JP6673098B2 - 画像形成装置、後処理装置、画像形成システム、管理装置、およびプログラム - Google Patents

画像形成装置、後処理装置、画像形成システム、管理装置、およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6673098B2
JP6673098B2 JP2016162017A JP2016162017A JP6673098B2 JP 6673098 B2 JP6673098 B2 JP 6673098B2 JP 2016162017 A JP2016162017 A JP 2016162017A JP 2016162017 A JP2016162017 A JP 2016162017A JP 6673098 B2 JP6673098 B2 JP 6673098B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
recording medium
image forming
continuous recording
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016162017A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018030254A (ja
Inventor
修一 伊東
修一 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2016162017A priority Critical patent/JP6673098B2/ja
Publication of JP2018030254A publication Critical patent/JP2018030254A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6673098B2 publication Critical patent/JP6673098B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

この発明は、連続転写媒体の画像の判定を行うことが可能な画像形成装置、後処理装置、画像形成システム、管理装置およびプログラムに関する。
用紙に画像を印刷する画像形成装置では、印刷において、印字不良や誤印字等が生じることがある。このような印字不良等を判定するために、用紙上の画像を画像読取部で読み取り、画像読取部で取得した画像データに基づいて画像の判定を行う方法がある。この判定では、例えば、画像読取部で取得した画像データと、画像形成に用いた画像データとを比較し、その相違の程度によって印刷された画像が正常か不良かを判定することができる。
このような印字不良等を有する用紙は、シート紙の場合は、印字不良を有する用紙をヤレ紙として別の排紙口に排紙するなどして出力物から取り除くことができる。しかし、ロール紙のような連続用紙では、印刷後の排紙時に、そのままロール状に巻き取るなどしており、印字不良の部分を容易に判別することができず、取り除きも困難である。
これに対し、特許文献1では、データ読み取り手段とその下流に位置するマーカーとを備えた装置が提案されている。
この装置では、印字された連続用紙の印字内容の読取データを取得して読取データ間又は読取データと照合データと照合し、印字不良対象にマーカーでマーキングする。用紙加工処理装置において、移送されてきた用紙にマークが付されているかを検出器で検出する。
特開2001−39609号公報
しかし、引用文献1で提案されている装置では、印字不良時に、連続用紙にマーキングを行うためのマーカーを、画像形成装置とは別に設ける必要があり、装置コストが増したり、メンテナンス時間が増加したりする、という問題がある。
本発明は上記事情を背景としてなされたものであり、連続転写媒体の画像の判定を行うことができるとともに、マーカーなどの別の装置を必要とすることなく転写媒体に判定結果を印刷することができる画像形成装置、後処理装置、画像形成システム、管理装置および画像形成制御プログラムを提供することを目的の一つとする。
本発明の画像形成装置のうち、第1の形態は、連続記録媒体を搬送する搬送装置と、
連続記録媒体に画像を印刷する画像形成部と、
前記画像形成部の連続記録媒体搬送方向下流側に位置して連続記録媒体に印刷された画像を読み取る画像読取部と、
搬送装置、画像形成部および画像読取部を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記画像読取部による画像の読み取り結果に基づいて、連続記録媒体に印刷された画像を判定し、判定結果の通知を行う場合は、前記画像形成部によって前記連続記録媒体に判定結果情報を印刷する制御を行い、
さらに、前記制御部は、予め設定された、判定した画像の位置に対する判定結果情報の印刷位置に基づいて、前記判定結果情報を印刷する制御を行うことを特徴とする。
本発明の他の形態の画像形成装置は、
連続記録媒体を搬送する搬送装置と、
連続記録媒体に画像を印刷する画像形成部と、
前記画像形成部の連続記録媒体搬送方向下流側に位置して連続記録媒体に印刷された画像を読み取る画像読取部と、
搬送装置、画像形成部および画像読取部を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記画像読取部による画像の読み取り結果に基づいて、連続記録媒体に印刷された画像を判定し、判定結果の通知を行う場合は、前記画像形成部によって前記連続記録媒体に判定結果情報を印刷する制御を行い、
さらに、前記制御部は、前記判定結果情報を、判定結果を通知する画像の範囲の始まりと終わりに対応して印刷する制御を行うことを特徴とする。
本発明の他の形態の画像形成装置は、前記形態の発明において、
前記制御部は、前記始まりと前記終わりとに対応して色または/および形を変えて判定結果情報を印刷することを特徴とする。
本発明の他の形態の画像形成装置は、
連続記録媒体を搬送する搬送装置と、
連続記録媒体に画像を印刷する画像形成部と、
前記画像形成部の連続記録媒体搬送方向下流側に位置して連続記録媒体に印刷された画像を読み取る画像読取部と、
搬送装置、画像形成部および画像読取部を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記画像読取部による画像の読み取り結果に基づいて、連続記録媒体に印刷された画像を判定し、判定結果の通知を行う場合は、前記画像形成部によって前記連続記録媒体に判定結果情報を印刷する制御を行い、
さらに、前記制御部は、前記連続記録媒体に印刷される複数の画像が一つのセットとして設定されている場合、前記複数の画像のセットに対応する連続記録媒体の搬送方向の長さに応じて前記判定結果情報の印刷位置を決定することを特徴とする。
本発明の他の形態の画像形成装置は、
連続記録媒体を搬送する搬送装置と、
連続記録媒体に画像を印刷する画像形成部と、
前記画像形成部の連続記録媒体搬送方向下流側に位置して連続記録媒体に印刷された画像を読み取る画像読取部と、
搬送装置、画像形成部および画像読取部を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記画像読取部による画像の読み取り結果に基づいて、連続記録媒体に印刷された画像を判定し、判定結果の通知を行う場合は、前記画像形成部によって前記連続記録媒体に判定結果情報を印刷する制御を行い、
さらに、前記制御部は、連続記録媒体の搬送方向端側に、前記判定結果情報を印刷する余白を設けることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、連続記録媒体の搬送方向端側に、前記画像形成部で実行するジョブごとに前記判定結果情報を印刷する余白を設けることを特徴とする。
本発明の他の形態の画像形成装置は、前記形態の画像形成装置において、前記制御部は、前記画像の判定に際し、予め定めた基準によって画像が正常か不良かを判定し、不良と判定される場合、判定結果情報を印刷する制御を行うことを特徴とする。
本発明の他の形態の画像形成装置は、前記形態の画像形成装置において、前記制御部は、判定結果情報の印刷とともに、判定した画像の位置を示す位置情報を印刷することを特徴とする。
本発明の他の形態の画像形成装置は、前記形態の画像形成装置において、前記制御部は、前記判定結果情報を連続記録媒体の画像印刷領域外または白紙部分に印刷することを特徴とする。
本発明の他の形態の画像形成装置は、前記形態の画像形成装置において、前記判定結果情報の一部または全部がコードからなることを特徴とする。
本発明の他の形態の画像形成装置は、前記形態の画像形成装置において、前記制御部は、前記画像読取部による画像の読み取り結果に基づいて、前記連続記録媒体に印刷された画像の形状に基づいて画像の判定を行うことを特徴とする。
本発明の他の形態の画像形成装置は、前記形態の画像形成装置において、前記制御部は、前記画像読取部による画像の読み取り結果に基づいて、前記連続記録媒体に印刷された画像の色味に基づいて画像の判定を行うことを特徴とする。
本発明の画像形成システムは、画像形成装置と、前記画像形成装置で画像が印刷された連続記録媒体の後処理を行う後処理装置とを備える画像形成システムであって、
前記画像形成装置は、
連続記録媒体を搬送する第1搬送装置と、
連続記録媒体に画像を印刷する画像形成部と、
前記画像形成部の連続記録媒体搬送方向下流側に位置して連続記録媒体に印刷された画
像を読み取る画像読取部と、
搬送装置、画像形成部および画像読取部を制御する制御部と、を有し、
前記後処理装置は、
前記連続記録媒体の搬送を行う第2搬送装置と、
前記連続記録媒体に印刷されている判定結果情報の画像を読み取る検知部と、
前記検知部の読み取り結果を取得して検知結果に基づいて少なくとも後処理装置の制御
を行う判定制御部と、を有し、
前記制御部は、前記画像読取部による画像の読み取り結果に基づいて、連続記録媒体に
印刷された画像を判定し、判定結果の通知を行う場合は、前記画像形成部によって前記連
続記録媒体に判定結果情報を印刷する制御を行い、
さらに、前記制御部は、連続記録媒体の搬送方向後端側に、前記判定結果情報を印刷す
る余白を設け、
前記判定制御部は、判定結果情報を取得すると、判定した画像の位置に応じて
連続記録媒体の搬送を停止する制御を行うことを特徴とする。
本発明の管理装置のうち、第1の形態は、 連続記録媒体を搬送する搬送装置と、
連続記録媒体に画像を印刷する画像形成部と、
前記画像形成部の連続記録媒体搬送方向下流側に位置して連続記録媒体上の画像を読み取る画像読取部と、を有する画像形成システムを管理する管理装置であって、
前記画像形成システムを管理して制御する管理制御部を有し、
前記管理制御部は、前記画像読取部により前記画像形成部で前記連続記録媒体に印刷された画像の読み取り結果を取得して、前記画像形成部により印刷された画像を判定し、判定結果の通知を行う場合は、前記画像形成部によって前記連続記録媒体上に判定結果情報を印刷する制御を行い、
さらに、前記管理制御部は、連続記録媒体の搬送方向端側に、前記判定結果情報を印刷する余白を設けることを特徴とする。
他の形態の管理装置の発明は、前記形態の発明において、前記管理制御部は、連続記録媒体の搬送方向端側に、前記画像形成部で実行するジョブごとに前記判定結果情報を印刷する余白を設けることを特徴とする。
本発明のプログラムのうち、第1の形態は、連続記録媒体を搬送する搬送装置と、連続記録媒体に画像を印刷する画像形成部と、前記画像形成部の連続記録媒体搬送方向下流側に位置して連続記録媒体上の画像を読み取る画像読取部と、を制御する制御部で実行されるプログラムであって、
前記制御部に、
前記画像読取部により前記画像形成部で前記連続記録媒体に印刷された画像の読み取り結果を取得して前記画像形成部により印刷された画像を判定するステップと、
判定結果の通知を行う場合に、前記画像形成部によって前記連続記録媒体上に判定結果情報を印刷する制御を行うステップと、
連続記録媒体の搬送方向端側に、前記判定結果情報を印刷する余白を設けるステップと、を実行させることを特徴とする。
他の形態のプログラムの発明は、前記形態において、前記余白を設けるステップは、連続記録媒体の搬送方向端側に、前記画像形成部で実行するジョブごとに前記判定結果情報を印刷する余白を設けることを特徴とする。
本発明によれば、画像の判定の結果、判定結果を通知する場合、画像形成部を用いて連続転写媒体に判定結果情報を印刷することができ、特別な構成を必要とすることなく判定結果を通知することが可能となる。
本発明の一実施形態の画像形成装置の概略を示す図である。 同じく、後処理装置の概略を示す図である。 同じく、画像形成システムの制御ブロックを示す図である。 同じく、印刷された画像の異常を検知して不良検知マーカーを形成する手 順を示すフローチャートである。 同じく、不良検知マーカーの印刷方法を示す図である。 同じく、不良検知マーカーと不良の位置との関係を示す図である。 同じく、後処理装置における動作手順を示すフローチャートである。 同じく、不良検知マーカーの印字方法の他の形態を示す図である。 同じく、不良検知マーカーの印字方法の他の形態を示す図である。 同じく、不良検知マーカーの印字方法の他の形態を示す図である。 同じく、不良検知マーカーとしてバーコードを印字する場合の図である。 同じく、連続用紙の終端での画像形成動作を示す図である。
以下に、本発明の一実施形態について、添付図面に基づいて説明する。
画像形成装置1は、図1に示すように、装置本体1Aと、給紙部200と、排紙部500とを備えている。給紙部200は装置本体1Aの前段に接続されており、排紙部500は装置本体1Aの後段に接続されている。
なお、本実施形態では、装置本体1Aと、給紙部200と、排紙部500とによって画像形成装置1が構成されている。また、他の後処理装置などを含めたものを画像形成装置とするものであってもよい。ただし、本発明では、装置本体1Aのみによって画像形成装置が構成されるものであってもよく、給紙部200、排紙部500などとともに画像形成システムが構成されているものでもよい。また、さらに、他の装置とともに画像形成システムを構成するものとしてもよい。
給紙部200は、ロール紙を収納・保持し、装置本体1Aへロール紙を給紙する。給紙部200は、本発明の搬送装置の一部を構成する。
なお、給紙部200と装置本体1Aとの間に、装置間の微小な速度差および寄りを吸収するためのバッファ機構を設けても良い。ロール紙は、本発明の連続転写媒体に相当する。
また、この実施形態では、連続用紙としてロール紙を使用しているが、本発明の連続転写媒体としては媒体が連続しているものであればよく、連続伝票用紙、連続帳票用紙等でもよい。また、連続用紙はロール状で収納されるものでもよく、交互に折り畳んであるものでもよい。また、本発明の連続転写媒体としては紙以外のものでもよく、例えば布やプラスチック製の転写媒体を用いるものとしても良い。
画像形成装置1は、ロール紙が搬送される搬送路22を有している。搬送路22は、給紙部200から装置本体1Aに至り、さらに装置本体1Aから排紙部500に至るものであり、給紙部200から給紙されたロール紙が搬送される。ロール紙の搬送は、搬送路22上に配置した搬送ローラー40等によって行われる。
搬送路22、搬送ローラー40等は、本発明の搬送装置の一部を構成する。
装置本体1Aは、搬送路22上の用紙に画像を形成する画像形成部100を有している。 画像形成部100は、各色(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックなど)用にそれぞれ用意された感光体101を有している。また、各感光体101の周縁には、図示しない帯電器、書き込み部および現像ユニットが配設されている。帯電器は感光体101の表面を帯電させ、書き込み部は、画像メモリなどの記録された原稿の画像情報に基づいて像露光を行い、感光体101の表面に潜像を形成する。現像ユニットは、潜像を現像してトナー像を形成する。形成されたトナー像は中間転写ベルト16へと転写され、中間転写ベルト16上の画像は、二次転写ローラー18によって搬送路22を搬送される用紙へと転写される。
なお、この実施形態では、カラー印刷を行う画像形成装置について説明しているが、モノクロ印刷のみを行う画像形成装置であってもよい。
また、装置本体1Aは、画像形成部100の用紙搬送方向下流側で、定着部50を有している。定着部50は、二次転写ローラー18で画像が転写されたロール紙に対して、熱と圧力を加えてトナー像を定着する。
装置本体1Aの内部には、定着部50よりも用紙搬送方向下流側で、搬送路22に沿って画像読取部60が設けられている。画像読取部60は、搬送路22で搬送されるロール紙の画像を光学的に読み取って読取データを出力する。画像読取部60は、ラインセンサ等によって構成することができ、読取結果である読取データを後述する制御部に送信する。制御部では、読み取った画像データが不良であるかの検証を行うことができる。
なお、画像読取部60に、CPUとCPU上で動作するプログラムで構成される異常画像検証部を設け、読取結果から画像の良否を判定できるようにしてもよい。この場合、異常画像検証部は、本発明の制御部の一部として機能することになる。
また、装置本体1A上部には、操作表示部140が備えられている。操作表示部140は、操作者の操作の受付および情報の表示が可能となっており、ジョブの設定、実行や機械の状態を表示する。操作表示部140は、操作を行う操作部と表示を行う表示部とが別体で構成されていてもよいが、タッチパネルLCDなどのように操作部と表示部とが一体に構成されているものであってもよい。
装置本体1A上には、原稿読み取り部30が備えられている。原稿読み取り部30は、原稿を自動的に読み込む自動原稿給送装置を含んでいる。原稿読み取り部30では原稿の画像が読み取られ、一旦、図示しない画像メモリなどに記録される。読み取られた画像データは、画像形成部100による画像の形成に用いられる。なお、原稿は図示しないプラテンガラス上で読み取ってもよい。
装置本体1Aの後段に設けられた排紙部500は、装置本体1Aから搬送された用紙をロール状に巻き取って収納する。なお、装置本体1Aと排紙部500との間に、装置間の微小な速度差および寄りを吸収するためのバッファ機構を設けても良い。排紙部500は、搬送装置の一部を構成する。
装置本体1Aには、ロール紙搬送、画像形成、画像読み取りなど、画像形成装置1全体を制御する制御部110を有している。制御部110は、CPU、CPUで実行されるプログラム、プログラムや動作パラメータなどを格納するROM、不揮発メモリ、作業領域となるRAMなどを有している。
なお、プログラムは、移動可能なメモリなどに格納されて流通するものであってもよい。
また、制御部110では、画像読取部60で読み取った読取データと、画像形成に用いた画像データとを対比して、予め定めた基準に基づいて印刷された画像の良否を判定することができる。基準としては、画像形状の相違や色味の相違などを用いることができるが、本発明としてはその基準が特定のものに限定されるものではない。なお、この実施形態では、画像の判定として画像の良否について行うものとしたが、本発明としては画像の判定が画像の良否に限定されるものではなく、読み込みデータに基づいて画像の判定を行えるものであれば限定されない。
また、制御部110には、画像が不良であると判定された際に、判定結果情報としてロール紙に印刷する異常検知マークの画像が格納されている。また、制御部110では、判定結果情報の印刷を、不良画像に対し、所定の距離を有するように行うようにしてもよく、また、判定結果情報に不良画像の位置を示す情報を合わせて印刷するようにしてもよい。所定の距離は常に一定のものとしてもよく、距離を変更する場合は、距離情報を通知するようにしてもよい。
次に、画像形成装置1で印刷が行われたロール紙の後処理を行う後処理装置の実施形態について、図2に基づいて説明する。
後処理装置2は、後処理装置本体2Aと、給紙部600と、排紙部700とを有している。給紙装置600は後処理装置本体2Aの前段に接続されており、排紙部700は装置本体2Aの後段に接続されている。
後処理装置2は、給紙部600から後処理装置本体2Aを経由して排紙部700へと至る搬送路92を有している。給紙部600から給紙された用紙は、搬送ローラー90によって搬送路92上を搬送されて、後処理装置本体2Aおよび排紙部700へと搬送される。
給紙部600、搬送路92、搬送ローラー90、排紙部700は、本発明の搬送装置を構成する。
給紙部600は、ロール状としたロール紙を収納・保持し、該ロール紙から装置本体2Aへ連続して用紙を供給することが可能となっている。本実施形態では、給紙部600には、画像形成装置1の装置本体1Aから出力されて排紙部700に収納されていたロール紙が収納されている。
後処理装置本体2Aの上部には、操作表示部240が設けられている。操作表示部240は、操作者の操作の受付や情報の表示が可能となっており、装置の動作開始や停止、機械の状態を表示する。また、後述する不良検知マーカーを検知した際には、不良に関する通知を表示することができる。操作表示部240は、操作を行う操作部と表示を行う表示部とが別体で構成されていてもよいが、タッチパネルLCDなどのように操作部と表示部とが一体に構成されているものであってもよい。操作表示部は、本発明の表示部に相当する。
後処理装置本体2Aの内部には、検知部70が配置されている。検知部70は、ロール紙に印刷されている切断マーカーや不良検知マーカー等の画像を読み取る。検知部70はラインセンサでもよく、ポイントで画像を読み取るセンサとしてもよい。
後処理装置本体2Aの内部には、検知部70の下流側の位置に、切断部80が設けられている。切断部80は、搬送路92上を搬送されるロール紙の切断を行う。例えば切断部80では、ロール紙を画像のセット毎に切断することができる。切断部80は、本発明の後処理部に相当する。なお、この形態では後処理として用紙の切断を行っているが、本発明としては後処理の種類や数がこれに限定されず、例えば、切断後に折り処理やステープル処理等を行うものとしてもよい。また、検知部70を不良を検知するための後処理部とするものであってもよい。
後処理装置本体2Aの後段に設けられた排紙部700は、後処理装置本体2Aから排紙された用紙を収納する。例えば、切断部80で切断された用紙を積載して収納するようにしてもよい。
画像形成装置1と後処理装置2とは、本発明の画像形成システムを構成する。なお、本発明の画像形成システムはこれに限定されず、他の装置を組み合わせたものとしてもよい。また、この形態においては画像形成装置1と後処理装置2とは機械的に接続されていないが、画像形成装置1と後処理装置2とが機械的に接続されている構成としてもよい。
次に、画像形成装置1および後処理装置2からなる画像形成システムの制御ブロックについて、図3に基づいて説明する。
まず、画像形成装置1の制御ブロックについて説明する。
画像形成装置1は、制御部110を備えている。制御部110はCPUとCPUを動作させるプログラムとによって構成することができる。制御部110の位置は特に限定されず、例えば装置本体1A内外に備えることができる。この実施形態では、制御部110は装置本体1Aに備えられている。
制御部110は、装置本体1Aの全体を制御し、さらに画像形成装置1の全体を制御するものであり、ジョブの管理、画像形成制御、連続用紙搬送制御などを行う。さらに、制御部110は、画像の読み取りデータに基づく不良の有無や不良位置の判定や、不良が有る場合における不良検知マーカーの形成指示なども行う。
制御部110には、記憶部111が接続されている。記憶部111としては、RAMや不揮発メモリなどにより構成することができる。RAMは、作業領域や画像データの格納に用いることができる。なお、記憶部111は、制御部110に含まれるものとしてもよい。
不揮発メモリでは、画像形成装置1の設定データ、プロセス制御パラメータなどを格納することができる。設定データとしては、後述する不良検知マーカーの形成位置や、マーカーの種類等に関する設定、不良の位置とマーカーの位置との間の距離設定、その他の機械設定内容などが格納されている。不良検知マーカーを始点と終点とで印刷する場合、その色や形状の設定を格納するものとしてもよい。
制御部110には、画像形成部100が制御可能に接続されている。画像形成部100では、電子写真プロセスにより画像形成を行い、連続用紙に画像を転写する。
また、制御部110には、画像処理部105が制御可能に接続されている。画像処理部105は画像データを処理して画像形成を行う処理を行う。画像データとしてはジョブデータや不良検知マーカー、切断マーカーなどがある。
制御部110には、搬送部120が制御可能に接続されている。搬送部120は、搬送路22や、搬送ローラー40、回転駆動されるローラーを駆動する図示しないモータなどによって構成され、ロール紙を搬送する。
また、制御部110には、操作表示部140が制御可能に接続されている。操作表示部140は、タッチパネル式のLCDを備えており、操作と表示を行うことができる。操作表示部140では、画像形成装置1における設定や動作指令などの動作制御条件の入力が可能となっている。
また、制御部110には、画像読取部60が制御可能に接続されている。画像読取部60で得られた読み取りデータは制御部110に送信され、用紙上の画像に異常があるかどうかの判定を行う際に利用される。
また、制御部110には、通信部160が接続されており、ケーブルやネットワークを介して他の装置との間で通信を行うことができる。例えば、外部の装置から画像データを取得することができる。また、後処理装置2との間でデータの送受信を行ったり、制御部110から制御指令を後処理装置2に送信して後処理装置2の動作制御を行ったりすることができる。
さらに、管理装置4を有する場合、管理装置4との間でデータの送受信を行ったり、管理装置4から制御指令を受けて、管理装置4の制御に基づいて画像形成装置1の動作制御が行われるようにしてもよい。
また、制御部110には、原稿読み取り部30が制御可能に接続されている。原稿読み取り部30で読み取った画像データは制御部110へと転送され、画像形成等に利用される。
次に、後処理装置2の制御ブロックについて説明する。
後処理装置2は、後処理制御部210を備えている。後処理制御部210はCPUとCPUを動作させるプログラムとによって構成することができる。この実施形態では、後処理制御部は装置本体2Aに備えられているものとして説明する。
また、後処理装置2が制御部110による制御を受けるものとしてもよい。後処理制御部210では、制御部110の制御指令によって後処理装置2を制御することができる。
後処理制御部210には、記憶部211が接続されている。記憶部211としては、RAMや不揮発メモリなどにより構成することができる。記憶部211は、後処理制御部210に含まれるものとしてもよい。
不揮発メモリでは、後処理装置2の設定データ、プロセス制御パラメータなどを格納することができる。設定データとしては、機械設定内容、後処理制御パラメータなどが格納されている。また、不良検知マーカーの位置と不良位置とに関する設定内容が格納されているものであってもよい。
後処理制御部210は、後処理装置2の全体を制御するものであり、用紙搬送制御、後処理制御などを行う。さらに、後処理制御部210は、検知部70の検知結果に基づいて、不良位置の特定、不良検知時の後処理の停止、不良に関する通知の実施指示などを行う。したがって、後処理制御部210は、本発明の判定制御部として機能する。
後処理制御部210には、搬送部220が制御可能に接続されている。搬送部220は、搬送路92や、搬送ローラー90、回転駆動されるローラーを駆動する図示しないモータなどによって構成されている。搬送部220によってロール紙や切断された用紙が搬送される。
後処理制御部210には、操作表示部240が制御可能に接続されている。操作表示部240は、タッチパネル式のLCDを備えており、操作と表示を行うことができる。すなわち、操作表示部240では、後処理装置2における設定や動作指令などの動作制御条件の入力、および、不良に関する通知の表示などが可能となっている。操作表示部240は、本発明の表示部に相当する。
後処理制御部210には、検知部70が制御可能に接続されている。検知部70は、用紙上の不良検知マーカーや切断マーカーを検知する。不良検知マーカーや切断マーカーの検知結果は、後処理制御部210に送信され、後処理制御部210では、用紙上の画像に異常があるかどうかの判定や不良の位置の特定、切断位置の特定などに利用される。切断マーカーは、切断部80による切断動作に利用することができる。
後処理制御部210には、後処理部250が制御可能に接続されている。後処理部250は、本実施形態では切断部80によって構成されている。切断部80では、例えば、切断マーカーの検知結果に基づいて後処理制御部210の制御によって動作し、ロール紙を所定位置で切断する。
後処理制御部210には、通信部260が接続されており、ネットワークを介して他の装置との間で通信を行うことができる。
例えば、外部の装置、例えば画像形成装置1からデータを取得することができる。また、管理装置4を有する場合、管理装置4との間でデータの送受信を行ったり、管理装置4から制御情報を取得して、管理装置4の制御に基づいて後処理装置2の動作制御を行ったりすることができる。
また、画像形成システムにおいて、画像形成装置1および後処理装置2にケーブルやネットワークで接続された管理装置4などによって画像形成装置1や後処理装置2が制御されるものであってもよい。その場合、管理装置4の管理制御部400によって、画像形成システムが制御される。なお、本発明の画像形成システムでは、管理装置を有するもの、有しないもののいずれであってもよい。
次に、画像形成装置1の基本的動作について説明する。
画像を用紙に印刷する場合について説明する。まず、給紙部200から用紙の給紙を開始する。用紙は搬送路22に沿って搬送される。画像形成部100では、印刷ジョブ等の画像データに基づいて各感光体にトナー像を書き込み、各感光体に書き込まれたトナー像を中間転写ベルト16に転写した後、給紙部200によって供給されるロール紙にトナー像を二次転写し、定着部50で画像を定着する。画像データは、原稿読み取り部30を通して取得してもよく、通信部160を通して外部から取得してもよい。なお、後処理装置2で切断を行いたい場所には、ロール紙の切断を行う位置に切断マーカーを印刷することができる。切断マーカーは、ジョブ等の画像形成領域外に印刷するようにしてもよい。
画像形成がなされたロール紙は、下流側へと搬送され、その後、排紙部500において巻き取られ、ロール状に収納される。その際に、装置本体1内で、制御部110の制御によって画像読取部60でロール紙上の画像を読み取って、読み取りデータを制御部110に送信することができる。
次に、後処理装置2の動作について説明する。
画像形成装置1などで画像の印刷が行われたロール紙は、給紙部600に収納され、後処理に応じて給紙される。給紙されたロール紙は、搬送路92に沿って搬送され、画像が検知部70で検知される。検知結果は、後処理制御部210に送信される。後処理制御部210では、検知結果に応じて後処理装置2の制御を行うことができる。例えば、異常検知マーカーを検知した場合は、検知結果を操作表示部240に表示したり、ロール紙の搬送を停止することができる。操作表示部240に検知結果を表示する場合、異常の検知や異常位置を特定するための位置情報などを表示する。また、異常位置を切断部80で切断するようにロール紙の停止位置を設定し、さらに、切断部80を制御して所望の箇所で切断を行うようにしてもよい。また、不良検知マーカーが検知されない場合は、切断マーカーを検知することでロール紙を所定箇所で切断して排紙部700に搬送することができる。
(実施形態1)
次に、画像形成装置1において、画像の不良の検証を行う手順、および、不良の発見時に不良判定マークを印刷する手順の例について添付図面に基づいて説明する。
本形態の画像形成装置1は、印刷された画像を画像読取部60で読み取り、読み取りデータが制御部110に送信され、制御部110で読み取り結果に基づいて印刷画像に不良があるかを判定する。不良があると判定した際には画像形成部100によってロール紙に不良検知マーカーの印刷を行うことができる。不良検知マーカーは、本発明の判定結果情報に相当する。判定結果情報は、記号やコード、バーコード、QRコード(商標)、文字などにより構成することができ、本発明としては特定のものに限定されない。
上記判定手順について、図4のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の手順は制御部110の制御によって実行される。
まず、画像形成装置1は操作表示部140に含まれる操作部からの印刷指示を受け、印刷データに基づいて画像形成部100で印刷を行う(ステップs1)。なお、操作部からの印刷指示ではなく、外部の装置などからの指示によって印刷を行うものとしても良い。
その後、画像読取部60でロール紙に印刷された画像を読み取る。制御部では、読取り結果を受け、異常画像検証部として、読み取り画像データと、画像形成に用いた画像データ(印刷データ)との比較を行い(ステップs2)、印刷された画像に異常画像(不良)があるかを判定する(ステップs3)。
印刷された画像に異常画像がある場合(ステップs3、Yes)、異常画像検証部である制御部は、画像形成部100に対し、不良検知マーカーの画像の印字を行うように指示する(ステップs4)。画像形成部100は、ロール紙の画像の領域外や白紙部分に不良検知マーカーを印字する(ステップs5)。また、ロール紙の終端に余白を設けて不良検知マーカーを印刷するようにしてもよい。
その後、次の画像があるかを判定し(ステップs6)、次の画像がある場合には(ステップs6、Yes)、ステップs2へ戻り、画像の読み取りを行う。次の画像がない場合には(ステップs6、No)、手順を終了する。一方、ステップs3において異常画像がないと判定された場合(ステップs3、No)、ステップs6へ進み、同様に次の画像があるかの判定を行う。上記手順により、不良がある毎に、ロール紙に不良検知マーカーを印刷することができる。また、ロール紙の終端などにまとめて不良検知マーカーを印刷するようにしてもよい。
図5は、不良検知マーカーMの印字位置の一例を示す図である。
この図においては、ロール紙P上において、ジョブの画像領域Gの外側、すなわち、後処理装置で切り取りが行われる切り取り線Cよりも外側の位置において、不良検知マーカーMの印字を行う。これにより、出力物に対して影響を及ぼすことなくマーカーを印字することが可能となる。
なお、画像読取部60が不良を検知した際に、画像形成部100に対して不良検知マーカーMの印刷指示が行われるため、マーカーMの印刷位置と不良位置との間には一定の距離が発生することになる。
例えば、図6に示すように、画像読取部60で不良を検知後、すぐに画像形成部100でマーカーの印字が可能であるとすると、不良検知マーカーM0と不良位置までの距離は、画像読取部60と画像形成部100との距離とほぼ同じとなる。
なお、画像形成部100の形成タイミングにより距離はこれよりも長くなる可能性はあるが、バラツキ分などを考慮して一定距離Lを有して印字できるように制御することができる。一定距離Lは、一旦記憶部111に格納し、操作表示部140に表示したり、通信部160を通して後処理装置2や管理装置4に通知したりするようにしてもよく、単にオペレータが距離Lを把握できるようにしてもよく、一定値であれば、後処理装置2の記憶部211に格納しておいてもよい。また、不良検知マーカーに距離を示す情報を印刷するようにしてもよい。
次に、後処理装置2の動作について説明する。
後処理装置2は、給紙部600に格納されたロール紙に対し、不良検知マーカーの検知および切断等の後処理を行うことができる。後処理に際しては、不良検知マーカーが用紙に印字されているかを検知し、不良検知マーカーがロール紙に印字されている場合は、不良があると判定し、不良検知時の動作を実施する。
具体的には、ロール紙搬送の停止や、不良位置の通知を行う。不良検知マーカーに対する不良位置の距離などは、記憶部211に格納しておき、不良検知マーカー検知時に読み出してもよく、画像形成装置1から通知を受けたものでもよい。また、ユーザが操作表示部240を通してマーカーと不良位置との間隔などを入力してもよく、さらに、不良検知マーカーに位置情報を含み、これを読み取ってその情報を取得するようにしてもよい。また、管理装置4で管理されており、上記位置情報が管理装置4に通知されている場合、管理装置4を通して位置情報が後処理装置2に通知されるものであってもよい。なお、ロール紙の搬送停止に際しては、切断部80による切断が行われる位置にロール紙を移動させて停止するようにしてもよい。
不良検知マーカーが印字されていない場合には不良がないと判断し、後処理装置2は、用紙上の切断マーカーの位置において切断を行う。
後処理装置2の動作について、図7のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の手順はいずれも後処理制御部210の制御によって実行される。
操作表示部240における操作部から後処理開始指示を受けると、給紙部600からロール紙を給紙する(ステップs10)。なお、開始指示を操作部から受けるものではなく、外部から受けるような形態としてもよい。
次に、マーカー検知部70がロール紙(用紙)に印字された不良検知マーカーを検知し(ステップs11)、ロール紙に不良検知マーカーがあるかを判定する(ステップs12)。
ステップs12においてロール紙に不良検知マーカーがあると判定された場合(ステップs12、Yes)、給紙動作を停止し(ステップs15)、操作表示部240に不良箇所があることを表示する(ステップs16)。この際、不良の位置の特定を行い、不良の位置について操作表示部240に表示することができる。その後、処理を終了する。
ロール紙上に不良検知マーカーがない場合(ステップs12、No)、ロール紙上に切断マーカーがあるかを判定する(ステップs13)。切断マーカーがある場合(ステップs13、Yes)、切断部によって用紙を切断し(ステップs14)、手順を終了する。切断マーカーがない場合(ステップs13、No)は、そのまま手順を終了する。
(実施形態2)
次に、本発明の他の実施形態を説明する。
実施形態1では、不良を検知した際には一つの不良検知マーカーを形成するものとして説明したが、不良検知マーカーを複数印刷するものとしてもよく、例えば、不良画像の始点と不良画像の終点に対応する不良検知マーカーをそれぞれ印字して、後処理装置において不良位置の範囲を特定できるような形態としてもよい。この場合、始点と終点とを区別できるように、それぞれの不良検知マーカーは、色や形状等を変えるようにしてもよい。
図8は、ロール紙P上に、不良画像の始点と終点に対応する不良検知マーカーを異なる色とした場合を示す図である。例えば、始点に対応する不良検知マーカーM1を赤色で形成し、終点に対応する不良検知マーカーM2を青色で形成し、後処理装置2によって不良検知マーカーの色を検知することにより、不良が存在する領域を特定できるようにしてもよい。この結果は、操作表示部240に表示する、管理装置4に通知するなどの通知を行うことでユーザが不良領域を容易に把握することができる。なお、不良位置と不良検知マーカーの位置の関係は、上記実施形態1と同様にそれぞれ把握可能にしておく。
また、図9は、不良検知マーカーをマーカーの形によって区別できるようにしたものである。この図では、不良の始点に対応する不良検知マーカーM3を円形状とし、不良位置終点に対応する不良検知マーカーM4を方形状とし、後処理装置2で不良検知マーカーの形状を検知することにより、不良が存在する領域を特定することができる。
また、色と形状の変更を始点と終点でそれぞれ行うようにしてもよい。
(実施形態3)
次に、本発明のさらに他の実施形態を図10に基づいて説明する。
画像形成装置1で出力する印刷物が搬送方向に並んだ複数画像を一セットとするようなものである場合、不良を検知した際には、不良位置から一定の画像セット後に不良検知マーカーを印字するような形態としてもよい。これにより、マーカーから何セット前に不良箇所が含まれているか容易に特定できるようになる。
図10は、複数画像を一セットとするような印刷物の場合に、不良検知マーカーを形成する際のロール紙P上の状態を示す図である。図10に示すように、例えば不良箇所を含む画像セットの次のまた次の画像セットの終端に不良検知マーカーM5を形成するようにしておくことで、後処理装置2では不良箇所を含む画像セットを容易に特定することが可能となる。また、この際に、不良画像を含むセットのどの位置の画像であるかを示す情報を印刷するようにしてもよい。
(実施形態4)
次に、本発明のさらに他の実施形態を図11に基づいて説明する。
上記した各実施形態では、不良検知マーカーとして記号を印刷していたが、不良検知マーカーとして、不良画像の位置を示す情報や範囲情報等の情報を持たせた判定結果情報をバーコードやQRコード等で印字しても良い。
その際には、マーカー不良箇所毎に印字を行っても良く、全ての不良箇所の情報をまとめた一つのマーカーをジョブ終端後の空白部分に印字してもよい。
図11は、二次元コードの不良検知マーカーMBに全ての不良箇所の情報を持たせて、ジョブの終端後の空白部分に印字したものである。この形態では、後処理装置においてコードを読み取って解析を行うことにより、正確な不良箇所を特定することが可能であり、その情報を操作表示部240に表示するなどの通知を行うことができる。
(実施形態5)
本発明のさらに他の実施形態を図12に基づいて説明する。
上記形態においては、用紙の残り長さが短い場合には、不良を検知したときには既に用紙の終端が画像形成部を通過していて不良検知マーカー形成できない場合がある。そこで、ロール紙の終端にはジョブの画像印刷を行わず、不良検知マーカーを印字するための余白を確保するようにしてもよい。
図12は、給紙部が用紙なしを検知した際の手順を示すフローチャートである。以下の手順は制御部の制御によって実行される。
まず、画像形成装置1は操作部から印刷指示を受け、印刷データの印刷を画像形成部で行う(ステップs20)。その後、給紙部が用紙なしを検知すると(ステップs21)、画像形成を停止する(ステップs22)。これによりロール紙の終端に余白が確保される。このとき、給紙部での用紙なし後、直ちに画像形成を停止するものではなく、所定時間後に画像形成の停止を行うものとすることで、残りの用紙長とマーカーを印字するために必要な距離に基づいて、印字可能な画像は印刷し、極力白紙部分を少なくするようにしてもよい。
以上、本発明について、上記実施形態および図面に基づいて説明したが、本発明の範囲は上記実施形態の説明の内容に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りでは前記各実施形態に対する適宜の変更が可能である。
1 画像形成装置
1A 装置本体
2 後処理装置
2A 後処理装置本体
3 外部装置
4 管理装置
16 中間転写ベルト
18 二次転写ローラー
22 搬送路
30 原稿読み取り部
40 搬送ローラー
50 定着部
60 画像読取部
70 検知部
80 切断部
90 搬送ローラー
92 搬送路
100 画像形成部
110 制御部
111 記憶部
130 画像読取部
160 通信部
200 給紙部
210 後処理制御部
211 記憶部
250 後処理部
500 排紙部
600 給紙部
700 排紙部
M、M0、M1、M2 不良検知マーカー
MB 不良検知マーカー
P 用紙

Claims (18)

  1. 連続記録媒体を搬送する搬送装置と、
    連続記録媒体に画像を印刷する画像形成部と、
    前記画像形成部の連続記録媒体搬送方向下流側に位置して連続記録媒体に印刷された画像を読み取る画像読取部と、
    搬送装置、画像形成部および画像読取部を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記画像読取部による画像の読み取り結果に基づいて、連続記録媒体に印刷された画像を判定し、判定結果の通知を行う場合は、前記画像形成部によって前記連続記録媒体に判定結果情報を印刷する制御を行い、
    さらに、前記制御部は、予め設定された、判定した画像の位置に対する判定結果情報の印刷位置に基づいて、前記判定結果情報を印刷する制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記印刷位置は、前記画像形成部と前記画像読取部との間の配置距離に基づいて設定されている請求項1記載の画像形成装置。
  3. 連続記録媒体を搬送する搬送装置と、
    連続記録媒体に画像を印刷する画像形成部と、
    前記画像形成部の連続記録媒体搬送方向下流側に位置して連続記録媒体に印刷された画像を読み取る画像読取部と、
    搬送装置、画像形成部および画像読取部を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記画像読取部による画像の読み取り結果に基づいて、連続記録媒体に印刷された画像を判定し、判定結果の通知を行う場合は、前記画像形成部によって前記連続記録媒体に判定結果情報を印刷する制御を行い、
    さらに、前記制御部は、前記判定結果情報を、判定結果を通知する画像の範囲の始まりと終わりに対応して印刷する制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記始まりと前記終わりとに対応して色または/および形を変えて判定結果情報を印刷することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 連続記録媒体を搬送する搬送装置と、
    連続記録媒体に画像を印刷する画像形成部と、
    前記画像形成部の連続記録媒体搬送方向下流側に位置して連続記録媒体に印刷された画像を読み取る画像読取部と、
    搬送装置、画像形成部および画像読取部を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記画像読取部による画像の読み取り結果に基づいて、連続記録媒体に印刷された画像を判定し、判定結果の通知を行う場合は、前記画像形成部によって前記連続記録媒体に判定結果情報を印刷する制御を行い、
    さらに、前記制御部は、前記連続記録媒体に印刷される複数の画像が一つのセットとして設定されている場合、前記複数の画像のセットに対応する連続記録媒体の搬送方向の長さに応じて前記判定結果情報の印刷位置を決定することを特徴とする画像形成装置。
  6. 連続記録媒体を搬送する搬送装置と、
    連続記録媒体に画像を印刷する画像形成部と、
    前記画像形成部の連続記録媒体搬送方向下流側に位置して連続記録媒体に印刷された画像を読み取る画像読取部と、
    搬送装置、画像形成部および画像読取部を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記画像読取部による画像の読み取り結果に基づいて、連続記録媒体に印刷された画像を判定し、判定結果の通知を行う場合は、前記画像形成部によって前記連続記録媒体に判定結果情報を印刷する制御を行い、
    さらに、前記制御部は、連続記録媒体の搬送方向端側に、前記判定結果情報を印刷する余白を設けることを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記制御部は、連続記録媒体の搬送方向端側に、前記画像形成部で実行するジョブごとに前記判定結果情報を印刷する余白を設けることを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記画像の判定に際し、予め定めた基準によって画像が正常か不良かを判定し、不良と判定される場合、判定結果情報を印刷する制御を行うことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、判定結果情報の印刷とともに、判定した画像の位置を示す位置情報を印刷することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、前記判定結果情報を連続記録媒体の画像印刷領域外または白紙部分に印刷することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記判定結果情報の一部または全部がコードからなることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記制御部は、前記画像読取部による画像の読み取り結果に基づいて、前記連続記録媒体に印刷された画像の形状に基づいて画像の判定を行うことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記制御部は、前記画像読取部による画像の読み取り結果に基づいて、前記連続記録媒体に印刷された画像の色味に基づいて画像の判定を行うことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 画像形成装置と、前記画像形成装置で画像が印刷された連続記録媒体の後処理を行う後処理装置とを備える画像形成システムであって、
    前記画像形成装置は、
    連続記録媒体を搬送する第1搬送装置と、
    連続記録媒体に画像を印刷する画像形成部と、
    前記画像形成部の連続記録媒体搬送方向下流側に位置して連続記録媒体に印刷された画
    像を読み取る画像読取部と、
    搬送装置、画像形成部および画像読取部を制御する制御部と、を有し、
    前記後処理装置は、
    前記連続記録媒体の搬送を行う第2搬送装置と、
    前記連続記録媒体に印刷されている判定結果情報の画像を読み取る検知部と、
    前記検知部の読み取り結果を取得して検知結果に基づいて少なくとも後処理装置の制御
    を行う判定制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記画像読取部による画像の読み取り結果に基づいて、連続記録媒体に
    印刷された画像を判定し、判定結果の通知を行う場合は、前記画像形成部によって前記連
    続記録媒体に判定結果情報を印刷する制御を行い、
    さらに、前記制御部は、連続記録媒体の搬送方向後端側に、前記判定結果情報を印刷す
    る余白を設け、
    前記判定制御部は、判定結果情報を取得すると、判定した画像の位置に応じて
    連続記録媒体の搬送を停止する制御を行うことを特徴とする画像形成システム。
  15. 連続記録媒体を搬送する搬送装置と、
    連続記録媒体に画像を印刷する画像形成部と、
    前記画像形成部の連続記録媒体搬送方向下流側に位置して連続記録媒体上の画像を読み取る画像読取部と、を有する画像形成システムを管理する管理装置であって、
    前記画像形成システムを管理して制御する管理制御部を有し、
    前記管理制御部は、前記画像読取部により前記画像形成部で前記連続記録媒体に印刷された画像の読み取り結果を取得して、前記画像形成部により印刷された画像を判定し、判定結果の通知を行う場合は、前記画像形成部によって前記連続記録媒体上に判定結果情報を印刷する制御を行い、
    さらに、前記管理制御部は、連続記録媒体の搬送方向端側に、前記判定結果情報を印刷する余白を設けることを特徴とする管理装置。
  16. 前記管理制御部は、連続記録媒体の搬送方向端側に、前記画像形成部で実行するジョブごとに前記判定結果情報を印刷する余白を設けることを特徴とする請求項15記載の管理装置。
  17. 連続記録媒体を搬送する搬送装置と、連続記録媒体に画像を印刷する画像形成部と、前記画像形成部の連続記録媒体搬送方向下流側に位置して連続記録媒体上の画像を読み取る画像読取部と、を制御する制御部で実行されるプログラムであって、
    前記制御部に、
    前記画像読取部により前記画像形成部で前記連続記録媒体に印刷された画像の読み取り結果を取得して前記画像形成部により印刷された画像を判定するステップと、
    判定結果の通知を行う場合に、前記画像形成部によって前記連続記録媒体上に判定結果情報を印刷する制御を行うステップと、
    連続記録媒体の搬送方向端側に、前記判定結果情報を印刷する余白を設けるステップと、を実行させることを特徴とするプログラム。
  18. 前記余白を設けるステップは、連続記録媒体の搬送方向端側に、前記画像形成部で実行するジョブごとに前記判定結果情報を印刷する余白を設けることを特徴とする請求項17記載のプログラム。
JP2016162017A 2016-08-22 2016-08-22 画像形成装置、後処理装置、画像形成システム、管理装置、およびプログラム Active JP6673098B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016162017A JP6673098B2 (ja) 2016-08-22 2016-08-22 画像形成装置、後処理装置、画像形成システム、管理装置、およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016162017A JP6673098B2 (ja) 2016-08-22 2016-08-22 画像形成装置、後処理装置、画像形成システム、管理装置、およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018030254A JP2018030254A (ja) 2018-03-01
JP6673098B2 true JP6673098B2 (ja) 2020-03-25

Family

ID=61302650

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016162017A Active JP6673098B2 (ja) 2016-08-22 2016-08-22 画像形成装置、後処理装置、画像形成システム、管理装置、およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6673098B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7102971B2 (ja) * 2018-06-22 2022-07-20 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、管理装置およびプログラム
JP6977680B2 (ja) * 2018-07-19 2021-12-08 コニカミノルタ株式会社 画像検査装置、プログラム、画像検査方法、画像形成システム及び画像形成装置
JP7226022B2 (ja) * 2019-03-29 2023-02-21 ブラザー工業株式会社 プリンタ

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008149650A (ja) * 2006-12-20 2008-07-03 Sato Corp プリンタ
JP4876946B2 (ja) * 2007-02-01 2012-02-15 富士ゼロックス株式会社 印刷システム、画像形成装置および後処理装置とプログラム
JP2009012294A (ja) * 2007-07-04 2009-01-22 Fuji Xerox Co Ltd 印刷システム、プリンタ装置及びプログラム
CN101934645B (zh) * 2010-08-10 2014-09-03 山东新北洋信息技术股份有限公司 打印控制方法及打印机
JP6091107B2 (ja) * 2012-07-31 2017-03-08 キヤノン株式会社 プリント方法およびプリント装置
JP6424647B2 (ja) * 2015-01-26 2018-11-21 コニカミノルタ株式会社 印刷物の製造方法、および印刷装置
JP6557063B2 (ja) * 2015-06-17 2019-08-07 サトーホールディングス株式会社 ラベル印字装置及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018030254A (ja) 2018-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108931898B (zh) 图像形成装置、图像形成系统、管理装置以及记录介质
CN107972352B (zh) 图像形成装置、图像形成系统以及图像形成方法
JP2009012256A (ja) 印刷システム、印刷システムの制御方法、記憶媒体及びプログラム
JP6673098B2 (ja) 画像形成装置、後処理装置、画像形成システム、管理装置、およびプログラム
CN110857918A (zh) 图像检查装置以及程序
JP2010002463A (ja) 画像形成装置
US9211723B2 (en) Image processing apparatus and method for processing image
JP2016215530A (ja) 画像形成装置、画像形成装置管理装置および画像形成リカバリー方法
JP2018069641A (ja) 画像形成装置、画像形成システムおよび制御プログラム
JP2018197788A (ja) 画像形成方法、および画像形成システム
JP2009203067A (ja) シート搬送装置、シート搬送装置の制御方法、記憶媒体及びプログラム
JP2009126101A (ja) 画像形成装置、印刷出力制御方法及びプログラム
JP6197626B2 (ja) 画像形成装置
CN107870532B (zh) 图像形成装置、图像形成装置的收容部切换方法
JP4352900B2 (ja) 給紙装置
JP6443005B2 (ja) 画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成方法
CN108732881B (zh) 图像形成装置
EP3301048B1 (en) Image processing apparatus and sheet transport method
JP5035449B2 (ja) 印刷システム
JP6558070B2 (ja) 画像形成装置
JP6262112B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法
JP2019217746A (ja) 画像形成装置、管理装置およびプログラム
JP7456484B2 (ja) 画像形成装置、管理装置およびプログラム
JP2019195122A (ja) 画像処理装置およびプログラム
JP2008276015A (ja) 画像形成装置及びその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190909

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190917

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191126

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6673098

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150