JP2009071693A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】サンプル出力部に不具合が生じたとき、確実にジョブの実行を優先する。
【解決手段】サンプル出力機能を有する画像形成装置において、サンプル出力部に不具合が発生したとき(S32)、当該装置がジョブを優先するか否かを判断し(S33)、当該装置がジョブを優先すると判断しないとき、ユーザーにジョブの優先を求めるための表示画面を表示し(S35)ジョブを優先するか否かを判断させる(S36)。ユーザーが当該判断をしないとき、表示画面の表示時間が所定時間を超えたか否かを判断し(S37)、所定時間を超えたときジョブを優先する(S34)。所定時間越える前の時間内にサンプル出力の可能性の有無を判断し(S38)、可能性ありと判断されるときサンプル出力をする(S39)。
【選択図】図10
【解決手段】サンプル出力機能を有する画像形成装置において、サンプル出力部に不具合が発生したとき(S32)、当該装置がジョブを優先するか否かを判断し(S33)、当該装置がジョブを優先すると判断しないとき、ユーザーにジョブの優先を求めるための表示画面を表示し(S35)ジョブを優先するか否かを判断させる(S36)。ユーザーが当該判断をしないとき、表示画面の表示時間が所定時間を超えたか否かを判断し(S37)、所定時間を超えたときジョブを優先する(S34)。所定時間越える前の時間内にサンプル出力の可能性の有無を判断し(S38)、可能性ありと判断されるときサンプル出力をする(S39)。
【選択図】図10
Description
本発明は、コピーの仕上がり状態を確認できるサンプル出力機能を有する画像形成装置に関する。
近年、画像形成装置は大型・高性能化し高速で短時間に大量の印刷物の生産が可能である。大量枚数の印刷が高速で行われる場合、印刷物は開閉がロックされた大容量スタッカに収容されるので、画像形成装置の稼働中に印刷物の仕上がり具合を確認することは難しい。そこで、画像形成装置の稼働中であっても印刷物の仕上がりを確認できるサンプル出力(試しコピー)機能を備えた画像形成装置が開発されている。
従来、サンプル出力機能を有する画像形成装置の一例として、ユーザーから画像形成ジョブの実行中に仕上がり確認の指示がされると、画像形成装置に接続された後処理装置の制御装置が、印刷用紙の搬送部を制御して、画像形成済みの印刷物の部の区切りとなる先頭紙からの1部単位分をユーザーの手取り可能な排出部へ排紙させる発明(以下、従来発明1という)が公知(特許文献1参照)である。
また他の例として、試しコピーモードを有する画像形成装置のメイン制御部が通常ジョブの開始前とジョブの中断中にコピーモードに移行することを許可し、試しコピーを実行させる。このとき両面コピーモードでのジョブの中断の際には試しコピーへ移行するのを禁止する発明(以下、従来発明2という)が公知(特許文献2参照)である。
特開2007−41505号公報
特許第3909153号明細書
上述の従来発明1,2によれば、試しコピーは可能であるが、ユーザーが試しコピーの結果を確認し終わるまで或いは試しコピー機能に不具合が生じたときは、ジョブの実行は一時的に中断される。確認終了や不具合解消後にジョブが再開されたとしても一時中断によるコピー出力の生産性の低下は避けられない。印刷物の性質によっては多少の画質の低下が許され、画質より生産性が重視されるようなケースではジョブを優先して実行することが要望される。しかしながら従来発明1,2はこのような要望には全く応えていない。また従来発明1,2とも、ジョブの生産性重視か或いは画像形成結果確認重視かの観点からその選択ができるようにはなっていない。
本発明は、このような実状に鑑みてなされたもので、その第1の目的は、サンプル出力に不具合が生じたとき、確実にジョブの実行を優先しコピー出力の生産性の低下をなくすことであり、第2の目的は、サンプル出力の不具合が解消されたとき直ちにサンプル出力ができるようにすることである。
請求項1の発明は、サンプル出力機能を有する画像形成装置において、サンプル出力機能の不具合を検知する手段と、前記検知手段により不具合が検知されるとき、当該装置がジョブの実行を優先するか否かを判断する手段と、当該装置によりジョブの実行を優先すると判断されないとき、当該ユーザーによるジョブの実行を優先するか否かの判断を入力可能にする手段と、所定時間内にジョブの実行を優先する判断の入力がないとき、サンプル出力をキャンセルしてジョブを実行する手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記所定時間内にサンプル出力機能の不具合が解消されたとき、サンプル出力を実行する手段を備えたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2記載の画像形成装置において、前記当該ユーザーによるジョブの実行を優先するか否かを判断を入力可能にする手段は、ジョブの実行を優先するか否かを画面表示する表示手段であることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置において、ジョブが優先実行されたとき、サンプル出力の停止とジョブの実行に係る履歴を作成する手段を備えたことを特徴とする。
請求項5の発明は、サンプル出力機能を有する画像形成装置のコンピュータに、サンプル出力の不具合を検知する工程と、サンプル出力に不具合が発生したとき、当該装置がジョブの実行を優先するか否かを判断する工程と、当該装置がジョブの実行を優先すると判断しないとき、ジョブの実行の優先を求めるための表示画面を表示しジョブの実行を優先するか否かの判断の入力手段を提供する工程と、表示画面が表示されている時間を計測する工程と、ジョブの実行を優先するか否かの判断の入力がないとき、表示画面の表示時間が所定時間を超えたか否かを判断する工程と、所定時間を超えたときジョブの実行を優先する工程と、所定時間を越える前の時間内にサンプル出力の可否を判断する工程と、可能と判断されたときサンプル出力を実行する工程、を実行させるためのプログラムである。
請求項2の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記所定時間内にサンプル出力機能の不具合が解消されたとき、サンプル出力を実行する手段を備えたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2記載の画像形成装置において、前記当該ユーザーによるジョブの実行を優先するか否かを判断を入力可能にする手段は、ジョブの実行を優先するか否かを画面表示する表示手段であることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置において、ジョブが優先実行されたとき、サンプル出力の停止とジョブの実行に係る履歴を作成する手段を備えたことを特徴とする。
請求項5の発明は、サンプル出力機能を有する画像形成装置のコンピュータに、サンプル出力の不具合を検知する工程と、サンプル出力に不具合が発生したとき、当該装置がジョブの実行を優先するか否かを判断する工程と、当該装置がジョブの実行を優先すると判断しないとき、ジョブの実行の優先を求めるための表示画面を表示しジョブの実行を優先するか否かの判断の入力手段を提供する工程と、表示画面が表示されている時間を計測する工程と、ジョブの実行を優先するか否かの判断の入力がないとき、表示画面の表示時間が所定時間を超えたか否かを判断する工程と、所定時間を超えたときジョブの実行を優先する工程と、所定時間を越える前の時間内にサンプル出力の可否を判断する工程と、可能と判断されたときサンプル出力を実行する工程、を実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、サンプル出力に不具合が生じたとき、当該装置がジョブ優先を選択しなかった場合でも当該ユーザーが手動でジョブ優先を選択する。ユーザーが画像形成装置から離れた場所にいて万一この選択が不可能な場合でも当該装置が自動的にサンプル出力をキャンセルしジョブを優先するので、確実にジョブの実行を優先しコピー出力の生産性の低下をなくすことができる。また当該ユーザーが前記選択をすることが不可能な場合に、当該装置が優先してジョブを実行する前は、サンプル出力の不具合の解消を検知することにより直ちにサンプル出力が可能になる。
はじめに、本発明の実施形態に係る画像形成システムの構成について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成システムの断面構成図である。図において、本システムは、画像形成装置本体及び装置本体の後段に接続される大容量スタッカ200並びにその後段に接続される後処理装置(フィニッシャ)100から構成される。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成システムの断面構成図である。図において、本システムは、画像形成装置本体及び装置本体の後段に接続される大容量スタッカ200並びにその後段に接続される後処理装置(フィニッシャ)100から構成される。
画像形成装置本体は、画像入力部、プリンタエンジン部、給紙部、排紙部から構成される。
画像入力部は、読取りユニット50を有し、読取りユニット50では、自動原稿読取装置1の原稿台2に原稿束が画像面を上に向けて置かれると、一番上の原稿から給送ローラ3及び給送ベルト4によってコンタクトガラス6上の所定位置に運ばれる。コンタクトガラス6上の原稿はスキャナ51で読取られ、その読取り光は反射ミラー52,55,56で反射され、集光レンズ53を経て光電変換部54に導入される。読取りが終了した原稿は、給送ベルト4及び排送ベルト5によって排出される。このとき、原稿セット検知器7により原稿台2に次の原稿があることが検知されると、前原稿と同様に、コンタクトガラス6上へ原稿の給送、続いて読取り、排出の動作が行われる。光電変換部54は原稿画像を画素単位の2値化信号に変換し、画像情報としてプリンタエンジン部に渡す。
プリンタエンジン部は、書込み光学系、作像系、定着系を有する。
書込み光学系57のレーザーダイオード59は、画像入力部から渡された画像情報に応じてレーザー光を発生し、レーザー光は回転多面鏡58により走査され、反射ミラー60で反射され作像系に到達する。
作像系は、光導電性の感光体ドラム15、現像ユニット27、不図示の帯電チャージャ、残存トナー清掃ユニット、及び搬送ベルト16を有する。画像情報に応じたレーザー光が感光体ドラム15上に到達することにより、感光体ドラム15上に画像の書込みが行われる。感光体ドラム15に書込まれた画像は現像ユニット27により現像され、現像されたトナー像は、感光体ドラム15と同速で回動する搬送ベルト16で搬送される転写紙に転写される。この転写紙は定着系に搬送される。
定着系は、不図示の過熱ローラ及び加圧ローラからなる定着ユニット17であり、転写画像の定着が行われる。
また給紙部は、転写紙が積載される第1トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ10、転写紙を搬送する第1給紙装置11、第2給紙装置12、第3給紙装置13、及び縦搬送ユニット14を有し、トレイ8,9,10の転写紙は給紙装置11,12,13と縦搬送ユニット14により感光体ドラム15に当接する位置に搬送される。この搬送は感光体ドラム15への画像情報の書込みと同期して行われる。
排紙部は、画像が形成された転写紙を排出する排紙ユニット18、片面に画像を形成した転写紙を反転して再給紙することにより両面に画像形成する両面ユニット112を備える。定着ユニット17で画像が定着された転写紙は、排紙ユニット18に導入され、送給ローラ113により一旦両面ユニット112に給送し、片面画像形成の場合は給送ローラ114により再度排紙ユニット18に導入し排紙する。両面画像形成の場合は更に給送ベルト111で反転搬送し、再度感光体ドラム15に当接させもう片方の面に画像形成する。その後、同じ経路を経て排紙ユニット18から排紙する。
大容量スタッカ200は、上段スタッカトレイ202と下段スタッカトレイ203を有する。また上部にサンプルトレイ204を有する。これらは選択的に使用が可能であり、それらのいずれも使用しないでスルーパス通路201を経由することにより後段の後処理装置100に排紙することも可能である。
上段スタッカトレイ202と下段スタッカトレイ203には、前面に不図示の開閉ドアーが備えられ、このドアーを開けると排紙された転写紙をバスケット毎取り出すことができる。また上段スタッカトレイ202と下段スタッカトレイ203には、それぞれドアー開センサ207,208、転写紙有無センサ205,206、転写紙満杯センサ209,210が備えられ、ドアーの開閉、転写紙の有無、転写紙の満杯の状態を検知する。サンプルトレイ204には満杯検知センサ211が備えられ転写紙の満杯状態を検知する。
後処理装置のフィニシャ100は、大容量スタッカ200から排紙された転写紙を、転写紙の後端部等に穿孔を行うパンチユニット121を経由した後、切り替え板101を上に切り替えることにより、排紙ローラ102、搬送ローラ103により通常排紙トレイ104側に排紙する。
また、切り替え板101を下方向に切り替えることにより、搬送ローラ105、107によりステープル台108に搬送する。ステープル台108に搬送された転写紙は、一枚排紙される毎に紙揃え用のジョガー109によって、紙端面が揃えられ、一部のコピー完了と共にステープラ106によって綴じられる。ステープラ106で綴じられた転写紙群は自重によって、ステープル完了排紙トレイ110に収納される。
一方、排紙トレイ104は前後に移動可能な通常の排紙トレイであり、原稿毎、或いは画像メモリによってソーティングされたコピー部毎に前後に移動し、排出されてくる転写紙を仕分ける。
次に、本発明の実施形態に係る画像形成装置の動作形態について説明する。
図2は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の動作手段の関連を示す図であり、図中、画像入力手段402は、原稿画像の入力手段であり、上述の画像入力部に相当する。入力された画像情報は画像出力手段403によって画像形成が行われるか、又は画像蓄積手段404に蓄積される。画像出力手段403は、画像入力手段402から送られてきた画像情報又は画像蓄積手段5から読み出された画像情報に基いて画像形成を行う手段であり、上述のプリンタエンジン部に相当する。画像蓄積手段404は、揮発性又は不揮発性の記憶装置及びそのドライバであり、画像入力手段402で入力された画像情報を蓄積する。装置の電源が切れた後でも蓄積された画像情報を読み出すためにはハードディスクなどの不揮発性の記憶装置であることが望ましい。
図2は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の動作手段の関連を示す図であり、図中、画像入力手段402は、原稿画像の入力手段であり、上述の画像入力部に相当する。入力された画像情報は画像出力手段403によって画像形成が行われるか、又は画像蓄積手段404に蓄積される。画像出力手段403は、画像入力手段402から送られてきた画像情報又は画像蓄積手段5から読み出された画像情報に基いて画像形成を行う手段であり、上述のプリンタエンジン部に相当する。画像蓄積手段404は、揮発性又は不揮発性の記憶装置及びそのドライバであり、画像入力手段402で入力された画像情報を蓄積する。装置の電源が切れた後でも蓄積された画像情報を読み出すためにはハードディスクなどの不揮発性の記憶装置であることが望ましい。
操作手段405は、ユーザーが装置の操作を行う手段であり、後述するサンプル出力の指示操作も可能である。制御手段406はマイクロコンピュータなどからなり、操作手段405で指示された内容などに応じて、画像入力手段402、画像出力手段403、画像蓄積手段404の制御を行うと共に、制御結果や装置の状態を操作手段5の表示部に表示する機能を有する。また、制御手段406内の不図示の記憶装置にはこれらの機能を実現するためのコンピュータプログラムが記憶される。
ここで画像出力手段403の動作プロセスについて説明する。
図3は、画像出力手段403の動作プロセスの説明図であり、図中、白抜き矢印は転写紙の搬送方向を示す。図において、上述の給紙部に相当する給紙手段407から転写紙が給紙され、作像手段408に搬送される。作像手段408は搬送された転写紙に画像を形成する。作像手段408で画像が形成された転写紙は、上述の排紙部に相当する排紙手段409から排紙される。インサータ410は、給紙手段の一種であり、ここから給紙された転写紙は作像手段408を経由することなく排紙手段409へ排紙される。予め画像が印刷されている用紙や白紙などをセットすることにより、印刷ジョブ内にこれらの用紙を挿入するために使用される。
図3は、画像出力手段403の動作プロセスの説明図であり、図中、白抜き矢印は転写紙の搬送方向を示す。図において、上述の給紙部に相当する給紙手段407から転写紙が給紙され、作像手段408に搬送される。作像手段408は搬送された転写紙に画像を形成する。作像手段408で画像が形成された転写紙は、上述の排紙部に相当する排紙手段409から排紙される。インサータ410は、給紙手段の一種であり、ここから給紙された転写紙は作像手段408を経由することなく排紙手段409へ排紙される。予め画像が印刷されている用紙や白紙などをセットすることにより、印刷ジョブ内にこれらの用紙を挿入するために使用される。
続いて操作手段405について説明する。
図4は、操作手段405の表示画面部を示す図であり、サンプル出力(試し刷り出力)を可能にする画面例を示す。図において、ユーザーがコピー動作を選択すると、この画面が表示されるので、表示に従って用紙決定、倍率決定、濃度決定等の入力を行う。このときサンプル出力キー415が表示されるので、サンプル出力を行うときはこのキー415をオンにする。このキーがオンされることにより更にサンプル出力の初期設定画面が表示される。
図4は、操作手段405の表示画面部を示す図であり、サンプル出力(試し刷り出力)を可能にする画面例を示す。図において、ユーザーがコピー動作を選択すると、この画面が表示されるので、表示に従って用紙決定、倍率決定、濃度決定等の入力を行う。このときサンプル出力キー415が表示されるので、サンプル出力を行うときはこのキー415をオンにする。このキーがオンされることにより更にサンプル出力の初期設定画面が表示される。
図5は、サンプル出力の初期設定画面を示す図である。給紙トレイに対応したキーが配置されており、トレイ毎に禁止/許可の設定が可能である。この例ではトレイ10が出力可能に設定されている。設定結果は、制御手段406の不揮発性メモリに記憶され、後述するサンプル出力処理のとき参照される。
本発明の実施形態に係る画像形成装置は、サンプル出力が可能であり、その際サンプル出力に不具合が生じサンプル出力を停止しても画像形成動作は通常通り続行されることを特徴とする。以下、このサンプル出力の動作について説明する。
まずサンプル出力の基本動作である、サンプル出力の処理、及びサンプル出力対象の決定処理について述べる。
ここでサンプル出力対象の決定とは、給紙される転写紙のどのタイミングの転写紙をサンプル出力するかを決定することである。
図6は、サンプル出力の処理のフロー図である。図において、画像形成装置の電源がオンされると、前記制御手段406はサンプル出力処理動作を起動し(ステップ1:以下、ステップはSで略称する)、サンプル出力対象の決定を行う(S2)。この決定はサンプル出力キー415が押されたとき、或いは予め所定の設定がなされたとき行われる。なお、この決定については図7及び図8で詳述する。そして更に制御手段406は決定されたサンプル対象があるか否かを判断する(S3)。サンプル対象がある場合(S3,YES)、図3で述べた動作プロセスに従ってサンプルを作成、サンプルトレイ204に出力し(S4)、この処理を終了する(S5)。サンプル対象がない場合(S3,NO)、そのままこの処理を終了する(S5)
図7は、手動によりサンプル出力対象の決定を行う処理のフロー図である。図において、前記サンプル出力キー415がタッチ(ON)されると、この処理が起動し(S11)、前記制御手段406はサンプル出力キー415がONか否かを判断する(S12)。サンプル出力キー415がONの時(S12,YES)、前記作像手段408へ給紙される用紙(転写紙)をサンプル出力対象に決定する(S13)。そして最初のステップS11にリターンする(S14)。
図8は、自動的にサンプル出力対象の決定を行う処理のフロー図である。図において、例えば操作手段405の表示画面部の不図示の自動サンプル出力キーをタッチすると、サンプル出力対象の決定処理が起動し(S21)、制御手段406は、給紙手段407において転写紙が給紙されたか否かを判断し(S22)、給紙されない場合(S22,NO)、給紙されるのを待つ。給紙された場合(S22,YES)、給紙手段407に設置された不図示の給紙カウンタを1インクレメントし(S23)、更にサンプル出力キャンセル直後か否かを判断する(S24)。
ここでサンプル出力のキャンセルについて述べる。
図9は、操作手段405におけるサンプル出力のキャンセル画面を示す図であり、例えばサンプルトレイ204等に何らかの不具合が生じると「サンプル出力できません。サンプル出力をキャンセルしますか?」というメッセージが表示される。ユーザーがサンプル出力を無視してコピー動作を優先したい場合は、キャンセルキー416にタッチしてサンプル出力をキャンセルする。
図9は、操作手段405におけるサンプル出力のキャンセル画面を示す図であり、例えばサンプルトレイ204等に何らかの不具合が生じると「サンプル出力できません。サンプル出力をキャンセルしますか?」というメッセージが表示される。ユーザーがサンプル出力を無視してコピー動作を優先したい場合は、キャンセルキー416にタッチしてサンプル出力をキャンセルする。
図8に戻り、制御手段はキャンセル出力直後であると判断しない場合(S24,NO)、給紙カウンタが500枚に到達したか否かを判断する(S27)。500枚に到達した時(S27,YES)、給紙カウンタをゼロに戻し(S28)、次に給紙する転写紙をサンプル出力対象として決定し(S29)、ステップS30へリターンする。500枚に到達しない場合(S27,NO)、ステップS22へ遷移する。
ステップS24において、サンプル出力キャンセル直後である場合(S24,YES)、給紙カウンタが50枚未満か否かを判断する(S25)。50枚未満の時(S25,YES)、サンプルトレイ204等に不具合がなくサンプル出力が可能か否かを判断する(S26)。サンプル出力が可能な場合(S26,YES)、上述のS28,S29,S30の処理を行う。前記ステップS25で50枚未満でない場合(S25,NO)、またステップS26でサンプル出力が可能でない場合(S26,NO)、いずれも前記ステップS27,S28,S29,S30の処理を行う。
本動作では、サンプル出力キャンセル直後のサンプル再出力間隔を、給紙枚数50枚としたが、この枚数は任意に決定してよい。また転写紙をカウントする代りに作像面数や時間をカウントする構成にしてもよい。
次に、サンプル出力に不具合が生じサンプル出力が停止されるとき画像形成動作を通常通り継続可能にするジョブの優先処理について説明する。
図10は、サンプル出力が停止されるとき画像形成動作を継続する処理のフロー図である。図において、画像形成装置の電源がオンされると、前記制御手段406はサンプル出力処理の動作を起動し(S31)、サンプル出力が可能か否かを判断する(S32)。
図10は、サンプル出力が停止されるとき画像形成動作を継続する処理のフロー図である。図において、画像形成装置の電源がオンされると、前記制御手段406はサンプル出力処理の動作を起動し(S31)、サンプル出力が可能か否かを判断する(S32)。
例えばサンプルトレイ204に設置されている満杯検知センサ211が転写紙の満杯状態を検知しているときは、サンプル出力不可能と判断する。サンプルトレイへの搬送時のジャム、故障、ドアー開放等のときにも同様に判断する。
サンプル出力が可能な場合(S32,YES)、サンプル出力対象の転写紙に画像形成しサンプルトレイ204に排紙し(S39)、ステップS31へリターンする(S40)。サンプル出力が可能でない場合(S32,NO)、更に制御手段406は当該装置がサンプル出力よりコピー生産を優先することを選択したか否かを判断する(S33)。この判断は、操作手段405の操作表示部に、生産性優先か非優先かの選択キーを表示して選択可能にし、ユーザーにより優先キーが押されたか否かにより判断してもよいし、システムとしてあらかじめ固定のジョブ優先設定がなされているときそれを判断してもよい。生産性優先が選択されたと判断する場合(S33,YES)、サンプル出力をキャンセルして(S34)、ステップS31にリターンする(S40)。
生産性優先が選択されたと判断しない場合(S33,NO)、制御手段406は図9のサンプル出力のキャンセル画面を表示し(S35)、ユーザーにこの判断を求め、キャンセルキー416がタッチされサンプル出力がキャンセルされたか否かを判断する(S36)。サンプル出力がキャンセルされた場合(S36,YES)、サンプル出力をキャンセルして(S34)、ステップS31にリターンする(S40)。
ユーザーが画像形成装置の近くに存在しておらず、キャンセルキー416がタッチされない場合(S36,NO)、制御手段406はサンプル出力のキャンセル画面の表示後60秒以上経過したか否かを判断する(S37)。この判断はキャンセル画面が表示されると、不図示のタイマーが表示開始からの経過時間をカウントするので、例えば60秒以上経過している場合(S37,YES)、自動的にサンプル出力をキャンセルして(S34)、ステップS31にリターンする(S40)。60秒以上経過していない場合(S37,NO)、サンプルトレイ204の転写紙の満杯状態等が解消されてサンプル出力が可能か否かを判断する(S38)。サンプル出力が可能な場合(S38,YES)、ステップS39に遷移する。サンプル出力が可能でない場合(S38,NO)、ステップS36に遷移してキャンセル画面からの指示を待つ。
上述のステップS35においてユーザーによりキャンセルキー416がタッチされサンプル出力がキャンセルされた場合、またステップS37において60秒以上経過してサンプル出力がキャンセルされた場合、制御手段406は、サンプル出力キャンセルの履歴を作成し、画像蓄積手段404に蓄積する。
図11は、操作手段405の表示画面部に表示されるサンプル出力キャンセルの履歴の例を示す図である。履歴はキャンセル番号毎に日時、カウンタ(キャンセルのタイミング)が表示され、ユーザーはスクロールキー417により過去のキャンセル履歴を確認することができる。
以上、図10で述べたサンプル出力が停止されるとき画像形成動作を継続する処理を実行させるために、各処理工程を汎用のプログラム言語によりコンピュータプログラムとして記述し、かつ、このプログラムをフレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM、MO等の任意の記録媒体に記録し、これを画像形成装置のコンピュータに読取らせることでサンプル出力が停止されるとき画像形成動作を継続する処理を容易に実施することができる。本プログラムは、記録媒体に記録する以外に、インターネット、イントラネット等の任意のネットワークを介して、画像形成装置のコンピュータに直接読取らせることも可能である。
1・・自動原稿読取装置、2・・原稿台、3・・給送ローラ、4・・給送ベルト、6・・コンタクトガラス、8・・トレイ、11・・給紙装置、14・・縦搬送ユニット、15・・感光体ドラム、16・・搬送ベルト、17・・定着ユニット、18・・排紙ユニット、50・・読取りユニット、51・・スキャナ、52・・反射ミラー、53・・集光レンズ、54・・光電変換部、57・・書込み光学系、100・・後処理装置、200・・大容量スタッカ、202・・上段スタッカトレイ、204・・サンプルトレイ、207・・ドアー開センサ、211・・満杯検知センサ。
Claims (5)
- サンプル出力機能を有する画像形成装置において、
サンプル出力機能の不具合を検知する手段と、
前記検知手段により不具合が検知されるとき、当該装置がジョブの実行を優先するか否かを判断する手段と、
当該装置によりジョブの実行を優先すると判断されないとき、当該ユーザーによるジョブの実行を優先するか否かの判断を入力可能にする手段と、
所定時間内にジョブの実行を優先する判断の入力がないとき、サンプル出力をキャンセルしてジョブを実行する手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
前記所定時間内にサンプル出力機能の不具合が解消されたとき、サンプル出力を実行する手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1又は2記載の画像形成装置において、
前記当該ユーザーによるジョブの実行を優先するか否かを判断を入力可能にする手段は、ジョブの実行を優先するか否かを画面表示する表示手段であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置において、
ジョブが優先実行されたとき、サンプル出力の停止とジョブの実行に係る履歴を作成する手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - サンプル出力機能を有する画像形成装置のコンピュータに、
サンプル出力の不具合を検知する工程と、サンプル出力に不具合が発生したとき、当該装置がジョブの実行を優先するか否かを判断する工程と、当該装置がジョブの実行を優先すると判断しないとき、ジョブの実行の優先を求めるための表示画面を表示しジョブの実行を優先するか否かの判断の入力手段を提供する工程と、表示画面が表示されている時間を計測する工程と、ジョブの実行を優先するか否かの判断の入力がないとき、表示画面の表示時間が所定時間を超えたか否かを判断する工程と、所定時間を超えたときジョブの実行を優先する工程と、所定時間を越える前の時間内にサンプル出力の可否を判断する工程と、可能と判断されたときサンプル出力を実行する工程、を実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007239569A JP2009071693A (ja) | 2007-09-14 | 2007-09-14 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN106651161A (zh) * | 2016-12-08 | 2017-05-10 | 国网浙江杭州市富阳区供电公司 | 采集运维动态派工方法 |
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2007
- 2007-09-14 JP JP2007239569A patent/JP2009071693A/ja active Pending
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CN106651161A (zh) * | 2016-12-08 | 2017-05-10 | 国网浙江杭州市富阳区供电公司 | 采集运维动态派工方法 |
CN106651161B (zh) * | 2016-12-08 | 2020-10-20 | 国网浙江杭州市富阳区供电公司 | 采集运维动态派工方法 |
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