JP2018039662A - シート供給装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】給送されるシートのサイズが適切であるかを、センサを増やさずに判定することが困難であった。
【解決手段】カセット内移動を伴うタンデム式給送装置の場合に、シート有りなしセンサの位置を給紙可能なシートを検知でき、それより小さいサイズのシートを検知できない間隔で設置し、少なくとも2つのセンサでシートありを検知することで、ユーザーが規制板セットをせずにカセット内で幅が給紙可能か否かを検知することが可能な給送装置を提供することが可能になる。
【選択図】図4

Description

本発明は、シート供給装置および画像形成装置に関する。
従来、大量の印刷用紙(以下シートとも呼ぶ)をプリンタ等の画像形成装置に供給するために、タンデム型給紙装置と呼ばれる装置がある。タンデム型給紙装置では複数のシート束がそれぞれの積載部(あるいは収容部)に置かれ、そのうちの一つが、ピックアップローラが設けられた供給用の積載部となっており、そこからシートが画像形成装置へと供給される。その供給用の積載部のシートを使い切ると、他の積載部に載置されているシート束が供給用積載部へと移され、シートの供給が再開される。
タンデム型給紙装置を大容量のシート収容部として利用するためには、複数の積載部に同じサイズのシート束を載置しておくことが望ましい。タンデム型給紙装置において供給用積載部が空になった際に、他の積載部にストックしているシート束を移動させる移動手段の移動完了センサと供給用積載部の紙有り無しセンサとを用いて、搬送方向のシートの長さが一定値以上異なるとサイズ不一致とする技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2004−262606号公報
しかし、特許文献1の従来技術では搬送方向のサイズ不一致しか検知することが出来ず、幅の異なるシートを検出できなかった。幅の異なるシートを検出するためにセンサを新たに採用すると、コストを増大させてしまう。
本発明は、このような従来の技術に存在する課題を鑑みてなされたものであり、新たなセンサを設けずに、幅方向についてのサイズの相違を検知することが可能なタンデム型給紙装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は以下の構成を有する。
その第1の側面によれば、積載されたシートを搬送路に供給可能な第1の積載部と、
該第1の積載部へと移送されるシートが積載される第2の積載部と、
前記第2の積載部に積載されたシートを、第1の方向に沿って前記第1の積載部へと移動させる第1の移動手段と、
前記第1の積載部に積載されたシートを検知する第1の検知手段と、
前記第1の検知手段に対して、前記第1の方向と交差する方向に設けられ、前記第2の積載部に積載されたシートを検知する第2の検知手段と、
前記第1の積載部に積載されたシートの前記第1の方向に直交する第2の方向におけるサイズを、前記第1の検知手段および前記第2の検知手段によるシートの検知結果に基づいて判定する判定手段とを有することを特徴とする。
また第2の側面によれば、積載されたシートを搬送路に供給可能な第1の積載部と、
該第1の積載部へと移送されるシートが積載される第2の積載部と、
前記第1の積載部を、前記シートの上面が前記搬送路へシートを供給可能となる所定の高さになるよう上方へと移動させる移動手段と、
前記第1の積載部に積載されたシートを検知する第1の検知手段と、
前記第1の検知手段に対して前記移動手段の移動方向と交差する方向に設けられ、前記所定の高さにおいてシートを検知する第2の検知手段と、
前記第1の積載部に積載されたシートの前記移動手段の移動方向に直交する方向におけるサイズを、前記第1の検知手段および前記第2の検知手段によるシートの検知結果に基づいて判定する判定手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、新たなセンサを設けることなく、幅方向についてのサイズの不一致を検出することができる。
画像形成装置の構成を示す概略断面図である。 給送装置のアクチュエーターの構成を示す図である。 給送装置の一連の動作を示す図である。 シートの置かれた位置と紙有り無しセンサの関係性を示す図である。 各紙有り無しセンサの位置関係の一例を示す図である。 給紙可能幅か否かを判断する処理を説明するためのフローチャートである。
[実施形態1]
●画像形成装置の機構
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施形態を詳しく説明する。図1は本発明の実施形態の画像形成装置の構成を示す概略断面図である。画像形成装置Aには、下側から上側に向かって順に、シート給紙部10、画像形成部20、定着部30、シート排出部40が設けられている。なお本明細書では用語「給紙」を用いることがあるが、給紙の対象は紙とは限らず、印刷記録用のカットシートである。
シート給送部10では、第1給送カセット11または第2給送カセット16またはタンデム式シート給送部50に収納されたシートPは、各給送部にあるピックアップローラ12、17、51が回転することによって各給送部にある分離ローラ対13、18、52へ給送される。シートは、さらに給送ローラ対15、19、53によって搬送され、回転を停止しているレジストローラ対26のニップにシートの先端が倣うことで斜行を矯正される。
斜行が矯正されたシートは、所定のタイミングで回転するレジストローラ対26によって画像形成部20に搬送される。画像形成部20では、感光ドラム21がその表面を帯電ローラ22によって均一に帯電されている。レーザユニット23から画像情報に対応したレーザ光が感光ドラム21に照射される。感光ドラム21のレーザ光が照射された部分は、帯電ローラ22によって帯電されていた電荷が除去され、画像情報に対応した静電潜像が形成される。ここで形成された静電潜像は、現像ローラ24によって現像剤が付着され、現像剤像として可視化される。
この現像剤像は、感光ドラム21の回転によって転写ニップ部N1に搬送される。このタイミングに合わせてレジストローラ対16からシートが転写ニップ部N1に搬送される。搬送されたシートは、転写ニップ部N1において感光ドラム21と接触する転写ローラ25に挟持搬送されながら、転写ローラ25によって感光ドラム21に形成された現像剤像が転写される。
次に、現像剤像が形成されたシートは、定着部30へと搬送される。定着部30では、内部に配置された加熱装置により所定の定着温度に加熱されたアルミローラ等で構成される定着ローラ31と、定着ローラ31に接触して所定の圧力で定着ローラ31を加圧する加圧ローラ32とによって定着ニップ部N2が形成されている。現像剤像が形成されたシートは、定着ニップ部N2に送り込まれて、定着ローラ31と加圧ローラ32とで挟持搬送され加熱加圧されることで、現像剤像がシート上に定着される。なお、定着部30は、定着ローラ31で加熱する加熱ローラ方式の替わりに、セラミックヒータ等の熱源を、端部レスフィルムを介して加圧ローラ32が加圧することで定着ニップ部N2を形成し、ニップ部N2にてシートを挟持搬送しながら加熱加圧するオンデマンド定着方式を用いても良い。
次に、現像剤像が定着されたシートは、シート排出部40へと搬送され、排出ローラ対41によって排出トレイ42へ排出される。
ここで、タンデム式シート給送部50は、ピックアップローラ51が設けられた側の供給用収容部(右カセットあるいは第1の積載部とも呼ぶ。)と、ピックアップローラ51が設けられていない側の予備収容部(左カセットあるいは第2の積載部とも呼ぶ。)とを有する。供給用収容部にはリフター55がその底部に設けられており、収容されたシートの消費に応じてリフターを上昇させてシート束の上部の位置をほぼ一定に維持する。また予備収容部、供給用収容部に対向する側には束押し部材(束押し規制板とも呼ぶ)54が設けられている。供給用収容部に収容されたシートを使い尽くすと、リフター55を下げて束押し部材54を供給用収容部に向けて移動させる。これによって予備収容部に収容されたシート束が供給用収容部に載せ替えられる。
●タンデム式シート給送部の構成
図2はA4もしくはLTR専用のタンデム式シート給送部50の構成、特にアクチュエーターおよびセンサと、それを制御する制御部201について説明するための図である。なお制御部201はタンデム式シート給送部50専用のものであってもよいし、画像形成装置A全体を制御するためのものであってもよい。
制御部201において、CPU100は、ROM102、RAM101に接続されている。ROM102は、画像形成を行うための各種プログラムやデータが書き込まれた読み取り専用の記憶素子である。RAM101は、書き込み、消去が可能な記憶素子であって、ROM102から読み出したプログラムが保持され、シート処理の過程で発生する処理データや演算結果が随時書き込み、消去される。CPU100はRAM102に格納したプログラムを実行してタンデム式シート給送部50の各センサの信号を読み、アクチュエーターを駆動してその動作を制御する。なお以下の説明では、ピックアップローラを設けてシートを給装可能に構成した方のシート積載部(カセットとも呼ぶ)を「右カセット」、そうでない方を「左カセット」と呼ぶ。これは説明上の便宜であって右や左という語はその位置を特定するものではない。またシートの搬送方向側を先端、その反対側を後端と呼ぶことにする。
タンデム式シート給送部50には、束押し部材54を移動させる束押しモーター103およびリフター55を昇降させるリフター昇降モーター104などのアクチュエーターと各種センサとが配置されている。
右カセットには以下のセンサが設けられる。右カセット(下)シート有無センサ59は、右カセットの底面で、シートをその搬送方向に沿った辺付近で検知できる位置に設けられている。右カセット(上)シート有り無しセンサ62は、右カセットのピックアップローラ51と分離ローラ対52との間付近であって、右カセット(下)シート有無センサ59が検知するシートの辺に対向する辺を検知できる位置に設けられる。シート面センサ61は、右カセットに載置された最上部のシートの面を、右カセットがリフター55で持ち上げられた状態で、シートの後端付近で検知するように設けられる。束押し部材中央センサ57は、シートの底面で、束押し部材(束押し規制板とも呼ぶ)54を検知する。その位置は、束押し部材54に押されたシート束P2が右カセットの定位置に達したときの束押し部材54をちょうど検知できる位置である。リフターHPセンサ60は、リフター55が下がってホームポジションにいることを検知する。束押し部材54を束押し部材中央センサ57により検知したタイミングで束押し部材54の駆動を停止すれば、シート束P2は右カセットの適切な位置に載置される。
一方左カセットには以下のセンサが設けられる。左カセットシート有無センサ58は、左カセットの底面で、シートをその搬送方向に沿った辺付近で検知できる位置であって、右カセットシート(下)有無センサ59が検知するシートの辺と対向する側の辺を、シートの後端付近に検知できるように設けられる。束押し部材HPセンサ56は、束押し部材54が、左カセットのシート後端のさらに搬送方向後ろ側となるホームポジションにあることを検知する。ここで、左カセットシート有無センサ58と右カセット(下)シート有無センサ59とは、シートの幅方向については互いに対向する辺に設けられており、かつ、搬送方向についても互いに対向する辺すなわち前端付近と後端付近に設けられている。すなわち、左カセットと右カセットとをひとまとめにしてみれば、ほぼ対角に配置されている。
●タンデム式シート給送部の制御
タンデム式シート給送部50は以下の説明のように制御される。タンデム式シート給送部50は、シート収容部であるカセット内に左右それぞれ束のシート(右:P1、左:P2)を入れることが可能である。給送可能右カセットに入ったシート束P1を右カセット(下)シート有り無しセンサ59(シートセンサとも呼ぶ。)にて検出すると、CPU100は、リフター昇降モーター104によってリフター55を上昇させる(図3(a)→(b))。CPU100は、シート面センサ61でリフター55を検知した際に右カセット(上)シート有り無しセンサ62がシートP1を検知するとシート有りを確定する。その状態でCPU100が給送開始を決定するとピックアップローラ51を回転させ給送を開始する。給送可能右カセットが空になったことを右カセット(上)シート有りセンサ62が検知すると、リフター55を、リフターホームポジション60により検知される位置まで下降させる(図3(c)→(d))。続いて、ストック用の左カセットのシート有り無し検出する左カセットシート有り無しセンサ58がシートP2を検知すると、CPU100は、束押しモーター103を駆動することで束押し部材54を動かし、束押し動作を開始する。まず、束押し部材54を、束押し部材ホームポジション56の位置から右カセットに向けて移動させ、束押し部材54にてシート束P2を押す。次に、束押し部材中央センサ57が束押し部材54を検知するとCPU101は束押しモーター103を左移動動作に切り替え、束移動ホームポジションセンサ56が束押し部材54を検知すると束押しモーター103の駆動を停止する(図3(e)→(f))。このような束押し動作により給送可能右カセットに左替えセットのシート束P2を補充し給送が可能となる。この時、2束のシートを仕切り板63にて仕切る(この一連の動作を図3に示す)。仕切り板63がシート束の移動の際に障害となるなら可動式としても良い。このような給送部ではシートを置いた位置によってシート有り無しを判断する際に用いるセンサが異なる。
●シート有無センサによるシートの検知とシート位置
図5(A)は、各シート有り無しセンサの位置関係の一例を示す。各センサの位置関係は上述した通りである。すなわち、左カセットシート有り無しセンサ58を、左カセットのシート後端側の角部付近の底面に配置する。ただしシート幅方向については、載置されたシートの辺に相当する位置とする。一方、右カセット(下)シート有り無しセンサ59を、右カセットのシート先端側の角部付近の底面に配置する。ただし右カセット(下)シート有り無しセンサ59の配置される角部は、左カセットシート有り無しセンサ58の配置される角部の対角にある。さらに、ただし右カセット(下)シート有り無しセンサ59とシート幅を介して対向する位置に、右カセット(上)シート有り無しセンサ62を配置する。すなわち右カセット(上)シート有り無しセンサ62は、左カセットシート有り無しセンサ58と同一の辺の側に配置される。ただし、右カセット(上)シート有り無しセンサ62は、底面ではなく、リフター55により持ち上げられ、給送の準備が整った状態(スタンバイ状態)のシート束の上面のシートを検知できるよう、シート束P1の上方にある。このセンサの配置により、左カセットに載置されて右カセットに移動されたシート束の幅が給紙許可幅Aを超えるか否かを、左カセットシート有り無しセンサ58と右カセット(下)シート有り無しセンサ59とにより検知できる。さらに、右カセットに載置されたシート束P1の幅が、給紙許可幅Bを超えるか否かを、右カセット(上)シート有り無しセンサ62と右カセット(下)シート有り無しセンサ59とにより検知できる。逆に言えば、左カセットシート有り無しセンサ58と右カセット(下)シート有り無しセンサ59とのシート束方向の距離が給紙許可幅Aであり、右カセット(上)シート有り無しセンサ62と右カセット(下)シート有り無しセンサ59とのシート束方向の距離が給紙許可幅Bである、これらの幅長は本実施形態では同等になるが、左カセットシート有り無しセンサ58と右カセット(上)シート有り無しセンサ62それぞれのシート束方向の位置を変えることで異なるものを検出することができる。
ここで図5(A)に示したセンサ配置において肝要なのは、センサ59とセンサ62とがシート幅方向について給紙許可幅だけ距離をおいて配置されており、センサ58とセンサ59とがシート幅方向について給紙許可幅だけ距離をおいて配置されていることである。センサ59の位置を第1の位置、センサ58の位置を第2の位置、センサ62の位置を第3の位置とすると、第1の位置と第2の位置とは、第1の積載部と第2の積載部それぞれに載置されるシートを合わせて形成される矩形の対角に相当する。また、第1の位置と第3の位置とは、第1の積載部に載置されるシート束の搬送方向(第1の方向)に直交する側面(搬送方向のシート束の断面)が形成する矩形の対角に相当する。
具体的には、A4専用カセット設定時に給紙許可幅Aあるいは給紙許可幅Bの少なくとも一方をLTR(幅279.4mm x 長さ215.9mm)以上A4(幅297mm x 長さ210mm)以下の幅長とすることでA4とLTRを判断することが可能となる。たとえば、そのような幅にセンサが設置されると、A4サイズのシートは検知されるが、LTRサイズのシートは検知されない。これは、LTRサイズではシート幅がA4サイズに比べて狭く、幅方向に配置された2つのセンサのうち少なくとも一つでシートを検知できないためである。なお本実施形態ではA4やLTR(レター)サイズのシートは短辺に沿った方向に搬送されるので、長辺が幅方向となる。
さらに、紙先端位置(束押し部材55が右移送動作時に紙を押すことのできるぎりぎりラインから搬送許可長だけ離れた位置)に、少なくとも右カセット(下)シート有り無しセンサ59を置くことで幅だけでなく搬送方向の長検知も行うことが可能となる。これは、右カセットに移動されたシート束の束押し部材55側の辺は、束押し部材55の位置となるためである。一方の位置が決まっているので、センサは一つで済む。たとえば、右移送後に右カセット(下)シート有り無しセンサ59によりシート束を検知できなければ、そのシートの搬送方向の長さは、右カセット(下)シート有りなしセンサ59の位置により決めたれた長さに満たないと判断できる。
図5(B)は給紙許可幅をA4に、図5(C)は給紙許可幅をLTRに設定する際の左カセットシート有り無しセンサ58と右カセット(下)シート有り無しセンサ59の配置例を示す。図5(C)では、図5(B)に示したセンサ配置に対して、LTRとA4との長辺長さの差である17.6mmだけ給紙許可幅が短くなるように右カセット(下)シート有り無しセンサ59が配置された例を示している。
●センサ位置関係の例
図4はシートを置いた位置に応じて用いるシート有り無しセンサの関係性を説明する為の図である。図4(A)は、「CaseA:左カセットにシートを置いた場合」を示しており、ストック用の左カセットのシート有り無しを左カセットシート有り無しセンサ58にて検出する。左カセットでシートが検出され、かつ右カセットが用紙切れの際に、リフター55をリフターホームポジション60位置で停止させて束移動動作を行う。その際に、右カセット(下)シート有り無しセンサ59でシート有り無しを検知する。
そのため、左カセットから左カセットシート有り無しセンサ58でシートありを検知し、右カセットに束移動を行い右カセット(下)シート有り無しセンサ59でシートありを検知したシートは、少なくとも給紙許可幅A以上あることになる。給紙許可幅Aは、左カセットシート有り無しセンサ58と、右カセット(下)シート有り無しセンサ59との、シート幅方向の距離に相当する。
また、図4(B)は「CaseB:右カセットにシートを置いた場合」を示しており、リフターが昇降する右カセットのリフター55をホームポジションセンサ60で検知した時に、右カセット(下)シート有り無しセンサ59でシート有り無しを判断する。シートありの場合にリフター55を上昇させシート面センサ61でシート面を検知した際に右カセット(上)シート有りセンサ62でシート有り無しを検知する。
そのため、右カセット(下)シート有り無しセンサ59でシートありを検知し、リフター55を上昇させ右カセット(上)シート有りセンサ62でシートありを検知したシートは、少なくとも給紙許可幅B以上あることになる。給紙許可幅Bは、右カセット(下)シート有り無しセンサ59と、左カセットシート有り無しセンサ62との、シート幅方向の距離に相当する。
なお給紙許可幅を超えるシート幅については、それがどの程度の幅であるかを判定することは、本実施形態の構成ではできない。しかしながら、本実施形態のタンデム式給紙装置50では、たとえば載置できるシートサイズは、枠状の規定板などによりその上限が制限される。規定板によって、給紙許可幅よりも大きい幅のシートに関しては、それを給紙装置に載置することが物理的に困難である。しかし給紙許可幅よりも幅の小さいシートについては載置が可能である。そして本実施形態の給紙装置は、そのような事態を検知することができる。
●シートサイズ判定処理
図6は、タンデム式給送装置50の2つのカセットにセットされたシートのサイズが異なるかを判断する処理を説明するための、CPU100が実行するプログラムのフローチャートである。この手順によって、画像形成装置の電源が入れられ給送カセット内にセットされたシートの有り無しまたはそれぞれの給紙カセットにセットされたシートサイズ違い(シート幅違い)を判断する。
まず、リフターHP(ホームポジション)センサ60の出力信号を判定し(s101)、リフター55を検知できていなければリフター55を降下させる(s102)。検知できていれば、右カセット(下)シート有り無しセンサ59にてシート有り無しを検出する。シートが検出されればリフター55を上昇させ(s114)、シート面センサ61によってリフター55に載置されたシート束を検知する(s115)。シート面センサ61によってリフター55に載置されたシート束が検知されたならリフター55を停止させる。その状態で、右カセット(上)シート有り無しセンサ62でシートを検知できれば(s116−Y)、そのまま印字可能待機に移行し(s117)、処理を終了する。
一方、リフター55を上昇させ(s114)、シート面センサ61がリフター55を検知するまで上昇させても(s115−Y)、右カセット(上)シート有り無しセンサ62でシートを検知できなかった場合は、画像形成装置Aの不図示の操作部などにシート無し(サイズ違い)の旨のメッセージを表示し(s118)、処理を終了する。
一方、s103において右カセット(下)シート有り無しセンサ59にてシート無しを検知した場合には、リフター55を上昇させる(s104)。この場合には、この後の処理ステップでサイズ違いまたはシート無しを判断する。ただし、センサの検知信号に表れない程度のサイズの差は検出できない。まず右カセット(上)シート有り無しセンサ62でシートありを検知した場合(s105−Y)、サイズ違いと判断しシート無し(サイズ違い)を表示し(s118)、処理を終了する。リフターを上昇させて(s104)、シート面センサ61がリフターを検知するまで上昇しても右カセット(上)シート有り無しセンサ62でシートありを検知できなかった場合(s105−N)、左カセットにシートがあるかを左カセットシート有り無しセンサ58にて検知する(s106)。s106でシート無しを検出した場合(s106−N)、シート無しを表示し(s118)、処理を終了する。
s106において左カセットシート有り無しセンサ58にてシートありを検知した場合(s106−Y)、リフターHPセンサ60によりリフターがホームポジションにあることを検知するまで(s107−Yとなるまで)、リフター55を降下させる(s108)。リフター55がホームポジションについたなら、右移動動作を開始する(s109)。束押し部材54にてシート束を右カセットに向けて移動を開始し(s109)、束押し部材中央センサ57が束押し部材54を検知するまで移動させる(s110)。束押し部材中央センサ57により束押し部材54を検知すると(s110−Y)、右カセット(下)シート有無センサ59によりシートの有無を検知する(s111)。s111でシートが検知されると(s111−Y)、束押し部材54の動作を左移動動作に切り替える(s112)。束押し部材ホームポジションセンサ56が束押し部材54を検知すると(s113−Y)、束押し部材54をその位置で停止する。この動作によって左カセットのシート束が右カセットに移動された。
シート束移動動作が終わると、右カセットのリフター55を上昇させる(s114)。シート面センサ61がシート面を検知するまで上昇したなら(s115−Y)、右カセット(上)シート有り無しセンサ62でシートを検知し(s116)、シート在りが検知できれば(s116−Y)そのまま印字可能待機に移行し(s117)、処理を終了する。シート面センサがシート面を検知するまでリフター55を上昇させても右カセット(上)シート有り無しセンサ62でシートありを検知できなかった場合(s116−N)、シート無し(サイズ違い)を表示し(s118)、処理を終了する。
図6の手順でシートなしまたはサイズ違いと判定されるのは、以下の4つのケースであり、ケース(1)〜(4)は順に図6のs105、s106、s111、s116それぞれからs118への分岐に対応する。
(1)右カセット(下)シート有無センサがオフ(シート無し)かつ右カセット(上)シート有無センサがオン(シート在り)...期待されるサイズよりも小さいサイズのシートが右カセットに載置されている状態(右カセットについてサイズ違い)。
(2)右カセット(下)シート有無センサがオフ(シート無し)かつ右カセット(上)シート有無センサがオフ(シート無し)かつ左カセットシート有無センサがオフ(シート無し)...右カセットは空であり、左カセットには期待されるサイズのシートが載置されていない状態(左カセットについてサイズ違いまたはシート無し)。
(3)左カセットシート有無センサがオン(シート在り)である状態の左カセットから右カセットへと移送されたシート束に対して、右カセット(下)シート有無センサがオフ(シート無し)...期待されるサイズよりも小さいサイズのシートが右カセットに移送され載置されている状態(右カセットについてサイズ違い)。
(4)右カセット(下)シート有無センサがオン(シート在り)かつ右カセット(上)シート有無センサがオフ(シート無し)...期待されるサイズよりも小さいサイズのシートが右カセットに載置されている状態(右カセットについてサイズ違い)。
ここで期待されるサイズとは、幅方向に距離をおいて配置されたセンサ対、たとえば、右カセット(下)シート有無センサと右カセット(上)シート有無センサのセンサ対と、右カセット(下)シート有無センサと左カセットシート有無センサのセンサ対とが、いずれも検知できるサイズである。たとえばそれぞれのセンサ対のシートの幅方向の距離を、A4サイズのシートであればセンサ対を成す両センサにより検知でき、LTRサイズのシートであれば一方のセンサのみにより検知できるように定める。そしてその幅方向の距離に基づいてセンサを配置する。こうすることで、期待されるサイズ(すなわち設定されたサイズ)は所定サイズたとえばA4となり、それより幅が小さいサイズたとえばLTRサイズのシートが右カセットまたは左カセットに載置されていると、図6の手順によってサイズ違いまたはシート無しが検出される。
以上説明したように、実施形態の給送カセット装置によれば、1つのセンサ対により供給用積載部(第1の積載部)に積載したシート束を検知し、検知できれば適正サイズ、できなければ適正でないサイズ(あるいはシート無し)と判定する。またもう1つのセンサ対により予備積載図(第2の積載部)から供給用積載部に移動させたシート束を検知し、検知できれば適正サイズ、できなければ適正でないサイズと判定する。さらにこれら2つのセンサ対それぞれを構成するセンサのうちのひとつを共通のセンサとしている。こうすることで、3つのセンサで2つのセンサ対を構成でき、しかも各センサはシートサイズと共にシートの有無をも検知する。このためシート有無のセンサを用いてシートサイズの適切さを検知でき、載置されたシートが給送可能幅か否かを判断することが可能である。そのためシートサイズ違いをユーザーに対して通知すること可能となる。さらに適切でないシートを搬送することで生じる装置内の汚れを防止できる。またそのために用いるセンサは、既存のシート検知用のセンサであり、新たにセンサを設ける必要がない。なお図6については、フローの一部を省略することもできる。
本実施形態の構成をまとめると、積載されたシート束を搬送路に供給できる第1の積載部と、該第1の積載部へと移送されるシート束が積載される第2の積載部とを有するシート供給装置は、
前記第2の積載部に積載されたシート束を、第1の方向に沿って前記第1の積載部へと移動させる第1の移動手段と、
前記第1の積載部に積載されたシートを第1の位置で検知する第1の検知手段と、
前記第2の積載部に積載されたシートを第2の位置で検知する第2の検知手段と、
前記第1の積載部に積載されたシートのサイズが適切か否かを、前記第1の検知手段および前記第2の検知手段によるシートの検知結果に基づいて判定する判定手段と
を有し、
前記第1の位置と前記第2の位置とは、前記第1の方向に直交する第2の方向について、前記第1の積載部および前記第2の積載部に積載されるべきサイズのシートを前記第1の検知手段および前記第2の検知手段により検知でき、前記サイズよりも小さいシートを前記第1の検知手段および前記第2の検知手段の少なくとも一方では検知できない位置であり、
前記判定手段は、前記第1の検知手段および前記第2の検知手段の少なくとも一方で前記シートを検知できない場合に、前記第1の積載部から前記第2の積載部に移動されたシートのサイズが適切ではないと判定する。
A 画像形成装置、100 CPU(制御部)、101 RAM、102 ROM、59 右カセット(下)シート有り無しセンサ、58 左カセットシート有り無しセンサ、61 シート面センサ、62 右カセット(上)シート有り無しセンサ

Claims (10)

  1. 積載されたシートを搬送路に供給可能な第1の積載部と、
    該第1の積載部へと移送されるシートが積載される第2の積載部と、
    前記第2の積載部に積載されたシートを、第1の方向に沿って前記第1の積載部へと移動させる第1の移動手段と、
    前記第1の積載部に積載されたシートを検知する第1の検知手段と、
    前記第1の検知手段に対して、前記第1の方向と交差する方向に設けられ、前記第2の積載部に積載されたシートを検知する第2の検知手段と、
    前記第1の積載部に積載されたシートの前記第1の方向に直交する第2の方向におけるサイズを、前記第1の検知手段および前記第2の検知手段によるシートの検知結果に基づいて判定する判定手段と、
    を有することを特徴とするシート供給装置。
  2. 前記判定手段は、前記第1の検知手段および前記第2の検知手段の少なくとも一方で前記シートを検知できない場合に、前記第1の積載部から前記第2の積載部に移動されたシートのサイズが適切ではないと判定することを特徴とする請求項1に記載のシート供給装置。
  3. 前記判定手段は、前記第2の検知手段により前記第2の積載部に積載されたシートが検知された後、前記第1の移動手段により前記第2の積載部に積載されたシート束を前記第1の積載部に移動させ、その後に前記第1の積載部に積載されたシートを前記第1の検知手段により検知できなければ、前記第1の積載部から前記第2の積載部に移動されたシートのサイズが適切ではないと判定することを特徴とする請求項1または2に記載のシート供給装置。
  4. 前記第1の検知手段が設けられる位置と前記第2の検知手段が設けられる位置とは、前記第1の積載部と前記第2の積載部それぞれに載置されるシートを合わせて形成される矩形の対角に相当することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のシート供給装置。
  5. 前記第1の積載部を、前記シート束の上面が所定の高さになるよう上方へと移動させる第2の移動手段と、
    前記第1の検知手段に対して前記第2の検知手段とは異なる対角方向の位置に設けられ、前記第1の積載部に積載されたシート束の上面で前記シートを検知する第3の検知手段とをさらに有し、
    前記判定手段は、前記第1の検知手段と、前記第2の検知手段と、前記第3の検知手段のいずれかの検知結果に基づいて、前記第1の積載部に積載されたシートのサイズが適切か否かを判定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のシート供給装置。
  6. 積載されたシートを搬送路に供給可能な第1の積載部と、
    該第1の積載部へと移送されるシートが積載される第2の積載部と、
    前記第1の積載部を、前記シートの上面が前記搬送路へシートを供給可能となる所定の高さになるよう上方へと移動させる移動手段と、
    前記第1の積載部に積載されたシートを検知する第1の検知手段と、
    前記第1の検知手段に対して前記移動手段の移動方向と交差する方向に設けられ、前記所定の高さにおいてシートを検知する第2の検知手段と、
    前記第1の積載部に積載されたシートの前記移動手段の移動方向に直交する方向におけるサイズを、前記第1の検知手段および前記第2の検知手段によるシートの検知結果に基づいて判定する判定手段と、
    を有することを特徴とするシート供給装置。
  7. 前記判定手段は、前記第1の検知手段および前記第2の検知手段の少なくとも一方で前記シートを検知できない場合に、前記第1の積載部に積載されたシートのサイズが適切ではないと判定することを特徴とする請求項6に記載のシート供給装置。
  8. 前記判定手段は、前記第1の検知手段により前記第1の積載部に積載されたシートが検知された後、前記移動手段により前記第1の積載部に積載されたシート束を上方に移動させ、その後に前記第1の積載部に積載されたシートを前記第2の検知手段により検知できなければ、前記第1の積載部に積載されたシートのサイズが適切ではないと判定することを特徴とする請求項6または7に記載のシート供給装置。
  9. 前記第1の検知手段が設けられる位置と前記第2の検知手段が設けられる位置とは、前記第1の積載部に載置されるシート束の前記第1の方向に直交する側面が形成する矩形の対角に相当することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一項に記載のシート供給装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれか一項に記載のシート供給装置を有し、
    前記シート供給装置から供給されるシートに画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110217620A (zh) * 2019-06-04 2019-09-10 中国十七冶集团有限公司 一种大型城市综合体建设用bim出图装置及其使用方法

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