JP2915582B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2915582B2
JP2915582B2 JP283991A JP283991A JP2915582B2 JP 2915582 B2 JP2915582 B2 JP 2915582B2 JP 283991 A JP283991 A JP 283991A JP 283991 A JP283991 A JP 283991A JP 2915582 B2 JP2915582 B2 JP 2915582B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録装置に関し、特に記
録ヘッドを搭載したキャリッジを走査して記録媒体に記
録を行う記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】記録ヘッド等を搭載したキャリッジを走
査して、記録媒体に記録を行う記録装置では、キャリッ
ジモータの回転駆動に伴うキャリッジの走行異常を検知
するために、キャリッジの走行線近傍に駆動異常検知専
用のセンサ(以下、異常検知センサ)を設けている。そ
して、キャリッジモータの回転駆動に伴ってキャリッジ
が移動され、このセンサによりキャリッジの通過が検知
されてそのセンサ信号がオン・オフすることにより、キ
ャリッジモータの脱調等によるキャリッジの走行異常が
発生したか否かを検知している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、キャリッジの走行異常を検出するための専用の
異常検知センサを取り付ける必要があり、又、このよう
なセンサをキャリッジの走行線上に1つだけ取付けて
も、キャリッジの走行異常がどこで発生したかを検知す
る事ができない。つまり、例えばキャリッジの両方向の
駆動異常の検知を行う時は、少なくともキャリッジが移
動する区間の両端に専用のセンサを設けなければならな
い等の問題があった。
【0004】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、元々キャリッジに取付けられている既存のセンサを
利用して、キャリッジの走行異常を検出できる記録装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の記録装置は以下の様な構成からなる。即ち、
記録ヘッドをキャリッジに搭載し、前記キャリッジを走
査して記録媒体に記録を行う記録装置であって、前記キ
ャリッジを搬送駆動する搬送手段と、前記キャリッジに
設けられ、前記キャリッジとともに移動して前記記録媒
体を検知する検知手段と、前記搬送手段により前記キャ
リッジを前記記録媒体外に移動するように搬送駆動した
とき、前記検知手段により前記記録媒体が検知されると
前記キャリッジの搬送異常と判定する判定手段とを有す
る。
【0006】
【作用】以上の構成において、キャリッジを搬送駆動す
る搬送手段により、キャリッジを記録媒体外に移動する
ように搬送駆動したとき、キャリッジに設けられ、その
キャリッジとともに移動して記録媒体を検知する検知手
段により記録媒体が検知されると、キャリッジの搬送異
常と判定する。
【0007】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。
【0008】図1は実施例のインクジェットプリンタの
記録部の構成を示す図で、この記録ヘッド100は記録
密度400dpiでの記録が可能で、各色のヘッドはそ
れぞれ走査方向に直交する方向に128本のノズルを配
している。この記録ヘッド100はカートリッジ型のイ
ンクジェットヘツドで、このインクジェットヘッドを矢
示方向に往復走査して記録紙上に画像や文字等が記録さ
れる。この記録ヘッド100には、それぞれシアン、マ
ゼンタ、イエロー、ブラツク(以下、それぞれC,M,
Y,Kと略す)のインクを収容したカートリッジ101
が図の如く4個配置されており、これら各色に対応する
ヘッドを駆動して重ね記録を行うことにより、記録媒体
107上にカラーでの記録を可能にしている。これら
C,M,Y,K色の各カートリッジ101は、キャリッ
ジ102に着脱可能に装着されている。ここで、記録ヘ
ッド100の駆動周波数Fは4KHzである。
【0009】103はキャリッジ102を支持するため
のシャフト、104は一端をキャリッジ102に固定し
た駆動用ベルトで、ステッピングモータで構成されたキ
ャリッジモータ105の回転軸に取付けられたプーリ1
06aと自在プーリ106bとの間に張架されている。
これにより、キャリッジモータ105を回転駆動すると
キャリッジ102はシャフト103に沿って左右に移動
し、このキャリッジ102の移動に同期して記録ヘッド
100を駆動することにより、記録媒体107上に記録
が行われる。
【0010】116はホームポジションセンサで、キャ
リッジ102がホーム位置にあるとき、キャリッジ10
2に設けられた突片108を検知して、その出力信号を
オンにしている。109はキャップ部で、キャリッジ1
02がホーム位置にあるとき、記録ヘッド100の各ノ
ズルの吐出口を塞ぎ、それらの乾燥を防止している。1
10はモータホーム位置を示し、キャリッジ102がホ
ーム位置に有るときの基準位置を示している。111は
モータスタート位置で、給紙信号がオンになるとキャリ
ッジ102はホーム位置より、このモータスタート位置
111に移動される。112はモータ停止位置を示し、
キャリッジ102がこれ以上右に移動しない位置を示し
ている。107は記録紙やOHPシート等の記録媒体で
ある。
【0011】プリント信号がオンになると、キャリッジ
102はモータスタート位置111から記録開始位置手
前の所定位置まで所定パルス分加速移動され、加速移動
が終了すると、記録幅に応じた所定パルス分等速で移動
される。この等速移動中に記録媒体107に画像が記録
される。こうして1行分の画像データを記録し終え、等
速移動が終了すると、キャリッジ102は所定パルス分
減速してモータ停止位置112まで移動される。こうし
て、記録データがなくなるまで前述の動作を繰り返し行
う。
【0012】図2は、図1のキャリッジ102を、その
記録方向から見た図で、図1と共通する部分は同じ番号
で示し、それらの説明を省略する。113は記録媒体1
07をガイドするためのプラテン、114はキャリッジ
102に取り付けられたフォトセンサで、記録媒体10
7に光を照射し、その反射光を検出して記録媒体107
の有無或は幅等を検知している。115は記録媒体10
7の浮き上がりを防止するための紙押えである。
【0013】図3は本実施例のインクジェットプリンタ
の概略構成を示すブロック図で、前述の図面と共通する
部分は同じ番号で示し、それらの説明を省略する。
【0014】図において、301はプリンタ全体を制御
する制御部で、310は例えばマイクロプロセッサ等に
CPU、311はCPU310の制御プログラムや各種
データ等を記憶しているROM、312はCPU310
のワークエリアとして使用され、各種データを一時保存
するためのRAMである。302は制御部301よりの
記録データに従って記録ヘッド100を駆動するヘッド
ドライバ、303,304はそれぞれ対応するモータを
駆動するためのモータドライバである。305は記録媒
体107を搬送するための紙送り用モータである。30
6は図4に詳細を示すセンサ回路で、紙幅センサ114
により検出したセンサ信号を制御部301に出力してい
る。このセンサ回路306よりの電圧信号は、A/Dコ
ンバータ313によりデジタル信号に変換されてCPU
310に入力される。
【0015】図4はセンサ回路306と紙幅センサ11
4との関係を示す図である。
【0016】図4において、紙幅センサ114は、発光
素子401と受光素子402とで構成されており、発光
素子401からの光が記録媒体107で反射されて受光
素子402に入射される。この受光素子402は入力さ
れる光量に応じて光電流が変化するもので、この受光素
子402で発生した微少電流(約200μA)がボリュ
ーム403により電圧信号に変換されている。この電圧
信号はトランジスタ404及びエミツタ抵抗406でイ
ンピーダンス変換され、制御部301のA/Dコンバー
タ313に入力されている。これにより、制御部301
のCPU310は、A/Dコンバータ313より出力さ
れるデジタルデータの値に応じて記録媒体107の種類
や有無の検知、更には幅補正演算等を行うことができ
る。
【0017】図5〜図7はこの紙幅センサ回路306の
出力電圧レベルと、キャリッジ102の走行位置(キャ
リッジモータ105の駆動量で換算)との関係を示した
図である。
【0018】これらの図において、出力電圧レベルV1
は記録媒体107を検出していないときの電圧レベルを
示し、出力電圧レベルV2は記録媒体107を検知して
いる時の電圧レベルを示している。図5はキャリッジ1
02が、その駆動量に応じて正常に走行している場合を
示し、記録媒体107が存在している位置でセンサ回路
306の出力電圧レベルがV1よりV2に変化してい
る。
【0019】この状態を示したのが図8で、記録ヘッド
100を搭載したキャリッジ102の走行位置と記録媒
体107との関係を示している。
【0020】図8の(A)はキャリッジ102がモータ
ホーム位置110にある状態を示し、(B)はキャリッ
ジ102ががータスタート位置111にある状態を示し
ている。また、(C)は紙幅センサ114が記録媒体1
07を左側端部を検出した状態を示し、(D)は紙幅セ
ンサ114が記録媒体107を右端部を検出した状態を
示している。更に(E)はキャリッジ102がモータ停
止位置112に到達した状態を示している。
【0021】図6では、キャリッジ102をホーム位置
110からモータ停止位置方向に移動させるときに走行
異常となった場合を示している。即ち、キャリッジ10
2がモータ停止位置112に到達するのに相当する距離
だけキャリッジモータ105を回転駆動しても、キャリ
ッジ102は実際にまだ記録媒体107上にいるため、
センサ回路306の出力電圧レベルはV2のままであ
る。同様に、図7もキャリッジ102がモータ停止位置
112からホーム位置110に戻される時に走行異常と
なった場合を示しており、キャリッジ102がモータス
タート位置111或はモータホーム位置110に戻るだ
けキャリッジモータ105を回転駆動しても、実際には
キャリッジ102は、まだ記録媒体107上にあるた
め、センサ回路306の出力電圧レベルはV2のままと
なっている。
【0022】このようにキャリッジモータ105の駆動
によるキャリッジ102の走行異常が発生すると、記録
ヘッド100による記録開始位置がずれたり、キャリッ
ジ102のスタート位置111や停止位置112が規定
された位置とずれるため、記録された画像に支障をきた
す。そこで本実施例では、これを防止するために、紙幅
センサ114よりの信号を基に、キャリッジモータ10
5の駆動量に対するキャリッジ102の走行を調べて、
キャリッジ102の走行に異常が発生したかどうかを判
断し、駆動異常の場合にはエラー表示するようにしてい
る。
【0023】図9〜図15は本実施例のインクジェット
・プリンタの動作を示すフローチャートで、これらフロ
ーチャートで示された制御を行う制御プログラムはRO
M311に記憶されている。
【0024】まず最初に、図9のフローチャートを参照
してメイン処理を説明する。
【0025】電源投入後、プリンタはステップS1でス
タンバイ状態となり、ステップS2で給紙命令(通常は
プリントまたはコピーの指令)を待つ。給紙命令が入力
されるとステップS3に進み、後述する図10のフロー
チャートで示す給紙動作を行う。この給紙動作が終了す
るとステップS4からステップS5に進み、後述する図
11のフローチャートで示された空スキャン動作を行
う。この空スキャン動作が終了するとステップS6から
ステップS7に進み、記録媒体107の紙幅を検出し、
次にステップS9で記録媒体107が記録紙であるかO
HPシートであるかを判別する。なお、これら紙幅演算
処理及び記録媒体判別処理は図12及び図13のフロー
チャートを参照して後述する。
【0026】ステップS9で記録媒体がOHPシートか
否かを判断する。記録媒体がOHPシートでなく記録紙
の場合、紙幅に応じて予め設定されている複数の記録幅
データの中からステップS7で求められた紙幅データに
基づいて所定の記録幅データを選択する。また、記録媒
体がOHPシートの場合、ステップS7で求められた紙
幅データに基づいて選択される記録幅データから所定幅
分を減算し、その減算結果にもとづいてOHPシートに
対する記録幅を設定する。そしてステップS11に進
み、設定された記録幅で実際の記録動作を行なう。
【0027】OHPシートの場合、記録紙に比べインク
の定着速度が遅い。そこで、本実施例では、OHPシー
ト上への記録の場合、不図示の機構により、排紙ローラ
対の上ローラをOHPシートに対して接触しないように
退避させ、OHPシートの搬送はOHPシートの各端部
のみに接触する2つの搬送ローラ(不図示)によって搬
送する構成となっている。従って、OHPシートへの記
録の場合、記録紙の場合に比べ。この2つのローラに応
じた所定幅分だけ記録部が狭くなる。
【0028】この記録動作は図14のフローチャートを
参照して後述する。こうして記録処理が終了するとステ
ップS13に進み、記録済みの記録媒体107を装置外
に排出して再びステップS2に戻り、次のプリント命令
を待つ。
【0029】次に図10を参照して、図9のステップS
3の給紙動作を説明する。ステップS21ではキャリッ
ジ102をホームポジション110からモータスタート
位置111に移動させ、ステップS22で、この移動が
終了したかどうかを判定をする。この判定は、キャリッ
ジモータ105の駆動ステップ数により判定する。次に
ステップS23に進み、記録媒体107を収容している
カセット内から記録媒体107を引き出すために給紙ロ
ーラの回転を開始する。こうしてカセットより記録媒体
が引出されると次にステップS25で搬送ローラを回転
させて、記録のために記録媒体107を所定の位置まで
運び、ステップS26で搬送動作が終了したかを判断し
終了ならばメイン処理に戻る。
【0030】図11はステップS5の空スキャン動作を
示すフローチャートで、先ずステップS31よりステッ
プS32に進み、キャリッジモータ105を1単位毎に
駆動して、キャリッジ102をモータ停止位置112方
向に前進させる。ここでいう1単位とは、キャリッジモ
ータ105の1励磁パターンに相当し、本実施例ではこ
の時間は約85μMである。こうして1単位進んだ後、
センサ回路306よりのセンサ信号をデジタル変換した
データを取り込んでRAM312に格納する。ステップ
S34では、その格納アドレスを進めて、ステップS6
の空スキャン動作の終了判定を行う。
【0031】こうしてステップS31で前進方向の空ス
キャンが終了するとステップS35,ステップS36に
進み、モータ停止位置112よりモータホーム位置11
0方向にキャリッジ102を移動させるために1単位ず
つの後進処理を行い、この後進処理が終了すると空スキ
ャンが終了したことを示すフラグをオンにしてメイン処
理に戻る。このようにして、空スキャン処理により、キ
ャリッジ102がモータホーム位置110とモータ停止
位置112との間で往復移動される。
【0032】図12は図9のステップS7の紙幅演算処
理を示すフローチャートで、先ずステップS41で、空
スキャン動作中にセンサ114により検出されたプラテ
ン113よりの反射光強度(デジタルデータ)の平均値
を求め、次にステップS42で記録媒体107よりの反
射光強度(デジタルデータ)の平均値を読み取る。ステ
ップS43ではこれらの電圧レベルの平均値の相加平均
を取り、スレショホルド・レベルを演算する。次にステ
ップS44に進み、前述のステップS33(図11)で
格納されたセンサデータを格納アドレス順に読出し、こ
のスレショホルド・レベルと比較しセンサデータの方が
高かったらステップS45に進み、記録媒体107を検
出したと判断し、紙幅値をカウントするカウンタに所定
のデータを加算する。尚、このカウンタの最終のカウン
ト値に基づいて紙幅が決定される。一方、ステップS4
4でセンサ114よりのデータの方がこのスレショホル
ド・レベルより低いときは、キャリッジ102はまだプ
ラテン113上にあると判断し、ステップS46でセン
サデータ終了まで繰り返す。
【0033】次に図13のフローチャートを参照して、
記録媒体107の判別処理を説明する。まずステップS
51で記録媒体107より反射された光レベル(センサ
回路306よりの電圧値)の平均値と最大値とを比較
し、この差が所定値以上であればステップS52でOH
Pシートであると判断する。一方、そうでなかったらそ
のままメインルーチンに戻り、記録媒体107が通常の
記録紙であると判断する。
【0034】図14は図9のフローチャートのステップ
S11の記録動作を示すフローチャートである。
【0035】記録動作時において、ステップS61では
キャリッジ102が図2の矢示A方向に移動し、これに
同期して記録ヘッド100を記録データに従って駆動す
ることにより、記録媒体107にカラー画像が記録され
る。ステップS62では、キャリッジ102がモータ停
止位置112まで移動したものとしてキャリッジモータ
105の駆動を停止する。そしてステップS63で、キ
ャリッジモータ105によるキャリッジ102の搬送駆
動が正常であったかどうかを判別する。この詳細は、図
15を参照して後述する。
【0036】キャリッジ102の搬送駆動が異常でない
ときはステップS64に進みキャリッジ102の後進さ
せ、ステップS65でモータスタート位置にキャリッジ
102が到達したものとして、キャリッジモータ105
の回転駆動を停止する。そしてステップS66に進み、
再びステップS63と同様にしてキャリッジの搬送異常
が発生していないかをみる。以下、ステップS67〜ス
テップS72で同様の動作を繰返し行い、キャリッジ1
02の搬送異常を検知するとステップS73に進み、エ
ラー表示を行ってメイン処理に戻る。
【0037】図15はステップS63,S66等のキャ
リッジ102の搬送異常処理を示すフローチャートで、
ステップS81でセンサ回路306よりの出力電圧値
(デジタル値)を基に、フォトセンサ114の下に記録
媒体107が存在しているかどうかをみる。記録媒体1
07を検出すると、前述の図6、図7で示したように、
記録媒体107が存在しない領域にキャリッジ102が
移動しているはずなのに、実際は記録媒体107上にキ
ャリッジ102が位置していることを示しているため、
キャリッジ102の移動時に異常があったものとしてス
テップS83に進み、駆動異常と判定する。また、もし
ステップS82で記録媒体107を検知しないときはキ
ャリッジ102の走行異常が発生しなかったものとして
ステップS84に進む。
【0038】なお前述の実施例では、紙幅センサ114
によるキャリッジ102の走行異常の検出を、モータス
タート位置111とモータ停止位置112でのみ行った
が本発明はこれに限定されるものでなく、図5の出力電
圧レベルがV1の区間であればどこでもよい。
【0039】又、前述実施例では、記録動作中、キャリ
ッジ102はモータスタート位置111とモータ停止位
置112との間を往復走査し、記録動作が終了するとモ
ータホームポジション110に移動するようにした。つ
まり、記録動作中はキャリッジ102はモータホーム位
置110には移動しないため、ホームポジションセンサ
107は、記録動作が開始してから終了するまではオン
しないはずである。従って、もし記録動作中にホームポ
ジションセンサ107がオンすれば、この場合もキャリ
ッジ102の走査に異常が発生したと考えられる。
【0040】また本実施例では、熱エネルギーを利用し
てインク滴を吐出するインクジェット方式の場合で説明
したが、本発明はこれに限定されるものでなく、例えば
ワイヤドットプリンタやサーマルプリンタ等のプリンタ
であってもよいことはもちろんである。
【0041】なお、本実施例に示した如きインクジェッ
ト方式によれば、記録の高密度化、高精細化が可能にな
る。その代表的な構成や原理については、例えば米国特
許第4723129号明細書、同第4740796号明
細書に開示されている基本的な原理を用いて行なうもの
が好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、コンティ
ニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特にオンデ
マンド型の場合には、液体(インク)が保持されている
シートや液路に対応して配置されている電気熱変換体
に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急速な温度
上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加すること
によって、電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、
記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的に
1対1で対応した液体(インク)内の気泡を形成できる
ので有効である。この気泡の成長、収縮により吐出用開
口を介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも1
つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とする
と、即時適切に気泡の成長収縮が行なわれるので、特に
応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より
好ましい。このパルス形状の駆動信号としては、米国特
許第4463359号明細書、同第4345262号明
細書に記載されているようなものが適している。なお、
上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第4
313124号明細書に記載されている条件を採用する
と、さらに優れた記録を行なうことができる。
【0042】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組合わせ構成(直線状液路又は直角液流路)の他に熱
作用部が屈曲する領域に配置され入る構成を開示する米
国特許第4558333号明細書、米国特許第4459
600号明細書を用いた構成のもであってもよい。加え
て、複数の電気熱変換体に対して共通するスリットを電
気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭59−
123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収する
開口を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭59−
138461号公報に基づいた構成としても良い。即
ち、記録ヘッドの形態がどのようなものであっても、記
録を確実に効率よく行ないうるからである。
【0043】さらに、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的に設けられたカートリッ
ジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効で
ある。
【0044】また本発明の記録装置の構成として設けら
れる記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手段
等を付加することは、記録動作を一層安定にできるの
で、好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、
記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニング
手段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別
の加熱手段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出モード
を行なうことも安定した記録を行なうために有効であ
る。
【0045】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個設けられるものであってもよ
い。
【0046】更に加えて、本発明が適用可能なインクジ
ェット記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報
処理機器の画像出力端末として用いられるものの他、リ
ーダ等と組合わせた複写装置、更には送受信機能を有す
るファクシミリ装置の形態をとるものであってもよい。
【0047】以上説明したように本実施例によれば、既
存の紙幅センサ等を利用して、キャリッジの走行異常を
検出することができる。
【0048】
【発明の効果】異常説明したように本発明によれば、元
々キャリッジに取付けられている既存のセンサを利用し
て、キャリッジの走行異常を検出できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のバブルジェットプリンタの記録部の
詳細を示す図である。
【図2】本実施例のバブルジェットプリンタの記録部に
おけるキャリッジを前進方向からみた図である。
【図3】本実施例のバブルジェットプリンタの概略構成
を示すブロック図である。
【図4】紙幅センサとそのセンサ回路の詳細を示す図で
ある。
【図5】正常時におけるキャリッジモータの回転駆動量
に対するセンサ回路の出力電圧を示した図である。
【図6】
【図7】異常時におけるキャリッジモータの回転駆動量
に対するセンサ回路の出力電圧例を示した図である。
【図8】本実施例のバブルジェットプリンタにおけるキ
ャリッジの移動と記録媒体との関係を示した図である。
【図9】本実施例のバブルジェットプリンタにおける制
御動作を示すフローチャートである。
【図10】本実施例のバブルジェットプリンタにおける
給紙動作を示すフローチャートである。
【図11】本実施例のバブルジェットプリンタにおける
空スキャン動作を示すフローチャートである。
【図12】本実施例のバブルジェットプリンタにおける
紙幅演算処理を示すフローチャートである。
【図13】本実施例のバブルジェットプリンタにおける
記録媒体の判別処理を示すフローチャートである。
【図14】本実施例のバブルジェットプリンタにおける
記録処理を示すフローチャートである。
【図15】本実施例のバブルジェットプリンタにおける
キャリッジの走行異常判断処理を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
100 記録ヘッド 101 インクカートリッジ 102 キャリッジ 105 キャリッジモータ 116 ホームポジションセンサ 110 モータホーム位置 111 モータスタート位置 112 モータ停止位置 113 プラテン 114 紙幅センサ 301 制御部 306 センサ回路 310 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 19/18 B41J 29/50

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドをキャリッジに搭載し、前記
    キャリッジを走査して記録媒体に記録を行う記録装置で
    あって、前記キャリッジを搬送駆動する搬送手段と、前
    記キャリッジに設けられ、前記キャリッジとともに移動
    して前記記録媒体を検知する検知手段と、前記搬送手段
    により前記キャリッジを前記記録媒体外に移動するよう
    に搬送駆動したとき、前記検知手段により前記記録媒体
    が検知されると前記キャリッジの搬送異常と判定する判
    定手段と、を有することを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 記録ヘッドをキャリッジに搭載し、前記
    キャリッジを走査して記録媒体に記録を行う記録装置で
    あって、前記キャリッジを搬送駆動する搬送手段と、前
    記キャリッジが所定位置に到達したことを検知する検知
    手段と、前記搬送手段により前記キャリッジを前記所定
    位置を通過しないようにして前記記録媒体に記録する記
    録手段と、前記記録手段による記録中、前記検知手段に
    よりの検知信号により前記キャリッジの搬送異常を判定
    する判定手段と、を有することを特徴とする記録装置。
  3. 【請求項3】 前記記録ヘッドは記録データに応じてエ
    ネルギー発生素子を駆動することによりインク滴を吐出
    することを特徴とする請求項第1項または第2項に記載
    の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記エネルギー発生素子は熱エネルギー
    を発生するものであり、前記熱エネルギーによりインク
    に状態変化を生起させ、吐出口からインク滴を吐出させ
    ることを特徴とする請求項第3項に記載の記録装置。
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