JP2003040498A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003040498A
JP2003040498A JP2001223338A JP2001223338A JP2003040498A JP 2003040498 A JP2003040498 A JP 2003040498A JP 2001223338 A JP2001223338 A JP 2001223338A JP 2001223338 A JP2001223338 A JP 2001223338A JP 2003040498 A JP2003040498 A JP 2003040498A
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Japan
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image forming
paper
forming apparatus
sensors
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JP2001223338A
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English (en)
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Kazuharu Sonetaka
和晴 曽根高
Kiyonori Yamamoto
清典 山本
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Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ロール紙の先端形状がその側縁に対して略直角
でない場合であっても、該先端部分を自動的にカットし
て該ロール紙の先端形状が側縁に対して略直角となるよ
うにすることができる。 【解決手段】図4の一点鎖線で示すようにロール紙17
の先端部はその側縁に対し略直角でない場合には、セン
サー101、102、104の3つのセンサーを覆う位
置で待機している。したがって、センサー101、10
2、104はON信号を、センサー103はOFF信号
を制御手段に出力する。制御手段では、斜行検知センサ
ー100の出力信号が、右側端部(センサー101、1
02)でON−ON信号を出力、左側端部(センサー1
03、104)ではOFF−ON信号を出力していると
判断する。即ち,一対の斜行検知センサー100の両端
部の検出結果が異なるので、ロール紙17の先端縁はそ
の側縁に対し略直角でないと判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長さ方向にロール
状に巻かれた所謂ロール紙を用いた画像形成装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ロール紙を用いた画像形成装置として
は、従来より工業用の広巾機(A0やA1等の大サイズ
用紙に画像形成できる装置)等が広く知られている。こ
れら工業用の広巾機においては、A0やA1等の大サイ
ズの用紙をカットされたシート紙として画像形成装置内
に収納するには、設置面積が非常に大きくなる等の理由
から、装置の小型化を主目的として、ロール紙が広く用
いられている。また最近では、オフィス用の画像形成装
置(最大サイズがA3やA4のサイズまで画像形成でき
る装置)やさらには家庭用の画像形成装置においても、
ロール紙が用いられることがある。これらの場合、画像
形成装置の手差し給紙部を介して該ロール紙を装置本体
内へ供給するものも知られている。これらロール紙を用
いることにより、該ロール紙を定型サイズにカットして
定型サイズ用紙として使用できることは勿論であるが、
定型サイズよりも供給方向に長い長尺用紙として使用で
きるというメリットもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、これらカット
された定型サイズの用紙や長尺用紙の供給方向の先端
は、その側縁に対して略直角な形状を有していない(以
下、「用紙の先端形状が傾斜した状態」と記すことがあ
る)ことがある。例えば、ユーザにより適当な長さにカ
ットされた場合には、その先端の形状は、傾斜したり、
直線状にならなかったりすることが多い。また、画像形
成処理の動作において画像形成装置に設けているカッタ
ーにより自動裁断された場合でも、その自動裁断がなさ
れる直前に、長尺用紙が供給路に対して斜めに供給され
た状態(以下、「斜行」と記すことがある)であったと
きは、傾斜した先端形状となってしまう。このようにロ
ール紙の先端形状が傾斜した状態であると、画像形成装
置内のレジストローラにて行われる先端斜め補正が適正
に行われなず、これによってジャム(紙詰まり)が発生
することとなる。
【0004】これは、供給された用紙が仮に斜行してい
たとしても、停止しているレジストローラに当接させる
ことで斜行が補正されて、それ以降の搬送は適正に行わ
れるというものである。これは、用紙の先端形状がその
側縁に対し略直角であることが大前提となる。しかしな
がら、用紙の先端形状が傾斜した状態であると、該用紙
の先端部をレジストローラに当接させても斜行は補正さ
れず、それ以降の搬送は確実に斜行することとなり、ジ
ャムが発生する可能性が極めて高くなる。万一、ジャム
が発生せずに画像形成処理がなされたとしても、その画
像形成がなされた後の用紙の輪郭は決してよいものとは
いえない。
【0005】そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてな
されたものであり、ロール紙の先端形状が側縁に対して
略直角でない形状を有していた場合には、その先端部を
自動的にカットして該ロール紙の先端形状が側縁に対し
て略直角となるようにすることで、用紙が供給されて
も、安定した供給が行える画像形成装置を提供すること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1に記載の発明は、ロール紙と、該ロール紙を
裁断するカッターとを備えた画像形成装置において、該
ロール紙の幅方向両端部に対応する位置に設けられた一
対の斜行検知センサーと、該一対の斜行検知センサーの
うち一方の端部の検出結果と他方の端部の検出結果とが
異なる場合に該ロール紙の先端形状がその側縁に対し略
直角でないと判断する制御手段とを有し、該制御手段に
て該ロール紙の先端形状がその側縁に対し略直角でない
と判断した場合、該ロール紙を搬送方向下流側へ供給
し、その後カッターによって該ロール紙先端部を裁断す
ることを特徴とする画像形成装置である。
【0007】この発明によれば、該ロール紙の幅方向両
端部に対応する位置に一対の斜行検知センサーが設けら
れているので、該ロール紙の先端形状がその側縁に対し
略直角でない場合には、該一対の斜行センサーのうちそ
れぞれの端部のセンサーが異なる検知を行うので(一方
のセンサーはON(その位置に用紙があると判断)、他
方のセンサーはOFF(その位置に用紙がないと判
断))、その検出結果に基づき該ロール紙を搬送方向下
流側へ供給し、その後カッターによって該ロール紙先端
部を裁断するので、ロール紙の先端縁はその側縁に対し
略直角となる。したがって、ジャムが発生せず安定した
ロール紙の供給が可能となる。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、前記一対
の斜行検知センサーは、次ぎの画像形成が行われる前の
待機状態での該ロール紙先端縁に対応する位置に設けら
れていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
置である。
【0009】この発明によれば、斜行検知センサーは、
次ぎの画像形成が行われる前の待機状態での該ロール紙
先端縁に対応する位置に設けられているので、該待機状
態にて、ロール紙の先端形状がその側縁に対し略直角で
ないか否かの検知が可能となる。
【0010】また、請求項3に記載の発明は、前記一対
の斜行検知センサーは、それぞれの端部が複数のセンサ
ーからなることを特徴とする請求項1または2に記載の
画像形成装置である。
【0011】この発明によれば、前記一対の斜行検知セ
ンサーはそれぞれの端部が複数のセンサーから構成され
ているので、前記待機状態での該ロール紙先端縁の位置
が多少ずれても適正な検知が行える。したがって、より
安定したロール紙の供給が可能となる。
【0012】また、請求項4に記載の発明は、前記制御
手段にて該ロール紙の先端形状がその側縁に対し略直角
でないと判断した場合における、該ロール紙の先端部の
裁断量は自動搬送できる裁断量であることを特徴とする
請求項1乃至3に記載の画像形成装置である。
【0013】この発明によれば、該ロール紙の先端部の
裁断量は自動搬送できる裁断量であるので、裁断された
用紙は自動的に排出部に排出される。したがって、裁断
された用紙を取り出すのに非常に便利である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の具体的な実施形
態を図面を参照しながら説明する。図1、2は本発明の
一実施形態である画像形成装置の外観斜視図、図3は本
実施形態の画像形成装置の要部縦断面図、図4はロール
紙ユニットの内部構造を示す概略図、図5は長尺用紙モ
ードの設定手順を示すフローチャート、図6は他の実施
形態におけるロール紙ユニットの内部構造を示す概略図
である。
【0015】この画像形成装置は複写機であって、図
1、2において、1は画像形成装置本体で、上面に複写
原稿が載置されるコンタクトガラス2を有している。3
は自動原稿搬送装置(ADF)で、後端側がヒンジ機構
4、4を介して画像形成装置本体1に回動自在に取り付
けられていて、図2に示すように、コンタクトガラス2
から離れた状態で静止できるようになっている。自動原
稿搬送装置3は搬送部90を備えていて、91は複写原
稿を載せる原稿載置台、92は複写原稿を搬送方向と直
交する方向に規制するガイドである。また、コンタクト
ガラス2の側方にはADF用コンタクトガラス93が設
けられている。そして、自動原稿搬送装置3の底面でA
DF用コンタクトガラス93に対応する位置にはスリッ
ト94が設けられており、原稿がこのスリット94を通
過するときに図示しない露光光学系によって原稿が読み
取られるようになっている。また、スリット94の側方
で、コンタクトガラス2に対応する位置には原稿マット
95が設けられている。5は複写情報等を入力するため
の操作パネルである。
【0016】6は前カバーで、下端側がヒンジ機構7、
7を介して画像形成装置本体1に回動自在に取り付けら
れていて、手前側に開くと前方に向けてほぼ水平に突出
した状態で保持されるようになっている。8はトナーカ
ートリッジ、9はトナー回収タンクである。
【0017】前カバー6の下方には上下二段の給紙カセ
ット10、11が設けられている。これらは所定サイズ
にカットされた定形の用紙を自動給紙するためのもの
で、画像形成装置本体1に対して前後方向に出入り自在
に取り付けられている。また、前カバー6の上方には、
排出部12から排出された複写物を貯留するためのコピ
ー収納部13が設けられている。
【0018】14は手差し給紙部で、手差しトレイ15
を有している。手差しトレイ15は基端部の支軸(不図
示)を介して画像形成装置本体1に回動自在に取り付け
られていて、図1に示すように側方に向けてほぼ水平に
突出した状態と、ほぼ垂直に起立して画像形成装置本体
1の側面に密着した状態とをとることができるようにな
っている。該手差し給紙部14では、手差しトレイ14
に定型サイズの用紙を載置することで、該用紙に画像形
成できるようになっている。
【0019】そして、本実施形態では、図3に示すよう
に、手差し給紙部14にロール紙ユニット16を着脱自
在に装着できるようにもなっている。このロール紙ユニ
ット16は、長さ方向にロール状に巻かれたロール紙1
7と、このロール紙17を軸線まわりに回転自在に収納
するとともにロール紙17を外部に巻き出すための引出
口18aを有するケーシング18と、引出口18aを開
閉する扉19とを備えている。ロール紙17は、ケーシ
ング18の底面等に設けられた開口部(不図示)を介し
てケーシング18に出し入れできるようになっている。
扉19は、その一端がヒンジ20を介してケーシング1
8に回動自在に取り付けられている。
【0020】ケーシング18内の引出口18aの近傍の
部位には二対のローラ21、21;22、22が設けら
れている。これらは図示しない駆動機構によって回転駆
動されるようになっており、これらが回転すると、ロー
ル紙17におけるロ−ル状に巻かれた部分が軸線まわり
に回転してロール紙17がケーシング18の外部に向け
て搬送されるようになっている。また、引出口18aの
近傍にはセンサー23が設けられていて、引出口18a
が開くとこのセンサー23により検知されるようになっ
ている。
【0021】また、ローラ21、21とローラ22、2
2の間には、ロール紙17を裁断するカッター24が設
けられている。このカッター24は、給紙されたロール
紙17を適宜所定長さに裁断できるようになっている。
ロール紙17を裁断する際には、ローラ21の搬送方向
下流側にあるローラ22aを高速回転させ、ローラ21
とローラ22a間に用紙のたるみを作った時点で、ロー
ラ21、ローラ22を停止させた後、該カッター24に
よってロール紙17を裁断するようにしている。このカ
ッター24は、それ自体公知で例えば特開平4−283
094号公報に記載されているように、円盤状の刃を中
心点まわりに回転自在に支持した移動体がロール紙の幅
方向に走行してロール紙を同方向に裁断するものであ
る。
【0022】また、ロール紙17の先端部分は、次ぎの
画像形成が行われる前の待機状態(前のコピーでロール
紙がカッターにより裁断された後、次ぎのコピーに備え
て待機している状態、あるいはロール紙交換直後で次ぎ
のコピーに備えている状態)においては、ローラ21、
21の上方で上記引出口18a付近の所定位置に待機し
ている。本明細書では、該所定位置をロール紙先端の待
機位置という。
【0023】このように、手差し給紙部14にて、定型
サイズの用紙またはロール紙17に画像形成ができるよ
うになっている。
【0024】ここで、図4に示すように、ローラ21、
21の上方であって、次ぎの画像形成が行われる前の待
機状態での該ロール紙先端縁に対応する位置であり、か
つ該ロール紙の幅方向両端部に対応する位置に一対の斜
行検知センサー100が設けられている。本実施形態で
は、該斜行検知センサー100のそれぞれの端部は2個
のセンサー101、102、103、104から構成さ
れている。これら個々のセンサー101、102、10
3、104はそれぞれ発光部と受光部をもつ反射型セン
サーであり、その位置に用紙が存在するか否かを検知で
きるようになっている。用紙が存在すればON信号を、
存在しなければOFF信号を出力する。尚,これら4つ
のセンサーはリードスイッチやマイクロスイッチ等他の
スイッチであっても構わない。
【0025】ローラ21、22の駆動機構、センサー2
3、カッター24、斜行検知センサー100はケーシン
グ18の外面に設けられたコネクタ(不図示)に電気的
に接続されていて、ロール紙ユニット16を手差し給紙
部14に装着すると、このコネクタが手差し給紙部14
に設けられたソケット(不図示)に係合し、前記駆動機
構、センサー23、カッター24、斜行検知センサー1
00が画像形成装置本体1の制御回路(不図示)に接続
されるようになっている。
【0026】ここで、次ぎの画像形成が行われる前の待
機状態で、ロール紙先端を前記待機位置にて待機させる
ために、カッター24によってロール紙17を裁断した
後、ローラ21、22の駆動機構を数パルス(不図示の
パルス板によって計測する)駆動して、ロール紙先端を
該待機位置に待機させるようにしてもよいし、また、上
記一対の斜行検知センサー100を用いて行ってもかま
わない。該一対の斜行検知センサー100を用いてロー
ル紙先端を待機位置に待機させるには、カッター24に
よってロール紙17を裁断(上述したように裁断の際に
はローラ21、22は停止している)した後、ローラ2
1、22を回転させ、ロール紙17を若干搬送した後、
該一対の斜行検知センサー100のうちいずれかのセン
サー(102または104)によってロール紙の先端が
検出された時点で、ローラ21、22を停止させるよう
にしてもかまわない。
【0027】また、ロール紙交換直後にロール紙先端を
前記待機位置に待機させるには、ユーザーによってロー
ル紙先端をローラ21、22にかみ込ませ、ローラ2
1、22を若干回転させた後、前記と同様一対の斜行検
知センサー100を用いて行ってもよいし、また、ロー
ル紙先端をローラ22のニップ位置に当接させた状態
で、ローラ21、22の駆動機構を数パルス駆動するよ
うにしてもよいし、さらにはユーザーによってロール紙
先端をローラ21、22にかみ込ませた後、該待機位置
まで引っ張ってセットするようにしてもかまわない。
【0028】ここで斜行検知センサーについてさらに詳
細に説明すると、通常、次ぎの画像形成が行われる前の
待機状態においては、ロール紙17の先端部はその側縁
に対し略直角である(図4の実線で示す状態)ので、図
4においてロール紙17の右側先端縁はセンサー101
と102の間に、左側先端縁はセンサー103と104
の間に置するようになっている。したがって、該斜行検
知センサー100のうちセンサー101、103はOF
F信号を、センサー102、104はON信号をそれぞ
れ制御手段に送信する。制御手段では、斜行検知センサ
ー100の出力信号が、右側端部(センサー101、1
02)でOFF−ON信号を出力、左側端部(センサー
103、104)でもOFF−ON信号を出力している
と判断する。即ち、一対の斜行検知センサー100の両
端部の検出結果が同じであるので、ロール紙17の先端
縁はその側縁に対し略直角であると判断して、コピー可
能状態に移行する。
【0029】一方、例えば図4の一点鎖線で示すように
ロール紙17の先端部はその側縁に対し略直角でない場
合には、センサー101、102、104の3つのセン
サーを覆う位置で待機している。したがって、センサー
101、102、104はON信号を、センサー103
はOFF信号を制御手段に出力する。制御手段では、斜
行検知センサー100の出力信号が、右側端部(センサ
ー101、102)でON−ON信号を出力、左側端部
(センサー103、104)ではOFF−ON信号を出
力していると判断する。即ち,一対の斜行検知センサー
100の両端部の検出結果が異なるので、ロール紙17
の先端縁はその側縁に対し略直角でないと判断する。
【0030】図3に戻って説明を続ける。手差し給紙部
14の給紙口25には給紙コロ26が設けられ、その下
方にはリフト板27及びさばき機構28が設けられてい
る。リフト板27は図示しない駆動機構により図の左側
の端部を支点として回動し、給紙コロ26の外周部に対
して接離するようになっている。さばき機構28は、摩
擦パッド29、ソレノイド30、及びこれらを連結する
リンク31等からなっている。
【0031】摩擦パッド29は摩擦係数の高い材料によ
り形成され、一端が支軸32を介して画像形成装置本体
1に回動自在に取り付けられていて、給紙コロ26の外
周部に対して接離するようになっている。なお、摩擦パ
ッド29は、図示しないバネを介して給紙コロ26に接
する方向に付勢されている。
【0032】摩擦パッド29の他端には支持部33が設
けられていて、この支持部33にはピン34を介してリ
ンク31の一端が回動自在に取り付けられている。ソレ
ノイド30は可動鉄心30aを上方に向けて画像形成装
置本体1に固定されていて、可動鉄心30aにはピン3
5を介してリンク31の他端が回動自在に取り付けられ
ている。ソレノイド30に通電すると可動鉄心30aが
引き込まれ、リンク31が摩擦パッド29を給紙コロ2
6から離れる方向に回動させる。
【0033】給紙コロ26の上方にはレジストローラ3
6、37が設けられていて、これらは用紙の搬送経路を
挟むように対向配置され、図示しない駆動機構によりロ
ーラ36が回転駆動されるようになっている。そして、
これらの下方には用紙の通過を検知するレジストスイッ
チ38が設けられていて、制御回路は、このレジストス
イッチ38から与えられる信号に応じてレジストローラ
36を駆動する。ここで、レジストローラ36の駆動
は、用紙がレジストスイッチ38を通過した後、該用紙
の先端がレジストローラ36、37のニップ位置に当接
し、該用紙の先端部が所定量撓んだ状態で行われる。こ
れによって、用紙の斜行が補正されるようになってい
る。
【0034】レジストローラ36、37の上方には画像
形成部39が設けられている。画像形成部39は、表面
にトナー像が形成される感光体ドラム40と、その周囲
に回転方向に沿って配設されたクリーニングユニット4
1、帯電器42、現像ユニット43、転写ローラ44等
を有している。
【0035】画像形成部39の上方には定着部45が設
けられている。この定着部45は、用紙の搬送経路を挟
むように対向配置された一対のローラ46、47を有し
ており、これらの間に用紙を挟み込んで加圧するととも
に加熱し、用紙上に転写されたトナー像を溶融せしめて
用紙上に定着させる。
【0036】定着部45の上方には前記排出部12が設
けられている。この排出部12は、用紙の搬送経路を挟
むように対向配置された一対の排出ローラ48、49を
有しており、定着部45を通過した用紙を排出ローラ4
8、49で挟み込んでコピー収納部13内に排出する。
【0037】また、本実施形態では、ロール紙ユニット
16が画像形成装置本体1に装着され、引出口18aが
開いてセンサー23がこれを検知すると、長尺用紙に対
する画像形成処理に適した長尺用紙モードが自動的に設
定されるようになっている。これは、ロール紙17を選
択してコピーする場合には、長尺用紙が使用される場合
が多いからである。この長尺用紙モードの内容は、具体
的には、レジストスイッチ38を用いたジャム(用紙
の重送)の検知を行わないか検知時間を長くする、画
像メモリを分割しない、さばき機構28が動作しな
い、という三つの要素から成っている。これらについ
て、以下に詳細に説明する。
【0038】まず、について説明する。用紙の搬送方
向先端部がレジストスイッチ38に達するとレジストス
イッチ38がONとなり、その用紙の搬送方向後端部が
レジストスイッチ38を通過するとレジストスイッチ3
8がOFFとなる。このONからOFFまでの時間は用
紙のサイズによって決まり、制御回路は、この時間が所
定時間を超えると重送が生じていると判定して運転を停
止する。定型サイズの用紙を連続して搬送する場合に
は、用紙間に隙間が生じるため、このような処理が可能
であるが、長尺用紙は連続しているため、カットされな
い限りレジストスイッチ38はONのままで、定型サイ
ズの用紙の場合と同じ長さの時間で判定すると誤動作と
なる。そこで、長尺用紙モードにおいては、このような
処理を行わないか、または検知時間を長くして誤動作を
防ぐようにしている。
【0039】次に、について説明する。定型サイズの
用紙に画像形成を行う場合、制御回路のCPUは、スキ
ャナーから読み込んだデータを一旦ビットマップメモリ
ーに展開する。このビットマップメモリーでは、原稿の
データをページ毎に領域を確保して展開しているが、長
尺用紙モードでは、CPUは、このページ毎の領域の区
切りを無くし、メモリ全体を一つの領域として確保する
ようにしている。
【0040】次に、について説明する。定型サイズの
用紙に画像形成を行う場合、さばき機構28は、摩擦パ
ッド29で給紙コロ26との間に重なり合った用紙を挟
圧し、摩擦係数の高い摩擦パッド29の作用により摩擦
パッド29に接している用紙の搬送を阻止し、これによ
って重なり合った二枚の用紙を分離するものである。長
尺用紙の場合には、重送が生じないため、長尺用紙モー
ドにおいては摩擦パッド29が給紙コロ26から離れる
ようになっている。
【0041】なお、ロール紙17が取り付けられた場合
であっても、ユーザが操作パネル5で給紙カセット1
0、11を選択した場合には、長尺用紙モードに移行せ
ず、給紙カセット10、11からの給紙が行われるよう
になっている。すなわち、図5に示すように、ロール紙
ユニット16が取り付けられ(ステップ#10)、セン
サー23がONになると(ステップ#20)、CPU
は、操作パネル5で給紙カセット10、11が選択入力
されているか否かを読み込む(ステップ#30)。
【0042】給紙カセット10、11が選択されている
場合には、CPUはカセット給紙の処理手順を選択し
(ステップ#40)、コピーをスタートする(ステップ
#70)。ステップ#30で給紙カセット10、11が
選択されていない場合には、CPUは手差し給紙の処理
手順を選択し(ステップ#50)、ロール紙17の先端
形状がその側縁に対して略直角でないか否かを判断する
(ステップ#51)。ステップ#51で先端形状がその
側縁に対して略直角であると判断した場合は、上述した
長尺用紙モードに移行せしめ(ステップ#60)、コピ
ーをスタートする(ステップ#70)。
【0043】一方、ステップ#51で先端形状がその側
縁に対して略直角でないと判断した場合は、先端部分が
搬送可能な長さになるようにロール紙17の供給が行わ
れ(ステップ#52)、カッター24によりロール紙1
7の先端部分を幅方向に裁断し(ステップ#53)、ロ
ール紙17の供給を停止させる(ステップ#54)。次
いで、裁断されたロール紙17の先端部分をコピー収納
部13まで搬送し(ステップ#55)、その搬送が完了
(ステップ#56)した後、ステップ#60へ進み、コ
ピーをスタートし(ステップ#70)、そのままコピー
動作が進行しつつ、ロール紙17は所定の長さだけ搬送
された時点でカッター24により幅方向に裁断されて、
コピーが終了する(ステップ#80)。
【0044】尚,上記実施形態はステップ♯51でYe
sの場合、ステップ♯52乃至56の処理がされた後ス
テップ♯60(コピースタート)へと移行したが、ステ
ップ♯52乃至56の処理がされた後ステップ♯51へ
と移行し、再度先端形状がその側縁に対して略直角でな
いか否かの処理を行ってもかまわない。この場合、ステ
ップ♯52乃至56の処理で再び先端形状がその側縁に
対して略直角でないとなっても、再度ステップ♯52乃
至56の処理が行われるので、確実に先端形状は側縁に
対し略直角とすることができる。
【0045】次に、実際にコピーを行う場合について説
明する。まず、ロール紙ユニット16を手差し給紙部1
4に取り付ける。そして、原稿載置台91に長尺の複写
原稿をセットして操作パネル5のプリントボタンを押す
と、複写原稿が長さ方向に送られ、ADF用コンタクト
ガラス93の下方に載置された露光光学系で原稿の画像
が読み取られる。また、ローラ21,22が回転してロ
ール紙17を給紙コロ26へ搬送する。ロール紙17の
先端部が給紙コロ26に達すると、該給紙コロ26の回
転により、ロール紙17の先端部は画像形成装置本体1
内に引き込まれる。このとき、摩擦パッド29は給紙コ
ロ26から離れている。
【0046】ロール紙17の先端部は搬送経路内を上昇
し、レジストスイッチ38を通過してレジストローラ3
6、37間に突き当たって停止する。また、画像形成部
39では、帯電器42によって感光体ドラム40の表面
が帯電され、感光体ドラム40が回転し、前記露光光学
系で読み取られた複写原稿の画像の反射光が感光体ドラ
ム40の表面に照射され、感光体ドラム40の表面にこ
の画像の静電潜像が形成される。そして、現像ユニット
43が感光体ドラム40の表面にトナーを付着させてこ
の静電潜像を現像する。
【0047】ロール紙17が停止して所定時間経過する
と、レジストローラ36、37が回転してロール紙17
が再び上昇する。そして感光体ドラム40と転写ローラ
44の間を通る際に感光体ドラム40の表面のトナー像
がロール紙17上に転写される。そして、ロール紙17
は定着部45に至り、ローラ46、47間で加圧される
とともに加熱され、これによってトナー像が溶融してロ
ール紙17上に定着する。そして、画像が形成されたロ
ール紙17は排出部12に至り、排出ローラ48、49
によりコピー収納部13に排出される。
【0048】尚、ロール紙17は、所定の長さだけ搬送
された時点でカッター24により幅方向に裁断される。
その際、露光光学系にて原稿が読み取られたときに原稿
の長さが制御手段にて認識され、これに合わせて該制御
手段にてロール紙17の裁断される長さが決定される。
これにしたがって、ロール紙17がカッター24により
裁断される。そして、原稿載置台91に新しい複写原稿
をセットしてプリントボタンを押すと、上述した動作が
繰り返されて次のコピーが行われる。
【0049】以上が正常な状態でのコピー動作である。
しかしながら、次ぎの画像形成が行われる前の待機状態
(前のコピーでロール紙がカッターにより裁断された
後、次ぎのコピーに備えて待機している状態、あるいは
ロール紙交換直後で次ぎのコピーに備えている状態)に
おいて、一対の斜行検知センサー100によりロール紙
の先端形状がその側縁に対し略直角でない判断された場
合には、ロール紙17を自動搬送できる長さになるまで
供給する。その後、カッター24により幅方向に裁断す
る。これによって、側縁に対し略直角でなかったロール
紙の先端形状が、側縁に対し略直角となるので、ジャム
が発生することはなくなる。また、前記裁断された用紙
は自動搬送される長さに裁断されているので、自動的に
排出部13へ排出されるので、ユーザーにとっては非常
に便利である。
【0050】図6を用いて第2の実施形態について説明
する。上記第1の実施形態では、一対の斜行検知センサ
ー100のそれぞれの端部が2個のセンサーから構成さ
れているものを示したが、これに変えて7個のセンサー
から構成したものである。その他の部分については上記
第1の実施形態と同一である。ロール紙17の先端縁が
その側縁に対し略直角である場合(図6の実線で示す状
態)には、斜行検知センサー100の出力信号が、右側
端部でOFF−OFF−OFF−OFF−ON−ON−
ON信号を出力、左側端部でも同様の信号を出力するの
で、一対の斜行検知センサー100の両端部の検出結果
が同じであり、ロール紙17の先端縁はその側縁に対し
略直角であると判断される。
【0051】しかしながら、ロール紙17の先端縁がそ
の側縁に対し略直角でない(不定形である)場合(図6
の一点鎖線で示す状態)には、斜行検知センサー100
の出力信号が、右側端部でOFF−OFF−OFF−O
N−ON−ON−ON信号を出力、左側端部ではOFF
−OFF−OFF−OFF−ON−ON−ON信号を出
力するので、一対の斜行検知センサー100の両端部の
検出結果が異なり、ロール紙17の先端縁はその側縁に
対し略直角でないと判断される。
【0052】この第2の実施形態の場合、第1の実施形
態に比べセンサーが配置されている距離が長いので、次
ぎの画像形成が行われる前の待機状態におけるロール紙
の先端縁の位置に多少の誤差が生じたとしても正確に検
知することが可能となる。
【0053】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で上
述した実施形態に種々の変形を施すことができる。例え
ば、センサー23によって長尺用紙の取り付けを検知し
ONされる自動の動作の代わりに、ユーザが操作パネル
5でONを入力しても同様の効果を得ることができる。
【0054】また、上記実施形態では、一対の斜行検知
センサー100のそれぞれの端部が2個のセンサーから
構成されているものと、7個のセンサーから構成されて
いるものを示したが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、1個のセンサーであってもかまわないし、また
上記以外の個数であってもかまわない。
【0055】また、上記実施形態では、手差し給紙部に
ロール紙ユニットを装着する例を示したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、画像形成装置内にあらか
じめロール紙が装着されているものであってもかまわな
い。さらに、ロール紙を裁断するカッターはロール紙ユ
ニット内に設けられているものに限定されず、画像形成
装置内の搬送経路の途中にあってもかまわない。
【0056】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、ロー
ル紙の先端形状がその側縁に対して略直角でない場合で
あっても、一対の斜行検知センサーによって検知できる
ので、該先端部分を自動的にカットして該ロール紙の先
端形状が側縁に対して略直角となるようにすることがで
きるので、ジャムが発生せず、安定した供給が可能とな
る。
【0057】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態である画像形成装置の
外観斜視図。
【図2】 本発明の一実施形態である画像形成装置の
外観斜視図。
【図3】 図1、2の画像形成装置の要部縦断面図。
【図4】 ロール紙ユニットの内部構造を示す概略図
【図5】 長尺用紙モードの設定手順を示すフローチ
ャート図。
【図6】 他の実施形態におけるロール紙ユニットの
内部構造を示す概略図
【符号の説明】
1 画像形成装置本体 14 手差し給紙部 17 ロール紙 24 カッター 100 斜行検知センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C060 BC97 3F103 AA01 BA04 EA02 3F105 AA01 AB01 AB02 BA27 DA21 DA64 DA68 DB11 DB19 DC12 DC13

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール紙と、該ロール紙を裁断するカッ
    ターとを備えた画像形成装置において、 該ロール紙の幅方向両端部に対応する位置に設けられた
    一対の斜行検知センサーと、 該一対の斜行検知センサーのうち一方の端部の検出結果
    と他方の端部の検出結果とが異なる場合に該ロール紙の
    先端形状がその側縁に対し略直角でないと判断する制御
    手段とを有し、 該制御手段にて該ロール紙の先端形状がその側縁に対し
    略直角でないと判断した場合、該ロール紙を搬送方向下
    流側へ供給し、その後カッターによって該ロール紙先端
    部を裁断することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記一対の斜行検知センサーは、次ぎの
    画像形成が行われる前の待機状態での該ロール紙先端縁
    に対応する位置に設けられていることを特徴とする請求
    項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記一対の斜行検知センサーは、それぞ
    れの端部が複数のセンサーからなることを特徴とする請
    求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段にて該ロール紙の先端形状
    がその側縁に対し略直角でないと判断した場合におけ
    る、該ロール紙の先端部の裁断量は自動搬送できる裁断
    量であることを特徴とする請求項1乃至3に記載の画像
    形成装置。
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