JP4280503B2 - 印刷システム、印刷装置及びその制御方法、並びにプログラム - Google Patents

印刷システム、印刷装置及びその制御方法、並びにプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、 印刷システム、印刷装置及びその制御方法、並びにプログラムに関し、特に、ネットワークで接続された少なくとも2つの印刷装置からなる印刷システム、前記印刷装置に適用される制御方法、該制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ある1つの複写機におけるスキャン装置から読み込んだ画像を、他の複写機に転送してプリントさせるという「リモートコピー」という機能が存在する。
【0003】
また、例えば各部毎にホチキス止めを行うというような各種の項目を設定でき、複数部数を指定してコピー処理を実行できる複写機において、1部だけを先ずプリントし、設定した項目が意図した通り正しく実行されていることを予め確認できるようにした「お試しコピー」という機能も存在する(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
さらに、1つの複写機のスキャン装置から読み込んだ画像を複数の複写機に分けてプリントさせる「重連コピー」という機能も存在する。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−285318号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来、リモートコピー機能の実行時に、お試しコピー機能を同時に実行することはできず、そのため、全部数がプリントされてしまい、設定した項目が意図した通りに正しく実行されていることを事前に確認することができなかった。すなわち、設定した項目が意図した通りに正しく実行されていない場合、従来、全部数のプリント後に(プリントを途中で中止することはできるが、事情は同じ)設定を変更して印刷をやり直すため、無駄な印刷出力や処理時間を要していた。
【0007】
また、重連コピー機能の実行時に、お試しコピー機能を同時に実行することはできず、上記の問題と同じ問題が発生する。
【0008】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、複数部数を指定してのリモートコピー機能または重連コピー機能の実行時に、設定した項目が意図した通りに正しく実行されていることを事前に確認することを可能にした印刷システム、印刷装置及びその制御方法、並びにプログラムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明によれば、第1の印刷装置において入力された画像データを第2の印刷装置に送信し当該第2の印刷装置で印刷する印刷システムにおいて、前記第1の印刷装置において入力された画像データに基づく複数部数の印刷を行うにあたって予め1部数分の印刷を行う試し印刷の実行を指示する指示手段と、前記試し印刷を実行する印刷装置を、前記第1の印刷装置及び前記第2の印刷装置の中から選択する選択手段と、前記選択手段によって前記第1の印刷装置が選択された場合、当該第1の印刷装置において前記試し印刷を実行させ、前記選択手段によって前記第2の印刷装置が選択された場合、前記第1の印刷装置において入力された前記画像データを前記第2の印刷装置に送信し、当該第2の印刷装置において前記試し印刷を実行させる試し印刷実行手段と、前記試し印刷を実行した後、印刷を継続する指示がされたか否かを判断する判断手段と、前記第1の印刷装置において前記試し印刷が実行され、且つ、印刷を継続すると判断された場合には、前記第1の印刷装置において入力された画像データと前記第2の印刷装置で印刷する部数を示す情報とを前記第2の印刷装置に送信して印刷を実行させ、前記第2の印刷装置において前記試し印刷が実行され、且つ、印刷を継続すると判断された場合には、前記第1の印刷装置において入力された画像データを前記第2の印刷装置に送信することなく前記第2の印刷装置で印刷する部数を示す情報を前記第2の印刷装置に送信して印刷を実行させる印刷実行手段と、を有することを特徴とする。
請求項7記載の発明によれば、入力された画像データを他の印刷装置に送信し当該他の印刷装置に印刷させる印刷装置において、自装置において入力された画像データに基づく複数部数の印刷を行うにあたって予め1部数分の印刷を行う試し印刷の実行を指示する指示手段と、前記試し印刷を実行する印刷装置を、前記自装置及び前記他の印刷装置の中から選択する選択手段と、前記選択手段によって前記自装置が選択された場合、当該自装置において前記試し印刷を実行させ、前記選択手段によって前記他の印刷装置が選択された場合、前記自装置において入力された前記画像データを前記他の印刷装置に送信し、当該他の印刷装置において前記試し印刷を実行させる試し印刷実行手段と、前記試し印刷を実行した後、印刷を継続する指示がされたか否かを判断する判断手段と、前記自装置において前記試し印刷が実行され、且つ、印刷を継続すると判断された場合には、前記自装置において入力された画像データと前記他の印刷装置で印刷する部数を示す情報とを前記他の印刷装置に送信して印刷を実行させ、前記他の印刷装置において前記試し印刷が実行され、且つ、印刷を継続すると判断された場合には、前記自装置において入力された画像データを前記他の印刷装置に送信することなく前記他の印刷装置で印刷する部数を示す情報を前記他の印刷装置に送信して印刷を実行させる印刷実行手段と、を有することを特徴とする。
請求項13記載の発明によれば、入力された画像データを他の印刷装置に送信し当該他の印刷装置に印刷させる印刷装置の制御方法であって、自装置において入力された画像データに基づく複数部数の印刷を行うにあたって予め1部数分の印刷を行う試し印刷の実行を指示する指示工程と、前記試し印刷を実行する印刷装置を、前記自装置及び前記他の印刷装置の中から選択する選択工程と、前記選択工程によって前記自装置が選択された場合、当該自装置において前記試し印刷を実行させ、前記選択工程によって前記他の印刷装置が選択された場合、前記自装置において入力された前記画像データを前記他の印刷装置に送信し、当該他の印刷装置において前記試し印刷を実行させる試し印刷実行工程と、前記試し印刷を実行した後、印刷を継続する指示がされたか否かを判断する判断工程と、前記自装置において前記試し印刷が実行され、且つ、印刷を継続すると判断された場合には、前記自装置において入力された画像データと前記他の印刷装置で印刷する部数を示す情報とを前記他の印刷装置に送信して印刷を実行させ、前記他の印刷装置において前記試し印刷が実行され、且つ、印刷を継続すると判断された場合には、前記自装置において入力された画像データを前記他の印刷装置に送信することなく前記他の印刷装置で印刷する部数を示す情報を前記他の印刷装置に送信して印刷を実行させる印刷実行工程と、を有することを特徴とする。
請求項19記載の発明によれば、入力された画像データを他の印刷装置に送信し当該他の印刷装置に印刷させる印刷装置の制御方法を実行するための、コンピュータで読み取り可能なプログラムであって、自装置において入力された画像データに基づく複数部数の印刷を行うにあたって予め1部数分の印刷を行う試し印刷の実行を指示する指示ステップと、前記試し印刷を実行する印刷装置を、前記自装置及び前記他の印刷装置の中から選択する選択ステップと、前記選択ステップによって前記自装置が選択された場合、当該自装置において前記試し印刷を実行させ、前記選択ステップによって前記他の印刷装置が選択された場合、前記自装置において入力された前記画像データを前記他の印刷装置に送信し、当該他の印刷装置において前記試し印刷を実行させる試し印刷実行ステップと、前記試し印刷を実行した後、印刷を継続する指示がされたか否かを判断する判断ステップと、前記自装置において前記試し印刷が実行され、且つ、印刷を継続すると判断された場合には、前記自装置において入力された画像データと前記他の印刷装置で印刷する部数を示す情報とを前記他の印刷装置に送信して印刷を実行させ、前記他の印刷装置において前記試し印刷が実行され、且つ、印刷を継続すると判断された場合には、前記自装置において入力された画像データを前記他の印刷装置に送信することなく前記他の印刷装置で印刷する部数を示す情報を前記他の印刷装置に送信して印刷を実行させる印刷実行ステップと、を有することを特徴とする
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0011】
[第1の実施の形態]
図1は、本発明に係る画像形成装置(画像処理装置)の第1の実施の形態における構成および該画像形成装置に接続される周辺機器を示すシステムブロック図である。
【0012】
本発明に係る画像形成装置9は、リーダ部1と、プリンタ部2と、コントローラ部3と、操作部500とを有し、コントローラ部3の中に、モデム通信部4、ネットワーク処理部7、PDL展開部8、コア部10を有する。
【0013】
リーダ部1は、画像形成装置9にセットされた原稿の画像を読み取り、原稿画像に応じた画像データを、コア部10を介して、プリンタ部2へ出力する。プリンタ部2は、リーダ部1から送られた画像データに応じて画像を記録紙上に記録する。
【0014】
コンピュータ11はパーソナルコンピュータまたはワークステーション(PC/WS)であり、例えば、PDLプリントデータを、ネットワーク16を介して画像形成装置9に送る。画像形成装置9では、PDLプリントデータを、ネットワーク処理部7、コア部10を介して受け取ったPDL展開部8が、PDLデータを、プリンタ部2で記録できる画像データに展開し、コア部10を介して、プリンタ部2へ送り、そこでプリントが行われる。
【0015】
ファックス装置14は画像データを公衆回線網15を介して、例えば画像形成装置9に送り、画像形成装置9では、モデム通信部4を介してコア部10が受信し、プリンタ部2で受信画像がプリントされる。また、画像形成装置9のリーダ部1で読み取られた原稿画像が、コア部10、モデム通信部4を介して公衆回線網15に送信され、例えば、ファックス装置14で受信される。
【0016】
コンピュータ12はパーソナルコンピュータまたはワークステーション(PC/WS)である。
【0017】
画像形成装置13は、本発明に係る画像形成装置であり、画像形成装置9との間でリモートコピーや重連コピーなどの分散印刷を行うために使用される。内部構成は、画像形成装置9と全く同じである。
【0018】
なお、図1に示すシステム構成は一例であり、図示の構成に限定されるものではない。
【0019】
図2は、本発明に係る画像形成装置9、13の機械的構成の一例を示す断面図である。
【0020】
本発明に係る画像形成装置は、画像形成装置本体(複写装置本体)100、デッキ150、循環式自動原稿送り装置(RDF)180、フィニッシャ190から大略構成される。
【0021】
画像形成装置本体100は、プラテンガラス101、スキャナ102、走査ミラー104、105、106、レンズ108、CCDセンサ(イメージセンサ部)109、感光体ドラム110、1次帯電器112、前露光ランプ114、クリーニング装置116、転写帯電器118、露光制御部120、現像器121、転写ベルト130、上段カセット131、下段カセット132、ピックアップローラ133、134、給紙ローラ135、136、レジストローラ137、吸着帯電器138、転写ベルトローラ170、定着前帯電器139、140、定着器141、排紙ローラ142、排紙フラッパ154、反転パス155、再給紙トレイ156、多重フラッパ157、搬送パス158、給紙ローラ159、経路160、排出ローラ161、第1の送りローラ162、第2の送りローラ162a、反転ローラ163を備えている。
【0022】
上記構成における動作を以下に詳述する。
【0023】
なお、図1におけるリーダ部1は、図2のプラテンガラス101〜CCDセンサ109に対応し、図1におけるプリンタ部2は、図2の感光体ドラム110〜反転ローラ163に対応する。
【0024】
まず、リーダ部1において、プラテンガラス101は、原稿載置台である。スキャナ102は、原稿照明ランプ103、走査ミラー104等で構成される。スキャナ102は、不図示のモータにより所定方向に往復走査され、原稿からの反射光107が、走査ミラー104〜106、レンズ108を介してCCDセンサ109に至り結像する。CCDセンサ109に結像した光像は電気信号に変換され、図示しないスキャナ画像処理部によって、A/D変換、シェーディング補整が行われ、後述するコア部10のデータ処理部326を介して、メモリ324に、デジタル画像データとして蓄積される。
【0025】
次にプリンタ部2について説明する。まず露光制御部120が、レーザ、ポリゴンスキャナ等で構成されており、コア部10のメモリ324に蓄積されたデジタル画像データをメモリ324から読み出し、後述するコア部10のデータ処理部326が、デジタル画像データからビデオ信号に変換し、I/F327を介してプリンタ部2に送る。
【0026】
プリンタ部2では、そのビデオ信号に基づいて変調されたレーザ光129が感光体ドラム110に照射される。感光体ドラム110の周りには、1次帯電器112、現像器121、転写帯電器118、クリーニング装置116、前露光ランプ114が装備されている。感光体ドラム110を中心とした画像形成部126において、感光体ドラム110は、不図示のモータにより図中矢印方向に回転しており、1次帯電器112により所望の電位に帯電された後、露光制御部120からのレーザ光129が照射され、静電潜像が形成される。
【0027】
一方、上段カセット131或いは下段カセット132からピックアップローラ133、134により給紙された転写紙は、給紙ローラ135、136により本体に送られ、レジストローラ137により転写ベルトに給送される。そして、可視化されたトナー像が転写帯電器118により転写紙に転写される。転写後の感光体ドラム110では、クリーニング装置116により残留トナーが清掃され、前露光ランプ114により残留電荷が消去される。転写後の転写紙は転写ベルト130から分離され、定着前帯電器139、140に送られ、そこでトナーが再帯電される。その後、転写紙は定着器141に送られ、そこで加圧、加熱されて定着を行われ、排紙ローラ142により本体100の外に排出される。
【0028】
吸着帯電器138は、レジストローラ137から送られた転写紙を転写ベルト130に吸着させる。転写ベルトローラ170は、転写ベルト130の回転に用いられると同時に、吸着帯電器138と対になって、転写ベルト130に転写紙を吸着帯電させる。
【0029】
画像形成装置本体100には、例えば4000枚の転写紙を収納し得るデッキ150が装備されている。デッキ150のリフタ151は、給紙ローラ152に転写紙が常に当接するように転写紙の量に応じて上昇する。また、画像形成装置本体100には、例えば100枚の転写紙を収容し得るマルチ手差し153が装備されている。
【0030】
排紙フラッパ154は、両面記録側または多重記録側に排紙側の経路を切り替える。排紙ローラ142から送り出された転写紙は、この排紙フラッパ154により設定された両面記録側または多重記録側に送り出される。多重フラッパ157は、両面記録と多重記録の経路を切り替えるものであり、これを左方向に倒すことにより、反転パス155を介さず、直接、搬送パス158に転写紙を導く。給紙ローラ159は、経路160を介して転写紙を感光体ドラム110側に給紙する。
【0031】
排出ローラ161は排紙フラッパ154の近傍に配置されて、この排紙フラッパ154により排出側に切り替えられた転写紙を機外に排出する。両面記録(両面複写)時には、排紙フラッパ154を上方に上げて、多重フラッパ157を右に倒し、記録(複写)済みの転写紙を反転パス155に一旦送った後、多重フラッパ157を左に倒し、搬送パス158を介して裏返した状態の転写紙を再給紙トレイ156に格納する。また、多重記録(多重複写)時には、排紙フラッパ154を上方に上げて、多重フラッパ157を左に倒し、記録(複写)済みの転写紙を搬送パス158を介して再給紙トレイ156に格納する。再給紙トレイ156に格納されている転写紙は、下から1枚ずつ給紙ローラ159により経路160を介して本体のレジストローラ137に導かれる。
【0032】
本体から転写紙を反転して排出する時には、排紙フラッパ154を上方へ上げ、多重フラッパ157を右方向へ倒し、記録(複写)済みの転写紙を搬送パス155側へ搬送し、転写紙の後端が第1の送りローラ162を通過した後に、反転ローラ163によって第2の送りローラ162a側へ搬送し、排出ローラ161によって転写紙を裏返して機外へ排出する。また、機外へ排出された転写紙は、フィニッシャ190に搬送される。
【0033】
フィニッシャ190は、画像形成装置100で印刷された転写紙をスタックするものである。パス193は、画像形成装置100で印刷された転写紙を受け取る経路である。ローラ197は、パス193から搬送された転写紙を、パス195あるいはパス196に送り出すものである。パス195へ送り出すには、排紙フラッパ194を下方に移動し、パス196へ送り出すには、排紙フラッパ194を上方に移動させる。そして、パス196を通った場合は、ローラ198によってビン192に排紙される。パス195を取った場合は、そのままビン192に排紙される。例えば、コピーを行った場合は、転写紙をビン191に排紙し、PDLプリントを行った場合は、ビン192に排紙することで、ユーザの利便性が上がる。
【0034】
図3は、本発明に係る画像形成装置9、13のコア部10の内部構成を示すブロック図である。
【0035】
コア部10は、インターフェース部(I/F)320、322、328、327、データ処理部321、326、CPU323、メモリ324を備えている。
【0036】
こうした構成におけるコア部10において、リーダ部1からの画像データは、I/F322を介してデータ処理部321へ転送される。データ処理部321では、画像の回転処理や変倍処理などの画像処理を行う。そして、データ処理部321から出力された画像データは、CPU323を介してメモリ324に、デジタル画像データとして蓄積される。また、この画像データは、操作部500からの制御コマンドに応じて、CPU323、データ処理部326、I/F327を介して、プリンタ部2へ転送される。また、CPU323、I/F320を介してモデム通信部4、ネットワーク処理部7へ転送される。
【0037】
ネットワーク処理部7を介してコア部10に入力された画像を表すコードデータは、I/F320を介してCPU323へ転送される。CPU323では、転送されたコードデータがPDLコードであると判定された場合、このPDLコードが、I/F320を介してPDL展開部9へ転送され、そこで、画像ビットマップデータに展開される。この画像ビットマップデータは、I/F320、CPU323を介してメモリ324へ蓄積される。このメモリ324に蓄積された画像ビットマップデータは、CPU323、データ処理部326、I/F327を介してプリンタ部2へ転送され、プリントされる。
【0038】
モデム処理部4からコア部10に入力されたファックス画像データは、I/F320、CPU323を介してデータ処理部326へ転送され、その後、I/F327を介してプリンタ2へ転送される。
【0039】
CPU323は、メモリ324に記憶されている制御プログラム、及びI/F328経由で操作部500から受けた制御コマンドに従って、上述した各処理を行う。また、メモリ324はCPU323の作業領域としても使われる。
【0040】
このように、本画像形成装置では、コントローラ部3のコア部10を中心に、原稿画像の読み取り、画像のプリント、画像の送受信、画像の保存、コンピュータからのデータの入出力などの機能を複合させた処理を行うことが可能である。
【0041】
図4は、本発明に係る画像形成装置の操作部500(図1参照)の表示部に表示される基本画面を示す図である。
【0042】
なお、この表示部はタッチパネルとなっており、画面に表示される機能の枠内を触れることにより、その機能が実行される。
【0043】
コピーモードキー524は、複写動作を行う場合に押すキーである。このコピーモードキー524が押されたときに、表示画面530に、コピーモードが設定されていることが表示される。拡張機能キー501は、両面複写、多重複写、移動、綴じ代の設定、枠消しの設定等を行う際に押されるべきキーである。
【0044】
ステータスライン540は、機器の状態や印刷情報を示すメッセージを表示する。ここでは、「コピーできます。」という初期設定の表示になっている。
【0045】
画像モードキー502は、複写画像に対して網掛け、影付け、トリミング、マスキングを行うためのモードに本画像形成装置を設定するためのキーである。ユーザモードキー503は、モードメモリの登録や、標準モード画面の設定を行うためのモードに本画像形成装置を設定するためのキーである。応用ズームキー504は、原稿のX方向、Y方向を独立に変倍するモード、原稿サイズと複写サイズから変倍率を計算するズームプログラムのモードに本画像形成装置を設定するためのキーである。M1キー505、M2キー506、M3キー507は、それぞれに登録されたモードメモリを呼び出す際に押すキーである。オプションキー509は、フィルムから直接複写するため、フィルムプロジェクタ等のオプション機能の設定を行うためのキーである。
【0046】
ソータキー510は、ソート、ノンソート、グループの設定を行うためのキーである。原稿混載キー511は、原稿フィーダにA4サイズとA3サイズの原稿を、またはB5サイズとB4サイズの原稿を一緒にセットする際に押すキーである。
【0047】
等倍キー512は、複写倍率を100%にする際に押すキーである。縮小キー514、拡大キー515は、定型の縮小、拡大を行う際に押すキーである。用紙選択キー513は、複写用紙の選択を行う際に押すキーである。濃度キー518、520は複写濃度を調整するためのキーであり、キー518を押す毎に濃く複写され、キー520を押す毎に薄く複写される。濃度表示部517は複写濃度を表示する部分であり、濃度キー518、520を押すたびに表示マークが左右に変化する。AEキー519は、新聞のように地肌の濃い原稿を自動濃度調整複写するときに押すキーである。
【0048】
HiFiキー521は、写真原稿のような中間調の濃度を有する原稿の複写の際に押すキーである。文字強調キー522は、文字原稿の複写において文字を際だたせたい場合に押すキーである。ガイドキー523は、キーの機能がわからないとき押すキーであり、そのキーの機能説明が表示される。ファックスキー525は、ファックス送信を行うときに押すキーであり、ファイルキー526は、ファイルデータを出力したいときに押すキーである。プリンタキー527は、プリントの濃度を変更する場合や、リモートのホストコンピュータから送られたPDLデータのプリント出力詳細情報を参照したい場合に押すキーである。
【0049】
履歴キー560は、印刷済みのジョブの履歴情報を表示するためのキーである。例えば、印刷ジョブの終了時刻、ユーザ名、ファイル名、印刷枚数等の情報を表示する。
【0050】
プリンタ選択キー600は、リモートコピーを行う場合の受信側複写機(画像形成装置)を選択する際に押す、本発明に係るキーである。このキーを押下すると、図5に示す画面が表示される。
【0051】
図5は、図4におけるプリンタ選択キー600を押した際に操作部500に表示される画面を示す図である。この画面を用いて、リモートコピーの受信側の複写機が選択される。
【0052】
この画面において、複写機名称欄700には、ネットワークに接続されている受信側となり得る他の複写機の名称が表示される。状況表示欄701には、対応の複写機が本画像形成装置と通信できているか否かが示される。通信が正常ならOK、異常か、受信側の複写機の電源がOFFならば、NGと表示される。
【0053】
IPアドレス欄702には、対応の複写機のIPアドレスが表示される。
【0054】
例えば、図5の画面は、総務GP215という複写機が本画像形成装置と通信可能であり、該複写機のIPアドレスが、123.456.789.000であることを示している。
【0055】
IPアドレス指定欄703には、この部分をタッチした後、テンキー(図示せず)によりIPアドレスを入力することができ、この入力後に検索キー709を押すと、このIPアドレスに対応する複写機を検索することができる。この検索の結果、新規の受信側の複写機が見つかった場合、名称欄704に、その新規の受信側の複写機の名称が表示され、状況欄705にOKが表示される。一定時間検索しても見つからなかったときは、例えば「複写機が見つかりません」等のメッセージが図5の画面の上部に表示される。
【0056】
下スクロールキー706、上スクロールキー707は、受信側の複写機の一覧が一画面で表示しきれない場合、画面をスクロールするためのキーである。重連キー708は、指定した受信側複写機との間で重連コピーを行う場合に押すキーである。このキーは押されることで表示が反転し(背景が黒くなり)、重連コピーが設定されていることを表示し、もう一度押されることで表示が元に戻り(背景が白くなり)、重連コピーではなくリモートコピーが設定されていることを表示する。また、複写機を指定する場合は、指定したい複写機の名称欄をタッチし、表示を反転させる。図5に示す例では、総務GP215が指定されている。
【0057】
OKキー710は、指定したい複写機の名称欄をタッチして受信側複写機を指定し、この複写機にリモートコピーを行わせたい場合に押すキーであり、OKキー710が押されると、操作部500の表示画面が図6に示す画面に変化する。すなわち、図6は、図5において受信側複写機が選択され、OKキー710が押された場合に操作部500に表示される画面を示す図であり、図6の画面は、図4の画面においてお試しコピーキー601が新たに追加表示されたものである。受信側複写機を指定して、図6の画面に移った場合、前述のようにお試しコピーキー601が表示されると同時に、プリンタ選択キー600が反転した表示となる。また、受信側複写機を指定せず図4に戻った場合は、プリンタ選択キーの表示は反転しない。ここで、ステータスライン540には、リモートコピーが「総務GP215」機器で行われること、プリントが5部設定されていることが表されている。
【0058】
図6の画面においてお試しコピーキー601を押下すると、図7に示す画面が操作部500に表示され、送信側、受信側のうちのどの複写機にお試しコピーを行うかを選択することができる。
【0059】
図7は、図6の画面においてお試しコピーキー601が押下された場合に操作部500に表示される画面を示す図である。
【0060】
この画面において、送信側複写機にお試しコピーを出力する場合はキー801を、受信側複写機にお試しコピーを出力する場合はキー802を押下する。キー801またはキー802を押下すると、そのキーの表示が反転し、その後、プリント開始キー803を押下すればお試しコピーが開始される。ここで、送信側複写機のスキャナで読み込んだ画像を受信側複写機で5部印刷出力するリモートコピーの実行を開始したとする。なお、キャンセルキー804を押下すると、図6の画面に戻る。
【0061】
図8は、お試しコピー1部のプリントが出力された後に操作部500に表示される画面を示す図である。
【0062】
図中、表示部901には現在設定されている部数からお試しコピー分である1部を引いた数、この場合は4が表示される。部数変更キー902は、現在設定されている部数を変更する際に押下するキーである。このキーを押下すると、図9に示すような、部数を指定するための画面が表示される。
【0063】
図8に戻って、プリント開始キー903は、実際に全部数をコピーさせるときに押すキーである。キャンセルキー904を押下すると、コピー自体がキャンセルされる。
【0064】
図9は、図8の画面において部数変更キー902を押下した場合に表示される画面を示す図である。すなわち、図8に示す画面上に、ポップアップで画面が開き、部数設定が可能となる。表示部911には現在の部数が表示されており、ここに、図示しないテンキーにより数字を入力することができる。OKキー912を押下すると、ポップアップ画面が閉じ、図8に戻る。
【0065】
次に、図10および図11を参照して、上記のお試しコピーの処理について説明する。
【0066】
図10および図11は、第1の実施の形態におけるお試しコピーの処理手順を示すフローチャートである。この処理手順では、リモートコピーを行う際に、送信側あるいは受信側の画像形成装置(複写機)において、全部数のプリント実行に先だって1部だけ試しプリントを行い、その後に全部数のプリントを実行する。
【0067】
まずステップS501において、濃度設定や紙サイズ設定等各種動作モードの設定を行った後、受信側の複写機の選択を行う。ステップS502では、選択した複写機がコピー(プリント)可能か否かを判断し、例えば、両面コピーを行うのに、受信側の複写機に両面ユニットが無い場合など、コピーが行えない場合は、ステップS503に進んで、操作部500の表示画面の上部(図4の表示画面530)に警告メッセージを表示する。例えば図1において、送信側複写機9が受信側複写機13とネットワーク16を介して通信を行い、受信側複写機13の両面ユニットの装着状況等、受信側複写機13の情報を取得する。この情報を基にして、送信側複写機9は受信側複写機13がコピー(プリント)可能か否かを判断し、受信側複写機13がコピーを行えない場合は、操作部500の表示画面に警告メッセージを表示する。警告メッセージを表示した後は、ステップS501に戻る。
【0068】
ステップS504では、お試しコピー601キーを押下することでお試しコピーの設定を行い、送信側または受信側の複写機をお試しコピーを行う機器として選択する。ステップS505では、お試しコピーを行うべく選択された機器が送信側の複写機であるか、受信側の複写機であるかを判別する。送信側の複写機であればステップS506へ進み、受信側の複写機であればステップS514へ進む。
【0069】
お試しコピーを行うべく選択された機器が送信側の複写機である場合、ステップS506において、プリント開始キー803が押下されると、送信側複写機が原稿画像をスキャンし、画像データをメモリ324に蓄積する。ステップS507で、送信側複写機のCPU323がメモリ324から画像データを読み出し、お試しコピーのプリントを実行する。この結果得られた印刷結果をユーザが観察して、設定した印刷項目が意図した通りに正しく実行されているか否かを判断する。なお、このとき、動作モード設定等は保たれたまま印刷が一次的に中断されている。そして、この判断に基づき、ステップS508で、ユーザが、リモートコピーを続行するか、キャンセルするかを選択する。キャンセルする場合はキャンセルキー904を押下することでコピー自体が終了する。リモートコピーを続行すると判断した場合は、プリント開始キー903を押し、ステップS509に進み、残り部数の表示を行う。
【0070】
ステップS510では、図8に示す部数変更キー902が押されたか否かによって、部数を変更するか否かを判別する。部数を変更する場合はステップS511に進み、図9に示す画面において部数を入力し、図8のプリント開始キー903を押下することでプリントが開始され、ステップS512に進む。ステップS510で、部数変更キー902が押されず、図8のプリント開始キー903が押されて、部数を変更しないと判別された場合も、プリントが開始され、ステップS512に進む。
【0071】
ステップS512では、送信側複写機のメモリ324から原稿画像データを読み出し、これを、ネットワーク処理部7、ネットワーク14を介して受信側複写機へ転送する。ステップS513では、受信側複写機のネットワーク処理部7が画像情報を受信し、メモリ324に一時蓄える。そして、メモリ324に格納された原稿画像データを読み出し、データ処理部326を介して、プリンタ部2に転送し、部数分のプリントを行い、終了する。
【0072】
一方、お試しコピーを行う機器として受信側複写機が選択されていた場合にはステップS514において、プリント開始キー803が押下されと、送信側複写機は原稿画像をスキャンし、画像データをメモリ324に蓄積する。ステップS515では、メモリ324から原稿画像データを読み出し、それを、ネットワーク処理部7、ネットワーク14を介して受信側複写機13へ転送する。ステップS516では、ネットワーク処理部7を介して画像情報を受信した受信側複写機のCPU323が、その画像情報をメモリ324に一時蓄える。CPU323は、格納された原稿画像データを読み出し、データ処理部326を介して、プリンタ部2に転送し、1部だけプリントを行う。お試しコピーのプリントが実行されると、この結果得られた印刷結果をユーザが観察して、設定した印刷項目が意図した通りに正しく実行されているか否かを判断する。なお、このとき、動作モード設定等は保たれたまま印刷が一次的に中断されている。そして、この判断に基づき、ステップS517で、ユーザが、リモートコピーを続行するか、キャンセルするかを選択する。キャンセルする場合はキャンセルキー904を押下することでコピー自体が終了する。リモートコピーを続行すると判断した場合は、プリント開始キー903を押し、ステップS518に進み、残り部数の表示を行う。
【0073】
ステップS519では、図8に示す部数変更キー902が押されたか否かによって、部数を変更するか否かを判別する。部数を変更する場合はステップS520に進み、図9に示す画面において部数を入力し、図8のプリント開始キー903を押下することでプリントが開始され、ステップS521に進む。ステップS519で、部数変更キー902が押されず、図8のプリント開始キー903が押されて、部数を変更しないと判別された場合も、プリントが開始され、ステップS521に進む。
【0074】
ステップS521では、送信側複写機が部数情報のみを受信側複写機に転送する。ステップS522では、受信側複写機が部数情報のみを受け取り、受信側複写機のメモリ324から画像データを読み出し、データ処理部326を介してプリンタ部2に転送し、部数分のプリントを行い、終了する。
【0075】
以上説明したように、第1の実施の形態では、複数部数のリモートコピー実行時において、ユーザは自分が設定した印刷項目が意図通り実行されることを予め確認することができるので、無駄な印刷出力をせずにすみ、用紙やトナーなどの浪費を防ぐことができる。またこの結果、出力終了までの時間も短縮される。さらに、ユーザの利便性向上も期待できる。
【0076】
本実施の形態では、受信側複写機でお試しプリントを行う際にも、部数の再設定や印刷の再開を送信側複写機で行うようにしたが、これらの指示を受信側複写機から指示できるようにしてもよい。この場合、操作者は送信側装置まで戻る手間を省くことができ、さらに迅速に出力結果を得ることができる。
【0077】
[第2の実施の形態]
次に第2の実施の形態を説明する。
【0078】
第2の実施の形態の構成は、基本的に第1の実施の形態の構成と同じである。そのため、第2の実施の形態の説明においては、第1の実施の形態の構成を流用し、異なる部分だけを説明する。
【0079】
第2の実施の形態では、図4におけるプリンタ選択キー600は、重連コピーを行う場合の受信側複写機(画像形成装置)を選択する際に押すキーである。このキーを押下すると、図5に示す画面が表示される。
【0080】
図5に示す操作部500に表示される画面を用いて、重連コピーの受信側の複写機が選択される。図5の中で重連キー708は、前述のように、指定した受信側複写機との間で重連コピーを行う場合に押すキーである。このキーは押されることで表示が反転し(背景が黒くなり)、重連コピーが設定されていることを表示し、もう一度押されることで表示が元に戻り(背景が白くなり)、重連コピーではなくリモートコピーが設定されていることを表示する。
【0081】
OKキー710は、指定したい複写機の名称欄をタッチして受信側複写機を指定し、この複写機に重連コピーを行わせたい場合に押すキーであり、OKキー710が押されると、操作部500の表示画面が図6に示す画面に変化する。ここで、第1の実施の形態と異なり、表示画面530の表示では全部数で10部設定されていることが表され、ステータスライン540には、そのうち、送信元複写機iR2200でプリントが5部、重連コピーの受信側の機器は総務GP215が選択され、プリントが5部設定されていることが表示される。
【0082】
図6の画面においてお試しコピーキー601を押下すると、図12に示す画面が操作部500に表示され、お試しコピーを行わせるべき複写機を選択することができる。選択できるのは、送信側複写機、受信側複写機、送信側および受信側の両複写機である。
【0083】
図12は、図6の画面においてお試しコピーキー601が押下された場合に操作部500に表示される画面を示す図である。
【0084】
この画面において、送信側複写機にお試しコピーを出力する場合はキー811を、受信側複写機にお試しコピーを出力する場合はキー812を、送信側および受信側の両複写機にお試しコピーを出力する場合はキー813を押下する。キー811、キー812、またはキー813を押下すると、そのキーの表示が反転し、その後、プリント開始キー814を押下すればお試しコピーが開始される。キャンセルキー815を押下すると、図6の画面に戻る。
【0085】
図13は、お試しコピー1部のプリントが出力された後に操作部500に表示される画面を示す図である。
【0086】
図中、表示部911には現在設定されている部数からお試しコピー数分1部を引いた数、この場合は9が表示される。部数変更キー912は、現在設定されている部数を変更する際に押下するキーである。このキーを押下すると、図9に示すような、部数を指定するための画面が表示される。
【0087】
図13に戻って、プリント開始キー913は、実際に全部数をコピーさせるときに押すキーである。キャンセルキー914を押下すると、コピー自体がキャンセルされる。
【0088】
次に、図14乃至図16を参照して、第2の実施の形態におけるお試しコピーの処理について説明する。
【0089】
図14乃至図16は、第2の実施の形態におけるお試しコピーの処理手順を示すフローチャートである。この処理手順では、重連コピーを行う際に、送信側、受信側、または送受信側双方の画像形成装置(複写機)において、全部数のプリント実行に先だって1部だけ試しプリントを行い、その後に全部数のプリントを実行する。
【0090】
まずステップS551において、濃度設定や紙サイズ設定等各種動作モードの設定を行った後、受信側の複写機の選択を行う。ステップS552では、選択した複写機がコピー(プリント)可能か否かを判断し、例えば、両面コピーを行うのに、受信側の複写機に両面ユニットが無い場合など、コピーが行えない場合は、ステップS553に進んで、操作部500の表示画面の上部(図4の表示画面530)に警告メッセージを表示する。
【0091】
ステップS554では、お試しコピー601キーを押下することでお試しコピーの設定を行い、送信側、受信側、または送受信側双方の複写機をお試しコピーを行う機器として選択する。ステップS555では、お試しコピーを行うべく選択された機器が送信側の複写機であるか、受信側の複写機であるか、送受信側双方の複写機であるかを判別する。送信側の複写機であればステップS556へ進み、受信側の複写機であればステップS565へ進み、送受信側双方の複写機であるならばステップS601へ進む。
【0092】
お試しコピーを行うべく選択された機器が送信側の複写機である場合、ステップS556において、図12のプリント開始キー814が押下されると、送信側複写機が原稿画像をスキャンし、画像データをメモリ324に蓄積する。ステップS557で、送信側複写機のCPU323がメモリ324から画像データを読み出し、お試しコピーのプリントを実行する。この結果得られた印刷結果をユーザが観察して、設定した印刷項目が意図した通りに正しく実行されているか否かを判断する。なお、このとき、動作モード設定等は保たれたまま印刷が一次的に中断されている。そして、この判断に基づき、ステップS558で、ユーザが、重連コピーを続行するか、キャンセルするかを選択する。キャンセルする場合は図13のキャンセルキー914を押下することでコピー自体が終了する。重連コピーを続行すると判断した場合は、図13のプリント開始キー913を押し、ステップS559に進み、残り部数の表示を行う。
【0093】
ステップS560では、図13に示す部数変更キー912が押されたか否かによって、部数を変更するか否かを判別する。部数を変更する場合はステップS561に進み、図9に示す画面において部数を入力し、図13のプリント開始キー913を押下することでプリントが開始され、ステップS562およびステップS563に進む。ステップS560で、部数変更キー912が押されず、図13のプリント開始キー913が押されて、部数を変更しないと判別された場合も、プリントが開始され、ステップS562およびステップS563に進む。
【0094】
ステップS562は送信側複写機でのプリント処理であり、ステップS563、S564は受信側複写機でのプリント処理であり、双方の処理は並行して行われる。
【0095】
ステップS562では、送信側複写機が指定部数分(例えば、送信側、受信側で半分ずつ)プリントを行う。ステップS563では、送信側複写機が、メモリ324から原稿画像データを読み出し、ネットワーク処理部7、ネットワーク16を介して受信側複写機へ転送する。ステップS564では、受信側複写機がネットワーク処理部7を介して画像情報を受信し、自装置のメモリ324に一時蓄える。そして、格納された原稿画像データを読み出し、データ処理部326を介して、プリンタ部2に転送し、指定部数分プリントを行い、終了する。
【0096】
お試しコピーを行う機器として受信側複写機が選択されていた場合にはステップS565において、図12のプリント開始キー814が押下されと、送信側複写機は原稿画像をスキャンし、画像データをメモリ324に蓄積する。ステップS566では、メモリ324から原稿画像データを読み出し、それを、ネットワーク処理部7、ネットワーク14を介して受信側複写機へ転送する。ステップS567では、ネットワーク処理部7を介して画像情報を受信した受信側複写機のCPU323が、その画像情報をメモリ324に一時蓄える。CPU323は、格納された原稿画像データを読み出し、データ処理部326を介して、プリンタ部2に転送し、1部だけプリントを行う。お試しコピーのプリントが実行されると、この結果得られた印刷結果をユーザが観察して、設定した印刷項目が意図した通りに正しく実行されているか否かを判断する。なお、このとき、動作モード設定等は保たれたまま印刷が一次的に中断されている。そして、この判断に基づき、ステップS568で、ユーザが、重連コピーを続行するか、キャンセルするかを選択する。キャンセルする場合は図13のキャンセルキー914を押下することでコピー自体が終了する。重連コピーを続行すると判断した場合は、図13のプリント開始キー913を押し、ステップS569に進み、残り部数の表示を行う。
【0097】
ステップS570では、図13に示す部数変更キー912が押されたか否かによって、部数を変更するか否かを判別する。部数を変更する場合はステップS571に進み、図13に示す画面において部数を入力し、図13のプリント開始キー913を押下することでプリントが開始され、ステップS572およびステップS573に進む。ステップS570で、部数変更キー912が押されず、図13のプリント開始キー913が押されて、部数を変更しないと判別された場合も、プリントが開始され、ステップS572およびステップS573に進む。
【0098】
ステップS572は送信側複写機でのプリント処理であり、ステップS573、ステップS574は受信側複写機でのプリント処理であり、双方の処理は並行して行われる。
【0099】
ステップS572では、送信側複写機が指定部数分だけプリントを行う。ステップS573では、送信側複写機が受信側複写機へ部数情報のみを転送する。ステップS574では、受信側複写機が自装置のメモリ324から画像データを読み出し、データ処理部326を介してプリンタ部2に転送し、受け取った部数情報に従い、指定部数分だけプリントを行い、終了する。
【0100】
お試しコピーを行う機器として送受信側双方の複写機が選択されていた場合にはステップS601において、図12のプリント開始キー814が押下されと、ステップS601で、送信側複写機が原稿画像をスキャンし、自装置の画像データをメモリ324に蓄積し、ステップS602およびステップS603に進む。ステップS602は送信側複写機でのお試しプリント処理であり、ステップS603、ステップS604は受信側複写機でのお試しプリント処理であり、双方は並行して行われることになる。
【0101】
ステップS602では、送信側複写機が、自装置のメモリ324から画像データを読み出し、1部だけプリントを行う。ステップS603では、送信側複写機が、自装置のメモリ324から原稿画像データを読み出し、ネットワーク処理部7、ネットワーク14を介して、受信側複写機13へ転送する。ステップS604では、受信側複写機が、受信した画像データを自装置のメモリ324に一時蓄える。そして受信側複写機が、格納された原稿画像データを読み出し、データ処理部326を介してプリンタ部2に転送し、1部プリントを行う。
【0102】
お試しコピーのプリントが実行されると、この結果得られた印刷結果をユーザが観察して、設定した印刷項目が意図した通りに正しく実行されているか否かを判断する。この判断には送受信側双方のユーザ間での協議が存在し得る。なお、このとき、動作モード設定等は保たれたまま印刷が一次的に中断されている。そして、この判断に基づき、ステップS605で、ユーザが、重連コピーを続行するか、キャンセルするかを選択する。キャンセルする場合は図13のキャンセルキー914を押下することでコピー自体が終了する。重連コピーを続行すると判断した場合は、図13のプリント開始キー913を押し、ステップS606に進み、残り部数の表示を行う。
【0103】
ステップS607では、図13に示す部数変更キー912が押されたか否かによって、部数を変更するか否かを判別する。部数を変更する場合はステップS608に進み、図13に示す画面において部数を入力し、図13のプリント開始キー913を押下することでプリントが開始され、ステップS609およびステップS610に進む。ステップS607で、部数変更キー912が押されず、図13のプリント開始キー913が押されて、部数を変更しないと判別された場合も、プリントが開始され、ステップS609およびステップS610に進む。以上のステップS607,S608の処理にも、送受信側双方のユーザ間での協議が存在し得る。
【0104】
ステップS609は送信側複写機でのプリント処理であり、ステップS610、ステップS611は受信側複写機でのプリント処理であり、双方の処理は並行して行われる。
【0105】
ステップS609では、送信側複写機が指定部数分だけプリントを行う。ステップS610では、送信側複写機が受信側複写機へ部数情報のみを転送する(この処理は省略されることもあり得る)。ステップS610では、受信側複写機が自装置のメモリ324から画像データを読み出し、データ処理部326を介してプリンタ部2に転送し、受け取った部数情報に従い、指定部数分だけプリントを行い、終了する。
【0106】
以上説明したように、第2の実施の形態でも、複数部数の重連コピー実行時において、ユーザは自分が設定した印刷項目が意図通り実行されることを予め確認することができるので、無駄な印刷出力をせずにすみ、用紙やトナーなどの浪費を防ぐことができる。またこの結果、出力終了までの時間も短縮される。さらに、ユーザの利便性向上も期待できる。
【0107】
本実施の形態では、受信側複写機でお試しプリントを行う際にも、部数の再設定や印刷の再開を送信側複写機で行うようにしたが、これらの指示を受信側複写機から指示できるようにしてもよい。この場合、操作者は送信側装置まで戻る手間を省くことができ、さらに迅速に出力結果を得ることができる。
【0108】
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、お試しコピーとして1部を出力後、出力続行の有無の選択や出力部数の変更等を指示可能とする構成について説明したが、本発明の適用はこれに限られるものではない。例えば、1部を出力後、複写濃度、出力用紙サイズ、画質(文字、写真等)、ステイプル等、動作モードの再設定及び変更を行えるようにしてもよい。
【0109】
また、お試しコピーは、部数単位で行わずに、枚数単位で行っても良い。すなわち、例えば、100枚の原稿を1部印刷出力する場合に、1枚目を試しコピーとするようにしてもよい。
【0110】
また、本発明を適用可能な装置は複写機に限定するものではなく、送信側装置は画像入力機能を、受信側装置は画像出力機能を有していれはよいので、例えば、ネットワークスキャナやシングルファンクションプリンタがネットワーク接続されたシステム等においても、本発明を適用することができる。
【0111】
特に、第2の実施の形態の重連コピーで説明した発明は、複数のネットワークプリンタとそれらを制御可能なホストコンピュータとからなるシステムにおいても適用可能である。すなわち、このシステムにおいては、ホストコンピュータが印刷データを生成する画像入力装置として機能するとともに、ホストのプリンタドライバがお試しプリントの操作部表示及びプリント指示等の制御を行えるようにしてもよい。このとき、例えば、各プリンタに予め優先度を決めておき、選択されたプリンタのなかで、優先度の高いほうのプリンタを第2の実施の形態で説明した送信側機器、低いほうを受信側機器として動作させればよい。
【0112】
なお、本発明の目的は、各実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置(例えば、上記ホストコンピュータ)に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される(例えば、上記プリンタドライバ)。
【0113】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した各実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0114】
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0115】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記各実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0116】
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0159】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、ユーザは自分が設定した印刷項目が意図どおり実行されるか否かを予め確認することができるので、無駄な印刷出力をせずにすみ、用紙やトナーなどの浪費を防ぐことができる。またこの結果、出力終了までの時間も短縮される。さらに、ユーザの利便性向上も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置(画像処理装置)の第1の実施の形態における構成および該画像形成装置に接続される周辺機器を示すシステムブロック図である。
【図2】本発明に係る画像形成装置の機械的構成の一例を示す断面図である。
【図3】本発明に係る画像形成装置のコア部の内部構成を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る画像形成装置の操作部の表示部に表示される基本画面を示す図である。
【図5】図4におけるプリンタ選択キーを押した際に操作部に表示される画面を示す図である。
【図6】図5において受信側複写機が選択され、OKキーが押された場合に操作部に表示される画面を示す図である。
【図7】図6の画面においてお試しコピーキーが押下された場合に操作部に表示される画面を示す図である。
【図8】お試しコピー1部のプリントが出力された後に操作部に表示される画面を示す図である。
【図9】図8の画面において部数変更キーを押下した場合に表示される画面を示す図である。
【図10】第1の実施の形態におけるお試しコピーの処理手順を示すフローチャート(1/2)である。
【図11】第1の実施の形態におけるお試しコピーの処理手順を示すフローチャート(2/2)である。
【図12】図6の画面においてお試しコピーキーが押下された場合に操作部に表示される第2の実施の形態における画面を示す図である。
【図13】お試しコピー1部のプリントが出力された後に操作部に表示される第2の実施の形態における画面を示す図である。
【図14】第2の実施の形態におけるお試しコピーの処理手順を示すフローチャート(1/3)である。
【図15】第2の実施の形態におけるお試しコピーの処理手順を示すフローチャート(2/3)である。
【図16】第2の実施の形態におけるお試しコピーの処理手順を示すフローチャート(3/3)である。
【符号の説明】
1・・・・・リーダ部
2・・・・・プリンタ部
3・・・・・コントローラ部
4・・・・・モデム通信部
7・・・・・ネットワーク処理部
8・・・・・PDL展開部
9・・・・・画像形成装置(複写機、第1の画像形成装置)
10・・・・コア部
11・・・・コンピュータ
12・・・・コンピュータ
13・・・・画像形成装置(複写機、第3の画像形成装置)
14・・・・ファックス装置
15・・・・公衆回線網
16・・・・ネットワーク
320・・・インターフェース部
321・・・データ処理部
322・・・インターフェース部
323・・・CPU
324・・・メモリ
325・・・インターフェース部
326・・・データ処理部
327・・・インターフェース部
328・・・インターフェース部
500・・・操作部

Claims (19)

  1. 第1の印刷装置において入力された画像データを第2の印刷装置に送信し当該第2の印刷装置で印刷する印刷システムにおいて、
    前記第1の印刷装置において入力された画像データに基づく複数部数の印刷を行うにあたって予め1部数分の印刷を行う試し印刷の実行を指示する指示手段と、
    前記試し印刷を実行する印刷装置を、前記第1の印刷装置及び前記第2の印刷装置の中から選択する選択手段と、
    前記選択手段によって前記第1の印刷装置が選択された場合、当該第1の印刷装置において前記試し印刷を実行させ、前記選択手段によって前記第2の印刷装置が選択された場合、前記第1の印刷装置において入力された前記画像データを前記第2の印刷装置に送信し、当該第2の印刷装置において前記試し印刷を実行させる試し印刷実行手段と、
    前記試し印刷を実行した後、印刷を継続する指示がされたか否かを判断する判断手段と、
    前記第1の印刷装置において前記試し印刷が実行され、且つ、印刷を継続すると判断された場合には、前記第1の印刷装置において入力された画像データと前記第2の印刷装置で印刷する部数を示す情報とを前記第2の印刷装置に送信して印刷を実行させ、前記第2の印刷装置において前記試し印刷が実行され、且つ、印刷を継続すると判断された場合には、前記第1の印刷装置において入力された画像データを前記第2の印刷装置に送信することなく前記第2の印刷装置で印刷する部数を示す情報を前記第2の印刷装置に送信して印刷を実行させる印刷実行手段と、
    を有することを特徴とする印刷システム。
  2. 前記試し印刷を実行した後に印刷を継続するか否かをユーザが指示するための表示画面を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項1記載の印刷システム。
  3. 前記表示画面は、前記選択手段によって前記第1の印刷装置が選択された場合には当該第1の印刷装置に表示され、前記選択手段によって前記第2の印刷装置が選択された場合には当該第2の印刷装置に表示されることを特徴とする請求項2記載の印刷システム。
  4. 前記試し印刷実行手段によって試し印刷が実行された後、印刷部数の変更を指示する変更指示手段を更に有し、
    前記印刷実行手段は、前記変更指示手段によって印刷部数の変更が指示された場合には、変更後の印刷部数に基づいて、印刷を実行させることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の印刷システム。
  5. 前記第1の印刷装置はスキャナを備え、前記第1の印刷装置において入力された画像データは、前記スキャナによって読み取られた画像データであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の印刷システム。
  6. 前記印刷実行手段は、印刷を継続すると判断された場合、前記第1の印刷装置と前記第2の印刷装置の双方に印刷を実行させることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の印刷システム。
  7. 入力された画像データを他の印刷装置に送信し当該他の印刷装置に印刷させる印刷装置において、
    自装置において入力された画像データに基づく複数部数の印刷を行うにあたって予め1部数分の印刷を行う試し印刷の実行を指示する指示手段と、
    前記試し印刷を実行する印刷装置を、前記自装置及び前記他の印刷装置の中から選択する選択手段と、
    前記選択手段によって前記自装置が選択された場合、当該自装置において前記試し印刷を実行させ、前記選択手段によって前記他の印刷装置が選択された場合、前記自装置において入力された前記画像データを前記他の印刷装置に送信し、当該他の印刷装置において前記試し印刷を実行させる試し印刷実行手段と、
    前記試し印刷を実行した後、印刷を継続する指示がされたか否かを判断する判断手段と、
    前記自装置において前記試し印刷が実行され、且つ、印刷を継続すると判断された場合には、前記自装置において入力された画像データと前記他の印刷装置で印刷する部数を示す情報とを前記他の印刷装置に送信して印刷を実行させ、前記他の印刷装置において前記試し印刷が実行され、且つ、印刷を継続すると判断された場合には、前記自装置において入力された画像データを前記他の印刷装置に送信することなく前記他の印刷装置で印刷する部数を示す情報を前記他の印刷装置に送信して印刷を実行させる印刷実行手段と、
    を有することを特徴とする印刷装置。
  8. 前記試し印刷を実行した後に印刷を継続するか否かをユーザが指示するための表示画面を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項7記載の印刷装置。
  9. 前記表示画面は、前記選択手段によって前記自装置が選択された場合には当該自装置に表示され、前記選択手段によって前記他の印刷装置が選択された場合には当該他の印刷装置に表示されることを特徴とする請求項8記載の印刷装置。
  10. 前記試し印刷実行手段によって試し印刷が実行された後、印刷部数の変更を指示する変更指示手段を更に有し、
    前記印刷実行手段は、前記変更指示手段によって印刷部数の変更が指示された場合には、変更後の印刷部数に基づいて、印刷を実行させることを特徴とする請求項7乃至9の何れか1項に記載の印刷装置。
  11. 前記自装置はスキャナを備え、前記自装置において入力された画像データは、前記スキャナによって読み取られた画像データであることを特徴とする請求項7乃至10の何れか1項に記載の印刷装置。
  12. 前記印刷実行手段は、印刷を継続すると判断された場合、前記自装置と前記他の印刷装置の双方に印刷を実行させることを特徴とする請求項7乃至11の何れか1項に記載の印刷装置。
  13. 入力された画像データを他の印刷装置に送信し当該他の印刷装置に印刷させる印刷装置の制御方法であって、
    自装置において入力された画像データに基づく複数部数の印刷を行うにあたって予め1部数分の印刷を行う試し印刷の実行を指示する指示工程と、
    前記試し印刷を実行する印刷装置を、前記自装置及び前記他の印刷装置の中から選択する選択工程と、
    前記選択工程によって前記自装置が選択された場合、当該自装置において前記試し印刷を実行させ、前記選択工程によって前記他の印刷装置が選択された場合、前記自装置において入力された前記画像データを前記他の印刷装置に送信し、当該他の印刷装置において前記試し印刷を実行させる試し印刷実行工程と、
    前記試し印刷を実行した後、印刷を継続する指示がされたか否かを判断する判断工程と、
    前記自装置において前記試し印刷が実行され、且つ、印刷を継続すると判断された場合には、前記自装置において入力された画像データと前記他の印刷装置で印刷する部数を示す情報とを前記他の印刷装置に送信して印刷を実行させ、前記他の印刷装置において前記試し印刷が実行され、且つ、印刷を継続すると判断された場合には、前記自装置において入力された画像データを前記他の印刷装置に送信することなく前記他の印刷装置で印刷する部数を示す情報を前記他の印刷装置に送信して印刷を実行させる印刷実行工程と、
    を有することを特徴とする印刷装置の制御方法。
  14. 前記試し印刷を実行した後に印刷を継続するか否かをユーザが指示するための表示画面を表示する表示工程を有することを特徴とする請求項13記載の印刷装置の制御方法。
  15. 前記表示画面は、前記選択工程によって前記自装置が選択された場合には当該自装置に表示され、前記選択工程によって前記他の印刷装置が選択された場合には当該他の印刷装置に表示されることを特徴とする請求項14記載の印刷装置の制御方法。
  16. 前記試し印刷実行工程によって試し印刷が実行された後、印刷部数の変更を指示する変更指示工程を更に有し、
    前記印刷実行工程は、前記変更指示工程によって印刷部数の変更が指示された場合には、変更後の印刷部数に基づいて、印刷を実行させることを特徴とする請求項13乃至15の何れか1項に記載の印刷装置の制御方法。
  17. 前記自装置はスキャナを備え、前記自装置において入力された画像データは、前記スキャナによって読み取られた画像データであることを特徴とする請求項13乃至16の何れか1項に記載の印刷装置の制御方法。
  18. 前記印刷実行工程は、印刷を継続すると判断された場合、前記自装置と前記他の印刷装置の双方に印刷を実行させることを特徴とする請求項13乃至17の何れか1項に記載の印刷装置の制御方法。
  19. 入力された画像データを他の印刷装置に送信し当該他の印刷装置に印刷させる印刷装置の制御方法を実行するための、コンピュータで読み取り可能なプログラムであって、
    自装置において入力された画像データに基づく複数部数の印刷を行うにあたって予め1部数分の印刷を行う試し印刷の実行を指示する指示ステップと、
    前記試し印刷を実行する印刷装置を、前記自装置及び前記他の印刷装置の中から選択する選択ステップと、
    前記選択ステップによって前記自装置が選択された場合、当該自装置において前記試し印刷を実行させ、前記選択ステップによって前記他の印刷装置が選択された場合、前記自装置において入力された前記画像データを前記他の印刷装置に送信し、当該他の印刷装置において前記試し印刷を実行させる試し印刷実行ステップと、
    前記試し印刷を実行した後、印刷を継続する指示がされたか否かを判断する判断ステップと、
    前記自装置において前記試し印刷が実行され、且つ、印刷を継続すると判断された場合には、前記自装置において入力された画像データと前記他の印刷装置で印刷する部数を示す情報とを前記他の印刷装置に送信して印刷を実行させ、前記他の印刷装置において前記試し印刷が実行され、且つ、印刷を継続すると判断された場合には、前記自装置において入力された画像データを前記他の印刷装置に送信することなく前記他の印刷装置で印刷する部数を示す情報を前記他の印刷装置に送信して印刷を実行させる印刷実行ステップと、
    を有することを特徴とするプログラム
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