JP2004149242A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】各記録紙給紙段の部品使用量を参照することによって、ユーザーに手間をかけさせずに自動的に、極力各記録紙給紙段の寿命に達するまでの期間を平均化させることで、機体のメンテナンスの効率を改善させ得る画像形成装置の提供。
【解決手段】同一サイズの記録紙を収納している複数の給紙段からなる給紙手段と、複数の給紙段の中から、給紙の対象となる給紙段を選択する制御手段と、複数の給紙段の給紙段ごとに使用量をカウントするカウンタと、複数の給紙段の給紙段ごとの寿命値を記憶する記憶手段と、を有し、制御手段は、カウンタのカウント値と記憶手段に記憶されている寿命値とに基づいて、複数の給紙段の中から所望の給紙段を選択することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関し、詳しくは複数の給紙段からひとつの給紙段を選択する給紙段自動選択モードを有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に複写機やプリンタ等の画像形成装置は複数の記録紙給紙段からなる給紙手段を備え、それぞれの記録紙給紙段に格納された記録紙が給紙されて画像形成部への搬送が行われるが、給紙ローラなどの各記録紙給紙段の寿命は画像形成装置本体の寿命に比べて短い傾向がある。このため画像形成装置が使用されている期間に記録紙給紙段の部品を交換する必要性が生じる可能性がある。
【0003】
しかし、画像形成装置内の各記録紙給紙段の使用割合は均一ではなく、記録紙給紙段にセットされる用紙サイズなど、ユーザーによる影響や、記録紙給紙段を自動選択した際にプリント1枚目のスループット向上の目的で画像形成部までの搬送時間が最も短い記録紙給紙段が選択される等の自動処理によって不均一になっている。これにより特定の記録紙給紙段のみ早く寿命に達してしまう一方で、他の記録紙給紙段は寿命に達するまでは使用されない。このように寿命に達するまでの期間がばらつく為、画像形成装置のメンテナンス行為の効率を悪化させてしまう。
【0004】
そこで、これに関する技術として、例えば、記録紙給紙段の使用頻度が所定の閾値を超えたとき、表示手段上に、記録紙給紙段に格納されている記録紙を入れ替えるよう促す表示を、行うという提案がされている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−207305号公報(第1頁、図11)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記の公知の画像形成装置では、全ての記録紙給紙段に異なる用紙が格納されている場合には有効ではある。しかし、高速プリントが可能な画像形成装置ではよく見られることであるが、使用頻度が高いサイズの用紙を複数の記録紙給紙段に分けて格納している場合においては、上記提案を適用して記録紙を入れ替えても使用される給紙段は変更されない為、ユーザーに肉体労働を強いる割には高い効果が得られない。
【0007】
また、使用頻度が高いサイズの用紙は得てして画像形成行為全体にかかる時間が短い場所にある記録紙給紙段に格納されており、使用頻度が高いサイズの用紙を常に画像形成行為全体にかかる時間が長い場所にある記録紙給紙段から給紙させることは、プリント枚数が多量なら構わないが、少数の場合、望ましいことではない。
【0008】
さらに、記録紙給紙段の使用頻度が少ないうちはできるだけ均一に使用されるようにすべきであるが、逆に全ての記録紙給紙段の使用頻度が高くなった後に、一斉に全ての記録紙給紙段が寿命に達してしまうと画像形成装置としての動作に支障が生じてしまう為、給紙段が寿命に到達する時期を微妙にずらしておく必要もある。
【0009】
そして、複数台の高速画像形成装置を同時に扱って大量印刷を行う状況においては、給紙段間で用紙を手で移動させる為に生産性を低下させるということは避けるべきである。
【0010】
本発明は、上述の事情に鑑みて成されたもので、各記録紙給紙段の部品使用量を参照することによって、ユーザーに手間をかけさせずに自動的に、極力各記録紙給紙段の寿命に達するまでの期間を平均化させることで、機体のメンテナンスの効率を改善させ得る画像形成装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、下記構成を備えることにより上記課題を解決できるものである。
【0012】
(1)同一サイズの記録紙を収納している複数の給紙段からなる給紙手段と、
該複数の給紙段の中から、給紙の対象となる給紙段を選択する制御手段と、
前記複数の給紙段の給紙段ごとに使用量をカウントするカウンタと、
前記複数の給紙段の給紙段ごとの寿命値を記憶する記憶手段と、を有し、
前記制御手段は、前記カウンタのカウント値と前記記憶手段に記憶されている前記寿命値とに基づいて、複数の給紙段の中から所望の給紙段を選択することを特徴とする画像形成装置。
【0013】
(2)前項(1)記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている前記寿命値に対する前記カウンタのカウント値の割合に基づいて、複数の給紙段の中から所望の給紙段を選択することを特徴とする画像形成装置。
【0014】
(3)前項(2)記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている前記寿命値に対する前記カウンタのカウント値の割合が最も寿命に近い値を示す給紙段を選択することを特徴とする画像形成装置。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明における画像形成装置として、複数の給紙段からなる給紙手段を備え、且つ各給紙段の部品使用回数のカウントが可能なデジタル複写機を一例に挙げて説明する。
【0016】
図1は、本発明を適用した画像形成装置の例としてのデジタル複写機の機能構成の一例を示すブロック図である。
【0017】
101は、原稿台上の複数枚の原稿からなる原稿束の画像を読み取る原稿読取手段である。102は、原稿読取手段101によって読み取られた原稿画像などの一般的なデジタル画像情報に対する画像処理手段であり、ここでの画像処理はシェーディング、下地除去、縮小拡大、回転変形等、複写及び印刷を行うにあたって必要となる画像処理機能全般を指す。103は、画像処理手段102によって画像処理が行われた画像を画像形成部に搬送されてきた記録紙に対して画像を形成する画像形成手段である。104は、デジタル複写機全般の動作状態を表示したり、ユーザーがデジタル複写機における各種設定を行ったりする為の操作部である。108は、デジタル複写機全体の制御を行う中央制御手段である。109は、給紙段に格納された記録紙を画像形成部に搬送し、そして画像形成が行なわれた記録紙の排出を行う用紙搬送手段である。110は、用紙搬送手段109によって使用された各給紙段の部品ごとの使用回数を数え、保存する部品カウンタである。105は、操作部104から指定された操作に基づいて原稿読取手段101にて読みこむべき原稿の用紙サイズを指定または原稿サイズ自動認識を指定する読取サイズ指定手段であり、106は、操作部104から指定された操作に基づいて使用する給紙段を指定または給紙段自動選択を指定する給紙段指定手段である。107は、操作部104から指定された操作に基づいて両面コピー、画像レイアウト、複写枚数などを設定する複写モード指定手段である。
【0018】
図2は、画像形成装置の例としてのデジタル複写機の一般的な要部構成例を示す縦断面図である。
【0019】
図2において、100は、デジタル複写機本体、280は自動原稿送り装置(ADF)である。201は、原稿載置台としてのプラテンガラスで、202は、スキャナであり、原稿照明ランプ203や走査ミラー204等で構成される。不図示のモータによりスキャナが所定方向に往復走査されて原稿の反射光が走査ミラー204〜206を介してレンズ207を透過し、イメージセンサ部208内のCCDセンサに結像する。
【0020】
209は、レーザやポリゴンスキャナ等で構成された露光制御部で、イメージセンサ部208で電気信号に変換され、後述する所定の画像処理が行われた画像信号に基づいて変調されたレーザ光219を感光体ドラム211に照射する。感光体ドラム211の周りには、1次帯電器212、現像器213、転写帯電器216、前露光ランプ214、クリーニング装置215が装備されている。画像形成部210において、感光体ドラム211は不図示のモータにより、図に示す矢印の方向に回転しており、1次帯電器212により所望の電位に帯電された後、露光制御部209からのレーザ光219が照射され、静電潜像が形成される。感光体ドラム211上に形成された静電潜像は、現像器213により現像されて、トナー像として可視化される。
【0021】
一方、右カセットデッキ221、左カセットデッキ222、上段カセット223あるいは下段カセット224からピックアップローラ225、226、227、228により給紙された記録紙は、給紙ローラ229、230、231、232により本体に送られ、レジストローラ233により転写ベルト234に給送され、可視化されたトナー像が転写帯電器216により記録紙に転写される。転写後の感光体ドラム211は、クリーナー装置215により残留トナーが清掃され、前露光ランプ214により残留電荷が消去される。転写後の記録紙は、分離帯電器217によって感光体ドラム211から分離され、転写ベルト234によって定着器235に送られる。定着器235では加圧、加熱により定着され、排出ローラ236により本体100の機外に排出される。
【0022】
本体100には、例えば4000枚の記録紙を収納し得るデッキ250が装備されている。デッキ250のリフタ251は、ピックアップローラ252に記録紙が常に当接するように記録紙の量に応じて上昇し、記録紙は給紙ローラ253によって本体に送られる。また、100枚の記録紙を収容し得る、マルチ手差し254が装備されている。
【0023】
さらに、図2において、237は排紙フラッパであり、搬送パス238側と排出パス243側の経路を切り替える。240は下搬送パスであり、排紙ローラ236から送り出された記録紙を、反転パス239を介し記録紙を裏返して再給紙パス241に導く。左カセットデッキ222から給紙ローラ230により給紙された記録紙も、再給紙パス241に導かれる。242は記録紙を画像形成部210に再給紙する再給紙ローラである。244は排紙フラッパ237の近傍に配置されて、この排紙フラッパ237により排出パス243側に切り替えられた記録紙を機外に排出する排出ローラである。
【0024】
両面記録(両面複写)時には、排紙フラッパ237を上方に上げて、複写済みの記録紙を搬送パス238、反転パス239、下搬送パス240を介して再給紙パス241に導く。このとき、反転ローラ245によって記録紙の後端が搬送パス238から全て抜け出し、且つ、反転ローラ245に記録紙が噛んだ状態の位置まで反転パス239に引き込み、反転ローラ245を逆転させることによって搬送パス240に送り出す。本体から記録紙を反転して排出する時には、排紙フラッパ237を上方へ上げ、反転ローラ245によって記録紙の後端が搬送パス238に残った状態の位置まで反転パス239に引き込み、反転ローラ245を逆転させることによって、記録紙を裏返して排出ローラ244側に送り出す。
【0025】
290は、本体100から排出した記録紙を揃えて閉じる排紙処理装置であり、一枚毎に排出される記録紙を処理トレイ294に積載して揃える。一部の画像形成の排出が終了したら、記録紙束をステイプルして排紙トレイ292、又は、293に束で排出する。排紙トレイ293は不図示のモータで上下に移動制御され、画像形成動作開始前に処理トレイ294の位置になるように移動し、以降排出された記録紙が積載されていくと紙面の高さが処理トレイ294の位置になるように移動する。さらに、排紙トレイ293に約2000枚の記録紙が積載された時に検知するように、排紙トレイ293の下限を検知するトレイ下限センサ(不図示)が設けられている。291は、排出された記録紙の間に挿入する区切り紙を積載する用紙トレイで、295は、排出された記録紙をZ折りにするZ折り機である。また、296は、排出された記録紙一部をまとめてセンター折りしステイプルを行うことによって製本を行う製本機であり、製本された紙束は排出トレイ297に排出される。
【0026】
次に、本発明の実施の形態における給紙段の自動選択モードの給紙段選択について説明する。
【0027】
給紙段選択は、所定枚数以上の給紙を行うコピージョブに対して部品カウンタの結果および部品の寿命値に基づいて実行する。
【0028】
この処理においては、前提条件として給紙段指定手段106で給紙段自動選択の設定になっている必要がある。この前提条件が成立した上で、まず読取サイズ指定手段105にして指定するか、もしくは原稿読取手段101によって読み取られた原稿のサイズと、複写モード指定手段107によって指定された各種複写モードの内容によって、給紙が必要な記録紙の用紙サイズと枚数を認識する。そして、給紙が必要な記録紙サイズの用紙を格納している給紙段が複数存在する場合において、給紙対象枚数が所定の値を超えていた時、全ての給紙対象候補となっている給紙段の部品カウンタ110および給紙段寿命記憶手段111を参照して、給紙する対象となる給紙段が設定される。
【0029】
(実施例1)
以下実施例1について説明する。
【0030】
図3は、上記処理のフローチャートを示しており、画像形成装置の例としてのデジタル複写機の給紙段自動選択におけるコピー動作を示すフローチャートである。
【0031】
デジタル複写機の給紙段情報の一例として、図4に示される給紙段の管理テーブルを参照することで給紙段の選択が行われる。
【0032】
図4の各項目について簡単に説明する。給紙段番号401は、中央制御手段108から各給紙段を指定する目的でつけられた値であり、使用可否情報402は、各給紙段が未接続や故障などで給紙行為が不可能か、または可能かどうか表している。給紙段名403は、接続されている給紙段の具体的な内容を示し、用紙有無情報404にて各給紙段にセットされている用紙が有るか無いかを表示している。この例では下段カセットとマルチ手差しに用紙が無いことになっている。用紙サイズ情報405は、各給紙段にセットされている用紙(A3、A4、…)を指し、そして用紙種類情報406は、各給紙段にセットされている用紙の種類(普通紙、再生紙)を指している。最後に給紙段使用回数407は、各給紙段の使用回数を指し、これが部品カウンタ110に相当し、給紙段寿命408は、各給紙段の寿命(=推奨交換時期)を表す。
【0033】
以下、図3のフローチャートに基づいて説明する。まず、初期設定として原稿を原稿読み取り手段101にセットし(S301)、給紙段の指定において給紙段自動選択機能を指定する(S302)。さらに、この原稿に対する複写モードの設定を行う(S303)。説明の為の例として原稿A4を100%の等倍コピーで20部の複写ジョブとする。この複写モードまでの設定が終了して複写開始を指示すると、設定の内容に従って画像形成を行うにあたり、給紙すべき記録紙のサイズを判定し、さらに必要な記録紙の給紙枚数を確定する(304)。例ではA4の記録紙が20枚必要となる。
【0034】
次に、必要なサイズの記録紙を格納している給紙段の数をカウントする(305)。この例ではA4の記録紙を格納している給紙段としては右カセット221、左カセット222、デッキ250、下段カセット224の4種類存在する。該当する給紙段の数によって以降の処理手続きが変わる。ステップS306で該当する給紙段が一ヶ所も無い(=0)場合には、再設定が必要となる為、操作部104に給紙段の再設定を促す表示をして再設定させる(S307)。ステップS307で給紙段再設定をした後は、ステップS304に戻る。該当する給紙段が一ヶ所だけである(=1)場合には,その一ヶ所だけである給紙段を給紙対象給紙段に設定する(311)。該当する給紙段が二ヶ所以上ある(≧2)場合には、必要な給紙枚数を予め決められた値(しきい値)と比較を行う(S308)。ここで、1枚目の記録紙への画像形成にかかる時間は給紙段から画像形成部までの用紙搬送時間に影響される一方、1枚目の画像形成の際に2枚目の記録紙を画像形成部の直前の場所まで先行給紙することによって、1枚目の記録紙の画像形成終了から2枚目の記録紙への画像形成にかかる時間は、給紙段の位置に影響されない。そこで、給紙枚数が予め決められたしきい値よりも小さい(NO)場合には、画像形成部までの搬送時間が最も短くなる給紙段を選択する(S310)。その理由は、全ての記録紙への画像形成完了までにかかる時間を短くすることを優先して、最終的に出力されるまでにかかる時間を短くするためである。例えば、給紙枚数が2,3枚のときは、ユーザーにとって出力時間が短いほうが快適に装置を使用することができる。ここでは、予め決められたしきい値は、5としておく。さらに、ステップS311に進み、ステップS310で選択された給紙段を給紙する対象となる給紙段として確定する。
【0035】
一方、給紙枚数が予め決められたしきい値よりも大きい(YES)場合には、画像形成完了までの時間を短くするよりも機械(装置)の部品(例えば、給紙ローラなど)の寿命を長くすることを優先すべき事項と判断して、次のステップS309に進む。該当する複数の給紙段の中で、給紙ごとの給紙段消耗度(=給紙段使用回数または部品カウント値/給紙段寿命値)を比較する(S309)。給紙段消耗度とは、給紙段寿命記憶手段111の寿命値に対する部品カウンタ110の給紙段使用回数または部品カウント値の割合である。給紙段使用回数のみならず、給紙段の寿命値を考慮することによって、給紙段の使用を精度良く平均化することができ、消耗度の偏りを防ぐことができる。
【0036】
そして、ステップS309での消耗度の比較の結果を基にして、消耗度の最も小さい給紙段を選択する(S314)。その選択された給紙段は、給紙の対象となる給紙段として設定される。
【0037】
例えば、給紙必要枚数が20枚であり、且つ選択可能な給紙段が複数存在する場合、各給紙段における部品の消耗度を比較して給紙段の選択を行うことにする。
【0038】
部品の消耗度の比較方法としては、単純に給紙段消耗度(=給紙段使用回数/給紙段寿命)の小さいものを選択する(S314)。ここでは、図4に示すように、右カセット221、左カセット222、デッキ250、下段カセット224と4箇所ある給紙の対象となり得る給紙段候補のうち、左カセット222が最も給紙段消耗度が小さい為(5000/500000)、左カセット222が給紙の対象となる給紙段に選択される。
【0039】
以上のように、S304〜S311のステップを経て、給紙の対象となる給紙段を選択した後、この選択された給紙段から給紙を行って画像形成を行う(S312)。画像形成を行った後、給紙を行った給紙段に対して給紙を行った枚数に相当する分だけ給紙段使用回数407の加算を行う(S313)。
【0040】
以上説明してきたように、給紙段の自動選択モードでの給紙段の選択において、所定枚数以上の給紙を行うコピージョブに対しては、各給紙段の部品の消耗度の値を比較することで、各給紙段の消耗度を均一に近づけることが可能になる。
【0041】
(実施例2)
なお、本発明の実施の形態は、1台の画像形成装置内に限ったものではなく、通信I/Fを介して複数の画像形成装置が連結された複写システムにも適用可能である。
【0042】
図6は、複写システムの機能構成の一例を示すブロック図である。複写システムは、通信I/Fを介して2台の画像形成装置が接続されている。連結される画像形成装置の台数は、2台に限定されるものではなく、3台以上の場合であっても良いことはいうまでもない。ここでは、説明を容易にするために、2台の画像形成装置が連結された場合の複写システムについて説明する。
【0043】
複写システムは、図2に示すデジタル複写機100の機能に通信I/F601を追加することにより実現される。図6の複写システムは、通信I/F601,601′間を接続ケーブルでつなぐことによって、双方のデジタル複写機間の通信を可能にしている。双方のデジタル複写機間で通信を行うことにより、お互いの装置の状態を把握するとともに、画像信号のやり取りを行っている。
【0044】
原稿読取手段101から読み取った画像を、接続ケーブル経由でもう1台のデジタル複写機に送信して出力させることができる。これにより、2台のデジタル複写機の給紙段すべての中からひとつの給紙段を選択して記録紙となる用紙に使用することが出来る為、予め様々な用紙を格納しておくことで、各種の用紙を面倒な用紙の入れ替え作業を行うことなくすばやく使うことが出来る。
【0045】
複写システムの基本的な処理は、図3に示す処理フローと同じであるが、給紙対象給紙段の選択の処理に関して異なっている為、その異なっている部分について説明を行う。ここでは、ユーザーがデジタル複写機600を利用してコピーモード等を設定しているとする。
【0046】
図3と同様に、デジタル複写機600における給紙段設定が自動選択モードになっている状態で所定枚数以上の給紙を行う。
【0047】
図3に示す必要なサイズの記録紙を格納している給紙段の数を数えるステップ(S305)の前に、デジタル複写機600は、接続されているもう1台のデジタル複写機600′から図4に示すような給紙段管理テーブルを取得する。続いて、取得したデジタル複写機600′の給紙段管理テーブルをデジタル複写機600の給紙段管理テーブルと結合させる。そして、この結合後の給紙段管理テーブルを参照して、必要なサイズの記録紙を格納している給紙段の数を数える。この数えた結果と結合後の給紙段管理テーブル中に含まれる給紙段使用回数及び給紙段の寿命値から給紙の対象となる給紙段を選択する。
【0048】
デジタル複写機600′内の給紙段を選択する場合は、接続ケーブルを介してコピージョブで使用する給紙段を指示し、続けてコピージョブの画像データを送信する。デジタル複写機600′が画像データを受信した後、指定された給紙段から記録紙を給紙して画像形成を行う。そして、給紙を行った枚数(使用量)に相当する分だけ給紙段使用回数407の加算を行う。
【0049】
デジタル複写機600内の給紙段を選択する場合は、図3に示す処理フローと同様にして、給紙の対象となる給紙段を選択する。そして、最終的に、デジタル複写機600においても、給紙段使用回数407の加算を行う。
【0050】
これにより、複数台のデジタル複写機を連結させた状態において平均化させることができるため、1台の中で行うよりも効果的に給紙段の使用量を平均化させることが可能になり、高速コピーシステムにおいて重要な問題であるダウンタイムの削減が期待できる。
【0051】
(実施例3)
以下実施例3について説明する。
【0052】
先ず、実施例3の画像形成システムの構成について以下に示す。
【0053】
(1)少なくともひとつの画像形成装置と、前記画像形成装置と接続可能な外部装置とを有する画像形成システムであって、
前記画像形成装置は、同一サイズの記録紙を収納している複数の給紙段からなる給紙手段と、
該複数の給紙段の給紙段ごとにおける使用量を前記外部装置に通知する通知手段と、
前記外部装置からの指示に応じて、給紙の対象となる給紙段を選択する制御手段とを備え、
前記外部装置は、前記通知手段により通知された給紙段ごとの使用量に基づいて、給紙の対象となる給紙段を決定する決定手段と、
前記決定手段により決定された給紙段から記録紙を給紙させるように指示する指示手段を備えていることを特徴とする画像形成システム。
【0054】
(2)前項(1)記載の画像形成システムにおいて、前記複数の給紙段の給紙段ごとの寿命値を記憶する記憶手段をさらに有し、前記決定手段は、前記通知手段により通知された給紙段ごとの使用量と前記記憶手段に記憶されている前記寿命値とに基づいて、給紙段を決定することを特徴とする画像形成システム。
【0055】
(3)前項(2)記載の画像形成システムにおいて、前記決定手段は、前記記憶手段に記憶されている前記寿命値に対する前記カウンタのカウント値の割合に基づいて、給紙段を決定することを特徴とする画像形成システム。
【0056】
(4)前項(3)記載の画像形成システムにおいて、前記決定手段は、前記記憶手段に記憶されている前記寿命値に対する前記カウンタのカウント値の割合が最も寿命に近い値を示す給紙段を決定することを特徴とする画像形成システム。
【0057】
外部と通信するための通信I/Fを備えたデジタル複写機、及びこのデジタル複写機とネットワークを経由してアクセスが可能なホストコンピュータからなる画像形成システムを一例に挙げる。
【0058】
ここでは、1台のみのデジタル複写機がホストコンピュータに接続されている例を示すが、複数のデジタル複写機がホストコンピュータに接続されていても同様である。ただし、説明を容易にするために、以下では1台のみのデジタル複写機がホストコンピュータに接続されている環境を想定して詳述する。
図5は、画像形成システムの機能構成の一例を示すブロック図である。図5のデジタル複写機500は、図1に示すデジタル複写機100と比較すると、デジタル複写機内には部品カウンタは有しておらず、給紙段間の使用優先度を保持する優先度保持手段501と外部と通信を行う機能を有する外部通信I/F502を備えている。
【0059】
一方、ネットワーク経由でデジタル複写機に接続されるホストコンピュータは、外部との通信I/Fの機能を備える外部通信I/F503の他に、デジタル複写機500の各給紙段の部品の使用回数(使用量)を保存して管理する部品カウンタ505と、ホストコンピュータ全体の機能を制御する情報処理手段504で構成されている。
【0060】
この画像形成システムの基本的な処理は、図3に示す処理フローと同じであるが、各給紙段の部品の使用回数を保存する場所及び給紙の対象となる給紙段を設定する処理に関して異なっている為、その異なっている部分について説明を行う。
【0061】
デジタル複写機500における給紙段設定が自動選択モードになっている状態で所定枚数以上の給紙を行うコピージョブに対して、初期の処理のステップは、図3に示される処理フローと同様の手続きが行われる。図3に示す部品消耗度の比較(S309)は、ホストコンピュータで実行される。部品消耗度の比較については後述する。ステップS314では、優先度保持手段501に保持されている給紙段間の使用優先度に従って給紙対象給紙段の選択が行われる。そして、給紙の対象となる給紙段の選択が実行された後、画像形成が行われる(S312)。最後に、デジタル複写機500の中央制御手段108が、各給紙段の使用履歴を外部通信I/F502を介してホストコンピュータに送信する。
【0062】
ホストコンピュータでは、外部通信I/F503を用いてデジタル複写機500から送信された使用履歴を受信し、この使用履歴から各給紙段の部品の使用回数を判断して、部品カウンタ505へ加算する。ホストコンピュータ内では、ネットワーク経由で接続されたデジタル複写機1台づつに、各給紙段の部品カウンタ505が用意されているが、情報処理手段504は部品カウンタ505に格納された部品の使用回数の情報を基に、デジタル複写機の各給紙段の使用履歴の受信タイミングとは異なる別の所定の間隔で給紙段間の優先度を決定する。
【0063】
優先度の決定方法としては、各給紙段の給紙段消耗度Pu(給紙カウント数/給紙段の寿命値)に基づいて、以下の式に従って得られた給紙段優先度指標Piの小さい順に給紙段優先度を決定する。
【0064】
【数1】
Figure 2004149242
【0065】
図7は、この式で求められるグラフを簡単に示したもので、部品消耗度Puと給紙段優先指標Piの関係を表すグラフである。
【0066】
寿命に近い(0.95<Pu≦1))給紙段が複数存在した場合は、寿命に、より近い給紙段を優先的に使用することになり、一つの給紙段を犠牲にすることで、他の寿命に近い給紙段を延命することができる。まだ寿命まで十分余裕がある給紙段や、寿命を超えてもまだ交換されていない給紙段に対しては、単純に給紙段の使用率の小さい順に優先度が決められる。
【0067】
そして、情報処理手段504は、上記の手順で決定された給紙段間の優先度をネットワーク経由でデジタル複写機の優先度保持手段501に設定するよう、デジタル複写機500の中央制御手段108に指示を行う。
【0068】
この方法では、デジタル複写機本体にカウンタを保持する機構を持たなくても済むと同時に、1台のホストコンピュータに複数のデジタル複写機を接続することで、部品カウンタを集中して管理することができる。また、集中して管理した部品カウンタ情報を保有する情報処理装置にサービスマンがインターネット経由でアクセスすることで、寿命が近い給紙段を検知したり、カウンタ情報に何らかの指示を与えることで、ユーザーに影響を与えず給紙段が寿命に到達する時期を操作してメンテナンス間隔を広げるなど、市場にてサービスマンが行うサービス行為の面でメリットが得られることが期待できる。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、各給紙段の部品使用量を参照することで、給紙段の自動選択が設定されている時に、各給紙段の使用頻度を平均化させ、メンテナンスの効率を改善させ得る画像形成装置、及び画像形成システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像形成装置の例としてのデジタル複写機の機能構成の一例を示すブロック図
【図2】画像形成装置の例としてのデジタル複写機の一般的な要部構成例を示す縦断面図
【図3】画像形成装置の例としてのデジタル複写機の給紙段自動選択におけるコピー動作を示すフローチャート
【図4】給紙段の管理テーブル
【図5】画像形成システムにおける機能構成の一例を示すブロック図
【図6】複写システムにおける機能構成の一例を示すブロック図
【図7】部品消耗度Puと給紙段優先指標Piの関係を表すグラフ
【符号の説明】
100 デジタル複写機
101 原稿読取手段
102 画像処理手段
103 画像形成手段
104 操作部
105 読取サイズ指定手段
106 給紙段指定手段
107 複写モード指定手段
108 中央制御手段
109 用紙搬送手段
110 部品カウンタ
201 原稿載置台(プラテンガラス)
202 スキャナ
203 原稿照明ランプ
221 右カセットデッキ
222 左カセットデッキ
223 上段カセット
224 下段カセット
225、226、227、228、252 ピックアップローラ
229、230、231、232、253 給紙ローラ
236、244 排紙ローラ
238 搬送パス
250 デッキ
251 リフタ
254 マルチ手差し
280 自動原稿送り装置
291 用紙トレイ
501 優先度保持手段
502、503、601、601′ 外部通信I/F
504 情報処理手段
505 部品カウンタ

Claims (1)

  1. 同一サイズの記録紙を収納している複数の給紙段からなる給紙手段と、
    該複数の給紙段の中から、給紙の対象となる給紙段を選択する制御手段と、
    前記複数の給紙段の給紙段ごとに使用量をカウントするカウンタと、
    前記複数の給紙段の給紙段ごとの寿命値を記憶する記憶手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記カウンタのカウント値と前記記憶手段に記憶されている前記寿命値とに基づいて、複数の給紙段の中から所望の給紙段を選択することを特徴とする画像形成装置。
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