概略構成は前記第１実施例と同様であるの
で、同一部材には同一番号を付して説明を援用するもの
とし、以下特徴点を中心に説明する。

【００２８】図６において、35はレバーであり支軸35ａ
を中心に回動可能に取り付けられている。36はソレノイ
ドであり、上記レバー35の一端に連結して支軸35ａを中
心にレバー35を回転させる。上記レバー35には清掃用モ
ータ37が保持されており、またレバー35の他端にはギヤ
38が回動可能に取り付けられている。上記清掃用モータ
37の駆動軸に取り付けられたモータギヤ37ａは上記ギヤ
38に噛み合っており駆動を伝達する。39は引張バネであ
り、上記レバー35のソレノイド36と同一端部に連結して
おり、レバー35を支軸35ａを中心に反時計回り方向に付
勢している。

【００２９】また送りローラ３及び逆転ローラ４の送り
ローラ軸３ａ，逆転ローラ軸４ａには夫々ギヤ40，41が
同軸に固定されている。また搬送従動ローラ６はレバー
42にの一端に回動自在に軸支されており、該レバー42の
他端にはソレノイド43が連結されている。上記ソレノイ
ド43をＯＮ／ＯＦＦすることで、上記レバー42を支軸42
ａを中心に回転させ、搬送従動ローラ６を搬送駆動ロー
ラ５に対して圧接／離間させるように構成されている。

【００３０】また図９に示すように、逆転ローラ軸４ａ
にはギヤ44が回転自在に取り付けられており、更にはス
ラスト方向のみ移動可能な押圧部材45が取り付けられて
いる。上記押圧部材45のギヤ44に対向する側面には摩擦
部材46が貼着されており、該押圧部材45は、スプリング
47により反対側面より押圧されて摩擦部材46を介してギ
ヤ44に押し付けられている。

【００３１】このため、原稿Ｓが無いときは、逆転ロー
ラ４は図６の矢印方向に回転しているが、原稿搬送時は
原稿Ｓと逆転ローラ４との摩擦力が摩擦部材46の摩擦力
より大きくなり、ワンウェイクラッチの作用をして送り
方向には回転しないで停止するように構成されている。
これによって，原稿Ｓを搬送する際に発生する先端折れ
を防ぐことができる。

【００３２】次に送りローラ３及び逆転ローラ４の清掃
動作について説明する。白紙Ｓ１が送りローラ３によっ
て下流側に搬送され、更には搬送ローラ対５，６により
搬送されてセンサー29により先端が検知されると、図示
しない搬送モータの駆動が停止し、送りローラ３，逆転
ローラ４，搬送駆動ローラ５の駆動が切れる。また、図
８に示すクラッチ27の接続も切れるので、逆転ローラ４
は回転自在になる。

【００３３】次にソレノイド36がＯＮして引張バネ39の
付勢力に抗してレバー35を支軸35ａを中心に図７に示す
矢印Ｆ方向に回転させる。これにより、モータギヤ37ａ
とギヤ40、ギヤ38とギヤ41が夫々噛み合い、清掃用モー
タ37の回転により送りローラ３及び逆転ローラ４は図７
の矢印方向に回転する。白紙Ｓ１は搬送ローラ対５，６
に挟持されたまま停止し、送りローラ３及び逆転ローラ
４は空回転する。この時送りローラ３と逆転ローラ４の
表面の汚れを白紙Ｓ１により削り取ることによって清掃
することができる。

【００３４】そして、一定時間ローラ表面を清掃した
後、ソレノイド43をＯＦＦすることにより搬送従動ロー
ラ６を搬送駆動ローラ５より離間させて、白紙Ｓ１は搬
送ローラ対５，６より解放されるので、送りローラ３及
び逆転ローラ４により給紙側（図７の左側）に排出され
る。

【００３５】上記構成によっても、簡単かつ確実にロー
ラの清掃を行なうことができ、メンテナンス作業の負担
を軽減することができる。また逆転ローラ４にフリクシ
ョン部を設け清掃用モータ37により強制的に回転させる
ため、原稿搬送時に発生する先端折れを防ぐことができ
る。

【００３６】〔第４実施例〕次に前記シート給送装置の
他例について説明する。尚、シート給送装置の概略構成
は前記第３実施例と同様であるので、同一部材には同一
番号を付して説明を援用するものとし、以下特徴点を中
心に説明する。

【００３７】本実施例は第３実施例の応用であり、図６
〜図９を参照して説明する。送りローラ３及び逆転ロー
ラ４の清掃動作において、搬送ローラ対５，６に白紙Ｓ
１が挟持され、送りローラ３及び逆転ローラ４を清掃用
モータ37によって図７の矢印方向に回転させる。ここま
では第３実施例と同様である。

【００３８】そして、一定時間ローラ表面を清掃した
後、図示しない搬送モータを動作させ、図８に示すクラ
ッチ28を接続する。この時、搬送ローラ対５，６は図６
の矢印方向に回転する。送りローラ３及び逆転ローラ４
は逆方向に回転しているが、摩擦力の関係から白紙Ｓ１
は図６の矢印方向に進む。そして一定量白紙Ｓ１が搬送
されたら再び搬送モータの駆動を停止させクラッチ28の
接続が切られる。以上の動作を数回繰り返して白紙Ｓ１
を送りローラ３と逆転ローラ４のニップ部より少しずつ
ずらせながら搬送した後、ソレノイド43をＯＦＦするこ
とにより搬送従動ローラ６を搬送駆動ローラ５より離間
させて、白紙Ｓ１は送りローラ３及び逆転ローラ４によ
り給紙側（図７の左側）に排出される。

【００３９】上記構成によっても、簡単かつ確実にロー
ラの清掃を行なうことができ、メンテナンス作業の負担
を軽減することができる。またローラを清掃する時に常
に白紙Ｓ１の新しい部分で清掃を行なうので、より効果
的に清掃作業を行なうことができる。

【００４０】尚、前記第１〜第４実施例はシート給送装
置が装備される装置として電子ファイルを用いて説明し
たが、これに限定されるものではなく、他の装置、例え
ば複写機，ファクシミリ装置等であっても良い。

【００４１】

【発明の効果】本発明は前述したように、清掃用の白紙
を送りローラと逆転ローラの間に送り、該白紙を固定部
材により固定した状態で送りローラと逆転ローラを一定
時間空回転させることによりローラ表面の汚れを清掃
し、低下した分離，給紙性能を回復させることができ
る。従って、簡単かつ確実にローラの清掃を行なうこと
ができ、メンテナンス作業の負担を軽減して、使いやす
いシート給送装置を提供することができる。更に、清掃
用の白紙を給紙側に排出することにより、ローラの削れ
カス等の汚れが装置内部に持ち込まれることなく回収で
き、装置内部を汚すこともない。

【図面の簡単な説明】

【図１】第１実施例に係る電子ファイルの全体構成を示
す断面図である。

【図２】同じく送りローラと逆転ローラの清掃動作を示
す説明図である。

【図３】同じく送りローラと逆転ローラの関係を示す説
明図である。

【図４】同じく送りローラと搬送駆動ローラの駆動伝達
系の構成を示す説明図である。

【図５】第２実施例に係る送りローラと逆転ローラの清
掃動作を示す説明図である。

【図６】第３実施例に係る送りローラと逆転ローラの清
掃動作を示す説明図である。

【図７】同じく送りローラと逆転ローラの清掃動作を示
す説明図である。

【図８】同じく送りローラと搬送駆動ローラの駆動伝達
系の構成を示す説明図である。

【図９】同じく逆転ローラと搬送従動ローラの駆動伝達
系の構成を示す説明図である。

【符号の説明】

Ｓ…原稿Ｓ１…白紙１…ピックアップローラ２…原稿載置台３…送りローラ４…逆転ローラ５…搬送駆動ローラ６…搬送従動ローラ７，８…下搬送ローラ対９，10…上搬送ローラ対 11，12…光源 13，14…ガイド板 15，16…平面ミラー 17，18…結像レンズ 19，20…画像読取センサー 21…ディスプレー装置 22…電装部 23，24…搬送ベルト 25…排紙部 26…記録装置 27，28…クラッチ 29，34…センサー 30…押さえ部材 31，35，42…レバー 31ａ，35ａ，42ａ…支軸 32…引張バネ 33，36，43…ソレノイド 37…清掃用モータ 37ａ…モータギヤ 38，40，41，44…ギヤ 39…引張バネ 45…押圧部材 46…摩擦部材 47…スプリング

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】シート搬送方向に対して順方向に回転す
る送りローラと、逆方向に回転する逆転ローラを用いて
積載されたシート原稿を１枚ずつ分離して給送するシー
ト給送装置において、前記送りローラと前記逆転ローラの間で清掃用シートを
固定するための固定部材を備え、該固定部材により清掃
用シートを固定した状態で前記送りローラと前記逆転ロ
ーラを一定時間空回転した後、前記清掃用シートを給紙
側に排出させることを特徴とするシート給送装置。
【請求項２】前記固定部材は前記送りローラよりシー
ト搬送方向下流側に配置された搬送ローラ対であること
を特徴とする請求項１記載のシート給送装置。
【請求項３】前記固定部材は前記送りローラよりシー
ト搬送方向上流側に配置された押さえ部材であることを
特徴とする請求項１記載のシート給送装置。
【請求項４】前記送りローラと前記逆転ローラの逆回
転は清掃用モータより駆動伝達して行い、前記搬送ロー
ラ対はソレノイドにより圧接／離間可能に構成されてい
ることを特徴とする請求項２記載のシート給送装置。
【請求項５】前記搬送ローラ対により清掃用シートを
固定し、前記送りローラと前記逆転ローラを逆回転駆動
して清掃を行なっている時に、前記搬送ローラ対に駆動
を間欠的に伝達して清掃用シートを進行させて清掃用シ
ートとローラとの当接部を少しずつずらしながら清掃を
行なうことを特徴とする請求項４記載のシート給送装
置。