JP2007098590A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007098590A
JP2007098590A JP2005287551A JP2005287551A JP2007098590A JP 2007098590 A JP2007098590 A JP 2007098590A JP 2005287551 A JP2005287551 A JP 2005287551A JP 2005287551 A JP2005287551 A JP 2005287551A JP 2007098590 A JP2007098590 A JP 2007098590A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
job
execution
user information
image forming
approaching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005287551A
Other languages
English (en)
Inventor
Takamasa Yonezawa
孝壮 米澤
Hidetaka Fukiharu
秀隆 吹春
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Canon Finetech Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Finetech Inc filed Critical Canon Finetech Inc
Priority to JP2005287551A priority Critical patent/JP2007098590A/ja
Publication of JP2007098590A publication Critical patent/JP2007098590A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】複数のユーザにより共用される画像形成装置において自己の印刷物が他のユーザの印刷物に紛れるおそれを軽減することができるようにする。
【解決手段】受信ジョブ管理部410は受信した各ジョブのユーザを識別して各ジョブをジョブ記憶部413に格納して管理する。印刷部414によるジョブの実行中に接近者検出部412により接近者のユーザ情報が検出されたとき、比較制御部411により、この接近者のユーザ情報とジョブ記憶部413内に記憶している各ジョブのユーザ情報を比較する。同じユーザ情報のジョブがジョブ記憶部413内に記憶されている場合、当該記憶されているジョブを現在実行中のジョブに優先して実行する。受信したジョブは原則的に受信順に管理し、接近者がある場合にその接近者のジョブの受信が後であっても接近者のジョブを優先する形態と、原則的に受信順によらず接近者の接近を契機にその接近者のジョブを優先的に実行する形態とがありうる。
【選択図】図4

Description

本発明は、複数のユーザにより共用される画像形成装置に係り、特に、装置に接近するユーザを特定する機能を備えた画像形成装置に関する。
企業やオフィス等において、1台のプリンタをネットワークを介して複数のホストコンピュータ等の外部機器に接続し、複数のユーザが同プリンタを共用して利用することが行われている(特許文献1参照)。また、プリンタ以外にも複写機やファクシミリについても複数のユーザにより共用されることが一般的である。近年では、1台の装置がプリンタ、複写機、ファクシミリ等の各種の機能を兼ね備えたいわゆる複合機のような画像形成装置も普及してきている。
このような複数のユーザにより共用される画像形成装置では、ユーザ毎の用紙やトナー等の消費量データを取得したりするために、画像形成装置を使用しているユーザを特定する必要が生じる場合がある。
従来、このようなジョブ処理装置のユーザ特定技術として、ユーザが所有する携帯端末から発信された個人識別情報をジョブ処理装置側で受信可能とするとともに、その受信強度しきい値を、ジョブ処理装置の操作パネルに近接した位置で受信可能となる程度に設定し、複写機の近辺に複数のユーザがいても、受信する電波の強弱から実際にジョブを実行中のユーザを特定する技術が提案されている(特許文献2参照)。
また、携帯端末との通信エリア内に複数のユーザが入り込んでいる状況下であっても、ジョブに関する操作毎の操作内容を個人識別情報と関連づけて記憶することにより、そのユーザの中からジョブ実行者を正確に特定できる技術が提案されている(特許文献3参照)。
上記特許文献2、3は、原稿や印刷物の取り忘れを、当該ユーザに通知する技術も開示している。
特開平11−175276号公報 特開平11−338317号公報 特開2003−209642号公報
ところで、複写機能のように画像形成装置の設置場所で行う作業と異なり、プリンタ機能の共有では、画像形成装置の設置場所と離れた別の場所で出力指示を行い、印刷物が出力された頃を見計らって、当該設置場所に出向いて、自分が出力した印刷物を取得するという手順が採られる。
このようなプリンタ機能の共有では、複数のユーザが同時または前後して印刷指示を行った場合、画像形成装置の排紙トレイ上に複数のユーザの印刷物が蓄積される状態となりうる。このような状態で、自分の出力した印刷物を取りに来たユーザが自分の印刷物を識別するために、印刷内容を確認する等の作業が必要である。そのために、複数のユーザの印刷物が蓄積している状態では、その中から自分の印刷物を探し出すのに困難を伴っていた。また、その過程で異なるユーザの印刷物が相互に紛れてしまうようなおそれもあった。
本発明はこのような背景の下でなされたものであり、その目的は複数のユーザにより共用される画像形成装置において自己の印刷物が他のユーザの印刷物に紛れるおそれを軽減することができるようにするものである。
本発明による画像形成装置は、受信したジョブを一時記憶するジョブ記憶部と、接近者のユーザ情報を検出する接近者ユーザ情報検出手段と、ジョブの実行中に接近者のユーザ情報が検出されたとき、この接近者のユーザ情報と同じユーザ情報のジョブが前記ジョブ記憶部内に記憶されている場合、当該記憶されているジョブを現在実行中のジョブに優先して実行する実行制御手段とを備えたことを特徴とする。
この構成により、あるユーザのジョブが実行されている最中に、他のユーザの接近が検出されたとき、現在実行中のジョブに優先して当該接近者のジョブを優先して実行する。これにより、接近者は最新に出力された印刷物を自己の印刷物として取得することができる。
この場合、前記実行制御手段は、前記現在実行中のジョブの実行は一時停止し、前記優先したジョブの実行の終了後に再開する。
前記実行制御手段は、前記優先したジョブの実行の終了後、そのユーザが立ち去ることにより当該ユーザ情報が検出されなくなるまで前ジョブの再開または次のジョブの実行への移行を待機する。これにより、当該ユーザが自己の印刷物を持ち去った後に、中断(一時停止)されていた前ジョブまたは次のジョブが開始されるので、後に出力される印刷物を誤って自己の印刷物の一部として持ち去るおそれが回避される。
前記実行制御手段は、好ましくは、現在実行しているジョブが前記接近者のジョブでない場合に、現在実行しているジョブの残量を所定量と比較し、現在出力しているジョブの残量が前記所定量よりも少ないと判断された場合に、前記接近者のジョブよりも現在実行しているジョブの実行を優先させる。現在実行中のジョブがあと少しで出力し終わるような場合にまで、そのジョブを一時停止させて後続のジョブを優先させるのは、不合理だからである。
前記実行制御手段は、前記接近者のジョブが実行されている間はその実行の中断を行わないようにしてもよい。これにより、装置の設置位置にいないユーザのジョブのみが一時停止の対象となる。
本発明による他の画像形成装置は、受信したジョブを一時記憶するジョブ記憶部と、接近者のユーザ情報を検出する接近者ユーザ情報検出手段と、ジョブの実行中に接近者のユーザ情報が検出されたとき、その接近者のユーザ情報と同じユーザ情報のジョブが前記ジョブ記憶部内に記憶されている場合、当該ジョブを実行待ち行列につなぐ手段と、前記実行待ち行列につながれたジョブを順次実行させる実行制御手段とを備えたことを特徴とする。
この場合、ユーザが画像形成装置に接近することにより、そのジョブが実行待ち行列につながれる。実行待ち行列につながれたジョブは順次実行される。ユーザが画像形成装置に近づくまでは、原則として、そのジョブはジョブ記憶部に記憶されたままで、実行の対象とならない。
但し、前記受信したジョブのジョブ量が所定値以上である場合、例外的に、当該ジョブのユーザの接近を待つことなく当該ジョブを前記実行待ち行列につなぐようにしてもよい。これにより、ジョブ量の大きいジョブについては、そのユーザが装置前で待機する時間が過大にならないように、その時間を短縮することができる。
本発明の画像形成装置によれば、自己の印刷物が他のユーザの印刷物に紛れるおそれを軽減するとともに、排紙口に溜まっている印刷物の中から自分の印刷物を探し出さなければならない煩わしさからユーザを解放することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。ここでは、画像形成装置として、ネットワークを介して複数のホストコンピュータ等の外部機器に接続し、複数のユーザが共用して利用することができるネットワークプリンタを用いた場合を例として説明する。但し、本発明は、ネットワークプリンタに限らず、複数のユーザが遠隔的にジョブの実行を依頼することができる画像形成装置に適用することが可能である。
図1はこのようなネットワークプリンタの一例としてのレーザビームプリンタ(LBP)102の概略構成を示している。この図において、外部機器101は、ホストコンピュータ等であり、プリンタ102との間で印刷データやユーザデータ、プリンタ状態情報などがやり取りされる。レーザビームプリンタ102は、プリンタコントローラ部103、パネル部104、プリンタエンジン部105を備える。
プリンタコントローラ部103は、プリンタエンジン部105に接続され、外部機器101から送られる印刷データとしてのコードデータ(ESCコード、各種PDL等)を受け、このコードデータに基づいてドットデータからなるページ情報を生成してプリンタエンジン部105に対して所定のインターフェイスを介してイメージデータを送信する。本実施の形態におけるプリンタコントローラ部103は、ユーザが近づいてきたかどうかの判定やそれに伴う本発明の制御を実行し印刷するジョブも制御している。
プリンタエンジン部105は、イメージデータ(2値または多値データ)に基づいて、周知の電子写真プロセスによって感光ドラム上に潜像を形成し、用紙に転写して定着し印刷を行なう。
パネル部104は、ユーザ(操作者)とのインターフェースを行なう部位であり、ユーザに対して表示情報等の情報を提供するとともに、ユーザからの指示や情報の入力を受け付ける。ユーザは、パネル部104または外部機器101のユーティリティ画面を操作することによって、プリンタ102に所定の動作を指示することができる。
ユーザ情報記憶媒体106は、ユーザのプリンタへの接近を検出するためにユーザが所持する部位であり、例えば、非接触ICカード、RFID(無線タグ)等、任意のユーザ識別情報を記憶した媒体またはこのような媒体を内蔵した携帯端末装置である。但し、本発明のユーザ情報記憶媒体106は非接触型であることは必須ではなく、接触型ICカード、磁気カード、あるいはバーコードを記したカードなどであってもよい。
図2は、本実施の形態のプリンタの機構摸式図である。
同図において、プリンタ筐体201には、操作パネル202が取り付けられている。操作パネル202は、入力操作のためのスイッチ等、および表示のためのLED表示器およびLCD表示器が配されている。この操作パネル202は図1において示したパネル部104の物理的側面である。
制御ボード収納部203は、プリンタの印刷プロセス制御を行なうプリンタエンジン部105および、プリンタ全体の制御とホストコンピュータからのデータを解析しイメージデータに変換するプリンタコントローラ部103を収納する。用紙カセット210は用紙束を保持しており、不図示の仕切り板によって電気的に用紙サイズを検知する機構を有する。
カセット給紙ローラ211は、用紙カセット210上に載置された用紙束の最上位の用紙一枚のみを分離し、不図示の駆動手段によって分離した用紙を給紙ローラ212まで搬送させるローラで、給紙の度に間欠的に回転し、1回転に対応して1枚の用紙を給紙する。
レジストシャッタ214は、用紙を押圧して給紙を停止させる。給紙ローラ212は、用紙の先端部をレジストシャッタ214まで搬送する。用紙を保持する用紙カセット250は、不図示の仕切り板によって電気的に用紙サイズを検知する機構を有する。
カセット給紙クラッチ253は、カセット給紙ローラ211と同様、用紙カセット250上に載置された用紙束の最上位の用紙一枚のみを分離し、不図示の駆動手段によって分離した用紙を給紙ローラ256まで搬送させるローラで、給紙の度に間欠的に回転し、1回転に対応して1枚の用紙を給紙する。給紙ローラ256は、給紙ローラ212まで用紙を搬送する。
手差し用トレイ219は、手差しによる給紙を行うためのトレイであり、手差し給紙ローラ215により供給された用紙はフィードされる。給紙ローラ215は用紙の先端をレジストシャッタ214まで搬送する。
以上のような構成によって用紙カセット210,250および手差し用トレイ219から選択的に用紙を給紙することが可能となる。プリンタエンジン部105は、プリンタコントローラ部103と所定の通信プロトコルによって通信を行ない、プリンタコントローラ部103からの指示に従って、カセット210,250または手差し用トレイ219のなかから目的の給紙部を決定し、印刷開始指示によって上記のとおり給紙を開始し用紙をレジストシャッタ214まで搬送する。
カートリッジ204は、感光ドラム205および不図示のトナー保持部を有する。レジストシャッタ214まで用紙が搬送されると、プリンタコントローラ部103から送られたイメージデータに応じてレーザドライバ206によってオンオフ駆動される不図示の半導体レーザから発射されるレーザビームは、回転多面鏡207により主走査方向に走査され反射ミラー208を介して感光ドラム205上に導かれ結像し、主走査方向に走査して主走査ライン上に潜像を形成する。このレーザビームの発射に同期してレジストシャッタ214を上方に駆動し、用紙の搬送をレーザビームの副走査に同期させる。レーザビームの走査開始時に配置されたビームディテクタ209は、レーザビームを検出することによって主走査の画像書きだしタイミングを決定するための同期信号を形成し、プリンタコントローラ部103に送る。
その後、用紙は、搬送ローラ213によって搬送され、感光ドラムは不図示のモータによって回転駆動され、現像器220によってトナー像として顕像化された後、用紙上に転写される。トナー像が転写された用紙は、定着ローラ216によりトナー像が加熱定着され、搬送ローラ217を経て、排紙ローラ218によりプリンタ筐体201の排紙トレイ(排紙口)に排紙される。
図3に、本実施の形態のプリンタコントローラ部103の内部の構成を示すブロック図を示す。
同図において、パネルインターフェース部301は、パネル部104とのデータ通信によって、操作者からの諸設定情報や指示をパネル部104から受けとる。ホストインターフェース部302は、ネットワーク320を介してホストコンピュータ等の外部機器101との間で信号をやり取りする入出力部である。エンジンインターフェース部306は、プリンタエンジン部105との信号の入出力部であり、不図示の出力バッファレジスタからデータ信号送出を行なうとともにプリンタエンジン部105との通信制御を行なう。
画像データ発生部303は、外部機器101より送られる制御コードデータに基づいて実際の印刷のためのビットマップデータを発生する。画像メモリ305は、画像データを格納する。
CPU309は、プリンタコントローラ部103全体の制御を司り、本発明における実行制御手段として機能する。ROM304は、CPU309の制御コード等からなるプログラムおよび固定的なデータを格納する。RAM307は、CPUの使用する一時記憶用メモリであり、後述するジョブの待機領域や実行待ち行列を格納するための記憶領域として利用できる。
EEPROM310は、不揮発性のメモリであり、設定情報等、装置電源が遮断されている間も各種の情報を不揮発的に記憶する。DMA制御部308は、CPU309からの指示により画像メモリ内のビットマップデータを、エンジンインターフェイス部306に転送する。
システムバス311は、アドレスバスおよびデータバスを含む。パネルインターフェイス部301、ホストインターフェイス部302、画像データ発生部303、ROM304、画像メモリ305、エンジンインターフェイス部306、媒体インターフェース部312、RAM307、DMA制御部308、CPU309およびEEPROM310は、各々システムバス311に接続され、システムバス311上にある全ての機能部にアクセス可能である。
プリンタコントローラ部103は、プリンタエンジン部105に配設された用紙切れや紙ジャム、トナー切れなどを検知するセンサ等により発生したエラー等を検知するほか、重大な障害があればサービスコールの要求を行ったり、オペレータの介入を求めたりということを、プリンタの状態変化として検出し、後述する手順でホストコンピュータへと通知する。
また、媒体インターフェース部312はユーザの所有するユーザ情報記憶媒体106との通信を行い、本発明の制御のためのユーザ情報を得る部分である。
ここで、図4は、本発明の概略動作を説明するための画像形成装置の機能ブロック図である。本発明の画像形成装置においては、CPU309等により構成される受信ジョブ管理部410で、受信した受信ジョブの情報からそのジョブを発行したユーザを識別するためのユーザ情報を検出し、受信ジョブを一旦ジョブ記憶部413に格納して管理する。他方、媒体インターフェース部312により構成される接近者検出部412により、接近者のユーザ情報を検出する。両ユーザ情報は、CPU309等により構成される比較制御部411により比較され、両ユーザ情報が一致する場合には、当該接近者の未実行のジョブがジョブ記憶部413内に存在すれば、そのジョブを優先的に実行する。すなわち、そのジョブを印刷部414(実行部)へ転送する。
なお、受信ジョブ管理部410は、例えば図5に示すように、ヘッダ510と画像データ520を含む印刷データ500のヘッダ510に含ませたユーザ識別情報(useID)511を読み取ることにより、ユーザ情報を検出し、各ジョブをユーザ情報に対応づけて管理する。
本実施の形態の前提として、(1)原則的にジョブ記憶部内の印刷ジョブを受信順に実行待ち行列610(図6)につなぎ、受信順に実行する第1の動作モードと、(2)原則的に印刷ジョブはジョブ記憶部内に記憶しておき、ユーザが装置に接近したことを契機に当該ジョブを実行する第2の動作モードとが考えられる。実行待ち行列610とは、実行を要求されたジョブを先入れ先出し方式で実行待ちの管理を行う手段である。両動作モードはそれぞれ独立に採用してもよいし、両者を採用してその一方を選択できるようにすることも可能である。
優先的な実行の態様としては、第1の動作モードでは実行中のジョブを一時中断して接近者のジョブを実行し、その終了後に元のジョブの実行を再開する。この場合、接近者のジョブは実行中の処理に対して割り込み処理として実行される。割り込み処理として実行中のジョブに対してさらに別の接近者による他のジョブの優先実行を行うことは可能であるが、制御が煩雑になること、および、一旦、実行開始されたジョブがいつまでも後回しにされることを回避するため、本実施の形態では割り込みの重複は行わないことが好ましい。
また、図7に示すように、第2の動作モードでは原則的に受信ジョブは待機領域620(例えばRAM307内)に記憶され、ユーザが装置に接近するまでにそのユーザの発行したジョブは実行されず、ユーザが装置に接近したことを契機として当該ジョブが実行待ち行列610につながれる。但し、印刷出力に時間の掛かる長い文書などのジョブ量が大きいジョブについては、例外的にユーザの装置への接近を待たずに、受信後直ちに実行待ち行列につなぐようにしてもよい。
このような接近者のジョブを優先的に実行する構成により、原則的に、ユーザは自分の発行したジョブの実行を目の前で確認し、その終了後に出力された印刷物を、後続の印刷物と紛れさせることなく、直ちに持ち帰ることができる。
図8は、第1の動作モードでの印刷ジョブ受信時処理を示している。このフローチャートおよび後述する他のフローチャートにおいて、当該処理はCPU309がROM304内に格納されたプログラムを読み出して実行することにより実現される。図8において、印刷ジョブが受信されたときには、そのジョブは直ちに実行待ち行列610に接続される。
図9は印刷ジョブ実行処理を表している。この処理は、ジョブの受信時やジョブの終了時に起動される。この処理時実行時には実行待ち行列610に実行待ち状態のジョブが存在するか否かをチェックし(S21)、存在するならば、実行待ち行列610に繋がれた先頭のジョブを取り出して実行する(S22)。複数のジョブの実行順は原則的にその繋がれた順(先入れ先出しの順)である。
図10は、上記割り込み処理としてのユーザ接近検出時処理の一例を示している。この処理はユーザ情報記憶媒体106に基づいてユーザの接近が検出されたときに起動される。
まず、接近者のジョブがプリンタ内に存在するかをチェックする(S31)。存在しなければ、この処理を終了する。存在すれば、そのジョブは実行中か否かをチェックする(S32)。実行中であれば、その実行中ジョブは接近者のものかどうかをチェックする(S33)。接近者のものであれば、その印刷を継続する(S36)。接近者のものでなければ、実行中のジョブを一時停止し、接近者のジョブを印刷させる(S34)。実行中のジョブを一時停止したときには、仕切り紙を置いたり、既出力分を脇によけたり、違うビンに出力したりした後、新たなユーザのジョブを実行することにより、接近者のジョブを溜まっている用紙の一番上に出力しても、接近者は自己の印刷物を先行出力されている印刷物に紛れることなく簡単かつ明確に分離して取り上げることができる。なお、このような各ジョブの分離出力のための手段自体は公知のものを利用することができる。
ステップS32でジョブ実行中でなければ、接近者のジョブを直ちに印刷させる(S35)。
なお、ステップS34、ステップS35およびステップS36において、後に他の接近者が現れても自己の印刷が中断されない(割り込まれない)ように当該ジョブに対して割り込みフラグをたてるようにしてもよい。ユーザが自己の印刷物を受け取るために装置の設置にまで出向いて、自己のジョブの印刷が開始された、または既に開始されている状態で、他のユーザが装置の設置位置に遅れて現れたときに、先着者がその場で既に自己の印刷物が出力し終わるのを待っているにも関わらず、後の接近者のジョブが優先されるのは不合理だからである。そのため、上記ステップS33では、実行中のジョブが接近者のものではない場合、実行中のジョブについて割り込み禁止フラグが立っていないことを確認して、ステップS34に進む。禁止フラグが立っていればステップS34ではなくステップS36へ移行する。
印刷が終了したら(S37)、ジョブ印刷に係る接近者が立ち去るまで待機する(S38)。このチェックは所定の時間(ここでは1分間)だけ行う。もし、自己の印刷物に続けて他のユーザの印刷物が出力されると、当該接近者は後続の印刷物を誤って自己の印刷物の一部であると誤認して持ち去ってしまうおそれが生じる。待機時間を設けることにより、当該接近者が自己の印刷物の出力が終了したことを容易に認識し、自己の印刷物のみを取得することが容易になる。
所定の時間内に当該接近者が立ち去ったことが確認されたら、直ちに、一時停止していた前ジョブの実行を再開する(S40)。あるいは、一時停止していた前ジョブが存在しなければ、実行待ち行列610の次のジョブの実行を開始する。接近者が立ち去るということからは、そのユーザが自分の出力した印刷物を持ち帰ったということが推定され、これを待って印刷を再開することにより、既出力印刷物が次の印刷物と紛れることがなくなる。
接近者が立ち去らないまま、上記所定の時間が経過したら、やはりステップS40を実行する。接近者が何らかの理由でいつまでも立ち去らないと次のジョブの印刷が不当に遅れるため、「所定時間」が経過したら、当該接近者が立ち去らなくても次のジョブの印刷を開始するようにしている。「所定時間」はユーザが可変設定できるようにしてもよい。
なお、現在実行しているジョブが接近者のジョブでない場合に、現在実行しているジョブの残量を所定量と比較し、現在出力しているジョブの残量が前記所定量よりも少ないと判断された場合に、前記接近者のジョブよりも現在実行しているジョブの実行を優先させるようにしてもよい。これにより、現在実行中のジョブがあと少しで出力し終わるような場合に、そのジョブを優先して完了させる。
図11は第2の動作モードにおける印刷ジョブ受信時処理の一例を表している。この場合、印刷ジョブが受信されたら、そのジョブを一旦、待機領域620に格納する(S51)。待機領域620内にあるジョブはそこにとどまる限り、実行されず、実行待ち行列610に移されて初めて実行される。
図12は、第2の動作モードにおける印刷ジョブ受信時処理の他の例を示している。この場合、印刷ジョブが受信されたら、そのジョブを一旦、待機領域620に格納する(S51)点は図11の処理と同じである。但し、その後、そのジョブ量をチェックし、ジョブ量が所定値以上であれば(S52,Yes)、当該ユーザの接近を待つことなく当該ジョブを直ちに印刷待ち行列に接続する(S53)。これは、ジョブ量が大きいジョブについてユーザの接近を契機として印刷を開始したのでは、そのユーザの待ち時間が不当に長くなることを考慮したものである。
図13は、第2の動作モードにおけるユーザ接近検出時処理の一例を表している。ユーザの接近が検出されたら、まず、その接近者のジョブが待機領域620内に存在するかをチェックする(S61)。存在しなければ、この処理を終了する。存在すれば、そのジョブを印刷待ち行列610へ接続する。この動作モードでは、ユーザの接近は待機領域620内のジョブを実行待ち行列610へ移すための契機であり、実行待ち行列610内ではつながれた順に処理される。この動作モードでは、ユーザの接近を起因とした実行中のジョブの中断は行われない。
第2の動作モードにおける実行待ち行列のジョブに対する印刷ジョブ実行処理は図9に示したものと同じであり、説明を省略する。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、上記で言及した以外にも種々の変形、変更を行うことが可能である。
本発明の画像形成装置の実施の形態におけるネットワークプリンタの一例としてのレーザビームプリンタ(LBP)の概略構成を示すブロック図である。 図1に示したのプリンタの機構摸式図である。 図1に示したプリンタ内のプリンタコントローラ部の内部の構成を示すブロック図である。 発明の概略動作を説明するための画像形成装置の機能ブロック図である。 本発明の実施の形態における印刷データの構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における第1の動作モードを説明するための図である。 本発明の実施の形態における第2の動作モードを説明するための図である。 図6に示した第1の動作モードでの印刷ジョブ受信時処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における印刷ジョブ実行処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるユーザ接近検出時処理の一例を示すフローチャートである。 図7に示した第2の動作モードにおける印刷ジョブ受信時処理の一例を示すフローチャートである。 図7に示した第2の動作モードにおける印刷ジョブ受信時処理の他の例を示すフローチャートである。 図7に示した第2の動作モードにおけるユーザ接近検出時処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
101…外部機器
102…レーザビームプリンタ
103…プリンタコントローラ部
104…パネル部
105…プリンタエンジン部
106…ユーザ情報記憶媒体
201…プリンタ筐体
202…操作パネル
203…制御ボード収納部
204…カートリッジ
205…感光ドラム
206…レーザドライバ
207…回転多面鏡
208…反射ミラー
209…ビームディテクタ
210…用紙カセット
211…カセット給紙クラッチ
212…給紙ローラ
213…搬送ローラ
214…レジストシャッタ
215…給紙ローラ
216…定着ローラ
217…搬送ローラ
218…排紙ローラ
219…手差し用トレイ
220…現像器
250…用紙カセット
253…カセット給紙クラッチ
256…給紙ローラ
301…パネルインターフェース部
302…ホストインターフェース部
303…画像データ発生部
305…画像メモリ
306…エンジンインターフェース部
308…制御部
311…システムバス
312…媒体インターフェース部
320…ネットワーク
410…受信ジョブ管理部
411…比較制御部
412…接近者検出部
413…ジョブ記憶部
414…印刷部
500…印刷データ
510…ヘッダ
520…画像データ
610…行列
620…待機領域

Claims (7)

  1. 受信したジョブを一時記憶するジョブ記憶部と、
    接近者のユーザ情報を検出する接近者ユーザ情報検出手段と、
    ジョブの実行中に接近者のユーザ情報が検出されたとき、この接近者のユーザ情報と同じユーザ情報のジョブが前記ジョブ記憶部内に記憶されている場合、当該記憶されているジョブを現在実行中のジョブに優先して実行する実行制御手段と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記実行制御手段は、前記現在実行中のジョブの実行は一時停止し、前記優先したジョブの実行の終了後に再開することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記実行制御手段は、前記優先したジョブの実行の終了後、そのユーザが立ち去ることにより当該ユーザ情報が検出されなくなるまで前ジョブの再開または次のジョブの実行への移行を待機することを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記実行制御手段は、現在実行しているジョブが前記接近者のジョブでない場合に、現在実行しているジョブの残量を所定量と比較し、現在出力しているジョブの残量が前記所定量よりも少ないと判断された場合に、前記接近者のジョブよりも現在実行しているジョブの実行を優先させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記実行制御手段は、前記接近者のジョブが実行されている間はその実行の中断を行わないことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 受信したジョブを一時記憶するジョブ記憶部と、
    接近者のユーザ情報を検出する接近者ユーザ情報検出手段と、
    ジョブの実行中に接近者のユーザ情報が検出されたとき、その接近者のユーザ情報と同じユーザ情報のジョブが前記ジョブ記憶部内に記憶されている場合、当該ジョブを実行待ち行列につなぐ手段と、
    前記実行待ち行列につながれたジョブを順次実行させる実行制御手段と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記受信したジョブのジョブ量が所定値以上である場合、当該ジョブのユーザの接近を待つことなく当該ジョブを前記実行待ち行列につなぐことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
JP2005287551A 2005-09-30 2005-09-30 画像形成装置 Withdrawn JP2007098590A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005287551A JP2007098590A (ja) 2005-09-30 2005-09-30 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005287551A JP2007098590A (ja) 2005-09-30 2005-09-30 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007098590A true JP2007098590A (ja) 2007-04-19

Family

ID=38026025

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005287551A Withdrawn JP2007098590A (ja) 2005-09-30 2005-09-30 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007098590A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009003487A (ja) * 2007-06-19 2009-01-08 Dainippon Printing Co Ltd プリンタ出力管理システム
JP2009059056A (ja) * 2007-08-30 2009-03-19 Fuji Xerox Co Ltd 指示情報管理プログラム、指示情報管理装置、印刷装置及び印刷システム
JP2010052427A (ja) * 2008-07-31 2010-03-11 Toshiba Tec Corp 画像形成装置及びその制御方法
JP2010105401A (ja) * 2009-12-07 2010-05-13 Brother Ind Ltd 印刷装置
US8208828B2 (en) * 2008-06-18 2012-06-26 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus and job execution method
US8587802B2 (en) 2007-07-16 2013-11-19 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Selecting print jobs based on detected user presence and wait time
US8922796B2 (en) 2011-06-27 2014-12-30 Seiko Epson Corporation Printing apparatus and printing method with error detection
CN106303131A (zh) * 2015-06-23 2017-01-04 京瓷办公信息系统株式会社 图像形成装置
JP2017077625A (ja) * 2015-10-19 2017-04-27 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP2017226166A (ja) * 2016-06-23 2017-12-28 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成システムおよび画像形成装置
US10317833B2 (en) * 2015-09-30 2019-06-11 Kyocera Document Solutions Inc. Image forming apparatus, image forming method capable of notifying related print job

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009003487A (ja) * 2007-06-19 2009-01-08 Dainippon Printing Co Ltd プリンタ出力管理システム
US8587802B2 (en) 2007-07-16 2013-11-19 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Selecting print jobs based on detected user presence and wait time
JP2009059056A (ja) * 2007-08-30 2009-03-19 Fuji Xerox Co Ltd 指示情報管理プログラム、指示情報管理装置、印刷装置及び印刷システム
US8314954B2 (en) 2007-08-30 2012-11-20 Fuji Xerox Co., Ltd. Instruction information management method, instruction information management apparatus, printing apparatus, printing system and computer readable medium
US8208828B2 (en) * 2008-06-18 2012-06-26 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus and job execution method
JP2010052427A (ja) * 2008-07-31 2010-03-11 Toshiba Tec Corp 画像形成装置及びその制御方法
US8355156B2 (en) 2008-07-31 2013-01-15 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and method for controlling the order of execution of print jobs
JP2010105401A (ja) * 2009-12-07 2010-05-13 Brother Ind Ltd 印刷装置
US8922796B2 (en) 2011-06-27 2014-12-30 Seiko Epson Corporation Printing apparatus and printing method with error detection
CN106303131A (zh) * 2015-06-23 2017-01-04 京瓷办公信息系统株式会社 图像形成装置
JP2017007224A (ja) * 2015-06-23 2017-01-12 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
CN106303131B (zh) * 2015-06-23 2018-12-04 京瓷办公信息系统株式会社 图像形成装置
US10317833B2 (en) * 2015-09-30 2019-06-11 Kyocera Document Solutions Inc. Image forming apparatus, image forming method capable of notifying related print job
JP2017077625A (ja) * 2015-10-19 2017-04-27 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP2017226166A (ja) * 2016-06-23 2017-12-28 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成システムおよび画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007098590A (ja) 画像形成装置
JP3814342B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法
US20090002733A1 (en) Printing apparatus, control method therefor, program, and storage medium
GB2349767A (en) Multi-function copier allowing print interruption at a print boundary by document scanner user.
US20060203289A1 (en) Printing system, printer and storage medium readable by computer
JP2005149317A (ja) 情報処理装置、ジャムリカバリ方法、プログラム、記録媒体及び印刷システム
US6903832B2 (en) Output control apparatus, output control method and memory medium storing program readable by computer
JP2007207194A (ja) 印刷装置、外部装置、印刷システム及び印刷装置の制御方法
JP4152542B2 (ja) ネットワークプリンティングシステム
JP2007055024A (ja) 印刷装置
JP3634511B2 (ja) 画像形成装置及びその制御装置及びその制御方法
JP4677229B2 (ja) 印刷装置及び印刷方法
JP4072471B2 (ja) 画像記録装置および給紙制御方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム
US8411302B2 (en) Printing system, printing apparatus and print control method therefor
JP2000259377A (ja) データ処理装置および画像出力制御装置およびデータ転送方法および画像出力制御方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体
JPH11175276A (ja) 印刷装置及びその制御方法
JP2008003912A (ja) ホストベース印刷システム
JP2005153218A (ja) 画像形成装置、エラーリカバリ方法およびプログラム
JPH0924660A (ja) 印刷装置
JP2005343089A (ja) 画像形成システムおよび画像形成装置
JPH1097392A (ja) 印刷制御装置および印刷制御方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体
JP2006001127A (ja) 印刷装置、及びその制御方法
JP2004178096A (ja) 画像形成システム、メンテナンス管理方法、画像形成装置および情報処理装置
JP2006035442A (ja) 画像形成装置
JP3291266B2 (ja) 記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20081202