JP2020177165A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成を停止することなく、定着部の加熱部材の過度な温度の上昇を抑制することができる画像形成装置を提供することができる。【解決手段】画像形成装置1は、搬送部13と、給送部14と、画像形成部15と、定着部16と、制御部10とを備える。定着部16は、シートPを加熱する加熱部材161bと、加熱部材161bを加熱する加熱部161aと、加熱部材161bの温度を検出する第1検出部163とを有する。制御部10は、シートPの幅の設定値である幅設定値を取得する。制御部10は、第1検出部163の出力に基づいて、給送部14が給送するシートPの幅を検知する。制御部10は、検知したシートPの幅である検知幅が幅設定値よりも小さいか否かを判定する。制御部10は、検知幅が幅設定値よりも小さいと判定した場合、枚数情報が示す枚数を、予め設定された枚数である設定枚数よりも少ない枚数に変更する。【選択図】図11

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
特許文献1には、画像形成装置が開示されている。特許文献1に開示の画像形成装置は、制御部と、熱ローラーと、圧力ローラーと、温度検知手段とを備える。熱ローラー及び圧力ローラーは、トナー像が転写された用紙を挟み込む。温度検知手段は、熱ローラーの端部の非通紙領域の温度を検知する。制御部は、用紙にトナー像を定着させる際に温度検知手段で検知される温度が第1設定温度から第2設定温度まで上昇する時間を計測する。制御部は、計測時間が予め定めた規定時間以下である場合に、画像形成を停止させる。
特開2007−232831号公報
特許文献1に開示の画像形成装置は、計測時間が予め定めた規定時間以下である場合に、画像形成処理を停止させて、定着部の加熱部材の過度な温度の上昇を防止している。そのため、特許文献1に開示の画像形成装置では、生産性が低下するおそれがある。
そこで、本発明は、上記課題に鑑み、画像形成処理を停止することなく、定着部の加熱部材の過度な温度の上昇を抑制することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、搬送部と、給送部と、画像形成部と、定着部と、制御部とを備える。前記搬送部は、シートを搬送する。前記給送部は、前記搬送部に前記シートを給送する。前記画像形成部は、前記シートの搬送方向に対して前記給送部よりも下流に配置される。前記画像形成部は、記シートに画像を形成する。前記定着部は、前記搬送方向に対して前記画像形成部よりも下流に配置される。定着部は、前記シートに前記画像を定着させる。制御部は、枚数情報に基づいて、前記給送部を制御する。前記枚数情報は、前記給送部が単位時間当たりに給送する前記シートの枚数を示す。前記定着部は、加熱部材と、加熱部と、第1検出部とを有する。前記加熱部材は、前記シートを加熱する。前記加熱部は、前記加熱部材を加熱する。前記第1検出部は、前記加熱部材の温度を検出する。前記制御部は、幅設定値を取得する。前記幅設定値は、前記シートの幅の設定値である。前記シートの幅は、前記搬送方向に直交する幅方向における前記シートのサイズを示す。前記制御部は、前記第1検出部の出力に基づいて、前記給送部が給送する前記シートの幅である検知幅が前記幅設定値よりも小さいか否かを判定する。前記制御部は、前記検知幅が前記幅設定値よりも小さいと判定した場合、前記枚数情報が示す枚数を、予め設定された枚数である設定枚数よりも少ない枚数に変更する。
本発明の画像形成装置によれば、画像形成処理を停止することなく、定着部の加熱部材の過度な温度の上昇を抑制することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る定着部の断面を示す図である。 本発明の実施形態に係る定着部の加熱ローラーの断面を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 (a)〜(d)は、本発明の実施形態に係る画像形成装置において、端部温度の時間変化を示す図である。 本発明の実施形態に係る加熱部の通電状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る加熱部の通電状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る加熱部の通電状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る第1定着処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る第1定着処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る第2定着処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る第3定着処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明に係る画像形成装置の実施形態について説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
図1〜図3を参照して、本実施形態に係る画像形成装置1について説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置1の構成を示す図である。
画像形成装置1は、シートPに画像を形成する。図1に示すように、画像形成装置1は、筐体1aを備える。筐体1aは、略直方体形状である。
画像形成装置1は、操作受付部11と、画像読取部12と、搬送部13と、給送部14と、画像形成部15と、定着部16と、排出部17とを備える。筐体1aは、画像読取部12、搬送部13、給送部14、画像形成部15、定着部16、及び排出部17を収容する。
シートPは、幅が異なる複数の種類のシートPを含む。詳しくは、シートPは、第1シートP1と、第2シートP2とを含む。第1シートP1の幅は、第2シートP2の幅より短い。シートPの幅は、シートPの搬送方向Dに直交する幅方向におけるシートPのサイズを示す。以下、第1シートP1の幅サイズを「小サイズ」と記載する。以下、第2シートP2の幅サイズを「大サイズ」と記載する。
操作受付部11は、ユーザーからの指示を受け付ける。操作受付部11は、表示部111及び操作ボタン112を含む。表示部111は、各種処理結果を表示する。操作ボタン112は、スタートボタン、矢印キー、及びテンキーを含む。スタートボタンは、画像形成装置1に各種の機能(処理)を実行させるためのボタンである。矢印キーは、選択対象を変更するためのボタンである。テンキーは、数値を入力するためのボタンである。表示部111は、報知部の一例である。
本実施形態において、操作受付部11は、設定情報の入力を受け付ける。設定情報は、幅設定値、部数情報、片面/両面情報、及び白黒/カラー情報を含む。幅設定値は、シートPの幅の設定値を示す。本実施形態では、幅設定値は、小サイズ又は大サイズである。以下、小サイズに指定された幅設定値を「幅設定値(小サイズ)」と記載する場合がある。以下、大サイズに指定された幅設定値を「幅設定値(大サイズ)」と記載する場合がある。幅設定値(小サイズ)は、画像形成処理が実行されるシートPとして第1シートP1を指定することを示す。幅設定値(大サイズ)は、画像形成処理が実行されるシートPとして第2シートP2を指定することを示す。部数情報は、部数を示す。片面/両面情報は、シートPの片面に画像を形成するのか、シートPの両面に画像を形成するのかを示す。白黒/カラー情報は、白黒画像を形成するのか、カラー画像を形成するのかを示す。
画像読取部12は、原稿Mの各ページの画像を順次読み取って、複数の画像データを生成する。画像データは、対応するページの画像を示す。画像読取部12は、例えばスキャナーである。
搬送部13は、給送部14から排出部17まで延在し、シートPを搬送する。搬送部13は、搬送ローラーを含む。
給送部14は、シートPを1枚ずつ搬送部13へ給送する。給送部14は、第1給送部141、及び第2給送部142を含む。
第1給送部141は、4つの給送カセット141a及び4つの第1給送ローラー群141bを備える。各給送カセット141aは、複数枚のシートPを収容する。各給送カセット141aは、筐体1aに開閉可能に装着されている。各給送カセット141aには、収容されるシートPの幅サイズが予め設定されている。各第1給送ローラー群141bは、対応する給送カセット141aに設けられる。各第1給送ローラー群141bは、対応する給送カセット141aに収容されているシートPを1枚ずつ搬送部13へ給送する。
第2給送部142は、手差しトレイ142a、及び第2給送ローラー群142bを備える。手差しトレイ142aには、複数枚のシートPが載置され得る。第2給送ローラー群142bは、手差しトレイ142aに載置されているシートPを1枚ずつ搬送部13へ給送する。
画像形成部15は、シートPに画像を形成する。画像形成部15は、シートPの搬送方向Dに対して、給送部14よりも下流に配置されている。画像形成情報は、複数の画像データ、及び画像形成設定情報を含む。複数の画像データは、画像読取部12が生成した複数の画像データを示す。
画像形成部15は、露光部151、現像部152、感光体ドラム153、及び転写部154を備える。
露光部151は、感光体ドラム153にレーザー光を照射する。これにより、感光体ドラム153の表面に静電潜像が形成される。現像部152は、感光体ドラム153にトナーを供給して静電潜像を現像する。この結果、感光体ドラム153の表面にトナー像(画像)が形成される。転写部154は、感光体ドラム153の表面に形成されたトナー像をシートPに転写する。トナー像が転写されたシートPは、搬送部13によって定着部16へ向けて搬送される。
定着部16は、シートPに画像を定着させる。定着部16を通過したシートPは、第2搬送部132によって排出部17へ向けて搬送される。定着部16は、加熱ローラー161と、加圧ローラー162とを備える。
加熱ローラー161及び加圧ローラー162は、シートPの搬送方向Dに対して画像形成部15よりも下流に配置されている。加熱ローラー161及び加圧ローラー162は、互いに対向して配置されている。
排出部17は、排出ローラー対171を有する。排出ローラー対171は、排出口1bから筐体1aの外部へシートPを排出する。排出口1bは、画像形成装置1の筐体1a側面に形成される。
続いて、図2を参照して、定着部16を説明する。図2は、本実施形態に係る定着部16の断面を示す図である。図2に示すように、定着部16は、加熱ローラー161及び加圧ローラー162に加えて、第1温度センサー163と、第2温度センサー164とを更に備える。第1温度センサー163は、第1検知部の一例である。
加熱ローラー161は、シートPを加熱する。図2及び図3に示すように、加熱ローラー161は、加熱部161aと、加熱部材161bとを備える。加熱部161aは、加熱部材161bの内部に配置されている。
加熱部161aは、加熱部材161bを加熱する。図2及び図3に示すように、加熱部161aは、メインヒーター161a1と、サブヒーター161a2とを備える。メインヒーター161a1及びサブヒーター161a2は、ハロゲンヒーターである。
加熱部材161bは、シートPを加熱する。加熱部材161bは、円筒部161b1と、第1離型層161b2とを備える。円筒部161b1は、その内部に中空部を有する。円筒部161b1の中空部には、加熱部161aが収納される。第1離型層161b2は、円筒部161b1の外周面上に接着層を介して、円筒部161b1の外周面を覆うように形成されている。円筒部161b1の材質は、例えば、金属又は合金である。金属は、鉄、ステンレス鋼、アルミニウム、又は銅を含む。第1離型層161b2の材質は、例えば、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)である。加熱ローラー161は、円筒部161b1を中心として回転可能である。
加圧ローラー162は、加熱ローラー161に押圧されて、シートPを加圧する。加圧ローラー162は、回転軸162aと、弾性層162bと、第2離型層162cとを備える。弾性層162bは、回転軸162aの外周面を覆うように形成されている。第2離型層162cは、弾性層162bの外周面上に接着層を介して、弾性層162bの外周面を覆うように形成されている。回転軸162aの材質は、例えば、金属又は合金である。弾性層162bの材質は、例えば、シリコーンゴムである。第2離型層162cの材質は、例えば、PFAである。加圧ローラー162は、回転軸162aを中心として回転可能である。
加圧ローラー162は、加熱ローラー161に押圧されて、加熱ローラー161及び加圧ローラー162の間にニップ領域Nを形成する。図1を参照して説明した転写部154から搬送されたシートPは、ニップ領域Nを通過することにより加熱及び加圧される。この結果、トナー像がシートPに定着する。
続いて、図3を参照して、定着部16を更に説明する。図3は、本実施形態における定着部16の加熱ローラー161の断面を示す図である。
図3に示すように、加熱ローラー161は、前後方向(加熱ローラー161の軸方向)において、中央領域R1と、両端領域R2とを有する。中央領域R1は、加熱ローラー161の軸方向において、加熱ローラー161の中央部の領域を示す。両端領域R2は、加熱ローラー161の軸方向において、加熱ローラー161の両端部の領域を示す。両端領域R2は、加熱ローラー161の軸方向において、中央領域R1の両隣りに位置する。
図3に示すように、第1温度センサー163は、加熱ローラー161の軸方向において、加熱ローラー161の両端領域R2の前側の端部の近傍に配置されている。以下、加熱ローラー161の両端領域R2の前側の端部を「加熱ローラー161の端部」と記載する。第2温度センサー164は、加熱ローラー161の軸方向において、加熱ローラー161の中央領域R1の中央部の近傍に配置されている。中央領域R1は、加熱ローラー161の軸方向において、第1シートP1が通過する加熱ローラー161の領域を示す。両端領域R2は、加熱ローラー161の軸方向において、第2シートP2が通過する領域のうち中央領域R1を除いた加熱ローラー161の領域を示す。本実施形態では、シートPは、定着部16において、シートPの幅方向におけるシートPの中心点と、加熱ローラー161の軸方向における加熱ローラー161の中心点とが一致するように搬送される。
図3に示すように、メインヒーター161a1は、加熱ローラー161の中央領域R1にフィラメントを有する。そのため、メインヒーター161a1は、通電されると、加熱ローラー161の中央領域R1を高い発熱量で加熱する。なお、メインヒーター161a1のフィラメントの発熱により、加熱ローラー161の両端領域R2が低い発熱量で加熱されてもよい。サブヒーター161a2は、加熱ローラー161の両端領域R2にフィラメントを有する。そのため、サブヒーター161a2は、通電されると、加熱ローラー161の両端領域R2を高い発熱量で加熱する。なお、サブヒーター161a2のフィラメントの発熱により、加熱ローラー161の中央領域R1が低い発熱量で加熱されてもよい。メインヒーター161a1の発熱量は、サブヒーター161a2の発熱量よりも高くてもよいし、低くてもよい。
第1温度センサー163は、加熱ローラー161の両端領域R2の前側の端部における加熱部材161bの温度を検出する。以下、加熱ローラー161の両端領域R2のうち前側の端部における加熱部材161bの温度を「端部温度」と記載する。第1温度センサー163は、例えば、サーミスターである。
第2温度センサー164は、加熱ローラー161の中央領域R1の中央部における加熱部材161bの温度を検出する。以下、加熱ローラー161の中央領域R1の中央部における加熱部材161bの温度を「中央部温度」と記載する。第2温度センサー164は、例えば、サーミスターである。
続いて、図1〜図4を参照して、画像形成装置1の構成について詳細に説明する。図4は、本実施形態に係る画像形成装置1の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、画像形成装置1は、制御部10と、記憶部18と、通信部19と、開閉センサーSとを更に備える。開閉センサーSは、第2検出部の一例である。
通信部19は、ネットワークを介して外部端末と通信する。つまり、通信部19は、外部端末から送信された画像形成ジョブデータを受信する。画像形成ジョブデータは、画像データ及び設定情報を示す。通信部19は、通信インターフェイスである。外部端末は、例えば、デスクトップ型パーソナルコンピューター、ノート型パーソナルコンピューター、タブレット端末、又はスマートフォンである。
記憶部18は、HDD(Hard Disk Drive)、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)によって構成される。記憶部18は、画像形成装置1の各部の動作を制御するための制御プログラムを記憶する。記憶部18は、画像読取部12から制御部10に送信された画像データを記憶する。記憶部18は、操作受付部11が操作されて入力された設定情報を記憶する。記憶部18は、通信部19が受信した画像形成ジョブデータを記憶する。記憶部18は、カセット幅サイズ情報、第1枚数情報、第2枚数情報、及び第3枚数情報を更に記憶する。
カセット幅サイズ情報は、給送カセット141a毎に予め設定されたシートPの幅サイズを示す。第1設定枚数情報は、設定枚数を示す。第2設定枚数情報は、第1枚数を示す。第3設定枚数情報は、第2枚数を示す。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサーを含むハードウェア回路である。制御部10は、記憶部18に格納された制御プログラムを実行することにより、操作受付部11、画像読取部12、搬送部13、給送部14、画像形成部15、定着部16、排出部17、記憶部18、通信部19、及び開閉センサーSを制御する。
具体的には、制御部10は、画像データを画像処理して画像形成データを生成する。制御部10は、画像形成データ及び設定情報に基づいて、画像形成部15を制御する。その結果、画像形成部15がシートPに画像を形成する。
また、制御部10は、枚数情報に基づいて、給送部14を制御する。枚数情報は、給送部14が単位時間当たりに給送するシートPの枚数を示す。本実施形態では、枚数情報が示す枚数は、設定枚数、第1枚数及び第2枚数のいずれか1つに設定される。画像形成装置1のデフォルト状態において、枚数情報が示す枚数は、設定枚数に設定されている。設定枚数は、予め設定された枚数である。設定枚数は、例えば、60枚である。枚数情報が設定枚数を示す場合、給送部14は、1分間に60枚(60page per minute=60ppm)のシートPを給送する。第1枚数は、設定枚数よりも少ない枚数を示す。第1枚数は、例えば、設定枚数の70%の枚数を示す。第2枚数は、第1枚数よりも少ない枚数を示す。第2枚数は、例えば、設定枚数の10%の枚数を示す。
制御部10は、例えば、設定情報から幅設定値を取得する。制御部10は、幅設定値に基づいて、4つの給送カセット141aのうちの1つからシートPを給送させる。詳しくは、制御部10は、幅設定値が示す幅サイズと一致する幅サイズが設定された給送カセット141aからシートPを給送させる。
制御部10は、第1定着処理、第2定着処理、及び第3定着処理を実行する。第1定着処理、第2定着処理、及び第3定着処理については、図9〜図12を参照して後述する。
開閉センサーSは、給送カセット141aの開閉状態を検知する。開閉センサーSは、例えば、インターロックスイッチのような給送カセット141aの引き出し、又は押し戻しに応じて信号の出力レベル(HighとLow)が変化するセンサーである。具体的には、開閉センサーSは、インターロックスイッチであり得る。開閉センサーSは、各給送カセット141aに配置されている。
次に、図5(a)〜図8を参照して、加熱部161aへの通電と、端部温度の時間変化との関係について説明する。図5(a)〜図5(c)は、本実施形態における、端部温度の時間変化を示す図である。詳しくは、図5(a)は、幅設定値が小サイズに指定され、搬送中のシートPの幅が小サイズである際の端部温度の時間変化を示す。図5(b)は、幅設定値が大サイズに指定され、搬送中のシートPの幅が小サイズである際の端部温度の時間変化を示す。図5(c)は、幅設定値が小サイズに指定され、搬送中のシートPの幅が大サイズである際の端部温度の時間変化を示す。
図5(a)〜図5(c)中、横軸は時間を示し、縦軸は端部温度を示す。また、時刻t1は、端部温度が第1設定温度となる時刻を示す。図5(a)中、時刻t2は、端部温度が第2設定温度となる時刻を示す。第2設定温度は、第1設定温度よりも高い。第1設定温度と第2設定温度との温度差は、例えば、150℃〜170℃程度である。第1加熱時間T1は、時刻t1から時刻t2までの時間間隔を示す。第1加熱時間T1は、例えば、3秒程度である。図5(b)中、時刻t3は、端部温度が第2設定温度となる時刻を示す。第2加熱時間T2は、時刻t1から時刻t3までの時間間隔を示す。第2加熱時間T2は、第1加熱時間T1よりも短い。図5(c)中、時刻t4は、端部温度が第2設定温度となる時刻を示す。第3加熱時間T3は、時刻t1から時刻t4までの時間間隔を示す。第3加熱時間T3は、第2加熱時間T2よりも長い。
図6は、本実施形態に係る加熱部161aの通電状態を示す図である。幅設定値が小サイズに指定され、搬送中のシートPの幅が小サイズである際の加熱部161aの通電状態を示す。図6に示すように、制御部10は、幅設定値(小サイズ)を取得すると、幅設定値(小サイズ)に対応する第1領域である中央領域R1を加熱するように加熱部161aを制御する。詳しくは、図6に示すように、制御部10は、メインヒーター161a1への通電をオフからオンに制御し、サブヒーター161a2への通電をオフのままに維持する。従って、加熱ローラー161の端部の発熱量は低い。連続的に搬送されるシートPは小サイズである。小サイズのシートPは、加熱ローラー161の端部を通過しない。そのため、加熱ローラー161の端部の熱はシートPに奪われない。その結果、図5(a)に示すように、搬送時間の経過に対して端部温度は緩やかに上昇する。
図7は、本実施形態に係る加熱部161aの通電状態を示す図である。詳しくは、図7は、幅設定値が大サイズに指定され、搬送中のシートPの幅が小サイズである際の加熱部161aの通電状態を示す。図7に示すように、制御部10は、幅設定値(大サイズ)を取得すると、幅設定値(大サイズ)に対応する第1領域である中央領域R1及び両端領域R2を加熱するように加熱部161aを制御する。詳しくは、図7に示すように、制御部10は、メインヒーター161a1への通電及びサブヒーター161a2への通電をオフからオンに制御する。従って、加熱ローラー161の端部の発熱量は高い。連続的に搬送されるシートPは小サイズである。小サイズのシートPは、加熱ローラー161の端部を通過しない。そのため、加熱ローラー161の端部の熱はシートPに奪われない。その結果、図5(b)に示すように、搬送時間の経過に対して端部温度は急激に上昇する。換言すると、第2加熱時間T2は、第1加熱時間T1よりも短い。つまり、画像形成処理を継続すると、端部温度は過度に上昇すると推測される。
図8は、本実施形態に係る加熱部161aの通電状態を示す図である。詳しくは、図8は、幅設定値が小サイズに指定され、搬送中のシートPの幅が大サイズである際の加熱部161aの通電状態を示す。図8に示すように、制御部10は、幅設定値(小サイズ)を取得すると、幅設定値(小サイズ)に対応する第1領域である中央領域R1を加熱するように加熱部161aを制御する。詳しくは、図8に示すように、制御部10は、幅設定値(小サイズ)を取得すると、メインヒーター161a1への通電をオフからオンに制御し、サブヒーター161a2への通電をオフのままに維持する。従って、加熱ローラー161の端部の発熱量は低い。連続的に搬送されるシートPは大サイズである。大サイズのシートPは、加熱ローラー161の端部を通過する。そのため、加熱ローラー161の端部の熱はシートPに奪われる。その結果、図5(c)に示すように、搬送時間の経過に対して端部温度は緩慢に上昇する。つまり、第3加熱時間T3は、第1加熱時間T1よりも長い。
次に、図9及び図10を参照して、第1定着処理について説明する。第1定着処理は、幅設定値が大サイズに指定された場合に制御部10が実行する処理である。図9及び図10は、本実施形態に係る第1定着処理を示すフローチャートである。第1定着処理は、制御部10が画像形成指令を受け付けたことに応じて、スタートする。第1定着処理では、設定情報は、幅設定値(大サイズ)を含む。第1定着処理のスタート時点において、メインヒーター161a1への通電及びサブヒーター161a2への通電はオフ状態である。枚数情報が示す枚数は、設定枚数に設定されている。
ステップS110:制御部10は、メインヒーター161a1への通電及びサブヒーター161a2への通電をオフからオンに制御する。制御部10が、第1温度センサー163及び第2温度センサー164の出力に基づいて、中央部温度及び端部温度が定着温度になったことを検知すると、処理は、ステップS120へ進む。定着温度とは、シートP上のトナーを溶融するのに必要な熱量を供給しうる温度を示す。
ステップS120:制御部10は、画像形成部15に画像形成処理を実行させる。処理は、ステップS130へ進む。
ステップS130:制御部10は、第1温度センサー163の出力に基づいて、端部温度が第1設定温度から第2設定温度になるまでの実測時間Tを計測する。処理は、ステップS140へ進む。
ステップS140:制御部10は、実測時間Tが第1基準時間Ta未満であるか否かを判定する。搬送中のシートPの幅サイズが幅設定値より小さい場合に、実測時間Tが第1基準時間Ta未満となる。実測時間Tが第1基準時間Ta未満でないと制御部10が判定した場合(ステップS140;No)、処理はステップS150へ進む。実測時間Tが第1基準時間Ta未満であると制御部10が判定した場合(ステップS140;Yes)、処理はステップS151へ進む。記憶部18は、第1基準時間Taを記憶している。第1基準時間Taは、例えば、第1加熱時間T1に基づいて調整される。
ステップS150:制御部10は、搬送中のシートPの幅サイズが幅設定値(大サイズ)と一致すると判定する。処理は、ステップS160へ進む。
ステップS151:制御部10は、搬送中のシートPの幅サイズが幅設定値(大サイズ)より幅狭と判定する。処理は、S152へ進む。
ステップS152:制御部10は、幅不一致情報を表示部111に表示させる。幅不一致情報は、搬送中のシートPの幅サイズが幅設定値と一致しないことを示す。処理は、図10に示すステップS153へ進む。
ステップS153:制御部10は、サブヒーター161a2への通電をオンからオフに制御する。処理は、ステップS154へ進む。
ステップS154:制御部10は、端部温度が第1所定温度未満であるか否かを判定する。端部温度が第1所定温度未満でないと制御部10が判定した場合(ステップS154;No)、処理はステップS155へ進む。端部温度が第1所定温度未満であると制御部10が判定した場合(ステップS154;Yes)、処理は図9に示すステップS160へ進む。記憶部18は、第1所定温度を記憶している。第1所定温度は、例えば、210℃である。
ステップS155:制御部10は、端部温度が第2所定温未満であるか否かを判定する。端部温度が第2所定温度未満であると制御部10が判定した場合(ステップS155;Yes)、処理はステップS156へ進む。端部温度が第2所定温度未満でないと制御部10が判定した場合(ステップS155;No)、処理はステップS157へ進む。記憶部18は、第2所定温度を記憶している。第2所定温度は、第1所定温度よりも高い。第2所定温度は、例えば、220℃である。
ステップS156:制御部10は、枚数情報が示す枚数を、設定枚数から第1枚数に変更する。制御部10は、第1生産性変更情報を記憶部18に記憶させる。第1生産性変更情報は、第1変更情報と、第1カセット情報とを含む。第1変更情報は、枚数情報が示す枚数を第1枚数に変更したことを示す。第1カセット情報は、枚数情報が示す枚数を第1枚数に変更した際にシートPを給送した給送カセット141aを示す。処理は、図9に示すステップS160へ進む。
ステップS157:制御部10は、枚数情報が示す枚数を、設定枚数から第2枚数に変更する。制御部10は、第2生産性変更情報を記憶部18に記憶させる。第2生産性変更情報は、第2変更情報と、第2カセット情報とを含む。第2変更情報は、枚数情報が示す枚数を第2枚数に変更したことを示す。第2カセット情報は、枚数情報が示す枚数を第2枚数に変更した際にシートPを給送した給送カセット141aを示す。処理は、図9に示すステップS160へ進む。
ステップS160:制御部10は、画像形成部15に画像形成処理を実行させる。処理は、ステップS170へ進む。
ステップS170:制御部10は、原稿Mの全ページの画像形成処理が終了したか否かを判定する。原稿Mの全ページの画像形成処理が終了したと制御部10が判定した場合(ステップS170;Yes)、処理は、終了する。原稿Mの全ページの画像形成処理が終了していないと制御部10が判定した場合(ステップS170;No)、処理は、ステップS160へ戻る。
次に、図11を参照して、第2定着処理について説明する。第2定着処理は、幅設定値が小サイズに指定された場合に制御部10が実行する処理である。図11は、本実施形態に係る第2定着処理を示すフローチャートである。第2定着処理は、制御部10が画像形成指令を受け付けたことに応じて、スタートする。第2定着処理では、設定情報は、幅設定値(小サイズ)を含む。第2定着処理のスタート時点において、メインヒーター161a1への通電及びサブヒーター161a2への通電はオフ状態である。枚数情報が示す枚数は、設定枚数に設定されている。
ステップS210:制御部10は、メインヒーター161a1への通電をオフからオンに制御する。制御部10は、サブヒーター161a2への通電をオフのまま維持する。制御部10が、第2温度センサー164の出力に基づいて、中央部温度が定着温度になったことを検知すると、処理は、ステップS220へ進む。
ステップS220:制御部10は、画像形成部15に画像形成処理を実行させる。処理は、ステップS230へ進む。
ステップS230:制御部10は、第1温度センサー163の出力に基づいて、端部温度が第1設定温度から第2設定温度になるまでの実測時間Tを計測する。処理は、ステップS240へ進む。
ステップS240:制御部10は、実測時間Tが第2基準時間Tb超であるか否かを判定する。搬送中のシートPの幅サイズが幅設定値より大きい場合に、実測時間Tが第2基準時間Tb超となる。実測時間Tが第2基準時間Tb超であると制御部10が判定した場合(ステップS240;Yes)、処理はステップS250へ進む。実測時間Tが第2基準時間Tb超でないと制御部10が判定した場合(ステップS240;No)、処理はステップS251へ進む。記憶部18は、第2基準時間Tbを記憶している。第2基準時間Tbは、例えば、第1加熱時間T1に基づいて調整される。第2基準時間Tbは、第1基準時間Taより長い。
ステップS250:制御部10は、搬送中のシートPの幅サイズが幅設定値(小サイズ)より幅広であると判定する。処理は、ステップS260へ進む。
ステップS251:制御部10は、搬送中のシートPの幅サイズが幅設定値(小サイズ)と一致すると判定する。処理は、ステップS280へ進む。
ステップS260:制御部10は、幅不一致情報を表示部111に表示させる。処理はステップS270へ進む。
ステップS270:制御部10は、サブヒーター161a2への通電をオフからオンに制御する。制御部10が、第1温度センサー163の出力に基づいて、端部温度が定着温度になったことを検知すると、処理は、ステップS280へ進む。
ステップS280:制御部10は、画像形成部15に画像形成処理を実行させる。処理は、ステップS290へ進む。
ステップS290:制御部10は、原稿Mの全ページの画像形成処理が終了したか否かを判定する。原稿Mの全ページの画像形成処理が終了したと制御部10が判定した場合(ステップS290;Yes)、処理は、終了する。原稿Mの全ページの画像形成処理が終了していないと制御部10が判定した場合(ステップS290;No)、処理は、ステップS280へ戻る。
次に、図12を参照して、第3定着処理について説明する。図12は、本実施形態に係る第3定着処理を示すフローチャートである。第3定着処理は、制御部10が画像形成指令を受け付けたことに応じて、スタートする。第3定着処理では、設定情報は、幅設定値(小サイズ)及び幅設定値(大サイズ)から選ばれる1つを含む。第3定着処理のスタート時点において、メインヒーター161a1への通電及びサブヒーター161a2への通電はオフ状態である。枚数情報が示す枚数は、設定枚数に設定されている。
ステップS310:制御部10は、幅設定値に応じて選択される給送カセット141aについて、記憶部18が第1生産性変更情報を記憶しているか否かを判定する。以下、幅設定値に応じて選択される給送カセット141aを「指定給送カセット141a」と記載する。指定給送カセット141aについて記憶部18が第1生産性変更情報を記憶していると制御部10が判定した場合(ステップS310;Yes)、処理はステップS320へ進む。指定給送カセット141aについて記憶部18が第1生産性変更情報を記憶していないと制御部10が判定した場合(ステップS310;No)、処理はステップS311へ進む。
ステップS320:制御部10は、枚数情報が示す枚数を設定枚数から第1枚数に変更する。つまり、制御部10は、画像形成装置1の生産性を1段階落とす。処理は、ステップS330へ進む。
ステップS311:制御部10は、指定給送カセット141aについて、記憶部18が第2生産性変更情報を記憶しているか否かを判定する。指定給送カセット141aについて、記憶部18が第2生産性変更情報を記憶していると制御部10が判定した場合(ステップS311;Yes)、処理はステップS312へ進む。指定給送カセット141aについて、記憶部18が第2生産性変更情報を記憶していないと制御部10が判定した場合(ステップS311;No)、処理はステップS313へ進む。
ステップS312:制御部10は、枚数情報が示す枚数を設定枚数から第2枚数に変更する。つまり、制御部10は、画像形成装置1の生産性を2段階落とす。処理は、ステップS330へ進む。
ステップS313:制御部10は、図9及び図10に示す第1定着処理を実行する。処理は、終了する。
ステップS330:制御部10は、メインヒーター161a1への通電をオフからオンに制御する。制御部10は、サブヒーター161a2への通電をオフのまま維持する。制御部10が、第2温度センサー164の出力に基づいて、中央部温度が定着温度になったことを検知すると、処理は、ステップS340へ進む。
ステップS340:制御部10は、画像形成部15に画像形成処理を実行させる。処理は、ステップS350へ進む。
ステップS350:制御部10は、原稿Mの全ページの画像形成処理が終了したか否かを判定する。原稿Mの全ページの画像形成処理が終了したと制御部10が判定した場合(ステップS350;Yes)、処理は、終了する。原稿Mの全ページの画像形成処理が終了していないと制御部10が判定した場合(ステップS350;No)、処理は、ステップS340へ戻る。
なお、制御部10は、開閉センサーSの出力に基づいて、第1生産性情報又は第2生産性情報が関連付けられた給送カセット141aの開状態を検知すると、その給送カセット141aに関連付けられた第1生産性変更情報又は第2生産性変更情報を記憶部18から消去する。この結果、その給送カセット141aから単位時間当たりに給送されるシートPの枚数(枚数情報が示す枚数)を設定枚数に戻すことができる。
図1〜図12を参照して説明したように、画像形成装置1は、搬送部13と、給送部14と、画像形成部15と、定着部16と、制御部10とを備える。定着部16は、加熱部材161bと、加熱部161aと、第1温度センサー163とを有する。制御部10は、幅設定値を取得する。制御部10は、第1温度センサー163の出力に基づいて、給送部14が給送するシートPの幅である検知幅が幅設定値よりも小さいか否かを判定する。制御部10は、検知幅が幅設定値よりも小さいと判定した場合、枚数情報が示す枚数を、設定枚数よりも少ない枚数に変更する。これにより、画像形成装置1は、幅設定値と検知幅とが不一致であると判定した場合、先行するシートPの後端部と、先行するシートPの次に給送される後行のシートPの先端部との間隔を広げる。その結果、加熱部材161bの幅設定値に対応する第1領域の温度と、加熱部材161bの第1領域のうち検知幅に対応する第2領域を除いた第3領域の温度とが均一となる。つまり、加熱部材161bの第3領域の温度の上昇を抑えることができる。その結果、画像形成装置1は、画像形成処理を停止することなく、定着部16の加熱部材161bの過度な温度の上昇を抑制することができる。
図1〜図12を参照して説明したように、画像形成装置1は、筐体1aと、開閉センサーSとを更に備える。給送部14は、給送カセット141aを含む。制御部10は、開閉センサーSの出力に基づいて、給送カセット141aの開状態を検知した場合、第1枚数情報が示す枚数を設定枚数に戻す。これにより、画像形成装置1の生産性を元に戻すことができる。
図1〜図12を参照して説明したように、制御部10は、加熱部材161bの幅設定値に対応する第1領域を加熱するように加熱部161aを制御する。制御部10は、検知幅が幅設定値よりも小さいと判定した場合、加熱部材161bの第1領域のうち検知幅に対応する第2領域を除いた第3領域の温度を下げるように、加熱部161aを制御する。これにより、画像形成装置1は、画像形成処理を停止することなく、加熱部材161bの第3領域の過度な温度の上昇をより抑えることができる。
図1〜図12を参照して説明したように、制御部10は、第3領域の温度が第1所定温度未満であるか否かを判定する。制御部10は、第3領域の温度が第1所定温度未満であると判定した場合、枚数情報を変更しない。制御部10は、第3領域の温度が第1所定温度未満でないと判定した場合、枚数情報が示す枚数を第1枚数に変更する。これにより、画像形成装置1は、生産性の低下を抑制しながら、画像形成処理を停止することなく、加熱部材161bの第3領域の過度な温度の上昇を更に抑えることができる。
図1〜図12を参照して説明したように、制御部10は、第3領域の温度が第1所定温度未満でないと判定した場合、第3領域の温度が第1所定温度よりも高い第2所定温度未満であるか否かを判定する。制御部10は、第3領域の温度が第2所定温度未満であると判定した場合、枚数情報が示す枚数を、第1枚数に変更する。制御部10は、第3領域の温度が第2所定温度未満でないと判定した場合、枚数情報が示す枚数を、第2枚数に変更する。これにより、画像形成装置1は、生産性の低下を抑制しながら、画像形成処理を停止することなく、加熱部材161bの第3領域の過度な温度の上昇を特に抑えることができる。
図1〜図12を参照して説明したように、画像形成装置1は、表示部111を更に備える。制御部10は、検知幅が幅設定値よりも小さいと判定した場合、幅不一致情報を表示部111に報知させる。これにより、例えば、画像形成装置1のユーザーは、幅不一致情報を容易に取得することができる。
図1〜図12を参照して説明したように、制御部10は、検知幅が幅設定値よりも小さいと判定した場合、第3領域の加熱を停止するように加熱部161aを制御する。これにより、画像形成装置1は、画像形成処理を停止することなく、加熱部材161bの第3領域の過度な温度の上昇を確実に抑えることができる。
図1〜図12を参照して説明したように、制御部10は、加熱部材161bの幅設定値に対応する第1領域を加熱するように加熱部161aを制御する。制御部10は、検知幅が幅設定値よりも小さくないと判定した場合、加熱部材161bの検知幅に対応する第2領域のうち第1領域を除いた領域の温度を上げるように加熱部161aを制御する。これにより、加熱部材161bの検知幅に対応する第2領域のうち第1領域を除いた領域の温度の低下を抑制することができる。その結果、定着部16による定着不良の発生を抑制することができる。
以上、図面(図1〜図12)を参照しながら本発明の実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である(例えば、下記に示す(1)〜(4))。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の材質や形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(1)図1〜図12を参照して説明したように、本発明の実施形態では、加熱ローラー161を用いたが、本発明はこれに限定されない。例えば、定着部16は、加熱ローラー161に替えて、定着ベルトのような回転部材を有してもよい。
(2)図1〜図12を参照して説明したように、本発明の実施形態では、メインヒーター161a1及びサブヒーター161a2として、ハロゲンヒーターを用いたが、本発明はこれに限定されない。例えば、メインヒーター161a1及びサブヒーター161a2は、ハロゲンランプであってもよい。
(3)図1〜図12を参照して説明したように、本発明の実施形態では、制御部10は、メインヒーター161a1及びサブヒーター161a2の通電のオフ及びオンを制御して、加熱部161aの発熱を制御したが、本発明はこれに限定されない。制御部10は、メインヒーター161a1及びサブヒーター161a2への供給電力を調整することによって、加熱部161aの発熱を制御してもよい。
(4)図1〜図12を参照して説明したように、本発明の実施形態では、シートPは、定着部16において、シートPの幅方向におけるシートPの中心点と、加熱ローラー161の軸方向における加熱ローラー161の中心点とが一致するように搬送されるが、本発明はこれに限定されない。シートPは、定着部16において、シートPの幅方向におけるシートPの中心点と、加熱ローラー161の軸方向における加熱ローラー161の中心点とが一致するように搬送されなくてもよい。
本発明は、例えば、画像形成装置の分野に有用である。
1 画像形成装置
10 制御部
13 搬送部
14 給送部
15 画像形成部
16 定着部
161a 加熱部
161b 加熱部材
163 温度センサー
P シート
D 搬送方向

Claims (8)

  1. シートを搬送する搬送部と、
    前記搬送部に前記シートを給送する給送部と、
    前記シートの搬送方向に対して前記給送部よりも下流に配置され、前記シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記搬送方向に対して前記画像形成部よりも下流に配置され、前記シートに前記画像を定着させる定着部と、
    前記給送部が単位時間当たりに給送する前記シートの枚数を示す枚数情報に基づいて、前記給送部を制御する制御部と
    を備え、
    前記定着部は、
    前記シートを加熱する加熱部材と、
    前記加熱部材を加熱する加熱部と、
    前記加熱部材の温度を検出する第1検出部と
    を有し、
    前記制御部は、前記シートの幅の設定値である幅設定値を取得し、
    前記シートの幅は、前記搬送方向に直交する幅方向における前記シートのサイズを示し、
    前記制御部は、
    前記第1検出部の出力に基づいて、前記給送部が給送する前記シートの幅である検知幅が前記幅設定値よりも小さいか否かを判定し、
    前記検知幅が前記幅設定値よりも小さいと判定した場合、前記枚数情報が示す枚数を、予め設定された枚数である設定枚数よりも少ない枚数に変更する、画像形成装置。
  2. 前記搬送部、前記給送部、前記画像形成部、前記定着部、及び前記制御部を収容する筐体と、
    第2検出部とを更に備え、
    前記給送部は、前記シートを収容し、前記筐体に開閉可能に装着された給送カセットを含み、
    前記第2検出部は、前記給送カセットの開閉状態を検出し、
    前記制御部は、前記第2検出部の出力に基づいて、前記給送カセットの開状態を検知した場合、前記枚数情報が示す枚数を前記設定枚数に戻す、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、
    前記加熱部材の前記幅設定値に対応する第1領域を加熱するように前記加熱部を制御し、
    前記検知幅が前記幅設定値よりも小さいと判定した場合、前記加熱部材の前記第1領域のうち前記検知幅に対応する第2領域を除いた第3領域の温度を下げるように、前記加熱部を制御する、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、
    前記第3領域の温度が第1所定温度未満であるか否かを判定し、
    前記第3領域の温度が前記第1所定温度未満であると判定した場合、前記枚数情報を変更せず、
    前記第3領域の温度が前記第1所定温度未満でないと判定した場合、前記枚数情報が示す枚数を前記設定枚数よりも少ない第1枚数に変更する、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、
    前記第3領域の温度が第1所定温度未満であるか否かを判定し、
    前記第3領域の温度が前記第1所定温度未満でないと判定した場合、前記第3領域の温度が前記第1所定温度よりも高い第2所定温度未満であるか否かを判定し、
    前記第3領域の温度が前記第2所定温度未満であると判定した場合、前記枚数情報が示す枚数を、前記設定枚数よりも少ない第1枚数に変更し、
    前記第3領域の温度が前記第2所定温度未満でないと判定した場合、前記枚数情報が示す枚数を、前記第1枚数よりも少ない第2枚数に変更する、請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記検知幅が前記幅設定値よりも小さいと判定した場合、前記第3領域の加熱を停止するように前記加熱部を制御する、請求項3〜請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部の指示に基づき報知を行う報知部を更に備え、
    前記制御部は、前記検知幅が前記幅設定値よりも小さいと判定した場合、前記検知幅と前記幅設定値とが一致しないことを示す情報を前記報知部に報知させる、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、
    前記加熱部材の前記幅設定値に対応する第1領域を加熱するように前記加熱部を制御し、
    前記検知幅が前記幅設定値よりも小さくないと判定した場合、前記加熱部材の前記検知幅に対応する第2領域のうち前記第1領域を除いた領域の温度を上げるように前記加熱部を制御する、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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