JP2001219551A - 記録システムおよびインクジェット記録装置 - Google Patents

記録システムおよびインクジェット記録装置

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JP2001219551A
JP2001219551A JP2000035758A JP2000035758A JP2001219551A JP 2001219551 A JP2001219551 A JP 2001219551A JP 2000035758 A JP2000035758 A JP 2000035758A JP 2000035758 A JP2000035758 A JP 2000035758A JP 2001219551 A JP2001219551 A JP 2001219551A
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JP2000035758A
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Hidekazu Motai
英一 甕
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストでかつ自動的に記録媒体の種類に応
じた最適な記録制御を行うことができる記録システム及
びインクジェット記録装置を提供する。 【解決手段】 記録装置1とホスト装置2とを具えた記
録システムにおいて、記録装置1は、光学センサユニッ
ト119が読み取った記録媒体の反射量をホスト装置2
に送り、ホスト装置2は、記録装置1から受け取った反
射量から、白基準シート119の反射量を基準とした反
射率を求めるとともに、予めデータベース部203に格
納されている記録媒体の種類と反射率とを対応づけた判
別テーブルを参照して、該当する記録媒体の種類を求
め、求めた記録媒体種類データを記録装置1へ送る。記
録装置1は、この記録媒体の種類に応じた記録制御を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録システムおよ
びインクジェット記録装置に関し、詳しくは記録する記
録媒体の種類を判別する記録システムおよびインクジェ
ット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、パーソナルコンピュータなど
のホストコンピュータとそれに接続されているプリンタ
などの記録装置を有して構成される記録システムでは、
記録装置は、ホストコンピュータのプリンタドライバ上
で設定されて送られてくる記録データの他、その種類や
記録媒体の種類を示すデータを受け取り、この受け取っ
たデータに対応した打ち込み制御を行うものが知られて
いる。この場合、ユーザは、記録を行う際は、テキス
ト、グラフィック、写真といった記録データの種類や、
記録媒体の種類をホストコンピュータ上で設定する必要
があった。
【0003】しかし、このようなホストコンピュータ上
での記録媒体の種類や記録データの種類の設定は多様で
あるため、設定のための操作が煩雑になることが多い。
その結果、ユーザが記録媒体の種類等の設定を誤ること
も多かった。このように、ユーザが記録媒体の種類を誤
って設定し、そのまま記録を行うと、記録媒体の種類に
よってインク受容層の材質や構造が異なり、その結果、
記録媒体のインク受容層と記録装置のインク打ち込み制
御とが適合せず、例えば、打ち込んだインクが溢れて画
像ににじみが発生したり、逆にインクの打ち込み量が少
なくて画像にかすれが発生したりする場合がある。
【0004】また、ローカルエリアネットワーク(LA
N)の普及に伴い、ネットワーク上の複数のコンピュー
タが1台の記録装置を共用するという使用形態も多くな
ってきている。例えば、コンピュータと記録装置とが離
れた場所に設置されている場合など、ユーザは記録装置
の記録媒体供給部(以降、「給紙部」ともいう)にセッ
トされている記録媒体の種類が何かをコンピュータを操
作する位置で確認できない。このため、現在セットされ
ている記録媒体の種類を確認するために、いちいち記録
装置が置かれている場所まで行かなければならなかっ
た。
【0005】このような問題を解決する記録装置とし
て、記録ヘッドを搭載するキャリッジに反射型の光学セ
ンサユニットを設けたものが知られている。この光学セ
ンサユニットの発光部が記録媒体に対して光を照射し、
その光を受光センサによって検知して得られる反射率に
よって、記録装置で独自に記録媒体の種類を判別し、こ
の判別結果に基づいて記録制御を行うものが提案されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
記録装置では、記録媒体の種類を識別するため、記録装
置内部に記録媒体と反射率とを対応づけたデータベース
を保持し、さらにそのデータベースから適する記録媒体
を判別する機能を持たせなければならない。このため、
記録装置のメモリ量を増やしたり、処理能力の高いCP
Uを搭載する必要があり、記録装置のコスト増となると
いう問題が生じる。
【0007】また、たとえ上述のように、反射率から記
録媒体の種類を判別し、その記録媒体に適した記録制御
を行ったとしても、その時の記録装置が置かれた環境に
よっては最適な記録制御とならない場合もある。すなわ
ち、記録媒体にインク滴を吐出し、着弾したインクドッ
トによって画像を形成していくインクジェット記録装置
においては、環境の温度や湿度によって記録媒体のイン
ク吸収特性が変化することがあり、このため、同じ記録
媒体に対して同一量のインクを吐出したとしても、記録
媒体へのにじみ具合が微妙に異なり、常に同じサイズも
しくは濃度のドットが形成されるとは限らない。
【0008】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、低コストでかつ自動的に記録媒体の種
類に応じた最適な記録制御を行うことができる記録シス
テムおよびインクジェット記録装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
る本発明の記録システムは、ホスト装置と、それに接続
する記録装置とを具えた記録システムにおいて、前記記
録装置は、記録媒体の特徴を検知する検知手段を具え、
前記ホスト装置は、前記記録媒体の特徴と記録媒体の種
類とを対応づけた判別テーブルと、前記判別テーブルに
基づき、記録媒体の種類を判定する判定手段とを具え、
前記判定手段は、前記記録装置の検知手段が検知した記
録媒体の特徴によって前記判別テーブルを参照し、対応
する記録媒体の種類を判定することを特徴とするもので
ある。
【0010】また、本発明のインクジェット記録装置
は、記録ヘッド内の吐出口よりインクを吐出することで
記録を行うインクジェット記録装置において、記録媒体
の対インク特性を検知する検知手段と、前記各記録媒体
の対インク特性と記録媒体の種類とを対応づけた判別テ
ーブルと、前記検知手段が検知した記録媒体の対インク
特性に基づき前記判別テーブルを用いて記録媒体の種類
を判定する判定手段とを具え、前記判定手段は、前記検
知手段が検知した記録媒体の対インク特性を前記判別テ
ーブルを参照し、対応する記録媒体の種類を判定するこ
とを特徴とするものである。
【0011】以上の構成によれば、記録装置が測定した
反射率や、にじみ率、濃度などに基づき、ホストコンピ
ュータ側で予め用意されている判別テーブルを参照し、
記録媒体の種類を求め、さらに、ホストコンピュータが
求めた記録媒体の種類に応じた記録制御を記録装置が行
うことができる記録システムを提供することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の記録システムおよびイン
クジェット記録装置を適用したプリンタとホストコンピ
ュータとの実施形態について、以下に図面を参照して説
明する。
【0013】(実施形態1)図1は記録システムの電気
的構成を示すブロック図である。
【0014】記録システムはプリンタ1とホストコンピ
ュータ2とを具えている。さらに、プリンタ1、ホスト
コンピュータ2はそれぞれ次のような部位を具えてい
る。
【0015】プリンタ1は、プリンタの各種制御を行う
CPU101と、ホストコンピュータ2とのデータの入
出力を行う入出力部102と、2種類のメモリRAM1
03とROM104とを具えている。
【0016】ホストコンピュータ2は、制御部201
と、プリンタ1とのデータの入出力を行う入出力部20
2と、データベース部203とを具えている。
【0017】このような電気的構成で記録データを処理
し、記録を行う。次にプリンタの機械的構成を説明す
る。
【0018】図2はプリンタ1の斜視図である。
【0019】プリンタ1は、給紙部112を具えてお
り、ホストコンピュータからの記録指令を受けると、給
紙部112に積載された記録媒体(以下、用紙ともい
う)をピックアップローラで一枚だけ引き抜き、プリン
タ1本体内に入れる。
【0020】プリンタ1本体内には、記録ヘッド113
を搭載したキャリッジ114、キャリッジ114を一定
方向に走査させるキャリッジベルト115、用紙を搬送
する搬送ローラ116、プラテン117が具えられてい
る。給紙部112からプリンタ1本体内に給紙された用
紙は、搬送ローラ116によってプラテン117上まで
搬送され、記録位置にセットされる。
【0021】記録位置にセットされた用紙の上をキャリ
ッジ114が走査し、その走査の間に、搭載された記録
ヘッド113からインクを吐出することにより用紙に記
録が行われる。
【0022】本実施形態の記録ヘッド113は、複数の
吐出口と、この吐出口それぞれに連通するインク路とを
有しており、インク吐出時は、インク路に設けられた発
熱素子を発熱させて、インク路に充填されたインクに気
泡を生じさせ、この気泡の生成圧力によって、インクを
吐出するものである。そして、このインク滴が記録媒体
に着弾して画像等を形成することができる。なお、本発
明が適用される記録ヘッドの吐出方式は上述の発熱素子
を用いたものに限定されないことは勿論であり、ピエゾ
方式等の他のいかなる吐出方式を用いてもよい。
【0023】さらに、本実施形態の記録システムは、プ
リンタに給紙された記録媒体の種類を判別し、その記録
媒体の種類に応じて記録制御を行う。
【0024】この記録媒体の種類の判別は、プリンタ1
に設けられた反射型の光学センサユニットによって測定
された反射定量に基づき、ホストコンピュータは、記録
媒体の種類を判別する。
【0025】この反射型の光学センサユニット119
は、図2に示すように、記録ヘッドが搭載されているキ
ャリッジ114に設けられており、これにより、記録ヘ
ッドの記録媒体に対する走査に伴って、同様に記録媒体
を走査できるものである。
【0026】図3に示すように、センサユニット119
は光源51および受光部52を有し、光源51から光5
3を記録媒体に照射し、この照射した光の反射光54を
受光部52が受けて、電流値に変換する。そして、その
電流値をデジタル値に変換してプリンタ1のCPU10
1に送る。
【0027】本実施形態の記録媒体の種類を判別するた
めの動作では、まず、キャリッジ114を白基準シート
118(図2参照)まで移動させる。この移動に伴い、
光学センサユニット119は、白基準シート118に対
して光を照射しその反射量を測定する。そして、この測
定された反射量は、上述したように、ホストコンピュー
タのCPU101に送られる。このように、白基準シー
ト118の反射量は、記録に先立って予め測定され、ホ
ストコンピュータにそのデータが保持されている。一
方、記録時に記録紙が給紙されると、記録の前に光学セ
ンサユニット119を走査させることにより、白基準シ
ート118と同様、光源51を発光させ受光部52はそ
の反射光54を電流値に変換し、さらにアナログデジタ
ル変換をして、求めたデジタル値をCPU101に送
る。
【0028】ホストコンピュータは、上述のようにして
プリンタから送られてきた反射率を用いて、次に示す処
理を行い記録媒体の種類を判別する。
【0029】図4は記録媒体の種類判別処理の流れを示
すフローチャートである。
【0030】ホストコンピュータ内の制御部は入出力部
から記録媒体の反射量のデータを受け取ると(ステップ
1)、予め求めてある白基準シート118の反射量を1
00%とした割合で記録媒体の反射率(パーセンテー
ジ)を求め、この値を予めデータベース部に格納されて
いる判別テーブル(テーブルの詳細は後述する)を参照
して、記録媒体の種類を求める(ステップ2)。
【0031】次にこの判別した記録媒体種類データを記
録データとともに入出力部からプリンタへ送信する(ス
テップ3)。
【0032】記録媒体種類データと記録データを受け取
ったプリンタの入出力部は、これらのデータをCPUに
送る(ステップ4)。
【0033】CPUでは、送られてきた記録媒体種類に
応じて、予めROMに格納されている制御テーブル(テ
ーブルの詳細は後述する)の中から適合する記録媒体の
制御データを求め、この制御データに基づく打ち込み制
御指令を記録ヘッドに送る(ステップ5)。
【0034】記録ヘッドは送られてきた記録データ打ち
込み制御指令に応じた打ち込み量でデータ記録を行う
(ステップ6)。
【0035】上述の判別テーブルについて詳しく述べ
る。
【0036】図5は判別テーブルである。
【0037】光学センサユニット119は、余熱時間s
の後のサンプリング時間tに測定した反射率をホストコ
ンピュータ内の制御部に送っている。ここで、上述のよ
うに送られてきた白基準シートの反射率値を100%と
した場合、各種記録媒体の値はだいたい次に示す程度で
ある。上質コート紙は80%、フィルム系は70%、上
質普通紙が約50%、再生紙が約35%となる。制御部
は測定した記録媒体の反射率と上述の各種反射率とを比
較してもっとも近いものを選ぶ。
【0038】また、上述のようにプリンタ内には予め記
録媒体の種類ごとに制御を記した制御テーブルがROM
に格納されており、CPUはステップ5で述べたとお
り、このテーブルの中から適合する記録媒体の制御デー
タを記録ヘッドに送る。なお、同じ記録媒体に記録する
にしても、記録データの内容によって異なる記録制御と
すれば、より適切な記録を行うことができる。
【0039】以下、制御テーブルの内容である判別した
記録媒体の種類に応じて記録方法を制御する例として、
使用するインクを選択して記録を行う例について説明す
る。
【0040】設定された記録媒体が光沢系(光沢紙、光
沢フィルム等)の場合、カラーモードであればCMY3
色のインクで記録するようにする。すなわち、黒色の部
分はCMYを重ねることで形成するいわゆるコンポジッ
トブラックで生成することになる。このようにする理由
は、上述したように顔料黒色インクと染料のカラーイン
クとを同時に記録すると、局所的に非光沢部が点在し
て、非常に違和感のある画像となってしまうからであ
る。このような画像は、写真画質としては好ましいもの
ではない。
【0041】また、グレースケールモードの場合は、黒
一色(顔料インク)で記録する。これは、あえてユーザ
がグレースケールモードを選択する場合は、カラー画像
をグレースケール化して記録するよりもむしろ黒文字や
黒線などを記録したい場合が多いと考えられる。このよ
うな場合、一般に黒色部分の面積はあまり大きくならな
いし、写真画像でないので、黒顔料インクを記録してそ
の部分の光沢性が失われてもさほど画像品位上問題とな
らない。逆にコンポジットブラックによる黒は、一般に
顔料黒色インクの黒色の濃度よりも濃度が薄く、またヘ
ッドの色間の位置調整が不十分だと、黒文字や黒線周囲
に色がはみ出してしまう。また、小フォントの文字や細
線の場合でしかもフルベタ(100%黒)でない場合
は、色のついた文字や細線になるという弊害も生じがち
である。従ってグレースケールモードにおいてはこのよ
うに顔料黒色インク一色のみで記録するのが望ましい。
【0042】なお、画像データがR=G=Bのようなグ
レーの1色相の場合、ユーザがグレースケールモードを
選択しなくても、自動的にグレースケールモードに切り
替わるようにしてもよい。
【0043】次に記録媒体がバックプリントフィルム、
Tシャツ転写媒体等の基材の片面にインク受容層を有
し、前記インク受容層が設けられている面の反対側から
観察する記録媒体である場合について説明する。記録媒
体が記録した面の反対側から観察する媒体である場合、
上述のように顔料インクは記録した面の反対側まで浸透
しにくいため、顔料インクを用いて記録しても画像が見
えにくく、充分な記録濃度が得られない。このような理
由で、インク受容層に浸透しやすい染料インクを用い
る。このため、カラーモード、グレースケールモードの
いずれの場合もCMY3色で記録する。
【0044】次に、記録媒体がインク受容層を設けた光
透過性の記録媒体である場合について説明する。なお、
以下では光透過性の記録媒体として、プラスチックシー
トをあげているが、これに限られるものではない。
【0045】記録媒体がインク受容層を設けたプラスチ
ックシートである場合は、カラーモード、グレースケー
ルモードのいずれの場合も、CMYK4色で記録する。
そして、黒色領域を記録するときは、顔料黒色インクと
染料カラーインクを所定の比率で記録媒体上に吐出して
記録する。つまり、顔料インクによる黒色とコンポジッ
トブラックによる黒色が記録媒体上で混在して黒色領域
を形成しているのである。この理由としては、顔料黒色
インクのみで記録するよりも、顔料黒色インクと染料カ
ラーインクとを所定の比率で記録媒体上に吐出して黒色
領域を形成したほうが、黒色部分の濃度が高く、濃度の
上昇効果があるからである。また、顔料黒色インクと染
料カラーインクとを併用して黒色領域を形成すること
で、使用する顔料黒色インクの量が少なくてすむので、
ひび割れが起こりにくくなるためである。
【0046】次に記録媒体がハガキである場合について
説明する。記録媒体がハガキでる場合、カラーモードは
CMYKの4色で記録する。そして、上述のOHPシー
トの場合と同様に黒色領域を記録するときは、顔料黒色
インクと染料カラーインクとを所定の比率で媒体上に吐
出して記録する。その理由を以下に説明する。顔料イン
クは、媒体の表面付近に定着しているため耐擦過性が染
料インクに比べて劣り、擦ると取れやすい。ハガキのよ
うに両面記録が一般的なものは、片面を記録した後、反
対側の面を記録するてめにオートシートフィーダに積載
するのであるが、このときハガキの裏面に記録した顔料
インクが次の紙に付着してしまうという可能性がある。
そのため、顔料黒色インクの打ち込み量を少なくするこ
とで、顔料インクが次の紙に付着しないようにしてい
る。しかし、顔料黒色インクの打ち込み量を少なくする
と、記録濃度が低下してしまう。そこで、この濃度の低
下を補うためにカラー染料のコンポジットブラックを顔
料黒色インクと同時に用いている。
【0047】また、グレースケールモードは、顔料黒色
インク1色で記録する。この場合も上述のカラーモード
と同様に、顔料黒色インクの打ち込み量を少なくしてい
るが、染料カラーインクを併用することはしない。これ
は、ハガキのグレースケールモードの場合、住所、宛名
等の黒文字を記録することが多いと考えられ、画像品位
よりも記録スピードを優先する方が望ましいと思われる
ためである。この場合、黒の吐出口のみを用いて記録す
ることで高速記録が可能となる。
【0048】なお、上述の実施形態において、グレース
ケールモードは、顔料黒色インク1色で記録している
が、スピードよりも画像品位を優先させたい場合は、グ
レースケールモードも上述のカラーモードと同様に、記
録濃度アップのためにCMYKの4色で記録してもよ
い。
【0049】最後に、記録媒体が普通紙等の上記以外の
場合、カラーモードはCMYK4色で記録する。前述の
ように記録媒体が光沢系でない場合は、元々記録媒体の
表面が粗いために、顔料インクを記録しても表面に光沢
性のないのは変わらないため、むしろ黒色インクを使っ
て最高濃度を上げたほうが画像としてはコントラストの
ついた品位の高いものとなる。また、グレースケールの
ときは、光沢系のときと同様に顔料黒色インク1色で記
録する。なお、本明細書において、普通紙とは前記イン
ク受容層を有していない記録媒体である。一般的にオフ
ィスなどで使用される紙である。
【0050】(実施形態2)実施形態1では、記録媒体
の種類を判別する方法として、反射型の光学センサユニ
ットを用いたが、本実施形態ではこれをCCDカメラな
どの画像処理測定器に変え、実際に打ち込まれたインク
ドットの面積を用いて判別する方法を説明する。
【0051】本実施形態の記録システムのホストコンピ
ュータおよびプリンタの電気的構成は実施形態1と同様
である。なお、本実施形態でのプリンタの記録方法はイ
ンクジェット方式とする。
【0052】図6は、本実施形態における記録媒体の記
録領域を示す図である。
【0053】記録媒体(用紙)13は、記録データを記
録する記録保証領域14を設けており、この記録保証領
域14をはみ出る記録データははじかれ記録されない。
【0054】本実施形態では、記録媒体上の記録保証領
域14以外の部分に予め目視で簡単には分からない程度
の大きさのインクドット15を打ち込み、このインクド
ット15の面積を画像処理測定器により測定し、その値
によって記録媒体の種類を判定する。以下に具体的な方
法を説明する。
【0055】ホストコンピュータから記録指令を受け取
ると、プリンタのCPUは記録ヘッドに吐出指令を送
り、この吐出指令を受けて、記録ヘッドは、記録媒体右
上隅の記録保証領域14外の部分に所定量のインク滴を
1つ打ち込む。そして、打ち込まれたドット15の面積
を画像処理測定器は測定する。
【0056】画像処理測定器は、図7に示すように、C
CDカメラ82と画像処理コントローラ83とから成っ
ている。まずCCDカメラ82がドットを読み取り、読
み取った入力信号を画像処理コントローラ83に送る。
画像処理コントローラ83は、この入力信号を二値化処
理しプリンタ内のCPU101に送る。CPU101で
は予めROM104に記憶されている基準円の面積と二
値化された入力信号22との差、つまりにじみ率を求
め、このにじみ率の値をホストコンピュータ2へ送る。
【0057】データを受け取ったホストコンピュータ内
の制御部は、予めデータベース部に格納されている判別
テーブルを参照し、記録媒体の種類を求める。なお、本
実施形態の判別テーブルは実施形態1とは異なり、にじ
み率と記録媒体の種類とを対応づけたものである。
【0058】制御部は、この判別テーブルによって求め
られた記録媒体の種類と記録データとを、入出力部から
プリンタへ送る。
【0059】プリンタはホストコンピュータから送られ
てきた記録媒体の種類に応じて、予めROMに格納され
ている制御テーブルの中から適合する記録媒体の制御デ
ータを求め、この制御データに基づく打ち込み制御指令
を記録ヘッドに送る。
【0060】記録ヘッドは送られてきた記録データ打ち
込み制御指令に応じたインク量でデータ記録を行う。
【0061】図6中に拡大して示すように、打ち込まれ
たドットは真円にはならず、記録媒体の素材に応じて、
にじんでいく。つまり、記録媒体の種類によって、同量
のインクを吐出したとしても、インクのにじみ具合は異
なるので、上述のように、形成されるドットの面積によ
って、記録媒体の種類を判別することができるのであ
る。例えば、図中、基準円16の面積をaμm2 とし、
実際のドット17の面積をbμm2 とすると、両者の差
(a−b)の値つまりにじみ率を判別テーブルと照らし
合わせて記録媒体の種類を判別する。
【0062】予め、ドットを実際に打ち込み、その面積
を画像処理測定器で測定し、ドットのにじみ具合によっ
て記録媒体の種類を判別するので、インクの状態による
にじみ具合の変化も十分に把握することができ、実施形
態1に比べてより正確に判別を行うことができる。
【0063】なお、図6では実際のドットのほうが基準
円16よりも大きいものを記載したが、記録媒体の種類
によっては基準円の方が打ち込んだドットよりも大きく
なる場合もあるのは勿論である。
【0064】また、ドット15の面積bμm2 は極小で
あり、ほとんどめだたないので、記録保証領域外に記録
しても、完成した画像には影響を及ぼさない。
【0065】また、本実施形態では基準円の面積はプリ
ンタ内のROMに格納され、プリンタ内でにじみ率を求
める形態としたが、にじみ率はホストコンピュータ側で
求める形態であってもよい。
【0066】また、本実施形態では、ホストコンピュー
タとプリンタとの両方を用いて記録媒体の種類を判別し
ているが、プリンタのみで判別し、記録制御を行う形態
であってもよい。この場合、判別テーブル、制御テーブ
ルをプリンタのROM内に予め格納しておく。プリンタ
のCPUはにじみ率を求めた後、ホストコンピュータに
このにじみ率のデータを送らず、ROM内に格納された
判別テーブルを参照して、該当する記録媒体の種類を求
める。そして、求めた記録媒体の種類に応じて、同じく
ROM内に格納されている制御テーブルから該当する記
録制御データを呼び出しておく。そして、ホストコンピ
ュータから記録データが送られてきたら、先に呼び出し
ておいた記録制御データに基づき、記録ヘッドに記録指
令を出す。記録ヘッドは記録制御データに応じた吐出量
で記録を行うというものである。
【0067】このように、プリンタ自体に判別テーブル
を持たせ、プリンタ自身が記録媒体の種類を判別できる
構成であれば、ホストコンピュータが記録媒体の種類を
判別する機能を有してしなくとも、記録媒体の種類の自
動判別を行うことができる。
【0068】(実施形態3)実施形態2では記録保証領
域外に打ち込んだドットを測定するのにCCDカメラを
用いたが、本実施形態ではCCDカメラを用いずに高感
度ドット濃度測定器を用いた場合を説明する。
【0069】まず、予め基準となる基準紙(基準記録媒
体)に吐出したドットの濃度(OD値)を測定し、測定
結果を基準濃度(基準OD値)として、プリンタ内のR
OMに格納しておく。
【0070】そして、実施形態2同様、ホストコンピュ
ータからの記録指令に基づき、記録ヘッドは記録媒体の
記録保証領域外にドットを記録する。
【0071】高感度ドット濃度測定器が、記録保証領域
外に記録したドットの濃度を測定し、測定した値をCP
Uへ送る。CPUは測定値(OD値)と基準濃度(基準
OD値)との差つまり濃度差を求め、これをホストコン
ピュータへ送信する。
【0072】ホストコンピュータは、濃度差を受け取る
と、濃度差と記録媒体の種類とを対応づけた判別テーブ
ルから、記録媒体の種類を求め、求めた記録媒体の種類
と記録データとをプリンタへ送る。
【0073】プリンタ側は実施形態2と同様にして、記
録媒体の種類に応じた記録制御を行う。
【0074】本実施形態では、高感度ドット濃度測定器
で測定するので、CCDカメラに比べてより正確な値を
求めることができる。
【0075】また、本実施形態では、ホストコンピュー
タとプリンタとの両方を用いて記録媒体の種類を判別し
ているが、プリンタのみで判別し、記録制御を行う形態
であってもよい。この場合、判別テーブル、制御テーブ
ルをプリンタのROM内に予め格納しておく。プリンタ
のCPUは濃度を求めた後、ホストコンピュータにこの
濃度のデータを送らず、ROM内に格納された判別テー
ブルを参照して、該当する記録媒体の種類を求める。そ
して、求めた記録媒体の種類に応じて、同じくROM内
に格納されている制御テーブルから該当する記録制御デ
ータを呼び出しておく。そして、ホストコンピュータか
ら記録データが送られてきたら、先に呼び出しておいた
記録制御データに基づき、記録ヘッドに記録指令を出
す。記録ヘッドは記録制御データに応じた吐出量で記録
を行うというものである。
【0076】このように、プリンタ自体に判別テーブル
を持たせ、プリンタ自身が記録媒体の種類を判別できる
構成であれば、ホストコンピュータが記録媒体の種類を
判別する機能を有してなくとも、記録媒体の種類の自動
判別を行うことができる。
【0077】(その他の実施形態)実施形態2,3とも
に記録保証領域外に予め打ち込んだドットの濃度、にじ
み率を測定するものとしたが、記録保証領域外だけでな
く、記録保証領域内に打ち込んだ実際の画像を形成する
1ドットをサンプリングして、このサンプリングしたド
ットの濃度、にじみ率を測定して、記録媒体の種類を判
定する方法であってもよい。
【0078】本実施形態の記録装置は1ラスタずつ記録
データが形成され、記録されていくものとする。
【0079】そこで、記録データの最初の部分(ヘッダ
ー部)を少し記録したところで、キャリッジ上に搭載さ
れた測定装置、例えば反射率測定装置やCCDカメラ、
高濃度測定装置などで測定する。この測定は1ラスタの
記録速度と同様あるいは早い速度で行われる。
【0080】このようにして、最初のヘッダー部から数
ラスタ分の記録データを測定し、これらいくつかの測定
結果からCPUは、実施形態2,3と同様にして記録媒
体の種類を判別し、判別した記録媒体に最適な打ち込み
制御を行う。
【0081】本実施形態では、実施形態1,2,3のよ
うに記録開始前に記録媒体の種類判別のための時間的ロ
スが発生しない。
【0082】なお、形成される画像の途中部分から判別
した記録媒体に最適な打ち込み制御が行われるわけだ
が、最適化されない記録部分は全記録データの最初の部
分だけであり、それは例えば画像全体に対してほんのわ
ずかな部分であったり、あるいはテキストの最初の1行
であったりする。したがって、たとえ最初の一部分だけ
画像品位が多少低下していようとも、全体として画像品
位が低下することはほとんどないといえる。
【0083】また、本実施形態は、実施形態2,3と同
様に、ホストコンピュータを経由せず、プリンタのみで
記録媒体の種類を判別し、その種類に応じた記録制御を
行う形態であってもよい。
【0084】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0085】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0086】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0087】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0088】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0089】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0090】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0091】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0092】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0093】
【発明の効果】本発明の記録システムを用いることによ
り、記録装置が測定した反射率や、にじみ率、濃度など
に基づき、ホストコンピュータ側で予め用意されている
判別テーブルに当てはめ、記録媒体の種類を求め、さら
に、ホストコンピュータが求めた記録媒体の種類に応じ
た記録制御を記録装置が行うことにより、記録装置自体
に高性能なCPUあるいはメモリを用意することなく、
記録媒体の種類を自動的に判別することができ、各記録
媒体に適した記録制御を行うことができる。
【0094】したがって、記録装置自体のコストを下げ
ることができる。
【0095】また、記録装置がインクジェット記録装置
であった場合、記録媒体にインク滴を打ち込み、形成さ
れるインクドットのにじみ率、濃度をもとに記録媒体の
種類を判定すれば、インクの微妙な変化を十分反映した
判定結果となり、反射率による判定よりもより精度の高
い結果を得ることができる。
【0096】また、本発明のインクジェット記録装置を
用いることにより、測定したにじみ率あるいは濃度を予
めROMに格納しておいた判別テーブルに当てはめて記
録媒体の種類を求め、さらにその種類に応じた記録制御
を行うことにより、記録媒体の種類を自動的に判別する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録システムの電気的構成を示すブロ
ック図である。
【図2】プリンタの斜視図である。
【図3】光学センサユニットの模式図である。
【図4】記録制御を示すフローチャートである。
【図5】判別テーブルを示す図である。
【図6】記録媒体に形成したドットの拡大図である。
【図7】プリンタの電気的構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 プリンタ(記録装置) 101 CPU 102 入出力部 103 RAM 104 ROM 112 給紙部 113 記録ヘッド 114 キャリッジ 115 キャリッジベルト 116 搬送ローラ 117 プラテン 118 白基準シート 119 光学センサユニット 2 ホストコンピュータ 201 制御部 202 入出力部 203 データベース部 82 CCDカメラ 83 画像処理コントローラ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスト装置と、それに接続する記録装置
    とを具えた記録システムにおいて、 前記記録装置は、記録媒体の特徴を検知する検知手段を
    具え、 前記ホスト装置は、前記記録媒体の特徴と記録媒体の種
    類とを対応づけた判別テーブルと、 前記判別テーブルに基づき、記録媒体の種類を判定する
    判定手段とを具え、 前記判定手段は、前記記録装置の検知手段が検知した記
    録媒体の特徴によって前記判別テーブルを参照し、対応
    する記録媒体の種類を判定することを特徴とする記録シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記検知手段は、前記記録媒体の特徴と
    して、記録媒体に光を照射し、その光の反射率を求める
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録システム。
  3. 【請求項3】 前記検知手段は、前記記録媒体の特徴と
    して、記録媒体の一部分に記録を行い、その記録結果の
    にじみ率を求めることを特徴とする請求項1に記載の記
    録システム。
  4. 【請求項4】 前記検知手段は、前記記録媒体の特徴と
    して、記録媒体の一部分に記録を行い、その記録結果の
    濃度を求めることを特徴とする請求項1に記載の記録シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記検知手段は、前記記録媒体の特徴と
    して、記録データの一部を記録媒体に記録し、その記録
    結果の濃度を求め、 前記判定手段は、前記検知手段が検知した濃度に基づ
    き、記録媒体の種類を判別し、 前記記録装置は、前記判定手段が判別した記録媒体の種
    類に応じた記録制御に基づき、前記記録データの残りを
    記録媒体に記録することを特徴とする請求項1に記載の
    記録システム。
  6. 【請求項6】 記録ヘッド内の吐出口よりインクを吐出
    することで記録を行うインクジェット記録装置におい
    て、 記録媒体の対インク特性を検知する検知手段と、 前記各記録媒体の対インク特性と記録媒体の種類とを対
    応づけた判別テーブルと、 前記検知手段が検知した記録媒体の対インク特性に基づ
    き、前記判別テーブルを用いて記録媒体の種類を判定す
    る判定手段とを具え、 前記判定手段は、前記検知手段が検知した記録媒体の対
    インク特性を前記判別テーブルを参照し、対応する記録
    媒体の種類を判定することを特徴とするインクジェット
    記録装置。
  7. 【請求項7】 前記検知手段は、前記記録ヘッドから吐
    出されたインク滴が記録媒体に形成するインクドットの
    面積をCCDカメラにより測定し、その測定結果を対イ
    ンク特性とすることを特徴とする請求項6に記載のイン
    クジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 前記検知手段は、前記記録ヘッドから吐
    出されたインク滴が記録媒体に形成するインクドットの
    濃度のOD値を測定し、その測定結果を対インク特性と
    することを特徴とする請求項6に記載のインクジェット
    記録装置。
  9. 【請求項9】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利用
    してインク中に気泡を発生させ、該気泡の生成圧力によ
    ってインク滴を吐出させることを特徴とする請求項6な
    いし8のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
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