JP7259617B2 - 画像形成装置及び媒体搬送制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置及び媒体搬送制御方法に関するものであり、例えば、位置検出用目印が設けられた媒体に対応する画像形成装置に適用して好適なものである。
従来、画像形成装置は、画像形成時(つまり印刷時)、媒体がセットされると、その媒体の先端位置をセンサにより検出し、この先端位置をもとに媒体の搬送制御を行うようになっていた。一方で、ブラックマークなどの位置検出用目印が搬送方向に一定の間隔を空けて設けられた媒体に対応する画像形成装置では、媒体がセットされると、媒体に設けられた位置検出用目印を検出し、この位置検出用目印の位置をもとに媒体の搬送制御を行うようになっていた(例えば特許文献1参照)。
特開2017-177364号公報
しかしながら、従来の画像形成装置では、例えば、媒体の先端位置を検出して媒体の搬送制御を行う印刷モードと、位置検出用目印の位置を検出して媒体の搬送制御を行う印刷モードとを有している場合に、媒体がセットされた後で、印刷モードを切り替えると、適切な搬送制御を行うことができなくなる場合があるという問題を有していた。
本発明は以上の点を考慮したものであり、従来と比べてより確実に適切な搬送制御を行うことができるようにした画像形成装置及び媒体搬送制御方法を提案しようとするものである。
本発明の画像形成装置は、媒体に画像を形成する画像形成部と、前記媒体を搬送する搬送部と、前記媒体の先端、及び前記媒体に設けられた位置検出用目印を検出する検出部と、前記媒体の先端と前記位置検出用目印とのうちの一方をもとに前記媒体の搬送制御を行う第1の印刷モードと、前記媒体の先端と前記位置検出用目印とのうちの他方をもとに前記媒体の搬送制御を行う第2の印刷モードとのうちの一方の印刷モードを用いて前記搬送部を制御することにより前記媒体の搬送制御を行う搬送制御部とを備え、前記搬送制御部は、前記第1の印刷モードを用いて前記媒体を前記検出部の検出位置よりも媒体搬送方向下流に位置する第1の待機位置まで搬送して停止させた後、前記第1の印刷モードから前記第2の印刷モードへ切り替える場合に、前記媒体を前記第1の待機位置から、前記検出部の検出位置よりも媒体搬送方向上流となる位置まで一旦引き戻してから再搬送するようにした。
また本発明の媒体搬送制御方法は、媒体に画像を形成する画像形成部と、前記媒体を搬送する搬送部と、前記媒体の先端、及び前記媒体に設けられた位置検出用目印を検出する検出部と、前記搬送部を制御して前記媒体の搬送を制御する搬送制御部とを備える画像形成装置による媒体搬送制御方法であり、前記搬送制御部が、前記媒体の先端と前記位置検出用目印とのうちの一方をもとに前記媒体の搬送制御を行う第1の印刷モードを用いて、前記媒体を前記検出部の検出位置よりも媒体搬送方向下流に位置する第1の待機位置まで搬送して停止させた後、前記第1の印刷モードから、前記媒体の先端と前記位置検出用目印とのうちの他方をもとに前記媒体の搬送制御を行う第2の印刷モードに切り替える場合に、前記媒体を前記第1の待機位置から、前記検出部の検出位置よりも媒体搬送方向上流となる位置まで一旦引き戻してから再搬送するようにした。
こうすることで、媒体がセットされた後に、印刷モードを切り替える場合でも、位置用検出目印を正確に検出することができ、媒体を適切に搬送することができる。
かくして、本発明は、従来と比べてより確実に適切な搬送制御を行うことができるようにした画像形成装置及び媒体搬送制御方法をを実現できる。
第1の実施の形態による画像形成装置の外観構成を示す斜視図である。 第1の実施の形態による画像形成装置のハードウェア構成を示す側面断面図である。 第1の実施の形態による長尺用紙の構成を示す図である。 第1の実施の形態による用紙送り部の構成を示す拡大図である。 第1の実施の形態による画像形成装置の機能構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態による用紙待機動作の手順を示すフローチャートである。 第1の実施の形態による用紙待機動作時の長尺用紙の位置の変化を示す遷移図である。 第2の実施の形態による画像形成装置の機能構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態による用紙待機動作の手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態による用紙待機動作時の長尺用紙の位置の変化を示す遷移図である。 第2の実施の形態による長尺用紙を引き戻す必要があるか否かを判定する為の判定表である。 他の実施の形態による第1乃至第3の待機位置を示す図である。
以下、発明を実施するための形態(以下、これを実施の形態と呼ぶ)について、図面を用いて詳細に説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1-1.画像形成装置の外観構成及びハードウェア構成]
図1に、本実施の形態による画像形成装置1の外観構成を示す。また図2に、画像形成装置1内部のハードウェア構成を示す。尚、図1は、画像形成装置1を前方から見た外観斜視図であり、図2は、画像形成装置1の側面断面図である。図1及び図2に示すように、画像形成装置1は、媒体としての長尺用紙を搬送しながら、長尺用紙の表面に画像を形成(つまり印刷)する電子写真方式のプリンタである。
この画像形成装置1が対応している長尺用紙としては、例えば図3(A)に示すように、画像が形成される表面とは反対側の裏面に、矢印Ar1で示す用紙搬送方向に一定の間隔を空けてブラックマークBmが記された長尺用紙Lp1や、画像が形成される表面に、矢印Ar1で示す用紙搬送方向に一定の間隔を空けてラベルLbが張り付けられた長尺用紙Lp2などがある。長尺用紙Lp1に記されたブラックマークBmは、長尺用紙Lp1の搬送位置を検出する為の位置検出用目印(以下、Qマークと呼ぶ)であり、長尺用紙Lp1をカットするカットタイミングや長尺用紙Lp1に画像を形成する画像形成タイミングなどを適切に設定する為の目印となっている。
一方、長尺用紙Lp2は、台紙Mo上にラベルLbが張り付けられた構成であり、台紙MoのうちのラベルLbとラベルLbとの間に位置する部分(以下、これをラベル間台紙部分と呼ぶ)MobがQマークとして扱われるようになっている。このラベル間台紙部分Mobも、ブラックマークBmと同様、長尺用紙Lp2に対するカットタイミングや画像形成タイミングなどを適切に設定する為の目印となっている。また長尺用紙Lp2の中には、裏面に一定の間隔を空けてブラックマークBmが記されているものもある。尚、以下の説明では、長尺用紙Lp1と長尺用紙Lp2とを特に区別しない場合には、これらをまとめて長尺用紙Lpと呼ぶ。
図1に示すように、画像形成装置1は、略箱型の筐体2を有している。ここで、筐体2の前面2Aから後面2Bへの方向を後方向、後面2Bから前面2Aへの方向を前方向、筐体2の下側から上側への方向を上方向、筐体2の上側から下側への方向を下方向、筐体2の右側から左側への方向を左方向、筐体2の左側から右側への方向を右方向とする。
筐体2の上部には、前面2A側に、操作部3と表示部4が設けられている。操作部3は、例えばボタンなどで構成され、ユーザによる操作を受け付ける部分となっている。表示部4は、例えば液晶パネルなどで構成され、画像形成装置1の状態などを示す各種情報を表示する部分となっている。また、筐体2の後面2Bには、長尺用紙Lpを投入する投入口5(図2)が設けられ、筐体2の前面2Aには、長尺用紙Lpを排出する排出口6が設けられている。尚、図1、図2では省略しているが、長尺用紙Lpは、例えばロール状に巻回されたロール紙であり、ユーザにより先端部分が投入口5に投入されることにより、画像形成装置1にセットされるようになっている。
さらに図2に示すように、筐体2の内部には、後面2Bに設けられた投入口5から前面2Aに設けられた排出口6へと前後方向に延びる、長尺用紙Lpの通り道となる搬送路Rが形成されていて、この搬送路Rに沿って電子写真方式のプリンタを構成する各部が配置されている。尚、長尺用紙Lpは、画像が形成される表面が上側となる向きで搬送されるようになっている。
具体的に筐体2の内部には、搬送路Rの用紙搬送方向上流側となる、投入口5近傍に用紙送り部10が設けられ、さらにこの用紙送り部10の用紙搬送方向下流側(つまり前側)に画像形成部11が設けられ、さらにこの画像形成部11の用紙搬送方向下流側に定着器12が設けられ、さらにこの定着器12の用紙搬送方向下流側に用紙排出部13が設けられている。
用紙送り部10は、投入口5から投入された長尺用紙Lpを、画像形成部11まで搬送する部分であり、図2にくわえて図4に簡略化した拡大図を示すように、搬送路Rに沿って、用紙搬送方向上流側から順に、用紙セット検出センサ20、第1の搬送ローラ対21、Qマーク検出センサ22、カッタ23、第2の搬送ローラ対24、書き出しセンサ25が設けられている。
用紙セット検出センサ20は、長尺用紙Lpの有無を検出する為のセンサであり、この用紙セット検出センサ20の検出結果から長尺用紙Lp有りと検出されれば、画像形成装置1に長尺用紙Lpがセットされたことを意味する。
第1の搬送ローラ対21及び第2の搬送ローラ対24は、それぞれ搬送路Rを挟んで上下方向に対向配置された2個の搬送ローラで構成されていて、長尺用紙Lpを搬送ローラの間に挟んで搬送するようになっている。
Qマーク検出センサ22は、長尺用紙Lpの有無、及び長尺用紙Lpに設けられたQマーク(ブラックマークBm及びラベル間台紙部分Mob)を検出する為のセンサである。このQマーク検出センサ22は、例えば、搬送路Rの下側から光を照射して、搬送路Rの上側で光を受光する透過型の光電センサである。このQマーク検出センサ22の検出結果(つまり受光量)から、Qマーク検出センサ22の検出位置W0に長尺用紙Lpの先端が到達した旨、Qマークの用紙搬送方向の一端が到達した旨、Qマークの用紙搬送方向の他端が到達した旨などを、それぞれ検出できるようになっている。尚、以下の説明では、Qマークの用紙搬送方向の一端及び他端をQマークの先端及び後端と呼ぶ。
カッタ23は、長尺用紙Lpを例えば用紙搬送方向と直交する短手方向に切断する部品である。書き出しセンサ25は、長尺用紙Lpの先端を検出するセンサであり、この書き出しセンサ25の検出結果をもとに、画像形成部11による長尺用紙Lpへの画像形成タイミング(つまり書き出しタイミング)が設定される。
また用紙送り部10では、第2の搬送ローラ対24と書き出しセンサ25との間で且つ第2の搬送ローラ対24の近傍に位置する、搬送路R上の位置W1が、長尺用紙Lp1を待機させる第1の待機位置W1に設定されている。さらに、用紙送り部10では、第2の搬送ローラ対24と書き出しセンサ25との間で、且つ第1の待機位置W1より用紙搬送方向下流側に位置する、搬送路R上の位置W2が、第2の待機位置W2に設定されている。つまり、用紙送り部10では、用紙送り部10内で長尺用紙Lpを待機させる場合、長尺用紙Lpの先端が第1の待機位置W1に位置する状態、もしくは第2の待機位置W2に位置する状態で待機させるようになっている。尚、このように、長尺用紙Lpの待機位置として、第1の待機位置W1と第2の待機位置W2を設けるようにした理由については後述する。
この用紙送り部10の用紙搬送方向下流側に位置する画像形成部11(図2)は、用紙送り部10から搬送されてくる長尺用紙Lpに画像を形成(つまり印刷)する部分であり、搬送路Rを間に挟んで上側に、複数(例えば3個)の画像形成ユニット30(30A~30C)が設けられ、搬送路Rを間に挟んで下側に、転写ベルト31と、複数(例えば3個)の転写ローラ32(32A~32C)が設けられている。
3個の画像形成ユニット30A~30Cは、搬送路Rに沿って前後方向に並べて設けられ、画像形成装置1で扱う3色のトナーの各々に対応している。これら3個の画像形成ユニット30(30A~30C)は、それぞれの感光体ドラム33(33A~33C)上に、長尺用紙Lpに転写されることになる、各色のトナー像を形成するようになっている。
転写ベルト31は、搬送路Rに沿って前後方向に延びる環状のベルトであり、前後方向に走行することで、長尺用紙Lpを搬送路Rに沿って搬送するようになっている。3個の転写ローラ32A~32Cは、転写ベルト31の内側に配置されていて、転写ベルト31を間に挟んで、3個の感光体ドラム33A~33Cのそれぞれと対向する位置に設けられている。これら3個の転写ローラ32A~32Cは、転写ローラ32A~32Cと感光体ドラム33A~33Cとの間を、長尺用紙Lpが通過する際に、感光体ドラム33A~33C上に形成された各色のトナー像を、長尺用紙Lpの表面に転写させるようになっている。
この画像形成部11の用紙搬送方向下流側に位置する定着器12は、トナー像が転写された状態の長尺用紙Lpを加熱及び加圧することによりトナー像を長尺用紙Lp上に定着させる部分である。さらにこの定着器12の用紙搬送方向下流側に位置する用紙排出部13は、定着器12を通過した長尺用紙Lpを、排出口6から筐体2の外部に排出する部分であり、搬送路R上の排出口6近傍に設けられた第3の搬送ローラ対40と排出センサ41とを有している。第3の搬送ローラ対40は、搬送路Rを挟んで上下方向に対向配置された2個の搬送ローラで構成され、長尺用紙Lpを搬送ローラの間に挟んで搬送するようになっている。排出センサ41は、長尺用紙Lpの有無を検出する為のセンサであり、第3の搬送ローラ対40と排出口6との間に設けられている。この排出センサ41の検出結果から長尺用紙Lp有りと検出されれば、画像形成装置1から長尺用紙Lpが排出されていることを意味する。画像形成装置1の外観構成及び内部のハードウェア構成は以上のようになっている。
[1-2.画像形成装置の機能構成]
次に、図5に示すブロック図を用いて、画像形成装置1の機能構成について説明する。画像形成装置1は、機能構成として、主制御部50と、記憶部51と、画像形成制御部52と、定着制御部53と、搬送制御部としての用紙搬送制御部54とを有している。
主制御部50は、記憶部51に格納されているプログラムを読み出して実行することにより、画像形成装置1全体を制御して、長尺用紙Lpへの印刷を行う。具体的にこの主制御部50は、PC(パーソナルコンピュータ)などの上位装置100から送られてくる印刷設定情報と印刷データを受け取り、受け取った印刷設定情報に基づいて印刷時の各種設定を行うとともに、画像形成制御部52、定着制御部53、及び用紙搬送制御部54を制御して、受け取った印刷データに基づく画像を長尺用紙Lpへ印刷する。
ここで、上位装置100から送られてくる印刷設定情報には、Qマークを利用するか否かを示すQマーク設定が含まれている。このQマーク設定は、Qマークを利用する場合には「Qマークあり」と設定され、Qマークを利用しない場合には「Qマークなし」と設定されるようになっている。
主制御部50は、Qマーク設定が「Qマークなし」である場合には、Qマーク検出センサ22の検出結果から得られる長尺用紙Lpの先端位置をもとに長尺用紙Lpの搬送制御を行う第1の印刷モード(以下、これを通常印刷モードと呼ぶ)で印刷するように各部を制御する。一方で、主制御部50は、Qマーク設定が「Qマークあり」である場合には、Qマーク検出センサ22の検出結果から得られるQマークの位置をもとに長尺用紙Lpの搬送制御を行う第2の印刷モード(以下、これをQマーク印刷モードと呼ぶ)で印刷するように各部を制御する。
記憶部51は、プログラム、印刷データ、長尺用紙Lpの先端位置及びQマークの位置、各種印刷設定などを記憶する。画像形成制御部52は、主制御部50の指示に従って画像形成部11を制御することにより、長尺用紙Lpに画像を形成する。定着制御部53は、主制御部50の指示に従って定着器12を制御することにより、長尺用紙Lpに形成された画像を定着させる。
用紙搬送制御部54は、主制御部50の指示に従って、搬送部としての第1乃至第3の搬送ローラ対21、24、40、及び転写ベルト31の駆動を制御することにより、搬送路Rに沿って長尺用紙Lpを搬送する。さらにこの用紙搬送制御部54は、用紙セット検出部54A、検出部としてのQマーク検出部54B、用紙送り出し制御部54C、用紙引き戻し制御部54Dを有している。
用紙セット検出部54Aは、用紙セット検出センサ20の検出結果をもとに、画像形成装置1に長尺用紙Lpがセットされたことを検出する。Qマーク検出部54Bは、Qマーク検出センサ22の検出結果をもとに、長尺用紙Lpの先端位置及びQマークの位置を検出する。具体的にQマーク検出部54Bは、Qマーク検出センサ22により検出されたQマークの先端の位置と後端の位置との中間地点を、Qマークの位置として算出する。
用紙送り出し制御部54Cは、Qマーク検出部54Bにより得られた長尺用紙Lpの先端位置をもとに、画像形成装置1にセットされた長尺用紙Lpを、第1の待機位置W1又は第2の待機位置W2まで搬送して停止させる。具体的に用紙送り出し制御部54Cは、通常印刷モード時には、長尺用紙Lpを第1の待機位置W1まで搬送して停止させ、Qマーク印刷モード時には、長尺用紙Lpを第2の待機位置W2まで搬送して停止させるようになっている。
用紙引き戻し制御部54Dは、第1の待機位置W1又は第2の待機位置W2で停止している長尺用紙Lpを、先端がQマーク検出センサ22で検出されるまで引き戻して(逆搬送させて)停止させる。このとき、長尺用紙Lpは、先端がQマーク検出センサ22の検出位置W0よりわずかに用紙搬送方向上流側となる位置で停止することになる。つまり、用紙引き戻し制御部54Dは、長尺用紙Lpを、先端が検出位置W0より用紙搬送方向上流側となる位置まで引き戻して停止させる。尚、用紙引き戻し制御部54Dが、どのような場合に、長尺用紙Lpを引き戻すのかについては後述する。
さらに用紙搬送制御部54は、用紙セット検出部54Aにより長尺用紙Lpがセットされたことを検出すると、その旨を主制御部50に通知するようにもなっている。主制御部50は、長尺用紙Lpがセットされた旨の通知を受けると、例えば画像形成制御部52と定着制御部53に印刷準備を開始するよう指示する。さらに用紙搬送制御部54は、用紙セット検出部54Aにより得られた長尺用紙Lpの先端位置及びQマークの位置を、主制御部50に通知するようにもなっている。主制御部50は、長尺用紙Lpの先端位置及びQマークの位置が通知されると、これらの位置に基づいて、長尺用紙Lpに対するカットタイミングを設定してカッタ23を駆動したり、長尺用紙Lpに対する画像形成タイミングを設定して画像形成制御部52に通知したりする。画像形成装置1の機能構成は以上のようになっている。
[1-3.画像形成装置の印刷動作]
ここで、画像形成装置1の印刷動作の概要について簡単に説明する。画像形成装置1の主制御部50は、通常印刷モード又はQマーク印刷モードで印刷動作を開始する。主制御部50は、印刷動作を開始すると、用紙搬送制御部54により、長尺用紙Lpを用紙送り部10内の第1の待機位置W1又は第2の待機位置W2まで搬送させ、第1の待機位置W1又は第2の待機位置W2に待機させる。このとき、用紙搬送制御部54は、通常印刷モードであれば、Qマーク検出部54Bにより、長尺用紙Lpの先端位置を検出し、Qマーク印刷モードであれば、Qマーク検出部54Bにより、長尺用紙Lpの先端位置とQマークの位置を検出するようになっている。その後、主制御部50は、例えば画像形成部11での印刷準備が完了すると、用紙搬送制御部54により、長尺用紙Lpの搬送を再開させ、画像形成部11へ搬送する。またこのとき、主制御部50は、カッタ23により長尺用紙Lpを所定の切断位置で切断する。
画像形成制御部52は、画像形成部11によって、用紙送り部10から搬送されてきた長尺用紙Lpの表面に画像を形成(つまり印刷)し、この長尺用紙Lpを定着器12へ搬送する。定着器12は、画像形成部11から搬送されてきた長尺用紙Lpに転写されているトナー像を長尺用紙Lp上に定着させ、この長尺用紙Lpを用紙排出部13に搬送する。用紙排出部13は、定着器12から搬送されてきた長尺用紙Lpを、排出口6から筐体2の外部に排出する。このようにして、画像形成装置1では、長尺用紙Lpに画像を印刷して排出するようになっている。
[1-4.第1の待機位置と第2の待機位置とを設けた理由]
次に、長尺用紙Lpの待機位置として、第1の待機位置W1と第2の待機位置W2とを設けた理由について説明する。この理由を説明するにあたり、まず長尺用紙Lpと、第1の待機位置W1及び第2の待機位置W2との関係について、図3(A)、(B)、及び図4を用いて説明する。上述したように、長尺用紙Lp1は、QマークとしてのブラックマークBmが用紙搬送方向に一定の間隔を空けて設けられている。ここで、ブラックマークBmの用紙搬送方向の長さをD1、ブラックマークBmの間隔(ブラックマークBmの先端から次のブラックマークBmの先端までの距離)をD2とする。一方、長尺用紙Lp2は、Qマークとしてのラベル間台紙部分Mobが用紙搬送方向に一定の間隔を空けて設けられている。ここで、ラベル間台紙部分Mobの用紙搬送方向の長さをD3、ラベル間台紙部分Mobの間隔(ラベル間台紙部分Mobの先端から次のラベル間台紙部分Mobの先端までの距離)をD4とする。ここでは、説明を簡単にする為、D1=D3、D2=D4とする。つまり、長尺用紙Lp1、Lp2は、Qマークの長さがD1、Qマークの間隔がD2となっている。
これに対して、用紙送り部10でのQマーク検出センサ22の検出位置W0から第1の待機位置W1までの距離をDa、第1の待機位置W1から第2の待機位置W2までの距離をDbとする。ここで、検出位置W0から第1の待機位置W1までの距離Daは、長尺用紙LpのQマークの間隔D2より狭く、Qマークの長さD1より十分長くなっている。つまりD1<Da<D2となっている。これにより、用紙送り部10では、長尺用紙Lpの先端が第1の待機位置W1に到達するまでの間に、検出位置W0を通過するQマークの数が1個以下に制限される。また第1の待機位置W1から第2の待機位置W2までの距離Dbは、Qマークの長さD1より長くなっている。つまりDb>D1となっている。
ところで、長尺用紙Lpは、先端から、先端に1番近いQマークまでの間隔が、例えば長尺用紙Lpごとに変わったり、カットされた位置により変わったりする。この為、長尺用紙Lpを第1の待機位置W1まで搬送して停止させたときに、長尺用紙LpのQマークの先端と後端との間に、Qマーク検出センサ22の検出位置W0が位置することがある。
ここで、長尺用紙Lpの待機位置が第1の待機位置W1のみの場合、Qマーク検出センサ22は、長尺用紙Lpが第1の待機位置W1で停止する直前にQマークの先端を検出し、長尺用紙Lpが第1の待機位置W1から搬送を再開した直後にQマークの後端を検出することになる。このとき、用紙送り出し制御部54Cが、長尺用紙Lpを待機又は搬送再開するよう、第1及び第2の搬送ローラ対21、24を駆動する駆動部に指示を出してから実際に長尺用紙Lpが待機又は搬送再開するまでにタイムラグが発生する。
この為、Qマーク検出センサ22により検出されたQマークの後端の位置が実際の位置とずれ、検出されたQマークの先端と後端との間隔が、実際の間隔(つまりD1)より長くなってしまう。この結果、Qマーク検出部54Bにより算出されたQマークの位置に誤差が生じる。尚、長尺用紙Lpを第1の待機位置W1に停止させる前、もしくは搬送を再開した後に、Qマーク検出センサ22によりQマークの先端と後端を連続して検出する場合は、タイムラグの影響を受けない為、Qマーク検出部54Bにより算出されたQマークの位置は正確となる。つまり、Qマークの位置を正確に得る為には、長尺用紙Lpを待機位置で停止させたときに、Qマークが、Qマーク検出センサ22の検出位置W0から外れている必要がある。
このような理由から、長尺用紙Lpの待機位置として、第1の待機位置W1の他に、第2の待機位置W2を設けるようになっている。つまり、用紙搬送制御部54では、長尺用紙Lpの先端が第1の待機位置W1に到達するまでに、Qマーク検出センサ22がQマークの先端を検出すると、用紙送り出し制御部54Cが、待機位置を第2の待機位置W2に変更し、長尺用紙Lpを第2の待機位置W2まで搬送して停止させる。
このとき、第1の待機位置W1から第2の待機位置W2までの距離Dbが、Qマークの長さD1より長いため、Qマークは、必ず検出位置W0より用紙搬送方向下流側に位置することになる。よって、Qマーク検出センサ22は、長尺用紙Lpの先端が第1の待機位置W1から第2の待機位置W2に到達するまでの間に、Qマークの後端を検出することになる。こうすることで、Qマーク検出センサ22は、長尺用紙Lpの先端が第2の待機位置W2に到達するまでの間に、Qマークの先端と後端を連続して検出することができる。
尚、第1の待機位置W1から第2の待機位置W2までの距離Dbが長すぎると、長尺用紙Lpを第2の待機位置W2まで搬送したときに、次のQマークが、検出位置W0に到達してしまう可能性が出てくるとともに、用紙送り部10が大型化してしまう。ゆえに、距離Dbは、Qマークの長さD1よりは長く、且つできるだけ短いことが望ましい。
このように、画像形成装置1では、第1の待機位置W1と第2の待機位置W2を設けたことで、長尺用紙Lpを停止させたときに、Qマークの先端と後端との間にQマーク検出センサ22の検出位置W0が位置する状況を回避して、正確にQマークの位置を取得できるようになっている。第1の待機位置W1と第2の待機位置W2とを設けた理由は、以上である。尚、第2の待機位置W2を利用するのは、Qマーク設定が「Qマークあり」の場合(つまりQマーク印刷モードの場合)のみであり、Qマーク設定が「Qマークなし」の場合(つまり通常印刷モードの場合)は、第2の待機位置W2は利用しない。
ところで、画像形成装置1では、ユーザにより長尺用紙Lpがセットされた後に、ユーザによってQマーク設定が変更される場合がある。例えば、上位装置100から受け取ったQマーク設定情報に「Qマークなし」と記されていることから(もしくは画像形成装置1のQマーク設定の初期値が「Qマークなし」であることから)、画像形成装置1が、通常印刷モードで動作して、ユーザによりセットされた長尺用紙Lpを第1の待機位置W1まで搬送して待機させたとする。ここで、ユーザが上位装置100を介してQマーク設定を「Qマークあり」に変更したとする。
この場合、画像形成装置1が、例えば、第1の待機位置W1に待機させている長尺用紙Lpの搬送を再開した後、例えば長尺用紙Lp2が第2の待機位置W2に到達するまでにQマーク検出センサ22によりQマークを検出しようとすると、Qマークを正確に検出できない場合がある。具体的には、長尺用紙Lpを第1の待機位置W1に待機させた時点で、既に長尺用紙LpのQマークがQマーク検出センサ22の検出位置W0を通過している場合や、長尺用紙Lpを第1の待機位置W1に待機させた時点で、Qマークの先端と後端との間に検出位置W0が位置している場合、Qマークを正確に検出できない。このようにQマークを正確に検出できないと、画像形成装置1では、Qマークの未検出エラーとなり、長尺用紙Lpを適切に搬送できなくなる。ゆえにこの場合、画像形成装置1では、例えば、主制御部50が、Qマークを検出できなかった旨を表示部4に表示させ、ユーザに長尺用紙Lpを再セットさせる。
そこで、本実施の形態の画像形成装置1では、ユーザにより長尺用紙Lpがセットされた後に、Qマーク設定が「Qマークなし」から「Qマークあり」に変更されたことにより通常印刷モードからQマーク印刷モードへ切り替える場合に、用紙引き戻し制御部54Dにより、第1の待機位置W1に待機させている長尺用紙Lpを、先端がQマーク検出センサ22の検出位置W0よりわずかに用紙搬送方向上流側となる位置まで引き戻してから、長尺用紙Lp1の搬送を再開するようにした。これにより、画像形成装置1では、搬送再開後、長尺用紙Lp1が第1の待機位置W1に到達するまでに、長尺用紙LpのQマークをQマーク検出センサ22で正確に検出できる。
このような動作(以下、これを用紙待機動作と呼ぶ)により、本実施の形態の画像形成装置1では、ユーザにより長尺用紙Lpがセットされた後に、Qマーク設定が変更されて印刷モードを切り替える場合でも、Qマークを正確に検出できるようになっている。以下、この用紙待機動作について詳しく説明する。
[1-5.用紙送り部での用紙待機動作]
図6に示すフローチャートを用いて、Qマーク設定が変更される場合の用紙待機動作の手順について詳しく説明する。ここでは、最初のQマーク設定が「Qマークなし」であり、画像形成装置1にセットされた長尺用紙LpがブラックマークBmを有する長尺用紙Lp1である場合を例に説明する。この用紙待機動作は、用紙搬送制御部54が主体となって実行する動作である。さらに以下では、用紙待機動作の手順とともに、用紙待機動作時の長尺用紙Lp1の位置の変化について、図7に示す遷移図を用いて説明する。
図6に示すステップSP1において、用紙セット検出部54Aが画像形成装置1に長尺用紙Lp1がセットされたことを検出すると、用紙搬送制御部54は、ステップSP2に移る。このときの長尺用紙Lp1の位置は、図7に示すパターンPt1となる。つまり、このときの長尺用紙Lp1は、先端が用紙セット検出センサ20とQマーク検出センサ22との間に位置している。
ステップSP2において、用紙搬送制御部54は、Qマーク設定が「Qマークなし」であると主制御部50から通知されていることにより、通常印刷モードで動作し、長尺用紙Lp1の搬送を開始するよう、用紙送り出し制御部54Cに指示する。この指示にしたがって、用紙送り出し制御部54Cは、長尺用紙Lp1の搬送を開始する。
つづくステップSP3において、用紙送り出し制御部54Cは、Qマーク検出センサ22により得られた長尺用紙Lp1の先端の位置をもとに、長尺用紙Lp1を第1の待機位置W1まで搬送して停止させる。このときの長尺用紙Lp1の位置は、図7に示すパターンPt2となる。つまり、このときの長尺用紙Lp1は、先端が第1の待機位置W1に位置している。
ここで、上位装置100によりQマーク設定が「Qマークなし」から「Qマークあり」に変更されたとする。このとき、主制御部50は、Qマーク設定が「Qマークあり」に変更されたことを印刷設定情報として上位装置100から受け取り、Qマーク設定が「Qマークあり」に変更されたことを用紙搬送制御部54に通知する。
ステップSP4において、用紙搬送制御部54は、主制御部50から、Qマーク設定が「Qマークあり」に変更されたことの通知を受け取る。つづくステップSP5において、用紙搬送制御部54は、Qマーク設定が「Qマークあり」に変更されたことにより、長尺用紙Lp1を引き戻すよう、用紙引き戻し制御部54Dに指示する。この指示に従って、用紙引き戻し制御部54Dは、長尺用紙Lp1の先端がQマーク検出センサ22で検出されるまで、長尺用紙Lp1を引き戻して停止させる。このときの長尺用紙Lp1の位置は、図7に示すパターンPt3、Pt4となる。つまり、このときの長尺用紙Lp1は、先端がQマーク検出センサ22の検出位置W0よりわずかに用紙搬送方向上流側(図7中右側)となるまで引き戻されている。
つづくステップSP6において、用紙搬送制御部54は、Qマーク印刷モードで動作し、長尺用紙Lp1の搬送を再開するよう、用紙送り出し制御部54Cに指示する。この指示にしたがって、用紙送り出し制御部54Cは、長尺用紙Lp1の搬送を再開する。
つづくステップSP7において、用紙搬送制御部54は、長尺用紙Lp1の搬送中にQマーク検出部54BがQマーク(ここではブラックマークBm)を検出すると、Qマークを検出した旨を用紙送り出し制御部54Cに通知する。このときの長尺用紙Lp1の位置は、図7に示すパターンPt5となる。つまり、このときの長尺用紙Lp1は、先端が第1の待機位置W1に到達してなく、Qマーク(ブラックマークBm)がQマーク検出センサ22の検出位置W0に到達している。
つづくステップSP8において、用紙送り出し制御部54Cは、長尺用紙Lp1が第1の待機位置W1に到達する前にQマークが検出されたことにより、長尺用紙Lp1の待機位置を第1の待機位置W1から第2の待機位置W2に変更して、長尺用紙Lp1を第2の待機位置W2まで搬送して停止させる。このときの長尺用紙Lp1の位置は、図7に示すパターンPt6となる。つまり、このときの長尺用紙Lp1は、先端が第2の待機位置W2に位置している。尚、ここでは、長尺用紙Lp1を第2の待機位置W2に待機させているが、もし長尺用紙Lp1が第1の待機位置W1に到達するまでにQマークが検出されなかった場合には、用紙送り出し制御部54Cが、長尺用紙Lp1を第1の待機位置W1に待機させるようになっている。この場合、主制御部50は、例えば、Qマークの未検出エラーを表示部4に表示させる。用紙待機動作の手順は、以上のようになっている。ちなみに、画像形成装置1にセットされた長尺用紙Lpがラベル間台紙部分Mobを有する長尺用紙Lp2である場合の用紙待機動作も、図6に示す用紙待機動作と同様である。
[1-6.まとめと効果]
ここまで説明したように、第1の実施の形態による画像形成装置1では、利用者により長尺用紙Lpがセットされた後、Qマーク設定が「Qマークなし」であることから(つまりQマークを利用しないように設定されていることから)、用紙搬送制御部54が、第1の印刷モードで動作して、用紙送り出し制御部54Cにより、長尺用紙Lpを第1の待機位置W1まで搬送して停止させる。ここで、用紙搬送制御部54は、Qマーク設定が「Qマークなし」から「Qマークあり」に変更されることにより(つまりQマークを利用するよう設定されることにより)、第1の印刷モードから第2の印刷モードへ切り替える際に、用紙引き戻し制御部54Dにより、長尺用紙Lpを、第1の待機位置W1から、Qマーク検出センサ22の検出位置W0より用紙搬送方向上流側となる位置まで引き戻してから、再搬送するようにした。
こうすることで、画像形成装置1では、第1の印刷モードから第2の印刷モードに切り替えた場合でも、Qマークを検出する際の長尺用紙Lpの搬送距離として、十分な距離(検出位置W0から第1の待機位置W1までの距離Da)を確保することができる。これにより、画像形成装置1は、長尺用紙Lpがセットされた後に、Qマーク設定が変更されることに応じて印刷モードを切り替えた場合でも、Qマークを正確に検出することができ、長尺用紙Lpを適切に搬送することができる。かくして、第1の実施の形態の画像形成装置1は、従来と比べてより確実に適切な搬送制御を行うことができる。
また第1の実施の形態の画像形成装置1では、Qマークをより正確に検出することができるので、Qマークの未検出エラーとなる状況を抑制でき、ユーザに長尺用紙Lpを再セットさせるような状況を極力回避することができる。
[2.第2の実施の形態]
次に第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態は、用紙搬送制御部54の構成と、用紙搬送制御部54による用紙待機動作とが、第1の実施の形態とは異なる実施の形態であり、これら以外の部分については、第1の実施の形態と同様である。ゆえに、ここでは、用紙搬送制御部54の構成と、用紙待機動作についてのみ説明する。尚、第1の実施の形態と区別する為、第2の実施の形態の用紙搬送制御部54を、以下、用紙搬送制御部54xとする。
[2-1.用紙搬送制御部の構成]
図8に、用紙搬送制御部54xの構成を示す。尚、図8に示す、用紙搬送制御部54x以外の機能構成(主制御部50、記憶部51、画像形成制御部52、定着制御部53)については、第1の実施の形態と同様の為、説明は省略する。
用紙搬送制御部54xは、第1の実施の形態の用紙搬送制御部54に、用紙引き戻し有無判定部54Eを追加した構成となっている。用紙引き戻し有無判定部54Eは、利用者により長尺用紙Lpがセットされた後、Qマーク設定が変更されると、変更前のQマーク設定と変更後のQマーク設定をもとに、長尺用紙Lpを引き戻す必要があるか否かを判定する。
尚、第1の実施の形態では、Qマークを利用する場合にはQマーク設定が「Qマークあり」と設定され、Qマークを利用しない場合にはQマーク設定が「Qマークなし」と設定されるようになっていた。これに対して、第2の実施の形態では、Qマークを利用する場合で且つブラックマークを利用する場合にはQマーク設定が「ブラックマーク」と設定され、Qマークを利用する場合で且つラベル間台紙部分を利用する場合には「ラベル」と設定され、Qマークを利用しない場合には「Qマークなし」と設定されるようになっている。つまり、第2の実施の形態では、Qマークを利用する場合のQマーク設定に、利用するQマークの種類(ブラックマーク、ラベル間台紙部分)が設定されるようになっている。
そして、用紙引き戻し有無判定部54Eは、このようなQマーク設定をもとに、長尺用紙Lpを引き戻す必要があるか否かを判定するようになっている。具体的な判定方法については後述する。用紙搬送制御部54xの構成は以上のようになっている。
[2-2.用紙送り部での用紙待機動作]
次に、Qマーク設定が変更される場合の用紙待機動作の手順について、図9に示すフローチャートを用いて詳しく説明する。ここでは、最初のQマーク設定が「ブラックマーク」であり、画像形成装置1にセットされた長尺用紙Lpが、ブラックマークBmを有する長尺用紙Lp1、もしくはラベル間台紙部分MobにくわえてブラックマークBmも有する長尺用紙Lp2である場合を例に説明する。この用紙待機動作は、用紙搬送制御部54xが主体となって実行する動作である。さらに以下では、用紙待機動作の手順とともに、用紙待機動作時の長尺用紙Lp1、Lp2の位置の変化について、図10(A)、(B)に示す遷移図を用いて説明する。
図9に示すステップSP10において、用紙セット検出部54Aが画像形成装置1に長尺用紙Lp(長尺用紙Lp1又は長尺用紙Lp2)がセットされたことを検出すると、用紙搬送制御部54xは、ステップSP11に移る。ここで、このときの長尺用紙Lpの位置は、長尺用紙Lp1の場合、図10(A)に示すパターンPt10、長尺用紙Lp2の場合、図10(B)に示すパターンPt20となる。つまり、このときの長尺用紙Lpは、先端が用紙セット検出センサ20とQマーク検出センサ22との間に位置している。
ステップSP11において、用紙搬送制御部54xは、Qマーク設定が「ブラックマーク」であると主制御部50から通知されていることにより、Qマーク印刷モードで動作し、長尺用紙Lpの搬送を開始するよう、用紙送り出し制御部54Cに指示する。この指示にしたがって、用紙送り出し制御部54Cは、長尺用紙Lpの搬送を開始する。
つづくステップSP12において、用紙搬送制御部54xは、長尺用紙Lpの搬送中にQマーク検出部54BがブラックマークBmを検出すると、ブラックマークBmを検出した旨を用紙送り出し制御部54Cに通知する。このときの長尺用紙Lpの位置は、長尺用紙Lp1の場合、図10(A)に示すパターンPt11、長尺用紙Lp2の場合、図10(B)に示すパターンPt21となる。つまり、このときの長尺用紙Lpは、先端が第1の待機位置W1に到達してなく、ブラックマークBmがQマーク検出センサ22の検出位置W0に到達している。
つづくステップSP13において、用紙送り出し制御部54Cは、長尺用紙Lpが第1の待機位置W1に到達する前にブラックマークBmが検出されたことにより、長尺用紙Lpの待機位置を第1の待機位置W1から第2の待機位置W2に変更して、長尺用紙Lpを第2の待機位置W2まで搬送して停止させる。このときの長尺用紙Lpの位置は、長尺用紙Lp1の場合、図10(A)に示すパターンPt12となり、長尺用紙Lp2の場合、図10(B)に示すパターンPt22となる。つまり、このときの長尺用紙Lpは、先端が第2の待機位置W2に位置している。尚、ここでは、長尺用紙Lpを第2の待機位置W2に待機させているが、もし長尺用紙Lpが第1の待機位置W1に到達するまでにブラックマークBmが検出されなかった場合には、用紙送り出し制御部54Cが、長尺用紙Lp1を第1の待機位置W1に待機させ、主制御部50が、例えば、ブラックマークBmの未検出エラーを表示部4に表示させる。
ここで、上位装置100によりQマーク設定が変更されたとする。このとき、主制御部50は、Qマーク設定が「Qマークなし」に変更されたこと、又はQマーク設定が「ラベル」に変更されたことを印刷設定情報として上位装置100から受け取り、Qマーク設定が「Qマークなし」に変更されたこと、又はQマークが「ラベル」に変更されたことを用紙搬送制御部54xに通知する。
ステップSP14において、用紙搬送制御部54xは、主制御部50から、Qマーク設定が「Qマークなし」に変更されたこと、又はQマーク設定が「ラベル」に変更されたことの通知を受け取る。つづくステップSP15において、用紙搬送制御部54xは、変更前のQマーク設定が「ブラックマーク」で、変更後のQマーク設定が「Qマークなし」である旨を、用紙引き戻し有無判定部54Eに通知して、長尺用紙Lpを引き戻す必要があるか否かを判定させる。
つづくステップSP16において、用紙引き戻し有無判定部54Eは、図11に示す表に基づいて、長尺用紙Lpを引き戻す必要があるか否かを判定する。この図11に示す表は、変更前のQマーク設定と変更後のQマーク設定との組み合わせパターンごとの、引き戻す必要の有無を示していて、〇印は引き戻す必要があることを示し、×印は引き戻す必要がないことを示している。尚、図11に示す表では、組み合わせパターンごとの引き戻す必要の有無を、Qマーク設定が変更されたときの待機位置が第1の待機位置W1の場合と、第2の待機位置W2の場合とで分けているが、第1の待機位置W1の場合と第2の待機位置W2の場合とで引き戻す必要の有無は変わらないので、第1の待機位置W1の場合と、第2の待機位置W2の場合とに分けなくてもよい。
この表は、変更前のQマーク設定がQマークを利用する「ブラックマーク」又は「ラベル」であり、変更後のQマーク設定が「Qマークなし」の場合は、長尺用紙Lpを引き戻す必要がなく、それ以外の場合は、長尺用紙Lpを引き戻す必要があることを示している。
別の言い方をすると、この表は、変更後のQマーク設定がQマークを利用する「ブラックマーク」又は「ラベル」である場合には、Qマークを検出しなければならないことから長尺用紙Lpを引き戻す必要があり、変更後のQマーク設定がQマークを利用しない「Qマークなし」である場合には、Qマークを検出しなくてよいことから長尺用紙Lpを引き戻す必要はないことを示している。
尚、この表に示すように、変更前のQマーク設定が「ブラックマーク」で、変更後のQマーク設定が「ラベル」であるような場合、つまりQマーク設定の変更前と変更後とでQマークを利用することは変わらないが利用するQマークの種類が変わる場合も、長尺用紙Lpを引き戻す必要がある。これは、例えば、利用するQマークの種類がブラックマークBmからラベル間台紙部分Mobに変わった場合、長尺用紙Lpを一旦引き戻さないと、Qマーク検出センサ22でラベル間台紙部分Mobを正確に検出できない為である。
用紙引き戻し有無判定部54Eは、この表に対応する引き戻し有無判定テーブルを記憶保持していて、この引き戻し有無判定テーブルの内容に基づいて、長尺用紙Lpを引き戻す必要があるか否かを判定する。
ここで例えば、第2の待機位置W2に待機させている長尺用紙Lpが長尺用紙Lp1であり、Qマーク設定が「ブラックマーク」から「Qマークなし」に変更されたとする。この場合、用紙引き戻し有無判定部54Eは、長尺用紙Lp1を引き戻す必要がないと判定することにより、ステップSP16で否定結果を得て、長尺用紙Lp1を引き戻す必要がない旨を用紙搬送制御部54xに通知する。用紙搬送制御部54xは、長尺用紙Lp1を引き戻す必要がないとの通知を受けた場合、長尺用紙Lp1を第2の待機位置W2に待機させたまま(つまり待機状態のまま)、用紙待機動作を終了する。以降、用紙搬送制御部54xは、Qマークを利用しない通常印刷モードで動作する。
一方で、例えば、第2の待機位置W2に待機させている長尺用紙Lpが長尺用紙Lp2であり、Qマーク設定が「ブラックマーク」から「ラベル」に変更されたとする。この場合、用紙引き戻し有無判定部54Eは、長尺用紙Lp2を引き戻す必要があると判定することにより、ステップSP16で肯定結果を得て、長尺用紙Lp2を引き戻す必要がある旨を用紙搬送制御部54xに通知する。
用紙搬送制御部54xは、長尺用紙Lp2を引き戻す必要があるとの通知を受けた場合、ステップSP17において、長尺用紙Lp2を引き戻すよう、用紙引き戻し制御部54Dに指示する。この指示に従って、用紙引き戻し制御部54Dは、長尺用紙Lp2の先端がQマーク検出センサ22で検出されるまで、長尺用紙Lp2を引き戻して停止させる。このときの長尺用紙Lp2の位置は、図10(B)に示すパターンPt23、Pt24となる。つまり、このときの長尺用紙Lp2は、先端がQマーク検出センサ22の検出位置W0よりわずかに用紙搬送方向上流側(図10(B)中右側)となるまで引き戻されている。
つづくステップSP18において、用紙搬送制御部54xは、Qマーク印刷モードのまま、長尺用紙Lp2の搬送を再開するよう、用紙送り出し制御部54Cに指示する。この指示にしたがって、用紙送り出し制御部54Cは、長尺用紙Lp2の搬送を再開する。
つづくステップSP19において、用紙搬送制御部54xは、長尺用紙Lp2の搬送中にQマーク検出部54Bがラベル間台紙部分Mobを検出すると、ラベル間台紙部分Mobを検出した旨を用紙送り出し制御部54Cに通知する。このときの長尺用紙Lp2の位置は、図10(B)に示すパターンPt25となる。つまり、このときの長尺用紙Lp2は、先端が第1の待機位置W1に到達してなく、ラベル間台紙部分MobがQマーク検出センサ22の検出位置W0に到達している。
つづくステップSP20において、用紙送り出し制御部54Cは、長尺用紙Lp2が第1の待機位置W1に到達する前にラベル間台紙部分Mobが検出されたことにより、長尺用紙Lp2の待機位置を第1の待機位置W1から第2の待機位置W2に変更して、長尺用紙Lp2を第2の待機位置W2まで搬送して待機させる。尚、ここでは、長尺用紙Lp2を第2の待機位置W2に待機させているが、もし長尺用紙Lp2が第1の待機位置W1に到達するまでにラベル間台紙部分Mobが検出されなかった場合には、用紙送り出し制御部54Cが、長尺用紙Lp2を第1の待機位置W1に待機させるようになっている。この場合、主制御部50は、例えば、ラベル間台紙部分Mobの未検出エラーを表示部4に表示させる。用紙待機動作の手順は、以上のようになっている。
[2-3.まとめと効果]
ここまで説明したように、第2の実施の形態による画像形成装置1では、利用者により長尺用紙Lpがセットされた後、Qマーク設定が変更されると、変更前のQマーク設定と変更後のQマーク設定とに基づいて、用紙搬送制御部54xが、用紙引き戻し有無判定部54Eにより、長尺用紙Lpを引き戻すか否かを判定するようにした。すなわち、用紙引き戻し有無判定部54Eは、変更前のQマーク設定がQマークを利用しない「Qマークなし」であり、変更後のQマーク設定がQマークを利用する「ブラックマーク」又は「ラベル」である場合や、変更前のQマーク設定と変更後のQマーク設定とでQマークの種類が変わる場合には、Qマーク設定の変更後にQマークを検出しなければならないことから長尺用紙Lpを引き戻す必要があると判定し、変更前のQマーク設定がQマークを利用する「ブラックマーク」又は「ラベル」であり、変更後のQマーク設定がQマークを利用しない「Qマークなし」である場合には、Qマーク設定の変更後にQマークを検出しなくてよいことから長尺用紙Lpを引き戻す必要はないと判定するようにした。
そして用紙搬送制御部54xは、用紙引き戻し有無判定部54Eにより長尺用紙Lpを引き戻す必要がないと判定された場合には、待機させている長尺用紙Lpをそのまま待機させ、用紙引き戻し有無判定部54Eにより長尺用紙Lpを引き戻す必要があると判定された場合には、用紙引き戻し制御部54Dにより、待機させている長尺用紙Lpを、Qマーク検出センサ22の検出位置W0より用紙搬送方向上流側となる位置まで引き戻してから、再搬送するようにした。
こうすることで、画像形成装置1では、変更後のQマーク設定が「Qマークなし」である場合(つまりQマーク印刷モードから通常印刷モードに切り替える場合)のように、長尺用紙Lpを一旦引き戻してからQマークを検出する必要がない場合には、長尺用紙Lpを引き戻す動作を省略して、迅速に印刷を行うことができる。
また画像形成装置1では、変更前のQマーク設定がQマークを利用しない「Qマークなし」であり、変更後のQマーク設定がQマークを利用する「ブラックマーク」又は「ラベル」である場合だけでなく、変更前のQマーク設定と変更後のQマーク設定とで利用するQマークの種類が変わる場合(つまり利用するQマークの種類を変更する設定が行われた場合)も、長尺用紙Lpを一旦引き戻してからQマークを検出するようにした。これにより画像形成装置1では、利用者により長尺用紙Lpがセットされた後、利用するQマークの種類が変わった場合も、Qマークを正確に検出することができ、長尺用紙Lpを適切に搬送することができる。かくして、第2の実施の形態の画像形成装置1は、印刷モードを切り替えたり、利用するQマークを変更したりしても、適切な搬送制御を行うことができる。
[3.他の実施の形態]
[3-1.他の実施の形態1]
尚、上述した第1及び第2の実施の形態では、長尺用紙Lp1のブラックマークBmの長さD1と、長尺用紙Lp2のラベル間台紙部分Mobの長さD3とが等しく、また長尺用紙Lp1のブラックマークBmの間隔D3と、長尺用紙Lp2のラベル間台紙部分Mobの間隔D4とが等しくなっているとした。これに限らず、例えば、長尺用紙Lp1のブラックマークBmの長さD1と、長尺用紙Lp2のラベル間台紙部分Mobの長さD3とが異なっていてもよい。
この場合、例えば、第1の待機位置W1から第2の待機位置W2までの距離Dbを、D1とD3のうちの大きい方より長くすればよい。このようにすれば、長尺用紙Lp1、Lp2のどちらがセットされても、第2の待機位置W2で待機させたときに、長尺用紙Lp1、Lp2のQマークをQマーク検出センサ22の検出位置W0から外すことができる。
またこれに限らず、長尺用紙Lp1のブラックマークBmの長さD1と、長尺用紙Lp2のラベル間台紙部分Mobの長さD3とが異なっている場合に、図12に示すように、例えば、長尺用紙Lp1用紙の第2の待機位置W2とは別に、長尺用紙Lp2用の第3の待機位置W3を設けるようにしてもよい。この場合、第1の待機位置W1から第3の待機位置W3までの距離Dcを、D3より長くすればよい。
さらに長尺用紙Lp1のブラックマークBmの間隔D3と、長尺用紙Lp2のラベル間台紙部分Mobの間隔D4とが異なっていてもよい。この場合、例えば、検出位置W0から第1の待機位置W1までの距離Daを、D3とD4のうちの小さい方より狭くすればよい。このようにすれば、長尺用紙Lp1、Lp2のどちらがセットされても、長尺用紙Lp1、Lp2の先端が第1の待機位置W1に到達するまでの間に、検出位置W0を通過するQマークの数を1個以下に制限することができる。
[3-2.他の実施の形態2]
また上述した第1及び第2の実施の形態では、画像形成装置1が、ブラックマークBmを有する長尺用紙Lp1と、ラベル間台紙部分Mobを有する長尺用紙Lp2とに対応するとしたが、これに限らず、ブラックマークBmやラベル間台紙部分Mob以外の位置検出用目印(Qマーク)を有する長尺用紙Lpに対応するようにしてもよい。例えば、位置検出用目印としての切り欠きを幅方向の端部に有する長尺用紙Lpや、位置検出用目印としての穴を有する長尺用紙Lpなどに対応するようにしてもよい。
このように対応する長尺用紙が増えた場合(つまり検出するQマークの種類が増えた場合)でも、上述した第1及び第2の実施の形態と同様の用紙待機動作により、適切な搬送制御を行うことができる。
さらに上述した第1及び第2の実施の形態では、画像形成装置1が、ロール紙である長尺用紙Lpに対応するとしたが、これに限らず、折り畳まれているファンフォールド紙などの長尺用紙Lpに対応するようにしてもよい。
[3-3.他の実施の形態3]
さらに上述した第1及び第2の実施の形態では、第1の印刷モードを、長尺用紙Lpの先端をもとに搬送制御を行う通常印刷モードとし、第2の印刷モードを、Qマーク(位置検出用目印)をもとに搬送制御を行うQマーク印刷モードとし、第1の印刷モードを用いて、長尺用紙Lpを第1の待機位置まで搬送して停止させた後、第1の印刷モードから第2の印刷モードへ切り替える場合に、長尺用紙Lpを第1の待機位置から検出位置W0よりも用紙搬送方向上流側となる位置まで一旦引き戻すようにした。ここで、第1の印刷モードを、長尺用紙Lpの先端とQマークとのうちの一方をもとに搬送制御を行う印刷モードとし、第2の印刷モードを、長尺用紙Lpの先端とQマークとのうちの他方をもとに搬送制御を行う印刷モードとし、第1の印刷モードを用いて、長尺用紙Lpを第1の待機位置まで搬送して停止させた後、第1の印刷モードから第2の印刷モードへ切り替える場合に、長尺用紙Lpを第1の待機位置から検出位置W0よりも用紙搬送方向上流側となる位置まで一旦引き戻すようにしてもよい。つまり、長尺用紙Lpを第1の待機位置W1まで搬送して停止させた後、長尺用紙Lpを第1の待機位置W1とは異なる第2の待機位置W2まで搬送して停止させる印刷モードに切り替える場合に、長尺用紙Lpを第1の待機位置から検出位置W0よりも用紙搬送方向上流側となる位置まで一旦引き戻すようにしてもよい。
[3-4.他の実施の形態4]
さらに上述した各実施の形態では、画像形成装置1に本発明を適用したが、これに限らず、例えば、画像形成装置1とは異なる画像形成部11を有する画像形成装置にも適用できる。例えば、画像形成ユニットで形成されたトナー像を中間転写ベルトに転写してから長尺用紙Lpに転写する中間転写方式の画像形成部を有する画像形成装置に適用してもよい。また、1個の画像形成ユニットで構成される単色画像形成部を備えた画像形成装置や、4個以上の画像形成ユニットを有するカラー画像形成部を備えた画像形成装置に適用してもよい。
さらに上述した各実施の形態では、電子写真方式のプリンタである画像形成装置1に本発明を適用したが、これに限らず、長尺用紙Lpに対応する画像形成装置であれば、インクジェット方式のプリンタや、熱転写方式プリンタなどの画像形成装置、ファクシミリ、複合機などにも適用できる。さらに上述した各実施の形態では、画像形成装置1が用紙送り部10を備えていたが、この用紙送り部10が画像形成装置1に対して着脱可能なユニットになっていてもよい。
[3-5.他の実施の形態5]
さらに上述した各実施の形態では、画像形成装置1に、媒体を搬送する搬送部の具体例として、第1乃至第3の搬送ローラ対21、24、40、及び転写ベルト31を設けたが、これに限らず、媒体を搬送できるものであれば、第1乃至第3の搬送ローラ対21、24、40、及び転写ベルト31とは異なる搬送部を設けてもよい。さらに上述した各実施の形態では、画像形成装置1に、位置検出用目印を検出する検出部の具体例として、Qマーク検出センサ22及びQマーク検出部54Bを設けたが、これに限らず、位置検出用目印を検出できるものであれば、Qマーク検出センサ22及びQマーク検出部54Bとは異なる検出部を設けてもよい。さらに上述した各実施の形態では、画像形成装置1に、媒体の搬送制御を行う搬送制御部の具体例として、用紙搬送制御部54、54xを設けたが、これに限らず、媒体の搬送制御を行うことができるものであれば、用紙搬送制御部54とは異なる搬送制御部を設けてもよい。例えば、用紙搬送制御部54xが有する用紙セット検出部54Aと、Qマーク検出部54Bと、用紙引き戻し有無判定部54Eとを、用紙搬送制御部54xとは別に設けるなどしてもよい。
[3-6.他の実施の形態6]
さらに、本発明は、上述した各実施の形態に限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した各実施の形態の一部または全部を任意に組み合わせた実施の形態や、一部を抽出した実施の形態にもその適用範囲が及ぶものである。
本発明は、例えば、長尺用紙を扱う、プリンタ、ファクシミリ、複合機などの画像形成装置で広く利用することができる。
1……画像形成装置、10……用紙送り部、11……画像形成部、21……第1の搬送ローラ対、22……Qマーク検出センサ、24……第2の搬送ローラ対、31……転写ベルト、40……第3の搬送ローラ対、50……主制御部、54、54x……用紙搬送制御部、54A……用紙セット検出部、54B……Qマーク検出部、54C……用紙送り出し制御部、54D……用紙引き戻し制御部、54E……用紙引き戻し有無判定部、Lp、Lp1、Lp2……長尺用紙、Bm……ブラックマーク、Mob……ラベル間台紙部分、W0……検出位置、W1……第1の待機位置、W2……第2の待機位置、W3……第3の待機位置。

Claims (10)

  1. 媒体に画像を形成する画像形成部と、
    前記媒体を搬送する搬送部と、
    前記媒体の先端、及び前記媒体に設けられた位置検出用目印を検出する検出部と、
    前記媒体の先端と前記位置検出用目印とのうちの一方をもとに前記媒体の搬送制御を行う第1の印刷モードと、前記媒体の先端と前記位置検出用目印とのうちの他方をもとに前記媒体の搬送制御を行う第2の印刷モードとのうちの一方の印刷モードを用いて前記搬送部を制御することにより前記媒体の搬送制御を行う搬送制御部と
    を備え、
    前記搬送制御部は、
    前記第1の印刷モードを用いて前記媒体を前記検出部の検出位置よりも媒体搬送方向下流に位置する第1の待機位置まで搬送して停止させた後、前記第1の印刷モードから前記第2の印刷モードへ切り替える場合に、前記媒体を前記第1の待機位置から、前記検出部の検出位置よりも媒体搬送方向上流となる位置まで一旦引き戻してから再搬送する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1の印刷モードは、前記媒体の先端をもとに前記媒体の搬送制御を行う印刷モードであり、前記第2の印刷モードは、前記位置検出用目印をもとに前記媒体の搬送制御を行う印刷モードである
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記搬送制御部は、
    前記位置検出用目印を利用しないよう設定されていることにより、前記第1の印刷モードを用いて、前記媒体を前記第1の待機位置まで搬送して停止させた後、前記位置検出用目印を利用するよう設定されると、前記第1の印刷モードから前記第2の印刷モードへ切り替えるとともに、前記媒体を前記第1の待機位置から、前記検出部の検出位置よりも媒体搬送方向上流となる位置まで一旦引き戻してから再搬送する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記搬送制御部は、
    前記媒体を前記第1の待機位置から、前記検出部の検出位置よりも媒体搬送方向上流となる位置まで一旦引き戻して停止させた後、前記媒体を前記第1の待機位置まで再搬送する間に、前記検出部により前記位置検出用目印が検出されると、前記媒体を前記第1の待機位置よりも媒体搬送方向下流に位置する第2の待機位置まで搬送して停止させる
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記搬送制御部は、
    前記第2の印刷モードを用いて、前記媒体を前記第1の待機位置よりも媒体搬送方向下流に位置する第2の待機位置まで搬送して停止させた後、前記第2の印刷モードから前記第1の印刷モードへ切り替える場合には、前記媒体を前記第2の待機位置から引き戻さずに、そのまま待機させる
    ことを特徴とする請求項2~4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記搬送制御部は、
    前記第2の印刷モードを用いて、前記媒体を前記第2の待機位置まで搬送して停止させた後、利用する前記位置検出用目印の種類を変更する設定が行われると、前記第2の印刷モードのまま、前記媒体を前記第2の待機位置から、前記検出部の検出位置よりも媒体搬送方向上流となる位置まで一旦引き戻してから再搬送する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記搬送制御部は、
    前記媒体を前記第2の待機位置から、前記検出部の検出位置よりも媒体搬送方向上流となる位置まで一旦引き戻して停止させた後、前記媒体を前記第1の待機位置まで再搬送する間に、前記検出部により変更後の種類の前記位置検出用目印が検出されると、前記媒体を前記第2の待機位置まで搬送して停止させる
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 媒体に画像を形成する画像形成部と、前記媒体を搬送する搬送部と、前記媒体の先端、及び前記媒体に設けられた位置検出用目印を検出する検出部と、前記搬送部を制御して前記媒体の搬送を制御する搬送制御部とを備える画像形成装置による媒体搬送制御方法であり、
    前記搬送制御部が、前記媒体の先端と前記位置検出用目印とのうちの一方をもとに前記媒体の搬送制御を行う第1の印刷モードを用いて、前記媒体を前記検出部の検出位置よりも媒体搬送方向下流に位置する第1の待機位置まで搬送して停止させた後、前記第1の印刷モードから、前記媒体の先端と前記位置検出用目印とのうちの他方をもとに前記媒体の搬送制御を行う第2の印刷モードに切り替える場合に、前記媒体を前記第1の待機位置から、前記検出部の検出位置よりも媒体搬送方向上流となる位置まで一旦引き戻してから再搬送する
    ことを特徴とする媒体搬送制御方法。
  9. 前記第1の印刷モードは、前記媒体の先端をもとに前記媒体の搬送制御を行う印刷モードであり、前記第2の印刷モードは、前記位置検出用目印をもとに前記媒体の搬送制御を行う印刷モードである
    ことを特徴とする請求項8に記載の媒体搬送制御方法。
  10. 前記搬送制御部が、前記第2の印刷モードを用いて、前記媒体を前記第1の待機位置よりも媒体搬送方向下流に位置する第2の待機位置まで搬送して停止させた後、前記第2の印刷モードから前記第1の印刷モードへ切り替える場合には、前記媒体を前記第2の待機位置から引き戻さずに、そのまま待機させる
    ことを特徴とする請求項9に記載の媒体搬送制御方法。
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