JP2003192215A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003192215A
JP2003192215A JP2001394084A JP2001394084A JP2003192215A JP 2003192215 A JP2003192215 A JP 2003192215A JP 2001394084 A JP2001394084 A JP 2001394084A JP 2001394084 A JP2001394084 A JP 2001394084A JP 2003192215 A JP2003192215 A JP 2003192215A
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sheet
feeding
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JP2001394084A
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English (en)
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Norifumi Miyake
範書 三宅
Takayuki Fujii
隆行 藤井
Takeshi Moriyama
剛 森山
Yuzo Matsumoto
祐三 松本
Koji Shimizu
孝治 清水
Masaharu Nemura
雅晴 根村
Hirosuke Obuchi
大渕  裕輔
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Canon Inc
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Forming Counted Batches (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易、低廉な構成でインサート紙の重送の可
能性があることを操作者に知らせることができる画像形
成装置を提供する。 【解決手段】 画像形成装置10による一連の画像形成
の中で、インサート紙を挿入すべき頁を設定する操作部
153と、給送ローラ902により給送した回数をカウ
ントするカウント手段と、操作部153による設定に基
づいて給送ローラ902が給送すべきインサート紙の数
を判別する判別手段と、トレイ901上のインサート紙
の有無を検知するセンサ910と、カウント手段により
カウントされた回数が判別手段により判別されたインサ
ート紙の数と一致する前にセンサ910がインサート紙
なしを検知したことに応じて警告を行う警告手段を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用紙に対する一連
の画像形成中にインサート紙を挿入することのできる画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機などの画像形成装置におい
ては、表紙、裏表紙、合紙を挿入するモード(以下、合
紙モード)が設けられ、これらのモードでは、先頭頁、
最終頁または指定された途中頁において予め決められた
給送部から給送を行い、それ以外の頁においては予め決
められた給送部とは異なる給送部から給送を行うよう制
御することによって、表紙、裏表紙または合紙を挿入す
ることができる。
【0003】また、これらの表紙等を給送する給送部
を、画像形成装置に装着されるシート処理装置(フィニ
ッシャ)に設けることにより、予め画像形成された表紙
等を画像形成装置内を通過させることなく、すなわち、
電子写真方式の画像形成装置等における定着部を通過さ
せることなく、表紙等を給送するため、表紙等を熱圧に
より傷めることなく、表紙等の挿入を行うことができ
る。表紙等を給送するシート処理装置については、特開
昭60−180894号公報、特開昭60−19193
2号公報、特開昭60−204564号公報などに記載
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】予め画像形成された表
紙等を給送する場合には、表紙、合紙及び裏表紙の頁順
をあわせて、それらを積み重ねて、シート処理装置にセ
ットする。従って、画像形成済みの表紙等を給送する場
合には、給送部から給送される表紙等が1枚1枚確実に
シート処理装置内に給送されなければならない。
【0005】しかし、表紙等に用いられる用紙は多種多
様であるため、給送時に、1枚給送されるはずが2枚同
時に給送されてしまう、いわゆる重送が発生する場合が
あり、この場合、それ以降作成される用紙束の順序が狂
ってしまう問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の問題を解決するた
め、本発明は、画像形成すべき用紙を積載する第1の積
載手段と、前記第1の積載手段から給送された用紙に画
像形成する画像形成手段と、前記画像形成手段による一
連の画像形成の中で、インサート紙を挿入すべき頁を設
定する設定手段と、インサート紙を積載する第2の積載
手段と、前記設定手段による設定に応じたタイミングで
前記第2の積載手段からインサート紙を給送する第2の
給送手段と、前記第2の給送手段により給送した回数を
カウントするカウント手段と、前記設定手段による設定
に基づいて前記第2の給送手段が給送すべきインサート
紙の数を判別する判別手段と、前記第2の積載手段上の
インサート紙の有無を検知する検知手段と、前記カウン
ト手段によりカウントされた回数が前記判別手段により
判別されたインサート紙の数と一致する前に前記検知手
段がインサート紙なしを検知したことに応じて警告を行
う警告手段と、を有することを特徴とする画像形成装置
を提供するものである。
【0007】また、本発明は、上記構成に加えて、前記
警告手段は、インサート紙が重送した可能性があること
を警告することを特徴とする。
【0008】また、本発明は、前記構成に加えて、前記
カウント手段によりカウントされた回数が前記判別手段
により判別されたインサート紙の数と一致する前に前記
検知手段がインサート紙なしを検知したことに応じて、
インサート紙が重送したのかインサート紙が不足してい
たのか操作者に確認を促し、インサート紙が重送したの
かインサート紙が不足していたのかをユーザに入力させ
る入力手段を有することを特徴とする。
【0009】また、本発明は、上記構成に加えて、前記
入力手段から、インサート紙が不足していたことが入力
されたことに応じて、インサート紙の補給を促す表示を
行う表示手段を有することを特徴とする。
【0010】また、本発明は、前記構成に加えて、前記
第2の給送手段は、前記画像形成手段の下流側に設けら
れていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て図を参照しながら説明する。
【0012】(全体構成)図1は本発明の画像形成装置
の実施の一形態の主要部構成を示す縦断面図である。画
像形成装置は、図1に示すように、画像形成装置本体1
0と、折り装置400と、フィニッシャ500とから構
成され、画像形成装置本体10は原稿画像を読み取るイ
メージリーダ200およびプリンタ300を備える。
【0013】イメージリーダ200には、原稿給送装置
100が搭載されている。原稿給送装置100は、原稿
トレイ上に上向きにセットされた原稿を先頭頁から順に
1枚づつ左方向へ給送し、湾曲したパスを介してプラテ
ンガラス102上を左から流し読取り位置を経て右へ搬
送し、その後外部の排紙トレイ112に向けて排出す
る。この原稿がプラテンガラス102上の流し読取り位
置を左から右へ向けて通過するときに、この原稿画像は
流し読取り位置に対応する位置に保持されたスキャナユ
ニット104により読み取られる。この読取り方法は、
一般的に、原稿流し読みと呼ばれる方法である。具体的
には、原稿が流し読取り位置を通過する際に、原稿の読
取り面がスキャナユニット104のランプ103の光で
照射され、その原稿からの反射光がミラー105、10
6、107を介してレンズ108に導かれる。このレン
ズ108を通過した光は、イメージセンサ109の撮像
面に結像する。
【0014】このように流し読取り位置を左から右へ通
過するように原稿を搬送することによって、原稿の搬送
方向に対して直交する方向を主走査方向とし、搬送方向
を副走査方向とする原稿読取り走査が行われる。すなわ
ち、原稿が流し読取り位置を通過する際に主走査方向に
原稿画像を1ライン毎にイメージセンサ109で読み取
りながら、原稿を副走査方向に搬送することによって原
稿画像全体の読取りが行われ、光学的に読み取られた画
像はイメージセンサ109によって画像データに変換さ
れて出力される。イメージセンサ109から出力された
画像データは、後述する画像信号制御部202において
所定の処理が施された後にプリンタ300の露光制御部
110にビデオ信号として入力される。
【0015】なお、原稿給送装置100により原稿をプ
ラテンガラス102上に搬送して所定位置に停止させ、
この状態でスキャナユニット104を左から右へ走査さ
せることにより原稿を読み取ることも可能である。この
読取り方法は、いわゆる原稿固定読みと呼ばれる方法で
ある。
【0016】原稿給送装置100を使用しないで原稿を
読み取るときには、まず、操作者により原稿給送装置1
00を持ち上げてプラテンガラス102上に原稿を載置
し、そして、スキャナユニット104を左から右へ走査
させることにより原稿の読取りを行う。すなわち、原稿
給送装置100を使用しないで原稿を読み取るときに
は、原稿固定読みが行われる。
【0017】プリンタ300の露光制御部110は、入
力されたビデオ信号に基づきレーザ光を変調して出力
し、該レーザ光はポリゴンミラー110aにより走査さ
れながら感光ドラム111上に照射される。感光ドラム
111には走査されたレーザ光に応じた静電潜像が形成
される。ここで、露光制御部110は、後述するよう
に、原稿固定読み時には、正しい画像(鏡像でない画
像)が形成されるようにレーザ光を出力する。
【0018】この感光ドラム111上の静電潜像は、現
像器113から供給される現像剤によって現像剤像とし
て可視像化される。また、レーザ光の照射開始と同期し
たタイミングで、各カセット114,115、手差給送
部125または両面搬送パス124から用紙が給送さ
れ、この用紙は感光ドラム111と転写部116との間
に搬送される。感光ドラム111に形成された現像剤像
は転写部116により給送された用紙上に転写される。
【0019】現像剤像が転写された用紙は定着部117
に搬送され、定着部117は用紙を熱圧することによっ
て現像剤像を用紙上に定着させる。定着部117を通過
した用紙はフラッパ121および排出ローラ118を経
てプリンタ300から外部(折り装置400)に向けて
排出される。
【0020】ここで、用紙をその画像形成面が下向きに
なる状態(フェイスダウン)で排出するときには、定着
部117を通過した用紙をフラッパ121の切換動作に
より一旦反転パス122内に導き、その用紙の後端がフ
ラッパ121を通過した後に、用紙をスイッチバックさ
せて排出ローラ118によりプリンタ300から排出す
る。以下、この排紙形態を反転排紙と呼ぶ。この反転排
紙は、原稿給送装置100を使用して読み取った画像を
形成するときまたはコンピュータから出力された画像を
形成するときなどのように先頭頁から順に画像形成する
ときに行われ、その排紙後の用紙順序は正しい頁順にな
る。
【0021】また、手差給送部125からOHPシート
などの硬い用紙が給送され、この用紙に画像を形成する
ときには、用紙を反転パス122に導くことなく、画像
形成面を上向きにした状態(フェイスアップ)で排出ロ
ーラ118により排出する。
【0022】さらに、用紙の両面に画像形成を行う両面
記録が設定されている場合には、フラッパ121の切換
動作により用紙を反転パス122に導いた後に両面搬送
パス124へ搬送し、両面搬送パス124へ導かれた用
紙を上述したタイミングで感光ドラム111と転写部1
16との間に再度給送する制御が行われる。
【0023】プリンタ300から排出された用紙は折り
装置400に送られる。この折り装置400は、用紙を
Z形に折りたたむ処理を行う。例えば、A3サイズやB
4サイズのシートでかつ折り処理が指定されているとき
には、折り装置400で折り処理を行い、それ以外の場
合、プリンタ300から排出された用紙は折り装置40
0を通過してフィニッシャ500に送られる。このフィ
ニッシャ500には、画像が形成された用紙に挿入する
ための表紙、合紙などの特殊用紙を給送するインサータ
900が設けられている。フィニッシャ500では、製
本処理、綴じ処理や穴あけなどの各処理を行う。
【0024】(システムブロック図)次に、本画像形成
装置全体の制御を司るコントローラの構成について図2
を参照しながら説明する。図2は図1の画像形成装置全
体の制御を司るコントローラの構成を示すブロック図で
ある。
【0025】コントローラは、図2に示すように、CP
U回路部150を有し、CPU回路部150は、CPU
(図示せず)、ROM151、RAM152を内蔵し、
ROM151に格納されている制御プログラムにより各
ブロック101,153,201,202,209,3
01,401,501を総括的に制御する。RAM15
2は、制御データを一時的に保持し、また制御に伴う演
算処理の作業領域として用いられる。
【0026】原稿給送装置制御部101は、原稿給送装
置100をCPU回路部150からの指示に基づき駆動
制御する。イメージリーダ制御部201は、上述のスキ
ャナユニット104、イメージセンサ109などに対す
る駆動制御を行い、イメージセンサ109から出力され
たアナログ画像信号を画像信号制御部202に転送す
る。
【0027】画像信号制御部202は、イメージセンサ
109からのアナログ画像信号をデジタル信号に変換し
た後に各処理を施し、このデジタル信号をビデオ信号に
変換してプリンタ制御部301に出力する。また、コン
ピュータ210から外部I/F209を介して入力され
たデジタル画像信号に各種処理を施し、このデジタル画
像信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部301に
出力する。この画像信号制御部202による処理動作
は、CPU回路部150により制御される。プリンタ制
御部301は、入力されたビデオ信号に基づき上述の露
光制御部110を駆動する。
【0028】操作部153は、画像形成に関する各種機
能を設定する複数のキー、設定状態を示す情報を表示
し、必要に応じて選択キーを表示し、表示したキーが押
されたことを検知することのできるタッチパネルディス
プレイを有し、各キーの操作に対応するキー信号をCP
U回路部150に出力するとともに、CPU回路部15
0からの信号に基づき対応する情報を表示部に表示す
る。
【0029】折り装置制御部401は折り装置400に
搭載され、CPU回路部150と情報のやり取りを行う
ことによって折り装置全体の駆動制御を行う。
【0030】フィニッシャ制御部501はフィニッシャ
500に搭載され、CPU回路部150と情報のやり取
りを行うことによってフィニッシャ全体の駆動制御を行
う。この制御内容については後述する。
【0031】(フィニッシャ)フィニッシャ500は、
折り装置400を介して排出された用紙を順に取り込
み、取り込んだ複数の用紙を整合して1つの束に束ねる
処理、束ねた用紙束の後端をステイプルで綴じるステイ
プル処理、取り込んだ用紙の後端付近に孔あけをするパ
ンチ処理、ソート処理、ノンソート処理、製本処理など
の各シート後処理を行う。
【0032】フィニッシャ500は、図3に示すよう
に、プリンタ300から折り装置400を介して排出さ
れた用紙を内部に導くための入口ローラ対502を有す
る。この入口ローラ対502の下流には、用紙をフィニ
ッシャパス552、または第1製本パス553に導くた
めの切換フラッパ551が設けられている。
【0033】フィニッシャパス552に導かれた用紙
は、搬送ローラ対503を介してバッファローラ505
に向けて送られる。搬送ローラ対503とバッファロー
ラ505は、正逆転可能に構成されている。
【0034】入口ローラ対502と搬送ローラ対503
間には、入口センサ531が設けられている。また、入
口センサ531の用紙搬送方向上流近傍においては、第
2製本パス554がフィニッシャパス552から分岐し
ている。以下、この分岐点を分岐Aと呼ぶ。この分岐A
は、入口ローラ対502から搬送ローラ対503に用紙
を搬送するための搬送路への分岐を成すが、搬送ローラ
対503が逆転して用紙を搬送ローラ対503側から入
口センサ531側に搬送する際には、第2製本パス55
4側のみに搬送されるワンウェイ機構を有する分岐を成
す。
【0035】搬送ローラ対503とバッファローラ50
5間には、パンチユニット550が設けられており、パ
ンチユニット550は必要に応じて動作し、搬送されて
きた用紙の後端付近に穿孔する。
【0036】バッファローラ505は、その外周に送ら
れた用紙を所定枚数積層して巻き付け可能なローラであ
って、必要に応じてこのローラの外周には各押下コロ5
12,513,514により巻き付けられる。バッファ
ローラ505に巻き付けられた用紙はバッファローラ5
05の回転方向に搬送される。
【0037】押下コロ513,514間には切換フラッ
パ510が配置されており、押下コロ514の下流には
切換フラッパ511が配置されている。切換フラッパ5
10はバッファローラ505に巻き付けられた用紙をバ
ッファローラ505から剥離してノンソートパス52
1、またはソートパス522に導くためのフラッパであ
り、切換フラッパ511はバッファローラ505に巻き
付けられた用紙をバッファローラ505から剥離してソ
ートパス522に、またはバッファローラ505に巻き
付けられた用紙を巻き付けられた状態でバッファパス5
23に導くためのフラッパである。
【0038】切換フラッパ510によりノンソートパス
521に導かれた用紙は、排出ローラ対509を介して
サンプルトレイ701上に排紙される。ノンソートパス
521の途中には、ジャム検出などのための排紙センサ
533が設けられている。
【0039】切換フラッパ510によりソートパス52
2に導かれた用紙は、搬送ローラ506,507を介し
て中間トレイ(以下、処理トレイという)630上に積
載される。中間トレイ630上に束状に積載された用紙
は、必要に応じて整合処理、スティプル処理などが施さ
れた後に、排出ローラ680a,680bによりスタッ
クトレイ700上に排出される。処理トレイ630上に
束状に積載された用紙を綴じるステイプル処理には、ス
テイプラ601が用いられる。このステイプラ601の
動作については後述する。スタックトレイ700は、上
下方向に自走可能に構成されている。
【0040】(製本部)第1製本パス553、第2製本
パス554からの用紙は、搬送ローラ対813によって
収納ガイド820に収納され、さらに用紙先端が可動式
のシート位置決め部材823に接するまで搬送される。
搬送ローラ対813の上流側には、製本入口センサ81
7が配置されている。また、収納ガイド820の途中位
置には、2対のステイプラ818が設けられており、こ
のステイプラ818はそれに対向するアンビル819と
協働して用紙束の中央を綴じるように構成されている。
【0041】ステイプラ818の下流位置には、折りロ
ーラ対826が設けられている。折りローラ対816の
対向位置には、突出し部材825が設けられている。こ
の突出し部材825を収納ガイド820に収納された用
紙束に向けて突き出すことにより、この用紙束は折りロ
ーラ対826間に押し出され、この折りローラ対826
によって折りたたまれた後に、折り紙排紙ローラ827
を介してサドル排出トレイ832に排出される。折り紙
排紙ローラ827の下流側には、製本排紙センサ830
が配置されている。
【0042】また、ステイプラ818で綴じられた用紙
束を折る場合には、ステイプル処理終了後に用紙束のス
テイプル位置が折りローラ対826の中央位置になるよ
うに、位置決め部材823を所定距離分下降させる。
【0043】(インサータ部)インサータ900は、フ
ィニッシャ500の上部に設けられ、トレイ901上に
積載された表紙、合紙を成す用紙束を順次分離し、フィ
ニッシャパス552、または製本パス553に搬送す
る。ここで、インサータ900のトレイ901上には、
特殊用紙が操作者から見て正視状態で積載される。すな
わち、特殊用紙はその表面が上に向けられた状態(フェ
イスアップ状態)でトレイ901上に積載される。トレ
イ901には用紙セットセンサ910が設けられ、用紙
セットセンサ910はトレイ901に用紙がセットされ
たことを検知し、また、トレイ901上の用紙給送によ
って用紙がなくなったことを検知する。
【0044】このトレイ901上の特殊用紙は、給送ロ
ーラ902によって、搬送ローラ903および分離ベル
ト904からなる分離部に搬送され、最上位紙から1枚
づつ順次分離されて搬送される。
【0045】この分離部下流側には引き抜きローラ対9
05が配置され、この引き抜きローラ対905により分
離された特殊用紙は、安定して搬送パス908に導かれ
る。引き抜きローラ対905の下流側には給送センサ9
07が設けられ、また給送センサ907と入口ローラ対
502との間には、搬送パス908上の特殊用紙を入口
ローラ対502に導くための搬送ローラ906が設けら
れている。
【0046】(フィニッシャブロック図)次に、フィニ
ッシャ500を駆動制御するフィニッシャ制御部501
の構成について図4を参照しながら説明する。図4は図
2のフィニッシャ制御部の構成を示すブロック図であ
る。
【0047】フィニッシャ制御部501は、図4に示す
ように、CPU511、ROM512、RAM513な
どで構成される。フィニッシャ制御部501は、通信I
C514を介して画像形成装置本体側に設けられたCP
U回路部150と通信してデータ交換を行い、CPU回
路部150からの指示に基づきROM512に格納され
ている各種プログラムを実行してフィニッシャ500の
駆動制御を行う。
【0048】この駆動制御を行う際には、CPU回路部
150に各種センサからの検出信号が取り込まれる。こ
の各種センサとしては、入口センサ531、製本入口セ
ンサ817、製本排紙センサ830、給送センサ90
7、用紙セットセンサ910がある。フィニッシャ制御
部501にはドライバ520が接続され、ドライバ52
0はフィニッシャ制御部501からの信号に基づきモー
タおよびソレノイドを駆動する。また、CPU回路部1
50はクラッチを駆動する。
【0049】ここで、モータとしては、入口ローラ対5
02、搬送ローラ対503、搬送ローラ対906の駆動
源である入口モータM1、バッファローラ505の駆動
源であるバッファモータM2、搬送ローラ対506、排
出ローラ対507、排出ローラ対509の駆動源である
排紙モータM3、各排出ローラ680a,680bを駆
動する束排出モータM4、搬送ローラ対813の駆動源
である搬送モータM10、シート位置決め部材823の
駆動源である位置決めモータM11、突出し部材82
5、折りローラ対826、折り紙排紙ローラ対827の
駆動源である折りモータM12、インサータ900の給
送ローラ902、搬送ローラ903、分路ベルト90
4、引き抜きローラ対905の駆動源である給送モータ
M20がある。
【0050】入口モータM1、バッファモータM2、排
紙モータM3はステッピングモータからなり、励磁パル
スレートを制御することによって各モータにより駆動す
るローラ対を等速で回転させたり、独自の速度で回転さ
せたりすることができる。また、入口モータM1、バッ
ファモータM2はドライバ520により正逆のそれぞれ
の回転方向に駆動可能である。
【0051】搬送モータM10、位置決めモータM11
はステッピングモータからなり、折りモータM12はD
Cモータからなる。なお、搬送モータM10は、入口モ
ータM1と速度同期して用紙搬送が可能なように構成さ
れている。
【0052】給送モータM20は、ステッピングモータ
からなり、入口モータM1と速度同期して用紙搬送が可
能なように構成されている。
【0053】ソレノイドとしては、切換フラッパ510
の切換を行うソレノイドSL1、切換フラッパ511の
切換を行うソレノイドSL2、切換フラッパ551の切
換を行うソレノイドSL10、インサータ900の給送
シャッタ(図3には図示せず)を駆動するソレノイドS
L20、インサータ900の給送ローラ902を昇降駆
動するソレノイドSL21がある。
【0054】クラッチとしては、折りモータM12の駆
動を突出し部材825に伝達するためのクラッチCL
1、給送モータM20の駆動を給送ローラ902に伝達
するためのクラッチCL10がある。
【0055】(操作部)次に、操作部153を用いて行
う後処理モードの選択操作例について図5を参照しなが
ら説明する。図5は図1の画像形成装置における操作部
の後処理モード選択に関する画面例を示す図である。
【0056】本画像形成装置では、後処理モードとして
ノンソート、ソート、ステイプルソート(綴じモー
ド)、製本モードなどの各処理モードを有するととも
に、また挿入シートを合紙モードとして、表紙や最終紙
あるいは途中に用紙に挿入することが可能なように設定
されている。このような処理モードを設定などは操作部
153からの入力操作により行われる。例えば、後処理
モードを設定する際には、図5(a)に示すメニュー選
択画面が操作部153に表示され、このメニュー選択画
面を用いて処理モードの設定が行われる。また、例えば
合紙モードの設定の際には、図5(b)に示す画面が挿
入設定操作部153に表示され、この画面を用いて表紙
等の挿入をインサータ900から行うか、手差し給送部
125から行うかを設定し、図5(c)に示す画面にて
何枚目に挿入するかを設定できる。インサータ900か
ら表紙のみを給送する場合は「1」のみ選択し、挿入す
る枚数が複数あるときは所望枚数目を選択し設定するこ
とが可能である。
【0057】このように、インサータ900からの給送
を選択することで、インサータモードが選択され、又、
束に対して単数/複数のインサータ紙の挿入位置指定を
行うことで、1束中に挿入されるインサータ紙の枚数を
も自動的に決定することができる。
【0058】(フィニッシャの動作概要)次に、ソート
モード時のインサータ900およびプリンタ300から
フィニッシャ500内の処理トレイ630への用紙搬送
について図6ないし図11を参照しながら説明する。図
6ないし図11は図1の画像形成装置におけるソートモ
ード時のインサータおよびプリンタからフィニッシャ内
の処理トレイへの用紙の流れを説明するための図であ
る。
【0059】用紙Cを表紙として画像形成後の用紙に挿
入する場合には、図6(b)に示すように、用紙がイン
サータ900のトレイ901にセットされる。このと
き、用紙Cは、図6(a)に示すように、画像面が上向
きで綴じ位置が操作者から見て左になるようにセットさ
れ、図中の矢印の方向へ給送される。この用紙Cのセッ
ト状態は、原稿給装置100における原稿のセット状態
で同じであり、用紙Cのセットを行う際の操作性を向上
させることができる。
【0060】用紙Cがトレイ901にセットされると、
図7に示すように、その最上段の用紙C1の給送が開始
され、切換フラッパ551はフィニッシャパス552側
に切り換えられる。用紙C1は搬送パス908から入口
ローラ対502を経てフィニッシャパス552内に導か
れ、この用紙C1の先端が入口センサ531により検出
されると、プリンタ300からの画像形成後の用紙(図
8に示す用紙P1)の給送が開始される。
【0061】次いで、図8に示すように、プリンタ30
0から給送された用紙P1がフィニッシャ500内に導
かれるとともに、用紙C1はバッファローラ505を介
してソートパス522に導かれる。このとき、切換フラ
ッパ510,511はいずれもソートパス522側に切
り換えられている。
【0062】このソートパス522に導かれた用紙C1
は、図9に示すように、処理トレイ630上に収納され
る。このとき、プリンタ300からの用紙P1は、フィ
ニッシャパス522内に導かれている。この用紙P1
は、図10に示すように、用紙C1と同様に、バッファ
ローラ505を介してソートパス522に導かれ、処理
トレイ630に向けて搬送される。また、この用紙P1
に続く用紙P2がフィニッシャパス552内に導かれて
いる。そして、図11に示すように、用紙P1は既に処
理トレイ630に収納されている用紙C1に積み重ねら
れて収納され、それに続く用紙P2が用紙P1に積み重
ねられて収納される。
【0063】ここで、プリンタ300からの各用紙P
1,P2には鏡像処理された画像が形成されており、そ
の各用紙P1,P2は反転排紙により排紙されているか
ら、各用紙P1,P2は用紙C1と同様に、その画像面
を下向きにしてかつその綴じ位置をステイプラ601側
に向けて処理トレイ630に収納される。また、本図1
1には示していないが、次の束に対する特殊用紙をある
ときには、現在の束を構成する用紙P1,P2の給送中
にこの特殊用紙を搬送パス908に給送して待機させる
ように構成されている。この構成によりソートモード処
理時における生産性を向上させることができる。
【0064】(製本の動作概要)次に、製本モード時の
画像形成について図12を参照しながら説明する。図1
2は図1の画像形成装置における製本モード時の画像形
成を説明するための図である。
【0065】製本モードが指定されると、原稿給送装置
100にセットされた原稿を、その先頭頁から順に読み
取り、読み取った原稿の画像を順にハードディスク20
6に格納し、同時に読み取った原稿枚数をカウントす
る。
【0066】原稿の読取が終了すると、読み取った原稿
画像を次の(1)式により分類し、画像形成順、画像形
成位置を決定する。
【0067】M=n×4−k ・・・(1) M:原稿枚数 n:1以上の整数で用紙枚数 k:0,1,2,3のいずれかの値 なお、画像形成順、画像形成位置制御に関しては詳細な
説明を省略する。
【0068】この製本モード時における画像形成を読取
原稿枚数が8枚の場合を例にして説明すると、図12
(a)に示すように、ハードディスク206には8頁分
の原稿画像データ(R1からR8)が読み取った順番に
格納される。
【0069】各画像データ(R1からR8)に対してそ
の画像形成順、画像形成位置が決定される。これによ
り、図12(b)に示すように、上述した鏡像処理が施
された後に、1頁目の用紙P1の第1面(表面)には、
その左半分にR4画像、右半分にR5画像が形成され、
この用紙P1は両面搬送パス124に導かれる。そして
用紙P1は再度転写部116に給送され、その第2面
(裏面)の左半分にR6画像、右半分にR3画像が形成
される。そして、このようにして両面に画像が形成され
た用紙P1は、反転排紙により反転されて排紙された後
にフィニッシャ500の製本パス553に送られる。こ
の反転排紙により用紙P1に関しては、図12(c)に
示すように、R6画像およびR3画像が形成されている
第2面を上向きにかつR6画像を先頭にして図中の矢印
の方向に搬送される。
【0070】次いで、2頁目の用紙P2の第1面(表
面)に対して、その左半分にR2画像、右半分にR7画
像が形成され、この用紙P2は両面搬送パス124に導
かれる。この用紙P2は再度転写部116に給送され、
その第2面(裏面)の左半分にR8画像、右半分にR1
画像が形成される。そして、この用紙P2は、反転され
て排紙された後にフィニッシャ500の第1製本パス5
53に送られる。この反転排紙により用紙P2に関して
は、図12(c)に示すように、R8画像およびR1画
像が形成されている第2面を上向きにかつR8画像を先
頭にして図中の矢印の方向に搬送される。
【0071】各用紙P1,P2は、フィニッシャ500
の製本パス553を介して収納ガイド820内に導かれ
て収納される。この収納ガイド820内においては、図
12(d)に示すように、用紙P1が突出し部材825
側に、用紙P2が折りローラ対826側にそれぞれ収納
されるように構成されている。また、各用紙P1,P2
の第1面は突出し部材825側に向けられて収納され
る。
【0072】各用紙P1,P2の収納ガイド820内の
位置決めは位置決め部材823により行われる。
【0073】(製本+インサータの動作概要)この製本
モード時のインサータ900およびプリンタ300から
フィニッシャ内の収納ガイド820への用紙搬送につい
て図13ないし図20を参照しながら説明する。図13
ないし図19は図1の画像形成装置における製本モード
時のインサータおよびプリンタからフィニッシャ内の収
納ガイドへの用紙の流れを説明するための図、図20は
図3のフィニッシャ内の折り処理および綴じ処理により
製本化する例を示す図である。
【0074】用紙C1を表紙として画像形成後の用紙に
挿入して製本化する場合には、図13(b)に示すよう
に、用紙C1がインサータ900のトレイ901にセッ
トされる。このとき、用紙C1は、図13(a)に示す
ように、画像Rおよび画像Fが形成されている画像面を
上向きにしてトレイ901にセットされ、画像Fを先頭
にして給送される。すなわち、用紙C1は操作者から見
て正視状態でセットされ、この用紙C1のセット状態
は、原稿給装置100における原稿のセット状態で同じ
である。よって、用紙C1のセットを行う際の操作性を
向上させることができる。
【0075】用紙C1がトレイ901にセットされる
と、図14に示すように、その最上段の用紙C1の給送
が開始され、切換フラッパ551はフィニッシャパス5
52側に切り換えられる。用紙C1は搬送パス908か
ら入口ローラ対502を経てフィニッシャパス552内
に導かれ、この用紙C1の先端が入口センサ531によ
り検出されると、プリンタ300からの画像形成後の用
紙(図15に示す用紙P)の給送が開始される。
【0076】次いで、図15に示すように、プリンタ3
00から給送された用紙Pがフィニッシャ500内に導
かれるとともに、用紙C1はバッファローラ505を介
してノンソートパス521側に導かれる。このとき、切
換フラッパ510はノンソートパス521側に切り換え
られている。
【0077】さらに用紙C1がノンソートパス521側
に導かれてその後端が入口センサ531を通過するまで
搬送されると、図15に示すように、用紙C1は一旦停
止される。このとき、プリンタ300からの用紙Pは、
フィニッシャ500内に導かれる。そして、用紙C1が
停止された状態で用紙Pは、図16に示すように、切換
フラッパ551により第1製本パス553に導かれて収
納ガイド820内に収納され、この用紙に続く用紙Pが
同様に第1製本パス553に導かれる。このとき、用紙
C1に続く用紙C2は分離されて搬送ローラ対906の
手前まで搬送されて、所定枚数の用紙が収納ガイド82
0に収納されるまで待機される。
【0078】所定枚数の用紙Pが収納ガイド820に収
納されると、図17に示すように、用紙C1が反転給送
され、分岐Aおよび第2製本パス554を経由して収納
ガイド820内に導かれる。このとき、用紙C1は、図
18に示すように、画像R側を先頭にして搬送され、そ
して既に収納ガイド820に収納されている用紙Pの束
に重ね合わされて収納される。この用紙C1が収納ガイ
ド820に収納されると、用紙C1に続く用紙C2の給
送が開始される。ここで、例えば用紙C2が所定のサイ
ズと異なるサイズであるような不適切な用紙であるとき
には、図19に示すように、図16に示す状態で一旦停
止させることなく、サンプルトレイ701に排出され
る。
【0079】収納ガイド820において用紙C1が用紙
Pの束に重ね合わされて収納された後は、用紙C1と用
紙Pの束に対して突出し部材825が突出され、この束
が折りローラ対826に向けて押し出される。この束が
折りローラ対826によりこの束の中央部(画像面の画
像境界部分)で折りたたまれてサドル排出トレイ832
に排出される。このようにして折りたたまれた状態で
は、図20(b)に示すように、用紙C1の画像Fが表
紙頁にまた画像Rが最終頁に配置され、各用紙Pの画像
が頁順に配置されることになり、また用紙C1、用紙P
の各画像の向きが一致される。
【0080】このように、インサータ900からの用紙
C1の給送制御、プリンタ300からの用紙Pの搬送制
御により、製本化状態において、用紙C1の画像Rが表
紙頁にまた画像Rが最終頁に配置され、各用紙Pの画像
が頁順に配置されるとともに、その画像の向きが一致さ
れるから、インサータ900からの特殊用紙の印刷品位
およびプリンタ300の用紙搬送耐久性を損なわずに、
用紙と特殊用紙とを合せて製本化することができるとと
もに、このソートモード時には、フィニッシャ500に
より、特殊用紙の挿入を一旦フィニッシャパス552内
に待機させた後に、用紙を収納ガイド820内に導いて
収納し、この用紙の収納後フィニッシャパス552内に
待機している特殊用紙を収納ガイド820内に導いて収
納するから、用紙と特殊用紙とを合せて製本化する際の
生産性を向上させることができる。
【0081】また、必要に応じて、収納ガイド820に
おいて用紙C1が用紙Pの束に重ね合わされて収納され
た状態において、ステイプラ818によりその束を中央
部で綴じることもできる。
【0082】(インサータモードにおける用紙給送制
御)図21〜図24のフローチャートを用いてインサー
タモードにおける用紙給送制御を説明する。図21は、
表紙/合紙/裏表紙をインサータ900より挿入するイ
ンサータモードが指定されたときの処理を示すフローチ
ャートである。
【0083】前述した図5−(b)に示す操作部画面に
より、インサータ900から表紙等を給送することが選
択されたことに応じて、インサータモードが設定され
る。また、前述した図5−(c)に示す操作部画面によ
り、インサータ900から給送される用紙を一束の何枚
目に挿入するかを、1枚毎に設定されるので、この設定
に基づいて、1束あたりのインサータ900から給送さ
れる用紙の枚数を判別する。
【0084】図21のフローチャートにおいて、インサ
ータモードが設定されると(ステップS101)、1束
あたりのインサータ900から給送する用紙の枚数(イ
ンサート枚数)を判別し(ステップS102)、この枚
数を変数Niに代入する(ステップS103)。この変
数は、以下の処理で使用する。
【0085】次に、図22のフローチャートを用いてイ
ンサータモード選択時の用紙給送制御の説明を行う。ま
ず、ステップS201で操作者によりコピーキーが押下
されたか判別する。コピーキーが押された場合は、ステ
ップS202で継続フラグの判別を行い、継続フラグが
セットされている(1になっている)場合は、継続フラ
グを0にクリアし(ステップS203)、変数Nを0に
クリアする(ステップS204)。この変数Nは、1束
中に挿入されるインサート紙のページ数を管理するのに
使用され、詳細な説明は後述する。ステップS202に
おいて継続フラグがセットされていない場合、あるいは
ステップS204の処理の後、画像形成装置10内にお
ける用紙の給送及びインサータ900における用紙の給
送タイミングであるかどうか判別する(ステップS20
5)。具体的には、それぞれに関して、所定の時間間隔
の計測を行うことで処理される。
【0086】ステップS205において給送タイミング
になったと判断した場合は、インサータ900で給送す
るべきか画像形成装置10内で給送するべきか判別する
(ステップS206)。ステップS206において、画
像形成装置10内で給送する、すなわち給送すべき用紙
が転写紙である場合は、転写紙シーケンスの起動を行う
(ステップS207)。この転写紙シーケンスは、用紙
(転写紙)が収納されている本体カセット114、11
5や本体デッキ(不図示)から、画像形成されるべき用
紙を給送し、画像形成等の必要な処理を施し、最終的に
排出されるトレイまで搬送を行う処理である。この処理
は一般的な処理である為、詳細な説明は省略する。
【0087】本実施形態では、制御をマルチタスクで処
理している為、ステップS207で転写紙シーケンスを
起動した場合、転写紙シーケンスは別タスクにて起動さ
れる一方、図22のフローチャートにおける処理は並行
して進行し、全紙の最終紙かを判断、つまり、すべての
給送を行ったかを判断し(ステップS215)、終了し
ていない場合は、処理をステップS202に戻る。
【0088】一方、ステップS206において、インサ
ータ900より給送する、すなわち給送すべき用紙がイ
ンサート紙である場合は、変数Nが0であるか否か判別
する(ステップS208)。ステップS208におい
て、N=0である場合は、1束中の最初のインサート紙
であることを示すので、変数NにNiをセットする(ス
テップS209)。Niは前述したようにインサータ9
00から1束中挿入する用紙(インサート紙)の枚数で
ある。例えば、1束中に、5枚のインサート紙を挿入す
る場合は、N=5となる。ステップS209の後、1枚
分の給送を行ったことを表すため、変数Nを1減算する
(ステップS210)。
【0089】又、ステップS208において、N=0で
ない場合は、1束中の最初でないインサート紙であるこ
とを示すので、ステップS210へ進み、変数Nを1減
算する。そして、ステップS210の処理後、ステップ
S211でインサータシーケンスの起動を行う。このイ
ンサータシーケンスは、インサータ900のトレイ90
1に載置された用紙(インサート紙)を、所定のタイミ
ングで分離し、搬送パス908等を搬送し、最終的にト
レイ701、処理トレイ630、製本用のパス553へ
送る。
【0090】ステップS211の後、インサータ900
上のトレイ901に、用紙が残っているかを判別し(ス
テップS212)、残っている場合はステップS215
へ進む。また、ステップS212でインサータ上に用紙
が残っていない場合は、変数Nが0か否かを判別する
(ステップS213)。ここで変数Nが0でないという
ことは、1束中に挿入するインサート紙が完了しておら
ず、残枚数があるということである。そのため、ステッ
プS214で、インサータからの給送が完了していない
可能性を示すフラグ“インサータ未完了フラグ”を1に
セットする。一方、変数Nが0であるということは、1
束中に挿入するインサート紙がすべて給送されているこ
とを示し、一連のジョブが完全に終了している、又は、
束の切れ目まで完了している可能性が高いといえる。
【0091】ステップS213において変数Nが0のと
き、及びステップS214の処理の後、インサータ90
0が用紙無し状態になったので、ステップS216へ進
み、継続フラグをクリアし(ステップS216)、搬送
中のシートがすべて排出され搬送が完了するまで待つ
(ステップS217)。そして、搬送系を停止し(ステ
ップS218)、継続を行うか否かの判別処理である
“継続判別処理”を行い(ステップS219)、継続動
作を示すフラグ“継続フラグ”を判断し(ステップS2
20)、継続フラグが1にセットされている場合はステ
ップS202へ、0にクリアされている場合はステップ
S201へ戻る。
【0092】次に、図23のフローチャートを用いて、
図22のステップS219の継続判別処理について説明
する。インサータモード動作中にインサータ900上が
用紙無しになった場合で、かつ1束中の給送が未完了で
ある可能性がある場合にセットされる“インサータ未完
了フラグ”が1であるか否か判別し(ステップS30
1)、インサータ未完了フラグに1がセットされている
場合は、インサータ給送動作が1束に対して未完了状態
になった原因として、インサータ動作中に重送が発生し
た可能性があることを、図25に示すように操作者に対
してインサータ900で重送が発生した可能性があるこ
とを伝える重送警告表示を行う(ステップS302)。
そして、一旦処理を停止させるので、継続フラグを0に
クリアし(ステップS303)、継続判別処理を終え
る。また、ステップS301において、インサータ未完
了フラグに1がセットされていない、すなわち0である
場合は、ステップS303へ進み、上述の処理を行う。
【0093】このように、本実施形態では、画像形成す
べき用紙を積載する第1の積載手段(カセット114、
115)と、前記第1の積載手段から給送された用紙に
画像形成する画像形成手段(画像形成装置10)と、前
記画像形成手段による一連の画像形成の中で、インサー
ト紙を挿入すべき頁を設定する設定手段(操作部15
3、図5(c))と、インサート紙を積載する第2の積
載手段(トレイ901)と、前記設定手段による設定に
応じたタイミングで前記第2の積載手段からインサート
紙を給送する第2の給送手段(給送ローラ902)と、
前記第2の給送手段により給送した回数をカウントする
カウント手段(図22ステップS209、S210)
と、前記設定手段による設定に基づいて前記第2の給送
手段が給送すべきインサート紙の数を判別する判別手段
(図21ステップS102、S103)と、前記第2の
積載手段上のインサート紙の有無を検知する検知手段
(センサ910)と、前記カウント手段によりカウント
された回数が前記判別手段により判別されたインサート
紙の数と一致する前に前記検知手段がインサート紙なし
を検知したことに応じて警告を行う警告手段(図22ス
テップS213、S214、図23ステップS301、
S302、図25)とを具備している。
【0094】(第2実施形態)上述した継続判別処理で
はインサータ未完了フラグが1の場合には重送警告表示
を行うものであったが、継続判別処理においてインサー
タ未完了フラグが1となる原因として、操作者がインサ
ート紙をインサータ900にセットする際に枚数を間違
えて少なくセットする場合もありえるので、インサータ
900から給送すべき用紙が足りない原因を操作者に確
認してもらい、その結果を操作者に入力してもらうこと
により、最適な制御を行うようにすることもできる。
【0095】以下、この制御(継続判別処理2)につい
て図24のフローチャートを用いて詳細に説明する。図
24の継続判別処理2は、図22のステップS219の
継続判別処理で起動される。まず、“インサータ未完了
フラグ”が1であるか否か判別し(ステップS41
1)、インサータ未完了フラグが1にセットされている
場合は、単にインサータ900が紙無し状態になっただ
けなのか、インサータ動作中に重送が発生したのかを操
作者に確認してもらうべく、図26に示すような紙無し
/重送選択表示を行う(ステップS412)。そして、
この選択画面において、操作者により紙無しが選択され
た場合は(ステップS401)、図27に示すように
“紙補給指示表示”を行い(ステップS402)、イン
サータ900にインサート紙の補給がなされると(ステ
ップS403)、継続動作を示すフラグ“継続フラグ”
をセットし(ステップS404)、継続判別処理2を終
える。そして、図22のフローチャートに戻り、コピー
キーの押下を待つことなく、給送動作を自動的に継続
(再開)する。
【0096】一方、ステップS412の紙無し/重送選
択画面で、操作者により重送が選択された場合は(ステ
ップS405)、図25に示す重送表示を行い(ステッ
プS406)、処理を一時的に停止させる為“継続フラ
グ”を0にクリアし(ステップS407)、重送発生後
の処理である“重送後処理”を行う(ステップS50
0)。この重送後処理に関しては、詳細な説明は省略す
るが、重送を検出した際に既に画像形成装置10内に給
送されている用紙を別の排出先へ排出させる処理などが
ある。その後、インサータ未完了フラグを0にクリアし
(ステップS408)、継続判別処理を終了する。
【0097】ステップS411においてインサータ未完
了フラグが1でない場合は、継続フラグを0にクリアし
(ステップS409)、継続判別処理を終了する。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像形成すべき用紙を積載する第1の積載手段と、前記
第1の積載手段から給送された用紙に画像形成する画像
形成手段と、前記画像形成手段による一連の画像形成の
中で、インサート紙を挿入すべき頁を設定する設定手段
と、インサート紙を積載する第2の積載手段と、前記設
定手段による設定に応じたタイミングで前記第2の積載
手段からインサート紙を給送する第2の給送手段と、前
記第2の給送手段により給送した回数をカウントするカ
ウント手段と、前記設定手段による設定に基づいて前記
第2の給送手段が給送すべきインサート紙の数を判別す
る判別手段と、前記第2の積載手段上のインサート紙の
有無を検知する検知手段と、前記カウント手段によりカ
ウントされた回数が前記判別手段により判別されたイン
サート紙の数と一致する前に前記検知手段がインサート
紙なしを検知したことに応じて警告を行う警告手段を有
するので、重送検知センサを用いることなく簡易、低廉
な構成でインサート紙の重送の可能性があることを操作
者に知らせることができる。また、警告手段により警告
がなされないときには、操作者はこのことをもって、正
しい頁順でインサート紙が挿入されている確信を得るこ
とができる。これによって、操作者は全部の束の確認を
省略することもでき、作業効率の向上を図ることもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の実施の一形態の主要部
構成を示す縦断面図である。
【図2】画像形成装置全体の制御を司るコントローラの
構成を示すブロック図である。
【図3】フィニッシャの断面図である。
【図4】フィニッシャ制御部の構成を示すブロック図で
ある。
【図5】操作部の後処理モード選択に関する画面例を示
す図である。
【図6】フィニッシャ内の処理トレイへの用紙の流れを
説明するための図である。
【図7】フィニッシャ内の処理トレイへの用紙の流れを
説明するための図である。
【図8】フィニッシャ内の処理トレイへの用紙の流れを
説明するための図である。
【図9】フィニッシャ内の処理トレイへの用紙の流れを
説明するための図である。
【図10】フィニッシャ内の処理トレイへの用紙の流れ
を説明するための図である。
【図11】フィニッシャ内の処理トレイへの用紙の流れ
を説明するための図である。
【図12】製本モード時の画像形成について説明するた
めの図である。
【図13】フィニッシャ内の処理トレイへの用紙の流れ
を説明するための図である。
【図14】フィニッシャ内の処理トレイへの用紙の流れ
を説明するための図である。
【図15】フィニッシャ内の処理トレイへの用紙の流れ
を説明するための図である。
【図16】フィニッシャ内の処理トレイへの用紙の流れ
を説明するための図である。
【図17】フィニッシャ内の処理トレイへの用紙の流れ
を説明するための図である。
【図18】フィニッシャ内の処理トレイへの用紙の流れ
を説明するための図である。
【図19】フィニッシャ内の処理トレイへの用紙の流れ
を説明するための図である。
【図20】インサータモードにおける用紙給送制御のフ
ローチャートである。
【図21】インサータモードにおける用紙給送制御のフ
ローチャートである。
【図22】インサータモードにおける用紙給送制御のフ
ローチャートである。
【図23】インサータモードにおける用紙給送制御のフ
ローチャートである。
【図24】インサータモードにおける用紙給送制御のフ
ローチャートである。
【図25】インサータモード時の重送警告表示の例であ
る。
【図26】インサータモード時の紙無し/重送選択表示
の例である。
【図27】インサータモード時の紙補給指示表示の例で
ある。
【符号の説明】
10 画像形成装置 114、115 カセット 900 インサータ 901 トレイ 902 給送ローラ 910 センサ
フロントページの続き (72)発明者 森山 剛 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 松本 祐三 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 清水 孝治 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 根村 雅晴 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 大渕 裕輔 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AP01 AP04 AQ06 HJ03 HV09 HV13 HV33 HV34 2H027 DA41 DC15 DC18 DE07 EF09 EK09 EK14 FA27 GA30 GA32 GA34 GB03 GB07 GB11 3F107 AA01 AB01 AC01 CA03 CA41

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成すべき用紙を積載する第1の積
    載手段と、 前記第1の積載手段から給送された用紙に画像形成する
    画像形成手段と、 前記画像形成手段による一連の画像形成の中で、インサ
    ート紙を挿入すべき頁を設定する設定手段と、 インサート紙を積載する第2の積載手段と、 前記設定手段による設定に応じたタイミングで前記第2
    の積載手段からインサート紙を給送する第2の給送手段
    と、 前記第2の給送手段により給送した回数をカウントする
    カウント手段と、 前記設定手段による設定に基づいて前記第2の給送手段
    が給送すべきインサート紙の数を判別する判別手段と、 前記第2の積載手段上のインサート紙の有無を検知する
    検知手段と、 前記カウント手段によりカウントされた回数が前記判別
    手段により判別されたインサート紙の数と一致する前に
    前記検知手段がインサート紙なしを検知したことに応じ
    て警告を行う警告手段と、を有することを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記警告手段は、インサート紙が重送し
    た可能性があることを警告することを特徴とする請求項
    1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記カウント手段によりカウントされた
    回数が前記判別手段により判別されたインサート紙の数
    と一致する前に前記検知手段がインサート紙なしを検知
    したことに応じて、インサート紙が重送したのかインサ
    ート紙が不足していたのか操作者に確認を促し、インサ
    ート紙が重送したのかインサート紙が不足していたのか
    をユーザに入力させる入力手段を有することを特徴とす
    る請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記入力手段から、インサート紙が不足
    していたことが入力されたことに応じて、インサート紙
    の補給を促す表示を行う表示手段を有することを特徴と
    する請求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の給送手段は、前記画像形成手
    段の下流側に設けられていることを特徴とする請求項1
    記載の画像形成装置。
JP2001394084A 2001-12-26 2001-12-26 画像形成装置 Withdrawn JP2003192215A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008139605A (ja) * 2006-12-04 2008-06-19 Kyocera Mita Corp インサータ及び画像形成装置
JP2016122096A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、画像形成システム、画像形成制御方法及びプログラム

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