JP7343071B1 - 画像形成装置、記録媒体の情報処理方法及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、記録媒体の情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ジャム等の不具合の原因特定に寄与できる画像形成装置、記録媒体の情報処理方法及びプログラムを提供する。【解決手段】ユーザーによる記録媒体の種類を受け付ける受付手段100b、画像を形成する対象の記録媒体の種類を判別するための検知手段91、92、種類の設定を受け付けた記録媒体について、受け付けた種類に関する情報と、判別された種類に関する情報と、受け付けた種類と判別された種類の一致/不一致に関する情報、のうちの少なくとも2つの情報を蓄積する蓄積手段110を備え、検知手段は、ユーザーによる種類の設定がなされなかった記録媒体の検知を第1の検知モードで行い、種類の設定を受け付けた記録媒体の検知を、第1の検知モードとは異なる第2の検知モードで行う。第2の検知モードでは第1の検知モードよりも記録媒体の搬送速度は遅くない。【選択図】図6

Description

この発明は、複写機、プリンタ、あるいはMFPと称される多機能デジタル複合機等の画像形成装置、記録媒体の情報処理方法及びプログラムに関する。
画像形成装置として、画像が形成されるシート等の記録媒体の属性(種類等)をユーザーが操作パネル等から設定し、この設定を基に、記録媒体に最適な画像形成条件で画像を行うものが知られている。
また、最近では、光学センサ等を用いて記録媒体の物性を自動的に判別する画像形成装置が提供されている。
また、特許文献1には、検知センサにより検知された情報に基づいて得られた記録媒体の種類を確定するための情報に従って画像形成部の画像形成条件を設定する第1モードと、予め指定された記録媒体の種類に従って画像形成部の前記画像形成条件を設定する第2モードに切り換え可能な画像形成装置において、第2モードにおいて、予め記録媒体の種類が指定されていたとしても、検出動作が可能なタイミングで、画像形成部に搬送される前に一時停止された記録媒体に対して種類判別用パラメータを検出し、記録媒体の種類を確定するための情報を記憶部に記憶させ、第1モードにおいて、記憶部に記録媒体の種類を確定するための情報が記憶されている場合、記録媒体の種類を確定するための情報に従って画像形成条件を設定する画像形成装置が開示されている。
特許文献2には、画像形成部へ搬送される記録材のメディア特性を検知するとともに、検知された搬送中の記録材の第1のメディア特性と、RAMに記憶される前回の画像形成時の記録材の第2のメディア特性とが異なり、且つ第1のメディア特性に応じた画像形成条件と第2のメディア特性に応じた画像形成条件とが異なる場合に画像形成処理を中断したり、さらには中断後にユーザーにメディア特性を入力手段により入力させ、入力されたメディア特性に応じた画像形成条件で、画像形成動作を再開させる画像形成装置が開示されている。
特許第05435984号公報 特開2018-106112号公報
しかし、ユーザーの入力等により画像形成装置に設定された記録媒体の属性が必ずしも正しいとは限らず、センサの記録媒体に関する検知結果と不一致である場合には、適正でない画像形成条件が設定され、この画像形成条件で強制的に画像形成が行われてしまうと、記録媒体が搬送経路上で詰まってしまういわゆるジャム等の不具合が発生する恐れがある。このような不具合が発生すると、必要に応じてサービスマンが対応することになるが、どのような使われ方をしたのか不明であるため原因を特定することができず、改善案を提案することができない。そこで、不具合が発生した原因の特定に寄与する技術が必要となるが、特許文献1及び2に記載の技術では、このような要請を満たすことはできなかった。
この発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたものであって、ジャム等の不具合の原因特定に寄与できる画像形成装置、記録媒体の情報処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的は以下の手段によって達成される。
(1)ユーザーによる記録媒体の種類の設定を受け付ける受付手段と、
画像を形成する対象の記録媒体の種類を判別するための検知手段と、
前記受付手段で種類の設定を受け付けた記録媒体について、受け付けた記録媒体の種類に関する情報と、判別された記録媒体の種類に関する情報と、受け付けた種類と判別された種類の一致/不一致に関する情報、のうちの少なくとも2つの情報を蓄積する蓄積手段と、
を備え、
前記検知手段は、ユーザーによる種類の設定がなされなかった記録媒体の検知を第1の検知モードで行い、前記受付手段で種類の設定を受け付けた記録媒体の検知を、第1の検知モードとは異なる第2の検知モードで行い、
前記第2の検知モードでは前記第1の検知モードよりも前記記録媒体の搬送速度が遅くないことを特徴とする画像形成装置。
(2)ユーザーによる記録媒体の種類の設定を受け付ける受付手段と、
画像を形成する対象の記録媒体の種類を判別するための検知手段と、
前記受付手段で種類の設定を受け付けた記録媒体について、受け付けた記録媒体の種類に関する情報と、判別された記録媒体の種類に関する情報と、受け付けた種類と判別された種類の一致/不一致に関する情報、のうちの少なくとも2つの情報を蓄積する蓄積手段と、
を備え、
前記検知手段は、ユーザーによる種類の設定がなされなかった記録媒体の検知を第1の検知モードで行い、前記受付手段で種類の設定を受け付けた記録媒体の検知を、第1の検知モードとは異なる第2の検知モードで行い、
前記第1の検知モードでは、記録媒体の搬送速度を記憶媒体の物性に関わらず同じ搬送速度とし、前記第2の検知モードでは、記録媒体の搬送速度を前記受付手段で受け付けた種類に応じた搬送速度とすることを特徴とする画像形成装置。
(3)前記蓄積手段は、蓄積対象の複数の情報を互いに関連付けて蓄積する前項1または2に記載の画像形成装置。
(4)前記蓄積手段は、画像形成装置に発生した不具合情報も蓄積手段に蓄積する前項1または2に記載の画像形成装置。
(5)前記種類に関する情報には、記録媒体表面の画像の有無についての画像情報、透過率情報、反射率情報、剛度情報、厚み情報、坪量情報、サイズ情報、目方向情報、色情報、水分情報、平滑度情報、抵抗情報、摩擦情報、記録媒体の構成情報及び印刷情報の少なくとも1つが含まれ、
前記記録媒体の構成情報には、パルプ、コート、蛍光剤、填料、色材のうちの少なくとも1つが含まれ、前記印刷情報には、記録媒体の銘柄、環境情報、給紙口情報、画像形成情報のうちの少なくとも1つが含まれる前項1または2に記載の画像形成装置。
(6)前記検知手段は、光源と、前記光源から記録媒体に照射された光の透過光及び/または反射光を受光可能な受光センサを備え、
前記受光センサで受光された前記透過光及び/または反射光に基づいて、記録媒体の透過率、反射率、坪量、厚み、色、平滑度及び記録媒体の構成要素のうち少なくともいずれかを検出する前項1または2に記載の画像形成装置。
(7)前記蓄積手段に蓄積された情報に基づいて不具合が発生する可能性を分析する分析手段と、
前記分析手段により分析された不具合が発生する可能性をユーザーに通知する通知手段と、
を備えている前項1または2に記載の画像形成装置。
(8)ユーザーによる記録媒体の種類の設定は外部の印刷指示手段で行われ、前記受付手段は、前記印刷指示手段で行われた前記設定をネットワークを介して受け付ける前項1または2に記載の画像形成装置。
(9)前記第2の検知モードでは前記第1の検知モードよりも検知時間が短い前項1または2に記載の画像形成装置。
(10)前記記録媒体に画像を形成する画像形成手段を備え、画像形成手段は、前記受付手段で種類の設定を受け付けた記録媒体については、判別結果を画像形成プロセスに反映することなく画像を形成する前項1または2に記載の画像形成装置。
(11)前記記録媒体に画像を形成する画像形成手段を備え、画像形成手段は、前記分析手段により不具合が発生する可能性があることが分析された場合、種類の設定が受け付けられた記録媒体について、判別された種類に対応する画像形成条件に切り替える前項7に記載の画像形成装置。
(12)前記第1の検知モードは前記第2の検知モードよりもパラメータの検知精度が高い前項1または2に記載の画像形成装置。
(13)前記検知手段による記録媒体に対するパラメータの検知範囲は、第1検知モードと第2の検知モードで異なっており、かつ第1の検知モードの検知時間及び検知精度が第2の検知モードと同等以上である前項1または2に記載の画像形成装置。
(14)前記第2の検知モードの方が前記第1の検知モードよりも検知範囲が広い前項1または2に記載の画像形成装置。
(15)前記記録媒体に画像を形成する画像形成手段を備え、前記画像形成手段は、前記蓄積手段に蓄積された情報を記録媒体に印字可能である前項1または2に記載の画像形成装置。
(16)前記蓄積手段に蓄積された情報を、ネットワークを介して接続された表示装置に送信可能である前項1または2に記載の画像形成装置。
(17)前記蓄積手段に蓄積された情報を自装置の表示手段に表示可能である前項1または2に記載の画像形成装置。
(18)前記蓄積手段に蓄積された情報を自装置に外付けされた記憶媒体に出力可能である前項1または2に記載の画像形成装置。
(19)前記蓄積手段に蓄積された情報を音声出力装置で出力可能である前項1または2に記載の画像形成装置。
(20)前記蓄積手段に蓄積された情報を学習する学習手段を備え、
前記学習手段は、学習結果から画像形成の中断及び/または報知手段による警告の報知を行う前項1または2に記載の画像形成装置。
(21)前記蓄積手段に蓄積された情報を組み合わせ毎に分類し、頻度を数値化して保存する前項1または2に記載の画像形成装置。
(22)頻度が数値化された元の情報は消去する前項21に記載の画像形成装置。
(23)分類毎に代表となる特徴のあるデータを保存し、類似のデータは回数で保存する前項21に記載の画像形成装置。
(24)蓄積された情報の量が蓄積手段の蓄積容量に達した場合は、記録媒体の供給カセットの挿抜後の1枚目の記録媒体についての情報を保持し、他の情報は消去する前項1または2に記載の画像形成装置。
(25)蓄積された情報の量が蓄積手段の蓄積容量に達した場合は、不具合が発生した情報のみを保持し、他の情報は消去する前項1または2に記載の画像形成装置。
(26)前記学習手段は、複数回同一の不具合が発生した場合に報知を行う前項20に記載の画像形成装置。
(27)前記蓄積手段に蓄積された情報を学習する学習手段を備え、
前記学習手段による学習結果が、画像形成手段による画像形成プロセスに反映される前項1または2に記載の画像形成装置。
(28)前記蓄積手段に蓄積された情報を学習する学習手段を備え、
前記学習手段による学習結果は外部のサーバーへ送信される前項1または2に記載の画像形成装置。
(29)前記蓄積手段に蓄積された情報を学習する学習手段を備え、
前記学習手段による学習結果は他の画像形成装置と共有される前項1または2に記載の画像形成装置。
(30)前記蓄積手段は自装置に内蔵されている前項1または2に記載の画像形成装置。
(31)前記蓄積手段は自装置に外付けされた外部記憶装置である前項1または2に記載の画像形成装置。
(32)記録媒体の物性を検知する検知手段と、
前記記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
前記記録媒体に関して設定された設定情報と、前記検知手段により検知された前記記録媒体の検知情報と、前記設定情報と前記検知情報の一致/不一致に関する情報、のうち少なくとも2つの情報を蓄積する蓄積手段と、
を備え、
前記検知手段は、設定がされていない記録媒体の検知を第1の検知モードで行い、設定がされた記録媒体の検知を、第1の検知モードとは異なる第2の検知モードで行い、
前記第2の検知モードでは前記第1の検知モードよりも前記記録媒体の搬送速度が遅くないことを特徴とする画像形成装置。
(33)記録媒体の物性を検知する検知手段と、
前記記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
前記記録媒体に関して設定された設定情報と、前記検知手段により検知された前記記録媒体の検知情報と、前記設定情報と前記検知情報の一致/不一致に関する情報、のうち少なくとも2つの情報を蓄積する蓄積手段と、
を備え、
前記検知手段は、設定がされていない記録媒体の検知を第1の検知モードで行い、設定がされた記録媒体の検知を、第1の検知モードとは異なる第2の検知モードで行い、
前記第1の検知モードでは、記録媒体の搬送速度を記憶媒体の物性に関わらず同じ搬送速度とし、前記第2の検知モードでは、記録媒体の搬送速度を記録媒体に関して設定された内容に応じた搬送速度とすることを特徴とする画像形成装置。
(34)前記第2の検知モードの方が前記第1の検知モードよりも検知範囲が広い前項32または33に記載の画像形成装置。
(35)ユーザーによる記録媒体の種類の設定を受け付ける受付ステップと、
画像を形成する対象の記録媒体の種類を判別するための検知ステップと、
前記受付ステップで種類の設定を受け付けた記録媒体について、受け付けた記録媒体の種類に関する情報と、判別された記録媒体の種類に関する情報と、受け付けた種類と判別された種類の一致/不一致に関する情報、のうちの少なくとも2つの情報を蓄積手段に蓄積するステップと、
を画像形成装置が実行し、さらに、
前記検知ステップでは、ユーザーによる種類の設定がなされなかった記録媒体の検知を第1の検知モードで行い、前記受付ステップで種類の設定を受け付けた記録媒体の検知を、第1の検知モードとは異なる第2の検知モードで行い、
前記第2の検知モードでは前記第1の検知モードよりも前記記録媒体の搬送速度が遅くないことを特徴とする記録媒体の情報処理方法。
(36)ユーザーによる記録媒体の種類の設定を受け付ける受付ステップと、
画像を形成する対象の記録媒体の種類を判別するための検知ステップと、
前記受付ステップで種類の設定を受け付けた記録媒体について、受け付けた記録媒体の種類に関する情報と、判別された記録媒体の種類に関する情報と、受け付けた種類と判別された種類の一致/不一致に関する情報、のうちの少なくとも2つの情報を蓄積手段に蓄積するステップと、
を画像形成装置が実行し、さらに、
前記検知ステップでは、ユーザーによる種類の設定がなされなかった記録媒体の検知を第1の検知モードで行い、前記受付ステップで種類の設定を受け付けた記録媒体の検知を、第1の検知モードとは異なる第2の検知モードで行い、
前記第1の検知モードでは、記録媒体の搬送速度を記憶媒体の物性に関わらず同じ搬送速度とし、前記第2の検知モードでは、記録媒体の搬送速度を前記受付ステップで受け付けた種類に応じた搬送速度とすることを特徴とする記録媒体の情報処理方法。
(37)前記第2の検知モードの方が前記第1の検知モードよりも検知範囲が広い前項35または36に記載の記録媒体の情報処理方法。
(38)記録媒体の物性を検知手段により検知する検知ステップと、
前記記録媒体に画像を形成する画像形成ステップと、
前記記録媒体に関して設定された設定情報と、前記検知ステップにより検知された前記記録媒体の検知情報と、前記設定情報と前記検知情報の一致/不一致に関する情報、のうち少なくとも2つの情報を蓄積手段に蓄積する蓄積ステップと、
を画像形成装置が実行し、さらに、
前記検知ステップでは、設定がされていない記録媒体の検知を第1の検知モードで行い、設定がされた記録媒体の検知を、第1の検知モードとは異なる第2の検知モードで行い、
前記第2の検知モードでは前記第1の検知モードよりも前記記録媒体の搬送速度が遅くないことを特徴とする記録媒体の情報処理方法。
(39)記録媒体の物性を検知手段により検知する検知ステップと、
前記記録媒体に画像を形成する画像形成ステップと、
前記記録媒体に関して設定された設定情報と、前記検知ステップにより検知された前記記録媒体の検知情報と、前記設定情報と前記検知情報の一致/不一致に関する情報、のうち少なくとも2つの情報を蓄積手段に蓄積する蓄積ステップと、
を画像形成装置が実行し、さらに、
前記検知ステップでは、設定がされていない記録媒体の検知を第1の検知モードで行い、設定がされた記録媒体の検知を、第1の検知モードとは異なる第2の検知モードで行い、
前記第1の検知モードでは、記録媒体の搬送速度を記憶媒体の物性に関わらず同じ搬送速度とし、前記第2の検知モードでは、記録媒体の搬送速度を記録媒体に関して設定された内容に応じた搬送速度とすることを特徴とする記録媒体の情報処理方法。
(40)前記第2の検知モードの方が前記第1の検知モードよりも検知範囲が広い前項38または39に記載の記録媒体の情報処理方法。
(41)ユーザーによる記録媒体の種類の設定を受け付ける受付ステップと、
画像を形成する対象の記録媒体の種類を判別するための検知ステップと、
前記受付ステップで種類の設定を受け付けた記録媒体について、受け付けた記録媒体の種類に関する情報と、判別された記録媒体の種類に関する情報と、受け付けた種類と判別された種類の一致/不一致に関する情報、のうちの少なくとも2つの情報を蓄積手段に蓄積するステップと、
を画像形成装置のコンピュータに実行させ、さらに、
前記検知ステップでは、ユーザーによる種類の設定がなされなかった記録媒体の検知を第1の検知モードで行い、前記受付ステップで種類の設定を受け付けた記録媒体の検知を、第1の検知モードとは異なる第2の検知モードで行う処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記第2の検知モードでは前記第1の検知モードよりも前記記録媒体の搬送速度が遅くないことを特徴とするプログラム。
(42)ユーザーによる記録媒体の種類の設定を受け付ける受付ステップと、
画像を形成する対象の記録媒体の種類を判別するための検知ステップと、
前記受付ステップで種類の設定を受け付けた記録媒体について、受け付けた記録媒体の種類に関する情報と、判別された記録媒体の種類に関する情報と、受け付けた種類と判別された種類の一致/不一致に関する情報、のうちの少なくとも2つの情報を蓄積手段に蓄積するステップと、
を画像形成装置のコンピュータに実行させ、さらに、
前記検知ステップでは、ユーザーによる種類の設定がなされなかった記録媒体の検知を第1の検知モードで行い、前記受付ステップで種類の設定を受け付けた記録媒体の検知を、第1の検知モードとは異なる第2の検知モードで行う処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記第1の検知モードでは、記録媒体の搬送速度を記憶媒体の物性に関わらず同じ搬送速度とし、前記第2の検知モードでは、記録媒体の搬送速度を前記受付ステップで受け付けた種類に応じた搬送速度とすることを特徴とするプログラム。
(43)前記第2の検知モードの方が前記第1の検知モードよりも検知範囲が広い前項41または42に記載のプログラム。
(44)記録媒体の物性を検知手段により検知する検知ステップと、
前記記録媒体に画像を形成する画像形成ステップと、
前記記録媒体に関して設定された設定情報と、前記検知ステップにより検知された前記記録媒体の検知情報と、前記設定情報と前記検知情報の一致/不一致に関する情報、のうち少なくとも2つの情報を蓄積手段に蓄積する蓄積ステップと、
を画像形成装置のコンピュータに実行させ、さらに、
前記検知ステップでは、設定がされていない記録媒体の検知を第1の検知モードで行い、設定がされた記録媒体の検知を、第1の検知モードとは異なる第2の検知モードで行う処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記第2の検知モードでは前記第1の検知モードよりも前記記録媒体の搬送速度が遅くないことを特徴とするプログラム。
(45)記録媒体の物性を検知手段により検知する検知ステップと、
前記記録媒体に画像を形成する画像形成ステップと、
前記記録媒体に関して設定された設定情報と、前記検知ステップにより検知された前記記録媒体の検知情報と、前記設定情報と前記検知情報の一致/不一致に関する情報、のうち少なくとも2つの情報を蓄積手段に蓄積する蓄積ステップと、
を画像形成装置のコンピュータに実行させ、さらに、
前記検知ステップでは、設定がされていない記録媒体の検知を第1の検知モードで行い、設定がされた記録媒体の検知を、第1の検知モードとは異なる第2の検知モードで行う処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記第1の検知モードでは、記録媒体の搬送速度を記憶媒体の物性に関わらず同じ搬送速度とし、前記第2の検知モードでは、記録媒体の搬送速度を記録媒体に関して設定された内容に応じた搬送速度とすることを特徴とするプログラム。
(46)前記第2の検知モードの方が前記第1の検知モードよりも検知範囲が広い前項44または45に記載のプログラム。
前項(1)に記載の発明によれば、ユーザーによる記録媒体の種類の設定が受け付けられる一方、画像を形成する対象の記録媒体の種類を判別するための検知手段による検知が行われる。
そして、種類の設定が受け付けられた記録媒体について、受け付けられた記録媒体の種類に関する情報と、判別された記録媒体の種類に関する情報と、受け付けられた種類と判別された種類の一致/不一致に関する情報、のうちの少なくとも2つの情報が蓄積手段に蓄積される。
従って、ユーザーによる記録媒体の種類の設定が受け付けられる毎に得られた前記少なくとも2つの情報が蓄積手段に蓄積されるから、蓄積手段には、当該少なくとも2つの情報が経時的に蓄積保存されることになる。
その結果、例えばユーザーが種類を設定した記録媒体について、画像形成装置でジャム等の不具合が発生したときに、画像形成装置が、蓄積された情報を基に不一致の情報が多い記録媒体かどうか等を調べることで、ユーザーの設定ミスが原因であること等を特定することができるから、不具合の原因特定に寄与できる画像形成装置となる。
前項(3)に記載の発明によれば、蓄積対象の複数の情報は互いに関連付けて蓄積手段に蓄積されるから、取り扱いが容易となる。
前項(4)に記載の発明によれば、画像形成装置に発生した不具合情報も蓄積手段に蓄積されるから、画像形成装置に不具合が発生したときの原因の分析、特定が容易となる。
前項(5)に記載の発明によれば、記録媒体表面の画像の有無についての画像情報、透過率情報、反射率情報、剛度情報、厚み情報、坪量情報、サイズ情報、目方向情報、色情報、水分情報、平滑度情報、抵抗情報、摩擦情報、記録媒体の構成情報及び印刷情報の少なくとも1つが、受付情報及び/または判別情報として蓄積手段に蓄積される。また、記録媒体の構成情報には、パルプ、コート、蛍光剤、填料、色材のうちの少なくとも1つが含まれ、印刷情報には、記録媒体の銘柄、環境情報、給紙口情報、画像形成情報のうちの少なくとも1つが含まれる。
前項(6)に記載の発明によれば、受光センサで受光された透過光及び/または反射光に基づいて記録媒体の透過率、反射率、坪量、厚み、色、平滑度及び記録媒体の構成要素のうち少なくともいずれかが検知される。
前項(7)に記載の発明によれば、蓄積された情報に基づいて不具合が発生する可能性が分析され通知されるから、ユーザーは不具合が発生する可能性を認識することができる。
前項(8)に記載の発明によれば、ユーザーが記録媒体の種類の設定を外部の印刷指示手段で行うと、この設定がネットワークを介して画像形成装置で受け付けられる。
前項(9)に記載の発明によれば、第2の検知モードの方が第1の検知モードよりも短い検知時間で行われる。
前項(10)に記載の発明によれば、種類の設定を受け付けた記録媒体については、判別結果を画像形成プロセスに反映することなく、換言すれば受け付けた種類に対応する画像形成プロセスを反映して画像を形成する。
前項(11)に記載の発明によれば、不具合が発生する可能性があると分析された場合、判別された種類に対応する画像形成条件に切り替えることで、適正な画像形成条件で記録媒体に画像を形成することができ、ジャム等の不具合の発生を未然に防止することができる。
前項(12)に記載の発明によれば、検知手段によるパラメータの検知は、第1の検知モードの方が第2の検知モードよりも高い検知精度で行われる。
前項(13)に記載の発明によれば、検知手段によるパラメータの検知範囲は、第1検知モードと第2の検知モードで異なっており、かつ第1の検知モードの検知時間及び検知精度が第2の検知モードと同等以上に設定されている。
前項(14)に記載の発明によれば、第2の検知モードの方が第1の検知モードよりも検知範囲が広く設定されている。
前項(15)に記載の発明によれば、ユーザーは、蓄積手段に蓄積された情報を記録媒体に印字して確認することができる。
前項(16)に記載の発明によれば、ユーザーは、蓄積手段に蓄積された情報をネットワークを介して接続された表示装置に表示して確認することができる。
前項(17)に記載の発明によれば、ユーザーは、蓄積手段に蓄積された情報を画像形成装置の表示手段に表示して確認することができる。
前項(18)に記載の発明によれば、蓄積手段に蓄積された情報を画像形成装置に外付けされた記憶媒体に出力して記憶させることができる。
前項(19)に記載の発明によれば、蓄積手段に蓄積された情報を音声出力装置で音声出力することができる。
前項(20)に記載の発明によれば、画像形成装置は、蓄積手段に蓄積された情報を学習するとともに、学習結果から画像形成の中断及び/または報知手段による警告の報知を行うことができる。
前項(21)に記載の発明によれば、蓄積手段に蓄積された情報が、組み合わせ毎に分類され、頻度を数値化して保存される。
前項(22)に記載の発明によれば、頻度が数値化された元の情報は消去されるから、不要な情報の蓄積による蓄積手段の蓄積容量の圧迫を防止できる。
前項(23)に記載の発明によれば、分類毎に代表となる特徴のあるデータが保存され、類似のデータは回数で保存されるから、類似のデータをそのまま保存する必要が無く、保存効率が良くなる。
前項(24)に記載の発明によれば、蓄積された情報の量が蓄積手段の蓄積容量に達した場合は、記録媒体の供給カセットの挿抜後の1枚目の記録媒体についての情報を保持し、他の情報は消去するから、最小限必要な情報のみを保持しながら、蓄積手段の蓄積容量を確保することができる。
前項(25)に記載の発明によれば、蓄積された情報の量が蓄積手段の蓄積容量に達した場合は、不具合が発生した情報のみを保持し、他の情報は消去されるから、不要な情報の蓄積による蓄積手段の蓄積容量の圧迫を防止できる。
前項(26)に記載の発明によれば、複数回同一の不具合が発生した場合に報知が行われるから、不具合発生の確度が高い場合に報知を行うことができる。
前項(27)に記載の発明によれば、蓄積手段に蓄積された情報を学習するとともに、学習結果が画像形成手段による画像形成プロセスに反映されるから、より適正な画像形成を行うことができる。
前項(28)に記載の発明によれば、蓄積手段に蓄積された情報を学習するとともに、学習結果が外部のサーバーへ送信されるから、複数の画像形成装置からの学習結果を外部のサーバーで一元的に管理できる。
前項(29)に記載の発明によれば、蓄積手段に蓄積された情報を学習するとともに、学習結果を他の画像形成装置と共有できる。
前項(30)に記載の発明によれば、自装置に内蔵されている蓄積手段に情報を蓄積できる。
前項(31)に記載の発明によれば、自装置に外付けされている蓄積手段に情報を蓄積できる。
前項(32)及び(38)に記載の発明によれば、記録媒体に関して設定された設定情報と、検知手段により検知された記録媒体の検知情報と、設定情報と検知情報の一致/不一致に関する情報、のうち少なくとも2つの情報が蓄積手段に蓄積されるから、画像形成装置には、当該少なくとも2つの情報が経時的に蓄積保存されることになる。その結果、例えばユーザーが種類を設定した記録媒体について、画像形成装置でジャム等の不具合が発生したときに、蓄積された情報を基に不一致の情報が多い記録媒体かどうか等を調べることで、ユーザーの設定ミスが原因であること等を特定することができるから、不具合の原因特定に寄与できる画像形成装置となる。
前項(35)に記載の発明によれば、例えばユーザーが種類を設定した記録媒体について、画像形成装置でジャム等の不具合が発生したときに、蓄積された情報を基に不一致の情報が多い記録媒体かどうか等を調べることで、ユーザーの設定ミスが原因であること等を特定することができるから、画像形成装置の不具合の原因特定に寄与することができる。
前項(41)に記載の発明によれば、ユーザーによる記録媒体の種類の設定を受け付け、画像を形成する対象の記録媒体の種類を判別するための検知を行わせ、受け付けた種類に関する情報と、判別された種類に関する情報と、受け付けた種類と判別された種類の一致/不一致に関する情報、のうちの少なくとも2つの情報を蓄積手段に蓄積する処理を、画像形成装置のコンピュータに実行させることができる。
前項(44)に記載の発明によれば、記録媒体の物性を検知手段により検知し、記録媒体に画像を形成し、記録媒体に関して設定された設定情報と、検知された記録媒体の検知情報と、設定情報と検知情報の一致/不一致に関する情報、のうち少なくとも2つの情報を蓄積手段に蓄積する処理を、画像形成装置のコンピュータに実行させることができる。
この発明の第1の実施形態に係る画像形成装置において、画像が印刷されるシートの搬送経路の一部を模式的に示した図である。 光学センサの説明図である。 超音波センサの説明図である。 画像形成装置の電気的な構成を示すブロック図である。 画像形成装置の制御部の機能構成を説明するためのブロック図である。 印刷時の画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 分析結果の一例を示すグラフである。 分析結果の他の例を示すグラフである。 分析結果のさらに他の例を示すグラフである。 不具合が発生する可能性があることをユーザーに通知するための画面表示例を示す図である。 情報共有システムの構成図である。 蓄積された情報を操作パネル部の表示部に表示した状態を示す図である。 蓄積された情報を用紙に印字した状態を示す図である。 蓄積された情報を、ネットワークで接続された外部の表示装置に送信して表示させた状態を示す図である。 蓄積された情報を、USBメモリなどの外付けの記憶媒体へ出力して外部のパーソナルコンピュータ(PC)に表示した状態を示す図である。 蓄積された情報を、画像形成装置に備えられたスピーカー等で音声出力する様子を示す図である。 第2の実施形態において、送信対象の情報をサーバーに送信する際の画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1の実施形態]
図1は、この発明の第1の実施形態に係る画像形成装置1において、画像が印刷される記録媒体の搬送経路の一部を模式的に示した図である。
画像形成装置1としては、限定はされないが、複写機、プリンタ、あるいはMFP等が用いられる。この実施形態では、画像形成装置1は、画像が印刷される用紙等の記録媒体(以下、記録媒体をシートまたは用紙ともいう)の種類(シート種または紙種ともいう)に関する情報をユーザーが設定できるユーザー設定モードと、ユーザーがシート種に関する情報を設定することなく、画像形成装置がシート種に関する情報を自動判別する自動検知モードとを有している。
図1において、画像形成装置1の下部には給紙部60が備えられ、この給紙部60には、上段の1段目給紙カセット60aと下段の2段目給紙カセット60bが配置されるとともに、1段目給紙カセット60aの給紙口8a及び2段目給紙カセット60bの給紙口8bと連通して、上下方向にシート搬送路8が形成されている。そして、1段目給紙カセット60aの給紙口8aまたは2段目給紙カセット60bの給紙口8bからシート搬送路8に給紙されたシートは、シート搬送路8の上部位置に設置された一対のスキュー補正ローラー72まで、矢印Aで示すようにシート搬送路8を上方に搬送されるように構成されている。また、シート搬送路8を挟んで1段目給紙カセット60aの反対側には手差しトレイ(図示せず)が設けられ、手差しトレイにセットされたシートが手差し給紙口8cを介してシート搬送路8に供給される構成となっている。なお、図2に示す符号71は、2段目給紙カセット60bから給紙されたシートを搬送するための搬送ローラである。
スキュー補正ローラー72は、シート搬送路8を搬送されるシートのスキュー(傾き)を補正するためのローラである。
上段の1段目給紙カセット60aの給紙口8aとスキュー補正ローラー72の間において、シート搬送路8には、2つのメディア検知センサ91、92が搬送方向の上流側と下流側に配置されている。これらのメディア検知センサ91、92は、シート種に関する情報を判別するための判別用パラメータを検知するものであり、上流側のメディア検知センサ91は、判別用パラメータとしてシートに照射した光を検知する光学センサであり、下流側のメディア検知センサ92は、判別用パラメータとしてシートに向けて出力された超音波を検知する超音波センサである。なお、光学センサ91が上流側に、超音波センサ92が下流側に配置されていても良い。
図2は、光学センサ91の説明図である。光学センサ91は、LED等の透過用光源91a及び反射用光源91bと、フォトダイオード等からなる受光素子91cで構成され、透過用光源91aから発光された光がシート搬送路8を搬送されるシートMを透過する透過光93の光量と、反射用光源91bから発光された光がシートMで反射される反射光94の光量を、受光素子91cで検知する。そして、検知した透過光量と反射光量のレベルを基に、後述する制御部100がシートMの種類(坪量、OHP、再生紙、コート紙等)を含むシート種に関する情報を判別する。なお、光学センサ91は、例えば赤、緑、青の各色に対応する複数のセンサ群で構成されていても良い。
図3は超音波センサ92の説明図である。超音波センサ92は、シートMの通過方向に対しシート搬送路8を挟んで斜めに対向配置(図1参照)された一対の超音波発信部92aと超音波受信部92bを備えている。この超音波センサ92は、通過中のシートMに対して超音波発信部92aから超音波を発信し、シートMを透過した超音波を超音波受信部92bで受信する。そして、後述する制御部100が、シートMによる超音波の減衰量を基に1枚用紙か封筒かを判別する。
図4は、画像形成装置1の電気的な構成を示すブロック図である。図4に示すように、画像形成装置1は、制御部100、記憶装置110、画像読取装置120、操作パネル部50、画像形成部10、給紙部60、上述した光学センサ91、超音波センサ92を備え、さらにプリンタコントローラ150及びネットワークインターフェイス(ネットワークI/F)160等を備え、互いにシステムバス175を介して接続されている。
制御部100は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、S-RAM(Static Random Access Memory)103、NV-RAM(Non Volatile RAM)104及び時計IC105等を備えている。
CPU101は、ROM102等に保存されている動作プログラムを実行することにより、画像形成装置1の全体を統括的に制御する。例えばコピー機能、プリンタ機能、スキャン機能等を実行可能に制御するほか、特にこの実施形態では、前述した自動検知モードにおいて、光学センサ91による光量検知や超音波センサ92による超音波の検知を実行させ、検知結果を基にシート種に関する情報を判別し、印刷時にはシート種に関する情報の判別結果に基づいて、シート種に対応する画像形成条件を自動的に設定して印刷を実行する。さらには、ユーザー設定モードにおいては、ユーザーが操作パネル部50の操作により行い、あるいはパーソナルコンピュータ、タブレット、スマートフォン等の端末装置からネットワークを介して行ったシート種の設定を含むプリントジョブの設定を受け付けると共に、受け付けたシート種に対応する画像形成条件を設定して印刷を実行する。さらにこの実施形態では、ユーザー設定モードにおいてユーザーによりシート種が設定されたシートに対しても、光学センサ91による光量検知や超音波センサ92による超音波の検知を実行させるとともに、検知結果を基にシート種の判別を行う。そして、受け付けたシート種と判別されたシート種の一致、不一致を調べ、その結果を含む必要な情報を記憶装置110に保存蓄積する等の制御処理を実行する。
ROM102は、CPU101が実行するプログラムやその他のデータを格納する。
S-RAM103は、CPU101がプログラムを実行する際の作業領域となるものであり、プログラムやプログラムを実行する際のデータ等を一時的に保存する。
NV-RAM104は、バッテリでバックアップされた不揮発メモリであり、画像形成に係わる各種の設定や、表示部54の画素数や、表示部54に表示される各種画面のデータ等を記憶するものである。
時計IC105は、時刻を計時すると共に、内部タイマーとして機能し処理時間の計測等を行う。
記憶装置110は、ハードディスク等からなり、プログラムや各種データ等を保存する。特にこの実施形態では、ユーザーによる入力を受け付けたシート種に関する情報と、光学センサ91や超音波センサ92の検知結果を基に判別されたシート種に関する情報と、受け付けたシート種と判別されたシート種の一致/不一致に関する情報、のうちの少なくとも2つの情報を含む必要な情報を蓄積する蓄積手段として機能する。
画像読取装置120は、スキャナ等を備え、プラテンガラス上にセットされた原稿を走査することによって読み取り、読み取った原稿を画像データに変換する。
操作パネル部50は、ユーザーが画像形成装置1へジョブ等の指示や各種設定を行う際に用いられるものであり、リセットキー51、スタートキー52、ストップキー53、表示部54及びタッチパネル55等を備えている。
リセットキー51は、設定をリセットする際に使用されるものであり、スタートキー52はスキャン等の開始操作に使用されるものであり、ストップキー53は動作を中断する場合等に押下されるものである。
表示部54は、例えば液晶表示装置からなりメッセージや各種の操作画面等を表示するものであり、タッチパネル55は表示部54の画面上に形成され、ユーザーのタッチ操作を検出する。
画像形成部10は、画像読取装置120で読み取られた原稿の画像データや、外部の端末装置3等から送信されたプリントデータから生成された複写画像を用紙上に印字するものであり、感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、転写ベルト、転写ローラ等の画像形成用のハードウェア部品からなる印刷エンジン18と、画像が形成されたシートを加熱加圧して画像を定着させる定着部19等を備えている。
ネットワークI/F160は、ネットワーク4を介して、外部のサーバー、端末装置、他の画像形成装置等との間でデータの送受信を行う通信手段として機能する。
図5は、制御部100の機能構成を説明するためのブロック図である。制御部100は機能的に、メディア検知制御部100aと、シート種設定制御部100bと、画像形成制御部100cと、記憶部100dと、外部通信制御部100eと、エッジ処理部100fを備えている。
メディア検知制御部100aは、メディア検知センサである光学センサ91及び超音波センサ92を動作させ、検知結果を基にシート種を判別する。前述したように、自動検知モードでのシート種の判別のみならず、ユーザー設定モードにおいてユーザーがシート種を設定した場合にも、光学センサ91及び超音波センサ92を動作させて検知結果を基にシート種を判別する。
シート種設定制御部100bは、ユーザー設定モードにおいて、操作パネル部50や端末装置3からユーザーがプリントジョブで設定したシート種を受け付ける。
画像形成制御部100cは、ユーザー設定モードでは、シート種設定制御部100bで受け付けたユーザーが設定したシート種を基に、自動検知モードではメディア検知制御部100aで判別されたシート種を基に、各シート種に対応する画像形成条件で画像形成部10を制御し、シートに画像を印字する。
記憶部100dは、ユーザーが設定したシート種とメディア検知制御部100aで判別されたシート種等を保存する。
外部通信制御部100eは、図2のネットワークI/F160に相当するものであり、端末装置3、外部サーバーあるいは他の画像形成装置等の間でデータ送受を行う。
また、シート種設定制御部100bは、ユーザーによる設定を受け付けたシート種に関する情報を受付情報として記憶装置110に蓄積し、さらに、ユーザーがシート種を設定したシート及び設定しなかったシートに対してメディア検知制御部100aで自動判別されたシート種に関する情報を、判別情報として記憶装置110に蓄積する。さらに、シート種設定制御部100bは、受け付けたシート種と判別されたシート種の一致/不一致を判定し、受け付けたシート種に関する情報と判別されたシート種に関する情報の一方と共に、一致/不一致に関する情報を記憶装置110に蓄積しても良い。あるいは、受け付けたシート種に関する情報と、判別されたシート種に関する情報と、一致/不一致に関する情報の全てを記憶装置110に蓄積しても良い。
蓄積に際しては、蓄積対象の各情報は、同一のIDを付す等の方法により相互に関連付けて蓄積される。これにより、各情報の取り扱いが容易になる。
エッジ処理部100fは、分析機能及び学習機能を備え、記憶装置110に蓄積された情報を用いて、用紙ジャム等の不具合が発生する可能性を分析する。また、学習機能により得られた学習結果を、画像形成部10による画像形成プロセスに反映させたり、外部のサーバー等へ送信したり、他の画像形成装置と共有させる。学習機能の一例としては、シート種判定のための閾値の補正等が挙げられる。
次に、画像形成装置1の動作を制御部100による制御を中心に説明する。
ユーザーが操作パネル部50を操作してプリントジョブを指示し、あるいは端末装置3から画像形成装置1に対してプリントジョブを指示する。ユーザー設定モードでは、プリントジョブの指示に際して、ユーザーが、画像を形成されるシートの種類(シート種)を設定できる。シート種の設定を含むプリントジョブは制御部100で受け付けられる。シート種の設定を含むプリントジョブの指示が端末装置3で行われた場合は、プリントジョブはネットワーク4を介して画像形成装置1に送信され、画像形成装置1の制御部100で受け付けられる。ユーザーがシート種を設定して印刷(画像形成)を行う場面としては、例えば、生産性を上げるためにユーザーが厚紙を普通紙として設定する場合がある。
画像形成装置1の制御部100はプリントジョブを受け付けると、1段目給紙カセット90aまたは2段目給紙カセット90bからシートをシート搬送路8に給紙するとともに、給紙されたシートをスキュー補正ローラー72に向けて搬送する。
制御部100は、搬送されたシートの搬送途中に、光学センサ91及び超音波センサ92によりシート種の判別用パラメータを検知させる。具体的には、光学センサ91の光源91a、91bからシートに対して照射された光の透過光及び/または反射光を受光素子91cにより受光させる。また、超音波センサ92の超音波発信部92aから発信した超音波を超音波受信部92bで受信させる。
制御部100は、光学センサ91における受光センサ91cでの受光量及び超音波センサ92における超音波受信部92bの受信量に基づいて、シートの種類に関する情報を判別する。
光学センサ91及び超音波センサ92での判別用パラメータの検知と、検知結果に基づくシート種の判別は、ユーザーがシート種を設定しなかったシートと設定したシートのいずれのシートについても実施される。
この実施形態では、光学センサ91及び超音波センサ92での判別用パラメータの検知は、ユーザーがシート種を設定しない自動検知モードでは第1の検知モードで行われ、ユーザー設定モードでは、第1の検知モードとは異なる第2の検知モードで行われる。自動検知モードでは、第1の検知モードの検知結果に基づいてシート種の判別が行われ、判別したシート種に対応した画像形成条件でシートへの印刷が行われる。一方、ユーザー設定モードでは、第2の検知モードの検知結果に基づいてシート種の判別が行われるが、画像形成条件はユーザーが設定したシート種に対応した画像形成条件が適用され、この画像形成条件でシートへの印刷が行われる。従って、光学センサ91及び超音波センサ92での検知結果は反映されることなく印刷が行われる。
第1の検知モードでは、シート種が不明であるため、シートの搬送速度を遅くしてどのシートであっても搬送できるようにしている。具体的には、図1に記したように、シートが各メディア検知センサ91、92に到達してからスキュー補正ローラー72に到達する間に検知を実行することで、生産性を出来るだけ低下させることなく、自動判別したシート種に対応する条件で画像形成を行っている。
一方、第2の検知モードでは、ユーザーが設定したシート種に応じた搬送速度になる。このため、シート種によっては、第1の検知モード時よりも搬送速度が速くなるので、シートが各メディア検知センサ91、92に到達してからスキュー補正ローラー72に到達するまでの時間が短くなり、従って検知時間も短くなる。
例えば、シートがメディア検知センサ91、92に到達したのちスキュー補正ローラ72に到達するまでのうち、検知結果が安定する範囲をメディア検知範囲としてそれぞれ25mmとし、第1の検知モード時のシート搬送速度:150mm/s、第2の検知モード時のシート搬送速度:150mm/s~400mm/sとすると、第1の検知時間は25mm÷150mm/s≒167msとなり、第2の検知時間は最小で25mm÷400mm/s≒63msとなる。
各メディア検知センサ91、92による判別用パラメータの検知は、複数回にわたるサンプリングにより行われる。このサンプルリングは、CPU100aの処理能力及び制御要件の中で実行され、第2の検知モードでは、第1の検知モードよりもデータサンプル数が少なくなり、検知精度が低下することがある。逆に言えば、第1の検知モードの方が第2の検知モードよりも検知精度が高くなる。
しかし、第2の検知モードでは、第1の検知モードと異なる範囲で判別用パラメータの検知をして、検知時間や検知精度を第1の検知モードと同等以上にすることもできる。具体的には、シートの先端がスキュー補正ローラー72を超えて搬送された状態になっても検知を行うことで、検知範囲(検知長さ)を拡げることが可能になり、その分第2の検知モードの検知範囲の方が第1の検知モードの検知範囲よりも広くなり、第2の検知モードの検知時間や検知精度を第1の検知モードと同等以上とすることが可能である。第2の検知モードでは、自動判別されたシート種に関する情報を画像形成プロセスに反映しないため生産性への影響はない。
ユーザーがシート種を設定しない自動検知モードでは、メディア検知制御部100aは第1の検知モードでの検知を実行させるとともに、検知結果を基にシート種を判別し、画像形成制御部100cは画像形成部10を制御して、判別されたシート種に対応する画像形成条件でシートに画像を印刷させる。また、シート種設定制御部100bが判別されたシート種に関する情報を、記憶装置110に蓄積する。
一方、ユーザー設定モードでは、ユーザーが設定したシート種をシート種設定制御部100bが受け付け、画像形成制御部100cは、受け付けたシート種に対応する画像形成条件で画像形成部10を制御し、シートに画像を印刷させる。また、メディア検知制御部100aは、メディア検知センサ91、92に第2の検知モードでの検知を実行させるとともに、検知結果を基にシート種を判別する。シート種設定制御部100bは、判別されたシート種に関する情報、ユーザーが設定し受け付けたシート種に関する情報、受け付けたシート種と判別されたシート種の一致/不一致に関する情報、のうちの少なくとも2つの情報を記憶装置110に蓄積する。
なお、記憶装置110への情報の蓄積は、プリントジョブの終了毎に行われても良いし、複数のジョブ毎に行われても良いし、決められた時刻に行われても良いし、限定はされない。また、シート種の判別は印刷ジョブの全てのシートに対して行われても良いし、印刷ジョブの最初のシートに対してのみ代表として行われても良い。
図6は、印刷時の画像形成装置1の動作を示すフローチャートである。この動作は、画像形成装置の制御部100のCPU101aがROM101b等に格納された動作プログラムに従って動作することにより実行される。
ステップS01では、ユーザーによるシート種の設定の有無(設定を受け付けたかどうか)を調べる。シート種の設定が無かった場合(ステップS01で「無」)、ステップS02で第1の検知モードを適用し、ステップS03でシート種の自動検知・判別を行う。
次いでステップS04では、自動検知・判別したシート種に対応する画像形成条件で画像形成を行った後、ステップS05で、自動検知・判別したシート種に関する情報を記憶装置110に蓄積する。
一方ステップS01で、ユーザーによるシート種の設定が有った場合(ステップS01で「有」)、ステップS06で第2の検知モードを適用し、ステップS07でシート種の自動検知・判別を行う。
次いでステップS08では、ユーザーが設定したシート種に対応する画像形成条件で画像形成を行った後、ステップS09で、自動検知・判別されたシート種と、ユーザーが設定し画像形成装置が受け付けたシート種を記憶装置110に蓄積する。受け付けたシート種と自動検知・判別されたシート種の一致/不一致に関する情報をも蓄積しても良いし、自動検知・判別されたシート種と受け付けたシート種のいずれかに変えて、一致/不一致に関する情報を蓄積しても良い。
ユーザーによるシート種の設定がなされない自動検知モードにおいて、記憶装置110に蓄積される情報の一例を表1に示す。
Figure 0007343071000002
表1の情報は、代表用紙(例えば1枚目の用紙)についての情報を用いて、プリントジョブ毎に生成される。表2以降についても同様である。表中の「蓄積日時」は情報を記憶装置110に蓄積したときの日時であり、「検知ID」はシート種に関する情報の検知・判別を行ったプリントジョブに対応する識別情報である。「検知日時」はシート種に関する情報の検知・判別を行った日時であり、「マシン情報」は画像形成装置1に付与された識別情報であり、「メディア検知シート種」は自動検知・判別されたシート種を示す情報である。この実施形態では、上述のように、シート種の自動検知・判別は例えばプリントジョブの最初のシート等、1枚のシートについてのみ行っている。「検知ID時の通紙枚数」はそのジョブでの印刷枚数を示し、「検知ID時の不具合情報」はそのプリントジョブの実行中におけるジャムなどの不具合の有無を示し、この例では不具合が発生していないことが示されている。
ユーザー設定モードにおいて、メディア検知センサ91、92による自動検知・判別を行わない場合に、記憶装置110に蓄積される情報の一例を表2に示す。
Figure 0007343071000003
表2では、表1の「蓄積日時」「マシン情報」の他に「ユーザー設定シート種」「設定シート種毎の通紙枚数」「設定シート種毎の不具合情報」が蓄積される。この例では、ユーザーが厚紙2を設定して印刷中に定着ジャムを発生したことが示されている。
ユーザー設定モードにおいて、メディア検知センサ91、92による自動検知・判別を行った場合に、記憶装置110に蓄積される情報の第1の例を表3に示す。
Figure 0007343071000004
表3の情報はプリントジョブ毎に生成される。表1と同様の情報である、「蓄積日時」「検知ID」「検知日時」「マシン情報」、「メディア検知シート種」「検知ID時の通紙枚数」「検知ID時の不具合情報」に加えて、ユーザーにより設定されたシート種を示す「ユーザー設定シート種」が蓄積される。この例では、ユーザーがシート種として厚紙2を設定したにもかかわらず、メディア検知センサ91、92に基づいて判別されたシート種は薄紙であり、両者が相違していることがわかる。また、プリントジョブ中に定着ジャムの不具合を発生していることが示されている。なお、不具合はジャムに限定されることはないし、またジャムの場合も定着部19以外の部位、例えばフィニッシャでのジャムであることを示すことも可能である。
ユーザー設定モードにおいて、メディア検知センサ91、92による自動検知・判別を行った場合に、記憶装置110に蓄積される情報の第2の例を表4に示す。
Figure 0007343071000005
表4の例では、表3の「ユーザー設定シート種」に代えて、「ユーザー設定シート種との関係」についての情報が送信される。「ユーザー設定シート種との関係」は、ユーザーが設定したシート種と、メディア検知センサによるシート種の判別結果(この例では薄紙)の一致/不一致に関する情報であり、不一致であることが示されている。なお、表3の「ユーザー設定シート種」と表4の「ユーザー設定シート種との関係」の両方を蓄積しても良い。
ユーザー設定モードにおいて、メディア検知センサ91、92による自動検知・判別を行った場合に、記憶装置110に蓄積される情報の第3の例を表5に示す。
Figure 0007343071000006
表4の例では、「ユーザー設定シート種との関係」について、ユーザーが設定したシート種と、メディア検知センサ91、92によるシート種の判別結果の一致/不一致が直接的に示されていたが、表5の例では坪量レベルの違いがシート種情報として示されている。つまり、厚紙2を基準として坪量区分が低い側に厚紙1を-1ランク、普通紙+を-2ランク、普通紙を-3ランク、薄紙を-4ランクとした場合、ユーザーが設定したシート種が厚紙2であるとすると、厚紙2と自動検知・判別されたシート種である薄紙とは坪量区分で-4ランク相違していることから、-4ランクで表示したものである。なお、表3の「ユーザー設定シート種」も併せて蓄積しても良い。
表3~表5の例では、「メディア検知シート種」と「ユーザー設定シート種」の組み合わせか、「メディア検知シート種」と「ユーザー設定シート種との関係」の組み合わせを記憶装置110に蓄積する構成とした。しかし、前述したように、「ユーザー設定シート種」と「ユーザー設定シート種との関係」の組み合わせを蓄積しても良いし、「メディア検知シート種」と「ユーザー設定シート種」と「ユーザー設定シート種との関係」の中から少なくとも2つの情報を蓄積すれば良い。
また、各情報は検知IDを付されているから、検知IDを介して相互に関連付けられて蓄積されることになり、たとえ別々に蓄積されても、画像形成装置1は同一の検知IDを基に各情報を関連付けて取り扱うことができる。
図7は、画像形成装置1のエッジ処理部100fによる分析結果を示すもので、メディア検知センサ91、92による検知結果を基に判別したシート種に対応する画像形成条件で印刷を行った場合の、一定期間におけるシート種毎の通紙枚数とジャム率を示すグラフである。棒グラフが自動検知されたシート種毎の通紙枚数であり、折れ線グラフが通紙枚数に対するジャム枚数の比率(ジャム率)を示す。この分析は、市場に設置した画像形成装置1が、自動検知モードで動作した時に記憶装置110に蓄積されたデータ(表1)に含まれるメディア検知シート種や不具合情報(ジャムカウント)を基に行っている。図7からはジャムの発生頻度が小さいことがわかる。
次に、ユーザーが設定したシート種に基づいて印刷を行った場合のシート種毎の通紙枚数とジャム率を図8に示す。この分析も、ユーザー設定に基づいて動作した画像形成装置1のエッジ部100fが、記憶装置110に蓄積されたデータ(表2)に含まれるユーザー設定シート種や不具合情報を基に行ったものである。図8からジャム発生の頻度が図7の場合に較べて大きいことがわかる。特に、厚紙のジャム率が他のシート種よりも大きくなっている。
ちなみに、図7の自動検知モード時の総通紙枚数に対するジャム率は0.0070%であり、図8のユーザー設定モード時の同ジャム率は、0.0186%であり、自動検知モードよりもジャム率が大きい。また、ユーザー設定モードの方が、自動検知モードよりも、厚紙通紙比率が多く、薄紙通紙比率が少ない。
図9は、ユーザー設定モードにおいて、ユーザーが設定したシート種に基づいて印刷を行うとともに、メディア検知センサ91、92によるシート種の自動検知・判別も行った場合(図9ではアクティブ検知と記している)に分析されたシート種毎の通紙枚数とジャム率を示すグラフである。この場合の通紙枚数は、自動検知・判別されたシート種毎の通紙枚数のうち、ユーザーが設定したシート種が不一致であった場合の通紙枚数であり、この通紙枚数に対するジャム率である。この分析も、ユーザー設定に基づいて印刷を行いかつシート種の自動検知も行った画像形成装置1のエッジ処理部100fが、記憶装置110に蓄積されたデータ(表3~表5)に含まれる、メディア検知シート種、ユーザー設定シート種あるいはユーザー設定シート種との関係、不具合情報を基に行っている。図9からも、厚紙や薄紙のジャム率が他のシート種よりも大きくなっていることがわかる。
このように、この実施形態では、ユーザー設定モードにおいて、ユーザーにより設定され画像形成装置1が受け付けたシート種に関する情報と、画像形成装置1により自動検知・判別されたシート種に関する情報と、ユーザーにより設定されたシート種に関する情報と自動検知・判別されたシート種に関する情報の一致/不一致に関する情報、のうちの少なくとも2つの情報が記憶装置110に蓄積される。蓄積された情報を用いて、どのシート種についてユーザーの設定ミスが多いか等を分析して不具合の原因を特定できるとともに、分析結果を定期的にあるいは任意のタイミングであるいはリアルタイムで画像形成装置1は把握することができる。そして、印刷時等に、制御部100が分析結果に基づいたメッセージ等を表示部54に表示して、適正なシート種の設定確認をユーザーに促し、設定ミスによる不具合の発生を防止することができる。
さらに、画像形成装置1は、ジャム等の不具合が発生したときは、具体的な不具合情報をも併せて記憶装置110に蓄積することで、ユーザーの設定ミスと不具合とを関連付けて蓄積し、蓄積データを分析することができる。例えば、ユーザーにより厚紙が設定され、自動検知・判別でシート種は薄紙と判別され、不具合情報としてジャム発生が多いことが蓄積データから分析されたときは、その分析結果を不具合発生情報として取得する。実際上、ユーザーが設定した厚紙に対応する画像形成条件で薄紙に印刷を実行すると、用紙が必要以上に加熱されカールが発生し定着部19でジャムを発生し易い。
画像形成装置1は、自動検知・判別されたシート種が例えば薄紙であり、ユーザーが設定したシート種が例えば厚紙であったときに、図10に示すように、ジャムが発生する可能性があることを示す警告表示を表示部54に表示してユーザーに通知することができる。ユーザーは、印刷を続行するか中止するかを選択でき、印刷を続行する場合は、「自動検知した紙種で印刷する」の項目に対するチェックの有無により、自身が設定した厚紙で印刷するか、自動検知・判別した薄紙で印刷するかを選択できるようになっている。
なお、ユーザーへの通知は、図10に示した画像形成装置1の表示部54への表示ではなく、端末装置3の画面への表示であっても良いし、予め登録されたアドレスへの電子メールによる通知であっても良いし、音声による通知であっても良い。音声の場合は、印刷を中断した上で、「印刷を続けるとジャムを発生する可能性があります。このまま続ける場合はスタートボタンを押して下さい。中止する場合はストップボタンを押して用紙種類を変更して下さい。」というようなメッセージを流す。
また、不具合が発生する可能性があると分析した画像形成装置1のエッジ処理部100fが、自動検知・判別されたシート種に対応する画像形成条件に切り替える指示や画像形成処理の中断指示を、画像形成制御部100cに行っても良い。この指示を受けた画像形成部10は、指示されたシート種の画像形成条件で印字を行い、あるいは印字を中断する。また、画像形成条件を切り替えることや画像形成処理の中断を、ユーザーに対して報知しても良い。また、複数回同一の不具合が発生した場合にのみ報知を行う構成であっても良い。
また、画像形成装置1のエッジ処理部100fが行った分析結果や学習結果は、画像形成装置1だけで保持されるのではなく、図11に示すように、ネットワーク4に接続された1台または複数台の他の画像形成装置21~26に対して送信し、画像形成装置1と他の画像形成装置21~26との間で、例えば不具合の発生可能性を共有しても良い。また、分析結果や学習結果をサーバー(クラウドサーバーを含む)5に送信しても良い。この場合、サーバー5は、画像形成装置1さらには他の画像形成装置21~26から送信された分析結果や学習結果を一元的に管理することができる。
また、画像形成装置1が、他の画像形成装置21~26が受け付けたシート種に関する情報と、判別したシート種類に関する情報と、受け付けたシート種に関する情報と判別したシート種に関する情報の一致/不一致に関する情報、のうちの少なくとも2つの情報、さらには分析結果や学習結果を他の画像形成装置21~26から取得収集し、サーバーとしての役割を果たしても良い。
次に、記憶装置110に蓄積された情報のサービスマン等による市場での活用方法について説明する。
特定の画像形成装置でジャムやトラブルの発生が多い場合に、ジャムやトラブル発生時の条件が分かれば、その原因を調査することができる。
調査するための情報入手方法として、画像形成装置1で蓄積した情報を一覧にしてプリントアウトして参照したり、ネットワークで接続したタブレットやスマートフォン等の端末装置3、また、操作パネル50の表示部54で参照することができる。
図12は、蓄積した情報を操作パネル部50の表示部54に表示した状態を示している。表示される情報は、各ジョブについて蓄積された情報の全部であっても良いし、一部であっても良い。図12では、日時(検知日時)、ユーザーが設定したシート種、メディア検知センサ91、92で検知・判別されたシート種、通紙枚数、不具合の状況が表示されている。画面に隠れた情報もスクロールすることで順に表示できるようになっている。また、日時や不具合の有無を検索項目として検索できるように構成しても良い。
図13は、一覧にして用紙Pに印刷した状態を示している。印刷される内容は図12のパネル表示の場合と同じである。
図14は、画像形成装置1に蓄積された情報を、ネットワークで接続された表示装置としてのタブレットやスマートフォン等の端末装置3に送信して表示させた状態を示している。
さらには、図15に示すように、USBメモリ300などの外付けの記憶媒体へ出力して外部のパーソナルコンピュータ(PC)で表示し参照したり、図16に示すように、画像形成装置1に備えられたスピーカー400等で音声により出力して確認することも可能である。
上述した様に、メディア検知センサ91、92で検知・判別されたシート種に関する情報と、ユーザーが設定したシート種に関する情報と、シート種の一致/不一致情報や、マシンの不具合情報を付加して、記憶装置110に蓄積することで、不具合発生原因を調査することが可能になるが、記憶装置110の容量は有限であり永遠に蓄積することは出来ない。
そこで、この実施形態では、蓄積した情報をエッジ処理部100が分析した結果を蓄積することで情報量を圧縮する。
具体的には、図9に示したように、蓄積した情報を薄紙、普通紙、普通紙+、厚紙1~4、コート紙等の組合せ毎に分類し、ジャム率等の発生頻度を数値化して保存する。また、頻度を数値化して保存した元情報は消去することにより、蓄積される情報量を圧縮する。また、分類ごとに代表となる特徴のあるデータを保存し、類似のデータは回数で保存する等の方法でデータ量を小さくしてもよい。
また、別の方法としては、蓄積した情報が記憶装置110の容量に達した場合には、給紙カセット60a、60bの挿抜後の1枚目のデータを保持し、その他の情報を消去していっても良い。給紙カセット60a、60bが挿抜されない限り、給紙されるシートの種類は同じと考えられ、給紙カセット60a、60bが挿抜されたときに、シート種類が変更された可能性があると考えられるためである。また、ジャムやトラブル発生時のデータを保持し、その他の情報を消去していくことで、データ量を小さくしても良く、より有用な情報を選択して保存することで、記憶装置110の容量に負荷をかけない蓄積が可能となる。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることはない。
例えば、シート種に関する情報には、シート種そのものの情報や表3-表5に示した情報の他に各種の情報が含まれていても良い。例えば、シート表面の画像の有無についての画像情報、シートの透過率情報、反射率情報、剛度情報、厚み情報、坪量情報、サイズ情報、目方向情報、色情報、水分情報、平滑度情報、抵抗情報、摩擦情報、シートの構成情報及び印刷情報の少なくとも1つが含まれていても良い。シートの構成情報には、パルプ、コート、蛍光剤、填料、色材のうちの少なくとも1つが含まれ、印刷情報には、シートの銘柄、環境情報、給紙口情報、画像形成情報のうちの少なくとも1つが含まれる。
表6は、これらの各情報を、取得する検知手段毎にまとめたものである。例えば、光学センサ91からは、光学特性から判定した用紙種類、透過率、反射率の各情報を得ることができる。給紙カセット90a、90bからは用紙サイズの情報を、シート搬送モータ(メカ機構)からは剛度の情報を、シート搬送ローラの変位量を変位センサで測定することでシート厚みの情報を、CMOSを利用したセンサからは、紙の目方向、平滑度、色の各情報を、それぞれ得ることができる。「ユーザー設定」はユーザーにより設定される情報である。
Figure 0007343071000007
また、シート種と坪量との関係を表7に示す。
Figure 0007343071000008
このような情報を記憶装置110に蓄積することにより、画像形成装置1は、蓄積されたシート種の設定ミス情報と不具合情報等から、例えば、坪量と定着熱量と不具合の関係を分析することができ、分析結果をユーザーに通知することができる。
また、画像形成装置1に内蔵された記憶装置110に情報を蓄積する場合を説明したが、画像形成装置1に拡張オプションとして外付けされるファイアリー(Fiery)と称されるようなプリントサーバー等に情報を蓄積してもよい。
[第2の実施形態]
第2の実施形態における画像形成装置1のハードウェア構成は、図1~図5に示した画像形成装置1のハードウェア構成と同じであるため、説明は省略する。
第1の実施形態では、画像形成装置1が、ユーザーにより設定されたシート種に関する情報と、自動検知・判別されたシート種に関する情報と、これら2つのシート種の一致/不一致に関する情報、のうちの少なくとも2つの情報を記憶装置110に蓄積する場合について説明した。
しかし、記憶装置110に蓄積される情報はこれらに限定されることはなく、シートに関して設定された設定情報と、メディア検知センサ91、92等の検知手段により検知されたシートの検知情報と、設定情報と検知情報の一致/不一致に関する情報、のうち少なくとも2つの情報を記憶装置110に蓄積する構成であっても良い。あるいは、設定情報及び検知情報は送信することなく、設定情報と検知情報の一致/不一致に関する情報を蓄積しても良い。設定情報と検知情報の一致/不一致の判定は、シート種設定制御部100bにより行われる。
「シートに関して設定された設定情報」とは、印刷ジョブを実行する場合にユーザーがシート種等を設定した情報、給紙カセット60a、60bに対してユーザーが操作パネル等を通じて設定した情報、画像形成装置1の出荷時(初期)に予め給紙カセット60a、60bに対して設定された情報などであり、シートに対して画像形成装置1に設定されている情報であれば全て該当する。
「シートの検知情報」は、シートの物性の検知情報であり、シートの透過率情報、反射率情報、剛度情報、厚み情報、坪量情報、サイズ情報、目方向情報、色情報、水分情報、平滑度情報、抵抗情報、摩擦情報などであり、シートに対してセンサで検知した情報であれば全て該当する。
図17は、蓄積対象の情報を記憶装置110に蓄積する際の画像形成装置1の動作を示すフローチャートである。この動作は、画像形成装置の制御部100のCPU101aがROM101b等に格納された動作プログラムに従って動作することにより実行される。
ステップS11では、シートに関して設定された設定情報の有無を調べる。設定情報が無かった場合(ステップS11で「無」)、ステップS12に進み、設定情報が有った場合(ステップS11で「有」)、ステップS16に進む。なお、シート設定モードを設けてユーザー等がシート設定モードを選択できるようにし、シート設定モードが選択されなかった場合はステップS12に進み、選択された場合はステップS16に進む構成としても良い。
ステップS12では第1の検知モードを適用し、ステップS13でシートの物性の自動検知を行う。第1の検知モードでは、第1の実施形態における第1の検知モードと同様に、シートに関する情報が不明であるため、シートの搬送速度を遅くしてどのシートであっても搬送できるようにしている。
次いでステップS14では、自動検知したシートの検知結果に対応する画像形成条件を自動的に設定して画像形成を行った後、ステップS15で、自動検知したシートの検知情報を記憶装置110に蓄積する。
一方ステップS16では第2の検知モードを適用し、ステップS17でシートの物性の自動検知を行う。第2の検知モードでは第1の実施形態における第2の検知モードと同様に、シートの設定情報に応じた搬送速度になる。
次いでステップS18では、シートに関して設定された設定情報に対応する画像形成条件を自動的に設定して画像形成を行った後、ステップS09で、自動検知された検知情報と、シートに関して設定された設定情報を記憶装置110に蓄積する。なお、シートに関して設定された設定情報と自動検知された検知情報の一致/不一致に関する情報をも蓄積しても良いし、自動検知された検知情報とシートに関して設定された設定情報のいずれかに変えて、一致/不一致に関する情報を蓄積しても良い。あるいはまた、自動検知された検知情報とシートに関して設定された設定情報は蓄積することなく、一致/不一致に関する情報を蓄積しても良い。
また、自動検知されたシートの検知情報を基に、シート種設定制御部100bがシート種を判別し、判別されたシート種を併せて記憶装置110に蓄積しても良い。
第2の実施形態では、シートに関して設定された設定情報と、画像形成装置1により自動検知されたシートの検知情報と、シートに関する設定情報と検知情報の一致/不一致に関する情報、のうちの少なくとも2つの情報を記憶装置110に蓄積し、あるいはシートに関する設定情報と検知情報の一致/不一致に関する情報を記憶装置110に蓄積するから、記憶装置110にはこれらの情報が経時的に蓄積される。また、蓄積された情報を用いて、どのシートについてユーザーの設定ミスが多いか等を分析して不具合の原因を特定できるとともに、分析結果を定期的にあるいは任意のタイミングであるいはリアルタイムで得ることができる。そして、印刷時等に、制御部100が分析結果に基づいたメッセージ等を表示部54に表示して、適正なシートの設定確認をユーザーに促し、設定ミスによる不具合の発生を防止することができる。
さらに、画像形成装置1は、ジャム等の不具合が発生したときは、具体的な不具合情報をも併せて記憶装置110に蓄積することで、ユーザーの設定ミス等のシートに関する設定ミスと不具合とを関連付けて蓄積し、蓄積データを分析することができる。
1 画像形成装置
3 端末装置(外部の印刷指示手段)
4 ネットワーク
5 サーバー
8 シート搬送路
10 画像形成部
21~26 他の画像形成装置
50 操作パネル部
54 表示部
60 給紙部
72 スキュー補正ローラー
91 光学センサ(メディア検知センサ)
91a、91b 光源
91c 受光検知素子
92 超音波センサ(メディア検知センサ)
91a 超音波送信部
91b 超音波受信部
100 制御部
100a メディア検知制御部(判別手段)
100b シート種設定制御部(受付手段)
100c 画像形成制御部
100d 記憶部
100e 外部通信制御部(送信手段、受信手段)
100f エッジ処理部
110 記憶装置(蓄積手段)

Claims (46)

  1. ユーザーによる記録媒体の種類の設定を受け付ける受付手段と、
    画像を形成する対象の記録媒体の種類を判別するための検知手段と、
    前記受付手段で種類の設定を受け付けた記録媒体について、受け付けた記録媒体の種類に関する情報と、判別された記録媒体の種類に関する情報と、受け付けた種類と判別された種類の一致/不一致に関する情報、のうちの少なくとも2つの情報を蓄積する蓄積手段と、
    を備え、
    前記検知手段は、ユーザーによる種類の設定がなされなかった記録媒体の検知を第1の検知モードで行い、前記受付手段で種類の設定を受け付けた記録媒体の検知を、第1の検知モードとは異なる第2の検知モードで行い、
    前記第2の検知モードでは前記第1の検知モードよりも前記記録媒体の搬送速度が遅くないことを特徴とする画像形成装置。
  2. ユーザーによる記録媒体の種類の設定を受け付ける受付手段と、
    画像を形成する対象の記録媒体の種類を判別するための検知手段と、
    前記受付手段で種類の設定を受け付けた記録媒体について、受け付けた記録媒体の種類に関する情報と、判別された記録媒体の種類に関する情報と、受け付けた種類と判別された種類の一致/不一致に関する情報、のうちの少なくとも2つの情報を蓄積する蓄積手段と、
    を備え、
    前記検知手段は、ユーザーによる種類の設定がなされなかった記録媒体の検知を第1の検知モードで行い、前記受付手段で種類の設定を受け付けた記録媒体の検知を、第1の検知モードとは異なる第2の検知モードで行い、
    前記第1の検知モードでは、記録媒体の搬送速度を記憶媒体の物性に関わらず同じ搬送速度とし、前記第2の検知モードでは、記録媒体の搬送速度を前記受付手段で受け付けた種類に応じた搬送速度とすることを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記蓄積手段は、蓄積対象の複数の情報を互いに関連付けて蓄積する請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記蓄積手段は、画像形成装置に発生した不具合情報も蓄積手段に蓄積する請求項1または2に記載の画像形成装置。
  5. 前記種類に関する情報には、記録媒体表面の画像の有無についての画像情報、透過率情報、反射率情報、剛度情報、厚み情報、坪量情報、サイズ情報、目方向情報、色情報、水分情報、平滑度情報、抵抗情報、摩擦情報、記録媒体の構成情報及び印刷情報の少なくとも1つが含まれ、
    前記記録媒体の構成情報には、パルプ、コート、蛍光剤、填料、色材のうちの少なくとも1つが含まれ、前記印刷情報には、記録媒体の銘柄、環境情報、給紙口情報、画像形成情報のうちの少なくとも1つが含まれる請求項1または2に記載の画像形成装置。
  6. 前記検知手段は、光源と、前記光源から記録媒体に照射された光の透過光及び/または反射光を受光可能な受光センサを備え、
    前記受光センサで受光された前記透過光及び/または反射光に基づいて、記録媒体の透過率、反射率、坪量、厚み、色、平滑度及び記録媒体の構成要素のうち少なくともいずれかを検出する請求項1または2に記載の画像形成装置。
  7. 前記蓄積手段に蓄積された情報に基づいて不具合が発生する可能性を分析する分析手段と、
    前記分析手段により分析された不具合が発生する可能性をユーザーに通知する通知手段と、
    を備えている請求項1または2に記載の画像形成装置。
  8. ユーザーによる記録媒体の種類の設定は外部の印刷指示手段で行われ、前記受付手段は、前記印刷指示手段で行われた前記設定をネットワークを介して受け付ける請求項1または2に記載の画像形成装置。
  9. 前記第2の検知モードでは前記第1の検知モードよりも検知時間が短い請求項1または2に記載の画像形成装置。
  10. 前記記録媒体に画像を形成する画像形成手段を備え、画像形成手段は、前記受付手段で種類の設定を受け付けた記録媒体については、判別結果を画像形成プロセスに反映することなく画像を形成する請求項1または2に記載の画像形成装置。
  11. 前記記録媒体に画像を形成する画像形成手段を備え、画像形成手段は、前記分析手段により不具合が発生する可能性があることが分析された場合、種類の設定が受け付けられた記録媒体について、判別された種類に対応する画像形成条件に切り替える請求項7に記載の画像形成装置。
  12. 前記第1の検知モードは前記第2の検知モードよりもパラメータの検知精度が高い請求項1または2に記載の画像形成装置。
  13. 前記検知手段による記録媒体に対するパラメータの検知範囲は、第1検知モードと第2の検知モードで異なっており、かつ第1の検知モードの検知時間及び検知精度が第2の検知モードと同等以上である請求項1または2に記載の画像形成装置。
  14. 前記第2の検知モードの方が前記第1の検知モードよりも検知範囲が広い請求項1または2に記載の画像形成装置。
  15. 前記記録媒体に画像を形成する画像形成手段を備え、前記画像形成手段は、前記蓄積手段に蓄積された情報を記録媒体に印字可能である請求項1または2に記載の画像形成装置。
  16. 前記蓄積手段に蓄積された情報を、ネットワークを介して接続された表示装置に送信可能である請求項1または2に記載の画像形成装置。
  17. 前記蓄積手段に蓄積された情報を自装置の表示手段に表示可能である請求項1または2に記載の画像形成装置。
  18. 前記蓄積手段に蓄積された情報を自装置に外付けされた記憶媒体に出力可能である請求項1または2に記載の画像形成装置。
  19. 前記蓄積手段に蓄積された情報を音声出力装置で出力可能である請求項1または2に記載の画像形成装置。
  20. 前記蓄積手段に蓄積された情報を学習する学習手段を備え、
    前記学習手段は、学習結果から画像形成の中断及び/または報知手段による警告の報知を行う請求項1または2に記載の画像形成装置。
  21. 前記蓄積手段に蓄積された情報を組み合わせ毎に分類し、頻度を数値化して保存する請求項1または2に記載の画像形成装置。
  22. 頻度が数値化された元の情報は消去する請求項21に記載の画像形成装置。
  23. 分類毎に代表となる特徴のあるデータを保存し、類似のデータは回数で保存する請求項21に記載の画像形成装置。
  24. 蓄積された情報の量が蓄積手段の蓄積容量に達した場合は、記録媒体の供給カセットの挿抜後の1枚目の記録媒体についての情報を保持し、他の情報は消去する請求項1または2に記載の画像形成装置。
  25. 蓄積された情報の量が蓄積手段の蓄積容量に達した場合は、不具合が発生した情報のみを保持し、他の情報は消去する請求項1または2に記載の画像形成装置。
  26. 前記学習手段は、複数回同一の不具合が発生した場合に報知を行う請求項20に記載の画像形成装置。
  27. 前記蓄積手段に蓄積された情報を学習する学習手段を備え、
    前記学習手段による学習結果が、画像形成手段による画像形成プロセスに反映される請求項1または2に記載の画像形成装置。
  28. 前記蓄積手段に蓄積された情報を学習する学習手段を備え、
    前記学習手段による学習結果は外部のサーバーへ送信される請求項1または2に記載の画像形成装置。
  29. 前記蓄積手段に蓄積された情報を学習する学習手段を備え、
    前記学習手段による学習結果は他の画像形成装置と共有される請求項1または2に記載の画像形成装置。
  30. 前記蓄積手段は自装置に内蔵されている請求項1または2に記載の画像形成装置。
  31. 前記蓄積手段は自装置に外付けされた外部記憶装置である請求項1または2に記載の画像形成装置。
  32. 記録媒体の物性を検知する検知手段と、
    前記記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    前記記録媒体に関して設定された設定情報と、前記検知手段により検知された前記記録媒体の検知情報と、前記設定情報と前記検知情報の一致/不一致に関する情報、のうち少なくとも2つの情報を蓄積する蓄積手段と、
    を備え、
    前記検知手段は、設定がされていない記録媒体の検知を第1の検知モードで行い、設定がされた記録媒体の検知を、第1の検知モードとは異なる第2の検知モードで行い、
    前記第2の検知モードでは前記第1の検知モードよりも前記記録媒体の搬送速度が遅くないことを特徴とする画像形成装置。
  33. 記録媒体の物性を検知する検知手段と、
    前記記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    前記記録媒体に関して設定された設定情報と、前記検知手段により検知された前記記録媒体の検知情報と、前記設定情報と前記検知情報の一致/不一致に関する情報、のうち少なくとも2つの情報を蓄積する蓄積手段と、
    を備え、
    前記検知手段は、設定がされていない記録媒体の検知を第1の検知モードで行い、設定がされた記録媒体の検知を、第1の検知モードとは異なる第2の検知モードで行い、
    前記第1の検知モードでは、記録媒体の搬送速度を記憶媒体の物性に関わらず同じ搬送速度とし、前記第2の検知モードでは、記録媒体の搬送速度を記録媒体に関して設定された内容に応じた搬送速度とすることを特徴とする画像形成装置。
  34. 前記第2の検知モードの方が前記第1の検知モードよりも検知範囲が広い請求項32または33に記載の画像形成装置。
  35. ユーザーによる記録媒体の種類の設定を受け付ける受付ステップと、
    画像を形成する対象の記録媒体の種類を判別するための検知ステップと、
    前記受付ステップで種類の設定を受け付けた記録媒体について、受け付けた記録媒体の種類に関する情報と、判別された記録媒体の種類に関する情報と、受け付けた種類と判別された種類の一致/不一致に関する情報、のうちの少なくとも2つの情報を蓄積手段に蓄積するステップと、
    を画像形成装置が実行し、さらに、
    前記検知ステップでは、ユーザーによる種類の設定がなされなかった記録媒体の検知を第1の検知モードで行い、前記受付ステップで種類の設定を受け付けた記録媒体の検知を、第1の検知モードとは異なる第2の検知モードで行い、
    前記第2の検知モードでは前記第1の検知モードよりも前記記録媒体の搬送速度が遅くないことを特徴とする記録媒体の情報処理方法。
  36. ユーザーによる記録媒体の種類の設定を受け付ける受付ステップと、
    画像を形成する対象の記録媒体の種類を判別するための検知ステップと、
    前記受付ステップで種類の設定を受け付けた記録媒体について、受け付けた記録媒体の種類に関する情報と、判別された記録媒体の種類に関する情報と、受け付けた種類と判別された種類の一致/不一致に関する情報、のうちの少なくとも2つの情報を蓄積手段に蓄積するステップと、
    を画像形成装置が実行し、さらに、
    前記検知ステップでは、ユーザーによる種類の設定がなされなかった記録媒体の検知を第1の検知モードで行い、前記受付ステップで種類の設定を受け付けた記録媒体の検知を、第1の検知モードとは異なる第2の検知モードで行い、
    前記第1の検知モードでは、記録媒体の搬送速度を記憶媒体の物性に関わらず同じ搬送速度とし、前記第2の検知モードでは、記録媒体の搬送速度を前記受付ステップで受け付けた種類に応じた搬送速度とすることを特徴とする記録媒体の情報処理方法。
  37. 前記第2の検知モードの方が前記第1の検知モードよりも検知範囲が広い請求項35または36に記載の記録媒体の情報処理方法。
  38. 記録媒体の物性を検知手段により検知する検知ステップと、
    前記記録媒体に画像を形成する画像形成ステップと、
    前記記録媒体に関して設定された設定情報と、前記検知ステップにより検知された前記記録媒体の検知情報と、前記設定情報と前記検知情報の一致/不一致に関する情報、のうち少なくとも2つの情報を蓄積手段に蓄積する蓄積ステップと、
    を画像形成装置が実行し、さらに、
    前記検知ステップでは、設定がされていない記録媒体の検知を第1の検知モードで行い、設定がされた記録媒体の検知を、第1の検知モードとは異なる第2の検知モードで行い、
    前記第2の検知モードでは前記第1の検知モードよりも前記記録媒体の搬送速度が遅くないことを特徴とする記録媒体の情報処理方法。
  39. 記録媒体の物性を検知手段により検知する検知ステップと、
    前記記録媒体に画像を形成する画像形成ステップと、
    前記記録媒体に関して設定された設定情報と、前記検知ステップにより検知された前記記録媒体の検知情報と、前記設定情報と前記検知情報の一致/不一致に関する情報、のうち少なくとも2つの情報を蓄積手段に蓄積する蓄積ステップと、
    を画像形成装置が実行し、さらに、
    前記検知ステップでは、設定がされていない記録媒体の検知を第1の検知モードで行い、設定がされた記録媒体の検知を、第1の検知モードとは異なる第2の検知モードで行い、
    前記第1の検知モードでは、記録媒体の搬送速度を記憶媒体の物性に関わらず同じ搬送速度とし、前記第2の検知モードでは、記録媒体の搬送速度を記録媒体に関して設定された内容に応じた搬送速度とすることを特徴とする記録媒体の情報処理方法。
  40. 前記第2の検知モードの方が前記第1の検知モードよりも検知範囲が広い請求項38または39に記載の記録媒体の情報処理方法。
  41. ユーザーによる記録媒体の種類の設定を受け付ける受付ステップと、
    画像を形成する対象の記録媒体の種類を判別するための検知ステップと、
    前記受付ステップで種類の設定を受け付けた記録媒体について、受け付けた記録媒体の種類に関する情報と、判別された記録媒体の種類に関する情報と、受け付けた種類と判別された種類の一致/不一致に関する情報、のうちの少なくとも2つの情報を蓄積手段に蓄積するステップと、
    を画像形成装置のコンピュータに実行させ、さらに、
    前記検知ステップでは、ユーザーによる種類の設定がなされなかった記録媒体の検知を第1の検知モードで行い、前記受付ステップで種類の設定を受け付けた記録媒体の検知を、第1の検知モードとは異なる第2の検知モードで行う処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記第2の検知モードでは前記第1の検知モードよりも前記記録媒体の搬送速度が遅くないことを特徴とするプログラム。
  42. ユーザーによる記録媒体の種類の設定を受け付ける受付ステップと、
    画像を形成する対象の記録媒体の種類を判別するための検知ステップと、
    前記受付ステップで種類の設定を受け付けた記録媒体について、受け付けた記録媒体の種類に関する情報と、判別された記録媒体の種類に関する情報と、受け付けた種類と判別された種類の一致/不一致に関する情報、のうちの少なくとも2つの情報を蓄積手段に蓄積するステップと、
    を画像形成装置のコンピュータに実行させ、さらに、
    前記検知ステップでは、ユーザーによる種類の設定がなされなかった記録媒体の検知を第1の検知モードで行い、前記受付ステップで種類の設定を受け付けた記録媒体の検知を、第1の検知モードとは異なる第2の検知モードで行う処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記第1の検知モードでは、記録媒体の搬送速度を記憶媒体の物性に関わらず同じ搬送速度とし、前記第2の検知モードでは、記録媒体の搬送速度を前記受付ステップで受け付けた種類に応じた搬送速度とすることを特徴とするプログラム。
  43. 前記第2の検知モードの方が前記第1の検知モードよりも検知範囲が広い請求項41または42に記載のプログラム。
  44. 記録媒体の物性を検知手段により検知する検知ステップと、
    前記記録媒体に画像を形成する画像形成ステップと、
    前記記録媒体に関して設定された設定情報と、前記検知ステップにより検知された前記記録媒体の検知情報と、前記設定情報と前記検知情報の一致/不一致に関する情報、のうち少なくとも2つの情報を蓄積手段に蓄積する蓄積ステップと、
    を画像形成装置のコンピュータに実行させ、さらに、
    前記検知ステップでは、設定がされていない記録媒体の検知を第1の検知モードで行い、設定がされた記録媒体の検知を、第1の検知モードとは異なる第2の検知モードで行う処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記第2の検知モードでは前記第1の検知モードよりも前記記録媒体の搬送速度が遅くないことを特徴とするプログラム。
  45. 記録媒体の物性を検知手段により検知する検知ステップと、
    前記記録媒体に画像を形成する画像形成ステップと、
    前記記録媒体に関して設定された設定情報と、前記検知ステップにより検知された前記記録媒体の検知情報と、前記設定情報と前記検知情報の一致/不一致に関する情報、のうち少なくとも2つの情報を蓄積手段に蓄積する蓄積ステップと、
    を画像形成装置のコンピュータに実行させ、さらに、
    前記検知ステップでは、設定がされていない記録媒体の検知を第1の検知モードで行い、設定がされた記録媒体の検知を、第1の検知モードとは異なる第2の検知モードで行う処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記第1の検知モードでは、記録媒体の搬送速度を記憶媒体の物性に関わらず同じ搬送速度とし、前記第2の検知モードでは、記録媒体の搬送速度を記録媒体に関して設定された内容に応じた搬送速度とすることを特徴とするプログラム。
  46. 前記第2の検知モードの方が前記第1の検知モードよりも検知範囲が広い請求項44または45に記載のプログラム。
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