JP2008268441A - 画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】挿入紙の重送を早期に検知することができ、挿入紙及び処理された用紙束の無駄を最小限に抑えるとともに、装置を不必要に停止させる必要もない画像形成システムを提供する。
【解決手段】インサート装置80のインサータトレイ83上には、複数部(ここでは2部)分の挿入紙束a1、a4、a6及びb1、b4、b6が載置され、各挿入紙束の境目には挿入紙よりも搬送長の大きい部間確認紙Xがセットされている。用紙束1部分の搬入が終了後、インサート装置80からさらに1枚用紙を給送し、インサート検知センサ91を通過する時間(搬送長)を計測して部間確認紙Xであるか否かを判断する。給送された用紙が部間確認紙Xでない場合は複写機1における画像形成及び用紙後処理装置20における綴じ処理を中止するとともに異常を通知するメッセージを表示する。
【選択図】図4

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置、画像形成装置によって画像形成された複数の用紙間に表紙や合紙等を挿入するインサート装置、及び用紙束に綴じ処理等の後処理を行う用紙後処理装置から構成される画像形成システムに関する。
従来、複写機、プリンタ等の画像形成装置によって画像が形成された用紙を複数枚スタックして、スタックされた用紙束をまとめてステープルで綴じる綴じ処理及びパンチ穴形成装置で穴を空けるパンチ穴形成処理等を実行可能な用紙後処理装置が知られており、比較的多量の用紙について綴じ処理等の後処理等を行う際には、上述のような用紙後処理装置が利用されている。
このような用紙後処理装置は、綴じ処理を行う場合には、画像形成された用紙を内部に備えられた処理トレイ上に順次搬入し、処理トレイ上に用紙が搬入される毎に、搬入された用紙と次に搬入される用紙との間の紙間において、処理トレイに設けられた整合手段を動作させて処理トレイ上の用紙束の幅方向端を整合し、そして、所定枚数の用紙が搬入された後、用紙束に対して綴じ処理を施すようになっている。
また、上記のような後処理装置では、装置本体内部に配設されるパンチ穴形成装置及びステープル装置等の後処理手段の用紙搬送方向上流側にインサート部を設けるか、若しくは、画像形成装置と後処理装置との間にインサート装置を接続することにより、画像形成装置から搬入されてくる通常の用紙間に、製本時に用いられる表紙及び裏紙(カバー紙)や識別用の合紙(インサート紙)等の挿入紙を挿入することが可能となる。
しかし、用紙束1部に複数の挿入紙が挿入される場合は、挿入紙がインサート装置から重送されてしまうと、それ以降の用紙束全てにおいて挿入紙の挿入順序が異なってしまい、無駄な印刷、後処理動作を継続してしまうという問題点があった。そのため、ユーザが常に画像形成動作から挿入紙のインサート動作、後処理動作までを監視しておく必要が生じ、作業負担が大きくなっていた。
そこで、挿入紙の重送等の不具合を早期に検出して不要な画像形成動作を抑制する方法が提案されており、例えば特許文献1には、画像形成装置の動作を予め入力された中断設定束数で一時停止させる制御方法が開示されている。また、特許文献2には、紙詰まりが発生したジョブが複数種類の別紙が組まれたジョブである場合は、紙詰まりの発生情報と共に別紙の状態の確認を指示する表示を行う画像形成システムが開示されている。
特開2003−2526号公報 特許第3679766号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、予め設定された部数で画像形成動作を停止させてその都度ユーザに仕上がりを確認させるため、確認作業に手間がかかる。また、中断設定部数を少なく設定すれば誤動作が発生しても最小限で装置を停止できるものの、異常のない場合にまで頻繁に装置が停止するため画像形成効率が低下する。一方、中断設定部数を多く設定すれば画像形成効率は向上するものの、誤動作が発生した場合は装置が停止するまでに処理された多くの用紙束が無駄になってしまう。
さらに、特許文献2の方法では、紙詰まりの発生に連動して別紙の状態の確認を促すために、例えば挿入紙の重送が生じても紙詰まりが発生しない場合は装置が停止せず、それ以降の挿入紙の挿入順序が全て狂ってしまうという問題点があった。
本発明は、上記問題点に鑑み、挿入紙の重送を早期に検知することができ、挿入紙及び処理された用紙束の無駄を最小限に抑えるとともに、装置を不必要に停止させる必要もない画像形成システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、画像形成装置と、該画像形成装置から搬送される用紙間にインサータトレイ上に積載された用紙を所定のタイミングで挿入可能なインサート装置と、該インサート装置及び前記画像形成装置から搬入される複数の用紙から成る用紙束に後処理を行う用紙後処理装置と、該用紙後処理装置、前記画像形成装置及び前記インサート装置を制御する制御手段と、を備えた画像形成システムにおいて、前記インサート装置には前記インサータトレイから給送される用紙が挿入紙であるか部間確認紙であるかを識別する識別手段が配置されており、前記インサート装置により用紙束1部に対し複数の挿入紙が挿入される場合、前記インサータトレイ上に積載される挿入紙束には用紙束1部に使用される各挿入紙束の境目に部間確認紙がセットされ、前記制御手段は、前記インサート装置からの部間確認紙の給送タイミングに基づいて挿入紙の挿入異常を検知するとともに、異常が検知されたときは前記画像形成装置の印刷動作を停止することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成システムにおいて、前記識別手段は、前記インサータトレイから給送される用紙の通過を検知するインサート検知センサであり、該インサート検知センサを通過する時間を計測することにより、挿入紙と搬送長の異なる部間確認紙を識別することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成システムにおいて、前記制御手段は、前記用紙後処理装置への用紙束1部分の用紙及び挿入紙の搬入が終了した後に、前記インサート装置から1枚用紙を給送して前記インサート検知センサを通過する時間を計測するとともに用紙束とは異なるトレイに排出し、その用紙が部間確認紙であるときは前記画像形成装置において次の用紙束に用いる用紙の印刷を開始し、挿入紙であるときは印刷動作を停止することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成システムにおいて、前記用紙後処理装置における後処理に綴じ処理が含まれる場合、用紙束1部分の用紙及び挿入紙の搬入が終了した後に前記インサート装置から給送された用紙が挿入紙であるときは直前の用紙束への綴じ処理を行わずに印刷動作を停止することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成システムにおいて、前記制御手段は、前記インサート装置から給送される全ての用紙について前記インサート検知センサを通過する時間を計測するとともに、前記用紙後処理装置への用紙束1部分の用紙及び挿入紙の搬入が終了する前に部間確認紙が検知されたときは、部間確認紙を用紙束とは異なるトレイに排出して印刷動作を停止することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成システムにおいて、挿入紙の挿入異常を通知する通知手段を設けたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成システムにおいて、前記通知手段は、挿入紙の挿入異常が検知されたとき前記インサータトレイ上の挿入紙束の確認を促す通知を行うことを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、インサート装置を用いて画像形成装置から搬送される用紙間に挿入紙を挿入し、用紙後処理装置で用紙束に後処理を行うシステムにおいて、直前の用紙束における挿入紙の挿入異常を確実に検知できるため、画像形成処理及び後処理を頻繁に停止させて用紙束の仕上がりを確認する必要がなくなり、システムの生産性の低下を最小限に抑えるとともにユーザの作業負担も軽減される。また、異常が検知されたときは直ちに画像形成が停止されるため、装置が停止するまでに挿入異常が発生した多数の用紙束が作成される不具合を防止できる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の画像形成システムにおいて、挿入紙と搬送長の異なる部間確認紙を用い、インサート検知センサを通過する時間を計測して部間確認紙を識別することにより、インサート検知センサを識別手段と兼用することができ、部間確認紙を識別するためのセンサを別途設ける必要がなくなる。また、搬送長の大きい部間確認紙を用いた場合、インサータトレイ上での部間確認紙のセット位置の確認も容易となる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第2の構成の画像形成システムにおいて、用紙後処理装置への用紙束1部分の用紙及び挿入紙の搬入が終了した後にインサート装置から1枚用紙を給送して部間確認紙であるか否かを検知するため、インサート検知センサを通過する時間の計測頻度が少なくなり、制御負担が軽減される。また、通過時間が計測された用紙は用紙束とは異なるトレイに排出されるため、その後の後処理を円滑に行うことができる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第3の構成の画像形成システムにおいて、用紙後処理装置での後処理に綴じ処理が含まれる場合は、挿入紙の挿入異常が検知されたとき直前の用紙束への綴じ処理を行わずに印刷が停止されるため、挿入異常が発生した直前の用紙束の再利用が容易となる。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第3又は第4の構成の画像形成システムにおいて、インサート装置から給送される全ての用紙について部間確認紙であるか否かが検知され、用紙束1部分の用紙及び挿入紙の搬入が終了する前に部間確認紙が検知されたときはその時点で印刷動作を停止することにより、用紙束1部分の用紙及び挿入紙が積載されるのを待たずに挿入異常を検知することができ、特に用紙束1部当たりの枚数が多い場合に処理を中止するまでの時間が短縮できる。
また、本発明の第6の構成によれば、上記第1乃至第5のいずれかの構成の画像形成システムにおいて、挿入紙の挿入異常が検知されたときは通知手段を用いて通知することにより、ユーザは挿入紙の異常をいち早く認識して迅速に復旧することができる。
また、本発明の第7の構成によれば、上記第6の構成の画像形成システムにおいて、通知手段は、挿入紙の挿入異常が検知されたときインサータトレイ上の挿入紙束の確認を促す通知を行うことにより、復旧後に再開される処理において挿入紙の搬入異常が再発生するのを未然に防止可能となる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。先ず、図1を参照して本発明に係る画像形成装置、インサート装置、及び用紙後処理装置から構成される画像形成システムについて説明する。図1は、本発明の用紙後処理装置及び画像形成装置の内部構成を示す概略図である。なお、本実施形態においては画像形成装置の一例として複写機を例示しているが、画像形成装置として複写機以外の、例えばレーザプリンタやインクジェットプリンタ、ファクシミリ装置等であっても適用できることはいうまでもない。
図1に示すように、複写機1は、内部に後述する画像形成用の各種の機器が装着された直方体状の装置本体2と、この装置本体2の上部に付設された原稿読取装置3とを備えている。装置本体2内には、下部に配設された給紙部4と、この給紙部4の側方および上方に配設された用紙搬送部5と、給紙部4の上方に配設された画像形成部6と、この画像形成部6の用紙搬送方向下流側に配設された定着装置7と、これら画像形成部6及び定着装置7の上方に配設された画像読取部8とが備えられている。
給紙部4には、用紙搬送方向下流側に給紙ローラ等の分離給送手段が設けられた複数の給紙カセット4aが備えられており、この給紙カセット4aに載置された用紙Pの束を、給紙ローラの回転動作によって、最上位の用紙Pから1枚ずつ用紙搬送部5に給紙するものであり、用紙搬送部5は、給紙部4から給紙された用紙Pを、各搬送ローラ対5aによって画像形成部6へと搬送する。
画像形成部6及び定着装置7は、装置本体2の内部で用紙搬送方向と直交する幅方向(図1の紙面に直交する方向)に細長く配設され、装置本体2内の上部において図1における右側から画像形成部6、定着装置7の順に用紙Pの搬送方向(右から左方向)に沿って並設されている。
画像形成部6は、電子写真プロセスによって、用紙P上に所定のトナー像を形成するものであり、回転可能に軸支された像担持体である感光体ドラム9と、この感光体ドラム9の周囲にその回転方向に沿って配設される帯電装置10、露光装置11、現像装置12、転写装置13、クリーニング装置14及び除電装置15を備えている。定着装置7は、画像形成部6においてトナー像が転写された用紙Pを、加熱ローラ16と加圧ローラ17とからなる一対の定着ローラに挟持させて加熱及び加圧して、未定着トナー像を用紙P上に定着させるものである。
画像読取部8は、原稿の画像情報を読み取るものであり、1枚ずつの原稿を手置きで読み取らせる場合には、原稿読取装置3を開いて装置本体2の上面に設けられたコンタクトガラス8a上に原稿を載置し、原稿束から1枚ずつを自動的に読み取らせる場合には、原稿束を、閉じた状態の原稿読取装置3の給紙トレイ上に載置する。原稿束が給紙トレイ上に載置された場合は、当該原稿束から1枚ずつの原稿が自動的に順次コンタクトガラス8a上に送り込まれるようになっている。いずれの場合でもコンタクトガラス8a上に位置した原稿に、露光ランプから光が照射され、その反射光は画像光として反射鏡及び結像レンズ等の光学系を介して光電変換部(CCD)へ導かれる。
以下、上記のように構成された複写機1の基本的な動作を説明する。先ず、図1で時計回りに回転する感光体ドラム9の表面が帯電装置10によって一様に帯電され、引き続き画像読取部8で読み取られた画像情報に基づいて露光装置11(レーザー装置等)からのレーザービームが感光体ドラム9の周面に照射され、これによって感光体ドラム9の表面に静電潜像が形成される。この静電潜像に現像装置12から現像剤としてのトナーが供給されることによりトナー像が形成される。
次いで、給紙部4からの用紙Pは、用紙搬送部5を通ってトナー像が形成された感光体ドラム9に向けて搬送され、ここで転写ローラ等からなる転写装置13により感光体ドラム9の表面のトナー像が用紙Pに転写される。そして、トナー像が転写された用紙Pは感光体ドラム9から分離され、定着装置7に向けて搬送され、加熱ローラ16および加圧ローラ17間を通過することによる加熱処理でトナー像が定着される。定着装置7を通過した用紙Pは、搬送ローラ対18によって装置本体2外部へ排出される。
そして、トナー像の用紙Pへの転写処理が完了した感光体ドラム9は、クリーニング装置14で周面に残留している残留トナーが取り除かれた後、除電装置15で残留電荷を除去する除電処理が施され、その後、帯電装置10により再び周面に帯電処理が施され、以下同様にして画像形成が行われることとなる。
次に、用紙後処理装置の構成について説明する。用紙後処理装置20は、複写機1の用紙搬送方向下流側に配置され、複写機1で画像形成処理された用紙に対して綴じ処理等の後処理を行うものである。
図1に示すように、用紙後処理装置20内部には、搬入された用紙に対してパンチ処理を行うパンチ穴形成装置21及び搬入された用紙を複数枚スタックして、スタックされた用紙束をまとめてステープルで綴じる綴じ処理装置22が備えられており、用紙後処理装置20の側面には用紙の排出に適した位置に昇降可能なメイントレイ23及び用紙後処理装置20の上部に固定されたサブトレイ24が設けられ、それぞれのトレイへと用紙を排出する排出ローラ25、26が配設されている。
パンチ穴形成装置21は、用紙後処理装置20の上部に配置されており、パンチ穴形成装置21の用紙搬送方向下流側には、用紙の搬送を行う中間ローラ対27が配設されている。更に、その下流側には中間ローラ対27によって搬送される用紙を一旦退避させる退避ドラム28が配設されており、この退避ドラム28の周囲には用紙の搬送方向をサブトレイ24側と綴じ処理装置22側とのいずれかに切り替える分岐ガイド29が設けられている。
退避ドラム28は、綴じ処理を行う用紙束が2部以上ある場合に、綴じ処理後に排出される用紙束と、用紙後処理装置20へと新たに搬入されてくる次の用紙束の1枚目の用紙とが交錯しないように、この搬入された用紙束の1枚目を退避ドラム28に巻き付けた状態にして一旦退避させておき、2枚目の用紙と共に綴じ処理装置22に導入することが可能な構成とされている。なお、退避ドラム28は、排出ローラ26から用紙を排出する際に排出ローラ26へ向けて用紙を搬送できるよう回転可能に構成されている。
綴じ処理装置22は、ステープラ30及び処理トレイ40等から構成されている。処理トレイ40上には、所定サイズ(ここではA4サイズ)以下の用紙が搬入される第1搬入口31と、所定サイズよりも大サイズの用紙が搬入される第2搬入口32が設けられており、第1及び第2搬入口31、32の近傍には、搬入される用紙を処理トレイ40方向に叩いてトレイ面に沿わせるための叩き部材33、34が配設され、その下方には処理トレイ40上の用紙をトレイ面に沿って押さえる押さえローラ35、36が配設されている。また、処理トレイ40上には用紙束をトレイ面に沿って上下に移動させる用紙束搬送手段(図示せず)が設けられている。
次に、用紙後処理装置20の動作について説明する。画像形成処理がされた用紙Pが搬入されると、パンチ穴形成が指示されている場合には、パンチ穴形成装置21によって搬送される用紙の所定位置にパンチ穴が形成され、パンチ穴形成が指示されていない場合はそのままパンチ穴形成装置21を通過し、中間ローラ対27によって退避ドラム28へと搬送される。そして、綴じ処理が指示されていない場合は、退避ドラム28によって搬送され分岐ガイド29によって排出ローラ26へと案内されて、サブトレイ24に排出される。
一方、綴じ処理が指示されている場合は、用紙は分岐ガイド29によって綴じ処理装置22へと案内され、第1又は第2搬入口31、32より処理トレイ40上に搬入される。処理トレイ40へと用紙が搬入されると、所定のタイミングで叩き部材33、34及び押さえローラ35、36が駆動し、用紙が処理トレイ40に受け入れられる。
そして、全ての用紙の受け入れが終了すると、用紙束をステープラ30まで下降させた後、用紙束の先端をステープル部30aに挿入し、ステープル部30aで用紙束の綴じ処理が行われる。ステープル部30aで用紙束の綴じ処理を行った後、処理トレイ40に沿って用紙束を上方へと搬送し、用紙束は排出ローラ25によりメイントレイ23に排出される。
なお、上記の実施形態においては、綴じ処理を行わない用紙はサブトレイ24に排出し、綴じ処理を行った用紙束をメイントレイ23上に排出する構成としたが、これは、例えば、ユーザの操作によって、綴じ処理を行っていない用紙をメイントレイ23に排出するよう構成することも可能である。
更に、複写機1と用紙後処理装置20の間には、複写機1から搬入されてくる用紙P間に、製本時に用いられる表紙及び裏紙(カバー紙)や識別用の合紙(インサート紙)等の挿入紙Iを挿入することができるインサート装置80が接続されている。図2は、インサート装置の内部構成を示す拡大概略図である。
図2に示すように、インサート装置80は、下部に複写機1から排出された用紙Pを用紙後処理装置20へと搬送する中継搬送路81が設けられ、中継搬送路81には中継搬送ローラ82が配設されている。また、上部には挿入紙Iを載置するインサータトレイ83が設けられており、このインサータトレイ83から取り込まれた挿入紙Iを中継搬送路81へと搬送する挿入搬送経路84が設けられている。そして、挿入搬送経路84に沿って上流側から順に、インサータトレイ83に載置された挿入紙Iを取り込む取込機構85、挿入紙Iを搬送する搬送ローラ対86、87が配設されている。
また、挿入搬送経路84の搬送ローラ対86の下流側且つ搬送ローラ対87の上流側には挿入紙Iを反転させるための反転用経路88が連設されており、反転用経路88に沿って反転ローラ89が配設されている。なお、挿入搬送経路84と反転用経路88との分岐部には、挿入紙Iの搬送方向を切り替える分岐ガイド90が配設されている。更に、挿入搬送経路84には挿入紙Iの通過を検知するインサート検知センサ91が配設され、中継搬送路81には、用紙P及び挿入紙Iの通過を検知する搬入検知センサ92が配設されている。
インサート検知センサ91及び搬入検知センサ92としては、用紙の通過の有無を検知可能な種々のセンサを用いることができ、例えば直接用紙を突き当てて検知を行うアーム型センサや、発光部より用紙に光を射出し、用紙表面からの反射光を受光部で検知する反射型センサ等が用いられる。
このインサート装置80の基本的な動作について説明すると、複写機1によって画像が形成された用紙Pは、中継搬送路81を経由して用紙後処理装置20へと搬送される。また、インサータトレイ83から取り込まれる挿入紙Iは、例えば表面を上にしてインサータトレイ83に載置され、取込機構85によって取り込まれた後、挿入搬送経路84を搬送され、分岐ガイド90によって反転用経路88へと案内される。そして、反転ローラ89によって反転された後、挿入搬送経路84を経由して表面を上にした状態で、中継搬送路81を経由して用紙後処理装置20に搬送される。
上記のインサート装置80を用いて、複写機1から用紙後処理装置20へと搬送される画像が形成された複数枚の用紙P間の所定位置に挿入紙Iを挿入して用紙束とし、用紙後処理装置20で綴じ処理を行う。図3は、本発明の画像形成システムの制御経路を示すブロック図である。なお、画像形成システムを使用する上で装置各部の様々な制御がなされるため、制御部50自体は複雑なものとなる。そこで、ここでは制御部50のうち、本発明の実施に必要となる部分について重点的に説明する。
制御部50は、中央演算処理装置としてのCPU(Central Processing Unit)51、読み出し専用の記憶部であるROM(Read Only Memory)52、読み書き自在の記憶部であるRAM(Random Access Memory)53、一時的に画像データ等を記憶する一時記憶部54、カウンタ55、複数(ここでは2個)のI/F(インターフェイス)56を少なくとも備えており、I/F56を介して複写機1、用紙後処理装置20及びインサート装置80内の各装置に制御信号を送信し、操作部60からの入力信号を受信する。なお、ここでは複写機1の制御部50を用いて画像形成システム全体を制御することとしたが、用紙後処理装置20或いはインサート装置80内に制御部を設けることも可能である。
ROM52には、システムの制御用プログラムや制御上の必要な数値等、変更されることがないようなデータ等が収められている。RAM53には、システムの制御途中で発生した必要なデータや、制御に一時的に必要となるデータ等が記憶される。また、ROM52(或いはRAM53)には、インサート装置80から給送される挿入紙及び部間確認紙(後述)がインサート検知センサ91を通過するのに要する時間が記憶されている。
カウンタ55は、複写機1での印刷枚数をカウントする他、搬入検知センサ92の検知信号により複写機1及びインサート装置80から用紙後処理装置20に搬入される用紙の枚数をカウントする。なお、カウンタ55を別途設けなくても、例えばRAM53でその回数を記憶するようにしてもよい。
また、制御部50は、複写機1、用紙後処理装置20及びインサート装置80を含むシステム内の各部分、装置に対し、CPU51からI/F56を通じて制御信号を送信する。また、各部分、装置からその状態を示す信号や、入力信号がI/F56を通じてCPU51に送信される。制御部50が制御する各部分、装置としては、例えば、複写機1の用紙搬送部5、画像形成部6、定着装置7(いずれも図1参照)、用紙後処理装置20のパンチ穴形成装置21、綴じ処理装置22、ステープラ30、インサート装置の取込機構85や分岐ガイド90(図2参照)等が挙げられる。
操作部60には、液晶表示部61、各種の状態を示すLED62、テンキー63が設けられており、ユーザは操作部60を操作して指示を入力することで、複写機1、用紙後処理装置20及びインサート装置80の各種の設定を行い、画像形成機能や後処理機能等の各種機能を実行させる。液晶表示部61は、システムの状態を示したり、画像形成状況や印刷部数を表示したり、タッチパネルとして両面印刷や白黒反転等の機能や倍率設定、濃度設定など各種設定を行えるようになっている。テンキー63は、印刷部数の設定や、複写機1がFAX機能を有する場合に送信先のFAX番号を入力等するためのものである。
その他、操作部60には、画像形成を開始するようにユーザが指示するスタートボタン、画像形成を中止する際等に使用するストップ/クリアボタン、システムの各種設定をデフォルト状態にする際に使用するリセットボタン等が設けられている。
図4は、本発明の画像形成システムにおける複写機1及びインサート装置80から用紙後処理装置20への用紙及び挿入紙の搬入経路を示す概略図、図5は、用紙及び挿入紙の搬入制御の一例を示すフローチャートである。図3及び図4を参照しながら、用紙束1部につき複数枚の挿入紙が挿入される場合の挿入紙の挿入異常をチェックする手順について図5のステップに沿って説明する。
インサート装置80のインサータトレイ83上には、複数部(ここでは2部)分の挿入紙a1、a4、a6及びb1、b4、b6が表面側(図の△印側)を上向きにして載置されている。また、各挿入紙束a1〜a6とb1〜b6の境目には、挿入紙よりも搬送長の大きい部間確認紙Xがセットされている。なお、ここではインサート装置80から搬入される3枚の挿入紙(表紙a1、合紙a4、裏紙a6)と、複写機1から搬入される3枚の用紙a2、a3、a5の6枚で1部目の用紙束を構成するものとし、挿入紙及び用紙の番号は処理トレイ40への積載順を示している。
ユーザにより操作部60から印刷指示が入力されると、複写機1で1部目の用紙束に用いる用紙a2、a3、a5の印刷が開始される(ステップS1)。同時にインサート装置80から表紙a1が給紙され、反転用経路88で表裏を反転させた後、用紙後処理装置20内の処理トレイ40に表面を下向きにして搬入される(ステップS2)。用紙a2、a3、a5は搬送ローラ対18により中継搬送路81(図2参照)を経由してインサート装置80内に順次搬入される。そして、搬入検知センサ92により用紙及び挿入紙の搬入が検知され、検知信号は複写機1の制御部50に送信されてカウンタ55で搬入枚数がカウントされる(ステップS3)。そして、画像形成面(両面印刷の場合は第1面)を下向きにして先に処理トレイ40に搬入されている表紙a1上に積載される。
次に、制御部50において挿入紙の挿入タイミングであるか否かが判断される(ステップS4)。例えばカウンタ55のカウント数が1又は2の場合は挿入タイミングではないため複写機1からの用紙の搬入を継続し、カウント数が3である場合は直前に用紙a3が搬入されているため、挿入タイミングと判断してインサータトレイ83から合紙a4を給紙する(ステップS5)。合紙a4は反転用経路88で表裏を反転された後、表面を下向きにして用紙a3上に積載される。
そして、用紙束1部分の搬入が終了したか否かが判断される(ステップS6)。例えばカウンタ55のカウント数が4又は5である場合は1部目の用紙束の搬入途中であるため、ステップS3に戻り用紙a5又は裏紙a6を給送する。カウント数が6である場合は直前に裏紙a6が搬入されているため用紙束1部分の搬入が終了したと判断し、所定部数が終了したか否かが判断される(ステップS7)。
ここでは2部目の用紙束が残っているため、インサート装置80からさらに1枚用紙を給送する(ステップS8)。そして、この用紙がインサート検知センサ91を通過する時間(搬送長)を計測し(ステップS9)、反転用経路88を経由してサブトレイ24へ排出する(ステップS10)。計測結果は制御部50へ送信される。なお、この用紙は処理トレイ40へ搬入されないため、反転用経路88を経由させずにそのままサブトレイ24へ排出しても良い。
次に、制御部50は計測された通過時間をROM52(或いはRAM53)に記憶された通過時間と比較し、その用紙が部間確認紙Xであるか否かを判断する(ステップS11)。部間確認紙Xでない場合は、直前の用紙束において挿入紙の重送が発生しているため、複写機1における画像形成処理及び用紙後処理装置20における綴じ処理を中止するとともに操作部60の液晶表示部61に異常を通知するメッセージを表示する(ステップS12)。なお、インサート装置80において挿入紙のジャムや給紙ミス(空送り)が発生した場合は挿入紙がインサート検知センサ91又は搬入検知センサ92を通過しないため、制御部50は即座に異常と判断して処理の中止及びメッセージの表示を行う。
一方、ステップS11で用紙が部間確認紙Xである場合は、用紙束は図4に示すようにa1からa6まで正しい順序で積載されているため、処理トレイ40上の用紙束に綴じ処理を行い(ステップS13)、ステップS1に戻ってカウンタ55のカウント数をリセットし、次の用紙束に用いる用紙の印刷を開始する。そして、綴じ処理された1部目の用紙束がメイントレイ23上に排出された後、インサート装置80から表紙b1を給送し、1部目と同様の手順により処理トレイ40上に2部目の用紙束を積載する(ステップS2〜S7)。そして、所定部数(ここでは2部)が搬入されたときは最後の用紙束に綴じ処理を行い(ステップS14)、メイントレイ23に排出して処理を終了する。
なお、最後の用紙束に使用する挿入紙束(ここでは挿入紙束b1〜b6)の下にも部間確認紙Xをセットしておき、所定部数の処理が終了した後にインサート装置80から1枚給紙して最後の用紙束への挿入異常を検知するようにしても良い。しかし、最後の用紙束の積載中に挿入紙の重送が発生した場合は最終的に挿入紙が不足し、制御部50はインサート検知センサ91又は搬入検知センサ92の挿入紙不通過により挿入異常を判断することができるため、挿入紙束の最後に部間確認紙Xをセットする必要はない。
上述したような制御を行うことにより、直前の用紙束における挿入紙の重送や給紙ミス等の挿入異常を確実に検知できるため、画像形成処理及び後処理を頻繁に停止させて用紙束の仕上がりを確認する必要がなくなり、処理効率が向上するとともにユーザの作業負担も軽減される。また、インサート装置80の機械的なミスのみでなく、インサータトレイ83上の挿入紙束への部間確認紙Xの挿入位置を間違えた場合や、用紙束1部に使用される挿入紙の枚数を間違えた場合等の人為的なセットミスも確実に検知できる。
さらに、異常が検知されたときは直ちに画像形成動作及び後処理動作が中止されるため、挿入紙の挿入異常が発生した多数の用紙束が作成されてしまう不具合を防止することができる。また、挿入異常が発生した直前の用紙束への綴じ処理を行わないため、ユーザは不具合のある用紙束のステープルを取り外すことなく用紙束の再利用が可能となる。
なお、インサートタトレイ83から給送される全ての用紙についてインサート検知センサ91による通過時間の計測を行うようにしても良いが、本実施形態のように用紙束1部分の搬入が終了した時にのみ通過時間の計測を行うことで、制御部50の処理負担を軽減することができる。また、通過時間が計測された用紙は部間確認紙であるか挿入紙であるかに係わらずサブトレイ24に排出されるため、その後の処理トレイ40での綴じ処理を円滑に行うことができる。
さらに、処理の中止に伴い挿入紙の挿入異常を通知するメッセージが表示されるため、ユーザは挿入紙の異常をいち早く認識して迅速に復旧することができる。異常を通知する方法としては、液晶表示部61へのメッセージの表示の他、音声メッセージをスピーカから伝達する方法や、警告ランプの点灯やブザーによる通知等が挙げられる。また、異常の通知に加えてインサータトレイ83上の挿入紙束の確認を促すようにすれば、復旧後に再開される処理において挿入紙の搬入異常が再発生するのを未然に防止可能となる。
図6は、用紙及び挿入紙を搬入する際の他の制御例を示すフローチャートである。図6の制御では、所定のタイミングで給送された全ての挿入紙についてインサート検知センサ91を通過する時間を計測して搬送長を測定し(ステップS51)、インサート装置80から給送された用紙が挿入紙(a1、a4、a6)であるか部間確認紙Xであるかを判断する(ステップS52)。そして、部間確認紙Xである場合はサブトレイ24へ排出するとともに(ステップS53)、液晶表示部61に異常を通知するメッセージを表示する(ステップS54)。他のステップは図5と同様であるため説明を省略する。
上記の制御を行うことにより、処理トレイ40への用紙束の積載中に部間確認紙が検知されたときは直ちに処理が中止されて異常が通知されるため、用紙束1部分の用紙及び挿入紙が全て積載されるのを待たずに異常の発見及び復旧を行うことができ、特に用紙束1部当たりの枚数が多い場合に異常検知までの時間が短縮できる。
なお、上記実施形態で用いられる部間確認紙Xは、挿入紙よりも搬送長の大きい用紙を用いたが、例えば挿入紙よりも搬送長の短い用紙を用いても良い。ただし、搬送長の大きい部間確認紙Xを用いると、インサータトレイ83上の挿入紙束における部間確認紙Xの挿入位置の確認が容易となる。
また、部間確認紙Xは搬送長の異なる用紙に限らず、用紙の一部に切り欠きや抜き穴を形成したものでも良いし、表面の少なくとも一部の光反射率が異なるシートを用いても良い。なお、光反射率が異なるシートを識別するためには反射型センサを用いる必要があるが、インサート検知センサ91が反射型センサである場合はインサート検知センサ91を用いて光反射率を検知すれば良いし、インサート検知センサ91がアーム型センサである場合は反射型センサを別途配置すれば良い。
その他本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態においては、用紙後処理装置20にはインサート機構は搭載されておらず、複写機1と用紙後処理装置20の間にインサート装置80を接続した構成を例に挙げて説明したが、図7に示すように、インサート装置80が搭載された用紙後処理装置20にも本発明を適用することができる。
また、上記実施形態では、ユーザビリティーを考慮してインサータトレイ83上に表面を上向き(フェイスアップ)にして挿入紙束を載置し、反転用経路88で挿入紙の表裏を反転させて処理トレイ40上に搬入する構成としたが、表面を下向き(フェイスダウン)にして挿入紙束を載置し、反転用経路88を経由させずにそのまま処理トレイ40に搬入するようにしても良い。
また、上記実施形態では処理トレイ40上に積載された用紙束に綴じ処理を行う場合を例に挙げて説明したが、例えば綴じ処理を行わずにパンチ穴形成処理やソート(仕分け)処理等の他の後処理を行う場合についても全く同様に、挿入紙束間にセットされた部間確認紙の給送タイミングに基づいて挿入紙の挿入異常を検知することができる。
本発明は、画像形成装置と、該画像形成装置から搬入される用紙間にインサータトレイ上に積載された用紙を所定のタイミングで挿入可能なインサート装置と、該インサート装置及び画像形成装置から搬入される複数の用紙から成る用紙束に後処理を行う用紙後処理装置と、該用紙後処理装置、画像形成装置及びインサート装置を制御する制御手段と、を備えた画像形成システムにおいて、インサート装置にはインサータトレイから給送される用紙が挿入紙であるか部間確認紙であるかを識別する識別手段が配置されており、インサート装置により用紙束1部に対し複数の挿入紙が挿入される場合、インサータトレイ上に積載される挿入紙束には用紙束1部に使用される各挿入紙束の境目に部間確認紙がセットされ、制御手段は、インサート装置からの部間確認紙の給送タイミングに基づいて挿入紙の挿入異常を検知するとともに、異常が検知されたときは画像形成装置の印刷動作を停止するものである。
これにより、画像形成装置によって画像形成された用紙に表紙や合紙等を挿入するインサート装置、綴じ処理等の後処理を行う用紙後処理装置を組み合わせた画像形成システムに利用した場合、直前の用紙束における挿入紙の挿入異常を確実に検知することができるため、生産性の低下を最小限に抑えるとともにユーザの作業負担も軽減可能なシステムを提供することができる。また、異常が検知された場合は直ちに印刷が停止されるため、挿入異常が発生した多数の用紙束が作成される不具合を防止できる。
また、部間確認紙として挿入紙とは搬送長の異なる用紙を用い、インサート装置に配置されたインサート検知センサを通過する時間を計測して部間確認紙を識別するようにしたので、システムの簡素化、低コスト化を図ることができる。
また、用紙後処理装置への用紙束1部分の用紙及び挿入紙の搬入が終了した後に、インサート装置からさらに1枚用紙を搬入して部間確認紙であるか否かを識別するようにしたので、制御部の制御負担が軽減される。さらに、インサート装置から給送される全ての用紙について部間確認紙であるか否かを識別するようにすれば、特に用紙束1部当たりの枚数が多い場合に異常検知までの時間が短縮できる。
また、メッセージ等によりユーザに異常を通知することで、システムを迅速に復旧することができる。このとき、異常の通知と同時にインサータトレイ上の挿入紙束の確認を促すようにすれば、復旧後の処理における搬入異常の再発生を未然に防止できる。
は、本発明の画像形成システムを構成する用紙後処理装置及び画像形成装置の内部構成を示す概略図である。 は、本発明の画像形成システムを構成するインサート装置の内部構成を示す拡大概略図である。 は、本発明の画像形成システムの制御経路を示すブロック図である。 は、本発明の画像形成システムにおける画像形成装置及びインサート装置から用紙後処理装置への用紙及び挿入紙の搬入経路を示す概略図である。 は、本発明の画像形成システムにおける用紙及び挿入紙の搬入制御の一例を示すフローチャートである。 は、本発明の画像形成システムにおける用紙及び挿入紙の搬入制御の他の例を示すフローチャートである。 は、本発明の画像形成システムの他の構成例を示す概略図である。
符号の説明
1 複写機
20 用紙後処理装置
21 パンチ穴形成装置
22 綴じ処理装置
23 メイントレイ
24 サブトレイ
30 ステープラ
30a ステープル部
40 処理トレイ
50 制御部(制御手段)
60 操作部
61 液晶表示部(通知手段)
80 インサート装置
83 インサータトレイ
88 反転用経路
91 インサート検知センサ(識別手段)
92 搬入検知センサ
X 部間確認紙

Claims (7)

  1. 画像形成装置と、
    該画像形成装置から搬送される用紙間にインサータトレイ上に積載された用紙を所定のタイミングで挿入可能なインサート装置と、
    該インサート装置及び前記画像形成装置から搬入される複数の用紙から成る用紙束に後処理を行う用紙後処理装置と、
    該用紙後処理装置、前記画像形成装置及び前記インサート装置を制御する制御手段と、
    を備えた画像形成システムにおいて、
    前記インサート装置には前記インサータトレイから給送される用紙が挿入紙であるか部間確認紙であるかを識別する識別手段が配置されており、
    前記インサート装置により用紙束1部に対し複数の挿入紙が挿入される場合、前記インサータトレイ上に積載される挿入紙束には用紙束1部に使用される各挿入紙束の境目に部間確認紙がセットされ、前記制御手段は、前記インサート装置からの部間確認紙の給送タイミングに基づいて挿入紙の挿入異常を検知するとともに、異常が検知されたときは前記画像形成装置の印刷動作を停止することを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記識別手段は、前記インサータトレイから給送される用紙の通過を検知するインサート検知センサであり、該インサート検知センサを通過する時間を計測することにより、挿入紙と搬送長の異なる部間確認紙を識別することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記制御手段は、前記用紙後処理装置への用紙束1部分の用紙及び挿入紙の搬入が終了した後に、前記インサート装置から1枚用紙を給送して前記インサート検知センサを通過する時間を計測するとともに用紙束とは異なるトレイに排出し、その用紙が部間確認紙であるときは前記画像形成装置において次の用紙束に用いる用紙の印刷を開始し、挿入紙であるときは印刷動作を停止することを特徴とする請求項2に記載の画像形成システム。
  4. 前記用紙後処理装置における後処理に綴じ処理が含まれる場合、用紙束1部分の用紙及び挿入紙の搬入が終了した後に前記インサート装置から給送された用紙が挿入紙であるときは直前の用紙束への綴じ処理を行わずに印刷動作を停止することを特徴とする請求項3に記載の画像形成システム。
  5. 前記制御手段は、前記インサート装置から給送される全ての用紙について前記インサート検知センサを通過する時間を計測するとともに、前記用紙後処理装置への用紙束1部分の用紙及び挿入紙の搬入が終了する前に部間確認紙が検知されたときは、部間確認紙を用紙束とは異なるトレイに排出して印刷動作を停止することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の画像形成システム。
  6. 挿入紙の挿入異常を通知する通知手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の画像形成システム。
  7. 前記通知手段は、挿入紙の挿入異常が検知されたとき前記インサータトレイ上の挿入紙束の確認を促す通知を行うことを特徴とする請求項6に記載の画像形成システム。
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