JP5558750B2 - 給紙装置、給紙装置の制御方法、管理装置、及びプログラム - Google Patents

給紙装置、給紙装置の制御方法、管理装置、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、管理装置、管理装置の制御方法、及びプログラムに関するものである。
従来、複写機やプリンタ等が備える給紙装置は複数の給紙段(給紙カセットや給紙トレイを含む)を備える。それぞれの給紙段に収容された用紙(記録紙、シートともいう)は各給紙ローラを駆動することにより画像形成部への搬送が行われるが、給紙ローラは、給紙の際に表面が磨耗することによって用紙を給紙しづらくなる。一般的に、それぞれの給紙ローラの寿命は画像形成装置本体の寿命に比べて短い傾向がある。
このため画像形成装置がまだ使用できる期間に給紙ローラを含む部品を交換する必要性が生じる可能性がある。
しかし、画像形成装置が備える給紙装置が、複数の給紙段を備える場合、各給紙段の使用割合は均一ではない。
なぜなら、各給紙段に収容される用紙サイズが異なる場合、頻繁に使用される用紙サイズの給紙段の使用割合が高くなり、あまり使用されない用紙サイズの給紙段の使用割合が低くなるためである。また、同じ用紙サイズの用紙がセットされた給紙段が複数ある場合に、プリント1枚目のスループット向上の目的で画像形成部までの搬送時間が短い給紙段から順に給紙する給紙方法によって各給紙段の使用割合が不均一になることもある。
これにより特定の給紙段のみ早く寿命に達してしまう一方で、他の給紙カセットは、特定の給紙段が寿命に達するまではあまり使用されない。このように寿命に達するまでの期間がばらついていた。そのため、給紙装置の給紙段に対応する給紙ローラ等の部品を交換するサービスマンは、頻繁に給紙ローラを含む部品の交換に行かなければならない。このように、各給紙段に対応する給紙ローラの寿命にばらつきがあることによって、サービスマンのメンテナンスの効率が低下していた。
そこで、例えば、複数の給紙ローラを備え、給紙ローラごとに駆動時間を積算し、積算された駆動時間が短い給紙ローラに対応する給紙段を優先的に選択して給紙する方法がある(特許文献1参照)。
また、複数の給紙段を備え、各給紙段について給紙を行った枚数をカウントして管理しておき、給紙段の自動選択が設定されている際に、給紙を行った枚数が少ない給紙段を選択して給紙を行う方法(特許文献2参照)もある。
これらの方法で、給紙装置を管理する管理装置は考えられている。
また、近年の給紙装置では、多くのサイズや種類の用紙に対応し、それらの用紙を給紙段にセットして給紙することができるようになってきた。
特開2001−005351号公報 特開2004−149242号公報
しかしながら、従来の方法では、近年、多様化してきた用紙の種類を考慮して、給紙段に対応する給紙ローラの消耗度を管理するものではなかった。
特に、給紙ローラは、用紙の種類によって、その磨耗量が異なる。例えば、用紙の種類が異なる場合、用紙の坪量や、表面性が異なり、用紙を給紙する際に、給紙ローラの磨耗量も異なる。具体的に、普通紙と比較して、厚紙を給紙する場合は、給紙ローラが早く寿命に達する。また、普通紙と比較して、片面コート紙を給紙する場合も、給紙ローラが早く寿命に達する。
このような、用紙の種類による給紙ローラの磨耗量の違いを考慮しなければ、各給紙ローラの磨耗度合いを正しく認識することができなかった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものである。本発明の目的は、用紙収納部に収納された第1の種類の用紙を給紙するための給紙部材の摩耗度が所定の摩耗度になった場合に、当該用紙収納部に、給紙部材の摩耗への影響がより小さい種類の用紙を収納するよう促す仕組みを提供することである。
上記目的を達成する本発明の給紙装置は以下に示す構成を備える。
用紙収納部に収納された用紙を給紙部材を使用して給紙する給紙装置であって、用紙の種類ごとに前記給紙部材の摩耗への影響を示す情報を格納する格納手段と、前記用紙収納部に収納された第1の種類の用紙を給紙するための給紙部材の摩耗度が所定の摩耗度になったか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって前記用紙収納部に収納された第1の種類の用紙を給紙するための給紙部材の摩耗度が所定の摩耗度になったと判定された場合に、前記格納手段に格納された情報に基づいて、前記給紙部材の摩耗への影響が前記第1の種類の用紙よりも小さい第2の種類の用紙を前記用紙収納部に収納するよう促す通知手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、用紙収納部に収納された第1の種類の用紙を給紙するための給紙部材の摩耗度が所定の摩耗度になった場合に、当該用紙収納部に、給紙部材の摩耗への影響がより小さい種類の用紙を収納するよう促すことができる。
画像形成装置を適用する印刷システムの構成を示す図である。 画像形成装置の構成を説明するブロック図である。 操作部に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。 給紙ローラの特性情報を説明する図である。 給紙ローラの磨耗による消耗度を示している図である。 画像形成装置の制御手順を示すフローチャートである。 操作部に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。 画像形成装置の制御手順を示すフローチャートである。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成システム(印刷システム)の構成を示す図である。なお、このシステムでは1台の画像形成装置1000(印刷装置)に給紙デッキ1004、1005が接続されているが、実施形態における画像形成システムにおいて、これらの接続数は本例に限られることはない。以下、給紙ローラを駆動して給紙ユニットに収容される用紙(記録紙、シート)を搬送する画像形成装置における消耗部材の管理方法について詳述する。なお、給紙デッキ1004、1005は、給紙ユニット1003に連結可能に構成されており、複数の給紙カセットを備えている。
なお、本実施形態では、給紙デッキを連結することによって、画像形成装置が備える給紙ユニット以外にも給紙ユニットを備える例を示すが、1台の画像形成装置が複数の給紙ユニットを備える構成でもよい。そして、各給紙カセットは、図示しない給紙ローラと対応付けられており、該給紙ローラを駆動することで給紙カセットに収容されている用紙を1枚ずつ分離して、搬送経路上に給送する。また、給紙ローラは、例えばA4サイズの普通紙を所定枚数以上給紙すると給紙ローラの表面が摩耗し、用紙との間の摩擦力が低下し、給紙できないことによる給紙ジャムが発生する可能性が高くなる。そこで、給紙ローラによる給紙枚数が、当該所定枚数に到達するごとに、サービスマンが給紙ローラを交換することで給紙ジャムの発生が抑制されるように管理されている。また、給紙カセットは、普通紙以外にも、厚紙や、片面コート紙等を収容可能である。それらの用紙の給紙による給紙ローラの表面の磨耗も画像形成システム(具体的には、後述するコントローラユニット1002)で管理される。
なお、給紙ローラは、給紙カセットに対応していればよく、その数は1つ以上あればよい。また、給紙ローラは、画像形成装置1000や給紙デッキ1004、1005本体側に設けられ、給紙カセットが取り付けられた際に、給紙カセットの用紙上にセットされる。あるいは、給紙カセットが給紙ローラを備えており、給紙カセットが画像形成装置1000や給紙デッキ1004、1005本体側に装着された際に、当該給紙ローラが画像形成システムからの指示で駆動されていてもよい。
図1において、1001はスキャナユニットで、自動原稿搬送装置(ADF)と光学ユニットとを有し、スキャンされた原稿の画像データは画像処理が施され、コントローラユニット1002へ出力される。
1003は画像形成装置1000本体の給紙ユニットであり、用紙がコントローラユニット1002と図示しないデバイスコントローラユニット双方の給紙タイミングに同期して本体内部のプリンタユニット2095へ搬送される。ここで、給紙ユニット1003は、給紙カセットC1、C2を備えている。
給紙デッキ1004、1005も同様なシーケンスで、用紙が給紙ローラ1006を通して画像形成装置1000本体へ搬送される。画像形成装置1000本体に搬送され、印刷された用紙は、画像形成装置1000の排紙部1007に排紙される。なお、図1に示す画像形成装置1000本体より右側を上流側といい、画像形成装置1000より左側を下流側と呼ぶこととする。また、画像形成装置1000に、ステイプルや、製本処理を行う後処理装置が画像形成装置1000の下流側に備えられている場合には、画像形成装置1000本体で印刷された用紙は、後処理装置に搬送される。なお、給紙ユニット1004は、給紙カセットC3、C4、C5を備えている。給紙ユニット1005は、給紙カセットC6、C7、C8を備えている。
(コントローラユニット構成例)
図2は、図1に示したコントローラユニット1002および給紙デッキを制御するデバイスコントローラの構成を示すブロック図である。
図2において、1002はコントローラユニット(Controller Unit)で、画像入力デバイスや、給紙ユニットを管理する管理装置として機能する。リーダユニット2070や画像出力デバイスであるプリンタユニット2095と接続される。
また、コントローラユニット1002は、通信装置2009を介してLAN2052や公衆回線(WAN)2051に接続することで、画像情報やデバイス情報の入出力を行う。
CPU2001は、ROM2003又は二次記憶装置2004に記憶される制御プログラムをRAM2002にロードして実行することで、後述する給紙部制御を行う。なお、RAM2002はCPU2001が動作するためのシステムワークメモリであり、画像データを一時記憶するための画像メモリでもある。
ROM2003はブートROMとして機能するため、システムのブートプログラムが格納されている。二次記憶装置2004は、ハードディスクドライブ又は不揮発性メモリで構成される記憶部であり、システムソフトウェア、画像データを格納する。また、二次記憶装置2004には、起動時のパラメータやその他システムに必要な情報を格納する。例えば、画像形成システムが備える複数の給紙ユニットのそれぞれの給紙ユニットにセットされた用紙の用紙情報(用紙のサイズ、用紙の種類)を記憶する。
ここで、二次記憶装置2004には、用紙種別(用紙の厚み、表面仕上げ毎の耐久枚数テーブルが記憶されている。この耐久枚数テーブルは、給紙ローラを用いて行う給紙試験から得られるものであり、工場出荷時に二次記憶装置2004に記憶されている。耐久枚数を記憶するテーブルについては、図4を参照して後述する。なお、用紙別毎に全て給紙試験を実行した実測値を記憶する構成としてもよい。
さらに、各給紙カセットに用紙が収容された後、実行するジョブの印刷処理で使用される給紙カセット毎の用紙の使用履歴情報も、CPU2001により二次記憶装置2004で管理されている。なお、当該管理をネットワーク上のサーバ装置が行う構成としてもよい。
操作部2012は、液晶ディスプレイ等の表示部を備え、図3に示す設定画面を表示したり、ユーザからの操作指示を受付けたりする。操作部I/F2006は、操作部(UI)2012とのインタフェース部で、操作部2012に表示する画像データを操作部2012に対して出力する。又、操作部2012から本システムの使用者が入力した情報を、CPU2001に伝える役割を行う。通信装置2009は、Modem又はネットワークコントローラを含み、公衆回線2051又はネットワーク上のLAN2052に接続される。以上のデバイスがシステムバス2007上に配置される。
イメージバスインタフェース(Image Bus I/F)2005は、システムバス2007と画像データを高速で転送する画像バス2008を接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。画像バス2008は、PCIバス又はIEEE1394で構成される。画像バス2008上には以下のデバイスが配置される。
2011は画像処理部で、通信装置2009がLANを介して受信するPDLコードをビットマップイメージに展開するRIP処理機能と、読み込まれる画像データや生成される印刷データに所定の画像処理を施す。ここで、所定の画像処理は、画像回転処理、画像圧縮処理が含まれる。なお、画像処理部2011は、画像データに対して、多値画像データについては、JPEG、2値画像画像データについてはJBIG、MMR、MHの圧縮伸張処理を行う。
デバイスI/F2010は、リーダユニット2070やデバイスコントローラ2072に接続され、画像やコマンドの入出力を制御する。
デバイスコントローラ2072はコントローラユニット1002と通信して、プリンタユニット2095の制御、装置電源制御などを担い、本体の給紙ユニット1003と通信して各処理をコントロールする。
また、給紙デッキ1004、給紙デッキ1005とは高速データ通信網であるアークネット2073で接続される。
<本実施形態の構成及び仕様例>
ここで本実施形態の用紙設定画面の図3と耐久枚数テーブルの一例である図4、各給紙カセットの使用履歴情報の一例である図5を説明する。
(用紙設定画面の例)
図3は、図2に示した操作部2012に表示される操作画面(ユーザインタフェース)の一例を示す図である。本例は、ユーザモード機能に含まれる用紙タイプ設定画面の一例であり、ユーザは、当該用紙タイプ設定画面を介して、各給紙ユニットにセットされる用紙の情報を設定する。ユーザは、操作部2012に設けられたユーザモードキーを選択し、給紙カセットの設定ボタンを押し、給紙カセットC1〜C8のいずれかを選択すると、用紙種類の選択画面が表示される。用紙種類の選択画面は、まず簡易画面(図3の(A))、または詳細画面(図3の(B))が表示される。図3(A)と図3(B)のどちらかが表示されるかは、予めユーザが設定しておき、当該設定に基づいて決定される。
図3において、設定の確定は、図中のOKキーBT1を押下することで、現在設定された内容が確定し、図3の(A)または図3の(B)で選択された内容が有効となる。例えば、ユーザが、給紙カセットC1を選択することによって、図3(A)または図3(B)を表示させ、厚紙1を選択してOKキーBT1を押下すると、CPU2001は、給紙カセットC1に厚紙1を対応付けて2次記憶装置2004に登録しておく。このように、CPU2001は、給紙カセットC1〜C8に、どのような種類の用紙がセットされているのかを、給紙カセット情報として、2次記憶装置2004に記憶しておく。後に、CPU2001は、用紙の種類が指定されたジョブを実行する場合に、当該給紙カセット情報に基づいて、当該ジョブで指定された種類の用紙がセットされた給紙カセットを選択して給紙する。
一方、キャンセルキーBT2を押下することで設定途中(操作中)の内容が無効になり、確定している設定に戻る。OKキーBT1およびキャンセルキーBT2が押下されると、本設定画面の表示は終了する。または、操作部2012が備える不図示のIDキーが押下された場合も、本設定画面の表示は終了する。
(給紙ローラ耐久通紙実験の例)
図4は、耐久枚数テーブルであり、図1に示した給紙デッキ1004,1005や,本体の給紙ユニット1003が備える給紙ローラの特性を示す情報が管理されている。なお、図中において、Kは×1000を意味する。
図2に示した給紙デッキ1004,1005,本体の給紙ユニット1003が備える給紙ローラの寿命は基本的に通紙枚数で規定されるが、給紙した用紙の種類によって寿命に到達するまでの通紙枚数は大きく異なっている。
例えば、メーカ推奨の欧州紙(エンボス紙4(151〜180))や中国紙(エンボス紙6(210〜256))などの用紙は、給紙ローラの磨耗度に大きな影響を与え、普通紙の半分程度の給紙で給紙ローラが寿命に至る。
図4は、ある画像形成装置で、用紙の紙種と、その用紙を給紙した際に給紙ローラが寿命に至るまでの通紙枚数との関係を実験結果に基づいて記録したものである。
例えば、頻繁に使用される普通紙は50万枚、両面コート6は18万枚を給紙することによって給紙ローラは寿命に到達すると実験結果で表される。なお、厚紙や、片面コート紙、エンボス紙等は、複数の種類があり、それぞれ坪量が異なっている。例えば、厚紙2の坪量は129〜150で表されるが、厚紙3の坪量は151〜180で表される。また、用紙の坪量が異なると、その用紙を給紙した際の給紙ローラの磨耗度も変わるため、給紙ローラが寿命に達するまでの枚数も異なる。耐久枚数テーブルでは、図4に示すように、異なる坪量の用紙は分けて管理されている。
なお、本実施形態では、図4の耐久枚数テーブルのうち、灰色で示される項目が、実際に実験結果に従って、A4の用紙を何枚給紙すると、給紙ローラが寿命に達するかが管理されている場合について説明する。しかしながら、灰色で示される項目以外の項目についても、必要に応じて実験結果が管理されていてもよい。
(各給紙カセットの通紙状況の例)
図5は、図1に示した装置で実際に各給紙カセットから給紙して印刷した際のある時点での給紙ローラの磨耗による消耗度を示している図である。本例は、給紙カセットC1、C2、C3、C8(C4、C5、C6、C7は省略)における現在の消耗状況を表している。以下、CPU2001によって算出される給紙ユニット毎の消耗度の判別処理を含む給紙管理処理について説明する。また、給紙管理処理において、CPU2001は、算出された消耗度が設定された値(しきい値)を超えていると判別した場合に、その状況を異なる後述するフローチャートに従ってユーザに通知する。
給紙カセットC1は用紙の種類が普通紙で、サイズがA4サイズの用紙5万枚が既に給紙されている。給紙カセットC1における給紙ローラへの磨耗量はサイズに比例するので、複数のサイズの用紙の磨耗量を比較するためにはサイズを統一するため、基準となるサイズに変換する必要がある。ここでは、A4サイズに合わせているため、給紙カセットC1はそのままの5万枚として計算される。普通紙の耐久枚数は図4から50万枚であるため、寿命に至るまでの消耗度は5万/50万の10%と計算される(100%でローラ寿命)。
一方、給紙カセットC2では、2種類の紙種を通紙している。1種類目の用紙(上質紙)は、用紙の種類が厚紙5、サイズがA4サイズの用紙520枚である。2種類目の用紙は、用紙の種類が片面コート3、サイズがLGL(リーガル)サイズの用紙6万1千枚(A4サイズ換算後)である。
上質紙(厚紙5)、片面コート紙の耐久枚数は、図4に示すように、それぞれ25万枚、33万枚である。従って、消耗度は((520×330000/250000)+61000)/330000*10018.6%と算出される。
ここで、上記計算式の"520×330000/250000"で算出される値は、A4サイズの上質紙(厚紙5)を520枚給紙したときの消耗度を、片面コート3を給紙したときの枚数に換算したときの値である。
つまり、給紙カセットC2からは、厚紙5と片面コート3とを合わせて、片面コート3を"(520×330000/250000)+61000"枚給紙した場合と同じ消耗度である。
ここで、片面コートの耐久枚数は330000枚なので、消耗度は((520×330000/250000)+61000)/330000*100=で18.6%と計算される。
(計算式は、用紙ごとの消耗度を足し合わせる計算によって求めてもよい。例えば給紙カセットC2の場合、(520/250000+61000/330000)*100で算出することができる。
<第1実施形態の動作手順例>
図6は、本実施形態を示す画像形成装置における制御手順の一例を示すフローチャートである。本例は、図1に示した画像形成装置における給紙カセットで使用される各給紙ローラの摩耗度を算出して、給紙ローラの摩耗度が均一化するように、選択すべき給紙カセットをユーザに通知する制御例である。なお、S601〜S606は各ステップを示し、各ステップは、CPU2001がROM2003に記憶される制御プログラムをRAM2002にロードして実行することで実現される。
また、二次記憶装置2004には、画像形成システムが有する各給紙カセットにセットされた用紙の種類を示す給紙カセット情報や、耐久枚数テーブルが記憶されている。さらに、CPU2001は、画像形成装置1000が印刷を実行した際に、各給紙カセットから給紙された用紙の枚数を示す情報を給紙履歴情報として二次記憶装置2004に記憶させる。なお、用紙の枚数は、給紙ユニットごとに設けられるカウンタによってカウントされ、その結果がCPU2001によって管理される。
まずS601で、CPU2001は、操作部2012で本体給紙ユニットの給紙カセットC1、C2にセットされている用紙の種類の設定を図3(A)の簡易画面または図3(B)の詳細画面を介して受け付ける。また、CPU2001は、給紙デッキ1004の各給紙カセットC3〜C5、給紙デッキ1005の各給紙カセットC6〜C8に搭載されている用紙の種類の設定を図3(A)の簡易画面または図3(B)の詳細画面を介して受け付ける。用紙の種類の設定を受付けていない給紙カセットについて、CPU2001は、それまでに設定されていた用紙の種類の設定を用いて、以降の制御を行えばよい。なお、CPU2001は、用紙の種類に加えて、給紙カセットごとの用紙のサイズを示す情報を操作部2012を介して受付ける。
次に、S602で、CPU2001は、操作部2012から受け付けたジョブ又はネットワークを介して受け付けたジョブを実行する。操作部2012から受け付けたジョブとは、例えば、コピージョブやBOXプリントジョブである。コピージョブは、スキャナ1001を用いて原稿の画像を読取り、読み取った原稿の画像を、当該原稿のサイズに対応する用紙、またはユーザによって指定されたサイズの用紙に印刷するジョブである。また、BOXプリントジョブは、ユーザによって指定された印刷設定情報と画像データとをジョブとして二次記憶装置2004に記憶し、ユーザの指示に従い印刷設定情報に基づいて当該画像データの印刷処理を実行するジョブである。当該印刷設定情報には、用紙のサイズや種類の情報が含まれており、CPU2001は、当該用紙のサイズや種類の情報に従って、当該情報で示されるサイズの用紙や種類がセットされた給紙ユニットを選択して給紙する。なお、印刷設定情報には、用紙の種類の情報を含ませず、用紙のサイズの情報のみを含ませ、CPU2001は、当該サイズに適合する用紙がセットされた給紙カセットから用紙を給紙して印刷するようにしてもよい。
一方、ネットワークを介して受け付けたジョブは、プリントジョブである。プリントジョブは、外部のコンピュータから送られてきた印刷設定情報をもとに、本体の給紙ユニット1003、又は、給紙デッキ1004,1005のいずれかの給紙ユニットから給紙して印刷するジョブである。なお、印刷設定情報には、用紙のサイズや種類の情報が含まれており、CPU2001は、当該用紙のサイズや種類の情報に従って、当該情報で示されるサイズ、種類の用紙がセットされた給紙ユニットを選択して給紙する。なお、印刷設定情報には、用紙の種類の情報を含めず、用紙のサイズの情報のみを含ませ、CPU2001は、当該サイズに適合する用紙がセットされた給紙カセットから用紙を給紙して印刷するようにしてもよい。
ここで、CPU2001は、ジョブで指定された用紙のサイズや種類に適合する用紙がセットされた給紙カセットが複数存在する場合、給紙ローラの消耗度が80%以下の給紙カセットを優先して選択するように制御する。それによって、画像形成システムが備える給紙カセットの給紙ローラの消耗度を均一化することができる。用紙のサイズや種類ではなく、ジョブの実行の際に使用する給紙カセットが直接指定されている場合、CPU2001は、消耗度に関わらず、当該指定された給紙カセットを選択して、ジョブを実行すればよい。あるいは、その場合に、CPU2001は、ジョブで指定された給紙カセットに対応する給紙ローラの交換が必要であることを示すメッセージをユーザに通知しても良い。
なお、コピージョブ、BOXジョブ、プリントジョブに限らず、CPU2001は、他のジョブを実行することもできる。
ここで、CPU2001は、ジョブを実行するときに、各給紙カセットから給紙した枚数、用紙のサイズ、用紙の種類の情報を給紙履歴情報として2次記憶装置2004に記憶する。
次に、S603で、CPU2001は、ジョブ終了時の各給紙ユニットの寿命度を算出する。具体的に、CPU2001は、図5を用いて説明したように、各給紙カセットの消耗度を算出する。
具体的に、CPU2001は、ジョブを実行する際に、当該ジョブで指定された用紙のサイズや用紙の種類の情報を取得する。そして、CPU2001は、ジョブで指定された用紙のサイズや種類に適合する用紙がセットされた給紙カセットを選択し、選択された給紙カセットから給紙を開始して印刷する。そして、CPU2001は、給紙カセットから何枚の用紙を給紙したかを、不図示のカウンタによってカウントし、図5に示すような給紙履歴情報を2次記憶装置2004に格納する。なお、カウントされる値は、RAM2002上で管理した後、2次記憶装置2004に記憶するようにすればよい。ジョブの実行が終了したら、CPU2001は、S604に処理を進める。
S604で、ジョブ終了後、CPU2001は、二次記憶装置2004内の耐久枚数テーブルを参照して、ジョブで指定されている用紙の種類に対応する耐久枚数の情報を、耐久枚数テーブルから取得する。
また、ジョブで指定された用紙のサイズがA4サイズ(紙送り方向210mm)以外のサイズであれば、A4サイズに換算した給紙枚数を算出して2次記憶装置2004に格納する。
次に、CPU2001は、取得したパラメータ(紙種に依存した耐久枚数、換算後の印刷枚数)から消耗度を算出して、RAM2002、又は二次記憶装置2004へ各給紙カセットの各給紙ローラの消耗度情報を格納する。
そして、S604で、通信装置2009がLAN2052又はWAN2051を介して、図示しない管理サーバへ、各給紙カセットの消耗度情報を通知する。当該管理サーバは、管理者やサービスマンが画像形成装置の管理、メンテナンスを行うために用いる管理サーバである。管理サーバは、複数の画像形成システムに接続されており、通知された情報を画像形成システムごとに対応付けて、記憶部で管理する。また、S604で、CPU2001は、操作部2012が備える表示部に消耗度情報を表示してもよい。
次に、S605で、CPU2001は給紙カセットの各給紙ローラの中で、消耗度が閾値(本実施形態では80%とする)を超えた給紙ローラが存在しているか否かを判別する。ここで、消耗度が80%を超える(本実施形態では給紙カセットC3)給紙ローラがあると判断した場合はS606へ進む。なお、給紙カセットの各給紙ローラの中で、消耗度が閾値(本実施形態では80%とする)を超えた給紙ローラが存在しないと判断した場合は、S602へ戻る。
そして、S606で、当該給紙ローラの情報を通信装置209がLAN2052又はWAN2051を介して、管理サーバへ通知して、処理を終了する。ここで、通知される給紙ローラの情報には、画像形成システムが有するどの給紙カセットに対応する給紙ローラを交換する必要があるかを示す情報が含まれる。
また、それ以外に、通信装置209は、画像形成装置固有のシリアル番号、画像形成装置1000を使用するユーザ情報等を付加して、上記情報を管理サーバへ通知するものとする。これにより、管理サーバで管理されている当該ユーザ情報やシリアル番号に対応づけられている管理者、またはサービスマン等を特定して、登録された通知方法に従い通知を行うことができる。通知の内容は、どの画像形成装置1000(画像形成システム)の、どの給紙カセットの給紙ローラが寿命であり、交換が必要であるかを示すものである。そして、サービスマンは、給紙ローラの点検や交換を指示することが可能となる。なお、通知の方法は、管理サーバが備える表示部に表示してもよいし、音声で通知しても良い。また、管理サーバが、管理者またはサービスマンの端末にメール等で通知するようにしてもよい。
以上のような制御を行うことによって、用紙のサイズ、または種類を考慮して、給紙カセットに対応する給紙ローラの消耗度を管理することができる。また、給紙カセットの給紙ローラの中で、交換が必要になった給紙ローラを管理サーバに通知して、サービスマンの手配を適時、行うことが可能となる。
〔第2実施形態〕
上記実施形態では、画像形成装置で実行されるジョブにより、各給紙カセットに設定された用紙毎に、給紙ローラの摩耗度を算出して、管理サーバに給紙ローラの点検や交換のための通知を行う場合を説明した。これに対して、以下の実施形態では、摩耗度が設定された閾値を超えた場合に、ユーザが給紙カセットを選択する際に、摩耗度が超えた給紙カセットに対する用紙種別の交換又は他の給紙カセットを選択してもらう通知を行う。
図7は、図2に示した操作部2012に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。本例は、CPU2001がROM2003に記憶される制御プログラムを実行することで操作部2012に表示される。
なお、本例は、図1に示した給紙カセットC3に対する用紙種別の変更を選択する例である。特に、図7の(A)は後述する図8のS806で表示される画面であり、図7の(B)は、図7の(A)に示す画面で、ボタンBT11が選択された場合に表示される用紙種別設定画面である。
図8は、本実施形態を示す画像形成装置における制御手順の一例を示すフローチャートである。本例は、図6に示した処理に加えて、給紙カセットに設定すべき用紙種別の変更又は他の給紙カセットの選択をユーザに通知する例である。なお、S801〜S809は各ステップを示し、各ステップは、CPU2001がROM2003に記憶される制御プログラムをRAM2002にロードして実行することで実現される。なお、S801〜S805は、S601〜S605は同一の処理であるので説明を省略する。
また、二次記憶装置2004には、本制御で参照される各給紙カセットに対応する給紙ローラの耐久枚数に関わる情報が保持されている。さらに、二次記憶装置2004には、画像形成装置1000が印刷処理を実行した際に、各給紙カセットから給紙された給紙枚数を示すカウンタ情報が保持されている。
S806で、CPU2001は、図7の(A)に示す画面を操作部2012に表示する。図7の(A)に示す画面には、給紙カセットC3に対応する給紙ローラの消耗が進んでいることをユーザに通知するためのメッセージが表示されている。また、メンテナンスが行われるまでは、給紙カセットC3に対応する給紙ローラの磨耗を抑えるために、給紙ローラの磨耗度合いの小さい種類の用紙を給紙カセットにセットしてもらうためのメッセージが表示されている。さらに、今後、ジョブを実行する際に、給紙カセットC3以外の給紙カセットを指定して、ジョブを実行するように促すメッセージが表示されている。また、給紙ローラの交換をすぐに行いたい場合には、交換依頼ボタンを押すように通知するためのメッセージが表示されている。ここでは、これら全てのメッセージを表示する場合を説明したが、一部のメッセージが表示されるようにしてもよい。
ここで、ユーザは、操作部2012に図7の(A)に示す画面のメッセージを表示して現在の状況を確認したのち、ユーザが給紙カセットC3に対応する給紙ローラの摩耗度が進まないように、設定されていた用紙を変更してもらう。例えば、CPU2001は、ユーザに、より消耗度の小さい種類の用紙をセットしてもらうように促す。ここでは、CPU2001は、操作部2012に表示されたボタンに対するユーザからの指示を待つ。
そして、S807で、ユーザが選択したボタンが給紙カセットC3に対応する給紙ローラを交換することを示すボタンBT11が押下されたかどうかをCPU2001が判断する。ここで、ユーザがボタンBT11を押下したとCPU2001が判断した場合は、S808へ進み、給紙カセットC3の給紙ローラを交換してもらうため、管理サーバに交換依頼を示す通知を行い、本処理を終了する。この交換依頼を示す通知の方法は、あらかじめ登録されたアドレスにメールを送信する方法等があるが、通知の方法は、メールに限定されるものではない。
一方、S807で、ユーザがボタンBT12の詳細情報を指示しているとCPU2001が判断した場合は、S809へ進み、図7の(B)に示す設定画面を操作部2012に表示する。そして、S809で、CPU2001は、図7の(B)に示す画面で、ユーザが選択した内容に従い、選択している給紙カセットC3を「未使用」/「変更」する処理を行い、本処理を終了する。
図7の(B)に示す例では、ユーザが図7の(A)に示したメッセージに従い、給紙カセットC3に設定されている用紙の種類を変更することが可能である。本実施形態では、給紙ユニット3にセットする用紙の種類を変更するため、用紙の選択候補を「変更」ボタンが押された場合に、ユーザに提示することができる。ここで表示される用紙の選択候補は、現在給紙カセットにセットされている用紙(「現在の用紙」欄に表示)よりも、給紙ローラの磨耗度の小さいものであることが好ましい。具体的には、耐久枚数テーブルに記憶された用紙の種類のうち、耐久枚数が、現在セットされている用紙よりも大きいものを選択候補として提示するようにすればよい。これにより、ユーザが、さらに摩耗が進んでしまうような用紙の種類を給紙カセットC3に設定しまうことを制限できる。また、ユーザは、各用紙の種類の耐久枚数を把握しておかなくても、給紙ローラへの磨耗度の小さい(より耐久枚数の多い)用紙の種類を選択することができる。
この際、さらに、給紙カセットを選択する場合にも、給紙カセットC3に設定されている用紙の種類と同じ用紙の種類から順に表示するようにしてもよい。例えば、「変更」ボタンを押す場合に、プルダウンメニューが表示される場合であれば、プルダウンメニューの上位に、エンボス紙7と同じ種類の用紙(エンボス紙4や、エンボス紙)を表示する。
このように本実施形態では、給紙カセットC3に設定されている用紙の種別を、ローラに与える磨耗の影響が少ない用紙に変更することによって、給紙ローラの磨耗を抑えることができる。
以上のような制御を行うことによって、用紙のサイズ、または種類を考慮して、給紙カセットに対応する給紙ローラの消耗度を管理することができる。また、給紙カセットの給紙ローラの中で、交換が必要になった給紙ローラを管理サーバに通知して、サービスマンの手配を適時、行うことが可能となる。また、ユーザは、給紙ローラの摩耗が大きい給紙カセットを容易に認識することができ、給紙ローラの交換依頼や、用紙の変更等の対応を速やかに行うことができる。
そして、ユーザが、給紙カセットC3に設定されている用紙の種別を磨耗の影響が少ない用紙に変更した場合、複数の給紙ローラの磨耗度合いは均一化される。この結果、サービスマンが、当該画像形成装置1000に対する給紙ローラの交換を行う際に、CPU2001が二次記憶装置2004で保持して管理している各給紙カセットの給紙ローラの摩耗度を確認する。そして、摩耗が一定レベル進んでいる各給紙カセットの各給紙ローラを一括して交換することができ、給紙ローラの交換効率を向上できる。
また、本実施形態では、摩耗が進んだ給紙カセットの給紙ローラの交換を希望している場合は、ユーザは、ボタンBT11を押下するという簡単な操作で、交換依頼を管理サーバに通知することが可能である。
〔他の実施形態〕
なお、上記実施形態では、消耗度の閾値を80%として説明したが、ユーザが任意に消耗度の閾値を設定可能な構成、又は、寿命に到達した時点(100%)で通知するような構成でも良い。
さらに、上記実施形態では、給紙ユニットが二つの場合で説明したが、連結できる可能なデッキ数で実施しても適用できることは言うまでもない。
また、上述した実施形態では、給紙カセットを給紙段の例として説明したが、給紙段は、手差しトレイや、インサートトレイのような給紙トレイであってもよい。さらに、給紙ローラの磨耗度を、給紙カセットの寿命の例として説明したが、給紙ローラ以外に、給紙を行う際に消耗する部品がある場合、その消耗度合いを管理して、通知を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態では、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インターフェイス機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用しているが、一つの機器からなる装置(複写機、プリンタ装置等)に適用してもよい。
また、上述の実施形態では、画像形成装置1000が備えるCPU2001がフローチャートで説明したような各種制御を行う場合を説明した。しかしながら、給紙デッキ1004や給紙デッキ1005が、コントローラユニット1002に対応する構成を持ち、管理装置として、これらの制御を行うようにしてもよい。また、画像形成システムに接続されたプリントサーバがコントローラユニット1002に対応する構成を持ち、管理装置として、これらの制御を行うようにしてもよい。
なお、本実施形態では、管理サーバが据置型の情報処理装置を想定しているが、携帯型の情報処理装置(例えば、ノート型パーソナルコンピュータ等)に対しても本発明を適用可能であるのは勿論である。
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによっても達成される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
2001 CPU
2002 RAM
2003 ROM
2004 HDD

Claims (9)

  1. 用紙収納部に収納された用紙を給紙部材を使用して給紙する給紙装置であって、
    用紙の種類ごとに前記給紙部材の摩耗への影響を示す情報を格納する格納手段と、
    前記用紙収納部に収納された第1の種類の用紙を給紙するための給紙部材の摩耗度が所定の摩耗度になったか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記用紙収納部に収納された第1の種類の用紙を給紙するための給紙部材の摩耗度が所定の摩耗度になったと判定された場合に、前記格納手段に格納された情報に基づいて、前記給紙部材の摩耗への影響が前記第1の種類の用紙よりも小さい第2の種類の用紙を前記用紙収納部に収納するよう促す通知手段と、
    を備えることを特徴とする給紙装置。
  2. 前記通知手段は、さらに、前記判定手段によって前記用紙収納部に収納された前記第1の種類の用紙を給紙するための給紙部材の摩耗度が所定の摩耗度になったと判定された場合に、前記給紙部材を交換するよう通知することを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  3. 前記通知手段は、ネットワークを介して管理サーバに前記給紙部材を交換するよう通知することを特徴とする請求項2記載の給紙装置。
  4. 前記通知手段は、前記用紙収納部に収納すべき候補として、前記第2の種類の用紙の候補を複数提示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の給紙装置。
  5. 前記通知手段によって複数提示された前記第2の種類の用紙の候補から、前記用紙収納部に収納する1つの第2の種類の用紙の選択を受け付ける受付手段をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の給紙装置。
  6. 複数の用紙収納部をさらに有し、
    前記判定手段は、前記複数の用紙収納部のそれぞれの用紙収納部に収納された用紙を給紙するための給紙部材の摩耗度が、所定の摩耗度になったか否かを判定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の給紙装置。
  7. 用紙収納部に収納された用紙を給紙部材を使用して給紙する給紙装置の制御方法であって、
    用紙の種類ごとに前記給紙部材の摩耗への影響を示す情報を格納手段に格納する格納工程と、
    前記用紙収納部に収納された第1の種類の用紙を給紙するための給紙部材の摩耗度が所定の摩耗度になったか否かを判定する判定工程と、
    前記判定手段によって前記用紙収納部に収納された第1の種類の用紙を給紙するための給紙部材の摩耗度が所定の摩耗度になったと判定された場合に、前記格納手段に格納された情報に基づいて、前記給紙部材の摩耗への影響が前記第1の種類の用紙よりも小さい第2の種類の用紙を前記用紙収納部に収納するよう促す通知工程と、
    を備えることを特徴とする給紙装置の制御方法。
  8. 請求項7に記載された制御方法を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
  9. 用紙収納部に収納された用紙を給紙部材を使用して給紙する給紙装置を管理する管理装置であって、
    用紙の種類ごとに前記給紙部材の摩耗への影響を示す情報を格納する格納手段と、
    前記用紙収納部に収納された第1の種類の用紙を給紙するための給紙部材の摩耗度が所定の摩耗度になったか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記用紙収納部に収納された第1の種類の用紙を給紙するための給紙部材の摩耗度が所定の摩耗度になったと判定された場合に、前記格納手段に格納された情報に基づいて、前記給紙部材の摩耗への影響が前記第1の種類の用紙よりも小さい第2の種類の用紙を前記用紙収納部に収納するよう促す通知手段と、
    を備えることを特徴とする管理装置。
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