JP3426317B2 - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JP3426317B2
JP3426317B2 JP35240693A JP35240693A JP3426317B2 JP 3426317 B2 JP3426317 B2 JP 3426317B2 JP 35240693 A JP35240693 A JP 35240693A JP 35240693 A JP35240693 A JP 35240693A JP 3426317 B2 JP3426317 B2 JP 3426317B2
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雅光 小澤
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Star Micronics Co Ltd
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  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の用紙片連等から
なる用紙の印字に用いられるプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シートに複数のラベルを剥離可能
に貼り付けたものに印字するプリンタが知られている。
例えば、特公平2−39992号「プリンタ」がある。
【0003】このような複数の用紙片からなる用紙に印
字するプリンタでは、用紙片を単位にして印字を行なう
ので、その用紙の有無と、用紙片に対応する印字部位の
双方を検出する必要があり、それぞれを個別に検出する
ための検出器が必要である。印字部位は、例えば、用紙
片間に印字部位マークで設定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、用紙の有無
と印字部位を別々に検出する場合には、個別に検出器が
必要となり、設備コストが高くなる。また、各検出器
は、最適な検出精度を設定する必要から、個別に調整す
ることが必要であって、製造現場ではその負担が大き
く、これも製造コストを高くする原因になっている。
【0005】そこで、本発明は、単一の用紙検出手段か
らの単純な検出出力で用紙の有無と部位検出マークの判
定を実現したプリンタを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のプリンタは、印字部位の基準となる部位検
出マーク(8)を一定のピッチ(P2)で備えた用紙
(2)に印字するプリンタであって、前記用紙を搬送す
る搬送手段(プラテンロール10)と、前記用紙の有無
又は前記部位検出マークを表す検出出力を発生する用紙
検出手段(用紙センサ26)と、前記用紙の搬送量を検
出する搬送量検出手段(搬送量カウンタ32a)と、前
記搬送手段によって搬送動作を行い、前記用紙検出手段
が用紙なし又は部位検出マークを表す検出出力を発生し
たときから前記搬送量検出手段が検出する搬送量が第1
の基準値を越える期間まで、用紙なし又は部位検出マー
を表す検出出力を継続したとき、用紙なしと判定し
送量が前記第1の基準値以下の期間内に用紙なし又は
部位検出マークを表す検出出力から用紙ありを表す検出
出力に変化したとき、前記部位検出マークであると判定
し、これら判定出力を以て前記搬送手段を制御する制御
手段(制御部18)とを備えたことを特徴とする。
【0007】また、本発明のプリンタにおいては、用紙
切れの検出のため、制御手段は、部位検出マークを判定
後、用紙検出手段が部位検出マークの後端を検出した時
点から搬送量検出手段で前記搬送手段の搬送量を検出
し、この搬送量が第2の基準値以下の期間に前記用紙検
出手段が用紙なし又は前記部位検出マークを表す検出出
力を発生したとき、用紙なしと判定する構成としてもよ
い。また、本発明のプリンタは、印字すべき用紙を搬送
する搬送手段(プラテンロール10)と、前記用紙の有
無を表す検出出力を発生する用紙検出手段(用紙センサ
26)と、前記用紙の搬送量を検出する搬送量検出手段
(搬送量カウンタ32a)と、前記搬送手段によって搬
送動作を行い、前記用紙検出手段から前記用紙があるこ
とを表す前記検出出力が得られ、かつ、前記搬送量検出
手段に前記搬送量が存在しているとき、前記搬送量を初
期値に復帰させた後、前記用紙がある旨の判定出力を発
生する判定処理を行い、その判定出力を以て前記搬送手
段を制御する制御手段(制御部18)とを備えたことを
特徴とする。また、本発明のプリンタは、印字すべき用
紙を搬送する搬送手段(プラテンロール10)と、前記
用紙の有無を表す検出出力を発生する用紙検出手段(用
紙センサ26)と、前記用紙の搬送量を検出する搬送量
検出手段(搬送量カウンタ32a)と、電源投入後、前
記用紙検出手段が用紙なしを表す検出出力を発生してい
る場合に前記搬送手段によって搬送動作を行い、前記搬
送量検出手段が検出する搬送動作の開始からの搬送量が
第1の基準値以下の期間内に前記用紙検出手段が用紙あ
りを表す検出出力を発生したとき、前記用紙がある旨の
判定出力を発生する判定処理を行い、その判定出力を以
て前記搬送手段を制御する制御手段(制御部18)とを
備えたことを特徴とする
【0008】
【作用】用紙検出手段の検出出力は、用紙の有無及び部
位検出マークの有無の双方を表しているので、単一の検
出出力のみでは用紙の有無か部位検出マークの有無かを
判別することができない。本発明では、このような用紙
検出手段の検出出力の発生に対し、用紙側の搬送量の条
件を組み合わせることで、検出出力を判別し、用紙の有
無、部位検出マークの判定を行なっている。即ち、搬送
量検出手段が検出した搬送量が第1の基準値を越える期
間内に、用紙検出手段の検出出力が用紙なし又は部位検
出マークの到来を表す出力を発生しているとき、用紙な
しと判定する。この場合、第1の基準値は、例えば、部
位検出マークを越える幅に設定し、その搬送量では、必
ず用紙側を用紙検出手段が検出することになるので、用
紙なし又は部位検出マークを表す出力を生じた場合には
用紙なしとなる。
【0009】そして、搬送量が第1の基準値以下の場合
に、用紙検出手段の検出出力が用紙なし又は部位検出マ
ークの到来を表す出力を発生すると、その検出出力は部
位検出マークを表すことになり、その場合には、その部
位検出マークの到来と判定する。
【0010】ところで、連続した用紙が終了した場合の
判定が問題となる。そこで、本発明では、部位検出マー
クを判定後、用紙検出手段が部位検出マークの後端を検
出した時点から搬送量検出手段で搬送手段の搬送量を検
出することにより、その搬送量が第2の基準値以下の期
間に用紙検出手段が用紙なし又は部位検出マークを表す
検出出力を発生した場合には、用紙なしと判定するので
ある。即ち、第2の基準値は、例えば、部位検出マーク
のピッチから部位検出マークの幅を減算した値に設定す
ることにより、その区間では、用紙が存在する場合に用
紙検出手段は用紙ありの検出出力を発生することにな
る。その場合に、用紙検出手段が用紙なし又は部位検出
マークがないことを表す検出出力を発しているとき、明
らかに用紙なしと判定することができる。また、本発明
のプリンタでは、用紙検出手段から用紙があることを表
す検出出力が得られ、かつ、搬送量検出手段に搬送量が
存在しているとき、搬送量を初期値に復帰させた後、用
紙がある旨の判定出力を発生する判定処理を伴うので、
電源投入時等に部位検出マークを検出していても用紙な
しとはならず、用紙の検出を行うことができ、また、検
出対象の部位検出マークの有無も検出することが可能で
ある。また、本発明のプリンタでは、電源投入後、用紙
なしを表す検出出力が得られているとき、用紙の搬送動
作を行い、その開始からの用紙の搬送量が第1の基準値
以下の期間内に用紙ありを表す検出出力が得られたと
き、用紙ありと判定し、その判定出力により搬送手段を
制御することができる。
【0011】以下、本発明を図面に示した実施例を参照
して詳細に説明する。
【0012】
【実施例】図1は、本発明のプリンタの第1実施例を示
している。印字すべき用紙2は、長尺状を成す台紙4の
一面側に用紙片として複数のラベル紙6が一定の間隔を
以て連続的に貼り付けられているとともに、その裏面側
に部位検出マーク8が印刷等の方法で形成されている。
即ち、用紙2には、第1の基準値として部位検出マーク
8の幅P1、ラベル紙6及び部位検出マーク8のピッチ
P2が設定されている。第1の基準値であるP1に対
し、第2の基準値はピッチP2から部位検出マーク8の
幅P1を減算した値(P2−P1)である。そして、部
位検出マーク8は、用紙2の非印字面に光の反射率の低
い、即ち、明度の低いマーク、例えば、黒色のマークで
ある。
【0013】この用紙2は、例えば、ロール状又はジグ
ザグ状に折り畳まれたものであり、印字及び排出時、長
尺状を成して搬送手段であるプラテンロール10によ
り、例えば、矢印Aで示す方向に搬送される。プラテン
ロール10には、駆動ロール12が接触しており、駆動
ロール12には駆動手段である搬送モータ14から回転
力が与えられる。搬送モータ14はモータ駆動部16を
以て駆動され、このモータ駆動部16には、用紙2の有
無及び用紙2上の部位検出マーク8の判定及びその制御
を行なう制御手段としての制御部18から搬送出力が出
力される。
【0014】プラテン20の上には印字手段として印字
ヘッド22が設置され、用紙2は、プラテン20と印字
ヘッド22との間に導かれる。印字ヘッド22は、印字
ヘッド駆動部24を以て駆動され、印字データは制御部
18から出力される。
【0015】印字ヘッド22に対して用紙2を供給する
側には、用紙2の有無及び部位検出マーク8を検出する
用紙検出手段としての単一の用紙センサ26が設置され
ている。この用紙センサ26は、部位検出マーク8の光
の反射又は透過を変換するセンサで構成することがで
き、その部位検出信号が制御部18に付与される。この
実施例では、部位検出マーク8が黒色であり、光反射が
少なく、用紙センサ26には、用紙2がない場合と部位
検出マーク8を検出した場合には同レベル、即ち、Lレ
ベルの検出出力が得られる。即ち、この用紙センサ26
の検出出力のみでは、部位検出マーク8か用紙2がない
場合かを判別することができない。
【0016】次に、図2は、制御部18の一構成例を示
している。この制御部18は、例えば、マイクロコンピ
ュータで構成され、中央処理装置(CPU)28、プロ
グラム記憶部30、データ記憶部32、モード設定部3
4及び入出力部(I/O)36を備えている。CPU2
8は、用紙2の有無及び用紙2上の部位検出マーク8を
判定する判定制御、モード切換え制御、部位検出出力等
の検出データを参照して用紙2の搬送制御及び印字制御
等を実行する手段である。プログラム記憶部30は、読
出し専用メモリ(ROM)で構成され、CPU28の各
種制御を実行する制御プログラムを格納している。デー
タ記憶部32は、随時書込み可能なメモリ(RAM)で
構成され、搬送量カウンタ32a及び用紙有無判定フラ
グ32bの記憶領域が割り当てられている。搬送量カウ
ンタ32aは、用紙検出信号を基準にして用紙2の搬送
量を表すクロックパルスを計数する。用紙有無判定フラ
グ32bは、用紙2の有無を検出し、その状態を出力す
る。
【0017】モード設定部34は、例えば、複数の印字
モードを選択的に設定する手段であり、例えば、第1の
モードは部位検出マーク8の検出に基づいてラベル紙6
の所定位置に印字を行なうラベル紙モード、第2のモー
ドは部位検出マーク8を検出しないで順次印字するノー
マルモードである。このようなモード切換え制御プログ
ラムは、プログラム記憶部30に格納されている。
【0018】そして、I/O36は、CPU28の制御
処理に基づいて、用紙検出信号の取込み、モータ駆動部
16に用紙搬送出力、印字ヘッド駆動部24に対して印
字出力等の各種入出力を行なう手段である。
【0019】次に、図3は、用紙2の具体的な構成例を
示している。台紙4の表面には、印字すべき矩形のラベ
ル紙6が剥離可能に貼り付けられ、その裏面側には、矩
形を成す部位検出マーク8が形成されている。部位検出
マーク8は、台紙4の一方の縁部側で、ラベル紙6の前
端部側に合致するように形成されている。
【0020】次に、図4の(A)及び(B)は、この用
紙2における部位検出マーク8を検出する用紙センサ2
6の一例を示している。この用紙センサ26は、光反射
型のセンサであって、発光素子として発光ダイオード2
61と、受光素子としてのフォトトランジスタ262と
を備えている。これら、発光ダイオード261及びフォ
トトランジスタ262は、発光ダイオード261に発光
させた赤外線Lを用紙2に当て、その反射光をフォトト
ランジスタ262で受光するように配置させてある。
【0021】次に、図5は、用紙センサ26のセンサ回
路の一例を示している。電源ライン(Vcc)と基準電
位点との間には、発光ダイオード261がカソード側に
抵抗38を介して直列に接続されているとともに、フォ
トトランジスタ262、抵抗40及び可変抵抗42の直
列回路が接続されている。可変抵抗42は感度調整用で
あり、設定される値により、フォトトランジスタ262
に流れる電流が調整される。フォトトランジスタ262
のエミッタ側には出力端子44が形成されている。この
ようなセンサ回路によれば、発光ダイオード261に
は、電源スイッチの投入によって給電され、発光する。
そして、フォトトランジスタ262には、用紙2側から
の反射光Lが受光され、反射光Lのレベルに応じた電流
が流れる。この電流は抵抗40、42によって電圧に変
換され、出力端子44には、部位検出マーク8の有無、
即ち、用紙2との明度差を表す出力電圧Vsが取り出さ
れる。
【0022】次に、このプリンタの制御方法を説明す
る。
【0023】用紙センサ26による用紙検出動作につい
て説明すると、図6の(A)に示すように、用紙2の非
印字面側には部位検出マーク8が形成されている。この
部位検出マーク8が到来すると、部位検出マーク8の光
の反射率は台紙4より低いため、図6の(B)に示すよ
うに、用紙センサ26には用紙検出信号として、台紙4
の部分で高(H)レベル、部位検出マーク8の部分で低
レベルとなる光電変換出力が得られる。
【0024】次に、図7は、このプリンタ動作のメイン
ルーチンを示している。電源が投入されると、ステップ
S1に移行して初期化動作が行なわれ、ステップS2に
移行する。ステップS2では用紙チェックルーチンを呼
び出し、用紙の有無を判定する。ステップS3では、用
紙2がある場合には、ステップS4に移行し、印字指令
の有無を判定する。印字指令がある場合には、ステップ
S5に移行し、印字動作ルーチンを呼び出し、印字動作
を行なう。
【0025】ステップS3で用紙2なしと判定された場
合には、ステップS6に移行する。ステップS6では、
用紙2がセットされたか否かが判定される。用紙2がセ
ットされた場合には、ステップS2に戻り、再び用紙チ
ェック動作が行なわれる。また、ステップS6で用紙2
がセットされない場合には、用紙2がセットされるま
で、用紙チェック動作を持続する。
【0026】ステップS4で印字指令がなかった場合に
は、ステップS7に移行し、フィード指令があったか否
かを判定する。フィード指令があった場合には、ステッ
プS8に移行し、フィード動作ルーチンを呼び出し、フ
ィード動作を実行する。
【0027】また、ステップS7の判定の結果、フィー
ド指令がなかった場合には、ステップS9に移行して待
機動作ルーチンを呼び出し、待機動作となる。
【0028】次に、図8は、用紙チェックルーチンを示
している。この用紙チェックルーチンは、モード設定部
34からのモード設定を判定する。モードをチェックし
た後、ノーマルモードであれば、用紙検出信号の状態の
みで、用紙2の有無を判定し、メインルーチンに戻る。
そこで、ステップS10ではラベル紙6を印字、即ち、
ラベル紙モードか否かを判定し、ラベル紙モードであれ
ば、ステップS11に移行し、搬送量カウンタ32aを
0クリアとする。この場合、部位検出マーク8と用紙セ
ンサ26の位置関係が不確定なので、ステップS12で
は、用紙有無判定フラグ32bをクリアし、ステップS
13に移行する。ステップS13では、用紙検出信号の
評価、即ち、そのレベルがHレベルかLレベルかを判定
する。Lレベルの場合、即ち、部位検出マーク8又は用
紙切れを検出中の場合にはステップS14に移行する。
ステップS14では、用紙2を1ライン分だけ搬送し、
ステップS15に移行し、搬送量カウンタ32aをイン
クリメントし、ステップS16に移行する。
【0029】ステップS16では、搬送量カウンタ32
aの計数値Cdが、第1の基準値である部位検出マーク
8の幅P1を超えているか否かを判定し、Cd>P1の
場合には、ステップS17に移行して用紙なしと判定
し、ステップS18に移行してメインルーチンに戻る。
また、搬送量Cdが第1の基準値以下、即ち、Cd≦P
1の場合には、ステップS13に戻り、再び用紙検出信
号を評価する。
【0030】また、モード設定部34でノーマルモード
が設定されている場合には、ステップS10でラベル紙
モードではないと判定され、ステップS19に移行す
る。ステップS19では、用紙検出信号のレベルがHか
否かが判定され、Hレベルの場合には、ステップS20
に移行し、用紙ありと判定されてステップS18からメ
インルーチンに戻る。ステップS19で用紙検出信号の
レベルがHレベルでない場合には、ステップS17に移
行する。
【0031】ステップS13において、用紙検出信号が
Hレベルの場合には、ステップS21に移行し、搬送量
カウンタ32aの計数値Cdが、Cd≠0か否かを評価
する。即ち、直前の判定で部位検出マーク8を検出して
いた場合、ステップS15で搬送量カウンタ32aがイ
ンクリメントされ、Cd≠0と判定される。ステップS
21での判定が真、即ち、部位検出マーク8の後端を用
紙検出信号のLレベルからHレベルへの信号変化により
検出した場合には、ステップS22に移行して搬送量カ
ウンタ32aの計数値Cdを0にクリアし、ステップS
23に移行し、用紙有無判定フラグ32bをセットし、
ステップS24に移行して用紙ありと判定し、用紙2の
頭出しを行なう。この用紙2の頭出しは、ラベル紙8の
先端が印字ヘッド22の印字位置に設定されるように、
用紙2を搬送する。
【0032】また、ステップS21の評価で、部位検出
マーク8を検出したことがない、即ち、Cd≠0ではな
い場合には、ステップS26に移行して用紙2を1ライ
ン分搬送し、ステップS13に戻る。この場合、ステッ
プS13、ステップS21及びステップS26は、部位
検出マーク8を検出するまで用紙2を搬送し、ステップ
S22に移行する。
【0033】次に、図9は、待機動作ルーチンを示して
いる。この待機動作では、用紙検出信号を評価し、用紙
の有無を判定する。ステップS27においては、用紙検
出信号がLレベルか否かを評価し、Lレベルの場合に
は、ステップS28に移行し、ラベル紙モードか否かを
判定する。ラベル紙モードの場合には、ステップS29
に移行し、用紙有無判定フラグ32bはセットされてい
るか否かを判定し、セットされている場合には、ステッ
プS30に移行して用紙なしと判定し、ステップS31
に移行してメインルーチンに復帰する。
【0034】ステップS27において、用紙検出信号が
Lレベルでない場合、即ち、Hレベルの場合には、ステ
ップS32に移行して用紙ありと判定した後、ステップ
S31に移行する。ステップS29において、用紙有無
判定フラグ32bはセットされていない場合にはステッ
プS32に移行する。
【0035】この待機動作ルーチンでは、ノーマルモー
ドであれば、用紙検出信号の状態のみで用紙2の有無を
判定し、また、ラベル紙モードであれ、用紙検出信号
がLレベルであって、用紙有無判定フラグ32bがセッ
トされている場合のみ、用紙なしと判定し、それ以外の
場合には用紙ありと判定している。
【0036】次に、図8のステップS24において用紙
ありと判定された状態では、搬送量カウンタ32aは0
クリアされており、また、用紙有無判定フラグ32bは
セット状態にある。この状態から頭出し動作ルーチンを
説明する。図10は、ラベル紙6の頭出し動作ルーチン
を示している。この頭出し動作は、部位検出マーク8を
基準にしてラベル紙6の先端、即ち、部位検出マーク8
の後端部を印字ヘッド22の印字位置に合致させる動作
である。この頭出し動作ルーチンでは、用紙センサ26
が部位検出マーク8の後端を検出するまで用紙2を搬送
る。
【0037】即ち、ステップS33は、用紙センサ26
の検知位置と印字ヘッド22の印字位置との間の間隔d
と搬送量カウンタ32aの計数値Cdとの関係、即ち、
Cd≠dか否かを判定する。Cd≠dの場合には、ステ
ップS34に移行し、用紙2を1ライン分搬送し、ステ
ップS35に移行する。ステップS35では、搬送量カ
ウンタ32aの計数値をインクリメントし、ステップS
36に移行する。ステップS36では、搬送量Cdが第
2の基準値(P2−P1)を越えているか否か、即ち、
Cd>P2−P1か否かを判定し、Cd>P2−P1の
場合にはステップS37に移行し、用紙有無判定フラグ
32bをリセットし、ステップS38に移行する。ステ
ップS36でCd>P2−P1でない場合には、ステッ
プS37を飛び越してステップS38に移行する。ステ
ップS38では、用紙検出信号はLレベルか否かを評価
し、Lレベルの場合には、ステップS39に移行する。
ステップS39では用紙有無判定フラグ32bはセット
されているか否かを判定する。そして、ステップS38
で部位検出マーク又は用紙切れが検出され、さらにステ
ップS36でCd>P2−P1であった場合にはステッ
プS39からステップS45に移行し、Cd>P2−P
1でない場合にはステップS40に移行して用紙なしと
判定し、ステップS41からメインルーチンに復帰す
る。この場合、ステップS33でCd≠dでない場合、
即ち、Cd=dの場合にも、ステップS41からメイン
ルーチンに戻る。
【0038】また、ステップS38において、用紙検出
信号がLレベルでない場合、即ち、用紙検出信号がHレ
ベルの場合には、ステップS42に移行し、前回の用紙
検出信号がLレベルであったか否かを評価し、Lレベル
の場合には、ステップS43に移行して用紙有無判定フ
ラグ32bをセットし、ステップS44に移行する。ス
テップS44では、搬送量カウンタ32aを0にクリア
し、ステップS45に移行する。即ち、前回の検出で部
位検出マーク又は用紙切れが検出され、今回の検出時に
は用紙検出信号のレベルがHとなった場合、部位検出マ
ーク8の後端を検出したと判断する。そして、用紙有無
判定フラグ32bをセットし、搬送量カウンタ32aを
0クリアするものである。また、ステップS42で前回
の用紙検出信号のレベルがHの場合にはステップS4
3、S44を飛び越してステップS45に移行する。ス
テップS45では、用紙検出信号をデータ記憶部32に
記憶し、ステップS46で用紙ありと判定する。そし
て、ステップS47では、Cd=dか否かを判定し、C
d=dの場合には、ステップS41に移行し、Cd=d
でない場合には、ステップS34に戻る。即ち、用紙セ
ンサ26で検出した部位検出マークの後端部を印字ヘッ
ドの印字位置に合致させるまで用紙搬送を継続するので
ある。
【0039】ところで、用紙2の頭出しと部位検出マー
ク8との関係について見ると、用紙2の頭出しからすれ
ば、部位検出マーク8の後端部の検出から用紙センサ2
6と印字ヘッド22との間の距離dだけ搬送すればよ
い。ところが、ラベル紙6のピッチP2が距離dより小
さい場合には、未印字のラベル紙6の発生、即ち、ラベ
ル紙飛びが予想される。そこで、実際には、用紙2の搬
送は距離dをピッチP2で除したときの余りの値分の距
だけ行うようにしている。
【0040】次に、図11は、印字動作ルーチンを示し
ている。この印字動作は、印字指令に基づいて印字が終
了するまでの間繰り返し実行される。即ち、印字指令が
発せられると、ステップS48に移行し、1ライン印字
が実行され、ステップS49では1ライン分の用紙2の
搬送が行なわれる。ステップS50では、ラベル紙モー
ドか否かが判定され、ラベル紙モードの場合には、ステ
ップS51に移行し、搬送量カウンタ32aをインクリ
メントし、ステップS52に移行する。ステップS52
では、Cd>P2−P1か否かを判定し、Cd>P2−
P1の場合にはステップS53に移行し、用紙有無判定
フラグ32bをリセットし、ステップS54に移行す
る。また、ステップS52でCd>P2−P1でない場
合には、ステップS53を飛び越してステップS54に
移行する。ステップS54では、用紙検出信号はLレベ
ルか否かを評価し、Lレベルの場合には、ステップS5
5に移行する。ステップS55では用紙有無判定フラグ
32bはセットされているか否かを判定し、セットされ
ている場合には、ステップS56に移行して用紙なしと
判定し、ステップS57からメインルーチンに復帰す
る。
【0041】また、ステップS54において、用紙検出
信号がLレベルではないと評価された場合には、ステッ
プS59に移行し、前回評価で用紙検出信号がLレベル
であったか否かを判定し、Lレベルであった場合にはス
テップS60に移行し、用紙有無判定フラグ32bをセ
ットした後、ステップS61に移行し搬送量カウンタ3
2aを0クリアし、ステップS62に移行する。一方、
ステップS59で前回の用紙検出信号のレベルがHの場
合にはステップS60、S61を飛び越してステップS
62に移行する。ステップS62では、用紙検出信号を
データ記憶部32に記憶し、ステップS63に移行して
用紙ありと判定する。
【0042】そして、ステップS64では全ラインの印
字完了か否かを判定し、全ラインの印字完了の場合に
は、ステップS65に移行してラベル紙モードか否かを
判定する。ラベル紙モードの場合には、ステップS66
に移行し、用紙2の頭出し動作を行なってステップS5
7に移行する。ステップS65でラベル紙モードでない
と判定された場合には、頭出しを行なうことなく、ステ
ップS57に移行する。
【0043】また、ステップS50において、ラベル紙
モードではないと判定された場合には、ステップS58
に移行し、用紙検出信号がLレベルか否かが評価され
る。用紙検出信号がLレベルの場合には、ステップS5
6に移行し、用紙なしと判定する。また、用紙検出信号
がLレベルでない場合には、ステップS62に移行す
【0044】そして、ステップS64で1ラベルの全ラ
インの印字が完了していない場合には、ステップS48
に戻り、1ラベルの全ラインの印字が完了するまで、ス
テップS48以降の動作を実行することになる。
【0045】このように、印字動作では、印字指令が発
せられると、1ラベルの全ラインの印字が完了するま
で、1ライン毎の印字及び用紙搬送を繰り返し、ラベル
紙モードか否かの評価を行なう。ラベル紙モードであれ
ば、搬送量カウンタ32aの計数値をインクリメント
し、その計数値CdがCd>P2−P1の評価、即ち、
搬送量がP2−P1を越えており、用紙センサ26の検
出位置に部位検出マーク8が到来するのに十分な量だけ
搬送されたか否かを評価し、その結果が、真であれば、
用紙有無判定フラグ32bをリセットする。続いて、用
紙検出信号を評価し、それがLレベルであれば、用紙有
無判定フラグ32bがセットされているか否かを調べ
る。この用紙有無判定フラグ32bがセットされていれ
ば、用紙なしと判定し、印字動作を中止する。即ち、搬
送量がP2−P1を越えていないのにLレベルを検出し
た場合には用紙なしと判定し、印字動作を中止するので
ある。
【0046】そして、用紙検出信号がHレベルの場合、
今回用紙を搬送する前、即ち、前回記憶した用紙検出信
号がLレベルだった否かを調べる。これによって、用
紙検出信号の立上りエッジ、即ち、部位検出マーク8の
後端を検出することができる。この立上りエッジを検出
したとき、用紙有無判定フラグ32bをセットし、搬送
量カウンタ32aを初期化する。この搬送量カウンタ3
2aの初期化は、用紙検出信号の立上りエッジの検出の
度に行なわれるので、各ラベルごとに搬送量が計測さ
れ、搬送量誤差の蓄積が防止される。この結果、印字誤
差を防止できる。
【0047】次に、図12は、フィード動作ルーチンを
示している。ステップS130ではラベル紙モードか否
かを判定し、ラベル紙モードの場合にはステップS13
1に移行して用紙頭出しを行った後、ステップS132
でメインルーチンに復帰する。ステップS130でラベ
ル紙モードではない場合には、ステップS133に移行
し、印字行として1ライン分だけ用紙2を搬送し、搬送
した後、ステップS134でフィードスイッチが離れて
いるか否か、即ち、OFF状態にあるか否かを判定した
後、メインルーチンに復帰し、また、フィードスイッチ
が離れていない場合にはステップS133に戻って1ラ
イン分の用紙搬送を行う。
【0048】次に、図13、図14及び図15は、本発
明のプリンタの第2実施例を示している。第2実施例
は、用紙2の搬送精度等によって搬送量カウンタ32a
の計数値Cdと、部位検出マーク8及び用紙センサ26
間距離dとの間に生じる誤差を想定した制御方法であ
る。ここで、第1実施例において、第1の基準値とした
部位検出マーク8の幅P1にマージン値M1を加味して
第1の基準値とし、また、第1の実施例で第2の基準値
とした値(P2−P1)に対し、第2実施例では、マー
ジン値M2を加味する。なお、この第2実施例において
も、図7に示したメインルーチンの動作は共通である。
【0049】図13は、第2実施例における用紙チェッ
クルーチンを示している。ステップS70では、ラベル
紙モードか否かを判定し、ラベル紙モードの場合にはス
テップS71に移行し、搬送量カウンタ32aを0にク
リアし、ステップS72に移行する。ステップS72で
は、用紙有無判定フラグ32bをリセットし、ステップ
S73に移行する。ステップS73では、用紙検出信号
の評価、即ち、そのレベルがLレベルか否か評価し、L
レベルの場合には、ステップS74に移行して用紙2を
1ライン分搬送した後、ステップS75に移行して搬送
量カウンタ32aをインクリメントし、ステップS76
に移行する。
【0050】ステップS76では、搬送量カウンタ32
aの計数値Cdが、第1の基準値P1+M1を超えたか
否か、即ち、Cd>P1+M1か否かを判定し、Cd>
P1+M1の場合には、ステップS77に移行して用紙
なしと判定し、ステップS78に移行してメインルーチ
ンに戻る。また、ステップS76で、Cd>P1+M1
ではないと判定された場合は、ステップS73に戻る。
【0051】また、ステップS73で用紙検出信号がL
レベルではないと判定された場合には、ステップS79
に移行してCd≠0であるか否かを判定する。Cd≠0
である場合には、ステップS80に移行して搬送量カウ
ンタ32aの計数値Cdを0にクリアした後、ステップ
S81に移行し、用紙有無判定フラグ32bをセット
し、ステップS82で用紙ありと判定する。そして、ス
テップS83で用紙2の頭出し動作を実行した後、ステ
ップS78に移行する。また、ステップS79でCd≠
0ではないと判定された場合には、ステップS84に移
行し、用紙を1ライン分搬送した後、ステップS73に
戻る。
【0052】また、ステップS70でラベル紙モードで
はない、即ち、ノーマルモードが設定されている場合に
は、ステップS85に移行し、用紙検出信号がHレベル
か否かを判定し、Hレベルの場合には、ステップS86
に移行して用紙ありと判定した後、ステップS78に移
行する。ステップS85で用紙検出信号がHレベルでは
ないと判定された場合には、ステップS77に移行し、
用紙なしと判定する。
【0053】このように、この用紙チェックルーチンで
は、ラベル紙モードか否かを評価し、ラベル紙モードで
あれば、搬送量カウンタ32aの計数値Cdを0にクリ
アし、用紙有無判定フラグ32bをリセットする。ここ
で、用紙検出信号がLレベルであれば、用紙2を1ライ
ン分だけ搬送し、搬送量カウンタ32aの計数値Cdを
インクリメントし、次に、搬送量カウンタ32aの計数
値Cdが値(P1+M1)より大きいか否かを評価す
る。搬送量カウンタ32aの計数値Cdが大きければ、
用紙なしと判定する。このように、部位検出マーク8の
幅P1にマージンM1を加えて搬送量カウンタ32aの
計数値Cdを評価するので、部位検出マーク8の形成位
置、例えば、その印刷精度や、用紙2の搬送精度に誤差
が生じても、用紙有無検出の誤動作を防止できる。
【0054】次に、図14は、第2実施例における用紙
頭出し動作ルーチンを示している。ステップS90は、
Cd≠dか否かを判定する。Cd≠dの場合には、ステ
ップS91に移行し、用紙2を1ライン分搬送し、ステ
ップS92に移行する。ステップS92では、搬送量カ
ウンタ32aの計数値をインクリメントし、ステップS
93に移行する。ステップS93では、搬送量Cdが第
2の基準値(P2−P1−M2)を越えたか否か、即
ち、Cd>P2−P1−M2か否かを判定し、Cd>P
2−P1−M2の場合にはステップS94に移行し、用
紙有無判定フラグ32bをリセットし、ステップS95
に移行する。ステップS93でCd>P2−P1−M2
でない場合には、ステップS94を飛び越してステップ
S95に移行する。ステップS95では、用紙検出信号
はLレベルか否かを評価し、Lレベルの場合には、ステ
ップS96に移行する。ステップS96では用紙有無判
定フラグ32bはセットされているか否かを判定し、セ
ットされている場合には、ステップS97に移行して用
紙なしと判定し、ステップS98からメインルーチンに
復帰する。この場合、ステップS90でCd≠dでない
場合、即ち、Cd=dの場合(用紙2が既に設定されて
い場合)にも、ステップS98からメインルーチンに戻
る。
【0055】また、ステップS95において、用紙検出
信号がLレベルでない場合、即ち、用紙検出信号がHレ
ベルの場合には、ステップS99に移行し、前回の用紙
検出信号がLレベルであったか否かを評価し、Lレベル
の場合には、ステップS100に移行して用紙有無判定
フラグ32bをセットし、ステップS101に移行す
る。ステップS101では、搬送量カウンタ32aを0
にクリアし、ステップS102に移行する。また、ステ
ップS99で前回の用紙検出信号がHの場合にはステッ
プS100、S101を飛び越してステップS102に
移行する。ステップS102では、用紙検出信号をデー
タ記憶部32に記憶し、ステップS103で用紙ありと
判定する。そして、ステップS104では、Cd=dか
否かを判定し、Cd=dの場合には、ステップS98か
らメインルーチンに移行し、Cd=dでない場合には、
ステップS91に戻る。
【0056】このように、第2実施例においても、ラベ
ル紙6の頭出し動作は第1実施例と同様に行なわれる。
【0057】次に、図15は、第2実施例における印字
動作ルーチンを示している。印字指令が発せられると、
ステップS110に移行し、1ライン印字が実行され、
ステップS111では1ライン分の用紙2の搬送が行な
われる。ステップS112では、ラベル紙モードか否か
が判定され、ラベル紙モードの場合には、ステップS1
13に移行し、搬送量カウンタ32aをインクリメント
し、ステップS114に移行する。ステップS114で
は、Cd>P2−P1−M2か否かを判定し、Cd>P
2−P1−M2の場合にはステップS115に移行し、
用紙有無判定フラグ32bをリセットし、ステップS1
16に移行する。また、ステップS114でCd>P2
−P1−M2でない場合には、ステップS115を飛び
越してステップS116に移行する。ステップS116
では、用紙検出信号はLレベルか否かを評価し、Lレベ
ルの場合には、ステップS117に移行する。ステップ
S117では用紙有無判定フラグ32bはセットされて
いるか否かを判定し、セットされている場合には、ステ
ップS118に移行して用紙なしと判定し、ステップS
119からメインルーチンに復帰する。
【0058】また、ステップS116において、用紙検
出信号がLレベルではないと評価された場合には、ステ
ップS120に移行し、前回評価で用紙検出信号がLレ
ベルであったか否かを判定し、Lレベルであった場合に
はステップS121に移行し、用紙有無判定フラグ32
bをセットした後、ステップS122に移行し、搬送量
カウンタ32aの計数値Cdを0にクリアし、ステップ
S123に移行する。一方、ステップS120で前回の
用紙検出信号のレベルがHの場合にはステップS12
1、122を飛び越してステップS123に移行する。
ステップS123では、用紙検出信号をデータ記憶部3
2に記憶し、ステップS124に移行して用紙ありと判
定する。
【0059】そして、ステップS125では全ラインの
印字完了か否かを判定し、全ラインの印字完了の場合に
は、ステップS126に移行してラベル紙モードか否か
を判定する。ラベル紙モードの場合には、ステップS1
27に移行し、用紙2の頭出し動作を行なってステップ
S119に移行する。ステップS126でラベル紙モー
ドでないと判定された場合には、頭出しを行なうことな
く、ステップS119に移行する。
【0060】また、ステップS112において、ラベル
紙モードではないと判断した場合には、ステップS12
8に移行し、用紙検出信号がLレベルか否かを評価す
る。用紙検出信号がLの場合には、ステップS118に
移行し、用紙なしと判定する。また、用紙検出信号がL
レベルでない場合には、ステップS123に移行する。
即ち、ノーマルモードで用紙検出信号がLレベルの場合
には、ステップS118に移行して用紙なしと判定し、
また、Hレベルの場合には、ステップS123に移行し
てその用紙検出信号を記憶するのである。
【0061】そして、ステップS125で全ラインの印
字が完了していない場合には、ステップS110に戻
り、全ラインの印字が完了するまで、ステップS110
以下の動作を実行することは第1実施例と同様である。
【0062】このように、第2実施例においても、印字
動作が開始されると、1ライン分の印字を行い、用紙2
を1ライン分だけ搬送する。次に、ラベル紙モードであ
れば、搬送量カウンタ32aの計数値Cdをインクリメ
ントし、搬送量カウンタ32aの計数値Cdが(P1−
P2−M2)より大きいか否かを評価する。ここで、搬
送量カウンタ32aの計数値Cdが大きければ、用紙有
無判定フラグ32bをリセットする。このように、用紙
有無判定フラグ32bをラベル紙6の長さより、M2だ
け手前でリセットするので、ラベル紙6のピッチP2の
ばらつきや搬送精度による搬送量誤差があっても、用紙
有無検出の誤動作を避けることができる。第2実施例の
印字動作においても、搬送量カウンタ32aの計数値C
dは、用紙検出信号が立ち上がる度に0値にクリアされ
るので、搬送量誤差が累積することはなく、この点から
も印字位置精度を高めることができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
用紙搬送量を計数し、この計数値に基づいて単一の用紙
検出手段を以て用紙の有無検出と、その部位検出マーク
の有無の双方の判定を高精度に行なうことができ、用紙
の搬送制御及び印字制御を実現でき、しかも、部品点数
の削減で製造コストの低減を図ることができる。また、
電源投入時等に部位検出マークを検出していても用紙な
しとはならず、確実に用紙の検出を行うことができ、検
出対象がマークを有さないものであることやラベル紙で
ないものであることも検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリンタの第1実施例を示すブロック
図である。
【図2】図1に示したプリンタにおける制御部の一構成
例を示すブロック図である。
【図3】用紙の背面図である。
【図4】図1に示したプリンタにおける用紙センサの一
例を示す図である。
【図5】図4に示す用紙センサのセンサ回路の一例を示
す回路図である。
【図6】用紙及び用紙検出信号を示す図である。
【図7】プリンタの制御動作のメインルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図8】用紙チェックルーチンを示すフローチャートで
ある。
【図9】待機動作ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図10】用紙頭出しルーチンを示すフローチャートで
ある。
【図11】印字動作ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図12】フィード動作ルーチンを示すフローチャート
である。
【図13】本発明のプリンタの第2実施例における用紙
チェックルーチンを示すフローチャートである。
【図14】本発明のプリンタの第2実施例における用紙
頭出しルーチンを示すフローチャートである。
【図15】本発明のプリンタの第2実施例における印字
動作ルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 用紙 4 台紙 6 ラベル紙 8 部位検出マーク 10 プラテンロール(搬送手段) 18 制御部(制御手段) 26 用紙センサ(用紙検出手段) 32a 搬送量カウンタ(搬送量検出手段)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字部位の基準となる部位検出マークを
    一定のピッチで備えた用紙に印字するプリンタであっ
    て、 前記用紙を搬送する搬送手段と、 前記用紙の有無又は前記部位検出マークを表す検出出力
    を発生する用紙検出手段と、 前記用紙の搬送量を検出する搬送量検出手段と、 前記搬送手段によって搬送動作を行い、前記用紙検出手
    段が用紙なし又は部位検出マークを表す検出出力を発生
    したときから前記搬送量検出手段が検出する搬送量が第
    1の基準値を越える期間まで、用紙なし又は部位検出マ
    ークを表す検出出力を継続したとき、用紙なしと判定
    、搬送量が前記第1の基準値以下の期間内に用紙なし
    又は部位検出マークを表す検出出力から用紙ありを表す
    検出出力に変化したとき、前記部位検出マークであると
    判定し、これら判定出力を以て前記搬送手段を制御する
    制御手段と、 を備えたことを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記部位検出マークを
    判定後、前記用紙検出手段が前記部位検出マークの後端
    を検出した時点から前記搬送量検出手段で前記搬送手段
    の搬送量を検出し、この搬送量が第2の基準値以下の期
    間に前記用紙検出手段が用紙なし又は前記部位検出マー
    クを表す検出出力を発生したとき、用紙なしと判定する
    ことを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
  3. 【請求項3】 印字すべき用紙を搬送する搬送手段と、 前記用紙の有無を表す検出出力を発生する用紙検出手段
    と、 前記用紙の搬送量を検出する搬送量検出手段と、 前記搬送手段によって搬送動作を行い、前記用紙検出手
    段から前記用紙があることを表す前記検出出力が得ら
    れ、かつ、前記搬送量検出手段に前記搬送量が存在して
    いるとき、前記搬送量を初期値に復帰させた後、前記用
    紙がある旨の判定出力を発生する判定処理を行い、その
    判定出力を以て前記搬送手段を制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とするプリンタ。
  4. 【請求項4】 印字すべき用紙を搬送する搬送手段と、 前記用紙の有無を表す検出出力を発生する用紙検出手段
    と、 前記用紙の搬送量を検出する搬送量検出手段と、 電源投入後、前記用紙検出手段が用紙なしを表す検出出
    力を発生している場合に前記搬送手段によって搬送動作
    を行い、前記搬送量検出手段が検出する搬送動作の開始
    からの搬送量が第1の基準値以下の期間内に前記用紙検
    出手段が用紙ありを表す検出出力を発生したとき、前記
    用紙がある旨の判定出力を発生する判定処理を行い、そ
    の判定出力を以て前記搬送手段を制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とするプリンタ。
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