JP2016151708A - 画像形成装置及びその画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】測定した記録媒体サイズが指定された記録媒体サイズよりも大きい場合、記録媒体に連続記録を行うと画像品位が低下する。
【解決手段】電子写真方式に従って形成された画像を記録媒体に転写し、該転写された記録媒体の画像を定着する画像形成装置において以下の処理を実行する。即ち、画像形成のために供給される記録媒体のサイズを測定し、その測定された記録媒体のサイズを、画像形成のために指定された記録媒体のサイズと比較する。ここで、前記測定された記録媒体のサイズが前記指定された記録媒体のサイズより大きいと判断された場合、前記大きいサイズの記録媒体に対する画像の定着を前記指定された記録媒体のサイズの定着制御で行えるかどうかを判定する。そして、前記指定された記録媒体のサイズの定着制御で行えないと判定された場合には、前記指定された記録媒体のサイズの定着制御の実行を抑止するよう制御する。
【選択図】 図3

Description

本発明は画像形成装置及びその画像処理方法に関し、特に、例えば、電子写真方式に従って記録媒体に画像を形成し、その画像の熱定着を行う画像形成装置及びその画像処理方法に関する。
記録用紙のようなカットされたシート状の記録媒体に画像を形成する画像形成装置は、指定した紙サイズと実際に給紙した紙サイズの搬送方向に関する長さを比べ、サイズ不一致を検知する機能を備えている。従来の搬送方向の長さを測定する方法には、次のような方法がある。
画像形成装置内の記録媒体を搬送する搬送路上に記録媒体の先端と後端との通過を検知するセンサを配置する。そして、記録媒体が給送されたとき、そのセンサによって先端が検知されてから後端が検知されるまでに要した時間を測定し、その測定時間にプロセススピード(記録媒体の搬送速度)を乗算することで、記録媒体の長さを算出する。この算出した長さと指定した紙サイズとを比べ、その差が所定以上であった場合に、サイズ不一致と判定する。また、測定された長さと指定された紙サイズを比べた時、測定された長さの方が大きい場合、画像形成動作を続行するように制御することもできる。
このような方法を用いることで、ファクシミリ装置などの無人状態で連続動作する装置では、記録データの欠損が無いものに関しては正常に記録を行い、記録を継続させることができる。
特開平5−138976号公報
しかしながら上記従来例では記録データについてのみ言及しており、記録媒体に付着するトナーの定着性について考慮していない。電子写真方式に従って画像形成を行う画像形成装置(プリンタ)が連続記録を行う際、トナーにより形成された記録媒体の画像を安定して付着させるために必要な定着温度の調整制御が行われる。この制御において定着部の温度調整が定着を行う記録媒体と整合していない場合、定着部の熱が想定よりも多く記録媒体に奪われてしまい、定着部の温度が下がってしまう。従って、連続的に記録媒体を供給して画像形成を行ってその定着を行う場合、後続の記録媒体に対して良好な定着を達成することが難しくなる。その結果、記録媒体に定着しなかったトナーが定着部に残ってしまい、後続の記録媒体を汚す可能性がある。
図6は複数の記録媒体それぞれに形成された画像を連続的に定着する場合の定着部の定着温度の時間変化を示す図である。
図6において、(a)はA5サイズの記録媒体を、(b)はエグゼクティブ(Exective)サイズの記録媒体を、(c)はA4サイズの記録媒体を連続的に熱定着する場合の定着部の定着温度の時間変化を示している。なお、A5サイズ、エグゼクティブ(Exective)サイズ、A4サイズの記録媒体それぞれはその長手方向に搬送されるものとしている。
記録媒体のサイズがA5やエグゼクティブ(Exective)の場合、図6(a)〜図6(b)に示されているように、定着中に記録媒体に熱が奪われ徐々に定着温度が低下するが記録媒体の各ページ間で定着温度が初期温度に戻るような温度調整制御を行う。このため、定着温度が記録終了まで良好な定着が維持できる温度THを下回ることはない。しかしながら、記録媒体のサイズがA5やエグゼクティブに対する温度調整制御で、A4サイズの記録媒体に画像形成を行った場合、図6(c)に示されているように、1ページ目では良好な定着を行えるものの、2ページ目以降では定着温度が十分に上昇しない。従って、A4サイズの記録媒体に対する連続的な定着動作では、定着温度が良好な定着を維持できる温度THを下回ってしまう。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、定着対象となる記録媒体のサイズが指定されたサイズのものとは異なる場合でも、良好な定着を行い高品位な画像記録をすることが可能な画像形成装置及びその画像処理方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明の画像形成装置は次のような構成からなる。
即ち、電子写真方式に従って形成された画像を記録媒体に転写し、該転写された記録媒体の画像を定着する画像形成装置であって、前記画像の形成のために供給される記録媒体のサイズを測定する測定手段と、前記測定手段により測定された記録媒体のサイズを、前記画像の形成のために指定された記録媒体のサイズと比較する比較手段と、前記比較手段による比較により前記測定された記録媒体のサイズが前記指定された記録媒体のサイズより大きいと判断された場合、前記大きいサイズの記録媒体に対する画像の定着を前記指定された記録媒体のサイズの定着制御で行えるかどうかを判定する判定手段と、前記判定手段により前記指定された記録媒体のサイズの定着制御で行えないと判定された場合には、前記指定された記録媒体のサイズの定着制御の実行を抑止するよう制御する制御手段とを有することを特徴とする。
また本発明を別の側面から見れば、電子写真方式に従って形成された画像を記録媒体に転写し、該転写された記録媒体の画像を定着する画像形成装置における画像処理方法であって、前記画像の形成のために供給される記録媒体のサイズを測定する測定工程と、前記測定工程において測定された記録媒体のサイズを、前記画像の形成のために指定された記録媒体のサイズと比較する比較工程と、前記比較工程における比較により前記測定された記録媒体のサイズが前記指定された記録媒体のサイズより大きいと判断された場合、前記大きいサイズの記録媒体に対する画像の定着を前記指定された記録媒体のサイズの定着制御で行えるかどうかを判定する判定工程と、前記判定工程において前記指定された記録媒体のサイズの定着制御で行えないと判定された場合には、前記指定された記録媒体のサイズの定着制御の実行を抑止するよう制御する制御工程とを有することを特徴とする画像処理方法を備える。
従って本発明によれば、指定された記録媒体サイズよりも測定された記録媒体サイズが大きく、かつその大きさの記録媒体への記録を行っても画像の定着を維持できる場合には画像の記録を続行することができる。従って、定着対象となる記録媒体のサイズが指定されたサイズのものとは異なる場合でも、良好な定着を行い高品位な画像記録をすることができるという効果がある。
本発明の代表的な実施例である電子写真方式に従って画像を形成する画像形成装置1の概要構成を示す側断面図である。 図1に示した画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。 給送された記録媒体に対する画像形成動作を示すフローチャートである。 定着グループと記録媒体との関係を示す図である。 定着グループと記録媒体との関係を示す別の例を示す図である。 複数の記録媒体それぞれに形成された画像を連続的に定着する場合の定着部の定着温度の時間変化を示す図である。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施例について、さらに具体的かつ詳細に説明する。
なお、この明細書において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わない。さらに人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かも問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等も含む。
<画像形成装置の概要(図1〜図2)>
図1は本発明の代表的な実施例である電子写真方式に従って画像を形成する画像形成装置1の概要構成を示す側断面図である。
制御部600は画像形成装置(プリンタ)1の全体動作を制御する。
画像形成装置(プリンタ)1の制御部600はホスト装置(不図示)からの記録要求を受信する。その受信に応じて、制御部600はサイズの異なる記録用紙のようなシート状の記録媒体が積載された給送部(給紙カセット200a、200b、手差しトレイ200c)からピックアップローラ200と給紙ローラ201とを用いて給紙を実行する。給送部(給紙カセット200a、200b、手差しトレイ200c)には記録媒体の有無を検出するシート検出センサ209が備えられている。
給紙された記録媒体が搬送路を通過する際、レジセンサ202がONになり、その後、レジストローラ対203に送り込まれる。記録媒体はレジストローラ対203で斜行の矯正が行われる。また、レジセンサ202がONになるタイミングで、搬送方向の記録媒体サイズを検知するために用いられるタイマが起動する。
画像処理回路(図2で説明)は画像信号を画像データに変換、あるいは所定のデジタル処理を実行してレーザ光源212に供給される駆動信号を生成する。そして、レーザ光源212から出力したレーザ光で、帯電ローラ211によって表面を均一に帯電された感光体ドラム204を走査露光し、静電潜像を形成する。感光体ドラム204に形成された静電潜像は現像器210から供給されたトナーによって現像され、トナー像が形成され、そのトナー像は転写器205によって記録媒体に転写される。記録媒体はレジストローラ対203からトナー像の転写にタイミングを合わせて感光体ドラム204と転写器205との間のニップ部へ進入する。トナー像が転写された記録媒体は、定着部206の2つのローラを通過する間に定着部206の加熱と加圧によってトナー像が定着され、排出ローラ208によって画像形成装置の機外へと排出される。その際、定着部206と排出ローラ208との間の搬送路に備えられた定着センサ207が記録媒体の通過を検出して、記録媒体の排出を判定する。
記録媒体の搬送動作によりレジセンサ202を記録媒体の後端部が抜けて、レジセンサ202の出力がOFFとなる時、記録媒体サイズを検知するタイマを停止させ、その長さを測定する。記録要求とともに指定された記録媒体サイズと測定した記録媒体の長さとを比較し、両者が一致するか不一致であるかを判定する。
図2は図1に示す画像形成装置1の制御構成を示すブロック図である。
図2に示されているように、制御部600のCPU101はROM102に格納された制御プログラムをRAM103を作業領域として用いて実行する。ユーザによって画像の形成開始が指示されると、CPU101は、シート検出センサ209が記録媒体を検出している場合、モータドライバ109を介して搬送モータ106の駆動を制御して記録媒体の搬送を制御する。これとともに、記録媒体がレジセンサ202を通過して感光ドラム204(図1)に到達するタイミングに合わせて画像処理回路110を介して帯電ローラ211とレーザ光源212を駆動して感光ドラム204(図1)にトナー像を形成する。
トナー像が形成された記録媒体が定着部206(図1)に到達すると、CPU101は定着モータ105の駆動を制御して定着部206(図1)の2つのローラを駆動する。これとともに、CPU101は温度制御回路111を介して一方のローラに内蔵するヒータ104を加熱することで記録媒体にトナー像を熱定着させるよう定着制御を実行する。なお、ヒータ104の温度はサーミスタ107で測定され、温度制御回路111で制御される。
定着センサ207が記録媒体の通過を検出し、記録媒体が排出されたと判定されると、画像形成を終了する。
また、CPU101はレジセンサ202により検出されるON/OFF時間から得られる給送された記録媒体サイズをRAM103に格納し、予め指定された記録媒体サイズと比較する。この比較により、実際に給送された記録媒体サイズと予め指定された記録媒体サイズとが一致するか不一致となるかを判断する。
図3は給送された記録媒体に対する画像形成制御を示すフローチャートである。
以下に説明する処理では、CPU101が記録媒体の搬送方向の長さをレジセンサ202の検出結果に従って画像形成の制御を行う例を示す。従って、以下の説明で述べるサイズとは記録媒体の搬送方向の長さのことである。
まずステップS301では、ホスト装置からの記録要求の受信に応じて、給送部から記録媒体を給紙する。なお、その記録要求とともに記録を行う記録媒体のサイズ(例えば、A4)や、その搬送方向の長さとこの方向に直交する幅方向長さとを示した記録サイズ、搬送速度などを示した記録情報を受信する。その後、ステップS302では、記録媒体の先端がレジセンサ202の位置に到達し、レジセンサ202の出力がONとなるまで待ち合わせる。
ステップS302において、レジセンサ202の位置に搬送された記録媒体の先端が到達すると、レジセンサ202の出力がONになり、処理はステップS303に進む。ステップS303では、給送部から給送された記録媒体サイズを実測するためにタイマを起動させる。その後、ステップS304では、画像処理回路110を介して感光ドラム204にトナー像を形成すると共に、記録媒体を感光ドラム204に搬送することでトナー像を記録媒体に転写する(1ページ目の画像形成を開始する)。
記録媒体1ページ目に対する画像形成開始後、ステップS305では、その記録媒体の後端がレジセンサ202の位置を通過し、レジセンサ202の出力がOFFになるまで処理を待ち合わせる。ここで、レジセンサ202の出力がOFFになったことを検知すると、処理はステップS306に進み、起動していたタイマを停止させる。そして、そのタイマによる計時から、記録媒体の先端から後端までレジセンサ202を通過するまでに要した時間を取得し、これに記録媒体の搬送速度を乗算し、レジセンサ202を通過した記録媒体サイズを測定サイズ(L)として取得する。
その後、ステップS307では、ステップS301において受信した記録情報で指定された記録サイズに対し、測定サイズ(L)が±10mm以内に収まっているかどうかを調べる。なお、ここでいう±10mmは、測定時の誤差として許容するための考慮する範囲である。これにより、指定された記録媒体サイズと一致する記録媒体が供給されたかどうかを確認する。
ここで、測定サイズが指定された記録媒体サイズの許容範囲内にあり、指定された記録サイズと測定サイズが一致していたと判断された場合、処理はステップS311へ進み、正常記録として最終ページまで記録を継続する。これに対して、指定された記録サイズと測定サイズが一致しなかったと判断された場合、処理はステップS308へ進む。
ステップS308では、指定された記録媒体サイズに比べて測定サイズの方が短いのか長いのかを調べる。ここでは、測定サイズが指定された記録媒体サイズよりも短いのかどうかを判断している。このため、測定サイズと指定された記録媒体サイズより10mm短いサイズとを比較する。ここで、測定サイズが短い(測定サイズがその記録媒体サイズ−10mmより短い)と判定された場合、記録範囲よりも測定サイズが短く、全ての画像を記録できることが保証できないので、処理はステップS310に進み、サイズ不一致をユーザに通知する。その後、ステップS313では、画像形成動作と受信した記録要求に従うジョブを中断して一連の処理を終了する。この場合には定着制御の実行が抑止されるのである。そして、ユーザがセットされた記録媒体を変更するまで待機する。
これに対して、ステップS308において、測定サイズが長い(測定サイズがその記録媒体サイズ−10mm以上)と判定された場合、処理はステップS309へ進む。
ステップS309では、測定サイズ(L)を定着グループの最長サイズ+10mmと比較し、その大小を判断する。
ここで定着グループについて説明する。
図4は定着グループと記録媒体(ここでは記録用紙)との関係を示す図である。
図6を参照して説明したように、トナーにより画像が形成された記録媒体を加圧・加熱して熱定着する場合に、記録媒体に熱が奪われるため、定着部の定着温度(T)が低下する。しかしながら、連続する画像形成の場合でも、搬送方向に関し記録媒体の後端部が定着部を通過し、次の記録媒体の先端部が定着部に達するまでに時間があるので、定着部の温度調整制御により定着温度は上昇する。従って、記録媒体のサイズが異なったとしても、例えば、図6(a)と図6(b)とが示すように、記録媒体のサイズがA5とエグゼクティブのように同じ温度調整制御を適用しても、良好な定着性を維持することができる。これに対して、例えば、図6(a)と図6(c)とが示すように、記録媒体のサイズがA5とA4というように、余りにも記録サイズの差が大きいと、A5サイズに対するのと同じ温度調整制御をA4サイズの定着に適用すると、良好な定着性は維持できない。
以上のことを踏まえて、この実施例では、同じ温度調整制御を適用しても良好な定着性が得られる記録媒体サイズの集団を1つの定着グループとして定義する。
図4に示す例では、定着グループとして3つのグループが定義される。具体的には、グループ1には記録媒体サイズとして、エグゼクティブ、B5、ステートメント、A5が属し、グループ2にはA4、レターが属し、グループ3にはリーガル、フールスキャップ、オフィシオが属する。従って、この実施例では同じグループに属する記録媒体に対しては同じ温度調整制御が適用される。また、この実施例では図4に示した関係の情報がROM102に格納される。なお、定義グループの数は3つに限定されるものではなく、4つ、5つなど他の値の複数のグループに定義しても良い。
図4には夫々の記録媒体に対する搬送方向の長さが示されており、記録媒体サイズが指定されると、対応する搬送方向の長さが指定サイズとして用いられる。一方、前述のように給紙カセットから記録媒体が供給されると、その搬送路でレジセンサ202を用いて記録媒体サイズが測定される。
図3のフローチャートに戻って説明を続ける。ステップS309では、ステップS301において受信した記録情報で指定された記録媒体サイズが、ROM102に格納された定着グループのいずれかに属しているか調べ、その定着グループに含まれる記録媒体の最長サイズを取得する。例えば、定着グループがグループ1であるなら、その最長サイズはエグゼクティブの266.7mmとなる。さらに、その最長サイズと測定サイズ(L)を比較し、測定サイズ(L)が定着グループの最長サイズ(GLmax)+10mmよりも長いかどうかを調べる。
ここで、GLmax+10mm<Lである場合、測定サイズと定着グループとは一致していないと判断する。この場合、定着グループとは一致しないサイズの記録媒体を用いて記録を続行すると、良好な定着を行うのに最低の定着温度(図6におけるT=TH)を確保し続けることができず、画像形成に用いたトナーを定着させることが難しくなってしまう。そのため、処理はステップS310に進み、サイズ不一致をユーザに通知する。この通知はホスト装置にメッセージを送信して、ホスト装置のディスプレイなどにそのメッセージが表示されるようにしても良い、画像形成装置1に備えられた操作パネルのディスプレイにそのメッセージを表示しても良いし、またその両方を行っても良い。
これに対して、GLmax+10mm≧Lである場合、測定サイズは十分に大きく、全ての画像を記録でき、記録媒体サイズは異なっていても、定着グループが一致しているので良好な定着を維持できると判断する。そのため、処理はステップS311へと進み、正常記録を継続させる。そして、正常記録を継続すると判断した場合は、ステップS312ではジョブの最終ページまで正常記録として記録を行う。
例えば、ユーザが記録要求の発行とともに記録情報において指定した記録媒体サイズがA5である場合、図4に示されているように、A5サイズの記録媒体はグループ1に属している。このため、この実施例では、その中の最長サイズとしてエグゼクティブの搬送方向長さ(266.7mm)を取得する。この時、測定サイズがグループ1に属する記録媒体サイズ(A5、ステートメント、B5、エグゼクティブ)のいずれかであった場合、ユーザが指定した記録媒体サイズと異なっていても正常記録が可能であるため記録を続行する。これに対して、測定サイズがグループ1以外の記録媒体(A4やリーガルなど)の場合、その記録媒体への画像形成は正常になされるものの、良好な定着が実行されず、トナー未定着となる可能性がある。従って、この処理では、サイズ不一致である旨をユーザに通知し、記録を停止する。
従って以上説明した実施例に従えば、記録に際し指定した記録媒体サイズと実際に供給された記録媒体サイズとが異なっていても、供給された記録媒体が良好な定着性を確保できるサイズの場合には、記録を継続することができる。
なお、以上説明した実施例では、記録媒体サイズはその記録媒体が搬送される方向に関する記録媒体の長さとしたが、本発明はこれによって限定されるものではない。例えば、画像形成装置において、記録媒体の搬送路にレジセンサに加え、記録媒体の搬送方向とは直交する方向(幅方向)に記録媒体を検知するいくつかのセンサを備え、これらのセンサから幅方向に関するサイズを取得するようにしても良い。なお、そのセンサには光学的反射型センサ、透過型センサなど種々のセンサを用いることができる。
例えば、以上説明した実施例では、記録媒体サイズがA4RとA5では搬送方向長さは同じになり、その区別をすることができなかったが、このように構成することで、幅方向についてもサイズの一致/不一致を判別することができる。従って、A4RとA5との区別をすることができる。さらに加えて、幅方向のサイズを検知することにより、画像形成装置は同じサイズの記録媒体であっても、例えば、それがA4であるのかA4Rであるのか、また、レターであるのかレターRであるのかを判別することができる。
このため、記録媒体サイズをその搬送方向と幅方向の両方で測定できる構成の画像形成装置では定着グループを図4を参照して説明した定着グループとは異なって再定義することができる。
図5は記録媒体サイズをその搬送方向と幅方向の両方で測定できる構成の画像形成装置における定着グループと記録媒体(ここでは記録用紙)との関係を示す図である。
図5から分かるように、定着グループの分類はグループ1〜3で、図4に示した例と同じであるが、図5に示す例ではグループ1により多くの記録媒体が分類されて含まれている。例えば、記録媒体サイズのA4R、レターR、リーガルR、フールスキャップR、オフィシオRもグループ1に属するものとして定義される。さらに、図5に示すように、グループの中をグループL、グループRa、グループRbと細分類している。ここで、グループLは図4と同じものである。
このようなグループ分けを用いた場合、画像形成装置は指定された記録媒体サイズと測定サイズとが不一致の場合、各グループの幅方向長さの最大サイズまでの不一致は容認して記録を続行するが、グループを越える不一致の場合は2枚目以降の記録を中止する。
なお、以上説明した実施例では、良好な定着性を維持できないと判定された場合に画像の記録を中止したが、本発明はこれによって限定されるものではない。例えば、定着温度や記録媒体の搬送速度などの条件を変更することで、良好な定着性を維持できるようにして画像の記録を続行するように構成することも可能である。
また、上述した実施例では、単機能の画像形成装置を例として説明したが本発明はこれによって限定されるものではない。例えば、説明した画像形成装置に記録用紙を自動給紙するADF部と画像読取装置とを備える多機能プリンタ(複写機)としても良いし、さらに複写機にファクシミリ機能を加えた複合機としても良い。
101 CPU、102 ROM、103 RAM、104 ヒータ、
105 定着モータ、106 搬送モータ、107 サーミスタ、
108 EEPROM、109 モータドライバ、110 画像処理回路、
111 温度制御回路、200 ピックアップローラ、
200a、200b、給紙カセット、200c 手差しトレイ、201 給紙ローラ、
202 レジセンサ、203 レジストローラ対、204 感光体ドラム、
205 転写器、206 定着部、207 定着センサ、208 排紙ローラ、
209 シート検出センサ、210 現像器、211 帯電ローラ、
212 レーザ光源、600 制御部

Claims (10)

  1. 電子写真方式に従って形成された画像を記録媒体に転写し、該転写された記録媒体の画像を定着する画像形成装置であって、
    前記画像の形成のために供給される記録媒体のサイズを測定する測定手段と、
    前記測定手段により測定された記録媒体のサイズを、前記画像の形成のために指定された記録媒体のサイズと比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較により前記測定された記録媒体のサイズが前記指定された記録媒体のサイズより大きいと判断された場合、前記大きいサイズの記録媒体に対する画像の定着を前記指定された記録媒体のサイズの定着制御で行えるかどうかを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記指定された記録媒体のサイズの定着制御で行えないと判定された場合には、前記指定された記録媒体のサイズの定着制御の実行を抑止するよう制御する制御手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記比較手段による比較により前記測定された記録媒体のサイズが前記指定された記録媒体のサイズより小さいと判断された場合、前記制御手段は、前記指定された記録媒体のサイズの定着制御の実行を抑止するよう制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. シート状の記録媒体を積載する給送部と、
    前記給送部から供給される記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送された記録媒体に画像を形成する画像形成手段とをさらに有し、
    前記測定手段は、前記搬送手段により搬送された記録媒体が前記画像形成手段を通過する前に前記記録媒体のサイズを測定することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. ユーザによる記録要求と前記記録要求とともに前記指定された記録媒体のサイズとを受信する受信手段と、
    前記判定手段により画像の定着を前記指定された記録媒体のサイズの定着制御では行えないと判定された場合、前記測定された記録媒体のサイズと、前記指定された記録媒体のサイズとが異なる旨をユーザに通知する通知手段とをさらに有することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記転写された記録媒体の画像を熱定着する定着手段をさらに有し、
    前記判定手段はさらに、
    (1)前記指定された記録媒体のサイズが、前記定着手段において、それぞれが、同じ定着制御が適用された場合に画像の定着ができる複数のサイズの記録媒体から構成される、複数のグループのいずれに属しているかどうかを判別し、
    (2)該判別されたグループに属する複数のサイズの記録媒体のうち、最大サイズの記録媒体と前記測定された記録媒体サイズとを比較し、
    前記制御手段は、前記判定手段により前記測定された記録媒体のサイズが前記最大サイズの記録媒体より小さいと判定された場合には、前記測定手段により測定された記録媒体に画像の定着を行うよう制御することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記通知手段はさらに、前記判定手段により前記測定された記録媒体のサイズが前記最大サイズの記録媒体より大きいと判定された場合、前記測定された記録媒体のサイズと、前記指定された記録媒体のサイズとが異なる旨をユーザに通知することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記測定手段は、前記記録媒体の前記搬送手段による搬送方向に関するサイズを測定することを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置。
  8. 前記測定手段はさらに、前記記録媒体の前記搬送方向に直交する方向に関するサイズを測定することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記最大サイズとは前記測定手段による測定の方向に関する長さであることを特徴とする請求項7又は8に記載の画像形成装置。
  10. 電子写真方式に従って形成された画像を記録媒体に転写し、該転写された記録媒体の画像を定着する画像形成装置における画像処理方法であって、
    前記画像の形成のために供給される記録媒体のサイズを測定する測定工程と、
    前記測定工程において測定された記録媒体のサイズを、前記画像の形成のために指定された記録媒体のサイズと比較する比較工程と、
    前記比較工程における比較により前記測定された記録媒体のサイズが前記指定された記録媒体のサイズより大きいと判断された場合、前記大きいサイズの記録媒体に対する画像の定着を前記指定された記録媒体のサイズの定着制御で行えるかどうかを判定する判定工程と、
    前記判定工程において前記指定された記録媒体のサイズの定着制御で行えないと判定された場合には、前記指定された記録媒体のサイズの定着制御の実行を抑止するよう制御する制御工程とを有することを特徴とする画像処理方法。
JP2015029806A 2015-02-18 2015-02-18 画像形成装置及びその画像処理方法 Pending JP2016151708A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020177165A (ja) * 2019-04-19 2020-10-29 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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