JP4541577B2 - 画像形成装置、画像形成方法、画像形成システム、プログラムおよび記憶媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置、画像形成方法、画像形成システム、プログラムおよび記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像形成システムは、ホストコンピュータなどの外部装置からある程度まとまったページデータ群を1つのプリントジョブ単位とし、このプリントジョブデータを受信し、ページ単位にビットマップデータなどに展開してプリント出力を行う画像形成装置を備える。
【0003】
このような画像形成システムでは、ハードディスクのような大容量記憶装置を搭載することで、画像データを一時的に保管することが可能である。以下、このような印字出力データ(画像データ)を保管する大容量記憶装置をイメージサーバという。ユーザは、所望に応じて指定した画像データをイメージサーバからプリント出力させることができる。
【0004】
このプリント出力の過程の中で、画像形成装置は、受信したプリントジョブデータを基に、ページ単位にビットマップデータ、およびそのページ情報を記憶するページ属性を作成する。このページ属性には、印字の際の用紙指定や給紙段指定などの情報が記憶されている。また、このプリント出力処理中にさまざまなエラーが発生するおそれがある。
【0005】
例えば、外部装置から受信したプリントジョブデータのビットマップ展開中に、処理用のワークメモリや文字パターンなどを登録するためのメモリが不足した場合、「システムワークメモリフル」、「ダウンロードメモリフル」などのエラーが生じる。このとき、ユーザが視認しやすい操作部などのユーザインターフェース部にそのエラー表示を行う。
【0006】
また、プリント出力中に、用紙切れ、紙詰まり、あるいはカセットなどの給紙口に指定されたサイズの用紙が用意されていない場合、それぞれ「用紙補給」、「紙詰まり」、「用紙交換」などのエラーが発生すると同時に、その表示をユーザインターフェース部で行う。
【0007】
このように、「システムワークメモリフル」、「ダウンロードメモリフル」などが発生した場合、登録しようとした文字が印字されないなどの不具合が生じるので、ユーザが期待した通りの出力結果を得ることができない。このような場合、通常、イメージサーバに格納する際、画像形成システムの操作部にエラー発生の通知を行った後、システムを一時停止状態にしてユーザからの指示を待つようになっている。
【0008】
ユーザは、リセット操作によってイメージサーバへの保管をキャンセルするか、あるいはこのままエラーを無視して処理を続行するかを、操作部を介して選択することができる。ここで、エラーを無視して処理を続行することを、エラースキップという。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の画像形成システムでは、エラースキップさせずに、プリントジョブデータを画像形成システムのイメージサーバに保管しようとすると、そのデータ展開時にメモリフル等のエラーを検知した時、イメージサーバに保管することを中止するか、あるいはエラーを無視して保管するかを選択しなければならなかった。仮に、「保管する」を選択してもそのプリントジョブデータのプリント出力時にエラーページを印字してしまうことになり、印字用紙を無駄に使用していた。
【0010】
一方、プリントジョブデータをホストコンピュータから受信・展開中にエラーが発生した場合、受信・展開処理を一時的に中断させることになり、ホストコンピュータから他のプリントジョブデータを受信することができなかった。
【0011】
また、近年、ネットワーク環境の進歩により、画像形成システムにおいて複数のホストコンピュータが接続されている場合、他のホストコンピュータから画像形成装置にプリントジョブを転送することができなくなってしまうおそれがあった。
【0012】
さらに、一度、イメージサーバに保管した後では、そのプリントジョブのどのページにおいてエラーが発生したか否かを確認することができなかった。
【0013】
そこで、本発明は、ホストコンピュータなどの外部装置からページデータを受信し、イメージサーバに保管する際、エラースキップさせないでプリントジョブデータに展開する時、エラーを検知しても処理を停止させない画像形成装置、画像形成方法、画像形成システム、プログラムおよび記憶媒体を提供することを目的とする。
【0014】
また、本発明は、エラーページを含んだプリントジョブデータを印字する際、印字用紙を無駄にしない画像形成装置、画像形成方法、画像形成システム、プログラムおよび記憶媒体を提供することを他の目的とする。
【0015】
さらに、本発明は、イメージサーバに保管されているプリントジョブデータがエラーページを含んでいるのか、あるいはどのページにエラーが存在するかを、ユーザが確認できる画像形成装置、画像形成方法、画像形成システム、プログラムおよび記憶媒体を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、複数ページからなるプリントジョブのデータをページ単位にビットマップデータに展開するビットマップ展開手段と、前記展開されたビットマップデータを印刷する印刷手段とを備えた画像形成装置において、前記展開されたビットマップデータにエラーが発生したか否かを検知するエラー検知手段と、前記ビットマップ展開手段により生成された複数ページ分のビットマップデータと、前記エラー検知手段によりエラーが検知されたページを識別するエラー情報とを格納する格納手段と、前記ビットマップ展開手段による展開処理の完了後に前記格納手段にビットマップデータとして格納されたプリントジョブの中から印刷すべきプリントジョブを選択するジョブ選択手段と、前記ジョブ選択手段によるプリントジョブの選択に従って前記格納手段に格納されたビットマップデータを印刷する際、前記格納手段に格納された前記エラー情報に基づいて前記エラーが検知されたページ以降のページの印刷の可否を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の画像形成装置、画像形成方法、画像形成システム、プログラムおよび記憶媒体の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0020】
[第1の実施形態]
図1は第1の実施形態における画像形成システムの全体構成を示す図である。この画像形成システムは、画像形成装置100、ホストコンピュータ401、パーソナルコンピュータ(PC)402がネットワーク(LAN)400に接続された構成を有する。
【0021】
画像形成装置100は、制御装置(コントローラ部)100、リーダ部(画像入力装置)200、プリンタ部(画像出力装置)300および操作部500を有する。
【0022】
リーダ部200は、原稿画像を光学的に読み取り、画像データに変換する。リーダ部200は、原稿を読み取る機能を有するスキャナユニット210、および原稿用紙を搬送する機能を有する原稿給紙ユニット250から構成される。
【0023】
プリンタ部300は、記録紙を搬送し、その上に画像データを可視画像として印字し、装置外に排紙する。プリンタ部300は、複数種類の記録紙カセットを有する給紙ユニット310、画像データを記録紙に転写・定着する機能を有するマーキングユニット320、および印字された記録紙のソート、ステイプルおよびパンチを行って機外に出力する機能を有する排紙ユニット330から構成される。
【0024】
制御装置110は、リーダ部200およびプリンタ部300に電気的に接続され、さらにネットワーク400を介してホストコンピュータ401およびパーソナルコンピュータ(PC)402に接続されている。制御装置110は、リーダ部200を制御することにより、原稿を読み込ませて画像データに変換させ、さらにプリンタ部300を制御することにより、変換された画像データを記録用紙に出力させるコピー機能を提供する。また、制御装置110は、リーダ部200から取得した画像データを、コードデータに変換し、ネットワーク400を介してホストコンピュータ401に送信するスキャナ(OCR)機能、およびホストコンピュータ401からネットワーク400を介して受信したコードデータを画像データに変換し、プリンタ部300に出力するプリンタ機能を提供する。
【0025】
操作部500は、制御装置110に接続された液晶タッチパネルから構成され、画像形成システムを操作するためのユーザインタフェース(I/F)を提供する。
【0026】
図2はリーダ部200およびプリンタ部300の構成を示す断面図である。リーダ部200の原稿給送ユニット250は、原稿を先頭順に1枚ずつプラテンガラス211上に給送し、原稿の読み取り動作終了後、プラテンガラス211上の原稿を排出するものである。
【0027】
プラテンガラス211上に原稿を置くか、あるいは原稿給送ユニット250により原稿が搬送されると、ランプ212を点灯し、光学ユニット213の移動を開始させて原稿を露光走査する。このとき、原稿からの反射光は、ミラー214、215、216およびレンズ217を通じてCCDイメージセンサ(以下、CCDという)218に導かれる。このように走査された原稿の画像は、CCD218によって読み取られる。CCD218から出力される画像データは、所定の処理が施された後、制御装置110に転送される。
【0028】
プリンタ部300のレーザドライバ321は、レーザ発光部322を駆動するものであり、制御装置110から出力された画像データに応じたレーザ光をレーザ発光部322によって発光させる。このレーザ光は、感光ドラム323に照射され、感光ドラム323にはレーザ光に応じた潜像が形成される。
【0029】
この感光ドラム323の潜像の部分には、現像器324によって現像剤が付着される。そして、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、カセット311およびカセット312のいずれかから記録紙を給紙して転写部325に搬送し、感光ドラム323に付着された現像剤を記録紙に転写する。
【0030】
現像剤が付着された記録紙は定着部326に搬送され、定着部326の熱と圧力により現像剤は記像紙に定着される。定着部326を通過した記録紙は排出ローラ327によって排紙ユニット330に排出される。排紙ユニット330では、仕分け部に排出された記録紙を束ねて仕分けし、ステイプル部332で仕分けされた記録紙のステイプルを行ったり、パンチ部333で記録紙にパンチ穴を空ける。
【0031】
また、両面記録が設定されている場合、排出ローラ327のところまで記録紙を搬送した後、排出ローラ327の回転方向を逆転させ、フラッパ328によって再給紙搬送路329に導く。再給紙搬送路329に導かれた記録紙は、前述したタイミングで転写部325に給紙される。
【0032】
図3は制御装置110の構成を示すブロック図である。制御装置110は、CPU101、ROM120、RAM148、ハードディスク150、ネットワークインタフェース(I/F)104、スキャナI/F102、プリンタ部I/F103および操作部I/F105がシステムバス145に接続された構成を有する。
【0033】
ネットワークI/F104は、LAN等のネットワーク400を介して外部のホストコンピュータ401に接続されており、制御装置110は、ホストコンピュータ401から送られてくるプリントジョブデータに従って、所定の印刷処理を実行する。
【0034】
CPU101は、ROM120から読み込んだプログラムに基づき、システムバス145に接続された各種デバイスのアクセスを統括的に制御する。また、ホストコンピュータ401から受信したPDL(ページ記述言語)コードで記述されたプリントジョブデータは、入力データ格納領域である受信バッファ111に蓄えられる。
【0035】
受信バッファ111に蓄えられたデータは、CPU101によって順次解釈され、ビットマップデータに展開される。このビットマップデータを生成する処理は、描画オブジェクト生成部131および描画オブジェクト描画部132によって行われるが、この描画オブジェクト生成部131および描画オブジェクト描画部132は、CPU101によって実行されるプログラムの一部として構成されている。
【0036】
具体的には、まず、描画オブジェクト生成部131がPDLコードデータ(文字印字命令、イメージ描画命令、図形描画命令等)を解析し、描画に適した中間データ形式のオブジェクトを1ページ分生成した後、描画オブジェクト描画部132が描画オブジェクトを基にビットマップデータを生成する。
【0037】
ここで、描画オブジェクト生成部131および描画オブジェクト描画部132は、それぞれプリントジョブデータの解析中に必要に応じて、メモリフルなどの各種エラー、用紙交換などのオペレータコールを発生させるように構成されている。
【0038】
展開されたビットマップデータは、大容量記憶装置であるハードディスク150や出力データ格納領域である出力バッファ112に蓄えられる。尚、ページ記述言語で記述されたプリントジョブデータは、ホストコンピュータ401上のアプリケーションソフトウェアからの印刷指示をページ記述言語に変換するプリンタドライバによって、ホストコンピュータのハードディスク411内にファイルとして予め生成されているものとする。
【0039】
RAM148は、CPU101が動作する際に使用されるワークメモリ113、ホストコンピュータ401から受信したプリントジョブデータを格納する受信バッファ111、ビットマップデータ化された描画オブジェクトを格納する出力バッファ112などに用いられる。
【0040】
操作部I/F105は、操作部500に接続される。操作部500は、液晶表示部、この液晶表示部の上に張り付けられたタッチパネル入力装置、および複数個のハードウェアキーを有する。タッチパネル入力装置またはハードウェアキーにより入力された信号は、操作部I/F105を介してCPU101に伝えられる。液晶表示部は、操作部I/F105から送られてきた画像データを表示するものであり、画像形成システムの操作における機能表示や画像データ等を表示する。
【0041】
スキャナI/F102は、リーダ部200に接続されており、リーダ部200から受け取った画像に対し、その後の過程における処理の内容に応じて最適な2値化処理を行ったり、主走査・副走査の変倍処理を行う機能、およびリーダ部200から送られたビデオ制御信号を基に生成した制御信号をシステムバス145に出力する機能を有する。
【0042】
プリンタ部I/F103は、プリンタ部300に接続されており、システムバス145を介して出力バッファ112内に記憶された画像データ、またはハードディスク150に一時的に保管された画像データに対し、スムージング処理を行ってプリンタ部300に出力する機能、およびプリンタ部300から送られたビデオ制御信号を基に生成した制御信号をシステムバス145に出力する機能を有する。
【0043】
上記構成を有する画像形成システムの印刷処理を示す。本実施形態の印刷処理は、印刷処理中にエラーが発生してもエラーを無視して処理を続行する、いわゆるエラースキップを行わない印刷処理である。
【0044】
図4はホストコンピュータ401から受信したプリントジョブデータを描画オブジェクトに変換し、ハードディスク150に格納するまでの処理手順を示すフローチャートである。この処理プログラムは制御装置110内のROM120に格納されており、CPU101によって実行される。
【0045】
画像形成システムでは、まず、ホストコンピュータ401からプリントジョブデータを受信すると、順次、受信バッファ111に格納する(ステップS1)。受信バッファ111の容量が一杯であるか否かを判別する(ステップS2)。受信バッファ111の容量が一杯になり、さらに格納することができない場合、ホストコンピュータ401に「受信バッファフル」というエラーを返し、再度、プリントジョブデータを送信してもらうか、あるいは印刷処理を中止するかのいずれかのユーザによる選択を受け付ける(ステップS3)。
【0046】
ステップS3で再度、プリントジョブデータを送信してもらう場合、ステップS1の処理に戻る。一方、ステップS3で印刷処理を中止する場合、この処理を終了する。
【0047】
また一方、ステップS2で受信バッファ111が一杯でない場合、プリントジョブデータを受信すると、描画オブジェクト生成部131は、受信バッファ111内のプリントジョブデータの読み出し・解析処理を行う(ステップS4)。このとき、プリントジョブデータは、受信バッファ111内に格納された順に読み出される。
【0048】
ステップS4の解析処理では、そのプリントジョブデータが描画命令であるか否かを調べ、描画命令である場合、PDL(ページ記述言語)によるプリントジョブデータのパラメータを調べ、所定の変換処理を行って対応する描画オブジェクトを生成する。
【0049】
一方、プリントジョブデータが文字印字命令であった場合、プリントジョブデータで指定された文字情報(フォント指定、サイズ、文字コード、回転角度など)に対応するアウトラインデータをフォントROM140から読み出し、これを基にドットパターン(描画オブジェクト)を生成し(ステップS4)、後述するステップS5、S6の処理後、印字すべき位置情報、ドットパターンの幅・高さ・描画論理など、バンドラスタを描画する際に必要なページ情報と共に、描画オブジェクトをハードディスク150に格納する(ステップS7)。また、文字以外の図形データやイメージデータであった場合、同様に、各印字命令に対応した中間データ(描画オブジェクト)を生成し(ステップS4)、後述するステップS5、S6の処理後、印字すべき位置情報やドットパターンの幅・高さ・描画論理などのページ情報と共に、描画オブジェクトをハードディスク150に格納する(ステップS7)。
【0050】
図5は描画オブジェクトの構成を示す図である。描画オブジェクトは、ページ毎のビットマップデータおよびページ情報から構成されている。尚、描画オブジェクトは、必ずしも図5に示す構成でなくてもよい。
【0051】
図6はハードディスク150内における描画オブジェクトが格納された部分の構造を示す図である。イメージサーバテーブルは、プリントジョブ単位に存在するプリントジョブに関する情報(以下、プリントジョブ情報という)および描画オブジェクト群の先頭アドレスを示す構造となっている。
【0052】
ハードディスク150に格納する際、このプリントジョブに関する情報をハードディスク150内のプリントジョブ情報部分に格納する。このプリントジョブ情報には、プリントジョブの名称、プリントジョブ受信時間などの情報が記憶される。
【0053】
ステップS4で描画命令の解釈中、メモリ不足などの続行可能なエラーが発生したか否かを検知する(ステップS5)。続行可能なエラーが発生した場合、そのエラー情報をページ情報に格納し(ステップS6)、ステップS7の処理に移行してページ情報と共に、描画オブジェクトをハードディスク150に格納する。一方、続行可能なエラーが発生していない場合、そのままステップS7の処理に移行する。
【0054】
ホストコンピュータ401から受信したプリントジョブデータを最終ページまで受信したか否かを判別し(ステップS8)、受信していない場合、ステップS4の処理に戻り、一方、受信した場合、ハードディスクへの格納処理を終了する。
【0055】
図7は大容量記憶装置であるハードディスク150に格納されたプリントジョブデータのプリント出力を行うまでの処理手順を示すフローチャートである。この処理プログラムは制御装置110内のROM120に格納されており、CPU101によって実行される。ユーザは、操作部500において、ハードディスク(イメージサーバ)150から出力するためのボタンを選択することにより、ハードディスク150に格納されている描画オブジェクトのプリント出力処理は開始される。
【0056】
まず、ユーザはハードディスク150内のプリントジョブテーブルを検索し、操作部500内の液晶表示部に表示する(ステップS11)。図8は操作部500内の液晶表示部に表示されたイメージサーバ情報の画面を示す図である。ユーザが操作部500内の液晶表示部に表示されているハードディスク(イメージサーバ)150内の所望のデータ(プリントジョブ)を選択したか否かを判別する(ステップS12)。プリントジョブが選択されず、キャンセルされた場合、この処理を終了する。一方、プリントジョブが選択されると、エラースキップを行わない本実施形態の場合、ハードディスク150内の該当データにおけるページ情報を順次探し出す。
【0057】
そして、ページ情報にエラー情報が存在するか否かを判別し(ステップS13)、エラー情報が存在しない場合、ステップS17の処理に移行する。一方、エラー情報が存在している場合、その旨を液晶表示部に表示する(ステップS14)。図9はページ情報にエラー情報が存在している場合のプリント出力選択画面を示す図である。尚、図8および図9の液晶表示部における表示は一例であり、これに限るものではない。
【0058】
ユーザからの指示を待ち、ユーザがそのエラー情報を含んだ印刷データをプリント出力する選択を行ったか否かを判別する(ステップS15)。プリント出力処理を中止する場合、キャンセルボタン502を押下することで、この処理を終了し、プリント出力処理を中止する。また、詳細情報ボタン503を押下することにより、図10に表示される、そのエラーページの詳細を見ることも可能である。図10はエラーページ情報の画面を示す図である。
【0059】
一方、プリントボタン501を押下してプリント出力処理を行う場合、エラーページの出力方法をユーザに問い合わせる(ステップS16)。図11はエラーページの出力方法を選択するためのプリント出力選択画面を示す図である。
【0060】
この図11では、「全てのページを出力する」、「エラーページを除いて出力する」、「エラーページの手前まで出力する」などの選択を行うことができる。尚、図11はエラーページを含んだ印刷データのプリント出力方法の一例を示しているに過ぎず、表示方法はこれに限定されない。
【0061】
そして、画像形成システムでは、特にエラーページを意識することなくハードディスク150内の描画オブジェクトデータを出力バッファ112に転送する(ステップS17)。
【0062】
プリンタ部300は、出力バッファ112から出力データを取得し(ステップS18)、ページ単位にプリント出力を行う(ステップS19)。そして、ページ情報にエラーが存在するか否かを判別し(ステップS20)、エラーが存在する場合、ステップS16でユーザによって指定された出力方法を判別する(ステップS21)。一方、エラーが存在しない場合、プリント出力処理を行う(ステップS22)。
【0063】
ステップS21で出力方法として「全てのページを出力する」が選択された場合、ページ情報のエラーページを意識せずにプリント出力処理を行う(ステップS22)。この場合、エラーページの印字結果については保証されないことは言うまでもない。そして、最終ページのプリントであるか否かを判別し(ステップS23)、最終ページのプリントでない場合、ステップS19の処理に戻り、最終ページのプリントである場合、この処理を終了する。
【0064】
一方、ステップS21で出力方法として「エラーページを除いて出力する」が選択された場合、そのままステップS23の処理に移行する。つまり、実際にページをプリント出力する際、ページ情報を確認し、エラー情報がある場合、そのページのビットマップデータを印字しない。
【0065】
また一方、ステップS21で出力方法として「エラーページの手前まで出力する」が選択された場合、この処理を終了する。つまり、実際にページをプリント出力する際、ページ情報を確認し、エラー情報がある場合、そのページのビットマップデータを印字せず、その時点でプリント出力処理を中止する。
【0066】
このように、本実施形態では、ホストコンピュータ401からプリントジョブデータを受信し、ハードディスク150に格納し、エラースキップさせないでプリント出力を行う場合、プリントジョブデータの展開時にエラーを検知しても、画像形成システムの処理を停止させないようにすることができる。
【0067】
また、エラーページを含んだプリントジョブデータを印字する際、印字用紙を無駄にしないで済む。さらに、ハードディスク150に格納されているプリントジョブデータがエラーページを含んでいるのか、あるいはどのページにエラーが存在するのかを、ユーザは確認できる。
【0068】
[第2の実施形態]
前記第1の実施の形態では、描画オブジェクト作成中に発生したエラーに対し、ページ情報にそのエラー情報を記憶させ、プリント出力時にそのエラー情報を見てプリント出力方法を選択する場合を示したが、第2の実施の形態では、プリント出力時にハードディスク(イメージサーバ)内のページ情報を見て、必要な描画オブジェクトのみ出力バッファに送信してプリント出力させる場合を示す。
【0069】
第2の実施形態における画像形成システムの構成は、前記第1の実施形態と同様である。また、イメージサーバに格納する手順は、前記第1の実施の形態で示した手順と同様の手順であるので、ここではハードディスク(イメージサーバ)からプリントジョブを取得してプリント出力処理する方法についてだけ説明する。
【0070】
図12は第2の実施形態におけるプリント出力処理手順を示すフローチャートである。この処理プログラムは制御装置110内のROM120に格納されており、CPU101によって実行される。前記第1の実施の形態と同様、まず、操作部500において、ユーザがハードディスク(イメージサーバ)150から出力するためのボタン(図示せず)を選択することにより、ハードディスク150に格納されているプリントジョブの一覧が表示される。
【0071】
まず、ハードディスク150内のプリントジョブテーブルを検索し、図8に示すように、操作部500内の液晶表示部に表示する(ステップS31)。ユーザが操作部500内の液晶表示部に表示されているハードディスク(イメージサーバ)150内の所望のデータ(プリントジョブ)を選択したか否かを判別する(ステップS32)。プリントジョブが選択されず、キャンセルされた場合、この処理を終了する。一方、プリントジョブが選択されると、エラースキップしない場合、ハードディスク150内の該当データにおけるページ情報を順次探し出す。
【0072】
そして、ページ情報にエラー情報が存在するか否かを判別し(ステップS33)、エラー情報が存在しない場合、ステップS37の処理に移行する。一方、エラー情報が存在している場合、図9に示すように、その旨を液晶表示部に表示する(ステップS34)。また、詳細情報ボタン503を押下することにより、図10に表示される、そのエラーページの詳細を見ることも可能である。
【0073】
ユーザからの指示を待ち、ユーザがそのエラー情報を含んだ印刷データをプリント出力する選択を行ったか否かを判別する(ステップS35)。プリント出力処理を中止する場合、図9のキャンセルボタン502を押下することで、この処理は終了し、プリント出力処理を中止する。一方、プリントボタン501を押下してプリント出力処理を行う場合、図11に示すプリント出力選択画面を表示し、エラーページの出力方法をユーザに問い合わせる(ステップS36)。図11では、「全てのページを出力する」、「エラーページを除いて出力する」、「エラーページの手前まで出力する」などの選択を行うことができる。
【0074】
画像形成システムでは、ハードディスク150内の描画オブジェクトデータを出力バッファ112に転送する際、描画オブジェクトのエラー情報を検知し、ユーザにより指定された描画オブジェクトのみを出力バッファ112に転送する。
【0075】
例えば、出力方法として「全てのページを出力する」が選択された場合、ページ情報のエラーページを意識せず、全てのページの描画オブジェクトを出力バッファ112に転送する(ステップS37)。この場合、エラーページの印字結果については保証されないことは言うまでもない。一方、出力方法として「エラーページを除いて出力する」が選択された場合、実際にエラーページ以外の描画オブジェクトのみを出力バッファ112に転送する(ステップS38)。また一方、出力方法して「エラーページの手前まで出力する」が選択された場合、実際にエラーページを検知した段階で出力バッファ112への転送を中止する(ステップS39)。
【0076】
プリンタ部300は、出力バッファ112から描画オブジェクトを取得し、取得した描画オブジェクトをページ単位でプリントし(ステップS40)、処理を終了する。ここで、プリンタ部300によって取得される描画オブジェクトは、ユーザが指定したプリント出力方法に則ったデータである。
【0077】
このように、第2の実施形態においても前記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0078】
[第3の実施形態]
前記第1および第2の実施形態では、描画オブジェクトの作成中に発生したエラーをページ情報にそのエラー情報を記憶させる場合を示したが、第3の実施形態では、描画オブジェクトの作成中に発生したエラーをハードディスク(イメージサーバ)に格納する際、ハードディスク(イメージサーバ)内で各プリントジョブデータとして作成されるプリントジョブ情報にそのエラー情報を記憶させる場合を示す。第3の実施形態における画像形成システムの構成は、前記第1の実施形態と同様である。
【0079】
図13は第3の実施形態におけるホストコンピュータ401から受信したプリントジョブデータを描画オブジェクトに変換し、ハードディスク150に格納するまでの処理手順を示すフローチャートである。この処理プログラムは制御装置110内のROM120に格納されており、CPU101によって実行される。
【0080】
前記第1および第2の実施形態と同様、画像形成システムは、まずホストコンピュータ401からプリントジョブデータを受信すると、順次受信バッファ111に格納する(ステップS41)。受信バッファ111の容量が一杯であるか否かを判別する(ステップS42)。受信バッファ111の容量が一杯になり、さらに格納することができない場合、ホストコンピュータ401に「受信バッファフル」というエラーを返し、再度プリントジョブデータを送信してもらうか、あるいは印刷処理の中止するかのユーザによる選択を受け付ける(ステップS43)。ステップS43で再度、プリントジョブデータを送信してもらう場合、ステップS41の処理に戻る。一方、ステップS43で印刷処理を中止する場合、この処理を終了する。
【0081】
一方、ステップS42で受信バッファ111の容量が一杯でない場合、プリントジョブデータを受信すると、前記第1の実施形態と同様、描画オブジェクト生成部131は受信バッファ内111のプリントジョブデータの読み出し・解析処理を行う(ステップS44)。このとき、読み出されるプリントジョブデータは、受信バッファ111内に格納された順に読み出される。
【0082】
ステップS44の解析処理では、そのプリントジョブデータが描画命令であるか否かを調べ、描画命令である場合、PDL(ページ記述言語)によるプリントジョブデータのパラメータを調べ、所定の変換処理を行って対応する描画オブジェクトを生成する。一方、プリントジョブデータが文字印字命令であった場合、プリントジョブデータで指定された文字情報(フォント指定、サイズ、文字コード、回転角度など)に対応するアウトラインデータをフォントROM140から読み出してドットパターン(描画オブジェクト)を生成した後、印字すべき位置情報やドットパターンの幅・高さ・描画論理など、バンドラスタに描画する際に必要なページ情報と共に、ハードディスク150に格納する。また一方、文字以外の図形データやイメージデータであった場合、同様に各印字命令に対応した中間データ(描画オブジェクト)を生成し、印字すべき位置情報やドットパターンの幅・高さ・描画論理などのページ情報と共に、ハードディスク150に格納する。尚、ページ毎のビットマップデータおよびページ情報から構成される描画オブジェクトは、図5に示す構成を有するが、必ずしもこの構成でなくてもよい。
【0083】
また、ハードディスク150内に描画オブジェクトを格納する部分の構造は、前記第1の実施形態と同様、図6に示す構造になっている。イメージサーバテーブルは、プリントジョブ単位に存在するプリントジョブに関する情報(以下、プリントジョブ情報という)および描画オブジェクト群の先頭アドレスを示す構造となっている。
【0084】
ハードディスク150に格納する際、このプリントジョブに関する情報をハードディスク150内のプリントジョブ情報部分に格納する。このプリントジョブ情報には、プリントジョブの名称、プリントジョブ受信時間などの情報が記憶される。
【0085】
ステップS44で描画命令解釈中、メモリ不足などの続行可能なエラーが発生したか否かを検知する(ステップS45)。続行可能なエラーが発生した場合、そのエラー情報をプリントジョブ情報内のエラー情報に格納し(ステップS46)、ハードディスク150に描画オブジェクトを格納する(ステップS47)。一方、ステップS45で続行可能なエラーが発生していない場合、そのままステップS47の処理に移行する。
【0086】
この後、ホストコンピュータ401から受信したプリントジョブデータを最終ページまで受信したか否かを判別し(ステップS48)、受信していない場合、ステップS44の処理に戻り、一方、最終ページまで受信した場合、プリントジョブに関する情報をハードディスク150内のプリント情報部分に格納し(ステップS49)、ハードディスクへの格納処理を終了する。このプリントジョブ情報には、プリントジョブの名称、プリントジョブ受信時間、エラー発生時のエラー情報などの情報が記憶される。
【0087】
図14は第3の実施形態におけるプリント出力処理手順を示すフローチャートである。この処理プログラムは、制御装置110内のROM120に格納されており、CPU101によって実行される。前記第1の実施の形態と同様、まず、操作部500において、ユーザがハードディスク(イメージサーバ)150から出力を行うためのボタン(図示せず)を選択することにより、ハードディスク150に格納されているプリントジョブの一覧が示される。
【0088】
まず、ハードディスク150内のプリントジョブテーブルを検索し、図8に示すように、操作部500内の液晶表示部に表示する(ステップS51)。ユーザが操作部500内の液晶表示部に表示されているハードディスク(イメージサーバ)150内の所望のデータ(プリントジョブ)を選択したか否かを判別する(ステップS52)。プリントジョブが選択されず、キャンセルされた場合、この処理を終了する。一方、プリントジョブが選択されると、エラースキップしないで印刷を行う場合、ハードディスク150内のプリントジョブ情報にエラー情報が存在するか否かを判別し(ステップS53)、エラー情報が存在しない場合、ステップS57の処理に移行する。一方、エラー情報が存在している場合、図9に示すように、その旨を液晶表示部に表示する(ステップS54)。また、詳細情報ボタン503を押下することにより、図10に示すように、そのエラーページの詳細を見ることも可能である。
【0089】
ユーザからの指示を待ち、ユーザがそのエラー情報を含んだ印刷データをプリント出力選択を行ったか否かを判別する(ステップS55)。プリント出力処理を中止する場合、キャンセルボタン502を押下することで、この処理を終了し、プリント出力処理を中止する。一方、プリントボタン501を押下してプリント出力処理を行う場合、図11に示すように、エラーページの出力方法をユーザに問い合わせる(ステップS56)。
【0090】
図11では、「全てのページを出力する」、「エラーページを除いて出力する」、「エラーページの手前まで出力する」などの選択を行うことができる。
【0091】
画像形成システムでは、ハードディスク150内の描画オブジェクトデータを出力バッファ112に転送する際、描画オブジェクトのエラー情報を検知し、ユーザにより指定されたオブジェクトのみを出力バッファ112に転送する。
【0092】
例えば、出力方法として「全てのページを出力する」が選択された場合、ページ情報のエラーページを意識せず、全てのページの描画オブジェクトを出力バッファ112に転送する(ステップS57)。この場合、エラーページの印字結果については保証されないことは言うまでもない。一方、出力方法として「エラーページを除いて出力する」が選択された場合、実際にエラーページ以外の描画オブジェクトのみを出力バッファ112に転送する(ステップS58)。また一方、出力方法して「エラーページの手前まで出力する」が選択された場合、実際にエラーページを検知した段階で出力バッファ112への転送を中止する(ステップS59)。
【0093】
そして、プリンタ部300は、出力バッファ112から出力データを取得し、描画オブジェクトをページ単位で印字し(ステップS60)、処理を終了する。ここで、プリンタ部300によって取得される描画オブジェクトは、ユーザが指定したプリント出力方法に則ったデータである。
【0094】
このように、第3の実施形態においても、前記第1および第2の実施形態と同様の効果が得られる。
【0095】
以上が本発明の実施の形態の説明であるが、本発明は、これら実施の形態の構成に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、または実施の形態の構成が持つ機能が達成できる構成であれば、どのようなものであっても適用可能である。
【0096】
例えば、上記第3の実施形態では、描画オブジェクトを出力バッファに転送する時に、ユーザによって選択された出力方法に応じて描画オブジェクトを転送していたが、前記第1の実施形態と同様、印刷する時に、ユーザによって選択された出力方法に応じて印刷するようにしてもよい。
【0097】
また、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記録媒体を用いて、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適用できることはいうまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、プログラム自体およびそのプログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0098】
上記実施形態では、図4、図7、図12、図13、図14のフローチャートに示すプログラムコードは記憶媒体であるROMに格納されている。プログラムコードを供給する記憶媒体としては、例えばフロッピーディスク、ハードディスク、CD−ROM、CD−R、DVD、磁気テープ、不揮発性のメモリカードなどを用いることができる。
【0099】
【発明の効果】
本発明によれば、ホストコンピュータなどの外部装置からページデータを受信し、イメージサーバに保管する際、エラースキップさせない場合にプリントジョブデータの展開時にエラーを検知しても、画像形成システムの処理を停止させないようにすることができる。
【0100】
また、エラーページを含んだプリントジョブデータを印字する際、印字用紙を無駄にしないで済む。
【0101】
さらに、イメージサーバに保管されているプリントジョブデータがエラーページを含んでいるのか、あるいはどのページにエラーが存在するかを、ユーザが確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における画像形成システムの全体構成を示す図である。
【図2】リーダ部200およびプリンタ部300の構成を示す断面図である。
【図3】制御装置110の構成を示すブロック図である。
【図4】ホストコンピュータ401から受信したプリントジョブデータを描画オブジェクトに変換し、ハードディスク150に格納するまでの処理手順を示すフローチャートである。
【図5】描画オブジェクトの構成を示す図である。
【図6】ハードディスク150内における描画オブジェクトが格納された部分の構造を示す図である。
【図7】大容量記憶装置であるハードディスク150に格納されたプリントジョブデータのプリント出力を行うまでの処理手順を示すフローチャートである。
【図8】操作部500内の液晶表示部に表示されたイメージサーバ情報の画面を示す図である。
【図9】ページ情報にエラー情報が存在している場合のプリント出力選択画面を示す図である。
【図10】エラーページ情報の画面を示す図である。
【図11】エラーページの出力方法を選択するためのプリント出力選択画面を示す図である。
【図12】第2の実施形態におけるプリント出力処理手順を示すフローチャートである。
【図13】第3の実施形態におけるホストコンピュータ401から受信したプリントジョブデータを描画オブジェクトに変換し、ハードディスク150に格納するまでの処理手順を示すフローチャートである。
【図14】第3の実施形態におけるプリント出力処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 画像形成装置
110 制御装置
200 リーダ部
300 プリンタ部
400 ネットワーク(LAN)
401 ホストコンピュータ
402 パーソナルコンピュータ(PC)
500 操作部
Claims (9)
- 複数ページからなるプリントジョブのデータをページ単位にビットマップデータに展開するビットマップ展開手段と、
前記展開されたビットマップデータを印刷する印刷手段とを備えた画像形成装置において、
前記展開されたビットマップデータにエラーが発生したか否かを検知するエラー検知手段と、
前記ビットマップ展開手段により生成された複数ページ分のビットマップデータと、前記エラー検知手段によりエラーが検知されたページを識別するエラー情報とを格納する格納手段と、
前記ビットマップ展開手段による展開処理の完了後に前記格納手段にビットマップデータとして格納されたプリントジョブの中から印刷すべきプリントジョブを選択するジョブ選択手段と、
前記ジョブ選択手段によるプリントジョブの選択に従って前記格納手段に格納されたビットマップデータを印刷する際、前記格納手段に格納された前記エラー情報に基づいて前記エラーが検知されたページ以降のページの印刷の可否を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記エラーが検知されたページ以降のページの出力方法を選択する出力選択手段を有し、
前記制御手段は、前記出力選択手段により選択された出力方法に従って、前記エラーが検知されたページ以降のページを選択的に印刷することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記選択手段によって選択される出力方法は、前記エラーが検知されたページ以降のページを印刷しないように制御する方法と、前記エラーが検知されたページを印刷せずに前記エラーが検知されたページより後のページを印刷するように制御する方法とを含むことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記格納手段は、前記エラー情報をページ属性として格納することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記格納手段は、前記エラー情報をジョブ情報として格納することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 情報処理装置から送信されたプリントジョブを画像形成装置を用いて印刷する画像形成方法において、
前記送信される複数ページからなるプリントジョブのデータをページ単位にビットマップデータに展開する工程と、
前記展開されたビットマップデータにエラーが発生したか否かを検知する工程と、
前記展開された複数ページ分のビットマップデータと、前記エラーが検知されたページを識別するエラー情報とを格納手段に格納する工程と、
前記展開処理の完了後に前記格納手段にビットマップデータとして格納されたプリントジョブの中から印刷すべきプリントジョブを選択する工程と、
前記プリントジョブの選択に従って前記格納手段に格納されたビットマップデータを印刷する際、前記格納手段に格納された前記エラー情報に基づいて前記エラーが検知されたページ以降のページの印刷の可否を制御する工程と、
を有することを特徴とする画像形成方法。 - 情報処理装置から送信されたプリントジョブを画像形成装置を用いて印刷する画像形成システムにおいて、
複数ページからなるプリントジョブのデータをページ単位にビットマップデータに展開するビットマップ展開手段と、
前記展開されたビットマップデータを印刷する印刷手段と、
前記展開されたビットマップデータにエラーが発生したか否かを検知するエラー検知手段と、
前記ビットマップ展開手段により生成された複数ページ分のビットマップデータと、前記エラー検知手段によりエラーが検知されたページを識別するエラー情報とを格納する格納手段と、
前記ビットマップ展開手段による展開処理の完了後に前記格納手段にビットマップデータとして格納されたプリントジョブの中から印刷すべきプリントジョブを選択するジョブ選択手段と、
前記ジョブ選択手段によるプリントジョブの選択に従って前記格納手段に格納されたビットマップデータを印刷する際、前記格納手段に格納された前記エラー情報に基づいて前記エラーが検知されたページ以降のページの印刷の可否を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする画像形成システム。 - 情報処理装置から送信されたプリントジョブを印刷する画像形成装置を制御する画像形成方法をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
前記画像形成方法は、
前記送信される複数ページからなるプリントジョブのデータをページ単位にビットマップデータに展開する工程と、
前記展開されたビットマップデータにエラーが発生したか否かを検知する工程と、
前記展開された複数ページ分のビットマップデータと、前記エラーが検知されたページを識別するエラー情報とを格納手段に格納する工程と、
前記展開処理の完了後に前記格納手段にビットマップデータとして格納されたプリントジョブの中から印刷すべきプリントジョブを選択する工程と、
前記プリントジョブの選択に従って前記格納手段に格納されたビットマップデータを印刷する際、前記格納手段に格納された前記エラー情報に基づいて前記エラーが検知されたページ以降のページの印刷の可否を制御する工程と、
を有することを特徴とするプログラム。 - 請求項8に記載のプログラムを格納することを特徴とするコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
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