JP2005149317A - 情報処理装置、ジャムリカバリ方法、プログラム、記録媒体及び印刷システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 印刷データの印刷出力時にジャムが発生した場合でもジャムリカバリを行わないことが設定されている場合(ステップS1002)、印刷装置は、当該印刷データを廃棄し(ステップS1004/S1005)、印刷処理を再開することにより(ステップS1006)、ジャムの対象となる印刷データについては再印刷を行わないようにする。
【選択図】 図10
Description
図1は、本発明の一実施形態に係る印刷装置のシステム構成の概略を示す図である。
図1において、情報処理装置101は、例えば、ホストコンピュータであり、画像情報の供給源、あるいはプリンタの制御装置として機能する。本実施形態においては、印刷装置102として、レーザビームプリンタ(プリンタ)を用いている。
図2において、201は、プリンタ筐体である。202は、ユーザが各種指示を与えるためのスイッチ、メッセージやプリンタの設定内容等を表示するためのLED表示器やLCD表示器等が配された操作パネルであり、図1に示すパネル部104の一態様である。203は、ボードの収容部であり、プリンタコントローラ103及びプリンタエンジン105の電子回路部分を構成するボードを収容する。
301はパネル部104とのデータ通信を行うパネルインタフェース部である。CPU309はパネルインタフェース部301を介して、ユーザがパネル部104において設定・指示した内容を確認することができる。302はネットワークを介してホストコンピュータ等の情報処理装置101と双方向に通信接続するためのホストインタフェース部である。306はプリンタエンジン105と通信接続するためのエンジンインタフェース部である。CPU309はエンジンインタフェース部306を介して、信号を制御し、信号の状態、すなわち、プリンタエンジン105の状態を認識することができる。
情報処理装置101とプリンタ本体102はインタフェースケーブルを介して接続されている。入力部401は情報処理装置101との通信を司る部分であり、通信プロトコルの解析を行い、情報処理装置101から入力されたデータを受信バッファ402に格納する。受信バッファ402にデータが格納されると解析部403が動作する。解析部403は受信バッファ402に格納されているデータを読み込み、データを解析して各コマンドに対応するオブジェクト(中間データ)を生成し中間バッファ404に格納する。本実施形態では、プリンタがサポートしているコマンドはPDL(Page Description Language)とするが、PDLでなくてもページ毎に印刷を行うことが可能なデータはすべて同様である。中間データはページ毎に管理される。中間バッファ404にデータが格納されると描画処理部405が動作する。
データはパケット構造になっている。パケットはヘッダ部とデータ部から構成されている。ヘッダ部にはパケットの種類とデータ部のサイズが記述してある。ヘッダ部のサイズは固定長とする。図5は1ジョブ分のデータを示している。ジョブはジョブスタートパケット501で始まり、ジョブエンドパケット504で終わる。印刷装置102はジョブスタートパケット501からジョブエンドパケット504までを1つのジョブとして認識する。ジョブスタートパケット501とジョブエンドパケット504の間には複数のデータパケットが存在する。データパケットの中には実際の印刷データであるPDLデータが格納されている。印刷データは複数のパケットに分割されて転送される場合があるが分割する場所の定はない。ページ毎にパケットを分けたりする必要性はない。
ジョブ管理テーブルは解析部408がジョブスタートパケット501を解析した時点で登録される。ジョブスタートパケット501のデータ部506に格納されているジョブ属性がジョブ管理テーブルに格納される。各ページの中間データはページ毎に管理されている。どのページがどのジョブの何ページ目であるかという情報が各ページの中間データに対応する情報部602〜606に格納されている。実際の紙への印刷が完了するとプリンタエンジン105から信号が返り、それをトリガにして該ページの中間データを削除する。全ページの中間データが削除されたらジョブ管理テーブルから該ジョブの情報を削除する。
S1201でアプリケーションから「印刷」が指示されると図7(a)に示す画面701が表示される。702は印刷装置102を選択する入力部である。予め登録されている印刷装置102を選択することができる。703はプロパティボタンである。S1202でプロパティボタン703がマウスでクリックされたか判別し、クリックされたと判別された場合、S1203に進み、図7(b)に示す画面707が表示され、より詳細な設定変更を行うことがきる。プロパティ画面は印刷装置102の機種によって異なる。707は印刷部数を指定する入力部である。
図7(a)の705はOKボタンである。S1208でOKボタン705がクリックされたか判別し、クリックされたと判別された場合、S1209に進み、その時点の設定値に従って図5の形式のデータが生成される。図7(b)の入力部708でジャムリカバリONが設定された場合、図5の506のデータ部はJamRecovery=ONと設定され、図7(b)でジャムリカバリOFFが設定された場合、図5の506のデータ部はJamRecovery=OFFと設定される。S1210で生成された図5の形式のデータを印刷装置102(スプーラ)に転送される。706はキャンセルボタンである。S1211でキャンセルボタン706がクリックされたか判別しクリックされたと判別された場合印刷処理がキャンセルされる。
電源投入後、不図示の各種初期化処理を行い、ステップ801のデータ入力待ちループに入る。ネットワークで接続された情報処理装置101から印刷データの入力があるとデータ入力待ちループから抜けてステップ802へ進む。ステップ802では情報処理装置101から転送されてきた印刷データおよび、ネットワークプロトコルのパケットに格納されている情報からデータ送信元の情報処理装置101のネットワークアドレスまたはハードウェアアドレス、時刻、ユーザIDを調べ、記憶する。
ステップ901では受信バッファ402から印刷データを読み出し、データの解析を行う。印刷データは複数のコマンド(命令)で構成されている。データ解析処理は各コマンドを解析する処理である。解析部403は1コマンド毎に処理を行い、全ての印刷データを解析するまで繰り返す。解析の結果、コマンドが排紙命令であれば処理はステップ903へ進み、ここまでに生成した中間データを1ページ分として認識する処理が行われる。排紙命令でなければ処理はステップ904へ進む。ステップ904ではその他のコマンドに対応する処理が行われる。解析部403は、文字、イメージ、図形などそれぞれのコマンドに応じて中間データを生成し、中間バッファ404に格納する。ステップ905では解析部403は解析すべきデータが未だ存在するかを判定する。解析すべきデータが存在する場合、処理はステップ901へ戻る。解析すべきデータが存在しない場合は解析処理が終了する。
本実施形態の印刷装置102にはジャム検知センサ(不図示)が複数存在し、ジャムの発生を検知することが可能である。ジャムが発生した場合、プリンタエンジン105からジャムが発生したことを示すステータスがプリンタコントローラ103に返る。同時にジャムが発生した個所の情報も返る。このステータスに対して印刷装置102はジャムに対する処理を開始する。
ステップ1101はプリントエンドの処理を示すものである。印刷が正常に完了するとプリンタエンジン105から1ページを正常に出力したことを示す信号が送られてくる。これをプリンタコントローラ103が受け取ると、解析部403は中間バッファ404内の先頭ページ(出力完了したページ)の中間データを破棄する。
102 印刷装置
103 プリンタコントローラ
104 パネル部
105 プリンタエンジン
301 パネルインタフェース部
302 ホストインタフェース部
303 画像データ発生部
304 ROM
305 画像メモリ
306 エンジンインタフェース部
307 RAM
308 DMA制御部
309 CPU
310 EEPROM
311 CPUバス
Claims (15)
- ジャムリカバリするか、しないかをジョブ単位に設定する設定手段と、
前記設定手段によりジャムリカバリすると設定された場合、ジャムリカバリすることを示す情報を付加して印刷データを生成し、前記設定手段によりジャムリカバリしないと設定された場合、ジャムリカバリしないことを示す情報を付加して印刷データを生成する生成手段と、
前記生成手段により生成されたジャムリカバリすることを示す情報が付加された印刷データまたはジャムリカバリしないことを示す情報が付加された印刷データを印刷装置に転送する転送手段とを有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記設定手段は、印刷時に設定することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- ジャムリカバリするか、しないかをジョブ単位に設定する設定ステップと、
前記設定ステップによりジャムリカバリすると設定された場合、ジャムリカバリすることを示す情報を付加して印刷データを生成し、前記設定ステップによりジャムリカバリしないと設定された場合、ジャムリカバリしないことを示す情報を付加して印刷データを生成する生成ステップと、
前記生成ステップにより生成されたジャムリカバリすることを示す情報が付加された印刷データまたはジャムリカバリしないことを示す情報が付加された印刷データを印刷装置に転送する転送ステップとを含むことを特徴とするジャムリカバリ方法。 - 前記ジャムリカバリ方法は、プリンタドライバにより実行されることを特徴とする請求項3記載のジャムリカバリ方法。
- 印刷装置に転送する印刷データの生成をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
ジャムリカバリするか、しないかをジョブ単位に設定する設定ステップと、
前記設定ステップによりジャムリカバリすると設定された場合、ジャムリカバリすることを示す情報を付加して印刷データを生成し、前記設定ステップによりジャムリカバリしないと設定された場合、ジャムリカバリしないことを示す情報を付加して印刷データを生成する生成ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。 - 前記プログラムは、プリンタドライバプログラムを含むことを特徴とする請求項5記載のプログラム。
- 印刷装置に転送する印刷データを生成するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
ジャムリカバリするか、しないかをジョブ単位に設定する設定ステップと、
前記設定ステップによりジャムリカバリすると設定された場合、ジャムリカバリすることを示す情報を付加して印刷データを生成し、前記設定ステップによりジャムリカバリしないと設定された場合、ジャムリカバリしないことを示す情報を付加して印刷データを生成する生成ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 前記プログラムは、プリンタドライバプログラムを含むことを特徴とする請求項7記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- ジャムリカバリするか、しないかをジョブ単位に設定する設定手段と、
前記設定手段によりジャムリカバリすると設定された場合、ジャムリカバリすることを示す情報を付加して印刷データを生成し、前記設定手段によりジャムリカバリしないと設定された場合、ジャムリカバリしないことを示す情報を付加して印刷データを生成する生成手段と、
前記生成手段により生成されたジャムリカバリすることを示す情報が付加された印刷データまたはジャムリカバリしないことを示す情報が付加された印刷データを印刷装置に転送する転送手段と、
前記印刷データを入力する印刷データ入力手段と、
前記印刷データを印刷出力する印刷手段と、
前記印刷手段の前記印刷データの出力時におけるジャムを検出するジャム検出手段と、
前記ジャム検出手段によりジャムが検出されたことに応じて前記印刷データを再印刷させるか否かを設定する設定手段と、
前記設定手段による設定内容に基づいて、前記ジャム検知手段によりジャムが検出された場合に前記印刷データの再印刷を前記印刷手段に実行させるジャムリカバリ手段とを有することを特徴とする印刷システム。 - 前記ジャムリカバリ手段が前記印刷データの再印刷を前記印刷手段に実行させなかった場合、前記印刷データを廃棄するデータ廃棄手段を更に有することを特徴とする請求項9に記載の印刷システム。
- ジャム発生位置を検知するジャム発生位置検知手段を更に有し、
前記ジャムリカバリ手段は、前記設定手段による設定内容に拘わらず、前記ジャム発生位置検知手段により検知されたジャム発生位置に応じて前記印刷データの再印刷を前記印刷手段に実行させることを特徴とする請求項9に記載の印刷システム。 - 前記ジャムリカバリ手段は、前記ジャム発生位置検知手段により検知されたジャム発生位置が用紙に印刷媒体を付着させる前の位置である場合、前記設定手段による設定内容に拘わらず前記印刷データの再印刷を前記印刷手段に実行させることを特徴とする請求項11に記載の印刷システム。
- 前記ジャムリカバリ手段は、前記印刷データにつき複数部数の印刷設定がなされている場合、前記設定手段による設定内容に拘わらず前記印刷データの再印刷を前記印刷手段に実行させることを特徴とする請求項9に記載の印刷システム。
- 前記印刷データの種類に応じて、ジャム発生時に前記印刷データの再印刷を行うか否かを判定する判定手段を更に有し、
前記設定手段は、前記判定手段による判定結果に応じて前記印刷データの再印刷に係る設定を行うことを特徴とする請求項9に記載の印刷システム。 - 前記データ廃棄手段により前記印刷データが廃棄されたことをログ情報として記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された前記ログ情報を出力するログ情報出力手段とを更に有することを特徴とする請求項10に記載の印刷システム。
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