JP3696170B2 - 原稿読み取り装置を有する画像形成装置又は画像送信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ、スキャナなど原稿読み取り装置を有する画像形成装置又は画像送信装置、特に複雑なジョブ設定が可能なものに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、複写機、スキャナ、ファクシミリ、等のオフィス機器では、それぞれ単体専用機として、多機能化、高速化、低価格化等が進む一方で、これらの機能を1つにまとめた複合装置が一般的になりつつある。また複写機単体としてもジョブの設定内容が充実しており、画像の回転処理、枠消し、2in1出力、4in1出力、「マル秘」「重要」などのオーバーレイ、合紙モードなどができることはあたりまえである。さらにこれらの複合装置には後処理装置がオプションで取り付けられることにより、印字物にパンチ穴を開けてみたり、ステイプル処理ができたりして簡単な製本機能を持つものもある。ファクシミリは従来と同じように用いることも可能であるし、当然ファクシミリの受信データの印刷に対しても上述した処理はできる。その他スキャナの機能としては、ネットワーク回線を介して指定したパソコンに画像を送ることもできるし、このとき読み取り範囲や読み取り解像度などさまざまな設定を行う必要がある。このように近年の複合装置はユーザーによる複雑なジョブ設定が可能になってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが上述したジョブ設定を行うにはかなり熟練した人間であっても時間がかかり、設定を行っている間は他のユーザーがこの複合装置を使えないので迷惑を掛けてしまう。本願発明は、コピーやファクシミリ送信、スキャナでの原稿読み取りなど原稿読み取りを伴う作業をするときに、全体の時間がかからないで作業を完了することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記のような問題を解決するために本願請求項 1 に記載の発明は、DF部と、スキャナ部と、操作表示部と、画像メモリを有する原稿読み取り装置を有する画像形成装置又は画像送信装置において、前記操作表示部から、露光濃度、領域適応処理、解像度、拡大・縮小などの原稿読み取り条件に関係する第1の設定を行う第1の設定入力部と、この第1の設定が終了したときに操作するための第1の設定終了キーと、前記操作表示部から、コピー部数、後処理、ページ番号付与、ファクシミリ送信の相手先、画像データの送信先などの原稿読み取り条件に関係しない第2の設定を行う第2の設定入力部と、コピー開始、ファクシミリ送信、又は画像データの転送などの開始を行うためのスタートキーと、DF部に原稿が置かれており、かつ前記第1の設定終了キーが操作されたときには、前記第1の設定に基づいて原稿読み取りを開始して画像メモリに格納するとともに、コピーの開始、ファクシミリ送信、画像の転送は開始しない第1の制御手段と、原稿読み取り中であっても、前記スタートキーが操作されると、原稿読み取りを継続しつつ、画像形成又は画像送信できるものは前記第2の設定に基づいて読み取った画像データのコピーの開始、ファクシミリ送信、画像の転送を行う第2の制御手段とを有することを特徴とする原稿読み取り装置を有する画像形成装置又は画像送信装置である。
【0005】
本願請求項 2 に記載の発明は、前記第2の制御手段は、第1の制御手段によって画像メモリに格納される画像データが、原稿読み取り順序と同じ順序で画像形成又は画像送信される場合は、前記スタートキーが操作されるとすぐに画像形成又は画像送信を開始し、原稿読み取り順序と逆の順序で画像形成又は画像送信される場合は、前記画像メモリに画像データ全てを格納した後、画像形成又は画像送信を開始するものである請求項1に記載の画像形成装置又は画像送信装置である
【0006】
本願請求項 3 に記載の発明は、前記操作表示部はLCD表示部を有し、このLCD表示部は、第1の設定の入力のみ行うことができる第1の設定表示画面と、第2の設定の入力のみ行うことができる第2の設定表示画面とを切替可能に表示するように構成されており、前記第 1 の設定終了キーが操作されると第 2 の設定表示画面に自動的に切替わる第 3 の制御手段を有することを特徴とする請求項 1 又は2に記載の画像形成装置又は画像送信装置である。
【0007】
【作用】
本願発明によると、複雑なジョブ設定をするときであっても、この設定には原稿読み取りに関する設定と画像形成や画像送信に関する設定があることに着目し、初めに原稿読み取りの設定をしておいて、これが完了すると原稿を読み取りを開始し、この原稿読み取り中に画像形成や画像送信に関する設定を行えば全体的な時間短縮が行える。
さらに第2の設定の内容によっては、原稿読み取り中にスタートキーを操作すればすぐに、この原稿読み取りと並行して画像形成、画像送信を行っても良い。
【0008】
また、操作表示部のLCD表示部には、第1の設定の入力を行う第1の設定表示画面と、第2の設定の入力を行う第2の設定表示画面とを別々に表示するとユーザーにとって使いやすい。
また常に第1の設定を行ってからでないと第2の設定を行えないようにすればより効果的である。
【0009】
また、第1の設定の種類が多く、また機能によって分類されている場合などは第1の設定表示画面が複数枚に渡る場合もある。
このような時には、何れの第1の設定表示画面からでも設定終了キーを操作できるので、ユーザーにとっては便利である。
【0010】
【実施例】
本願発明の画像読み取り装置を採用する複合装置を図1の概略図に基づいて説明する。同図にこの複合装置1はコピー、プリンタ、ファクシミリ、スキャナの機能を有する複合装置で、CPU2、ROM3、RAM4、設定情報記憶部制御手段5、設定情報記憶部6、プリンタコントローラ7、受信情報記憶バッファ8、中間言語情報記憶バッファ9、プリンタ部10、後処理装置用I/F11、後処理装置12、後処理装置接続用ケーブル13、操作表示部14、DF用I/F15、DF16、DF用ケーブル17、スキャナ装置18、画像処理部19、ビットマップメモリ20、CODEC21、画像メモリ22、ネットワークI/F23、モデム24、NCU25、バス26などから構成されている。またこの複合装置1はネットワークケーブル27を介してパソコンA、B(28、29)やその他の機器と接続されている。
【0011】
詳しくは、前記CPU2は当該画像形成装置1の各構成を制御しており、各種プログラムを記憶した前記ROM3、ユーザーチョイスデータ、設定情報、トータルカウントデータ、各種フォントデータなどを記憶した前記RAM4に接続されている。本願発明の各請求項に記載されている、第1〜3の制御手段、第1,2の表示部制御手段などは、このROM3に記憶されたプログラムである。また、本願発明の第1の設定に関する情報、第2の設定に関する情報は、このRAM4の設定情報領域にある。
【0012】
前記設定情報記憶部制御手段5、前記設定情報記憶部6は、過去の設定情報、登録しているデータなどさまざまな情報を格納しているメモリとその制御手段である。
【0013】
前記プリンタコントローラ7は、接続されたパソコンから送信され、前記受信バッファ8に格納されているプリントコマンドやジョブ情報を解析し、中間言語情報を生成するものである。この中間言語情報は中間言語情報記憶バッファ9に格納される。
【0014】
前記プリンタ部10は、ビットマップメモリ20に展開されている画像データを順次このプリンタ部10の作像部のLSU又はLPHなどの潜像を書き込む装置に送り、この作像部でトナー像を形成し、これを給紙カセットから順次給紙、搬送される用紙に転写し、定着、排紙される。
【0015】
前記後処理装置用I/F11、前記後処理装置12、前記後処理接続用ケーブル13は、画像形成装置1から印刷されて排出される印刷物に、ステイプル、パンチなどの後処理、ソート、グループなどの仕分けなどを行う後処理装置12と、これを画像形成装置1本体と接続するためのインターフェース及びケーブルである。
【0016】
前記操作表示部14は、操作キー、LCD表示部などから構成されている。この画像形成装置は複合装置なので操作表示部はコピー機能画面、プリンタ機能画面、ファクシミリ機能画面、スキャナ機能画面を切り替え可能である。この操作表示部の詳細な説明は後述する。
【0017】
DF用I/F15は、この画像形成装置1の上に置かれたDF16とケーブル17を介して接続し、このDF16を制御するためのインターフェースである。
【0018】
前記スキャナ装置18は、DF16で1枚づつフィードされる、又は1枚をコンタクトガラス上に置いた原稿にハロゲンランプで光を当てその反射光をCCDセンサで読み取り、このアナログ信号をA/D変換でデジタル信号に変換し画像処理部19で画像処理をして後段のビットマップメモリ20に展開していく。このビットマップメモリ20は、前記スキャナ装置18からの画像データの他ネットワークなどを介して接続されたパソコンから転送されてくるプリントコマンドを前記プリンタコントローラ7で解析し生成される中間言語情報、相手方ファクシミリから公衆回線、NCU23、モデム22を介して送られてくる画像データを必要に応じてCODEC21で伸張しフルビットマップの画像データとして展開、保持する手段である。このCODEC21は、プリントデータに含まれる画像データの符号化されたものを復号化するためにも用いられる。
【0019】
前記画像メモリ22は、通常メモリコピーやファクシミリのメモリ送信、予約送信を行う場合に、スキャナ装置18で読み取った画像データをCODEC21で符号化して記憶する。またスキャナ機能を用いる場合は、スキャナ装置18で読み取った画像データをCODEC21で符号化して記憶したものを外部のパソコンから読み取ることもできるし、同じようにファクシミリのポーリング機能では、相手方ファクシミリから読み出すことも可能である。本願発明では、どのように画像データを使用するかを確定する前からこの画像メモリ22にスキャナで読み取った画像データを格納する。近年は画像形成装置に比較的大きい容量の画像データ格納用のハードディスクを用いて画像メモリとしているのも多い。
【0020】
ネットワークI/F23は、当該画像形成装置1をネットワークに接続するインターフェースである。ここではパソコンA、B(28、29)や図示していないその他の接続機器とネットワークケーブル27を介して接続されている。
【0021】
前記モデム24は、公衆回線から送信されてくるアナログ信号をデジタル信号に変換し、また逆にデジタル信号をアナログ信号に変換して公衆回線で送信するためのものである。前記NCU25は、公衆回線への接続、ファクシミリと電話の切り替え、回線へのオンフック信号の送出、リング検出などを行う。
【0022】
バス26は、上述した各構成のデータや信号のやり取りを行うバスである。それぞれ画像データ用のバスや制御信号用のバスがあるが、ここでは略して1つで表している。
【0023】
上述したようにプリンタ機能を有する複合装置1はコピーの使用頻度が高いことから通常の待機時には表示部141はコピー機能の画面となっている。他の画面の状態のときからであっても操作表示部14の機能選択キー142のコピーを選択すると図2の(A)の画面に切り替わる。この機能選択キー142はコピー以外のプリンタ、ファクシミリ、スキャナの機能を選択できる。上記表示部141の右側には、割り込みキー143がありジョブ実行中にこのキーが操作されると新たなコピーなどの設定と原稿の読み込みが可能となる。この隣にはデータ受信中ランプ144があり、プリンタやファクシミリのデータを受信中には点滅する。これらの下にはテンキー145、ストップ/クリアキー146、オールクリアキー147、スタート/送信キー148が設けられている。前記テンキー145はコピー枚数などの数値入力や、ファクシミリ送信の相手先番号の入力に使われ、前記ストップ/クリアキー146は直前の入力を取り消すキーで、前記オールクリアキー147は設定された設定作動モードをワンタッチで初期設定作動モードに戻すキーである。前記スタート/送信キー148はコピーの開始キーとして、ファクシミリ送信やスキャナの読み込み開始キー、またモードの決定などのキーとして使われる。上記テンキー145などの右側には、ファクシミリ送信に用いる短縮キー149がある。この短縮キー149はファクシミリ送信モードのときに予め登録している選択したキーに対応する相手先ファクシミリ番号がセットされる。
【0024】
まずコピー機能の画面の説明をする。表示部141はLCD表示部であり、表示とともにタッチパネルを兼ねている。この表示部141には、コピー機能を選択しているときには、基本タブ、変倍タブ、後処理タブ、機能タブ、その他タブがあり、基本画面では、ここでは倍率、カセットおよびバイパスの選択、両面の設定、混在、文字、写真モードなどの原稿への適応処理を選択するキーと、露光強度の表示、設定、及び本願の特徴である原稿読み取り設定終了キーがある。基本タブ、変倍タブ、後処理タブ、機能タブはそれぞれのタブにタッチするとその機能の設定画面に移る。その下のガイダンス表示部はユーザーに情報を知らせる「コピーできます。1(枚づつ)」などの表示を行う。その左には自動用紙、自動倍率、等倍の選択キーがあり、その下にはカセットの選択用のキーが複数設けられており、設定で選択されたもの以外は図中にあるようにマスクがかけられ現在の設定作動モードがわかりやすくなっている。これらの右の設定表示部は現在の設定「100%、自動用紙」などを表示する。さらにその下には、混在、文字、写真モードなどの原稿への適応処理を選択するキーがあり、ユーザー原稿に応じて何れかを選択すると、読み取った原稿の画像信号への処理が適応したもので行われる。その下には露光強度を示す表示部、その下にはさらに露光を調節するキーがあり、これを操作すると、露光強度を変える、又は画像信号を処理するときの閾値を変更するなどして明るく読み取ったり暗く読み取ったりなどしてコピー物に反映ささせる。そしてこの表示部141の一番右下には、原稿読み取り設定終了キーがあり、これを操作すれば原稿の読み取りのみを開始する。この画面では倍率:100%、コピー枚数:1枚、自動用紙選択でA4横がセットされた第1カセットが選択され、露光はほぼ真ん中の強さにあり、写真モードが選択されており、このうち本願発明の第1の設定は、混在、文字、写真モードなどの原稿の設定、露光強度などの設定であり、この設定に従い原稿読み取りを行う。もしユーザーがこの第1の設定を行わなくても、上記原稿読み取り設定終了キーを操作すれば、そのときの第1の設定で原稿読み取りを開始する。またこの画面の状態でスタート/送信キー148を操作すると、従来と同じようにコピー動作を開始する。
【0025】
変倍タブを選択すると、図2の(B)に示すような、変倍用の画面に切り替わり、上記後処理タブを選択すると、図2の(C)に示すように、ソート、シフトソート等々の仕分けや、ステイプルやパンチの後処理の設定用の画面に切り替わり、必要に応じて設定を行う。上記機能タブを選択すると、図2の(D)に示す機能選択画面に切り替わり、ガイダンス表示部には「機能を選択してください。」と表示され、その下の各機能に応じたアイコンを選択すると、両面、マージン、ページ印字、分割、枠消し、OHP合紙、シート、プレゼンなどの複写モードの機能を選択できる。画面右下にはカーソルがあり、これを操作すると図2の(E)に示すような上記機能以外の機能が表示される。この図2の(E)には、フォーム合成、集約コピー、ブック週刊誌、週刊誌綴じ、製本、白黒反転、鏡像の機能のアイコンが並んでいる。これらの変倍用の画面、後処理用の画面、機能用の画面から行う設定は、本願発明の第2の設定に対応し、これらの設定は原稿読み取り設定には直接影響を及ぼさない設定である。
【0026】
次にプリンタ機能についてであるが、プリンタ機能はスキャナを用いないため本願発明と関係ないので簡単に説明する。機能選択キー142のプリンタを操作すると図3の(A)に示す、プリンタの基本画面に切り替わる。ここでも基本タブ、ジョブ状況タブ、後処理タブ、機能タブ、その他タブがあり、基本画面では、ガイダンス表示部、用紙サイズの選択、オンライン/オフラインの切り替えキー、キャンセルキーなどが設けられている。ジョブ況タブを選択すると、図3の(B)の画面に切り替わり当該複合装置1に入力されているプリントジョブの状況が並んで表示されている。このように複合装置1本体では特に設定することもなく、プリントジョブの予約状態を見る程度であり、ほとんどはこの画像形成装置1に接続されているパソコンでプリント指示やジョブ設定の指示を行うなう。後処理、機能、その他などはコピーとほぼ同じなので説明は省略する。
【0027】
機能選択キー142のファクシミリを選択すると、図4の(A)にあるように、ファクシミリ機能の画面となる。ここでも基本タブ、機能タブ、後処理タブ、登録タブ、その他タブがあり、基本画面では、ここではガイダンス表示部のほか、メモリ送信とダイレクト送信の選択を行うディップキー、ファイン、スーパーファインなどの、読み取りの画像処理や解像度を選択するディップキー、オンフック/会話予約キー、ポーズ/リダイヤルキー、短縮/電話帳キー、混在、文字、写真モードなどの原稿への適応処理を選択するキーと、露光強度などの基本的な操作に関わる複数のキーがレイアウトされている。このファクシミリ機能では、本願発明の第1の設定は、メモリ送信か否か、ファイン、スーパーファインの解像度の設定、混在、文字、写真モードなどの原稿の設定、露光強度などの設定であり、この設定さえ完了すれば原稿の読み取りを開始しても良く、相手先番号などは、この原稿読み取り中に設定しても問題ない。機能タブを選択すると、図4の(B)に示すように、同報、暗号通信、送信予約などの送信モードを設定するディップキーや、2in1、4in1などの集約読み取りを設定するキー、基本画面にもあった短縮/電話帳キーがレイアウトされている。短縮/電話帳キーを選択すると、その右に短縮番号の入力指示が表示され、ここに番号を入力してスタートキー148を押すとファクシミリ送信が開始される。後処理タブはファクシミリ受信に関する設定なので説明は省略する。図4の(C)は登録画面で、短縮や電話帳、ワンタッチダイヤルの登録、変更を行える。
【0028】
機能選択キー142のスキャナを選択すると、図5の(A)にあるように、スキャナ機能の画面となる。ここでも基本タブ、読み取り設定タブ、保存先タブがあり、基本画面では画面の上のガイダンス表示部があり、その下に現在の設定が表示されており、現在はカラー、400DPI、JPEGでのファイル作成を行うモードであることがわかる。これらの下の左には読み取り原稿のサイズを選択するディップキーが、右には露光濃度の調整画面があり、その下には、本願発明の特徴である原稿読み取り終了キーが設けられている。読み取り設定タブを選択すると、混在、文字、写真、カラーなどの原稿への適応処理を選択するディップキー、その下には読み取り解像度を選択するディップボタンがあり、その右は基本画面と同様に現在の設定が表示されており、その下には、本願発明の特徴である原稿読み取り終了キーが設けられており、さらにその下には上下のカーソルがある。このカーソルを操作すると、図5の(C)の画面に切り替わり、ここでは保存ファイルの形式を選択できる。その右にはまた同じように、現在の設定が表示と原稿読み取り終了キー、カーソルがレイアウトされている。保存先タブを選択すると、図5の(D)の画面に切り替わり、予め登録している保存先のフォルダが表示されており、1つ又は複数を選択すると読み取り画像データはこの保存先に順次ファイリングされる。
【0029】
このように、本実施例の操作表示部14からは、原稿読み取りに関する第1の設定、その他の原稿読み取りに関連しな第2の設定を入力、選択できる。ここで各表示画面に登場している原稿読み取り設定終了キーを操作したときの、この複合装置1のコピー機能の場合の処理のフローチャートを図6を用いて説明する。
【0030】
まずDF部16に原稿が載置されているか否かを判断し(S101)、あれば第1の設定の入力画面を表示する(S102)。ここで第1の設定の入力画面とは、コピー機能では図2の(A)であるが、ファクシミリ機能では図4の(A)、スキャナ機能では、図5の(A)〜(C)が該当する。これは本願の効果をより有効に活用するために、まず原稿読み取り設定を行わせるためである。ここでユーザーにより必要な原稿読み取り設定を行えばよく、操作しなくても何らかの初期設定になっている。続いて原稿読み取り設定終了キーを操作すると(S103)、原稿を順次読み取っていくとともに画像メモリ22に格納を開始する(S104)。次にこの原稿読み取りを行っているときは、第2の設定画面を表示する(S105)。コピー機能では図2の(A)〜(E)を表示し、ユーザーはここで、原稿読み取り中に、コピー部数、倍率、後処理、機能などの第2の設定を行っていく。ファクシミリ機能では図4の(A)、(B)で第2の設定を行うことができ、スキャナ機能では図5(D)で第2の設定を行うことができる。このように必要に応じて第2の設定を行われてからスタート/送信キー148を操作されると(S106)、まず原稿の読み取りは終了したかをを判断し(S107)、すでに原稿の読み取りが終了していた場合は、第2の設定に従い画像形成、画像送信を開始し(S109)、処理は終了する。S107でまだ原稿読み取り中であれば、第2の設定の内容から判断して画像形成や画像送信ができるかを判断する(S108)。このS108の判断は、例えば単に1部のコピー枚数のものを、原稿を読み取った順番と同じ順番で印刷する場合などは、すでに画像メモリ22に格納されている画像データをプリンタ部へ送りコピーするだけなので、画像形成できると判断する。しかし原稿読み取り順序と逆の順番でコピーする場合や、集約コピー、シートモードなど、一旦メモりに全て格納してからでないと開始できないものは画像形成できないと判断する。同じようにファクシミリ送信では、読み取り順序と送信順序が同じ場合は画像送信できるが、そうでない場合は画像送信できないと判断する。このS108で、画像形成できないと判断した場合は、S107に戻り、できると判断した場合はS109に行き処理は終了する。
【0031】
本願第2の発明を図7を用いて説明する。図7の(A)はコピー機能の基本画面の一部であるが、ここでは原稿読み取りに関する設定しかできない。つまりユーザーはまず原稿読み取りに関する設定から行うことになる。この画面からカーソルを操作すると、図7の(B)の画面に切り替わり、第2の設定を行える。また図7の(A)の画面から原稿読み取り設定終了キーを操作すると自動的に図7の(B)の画面に切り替わるように制御するのが本願第2の発明の特徴である。この画面から再びカーソルでもとの画面に戻しても、図7の(C)のように、原稿読み取り中は第1の設定ができないようにするのも面白い。
【0032】
本願第3の発明に係る実施例を再び図5を用いて説明する。図5の(A)、(B)(C)は何れも原稿読み取りに関する設定を行う画面が表示されている。そこでこのような画面には原稿読み取り設定終了キーをレイアウトしておき、何れの画面からでも原稿の読み込みのみを開始できる。
【0033】
上述した実施例では、モノクロのデジタル複合装置なので、変倍の縮小は原稿画像を読み取りつつ間引き、拡大は読み取り速度を遅くすることにより行っているので、本願の第1の設定にしているが、カラー画像形成装置などは、縮小のときは読み取り原稿画像データを間引いて縮小するが、拡大の場合は、読み取り原稿画像を一端メモリに格納してから拡大処理をするので、拡大は第2の設定に含めても良い。また、集約コピーは縮小しているので、本来第1の設定に入る内容であるが、メモリに格納してから縮小する回路を設ければ第2の設定にもできる。このようにスキャナや画像処理の構成によって、操作表示部の内容を第1の設定にするか第2の設定にするかは適宜選択すればよい。
【0034】
【発明の効果】
本願第1の発明を用いれば、複雑なジョブ設定をするときであっても、この設定には原稿読み取りに関する設定と画像形成や画像送信に関する設定があることに着目し、初めに原稿読み取りの設定をしておいて、これが完了すると原稿を読み取りを開始し、この原稿読み取り中に画像形成や画像送信に関する設定を行えば全体的な時間短縮が行える。さらに第2の設定の内容によっては、原稿読み取り中にスタートキーを操作すればすぐに、この原稿読み取りと並行して画像形成、画像送信を行っても良い。
【0035】
本願第2の発明を用いれば、操作表示部のLCD表示部には、第1の設定の入力を行う第1の設定表示画面と、第2の設定の入力を行う第2の設定表示画面とを別々に表示するとユーザーにとって使いやすい。また常に第1の設定を行ってからでないと第2の設定を行えないようにすればより効果的である。
【0036】
本願第3の発明を用いれば、第1の設定の種類が多く、また機能によって分類されている場合などは第1の設定表示画面が複数枚に渡る場合もある。このような時には、何れの第1の設定表示画面からでも設定終了キーを操作できるので、ユーザーにとっては便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明を採用する複合装置及び周辺機器のブロック図である。
【図2】本願発明を採用する複合装置のコピー機能における操作表示部の概略図である。
【図3】本願発明を採用する複合装置のプリンタ機能における操作表示部の概略図である。
【図4】本願発明を採用する複合装置のファクシミリ機能における操作表示部の概略図である。
【図5】本願発明を採用する複合装置のスキャナ機能における操作表示部の概略図である。
【図6】本願発明を採用する複合装置のコピー機能における操作表示部の概略図である。
【図7】本願第2の発明を採用する複合装置のコピー機能における操作表示部の概略図である。
【符号の説明】
1;複合装置
2;CPU
3;ROM
4;RAM
5;設定情報記憶部制御手段
6;設定情報記憶部制御
7;プリンタコントローラ
8;受信情報記憶バッファ
9;中間言語情報記憶バッファ
10;プリンタ部
11;後処理装置用I/F
12;後処理装置
13;後処理装置用ケーブル
14;操作表示部
15;DF用I/F
16;DF
17;DF用ケーブル
18;スキャナ装置
19;画像処理部
20;ビットマップメモリ
21;CODEC
22;画像メモリ
23;ネットワークI/F
24;モデム
25;NCU
26;バス
27;ネットワークケーブル
28、29;パソコンA、B
Claims (3)
- DF部と、スキャナ部と、操作表示部と、画像メモリを有する原稿読み取り装置を有する画像形成装置又は画像送信装置において、
前記操作表示部から、露光濃度、領域適応処理、解像度、拡大・縮小などの原稿読み取り条件に関係する第1の設定を行う第1の設定入力部と、この第1の設定が終了したときに操作するための第1の設定終了キーと、前記操作表示部から、コピー部数、後処理、ページ番号付与、ファクシミリ送信の相手先、画像データの送信先などの原稿読み取り条件に関係しない第2の設定を行う第2の設定入力部と、コピー開始、ファクシミリ送信、又は画像データの転送などの開始を行うためのスタートキーと、DF部に原稿が置かれており、かつ前記第1の設定終了キーが操作されたときには、前記第1の設定に基づいて原稿読み取りを開始して画像メモリに格納するとともに、コピーの開始、ファクシミリ送信、画像の転送は開始しない第1の制御手段と、原稿読み取り中であっても、前記スタートキーが操作されると、原稿読み取りを継続しつつ、画像形成又は画像送信できるものは前記第2の設定に基づいて読み取った画像データのコピーの開始、ファクシミリ送信、画像の転送を行う第2の制御手段とを有することを特徴とする原稿読み取り装置を有する画像形成装置又は画像送信装置。 - 前記第2の制御手段は、第1の制御手段によって画像メモリに格納される画像データが、原稿読み取り順序と同じ順序で画像形成又は画像送信される場合は、前記スタートキーが操作されるとすぐに画像形成又は画像送信を開始し、原稿読み取り順序と逆の順序で画像形成又は画像送信される場合は、前記画像メモリに画像データ全てを格納した後、画像形成又は画像送信を開始するものである請求項1に記載の画像形成装置又は画像送信装置。
- 前記操作表示部はLCD表示部を有し、このLCD表示部は、第1の設定の入力のみ行うことができる第1の設定表示画面と、第2の設定の入力のみ行うことができる第2の設定表示画面とを切替可能に表示するように構成されており、前記第 1 の設定終了キーが操作されると第 2 の設定表示画面に自動的に切替わる第 3 の制御手段を有することを特徴とする請求項 1 又は2に記載の画像形成装置又は画像送信装置。
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