JP4106896B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、用紙が収容された給紙トレイから前記用紙を1枚づつ搬送し、画像形成部で感光体上に画像を形成し、当該画像を前記用紙に転写して排出トレイに排出する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、給紙トレイに収容された用紙が1枚づつ搬送され、感光体上に形成された画像が用紙に転写されて画像を形成する画像形成装置が提案されている。
【0003】
この種の装置では、感光体ベルトが駆動ローラと複数のローラに支持されている。駆動ローラの駆動力により感光体ベルトが所定のループを周回する。感光体ベルトのループに沿って、感光体ベルト上に画像を形成する画像形成部が設けられている。画像形成部では、画像データに基づき変調された光ビームが感光体ベルトに照射され、トナーが付着されて感光体ベルト上に画像が形成される。
【0004】
また、用紙が給紙トレイに収容されている。給紙トレイから用紙が1枚づつ持ち出され、複数の搬送ローラによって画像形成装置内を搬送される。用紙の搬送軌跡には用紙位置検知センサが設けられ、装置内における用紙の位置が把握される。
【0005】
用紙の搬送軌跡には、転写部が設けられている。転写部では、感光体ベルトのループが用紙の搬送軌跡と接近される。搬送されてくる用紙と感光体ベルトとが密着され、感光体ベルト上の画像が用紙側に転写され、定着装置により定着される。
【0006】
ここで、用紙の両面に画像が形成される場合は、用紙が反転装置に搬送される。反転装置では、画像形成されていない面に画像が形成できるように表裏が反転される。表裏が反転された用紙は再び装置内に搬送され、用紙の画像が形成されていない面に画像が形成される。両面に画像形成がされた用紙は、表裏反転部によりはじめの画像形成終了時の向きに表裏が反転される。
【0007】
画像が形成された用紙は、排紙トレイに排出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の画像形成装置においては、特定の重量、サイズ、形状等の用紙を用いると、用紙にしわ、折れ等の発生、用紙監視用センサの誤検知等による搬送不良となる。よって、このような用紙を用いるときは、手動またはコントロールパネルへのユーザー入力などにより画像形成装置側の設定を変更する必要があった。
【0009】
さらに、例えば表面に糊が塗布されているような特殊用紙など、製造日から一定期間の使用期限が設定された用紙がある。用紙の使用期限は用紙を見ただけでは判断できない場合が多く、使用期限の過ぎた用紙を使用してトラブルが発生することがあった。
【0010】
また、予め現像領域等が事前形成された用紙等は、給紙トレイへのセット方向が決まっており、このセット方向を間違えると現像領域に画像が収まらない。用紙のセット方向は、現状ではユーザーの注意力に依存しているため、用紙に画像が現像され、ユーザーがチェックするまで問題のある出力が続いていた。
【0011】
近年、画像形成装置は一度に大量の現像処理が可能となっており、出力も大量である。このため、現像処理がされてから不具合のある出力が発見されるまでに時間が経過してしまっていた。現像処理時から時間が経過するほど不具合の発生原因は特定が困難となり、トラブルシューティングのための画像形成装置の停止時間が長くなり、生産性が低下していた。
【0012】
本発明は上記事実を考慮し、用紙の搬送及び現像に関するトラブルを防止すると共に、用紙の搬送及び用紙への現像処理に関するトラブルの原因を容易かつ迅速に特定することで、画像形成装置の停止時間が短縮でき、高生産性の維持が可能な画像形成装置を得ることが目的である。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、用紙が収容された給紙トレイから前記用紙を1枚づつ搬送し、画像形成部で感光体上に画像を形成し、当該画像を前記用紙に転写して排紙トレイに排出する画像形成装置であって、前記用紙の形状を含む当該用紙に関する用紙情報を示す画像であって前記用紙の表面に形成された特定波長光の下で可視像となり得る不可視画像を、前記用紙の表面に特定波長光を照射することによって読み取る読取手段と、前記画像形成部に搬送される前記用紙を検出する検出手段と、前記読取手段により読み取った用紙情報により前記用紙の形状が規格外のイレギュラーな用紙である場合に、前記検出手段による前記用紙の検出位置を前記用紙に対応可能な位置に変更する制御手段と、を有することを特徴としている。
【0015】
本発明によれば、特定波長光の下で可視像となり得る不可視像を読取可能な読取手段が設けられており、用紙の表面に形成された不可視像を読取ることができる。用紙の表面に例えば該用紙の特徴を不可視像として形成されていると、用紙の特徴が読取手段により読取られるので、用紙の情報をコントロールパネルへユーザー入力等する手間が省ける。
【0016】
また、前記制御手段は、前記読取手段からの読取情報により前記用紙の形状が規格外のイレギュラーな用紙である場合に、前記用紙に対応可能な搬送系システムに変更することを特徴としている。
【0017】
発明によれば、適用される用紙の形状が規格外のイレギュラーな用紙である場合でも検出手段による用紙の検出位置を用紙に対応可能な位置に変更するように制御される。イレギュラーな用紙に合わせた搬送系システムとなるため、搬送エラーが減り、画像形成装置の停止時間が減少されて高生産性が維持できる。
【0018】
請求項に記載の発明は、記読取手段により読み取った用紙情報により、前記用紙が画像形成指示により指定された用紙条件に適合しているかを判別する用紙適合判別手段と、前記用紙適合判別手段の判別結果により前記用紙が前記用紙条件に不適合の場合に不適合であることを報知する報知手段と、を有することを特徴としている。
【0019】
請求項の発明によれば、用紙適合判別手段により、適用される用紙が画像形成指示により指定された用紙条件に適合しているかが判別される。用紙が不適合と判断された場合は報知手段により不適合であることが報知される。用紙適合判別手段により用紙のチェックが行われ、不適合の場合は結果が報知されるため、報知により用紙が不適合であることが現像処理前にわかる。現像処理前に用紙を用紙条件に適合させることができ、無駄な画像形成をしなくて済み、高生産性が維持される。
【0020】
請求項に記載の発明は、請求項の発明において、前記用紙適合判別手段は、前記用紙の種類、セット方向及び使用期限の少なくとも1つについて判別することを特徴としている。
【0021】
請求項4の発明によれば、用紙の種類、セット方向、使用期限について用紙適合判別が行われる。用紙の種類が判別されることで、指示どおりの色や材質の用紙に確実に画像が形成される。用紙のセット方向が判別されることで、予め事前印刷された領域へ画像を形成する際に、位置が逆さまになる等のトラブルが防止される。使用期限が判別されることで、使用期限が条件に適合されているものだけを使用することができる。使用期限の過ぎてしまった用紙に画像を形成してしまい、気付かないトラブルの発生が防止される。
【0022】
請求項に記載の発明は、現像を行ったマシンを特定する情報、現像日時、温湿度、用紙が収容されていた給紙トレイ、出力を排紙した排紙トレイ、ジョブ情報の少なくとも1つを含む現像処理時の情報を特定波長光の下で可視化される画像として前記用紙に形成する像形成手段を有することを特徴としている。
【0023】
請求項の発明によれば、現像処理時の温湿度やマシン名、処理日時等の情報が不可視像として形成可能である。不可視像の情報は、画像形成後、出力にトラブルがあった場合に読取られ、トラブルの原因が容易かつ迅速に特定される。装置の停止時間が短縮され、高生産性が維持される。
【0024】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
図1には、第1の実施の形態に係る画像形成装置10が示されている。
【0025】
画像形成装置10は、画像形成部62と、搬送部64とからなる。
【0026】
画像形成部62には、感光体ベルト56が駆動ローラ35と複数のローラ36に巻き掛けられている。駆動ローラ35が駆動することで感光体ベルト56は所定のループを図1の反時計回り方向に周回する。
【0027】
感光体ベルト56には、画像形成ユニット38が対向して設けられている。画像形成ユニット38は感光体ベルト56に静電画像を形成し、かつ現像する機能を有している。すなわち、画像形成ユニット38は、画像データに基づき変調した光ビームを感光体ベルト56に露光して潜像を形成し、その後、潜像にトナーを付着させて現像する。
【0028】
搬送部64には、画像形成部62の近傍に用紙54が収容される複数の給紙トレイ12A、12B(以下、給紙トレイを総称するときは給紙トレイ12という)が設けられている。給紙トレイ12A、12Bは相対的に上下方向の関係となるように配置されている。
【0029】
また、搬送部64内には複数の搬送ローラ30が設けられており、用紙54を搬送する搬送経路を形成している。
【0030】
給紙トレイ12からは、2つのフィードローラ29に巻き掛けられたフィードベルト28によって用紙54が最上層から持ち出され、給紙トレイ12A、12Bの周囲に形成された前記搬送経路に沿って搬送され、画像形成部62の感光体ベルト56と対向されるようになっている。この感光体ベルト56との対向位置よりも上流側、かつ給紙トレイ12Bの下部の搬送経路には、用紙検知部65が設けられている。用紙検知部65では、用紙54の有無が検知され、用紙54の位置が把握できるようになっている。
【0031】
前記搬送経路と感光体ベルト56との対向領域は、転写部33とされ、転写部33では、駆動ローラ35と搬送ローラ30により用紙54と感光体ベルト56とが密着される。また、転写放電器34が用紙54に対向するように備えられており、転写放電器34は、用紙54にトナーを吸着させ、感光体ベルト12上の画像を用紙に転写させる。
【0032】
転写部33の下流には、一対の定着ローラ40が設けられている。定着ローラ40は、画像が転写された用紙54を挟み、画像を用紙54に定着させる。
【0033】
給紙トレイ12Aの上方には反転部43が設けられている。反転部43では、両面に画像形成を行う場合、定着ローラ40を通過して片面に画像が形成された用紙54の表裏が反転ローラ45によって反転し、給紙トレイ12A、12Bから用紙54が持ち出された直後の搬送経路と合流させる機能を有している。
【0034】
前記反転部43によって反転し、両面に画像が形成された用紙54、あるいは片面のみに画像が形成された用紙54は、反転部43を通らず基本ユニット10の図1の右側面から排紙されるようになっている。
【0035】
ここで、本実施の形態では、基本ユニット10の図1右側面に、別ユニットとして、表裏反転装置78を介して2連の給排紙装置80、81が配設されている。表裏反転装置78内には搬送ローラ30により表裏反転部48が形成されている。表裏反転部48は、両面に画像形成が行われた場合等に、排紙する向きが調整される。
【0036】
前記第1の給排紙装置80及び第2の給排紙装置81はそれぞれ前記給紙トレイ12A、12Bと同一構成の給紙トレイ12C、12Dを備えている。なお、第1の給排紙装置80と第2の給排紙装置81は同様の構成であるので、同じ符号を付し、第1の給排紙装置80について説明する。
【0037】
第1の給排紙装置80は、給紙トレイ12C及び給紙トレイ12Cの上部に設けられた排紙トレイ50を備える。給紙トレイ12Cは、画像形成装置10へ搬送される用紙54が収容されている。収容された用紙54は、画像形成指示により給紙トレイ12Cから持ち出され、搬送ローラ30により画像形成装置10へ搬送されて画像が形成される。
【0038】
排紙トレイ50は、画像形成装置10で画像が形成されて表裏反転装置78から搬送されてきた用紙54が順次積載される。排紙トレイ50の上流には、分岐部31が設けられており、排紙トレイ50に積載される用紙と第1の給排紙装置80を通過する用紙との搬送経路が分岐されている。
【0039】
第2の給排紙装置81の下流には、搬送装置76が第2の給排紙装置81に隣接して設けられている。搬送装置76は、次工程の作業が指示されている場合に、用紙54を次工程の作業をする装置へ搬送する装置である。
【0040】
また、用紙54の搬送経路近傍には、複数の不要用紙トレイ46が設けられている。不要用紙トレイ46は、画像形成終了、搬送途中等のタイミングでトラブルが生じた用紙54等が排紙される。
【0041】
図2に示されるように、給紙トレイ12に積載される用紙54には、予め特定波長光の下で可視像となり得る不可視像68が形成されている(図2では、可視像として表示)。不可視像68は、用紙54の情報が文字(図2(A)参照)やバーコード(図2(B)参照)で形成されている。用紙の情報としては、例えば、用紙重量、用紙形状、用紙のセット方向、用紙の使用期限、含水率、原紙種類、用紙繊維方向、サイズ、特殊処理の有無、製造年月日、用紙表面抵抗値等が挙げられる。
【0042】
本実施の形態では、図3に示されるように、給紙トレイ12上面側(図3上側)に、読取ユニット20が備えられている。読取ユニット20は特定波長光を照射する光源(図示省略)を備え、給紙トレイ12に積載された用紙54に特定波長光を照射する。また、読取ユニット20はセンサ部(図示省略)を備えており、特定波長光が照射されると、用紙54の所定位置に形成された不可視像68が可視像となり、読取可能になる。読取ユニット20は制御部60に接続されており、センサ部で読取った読取情報は制御部60に送られる。
【0043】
制御部60は、画像形成装置10全体を制御する。用紙適合判別部74が接続されている。用紙適合判別部74は、画像形成指示で指定された用紙条件と実際に適用される用紙54の読取ユニット20のセンサ部による読取情報が比較される。用紙適合判別は、用紙の種類、セット方向、使用期限等について行われる。
【0044】
制御部60にはディスプレイ70が接続されており、用紙適合判別部74で、用紙54が指定された用紙条件に適合していないと判別された場合は、用紙54が不適合である旨が報知される。
【0045】
また、制御部60にはマシンパラメータ設定部72が接続されている。マシンパラメータ設定部72は、制御部60の指示により用紙54に最適なマシンパラメータを設定し、画像形成のための制御系73へ送出する。
【0046】
さらに、制御部60には用紙検知部65が接続されており、制御部60は、用紙54の形状が規格外のイレギュラーな用紙である場合、用紙検知部65の設定を変更し、用紙54に対応可能な搬送系システムにする。
【0047】
用紙検知部65は、図4に示されるように、用紙54が矢印A方向に搬送されるときに、その用紙54の有無を検出する機能を有している。用紙54の搬送経路には、用紙54を検知する用紙位置検知センサ66が用紙54に対向するように設けられている。用紙54の搬送経路と用紙位置検知センサ66の間には、用紙54全体を支える検知ガイド67が設けられ、検知ガイド67には、検知スリット69が設けられている。用紙位置検知センサ66は、前記検知スリット69に沿って図4の矢印B(図4の矢印Aと直交する方向)の範囲を直線的に移動可能となっている。用紙位置検知センサ66は、制御部60からの用紙54の形状の情報により、図示しない駆動系の駆動力で用紙54を検知するのに適当な位置へ移動される。
【0048】
ここで、用紙位置検知センサ66の移動が必要な用紙、すなわち規格外のイレギュラーな用紙としては、例えば図5に示されるように、欠け部(面取り部)82がある用紙(図5(A)参照)、パンチ孔84のある用紙(図5(B)参照)、突出部(見出し部)86のある用紙(図5(C)参照)等がある。
【0049】
図5(A)乃至(C)に示す用紙54には、それぞれイレギュラーとなり得る理由に基づく情報がバーコード状の不可視像68として予め記録されている。
【0050】
この不可視像68は、前記読取ユニット20によって読取られることにより、用紙54の種類が判別され、予め用紙位置検知センサ66を適正位置に移動させておくことが可能となる。
【0051】
図6に示されるように、例えば欠け部82がある用紙の場合、用紙位置検知センサ66が位置Cにあると、用紙54の欠け部82を検出してしまう。用紙54の位置は、欠け部82の分だけ誤って把握されることになる。よって読取ユニット20のセンサ部で読取った用紙54の情報に基づいて、用紙位置検知センサ66を欠け部82を検知しない位置Dへ移動させる。
【0052】
また、パンチ孔84のある用紙の場合、図7に示されるように、用紙位置検知センサ66をどこへ移動させてもパンチ孔84が検知されてしまう。用紙位置検知センサ66がパンチ孔84を検知すると、用紙54が無いと検知されてしまい、用紙54の位置が正確に把握されない。このような場合は、読取ユニット20のセンサ部で読取った用紙54の情報に基づいて、用紙位置検知センサ66が検知した情報のうち、パンチ孔84の情報を無効にする補正をし、用紙54の位置を正確に把握できるようにする。
【0053】
さらに、突出部86のある用紙の場合、図8に示されるように、用紙位置検知センサ66が用紙54の突出部を検知する位置Cにあると、用紙54の突出分だけ用紙位置がずれて検知される。よって、読取ユニット20のセンサ部で読取った用紙54の情報に基づいて、用紙位置検知センサ66を用紙54の突出部86を検知しない位置Dに移動させる。
【0054】
以下に、本実施の形態の作用を説明する。
【0055】
給紙トレイ12に用紙54がセットされ、画像形成が指示されると、図9に示される画像形成ルーチンがスタートされる。
【0056】
まず、ステップ100で、適用される用紙54上に形成された不可視像68が読取ユニット20のセンサ部により読取られる。不可視像68の情報により、用紙54の情報が把握される。
【0057】
次にステップ102が実行される。ステップ102では、用紙適合判別部74で読取ユニット20のセンサ部で読取られた用紙54の情報と、画像形成指示で指定された用紙条件が比較される。用紙54が用紙条件に適合していると判断されると、ステップ106に進む。用紙54の種類やセット方向が用紙条件と異なっていたり、用紙54の使用期限が過ぎているなど、用紙54が用紙条件に適合していないと判断されると、ステップ104が実行される。
【0058】
ステップ104では、用紙が不適合である旨がディスプレイ70に報知され、画像形成ルーチンが終了する。この場合、用紙54が改められ、中断された画像形成指示を再開する指示がされると、新たに画像形成ルーチンがスタートされる。
【0059】
ステップ106では、読取ユニット20のセンサ部の読取情報により、給紙トレイ12に収容された用紙54が通常のマシンパラメータで対応可能かが判断される。通常のマシンパラメータで対応可能であると判断されれば、ステップ110が実行される。通常の設定で用紙54を搬送することが適当でないと判断されると、ステップ108が実行される。
【0060】
ステップ108では、マシンパラメータ設定部72により、適用される用紙54に最適なマシンパラメータが設定され、画像形成のための制御系へ送出されてステップ110が実行される。
【0061】
ステップ110では、読取ユニット20のセンサ部で読取った用紙54の情報に基づき、用紙54の形状が規格外のイレギュラーな用紙であるかが判断される。用紙52の形状が規格に合っていると判断された場合はステップ114が実行される。ステップ110で、規格外のイレギュラーな用紙であると判断された場合は、ステップ112へ進む。
【0062】
ステップ112では、読取ユニット20からの用紙54の情報に基づいて、用紙位置検知センサ66が用紙54の位置を正確に検知するのに最適な位置へ移動され、ステップ114が実行される。
【0063】
ステップ114では、画像形成処理が行われる。感光体ベルト56上には、画像形成ユニット38により画像データに基づいて変調された光ビームが走査露光されて静電画像が形成され、トナーにより現像される。
【0064】
給紙トレイ12から用紙54が持ち出され、感光体ベルト56上に形成された画像が転写部33に到達するタイミングで転写部33に搬送され、感光体ベルト56と用紙54とは密着される。転写放電器34によりトナーが用紙54に吸着され、感光体ベルト56上の画像は用紙54側に転写される。
【0065】
画像が転写された用紙54は、定着ローラ40へ搬送され、画像が用紙54に定着される。
【0066】
両面に画像形成の指示がされている場合は反転部43で表裏を反転後、裏面に画像が形成される。
【0067】
画像の形成された用紙54は、画像形成装置装置10外へ排紙される。表裏反転装置78を通り、排紙トレイ50または次工程へ搬送される。用紙54が排紙されて画像形成が完了すると、本ルーチンが終了する。
【0068】
適用される用紙54によって最適なマシンパラメータ及び搬送系システムに制御することにより、用紙54の搬送、現像処理に関するトラブルを防止できる。よって高生産性の維持が可能である。
【0069】
本実施の形態では、規格外のイレギュラーな用紙を搬送する際に用紙位置検知センサ66を移動させるようにしたが、図10に示されるように複数の用紙位置検知センサ66を予め配列して、選択的に使用してもよい。
(第2の実施の形態)
以下に本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、この第2の実施の形態において、前記第1の実施の形態と同一構成部分については、同一の符号を付して、その構成の説明を省略する。
【0070】
この第2の実施の形態においては、図11に示されるように、前記第1の実施の形態の構成に加え、用紙54の搬送経路の定着ローラ40と反転部43の間に、第1の不可視像形成ユニット42が設けられている。第1の不可視像形成ユニット42は、画像形成指示された画像が形成された用紙54に、不可視像68として文字やバーコード等を形成する。
【0071】
不可視像68の内容は、現像処理に関するトラブルの原因特定の参考になる現像処理時の情報である。この現像処理時の情報としては、現像を行ったマシン名、シリアルナンバー、現像日時、温湿度、用紙54が収容されていた給紙トレイ12の場所、出力を排紙した排紙トレイ50の場所、JOB情報等が挙げられる。これに限らず、必要な情報を設定して不可視像68として形成してもよい。
【0072】
用紙54に画像が形成されると、第1の不可視像形成ユニット42により現像処理時の情報が不可視像68として形成される。用紙54の両面に画像が形成される場合は片面に画像が形成される毎に不可視像68が形成される。
【0073】
排紙された出力に現像処理に関するトラブルが生じているときには、不可視像68として形成された現像処理時の情報を読取り、参考にすることでトラブルの原因を容易かつ迅速に特定できる。画像形成装置10の停止時間を短縮できるから高生産性の維持が可能である。
【0074】
第1の不可視像形成ユニット42は、画像形成ユニット38内に設けてもよい。この場合、画像形成ユニット38で可視像形成と同時に不可視像68が形成される。
(第3の実施の形態)
以下に本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、この第3の実施の形態において、前記第2の実施の形態と同一構成部分については、同一の符号を付して、その構成の説明を省略する。
【0075】
この第3の実施の形態においては、図12に示されるように、前記第2の実施の形態の構成に加え、さらに給紙トレイ12内に第2の不可視像形成ユニット58が設けられている。
【0076】
第2の不可視像形成ユニット58は図13に示されるように、給紙トレイ12に積載された用紙54と給紙トレイ12の側壁13との間に配置されている。第2の不可視像形成ユニット58は給紙トレイ12に積載された用紙54と給紙トレイ12の側壁13との間を可動で、各用紙54の端部に不可視像68を形成することが可能である。
【0077】
不可視像68は、例えば図14に示されるように、給紙トレイ12A内にある用紙54すべてに同じ不可視像68が形成される。各給紙トレイ12A、12B、12C、12Dでは異なる不可視像68を形成すれば、排紙された用紙54がどの給紙トレイ12から持ち出されたものかが容易に判断できる。
【0078】
トラブルが生じたときに給紙トレイ12の情報を参考にすることでトラブルの原因特定が迅速にでき、画像形成装置10の停止時間を短縮できる。よって高生産性の維持が可能である。
【0079】
第2の不可視像形成ユニット58による不可視像68の形成は、給紙トレイ12に用紙54がセットされた場合に自動的に行ってもよいし、指示があった場合に行うとしてもよい。
【0080】
以上説明したように、用紙54の特徴等が用紙表面に予め不可視像68として形成されている。不可視像68を読取可能な読取ユニット20が給紙トレイ12に設けられており、読取ユニット20の読取情報により、マシンパラメータの設定及び搬送系システムを用紙に対応させる。また、第1の不可視像形成ユニット42及び第2の不可視像形成ユニット58が設けられており、現像処理時及び給紙トレイの情報を不可視像68として形成させる。出力に不具合があった場合は不可視像68が読取られ、不具合が生じた原因の特定が迅速に行われる。各情報は不可視像68とされており、画像形成及び画像形成により得られた画像に影響を与えることがない。
【0081】
なお、各実施の形態では、用紙54が不適合である旨をディスプレイ70に報知していたが、ブザーやランプ等で報知してもよく、これらの組み合わせにより報知してもよい。
【0082】
各実施の形態において、用紙54全てに予め不可視像が形成されているが、異なる種類の用紙54が混入する恐れがない場合であれば、給紙トレイ12の一番上に積載される用紙にのみに不可視像を形成してもよい。この場合、給紙トレイ12に用紙54がセットされたときに、各給紙トレイ12毎のマシンパラメータの設定を決定して記憶させておき、記憶された設定を適用させてもよい。
【0083】
第1の不可視像形成ユニット及び第2の不可視像形成ユニットにより形成された不可視像68の読取は、画像形成装置10に読取部を設けて行ってもよい。また、不可視像68の読取を画像形成装置10とは別体の読取器により行ってもよい。
【0084】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明では、用紙の搬送及び管理に関するトラブルを防止すると共に、用紙の搬送及び用紙への現像処理に関する不具合の原因の特定を容易に可能とすることで画像形成装置の停止時間が短縮でき、高生産性の維持が可能な画像形成装置を得ることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の概略図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態に係る予め用紙に形成された不可視像の形成例を示す平面図であり、(A)は不可視像として文字が形成された用紙に特定波長光を照射させた図、(B)は不可視像としてバーコードが形成された用紙に特定波長光を照射させた図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態に係る給紙トレイを示す概略図である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態に係る用紙検知部の概略図である。
【図5】 本発明の第1の実施の形態に係る規格外のイレギュラーな用紙の例を示す図であり、(A)は欠け部(面取り部)のある形状の用紙、(B)はパンチ孔のある形状の用紙、(C)は突出部(見出し部)のある形状の用紙である。
【図6】 本発明の第1の実施の形態に係る用紙位置検知センサと、欠け部のある形状の用紙との位置関係を示す概略図である。
【図7】 本発明の第1の実施の形態に係る用紙位置検知センサと、パンチ孔のある形状の用紙との位置関係を示す概略図である。
【図8】 本発明の第1の実施の形態に係る用紙位置検知センサと、突出部のある形状の用紙との位置関係を示す概略図である。
【図9】 本発明の第1の実施の形態に係る画像形成ルーチンのフローチャートである。
【図10】 本発明の第1の実施の形態の他の実施の形態に係る用紙位置検知センサの例を示す概略図である。
【図11】 本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置の概略図である。
【図12】 本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置の概略図である。
【図13】 本発明の第3の実施の形態に係る給紙トレイの概略図である。
【図14】 本発明の第3の実施の形態に係る第1の不可視像形成ユニットによる不可視像の形成例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 画像形成装置
12 給紙トレイ
20 読取ユニット(読取手段)
42 第1の不可視像形成ユニット(不可視像形成手段)
58 第2の不可視像形成ユニット(不可視像形成手段)
50 排紙トレイ
54 用紙
56 感光体ベルト(感光体)
60 制御部(制御手段)
62 画像形成部
70 ディスプレイ(報知手段)
72 マシンパラメータ設定部(マシンパラメータ設定手段)
74 用紙適合判別部(用紙適合判別手段)

Claims (4)

  1. 用紙が収容された給紙トレイから前記用紙を1枚づつ搬送し、画像形成部で感光体上に画像を形成し、当該画像を前記用紙に転写して排紙トレイに排出する画像形成装置であって、
    前記用紙の形状を含む当該用紙に関する用紙情報を示す画像であって前記用紙の表面に形成された特定波長光の下で可視像となり得る不可視画像を、前記用紙の表面に特定波長光を照射することによって読み取る読取手段と、
    前記画像形成部に搬送される前記用紙を検出する検出手段と、
    前記読取手段により読み取った用紙情報により前記用紙の形状が規格外のイレギュラーな用紙である場合に、前記検出手段による前記用紙の検出位置を前記用紙に対応可能な位置に変更する制御手段と、
    を有する画像形成装置。
  2. 前記読取手段により読み取った用紙情報により、前記用紙が画像形成指示により指定された用紙条件に適合しているかを判別する用紙適合判別手段と、
    前記用紙適合判別手段の判別結果により前記用紙が前記用紙条件に不適合の場合に不適合であることを報知する報知手段と、
    を更に備えた請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記用紙適合判別手段は、前記用紙の種類、セット方向及び使用期限の少なくとも1つを判別することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 現像を行ったマシンを特定する情報、現像日時、温湿度、用紙が収容されていた給紙トレイ、出力を排紙した排紙トレイ、ジョブ情報の少なくとも1つを含む現像処理時の情報を特定波長光の下で可視化される画像として前記用紙に形成する画像形成手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の画像形成装置。
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