JP2698149B2 - 複写機などの後処理制御装置 - Google Patents

複写機などの後処理制御装置

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JP2698149B2
JP2698149B2 JP1039421A JP3942189A JP2698149B2 JP 2698149 B2 JP2698149 B2 JP 2698149B2 JP 1039421 A JP1039421 A JP 1039421A JP 3942189 A JP3942189 A JP 3942189A JP 2698149 B2 JP2698149 B2 JP 2698149B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、複写機より排出され、ソータのビンに収納
されたシートの後処理制御装置に関する。
従来技術 複数頁より成る原稿より複数部コピーされたシートを
頁順に複数部揃える丁合は、自動原稿給紙装置で原稿を
頁順に複写機の原稿読取部に給送し、各頁当り所要枚数
のコピーを取り、排出されたコピーをソータの各ビンに
各頁1枚ずつ頁順に排出することにより行なわれる。
複写機より頁順に排出されたコピーを自動的にステー
プルして後処理を行なうにはソータにステープル機能を
持った後処理ユニットを設け、ステープルすべき用紙を
載置したビンの位置に後処理ユニットを移動させてその
上に載置された用紙束をステープルすることが考えられ
る。
ところで、ソータは複写機などから排紙された用紙を
仕分けてビンに収納するソーティング機能の他に、複写
機などから排紙された用紙以外の用紙を手でソータに差
し込み、ソータを単純に使ってソーティングを行なう手
差しソートと云われる機能を持つものがある。ソータの
ビンに収納された用紙束をステープルする場合は、ステ
ープルする側縁と反対側の側端縁をジョガーで押して紙
を揃えてステープラでステープルするのであるが、複写
機などから排紙される用紙はサイズが正確に判明してお
りかつ同サイズのものが排紙されるので、ジョガーによ
り用紙束のステープルすべき縁は正確にステープラでス
テープルするに適した位置に揃えられるが、手差しソー
トの場合は、用紙サイズが不明であるためジョガー動作
を行なっても、紙の端縁がステープル位置に揃わず、正
しくステープルできなかったり、不揃いなまゝステープ
ルされ、手でステープルしなおす必要を余儀なくされた
りする。
ソータにステープラを設ける場合、自動原稿給紙装置
を使用して複写を行なう場合は自動原稿給紙装置上に原
稿がなくなったことを検知してソータ内のビン上の用紙
をステープルする時期を決めることができるので、あら
かじめステープルを行なうように指定するステープルモ
ードを設定することができる。しかし、原稿給紙を手で
行なう場合には、コピーをソータのビンに収納した後、
ステープルの開始を指示するマニュアルステープルモー
ドを設定することができるようにされている。
そこで、あらかじめステープルモードを指定しておき
自動的にビン内の用紙束をステープルした後、誤まって
マニュアルステープルモードを指定すると、既にステー
プルされた用紙束を再度ステープルさせることになり、
2度打ちの無駄を生ずるのみならず、後からのステープ
ルの際針が入らず機内に落ち、故障の原因となる可能性
もある。
又、手差しソートは、複写機本体の電源がオフの状態
でも行なえるので、複写機の電源をオンした時、ソータ
のビン上に用紙がある場合、前回の複写機電源オン状態
で複写機よりソータのビンに排出されたものであれば、
マニュアルステープルモードを指定してステープルして
も差支えないが、ビン上の用紙が複写機の電源がオフ状
態の時に手差しソートしてビンに仕分けたものである場
合や、前回の複写機オン状態時複写機より排出されたも
のであっても、既にステープルされている場合、マニュ
アルステープルモードを指定してステープルすれば前述
のような支障が起る。
発明が解決しようとする課題 本発明は、ステープル機能を付加したソータの上記の
問題点にかんがみ、無駄なステープルを行なわないよう
に制御し、コピー作業の能率を向上させることのできる
複写機などの後処理制御装置を提供することを課題とす
る。
課題解決のための手段 複写機などから排出された用紙以外の用紙を直接ソー
タに挿入した仕分ける場合の、ビン上の用紙のステープ
ルを行なわせないように制御する本発明の第1発明は、 上記のステープルビンに用紙が有るか否かを判断する
用紙有無検知手段と、 該手段により紙有りと検知された場合、この紙が複写
機などから排出された紙か、否かを判断する紙供給元判
断手段と、 上記のビンに収納された用紙が上記の紙供給元判断手
段により複写機などから排紙されたものでないと判断さ
れた場合は、マニュアルステープルモードによるステー
プル動作を禁止する如く制御する制御手段とを有するこ
とを特徴とする。
又、1度ステープルされた用紙束を再度ステープルさ
せないように制御する本発明の第2発明は、 ステープルビンに用紙が有るか否かを判断する用紙有
無検知手段と、 該ステープルビンにステープルを実行したことを記憶
する記憶手段と、 上記用紙有無検知手段により該ビン上に紙有りと判断
された場合、この紙がステープルを実行した紙であるか
否かを判断するステープル完了判断手段と、 上記のステープルビンに収納された用紙が上記ステー
プル完了判断手段により、ステープル完了紙と判断され
た場合、マニュアルステープルモードによるステープル
動作を禁止する如く制御する制御手段とを有することを
特徴とする。
作 用 上記第1発明の構成によれば、ソータに直接手差しさ
れた用紙がビンに収納された場合には、そのことが検知
され、マニュアルステープルモードを選択した場合に
も、ステープラによるステープル動作が禁止されるよう
に制御されるので、手差し用紙がステープルされること
はない。
上記の構成に、さらにバックアップ電源付き不揮発メ
モリを設け、それに記憶された情報より複写機の電源立
上げ時にビン上に用紙がある場合その用紙が電源オフ状
態時と、その前の電源オン状態時とのいずれの時期に入
られたものかを判断することにより、その用紙の供給元
を判断することができる。
又、上記第2発明の構成によれば、ステープルビンに
収納された用紙束が既にステープル済みであると判断さ
れた場合は、マニュアルステープルモードが選択された
場合にもステープル動作が禁止されるので再度ステープ
ルされることと防止される。
この場合も、バックアップ電源付き不揮発メモリをさ
らに設けることにより、複写機の電源立上げ時にビン上
にある用紙が既にステープルを実行されたものであるか
どうかを記憶しておき、もし既にステープル済みである
と判断されれば再度ステープルしないように制御するこ
とができる。
実 施 例 以下、本発明の実施例に基づいて詳細に説明する。
まず、本発明が適用される複写装置の全体構成の一例
を、第1図に示した側面図に基づいて説明する。
第1図において、符号1は露光々学系の第4ミラー、
2はレンズ、ミラー等のトナーによる汚れを防止する為
の防塵ガラス、3はADF(自動原稿送り装置)、4はコ
ンタクトガラス、5はイレーサ(イレースランプ)、6
は帯電チャージャ、7はセレン光導電体を用いた感光体
ドラム、8は感光体ドラム7の表面温度を検知するドラ
ムサーミスタ、9は除電ランプ、10はレンズ、11はクエ
ンチングチャージャ(クリーニング後チャージャ)、12
はクリーニングユニット、13はバイアスローラ、25はPC
C(クリーニング前チャージャ)、14はハロゲンランプ
等からなる露光用照明ユニット、15は照明ユニット14等
と一体に第1キャリッジを形成する第1走査ミラー、1
6,17は第2キャリッジを形成する第2ミラー,第3ミラ
ー、18は転写紙に転写されたトナー像を定着させる定着
部、19は定着部18での定着後の転写紙の排出方向及び排
出面を制御する反転部、20は排紙後の転写紙の仕分け等
を行なうソーター(後処理機能付き)、26は分離爪、21
は搬送ベルトを示す。後処理機能とは、ステープルで綴
じることやパンチによる穿孔等の処理を指す。
さらに、22,23,24,33は転写紙をストック及び供給す
る為のトレイで、22は両面給紙トレイ、23は第1給紙ト
レイ、24は第2給紙トレイ、33は第3給紙トレイ、29は
給紙コロユニット、30は縦紙搬送部、32は横紙搬送部、
31は転写紙の紙粉を除去する為の紙粉取りコロ、27は分
離チャージャ、28は転写チャージャ、35はレジストロー
ラ、34は現像剤交換時の旧現像剤の回収を行なう現像剤
回収容器、36はPTC(転写前チャージャ)、38はは感光
体ドラム7の温度を上昇させる為のドラムヒータ、37は
現像ユニット、39は消耗トナーを補給する為のトナーカ
ートリッジ、40は感光体ドラム7を回転可能に支持する
ドラム軸を示す。
次に上記構成を有する複写装置の動作に付いて略述す
る。感光体ドラム7はドラム軸40に回転可能に支持され
て複写命令等により反時計方向に回転する。この感光体
ドラム7の回転と同時に、該感光体ドラム7上に付着し
たトナー、及び不均一な電位が帯電チャージャ6及び現
像ユニット37に到達しない様に、除電ランプ9、PTC3
6、分離チャージャ27、転写チャージャ28、イレーサ
5、クリーニングユニット12、バイアスローラ13、PCC2
5、クエンチングチャージャ11が駆動される。クリーニ
ングユニット12及び、除電ランプ9を通過した後、感光
体ドラム7の表面電位はゼロとなる。
感光体ドラム7はメインモータ(図示せず)により駆
動される。この時、画像先端は、制御部よりクリーニン
グユニット12を通過した位置以降の部分とする。
感光体ドラム7が定位置まで回転していると、ADF3に
よってコンタクトガラス4上に置かれた原稿は、第1走
査ミラー15、照明ユニット14等と一体になった第1キャ
リッジによって走査される。反射光像は第1走査ミラー
15、第2ミラー16、第3ミラー17、レンズ10、第4ミラ
ー及び防塵ガラス2を経て感光体ドラム7上に結像され
る。
感光体ドラム7は帯電チャージャ6によって帯電され
た後、イレーサ、すなわちイレースランプ5により不要
な部分に光を当て転写紙又は投影画像に適合した画像枠
を作り、その後、反射光像により感光体ドラム7上に潜
像を形成する。この時、等倍の画像を得る為には、感光
体ドラム7と第1キャリッジは同一速度で駆動される。
感光体ドラム7上の潜像は現像ユニット37によりトナ
ー像として可視化される。この場合は現像ユニット37に
電位を印加することにより、濃い又は淡い画像を得るこ
とが出来る。
他方において、両面給紙トレイ22、第1給紙トレイ2
3、第2給紙トレイ24又は第3給紙トレイ33内にストッ
クされた転写紙は給紙コロユニット29により紙検知(図
示せず)が動作するまで送られる。
次に給紙タイミングで再度給紙コロユニット29を作動
し、転写紙を縦紙搬送部30又は横紙搬送部32を通して予
め停止しているレジストローラ35に送り、感光体ドラム
7上のトナー像の先端と転写紙の先端が合うタイミング
でレジストローラ35を駆動する。
感光体ドラム7上のトナー像は、転写チャージャ28に
おいて転写紙に転写される。この時、感光体7の表面は
非常に滑らかであり、且つ従って該感光体ドラム7と転
写紙の密着力が大きいので、分離チャージャ27より転写
紙の電位を下げることにより、感光体ドラム7と転写紙
との密着力を低下させる。次いで、分離爪26により転写
紙を感光体ドラム7から分離し、そしてこの様にして分
離された転写紙を搬送ベルト21によって定着部18に送
る。該定着部18に送られた転写紙は、ここでトナーに熱
と圧力が加えられ、それにより転写紙上のトナー像は該
転写紙に定着させられ、その後転写紙は反転部19を介し
てソーター20に排出される。両面コピー等を行なう際に
は、反転部19を介して両面給紙トレイ22に排出される。
転写後の感光体ドラム7の表面にはトナー像が少し残
っている為、PCC25を作動し、クリーニングユニット12
内のクリーニングブラシ及びクリーニングブレードにて
表面を清掃し、次のクエンチングチャージャ11及び除電
ランプ9により表面電位を一定にする。
これらの制御タイミングは、主として感光体ドラム7
の回転と同期して発生するパルス又は感光体ドラム7を
駆動する為の基準パルスにより得られる。
次に、本実施例のソータ20の構成を第2図乃至第8図
に基づいて説明する。
第2図に示すように、複写機より排出されたコピーの
受入口には入口ガイド板43が設けられ、これに続いて上
方へコピーを搬送するための上下搬送ベルト44,42、切
換爪46、切換ガイド板45,47が設けられている。切換爪4
6による上側の経路には排紙ローラ対48,49及び排紙トレ
イ54が設けられ、切換爪46による下側の経路は、上下方
向に平行に尻上りに設けられた複数枚(図の例では20
枚)のビン55のコピー挿入側に沿うコピー縦送り経路に
続いている。
縦送り経路の各ビンに対応する位置には偏向爪64及び
搬送ローラ62、排出ローラ63のローラ対が設けられてお
り、搬送ローラ62の適宜の間隔で設けられた複数個のも
のにはコピー縦送り経路を挟んで従動ローラ65が圧接し
ている。上記の搬送ベルト44,42、排紙ローラ48,49、搬
送ローラ62、排出ローラ63は駆動モータ41により駆動さ
れる。
ビン群の側方の上部と下部には夫々2個のプーリ53と
69を設けた軸が機枠に軸支され、下部の軸には後処理ユ
ニット移動用モータ68に接続されている。上下の2対の
プーリには後処理ユニット移動ベルト66が掛け渡され、
これらのベルトにはチャックユニット60と後処理ユニッ
ト61がガイドユニット51を介して取付けられている。ガ
イドユニット51を案内するため、ビン群の側方には鉛直
方向にソータのほゞ全高に亘ってガイドレール67が設け
られている。
複写機から排出されたコピーは、入口ガイド板43から
挿入され、搬送ベルト対42,44により挟まれて、上部へ
搬送される。
今、通常排紙モード(排紙トレイ54に排出するモー
ド)であるとすると、切換爪46が下がっていて、コピー
は、切換ガイド板:上47に沿って、排紙ローラ対48,49
により排紙トレイ54に排出される。
また、今、ソートモード(ページ順に仕分けるモー
ド)及び、スタックモード(ページ毎に仕分けるモー
ド)であるとすると、切換爪46が上がっていて、コピー
切換ガイド板:下45に沿って下方に搬送される。搬送ロ
ーラ62と従動ローラ65によって搬送されたコピーは、偏
向爪64が作動している箇所のビン55に排出される。偏向
爪64は、モード(ソートまたはスタック)に合った動き
を行なう。
ソートモードの時は、1ビン目の偏向爪64が作動し
て、第1ビン55に排出して、1ページ目の2枚目のコピ
ーは2ビン目の偏向爪が作動して第2ビン55に排出す
る。また2ページ目の1枚目は第1ビン55に、2枚目は
第2ビン55にそれぞれ排出される。このようにして、ソ
ートモードの時は、1つのビンに1,2,3,・・・・という
ようにページ順に排出される。
スタックモードの時は、1ページ目のコピー全部を第
1ビンに排出し、2ページ目のコピーを第2ビンに排出
させるように偏向爪64が作動する。このようにして、ス
タックモードの時は、1つのビンに同一ページのコピー
が排出され、ページ毎に仕分けられる。
また、ソートモードまたはスタックモード中に偏向爪
64付近でコピーがジャムしたような場合、そのジャムコ
ピー以後のコピーで切換爪46の前にあるコピーに対して
ソータ内から排出させる機能がある。これは、ジャム時
に切換爪46を切り換えて、後から来たコピーをジャムさ
せずに排紙トレイ54に排出させている。排紙トレイ54に
排出されたコピーは、ジャム除去後に手差しテーブル52
から手差しローラ50により所定のビンに入れることが出
来る。
また、ジャム以外でも、手差しテーブル52からコピー
を挿入すると、モードに応じて各ビンへコピーを排出
し、仕分けることも可能である。このように仕分けられ
たコピーに対して、後処理を行なう後処理機能につい
て、以下に説明する。
後処理ユニット61とは、ステープラー、パンチャー等
を意味する。後処理ユニットをそれぞれのビンに対応し
た位置に移動させるため、後処理ユニットモータ68を回
転させ、プーリ:下69、:上53を介して後処理ユニット
移動ベルト66を上下に動かし、それに伴いガイドレール
51を上下に動かすようになっている。ガイドユニット51
には車があり、ガイドレール67に沿って移動するように
なっている。
チャックユニット60とは、コピー束を後処理ユニット
61の位置まで運び、後処理実行後に再び元の位置に戻す
装置である。
第2図では、ホーム検知片57によりホームセンサー56
がONさせられていて、第1ビン目のコピーに対して後処
理が出来る状態になっている。この状態から後処理を実
行すると、実行後に後処理ユニット移動モータ68のONに
より後処理ユニット61が下がり、2ビン目のビン位置検
知片59により、ビン位置センサー58がONして、後処理ユ
ニット移動モータ68をOFFさせて、後処理ユニット61を
停止させる。そして、第2ビン目の後処理を行なう。そ
して、所定のビンのコピーに対する後処理の実行が終了
すると、後処理ユニット61をホームポジションに移す。
このようにして、複数のコピー束の後処理を実行させる
ことができる。
第3図は、第2図の反対側から見た図である。第3図
では第2図で表現できなかったものについて説明する。
本実施例のソータは、20ビンのソータであり、それぞ
れ10ビンづつの2ブロックに分かれていて、上のブロッ
クにビンセンサー76,79と、排紙センサー77,78があり、
下のブロックにセンサー81,84と排紙センサー80,83があ
る。また、排紙トレイ54にも排紙センサー98,99があ
る。これらのセンサーは、LEDとホストトランジスタか
らなる透過式の光学検知センサーである。コピーが排出
されたかどうかを検出するのが排紙センサー77,78,80,8
3,98,99であり、ビンにコピーがあるかどうかを判別す
るのがビンセンサー76,79,81,88である。このようなビ
ンセンサーにより、上ブロックにコピーが乗っていれば
下ブロックを使用することが可能になっている。
上記のブロック別に設けられたビンセンサ76,79:81,8
4の代りに、第3A図及び第3B図に示す如く、LED124とホ
トトランジスタ125より成るビンセンサをビンの側方に
垂直に設けられたステー123により支持して各ビン毎に
設け、各ビンの用紙の有無を検知できるようにすること
も可能である。
コピーの後処理を行なうためには、複数のコピーは揃
えられていなければならない。そのため本発明のソータ
には、以下に説明するジョガーが備わっている。
ジョガー移動用モータ82によりプーリー85を介してジ
ョガー駆動ベルト86が回転し、駆動軸96が回転する。そ
れによりプーリ74,87を介してジョガー移動ベルト:上7
3、:下88が移動して、それに固定されている軸固定ユ
ニット72及び軸駆動95が移動する。そして、所定のサイ
ズ検知片92の一をサイズ検知センサー93が検知してジョ
ガー駆動モータ82が停止する。そしてコピーがビンに排
出されると排紙センサ77,78または、80,83が検知して、
揃え軸駆動ユニット95が作動して、揃え板70が揃え軸71
により動き、コピーを揃える。そして、後処理終了後に
ジョガー移動モータが逆回転し、ホーム検知片94により
ホームセンサー91がONされた位置に停止する。この位置
は、最大サイズの場合の位置である。このようにして、
コピーが排出される毎に揃えられ、後処理の動作に備え
る。
第4図は、第2図の上部から見た図である。
ビン55には、揃え軸71が最小サイズのコピー揃えが可
能な位置まで移動可能なように切欠きがある。また、揃
え板70は、矢印のように回動し、コピーを揃える。この
時、コピーの他方の端を定位置にするために、端面押さ
え板97がある。この端面押さえ板97は、チャックユニッ
ト60の動きに応じて動くようになっている。
第5図は、第2図の右側面から見た図である。
ジョガー移動ベルト88により、矢印のように移動し、
各コピーサイズに合わせて、サイズ検知片92の所で停止
させることが出来る。また、右方向の移動は、最大コピ
ーサイズに合わせたホームセンサー91が、ホーム検知片
92により作動させられた位置までである。
第6図は、チャックユニット60の詳細図である。
チャックユニット60は、ビン55上のコピーの束をつか
んで、後処理ユニット(第6図には書かれていない)61
の所まで移動させ、後処理終了後、再びビン55上に排出
された時と同一の状態に戻す役目をもっている。
まず、モータ107がH方向に回転すると、ウォームギ
ア100が回転し、ギア101がI方向に動く。すると、スパ
イラル軸106が回転し、移動棒(これには、スパイラル
の穴が空いている)105を介して、移動板113及びチャッ
ク:上109、:下110及び押し板112がB方向に移動す
る。B方向に移動すると、位置検知片103により、ホー
ムセンサー102がONし、モータ107を停止させる。
また、逆にモータ107がG方向に回転すると、ギア101
がJ方向に、そして、移動棒105、移動板113、チャッ
ク:上109、:下110及び押し板112がA方向に移動す
る。A方向に移動すると、位置検知片103が先端位置セ
ンサー104をONさせ、モータ107を停止させる。そして、
ソレノイド114をONさせるとチャック上109が引っ張り10
8によりD方向に下がり、コピーの束(図示していな
い)をつかむ。この時、端面押え板97は、押し板112に
より、F方向に下げられていてコピー束の移動には邪魔
にならないようになっている。
そして、モータ107がH方向に回転するとコピー束
は、B方向に持ってこられる。押し板112がB方向に戻
ると端面押え板97は、バネ111により、元に戻ろうとす
るがコピー束がすでに上にあるため、コピー束で止まっ
ている。ホーム位置まで移動板がくるとモータ107を停
止させ、その後、後処理ユニット61を作動させて、後処
理完了後、再度モータをG方向に回転させて、コピー束
をA方向に戻す。再び位置検知片103が先端位置検知セ
ンサーをONさせるとモータ107が停止すると共に、ソレ
ノイド114がOFFし、コイルバネ115によりチャック:上1
09が上に上がり、コピー束が元の位置に戻り、端面押え
板97も元の位置に戻る。そして、モータ107がH方向に
回転して、移動板113をホーム位置に押し、停止する。
このようにして、チャックユニット60は、ビン上に排出
されたコピー束を後処理装置の所まで運んできて、再び
もとの位置に戻す動作を行なう。
第7図は、後処理ユニット61の概略図である。実施例
としてステープラーを図示して説明する。
このステープラーは、電気信号により、モータ116がO
Nされると、カートリッジ117内のステープル119を押し
曲げるようになっている。ステープル119は、薄いテー
プにより帯状につながれて、カートリッジ117内に丸め
込まれている。また、ステープルの最後がニヤーエンド
センサー(光学的に読み取る反射型センサー)118を通
過するとニヤーエンド信号が出力されるようになってい
る。
第8図は、第3図及び第4図で示した揃え軸駆動ユニ
ット95の詳細図である。
モータ120が1回転すると、揃え板70は、カム121及び
レバー122及び揃え軸71を介して矢印AB方向に扇型に回
転する。このようにして、コピーがビンに排出される毎
にモータ120が1回転してコピーを揃えることが出来
る。
第10図は、本発明における制御系のブロック図であ
る。
本制御は、CPU300を中心に、ROM301,RAM302,INポート
303,OUTポート304,I/Oポート305で構成されるマイクロ
コンピュータシステムである。プログラムを書き込んだ
ROM301により、随時RAM302を利用しつつ、INポート303
からの各種入力信号を受けてOUTポート304に制御された
信号を出力させて、複写機及びソータの制御を行なう。
また、ソータの制御には、コピーの仕分けを行なった後
の後処理動作(ステープル動作など)も含まれる。ま
た、I/Oポート305にはADF3の制御部が接続されていて、
CPU300と信号のやりとりをする。ADF3は、CPUからの信
号により、原稿をコンタクトガラス上に給紙し、露光が
終了したら排紙する。また、両面原稿のモード(両面片
面モード、両面両面モード)であれば第1面の露光終了
後に反転させて再びコンタクトガラス上に給紙し、第2
面の露光が終了したり反転させて排紙するようになって
いる。また、RAM302にはバックアップ用の電池306が接
続されていて不揮発メモリとなっている。
第9図に、上記の複写機の操作部の一部を示す。
符号201はコピースタートを指示するスタートキー、2
02はコピーセット枚数等を入力する為のテンキー、203
は置数のクリア及びコピーストップを指示する為のクリ
ア/ストップキー、204はコピーセット枚数を表示する
セット枚数を表示するセット枚数表示器、205はコピー
枚数を表示するコピー枚数表示器、206は原稿枚数を表
示する原稿枚数表示器、207は各トレイにセットされて
いるコピー用紙サイズを表示する用紙サイズ表示器、20
8は各トレイにセットされているコピー用紙の残量を表
示する用紙残量表示器、209は原稿サイズ情報等から自
動的に、最適なコピー用紙を選択させるモード(自動用
紙選択モード)がセットされている事を表示する、自動
用紙選択モード表示器、210はコピー用紙を選択する為
の用紙キー、211はどのコピー用紙サイズが選択されて
いるかを表示する用紙サイズ選択表示器、212は複写機
の準備中を表示する、おまちください表示器、213は複
写器の準備が完了した事を表示する、コピーできます表
示器、214はソートモードを指示する為のソートキー、2
15はソートモードがセットされている事を表示するソー
トモード表示器、216はスタックモードを指示する為の
スタックキー、217はスタックモードがセットされてい
る事を表示するスタックモード表示器、218は自動原稿
送り装置(ADF)モードを指示する為のDFキー、219は自
動原稿送り装置(ADF)モードがセットされている事を
表示するDFモード表示器、220はステープル綴じモード
を指示する為のステープルキー、221はステープル綴じ
モードがセットされている事を表示する、ステープルモ
ード表示器、222は2枚の片面原稿から1枚の両面コピ
ーを行なう事を指示する為の片面両面モードキー、223
は片面両面モードがセットされている事を表示する片面
両面モード表示器、224は1枚の両面原稿から2枚の片
面コピーを行なう事を指示する為の両面片面モードキ
ー、225は両面片面モードがセットされている事を表示
する両面片面モード表示器、226は1枚の両面原稿から
1枚の両面コピーを行なう事を指示する為の両面両面モ
ードキー、227は両面両面モードがセットされている事
を表示する両面両面モード表示器、228はソータービン
にコピー紙が残っている事を警告する、ソータービン用
紙忘れ表示器、229はソーター内でのジャムを警告す
る、ソータージャム表示器、330は複写器本体内等での
ジャムを警告する、ジャム表示器、231は選択されたコ
ピー用紙が無い事を警告する、用紙補給表示器、232は
ステープル(針)が無い事を警告する、ステープル補給
表示器、233はステープル出来ない事を警告する、ステ
ープル不可能表示器、234はステープル限界を警告す
る、ステープル限界表示器である。
235はソータビン上にあるコピー紙に対してステープ
ルの開始を指示するためのマニュアルステープルモード
キー、236はマニュアルステープルモード中である事を
示すマニュアルステープルモード表示器である。
<第1発明の動作の説明> 次に本発明による機械の動きを説明する。
通常、ソートモード又はスタックモードを利用したコ
ピーの場合、それぞれのJOBあるいは、それぞれのペー
ジごとに、ソータビン55に排紙される。オペレータは、
この排紙された転写紙に対してステープルを行う場合、
操作部上のマニュアルステープルモードキー235を押下
し、マニュアルステープルモードを選択する。ステープ
ルモードでは排紙された紙に対し、ジョガー動作を行う
ため、ジョガー移動モータ82及びモータ120他を前述の
様に動作させ紙ぞろえを行った後、ステープル動作を行
うジョガー動作時のジョガーモータ82の移動量(回転
数)は、給紙された紙サイズの幅方向長さに応じて制御
される。
一方、ソータ20の手差しテーブル52から入れられたソ
ーティングすべき紙に対して、オペレータがマニュアル
ステープルモードキー235によってステープルモードを
選択した場合、ステープル動作を行わず、操作部上に警
告表示を点灯させ、ステープルモードは選択出来ない事
をオペレータに知らせる。この様な動作は、手差しテー
ブル52から入れられた紙に対してだけでなく、ソータビ
ン55に直接オペレータによって入れられた場合にも動作
し、警告を行う。
次に本第1発明の実施に必要な動作及び制御のフロー
について説明する。
第11図のフローは、複写機側の本体排紙センサ(図示
せず)のONからOFFのセンサ立ち下がりを検知してい
る。本体排紙センサの立ち下がりでしかも、ソート、ス
タックモードであれば排紙トレイ放出フラグをセットす
る。排紙トレイ放出フラグは、複写機側から、紙を放出
し、ソータビンに載せた事を意味するフラグである。ま
た、第11図中の排紙セットフラグは、本体排紙センサON
からOFFの1回のみ排紙トレイ放出フラグをセットする
ためのフラグである。
第12図は、複写機から放出された紙をソータビンから
取り除いたかを判断するフロー図である。ソータビンに
紙が有る場合ソータのビンセンサ76,78,80,82がONして
いる。このソータビンセンサのONからOFFの立ち下がり
エッヂ時、排紙トレイ放出フラグはリセットされる。第
12図中の紙除去セットフラグは、排紙トレイ放出フラグ
のリセットを1回のみしか行わない様にするためであ
る。
第13図は、マニュアルステープル可能か否かを判断す
るフローである。ビンセンサがOFF時は、紙がないので
ステープル禁止である。また、ビンセンサがONしていて
も、排紙トレイ放出フラグOの時は、複写機から放出さ
れた紙でないので、ステープル禁止である。第11図によ
って複写機から放出された紙と判断された場合、排紙ト
レイ放出フラグが1であるのでステープル禁止フラグは
リセットされ、ステープル可能となる。
第14図は、マニュアルステープルキーの受け付けフロ
ーである。マニュアルステープルキーが押下された時、
つまり、キースイッチがON,OFFによってステープルキー
を受け付けた時ステープルしても良いかを判断してい
る。つまり、第13図でセット又はリセットされたマニュ
アルステープル禁止フラグを利用して、マニュアルステ
ープル禁止フラグがリセットされている時は、マニュア
ルステープル開始リクエストをセットし、マニュアルス
テープル中表示をONする。またマニュアルステープル禁
止フラグがセットされている時には、操作部上のステー
プル不可能表示器233をONする。
一方、マニュアルステープル開始リクエストがセット
されたなら、給紙された紙サイズに応じてジョガー動作
を行い、ステープル動作を開始する。
第15図は、電源投入時の各種フラグのイニシャライズ
を記述している。
第16図は、第11図から第15図の各サブルーチンSB11か
らSB15のつながりを示したものである。
<第2発明の動作の説明> 次に第2発明による機械の動きを説明する。
通常、ソートモード又はスタックモードを利用したコ
ピーを利用した場合、それぞれのJOBあるいは、それぞ
れのページごとにソータビン55に排紙される。
オペレータは、この排紙された紙に対して、ステープ
ルを行う場合、操作部上のマニュアルステープルモード
キー235を押下し、マニュアルステープルモードを選択
する。
ステープルモード又はマニュアルステープルモードで
は、排紙された紙に対してジョガー動作を行うため、ジ
ョガー移動モータ82及びモータ120を前述の様に動作さ
せ、紙ぞろえを行った後、ステープル動作を行う。ジョ
ガー動作時のジョガーモータ82の移動量(回転数)は給
紙された紙サイズの幅方向長さに応じて制御される。
本発明では、この排紙後の転写紙に対してオペレータ
がステープルする場合に適応される。つまり、排紙され
た紙に対して、オペレータがマニュアルステープルキー
でステープルモードを選択し、全ビンのステープルを完
了した後、さらにオペレータがマニュアルステープルキ
ーを押下した場合、本発明では、ステープル済の転写紙
をソータビンから取り去ったかどうかを判断し、取り去
っていなければ、マニュアルステープルキーを押下した
時、操作部上にマニュアルステープル(ステープル)モ
ードは選択出来ない事をオペレータに知らせるため、ス
テープル不可能表示233を点灯させる。本実施例では、
警告表示になっているが、音声合成やブザー音による警
告音も良い。
次に本発明の実施例に必要な動作及び制御のフローに
ついて説明する。
第17図のフローは、操作部上のステープルキー220に
よって選択されたステープルモードであれば、コピー終
了時に、ステープル動作をスタートさせる。また、コピ
ー終了時に受け付けられるマニュアルステープルモード
キー235押下によるマニュアルステープル開始リクエス
トがON(1)になっていれば、ステープル動作を開始さ
せる。ステープル動作を開始させた際、ステープル処理
フラグをセットする。このステープル処理フラグは、排
紙された転写紙及びソータピンにある転写紙などに対し
てステープルを実行した事を示すフラグである。
第18図のフローは、ソータビンの紙を除去したかどう
かを判断するフローである。ソータビンに紙が有る場
合、ソータのビンセンサ76,78,80,82がONしている。こ
のソータビンセンサのONからOFFの立ち下がりエッヂ
時、ソータビンから、転写紙が取り除かれたと判断す
る。この際、第17図のフローでセットされる、ステープ
ル処理フラグはリセットされる。なお、紙除去セットフ
ラグはセンサのONからOFFの変化時のみの1回だけステ
ープル処理フラグをリセットするためのフラグである。
第19図はマニュアルステープルを行っても良いか否か
を判断するフローである。ソータビンに紙がなければ当
然ステープルは禁止である。さらに、ソータに紙があっ
ても、第17図のフローでセットされる。ステープル処理
フラグがセットされている間は、ステープル禁止であ
る。
第20図は、マニュアルステープルキー受け付けのフロ
ーである、マニュアルステープルモードキー235が押下
された時、第19図でセット、リセットされるマニュアル
ステープル禁止フラグに応じてフラグがセットされてい
れば操作部のステープル不可表示233を点灯させオペレ
ータに警告を与える。リセットされていれば、マニュア
ルステープル可と判断し、マニュアルステープル開始リ
クエストをONさせる。また、操作部上のマニュアルステ
ープルモード表示236をONする。マニュアルステープル
モードキーセットフラグは、キーの立ち上がり時1回の
みしか、以下のフローを実行させないためのフラグであ
る。
第21図は、電源投入時の各種フラグのイニシャライズ
を示している。
第22図は、第17図から第21図の各サブルーチンSB17か
らSB21の関係を示したものである。
<他の実施例の制御フローの説明> 次に複写機の電源を入れて立上げる時に、既に仕分け
ビンに用紙が入っていた場合のその用紙束のマニュアル
ステープルに関連する処理の制御フローについて説明す
る。
先に述べたように、電源オフ状態時にビンに仕分けら
れた用紙は、複写機から排出されたものではなく、手差
しによりソータのビンに入れられたものであるから用紙
サイズが混在している可能性があるので、ステープルを
禁止して不揃いな製本を防止しなければならない。
又、前回の複写機電源オン状態時に複写機から排出さ
れた用紙であっても、既にステープル済みで取出さずに
置かれたものである場合は、再度ステープルすることを
禁止しなければならない。
そこで、複写機の電源立上げ時にビン上に用紙がある
場合その用紙が複写機の電源立上げの前の電源オフ状態
の時と電源オフの前の電源オン状態のいずれの時期に入
れられたのか、既にステープル済みであるかのデータを
制御系のメモリに記憶させておき、このデータを利用し
て処理することが必要である。
本発明の装置では、第10図で説明したように、RAM302
には電池によるバックアップ電源を設けて、不揮発メモ
リとしているので、複写機本体の電源を切っても、RAM
に記憶されたデータが揮発してしまうことはない。
以下にこの実施例の制御フローをフロチャートに基づ
いて詳細に説明する。
第23図は、「ビンセンサ イニシアル チェック」の
サブルーチンで、電源オン後CPUやその他のハードウエ
アの初期設定した後、一度だけ処理するサブルーチンで
ある。ビンセンサがオンの状態で、「ビン紙有りフラ
グ」が0の時、電源オンフラグをセットする。「ビン紙
有りフラグ」はコピー開始指示を待つ待機中にビンに紙
有りの時セットされるフラグである。
ビンセンサは、第3図に示す如く、符号76,79と81,84
が上下のビンブロックに対して対(つい)をなして設け
られたものと、第3A図及び第3B図に示す各ビン毎に設け
られたものとが併設されているものとする。前者のビン
センサによりブロック(例えば10ビン)毎にソーティン
グするかしないが等を制御する技術が周ねく知られてい
るが、こゝでは、76,79による紙有無検知と、81,84によ
る紙有無検知のOR(論理和)をビンセンサ状態と考え
る。
第24図は、「ビンセンサ待機中チェック」のサブルー
チンで、ハードウエアの初期設定が終了し待機中に呼び
出されるサブルーチンの1つでありビンセンサー状態ON
の時「ビン紙有りフラグをセットし、OFFの時「電源ON
紙有のフラグ」、「ビン紙有フラグ」及び「ステープル
済フラグ」をリセットする。
第25図は待機中に呼び出されるサブルーチンで、マニ
ュアルステープルキーが押され「電源ON紙有りフラ
グ」、「ステープル済フラグ」及び「マニュアルステー
プルキーセットフラグ」が0のとき「マニュアルステー
プルキーセットフラグ」をセットする。このフラグはマ
ニュアルステープルキーがオフされるとリセットされ
る。つまり、「マニュアルステープルキーセットフラ
グ」は以下の処理をキーオン時一度だけ通過させるため
のキー立ち上がり検知フラグである。
ステープラーホーム位置移動処理によりステープラも
しくは後処理ユニット61をホームポジションに移動し、
ホーム検知片57によりホームセンサ56がONすると停止す
る。ここではステープラ61は第1ビンに位置するのでビ
ン位置カウンタを1とする。次にビンセンサ124、125が
紙有無を検知し、紙有りを検知しているときはステープ
ル動作を行なう。ステープル動作においてビン位置検知
片59とビン位置カウンタにより移動及び停止した位置で
チャックユニット60により後処理ユニット61、ここでは
ステープラの処理位置にコピー紙を移動させ後処理を行
なった後ビン55上の元位置へコピー紙を戻す。ステープ
ル動作処理を行なった時は「ステープル済みフラグ」を
セットする。ビン位置カウンタはビンセンサ124、125を
チェック後毎回インクリメントしソータが20ビンであれ
ばビン位置カウンタがインクリメント後21になるまです
なわち全てのビンについて処理が終るまでくり返す。
尚、途中のビンに紙が無いことをビンセンサ124、125に
より検知したときは、ステープル処理させず次にビンに
ステープルユニット61を移動する。
各処理で使われるフラグ「電源ON紙有りフラグ」、
「ビン紙有りフラグ」、「ステープル済フラグ」は不揮
発RAM領域に設定し複写機の電源をOFFしても、バックア
ップ電源によりデータを保持するものである。
第23図乃至第25図のフローチャートは作業の流れの一
例を示すもので別の流れを用いて同等の効果を上げるこ
とは可能であり、そのようなフローの制御装置も本発明
の範囲に含まれることは云う迄もない。
なお、複写機の電源を入れて立上げるときに、既にビ
ンに用紙があることを検知した場合、その用紙に対する
マニュアルステープルモードを禁止するようにすれば、
その用紙が電源OFF時に入れられたものか、その前の電
源ON時に入れられたものかのチェックも、その用紙が既
にステープルされているか否かのチェックも不要にな
り、制御は簡単になり、各種サイズが混在していたり、
ステープル済みの可能性のある用紙のステープルを防止
することができる。
その場合の作業の流れは、第23図乃至第25図に示す前
記実施例のフローチャートの各ステップのうち、※印を
付したステップを飛ばしたものとなる。したがって、動
作のフローは前記実施例のフローの説明とフローチャー
ト自体より、明らかであるから、説明を省略する。
以上の発明は、ステープラに限らず、後処理装置であ
る契印などをパンチするパンチャー、スタンプするスタ
ンパーにも応用可能である。
発明の効果 以上この発明によれば、ユーザー操作により、外部
(複写機以外)からソータビンに紙が入れられた状態で
のステープルを禁止する事が出来、又、ステープル済み
の紙を再度ステープルすることがなくなるので無駄なス
テープル動作を省くことができ、又警告表示を行う事に
よってスムースなコピー作業が出来、コピー作業効率が
向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用される複写システムの全体構成を
示す側断面図、第2図はそのソータの構成を示す側断面
図、第3図は第2図の反対側から見たソータの側断面
図、第3A図及び第3B図は夫々ビン毎に用紙の有無を検知
することが可能なビンセンサの取付部の構成を示す側断
面図及びこれに直角方向の断面図、第4図はそのソータ
の一部を切欠いて示す上面図、第5図はソータの第2図
の右側から見た側面図、第6図はチャックユニットの構
成を示す斜視図、第7図は後処理ユニットの構成を示す
斜視図、第8図は揃え軸駆動ユニットの構成を示す斜視
図、第9図は複写機の操作パネルの一部を示す平面図、
第10図は制御系のブロック図、第11図乃至第16図は第1
発明の実施例に必要な動作と制御のフローを示すフロー
チャート、第17図乃至第22図は第2発明の実施例に必要
な動作と制御のフローを示すフローチャート、第23図乃
至第25図は他の実施例の動作の制御のフローチャートで
ある。 3……自動原稿給紙装置 20……ソータ 55……ビン 61……後処理ユニット(ステープル手段) 76,79:81,84:124,125……ビンセンサ 233……ステープル不可能表示器(ステープル動作禁止
警告手段) 235……マニュアルステープルモードキー 300……CPU 302……不揮発メモリ 306……バックアップ電源
フロントページの続き (72)発明者 田川 利哉 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 守屋 正夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 梅田 新 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 菊地 英夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 石井 君育 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭62−196677(JP,A)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複写機などから排出された用紙を受入れ収
    納するビンと該ビンに収納された用紙束をステープルす
    るステープル手段とを有するソータを備え、上記のビン
    には複写機などから排紙された用紙以外の用紙も収納可
    能であり、上記ステープル手段が複写機などからビンに
    排出されるべき用紙束をステープルするように作動させ
    る如くあらかじめ指示するステープルモードの他、ビン
    に排出された用紙に対してステープル動作開始手段によ
    りステープル動作を行なわせるマニュアルステープルモ
    ードを有する複写機などの後処理制御装置において、 上記のビンに用紙が有るか否かを判断する用紙有無検知
    手段と、 該手段により紙有りと検知された場合、この紙が複写機
    などから排出された紙か、否かを判断する紙供給元判断
    手段と、 上記のビンに収納された用紙が上記の紙供給元判断手段
    により複写機などから排紙されたものでないと判断され
    た場合は、上記マニュアルステープルモードによるステ
    ープル動作を禁止する如く制御する制御手段とを有する
    ことを特徴とする制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の制御装置において、ステ
    ープル動作を禁止したことを警告する警告手段を有し、
    上記のビンに収納された用紙が上記の紙供給元判断手段
    により複写機などから排紙されたものでないと判断され
    た場合に、上記警告手段によりステープル動作を禁止し
    たことを警告することを特徴とする制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の制御装置において、さら
    にバックアップ電源付き不揮発メモリを有し、上記の紙
    供給元判断手段が複写機等の電源立上時に上記のビンに
    用紙が入っていた場合その用紙が電源オフ状態とその前
    の電源オン状態とのいずれの時期に入れられたものかを
    上記の不揮発性メモリに記憶された情報より判断するも
    のであることを特徴とする制御装置。
  4. 【請求項4】複写機などから排出された用紙を受入れ収
    納するビンと、該ビンに収納された用紙束をステープル
    するステープル手段とを有するソータを備え、上記のス
    テープル手段が複写機などからビンに排出させるべき用
    紙束をステープルするように作動させる如くあらかじめ
    指示するステープルモードの他、ビンに排出された用紙
    に対してステープル動作開始手段によりステープル動作
    を行なわせるマニュアルステープルモードを有する複写
    機などの後処理制御装置において、 ビンに用紙が有るか否かを判断する用紙有無検知手段
    と、 該ビンにステープルを実行したことを記憶する記憶手段
    と、 上記用紙有無検知手段により該ビン上に紙有りと判断さ
    れた場合、この紙がステープルを実行した紙であるか否
    かを判断するステープル完了判断手段と、 上記のステープルビンに収納された用紙が上記ステープ
    ル完了判断手段により、ステープル完了紙と判断された
    場合、上記マニュアルステープルモードによるステープ
    ル動作を禁止する如く制御する制御手段とを有すること
    を特徴とする制御装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の制御装置において、ステ
    ープル動作を禁止したことを警告する警告手段を有し、
    上記のステープルビンに収納された用紙が上記ステープ
    ル完了判断判断手段により、ステープル完了紙と判断さ
    れた場合、上記警告手段によりステープル動作を禁止し
    たことを警告することを特徴とする制御装置。
  6. 【請求項6】請求項4に記載の制御装置において、さら
    にバックアップ電源付き不揮発メモリを有し、上記ステ
    ープルを実行したことを記憶する記憶手段が上記の不揮
    発メモリに設定されていることを特徴とする制御装置。
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