JPH11170678A - 記録装置および記録制御方法並びに記録制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

記録装置および記録制御方法並びに記録制御プログラムを記録した記録媒体

Info

Publication number
JPH11170678A
JPH11170678A JP33867897A JP33867897A JPH11170678A JP H11170678 A JPH11170678 A JP H11170678A JP 33867897 A JP33867897 A JP 33867897A JP 33867897 A JP33867897 A JP 33867897A JP H11170678 A JPH11170678 A JP H11170678A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
recording
detection
medium
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33867897A
Other languages
English (en)
Inventor
Masafumi Wataya
雅文 綿谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP33867897A priority Critical patent/JPH11170678A/ja
Publication of JPH11170678A publication Critical patent/JPH11170678A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の検知センサの検知結果を基に被記録媒
体の種類(普通紙、OHP用紙、コート紙等)を正確に
判定することを可能にする。 【解決手段】 発光素子と受光素子から成る少なくとも
2個の被記録媒体検知センサ112A、112Bを給紙
中の被記録媒体110の両面側にほぼ対向して配置し、
各検知センサ112A、112Bを交互に点灯/ 消灯さ
せることで被記録媒体110の両面に関する反射光検知
出力と透過光検知出力を得る。MPU201は各検知セ
ンサ112A、112Bのこれら検知内容を基に被記録
媒体の種類を判定し、この判定結果と予め不揮発性メモ
リ207に記憶されている被記録媒体の種類とを比較
し、比較結果に基づいて誤操作、誤積載、誤記録等の操
作ミスを回避する制御や報知を行なう。検知センサの少
なくとも1個112Aをキャリッジに搭載することで被
記録媒体のサイズも同時に監視できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用紙等の被記録媒
体に文字・画像等をプリントする記録装置(印字装置、
プリンタ、あるいは印刷装置等とも称される)および記
録制御方法並びに記録制御プログラムを記録した記録媒
体に関し、特に記録装置における被記録媒体の種類の指
示および種類の検知に関する。
【0002】また、本発明の記録装置は、記録機能を有
する複写装置、ファクシミリ装置等も含まれる。更に、
本発明は、被記録媒体の材質等の特性に応じて適切に記
録制御を行なうのが好ましい記録装置、例えばインクジ
ェット記録方式の記録装置に好適である。
【0003】
【従来の技術】従来から、複数の用紙積載部(被記録媒
体積載部)を有する記録装置においては、各用紙積載部
に積載されている媒体の用紙サイズを検出するため、各
用紙積載部に用紙サイズ検出手段を備えるものが一般的
である。更に改善を加えた提案もなされており、特開昭
62−65846号公報によれば、各用紙積載部毎にサ
イズ検知手段を設けることなく、記録装置操作部から各
用紙積載部の積載紙サイズを指示し、その内容を不揮発
性メモリ(例えば、EEPROM等)に記憶/読みだし
する方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年特にインク
ジェット式プリンタにおいて被記録媒体は多種多様化す
る傾向にあり、その記録品位は被記録媒体に依存すると
ころが大きく、被記録媒体の種類に応じて最適な記録制
御を行なうために被記録媒体を種別(種類の分別)し、
その種別結果に応じて記録制御を行なうものが提案(特
開平6−15861号公報)されている。
【0005】しかしながら、何れの従来例においても用
紙積載部に積載される紙サイズのみを検出や種別の対象
としている。このため、被記録媒体の中で、例えば、オ
ーバーへッドプロジェクタ用紙(以下、OHP用紙と称
する)、コート紙、光沢紙、バックプリントフィルム、
布、等)の判別ができないという解決すべき点があっ
た。
【0006】更には、従来例(特開昭62−65846
号公報)においては、操作部からの紙サイズ指示に誤指
示があった場合、または用紙積載部に既に指示された紙
サイズと異なるサイズの紙が誤積載された場合には、所
望に反した紙が給紙され、その状態のまま記録が続行さ
れてしまうという解決すべき点があった。
【0007】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、複数の被記録媒体検知手段の検知結果
を基に被記録媒体の種類を正確に判定することのできる
記録装置および記録制御方法並びに記録制御プログラム
を記録した記録媒体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、用紙等の被記録媒体に文字・画
像等をプリントする記録装置において、前記被記録媒体
を積載する複数の被記録媒体積載部と、指示操作を行な
うための操作手段と、該操作手段からの指示により各前
記被記録媒体積載部に積載された被記録媒体の種類を記
憶する不揮発性メモリと、前記被記録媒体を検知する複
数の被記録媒体検知手段と、該複数の被記録媒体検知手
段の検知出力に基づいて当該被記録媒体の種類を判定す
る被記録媒体判定手段と、該被記録媒体判定手段からの
判定結果と前記不揮発性メモリの記憶内容とを比較する
比較手段と、前記不揮発性メモリの前記記憶内容と前記
比較手段の比較結果とに基づいて記録動作の制御を行な
う制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0009】ここで、前記複数の被記録媒体検知手段
は、前記被記録媒体の反射光量と透過光量を検知すると
してよい。
【0010】また、前記複数の被記録媒体検知手段は、
それぞれ発光ダイオードと受光用フォトダイオードから
構成され、交互に点灯と消灯を繰り返すことにより前記
被記録媒体の反射光量と透過光量を検知するとしてよ
い。
【0011】更に、前記被記録媒体判定手段は、前記被
記録媒体検知手段を介して各種被記録媒体により検知さ
れる反射光/透過光の出力レべルおよび該出力の変動周
期の違いを基に、当該被記録媒体の種類を判定するとし
てよい。
【0012】更に、前記複数の被記録媒体検知手段のう
ちの少なくとも1個は、被記録媒体の搬送経路の幅方向
に移動されるとしてよい。
【0013】更に、前記複数の被記録媒体検知手段のう
ちの少なくとも1個は、記録ヘッドを搭載して水平走査
させるキャリッジ上に設置されるとしてよい。
【0014】請求項7の発明は、用紙等の被記録媒体に
文字・画像等をプリントする記録装置において、前記被
記録媒体を積載する複数の被記録媒体積載部と、指示操
作を行なうための操作手段と、該操作手段からの指示に
より各前記被記録媒体積載部に積載された被記録媒体の
種類およびサイズを記憶する不揮発性メモリと、記録手
段へ搬送中の前記被記録媒体の表面および裏面からの反
射光および透過光を検知する複数の被記録媒体検知手段
であって、そのうちの少なくとも1個は、前記被記録媒
体の搬送経路の幅方向に移動する移動物体上に搭載され
た複数の被記録媒体検知手段と、前記複数の被記録媒体
検知手段を介して各種被記録媒体により検知される反射
光/透過光の出力レべルおよび該出力の変動周期の違い
を基に、当該被記録媒体の種類およびサイズを判定する
被記録媒体判定手段と、該被記録媒体判定手段からの判
定結果と前記不揮発性メモリの記憶内容とを比較する比
較手段と、前記不揮発性メモリの前記記憶内容と前記比
較手段の比較結果とに基づいて記録動作の制御を行なう
制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0015】ここで、前記制御手段は、前記被記録媒体
判定手段からの判定結果に基づいて、1つの画像領域に
対する走査回数を変更したり、1走査毎に分割されるプ
リント領域をマスキングするマスクパターンを変更した
り、その分割されるプリント領域の大きさを変更した
り、あるいは分割片方向プリントまたは両方向プリント
を適宜選択したりする記録制御の少なくとも1つを遂行
するとしてよい。
【0016】また、前記制御手段は、前記被記録媒体判
定手段の判定結果と前記不揮発性メモリの前記記憶内容
が異なる場合は前記操作手段を介してその旨を報知する
としてよい。
【0017】更に、前記制御手段は、前記被記録媒体判
定手段の判定結果と前記不揮発性メモリの前記記憶内容
が異なる場合は記録動作を停止するとしてよい。
【0018】更に、前記被記録媒体にインクを吐出して
記録を行なう記録ヘッドを有するとしてよい。
【0019】更に、前記記録ヘッドは、熱エネルギーを
利用してインクに気泡を生じさせ、該気泡の生成に伴っ
てインクを吐出するとしてよい。
【0020】請求項13の発明は、用紙等の被記録媒体
に文字・画像等をプリントする記録装置の記録制御方法
において、操作手段からの指示により複数の被記録媒体
積載部に積載された被記録媒体の種類を不揮発性メモリ
に記憶する記憶ステップと、記録手段へ搬送中の前記被
記録媒体を複数の被記録媒体検知手段を用いて検知する
検知ステップと、該複数の被記録媒体検知手段の検知出
力に基づいて当該被記録媒体の種類を判定する判定ステ
ップと、該判定ステップでの判定結果と前記不揮発性メ
モリの記憶内容とを比較する比較ステップと、該比較ス
テップの比較結果により前記判定ステップでの判定結果
と前記不揮発性メモリの前記記憶内容が異なる場合は記
録動作を停止する停止ステップとを有することを特徴と
する。
【0021】請求項14の発明は、用紙等の被記録媒体
に文字・画像等をプリントする記録装置の記録制御方法
において、操作手段からの指示により複数の被記録媒体
積載部に積載された被記録媒体の種類およびサイズを不
揮発性メモリに記憶する記憶ステップと、記録手段へ搬
送中の前記被記録媒体を、搬送中の該被記録媒体の裏面
と表面位置にそれぞれ配置され、そのうちの少なくとも
1個は、前記被記録媒体の搬送経路の幅方向に移動する
移動物体上に搭載された複数の被記録媒体検知手段を用
いて検知する検知ステップと、該複数の被記録媒体検知
手段の検知出力に基づいて当該被記録媒体の種類および
サイズを判定する判定ステップと、該判定ステップでの
判定結果と前記不揮発性メモリの記憶内容とを比較する
比較ステップと、該比較ステップの比較結果により前記
判定ステップでの判定結果と前記不揮発性メモリの前記
記憶内容が異なる場合は記録動作を停止する停止ステッ
プとを有することを特徴とする。
【0022】請求項19の発明は、コンピュータによっ
て用紙等の被記録媒体に文字・画像等をプリントするた
めの記録制御プログラムを記録した記録媒体であって、
該記録制御プログラムはコンピュータに、操作手段から
の指示に応じて複数の被記録媒体積載部に積載された被
記録媒体の種類を不揮発性メモリに記憶させ、記録手段
へ搬送中の前記被記録媒体を複数の被記録媒体検知手段
を用いて検知させ、該複数の被記録媒体検知手段の検知
出力に基づいて当該被記録媒体の種類を判定させ、該判
定結果と前記不揮発性メモリの記憶内容とを比較させ、
該比較結果により前記判定結果と前記不揮発性メモリの
前記記憶内容が異なる場合は記録動作を停止させること
を特徴とする。
【0023】請求項20の発明は、コンピュータによっ
て用紙等の被記録媒体に文字・画像等をプリントするた
めの記録制御プログラムを記録した記録媒体であって、
該記録制御プログラムはコンピュータに、操作手段から
の指示に応じて複数の被記録媒体積載部に積載された被
記録媒体の種類およびサイズを不揮発性メモリに記憶さ
せ、記録手段へ搬送中の前記被記録媒体を、搬送中の該
被記録媒体の裏面と表面位置にそれぞれ配置され、その
うちの少なくとも1個は前記被記録媒体の搬送経路の幅
方向に移動する移動物体上に搭載された複数の被記録媒
体検知手段を用いて検知させ、該複数の被記録媒体検知
手段の検知出力に基づいて当該被記録媒体の種類および
サイズを判定させ、該判定結果と前記不揮発性メモリの
記憶内容とを比較させ、該比較結果により前記判定結果
と前記不揮発性メモリの前記記憶内容が異なる場合は記
録動作を停止させることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0025】図1は、本発明の特徴を最も良く表す第1
の実施の形態における記録装置の概略構成を示し、特に
インクジェット方式のプリンタに本発明を適用した場合
を示す。
【0026】図1において、101はインクジェット記
録へッドであり、ブラック,シアン,マゼンタ,イエロ
ーの4色分のへッドを一体化したものである。102
K、102C、102M、102Yは各々ブラック,シ
アン,マゼンタ,イエローの4色分のインクタンクであ
る。103はキャリッジ、104および105はキャリ
ッジ103のガイド軸、106はキャリッジ103を移
動走査させるためのべルトであり、107はキャリッジ
べルトl06を駆動するキャリッジモータである。
【0027】108はフレキシブルプリンテッドカード
(FPC)であり、プリンタ制御基板111と記録へッ
ド101とを電気的に接続する信号伝送路である。10
9は紙送りローラ、110は被記録媒体である紙(用
紙、カット紙)である。
【0028】111は記録ヘッド101およびキャリッ
ジモータ107を始めとするプリンタ機構を制御する制
御基板であり、記録へッド101,機構駆動手段211
および報知手段(図示しない)に接続している。報知手
段としては、例えばブザー、音声発生装置、操作部11
3のメッセージ表示用ディスプレイ等が用いられる。
【0029】112Aと1I2Bは被記録媒体の両面に
配置された被記録媒体検知センサである。
【0030】113は操作部(操作パネル)であり、複
数のスイッチ(図示しない)等の指示機能部品およびL
ED(発光ダイオード)またはLCD(液晶デバイス)
等の表示機能部品から構成され、用紙積載部114,1
15,116上の用紙のサイズ,種類,更に記録モード
等のプリンタ本体の使用状態の設定を行う。更に、11
4,115,116は各々、被記録媒体積載部(用紙積
載部)であり、これらの積載部のいずれかから被記録媒
体(紙)110が給紙される。
【0031】図2は上記第1の実施の形態における制御
系の構成を示す。図2中、図1と同一番号の部位に関し
ては同一内容なのでその説明を省略する。
【0032】図2において、201はMPU(マイクロ
・プロセッシング・ユニット)であり、プログラミング
されたファームウェアに従って本記録装置全体を制御す
る。
【0033】202Aおよび202Bは被記録媒体検知
センサ112A、112Bの駆動回路である。203お
よび204は駆動回路202A、202Bの出力信号が
入力されるA/D変換(アナログ・デジタル変換)端子
であり、MPU201に予め備わっているものである。
【0034】205は記録ヘッドl0l、キャリッジモ
ータl07等を制御するプリンタ制御回路であり、20
6はプリンタ制御回路205の制御の下でキャリッジモ
−タ107の他、紙送り用モータ(図示しない)、用紙
積載部114、115、116のどれから給紙するかを
選択するためのソレノイド等の各種駆動機構を駆動制御
する機構駆動手段である。
【0035】207は用紙積載部1l4、115、11
6に積載されている被記録媒体のサイズおよび種類を始
めとし、記録枚数等を記憶しておくEEPROM(エレ
クトリック・イレーザブル・プログラマブル・リード・
オンリ・メモリ)である。
【0036】図3は上記被記録媒体検知センサ112
(112A、112Bの総括番号)の具体例、および被
記録媒体検知センサ112を駆動する駆動回路202の
詳細を示す。ここで、301は発光ダイオード、302
は受光用フォトダイオードであり、これら素子により被
記録媒体検知センサ112が構成されている。303は
発光ダイオード30l用の電流制限抵抗、304は発光
ダイオード301の点灯と消灯を行なうトランジスタ、
305はMPU201からのトランジスタ304用制御
信号を伝送する制御線、306はフォトダイオード30
2により発生した光電流を増幅する増幅器、307は増
幅器306の増幅率を決定する帰還抵抗、308は駆動
回路202の出力線であり、これら素子により駆動回路
202が構成されている。駆動回路202の出力線30
8はMPU20lに備わっているA/D変換器入力端子
203または204に接続されている。
【0037】次に、図1、図2および図3を参照して本
実施の形態の原理および動作を説明する。
【0038】ホストコンピュータ(図示しない)から送
出された記録データをプリンタ制御基板111が受信す
ると、プリンタ制御基板111はその記録データを内部
のバッファメモリ(図示しない)に展開すると同時に、
紙送り用モータ(図示しない)を起動し、既に選択され
ている用紙積載部114または115または116から
被記録媒体110の給紙を行なう。この給紙過程で被記
録媒体110は、図1に示すように、用紙搬送経路の紙
幅端部近傍位置に互いにほぼ対向して配置された2つの
被記録媒体検知センサ部112Aおよび112B間を通
過する。この際に、被記録媒体検知センサ部1l2A、
112Bの発光ダイオード301A、301Bを交互に
発光/消灯させ、このときのフォトダイオード302A
および302Bの受光量をMPU201で検出する。
【0039】具体的には、発光ダイオード301Bは消
灯、発光ダイオード30lAは発光させ、フォトダイオ
ード302Aでその反射光量を検出し、同時にフォトダ
イオード302Bでその透過光量を検出する。次に、発
光ダイオード301Aは消灯、発光ダイオード301B
は発光させ、フォトダイオード302Bでその反射光量
を検出し、同時にフォトダイオード302Aでその透過
光量を検出する。MPU201はこれらの検出結果(反
射光量と透過光量)を基に被記録媒体110の被記録媒
体の種類を判定し、EEPROM207内に記憶された
内容(操作部113で指示された記憶媒体の種類)と異
なる場合には、記録動作を中断し、操作部112を介し
て使用者にその旨を報知する。
【0040】次に、図4〜図9を参照して、上記被記録
媒体検知センサ部による検知出力の被記録媒体の種類に
よる相違を詳細を説明する。
【0041】図4および図5は本実施の形態による普通
紙の検知例を示す。本図の(A)中、110Aは検知対
象となる普通紙であり、図示したように紙の繊維成分に
より表面/裏面ともに比較的粗くなっている。
【0042】図4の(A)中、401は第1の発光ダイ
オード301Aの発光光(発光光線、発光ビーム)であ
る。402は普通紙110Aの表面からの反射光であ
り、第1のフォトダイオード302Aにより検知され
る。普通紙110Aの場合は、第1のフォトダイオード
302Aの検知出力を示す図4の(B)の402の曲線
で図示したように、発光光401の大部分が反射されて
おり、かつ表面粗さに応じた検知信号の大小差および周
期的な変動が確認される。
【0043】403は普通紙110Aの表面から裏面へ
の透過光であり、第2のフォトダイオード302Bによ
り検知される。第2のフォトダイオード302Bの検知
出力を示す図4の(C)403の曲線で図示するよう
に、普通紙110Aの場合は、発光光401の極一部の
みが透過しており、反射光402と同傾向の周期的な変
動が確認される。
【0044】同様に、図5の(A)中、404は第2の
発光ダイオード301Bの発光光である。405は普通
紙110Aの裏面からの反射光であり、第2のフォトダ
イオード302Bにより検知される。第2のフォトダイ
オード302Bの検知出力を示す図5の(B)の405
の曲線で図示したように、普通紙110Aの場合は、発
光光404の大部分が反射されており、かつ表面粗さに
応じた検知信号の大小差および周期的な変動が確認され
る。
【0045】406は普通紙110Aの裏面から表面へ
の透過光であり、第1のフォトダイオード302Aによ
り検知される。第1のフォトダイオード302Aの検知
出力を示す図5の(C)の406の曲線で図示するよう
に、普通紙110Aの場合は、発光光404の極一部の
みが透過しており、反射光405と同傾向の周期的な変
動が確認される。
【0046】図6および図7は本実施の形態によるOH
P用紙の検知例を示す。本図の(A)中、110Bは検
知対象となるOHP用紙であり、図示したように表面/
裏面ともに比較的平坦であり、その用途上透明性が高く
なっている。
【0047】図6の(A)中、501は第1の発光ダイ
オード301Aの発光光である。502はOHP用紙1
10Bの表面からの反射光であり、第1のフォトダイオ
ード302Aにより検知される、OHP用紙110Bの
場合は、第1のフォトダイオード302Aの検知出力を
示す図6の(B)の502の曲線で図示したように、発
光光401の極一部のみが反射されており、かつOHP
用紙110Bの表面が平坦なために変動が少なく出力も
小さい。
【0048】503はOHP用紙110Bの表面から裏
面への透過光であり、第2のフォトダイオード302B
により検知される。第2のフォトダイオード302Bの
検知出力を示す図6の(C)の503の曲線で図示する
ように、OHP用紙110Bの場合は発光光50lの大
部分が透過しており、変動は少ないが出力は大きい。
【0049】同様に、図7の(A)中、504は第2の
発光ダイオード301Bの発光光である。505はOH
P用紙110Bの裏面での反射光であり、第2のフォト
ダイオード302Bにより検知される。第2のフォトダ
イオード302Bの検知出力を示す図7の(B)の50
5の曲線で図示したように、OHP用紙110Bの場合
は発光光504の極一部が反射されており、かつOHP
用紙110Bの表面が平坦なため変動が少く出力も小さ
い。
【0050】506はOHP用紙110Bの裏面から表
面への透過光であり、第1のフォトダイオード302A
により検知される。OHP用紙110Bの場合は、第1
のフォトダイオード302Aの検知出力を示す図7の
(C)の506の曲線で図示したように、発光光504
の大部分が透過しており、変動は少ないが出力は大き
い。
【0051】図8および図9は本実施の形態によるコー
ト紙の検知例を示す。本図の(A)中、110Cは検知
対象となるコート紙であり、図4、図5に示した普通紙
の表面にシリカ等を塗布し、インクの付着性を向上させ
たものである。このため図示したように紙の表面はコー
ト層601の為に平坦となっており、その裏面は普通紙
と同様に繊維成分により比較的粗くなっている。
【0052】図8の(A)中、602は第1の発光ダイ
オード301Aの発光光である。603はコート紙11
0Cの表面601からの反射光であり、第1のフォトダ
イオード302Aにより検知される。コート紙110C
の場合は、第1のフォトダイオード302Aの検知出力
を示す図8の(B)の603の曲線で図示したように、
発光光602の大部分が反射されており、かつ表面が平
坦なため変動は少ないことが確認される。
【0053】604はコート紙110Cの表面から裏面
への透過光であり、第2のフォトダイオード302Bに
より検知される。第2のフォトダイオード302Bの検
知出力を示す図8の(C)の604の曲線で図示したよ
うに、コート紙110Cの場合は発光光602の極一部
が透過しており、紙の厚みむら等に起因する若干の周期
的な変動が確認される。
【0054】同様に、図9の(A)中、605は第2の
発光ダイオード301Bの発光光である。606はコー
ト紙110Cの裏面での反射光であり、第2のフォトダ
イオード302Bにより検知される。第2のフォトダイ
オード302Bの検知出力を示す図9の(B)の606
の曲線で図示したように、コート紙110Cの場合は発
光光605の大部分が反射されており、図4、図5の4
04と同様に、裏面の粗さに応じた検知信号の大小差お
よび周期的な変動が確認される。
【0055】607はコート紙110Cの裏面から表面
への透過光であり、第1のフォトダイオード302Aに
より検知される。第1のフォトダイオード302Aの検
知出力を示す図9の(C)の607の曲線で図示したよ
うに、発光光605の極一部が透過しており、図8の
(C)で示した表面からの透過光604と同じ傾向の周
期的な変動が確認される。
【0056】以上述べた図4、図5、図6、図7、図8
および図9に示したように、本装置は各種被記録媒体に
より検知される反射光/透過光の出力レべルおよびその
変動周期の違いを基に、被記録媒体の種類を検知する機
能を有する。この検知結果により、各被記録媒体に最適
な記録方法を施すことができる。例えば、特開平6−4
0038号公報に記載されているように、1つの画像領
域に対する走査回数を変更したり、1走査毎に分割され
るプリント領域をマスキングするマスクパターンを変更
したり、その分割されるプリント領域の大きさを変更し
たり、分割片方向プリント(キャリッジ103が一方向
に走査するときにのみプリント動作する)または両方向
プリント(キャリッジ103の往復走査時にプリント動
作する)を適宜選択したりすることによって、用紙11
0のインク吸収速度などに応じたプリント方式を設定
し、インクの引き寄せ合いによるにじみを防止して高品
位の画像をプリントすることができる。
【0057】(他の実施の形態)図10は本発明の第2
の実施の形態の構成を示し、上述した本発明の第1の実
施形態中の被記録媒体110の両面に配置された被記録
媒体検知センサ112A、112Bに関して、一方の1
12Bはプリンタ本体に固定し、他方の112Aをキャ
リッジ103に搭載したものである。尚、本実施形態に
おいては図示の便宜上、幅が狭い被記録媒体701を図
示している。
【0058】次に、本発明の第2の実施形態の動作の説
明を行なう。
【0059】上述した本発明の第1の実施の形態と同様
に、ホストコンピュータ(図示しない)から送出された
記録データをプリンタ制御基板111が受信すると、プ
リンタ制御基板111は記録データを展開すると同時
に、紙送りモータ(図示しない)を起動し、既に選択さ
れている用紙積載部の114または115または116
から被記録媒体701の給紙を行なう。このとき、キャ
リッジ103は2つの被記録媒体検知センサ部112A
と112Bが対向する位置(ホームポジション)に停止
しており、この給紙過程で被記録媒体701は2つの被
記録媒体検知センサ部112Aおよび112B間を通過
する。
【0060】この際に、被記録媒体検知センサ部112
Aおよび112Bにより第1の実施の形態と同様の手順
により、被記録媒体種類の判定を行う。
【0061】その後、記録動作が開始され、キャリッジ
103は左右に往復動作を行なう。このとき、被記録媒
体検知センサ部112Aと112Bに関し、第1の発光
ダイオード301Aは点灯、第2の発光ダイオード30
1Bは消灯し、第1のフォトダイオード302Aにより
被記録媒体701からの反射光を検知し続けることで被
記録媒体701の幅サイズを感知する。
【0062】これにより、検出した被記録媒体種類およ
び幅データがEEPROM207内に記億されいる内容
と同じであれば記録を続行し、異なる場合は記録を中断
して操作部の報知手段を介して使用者にその旨を報知す
る。
【0063】なお、上述した本発明の各実施の形態では
インクジェットプリンタについて説明したが、本発明は
これに限ることはなく、他の記録方式、例えば、熱転写
方式、感熱方式、電子写真方式等によるプリンタにも適
用できることは勿論である。更に、本発明は、プリンタ
に限ることなく、複写機やファクシミリ装置等の記録機
能を有する各種装置にも適用可能である。
【0064】また、本発明に関し、被記録媒体検知手段
の数を2個で説明したが、本発明はこれに限定すること
はなく、3個以上の検知手段、あるいは複数個の異なる
種類の検知手段により、被記録媒体の両面をより精度良
く検知することも可能である。
【0065】また、本発明は、複数の機器からなるシス
テムにおいて達成されてもよく、1つの機器からなる装
置に達成されてもよい。また、システムあるいは装置に
プログラムを供給することにより、本発明を達成される
場合にも適用されることは言うまでもない。本発明に係
る記録制御手段をプログラム形態で記録する記録媒体
は、FD以外にもCD−ROM、ICメモリカード等で
あってもよい。更に、本プログラムをROMに記憶して
おき、これをメモリマップの一部と成すように構成し、
直接MPU201で実行することも可能である。
【0066】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0067】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0068】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0069】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0070】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0071】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0072】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0073】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0074】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の被記録媒体検知手段を設け、各被記録媒体検知手
段の検知内容を基に被記録媒体の種類を判定し、この判
定結果と予め不揮発性メモリに記憶されている被記録媒
体の種類とを比較するようにしたので、各被記録媒体積
載部毎に被記録媒体検知手段を設けることなく、誤操
作、誤積載、誤記録等の操作ミスを回避することが、廉
価でしかも高精度に実現可能となる効果が得られる。
【0076】更に、本発明によれば、複数個の被記録媒
体検知手段のうち、少なくとも1個を被記録媒体の幅方
向に移動する部材に搭載することにより、被記録媒体の
幅に関しても監視することが可能となり、被記録媒体の
種類ばかりでなく、記録媒媒体のサイズ対しても、誤操
作、誤積載、記録等の操作ミスを回避することが廉価で
かつ高精度しかも同時に実現可能となる効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の特徴を最も良く表す第1の実施の形態
における記録装置(インクジェットプリンタ)の概略構
成を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における制御系の構
成を示すブロック図である。
【図3】図2の被記録媒体検知センサの具体例、および
被記録媒体検知センサを駆動する駆動回路の詳細を示す
回路図である。
【図4】図3の本発明の第1の実施の形態による普通紙
の検知例を示す図で、(A)は第1の検知モードでの検
知状態を示す模式図、(B)は普通紙の表面反射光の検
出出力の特性を示すグラフ、(C)は普通紙の表面から
裏面への透過光の検出出力の特性を示すグラフである。
【図5】図3の本発明の第1の実施の形態による普通紙
の検知例を示す図で、(A)は第2の検知モードでの検
知状態を示す模式図、(B)は普通紙の裏面反射光の検
出出力の特性を示すグラフ、(C)は普通紙の裏面から
表面への透過光の検出出力の特性を示すグラフである。
【図6】図3の本発明の第1の実施の形態によるOHP
用紙の検知例を示す図で、(A)は第1の検知モードで
の検知状態を示す模式図、(B)はOHP用紙の表面反
射光の検出出力の特性を示すグラフ、(C)はOHP用
紙の表面から裏面への透過光の検出出力の特性を示すグ
ラフである。
【図7】図3の本発明の第1の実施の形態によるOHP
用紙の検知例を示す図で、(A)は第2の検知モードで
の検知状態を示す模式図、(B)はOHP用紙の裏面反
射光の検出出力の特性を示すグラフ、(C)はOHP用
紙の裏面から表面への透過光の検出出力の特性を示すグ
ラフである。
【図8】図3の本発明の第1の実施の形態によるコート
紙の検知例を示す図で、(A)は第1の検知モードでの
検知状態を示す模式図、(B)はコート紙の表面反射光
の検出出力の特性を示すグラフ、(C)はコート紙の表
面から裏面への透過光の検出出力の特性を示すグラフで
ある。
【図9】図3の本発明の第1の実施の形態によるコート
紙の検知例を示す図で、(A)は第2の検知モードでの
検知状態を示す模式図、(B)はコート紙の裏面反射光
の検出出力の特性を示すグラフ、(C)はコート紙の裏
面から表面への透過光の検出出力の特性を示すグラフで
ある。
【図10】本発明の第2の実施の形態における記録装置
(インクジェットプリンタ)の概略構成を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
101 インクジェット記録へッド 102K, 102C,102M、102Y インクタン
ク 103 キャリッジ 107 キャリッジモータ 109 送りローラ 110 被記録媒体(用紙) 110A 普通紙 110B OHP用紙 110C コート紙 111 プリンタ制御基板 112A、112B 被記録媒体検知センサ 113 操作部(操作パネル) 114、115、116 被記録媒体積載部(用紙積載
部) 201 MPU 202A、202B 駆動回路 204 A/B変換端子 205 プリンタ制御回路 206 機構駆動手段 207 EEPROM(不揮発性メモリ) 301A、301B 発光ダイオード 302A、302B 受光用フォトダイオード 306 増幅器

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙等の被記録媒体に文字・画像等をプ
    リントする記録装置において、 前記被記録媒体を積載する複数の被記録媒体積載部と、 指示操作を行なうための操作手段と、 該操作手段からの指示により各前記被記録媒体積載部に
    積載された被記録媒体の種類を記憶する不揮発性メモリ
    と、 前記被記録媒体を検知する複数の被記録媒体検知手段
    と、 該複数の被記録媒体検知手段の検知出力に基づいて当該
    被記録媒体の種類を判定する被記録媒体判定手段と、 該被記録媒体判定手段からの判定結果と前記不揮発性メ
    モリの記憶内容とを比較する比較手段と、 前記不揮発性メモリの前記記憶内容と前記比較手段の比
    較結果とに基づいて記録動作の制御を行なう制御手段と
    を具備したことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の被記録媒体検知手段は、前記
    被記録媒体の反射光量と透過光量を検知することを特徴
    とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の被記録媒体検知手段は、それ
    ぞれ発光ダイオードと受光用フォトダイオードから構成
    され、交互に点灯と消灯を繰り返すことにより前記被記
    録媒体の反射光量と透過光量を検知することを特徴とす
    る請求項1または2に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記被記録媒体判定手段は、前記被記録
    媒体検知手段を介して各種被記録媒体により検知される
    反射光/透過光の出力レべルおよび該出力の変動周期の
    違いを基に、当該被記録媒体の種類を判定することを特
    徴とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の被記録媒体検知手段のうちの
    少なくとも1個は、被記録媒体の搬送経路の幅方向に移
    動されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
    に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の被記録媒体検知手段のうちの
    少なくとも1個は、記録ヘッドを搭載して水平走査させ
    るキャリッジ上に設置されることを特徴とする請求項1
    ないし4のいずれかに記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 用紙等の被記録媒体に文字・画像等をプ
    リントする記録装置において、 前記被記録媒体を積載する複数の被記録媒体積載部と、 指示操作を行なうための操作手段と、 該操作手段からの指示により各前記被記録媒体積載部に
    積載された被記録媒体の種類およびサイズを記憶する不
    揮発性メモリと、 記録手段へ搬送中の前記被記録媒体の表面および裏面か
    らの反射光および透過光を検知する複数の被記録媒体検
    知手段であって、そのうちの少なくとも1個は、前記被
    記録媒体の搬送経路の幅方向に移動する移動物体上に搭
    載された複数の被記録媒体検知手段と、 前記複数の被記録媒体検知手段を介して各種被記録媒体
    により検知される反射光/透過光の出力レべルおよび該
    出力の変動周期の違いを基に、当該被記録媒体の種類お
    よびサイズを判定する被記録媒体判定手段と、 該被記録媒体判定手段からの判定結果と前記不揮発性メ
    モリの記憶内容とを比較する比較手段と、 前記不揮発性メモリの前記記憶内容と前記比較手段の比
    較結果とに基づいて記録動作の制御を行なう制御手段と
    を具備したことを特徴とする記録装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記被記録媒体判定手
    段からの判定結果に基づいて、1つの画像領域に対する
    走査回数を変更したり、1走査毎に分割されるプリント
    領域をマスキングするマスクパターンを変更したり、そ
    の分割されるプリント領域の大きさを変更したり、ある
    いは分割片方向プリントまたは両方向プリントを適宜選
    択したりする記録制御の少なくとも1つを遂行すること
    を特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の記録
    装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記被記録媒体判定手
    段の判定結果と前記不揮発性メモリの前記記憶内容が異
    なる場合は前記操作手段を介してその旨を報知すること
    を特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の記録
    装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記被記録媒体判定
    手段の判定結果と前記不揮発性メモリの前記記憶内容が
    異なる場合は記録動作を停止することを特徴とする請求
    項1ないし9のいずれかに記載の記録装置。
  11. 【請求項11】 前記被記録媒体にインクを吐出して記
    録を行なう記録ヘッドを有することを特徴とする請求項
    1ないし10のいずれかに記載の記録装置。
  12. 【請求項12】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利
    用してインクに気泡を生じさせ、該気泡の生成に伴って
    インクを吐出することを特徴とする請求項11に記載の
    記録装置。
  13. 【請求項13】 用紙等の被記録媒体に文字・画像等を
    プリントする記録装置の記録制御方法において、 操作手段からの指示により複数の被記録媒体積載部に積
    載された被記録媒体の種類を不揮発性メモリに記憶する
    記憶ステップと、 記録手段へ搬送中の前記被記録媒体を複数の被記録媒体
    検知手段を用いて検知する検知ステップと、 該複数の被記録媒体検知手段の検知出力に基づいて当該
    被記録媒体の種類を判定する判定ステップと、 該判定ステップでの判定結果と前記不揮発性メモリの記
    憶内容とを比較する比較ステップと、 該比較ステップの比較結果により前記判定ステップでの
    判定結果と前記不揮発性メモリの前記記憶内容が異なる
    場合は記録動作を停止する停止ステップとを有すること
    を特徴とする記録制御方法。
  14. 【請求項14】 用紙等の被記録媒体に文字・画像等を
    プリントする記録装置の記録制御方法において、 操作手段からの指示により複数の被記録媒体積載部に積
    載された被記録媒体の種類およびサイズを不揮発性メモ
    リに記憶する記憶ステップと、 記録手段へ搬送中の前記被記録媒体を搬送中の該被記録
    媒体の裏面と表面位置にそれぞれ配置され、そのうちの
    少なくとも1個は、前記被記録媒体の搬送経路の幅方向
    に移動する移動物体上に搭載された複数の被記録媒体検
    知手段を用いて検知する検知ステップと、 該複数の被記録媒体検知手段の検知出力に基づいて当該
    被記録媒体の種類およびサイズを判定する判定ステップ
    と、 該判定ステップでの判定結果と前記不揮発性メモリの記
    憶内容とを比較する比較ステップと、 該比較ステップの比較結果により前記判定ステップでの
    判定結果と前記不揮発性メモリの前記記憶内容が異なる
    場合は記録動作を停止する停止ステップとを有すること
    を特徴とする記録制御方法。
  15. 【請求項15】 比較ステップの比較結果により前記判
    定ステップでの判定結果と前記不揮発性メモリの前記記
    憶内容が異なる場合は前記操作手段を介してその旨を報
    知する報知ステップを更に有することを特徴とする請求
    項13または14に記載の記録制御方法。
  16. 【請求項16】 前記複数の被記録媒体検知手段は、そ
    れぞれ発光ダイオードと受光用フォトダイオードから構
    成され、前記検知ステップは該複数の被記録媒体検知手
    段を交互に点灯と消灯を繰り返させることにより前記被
    記録媒体の反射光量と透過光量を検知することを特徴と
    する請求項13ないし15のいずれかに記載の記録制御
    方法。
  17. 【請求項17】 前記判定ステップでの判定結果に基づ
    いて、1つの画像領域に対する走査回数を変更したり、
    1走査毎に分割されるプリント領域をマスキングするマ
    スクパターンを変更したり、その分割されるプリント領
    域の大きさを変更したり、あるいは分割片方向プリント
    または両方向プリントを適宜選択したりする記録制御の
    少なくとも1つを遂行する制御ステップを有することを
    特徴とする請求項13ないし16のいずれかに記載の記
    録制御方法。
  18. 【請求項18】 前記記録手段は、前記被記録媒体にイ
    ンクを吐出して記録を行なうインクジェット記録ヘッド
    であることを特徴とする請求項13ないし17のいずれ
    かに記載の記録制御方法。
  19. 【請求項19】 コンピュータによって用紙等の被記録
    媒体に文字・画像等をプリントするための記録制御プロ
    グラムを記録した記録媒体であって、該記録制御プログ
    ラムはコンピュータに、 操作手段からの指示に応じて複数の被記録媒体積載部に
    積載された被記録媒体の種類を不揮発性メモリに記憶さ
    せ、 記録手段へ搬送中の前記被記録媒体を複数の被記録媒体
    検知手段を用いて検知させ、 該複数の被記録媒体検知手段の検知出力に基づいて当該
    被記録媒体の種類を判定させ、 該判定結果と前記不揮発性メモリの記憶内容とを比較さ
    せ、 該比較結果により前記判定結果と前記不揮発性メモリの
    前記記憶内容が異なる場合は記録動作を停止させること
    を特徴とする記録制御プログラムを記録した記録媒体。
  20. 【請求項20】 コンピュータによって用紙等の被記録
    媒体に文字・画像等をプリントするための記録制御プロ
    グラムを記録した記録媒体であって、該記録制御プログ
    ラムはコンピュータに、 操作手段からの指示に応じて複数の被記録媒体積載部に
    積載された被記録媒体の種類およびサイズを不揮発性メ
    モリに記憶させ、 記録手段へ搬送中の前記被記録媒体を、搬送中の該被記
    録媒体の裏面と表面位置にそれぞれ配置され、そのうち
    の少なくとも1個は前記被記録媒体の搬送経路の幅方向
    に移動する移動物体上に搭載された複数の被記録媒体検
    知手段を用いて検知させ、 該複数の被記録媒体検知手段の検知出力に基づいて当該
    被記録媒体の種類およびサイズを判定させ、 該判定結果と前記不揮発性メモリの記憶内容とを比較さ
    せ、 該比較結果により前記判定結果と前記不揮発性メモリの
    前記記憶内容が異なる場合は記録動作を停止させること
    を特徴とする記録制御プログラムを記録した記録媒体。
  21. 【請求項21】 前記記録制御プログラムはコンピュー
    タに、前記比較結果により前記判定結果と前記不揮発性
    メモリの前記記憶内容が異なる場合は前記操作手段を介
    してその旨を報知させることを特徴とする請求項19ま
    たは20に記載の記録制御プログラムを記録した記録媒
    体。
JP33867897A 1997-12-09 1997-12-09 記録装置および記録制御方法並びに記録制御プログラムを記録した記録媒体 Pending JPH11170678A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33867897A JPH11170678A (ja) 1997-12-09 1997-12-09 記録装置および記録制御方法並びに記録制御プログラムを記録した記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33867897A JPH11170678A (ja) 1997-12-09 1997-12-09 記録装置および記録制御方法並びに記録制御プログラムを記録した記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11170678A true JPH11170678A (ja) 1999-06-29

Family

ID=18320435

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33867897A Pending JPH11170678A (ja) 1997-12-09 1997-12-09 記録装置および記録制御方法並びに記録制御プログラムを記録した記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11170678A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001205874A (ja) * 2000-01-28 2001-07-31 Canon Inc プリント媒体種類判別装置およびプリント装置
US6804477B2 (en) * 2001-09-20 2004-10-12 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and method for compensating for irregular recording material
KR100474468B1 (ko) * 2002-12-04 2005-03-09 삼성전자주식회사 화상형성장치의 인쇄매체 종류 판단장치 및 방법
JP2008127198A (ja) * 2006-11-27 2008-06-05 Ricoh Co Ltd 給送装置、画像形成装置
JP2008195462A (ja) * 2007-02-09 2008-08-28 Canon Inc シート給送装置および画像形成装置
US7570375B2 (en) 2001-08-28 2009-08-04 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Printing system

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001205874A (ja) * 2000-01-28 2001-07-31 Canon Inc プリント媒体種類判別装置およびプリント装置
US7570375B2 (en) 2001-08-28 2009-08-04 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Printing system
US6804477B2 (en) * 2001-09-20 2004-10-12 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and method for compensating for irregular recording material
KR100474468B1 (ko) * 2002-12-04 2005-03-09 삼성전자주식회사 화상형성장치의 인쇄매체 종류 판단장치 및 방법
JP2008127198A (ja) * 2006-11-27 2008-06-05 Ricoh Co Ltd 給送装置、画像形成装置
JP4712680B2 (ja) * 2006-11-27 2011-06-29 株式会社リコー 給送装置、画像形成装置
JP2008195462A (ja) * 2007-02-09 2008-08-28 Canon Inc シート給送装置および画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3667183B2 (ja) プリント装置およびプリント媒体種類判別方法
US7407256B2 (en) Method and apparatus to compensate for defective nozzle of inkjet image forming device
JP3229431B2 (ja) 記録装置および該記録装置の記録状態判断方法
JP2001219551A (ja) 記録システムおよびインクジェット記録装置
JP2002137509A (ja) プリント装置およびプリントシステム
JPH11170678A (ja) 記録装置および記録制御方法並びに記録制御プログラムを記録した記録媒体
JP3937808B2 (ja) インクジェット記録装置
JPH05338199A (ja) インクジェット記録装置
JPH11188863A (ja) 印字装置
JPH0516462A (ja) 記録装置
JP2000218893A (ja) インクジェット記録方法及び装置と記録システム
JP4497635B2 (ja) 画像記録装置および記録方法
JPH0994959A (ja) インクジェット記録装置及び該装置におけるインク検出方法
JP3226642B2 (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録装置における濃度調整方法
JP4537167B2 (ja) インクジェット記録装置及び記録方法
JPH0596835A (ja) 画像記録装置
JP2002067444A (ja) プリンタ装置
JP3282780B2 (ja) インクジェット記録装置及び該装置におけるインク検出方法
JP2002188997A (ja) シート材判別装置および記録装置
JP3320141B2 (ja) 記録装置
JP2000272102A (ja) インクジェット記録装置
JP3162971B2 (ja) インクジェット記録装置及び該装置におけるインク検出方法
JP2915582B2 (ja) 記録装置
JPH07327124A (ja) 画像記録装置
JPH04358837A (ja) インクジェット記録装置