JP5815897B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、用紙にトナー像を転写して定着させる画像形成装置に関する。
用紙にトナー像を転写して定着させる画像形成装置には、定着ニップを形成する一対のローラー(加熱ローラーおよび加圧ローラー)などを含む定着部が備えられる。加熱ローラーは、ヒーターなどの発熱体によって加熱され、加圧ローラーは、加熱ローラーに圧接することで定着ニップを形成する。これにより、トナー像を担持する用紙が一対のローラー間(定着ニップ)を通過すると、用紙が加熱加圧され、用紙にトナー像が定着される。
このような定着部を備えた画像形成装置では、加熱ローラーの温度が低くなり過ぎた場合、トナー像を担持する用紙への加熱が不十分となり、定着不良が発生する。その結果として、画像品質が低下する。したがって、加熱ローラーの温度は、予め定められた温度範囲(定着制御温度)から外れないように制御する必要がある。
また、画像形成装置には、一般的に、用紙を収容するためのカセットが装着される。そして、カセット内の用紙が画像形成部(トナー像を形成して用紙に転写する機構部)から定着部に搬送され、定着部において定着処理が行われる。
ここで、特許文献1には、定着部の排熱をカセットに送り込み、カセット内の用紙を加熱する技術が開示されている。特許文献1では、カセット内において既に用紙が加熱されているので、定着部に搬送される用紙はある程度温められた状態となっている。そして、定着処理を制御する定着制御部は、カセット内の用紙の温度に応じて、加熱ローラーの温度を低下させている。このようにして、定着不良の発生を抑制しつつ、消費電力を抑えている。
特開平8−262894号公報
特許文献1では、カセット内の用紙の温度を検出するための温度センサーをカセット内に設けている。この温度センサーは、定着制御部に接続されている。そして、定着制御部は、温度センサーの出力に基づいてカセット内の用紙の温度を判別し、判別した温度に応じて加熱ローラーの温度を変化させている。このため、カセット内の用紙の温度は容易に判別することができるが、専用の温度センサーを別途設けている分、部品点数が増加してコストアップに繋がる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、定着不良の発生を抑制しながら、コストアップすることなく消費電力を抑えることが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、用紙を収容するとともに、装置本体に対して引き出しおよび収納が可能なカセットと、カセットの引き出しおよび収納を検知するカセット検知部と、カセットの収納時にカセット内の用紙を加熱する用紙加熱部と、互いに圧接することで定着ニップを形成し、定着ニップを通過する用紙を加熱加圧して用紙にトナー像を定着させる一対の回転体と、回転体を加熱するための発熱体および回転体の温度を検知するための温度検知体に接続され、発熱体により加熱される回転体の温度を温度検知体の出力に基づき制御する加熱制御部と、カセットが引き出されてから再度収納されるまでの時間であるカセット引出時間を計測し、連続して、カセットが再度収納されてから印刷ジョブの開始指示を受けるまでの時間であるカセット収納時間を計測する計時部と、カセットが引き出された状態およびカセットが収納された状態での経過時間と用紙の温度との関係を示した用紙温度情報を記憶する記憶部と、を備えている。そして、加熱制御部は、用紙温度情報、カセット引出時間およびカセット収納時間に基づき、カセット内の用紙の温度が予め定められた基準温度に達しているか否かを判断し、カセット内の用紙の温度が基準温度に達していると判断した場合、回転体の温度が通常の定着制御温度よりも低い温度となるように調節する一方、カセット内の用紙の温度が基準温度に達していないと判断した場合、回転体の温度を通常の定着制御温度に保持する。なお、基準温度とは、たとえば、実験的に求めることができる値であり、回転体の温度を通常の定着制御温度よりも低くしても定着不良が起こらなかったときのカセット内の用紙の温度である。この基準温度は、用紙の種類(厚み、サイズおよび紙質など)に応じて異ならせてもよい。
本発明の構成では、加熱制御部は、カセット内の用紙の温度が予め定められた基準温度に達しているか否かを判断し、カセット内の用紙の温度が基準温度に達していると判断した場合、回転体の温度が通常の定着制御温度よりも低い温度となるように調節する一方、カセット内の用紙の温度が基準温度に達していないと判断した場合、回転体の温度を通常の定着制御温度に保持する。すなわち、回転体の温度を通常の定着制御温度より低くしても定着不良が起こらない程度にカセット内の用紙が十分に温められている場合には、回転体の温度を通常の定着温度よりも低くするので、定着不良の発生を抑制しながら消費電力を抑えることができる。一方で、カセット内の用紙が十分に温められていない場合には、回転体の温度を通常の定着制御温度に保持するので、回転体の温度が低いことに起因して定着不良が発生する、という不都合が生じるのを抑制することができる。
ここで、本発明の構成では、カセットが引き出された状態(カセット内の用紙が加熱されていない状態)およびカセットが収納された状態(カセット内の用紙が加熱されている状態)での経過時間と用紙の温度との関係を示した用紙温度情報を記憶部に記憶させている。また、カセット引出時間(カセットが引き出されてから再度収納されるまでの時間)およびカセット収納時間(カセットが再度収納されてから印刷ジョブの開始指示を受けるまでの時間)を計時部に計測させている。これにより、加熱制御部は、カセットの引き出しおよび再収納が行われたことに起因してカセット内の用紙の温度が変化したとしても、用紙温度情報、カセット引出時間およびカセット収納時間に基づき、カセット内の用紙の温度が予め定められた基準温度に達しているか否かを判断することができる。このため、カセット内の用紙の温度を検知するための温度検知センサーを別途設ける必要がないので、部品点数の増加に起因するコストアップを抑制することができる。
上記構成において、好ましくは、カセット内の用紙残量を検知する用紙残量検知部を備え、記憶部は、カセット内の用紙の残量別に用紙温度情報を記憶し、加熱制御部は、用紙温度情報、カセット引出時間、カセット収納時間および用紙残量に基づき、カセット内の用紙の温度が基準温度に達しているか否かを判断する。ここで、カセットの引き出しおよび再収納が行われたとすると、用紙残量が少ない場合と用紙残量が多い場合とでは、カセット内の用紙の温度変化の速さが異なる(用紙残量が少ない場合には、用紙残量が多い場合に比べて、カセット内の用紙の温度変化が速い)。したがって、用紙残量にかかわらず全て同じ用紙温度情報を用いると、カセット内の用紙の温度が基準温度に達しているか否かの判断を正確に行うことができない。しかし、この構成では、カセット内の用紙の残量別に用紙温度情報を記憶部に記憶させている。そして、加熱制御部は、用紙温度情報、カセット引出時間、カセット収納時間および用紙残量に基づき、カセット内の用紙の温度が基準温度に達しているか否かを判断する。これにより、カセット内の用紙の温度が基準温度に達しているか否かの判断が正確に行われる。
上記構成において、好ましくは、加熱制御部は、カセットが引き出されたときのカセット内の用紙の温度が基準温度よりも下回るのにかかる第1時間を求め、カセット引出時間が第1時間よりも短く、かつ、カセットが再度収納された直後の用紙残量が増加していなければ、回転体の温度が通常の定着制御温度よりも低い温度となるように調節する。すなわち、加熱制御部は、カセット引出時間が第1時間よりも短く、かつ、カセットが再度収納された直後の用紙残量が増加していなければ、カセット内の用紙の温度が基準温度に達していると判断する。これにより、カセット内の用紙の温度が基準温度に達しているか否かの判断が容易になる。
上記構成において、好ましくは、加熱制御部は、カセット引出時間が第1時間よりも短かったとしても、カセットが再度収納された直後の用紙残量が増加していれば、カセット引出時間に基づく回転体の温度調節時には回転体の温度を通常の定着制御温度に保持する(回転体の温度を通常の定着制御温度よりも低くする調節はしない)。ここで、カセットが再度収納された直後の用紙残量が増加しているということは、温められていない(冷めた)用紙がカセットに補充されたということである。このため、カセット引出時間が第1時間よりも短かったとしても、カセットが再度収納された時点ではカセット内の用紙の温度は基準温度には達していない。したがって、カセット引出時間が第1時間よりも短かったとしても、カセットが再度収納された直後の用紙残量が増加していれば、カセット引出時間に基づく回転体の温度調節時には回転体の温度を通常の定着制御温度に保持した方がよい。
上記構成において、好ましくは、加熱制御部は、カセットが再度収納されたときのカセット内の用紙の温度が基準温度に達するのにかかる第2時間を求め、カセット収納時間が第2時間よりも長ければ、回転体の温度が通常の定着制御温度よりも低い温度となるように調節する。すなわち、加熱制御部は、カセット収納時間が第2時間よりも長ければ、カセット内の用紙の温度が基準温度に達していると判断する。これにより、カセット内の用紙の温度が基準温度に達しているか否かの判断が容易になる。
以上のように、本発明によれば、定着不良の発生を抑制しながら、コストアップすることなく消費電力を抑えることが可能な画像形成装置を得ることができる。
本発明の一実施形態による画像形成装置の概略図 図1に示した画像形成装置のハードウェア構成を示したブロック図 装置本体からカセットが引き出された状態での用紙温度と経過時間との関係を示したグラフ 装置本体にカセットが収納された状態での用紙温度と経過時間との関係を示したグラフ 図1に示した画像形成装置において加熱ローラーの温度調節を行うときの動作を説明するためのフローチャート 図1に示した画像形成装置において加熱ローラーの温度調節を行うときの動作を説明するためのフローチャート
以下に、図1を参照して、本発明の一実施形態による画像形成装置100の全体構成について説明する。
本実施形態の画像形成装置100は、複合機であり、コピー、プリンター、スキャナーおよびファックスなどの複数種のジョブの実行が可能である。そして、この画像形成装置100は、操作パネル101、画像読取部102、給紙部103、搬送部104、画像形成部105および定着部106などを備える。
操作パネル101は、表示面がタッチパネルで覆われた液晶表示部11を有する。この液晶表示部11には、各種設定などを行うための設定キー(ソフトキー)が表示されるとともに、装置状態などを示すメッセージも表示される。また、操作パネル101には、数値入力が必要な設定指示を受け付けるためのテンキー12(ハードキー)や、各種ジョブの実行の開始指示を受け付けるためのスタートキー13(ハードキー)なども設けられている。
画像読取部102は、原稿を読み取り、形成すべき画像の画像データを生成する。画像読取部102には、図示しないが、露光ランプ、ミラー、レンズおよびイメージセンサーなどの光学系部材が設けられている。この画像読取部102は、コンタクトガラス21に載置される原稿にビームを照射し、その原稿の反射ビームを受けたイメージセンサーの各画素の出力値をA/D変換することにより、画像データを生成する。これにより、画像読取部102による原稿の読み取り動作によって得られた画像データに基づき印刷を行うことができる。また、画像読取部102による原稿の読み取り動作によって得られた画像データを蓄積することもできる。なお、画像読取部102による原稿の読み取り時には、コンタクトガラス21に載置された原稿を原稿カバー22で押えることができる。
給紙部103は、用紙Pを収容するカセット31を複数有する。カセット31は、装置本体に対して引き出しおよび収納が可能となっている。たとえば、カセット31への用紙Pの補充時に、装置本体からカセット31が引き出され、カセット31への用紙Pの補充が終わると、装置本体にカセット31が収納される。また、ジャム処理などのときに、カセット31が装置本体から引き出される場合もある。
そして、給紙部103は、印刷ジョブが開始されると、カセット31に収容された用紙Pを搬送部104に供給する。カセット31に収容された用紙Pを1枚ずつ搬送部104に供給するため、カセット31に収容された用紙Pを引き出すピックアップローラー32や、用紙Pの重送を抑制するための分離ローラー対33なども給紙部103に設けられている。
また、カセット31には、用紙Pが載置される載置板34が取り付けられている。載置板34は、一端を支点として回動可能となっており、載置される用紙Pの枚数に応じて傾きを変動させる。すなわち、カセット31に用紙Pが補充され、載置板34に載置される用紙Pの枚数が増える場合には、載置板34の他端(回動支点とは反対側)が下方に回動する。一方で、カセット31内の用紙Pが消費され、載置板34に載置される用紙Pの枚数が減る場合には、載置板34の他端が上方に回動する。
また、給紙部103は、装置本体に対するカセット31の引き出しおよび収納を検知するためのカセット検知センサー35(カセット検知部に相当)を含む。カセット検知センサー35は、たとえば、バネ式やインターロック式のスイッチであり、カセット31の収納時にカセット31の側面に押圧される。したがって、カセット31の引き出し時と収納時とでカセット検知センサー35の出力に差が生じる。これにより、カセット検知センサー35の出力に基づき、装置本体に対するカセット31の引き出しおよび収納を検知することができる。このカセット検知センサー35の出力は、後述する主制御部110(図2参照)が受ける。そして、主制御部110は、カセット検知センサー35の出力に基づき、装置本体に対するカセット31の引き出しおよび収納を検知する。
また、給紙部103は、カセット31内の用紙Pの残量(以下、単に用紙残量と称する)を検知するための用紙残量検知センサー36(用紙残量検知部に相当)を含む。用紙残量検知センサー36は、たとえば、載置板34の下面に光を照射する光センサーであり、載置板34の傾斜角度に応じて出力を変動させる。たとえば、用紙残量検知センサー36の出力は、後述する主制御部110(図2参照)が受ける。そして、主制御部110は、用紙残量検知センサー35の出力(載置板34の傾斜角度)に基づき、たとえば、25%、50%、75%および100%の4段階で用紙残量を検知する。
また、給紙部103は、カセット31内を除湿するためのカセットヒーター37(用紙加熱部に相当)を含む。カセットヒーター37は、たとえば、シーズヒーターなどからなっており、カセット31の上方に配置されている。したがって、装置本体にカセット31が収納されているときには、カセット31内が除湿され、カセット31内の用紙Pが湿気を放出する。これにより、用紙Pが湿気を吸収することに起因する不都合(たとえば、ジャムが発生し易くなったり、転写不良を起こして画像品質が低下したりするなどの不都合)を抑制することができる。たとえば、カセットヒーター37は、一定間隔でオン/オフを繰り返す。
搬送部104は、搬送経路に沿って用紙Pを搬送する。具体的に言うと、給紙部103から供給された用紙Pは、搬送部104によって、画像形成部105および定着部106をこの順番で通過し、排出トレイ41にまで導かれる。この搬送部104には、用紙Pを搬送する複数の搬送ローラー対42が設けられている。さらに、用紙Pを画像形成部105の手前で待機させ、タイミングを合わせて画像形成部105に送り出すレジストローラー対43も設けられている。
画像形成部105は、印刷すべき画像の画像データに基づきトナー像を形成し、そのトナー像を用紙Pに転写する。画像形成部105は、感光体ドラム51、帯電装置52、露光装置53、現像装置54、転写ローラー55およびクリーニング装置56などを含む。
トナー像の形成プロセスおよびトナー像の転写プロセスとしては、まず、感光体ドラム51を回転駆動させ、その感光体ドラム51の表面を帯電装置52で所定電位に帯電させる。また、露光装置53は、形成すべき画像の画像データに基づき光ビームLを出力し、感光体ドラム51の表面を走査露光する。これにより、感光体ドラム51の表面に静電潜像を形成する。続いて、現像装置54は、感光体ドラム51の表面に形成された静電潜像にトナーを供給して現像する。
転写ローラー55は、感光体ドラム51の表面に圧接して回転可能となっている。そして、レジストローラー対43がタイミングを計り、転写ローラー55と感光体ドラム51との間に用紙Pを進入させる。このとき、転写ローラー55には所定の電圧が印加される。これによって、感光体ドラム51の表面のトナー像が用紙Pに転写される。なお、トナー像の転写プロセスが終わると、クリーニング装置56は、感光体ドラム51の表面に残留するトナーなどを除去する。
定着部106は、互いに圧接して定着ニップを形成する一対の回転体(以下、加熱ローラー61および加圧ローラー62と称する)を含み、定着ニップを通過する用紙Pを加熱加圧し、トナー像を用紙Pに定着させる。加熱ローラー61は、ヒーター63(発熱体に相当)を内蔵し、ヒーター63によって加熱される。この加熱ローラー61の温度は、温度検知センサー64(温度検知体)によって検知され、調節される(詳細は後述する)。
加圧ローラー62は、定着モーターM1(図2参照)の駆動力が伝達され、回転する。そして、加圧ローラー62が回転することで、加圧ローラー62の回転に従動して加熱ローラー61が回転する。また、加圧ローラー62および定着モーターM1などは、同一のシャーシ(図示せず)に保持されてユニット化されている。加圧ローラー62および定着モーターM1などを含む加圧ローラーユニットは、図示しない中間ギア(たとえば、ウォームギアなどを含むギアシステム)などに連結され、加熱ローラー61に接近する方向および離間する方向に移動可能となっている。これにより、用紙Pの種類などに応じて定着ニップの圧状態を変化させることができる。たとえば、圧力調整モーターM2(図2参照)の駆動力が中間ギアを介して加圧ローラーユニットに伝達されることで、加圧ローラーユニットが移動する。
次に、図2を参照して、画像形成装置100のハードウェア構成について説明する。
画像形成装置100は、主制御部110を備え、その主制御部110は、中央演算処理装置であるCPU111、各種プログラムやデータを記憶する記憶部112、および、各種時間を計測する計時部113などを含む。
また、主制御部110は、操作パネル101、画像読取部102、給紙部103、搬送部104、画像形成部105および定着部106などと接続される。そして、主制御部110は、記憶部112に記憶されたプログラムやデータに基づき、全体制御、画像処理制御、および、各種回転体を回転させるモーターの駆動制御などを行う。
また、主制御部110は、通信部140と接続される。通信部140は、たとえば、外部のコンピューター200とネットワークNTを介して通信可能に接続される。これにより、コンピューター200から送信された画像データに基づき印刷を行うことができ、画像読取部102による原稿の読み取り動作によって得られた画像データをコンピューター200に送信することもできる。また、通信部140にモデムなどを内蔵してもよく、この場合、電話回線などのネットワークNTを介して、外部のファックス装置300とファックス通信を行うことができる。
また、主制御部110は、電源部150と接続される。電源部150は、商用電源と接続され、装置各部を動作させるのに必要な電圧を生成する。
ここで、定着部106に接続される主制御部110は、加熱制御部に相当するものであり、温度検知センサー64の出力に基づきヒーター63のオン/オフを制御し、加熱ローラー61の温度を調節する。ヒーター63にはスイッチ65が接続されており、主制御部110は、スイッチ65のオン/オフを切り替えることによってヒーター63のオン/オフの制御(加熱ローラー61の温度調節)を行う。
通常では、主制御部110は、加熱ローラー61の温度を予め定められた定着制御温度に保持する。なお、定着制御温度とは、トナー像を用紙Pに定着させるのに適した温度であり、たとえば、用紙Pの種類(厚み、サイズおよび紙質など)に応じて決まる。
ところで、本実施形態では、給紙部103において、カセットヒーター37によってカセット31内の除湿が行われている。すなわち、装置本体にカセット31が収納されている場合には、カセット31内の用紙Pが加熱され温められる。そして、このように加熱されて十分に温められた用紙Pが印刷ジョブの開始時に給紙されるのであれば、加熱ローラー61の温度を通常の定着制御温度よりも低くしたとしても、定着不良は起こり難い。そこで、前以て定着制御温度を低く設定しておくことで、消費電力の抑制を図ることが考えられる。
しかし、ユーザーがカセット31に用紙Pを補充するとき、あるいは、ユーザーがジャム処理などを行うときには、装置本体からカセット31が引き出されるので、カセット31内の用紙Pに対する加熱が行われなくなる。そして、長時間にわたってカセット31が引き出されていると、従前に用紙Pが十分に温められていたとしても、カセット31が引き出されたことに起因して用紙Pの温度は低くなる。カセット31への用紙Pの補充やジャム処理が終わった後、カセット31が再度収納されることでカセット31内の用紙Pへの加熱が再開されるが、カセット31が再度収納されてから印刷ジョブが開始されるまでの時間が短いと、十分に温まっていない用紙Pが画像形成部105を経由して定着部106へ給紙されることになる。この場合、定着制御温度が低く設定されていれば、定着不良を起こし易い。
なお、別途設けた温度検知センサーを用いてカセット31内の用紙Pの温度を検知し、カセット31内の用紙Pが十分に温められているときだけ加熱ローラー61の温度を通常の定着制御温度よりも低くすれば、定着不良の発生を抑制することができるようになる。ただし、温度検知センサーを別途設ける分、部品点数が増加してコストアップに繋がる。
このようなコストアップを引き起こさないようにするため、本実施形態では、カセット31内の用紙Pの温度を検知するための温度検知センサーを別途設けることなく、現時点(印刷ジョブの開始指示を受けたとき)のカセット31内の用紙Pの温度が予め定められた基準温度に達しているか否かを判断する。そして、主制御部110は、カセット31内の用紙Pの温度が基準温度に達していると判断した場合、加熱ローラー61の温度が通常の定着制御温度よりも低い温度となるように調整(ヒーター63のオン/オフを制御)する。一方で、主制御部110は、カセット31内の用紙Pの温度が基準温度に達していないと判断した場合、加熱ローラー61の温度を通常の定着制御温度に保持する。
なお、基準温度というのは、たとえば、実験的に求めることができる値であり、加熱ローラー61の温度を通常の定着制御温度より低くしても定着不良が起こらなかったときのカセット31内の用紙Pの温度である。この基準温度は、用紙Pの種類(厚み、サイズおよび紙質など)に応じて異ならせてもよい。
ここで、本実施形態では、カセット31内の用紙Pの温度が基準温度に達しているか否かを判断するための用紙温度情報を記憶部112に記憶させている。たとえば、図3に示すように、カセット31が引き出された状態(用紙Pが加熱されていない状態)において、用紙残量が少ない場合(図中の実線)には、用紙残量が多い場合(図中の破線)に比べて、用紙Pの温度の低下速度が速くなる。また、図4に示すように、カセット31が収納された状態(用紙Pが加熱されている状態)において、用紙残量が少ない場合(図中の実線)には、用紙残量が多い場合(図中の破線)に比べて、用紙Pの温度の上昇速度が速くなる。そこで、記憶部112は、カセット31内の用紙Pの残量別(たとえば、25%、50%、75%および100%の4段階)に、カセット31が引き出された状態およびカセット31が収納された状態での経過時間と用紙Pの温度との関係を示した用紙温度情報を格納している。
そして、主制御部110は、カセット31が引き出されてから再度収納されるまでの時間(以下、単にカセット引出時間と称する)を計時部113に計測させ、更に引き続き、カセット31が再度収納されてから印刷ジョブの開始指示を受けるまでの時間(以下、単にカセット収納時間と称する)を計時部113に計測させる。これにより、主制御部110は、用紙温度情報、カセット引出時間、カセット収納時間および用紙残量に基づき、現時点のカセット31内の用紙Pの温度が予め定められた温度に達しているか否かを判断することができる。
たとえば、主制御部110は、用紙温度情報および用紙残量に基づき、カセット31が引き出されたときのカセット31内の用紙Pの温度が基準温度よりも下回るのにかかる第1時間を求める。この後、主制御部110は、カセット引出時間が第1時間よりも短く、かつ、カセット31が再度収納された直後の用紙残量が増加していなければ、カセット31内の用紙Pの温度が基準温度に達していると判断して、加熱ローラー61の温度が通常の定着制御温度よりも低い温度となるように調節する。なお、カセット31が再度収納された直後の用紙残量が増加していないということは、温められていない(冷めた)用紙Pがカセット31に補充されなかったということである。また、カセット引出時間が第1時間よりも短いということは、カセット31内の用紙Pの温度が基準温度を下回る前にカセット31が再度収納された(カセット31内の用紙Pへの加熱が再開された)ということである。このため、カセット31内の用紙Pの温度は基準温度を下回らない。したがって、加熱ローラー61の温度を通常の定着制御温度よりも低くしたとしても、定着不良が発生するのを抑制することができると言える。
また、主制御部110は、用紙温度情報および用紙残量に基づき、カセット31が再度収納されたときのカセット31内の用紙Pの温度が基準温度に達するのにかかる第2時間を求める。そして、主制御部110は、カセット収納時間が第2時間よりも長ければ、カセット31内の用紙Pの温度が基準温度に達していると判断して、加熱ローラー61の温度が通常の定着制御温度よりも低い温度となるように調節する。なお、カセット収納時間が第2時間よりも長いということは、従前に長時間にわたってカセット31が引き出され、それによってカセット31内の用紙Pの温度が基準温度を下回ったとしても、カセット31内の用紙Pが基準温度に達するまで加熱されたということである。したがって、加熱ローラー61の温度を通常の定着制御温度よりも低くしたとしても、定着不良が発生するのを抑制することができると言える。
たとえば、主制御部110は、カセット引出時間に基づいて加熱ローラー61の温度を低くするか否かを判断した後、カセット収納時間に基づいて加熱ローラー61の温度を低くするか否かを判断する。
なお、主制御部110は、カセット引出時間が第1時間よりも短かったとしても、カセット31が再度収納された直後の用紙残量が増加していれば、カセット引出時間に基づく加熱ローラー61の温度調節時には加熱ローラー61の温度を通常の定着制御温度に保持する。すなわち、この場合、主制御部110は、加熱ローラー61の温度を通常の定着制御温度に保持したまま、カセット収納時間に基づいて加熱ローラー61の温度を低くするか否かを判断する。
ところで、加熱ローラー61の温度を低くし過ぎると、カセット31内の用紙Pが十分に温まっていたとしても、定着不良を起こす可能性がある。したがって、主制御部110は、加熱ローラー61の温度が予め定められた値(たとえば、実験的に求めた値)を下回るような温度調節は行わない。
次に、図5および図6を参照して、加熱ローラー61の温度調節を行うときの動作について説明する。この図5のフローのスタート時点では、装置本体にカセット31が収納されているとする。
ステップS1において、主制御部110は、カセット検知センサー35の出力に基づいて、カセット31が引き出されたか否かを判断する。判断の結果、カセット31が引き出されていれば、ステップS2に移行し、カセット31が引き出されていなければ、ステップS1の判断を繰り返す。
ステップS2において、主制御部110は、カセット検知センサー35の出力に基づいて、カセット31が再度収納されたか否かを判断する。判断の結果、カセット31が再度収納されていれば、ステップS3に移行し、カセット31が再度収納されていなければ、ステップS2の判断を繰り返す。
ステップS3において、主制御部110は、カセット31が引き出されてから再度収納されるまでの時間であるカセット引出時間を記憶部112に記憶させる。ステップS4において、主制御部110は、用紙残量検知センサー36の出力に基づき、カセット31が再度収納された直後の用紙残量を判別し、その判別した用紙残量を記憶部112に記憶させる。
ステップS5において、主制御部110は、用紙温度情報および用紙残量に基づき、カセット31が引き出されたときのカセット31内の用紙Pの温度が基準温度よりも下回るのにかかる第1時間を求め、記憶部112に記憶させる。ステップS6において、主制御部110は、用紙温度情報および用紙残量に基づき、カセット31が再度収納されたときのカセット31内の用紙Pの温度が基準温度に達するのにかかる第2時間を求め、記憶部112に記憶させる。
ステップS7において、主制御部110は、印刷ジョブの開始指示を受けたか否かを判断する。判断の結果、印刷ジョブの開始指示を受けていれば、ステップS8に移行し、印刷ジョブの開始指示を受けていなければ、ステップS1に戻る。ステップS8に移行すると、主制御部110は、カセット31が再度収納されてから印刷ジョブの開始指示を受けるまでの時間であるカセット収納時間を記憶部112に記憶させる。
ステップS9において、主制御部110は、カセット引出時間が第1時間よりも短いか否かを判断する。判断の結果、カセット引出時間が第1時間よりも短ければ、ステップS10に移行する。
ステップS10に移行すると、主制御部110は、カセット31が再度収納された直後の用紙残量が増加しているか否かを判断する。判断の結果、用紙残量が増加していなければ、ステップS11に移行する。ステップS11に移行すると、主制御部110は、カセット31内の用紙Pの温度が基準温度に達していると判断して、加熱ローラー61の温度が通常の定着制御温度よりも低い温度となるように調節する。
一方で、ステップS10において、用紙残量が増加している場合には、ステップS12に移行する。また、ステップS9において、カセット引出時間が第1時間よりも短くない場合にも、ステップS12に移行する。
ステップS12に移行すると、主制御部110は、カセット収納時間が第2時間よりも長いか否かを判断する。判断の結果、カセット収納時間が第2時間よりも長ければ、ステップS13に移行する。
ステップS13に移行すると、主制御部110は、カセット31内の用紙Pの温度が基準温度に達していると判断して、加熱ローラー61の温度が通常の定着制御温度よりも低い温度となるように調節する。
本実施形態の画像形成装置100は、上記のように、用紙Pを収容するとともに、装置本体に対して引き出しおよび収納が可能なカセット31と、カセット31の引き出しおよび収納を検知するカセット検知センサー35(カセット検知部)と、カセット31の収納時にカセット31内の用紙Pを加熱するカセットヒーター37(用紙加熱部)と、互いに圧接することで定着ニップを形成し、定着ニップを通過する用紙Pを加熱加圧して用紙Pにトナー像を定着させる加熱ローラー61および加圧ローラー62(一対の回転体)と、加熱ローラー61を加熱するためのヒーター63(発熱体)および加熱ローラー61の温度を検知するための温度検知センサー64(温度検知体)に接続され、ヒーター63により加熱される加熱ローラー61の温度を温度検知センサー64の出力に基づき制御する主制御部110(加熱制御部)と、カセット31が引き出されてから再度収納されるまでの時間であるカセット引出時間を計測し、更に引き続き、カセット31が再度収納されてから印刷ジョブの開始指示を受けるまでの時間であるカセット収納時間を計測する計時部113と、カセット31が引き出された状態およびカセット31が収納された状態での経過時間と用紙Pの温度との関係を示した用紙温度情報を記憶する記憶部112と、を備える。
そして、主制御部110は、カセット31内の用紙Pの温度が予め定められた基準温度に達しているか否かを判断し、カセット31内の用紙Pの温度が基準温度に達していると判断した場合、加熱ローラー61の温度が通常の定着制御温度よりも低い温度となるように調節する一方、カセット31内の用紙Pの温度が基準温度に達していないと判断した場合、加熱ローラー61の温度を通常の定着制御温度に保持する。すなわち、加熱ローラー61の温度を通常の定着制御温度より低くしても定着不良が起こらない程度にカセット31内の用紙Pが十分に温められている場合には、加熱ローラー61の温度を通常の定着温度よりも低くするので、定着不良の発生を抑制しながら消費電力を抑えることができる。一方で、カセット31内の用紙Pが十分に温められていない場合には、加熱ローラー61の温度を通常の定着制御温度に保持するので、加熱ローラー61の温度が低いことに起因して定着不良が発生する、という不都合が生じるのを抑制することができる。
さらに、本実施形態では、上記のように、カセット31が引き出された状態(カセット31内の用紙Pが加熱されていない状態)およびカセット31が収納された状態(カセット31内の用紙Pが加熱されている状態)での経過時間と用紙の温度との関係を示した用紙温度情報を記憶部112に記憶させている。また、カセット引出時間(カセット31が引き出されてから再度収納されるまでの時間)およびカセット収納時間(カセット31が再度収納されてから印刷ジョブの開始指示を受けるまでの時間)を計時部113に計測させている。これにより、主制御部110は、カセット31の引き出しおよび再収納が行われたことに起因してカセット31内の用紙Pの温度が変化したとしても、用紙温度情報、カセット引出時間およびカセット収納時間に基づき、カセット31内の用紙Pの温度が予め定められた基準温度に達しているか否かを判断することができる。このため、カセット31内の用紙Pの温度を検知するための温度検知センサーを別途設ける必要がないので、部品点数の増加に起因するコストアップを抑制することができる。
ここで、カセット31の引き出しおよび再収納が行われたとすると、用紙残量が少ない場合と用紙残量が多い場合とでは、カセット31内の用紙Pの温度変化の速さが異なる(用紙残量が少ない場合には、用紙残量が多い場合に比べて、カセット31内の用紙Pの温度変化が速い)。したがって、用紙残量にかかわらず全て同じ用紙温度情報を用いると、カセット31内の用紙Pの温度が基準温度に達しているか否かの判断を正確に行うことができない。しかし、本実施形態では、上記のように、用紙残量検知センサー36(用紙残量検知部)でカセット31内の用紙残量を検知し、カセット31内の用紙Pの残量別に用紙温度情報を記憶部112に記憶させている。そして、主制御部110は、用紙温度情報、カセット引出時間、カセット収納時間および用紙残量に基づき、カセット31内の用紙Pの温度が基準温度に達しているか否かを判断する。これにより、カセット31内の用紙Pの温度が基準温度に達しているか否かの判断が正確に行われる。
また、本実施形態では、上記のように、主制御部110は、カセット31が引き出されたときのカセット31内の用紙Pの温度が基準温度よりも下回るのにかかる第1時間を求め、カセット引出時間が第1時間よりも短く、かつ、カセット31が再度収納された直後の用紙残量が増加していなければ、加熱ローラー61の温度が通常の定着制御温度よりも低い温度となるように調節する。すなわち、主制御部110は、カセット引出時間が第1時間よりも短く、かつ、カセット31が再度収納された直後の用紙残量が増加していなければ、カセット31内の用紙Pの温度が基準温度に達していると判断する。これにより、カセット31内の用紙Pの温度が基準温度に達しているか否かの判断が容易になる。
また、本実施形態では、上記のように、主制御部110は、カセット引出時間が第1時間よりも短かったとしても、カセット31が再度収納された直後の用紙残量が増加していれば、カセット引出時間に基づく加熱ローラー61の温度調節時には加熱ローラー61の温度を通常の定着制御温度に保持する(加熱ローラー61の温度を通常の定着制御温度よりも低くする調節はしない)。ここで、カセット31が再度収納された直後の用紙残量が増加しているということは、温められていない(冷めた)用紙Pがカセット31に補充されたということである。このため、カセット引出時間が第1時間よりも短かったとしても、カセット31が再度収納された時点ではカセット31内の用紙Pの温度は基準温度には達していない。したがって、カセット引出時間が第1時間よりも短かったとしても、カセット31が再度収納された直後の用紙残量が増加していれば、カセット引出時間に基づく加熱ローラー61の温度調節時には加熱ローラー61の温度を通常の定着制御温度に保持した方がよい。
また、本実施形態では、上記のように、主制御部110は、カセット31が再度収納されたときのカセット31内の用紙Pの温度が基準温度に達するのにかかる第2時間を求め、カセット収納時間が第2時間よりも長ければ、加熱ローラー61の温度が通常の定着制御温度よりも低い温度となるように調節する。すなわち、主制御部110は、カセット収納時間が第2時間よりも長ければ、カセット31内の用紙Pの温度が基準温度に達していると判断する。これにより、カセット31内の用紙Pの温度が基準温度に達しているか否かの判断が容易になる。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
31 カセット
35 カセット検知センサー(カセット検知部)
37 カセットヒーター(用紙加熱部)
61 加熱ローラー(回転体)
62 加圧ローラー(回転体)
63 ヒーター(発熱体)
64 温度検知センサー(温度検知体)
100 画像形成装置
110 主制御部(加熱制御部)
112 記憶部
113 計時部
P 用紙

Claims (2)

  1. 用紙を収容するとともに、装置本体に対して引き出しおよび収納が可能なカセットと、
    前記カセットの引き出しおよび収納を検知するカセット検知部と、
    前記カセットの収納時に前記カセット内の用紙を加熱する用紙加熱部と、
    互いに圧接することで定着ニップを形成し、前記定着ニップを通過する用紙を加熱加圧して用紙にトナー像を定着させる一対の回転体と、
    前記回転体を加熱するための発熱体および前記回転体の温度を検知するための温度検知体に接続され、前記発熱体により加熱される前記回転体の温度を前記温度検知体の出力に基づき制御する加熱制御部と、
    前記カセットが引き出されてから再度収納されるまでの時間であるカセット引出時間を計測し、更に引き続き、前記カセットが再度収納されてから印刷ジョブの開始指示を受けるまでの時間であるカセット収納時間を計測する計時部と、
    前記カセットが引き出された状態および前記カセットが収納された状態での経過時間と用紙の温度との関係を示した用紙温度情報を記憶する記憶部と、を備え、
    前記加熱制御部は、前記用紙温度情報、前記カセット引出時間および前記カセット収納時間に基づき、前記カセット内の用紙の温度が予め定められた基準温度に達しているか否かを判断し、前記カセット内の用紙の温度が前記基準温度に達していると判断した場合、前記回転体の温度が通常の定着制御温度よりも低い温度となるように調節する一方、前記カセット内の用紙の温度が前記基準温度に達していないと判断した場合、前記回転体の温度を通常の定着制御温度に保持するよう構成されており、
    前記加熱制御部は、前記カセットが再度収納されたときの前記カセット内の用紙の温度が前記基準温度に達するのにかかる時間を求め、その求めた前記時間よりも前記カセット収納時間が長ければ、前記回転体の温度が通常の定着制御温度よりも低い温度となるように調節することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記カセット内の用紙残量を検知する用紙残量検知部を備え、
    前記記憶部は、前記カセット内の用紙の残量別に前記用紙温度情報を記憶し、
    前記加熱制御部は、前記用紙温度情報、前記カセット引出時間、前記カセット収納時間および前記用紙残量に基づき、前記カセット内の用紙の温度が前記基準温度に達しているか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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