JP7056334B2 - 画像形成装置および制御方法 - Google Patents
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Description
好ましくは、制御装置は、補正後の坪量が大きい程、設定温度が高くなるように、定着装置を制御する。
好ましくは、制御装置は、補正後の坪量が大きい程、搬送速度が遅くなるように、定着装置を制御する。
本発明の他の局面に従うと、制御方法は、熱を用いて記録材上の未定着画像を記録材上に定着させる定着装置と、定着装置の動作を制御する制御装置とを備えた画像形成装置で実行される。制御方法は、記録材の坪量を、記録材の熱伝導率と記録材の厚みとを用いて補正するステップと、補正後の坪量に基づいて定着装置における定着条件を決定するステップと、決定された定着条件で定着装置を動作させるステップとを備える。
(a1.画像形成装置)
図1は、画像形成装置1000の内部構造の一例を示す概略図である。
定着装置120は、自身を通過する用紙Pを加圧および加熱する。定着装置120は、制御装置31からの制御信号に従って、用紙Pの加熱度合いや、用紙Pに加える圧力(定着圧力)、用紙Pの搬送速度などを制御する。定着装置120が用紙Pを加熱および加圧することで、トナー像が用紙Pに定着する。その後、用紙Pは、排出トレイ271~273のいずれかに排紙される。
図2を参照して、定着装置120は、加熱回転体129と、加圧ローラー124と、ヒーター125と、サーミスタ126とを備える。加熱回転体129は、加熱ローラー121と、定着ローラー122と、定着ベルト123とで構成されている。
制御装置31は、メディアセンサー16による検知結果に基づき、用紙Pが、コート紙、普通紙、上質紙のいずれであるかを判別する。また、制御装置31は、当該検知結果によって、用紙の坪量を判定する。さらに、制御装置31は、当該検知結果によって、用紙Pが、OHP(Overhead Projector)フィルム、封筒、インデックス紙のいずれであるかも判別する。たとえば、用紙Pの坪量によって、制御装置31は、用紙の種類が、薄紙、普通紙、厚紙のいずれであるかを判別する。
図3は、本体部10のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。
図4は、坪量と定着条件との関係を表した図である。
制御装置31は、定着条件の決定にあたり、以下の演算処理を行う。
制御装置31は、以下の数式(1)で示す演算を行うことにより、検知対象となる用紙Pの熱伝導率λtを算出する。
数式(1)において、γ0は、基準となる用紙(以下、「用紙Q」とも称する)のベック平滑度である。γtは、検知対象となる用紙Pのベック平滑度である。λ0は、基準となる用紙Qの熱伝導率である。なお、γtは、メディアセンサー16によって、用紙毎に算出される。γ0およびλ0は、制御装置31に予め格納されている既知の値である。
上記の数式(1)によって、知対象となる用紙Pの熱伝導率λtが算出されると、制御装置31は、以下の数式(2)で示す演算を行うことにより、検知対象となる用紙Pの補正後の坪量(以下、「補正坪量Vc」とも称する)を算出する。
数式(2)において、Vtは、メディアセンサー16で検知された用紙Pの坪量である。δtは、検知対象となる用紙Pの厚み(紙厚)である。δ0は、基準となる用紙Qの厚みである。Cは、所定の定数である。なお、δtは、メディアセンサー16によって、用紙毎に算出される。δ0は、制御装置31に予め格納されている既知の値である。
(1)以上のように、制御装置31は、検出された坪量Vtを、用紙Pの熱伝導率λtと用紙Pの厚みδtとを用いて補正する。詳しくは、制御装置31は、数式(2)に示すように、熱伝導率λtを厚みδtで除したときの第1の値(λt/δt)を用いて、用紙Pの坪量Vtを補正する。さらに詳しくは、制御装置31は、第1の値(λt/δt)を予め定められた第2の値(λ0/δ0)で除したときの第3の値((λt/δt)/(λ0/δ0))を用いて、用紙Pの坪量Vtを補正する。このような補正により、所望の定着強度を得ることが可能となる。
以下では、上述したように、坪量Vtを用紙Pの熱伝導率λtと用紙Pの厚みδtとを用いて補正する理由と、数式(2)における定数Cの決定の仕方とを説明する。
まず、図5および図6に基づいて、本例に対する比較例を説明する。
次に、図7に基づいて、本例を説明する。
図8は、画像形成装置1000の本体部10の機能的構成を説明するための図である。
図9は、本体部10で実行される処理の流れを説明するためのフロー図である。
(1)上述した画像形成装置の構成は一例であって、画像形成装置の構成は、これに限定されるものではない。
Claims (18)
- 熱源を有し、かつ前記熱源によって生じた熱を用いて記録材上の未定着画像を前記記録材上に定着させる定着装置と、
前記記録材の坪量を検知するセンサーと、
前記定着装置の動作を制御する制御装置とを備え、
前記制御装置は、
前記センサーによって検知された前記記録材の坪量を、前記記録材の熱伝導率と前記記録材の厚みとを用いて補正し、
補正後の坪量に基づいて前記定着装置における定着条件を決定し、
決定された前記定着条件で前記定着装置を動作させる、画像形成装置。 - 前記定着条件は、前記熱源の設定温度である、請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記制御装置は、前記補正後の坪量が大きい程、前記設定温度が高くなるように、前記定着装置を制御する、請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記制御装置は、前記熱伝導率が高い程、前記設定温度が高くなるように、前記定着装置を制御する、請求項2または3に記載の画像形成装置。
- 前記制御装置は、前記熱伝導率を前記厚みで除したときの値が大きい程、前記設定温度が高くなるように、前記定着装置を制御する、請求項2から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記制御装置は、前記補正後の坪量と、前記設定温度とを対応付けて記憶しており、
前記画像形成装置は、ユーザ操作を受け付ける操作部をさらに備え、
前記制御装置は、前記操作部が前記設定温度を変更するためのユーザ操作を受け付けると、前記設定温度を前記ユーザ操作に基づいた値に変更する、請求項2から5のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記定着条件は、前記記録材の搬送速度である、請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記制御装置は、前記補正後の坪量が大きい程、前記搬送速度が遅くなるように、前記定着装置を制御する、請求項7に記載の画像形成装置。
- 前記制御装置は、前記熱伝導率が高い程、前記搬送速度が遅くなるように、前記定着装置を制御する、請求項7または8に記載の画像形成装置。
- 前記制御装置は、前記熱伝導率を前記厚みで除したときの値が大きい程、前記搬送速度が遅くなるように、前記定着装置を制御する、請求項7から9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記定着装置は、加圧部材をさらに有し、かつ前記加圧部材によって加わる圧力を用いて前記未定着画像を前記記録材上に定着させ、
前記定着条件は、前記圧力の値である、請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記制御装置は、前記補正後の坪量が大きい程、前記圧力が高くなるように、前記定着装置を制御する、請求項11に記載の画像形成装置。
- 前記制御装置は、前記熱伝導率が高い程、前記圧力が高くなるように、前記定着装置を制御する、請求項11または12に記載の画像形成装置。
- 前記制御装置は、前記熱伝導率を前記厚みで除したときの値が大きい程、前記圧力が高くなるように、前記定着装置を制御する、請求項11から13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記制御装置は、前記熱伝導率を前記厚みで除したときの第1の値を用いて、前記記録材の坪量を補正する、請求項1から14のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記制御装置は、前記第1の値を予め定められた第2の値で除したときの第3の値を用いて、前記記録材の坪量を補正する、請求項15に記載の画像形成装置。
- 前記制御装置は、前記記録材のベック平滑度に基づき前記熱伝導率を算出する、請求項1から16のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 熱を用いて記録材上の未定着画像を前記記録材上に定着させる定着装置と、前記定着装置の動作を制御する制御装置とを備えた画像形成装置の制御方法であって、
センサーによって、前記記録材の坪量を検知するステップと、
前記センサーによって検知された前記記録材の坪量を、前記記録材の熱伝導率と前記記録材の厚みとを用いて補正するステップと、
補正後の坪量に基づいて前記定着装置における定着条件を決定するステップと、
決定された前記定着条件で前記定着装置を動作させるステップとを備える、制御方法。
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