JP2000355127A - カラープリンタシステム - Google Patents

カラープリンタシステム

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JP2000355127A
JP2000355127A JP11169644A JP16964499A JP2000355127A JP 2000355127 A JP2000355127 A JP 2000355127A JP 11169644 A JP11169644 A JP 11169644A JP 16964499 A JP16964499 A JP 16964499A JP 2000355127 A JP2000355127 A JP 2000355127A
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JP11169644A
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Yosuke Wakizaka
陽介 脇坂
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Funai Electric Co Ltd
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 カラープリンタシステム10は、インクジェ
ットプリンタ12およびPc14を含む。インクジェッ
トプリンタ12では、電源がオンされると、CPU16
の指示に従って制御回路20が駆動され、用紙トレイか
ら用紙が一枚取り出される。取り出された用紙に対し
て、反射型センサ26の発光部から光が発せられ、用紙
を透過した透過光が透過光センサ28で検出される。透
過光センサ28は、透過光に含まれる3原色のデータに
基づいて色温度を測定する。また、厚みセンサ30で用
紙の厚みが測定される。PC14は、CPU16から送
信される色温度と用紙の厚みに応じて色情報を判定す
る。色識別した色に応じて印字データの色および印字濃
度(インクの噴射量)を決定して、印字を実行する。 【効果】 取り出した用紙で用紙色を検出しているの
で、誤検出がなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はカラープリンタシステ
ムに関し、特にたとえば用紙の色に応じた色で情報を印
字する、カラープリンタシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のプリンタシステムの一例
が、平成2年1月16日付で出願公開された特開平2−
11355号公報[B41J 2/525,B41J
35/16]あるいは平成10年2月10日付けで出願
公開された特開平10−35022号公報[B41J
2/525,C06F 3/12]号公報等に開示され
ている。これらのプリンタでは、いずれも用紙の色を検
知するために反射光を利用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように反射光を利
用する従来技術では、誤検出を生じることがある。たと
えば、同じ赤であっても薄い赤を重ねると濃い赤に見え
る。つまり、用紙カセットに積層された状態で用紙の色
(用紙色)を検出した場合には、明度が変わり正確な用
紙色を判断することができない。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、用
紙色の御検出を可及的抑制できる、カラープリンタシス
テムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、任意の色の
用紙上に情報を任意の色で印字するカラープリンタシス
テムにおいて、用紙を1枚取り出し、その取り出した用
紙を用いて色識別することを特徴とする、カラープリン
タシステムである。
【0006】
【作用】カラープリンタシステムでは、ホストからの指
示に従ってプリンタは任意の情報(画像,文字など)を
用紙に印字する。この場合カラープリンタシステムで
は、プリンタの電源がオンされた場合や用紙カセットを
交換した場合に、用紙カセットに積層された用紙を1枚
取り出して、取り出した用紙を用いて色識別をする。し
たがって、正確な用紙色を識別することができる。
【0007】具体的には、透過光を利用して用紙色を検
出する。すなわち、この発明の或る局面では、発光部か
ら用紙に光が照射され、受光部は用紙を透過した透過光
を受光する。色情報検出手段が受光部の出力(透過光)
に基づいて用紙の色情報を検出する。この局面では透過
光を利用するので、正確な色を識別することができる。
【0008】なお、厚み測定手段を設け、その厚み測定
手段によって、取り出した用紙の厚みを測定し、この厚
みに基づいて用紙情報を補正するようにしてもよい。こ
の場合、用紙の色の彩度が補正され、さらに正確な色を
識別できる。
【0009】また、印字色決定手段は、検出した用紙色
によって印字色を決定するが、好ましくは、用紙色に対
して補色の関係にある印字色を選択する。
【0010】ただし、明度や彩度によって印字濃度を変
えることも可能である。たとえば、明度が低い場合に
は、印字濃度を高くする。また、彩度が低い場合にも、
印字濃度を高くする。
【0011】
【発明の効果】この発明によれば、用紙を1枚取り出し
て色を検出するので、正確に用紙色を識別することがで
き、識別した用紙色に最適の印字色で印字することがで
きる。
【0012】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0013】
【実施例】図1を参照して、この実施例のカラープリン
タシステム10は、カラー用のインクジェットプリンタ
12およびパーソナルコンピュータ(PC)14を含
む。インクジェットプリンタ12はCPU16を含み、
CPU16はバス18を介して制御回路20,バッファ
メモリ22およびインタフェース24と接続される。制
御回路20は、反射型センサ26,透過光センサ28,
厚みセンサ30,モータ34およびキャリッジ36に接
続される。また、インクジェットプリンタ12は、イン
タフェース24を介してPC14に接続される。
【0014】また、インクジェットプリンタ12は、図
2のように示される。つまり、図1に示す反射型センサ
26,透過光センサ28,厚みセンサ30およびキャリ
ッジ36が、図2のように配置される。インクカートリ
ッジ32がキャリッジ36に装着され、反射型センサ2
6がキャリッジ36に取り付けられる。図3から分かる
ように、キャリッジ36はタイミングベルト44の所定
位置に固定され、用紙42aの主走査方向に移動され
る。また、キャリッジ36にはコネクタ36aが設けら
れ、図示しないFPCケーブルが差し込まれ、制御回路
20と接続される。したがって、噴射口(ノズル)32
aからインクを噴射するためのノズルデータ(印字デー
タおよび噴射量に関するデータ)が、制御回路20から
FPCケーブルを介してキャリッジ36に与えられる。
なお、図3は、図2に示すインクジェットプリンタ12
を用紙42aの搬送経路の上流側から見た図である。図
2に戻って、透過光センサ28は反射型センサ26の直
線上に設けられ、厚みセンサ30は透過光センサ28と
搬送ローラ38との間に設けられる。さらに、インクジ
ェットプリンタ12はピックアップローラ40および用
紙カセット42を含み、用紙トレイ42には、用紙42
aが積層される。
【0015】インクジェットプリンタ12は、PC14
から送信されたノズルデータに従って印刷処理を実行す
る。なお、インクの噴射量に関するデータは、用紙42
aの種類(用紙種類)によって異なり、PC14で用紙
プロパティが設定され、その用紙プロパティ(用紙種
類)に応じて噴射量が決定される。なお、PC14から
送信されたノズルデータに含まれる印字データは、イン
ターフェイス24を介してバッファメモリ22に保持さ
れる。また、PC14から送信された噴射量に関するデ
ータがCPU16に設けられたメモリ16bに記憶され
る。
【0016】印刷が開始されると、CPU16は制御回
路20を指示して、モータ34を駆動し、フィードロー
ラ38を回転駆動し、用紙42aを印刷開始位置に搬送
する。用紙42aが印刷開始位置に搬送されると、噴射
量に関するデータに基づいて制御回路20を指示し、バ
ッファメモリ22に保持された印字データを制御回路2
0を介してキャリッジ36に与える。このノズルデータ
(印字データおよび噴射量に関するデータ)に応じてノ
ズル32aが制御されるとともに、キャリッジ36が主
走査方向に走査される。このようにして、用紙42aに
PC14から送信された印字データが印字される。印字
が終了すると、たとえば図示しないドライヤでインクが
乾燥され、用紙42aがインクジェットプリンタ12か
ら排出される。
【0017】このインクジェットプリンタ12では、主
電源がオンされた場合に、用紙カセット42に積層され
た用紙42aを1枚取り出し、取り出した用紙42aを
用いて用紙42aの色識別が実行される。なお、主電源
がオンされた場合だけでなく、用紙カセット42が交換
された場合にも色識別を実行するようにしてもよい。こ
の場合には、用紙カセット42の着脱を検出するための
センサを設ければよい。
【0018】動作において、インクジェットプリンタ1
2の主電源がオンされると、ピックアップローラ40が
用紙42aを一枚取り出し、取り出された用紙42aが
フィードローラ38によって用紙42aの先端が測定位
置Aを越える位置まで搬送される。つまり、反射型セン
サ26で用紙42aを検出するまで、用紙42aを搬送
する。この動作と平行して、キャリッジ36は、図3に
示すように、透過光センサ28に対面する位置に移動さ
れる。続いて、CPU16の指示に従って反射型センサ
26の発光部(図示せず)から光が発せられる。用紙4
2aを透過した透過光は、透過光センサ28で受光され
る。透過光センサ28はRGBフィルタ(図示しない)
を含み、RGBフィルタによって抽出された三原色のデ
ータに基づいて色温度を測定する。測定した色温度のデ
ータ(色温度データ)が制御回路20を介してCPU1
6に与えられる。CPU16は、色温度データをメモリ
16aに格納する。
【0019】また、用紙42aで反射された反射光が反
射型センサ26の受光部(図示せず)で受光され、この
反射光によって反射型センサ26に発生した電圧がCP
U16に与えられる。CPU16は、反射型センサ26
から出力された反射光に対応する電圧に基づいて用紙4
2aの反射率を検出する。つまり、反射型センサ26は
一定電圧で発光するように駆動されるため、この一定電
圧と反射光による電圧とによって反射率を検出すること
ができる。CPU16は、検出した反射率のデータ(反
射率データ)をメモリ16aに格納する。
【0020】次にCPU16は、制御回路20を指示し
て厚みセンサ30を制御する。厚みセンサ30は、図3
から分かるように、コの字状に形成され、この厚みセン
サ30の上側部材(L字が180度回転された部分)3
0aが上下に駆動できる。したがって、制御回路20の
指示に従って、上側部材30aの水平部分と下側部材3
0bとの間に用紙42aを挟んで、用紙42aの厚みを
測定することができる。つまり、厚みセンサ30は用紙
42aの厚みをノギスで測定する場合と同様に測定し、
測定した用紙42aの厚みのデータ(厚みデータ)が制
御回路20を介してCPU16に与えられる。CPU1
6は、この厚みデータをメモリ16aに格納する。
【0021】CPU16は、用紙42aの色温度デー
タ,反射率データおよび厚みデータ(用紙データ)を検
出すると、制御回路20を指示して、モータ34を駆動
し、フィードローラ38を逆回転させ、用紙42aを測
定位置A(印刷開始位置)より上流側に戻す。つまり、
反射型センサ26で用紙42aを検出しなくなるまで、
フィードローラ38を逆回転させる。そして、CPU1
6は、メモリ16aに記憶した用紙データをインタフェ
ース24を介してPC14に転送する。
【0022】上述のような動作を、CPU16は図4お
よび図5に示すフロー図に従って処理する。インクジェ
ットプリンタ12の主電源がオンされると、CPU16
は処理を開始し、ステップS1で用紙42aの先端が測
定位置Aを越えるまで、用紙42aを搬送する。続くス
テップS3では、用紙データの測定処理を実行して、ス
テップS5で測定した用紙データをPC14に転送す
る。用紙データの転送が終了すると、ステップS7で用
紙42aを印刷開始位置より上流側に戻して、処理を終
了する。
【0023】図5に示すように、用紙データの測定処理
が開始されると、ステップS11で反射型センサ26を
発光する。続くステップS13で透過光センサ28から
出力された色温度データを読み取り、ステップS15
で、読み取った色温度データをメモリ16aに記憶す
る。そして、ステップS17では、厚みセンサ30を駆
動し、ステップS19で厚みセンサ30から出力された
厚みデータを読み取り、ステップS21で用紙42aの
厚みをメモリ16aに記憶する。さらに、ステップS2
3で反射型センサ26で検出された反射光に対応する電
圧を読み取り、この電圧に基づいて用紙42aの反射率
データを測定する。続くステップS25では、測定した
反射率データをメモリ16aに記憶して、リターンす
る。
【0024】インクジェットプリンタ12から用紙デー
タが転送されると、PC14は転送された用紙データを
メモリ14aに一旦記憶する。PC14は、この用紙デ
ータに基づいて用紙42aの色(色情報)を識別し、ま
た用紙42aの種類(用紙種類)を判定する用紙情報
(色情報および用紙種類)の判定処理を実行する。続い
て、PC14は、この用紙情報に基づいて、印字色およ
び印字濃度(インクの噴射量)を決定する。
【0025】つまり、PC14は、色温度データを参照
して、色相,明度および彩度(色情報)を判定する。P
C14は、判定した色相に基づいて、用紙42aが色付
き用紙かどうかを判定することができる。色付き用紙で
あれば、PC14は、厚みデータに基づいて、用紙42
aの彩度を補正する。つまり、用紙42aの厚みに応じ
て透過光センサ28で検出する光量が異なるため、用紙
42aの厚みに応じて正確な彩度に補正する必要があ
る。具体的には、厚みの異なる用紙42aを用いて測定
したデータのテーブルAがPC14のメモリ14bに記
憶されており、このテーブルAを用いて、厚みデータに
基づいて彩度が補正される。このように、判定された色
相、明度および補正された彩度がメモリ14cに記憶さ
れる。
【0026】続いて、PC14は、メモリ14aに記憶
された反射率データに基づいて、用紙種類を判定する。
つまり、反射率の大小によって用紙42aの表面の粗さ
を検出することができ、検出した用紙42aの表面の粗
さから、OHP用紙,光沢紙,再生紙,上質紙および普
通紙などの用紙種類を判定することができる。この用紙
種類の判定もまた、予め上述のような異なる種類の用紙
42aを用いて測定して得られたデータのテーブルBが
メモリ14bに記憶されており、このテーブルBを用い
て、反射率データに基づいて用紙種類が判定される。P
C14は、判定した用紙種類をメモリ14bに記憶す
る。用紙種類が判定されると、この用紙種類に基づいて
用紙プロパティが変更される。したがって、用紙種類に
応じてプリンタドライバに設定されている標準のインク
の噴射量が決定される。なお、用紙42aが色付き用紙
でなければ、用紙種類のみが判定される。
【0027】用紙情報の判定終了すると、PC14は、
続いて印字色および印字濃度の決定処理を実行する。用
紙42aが色付き用紙の場合には、メモリ14aに記憶
された色相に基づいて印字色(印字データの色)を補色
に変更する。また、用紙42aの明度および色彩に基づ
いてインクの噴射量を調整する。つまり、明度が低い場
合には、標準の噴射量から増やす。また、彩度も明度と
同様に、明度が低い場合には標準の噴射量から増やす。
このインクの噴射量についても、様々な明度および彩度
の用紙42aを用いて測定したデータのテーブルCがメ
モリ14bに記憶されており、このテーブルCを用いて
明度および彩度から噴射量が調整される。なお、明度お
よび彩度が高い場合には、白色により近似する色になる
ため、標準の噴射量でも十分に印字後の画像を識別する
ことができる。
【0028】また、厚みデータに基づいて、彩度および
明度に応じて調整されたインクの噴射量がさらに微調整
される。つまり、用紙42aの厚みが標準の厚みより大
きい場合にはインクの噴射量を増やし、用紙42aの厚
みが標準より厚みが小さい場合にはインクの噴射量を減
らす。なお、標準の厚みの場合には、噴射量は微調整さ
れない。また、用紙42aが色付きでない場合には、厚
みのみに基づいてインクの噴射量が微調整される。
【0029】上述のような動作をPC14は図6〜図8
に示すフロー図に従って処理する。図6に示すように、
PC14の主電源がオンされると、PC14は処理を開
始し、ステップS31でCPU16からデータが転送さ
れたかどうかを判断する。ステップS31で“NO”で
あれば、データが転送されていないと判断し、そのまま
ステップS31に戻る。一方、ステップS31で“YE
S”であれば、データが転送されたと判断し、ステップ
S33で用紙情報(色情報および用紙種類)の判定処理
を実行し、ステップS35で用紙プロパティ(用紙種
類)を変更する。つまり、用紙種類に応じたインクの標
準の噴射量が決定される。続いて、ステップS37で、
印字色および印字濃度(インクの噴射量)の決定処理を
実行して、処理を終了する。
【0030】図7に示すように、用紙情報の判定処理が
開始されると、ステップS41でメモリ14aに記憶さ
れた色温度データを参照して、色相,明度および色彩を
判定する。続くステップS43では、色相に基づいて用
紙42aが色付き用紙かどうかを判断する。ステップS
43で“NO”であれば、用紙42aが色付き用紙でな
いと判断し、ステップS49に進む。一方、ステップS
43で“YES”であれば、用紙42aが色付き用紙で
あると判断して、ステップS45で、メモリ14aに記
憶された厚みデータに基づいて、用紙42aの色彩を補
正する。続くステップS47で、判定した色相,明度お
よび補正した色彩(色情報)をメモリ14cに記憶す
る。ステップS49では、メモリ14aに記憶された反
射率データに基づいて用紙42aの種類(用紙種類)を
判定する。用紙種類が判定されると、ステップS51で
判定した用紙種類をメモリ14bに記憶して、リターン
する。
【0031】図8に示すように、印字色および印字濃度
の決定処理が開始されると、ステップS61でメモリ1
4cに記憶された色相に基づいて用紙42aが色付き用
紙であるかどうかを判断する。ステップS61で“YE
S”であれば、用紙42aが色付き用紙であると判断
し、この色相に基づいて印字色(印字データの色)を補
色に変更する。続くステップS65では、メモリ14c
に記憶された明度および彩度に基づいてインクの噴射量
を調整して、つまり印字色を決定して、ステップS67
に進む。
【0032】一方、ステップS61で“NO”であれ
ば、用紙42aが色付き用紙でないと判断し、そのまま
ステップS67に進む。ステップS67では、メモリ1
4aに記憶された厚みデータに基づいて、厚みが標準で
あるかどうかを判断する。ステップS67で“YES”
であれば、標準の厚みであると判断し、リターンする。
【0033】一方、ステップS67で“NO”であれ
ば、標準の厚みでないと判断して、厚みに応じた噴射量
の微調整の処理を実行する。つまり、ステップS69で
用紙42aの厚みが標準の厚みより大きいかどうかを判
断する。ステップS69で“YES”であれば、厚みが
標準より大きいと判断し、ステップS71で、ステップ
S65で調整した噴射量または標準の噴射量から噴射量
を増加して、リターンする。一方、ステップS69で
“NO”であれば、用紙42aの厚みが標準より小さい
と判断し、ステップS73で、ステップS65で調整し
た噴射量または標準の噴射量から噴射量を減らして、リ
ターンする。
【0034】この実施例によれば、用紙を1枚取り出し
て用紙色を検出するので、正確に用紙色を識別すること
ができ、識別した用紙色に最適の印字色で印字すること
ができる。
【0035】なお、この実施例では、用紙の色情報およ
び用紙情報に基づいて、印字色および噴射量を決定する
ようにしたが、色情報のみに基づいて印字色および噴射
量を決定しても、十分に効果を得ることができる。この
場合には、反射型センサを用いて反射率データを測定す
る必要がない。つまり、図5のステップS23およびS
25を削除し、また図6のステップS35を削除し、さ
らに図7のステップS49およびS51を削除すればよ
い。
【0036】また、この実施例では、カラー用のインク
ジェットプリンタについて示したが、カラー用のレーザ
プリンタを用いていもよい。この場合、印字濃度は現像
剤の密度を調整することによって変更できる。しかし、
カラー用のレーザプリンタの場合には現像剤が用紙の表
面に付着されるため、用紙の厚みに応じて現像剤の密度
を調整する必要はない。つまり、図8に示すフロー図の
ステップS67〜ステップS73が省略される。
【0037】さらに、カラー用のレーザプリンタにおい
て、複数の用紙トレイが設けられている場合には、それ
ぞれの用紙トレイに対応して、用紙データを検出するセ
ンサを設けて、主電源がオンされた時にすべての用紙ト
レイについて用紙データの検出処理を実行し、それぞれ
の用紙トレイに保持された用紙色を検出すればよい。ま
た、用紙トレイが交換された場合には、交換された用紙
トレイの用紙データのみを更新すればよい。なお、この
場合、用紙の搬送経路は1つであるため、検出に用いた
用紙は一旦プリンタから排出される。
【0038】さらにまた、この実施例では、反射型セン
サ、透過光センサを用いて、用紙データを検出するよう
にしたが、図9(A)に示すように、発光部および受光
部をそれぞれ2つ設け、透過光を透過光センサで検出
し、反射光を反射光センサで検出するようにしてもよ
い。また、図9(B)に示すように、偏光プリズムを使
用して、1つの発光部および2つの受光部を設け、偏光
プリズムで光を分散させ、透過光を透過光センサで検出
し、反射光を反射光センサで検出するようにしてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す図解図である。
【図2】図1実施例に示すインクジェットプリンタの図
解図である。
【図3】図1実施例に示すインクジェットプリンタの正
面図である。
【図4】図1実施例に示すCPUの処理の一部を示すフ
ロー図である。
【図5】図1実施例に示すCPUの処理の他の一部を示
すフロー図である。
【図6】図1実施例に示すPCの処理の一部を示すフロ
ー図である。
【図7】図1実施例に示すPC14の処理の他の一部を
示すフロー図である。
【図8】図1実施例に示すPC14の処理のその他の一
部を示すフロー図である。
【図9】インクジェットプリンタにおいて、用紙データ
を検出するためのセンサの他の例を示す図解図である。
【符号の説明】
10 …カラープリンタシステム 12 …インクジェットプリンタ 14 …PC 16 …CPU 20 …制御回路 26 …反射型センサ 28 …透過光センサ 30 …厚みセンサ 32 …インクカートリッジ 36 …キャリッジ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】任意の色の用紙上に情報を任意の色で印字
    するカラープリンタシステムにおいて、 用紙を1枚取り出し、その取り出した用紙を用いて色識
    別することを特徴とする、カラープリンタシステム。
  2. 【請求項2】前記取り出した用紙に光を照射する発光
    部、前記光が前記用紙を透過した透過光を受光する受光
    部、および前記受光部の出力に基づいて前記用紙の色情
    報を検出する色情報検出手段を備える、請求項1記載の
    カラープリンタシステム。
  3. 【請求項3】前記取り出した用紙の厚みを測定する厚み
    測定手段、および前記厚みに応じて前記色情報を補正す
    る補正手段をさらに備える、請求項2記載のカラープリ
    ンタシステム。
  4. 【請求項4】前記色情報は色相を含み、 前記色相に基づいて印字色を決定する印字色決定手段を
    さらに備える、請求項2または3記載のカラープリンタ
    システム。
  5. 【請求項5】前記印字決定手段は補色を選択する、請求
    項4記載のカラープリンタシステム。
  6. 【請求項6】前記色情報は明度および彩度をさらに含
    み、 前記明度および前記彩度に基づいて印字濃度を変更する
    濃度変更手段をさらに備える、請求項4または5記載の
    カラープリンタシステム。
JP11169644A 1999-06-16 1999-06-16 カラープリンタシステム Withdrawn JP2000355127A (ja)

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