JP2825507B2 - シート処理装置 - Google Patents

シート処理装置

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JP2825507B2
JP2825507B2 JP63240946A JP24094688A JP2825507B2 JP 2825507 B2 JP2825507 B2 JP 2825507B2 JP 63240946 A JP63240946 A JP 63240946A JP 24094688 A JP24094688 A JP 24094688A JP 2825507 B2 JP2825507 B2 JP 2825507B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、プリンタ、複写機等の画像形成装置に装着
され画像形成後のシートにステープル、パンチ等といっ
た後処理を施すことのできるシート処理装置に関する。
従来技術 複写機においては、原稿の画像が複写用紙等のシート
上に複写され、そのシートが所定の排紙トレイ上に排出
される。排紙トレイ上に複数のシートが積み重ねられた
後に、予め排紙トレイに付設されているステープラーに
よってそのシート束を自動的にステープル処理する技術
は既に知られている。
この種の技術においては、ステープラーによってステ
ープル処理する位置は常に一定に決められていた。この
場合、ステープルミスが発生して針がシート束に不十分
に突き刺さった時には、そのシート束を要求通りにステ
ープル止めすることができない。又、シート上に形成さ
れる画像によっては、ステープル位置が常に一定位置に
決められているとステープル針によって画像の一部が損
なわれるという不都合もある。
発明が解決しようとする課題 本発明は、上記の点に鑑み、ステープラー等といった
後処理手段によるシートに対する後処理位置を変更可能
とすることにより、ステープルミス時の再ステープル処
理を可能にしたり、ステープル針によるシート上の画像
の損傷を防止したりすることを課題とする。
課題を解決するための手段 上記の課題は次のシート処理装置によって解決され
る。
(1)シートを収納するシート収納手段と、該シート収
納手段内に収納されているシートに後処理を施す後処理
手段とを有するシート処理装置において、上記シート収
納手段内のシートを上記後処理手段による後処理位置ま
で移動させるシート移動手段を有し、上記シート移動手
段がシート移動方向における上記後処理手段近傍に配置
されてシートの移動方向前側を挟持して移動させるとと
もに、上記シート移動手段がシートの一部を上記シート
収納手段から引き出して後処理手段による後処理が行わ
れることを特徴とするシート処理装置。
(2)シートを収納するシート収納手段と、該シート収
納手段内に収納されているシートに後処理を施す後処理
手段とを有するシート処理装置において、上記シート収
納手段内のシートを上記後処理手段による後処理位置ま
で移動させるシート移動手段を有し、上記シート移動手
段が上記シート収納手段内のシートの揃え基準側に配置
されて当該シートの揃え基準側を挟持して移動させると
ともに、上記シート移動手段が上記シートの一部を上記
シート収納手段から引き出して上記後処理手段による後
処理が行われることを特徴とするシート処理装置。
(3)上記シート移動手段によるシートの移動距離を変
えることを指示するための後処理位置指示手段を有し、
上記シート移動手段によるシートの移動距離を変えるこ
とにより、シートの異なる部分を後処理手段による後処
理位置へ持ち運ぶことを特徴とする請求項1または2記
載のシート処理装置。
上述した構成において、シートとしては紙シート、プ
ラスチックシート、その他任意のシート材を適用でき
る。
シート収納手段は、単に1個だけ設けられている場合
もあり、あるいは、ソータ等のように複数個が配列され
る場合もある。
後処理手段としては、シート束に針を打込んで束ねる
ステープラーとか、シート束に穴開けをするパンチ等が
ある。シート収納手段が1個だけ設けられている時は、
そのシート収納手段に後処理手段が付設される。シート
収納手段が複数の場合は、後処理手段がシート収納手段
に沿って移動しながら各シート収納手段内のシート束に
順々に後処理を施こす。
シート移動手段はシートを後処理手段の後処理位置ま
で運ぶものである。通常はシートは1枚だけでなくて、
シート束となっているので、その束をくずさないように
持ち運ぶ工夫が必要となる。そのためにも、シート束を
表裏両面から挟みつける部材を含んでいると都合が良
い。シート移動手段は、後処理位置を変えるために、最
低限シートを2ケ所の異なる位置へ持ち運ぶ。しかし、
必要に応じて2ケ所以上の位置へ持ち運べるようにして
おいても差支えない。
どのような条件の下に、シート移動手段によるシート
移動距離を変えるか、すなわち後処理位置を変更するか
については、種々考えられる。例えば、ステープル位置
変更キー等の後処理位置指示手段がオペレータによって
押された時に変更するようにできる。又、ステープルミ
スを検知した時に自動的に後処理位置を変更するように
CPUにおいてプログラムすることもできる。
作 用 後処理手段は、シート移動手段によって持ち運ばれた
シート束に後処理を施す。シート移動手段がシート移動
方向における後処理手段の近傍に配置されてシートの移
動方向前側を挟持して移動させることにより、シートの
後処理位置側をシート移動手段で押さえつける。また、
シート移動手段がシートの一部をシート収納手段から引
き出すことにより、シートにカールがあった場合でもシ
ートのカールを助長させない。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
まず、本発明が適用されたシート処理装置を装着した
複写装置の全体構成の一例を、第1図に示した側面図に
基づいて説明する。
第1図において、符号1は露光々学系の第4ミラー、
2はレンズ、ミラー等のトナーによる汚れを防止する為
の防塵ガラス、3はADF(自動原稿送り装置)、4はコ
ンタクトガラス、5はイレーサ(イレースランプ)、6
は帯電チャージャ、7はセレン光導電体を用いた感光体
ドラム、8は感光体ドラム7の表面温度を検知するドラ
ムサーミスタ、9は叙電ランプ、10はレンズ、11はクエ
ンチングチャージャ(クリーニング後チャージャ)、12
はクリーニングユニット、13はバイアスローラ、25はPC
C(クリーニング前チャージャ)、14はハロゲンランプ
等からなる露光用照明ユニット、15は照明ユニット14等
と一体に第1キャリッジを形成する第1走査ミラー、1
6,17は第2キャリッジを形成する第2ミラー,第3ミラ
ー、18は転写紙に転写されたトナー像を定着させる定着
部、19は定着部18での定着後の転写紙の排出方向及び排
出面を制御する反転部、20は排紙後の転写紙の仕分け等
を行なうソーター(後処理機能付き)、26は分離爪、21
は搬送ベルトを示す。後処理機能とは、ステープルで綴
じることやパンチによる穿孔等の処理を指す。
さらに、22,23,24,33は転写紙をストック及び供給す
る為のトレイで、22は両面給紙トレイ、23は第1給紙ト
レイ、24は第2給紙トレイ、33は第3給紙トレイ、29は
給紙コロユニット、30は縦紙搬送部、32は横紙搬送部、
31は転写紙の紙粉を除去する為の紙粉取りコロ、27は分
離チャージャ、28は転写チャージャ、35はレジストロー
ラ、34は現像剤交換時の旧現像剤の回収を行なう現像剤
回収容器、36はPTC(転写前チャージャ)、38は感光体
ドラム7の温度を上昇させる為のドラムヒータ、32は現
像ユニット、39は消耗トナーを補給する為のトナーカー
トリッジ、40は感光体ドラム7を回転可能に支持するド
ラム軸を示す。
次に上記構成を有する複写装置の動作に付いて略述す
る。感光体ドラム7はドラム軸40に回転可能に支持され
て複写命令等により反時計方向に回転する。この感光体
ドラム7の回転と同時に、該感光体ドラム7上に付着し
たトナー、及び不均一な電位が帯電チャージャ6及び現
像ユニット37に到達しない様に、除電ランプ9、PTC3
6、分離チャージャ27、転写チャージャ28、イレーサ
5、クリーニングユニット12、バイアスローラ13、PCC2
5、クエンチングチャージャ11が駆動される。クリーニ
ングユニット12及び、除電ランプ9を通過した後、感光
体ドラム7の表面電位はゼロとなる。
感光体ドラム7はメインモータ(図示せず)により駆
動される。この時、画像先端は、制御部よりクリーニン
グユニット12を通過した位置以降の部分とする。
感光体ドラム7が定位置まで回転していると、ADF3に
よってコンタクトガラス4上に置かれた原稿は、第1走
査ミラー15、照明ユニット14等と一体になった第1キャ
リッジによって走査される。反射光像は第1走査ミラー
15、第2ミラー16、第3ミラー17、レンズ10、第4ミラ
ー1及び防塵ガラス2を経て感光体ドラム7上に結像さ
れる。
感光体ドラム7は帯電チャージャ6によって帯電され
た後、イレーサ、すなわちイレースランプ5により不要
な部分に光を当て転写紙又は投影画像に適合した画像枠
を作り、その後、反射光像により感光体ドラム7上に潜
像を形成する。この時、等倍の画像を得る為に、感光体
ドラム7と第1キャリッジは同一速度で駆動される。
感光体ドラム7上の潜像は現像ユニット37によりトナ
ー像として可視化される。この場合、現像ユニット37に
電位を印加することにより、濃い又は淡い画像を得るこ
とが出来る。
他方において、両面給紙トレイ22、第1給紙トレイ2
3、第2給紙トレイ24又は第3給紙トレイ33内にストッ
クされた転写紙は給紙コロユニット29により紙検知(図
示せず)が動作するまで送られる。
次に給紙タイミングで再度給紙コロユニット29を作動
し、転写紙を縦紙搬送部30又は横紙搬送部32を通して予
め停止しているレジストローラ35に送り、感光体ドラム
7上のトナー像の先端と転写紙の先端が合うタイミング
でレジストローラ35を駆動する。
感光体ドラム7上のトナー像は、転写チャージャ28に
おいて転写紙に転写される。この時、感光体7の表面は
非常に滑らかであり、且つ従って該感光体ドラム7と転
写紙の密着力が大きいので、分離チャージャ27より転写
紙の電位を下げることにより、感光体ドラム7と転写紙
との密着力を低下させる。次いで、分離爪26により転写
紙を感光体ドラム7から分離し、そしてこの様にして分
離された転写紙を搬送ベルト21によって定着部18に送
る。該定着部18に送られた転写紙は、ここでトナーに熱
と圧力が加えられ、それにより転写紙上のトナー像は該
転写紙に定着させられ、その後転写紙は反転部19を介し
てソーター20に排出される。両面コピー等を行なう際に
は、反転部19を介して両面給紙トレイ22に排出される。
転写後の感光体ドラム7の表面にはトナー像が少し残
っている為、PCC25を作動し、クリーニングユニット12
内のクリーニングブラシ及びクリーニングブレードにて
表面を清掃し、次のクエンチングチャージャ11及び除電
ランプ9により表面電位を一定にする。
これらの制御タイミングは、主として感光体ドラム7
の回転と同期して発生するパルス又は感光体ドラム7を
駆動する為の基準パルスにより得られる。
次に、本実施例のソータ20の構成を第2図乃至第8図
に基づいて説明する。
第2図に示すように、複写機より排出されたコピーの
受入口には入口ガイド板43が設けられ、これに続いて上
方へコピーを搬送するための上下搬送ベルト44,42、切
換爪46、切換ガイド板45,47が設けられている。切換爪4
6による上側の経路には排紙ローラ対48,49及び排紙トレ
イ54が設けられ、切換爪46による下側の経路は、上下方
向に平行に尻上りに設けられた複数枚(図の例では20
枚)のビン55のコピー挿入側に沿うコピー縦送り経路に
続いている。
縦送り経路の各ビンに対応する位置には偏向爪64及び
搬送ローラ62、排出ローラ63のローラ対が設けられてお
り、搬送ローラ62の適宜の間隔で設けられた複数個のも
のにはコピー縦送り経路を挟んで従動ローラ65が圧接し
ている。上記の搬送ベルト44,42、排紙ローラ48,49、搬
送ローラ62、排出ローラ63は駆動モータ41により駆動さ
れる。
ビン群の側方の上部と下部には夫々2個のプーリ53と
69とを設けた軸が機枠にに軸支され、下部の軸は後処理
ユニット移動用モータ68に接続されている。上下の2対
のプーリには後処理ユニット移動ベルト66が掛け渡さ
れ、これらのベルトにはチャックユニット60と後処理ユ
ニット61とがガイドユニット51を介して取付けられてい
る。ガイドユニット51を案内するため、ビン群の側方に
は鉛直方向にソータのほゞ全高に亘ってガイドレール67
が設けられている。
複写機から排出されたコピーは、入口ガイド板43から
挿入され、搬送ベルト対42,44により挟まれて、上部へ
搬送される。
今、通常排紙モード(排紙トレイ54に排出するモー
ド)であるとすると、切換爪46が下がっていて、コピー
は、切換ガイド板:上47に沿って、排紙ローラ対48,49
により排紙トレイ54に排出される。
また、今、ソートモード(ページ順に仕分けるモー
ド)及び、スタックモード(ページ毎に仕分けるモー
ド)であるとすると、切換爪46が上がっていて、コピー
は切換ガイド板:下45に沿って下方に搬送される。搬送
ローラ62と従動ローラ65によって搬送されたコピーは、
偏向爪64が作動している箇所のビン55に排出される。偏
向爪64は、モード(ソートまたはスタック)に合った動
きを行なう。
ソートモードの時は、1ビン目の偏向爪64が作動し
て、第1ビン55に排出し、1ページ目の2枚目のコピー
は2ビン目の偏向爪が作動して第2ビン55に排出する。
また2ページ目の1枚目は第1ビン55に、2枚目は第2
ビン55にそれぞれ排出される。このようにして、ソート
モードの時は、1つのビンに1,2,3,・・・・というよう
にページ順に排出される。
スタックモードの時は、1ページ目のコピー全部を第
1ビンに排出し、2ページ目のコピーを第2ビンに排出
させるように偏向爪64が作動する。このようにして、ス
タックモードの時は、1つのビンに同一ページのコピー
が排出され、ページ毎に仕分けられる。
また、ソートモードまたはスタックモード中に偏向爪
64付近でコピーがジャムしたような場合、そのジャムコ
ピー以後のコピーで切換爪46の前にあるコピーに対して
ソータ内から排出させる機能がある。これは、ジャム時
に切換爪46を切り換えて、後から来たコピーをジャムさ
せずに排紙トレイ54に排出させている。排紙トレイ54に
排出されたコピーは、ジャム除去後に手差しテーブル52
から手差しローラ50により所定のビンに入れることが出
来る。
また、ジャム以外でも、手差しテーブル52からコピー
を挿入すると、モードに応じて各ビンへコピーを排出
し、仕分けることも可能である。このように仕分けられ
たコピーに対して、後処理を行なう後処理機能につい
て、以下に説明する。
後処理ユニット61とは、ステープラー、パンチャー等
を意味する。後処理ユニットをそれぞれのビンに対応し
た位置に移動させるため、後処理ユニットモータ68を回
転させ、プーリ:下69、:上53を介して後処理ユニット
移動ベルト66を上下に動かし、それに伴いガイドユニッ
ト51を上下に動かすようになっている。ガイドユニット
51には車があり、ガイドレール67に沿って移動するよう
になっている。
チャックユニット60とは、コピー束を後処理ユニット
61の位置まで運び、後処理実行後に再び元の位置に戻す
装置である。
第2図では、ホーム検知片57によりホームセンサー56
がONさせられていて、第1ビン目のコピーに対して後処
理が出来る状態になっている。この状態から後処理を実
行すると、実行後に後処理ユニット移動モータ68のONに
より後処理ユニット61が下がり、2ビン目のビン位置検
知片59により、ビン位置センサー58がONして、後処理ユ
ニット移動モータ68をOFFさせて、後処理ユニット61を
停止させる。そして、第2ビン目の後処理を行なう。そ
して。所定のビンのコピーに対する後処理の実行が終了
すると、後処理ユニット61をホームポジションに移す。
このようにして、複数のコピー束の後処理を実行させる
ことができる。
第3図は、第2図の反対側から見た図である。第3図
では、第2図で表現できなかったものについて説明す
る。
本実施例のソータは、20ビンのソータであり、それぞ
れ10ビンづつの2ブロックに分かれていて、上のブロッ
クにビンセンサー76,79と、排紙センサー77,78があり、
下のブロックにビンセンサー81,84と排紙センサー80,83
がある。また、排紙トレイ54にも排紙センサー98,99が
ある。これらのセンサーは、LEDとホトトランジスタか
らなる透過式の光学検知センサーである。コピーが排出
されたかどうかを検出するのが排紙センサー77,78,80,8
3,98,99であり、ビンにコピーがあるかどうかを判別す
るのがビンセンサー76,79,81,84である。このようなビ
ンセンサーにより、上ブロックにコピーが乗っていれば
下ブロックを使用するということが可能になっている。
コピーの後処理を行なうためには、複数のコピーは揃
えられていなければならない。そのため本発明のソータ
には、以下に説明するジョガーが備わっている。
ジョガー移動用モータ82によりプーリー85を介してジ
ョガー駆動ベルト86が回転し、駆動軸96が回転する。そ
れによりプーリ74,87を介してジョガー移動ベルト:上7
3、:下88が移動して、それに固定されている軸固定ユ
ニット72及び揃え軸駆動ユニット95が移動する。そし
て、所定のサイズ検知片92の一をサイズ検知センサー93
が検知してジョガー駆動モータ82が停止する。そしてコ
ピーがビンに排出されると排紙センサ77,78または、80,
83が検知して、揃え軸駆動ユニット95が作動して、揃え
板70が揃え軸71により動き、コピーを揃える。そして、
後処理終了後にジョガー移動モータが逆回転し、ホーム
検知片94によりホームセンサー91がONされた位置で停止
する。この位置は、最大サイズの場合の位置である。こ
のようにして、コピーが排出される毎に揃えられ、後処
理の動作に備える。
第4図は、第2図の上部から見た図である。
ビン55には、揃え軸71が最小サイズのコピー揃えが可
能な位置まで移動可能なように切欠きがある。また、揃
え板70は、矢印のように回動し、コピーを揃える。この
時、コピーの他方の端を定位置にするために、端面押え
板97がある。この端面押え板97は、チャックユニット60
の動きに応じて動くようになっている。
第5図は、第2図の右側面から見た図である。
ジョガー移動ベルト88により、揃え軸駆動ユニット95
は矢印のように移動し、各コピーサイズに合わせて、サ
イズ検知片92の所で停止させることが出来る。また、右
方向の移動は、最大コピーサイズに合わせたホームセン
サー91が、ホーム検知片94により作動させられた位置ま
でである。
第6図は、チャックユニット60の詳細図である。
チャックユニット60は、ビン55上のコピーの束をつか
んで、後処理ユニット61の所まで移動させ、後処理終了
後、再びビン55上に排出された時と同一の状態に戻す役
目をもっている。
まず、モータ107がH方向に回転すると、ウォームギ
ア100が回転し、ギア101がI方向に動く。すると、スパ
イラル軸106が回転し、移動棒(これには、スパイラル
の穴が空いている)105を介して、移動板113及びチャッ
ク:上109、:下110及び押し板112がB方向に移動す
る。B方向に移動すると、位置検知片103により、第1
ホームセンサー102a又は第2ホームセンサー102bがON
し、モータ107を停止させる。
また、逆にモータ107がG方向に回転すると、ギア101
がJ方向に、そして、移動棒105、移動板113、チャッ
ク:上109、:下110及び押し板112がA方向に移動す
る。A方向に移動すると、位置検知片103が先端位置セ
ンサー104をONさせ、モータ107を停止させる。そして、
ソレノイド114をONさせるとチャック上109が引っ張り棒
108によりD方向に下がり、コピーの束(図示していな
い)をつかむ。この時、端面押え板97は、押し板112に
より、F方向に下げられていてコピー束の移動には邪魔
にならないようになっている。
そして、モータ107がH方向に回転するとコピー束
は、B方向に持ってこられる。押し板112がB方向に戻
ると端面押え板97は、バネ111により、元に戻ろうとす
るがコピー束がすでに上にあるため、コピー束で止まっ
ている。ホーム位置まで移動板がくるとモータ107を停
止させ、その後、後処理ユニット61を作動させて、後処
理完了後、再度モータをG方向に回転させて、コピー束
をA方向に戻す。再び位置検知片103が先端位置検知セ
ンサー104をONさせるとモータ107が停止すると共に、ソ
レノイド114がOFFし、コイルバネ115によりチャック:
上109が上に上がり、コピー束が元の位置に戻り、端面
押え板97も元の位置に戻る。そして、モータ107がH方
向に回転して、移動板113をホーム位置に戻し、停止す
る。このようにして、チャックユニット60は、ビン55上
に排出されたコピー束を後処理装置の所まで運んでき
て、再びもとの位置に戻す動作を行なう。
第7図は、後処理ユニット61の概略図である。実施例
としてステープラーを図示して説明する。
このステープラーは、電気信号により、モータ116がO
Nされると、カートリッジ117内のステープル119を押し
曲げるようになっている。ステープル119は、薄いテー
プにより帯状につながれて、カートリッジ117内に丸め
込まれている。また、ステープルの最後がニヤーエンド
センサー(光学的に読み取る反射型センサー)118を通
過するとニヤーエンド信号が出力されるようになってい
る。
第8図は、第3図及び第4図で示した揃え軸駆動ユニ
ット95の詳細図である。
モータ120が1回転すると、揃え板70は、カム121、レ
バー122及び揃え軸71を介して矢印AB方向に扇型に回転
する。このようにして、コピーがビンに排出される毎に
モータ120が1回転してコピーを揃えることが出来る。
第10図は、上記複写装置における制御系のブロック図
である。
本制御は、CPU300を中心に、ROM301,RAM302,INポート
303,OUTポート304,I/Oポート305で構成されるマイクロ
コンピュータシステムである。プログラムを書き込んだ
ROM301により、随時RAM302を利用しつつ、INポート303
からの各種入力信号を受けてOUTポート304に制御された
信号を出力させて、複写機及びソータの制御を行なう。
また、ソータの制御には、コピーの仕分けを行なった後
の後処理動作(ステープル動作など)も含まれる。ま
た、I/Oポート305にはADF3の制御部が接続されていて、
CPU300と信号のやりとりをする。ADF3は、CPUからの信
号により、原稿をコンタクトガラス上に給紙し、露光が
終了したら排紙する。また、両面原稿のモード(両面片
面モード、両面両面モード)であれば第1面の露光終了
後に原稿を反転させて再びコンタクトガラス上に給紙
し、第2面の露光が終了したら反転させて排紙するよう
になっている。また、RAM302にはバックアップ用の電池
306が接続されていて不揮発メモリとなっている。
第9図に、上記の複写機の操作部の一部を示す。
符号201はコピースタートを指示するスタートキー、2
02はコピーセット枚数等を入力する為のテンキー、203
は置数のクリア及びコピーストップを指示する為のクリ
ア/ストップキー、204はコピーセット枚数を表示する
セット枚数を表示するセット枚数表示器、205はコピー
枚数を表示するコピー枚数表示器、206は原稿枚数を表
示する原稿枚数表示器、207は各トレイにセットされて
いるコピー用紙サイズを表示する用紙サイズ表示器、20
8は各トレイにセットされているコピー用紙の残量を表
示する用紙残量表示器、209は原稿サイズ情報等から自
動的に、最適なコピー用紙を選択させるモード(自動用
紙選択モード)がセットされている事を表示する、自動
用紙選択モード表示器、210はコピー用紙を選択する為
の用紙キー、211はどのコピー用紙サイズが選択されて
いるかを表示する用紙サイズ選択表示器、212は複写機
の準備中を表示する、おまちください表示器、213は複
写器の準備が完了した事を表示する、コピーできます表
示器、214はソートモードを指示する為のソートキー、2
15はソートモードがセットされている事を表示するソー
トモード表示器、216はスタックモードを指示する為の
スタックキー、217はスタックモードがセットされてい
る事を表示するスタックモードが表示器、218は自動原
稿送り装置(ADF)モードを指示する為のDFキー、219は
自動原稿送り装置(ADF)モードがセットされている事
を表示するDFモード表示器、220はステープル綴じモー
ドを指示する為のステープルキー、221はステープル綴
じモードがセットされている事を表示する、ステープル
モード表示器、222は2枚の片面原稿から1枚の両面コ
ピーを行なう事を指示する為の片面両面モードキー、22
3は片面両面モードがセットされている事を表示する片
面両面モード表示器、224は1枚の両面原稿から2枚の
片面コピーを行なう事を指示する為の両面片面モードキ
ー、225は両面片面モードがセットされている事を表示
する両面片面モード表示器、226は1枚の両面原稿から
1枚の両面コピーを行なう事を指示する為の両面両面モ
ードキー、227は両面両面モードがセットされている事
を表示する両面両面モード表示器、228はソータービン
にコピー紙が残っている事を警告する、ソータービン用
紙忘れ表示器、229はソーター内でのジャムを警告す
る、ソータージャム表示器、230は複写器本体内等での
ジャムを警告する、ジャム表示器、231は選択されたコ
ピー用紙が無い事を警告する、用紙補給表示器、232は
ステープル(針)が無い事を警告する、ステープル補給
表示器、233はステープル出来ない事を警告する、ステ
ープル不可能表示器、234はステープル限界を警告す
る、ステープル限界表示器、250はソータビン上にある
コピー紙に対し、ステープルの開始を指示するためのマ
ニュアルステープルモードキー、251はマニュアルステ
ープルモード中であることを示すマニュアルステープル
モード表示器、235は裏面排紙モードを指示する裏面排
紙モードキー、236は裏面排紙モード中であることを示
す裏面排紙モード表示器である。
更に、237,239,241は後処理としてのステープル処
理、特に画像シフト及び画像縮小を共に行なわない場合
のステープル処理を示す通常ステープル処理表示器、特
に239及び241はそれぞれ異なるステープル位置を表示す
るステープル位置表示器、238,240,242は画像シフト処
理が行なわれた場合のステープル処理を示す画像シフト
表示器、特に240及び242はそれぞれ異なるステープル位
置を表示するステープル位置表示器、そして243は画像
縮小処理が行なわれていること(実施例の場合は特に93
%の縮小が行なわれていること)を示する画像縮小表示
器である。又、244はステープル位置の変更を指示する
ステープル位置変更キーである。
以上説明した装置を用いて、複写機により複写された
コピーをソーター20のビン55に排出してスタックし、ソ
ーターに設けられた後処理ユニットとしてのステープラ
で綴じる場合の動作を詳細に説明する。
ステープルモードは第9図のステープルモードキー22
0により選択できる。また選択時に再度押下すると解除
となる。ステープルモードが選択されるとステープルモ
ード表示器221が点灯し、DipSW145(第1図の制御基板1
50内に設けられている)の状態によって、イメージシフ
トの自動設定、縮小イメージシフトの自動設定、あるい
は自動設定なしのいずれかが行なわれる。さらに、裏面
排出モードが自動設定される。また、これらの状態に応
じてステープル処理表示器237〜243、裏面排出モード表
示器236が表示される。
ステープルモード時のコピーはソートモードでADF使
用が基本となっている。すなわち設定コピー枚数がコピ
ー部数として扱われ、ADF上に原稿がなくなったことに
よりそのジョブが終了とみなされて、ソーティングされ
た用紙を1部づつ自動的にステープルしてゆく。
ステープルモード時、ソートモードでADF不使用のコ
ピー時には原稿の終了、すなわちジョブの終了を自動的
に判断できないため、ステープル動作は自動的には開始
されない。この時には、操作者がジョブの終了と判断し
たところでマニュアルステープルキー250でステープル
動作の開始を指示する。この動作指示はステープルモー
ドキー220の再押下であるとか、クリア/ストップキー2
03の押下であるとかいろいろ考えられる。
ステープルモード時、スタックモードではADFの使
用、不使用によらず各原稿に対して設定コピー枚数が1
部のコピーとみなされ、ステープル動作の開始が自動的
に判断できる。すなわち、設定コピー枚数分のコピー終
了にてステープル動作を開始する。次の原稿に対するコ
ピーは、次のビンに収納され同様に設定コピー枚数分の
コピー終了にてステープルする。
ステープルモード時、ソートモードでもスタックモー
ドでもない時は、ADFの使用、不使用にかかわらず以下
のような動作となる。
通常、ステープルモードでなく、ソートモードでもス
タックモードでもない時は、コピーされた用紙は第2図
に示す排紙トレイ54にすべて排出されるが、ここはステ
ープル動作のできない用紙収納部となっているため、ス
テープルモード時にはここに排出してはならない。ステ
ープル動作のできる用紙収納部は、第2図のビン55に限
られている。よって、この複数のビン(ここでは20ビン
ある)のうち、いずれかに排出する必要がある。
このため、このモードでは、排紙トレイ54に排出する
かわりに、紙の残っていないあきビンをさがして、そこ
に排出する。ここでは、1ビンから10ビンを第1ブロッ
ク、11ビンから20ビンを第2ブロックとして分け、第1
ブロック中に紙が残っていなければ1ビンを、第1ブロ
ック中に紙がのこっているが第2ブロック中に紙がなけ
れば11ビンを、各々排紙トレイがわりに使用してステー
プル動作に備える。どちらのブロックにも紙が残ってい
たら、コピー禁止とか、ステープル禁止などの処理をす
ることが考えられる。
また、このモードでは、ステープル動作の開始はまっ
たく操作者のマニュアル指示にゆだねられており、前述
のステープル指示動作によりステープル動作を実行す
る。
ステープル処理表示 ステープル処理表示器は前述の通り第9図の37〜43よ
り構成されている。まず、単なるステープルモード時に
は第14A図の如く、237を点灯し、239を点滅させる。ス
テープル時に自動でイメージシフトが選択された場合に
は、第14B図の如く237,238を点灯し、239,240を点滅さ
せる。これで、画像がシフトされている様子を示してい
る。また、ステープル時に自動で縮小モードとイメージ
シフトが選択された場合には、第14C図に示す如く237,2
38,243をオンし、239,240を点滅させる。これにより画
像が93%に縮小され、同時に画像がシフトされている様
子を示している。
上記のいずれの場合であっても、ステープル位置キー
244により、ステープル位置が変更されると、239あるい
は239と240は消灯し、241あるいは241と242を点滅させ
る。これで、ステープル位置が変更された様子を示して
いる。第14D図、第14E図、第14F図はそれぞれ第14A図、
第14B図、第14C図に対応している。
ステープル位置の選択 実施例ではステープル位置を2ヶ所もっていて、どち
らか一方を選択できるようになっている。
例えばステープルモードでステープルしたが針がまが
ってしまいステープルミスを生じたような時、同一の場
所には再度ステープルできない。このような時にはステ
ープル位置を変更し、マニュアルステープルキー250に
よりステープルを再実行させることができる。また、ス
テープルミスを検知するような機構をそなえると、ミス
検知により自動的に位置を変更して再実行させるような
ことも考えられ、有効である。
実施例では、第9図のステープル位置キー244の押下
により、ステープル位置が2つの異なる位置の間で交互
に変更される。第12A図〜第12C図に基づいてステープル
位置の変更のための動作を説明する。まず第12A図にお
いて、用紙移動のためのチャック109を開いてセンサー1
04を遮蔽板103が遮蔽するまでチャック109を転写紙P方
向に移動する。センサー104が遮蔽されたらチャックの
移動を停止し、その後チャックをとじて転写紙Pをつか
む。
ステープル位置がイニシャル位置(通常位置)の場合
には第12B図のように、チャック109をまずステープラ61
方向に移動させ、遮蔽板103が第1ホームセンサ102aを
遮蔽した時にチャックを停止し、ステープラ61を駆動し
てステープル動作を行なう。
ステープル位置がイニシャル位置以外の位置に変更さ
れている場合には、第12C図のように、第1ホームセン
サ102aは無視し、第2ホームセンサ102bによって第12B
図の場合と同様の動作を行なう。
第12B図あるいは第12C図の動作のいずれかを選択する
ことにより、2ヶ所の異なるステープル位置が選択され
る。
画像シフトコピー 通常のコピー時には転写紙は、レジスタローラにより
感光体7上の画像先端と転写紙の先端が一致するような
タイミングで送られる。このタイミングをずらすと、転
写紙先端と画像先端は一致しなくなる。これを積極的に
利用したものが画像シフトである。この画像シフトで
は、転写紙送り方向での画像移動が実現できる。これを
第15図のタイムチャートで説明する。
この例では、給紙タイミングをシーケンスの基準とし
た場合を例示している。通常コピーでは、給紙タイミン
グで所定のタイミングだけ給紙コロを駆動する。その後
タイミングTsで露光系をスキャンさせ、Tでレジスタロ
ーラを駆動する。このタイミングが、転写紙先端と画像
先端の一致するタイミングである。
次に、転写紙に対して画像が先行する画像シフトaで
は、露光系のスキャンタイミングを早め、(Ts−t1)と
することによって実現される。転写紙がレジスタローラ
により感光体7上の転写地点に達した時には、すでに感
光体7上の画像先端は転写地点をこえている。よって先
端のかけた画像が転写される。
次に、画像に対して転写紙の先行する画像シフトbで
は、露光系のスキャンタイミングを遅らせ、(Ts+t2
とすることによって実現される。転写紙がレジスタロー
ラにより感光体7上の転写地点に達した時には、まだ感
光体7上の画像先端は転写地点に達していない。よっ
て、転写紙の途中に画像先端がくることになる。
画像シフトa,b共に、シフトにより画像の乗らなくな
った所をイレーサによって電荷を除去すれば、各々転写
紙の後端あるいは先端に余白を作ることができる。画像
シフトaにおいては、イレーサにおけるサイドランプ点
灯から全ランプ点灯へのタイミングをt1だけ早め、一
方、画像シフトbにおいては、イレーサにおける全ラン
プ点灯からサイドランプ点灯へのタイミングをt2だけ遅
らせれば良い。
縮小コピー 第1図に示す複写装置は図示しない変倍モード選択手
段により、変倍コピーを得ることができる。すなわち、
感光体の回転速度は一定とし、原稿走査スピード及びレ
ンズ位置が変倍率によって変化する。
変倍コピーは、第16図に示すように、原稿セット基準
位置Qを不変の原点として変倍される。ステープルモー
ド時、ステープル位置に画像がこないように画像シフト
を行うと、そのシフトによって画像が欠けることがあ
る。そのような場合、縮小することにより画像欠けを防
止することができる。つまり、ステープル位置を確保す
ることによって減少した転写紙上の有効画像領域に、縮
小した画像を転写することにより、画像欠けを防止する
ことができる。
このように、画像シフトと画像縮小を組合わせてステ
ープル位置の確保を実現することができるが、画像縮小
だけでステープル位置が確保できるならば、画像シフト
を行なわずに画像縮小のみを行なうこともできる。
Dipスイッチ145によるモード選択 第1図における複写装置の下部左側に制御部プリント
基板150(その内部構成は第10図に示す通り)が収納さ
れており、この基板上に8ビットのDipSW145(第10図)
が設置されている。このうちの2ビットが、ステープル
モード選択時に自動設定されるモードの選択用に用いら
れる。これは主にサービスマンがユーザの要望により操
作する。
まず、DipSW145の1ビット目がON、2ビット目がOFF
の時は、画像シフトモードが自動設定される(第1モー
ド)。次にDipSW145の1ビット目がOFF、2ビット目がO
Nの時は93%縮小モードと画像シフトモードが自動設定
される(第2モード)。次にDipSW145の1ビット目、2
ビット目共にOFFの時は、上記のどちらのモードも自動
設定しない(第3モード)。
ユーザの使用原稿によっては、ステープル位置に画像
が来てしまうようなことがある。このような原稿の多い
ユーザーに対しては第1あるいは第2のモードを設定す
る。こうすると、ステープル時には自動的に画像シフト
が行なわれ、ステープル位置は余白部となるため、画像
上にステープルしてしまうようなミスを防止できる。と
ころが、原稿全面に画像があるような場合、イメージシ
フトだけでは(第1モードでは)、ステープル位置は余
白となるが画像の後端はシフト量だけ切れてしまう。そ
れが困るユーザーに対しては第2モードを設定する。こ
うすると、画像を縮小した上でイメージシフトするの
で、用紙上には全原稿情報が損なわれることなく複写さ
れるのである。また、原稿として、端部に余白をとって
記入しているような、一般的な原稿が多いユーザーに対
しては第3モードを設定すればよい。
このようなユーザーの要求により、最適なモードが自
動的に設定されるように予め設定しておけば、ミスコピ
ー及びミスステープルの防止ができる。
裏面排紙 実施例の複写装置は、複写された用紙を画像面を上に
して用紙収納部(排紙トレイ54、ビン55)に排出する表
面排紙モードと、画像面を下にして排出する裏面排紙モ
ードの2つの排紙モードを備えている。
第13図に示すように、ADF3は、画像面を下にして原稿
Dをセットし、セットされた原稿束の1番下から原稿を
給送するタイプなので、第13図の(a)に示す様に通常
の排紙モードでコピーすると、1ページから順に画像面
を上にして排出されるため、ページ順が逆転してしま
う。ここで裏面排紙モードを選択すると、第13図の
(b)に示すように、1ページから順に画像面を下にし
て排出されるので、コピー終了後にこの用紙束をひっく
り返せば、ページ順はくるわない。
第17図に原稿の置き方とシートの排出位置との関係を
示す。
ステープル等のとじ機能を有する場合には、ページ順
は特に重要な項目である。
とじてしまった後にページ順の狂いを修正することは
容易ではない。そこで、ステープルモード選択時には、
ソータやADF等の他のモードによらず、自動的に裏面排
出モードを設定することにより、ミスコピー及びミスス
テープルの防止および操作性のアップをはかる。
通常排紙あるいは裏面排紙は第1図の用紙反転部19に
よって選択される。用紙反転部19には、第11図に示すよ
うに、用紙搬送方向に回転する主反転ローラ400と、用
紙経路を挟んでこの主反転ローラ400に圧接する2つの
反転コロ401,402とが設けられており、反転せずに用紙
を排出する場合は、図に実線で示す如く反転コロ401,40
2が一部重なり合った状態にして用紙を主反転ローラ400
と前反転コロ401の間から主反転ローラ400と後反転コロ
402の間へ順に通紙して排出する。表裏反転する場合
は、図示しない反転ソレノイドで前後反転コロ401,402
の間を図中破線で示す如く開き、主反転ローラ400と前
反転コロ401の間を搬送されてきた用紙を前後の反転コ
ロ401,402の間から1対のガイド板の間に形成された反
転部403に導き、紙の後端が主反転ローラ400と前反転コ
ロ401との間を脱出したタイミングに反転部403に設けた
反転戻しコロ404にタタキコロ405をリターンソレノイド
406で圧接させて用紙を逆方向に送り、用紙をこれ迄の
後端を前にして主反転ローラ400と後反転コロ402の間か
ら排出することにより用紙の表裏を反転する。
以下、ステープル処理を行なう場合の動作制御の一例
をフローチャートに基づいて説明する。
第18図に示すステープルモードセットルーチンは、複
写装置の待機中に実行されるものであって、ステープル
キー220の押下によってステープルモードを選択すると
いう機能を表わしている。
ステープルキー220が押下されてオフからオンに変化
した時、既にステープルモードになっていたら、図示し
ていないステープルモードリセットルーチンが実行され
る。一方、まだステープルモードになっていなければ、
ステープルモードをセットする。そして同時に、裏面排
紙モードをセットする。その後、DipSW145をチェックし
て、その1ビット目と2ビット目のオン/オフの組合せ
によって、前述した第1モード(画像シフトモード)、
第2モード(画像シフト及び画像縮小を同時に行なうモ
ード)、そして第3モード(画像シフトも画像縮小も行
なわないモード)の各モードのうちのいずれかが実行さ
れる。その時、それぞれに対応した表示(第14図参照)
が行なわれる。この場合、ステープル位置はイニシャル
位置にセットされている。
第19図に示すステープル位置選択ルーチンは、複写装
置の待機中に実行されるものであって、ステープル位置
キー244の押下によりステープル位置を、第1位置(第
1ホームセンサ102aで決められるイニシャル位置)と第
2位置(第2ホームセンサ102bで決められるシフト位
置)との間で選択する機能を表わしている。
ステープルモード中にステープル位置キー244が押下
されてオフからオンに変化した時、ステープル位置が第
1位置モードならば第2位置モードとし、第2位置モー
ドならば第1位置モードとする。そして同時にステープ
ル位置表示(239,241,240,242)の変更が実行される。
第20図に示すスキャン等のタイミング演算ルーチン
は、コピースタート時、つまりコピースタートキー201
押下時に実行され、スキャン開始タイミング、レジスタ
タイミング、サイドイレースタイミング、エンドイレー
スタイミングを決定する機能を表わしている。
コピースタート時、通常コピー時には、スキャンタイ
ミングはTs、レジスタタイミングはTR、サイドイレース
タイミングはTES、エンドイレースタイミングはTEEとさ
れる。一方、ステープルモード選択時にイメージシフト
が自動選択されている場合には、シフト量をタイミング
値で表わしてt2とすると、スキャンタイミングはTs+
t2、レジスタタイミングはTR(変更なし)、サイドイレ
ースタイミングはTES+t2、エンドイレースタイミング
はTEE(変更なし)とされる。コピー中はドラム駆動パ
ルスのカウント値とこのタイミング値によって各負荷が
制御される。このタイミングの関係は第15図に示すとお
りである。尚、サイドイレースタイミングとは、イレー
サを全点灯から転写紙サイズと変倍率によって決まる有
効画像領域外の点灯にきりかえるタイミングである。エ
ンドイレースタイミングとは、サイドイレースから全点
灯にきりかえるタイミングのことである。
第21図に示すシーケンス制御ルーチンは、感光体ドラ
ム駆動用の駆動パルスに同期して、すなわち感光体に同
期してシーケンス制御を行なうものである。このフロー
は駆動パルスを発生するための基準クロックによる割込
みにより実行される処理の一部である。ここでは、コピ
ー中に基準クロックをカウントして、所定のカウント値
になったら所定の処理を実行することを示している。所
定のカウント値とは、例えば、タイミング演算ルーチン
(第20図)で決定されたタイミングに相当する値であ
る。
第22図に示すビン切換ルーチンは、コピースタート時
に実行されるものであって、コピー用紙を排紙トレイ54
に排出するか、ビン55に排出するかを切り換える機能を
持っている。ステープル処理を行なわない通常モードの
場合は、ソートモード及びスタックモードの時はビン55
へ排出し、一方、ソート等を行なわない普通排紙の時は
排紙トレイ54へ排出する。ところが、ステープルモード
においては、ソートモード及びスタックモードでない時
でも、紙をビン55へ排出する。これは、排紙トレイ54に
はステープル機能がないためである。排紙方向の切換
は、切換爪46によって行なわれる。
第23図に示す反転準備ルーチンは、コピースタート時
に実行されるものであって、裏面排紙モード時にコピー
用紙を反転部403へ導くものである。
第24図に示す反転後排出ルーチンは、コピー中に常時
チェックされるものであって、裏面排紙モード時、反転
部403へ導かれたコピー用紙を排紙口へ導くものであ
る。
第25図に示すステープル処理ルーチンは、ビン55に収
納された用紙束をステープルするタイミングで実行され
るものであって、チャックユニット60とステープラ61の
制御を表わしている。
まず、チャックユニット60は、イニシャル位置として
第1ホームセンサ102aがオンする位置にいる。このフロ
ーが実行されると、ソレノイド114をオフしてチャック1
09を開き、用紙束をはさむ動作にそなえる。次に先端位
置センサ104がオンするまでモータ107をG方向に回転
し、チャック109を用紙側によせていく。先端位置セン
サ104がオンしたらモータ107をオフとしてソレノイド11
4をオンする。これでチャック109は閉じて用紙束をはさ
む。ここで、チャック109が確実に用紙束をはさむだけ
のディレイをおいてから、次にチャック109を移動して
ステープル位置まで用紙束をもってくる。
ステープル位置として第1位置モードが選択されてい
たら、第1ホームセンサ102aがオンするまで、また第2
位置モードであれば第2ホームセンサ102bがオンするま
で、モータ107をH方向に回転させる。それぞれのホー
ムセンサがオンしたらモータ107をオフとする。これで
用紙束は、ステープル位置(第1/第2)まで移動する。
ここでモータ116をオンとすると、ステープラ61はステ
ープル動作を1回実行する。ステープル動作が完了する
までのディレイの後、モータ116をオフとする。その
後、ディレイをへて、ステープル済みの用紙束をビンに
戻す動作に入る。
すなわち、先端位置センサ104がオンするまでモータ1
07をG方向に回転させビン方向にチャックと用紙束を移
動する。先端位置センサ104がオンとなったらモータ107
をオフとしてソレノイド114をオフとしてチャック109を
オープンし、用紙束をもとのビン上に戻す。チャック10
9が確実にオープンするまでのディレイの後、チャック
をイニシャル位置に戻す。第1ホームセンサ102aがオン
になるまでモータ107をH方向に回転させ、オンになっ
たらモータ107をオフする。これでチャックはイニシャ
ル位置に戻って停止する。
効 果 本発明によれば、シート移動手段がシート移動方向に
おける後処理手段近傍に配置されてシートの移動方向前
側を挟持して移動させるので、シートがカールしている
ような場合でもシート束のバラケが抑えられ、スムーズ
に後処理手段内に導入させることができる。又、シート
に対する後処理位置を変更することができるので、ステ
ープルミス時の再ステープルが可能となり、又ステープ
ル針による画像の損傷を防ぐことができる。
また、シート移動手段をシート収納手段内のシート揃
え基準側に配置することにより、シートサイズに関わら
ず、シート収納手段に対するシートの挟持位置を一定に
することができ、常に安定した挟持を行うとともに、制
御が簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例のシート処理装置が装着された複写装
置の側断面図、第2図は該複写装置の後処理部の詳細
図、第3図は第2図と同じ後処理部を第2図の奥側から
見た図、第4図は第2図及び第3図の平面図、第5図は
第2図及び第3図の矢視Vに従った正面図、第6図及び
第7図は後処理手段の一例の斜視図、第8図は第3図の
要部の斜視図、第9図は操作パネルの一部を示す平面
図、第10図は制御装置のブロック図、第11図は第1図の
要部の側面図、第12A図〜第12C図は後処理の様子を経時
的に示す平面図、第13図は原稿の置き方とシートの排出
のされ方の関係を示す図式図、第14A図〜第14F図は後処
理状態に関する表示方法の具体例を示す図式図、第15図
は画像シフトを行なうための動作の一例のタイミングチ
ャート、第16図は変倍複写(縮小複写及び拡大複写)の
様子を示す図式図、第17図は原稿の置き方とシートの排
出位置との関係を示す図式図、第18図〜第25図は制御動
作の一例のフローチャートである。 P……転写紙(シート) 55……ビン(シート収納手段) 61……ステープラー(後処理手段) 60……チャックユニット(シート移動手段) 244……ステープル位置変更キー(後処理位置指示手
段)
フロントページの続き (72)発明者 住田 浩康 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 守屋 正夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 梅田 新 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 菊地 英夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 駒沢 厚志 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭62−288090(JP,A) 特開 昭62−285866(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 37/04,31/30 G03G 15/00 534

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートを収納するシート収納手段と、該シ
    ート収納手段内に収納されているシートに後処理を施す
    後処理手段とを有するシート処理装置において、 上記シート収納手段内のシートを上記後処理手段による
    後処理位置まで移動させるシート移動手段を有し、 上記シート移動手段がシート移動方向における上記後処
    理手段近傍に配置されてシートの移動方向前側を挟持し
    て移動させるとともに、 上記シート移動手段がシートの一部を上記シート収納手
    段から引き出して後処理手段による後処理が行われるこ
    とを特徴とするシート処理装置。
  2. 【請求項2】シートを収納するシート収納手段と、該シ
    ート収納手段内に収納されているシートに後処理を施す
    後処理手段とを有するシート処理装置において、 上記シート収納手段内のシートを上記後処理手段による
    後処理位置まで移動させるシート移動手段を有し、 上記シート移動手段が上記シート収納手段内のシートの
    揃え基準側に配置されて当該シートの揃え基準側を挟持
    して移動させるとともに、 上記シート移動手段が上記シートの一部を上記シート収
    納手段から引き出して上記後処理手段による後処理が行
    われることを特徴とするシート処理装置。
  3. 【請求項3】シート移動手段によるシートの移動距離を
    変えることを指示するための後処理位置指示手段を有
    し、上記シート移動手段によるシートの移動距離を変え
    ることにより、シートの異なる部分を後処理手段による
    後処理位置へ持ち運ぶことを特徴とする請求項1または
    2記載のシート処理装置。
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