JP7102971B2 - 画像形成装置、管理装置およびプログラム - Google Patents

画像形成装置、管理装置およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、連続記録媒体に形成された画像を読み取った読取画像に基づいて画像の欠陥を検出可能な画像形成装置、管理装置およびプログラムに関する。
複写機、プリンター、複合機などの画像形成装置の分野では、用紙上の画像を読み取った読取画像と、印刷用のラスタライズ画像やプルーフ出力の画像などからなる正解画像とを比較することにより、画像の汚れや色ずれ、位置ずれ等の欠陥を検出することが行われている。
シールやラベル等のロール紙に画像を印刷する画像形成装置においても、ロール紙上の画像を読み取った読取画像を用いて欠陥の有無の検出が行われている。
ロール紙用の画像形成装置では、印刷後の用紙を後処理装置にセットしてダイカットや型抜きといった後処理を行った後、後処理後のロール紙を検査装置にセットして印刷欠陥有無を検査している。そして、検査装置において欠陥が検出された場合は、印刷欠陥箇所を手動でカットしたりシールを剥がしたりすることで、最終仕上がり物から印刷欠陥を取り除いている。なお、後処理と画像検査の順番が逆のケースも存在しており、検査装置による検査後に後処理を行う場合もある。
しかし、上記の方法は、手動で欠陥箇所を取り除くものであり、手間がかかるという問題がある。そこで、欠陥を検出した際に後処理装置に欠陥の位置を通知することで、後処理装置において自動で欠陥を取り除くことを可能にしたロール紙用の画像形成装置が提案されている。
例えば、特許文献1では、ロール印刷機にインラインの検査装置が装着されており、印刷を行いながら随時印刷欠陥を検知し、欠陥が検知された場合に、用紙先端と後端からの欠陥の距離情報を二次元コードでロール紙上に印刷する技術が記載されている。そして、出力されたロール紙の後処理を行う後処理機では、ロール紙上に印刷された二次元コードを読み取って印刷欠陥箇所の情報を取得し、印刷欠陥箇所を切り落とすことで、最終仕上がり物への欠陥混入を防止している。
特開2015-102376号公報
ロール紙上には印刷欠陥が複数個所存在することもあるため、後処理機において複数の印刷欠陥位置を認識できるようにする必要がある。
しかし、特許文献1では印刷欠陥情報の印刷位置や個数について言及しておらず、印刷欠陥が複数箇所存在する場合を考慮して印刷欠陥情報を印刷するものではない。そのため、後処理機が欠陥箇所を見逃してしまい、印刷欠陥が最終仕上がり物へ混入してしまうケースがあるという問題がある。
本発明は上記事情を背景としてなされたものであり、複数の欠陥位置情報を連続記録媒体に印刷可能な画像形成装置、管理装置、およびプログラムを提供することを目的とする。
すなわち、本発明の画像形成装置のうち、第1の形態は、連続記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記連続記録媒体を搬送する搬送部と、
前記画像形成部よりも搬送方向下流側に位置し、画像が形成された連続記録媒体を読み取って読取画像を取得する画像読取部と、
情報を記憶する記憶部と、
前記画像形成部と、前記搬送部と、前記画像読取部と、を制御し、前記画像読取部で取得した読取画像に基づいて前記連続記録媒体上の画像の欠陥の有無を判定し、欠陥がある場合に、前記欠陥の位置に関する欠陥位置情報を前記記憶部に記憶することが可能な制御部と、を有し、
前記制御部は、前記記憶部に記憶されている複数の前記欠陥位置情報を前記連続記録媒体に印刷する制御を行うことが可能であり、
複数のジョブに基づいて前記連続記録媒体に画像を形成する場合、各ジョブの完了毎に前記欠陥位置情報を印刷する場合、次ジョブの開始前に前記欠陥位置情報の印刷が行われるように、前記次ジョブの印刷開始を遅延させる
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、前記記憶部に記憶されている複数の前記欠陥位置情報を、前記連続記録媒体上の一箇所に印刷する制御を行うことが可能である。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、次ジョブの出力を遅延させた場合、前記遅延により連続記録媒体上に発生した空白部分を欠陥とし、前記空白部分の位置を前記欠陥位置情報に含める。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、欠陥が検出されていないジョブの完了直後には前記欠陥位置情報の印刷を行わない。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、前記連続記録媒体の最後端に前記欠陥位置情報を印刷する。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、前記連続記録媒体の最後端に前記欠陥位置情報を印刷できない場合、当該欠陥位置情報を表示部に表示する。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、情報を表示可能な前記表示部を備える。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、前記連続記録媒体に印刷される画像の位置に基づいて、前記欠陥位置情報の印刷位置を変更する。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、前記欠陥位置情報を一次元コードまたは二次元コードによって印刷する。
本発明の管理装置のうち、第1の形態は、連続記録媒体に画像を形成する画像形成部と、前記連続記録媒体を搬送する搬送部と、前記画像形成部よりも搬送方向下流側に位置し、画像が形成された連続記録媒体を読み取って読取画像を取得する画像読取部と、を制御し、かつ、前記画像読取部で取得した読取画像に基づいて前記連続記録媒体上の画像の欠陥の有無を判定し、前記欠陥の位置に関する欠陥位置情報を記憶部に記憶することが可能な管理制御部を有し、
前記管理制御部は、前記記憶部に記憶されている複数の前記欠陥位置情報を前記連続記録媒体に印刷する制御を行うことが可能であり、
前記管理制御部は、複数のジョブに基づいて前記連続記録媒体に画像を形成する場合、各ジョブの完了毎に前記欠陥位置情報を印刷する場合、次ジョブの開始前に前記欠陥位置情報の印刷が行われるように、前記次ジョブの印刷開始を遅延させる
本発明のプログラムのうち、第1の形態は、連続記録媒体に画像を形成する画像形成部と、前記連続記録媒体を搬送する搬送部と、前記画像形成部よりも搬送方向下流側に位置し、画像が形成された連続記録媒体を読み取った読取画像を取得する画像読取部と、を制御する制御部で実行されるプログラムであって、
前記プログラムは、前記制御部に対し、
前記画像読取部で取得した読取画像に基づいて前記連続記録媒体上の画像の欠陥の有無を判定するステップと、
前記欠陥の位置に関する欠陥位置情報を記憶部に記憶するステップと、
前記記憶部に記憶されている複数の前記欠陥位置情報を前記連続記録媒体に印刷するステップと、
複数のジョブに基づいて前記連続記録媒体に画像を形成する場合、各ジョブの完了毎に前記欠陥位置情報を印刷する場合、次ジョブの開始前に前記欠陥位置情報の印刷が行われるように、前記次ジョブの印刷開始を遅延させるステップと、を実行させる。
本発明によれば、複数の欠陥位置情報を連続記録媒体に形成することが可能となる。
本発明の一実施形態における画像形成装置の機械的構成の概略を示す図である。 同じく、後処理装置の機械的構成の概略を示す図である。 同じく、制御ブロック図である。 同じく、欠陥の検出および欠陥位置情報の印刷を含む印刷処理手順を示すフローチャートである。 同じく、欠陥位置の特定方法の例を示す図である。 同じく、欠陥位置の特定方法の他の例を示す図である。 同じく、欠陥位置情報の印刷位置を示す図である。 同じく、ジョブ毎に欠陥情報を印刷する場合の手順を示すフローチャートである。 同じく、欠陥が発生した時点での画像位置を示す図である。 同じく、欠陥が検知された時点での画像位置を示す図である。 同じく、次ジョブが存在する場合の欠陥位置情報の印刷位置を示す図である。 同じく、ロール紙の後端に全ジョブの欠陥位置情報を印刷する場合の欠陥位置情報の印刷位置を示す図である。 同じく、ロール紙の後端に全ジョブの欠陥位置情報を印刷する場合の手順を示すフローチャートである。 同じく、ロール紙の後端に全ジョブの欠陥位置情報を印刷できない場合を示す図である。 同じく、全ジョブの欠陥位置情報をロール紙に印刷できない場合の欠陥位置情報の印刷動作を示す図である。 同じく、ロール紙上のカラーバーの位置に基づいて欠陥位置情報の印刷位置を変更する場合を示す図である。
以下に、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
画像形成装置1は、図1に示すように、装置本体1Aと、給紙部200と、排紙部500とを備えている。給紙部200は装置本体1Aの前段に接続されており、排紙部500は装置本体1Aの後段に接続されている。
なお、本実施形態では、装置本体1Aと、給紙部200と、排紙部500とによって画像形成装置1が構成されているが、画像形成装置1がさらに他の装置を備えるものであってもよく、本発明では装置本体1Aに接続される装置の種別や数が特に限定されるものではない。また、装置本体1Aとその他の装置とによって本発明の画像形成装置が構成されているものであってもよい。
画像形成装置1は、ロール紙が搬送される搬送路22を有している。搬送路22は、給紙部200から装置本体1Aを経由し、排紙部500に至るものであり、排紙部500ではロール紙が巻き取られて収納される。ロール紙の搬送は、搬送路22上に配置した搬送ローラー40等によって行われる。
搬送路22、搬送ローラー40等は、本発明の搬送部の一部を構成する。
給紙部200は、連続用紙としてのロール紙RPを収納、保持し、給紙する機能を有する。給紙部200から給紙される用紙は装置本体1Aに供給され、装置本体1Aにおいて画像形成および画像の読み取りが行われる。
ロール紙は、本発明の連続記録媒体に相当する。なお、この実施形態では、連続記録媒体としてロール紙を使用しているが、連続記録媒体がロール紙に限定されるものではなく、用紙が連続しているものであればよい。例えば、連続伝票用紙、連続帳票用紙なども連続紙に含まれる。連続紙はロール紙のように巻き取り状態で提供されるものでもよく、また、交互に畳まれた形態のものであってもよい。
また、連続記録媒体の材質は紙に限定されず、布やプラスチック製であってもよい。例えば、ラベル用紙やシール用紙を用いることができる。
また、装置本体1Aは、筐体の上部に操作表示部140が備えられている。操作表示部140は、タッチパネルを供えたLCDと操作キー群とを有しており、情報の表示および操作入力の受付が可能となっている。操作表示部140は、本発明の表示部に相当し、操作部を兼ねている。
なお、この実施形態では、操作表示部140は操作部と表示部とが一体となっているが、操作部と表示部とが一体となっていないものでもよく、例えば、操作部をマウスやタブレット、端末等によって構成してもよい。
また、装置本体1Aの筐体の上部には、操作表示部140が位置しない場所に、自動原稿給送装置(ADF)30が備えられている。自動原稿給送装置(ADF)30は、原稿載置台にセットされた原稿を自動で給送するものであり、自動原稿給送装置(ADF)30で給送される原稿は、図示しないスキャナー部によって読み取られる。
なお、原稿の読み取りは図示しないプラテンガラス上で行うことも可能である。
装置本体1Aの内部では、搬送路22の付近において、用紙に画像を形成する画像形成部11が設けられている。
画像形成部11は、各色用(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)用の感光体12を有しており、感光体12の周囲には、図示しない帯電器、LD(レーザダイオード)、現像器、クリーニング部等が備えられている。また、画像形成部11は、各色用の感光体12と接触する位置に、中間転写ベルト16を有している。中間転写ベルト16は、その途中に設けられた二次転写部18cにおいて搬送路22上の用紙と接触する。また、搬送路22では、二次転写部18よりも下流側の位置に定着部50が備えられている。
ロール紙に画像を形成する場合は、帯電器によって感光体12が一様に帯電された後に、感光体12に対しLDからレーザー光が照射されて、感光体12上に潜像が形成される。感光体12上の潜像は、現像器によって現像されてトナー像となり、感光体12上のトナー像は中間転写ベルト16に転写され、中間転写ベルト16上の画像は、二次転写部18においてロール紙に転写される。画像が転写されたロール紙は下流側へ搬送されて、定着部50によって熱と圧力が加えられ、画像の定着が行われる。
なお、この実施形態では、画像形成部11はカラーで画像形成を行うものとして説明したが、本発明としては、画像形成部11は、モノクロなど、単色で画像形成を行うものであってもよい。
また、装置本体1Aは、制御部110を有している。制御部110は、画像形成装置1全体を制御するものであり、CPUやメモリなどによって構成される。なお、制御部110は、装置本体外に設けられるものであってもよい。CPU上で動作するプログラムは、本発明のプログラムを含んでいる。
搬送路22では、定着部50よりも下流側の位置において、用紙の上面の画像の読み取りを行う画像読取部60が備えられている。
画像読取部60はCCDセンサーやCMOSセンサー等によって構成することができ、搬送路22で搬送されるロール紙上の画像を、搬送方向と交差する方向全体に亘って読み取ることができる。画像読取部60による読み取りによって取得された読取画像データは、制御部110に送信され、制御部110において印刷された画像の欠陥の有無を判定することができる。さらに、画像の欠陥が検知された場合には欠陥の位置を算出することができる。
装置本体1Aから排紙されたロール紙は、後段の排紙部500へ搬送される。
排紙部500は、装置本体1Aから排紙された用紙をロール状に巻き取って収納する。巻き取りが完了したロール紙は後処理装置2にセットされ、ロール紙に対する後処理が行われる。
次に、ロール紙の後処理を行う後処理装置の機械的構成を、図2に基づいて説明する。
後処理装置2は、後処理装置本体2Aと、後処理装置本体2Aの前段に接続された給紙部600と、後処理装置本体2Aの後段に接続された排紙部700とを有している。
後処理装置2は、給紙部600から後処理装置本体2Aを経由して排紙部700へと至る搬送路92を有している。給紙部600から給紙された用紙は、搬送ローラー90によって搬送路92上を搬送されて、後処理装置本体2Aおよび排紙部700へと搬送される。
給紙部600は、ロール紙を収納・保持し、該ロール紙を後処理装置本体2Aへ供給することができる。本実施形態では、給紙部600には、画像形成装置1で画像が形成されたロール紙が収納されている。
後処理装置本体2Aの上部には、操作表示部240が設けられている。操作表示部240は、操作者の操作の受付や情報の表示が可能となっており、装置の動作開始や停止、機械の状態を表示する。また、後述する欠陥位置情報を後処理装置2が検知した際に、欠陥に関する通知を表示することができる。
操作表示部240は、操作を行う操作部と表示を行う表示部とが別体で構成されていてもよく、また、タッチパネルLCDのように操作部と表示部とが一体に構成されているものであってもよい。
後処理装置本体2Aの内部には、欠陥情報読取部70が配置されている。欠陥情報読取部70は、ロール紙に印刷されている二次元コードを読み取り、欠陥の位置情報を取得することができる。欠陥情報読取部70はラインセンサーでもよく、ポイントで画像を読み取るセンサーであってもよい。
後処理装置本体2Aの内部には、欠陥情報読取部70の下流側の位置に、後処理部80が設けられている。後処理部80は、搬送路92上を搬送されるロール紙に対して所望の後処理を行うことが可能であり、例えば、後処理部80では、ロール紙のダイカット、型抜き、断裁等を行うことができる。後処理部80は、本発明の後処理部に相当する。
後処理装置本体2Aの後段には排紙部700が設けられており、後処理装置本体2Aから排紙された用紙を収納する。
なお、本実施形態では画像形成装置1と後処理装置2とは機械的に接続されていないが、本発明としては、画像形成装置1と後処理装置2とが機械的に接続されている構成としてもよい。
次に、画像形成装置1および後処理装置2を含むシステムの電気的構成を図3に基づいて説明する。
画像形成装置1は、CPU101、HDD102、およびメモリ103を有している。さらに、画像形成装置1は、入力されたジョブデータをラスタライズするRIP部104、ロール状の用紙を給紙する給紙部105、給紙した用紙を搬送する用紙搬送部106、印刷後の用紙を再度ロール状に巻き取る用紙巻き取り部107、用紙上への印刷を行う画像形成部11、印刷後の画像読み取る画像読取部60、および、情報の表示および操作入力を行う操作表示部140を有している。
画像形成装置1では、RIP部104によりラスタライズされた画像データを画像形成部11でロール紙上に印刷し、その後画像読取部60にて用紙上の画像を読み取り、CPU101において画像の欠陥の有無が検査される。これらの処理はCPU101、HDD102、メモリ103等のリソースを使用して実行される。
CPU101は、HDD102やメモリ103に格納されているプログラムを読み出して画像形成装置1の各部を制御することができる。
HDD102は、情報を格納することができ、プログラムや各種の設定値のほか、印刷用の画像データやジョブのデータ、画像読取部で取得した読取画像、正解画像のデータ、欠陥検知結果、欠陥位置情報、ロール紙の全長等などの所望のデータが格納されている。
メモリ103は、同じく情報を格納することができ、プログラムや各種の設定値のほか、印刷用の画像データやジョブのデータ、画像読取部で取得した読取結果、正解画像のデータ、欠陥検知結果、欠陥位置情報、ロール紙の全長等などの所望のデータが格納されている。メモリ103は、ワークエリアとして使用されるROMや、情報を不揮発に記憶するROM、不揮発メモリ等によって構成することができる。HDD102およびメモリ103は、本発明の記憶部に相当する。
HDD102や、メモリ103に含まれる不揮発メモリには、さらに、画像読取部で読み取った読取画像に基づいて印刷画像の欠陥を判定するためのプログラムや、判定で使用するターゲット画像のデータ、欠陥の位置情報を取得するプログラム、印刷画像の位置に基づいて欠陥位置情報の印刷位置を変更するためのプログラム等が格納されている。なお、これらのデータ、プログラムやパラメーターは、持ち運び可能なリムーバブル記憶媒体に格納されていてもよい。
CPU101は、プログラムの実行によって画像形成装置1の全体の状態を把握し、画像形成装置1の制御を行うことが可能であり、用紙の搬送、画像形成等の動作や、画像形成用の画像データの処理、印刷画像の欠陥有無の判定処理、欠陥位置情報の印刷動作などの制御を行うことができる。この実施形態では、CPU101およびCPU101で動作するプログラムは、本発明の制御部を構成する。上記プログラムには、本発明のプログラムが含まれている。なお、プログラムは持ち運び可能な記憶媒体に格納されていてもよい。
RIP部104では、ページ記述言語の画像データに対するRIP(ラスタライズ処理)を行う。
給紙部105は、図1の給紙部200に含まれるものであり、ロール紙の給紙を行う。給紙部105で給紙された用紙は用紙搬送部106で搬送され、用紙巻き取り部107において巻き取りがされる。用紙搬送部106は、搬送路22、搬送ローラー40、搬送ローラーを回転させる図示しないモーター等を含んでいる。用紙巻き取り部107は、図1の排紙部500に含まれている。
画像形成部11は、搬送されるロール紙に対して電子写真方式による画像形成を行う。
画像読取部60は、画像が形成されたロール紙を読み取って読取画像を取得し、取得した読取画像をCPU101に送信することができる。CPU101は、画像読取部から取得した読取画像に基づいてロール紙上の画像の欠陥の有無を判定し、欠陥が検出された場合は欠陥の位置情報を算出し、欠陥の位置情報としてメモリ103に記憶する。メモリ103には複数の欠陥位置情報を記憶することができ、欠陥位置情報は所定のタイミングでロール紙に印刷することができる。欠陥位置情報の取得動作および欠陥位置情報の印刷動作については後述する。
操作表示部140は、所望の情報の表示や操作入力の受付を行うことができ、例えば、ロール紙に形成された画像における欠陥の有無や、欠陥の位置情報を表示することができる。
次に、後処理装置2の構成について説明する。
後処理装置2は、構成要素として、CPU201、HDD202、およびメモリ203を有している。さらに、後処理装置2は、ロール状の用紙を給紙する給紙部204、給紙した用紙を搬送する用紙搬送部205、印刷後の用紙を再度ロール状に巻き取る用紙巻き取り部206、ロール紙上の欠陥位置情報を読み取る欠陥情報読取部70、および、ダイカット等の後処理を行う後処理部80を有している。
CPU201は、HDD202やメモリ203に格納されているプログラムを読み出して画像形成装置1の各部を制御することができる。
HDD202は、情報を格納することができ、後処理内容のデータや、後処理や用紙搬送等を制御するためのプログラムや各種の設定値、ロール紙の全長等などの所望のデータが格納されている。
メモリ203は、同じく情報を格納することができ、プログラムや各種の設定値のほか、後処理内容のデータ、後処理や用紙搬送等を制御するためのプログラムや各種の設定値、ロール紙の全長等などの所望のデータが格納されている。
メモリ203は、ワークエリアとして使用されるROMや、情報を不揮発に記憶するROM、不揮発メモリ等によって構成することができる。
HDD202や、メモリ203の不揮発メモリには、さらに、欠陥情報読取部70で読み取った欠陥位置情報に基づいて後処理の内容を変更するためのプログラムが格納されている。なお、これらのデータ、プログラムやパラメーターは、持ち運び可能なリムーバブル記憶媒体に格納されていてもよい。
CPU201は、プログラムの実行によって後処理装置2の全体の状態を把握し、後処理装置2の制御を行うことが可能であり、用紙の搬送、欠陥情報の読み取り、後処理等の動作の制御を行うことができる。
給紙部204は、図2の給紙部600に含まれるものであり、ロール紙の給紙を行う。給紙部204で給紙された用紙は用紙搬送部205で搬送され、用紙巻き取り部206において巻き取りがされる。用紙搬送部205には、搬送路92、搬送ローラー90、搬送ローラーを回転させる図示しないモーター等が含まれる。用紙巻き取り部206は、図2の排紙部700に含まれている。
欠陥情報読取部70は、ロール紙上にバーコードや二次元コードとして印刷されているある欠陥位置情報を読み取り、欠陥位置情報をCPU201に送信することができる。CPU201は、取得した欠陥位置情報に基づいて後処理の内容を変更することができる。例えば、後処理としてダイカットを行うジョブを出力する際には、欠陥位置情報に基づいて特定される欠陥位置において、後処理を実施しないようにすることができる。なお、本発明における後処理の変更方法は特に限定されず、欠陥位置の情報に基づいて、仕上がり品に欠陥が混入しないようにするための所望の処理を行うことができる。
後処理部80は、ロール紙に対するダイカットや型抜き、断裁等の所望の後処理を行うことができる。本発明では、後処理の種類は特に限定されるものではない。
画像形成装置1および後処理装置2は、ネットワーク3に接続されており、ネットワーク3には外部装置4が接続されている。
外部装置4は、CPUやメモリ等によって構成される外部制御部400を有している。外部制御部400は、画像形成装置1や後処理装置2に対してジョブデータや画像データの送信を行い、画像形成や後処理の指示を行うことができる。また、外部装置4は、画像形成装置1の動作を制御することも可能であり、例えば、画像読取部60が取得した読取画像を外部制御部400が受信し、欠陥の有無および欠陥位置を判定し、判定結果に基づいて画像形成装置1に対して欠陥位置情報の印刷指示を行うことができる。その場合、外部装置4は本発明の管理装置に相当し、外部制御部400は本発明の管理制御部に相当する。
なお、本発明の画像形成装置は、ネットワークに接続されていないものであってもよい。
次に、画像形成装置1における欠陥位置情報の印刷動作について説明する。
まず、図4のフローチャートを用いて、画像形成装置1における全体処理フローを説明する。以下の手順は、制御部110の制御によって実施される。
まず、印刷実行処理(ステップs1)として、ロール紙印刷用の画像形成装置に入力されたジョブデータに対してRIP処理を行ってラスタライズ画像を生成し、画像形成部においてロール紙への印刷を行う。
画像の印刷後は、画像検査を実行する(ステップs2)。
画像形成部において印刷を行う場合、トナーこぼれ等により印刷済み画像に欠陥が発生してしまう場合があるため、画像読取部60は印刷後に搬送されてくる用紙を随時スキャンして、ターゲットとなる画像との比較を行い、印刷欠陥の有無を判定する。
印刷欠陥は、上述のトナーこぼれによる印刷汚れ以外にも、用紙上の傷、文字化け等があり、本発明においては欠陥の種類は特に限定されない。また、欠陥判定で用いられるターゲット画像は、印刷が正常に実行された際のスキャン結果を用いてもよく、印刷時に使用したラスタライズ画像データを用いてもよい。
画像検査を終えたら、印刷画像に欠陥があるかどうかの判定を行い(ステップs3)、欠陥がある場合(ステップs3、Yes)、欠陥の位置に関する欠陥位置情報を生成し(ステップs4)、生成した欠陥位置情報を内部データとして保存する。
欠陥の位置は、用紙端からの距離により表現してもよく、印刷オブジェクトの個数により表現しても良い。
欠陥位置の表現方法を図5および図6を用いて説明する。
まず、欠陥の位置を用紙端からの距離により表現する場合を、図5を用いて説明する。
欠陥位置を用紙端からの距離により表現する場合は、印刷欠陥が発生した印刷オブジェクトの外周領域と用紙端との距離により欠陥の位置を表現する。
印刷オブジェクトの外周領域Rとは、図5に示すように、ロール紙搬送方向においてオブジェクトの画素が存在する左端から右端までの領域を指す。
用紙端からの距離は、用紙先端からの距離であってもよく、後端からの距離であっても良い。
先端からの距離とする場合は、給紙開始時からロール紙の搬送距離をカウントすることで欠陥位置を特定する。
後端からの距離とする場合は、ロール紙の全体長と、先端から欠陥位置までの距離との差分を取得することで、欠陥位置を特定する。
図5の例では、用紙先端からX[m]離れた位置に欠陥がある、または、用紙の後端からY[m]離れた位置に欠陥がある、と表現される。なお、用紙の先端および後端からの距離のみでなく、用紙の側端からの距離を用いて欠陥位置を表現してもよい。
なお、先端および後端は、画像形成装置の用紙搬送方向における先端および後端を示すものであり、画像形成装置1から出力されたロール紙を後処理機にセットすると、後処理機は用紙の後端から給紙することになる。
図6は、欠陥の位置を印刷オブジェクトの個数で表現する場合を示している。
画像読取部60が読み取った読取画像により印刷欠陥を判定する際に、印刷オブジェクトの個数を記憶しながら画像検査を行うことにより、印刷欠陥が何個目のオブジェクトで発生したのかを算出する。なお、個数を数える際は、先頭のオブジェクトからの個数を算出してもよく、最後尾のオブジェクトからの個数を算出してもよい。
図6の例では、用紙先端から4つ目のオブジェクトに欠陥がある、または、用紙後端から3つ目のオブジェクトに欠陥があると算出される。なお、複数のジョブをロール紙に印刷する場合は、ジョブの先頭オブジェクトからの個数やジョブの最終オブジェクトからの個数によって欠陥位置を表現してもよい。
図4のフローチャートの説明に戻る。
ステップs4において欠陥位置情報を生成した場合、または、ステップs3において画像に欠陥がないと判定された場合(ステップs3、No)、全ての画像の検査を完了したかどうかを判定する(ステップs5)。
全ての画像の検査が完了していない場合(ステップs5、No)、ステップs1に戻り、画像の印刷実行および画像検査を繰り返す。
全ての画像の検査が完了した場合(ステップs5、Yes)、ジョブ毎に欠陥位置情報を印刷するモードであるかの判定を行う(ステップs6)。
ジョブ毎に欠陥位置情報を印刷するモードである場合(ステップs6、Yes)、ジョブ毎に欠陥位置情報の印刷を行う(ステップs7)。ジョブ毎に欠陥位置情報を印刷する場合の動作については、図7~11に基づいて後述する。
一方、ジョブ毎に欠陥位置情報を印刷するモードでない場合は(ステップs6、No)、ロール紙の最後端に欠陥位置情報を印刷する(ステップs8)。ロール紙の最後端に欠陥位置情報を印刷する動作については、図12~16に基づいて後述する。なお、欠陥位置情報の印刷位置は、画像形成装置1の本体設定として持たせておいてジョブ実行前に作業オペレーターに選択させてもよいし、プリンタドライバー等で設定した上でジョブ実行してもよい。
欠陥位置情報の印刷を行う際は、内部データとして記憶部に記憶されている複数の欠陥位置情報をまとめてロール紙へ印刷する。欠陥位置情報は、上述したように、用紙端からの距離としてもよく、印刷オブジェクトの個数としてもよい。これらの情報を、バーコードや二次元コードなどのコードとして印刷する。印刷されたコードは、後処理装置2の欠陥情報読取部によって読み取ることができる。
ステップs7またはステップs8において欠陥位置情報の印刷を行ったら、手順を終了する。
次に、欠陥位置情報の印刷位置について、詳細に説明する。
まず、各ジョブの完了後に欠陥位置情報を印刷する場合について説明する。
各ジョブの完了後に欠陥位置を印刷するケースでは、各ジョブにおいて全オブジェクトの画像検査の完了後に欠陥位置情報を印刷する。ただし、画像読取部と画像形成部との間には距離があるため、最終オブジェクトの画像検査が完了するまでは欠陥位置情報を印刷できず、最終オブジェクトの直後に欠陥位置情報を印刷することができない。そのため、欠陥位置情報の印刷位置が次ジョブの印刷領域に含まれないように次ジョブの開始を遅延し、欠陥位置情報の印刷後に次ジョブの印刷を開始する。
ジョブの出力完了後に欠陥位置情報を印刷する場合の例を図7に示す。
この例では、星型のオブジェクトG1を印刷するジョブと、ひし型のオブジェクトG2を印刷するジョブとを出力する場合を示しており、それぞれのジョブの出力後に、各ジョブで検出された欠陥位置情報J1、J2を印刷している。
星型のオブジェクトG1を印刷するジョブでは、欠陥位置情報の印刷後に次ジョブを開始するように、ひし型オブジェクトG2を印刷する次ジョブの開始を遅延させている。このため、最終オブジェクトと欠陥位置情報J1との間には空白部分が発生する。
欠陥位置情報J1の印刷後には、ひし型のオブジェクトG2の印刷が開始される。そして、最終オブジェクトの印刷後に、ひし型オブジェクトのジョブに対する欠陥位置情報J2が印刷される。なお、ひし型オブジェクトを印刷するジョブにおいても、最終オブジェクトと欠陥位置情報との間には空白部分が発生する。
上記の動作を図8のフローチャートを用いて説明する。以下の手順は図7のステップs7のサブルーチンとして実施されるものであり、制御部110の制御によって実施される。
まず、ジョブの最終オブジェクトを検査したかどうかを判定し(ステップs10)、ジョブの最終オブジェクトを検査していない場合は(ステップs10、No)、ステップs10に戻り、ジョブの最終オブジェクトの検査が終わるまで待機する。
ジョブの最終オブジェクトの検査を終えた場合(ステップs10、Yes)、次ジョブの印刷開始指示を延期し、用紙の搬送を行い(ステップs11)、欠陥位置情報を印刷する(ステップs12)。そして、欠陥位置情報の印刷後に、次ジョブの印刷を開始し(ステップs13)、手順を終了する。
この際には、ジョブの最終オブジェクトと次ジョブの先頭オブジェクトとの間に空白が発生する。
ジョブの最終オブジェクトと次ジョブとの間に空白が必要になる理由としては、例えば、ジョブの最終オブジェクトで欠陥が発生する場合が挙げられる。
ジョブの最終オブジェクトで欠陥が発生する場合について、図9~図11に基づいて説明する。
図9は、星型のオブジェクトG1を印刷するジョブの最後尾において、ロール紙に欠陥Fを含むオブジェクトが印刷された場合を示している。
その後、用紙が搬送され、図10に示すように、ジョブの最終オブジェクトの画像が読み取られて欠陥判定がされるが、最終オブジェクトの画像読取時(画像検査時)にはすでに次ジョブの印刷が始まってしまい、欠陥位置情報の印刷位置が次ジョブの領域内となってしまう。
しかし、印刷完了後にジョブの区切りでロール紙を断裁し、断裁後のロール紙を後処理装置で後処理するケースがあるため、欠陥位置情報が次ジョブの印刷領域内にずれこむことは好ましくない。
そこで、図11に示すように、欠陥位置情報が印刷可能となるまで次ジョブの開始を遅延して、欠陥位置情報J3の印刷を行う。なお、この際に発生する空白領域も欠陥として扱うように、欠陥位置情報J3には、空白領域の位置も含める。これにより、空白領域を正しく印刷された画像と誤認することがなくなり、例えば空白領域に対する後処理を行わないようにすることができる。空白領域Sは、本発明の空白部分に相当する。
上記手順によれば、次ジョブの領域に含まれない位置に欠陥位置情報を印刷することが可能となる。
次に、ロール紙の最後端に欠陥位置情報を印刷する場合について説明する。
ロール紙の最後端に欠陥位置情報を印刷する場合は、ロール紙に印刷した全てのジョブにおいて検出された欠陥の位置情報を、ロール紙後端にまとめて印刷する。
ロール紙の最後端に欠陥位置情報を印刷する場合を図12に示す。
図12の例では、星型のオブジェクトG1を印刷するジョブと、ひし型のオブジェクトG2を印刷するジョブとの両方の出力後に、各ジョブにおいて検出された欠陥の位置情報を示す欠陥位置情報J4を印刷する。
ロール紙の後端に欠陥位置情報をまとめて印刷しようとする場合、画像読取部でオブジェクトを読み取って欠陥を検知した時点でロール紙の最後端が画像形成部を通過している場合、欠陥位置情報を印刷することができない。この場合は、欠陥位置情報を印刷可能な最後の位置に達した時点で、それまでに検知している欠陥位置情報を印刷する。
上記動作の手順を図13のフローチャートに基づいて説明する。
まず、欠陥の検知を行い(ステップs20)、ロール紙の最後端に欠陥位置情報を印刷可能であるかを判定する(ステップs21)。
ロール紙の最後端に欠陥位置情報を印刷可能である場合(ステップs21、Yes)、欠陥の検知を継続したうえで、ロール紙の最後端に欠陥位置情報を印刷し(ステップs25)、手順を終了する。
一方、ロール紙の最後端に欠陥位置情報を印刷できない場合(ステップs21、No)、欠陥位置情報をロール紙の最後端に印刷可能な最後の位置(以下、「最終印刷可能位置」とする)に達するまで用紙の搬送および欠陥の検知を継続し、当該最終印刷可能位置に達した時点で、ここまでに検知している欠陥位置情報を印刷する(ステップs22)。
その後、後続のオブジェクトに対する欠陥検知を行い、最終印刷可能位置よりも後で欠陥が検知されたかどうかを判定する(ステップs23)。
最終印刷可能位置よりも後ろで欠陥が検出された場合(ステップs23、Yes)、欠陥の位置情報の印刷を行うことができないため、欠陥位置情報を表示部に表示する(ステップs24)。最終印刷可能位置よりも後で欠陥が検出されなかった場合(ステップs23、No)、そのまま手順を終了する。
ここで、ロール紙の最後端に欠陥位置情報が印刷できない場合の例を図14に示す。
図14の例では、最後端から2番目のオブジェクトにおいて欠陥Fが検知された場合を示しており、欠陥が検知された時点では、ロール紙RPの最後端が画像形成部を既に通過している。そのため、欠陥Fの位置を示す欠陥位置情報をロール紙の最後端に印刷することができない。
また、欠陥位置情報をロール紙の最後端に印刷し、かつ、印刷不可能な欠陥位置情報を表示部に表示する場合の例を図15に示す。
図15の例では、ロール紙の先端から1番目のオブジェクトにおいて欠陥Aが、2番目のオブジェクトにおいて欠陥Bが検出され、さらに、最終オブジェクトにおいて欠陥Cが検出された場合を示している。
この場合は、欠陥Cを検知した時点ではロール紙RPの最後端が画像形成部を通過しているため、欠陥Cの欠陥位置情報をロール紙に印刷することができない。
そのため、ロール紙に印刷する欠陥位置情報J4としては、欠陥Aおよび欠陥Bの情報のみを印刷する。そして、欠陥Cの検知後には、欠陥の存在および欠陥の位置情報を表示部へ表示し、作業オペレーターに通知をする。表示部としては、画像形成装置1の操作表示部140の操作パネルや、後処理装置が備える表示部、外部装置4が備える表示部で表示される印刷アプリケーションやプリンタドライバー等が挙げられ、本発明ではその表示場所が限定されるものではない。
上記手順によれば、欠陥位置情報がロール紙上に印刷できない場合にも、欠陥位置情報をオペレーターに確実に通知することが可能となる。
次に、欠陥印刷位置の印刷パターンについて説明する。
ラベルオブジェクト等の印刷を行う場合は、測色等の目的でカラーバーやカラーパッチを追加で印刷するケースがある。そのため、ロール紙上に欠陥位置情報を印刷する際にはカラーバー等の調整用画像の位置を検知し、欠陥位置情報がカラーバーに重ならないように、欠陥位置情報の印刷位置を変更するようにしてもよい。
カラーバーの位置は、画像読取部によるスキャン結果に基づいて検知してもよく、または、ジョブデータ内に含まれるカラーバーの印刷位置によって特定してもよい。
図16に、欠陥位置情報の印刷位置の変更例を示す。
図16の例では、ロール紙の上部において、ロール紙にカラーバーCBが印刷されている。そのため、スキャン結果またはジョブデータに基づいてカラーバーCBの位置を検出し、欠陥Fに関する欠陥位置情報J5を印刷する際には、カラーバーCBと重ならないように欠陥位置情報J5の印刷位置を下部に変更する。
なお、上記説明ではカラーバーの位置を検出して欠陥位置情報の印刷位置を変更していたが、カラーバー以外の画像の位置に基づいて欠陥位置情報の印刷位置を変更するようにしてもよい。例えば、ジョブで印刷する画像の位置を事前に取得し、ジョブの画像と重ならない位置に欠陥位置情報を印刷するようにしてもよい。
次に、ロール紙に対する後処理について説明する。
欠陥位置情報が印刷されたロール紙は、ジョブの出力後に画像形成装置1から取り出されて後処理装置2に給紙され、後処理装置2においてロール紙に対する後処理が行われる。
この際に、後処理装置2は、欠陥情報読取部70によって欠陥位置情報を読み取り、読み取った欠陥位置情報にもとづいて欠陥の位置を把握し、検知した欠陥に対しては後処理を行わないように制御することができる。これにより、欠陥部分が最終納品物に混入することを防止することができる。
なお、後処理の内容や、欠陥に対する処理内容は、本発明では特に限定されず、例えば、欠陥部分を断裁してロール紙から欠陥を取り除くようにしてもよく、欠陥部分を最終納品物から取り除くために、後処理の内容を変更することができる。
本実施形態によれば、複数の印刷欠陥情報をロール紙上に印刷するため、後処理機は後処理実行前にそれらの印刷欠陥位置を把握することができる。その結果、印刷欠陥個所への後処理を回避し、最終仕上がり物に印刷欠陥が混入することを防止できる。
以上、本発明について、上記実施形態および図面に基づいて説明したが、本発明の範囲は上記実施形態で説明した内容に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りでは前記各実施形態に対する適宜の変更が可能である。
1 画像形成装置
1A 装置本体
2 後処理装置
2A 後処理装置本体
4 外部装置
11 画像形成部
22 搬送路
60 画像読取部
70 欠陥情報読取部
80 後処理部
92 搬送路
100 制御部
101 CPU
102 HDD
103 メモリ
110 制御部
140 操作表示部
201 CPU
202 HDD
203 メモリ
400 外部制御部
CB カラーバー
F 欠陥
G1 オブジェクト
G2 オブジェクト
J1 欠陥位置情報
J2 欠陥位置情報
J3 欠陥位置情報
J4 欠陥位置情報
R 外周領域
RP ロール紙

Claims (11)

  1. 連続記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
    前記連続記録媒体を搬送する搬送部と、
    前記画像形成部よりも搬送方向下流側に位置し、画像が形成された連続記録媒体を読み取って読取画像を取得する画像読取部と、
    情報を記憶する記憶部と、
    前記画像形成部と、前記搬送部と、前記画像読取部と、を制御し、前記画像読取部で取得した読取画像に基づいて前記連続記録媒体上の画像の欠陥の有無を判定し、欠陥がある場合に、前記欠陥の位置に関する欠陥位置情報を前記記憶部に記憶することが可能な制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶されている複数の前記欠陥位置情報を前記連続記録媒体に印刷する制御を行うことが可能であり、
    複数のジョブに基づいて前記連続記録媒体に画像を形成する場合、各ジョブの完了毎に前記欠陥位置情報を印刷する場合、次ジョブの開始前に前記欠陥位置情報の印刷が行われるように、前記次ジョブの印刷開始を遅延させる画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記記憶部に記憶されている複数の前記欠陥位置情報を、前記連続記録媒体上の一箇所に印刷する制御を行うことが可能である請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、次ジョブの出力を遅延させる場合、前記遅延により連続記録媒体上に発生した空白部分を欠陥とし、前記空白部分の位置を前記欠陥位置情報に含める請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、欠陥が検出されていないジョブの完了直後には前記欠陥位置情報の印刷を行わない請求項1~3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記連続記録媒体の最後端に前記欠陥位置情報を印刷する請求項1~のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記連続記録媒体の最後端に前記欠陥位置情報を印刷できない場合、当該欠陥位置情報を表示部に表示する請求項1~5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 情報を表示可能な前記表示部を備える請求項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記連続記録媒体に印刷される画像の位置に基づいて、前記欠陥位置情報の印刷位置を変更する請求項1~のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、前記欠陥位置情報を一次元コードまたは二次元コードによって印刷する請求項1~のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 連続記録媒体に画像を形成する画像形成部と、前記連続記録媒体を搬送する搬送部と、前記画像形成部よりも搬送方向下流側に位置し、画像が形成された連続記録媒体を読み取って読取画像を取得する画像読取部と、を制御し、かつ、前記画像読取部で取得した読取画像に基づいて前記連続記録媒体上の画像の欠陥の有無を判定し、前記欠陥の位置に関する欠陥位置情報を記憶部に記憶することが可能な管理制御部を有し、
    前記管理制御部は、前記記憶部に記憶されている複数の前記欠陥位置情報を前記連続記録媒体に印刷する制御を行うことが可能であり、
    前記管理制御部は、複数のジョブに基づいて前記連続記録媒体に画像を形成する場合、各ジョブの完了毎に前記欠陥位置情報を印刷する場合、次ジョブの開始前に前記欠陥位置情報の印刷が行われるように、前記次ジョブの印刷開始を遅延させる管理装置。
  11. 連続記録媒体に画像を形成する画像形成部と、前記連続記録媒体を搬送する搬送部と、前記画像形成部よりも搬送方向下流側に位置し、画像が形成された連続記録媒体を読み取って読取画像を取得する画像読取部と、を制御する制御部で実行されるプログラムであって、
    前記プログラムは、前記制御部に対し、
    前記画像読取部で取得した読取画像に基づいて前記連続記録媒体上の画像の欠陥の有無を判定するステップと、
    前記欠陥がある場合に、欠陥の位置に関する欠陥位置情報を記憶部に記憶するステップと、
    前記記憶部に記憶されている複数の前記欠陥位置情報を前記連続記録媒体に印刷するステップと、
    複数のジョブに基づいて前記連続記録媒体に画像を形成する場合、各ジョブの完了毎に前記欠陥位置情報を印刷する場合、次ジョブの開始前に前記欠陥位置情報の印刷が行われるように、前記次ジョブの印刷開始を遅延させるステップと、
    を実行させるプログラム。
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