JP3715691B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像データの処理を行う画像処理装置に関し、特に処理の割り込みに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、この種の装置、例えば複写機に通信機能を設けて複写機のスキャナ部を用いて読み取った画像データを送信したり、回線を受信した画像データや外部インターフェースを介してコンピュータ等の外部装置から受信した画像データを複写機のプリンタ部で記録することのできるものが実用化されている。
【0003】
しかしながら、このように機能が複合化されると受信データの記録中にコピーを行いたい場合など処理が競合してしまうといった問題点が生じてくる。この問題点を解消するために、割込キーを設けて、この割込キー押下後は実行中の処理を中断して他の処理を行うものや、処理毎に優先順位を付して、この優先順位にしたがって割込の許可及び禁止を決定するものなどが知られている。
【0004】
また、両面コピーや両面プリントを行っているときは、記録紙が中間トレー等で混在するのを避けるため、いかなる割り込みも許可しないようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の技術では実行中の処理の状況及び割り込ませる処理の条件とは無関係であるので実行中の処理の状況と割り込ませる処理の条件の組み合わせによっては割り込みを実行させた方が効率的な場合があったり、割り込ませない方が有効である場合があるにもかかわらず、割込キーの押下や優先順位に従って実行されてしまうといった欠点があった。
【0006】
本発明は上述の問題点を除去するためになされたもので、複数の処理を効率的に実行させることができる画像処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。
【0008】
即ち、画像データを入力する入力手段と、前記入力された画像データの出力処理を実行する出力手段と、前記出力手段が第1の画像データの出力処理を実行しているときに外部装置から第2の画像データの出力要求があった場合、前記第2の画像データの前記出力手段による出力処理を実行させるか否かの選択を前記外部装置へ要求する要求手段と、前記要求手段の要求に対して前記外部装置が前記第2の画像データの出力処理を実行させることを選択した場合は前記第2の画像データの出力処理を実行し、前記要求手段の要求に対して前記外部装置が前記第2の画像データの出力処理を実行させないことを選択した場合は前記第2の画像データの出力処理を実行しないよう前記出力手段を制御する制御手段とを有する。
【0009】
また、上記目的を達成するために本発明の画像処理装置の制御方法は、外部装置から画像データの出力要求があるか否かを判定する第1の判定ステップと、前記第1の判定ステップが前記出力要求があると判定したことに応じて、前記画像処理装置にて他の画像データの出力処理を実行しているか否かを判定する第2の判定ステップと、前記第2の判定ステップが前記出力処理を実行していると判定したことに応じて、前記外部装置からの画像データの出力処理を実行させるか否かの選択を前記外部装置へ要求する要求ステップと、前記要求ステップの要求に対して前記外部装置が前記外部装置からの画像データの出力処理を実行させることを選択した場合は前記外部装置からの画像データの出力処理を実行し、前記要求ステップの要求に対して前記外部装置が前記外部装置からの画像データの出力処理を実行させないことを選択した場合は前記外部装置からの画像データの出力処理を実行しないよう制御する制御ステップと、を有する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例について詳細に説明する。
【0012】
(第1の実施例)
図22は本発明の一実施例である複写機の構成を示す断面図である。
【0013】
図22において、1は原稿を自動的に給送する原稿給送装置であり、載置された原稿を1枚ずつあるいは2枚連続に原稿台ガラス面2上の所定位置に給送する。4は原稿を照射する露光ランプ3や、原稿を露光走査するための走査ミラー5等で構成されるスキャナで、原稿給送装置1により原稿台ガラス面2に原稿載置した後に、スキャナ4はAの方向に走査されて原稿からの反射光を走査ミラー5〜7、レンズ8を介してCCD101に結像させる。10はレーザースキャナで構成される露光制御部で、コントローラ部CONTの画像信号制御部から出力される画像データに基づいて変調された光ビームを感光体11に照射する。12は赤現像器、13は黒現像器で、感光体11に形成された静電潜像を所定の現像剤(トナー)で可視化する。現像器12、13は現像器切り換え装置30により何れか一方が観光ドラム11に接近配置され、他方が観光ドラム11から待避配置させられる。また、多重現像を行う場合には、コントローラ部CONTが現像器切り換え装置30を制御する。14、15はシート積載部で、定形サイズのシートが積載収納されている。シートは給送ローラの駆動により積載部14、15から紙センサps1または紙センサps2と紙センサps3を介してレジストローラ25の配設位置まで給送され、レジストローラ2により感光体11に形成される画像の先端とシートの先端とが合わさるようなタイミングで給送される。
【0014】
16は転写・分離帯電器で、感光体11に現像されたトナー像をシートに転写した後、感光体11からシートを分離して、分離センサps4により分離を確認し、搬送ベルトを介して定着部17でシートにトナーを定着させる。18は排紙ローラで、記録されたシートをトレー20に排紙する。21は方向フラッパで記録されたシートをトレー20側に排出させるか内部搬送路22、23、24に搬送させるかを切り換える。
【0015】
両面記録時は、フラッパ21をトレー20側に排出するように下方にセットし、シートが排紙センサ19を通過した後、排紙部ローラ18を排紙方向と反対の方向に回転させ、これと同時にフラッパ21を上方に上げて複写済のシートを搬送路22、23を介して中間トレー24に格納する。中間トレーには紙センサps5があり用紙の格納を確認する。また次に行う裏面記録時に中間トレー24に格納されているシートを給紙し、紙センサps6を介して用紙の搬送を確認し、再度転写、分離部へとシートの給紙を行いシート裏面の転写を行う。
【0016】
また、多重記録時は、フラッパ21を上方に上げて記録済のシートを搬送路22、23の搬送路を介して中間トレー24に格納する。次に行う2度目の記録時に中間トレー24に格納されているシートを給紙し、多重転写を行う。
【0017】
次に本発明の一実施例である複写機のブロック図を図1に示す。
【0018】
図1において、101はCCDであり、原稿画像を読み取る読み取りセンサである。CCD101からの出力信号はドライバ回路102で駆動される。この信号はアナログ信号であり、A/D変換器103で例えば8ビットのデジタル信号に変換される。A/D変換器103でデジタル信号に変換された画像データは画像処理部104に入力される。この画像処理部104ではCCD101で読み取った画像データの画像ばらつきを補正するシェーディング補正、主走査方向の変倍処理、文字モードで使用するエッジ強調処理、輝度データを濃度データに変換するLOG変換等の画像処理が行われる。この画像処理部104で処理された画像データはD/A変換器105に入力されアナログデータに変換される。さらに、レーザードライバー回路106でレーザー107を駆動する信号に変換される。レーザー107はこのレーザードライバー回路106からのデータに従って照射径を変えることができ、プリント出力の濃淡を表現して像形成することができる。また、109はFAX画像処理部であり、画像処理部104からの出力データをファクシミリ通信するためのデータに変換する。ファクシミリ通信では2値のデータを扱うため、ここでは8ビットの画像データを輝度データから濃度データに変換した後に2値に変換し、また必要に応じて回転処理を行う。FAX画像処理部109からの2値の画像データはモデム(MODEM)110に送られ、通信回線により相手側のファクシミリ装置にデータ送信される。メモリ送信を行う場合は画像データを圧縮処理してハードディスク(HD)122へ蓄えておく。一方、相手側のファクシミリ装置からの受信データはFAX画像処理部109で2値データからパターンマッチングにより8ビットの多値データに変換され、必要に応じて拡大処理を行って画像処理部104へデータを送る。メモリ受信を行う場合は多値データに変換する前にメモリ送信の時と同じように画像データを圧縮処理してハードディスク122へ蓄えておく。その後の処理は前述の通りであり、レーザー107で像形成される。
【0019】
コンピュータ等の外部装置からのデータはドライバ/レシーバ回路である外部I/F回路108を通じて画像処理部104へ送られる。やはり、その後の処理は前述の通りであり、レーザー107で像形成される。
【0020】
CCD101で原稿を読み取った画像データ、相手ファクシミリ装置から送られてきた画像データ、外部機器から外部I/F回路108を介して送られてきた画像データはそれぞれ操作表示部116に表示させるために画像表示制御部111へ入力される。入力された画像データの中からどれか1つを操作表示部116により選択し、一旦読み書き可能なメモリ(RAM)112内に蓄えられる。RAM112に蓄えられた画像データは画像表示制御部111で原稿サイズ等に応じて間引き処理および回転処理され、液晶表示のドットサイズに対応した表示用メモリ(VRAM)113に書き込まれる。VRAM113内のデータはCPU117からの指示で液晶制御部114へ送出され、液晶を駆動するドライバ回路115をへて操作表示部116へと送られ表示が行われる。117がCPUであり、画像処理装置全体の制御をROM119に格納された制御プログラムに従って順次実行する。CPU117のアドレスバスおよびデータバスはバスドライバー、アドレスデコーダ回路118をへて各負荷に接続されている。119は読み出し専用メモリ(ROM)であり制御プログラムが格納されている。また、120は入力データの記憶や作業用記憶領域等として用いる主記憶装置であるところのランダムアクセスメモリ(RAM)である。121はI/Oインターフェースであり、センサ類、モーター、スイッチ等の装置の負荷に接続される。さらにCPU117は画像処理部104、画像制御部111、FAX画像処理部109に対して各種の命令を送り、制御を行う。
【0021】
画像表示制御部111は、画像処理部104、外部I/F回路108、FAX画像処理部109とデータバスで接続されており、これからの画像情報を受け取ることができる。
【0022】
また、操作表示部116は液晶タッチパネル形式で構成されている。この操作表示部116は、コピーモードを選択すると、コピー時に利用可能な各種拡張機能や画像処理や環境設定などの設定をするための表示を行う。この表示で所望の機能をタッチパネル上で選択すると、さらに具体的な設定を行うべく順次表示を切り替えていく。また選択した処理内容も同時に表示可能である。またファックスモードを選択した場合も同様に、ファックスモードにおける設定を行うための表示を行う。また、この操作表示部116は画像情報を表示する場合は、まず、表示可能な範囲を表示し、オペレータの操作でスクロールさせることにより全範囲を確認することができる。複数ページの画像がある場合は順次ページを切り替えて表示することができる。
【0023】
また操作表示部116はメモリ内のファイル一覧表を表示することも可能である。
【0024】
また、操作部123はハードキーで構成されており、コピーやファクシミリ送信のためのスタートキー及びストップキーや、宛先入力のためのテンキーなどで構成されている。
【0025】
次に、図1で示した操作表示部116に表示される基本画面を図2に示す。
【0026】
図2において201は拡張機能キーであり、このキーを押すことによって両面複写、多重複写、移動、とじ代の設定、枠消しの設定等のモードに入る。202は画像モードキーであり、複写画像に対して網掛け、影付け、トリミング、マスキングを行うための設定モードに入る。203はユーザーモードキーであり、モードメモリの登録、標準モード画面の設定がユーザーごとに行える。204は応用ズームキーであり、原稿のX方向、Y方向を独立に変倍するモード、原稿のサイズと複写サイズから変倍率を計算するズームプログラムのモードに入る。205、206、207はM1キー、M2キー、M3きーであり、それぞれのモードメモリを呼び出す際に押す。208はコールキーであり、前回設定されていた複写モードを呼び出す際に押す。209はオプションキーであり、フィルムから直接複写するためのフィルムプロジェクター等のオプション機能の設定を行う。210はソーターキーであり、ソーターのソート、グループ等のモード設定を行う。211は原稿混載キーであり、原稿フィーダーにA4サイズとA3サイズ、またはB5サイズとB4サイズの原稿を一緒にセットする際に押す。212は等倍キーであり、複写倍率を100%にする際に押す。214、215はそれぞれ縮小キー、拡大キーであり、定形の縮小、拡大を行う際に押す。216はズームキーであり、1%刻みで非定形の縮小、拡大を行う際に押す。213は用紙選択キーであり、複写用紙の選択を行う際に押す。218、220は濃度キーであり、218を押すごとに濃く複写され、220を押すごとに薄く複写される。217は濃度表示であり、濃度キーを押すと表示が左右へ変化する。219はAEキーであり、新聞のように地肌の濃い原稿を自動濃度調整複写するときに押す。221はHiFiキーであり、写真原稿のように中間調の濃度が多い原稿の複写の際に押す。222は文字強調キーであり、文字原稿の複写で文字を際立たせたい場合に押す。223はガイドキーであり、キーの機能が解らないとき押すとそのキーの説明が表示される。224はコピーモードキーであり、複写を行うときに押す。225はファックスキーであり、ファックスモードでの処理を行うときに押す。
【0027】
次に図1で示した操作表示部116に表示されるファックスモードにおける基本画面を図3に示す。
【0028】
225のファックスキーを押すとこの画面が表示する。301は応用通信キーであり、タイマー通信や親展送信、ポーリング等を行うときに押す。302は画像処理キーであり、マーカーによるエリア指定やマスキング、トリミング等の画像処理を行うときに押す。303は登録管理キーであり、通信管理レポートを表示したり、短絡ダイヤルやワンタッチダイヤルの登録等を行うときに押す。304はメモリ照会キーであり、送信文書、受信文書のメモリ内のリストの表示やその文書の画像表示を行うときに押す。305はリダイヤルキーであり、同じ相手に続けて送信するときに押す。306は手動受信キーであり、手動で受信するときに押す。307は発信人名称キーであり、発信人の名称を登録するときに押す。308は電話帳キーであり、登録された宛先の短縮ダイヤル、相手の略称を検索して送信するときに押す。309は解像度キーであり、標準、ファイン、スーパーファイン、ウルトラファインの各解像度モードを選択するときに押す。310は画質キーであり、文字、ハーフトーンの各画質モードを選択するときに押す。311は読取サイズキーであり、原稿のサイズを手動で指定するときに押す。312は短縮キーであり、短縮ダイヤルが登録されている宛先に送信するときに押す。313はポーズキーであり、電話番号の時間間隔をおくときに押す。314はトーンキーであり、トーン回線を使用するときに押す。315はモニターキーであり、送信または受信の状態を確認するときに押す。
【0029】
次に、図4〜図16のフローチャートを用いて、以上の構成を備える本実施例の動作を説明する。
【0030】
まず、操作表示部116の操作画面について図4により説明する。まず402で図2に示したコピーモードの画面を表示し、図2で示したファックスキー225が押されると(403)、ファックス画面を表示(404)し、ファックス画面においてコピーモードキー(図2の224)が押される(405)と、また、コピー画面の表示に戻る。
【0031】
図5はコピーモードを選択する場合の処理の流れを示したものである。まずステップ502において、コピーモードキー224が押されると、コピーモード画面となり、所望の設定を行う。ステップ504においてファクシミリ受信データのプリント中であるかどうか判断され(506)、プリント中でないときにはステップ506へ、プリント中であるときにはステップ507へ移る。次に、ステップ506において、ファックスのプリント途中であるか、すなわち、現在の装置の状態が受信したファックスのプリントとプリントの間のプリントしていない状態であるかどうか判断される。(以後、印字中の場合をプリント中、ページ間で印字中でない場合をプリント途中と称す。)ステップ507は現在設定されているコピーモードとファクシミリ受信データのプリント中のモードあるいはプリント途中のモードを両方実行できるかどうかの判断がおこなわれる。実行できない場合には操作表示部116の操作画面に「FAX受信中です」という表示をして、コピー動作ができないことを示す。また、実行可能な場合にはコンピュータ等の外部装置からのデータのプリント中であるかどうかの判断(ステップ509)、プリント途中であるかどか、すなわち、複数枚プリントにおいてのプリントプリントの間のプリントしていない状態であるかどうかの判断が行われる。プリント中またはプリント途中であるときには、現在設定されているコピーモードと、外部装置からのプリントモードを両方実行できるかどうかの判断が行われる(ステップ511、512)。実行できない場合には操作表示部116の操作画面に「プリントしています」の表示をして、コピーができないことを示す。
【0032】
次に、ステップ513においてコピー中であるかどうか判断され、コピー中であるときにはそのまま終了して、コピー中でないときには「コピーできます」の表示をする(ステップ514)。さらに、コピースタートキー(不図示)が押されると操作画面に「コピーしています」の表示を行う(ステップ515、516)。
【0033】
図6はファックスモードを選択する場合の処理の流れを示したものである。
【0034】
まずステップ602においてファックスキー225が押されたかどうかの判断がされ、ファックスキー225が押された場合にはファックスモード画面となり、所望の設定を行う。
【0035】
次に、ファクシミリ受信データのプリント中であるか、プリント途中であるかどうかの判断がされ、プリント中またはプリント途中であるときにはステップ606のファックス送信判断に移り、ファクシミリ受信データのプリント中またはプリント途中のモードと設定されている送信モードが同時に実行できるかどうかの判断がおこなわれる。同時に処理できないときには、操作表示部116の操作画面に「FAX受信中です」を表示して、ファックスの送信動作を禁止する。
【0036】
外部装置からのデータのプリント中またはプリント途中であるときにはステップ610のFAX送信処理判断に移り、ステップ606と同様の判断が行われる。同時に実行できないときには、操作表示部116の操作画面に「プリントしています」の表示をして、送信動作を禁止する。
【0037】
ステップ612において、コピー中であるかどうかの判断がされ、コピー中の場合には「コピーしています」の表示をして、ファックスの送信を禁止する。またコピーしていない場合には、操作表示部116の操作画面に「FXA送信できます」の表示を行う。さらにファックス送信スタートキー(不図示)が押されると操作表示部116の操作画面に「FAX送信しています」の表示を行う。
【0038】
次に、本実施例の複写機で行われる処理を図7に示す。
【0039】
本実施例の複写機ではFAX処理、プリント処理、COPY処理を行う。
【0040】
図8〜図10は図7の処理を詳しく説明したものである。
【0041】
図8はFAX処理(図7の702)の流れを示すフローチャートである。まず、ステップ802において、現時点でFAX受信(プリント可能)かどうか判断する。ステップ803でFAX受信可能な場合はステップ804に移り、FAX受信のプリント要求が起こると受信処理を行う。ステップ803において受信可能な場合でないとき、受信可能な状態でも受信要求がないときには、ステップ806のFAX送信判断に移る。
【0042】
FAX送信判断に関してもステップ803から805と同様に、ステップ806において、FAX送信可能な状況であるかの判断が行われ、送信可能な状況であると判断され、送信要求が行われると、送信処理をする。
【0043】
図9は図7のステップ703のプリント処理の流れを示すフローチャートである。
【0044】
まず、ステップ902において、外部装置からのデータのプリントをしてもよい状況であるかの判断をし、ステップ903でプリント処理可能な場合で、ステップ904でプリント要求がある場合にはステップ905でプリント処理を行う。
【0045】
同様に図10は図7のステップ704のCOPY処理の流れを示すフローチャートである。
【0046】
まず、ステップ1002においてコピーをして良い状況であるかどうかの判断が行われ、ステップ1003でコピー可能であると判断されステップ1004でコピー処理要求がある場合にはステップ1005でコピー処理を行う。
【0047】
次に図11〜図14は図8〜図10の処理の判断部分の内容を説明したものである。
【0048】
図11は図8のステップ802のFAX受信判断を説明したものである。
【0049】
ステップ1102の処理判断においては現在の装置の状況を判断する。例えば、片面コピーで10枚コピー中であるといった判断を行う。
【0050】
さらにステップ1103ではファクシミリ受信した場合の受信データをプリントするモード、例えば片面印刷であるとか、両面印刷であるとか、濃度を濃くするとか薄くするといったプリントに際してのモードの判断が行われる。また、ここで、ファクシミリ受信しない場合にはモードの指定はされない。
【0051】
ステップ1104の両立判断処理ではステップ1102の処理判断において判断された装置の状況と、これからファクシミリ受信して印刷するモードが両立するかどうか、即ち、現在の装置の状況において、指定しているファクシミリ受信したデータのプリントモードが実行できるかどうかの判断がされて処理を終了する。
【0052】
次に、図12は図8のステップ806のFAX送信判断の内容を示すものである。ステップ1202の処理判断部分の内容はステップ1120の処理判断部分の内容と同様であるので説明を省略する。
【0053】
ステップ1203のFAX送信指定モード判断はFAX送信に関して操作表示部116からユーザにより指定されたFAXの送信モードを判断する。
【0054】
次に、ステップ1204の両立判断処理はステップ1104と同じ処理を示し、装置の状況と指定されたFAXの送信モードが両立するかどうかの判断が行われる。
【0055】
図13は図9のステップ902のプリント処理判断を示したものである。
【0056】
ステップ1303のプリント指定モード判断は外部装置により指定されたプリント指定モードを判断し、ステップ1304の両立判断処理により指定されたモードでのプリントが現在の装置の橋上でできるかどうかを判断する。
【0057】
図14は図10のステップ1002のCOPY処理判断の内容を示したものである。
【0058】
ステップ1402の処理判断により装置の状況を判断し、COPY指定モード判断により図2のコピーモードの画面により指定されているコピーモードの設定条件を判断し、そのコピーモードの条件でコピーができるかどうかの判断を両立判断処理において行う。
【0059】
図15は図11〜図14の処理判断の内容を詳しく説明したものである。
【0060】
ステップ1502、1503においてファクシミリ送信データの読み取り中か読み取り途中であるかどうかの判断が行われ、読み取り中であるときにはスキャナーフラグをONし、読み取り途中であるときにはスキャナー途中フラグをONし、読み取り中でないとき、読み取り途中でないときにはスキャナーフラグ、スキャナー途中フラグをOFFとする。ここで読み取り中とは現在、ファクシミリ送信データを読み取っている最中であることを表し、読み取り途中とはページ間で読み取っている最中ではないことを表す。
【0061】
次に、ステップ1507のスキャナーモード判断ではファクシミリ送信に関しての読取条件モードを判断する。
【0062】
次に、ステップ1508ではファクシミリ受信データをプリント中であるか、ステップ1509では複数枚のファクシミリ受信データのプリント途中であるか、ステップ1510では外部装置からのデータをプリント中であるか、ステップ1511では複数枚ある外部装置からのデータのプリントの途中であるか判断し、ステップ1512ではコピー中であるかの判断がされる。
【0063】
それぞれの状況に応じてプリント中フラグ、プリント途中フラグがONされる。またコピー中であるときにはスキャナーフラグのONされ、スキャナー部分が使用されていることが確認できる。
【0064】
また、ステップ1517のプリントモード判断では実行中のプリントに関しての指定されている条件モードが判断される。
【0065】
次に図16は図11〜図14の両立判断処理の内容を示したものである。
【0066】
まず、ステップ1602において両立するかの判断が行われ、両立するときには両立フラグをONし両立しないと判断されたときには両立フラグをOFFとする。
【0067】
さらに、両立判断の判断方法について具体的に説明する。
【0068】
外部装置からのデータを用紙の両面にプリント中、プリント途中にコピー操作における両面コピーを禁止する方法を例に説明する。
【0069】
外部装置から10ページ分のデータを5枚の用紙の両面にプリントするモードが設定されているとする。
【0070】
図7のステップ704のCOPY処理の内容を具体的に説明するのは図10のCOPY処理フローであり、その中のステップ1002のCOPY処理判断をさらに詳しく説明しているのが図14である。
【0071】
図14のステップ1402の処理判断において、外部装置からのデータを両面プリントするために1枚目の用紙が図22のカセット14から給紙されるとし、給紙動作が始まるとセンサps2がONとなる。さらにプリントを開始すると、図15のステップ1510においてプリント中であると判断し、ステップ1514においてプリント中フラグがONとなる。
【0072】
次に、図15のステップ1517のプリントモード判断では外部装置からのデータの両面プリントを実行中であることが判断される。
【0073】
次に、図2で示したコピーモードの操作画面において拡張キー201を押下すると現在の表示から切り替わって表示されるキーの一つである両面コピーキー(不図示)の押下により両面コピーモードが設定されると、図14のステップ1403のCOPY指定モード判断により両面コピーモードが指定されていることが判断される。次に、ステップ1404の両立判断処理の詳細である図16のステップ1602において、現在、外部装置からのデータをプリント中であるのでコピー動作が不可能となり、両立しないと判断し、ステップ1604で両立フラグがOFFとなる。
【0074】
ここで、図10に戻り、ステップ1003においてCOPY不可能と判断し、図5のステップ517の表示を操作表示部116にて行う。
【0075】
次に、1枚目のプリントが終了し続く2枚目のプリント準備をしている状態では、用紙は中間トレー(図22の24)に収納されている。このとき、図15のステップ1511において、プリント途中であると判断し、ステップ1516でプリント途中フラグがONとなり、次にプリントモード判断(ステップ1517)により外部装置からの両面プリントを実行中であると判断される。
【0076】
また、図14のステップ1403のCOPY指定モード判断では引き続き両面コピーモードが指定されている。次に、ステップ1404の両立判断処理において、外部装置からのデータの両面プリントでプリント途中であっても、COPY指定モードが両面コピーモードであれば、中間トレーの用紙と混在してしまう可能性があるので両面コピーを禁止すべく図16のステップ1604で両立フラグをOFFとする。また、プリント中フラグ、プリント途中フラグがともにOFFであればプリントが終了した場合であり、両面コピーを許可すべく表示する。
【0077】
以上、一連の処理の流れを図17のフローチャートに示す。
【0078】
本実施例ではプリント中フラグがONである場合プリントに関する割り込みを禁止し、また、プリント中フラグがOFFであって、図15のステップ1517のプリントモード判断で外部装置からのデータの両面プリントが実行されていると判断し、図14のステップ1403のCOPY指定モード判断で両面コピーを指定した場合はこの両面コピーを禁止する。後者の場合は外部装置からのデータの両面プリント実行中の両面コピーの割り込みを禁止するものに限ったものではなく両面プリントに関するもの全てに当てはまる。ただし、両面プリント行っている場合、プリント途中に片面コピーの割り込みは許可するようにする。また、同じモードでの割り込みは割込キー押下後、異なるモード間の割り込みはモード切替えキー(224、225)を押下した後行う。
【0079】
以上述べたように本実施例によれば、スキャナーフラグ、スキャナー途中フラグ、プリント中フラグ、プリント途中フラグの状態、図15のステップ1517のプリントモード判断の判断結果、図11のステップ1103、図12のステップ1203、図13のステップ1303、図14のステップ1403の各指定モード判断の判断結果に基づいて割り込みの禁止または許可、即ち両立フラグのOFFまたはONを決定するので効率よく複数の処理を実行することができる。
【0080】
また、現在、割り込み可能かどうか区別して表示(図5の514、517、518、図6の613、615、617)するのでオペレータは容易に認識することができる。また、どの機能が現在実行可能かも認識でき、操作性が向上する。
【0081】
(第2の実施例)
第1の実施例では両面プリントが完全に終了するまで、両面コピー動作を禁止したが、本実施例では、中間トレーに用紙が残っていないときには両面コピーを許可する方法について述べる。
【0082】
外部装置からの10ページ分のデータを5枚の用紙の両面にプリント中、プリント途中にコピー操作における両面コピーを禁止、許可する方法を例に説明する。
【0083】
図14のステップ1402の処理判断において、外部装置からのデータを両面プリントするために1枚目の用紙が図22のカセット14から給紙されるとし、給紙動作が始まるとセンサps2がONとなる。さらにプリントを開始すると、図15のステップ1510においてプリント中であると判断し、ステップ1514においてプリント中フラグがONとなる。
【0084】
次に、図15のステップ1517のプリントモード判断では外部装置からのデータの両面プリントを実行中であることが判断される。
【0085】
次に、両面コピーモードが設定されると第1の実施例と同様に両面コピーの実行を禁止すべく両立フラグをOFFとする。
【0086】
次に、外部装置からの1ページ目のデータプリント(用紙の片側)が終了し、続く2ページ目(同じ用紙の裏側)のプリント準備をしている状態では、用紙は中間トレー(図22の24)に収納されている。このとき、図15のステップ1511において、プリント途中であると判断されプリントモード判断(ステップ1517)により外部装置からの両面プリント実行中で中間トレーに用紙が入っていると判断される。
【0087】
続いて、図14のステップ1403のCOPY指定モード判断では引き続き両面コピーモードが指定されている。したがって、ステップ1404の両立判断処理においてプリントモードで中間トレーを使用中であり、両面コピーが不可能であると判断され、コピー動作と両立しないと判断される。
【0088】
図10のステップ1003の“COPY可能か”の判断において、“NO”が選択され、コピー処理を禁止する。
【0089】
引き続き中間トレーに入っている用紙が給紙され2ページ目のプリントが行われて、排紙センサ(図22の19)を通って排紙トレー20に出力されると、3ページ目のプリント動作の始まるまでは次のようになる。
【0090】
このとき図15のステップ1511においてプリント途中であると判断されるが、図22の紙検知センサps5より中間トレーに用紙が残っていないことが確認される。すると図14のステップ1403の“COPY指定モード判断”では両面コピーモードが指定されていると判断されるが、ステップ1404の“両立判断処理”において、両立すると判断される。それはこの時点で両面コピー動作モードに移行しても、中間トレーに用紙が残っていないので、両面コピー動作を行い、両面コピー動作終了後、プリント動作を引き続き行えばよいためである。
【0091】
図10に移り、ステップ1003の“COPY可能か”の処理においてCOPY可能であるが選択され、ステップ1004の“COPY処理要求”があるかないかの判定がされる。COPY処理要求が入力された場合にはステップ1005の“COPY処理”動作に移る。そのとき図13のステップ1302の“処理判断”では両面コピー中であると判断される。そのため、ステップ1304の“両立判断処理”により、プリント処理とは両立しないと判断され、プリント処理を禁止する。このようにして、外部装置からのプリント処理はコピー動作が終了するまで中断され、コピー動作終了後、図7ステップ702の“FAX処理”を経てプリント処理が引き続き行われる。以上、一連の処理の流れを図18のフローチャートに示す。このときの“FAX処理”については以下に説明する。
【0092】
また、ステップ1004の“COPY処理要求”においてCOPY処理要求が生じない場合には、ステップ1006のRETで終了し、図7のステップ702の“FAX処理”に移る。図11のFAX受信判断ではステップ1102の“処理判断”ではプリント途中であると判断され、ステップ1104の“両立判断処理”において外部装置からのデータの出力中にはFAX受信とは両立しないと判断され、FAXの受信処理を終了する(受信データのプリントを行わない)。また、このコピーモードの設定画面ではFAX送信は行わないので、FAX送信処理を終了する。
【0093】
続いて、図7のステップ703の“プリント処理”により、引き続き3ページ目のプリント処理が1ページ目のプリント処理と同様に行われる。このようにして10ページ分のデータが出力されるまで、以上の処理を繰り返す。
【0094】
このようにして、第2の実施例によれば中間トレーに用紙が残っているかどうか検知し、外部装置からのデータのプリントの処理中であっても、両面プリントの途中の中間トレーに用紙が残っていないとき、つまり複写機内に用紙が滞留していないときには、両面コピーの割り込み動作を許可するようにしたので、割り込みで両面コピーを行おうとしていたユーザを長時間待たせずにすみ、また、装置の動作を無駄にすることなく更に、効率よく動作させることができる。
【0095】
(第3の実施例)
前述の実施例では、外部装置から送られてくる画像データをプリントしているときにコピー処理を割り込む場合について説明したが、以下に述べる第3の実施例ではコピー、ファクシミリ受信データのプリント、または他の外部装置から送られてくる画像データをプリントしているときに外部装置からのプリント要求があった場合について説明する。図21は、図1及び図22に示した複写機をネットワークに接続した場合の形態例を示したものである。図21において、2101、2102、2105はパーソナルコンピュータ等の外部装置である。2103は種々の機器を接続するためのローカルエリアネットワーク(LAN)である。2104は図1、及び図22に示した複写機である。外部装置2101、2102または2105で作成した文書データや図形データ等の様々な画像データはプリント命令とともに複写機2104へ送り、複写機2104のレーザー107によりプリント処理を行う。また、2106は複数のビンが設けられたソータである。
【0096】
図19は複写機2104のプリント処理に関する動作状況を判断するための流れを示すフローチャートである。図19に示すようにコピー中、コピー途中、プリント中、プリント途中の判断を行い、該当するフラグのオン、オフを設定しておく。
【0097】
次に、図20に示すフローチャートを用いて第3の実施例に基づく複写機2104の処理の流れを説明する。
【0098】
まず、ステップ2002において外部装置からのプリント要求があったか否か判断する。ここでプリント要求があればステップ2003に進み、コピー中フラグ及びコピー途中フラグの状態によりコピーを行っているか否か判断する。ここで、コピーを行っていればステップ2004に進み、プリント要求をしてきた外部装置に対し、コピーを行っていることを通知する。
【0099】
ステップ2003でコピーを行っていないと判断すると、ステップ2005に進み、プリントを行っているか否か判断する。ここでのプリントはファクシミリ受信データのプリントまたはプリント要求を行った外部装置以外の外部装置から送られてきた画像データのプリントである。そして、プリントを行っていると判断するとステップ2007に進み、プリント要求をしてきた外部装置に対し、プリントを行っていることを通知する。一方、ステップ2005でプリントを行っていないと判断すると、ステップ2006に進み、ステップ2002にプリント要求を受けた外部装置から画像データを受け取り、外部装置から指示されたモードでプリント処理を行う。
【0100】
ステップ2008ではプリント要求を行った外部装置に対し、処理の選択を行うよう要求する。ここで選択される処理は、割込を優先するモード、交互に処理するモード、またはキャンセルである。割り込みを優先するモードでは現在実行しているコピーまたはプリントをコピー途中またはプリント途中になったときに中断し、プリント要求のあった外部装置から送られてくる画像データのプリントを行う(複数ページの画像データが送られてくればすべてプリントする。)。その後、中断していたコピーまたはプリントを再開する。ただし、先に実行していた処理が両面コピーまたは両面プリントで外部装置からのプリント要求が両面プリントであれば、前述の第2の実施例のように中間トレーに用紙が残っていない場合に処理を中断する。交互に処理するモードでは現在実行しているコピーまたはプリントと要求を行ったプリントとを用紙1枚の記録毎に交互に行う。つまり、両面プリントであれば、用紙の裏表にプリントし、片面プリントであれば用紙の片面にプリントし、排紙する毎に処理を切換える。また、本実施例の複写機2104では操作部123により、割込の拒否を行うことを設定しておくことができ、これが設定されていると上記2種類のモードが選択されても先に実行されている処理は中断せず割り込まれない。
【0101】
ステップ2009で割込を優先するモードが外部装置から選択されると、ステップ2010に進み、割り込み拒否が設定されているか判断し、設定されていれば、プリント要求をしてきた外部装置に対し、割り込んでプリント処理できないことを通知する。設定されていなければ、先に実行していたコピーまたはプリント中断してプリント要求を行った外部装置から送られてくる画像データを受け取り、外部装置から指定されたモードに従ってプリント処理を行う。このプリント処理が終了すると、中断していたコピーまたはプリントを再開する。このときプリントされた記録紙はソータ2106で、処理毎に異なるビンに排紙される。
【0102】
ステップ2013で交互に処理するモードが外部装置から選択されると、ステップ2014に進み、割り込み距離が設定されているか判断し、設定されていればプリント要求をしてきた外部装置に対し、割り込んでプリント処理できないことを通知する。設定されていなければ先に実行していたコピーまたはプリントで記録紙1枚分の記録が終了し、排紙されると処理を一旦中断し、プリント要求があった外部装置から送られてきた画像データの記録を行う。以後同様に記録紙1枚分毎に先に実行していた処理と外部装置から送られた画像データのプリントを交互に行う。ただし、どちらかの処理が終ると連続してコピーまたはプリントを行う。このときプリントされた記録紙はソータ2106で処理毎に異なるビンに排紙される。
【0103】
また、ステップ2017でプリント要求をしてきた外部装置がキャンセルを選択するとプリント要求を取り消し先に実行していたコピーまたはプリントを続行する。
【0104】
以上述べた様に第3の実施例によれば、複写機2104から離れた位置にいる外部装置のオペレータに複写機2104の処理状況を通知することができる。
【0105】
また、外部装置からプリント要求する場合に複写機2104が記録に関する処理を行っていても2種類の割込モード(割込を優先するモード、交互に処理するモード)を選択することができる。
【0106】
また、ステップ2017でキャンセルを選択して、同じLAN2103に接続されている他のプリンタ装置でプリントさせることもできる。
【0107】
また、複写機2104側では割り込みの拒否を設定しておけるので、割り込ませないようにしておくことができる。
【0108】
以上の第3の実施例では、両面コピーや両面プリントを行っているときに外部装置から両面プリントのプリント要求があると中間トレーに用紙がなければ割り込むようにしたが、前述の第1の実施例のように外部装置からの両面プリント要求は受け付けないようにしてもよい。このとき、中間トレーに用紙があるときは、外部装置からのプリント要求は片面プリントは許可する。
【0109】
また、外部装置からのプリント要求で、プリント枚数を識別し、ページ数が少ないときには割り込みプリントを許可し、多い場合は禁止するようにしてもよい。
【0110】
また、外部装置からプリント要求を行ったとき、複写機2104がコピーまたはプリントを行っていることを確認(ステップ2004またはステップ2007)すると、外部装置のオペレータが複写機2104の操作部123の割り込みキーを押下することで実行中のコピーまたはプリントを中断し、外部装置からのプリント処理を優先させて割り込むようにしてもよい。
【0111】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば画像データの出力処理の実行中に、画像処理装置から離れた位置にいる外部装置から画像データの出力要求があった場合、出力要求にかかる画像データの出力処理を実行させるか否かの選択を外部装置へ要求し、外部装置のオペレータが選択した実行内容に応じた適切な出力処理を実行する画像処理装置及びその制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である複写機のブロック図である。
【図2】図1に示した操作表示部116におけるコピーモードでの基本画面を示す図である。
【図3】図1に示した操作表示部116におけるファックスモードでの基本画面を示す図である。
【図4】図1に示した操作表示部116におけるモード切替えの流れを示す図である。
【図5】コピーモードを選択する場合の処理の流れを示す図である。
【図6】ファックスモードを選択する場合の処理の流れを示す図である。
【図7】本発明の一実施例である複写機で行われる処理を示す図である。
【図8】図7のステップ702のFAX処理の詳細を示す図である。
【図9】図7のステップ703のプリント処理の詳細を示す図である。
【図10】図7のステップ704のCOPY処理の詳細を示す図である。
【図11】図8のステップ802のFAX受信判断の詳細を示す図である。
【図12】図8のステップ806のFAX送信判断の詳細を示す図である。
【図13】図9のステップ902のプリント処理判断の詳細を示す図である。
【図14】図10のステップ1002のCOPY処理判断の詳細を示す図である。
【図15】図11〜図14の処理判断の詳細を示す図である。
【図16】図11〜図14の両立判断処理の詳細を示す図である。
【図17】実行中の処理状況及び設定した処理の条件から設定した処理が割り込めるか否か判断する処理の流れを示すフローチャートである。
【図18】実行中の処理状況及び設定した処理の条件から設定した処理が割り込めるか否か判断する処理の流れを示すフローチャートである。
【図19】実行中の処理状況の判断の詳細を示す図である。
【図20】外部装置からプリント要求があった場合の処理の流れを示す図である。
【図21】図1に示した複写機をLANに接続した場合の接続例を示す図である。
【図22】本発明の一実施例である複写機の断面図である。
【符号の説明】
101 CCD
102 ドライバ回路
103 A/D変換器
104 画像処理部
105 D/A変換器
106 レーザードライバ回路
107 レーザー
108 外部I/F回路
109 FAX画像処理部
110 MODEM
111 画像表示制御部
112 RAM
113 VRAM
114 液晶制御部
115 ドライバ回路
116 操作表示部
117 CPU
118 バスドライバ・アドレスデコーダ回路
119 ROM
120 RAM
121 I/Oインターフェース
122 HD(ハードディスク)
123 操作部

Claims (10)

  1. 画像データを入力する入力手段と、
    前記入力された画像データの出力処理を実行する出力手段と、
    前記出力手段が第1の画像データの出力処理を実行しているときに外部装置から第2の画像データの出力要求があった場合、前記第2の画像データの前記出力手段による出力処理実行させるか否かの選択を前記外部装置へ要求する要求手段と、
    前記要求手段の要求に対して前記外部装置が前記第2の画像データの出力処理を実行させることを選択した場合は前記第2の画像データの出力処理を実行し、前記要求手段の要求に対して前記外部装置が前記第2の画像データの出力処理を実行させないことを選択した場合は前記第2の画像データの出力処理を実行しないよう前記出力手段を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記外部装置が前記第2の画像データ出力処理を実行させることを選択した場合は前記第1の画像データの出力処理を中断して前記第2の画像データの出力処理を実行、前記第2の画像データの出力処理が終了したことに応じて前記第1の画像データの出力処理を再開するよう前記出力手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記外部装置が前記第2の画像データ出力処理を実行させないことを選択した場合は前記第2の画像データの出力処理を実行することなく前記第1の画像データの出力処理を引き続き実行るよう前記出力手段を制御することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記要求手段が前記外部装置に要求する前記出力処理を実行させるか否かの選択は、前記第2の画像データを第1モードにて出力処理するとの選択と、前記第2の画像データを第2モードにて出力処理するとの選択を含み、
    前記制御手段は、前記外部装置が前記第2の画像データを前記第1モードにて出力処理するとの選択した場合は、前記第1の画像データの出力処理を中断して前記第2の画像データの出力処理を終了させた後に前記第1の画像データの出力処理を再開させ、前記外部装置が前記第2の画像データを前記第2モードにて出力処理するとの選した場合は、前記第1の画像データの出力処理と前記第2の画像データの出力処理を所定ページ毎に交互に実行させるよう前記出力手段を制御することを特徴とする請求項1に画像処理装置。
  5. 前記画像処理装置はネットワークを介して他の画像処理装置と接続されており、
    前記制御手段は、前記外部装置が前記第2の画像データの前記出力手段による出力処理を実行させないとの実行内容を選択した場合は前記他の画像処理装置に前記第2の画像データを出力させるよう制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 原稿画像を読み取る画像読み取り手段を有し、
    前記入力手段は、前記画像読み取り手段が読み取った画像データ又は外部装置から受信した画像データを入力することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 画像データの出力処理を実行する画像処理装置の制御方法であって、
    外部装置から画像データの出力要求があるか否かを判定する第1の判定ステップと、
    前記第1の判定ステップが前記出力要求があると判定したことに応じて、前記画像処理装置にて他の画像データの出力処理を実行しているか否かを判定する第2の判定ステップと、
    前記第2の判定ステップが前記出力処理を実行していると判定したことに応じて、前記外部装置からの画像データの出力処理実行させるか否かの選択を前記外部装置へ要求する要求ステップと、
    前記要求ステップの要求に対して前記外部装置が前記外部装置からの画像データの出力 処理を実行させることを選択した場合は前記外部装置からの画像データの出力処理を実行し、前記要求ステップの要求に対して前記外部装置が前記外部装置からの画像データの出力処理を実行させないことを選択した場合は前記外部装置からの画像データの出力処理を実行しないよう制御する制御ステップと、
    を有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  8. 前記制御ステップは、前記外部装置が前記外部装置からの画像データ出力処理を実行させることを選択した場合は前記他の画像データの出力処理を中断して前記外部装置からの画像データの出力処理を実行、前記外部装置からの画像データの出力処理が終了したことに応じて前記他の画像データの出力処理を再開するよう制御することを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置の制御方法。
  9. 前記制御ステップは、前記外部装置が前記外部装置からの画像データ出力処理を実行させないことを選択した場合は前記外部装置からの画像データの出力処理を実行することなく前記他の画像データの出力処理を引き続き実行るよう制御することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置の制御方法。
  10. 前記要求ステップが前記外部装置に要求する前記出力処理を実行させるか否かの選択は、前記外部装置からの画像データを第1モードにて出力処理する旨の選択と、前記外部装置からの画像データを第2モードにて出力処理する旨の選択を含み、
    前記制御ステップは、前記外部装置が前記外部装置からの画像データを前記第1モードにて出力処理する旨の選択をした場合は、前記他の画像データの出力処理を中断して前記外部装置からの画像データの出力処理を終了させた後に前記他の画像データの出力処理を再開させ、前記外部装置が前記外部装置からの画像データを前記第2モードにて出力処理する旨の選択をした場合は、前記他の画像データの出力処理と前記外部装置からの画像データの出力処理を所定ページ毎に交互に実行させるよう制御することを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置の制御方法。
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