JP3566590B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像形成装置から排出される画像形成済みの用紙に、仕分け、綴じ、積載、パンチなどの後処理を施すシート処理装置が知られている。
【0003】
このようなシート処理装置の中には、画像形成を施さないシートを、画像形成済みのシート束に挿入することで、非画像形成紙と画像形成紙とからなる束を作成するシート挿入装置(インサータ)が知られている。
【0004】
そして、インサータから挿入するシートのサイズは、予めユーザによって指定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ユーザが誤って実際にインサータにセットされている紙サイズと異なった紙サイズを指定した場合、ユーザによって指定されたサイズにしたがって仕分け、綴じ、積載、パンチなどの処理をインサート紙に対して行った場合、正しく処理することができないといった問題があった。
【0006】
また、一旦、パンチ処理やステープル処理が行われたインサート紙は、再利用することができないので、廃棄せざるを得なかった。
【0007】
そこで、本発明は、本来同一サイズのインサートシートがセットされるべきであったにもかかわらず、異なるサイズのインサートシートが混在してセットされていたような場合、そのような誤ってセットされたインサートシートに対する処理を防止することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の画像形成装置は、記録シートに画像を形成する画像形成手段と、インサートシートを積載する積載手段と、ユーザが前記インサートシートのサイズを指定するサイズ指定手段と、前記積載手段に積載されたインサートシートを給紙する給紙手段と、前記画像形成手段からの記録シート及び前記給紙手段からのインサートシートを搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送されるインサートシートのサイズを検出するサイズ検出手段と、前記給紙手段によりインサートシートの給紙が行われるごとに、前記指定されたインサートシートのサイズと前記検出されたインサートシートのサイズとを比較して等しいか否かを判別するサイズ比較手段と、該判別の結果、両サイズが等しくない場合、前記インサートシートに対する処理を無効にする無効手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の画像形成装置は、記録シートに画像を形成する画像形成手段と、インサートシートを積載する積載手段と、ユーザが前記インサートシートのサイズを指定するサイズ指定手段と、前記積載手段に積載されたインサートシートを給紙する給紙手段と、前記画像形成手段からの記録シート及び前記給紙手段からのインサートシートを搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送されるインサートシートのサイズを検出するサイズ検出手段と、前記給紙手段によりインサートシートの給紙が行われるごとに、前記指定されたインサートシートのサイズと前記検出されたインサートシートのサイズとを比較して等しいか否かを判別するサイズ比較手段と、該判別の結果、両サイズが等しくない場合に警告する警告手段とを備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の画像形成装置は、記録シートに画像を形成する画像形成手段と、インサートシートを積載する積載手段と、ユーザが前記インサートシートのサイズを指定するサイズ指定手段と、前記積載手段に積載されたインサートシートを給紙する給紙手段と、前記画像形成手段からの記録シート及び前記給紙手段からのインサートシートを第1排出トレイ及び第2排出トレイのいずれかへ搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送されるインサートシートのサイズを検出するサイズ検出手段と、前記給紙手段によりインサートシートの給紙が行われるごとに、前記指定されたインサートシートのサイズと前記検出されたインサートシートのサイズとを比較して等しいか否かを判別するサイズ比較手段と、該判別の結果、両サイズが等しい場合、前記給紙手段からのインサートシートを前記第1排出トレイへ搬送させ、両サイズが等しくない場合、前記給紙手段からのインサートシートを前記第2排出トレイへ搬送させるよう前記搬送手段を制御する搬送制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の画像形成装置は、請求項1乃至3のいずれかに係る画像形成装置において、インサートシートを挿入するモードを選択するモード選択手段と、前記積載手段に前記インサートシートがセットされたことを検知するセット検知手段とを備え、前記セット検知手段による前記インサートシートのセットの検知に応じて、前記サイズ指定手段により前記インサートシートのサイズが指定されることを待機することを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の画像形成装置では、請求項1乃至3のいずれかに係る画像形成装置において、前記サイズ検出手段は、搬送中のインサートシートのサイズを検出することを特徴とする。
【0011】
請求項6に記載の画像形成装置では、請求項1乃至3のいずれかに係る画像形成装置において、前記サイズ比較手段は、前記インサートシートの搬送方向の長さを比較することを特徴とする。
【0012】
請求項7に記載の画像形成装置では、請求項1乃至3のいずれかに係る画像形成装置において、前記無効手段は、前記インサートシートに対するパンチ処理を無効にすることを特徴とする。
【0013】
請求項8に記載の画像形成装置では、請求項1乃至3のいずれかに係る画像形成装置において、前記無効手段は、前記インサートシートに対するステープル処理を無効にすることを特徴とする。
【0014】
請求項9に記載の画像形成装置では、請求項1乃至3のいずれかに係る画像形成装置において、前記無効手段は、前記インサートシートに対する整合処理を無効にすることを特徴とする。
【0016】
請求項10に記載の画像形成装置では、請求項1乃至3のいずれかに係る画像形成装置において、前記サイズ比較手段は、前記検出されたインサートシートのサイズが前記指定されたインサートシートのサイズを中心値とした所定範囲内に収まっていない場合、両サイズが等しくないと判別することを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の画像形成装置の実施の形態について説明する。本実施の形態における画像形成装置は画像形成システムに適用される。図1は実施の形態における画像形成システムの全体構成を示す断面図である。
【0023】
画像形成システムは、読取給紙装置101、画像形成装置102およびシート処理装置103から構成されている。
【0024】
読取給紙装置101は、セットされた原稿pを原稿台ガラス78上の読み取り位置に搬送し、その後、排紙位置まで搬送する自動原稿給送部51、読み取り位置に搬送された原稿pを照射するランプ79、原稿の画像を検出するCCDラインセンサ(以下、CCDという)76、原稿pからの光をCCD76に導く反射ミラー72、73、74および原稿の画像をCCD76上に結ぶレンズ75を有する光学系52などから構成される。
【0025】
画像形成装置102は、異なるサイズの記録紙(シート)S(S1、S2)を積載した複数の記録紙格納部53、54、記録紙を給紙する記録紙給紙部55、56を有する。給紙されたシートSはシート搬送路57を介してシート搬送路60に搬送される。61は前述した光学系52により読み取られた画像情報に基づき、レーザ光を走査して画像形成部62の感光体上に潜像(トナー像)を形成するレーザスキャナである。
【0026】
62は感光体上に形成されたトナー画像をシートSに転写する画像形成部である。画像形成部62によって画像が形成されたシートSは、搬送ベルト63、記録紙上のトナー画像を軟化溶融して定着させる定着ローラ64、搬送ローラ65により、シート処理装置103の搬送路に搬送される。
【0027】
40は画像形成装置102およびシート処理装置103の動作設定や設定内容を確認するための操作部である。操作部40は、設定内容を確認するための表示部、この表示部上に重ねて配置され、画像形成動作の詳細設定やシート処理装置の動作設定などを行うためのタッチパネルキー、画像形成部数などの数値を設定するためのテンキー、画像形成動作を停止するためのストップキー、初期設定に戻すためのリセットキー、画像形成動作を開始するためのスタートキーなどを有する。
【0028】
103はシート処理装置(以下、フィニッシャという)である。フィニッシャ103は画像形成装置102から給送されたシートSを搬送するための入り口ローラ1およびインサータ104を有する。インサータ104は、インサート処理を行うためのものである。
【0029】
ここで、インサート処理とは、図1に示すインサータ104のトレイ20にセットされたシートI(以下、インサート紙Iという)を画像形成部102を通さずにサンプルトレイ85、スタックトレイ86のいずれかに給送する処理であり、フィニッシャ103に送り込まれる画像形成部102からのシートとシートとの間に、インサート紙Iをインサート(中差し)する処理のことである。
【0030】
インサート紙セット検知センサ27は、トレイ20上にインサート紙Iがセットされているか否かを検知するためのセンサである。インサータ104のトレイ20には、一対の幅方向規制板28がインサート紙Iの幅方向にスライド自在に配置されており、トレイ20に載置されるインサート紙Iの幅方向を規制し、インサート紙Iの給送時の安定性を確保している。
【0031】
図2は一対の幅方向規制板28の移動によってオンオフが行われる内部のスライドスイッチの構成を示す図である。幅方向規制板28を動かすことによって、内部の4つのスライドスイッチが5つのライン上でオンオフし、スライドスイッチSW0〜SW4までの値が加算されることによって、図3に示すようにインサート紙の幅方向のサイズが識別可能である。図3はスライドスイッチSW0〜SW4によって決定されるインサート紙の幅方向のサイズ情報を表として示す図である。例えば、スライドスイッチSW0、SW3だけが「1」である場合、サイズ情報はA4/A3である。
【0032】
インサータ給紙検知センサ29およびインサータシート検知センサ30は、搬送中のインサート紙Iを検知し、インサータ紙Iの搬送状態を検出するために使用されるとともに、インサート紙Iの搬送方向長さの検出にも使用される。
【0033】
インサータ104のトレイ20にセットされているインサート紙Iは、ソレノイド(図示せず)によって上下動可能な給紙ローラ21、上のローラが搬送方向に、下のローラが搬送方向と逆方向に回転する分離ローラ22により、トレイ20にセットされている最上部のインサート紙から順次給送される。インサータ給紙センサ29は、給送されたインサート紙Iの先端を検知することでインサート紙Iの給紙を確認する。そして、搬送ローラ23、24、25によって順次搬送される。
【0034】
インサータシート検知センサ30によってインサート紙Iの先端が検知された場合、インサート紙搬送ローラ23、24、25、26を回転させるインサート搬送駆動モータ(図示せず)を駆動しているパルスクロックのカウントを開始する。そして、インサータ給紙センサ29によってインサート紙Iの後端が通過したことを検知すると、インサート搬送クロックのカウントを停止し、インサート紙Iの搬送方向長さの計測を完了し、カウント値とインサータシート検知センサ30およびインサータ給紙センサ29間の距離とからインサート紙Iの搬送方向の長さを検出する。この後、インサート紙Iは搬送ローラ26によって搬送ローラ2に搬送される。
【0035】
インサータ104のトレイ20に、ユーザによりフェイスアップの状態でインサート紙Iがセットされると、給紙ローラ21および分離ローラ22により最上部のインサート紙から順次給送される。インサータ104からのインサート紙は搬送ローラ23、24、25、26を介してそのままサンプルトレイ85またはスタックトレイ86に搬送されるので、フェイスダウン状態で排出される。
【0036】
また、原稿積載トレイ50には、ユーザによりフェイスアップの状態で複数の原稿pがセットされる。読取給紙装置101では、最上部の原稿から順次読み取り処理が行われる。
【0037】
また、画像形成部102で画像形成処理が行われた記録紙をフェイスダウンの状態でフィニッシャ103に送り込む場合、シートを一度、搬送ローラ66側に送り込んだ後、スイッチバックさせてフィニッシャ103に送り込む。また、シートをフェイスアップの状態でフィニッシャ103に送り込む場合、スイッチバックさせないように搬送ローラ66側には送り込まず、シートをそのままフィニッシャ103に送り込む。
【0038】
即ち、インサータ104を用いてインサート処理を行う場合、画像形成装置102側でシートをスイッチバックさせ、フェイスダウンの状態でフィニッシャ103へ送り込むようにし、フィニッシャ103側では、シートをそのままサンプルトレイ85、またはスタックトレイ86にフェイスダウンの状態で排出する。これにより、インサータ104からのインサート紙Iと画像形成装置102からのシートSのフェイスを合わせることができる。
【0039】
2、3はシートSまたはインサート紙Iを搬送する搬送ローラである。31は搬送されるシートSまたはインサート紙Iの通過を入り口側で検知するシート検知センサである。50は搬送されてくるシートSまたはインサート紙Iの後端付近に穴あけを行うパンチユニットである。
【0040】
5は搬送途上に配置された比較的大口径のローラ(以下、バッファローラという)であり、その外側周囲に配された各押し付けコロ12、13、14によってシートをロール面に押圧して搬送する。
【0041】
11は第1の切り換えフラッパであり、ノンソートパス4とソートパス8とを選択的に切り換える。10は第2の切り換えフラッパであり、シートSまたはインサート紙Iを一時的に貯えるためのバッファパス43とソートパス8を切り換える。33はノンソートパス4内のシートを検知するシート検知センサ、32はソートパス8内のシートを検知するシート検知センサである。6はソートパス8に設けられた搬送ローラである。
【0042】
84はシートを一時的に集積し、集積されたシートSまたはインサート紙Iを整合し、ステイプルユニット80によってステープル処理を行うために設けられた中間トレイ(以下、処理トレイという)82、およびこの処理トレイに積載されたシートSまたはインサート紙Iを整合する整合板88を含む処理トレイユニットである。
【0043】
この処理トレイ82の排出端側には、束排出ローラを構成する一方の排出ローラ、ここでは、固定側としての排出ローラ83bが配置されている。7はソートパス8に配され、シートSまたはインサート紙Iを処理トレイ82上に排出するための第1の排出ローラである。9はノンソートパス4に配され、シートSまたはインサート紙Iをサンプルトレイ(第1の積載トレイ)85上に排出するための第2排出ローラである。
【0044】
83aは揺動ガイド81に支持されており、この揺動ガイド81が閉じ位置に来たとき、下排紙ローラ83bに加圧的に当接して処理トレイ82上のシートSまたはインサート紙Iをスタックトレイ(第2の積載トレイ)86上に束排出する上排出ローラである。87は、スタックトレイ86、サンプルトレイ85上に積載されるシート束の後端縁(束排出方向に対しての後端縁)を突き当て支持する束積載ガイドであり、ここではシート処理装置103の外装を兼ねている。
【0045】
上記構成を有する画像形成システムでは、読取給紙装置101の自動原稿給送部51に原稿をセットし、操作部40からユーザが所望の設定を行い、動作開始を指定することで、画像形成動作が開始する。尚、操作部40は、図9(a)、(b)に示すような画面を表示するための表示パネル421を有する(図14参照)。例えば、ユーザにより図14に示す操作パネル421上の画面の応用モードキー418が押下されることに応じて、図9(a)に示すような画面900aが操作パネル421に表示される。画面900aは、後処理選択メニュー画面であり、ユーザはこの画面で所望する動作モードを設定することができる。また、図9(b)に示す画面900bは、表紙指定メニュー画面であって、インサータを使用するモード(以下、インサートモード)を設定したい場合、ユーザはこの画面において、「インサータ」のボタンを押下すればよい。ユーザにより「インサータ」のボタンが押下されたことに応じて、この画面900bからインサータ用紙サイズ選択画面(図示せず)に移行する。そして、インサータ用紙サイズ選択画面で、ユーザはインサータ用のシートのサイズを入力する。画面900a、900bなど、操作部40でユーザにより入力された情報は、すべて操作部制御部201を介してコントローラ回路部200に入力される。
【0046】
画像形成動作が開始すると、まず読取給紙装置101で原稿の読み取りを行うと同時に、画像形成装置102では設定された記録紙格納部53、54から記録紙の給紙を開始し、シート搬送路を介して画像形成部62に搬送する。読取給紙装置101で読み取った画像情報に基づいて形成されたトナー画像を、給紙したシートに転写し、定着部を通過させてシート上に固定する。そして、シート処理装置103では、インサート紙の搬送処理が行われ、また操作部40でユーザにより設定された動作モードに応じて、パンチ処理(穴あけ処理)、シートの分類(ソートモード)、ステイプルの処理(ステイプルソートモード)等が行われ、シートが排出される。
【0047】
図4は画像形成システムの制御部の構成を示すブロック図である。コントローラ回路部200は、中央処理演算部(以下、CPUという)2002、メモリ2001、I/O制御部2003などを有する。CPU2002は所定のプログラムにしたがって演算を行いかつ全体の制御を司る。メモリ2001はプログラムや所定のデータを格納するRAM、ROM、ICカード、フロッピーディスクなどを含み、プログラムやデータの読み書きを行う。I/O制御部2003は入出力信号の伝送や制御を行う。
【0048】
I/O制御部2003には、操作部制御部201、記録紙給紙制御部202、読取給紙装置制御部203、画像形成制御部204およびシート処理装置制御部205が接続されている。
【0049】
また、メモリ2001およびI/O制御部2003は、CPU2002からの制御信号により制御される。さらに、コントローラ回路部200は、I/O制御部2003を介して、操作部制御部201、記録紙給紙制御部202、読取給紙装置制御部203、画像形成制御部204およびシート処理装置制御部205を動作させる。
【0050】
上記構成を有する画像形成システムでは、ユーザが読取給紙装置101の自動原稿給送部51上に原稿をセットし、画像形成装置の操作部40で動作モードの設定および複写開始を指定すると、自動原稿給送部51は原稿を1枚づつ原稿台ガラス78上の読み取り位置に給送し、光学系52を用いて読み取りを行う。
【0051】
CCDラインセンサ76で露光された原稿画像を光電変換し、画像信号として読み取る。読み取られた画像信号に対し、操作部40からのユーザの設定に応じて各種画像処理を施した後、画像信号は感光体を露光するための光信号に変換される。そして、通常の電子写真プロセスの帯電、露光、潜像、現像、転写、分離、定着工程を経てシートS上に画像が形成される。画像が形成されたシートSは搬送ベルト63および搬送ローラ65により、入り口ローラ1を介してシート処理装置103の搬送路に搬送される。シート処理装置103は、操作部40からの設定に応じてコントローラ回路部200により制御される。画像形成装置102から排出されたシートSは、シート処理装置103に移送される。
【0052】
また、操作部40でインサータからの給紙が選択されている場合、コントローラ回路部200はシート処理装置制御部205を動作させ、ソレノイド(図示せず)を動作することにより給紙ローラ21を下降させ、トレイ20にセットされているインサート紙の最上部に着地させる。そして、インサータ給紙駆動モータ、インサータ分離駆動モータ、インサータ搬送駆動モータ(図示せず)を駆動し、インサータ紙がセットされているトレイ20からインサート紙Iを給送する。
【0053】
分離部を通過したインサート紙Iは、インサート給紙センサ29によって検知された後、搬送ローラ23によって拘束されて搬送される。搬送ローラ23によってインサート紙Iの搬送が行われると、給紙ローラ21は上昇し、続いて、分離ローラの駆動を停止する。分離ローラ22はワンウェイローラで構成されているので、搬送中のインサート紙Iの動きに追従して回転(つれ回り)する。
【0054】
インサータシート検知センサ30によってインサート紙Iの先端を検知した場合、コントローラ回路部200はインサート紙搬送ローラ23、24、25、26を回転させるインサート搬送駆動モータ(図示せず)を駆動しているパルスクロックのカウントを開始する。そして、インサータ給紙センサ29によってインサート紙Iの後端が通過したことを検知すると、コントローラ回路部200はインサート搬送クロックのカウントを停止し、カウントしたパルス数とインサータシート検知センサ30およびインサータ給紙センサ29間の距離とからインサート紙Iの搬送方向の長さを算出する。カウントしたパルス数をP、1パルス当たりのインサート用紙の移動量をX、インサータシート検知センサ30およびインサータ給紙センサ29間の距離をLとすると、インサート紙Iの搬送方向長さはP×X+Lにより算出できる。
【0055】
コントローラ回路部200は、算出(検出)した搬送方向長さと、予めユーザにより、操作部40においてインサートモードが設定され、その際に入力されたインサート紙Iの搬送方向長さ(シートのサイズ)とを比較する。検出した搬送方向長さと予めユーザによって入力されたインサート紙Iの搬送方向長さとが異なると判断した場合、コントローラ回路部200は、操作部40からユーザが設定した動作モードに拘わらず、パンチ動作を行わないように設定を変更し、さらにインサート紙Iの排出トレイをサンプルトレイ85に排出するように設定を変更する。
【0056】
検出した搬送方向長さと入力された搬送方向長さとが等しく、パンチ動作を行うモードが設定されている場合、コントローラ回路部200はシート処理装置制御部205を動作させてパンチユニット50の駆動源であるパンチ駆動モータ(図示せず)を駆動し、パンチユニット50内のパンチローラを1回転させ、シートSまたはインサート紙Iを穿孔する。
【0057】
また、コントローラ回路部200は、シート処理装置制御部205を動作させて搬送フラッパ11を駆動し、搬送経路を切り替える。サンプルトレイ85に積載する場合、シートSまたはインサート紙Iは排出ローラ9を経由して排出される。スタックトレイ86に積載する場合、シートSまたはインサート紙Iは搬送ローラ6を経由して、排紙ローラ7から排出され、処理トレイ82に排出される。
【0058】
操作部40でステープル動作が選択されている場合、コントローラ回路部200はシート処理装置制御部205を動作させ、ステープルユニット80を動作させ、処理トレイ82に積載したシート束にステープル処理を行う。また、コントローラ回路部200はシート処理装置制御部205を動作させ、整合板88を動作させ、積載するシート束を整えるとともに、スタックトレイ86上に積載する束の仕分け方向を制御する。
【0059】
さらに、コントローラ回路部200は、シート処理装置制御部205を動作させ、揺動ガイド81を閉じた後、束排紙ローラ(上排紙ローラ83a、下排紙ローラ83b)を駆動し、処理トレイ82内のシート束を、スタックトレイ86に排出して積載する。
【0060】
上記構成を有する画像形成システムのインサート動作について示す。図5は基本動作処理手順を示すフローチャートである。この処理プログラムはメモリ2001内のROMに格納されており、CPU2002によって実行される。
【0061】
CPU2002は、操作部制御部201を動作させ、積載動作、ステープル動作、パンチ動作、インサータ動作の入力を受け付け、操作部40からのユーザ入力により指定された動作設定に基づき、記録紙給紙制御部202、読取給紙装置制御部203、画像形成制御部204、シート処理装置制御部205を動作させる。
【0062】
まず、CPU2002は、ユーザによってコピースタート動作(コピースタートキー)が選択されるのを待ち(ステップS1)、コピースタート動作が選択されると、コピースタート動作が選択される前に、ユーザによってインサート動作(インサートモード)が選択されているか否かを判別する(ステップS2)。
【0063】
ユーザによってインサート動作が選択されていないと判別した場合、画像形成動作を実行した後(ステップS11)、JOBが終了したか否かを判別する(ステップS12)。JOBが終了していないと判別した場合、ステップS11の処理に戻り、画像形成動作を継続する。一方、ステップS12でJOBが終了したと判別した場合、インサータサイズ違いアラームをクリアし(ステップS13)、その後、ステップS1の処理に戻る。尚、インサータサイズ違いアラームに関する説明については、後述する。
【0064】
また一方、ステップS2でユーザによってインサート動作が選択されていると判別した場合、CPU2002は、インサータトレイ20にインサート紙がセットされているか否かを判別する(ステップS3)。
【0065】
CPU2002は、インサータトレイ20にインサート紙がセットされていないと判別した場合、ステップS2の処理に戻り、インサートトレイ20にインサート紙がセットされるか、あるいはインサートモードが解除されるのを待つ。
【0066】
一方、ステップS3でインサータトレイ20にインサート紙がセットされていると判別した場合、CPU2002は、ユーザによってインサート紙のサイズデータが指定されるのを待つ(ステップS4)。
【0067】
ユーザによってインサート紙のサイズデータが指定されると、CPU2002はユーザによって指定されたインサート紙の幅方向の長さデータと、幅方向規制板28の内部スライドスイッチSW0〜SW4によって検出されたインサート紙の幅データが等しいか否かを判別する(ステップS5)。
【0068】
ユーザによって指定されたインサート紙の幅方向の長さデータと、幅方向規制板28の内部スライドスイッチによって検出されたインサート紙の幅データが等しくないと判別された場合、再度、ユーザによって正しいサイズを指定してもらうために、ステップS4の処理に戻る。
【0069】
一方、ステップS5でユーザによって指定されたインサート紙の幅方向の長さデータと、幅方向規制板28の内部スライドスイッチによって検出されたインサート紙の幅データが等しいと判別された場合、ユーザによって指定されたサイズデータをインサート紙のサイズセットデータとしてメモリ2001に格納する(ステップS6)。
【0070】
そして、CPU2002は、インサート処理が指定されたページであるか否かを判別し(ステップS7)、インサート処理が指定されたページであると判別された場合、インサート動作を行う(ステップS8)。一方、ステップS7でインサート処理が指定されたページでないと判別された場合、画像形成動作を行う(ステップS9)。
【0071】
この後、JOBが終了したか否かを判別する(ステップS10)。JOBが終了したと判別した場合、インサータサイズ違いアラームをクリアし(ステップS13)、そして、ステップS1の処理に戻り、一方、JOBが終了していないと判別した場合、ステップS7の処理に戻り、インサート動作および画像形成動作を継続する。
【0072】
図6および図7はステップS8におけるインサート動作処理手順を示すフローチャートである。ステップS8でインサート処理動作が開始すると、CPU2002は、シート処理装置制御部205を動作させ、給紙ソレノイドをオンし、給紙ローラ21を下降させ(ステップS21)、さらに、シート処理装置制御部205を動作させ、給紙モータ、分離モータおよびインサータ搬送モータの駆動を開始させる(ステップS22)。
【0073】
そして、CPU2002は、インサータ給紙センサ29によってインサート紙Iの先端を検知するのを待つ(ステップS23)。インサータ給紙センサ29によってインサート紙Iの先端を検知した後、CPU2002はインサート紙Iが搬送ローラ23に到達するまで所定時間待つ(ステップS24)。所定時間経過後、CPU2002はシート処理装置制御部205を動作させ、給紙ソレノイドをオフし、給紙ローラ21を上昇させる(ステップS25)。そして、CPU2002は、シート処理装置制御部205を動作させ、給紙モータおよび分離モータの駆動を停止させる(ステップS26)。
【0074】
この後、CPU2002は、インサータシート検知センサ30によってインサート紙Iの先端を検知するのを待つ(ステップS27)。インサータシート検知センサ30によってインサート紙Iの先端を検知した後、インサータ搬送モータを駆動しているクロックパルスのカウントを開始する(ステップS28)。そして、インサータ給紙センサ29によってインサート紙Iの後端を検知するのを待つ(ステップS29)。インサータ給紙センサ29によってインサート紙Iの後端を検知した後、CPU2002はインサータ搬送モータを駆動しているクロックパルスのカウントを停止する(ステップS30)。
【0075】
この後、カウントした値から搬送中のインサート紙Iの搬送方向の長さを算出する(ステップS31)。CPU2002は、算出したインサート紙Iの搬送方向の長さが、ステップS6で格納したサイズセットデータの搬送方向の長さに対して所定範囲内であるか、つまりサイズセットデータの搬送方向長さ±所定値の範囲内であるか否かを判別する(ステップS32)。
【0076】
ステップS32で算出したインサート紙Iの搬送方向長さが、ステップS6で格納したサイズセットデータの搬送方向長さ±所定値の範囲を越えていると判別された場合、CPU2002はインサータサイズ違いアラームをセットし(ステップS32A)、インサート紙Iに対するパンチ動作の設定を解除し(ステップS33)、インサート紙Iに対する排紙トレイの設定をサンプルトレイ85に設定する(ステップS34)。
【0077】
一方、算出したインサート紙Iの搬送方向長さが、ステップS6の処理で格納されたサイズセットデータの搬送方向長さ±所定値の範囲内であると判別された場合、CPU2002はインサータサイズ違いアラーム中であるか否かを判定し(ステップS32B)、アラーム中であると判定した場合、処理をステップS33に移行し、一方、アラーム中でないと判定した場合、インサータシート検知センサ30によってインサート紙Iの後端を検知するのを待つ(ステップS35)。インサータシート検知センサ29によってインサート紙Iの後端を検知した後、CPU2002はインサート紙Iの後端が搬送ローラ26を通過するまでの所定時間待つ(ステップS36)。
【0078】
そして、所定時間経過後、CPU2002はシート処理装置制御部205を動作させ、インサート紙搬送モータの駆動を停止させる(ステップS37)。
【0079】
このように、搬送中のインサート紙のサイズを検出し、検出したサイズデータとユーザが指定したインサート紙のサイズデータの比較を行った結果、実際にインサータにセットされている紙サイズと異なった紙サイズをユーザが誤って指定した場合、ユーザによって指定されたインサート紙に対するパンチ処理および積載処理を禁止することにより、誤って指定されたインサート紙を再利用することができ、シート処理装置の操作性を向上できる。
【0080】
尚、インサート紙のサイズが違っている場合、インサート紙Iに対するパンチ動作の設定を解除し、インサート紙Iに対する排紙トレイの設定をサンプルトレイ85に設定する場合に限らず、ステープル(綴じ)処理を無効にしたり、整合、仕分けなどの処理を無効にすることも可能である。
【0081】
次に、図10を用いて本体プリント監視処理について説明する。まず、ステップS101では本体のプリントがスタートしたか否かを監視している。スタートしていない場合、監視を継続する。一方、スタートしている場合、新規のジョブであるか否かを判別し(ステップS103)、新規である場合、排紙枚数PPC_EJCT_CN、およびアラーム発生後の排紙枚数PPC_ALARM_CNを「0」にクリアし(ステップS105)、処理をステップS107に移す。一方、新規ジョブでない場合、そのまま処理をステップS107に移す。
【0082】
ステップS107では、排紙枚数PPC_EJCT_CNおよびアラーム発生後の排紙枚数PPC_ALARM_CNからプリントを開始する用紙カウンタを演算してプリントを開始する。その後、ステップS109、S111、S113でそれぞれ本体/ソータエラー、本体/ソータジャム、インサータサイズ違いアラームが検出されなければ、1ジョブでの排紙予定枚数JOB_PAPER_CNの排紙が行われたか否かを監視し(ステップS115)、予定枚数に達していない場合、処理をステップS109に移す。一方、予定枚数に達している場合、プリント処理が完全に終了したか否かを判別し(ステップS117)、終了している場合、処理をステップS101に移す。一方、プリント処理が終了していない場合、処理をステップS109に移す。
【0083】
次に、図11を用いて本体排紙管理処理について説明する。まず、本体がソータに対して排紙(もしくはインサータの給紙を命令)を行ったか否かを監視する(ステップS201)。排紙されていない場合、ステップS201の監視を継続する。一方、排紙が行われた場合、処理をステップS203に移し、排紙枚数PPC_EJCT_CNを値1インクリメントする。その後、排紙された用紙が、ソータ内に格納されたか否かを判別する(ステップS205)。格納されていない場合、ソータでのエラーやジャムの監視を行い、いずれも発生していない場合、処理をステップS205に移す。このとき、ソータでエラーもしくはジャムが発生している場合、処理をステップS201に戻す。
【0084】
ところで、ステップS205で排紙された用紙がソータ内に格納された場合、インサータのサイズ違いアラームが発生しているか否かを判別し(ステップS209)、発生していない場合、処理をステップS201に戻す。一方、アラームが発生している場合、PPC_ALARM_CNを値1インクリメントし(ステップS211)、処理をステップS201に戻す。
【0085】
次に、図12を用いてインサータサイズ違いアラーム表示処理について説明する。まず、ステップS301では、本体のプリントがスタートしたか否かを監視している。スタートしていない場合、監視を継続する。一方、スタートしている場合、インサータサイズ違いアラームが表示中であるか否かを判別し(ステップS303)、表示中である場合、アラーム表示をオフし(ステップS305)、処理をステップS307に移す。
【0086】
一方、アラームが表示中でない場合、処理をステップS307に移す。ステップS307では、インサータサイズアラームが発生しているか否かを判別し、発生している場合、図13に示す表示部の最上段のようなメッセージにより、インサータサイズ違いアラームを表示し(ステップS309)、処理をステップS311に移す。一方、アラームが発生していない場合、処理をステップS311に移す。ステップS311では、プリント処理が完全に終了したか否かを判別し、終了している場合、処理をステップS301に移す。一方、プリント処理が終了していない場合、処理をステップS307に移す。
【0087】
このように、検出したシートのサイズ(本実施形態では、シート搬送方向の長さとしているが、シート搬送方向に対して直交する方向の長さを検出してもよい)と操作部40で設定されたシートのサイズが違う場合、例えば、シート処理装置103側のCPU回路部からサイズ違いアラーム信号を本体102側のCPUに入力し、一方、本体102側では、それに基づいて、図13に示すような画面を表示させる。また、アラーム発生中におけるシートは全てサンプルトレイに排出する。
【0088】
そして、アラーム発生中のシートを全てのサンプルトレイに出したことに応じて、アラームを解除する。またさらに、アラームが解除されたことに応じて、処理を再開できるようにリカバー処理を行う。以下に、具体的な説明を行う。
【0089】
例えば、ユーザが原稿コピー2枚とインサート紙(表紙)1枚からなる1つの束(計3頁)に対してステイプルした状態で出力し、かつそれを3部作成するように操作部40から指示したとする。
【0090】
この場合、ユーザは事前にインサータのトレイ20に表紙としてインサート紙3枚をセットし、複写機本体側の原稿トレイ45にも原稿2枚をセットする。そして、操作部40では、ステイプルソートモードの指定、インサートモードの指定、およびインサート紙のサイズの指定を行い(ここでは、A4サイズを入力したとする)、出力部数3部としてテンキー419で「3」を選択し、スタートキー405を押下する(図14および図9参照)。
【0091】
このような場合、ユーザがセットしたインサータのトレイ20上の3枚のインサート紙のうち、2枚目のインサート紙(以下、インサート紙C2とする)がA3サイズで、その他の1枚目、3枚目のインサート紙がA4サイズだったと仮定する。
【0092】
ユーザによりスタートキーが押下されたことに応じて、シート処理装置102は、1枚目のインサート紙(以下、インサート紙C1とする)の給送を開始する。そして、給送されたシートC1のサイズを上述した方法で検出し、検出したシートC1のサイズと操作部40で設定されたインサート用のシートのサイズとの比較を行う。この場合、検出したシートC1のサイズと操作部40で設定されたインサート用のシートのサイズが一致するので、このインサート紙C1は、ソートパス8を介して処理トレイ82に収納される。
【0093】
一方、画像形成装置102は、このとき、原稿の読取処理を行い、メモリに原稿画像を順次蓄積する。そして、メモリに記憶した原稿画像データを読み出し、読み出した画像データに基づいて、記録紙格納部53または54から給送されたシートに画像を形成する。そして、本体から排出されたシート処理装置103内に取り込まれた1部目の原稿コピー2枚は、先に搬送されているシートC1に引き続いて搬送され(1頁目、2頁目の順で搬送される)、シートC1の後に1頁目、2頁目の順で処理トレイ82に収納される。そして、1部目の原稿コピー2頁目が処理トレイ82に収納されたことに応じて、ステイプラ80によるステイプル処理が行われ、ステイプル処理された1部目の束がスタックトレイ86に排出される。
【0094】
シート処理装置は、1部目の原稿コピーの2頁目がセンサ31を通過したことを検出したことに応じて、2枚目のインサート紙C2の給送を開始する。そして、給送されたシートC2のサイズを上述した方法で検出し、検出したシートC2のサイズと設定されたサイズとの比較を行う。
【0095】
この場合、検出したシートC2のサイズと操作部40で設定されたインサート用のシートのサイズは不一致であるので、インサータサイズ違いアラームが発生し、このアラーム情報を本体側に送信するとともに、このインサート紙C2をノンソートパス4に導くようにフラッパ11をパス4側に切り換え、サンプルトレイ85上に排出する。本体(画像形成装置102)側では、シート処理装置103からの通報により図13のような画面427を操作部40の表示パネル421に表示して、画像形成装置をストップする。
【0096】
また、この際、インサート紙C2に引き続き、本体側から2部目の原稿コピーが搬送されている場合、それもサンプルトレイ85に排出する。この場合、2部目の原稿コピーの2枚目がサンプルトレイ85に排出されるまでの間、インサータサイズ違いアラームが発生中である。そして、シート処理装置は、サンプルトレイ85上に2部目の原稿コピーの2枚目が排出されたことに応じて、インサータサイズ違いアラームを解除する。
【0097】
現時点の状況に関し、1部目のシート束はステイプルされた状態でスタックトレイ86に積載されており、2部目のシート束はサンプルトレイ85にステイプルされていない状態で積載されている。3部目はまだ画像形成処理が行われていない。尚、ユーザによる設定において、パンチモードが設定されていた場合、1部目のシート束に関し、各シートがそれぞれパンチユニット50を通過している際、パンチローラにより穴あけ処理が行われるようにし、2部目のシート束に関しては、各シートがそれぞれパンチユニット50を通過している際にパンチローラにより穴あけ処理を行うことを禁止する。
【0098】
インサータサイズ違いアラームが解除されたことに応じて、通常動作に復帰できるので、ユーザがステイプル処理やパンチ処理などが行われていないインサート紙C2を再びセットし、操作部で新たな設定を行うことでシートを再利用できる。
【0099】
また、インサートサイズ違いアラームが解除された後、リカバー処理が可能であるので、例えば、図13に示す画面427が表示されている場合、インサート紙C2の代わりにA4サイズのインサート紙(以下、シートC2Aという)を未給送のインサート紙C3の上にセットし、スタートキー405を押すと、リカバー処理が行われる。
【0100】
リカバー処理に関し、図10の処理を参照しながら説明する。この場合、排紙すべきシートの枚数(PPC_EJCT_CN)は、3枚(原稿コピー2枚+インサート紙1枚)×3部=計9枚であり、アラーム発生後の排紙枚数(PPC_ALARM_CN)、この場合、シートC2を排紙している時点でアラームが発生したので、1部目の出力を除く6枚であり、それに値1を加えて、9−6+1=4の4枚目から処理を開始する。すなわち、シートC2Aの給送処理から処理を再開する。一方、本体側では、2部目の原稿コピーから処理を再開する。
【0101】
尚、インサート紙Iに対する処理動作の設定が解除されていることを表示により操作者に知らせるようにしてもよい。
【0102】
さらに、本発明はシステムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適用できることはいうまでもない。この場合、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムを格納した記憶媒体をシステムあるいは装置に読み出すことによってそのシステムあるいは装置が本発明の効果を享受することが可能となる。
【0103】
図8は記憶媒体としてのメモリ2001内のROMのメモリマップを示す図である。ROMには、図5のフローチャートに示す基本動作処理プログラムモジュール、図6および図7のフローチャートに示すインサート動作処理プログラムモジュール、図10の本体プリント監視処理プログラムモジュール、図11の本体排紙管理処理プログラムモジュール、図12のインサータサイズ違いアラーム表示処理プログラムモジュールなどが格納されている。
【0104】
プログラムモジュールを供給する記憶媒体としては、ROMに限らず、例えばフロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD、磁気テープ、不揮発性のメモリカードなどを用いることができる。
【0105】
【発明の効果】
本発明によれば、本来同一サイズのインサートシートがセットされるべきであったにもかかわらず、異なるサイズのインサートシートが混在してセットされていたような場合、そのような誤ってセットされたインサートシートに対する処理を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態における画像形成システムの全体構成を示す断面図である。
【図2】一対の幅方向規制板28の移動によってオンオフが行われる内部のスライドスイッチの構成を示す図である。
【図3】スライドスイッチSW0〜SW4によって決定されるインサート紙の幅方向のサイズ情報を表として示す図である。
【図4】画像形成システムの制御部の構成を示すブロック図である。
【図5】基本動作処理手順を示すフローチャートである。
【図6】ステップS8におけるインサート動作処理手順を示すフローチャートである。
【図7】図6につづくステップS8におけるインサート動作処理手順を示すフローチャートである。
【図8】記憶媒体としてのメモリ2001内のROMのメモリマップを示す図である。
【図9】操作部40の操作パネル421に表示される画面の一例を示す図である。
【図10】プリント監視処理手順を示すフローチャートである。
【図11】排紙管理処理手順を示すフローチャートである。
【図12】インサータサイズ違いアラーム表示処理手順を示すフローチャートである。
【図13】操作部40の操作パネル421に表示される画面の一例を示す図である。
【図14】操作部40を示す図である。
【符号の説明】
27 インサート紙セット検知センサ
29 インサータ給紙検知センサ
30 インサータシート検知センサ
40 操作部
103 シート処理装置
104 インサータ
200 コントローラ回路部
205 シート処理装置制御部
421 操作パネル
2001 メモリ
2002 CPU
Claims (10)
- 記録シートに画像を形成する画像形成手段と、
インサートシートを積載する積載手段と、
ユーザが前記インサートシートのサイズを指定するサイズ指定手段と、
前記積載手段に積載されたインサートシートを給紙する給紙手段と、
前記画像形成手段からの記録シート及び前記給紙手段からのインサートシートを搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送されるインサートシートのサイズを検出するサイズ検出手段と、
前記給紙手段によりインサートシートの給紙が行われるごとに、前記指定されたインサートシートのサイズと前記検出されたインサートシートのサイズとを比較して等しいか否かを判別するサイズ比較手段と、
該判別の結果、両サイズが等しくない場合、前記インサートシートに対する処理を無効にする無効手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 記録シートに画像を形成する画像形成手段と、
インサートシートを積載する積載手段と、
ユーザが前記インサートシートのサイズを指定するサイズ指定手段と、
前記積載手段に積載されたインサートシートを給紙する給紙手段と、
前記画像形成手段からの記録シート及び前記給紙手段からのインサートシートを搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送されるインサートシートのサイズを検出するサイズ検出手段と、
前記給紙手段によりインサートシートの給紙が行われるごとに、前記指定されたインサートシートのサイズと前記検出されたインサートシートのサイズとを比較して等しいか否かを判別するサイズ比較手段と、
該判別の結果、両サイズが等しくない場合に警告する警告手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 記録シートに画像を形成する画像形成手段と、
インサートシートを積載する積載手段と、
ユーザが前記インサートシートのサイズを指定するサイズ指定手段と、
前記積載手段に積載されたインサートシートを給紙する給紙手段と、
前記画像形成手段からの記録シート及び前記給紙手段からのインサートシートを第1排出トレイ及び第2排出トレイのいずれかへ搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送されるインサートシートのサイズを検出するサイズ検出手段と、
前記給紙手段によりインサートシートの給紙が行われるごとに、前記指定されたインサートシートのサイズと前記検出されたインサートシートのサイズとを比較して等しいか否かを判別するサイズ比較手段と、
該判別の結果、両サイズが等しい場合、前記給紙手段からのインサートシートを前記第1排出トレイへ搬送させ、両サイズが等しくない場合、前記給紙手段からのインサートシートを前記第2排出トレイへ搬送させるよう前記搬送手段を制御する搬送制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。 - インサートシートを挿入するモードを選択するモード選択手段と、
前記積載手段に前記インサートシートがセットされたことを検知するセット検知手段とを備え、
前記セット検知手段による前記インサートシートのセットの検知に応じて、前記サイズ指定手段により前記インサートシートのサイズが指定されることを待機することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記サイズ検出手段は、搬送中のインサートシートのサイズを検出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記サイズ比較手段は、前記インサートシートの搬送方向の長さを比較することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記無効手段は、前記インサートシートに対するパンチ処理を無効にすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記無効手段は、前記インサートシートに対するステープル処理を無効にすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記無効手段は、前記インサートシートに対する整合処理を無効にすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記サイズ比較手段は、前記検出されたインサートシートのサイズが前記指定されたインサートシートのサイズを中心値とした所定範囲内に収まっていない場合、両サイズが等しくないと判別することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
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