JP6292848B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録材を収容する収容部を備えた画像形成装置に関するものであり、特に収容部内の記録材の状態を検知又は判別する機能を備えた画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置において記録材を収容する収容部としての記録材供給部(以下、給紙カセットという)等から記録紙を供給する。そして、記録材の供給を開始してから搬送路の所定位置に到達する迄の搬送時間を検出する機能を有している。画像形成装置は、この搬送時間を検出して、画像が形成されるタイミングを調整するために記録材の搬送速度を制御したり、記録材の搬送方向の長さや搬送状態を判断している。例えば、特許文献1には搬送時間を検知して記録材の搬送速度を制御することが記載されており、特許文献2には搬送時間から記録材の長さを検出することが記載されている。
特開2001−206583 特開平10−194529
一般的に記録材の収容部内には記録材の位置を規制する規制板が設けられている。この規制板には、記録材の供給方向における後端を規制する後端規制板と、供給方向と直交する方向における端部を規制するサイド規制板がある。これらの規制板は記録材のサイズ(例えば、A4,B4,A5等の定形サイズ)に応じて移動可能になっており、ユーザーが記録材のサイズに合わせて移動してから記録材を収容する。
収容部内の後端規制板が記録材のサイズに対応した正規の位置からずれて設定される場合も想定される。例えば、A4サイズの用紙を収容しているのに、そのサイズに対応しない後方の位置に後端規制板が設定される場合等が想定される。このように収容部内で後端規制板が正しく設定されていない場合にも前述した搬送時間が長くなる可能性がある。搬送時間が長くなると予め設定されたタイミングで記録材が搬送路の所定位置に到達しないため搬送不良が発生したと判断されて画像形成が停止することになる。このような収容部内の後端規制板が誤って設定された場合において搬送不良が発生する頻度を低減して、生産性やユーザビリティを向上させることが望まれている。
上記課題を解決するため、本出願に係る画像形成装置は、記録材を収容する収容手段と、前記収容手段から搬送路に向けて記録材を供給する供給手段と、前記収容手段において記録材の供給される方向の下流側の該記録材の後端を規制し、前記記録材の搬送方向のサイズに応じた位置に移動可能な規制手段と、前記供給手段により記録材の供給を開始してから前記搬送路の所定位置に記録材が到達するまでの時間を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された時間が、第一閾値と前記第一閾値よりも大きい第二閾値との間の値である場合に、前記規制手段の位置が記録材のサイズに応じた位置からずれていることを示す情報を出力する制御手段と、を有することを特徴とする。
以上説明したように本発明によれば、記録材の収容部の後端規制板の設定が誤っていた場合において、搬送不良が発生する頻度を低減して、生産性やユーザビリティを向上させることができる。
記録材の到達時間を示す図である。 画像形成装置の構成を示す図である。 実施例1における、給紙カセット内の記録材の状態を示す図である。 本発明における制御部構成の一例を示すブロック図である。 実施例1におけるフローチャートである。 実施例2における給紙カセット内の記録材の状態を示す図である。 実施例2におけるフローチャートである。 実施例3における画像形成枚数と補正時間の関係を示す図である。
次に、上述した課題を解決するための本発明の具体的な構成について、以下に実施例に基づき説明する。なお、以下に示す実施例は一例であって、この発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
まず、実施例1の画像形成装置について、図2に基づき画像形成装置の概略構成の一例を説明する。
画像形成装置200はコントローラ110により画像形成動作が制御される。コントローラ110には、演算手段であるCPU100が搭載されている。以下に説明する画像形成動作の制御は、コントローラ110に設けられたメモリ(ROM、又は、EEPROM等)に記憶されている制御プログラムに基づき実行される。
記録材Pを収容するために設けられた収容部218(以下給紙カセット218という)を有する給紙ユニット230が設けられている。給紙カセット218に積載されている記録材Pは、コントローラ110のCPU100からの指示に応じて所定のタイミングで供給部としての給紙ローラ216により1枚ずつ供給される。供給された記録材Pは、搬送部としての搬送ローラ215及び搬送ローラ214によって感光ドラム206に向けて搬送される。尚、給紙ローラ216、搬送ローラ214,125は、後述する搬送モータ233やソレノイド234により駆動される。給紙カセット218には、記録材Pのサイズにあわせて記録材Pを規制する規制部材としての後端規制板219が設けられている。
給紙カセットから供給されて搬送ローラ215によって搬送された記録材Pは搬送路217における所定位置に設置された検出部としてセンサ213により記録材Pの有無を検出する。このセンサ213は、記録材Pに感光ドラムに形成されたトナー像を転写する前に記録材Pが搬送されたことを検出するためのセンサである。給紙ローラ216で記録材Pの供給が開始されてから記録材Pがセンサ213に到達する迄の時間がCPU100によって測定される。
感光ドラム206は図中の矢印方向に回転し、所定のタイミングで帯電ローラ220に帯電電圧(帯電バイアスともいう)が印加されて感光ドラム206の表面は帯電ローラ220によって一様に帯電される。その後、所定のタイミングでレーザスキャナユニット212からレーザ光が出力される。レーザスキャナユニット212から出力されたレーザ光は感光ドラム206に照射され、感光ドラム206上に静電潜像が形成される。そして、現像ローラ204に現像電圧(現像バイアスともいう)が印加される。なお、トナー容器202には感光ドラ206ム上に形成された静電潜像を現像するためのトナーが充填されている。現像バイアスが印加された現像ローラ204が回転することでトナーが感光ドラム206上に供給され、形成された静電潜像がトナー像として可視化(現像)される。
また、転写ローラ205は、感光ドラム206に対向して配置されており、感光ドラム206と転写ローラ205によって転写ニップ部が形成される。搬送されてくる記録材Pを転写ニップ部において挟持して搬送する。この時に転写ローラ205にトナーの持つ電荷の極性と逆極性の転写電圧(転写バイアスともいう)が印加されることによる、感光ドラム206上のトナー像は記録材Pに転写される。
トナー像が転写された記録材Pは、更に搬送されて、定着部としての定着ユニット210によって加熱及び加圧されて、記録材Pにトナー像が定着される。トナー像が定着された記録材Pは、搬送ローラ211によって画像形成装置200の外に排出される。
次に、記録材Pの供給及び搬送動作について図2及び図4に基づき説明する。図4は、画像形成装置200の記録材Pの搬送動作を制御するためのコントローラと各部の関係の一例を示す制御ブロック図である。
まず、コントローラ110のCPU100は、搬送モータ233に駆動信号を出力することにより搬送ローラ215を回転させる。その後、記録材Pの供給開始のタイミングでソレノイド234に駆動信号を出力することにより、ソレノイドをオンして給紙ローラ216を1回転させる。給紙カセット218内で積載され、かつ、押し上げられた複数枚の記録材Pの最も上の一枚が給紙ローラ216と当接する。この状態で給紙ローラ216が1回転することにより、記録材Pが一枚ずつ供給されて搬送ローラ215まで搬送される。記録材Pは回転している搬送ローラ215により挟持されて搬送されて、さらにセンサ213まで搬送される。記録材Pの先端がセンサ213に到達するとセンサ213により記録材Pが検知されて、CPU100が検知信号が送信されて供給開始からセンサ213迄の到達時間Tを測定する。
到達時間Tの理想値をTcとすると、その値は給紙ローラ216の駆動開始のタイミングから記録材Pがセンサ213に到達するまでの搬送路217上の距離と記録材Pの搬送速度から計算して予め設定した値である。本実施例での理想値Tcは、給紙ローラが駆動を開始して記録材Pが供給されてからセンサ213の位置迄、搬送のばらつきが無く記録材Pが搬送された際の時間である。
給紙ローラ216で供給された記録材Pは、給紙ローラ216と搬送ローラ215の滑りの発生、また、連れ出し等の発生により搬送のばらつきが発生する。例えば、記録材Pを供給して搬送すると先に供給した先行紙により、次の記録材Pが一部連れ出され多状態になる。このような状態で次の記録材を供給すると、次の記録材Pは理論値Tcよりも早く紙先端がレジセンサ213に到達する。なお、連れ出しとは、記録材Pの先端が、給紙カセット218の先端規制部240(図3を参照)から搬送ローラ215で記録材Pを挟持するニップ位置までの間にある状態である。また、給紙ローラ216で供給しても記録材Pが滑ってしまうと、理想値Tc後のタイミングよりも遅いタイミングで記録材のPの先端がセンサ213に到達する。給紙ローラ216と記録材Pの滑りは、給紙ローラ216の摩耗状態や記録材Pの種類(普通紙、光沢紙、ラフ紙、厚紙、薄紙等)によって発生する程度が異なる。また、給紙ローラ216と搬送ローラ215のローラ径の違いによっても、搬送速度等にばらつきを持つ。従って、到達時間Tは後述する図1に示すようなTf〜Tdのばらつきを持つ。
次に、図1に基づき複数枚の記録材Pを供給した際の各記録材Pの給紙開始からセンサ213到達までの時間の変化について説明する。
図1(a)に示すように、CPU100の記憶部には、予めレジセンサ到達時間T(以下、到達時間Tという)の動作を判定するための値としてTf、Td、Teの値が記憶されている。この到達時間Tは、給紙カセット218に収容された状態の記録材Pの先端がレジセンサ213に到達するまでの時間を示す。尚、Tfは到達時間Tのばらつきの下限値であり、Tdは到達時間Tのばらつきの上限値であり、Tcは到達時間Tの理想値である。TfとTdは、少なくとも画像形成装置の稼働条件、記録材Pの種類又はサイズ、記録材Pの搬送速度に応じて適切な値(ばらつきの上限値と下限値)が設定される。
また、Teは、少なくとも画像形成装置の稼働条件、搬送手段の稼働条件、記録材Pの搬送速度等により、給紙ローラ216及び搬送ローラ215の摩耗状態が進んだ場合(劣化した場合)においても画像形成を実行できるように決定される。従って、CPU100は、到達時間TがTfを下回るかまたはTeを上回った場合に、適切な搬送動作や画像形成が行えないと判断し、搬送不良が発生したと判断して動作を停止させる。
図1(b)に示すように、TcとTdとTfは、記録材Pの搬送枚数(累積枚数)と記録材Pにより変化する。この図1(b)は普通紙を搬送した場合における到達時間Tの閾値の設定の一例である。CPU100の記憶部には、予め搬送枚数(累積枚数)に対応した閾値がテーブルとして記憶されている。この閾値のテーブルは、記録材Pの種類毎、サイズ毎、搬送速度毎に設けられても良い。画像形成装置の使用状況に対応した記録材Pの搬送枚数(累積枚数)に応じて、TcとTdとTfの値を各ローラ216、215の摩耗状態を考慮した閾値として記憶部に記憶されている。なお、記録材Pの種類やサイズを検知する手段としては、例えば、ユーザ設定やメディアセンサの検知手段を適用することができる。ユーザ設定とは、図2の表示パネルは操作部としても機能しており表示部に設けられた操作ボタン(不図示)から記録材Pの種類やサイズが指定されることを意味する。なお、画像形成装置200に接続されたコンピュータからも記録材Pの種類やサイズを設定することが可能である。また、メディアセンサとは、例えば、記録材Pに光を照射して記録材を介した(反射/透過)光を受光して、受光した光の強度、もしくは光を画像として撮像して表面性、厚み等を検知するセンサである。なお、メディアセンサとしてはこれに限らず記録材に超音波を送信して記録材を介した超音波を受信して記録材の坪量を検知するセンサを用いることも可能である。
ここで、閾値TfとTdが決定される前提としては、図3(a)に示すように、給紙カセット218内において規制板が正規の位置で設定された状態で記録材Pが収容されている状態を想定している。正規の位置とは、記録材Pが搬送方向に対して給紙カセット218の先端規制部240と略一致するようにセットされている状態をいう。なお、正規の位置では、サイド規制板231、232が記録材Pの供給方向に直交する方向の両端部を規制する位置にある。後端規制板219は、記録材Pの供給方向に対し、記録材Pの供給方向の下流側の端部(以下、後端ともいう)を規制している。この後端規制板は給紙カセット218に積載される記録材Pのサイズに合わせて移動可能である。
図3(b)に示すように、記録材Pが給紙カセット218に対して正規の位置から供給方向とは反対方向にずれた位置に設定された場合、記録材Pをずれた後端規制板に揃えて収容することが可能である。また、図3(c)は、図3(b)の状態を記録材Pの供給方向と直交する方向から見た図である。この図3(b)、(c)のような状態から記録材Pが供給されて搬送されると、記録材Pの先端からレジセンサ213までの搬送距離がΔL分だけ長くなり到達時間Tも長くなる。つまり、図3(c)において後端規制板219が正規位置(図における点線の位置であり基準位置ともいう)よりもΔL分だけずれているため、到達時間も正規の位置にある場合よりΔL分搬送する時間分長くなる。なお、ΔLの距離によっては、到達時間Tが上限値Td以上となる。しかし、到達時間T<Teの範囲であれば、画像形成を実行することができる。このTeは、記録材の最大の搬送遅延分を考慮して設定されている。ただし、給紙カセット218内の記録材Pが正規の位置にないので、給紙不良や搬送不良が発生する可能性が高まる。このように、ユーザの使い方、つまり、ユーザの後端規制板の位置の設定に依存して搬送不良の発生する可能性が高まる。
そこで、本実施例では、Td<到達時間T<Teの場合には、記録材Pが正規の位置よりも後方に設定された可能性が想定されるため、CPU100がシート後端規制板219の位置の再調整が必要であると判断してメッセージを出力する。以降、本実施例の制御を説明する前提としては、到達時間Tの範囲として、Tf≦到達時間T≦Tdにある場合を記録材Pの搬送が正常であるものとする。
次に、本実施例における、CPU100による制御のフローチャートを図5に基づき説明する。
尚、本実施例においては、CPU100は、到達時間Tを検知する時点までには、記録材Pの種類やサイズについてはユーザ設定された種類とサイズに従って認識している。なお、前述したようにメディアセンサを用いて自動的に記録材Pの種類を検知する構成を適用可能である。また、CPU100は、記録材の搬送速度や搬送枚数について、搬送路に設けられたセンサ(レジセンサ113)の出力をモニタして認識している。そして、記録材Pの搬送状態をモニタしながら搬送動作を制御する。
CPU100は、給紙カセット118からの記録材の供給開始の指示を起点としてレジセンサ113迄の到達時間Tの測定を開始する(S101)。そして、記録材Pがレジセンサ113に到達する前(検知されるまで)到達時間Tの測定を継続する。到達時間Tを測定して、規定時間以内かを判断する(S110)。この判断は、記録材Pがレジセンサ213に到達される迄、継続する(S102)。S110において規定時間以内に記録材Pがレジセンサ213に到達しない場合は、供給された記録材が遅延したと判断して監視動作を終了する(S111)。記録材Pがレジセンサ213に到達したことを検知すると、測定した到達時間Tと、コントローラ110のメモリ101に予め記録されている閾値と比較する(S103)。この閾値は、記録材Pの搬送枚数及び記録材Pの種類、サイズに応じた閾値であり、到達時間Tの動作を判定するための値として説明したTf、Td、Teの値のことである。そして、到達時間Tが、Tf≦到達時間T≦Tdの場合には、正常動作と判断して監視動作を終了する。一方、到達時間Tが、Tf≦到達時間T≦Tdでない場合には、Td<到達時間T≦Teであるのかを判断する(S104)。Td<到達時間T≦Teであれば、記録材Pの搬送時間としては許容範囲であるものの、給紙カセット218内のシート後端規制板219の位置が正規位置からずれている可能性があると判断して監視動作を終了する(S105)。そして、CPU100は供給した記録材Pへのプリント動作終了後、表示パネル120上に、給紙カセット218内のシート後端規制板219の位置を確認する旨のメッセージを出力するように制御する(S107)。一方、到達時間T<Tfかまたは、Te<到達時間Tの場合には、搬送不良と判断して、表示パネル120上に搬送不良が発生したことを示す情報を出力するように制御した(S108)後、監視動作を終了する(S106)。
尚、CPU100は、検知した到達時間Tとメモリ101に記憶している閾値との比較において、必ずしも搬送されてきた記録材Pの1枚毎に判断しなくともよい。例えば、連続して搬送されてきた複数の記録材Pの検知時間Tを測定し、各々の平均値と閾値を比較して判断するようにしても良い。
本実施例において、CPU100は、到達時間TがTd<到達時間T≦Teの範囲内(S104でYesの場合)と判断した時に、給紙カセット218内のシート後端規制板219の位置の確認する旨のメッセージを出力することを説明した。
しかし、到達時間TがTe<到達時間Tの場合において、以下の条件が加われば上記判断に限定されなくてもよい。例えば、到達時間TがTe<到達時間Tの場合に、先行して搬送された記録材Pの到達時間Tが所定期間Tf〜Tdの範囲であった場合には、CPU100が以下のような判断をすることもできる。
例えば、記録材Pの搬送時間としては許容範囲外であるが、給紙カセット218内のシート後端規制板219の位置が正規位置からはずれている可能性もあると判断する。そして、CPU100は表示パネル120を介して給紙カセット218内のシート後端規制板219の位置を確認する旨を出力するように制御してもよい。尚、Te<到達時間Tが発生した時に、先行して搬送された記録材Pの到達時間TがTf〜Tdの範囲であった場合にも、CPU100は同様の判断をするようにしてもよい。
さらに、一般的に到達時間Tのばらつき(Tf〜Td)は、理論値Tcに対して後端規制板が正規の位置に設定された状態に対して、搬送の最大ばらつきをマージンとして設定する。そのため、仮に、画像形成装置200の個々のばらつきの状態に違いが有れば、個々のばらつきに応じて閾値を決定すれば、マージンを見込む必要もなくなる。本実施例では、到達時間Tをモニタすることによって、装置の個々の搬送バラツキを含めて給紙カセット218内のシート後端規制板219の位置が正規の位置からずれていることを精度よく判断することが可能となる。また、より精度を向上させる一例として、所定枚数の期間に検知した到達時間Tを基に閾値Tdを更新するようにしても良い。
以上説明したように、本実施例によれば、給紙カセット218内で記録材Pの位置が、搬送方向に対して後方にずれた状況で発生する搬送不良が発生した場合においても適切な対応が行える。すなわち、後端規制板219が正規の位置からずれている可能性があることを表示して、ユーザに後端規制板の位置を確認するように促す。これによりユーザが誤って設定されている後端規制板219の位置を確認する機会が発生し、記録材Pを給紙カセット218内の正規の位置へ再セットするように促すことができる。
ここで、例えば、搬送不良が発生したことのみを通知した場合は、ユーザは搬送不良の記録材の処理は行うものの、給紙カセット218内の記録材Pの位置は確認しない可能性が高い。そうなると、再び搬送不良が発生する可能性がある。しかし本実施例によれば、このような状況が発生する可能性を低減することができる。
(実施例2)
実施例1では1枚の記録材Pの到達時間Tが、Td<T≦Teになった場合にメッセージを出力するように制御していた。これに対して本実施例では、1枚ではなく、Td<T≦Teが複数枚累積した場合において、メッセージを出力するように制御する。
以下に、実施例2の特徴的な制御について、図6及び図7に基づき説明する。なお、本実施例における画像形成装置の構成、及び、到達時間Tの測定方法等については先に説明した実施例1と同様であるため同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図6は、本実施例における、給紙カセット218内の記録材Pのセット状態を示した図である。このようにシート後端規制板219が正規の位置から供給方向とは反対方向にずれた状態で記録材Pがセットされた場合には、記録材Pの後端が、シート後端規制板219の位置に揃っていない状態が想定される。
このように積載された各記録材Pの位置がばらつくと、連続して記録材Pを搬送する場合において、記録材Pの到達時間Tが記録材P毎にばらつくことになる。本実施例では、このような場合において適切な処理ができるようにするものもある。
図7は本実施例におけるCPU100による制御の動作を示したフローチャート図である。なお、図7におけるS101、S102、S103等、共有する工程については説明を省略し、特徴的な制御について説明する。
CPU100は、シート後端規制板219の位置が正規の位置からずれていると判断した(S105)後、記録材Pが正規の位置からずれてセットされている状態(回数)をカウントするカウンターをインクリメントする(S207)。なお、カウンター(不図示)はCPU100内に設けられている。
次に、記録材Pが正規の位置からずれてセットされている状態のカウント値(累積値)と、コントローラ110のメモリに予め記憶されている基準回数Nと比較する(S208)。基準回数Nよりもカウント値(累積値)が少ない場合は、表示パネル120に後端規制板219の位置を確認する旨のメッセージは出力しない。(S211)。一方、カウント値が基準回数N以上の場合には、表示パネル120に後端規制板219の位置を確認する旨のメッセージを出力する(S209)。そして、カウンターのカウント値を初期化する(S210)。
ここで、この基準回数Nは、例えば、給紙カセット218に収容可能な枚数、又は、収容されている枚数に応じて設定することができる。本実施例では、給紙カセットに収容可能枚数は100枚としており、基準回数Nは10枚とした。
本実施例では、収容可能枚数の10%の枚数に設定している。
なお、この基準回数Nは一例であり、給紙カセットの収容可能枚数、後端規制板がずれたことによって積載された記録材Pがどの程度ずれるかを実験的に検証して設定すればよい。
以上説明したように、本実施例によれば、生産性に配慮しつつ、給紙カセット218内で記録材Pの位置が、搬送方向に対して後方にずれた状況で発生する搬送不良が発生した場合においても適切な対応が行える。すなわち、後端規制板219が正規の位置からずれている可能性があることを表示して、ユーザに後端規制板の位置を確認するように促す。これによりユーザが誤って設定されている後端規制板219の位置を確認する機会が発生し、記録材Pを給紙カセット218内の正規の位置へ再セットするように促すことができる。
(他の実施例)
なお、供給ローラ216、搬送ローラ215等が使用されることによって劣化して、供給タイミングや搬送タイミングが遅延する時間についても考慮して、前述した制御に反映することも可能である。
例えば、画像形成装置の使用初期からの画像形成枚数(プリント枚数ともいう)を累積カウントしてメモリ101に記憶しておく。そして、記憶した累積枚数の値に応じて、供給ローラや搬送ローラの影響を除去すれば、より精度良く後端規制板がずれて設定されたことを判断することができる。
一例として、累積枚数が0枚〜5000枚、5001枚から10000枚・・というように5000枚画像形成する毎に、所定の補正時間αを到達時間Tから減算するためのテーブルを図8に示す。図8のテーブルを用いれば、例えば、累積枚数が8000枚の場合、補正時間は5001枚〜10000枚の期間に対応する2αが選択される。到達時間T−2αを到達時間として算出する。
なお、本実施例では、5000枚毎に補正時間を変更するようにしたが、これに限らず、各装置に用いられる供給ローラや搬送ローラの劣化度合いの傾向(個別のバラつきを考慮)によって値を変更することも可能である。
以上、本実施例によれば、ローラの劣化の影響を低減して到達時間を求めることができる。従って、本実施例の到達時間の補正を実施例1,2に適用すれば、後端規制板のズレの判断をより精度良く行うことが可能となる。
100 CPU
213 レジセンサ
214 搬送ローラ
215 搬送ローラ
216 給装ローラ
218 給紙カセット
219 後端規制板
233 搬送モータ
234 ソレノイド

Claims (10)

  1. 記録材を収容する収容手段と、
    前記収容手段から搬送路に向けて記録材を供給する供給手段と、
    前記収容手段において記録材の供給される方向の下流側の該記録材の後端を規制し、前記記録材の搬送方向のサイズに応じた位置に移動可能な規制手段と、
    前記供給手段により記録材の供給を開始してから前記搬送路の所定位置に記録材が到達するまでの時間を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された時間が、第一閾値と前記第一閾値よりも大きい第二閾値との間の値である場合に、前記規制手段の位置が記録材のサイズに応じた位置からずれていることを示す情報を出力する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記検出された値が前記第一閾値と前記第二閾値の間になった回数をカウントし、カウントした値が閾値を超えた場合に前記情報を出力することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記規制手段は記録材の供給される方向のサイズに応じた基準位置に移動可能であり、前記情報は、前記基準位置から記録材の供給される方向と反対方向にずれたことを示す情報を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 更に記録材のサイズを指定するための操作手段を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記検出した値が前記第二閾値よりも大きい値の場合は、搬送不良が発生したと判断することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第一閾値は、前記供給手段によって複数の記録材が供給される際の供給のばらつきに応じて設定されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、画像が形成された記録材の枚数をカウントし、カウントした値に応じて前記検出手段で検出された時間を補正することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  8. 前記検出された時間を補正する値は、前記カウントした値が大きいほど大きい値であることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御手段は前記情報を出力するとともに画像形成動作を停止することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記情報を表示するための表示手段を有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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