JP7293317B2 - 画像処理装置、画像処理装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

Description

本発明は、デバイスで実行されたジョブに関連する情報を管理する画像処理装置、画像処理装置の制御方法及びプログラムに関する。

デジタル複合機等の画像形成装置（又は画像処理装置）は、印刷、コピー、ＦＡＸ送受信などのジョブの実行を行う。画像形成装置は、それぞれのジョブに対してジョブ情報（いつ、誰が、どこで、どんなジョブを実行したかを示す情報）と、ジョブに使用された画像データ（以下、ジョブ画像と呼ぶ）を保存する機能を有する。ジョブ情報及びジョブ画像を保存する保存領域が許容量の上限に達した場合には、新たなジョブ情報とジョブ画像が保存できないため、画像形成装置は新たなジョブ実行ができないように制御する。

また、画像形成装置は、拡張アプリケーションとして、後からアプリケーションをインストールすることを可能とし、拡張アプリケーションが画像形成装置を制御して、前記ジョブ情報やジョブ画像を取得する機能を提供する。拡張アプリケーションは、画像形成装置の保存領域の許容量を監視し、上限間近であることを検出した場合に、画像形成装置内のすべてのジョブ情報及びジョブ画像を情報処理装置へ退避する機能を提供する。

ここで、画像形成装置が保存するジョブ画像は、画像形成装置内の処理に適した画像形成装置専用画像フォーマットに変換され、保持される。例えば、印刷ジョブの場合、紙に印字するために最適な画質、速度が実現できるよう、画像形成装置内では印刷専用の画像フォーマットで扱う。一方、スキャンデータをＰＣへ送信する機能の場合、スキャン画像をＰＤＦやＪＰＥＧなどの汎用画像フォーマットに変換してＰＣへ送信する。これらの機能を実現するため、画像形成装置は、上記ジョブ画像を、汎用画像フォーマットへ変換する画像変換機能を有する。さらに画像形成装置は、拡張アプリケーションへも画像変換機能を公開し、拡張アプリケーションが画像変換機能を制御する手段を提供している。

従来の画像変換機能は、画像形成装置のハード資源不足のため、画像形成装置が扱う全ての画像フォーマットに対応していなかった。このため、画像形成装置専用画像フォーマットのまま情報処理装置へ送信し、情報処理装置において画像変換を実施していた。情報処理装置では、汎用画像フォーマットへ画像変換をしたジョブ画像と、ジョブ情報を対応付けてジョブ履歴として保存する。しかし、近年性能の良いＣＰＵやメモリが安く手に入るようになり、画像形成装置のハード資源が充実したため、全ての画像フォーマットに対応する画像変換機能を実現することができるようになった。

画像形成装置にインストールされる拡張アプリケーションが、画像形成装置が提供する画像変換機能を使用する場合、従来の拡張アプリケーションがジョブ情報やジョブ画像を保存している領域とは別の領域にジョブ画像を保存する必要がある。これに伴い、ジョブ情報の保存領域、ジョブ画像の保存領域、および、ジョブ履歴の保存領域の３つの保存領域を用意する。

特許文献１では、画像形成装置における不慮の電源断等に対するバックアップ、リストア機能に関する技術が開示されている。情報処理装置の情報管理部によって、主記憶手段であるＲＡＭ、不揮発性記憶手段であるＮＶＲＡＭ、補助記憶手段であるＳＤカードの制御を行う。ＲＡＭの変更が行われた際には、ＮＶＲＡＭのキャッシュエリアでＲＡＭの変更履歴管理を行う。ＮＶＲＡＭが記憶許容量の限界間近であるニアフル状態になると、ＲＡＭのデータをＳＤカードに保存し、ＮＶＲＡＭの変更履歴はクリアする。

特開２００６－１２７２８７号公報

しかしながら、特許文献１は、画像形成装置における不慮の電源断等に対するバックアップ、リストア機能に関する技術である。このため、拡張アプリケーションが、画像形成装置が提供する画像変換機能を使用するに伴い、複数の保存領域がある場合に、ジョブに関連する情報を複数の保存領域においてどのように処理するのかについては、依然として課題であった。

本発明は、上述の問題を鑑みて成されたものであり、画像処理装置が画像変換機能を使用する場合に、複数の保存領域におけるジョブに関連する情報を処理することを目的とする。

上記の目的を達成するために、本発明における画像処理装置は、実行された１以上のジョブで対象となった画像データとジョブの属性情報とに関するログ情報を記録する画像処理装置であって、前記ログ情報の領域を含む複数領域を確保する記憶手段と、第１領域の画像データを、所定の形式のデータに変換する変換手段と、変換条件を満たす場合に前記変換手段による変換の実行と、変換されたデータの第２領域への格納を制御する制御手段と、前記第２領域に格納された前記変換されたデータに基づき、該変換されたデータに対応するジョブの属性情報を含むログ情報を外部に送信する送信手段と、前記第１領域に格納されたジョブ関連情報の量が第１条件を満たした場合には、前記変換条件を満たさなくても、前記変換手段による前記第１領域の未処理の画像データの変換と、前記送信手段による該変換されたデータに基づく前記ログ情報の送信と、を実行する実行手段と、を有し、前記実行手段は、さらに、前記第２領域に格納されたジョブ関連情報の量が第２条件を満たした場合にも、前記変換手段による前記第１領域の未処理の画像データの変換と、前記送信手段による該変換されたデータに基づく前記ログ情報の送信と、を実行することを特徴とする。

本発明によれば、画像処理装置が画像変換機能を使用する場合に、複数の保存領域におけるジョブに関連する情報を処理することができる。

本実施形態に係るシステムの全体構成図。 ハードウェア構成例を示すブロック図。 画像形成装置のソフトウェア構成例を示すブロック図。 拡張アプリケーションのソフトウェア構成例を示すブロック図。 画像形成装置のジョブ実行処理を示すフローチャート。 拡張アプリケーションの記憶許容量チェック処理を示すフローチャート。 拡張アプリケーションの画像変換処理を示すフローチャート。 拡張アプリケーションのジョブ履歴送信処理を示すフローチャート。 拡張アプリケーションの画像変換処理実行時の待機処理を示すフローチャート。 拡張アプリケーションの画面例を示す図。 拡張アプリケーションの画面例を示す図。 拡張アプリケーションが記憶許容量チェックを行う保存領域の構成例を示す図。

以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。

図１は、本実施形態に係るシステムの全体構成図である。ネットワーク１００に画像形成装置１０１、情報処理装置１０２が接続されて、相互通信が可能である。また、本実施形態では、１台ずつ記載しているが、複数台の各装置がネットワーク１００に接続されていてもよい。また、画像形成装置１０１、情報処理装置１０２の各機能は、同一装置上に構成されてもよい。

画像形成装置１０１は、スキャン、プリント、コピー、ＦＡＸ、送信などの機能を有し、ユーザの操作によりジョブを実行する。また、実行したジョブに関して、ジョブ実行後又はジョブ実行と並行して、ジョブ情報とジョブ画像を生成し、記憶装置に保存するジョブ情報記録機能を有する。

画像形成装置１０１は、拡張アプリケーションをインストールし、拡張アプリケーションによる画像形成装置の制御を可能にする機能を有する。拡張アプリケーションの一例として、前記ジョブ情報記録機能により保存されたジョブ画像を汎用画像フォーマットに変換し、ジョブ情報と合わせてジョブ履歴として保存するクライアントがある。また、クライアントは、あらかじめ登録しておいた後述の情報処理装置１０２へジョブ履歴を送信する。このように、本実施形態の画像形成装置１０１は、実行された１以上のジョブで対象となった画像データ（ジョブ画像）とジョブの属性情報（ジョブ情報）とに関するログ情報（ジョブ履歴）を記録する画像処理装置の一例である。

これらの機能を実現するために、画像形成装置は、デジタル複合機（ＭＦＰ）であってもよい。ＭＦＰは、Ｍｕｌｔｉ Ｆｕｎｃｔｉｏｎ Ｐｅｒｉｐｈｅｒａｌの略である。また、本実施形態では拡張アプリケーションを後からインストール可能としているが、画像形成装置の標準構成としてプリインストールされている構成であっても構わない。

情報処理装置１０２は、拡張アプリケーションの一例である前記クライアントからの接続を受け付け、クライアントが送信するジョブ履歴をデータベースに保存したり、所定のフォルダに保存する。データベースは、情報処理装置１０２に構築してもよいが、図示しない別の装置に構築してもよい。また、情報処理装置１０２は、クライアントの設定値やステータスを保存する。ここで、情報処理装置１０２には、サーバーアプリケーションがインストールされていてもよい。また、情報処理装置１０２には、ＷｅｂＤＡＶやＳＭＢのようなファイル共有機能を利用してもよい。ＷｅｂＤＡＶは、Ｗｅｂ－ｂａｓｅｄ Ｄｉｓｔｒｉｂｕｔｅｄ Ａｕｔｈｏｒｉｎｇ ａｎｄ Ｖｅｒｓｉｏｎｉｎｇの略である。ＳＭＢは、Ｓｅｒｖｅｒ Ｍｅｓｓａｇｅ Ｂｌｏｃｋの略である。ネットワーク１００は、画像形成装置１０１、情報処理装置１０２を相互に通信可能に接続するための接続回線であり、ＬＡＮ、ＷＡＮ、又は、無線通信ネットワークが用いられる。また、インターネットであっても構わない。

図２は、ハードウェア構成例を示すブロック図である。同図には、図１に示した画像形成装置１０１、情報処理装置１０２のハードウェア構成例を示す。本実施形態のＰＣや画像形成装置には、一般的な情報処理装置のハードウェア構成を適用できる。具体的には、以下のとおりである。

ＣＰＵ２０１は、各ハードウェアの全体を統括的に制御し、バス２００に接続された各部を制御して印刷やスキャン等の各機能を実行する。ＲＯＭ２０２は、データ読出専用のメモリであり、例えば画像形成装置の基本制御プログラムを記憶する。ＲＡＭ２０３は、データの読出／書込が可能なメモリであり、例えばＣＰＵ２０１のワーキングメモリとして用いられる。記憶装置２０４は、各プログラムを実行中の一時データや、永続的なデータの記憶領域として用いられる。例えば、記憶装置２０４は、ＨＤＤが用いられることが多いが、ＣＤ、ＤＶＤ、メモリカードといった、外部メディアを装填してデータの読出／書込が可能な装置であってもよい。通信装置２０５は、画像形成装置１０１、情報処理装置１０２を、例えば、ＬＡＮに接続し、装置間でＴＣＰ／ＩＰによるデータ通信を可能とする。

入力装置２０６は、ユーザによる文字やデータの入力操作を受け付けるための操作部である。例えば、キーボード、マウス、ハードキー、タッチパネルである。表示装置２０７は、各種画面を表示するための装置であり、例えば液晶ディスプレイやタッチパネルである。ユーザは、表示装置２０７に表示されたユーザインタフェース画面上で、入力装置２０６を介して指示を行い、画像形成装置１０１へのジョブ実行指示や設定指示を行う。画像形成装置１０１には、その他に、スキャナ装置２０８、プリンタ装置２０９が、バス２００に接続されている。スキャナ装置２０８は、原稿をスキャンすることで、原稿の情報を画像データして取得する。プリンタ装置２０９は、画像データ等のデータを記録媒体に出力する。

図３は、画像形成装置１０１のソフトウェア構成例を示すブロック図である。図３に記載のソフトウェア構成は、ＣＰＵ２０１が例えばＲＯＭ２０２に記憶されているプログラムをＲＡＭ２０３に読み出して実行することにより実現される。

設定管理部３０１は、画像形成装置１０１の各種機能の実行に関する設定をＲＡＭ２０３、記憶装置２０４等の各記憶装置に格納し、各記憶装置から読み出す。ここで、設定とは、例えば、コピー機能を実行するためのコピー設定、印刷機能を実行するための印刷設定、及びネットワーク設定が含まれる。また、ジョブ実行時に、ジョブ情報やジョブ画像を生成するか否かの設定を含む。

ジョブ制御部３０２は、入力装置２０６で入力された、もしくは、通信部３０３により受信したジョブ実行要求に基づき、スキャナ装置２０８、プリンタ装置２０９を制御して各種ジョブを実行する。例えば、再印刷可能文書を保存するジョブの場合、図示しないＰＣから通信部３０３が受信した印刷ジョブを、印刷専用の画像フォーマットに変換し、記憶装置２０４に保存する。画像形成装置１０１の入力装置２０６を介したユーザ指示により、保存した再印刷可能文書を印刷するジョブを実行する。

通信部３０３は、通信を行い、例えば、図示しないＰＣからの印刷ジョブ及びジョブ実行要求を受信する。ジョブ情報生成部３０４は、ジョブ制御部３０２のジョブ実行後又はジョブ実行と並行して、ジョブ情報とジョブ画像を生成し、記憶装置２０４に保存する。

画像処理部３０５は、ジョブ制御部３０２からの依頼に応じ、ジョブ実行に伴う画像データに対し、画像処理を実行する。また、拡張アプリケーションからの依頼に応じ、ジョブに使用された画像データであるジョブ画像に対し、画像処理を実行する。画像処理は、画像フォーマット変換や、画像データサイズを小さくするための解像度変換、画質低下処理等である。このように、本実施形態の３０５は、第１領域の画像データを、所定の形式のデータに変換する変換手段の一例である。

拡張アプリケーション管理部３０６は、拡張アプリケーションのインストール、開始、停止、アンインストールを行う。例えば、画像処理装置の起動を検知して拡張アプリケーションを起動したり、入力装置２０６を介したユーザからの停止指示を受けて拡張アプリケーションを停止したりしてもよい。

図４は、拡張アプリケーションのソフトウェア構成例を示すブロック図である。具体的には、画像形成装置１０１の拡張アプリケーションであるクライアントのソフトウェア構成例を示す。同図に記載のソフトウェア構成は、ＣＰＵ２０１が、例えば、記憶装置２０４に記憶されプログラムを、ＲＡＭ２０３に読み出して実行することにより実現される。

設定管理部４０１は、クライアントの各種設定値を記憶装置２０４に格納し、また、必要に応じて該設定値を読み出す。ここで、設定値とは、例えば、ジョブ履歴の送信先となる情報処理装置１０２のＵＲＬや、ジョブ履歴の送信スケジュールを含む。

メイン制御部４０２は、クライアント全体を制御する。拡張アプリケーション管理部３０６を介して、起動指示や終了指示を受信したり、設定管理部４０１を介して設定を取得したりして、設定に応じてクライアントを動作させる。

通信部４０３は、ジョブ履歴管理部４０４の指示により、情報処理装置１０２へジョブ履歴を情報処理装置１０２に送信する。また、設定情報やステータス情報を送信する。

ジョブ履歴管理部４０４は、メイン制御部４０２の指示により、画像形成装置１０１が記憶装置２０４に保存したジョブ情報を取得し、画像処理部３０５を介してジョブ画像の画像変換を行う。また、画像変換を行ったジョブ画像と、ジョブ情報は、通信部４０３を介してジョブ履歴として情報処理装置１０２に送信する。さらに、ジョブ履歴管理部４０４は、情報処理装置１０２への送信が完了したジョブ履歴について記憶装置２０４から削除する。

画面制御部４０５は、画面制御部４０５が表示装置２０７に画面を表示し、入力装置２０６を介したユーザからの指示を受け付ける。

図５は、画像形成装置１０１のジョブ実行処理を示すフローチャートである。ジョブ実行処理は、例えば、図示しないＰＣからの印刷ジョブ投入時や、入力装置２０６を介してユーザからのジョブ実行指示があった際に行われる。記憶装置２０４の構成例を図示しながら説明する。

ステップＳ５０１において、ジョブ制御部３０２は、図示しないＰＣからの印刷ジョブ投入、又は、入力装置２０６を介してユーザからのジョブ投入を受信する。

ステップＳ５０２において、ジョブ制御部３０２は、ステップＳ５０１で受信したジョブから、ジョブ画像を取得し、記憶装置２０４のジョブ画像用保存領域１１００（図１２参照）に保存する。ここで、保存する際には、例えば図５（Ｂ）に示す、ジョブ実行の完了後にデータを削除するためのジョブ用フォルダ５１０に保存する。フォルダ内に格納される情報の構成としては、例えば、ジョブ単位で生成される文書情報５１１、文書に紐づくページ単位で生成されるページ情報５１２、５１３、さらにページ情報に紐づくジョブ画像５３０、５３１で構成される。

ステップＳ５０３において、ジョブ制御部３０２は、ジョブ情報生成部３０４を介して、ステップＳ５０１で保存したジョブ画像をコピーし、ジョブ画像用保存領域１１００に保存する。ここで、保存する際には、例えば図５（Ｂ）に示す、拡張アプリケーションであるクライアントが任意のタイミングで削除可能であるジョブ情報用フォルダ５２０に保存する。コピー処理は、論理コピーを行い、ジョブ単位で生成される文書情報５２１、文書に紐づくページ単位で生成されるページ情報５２２、５２３、のみをコピーし、ページ情報に紐づくジョブ画像５３０、５３１はコピーしない。これにより、ジョブ画像を重複して保持することがないため、記憶装置２０４の保存容量が削減できる。

ステップＳ５０４において、ジョブ制御部３０２は、ジョブ情報生成部３０４を介して、ジョブ情報を生成し、記憶装置２０４に保存する。ジョブ情報は、例えば、図１２に示すジョブ情報用保存領域１１１０を記憶装置２０４に構成して保存する。また、ジョブ情報にはジョブ画像へのリンク情報として、文書情報５２１を含めておくことで、文書情報５２１を介してページ情報５２２、５２３又はジョブ画像５３０、５３１を扱うことを可能とする。なお、ジョブ情報は、文書情報５２１に含む形態でも構わない。

下記表１に、ジョブ情報の例を示す。

ジョブ情報は、実行されたジョブ単位で生成される。例えば、ジョブ情報には、ジョブタイプとしてユーザが行ったジョブ操作の種類が保存される。表１の例では「プリント」である。また、実行日時としてジョブの実行された日時、ページ数としてジョブで使用された文書のページ数が保存される。文書情報ＩＤには、文書情報５２１の例として、「Ｄｏｃ００００Ａ」を保存する。「Ｄｏｃ００００Ａ」は、ジョブ単位で生成された文書に特有なものとなるよう割り当てられたＩＤの例であり、文書情報５２１を指し示す情報である。クライアントは、画像処理部３０５に対し、この「Ｄｏｃ００００Ａ」を示すことで、文書情報５２１、ページ情報５２２、５２３、ジョブ画像５３０、５３１を対象に画像処理の実行を指示することができる。

認証設定には、ユーザ名とパスワードを保存する。その他、ドメイン名や認証方式に関する情報を保存しても構わない。機器情報には、ジョブを実行した画像形成装置１０１の情報を保存する。

ステップＳ５０５において、ジョブ制御部３０２は、ジョブが完了した場合に、ステップＳ５０２で保存したジョブ情報を記憶装置２０４から削除する。具体的には、文書情報５１１、ページ情報５１２、５１３を削除する。ジョブ画像５３０、５３１は、ステップＳ５０３で論理コピーを行っているため、削除されない。

図６は、拡張アプリケーションの記憶許容量チェック処理を示すフローチャートである。具体的には、拡張アプリケーションであるクライアントのジョブ履歴管理部４０４が定期的に行う保存領域の記憶許容量チェックの処理を示す。クライアントは、記憶装置２０４の各保存領域に対し、定期的に記憶許容量チェックを行う。

まず、クライアントが記憶許容量チェックを行う保存領域について、図１２を用いて説明する。図１２は、拡張アプリケーションが記憶許容量チェックを行う保存領域の構成例を示す図である。同図は、記憶装置２０４上の構成である。画像形成装置が実行するジョブに対するジョブ情報に対応する画像は、画像形成装置専用の画像フォーマットである場合がある。画像フォーマットを画像形成装置１０１内で汎用画像フォーマットに変更するために、保存領域が画像変換前と画像変換後の少なくとも２箇所に分かれる。本実施形態の記憶装置２０４には、例えば、ジョブ画像用保存領域１１００、ジョブ情報用保存領域１１１０、ジョブ履歴用保存領域１１２０がある。これらの領域は、ファイルシステムにファイルを保存する形式であってもよいし、データベースに保存する形式であってもよい。本実施形態におけるジョブ画像用保存領域１１００は、記憶手段が確保する複数領域のうちの第１領域の一例であり、ジョブ履歴用保存領域１１２０は、記憶手段が確保する複数領域のうちの第２領域の一例である。また、ジョブ情報用保存領域１１１０は、記憶手段が確保する複数領域のうちの第３領域の一例である。

ジョブ画像用保存領域１１００は、ステップＳ５０２で保存するジョブ画像、および、ステップＳ５０３で論理コピーしたジョブ画像を含む領域である。また、ジョブ画像用保存領域１１００には、ジョブ画像の他に、例えば、ユーザが再印刷に使用するための文書を保存してもよい。これらの画像を保存するため、ジョブ画像用保存領域１１００は、十分なサイズの領域が確保されている。

ジョブ情報用保存領域１１１０は、ステップＳ５０４で保存したジョブ情報を含む領域である。前述の通り、例えば、ジョブ情報には、ジョブ画像へのリンク情報（表１に示す文書情報５２１）を含む。ジョブ情報は、ジョブ単位で生成される。ジョブ情報は、表１に示すようなテキスト情報であるため、ジョブ情報用保存領域１１１０として用意される領域サイズは大きくなくてもよい。

ジョブ履歴用保存領域１１２０は、後述する図７のステップＳ７０９でジョブ履歴を保存する領域である。例えば、ジョブ情報ファイルと、画像変換後のジョブ画像は、ジョブ履歴として、ジョブ履歴用フォルダ１１２１に集められる。画像変換後のジョブ画像は、ステップＳ７０８で保存された画像であり、例えば、ＰＤＦのような汎用画像フォーマットのファイルである。汎用画像フォーマットに変更することにより、画像ファイルのサイズを縮小することができるため、ジョブ履歴用保存領域１１２０として用意される領域サイズは、ジョブ画像用保存領域１１００ほど大きくなくてもよい。これらの領域に対し、クライアントは、図６に示す次のステップによって、記憶許容量チェックを行う。

ステップＳ６０１において、ジョブ履歴管理部４０４は、ジョブ画像用保存領域１１００の容量情報を取得する。具体的には、全体の記憶可能容量と、使用済み容量又は空き容量を取得する。

ステップＳ６０２において、ジョブ履歴管理部４０４は、ステップＳ６０１で取得した容量情報を基に、閾値を下回るかどうかを確認する。例えば、閾値を２０％とした際、全体の記憶可能容量から使用済み容量を引いた値が、全体の２０％の値より小さい場合に閾値を下回ると判断する。または、全体の記憶可能容量から空き容量を引いた値が、全体の８０％の値より大きい場合に閾値を下回ると判断してもよい。閾値を下回ると判断した場合には、ステップＳ６０７へ移行し、下回らない場合にはステップＳ６０３に移行する。ここで、ジョブ関連情報とは、ジョブ情報とジョブ画像の情報を含む情報である。このため、ジョブ画像用保存領域１１００の記憶可能容量に対するジョブ関連情報の量が所定の閾値を超える条件（第１条件）を満たすか否かは、本実施形態のステップＳ６０２の閾値を基準として判断される。すなわち、当該閾値は、記憶可能容量に対するジョブ関連情報の量が第１条件を満たしたかを判断する所定の閾値の一例である。

ステップＳ６０３において、ジョブ履歴管理部４０４は、ジョブ情報用保存領域１１１０の容量情報を取得する。具体的には、全体の記憶可能容量と、使用済み容量又は空き容量を取得する。

ステップＳ６０４において、ジョブ履歴管理部４０４は、ステップＳ６０３で取得した容量情報を基に、閾値を下回るかどうかを確認する。処理内容はステップＳ６０２と同じである。閾値を下回ると判断した場合には、ステップＳ６０７へ移行し、下回らない場合にはステップＳ６０５に移行する。

ステップＳ６０５において、ジョブ履歴管理部４０４は、ジョブ履歴用保存領域１１２０の容量情報を取得する。具体的には、全体の記憶可能容量と、使用済み容量又は空き容量を取得する。

ステップＳ６０６において、ジョブ履歴管理部４０４は、ステップＳ６０５で取得した容量情報を基に、閾値を下回るかどうかを確認する。処理内容はステップＳ６０２と同じである。閾値を下回ると判断した場合には、ステップＳ６０７へ移行し、下回らない場合には、本記憶許容量チェック処理を終了する。ここで、ジョブ履歴用保存領域１１２０の記憶可能容量に対するジョブ関連情報の量が所定の閾値を超える条件（第２条件）を満たすか否かは、本実施形態のステップＳ６０６での閾値を基準として判断される。すなわち、当該閾値は、記憶可能容量に対するジョブ関連情報の量が第２条件を満たしたかを判断する所定の閾値の一例である。

ステップＳ６０７において、ジョブ履歴管理部４０４は、記憶許容量チェック処理の結果として、画像形成装置１０１のいずれかの保存領域の許容量が上限間近であると判断し、即時実行フラグをＯＮに設定する。即時実行フラグは、後述の図７に示す処理で、ジョブ履歴管理部４０４が、画像変換が終わりジョブ履歴を生成し次第、順次情報処理装置１０２へ送信することを示す情報である。すなわち、即時実行フラグがＯＮの場合、ジョブ画像の変換処理の最後に変換された画像データの送信を行う。

ジョブ履歴管理部４０４は、保存領域の許容量が上限間近であると判断した場合に、画像形成装置１０１内に保存されているジョブ情報、ジョブ画像、ジョブ履歴情報を、即時に情報処理装置１０２へ送信する。このように、本実施形態のジョブ履歴管理部４０４は、保存領域の許容量が上限間近であると判断した場合に、即時にジョブ画像の変換を実行し、且つ、ジョブ履歴情報等を外部に送信する実行手段として機能する。即時実行フラグがＯＦＦの場合には、後述の図８に示す送信処理を、一定間隔、又は、あらかじめ設定された時間になったら実行する。

ここで、保存領域の許容量が上限間近であると判断した結果を、情報処理装置１０２へ送信してもよい。具体的には、ジョブ履歴管理部４０４が通信部４０３を介して、図１１の画面１０１０に示すファイル１０１１のようなファイルを、作成する。図１１については後述する。複数の画像形成装置が自身のステータス情報を送信することにより、情報処理装置１０２上での、複数の画像形成装置のステータス一覧が可能になる。

ステップＳ６０８において、ジョブ履歴管理部４０４は、図７に示す画像変換処理を即時に実行する。詳細は、図７を用いて後述する。

ステップＳ６０９において、ジョブ履歴管理部４０４は、転送時間設定を優先するか否かを確認する。具体的には、ジョブ履歴管理部４０４は、設定管理部４０１を介して、図１０に示す画面１０００であらかじめ設定された送信処理の優先設定１００８の設定値を確認する。図１０については後述する。「転送時間設定を優先」が選択されていた場合には、許容量が上限間近であってもあらかじめ設定した転送時間に従って転送処理を行うため、転送処理を行わずに本処理を終了する。「保存領域確保を優先」が選択されていた場合には、緊急に転送処理を行うため、ステップＳ６１０へ移行する。

ステップＳ６１０において、ジョブ履歴管理部４０４は、図８に示す送信処理を即時に実行する。詳細は、図８を用いて後述する。

図７は、拡張アプリケーションの画像変換処理を示すフローチャートである。具体的には、ジョブ履歴管理部４０４がジョブ情報又はジョブ画像を用いて行う画像変換処理を示すフローチャートである。本処理は、通常は定期的に自動実行されるが、図６のステップＳ６０８の即時実行指示があった場合には、即時に実行される。

ステップＳ７０１において、ジョブ履歴管理部４０４は、ジョブ情報用保存領域１１１０にジョブ情報が存在するか否かを確認する。ジョブ情報は、表１に示した内容であり、ジョブ単位で生成される。ジョブ情報が存在する場合、ステップＳ７０２へ移行し、存在しない場合、本処理を終了する。

ステップＳ７０２において、ジョブ履歴管理部４０４は、ジョブ情報を取得する。具体的には、表１で示した文書情報ＩＤ「Ｄｏｃ００００Ａ」が示す文書情報５２１を使って、ページ情報５２２、５２３を取得し、順次処理を行うために使用する。

ステップＳ７０３において、ジョブ履歴管理部４０４は、ページ情報５２２、５２３のうち、未処理のページ（ジョブ画像）があるか否かを確認する。未処理のページ（ジョブ画像）がある場合には、ステップＳ７０４へ移行し、未処理のページ（ジョブ画像）がない場合にはＳ７０９へ移行する。

ステップＳ７０４において、ジョブ履歴管理部４０４は、即時実行フラグがステップ６０７により設定されているか否かを確認する。即時実行フラグが設定されている場合（ＯＮの場合）には、ステップＳ７０５へ移行し、即時実行フラグが設定されていない場合（ＯＦＦの場合）には、ステップＳ７０６に移行する。即時実行フラグが設定されていない場合（ＯＦＦの場合）は、図６で行う記憶許容量チェック処理で各保存領域の許容量が十分であると判断した結果であり、通常処理として画像変換実行状況の確認を行う。

ステップＳ７０５において、ジョブ履歴管理部４０４は、設定管理部４０１を介して、画像形成装置１０１のジョブ実行パフォーマンスを優先するかどうかの設定を取得し、設定値を確認する。具体的には、図１０に示す画像変換処理の優先設定１００７の設定値であり、「デバイスのジョブ実行パフォーマンスを優先」が選択されている場合には、ステップＳ７０７に移行する。また、「保存領域確保を優先」が選択されている場合（ジョブ実行パフォーマンスを優先しない場合）には、ステップＳ７０６へ移行する。

ステップＳ７０６において、ジョブ履歴管理部４０４は、図９に示す画像変換実行状況の確認処理を行う。詳細は、図９を用いて後述する。

ステップＳ７０７において、ジョブ履歴管理部４０４は、画像形成装置１０１が提供する画像変換処理を利用するため、画像処理部３０５に対して、ページ（ジョブ画像）の画像変換処理を依頼する。依頼時には、例えば、画像データを特定するためのページ情報５２２、ＰＤＦ、ＪＰＥＧなどの変換後の汎用画像フォーマット、を指定する。他に、解像度変換を行うための変換後解像度の指定や、ＯＣＲ処理の有無などを指定してもよい。

ステップＳ７０８において、ジョブ履歴管理部４０４は、画像処理部３０５から変換後の画像データを取得し、ジョブ履歴用保存領域１１２０に保存する。ステップＳ７０７において、変換後画像データの保存先パスを指定することによって、画像処理部３０５が直接、ジョブ履歴用保存領域１１２０に保存しても構わない。また、画像処理部３０５が直接保存する保存先を、ジョブ画像用保存領域１１００として、ジョブ履歴管理部４０４がジョブ画像用保存領域１１００からジョブ履歴用保存領域１１２０に移動しても構わない。このように、本実施形態のジョブ履歴管理部４０４は、変換の実行と、変換されたデータ（変換後画像データ）の第２領域への格納を制御する制御手段の一例として機能する。

ステップＳ７０９において、ジョブ履歴管理部４０４は、ステップＳ７０２で取得したジョブ情報と、ステップＳ７０８で保存した変換後画像データを関連付けてジョブ履歴として保存する。例えば、ジョブ単位のジョブ履歴用フォルダ１１２１をジョブ履歴用保存領域１１２０に作成し、関連データを該フォルダに集める。そして、ジョブ履歴に関する情報をすべて保存した後、送信準備完了の印としてそれが分かる情報を残す。例えば、ジョブ履歴用フォルダに０バイトの特定ファイル名のファイルを生成するということでもよい。

ステップＳ７１０において、ジョブ履歴管理部４０４は、画像処理部３０５に対し、ステップＳ７０２で取得したジョブ情報に紐づくジョブ画像を削除するよう指示を行う。具体的には、文書情報ＩＤ「Ｄｏｃ００００Ａ」を画像処理部３０５に通知し、文書情報ＩＤに対応する文書情報５２１、また、文書情報５２１に紐づくページ情報５２２、５２３とジョブ画像５３０、５３１を削除する。

ステップＳ７１１において、ジョブ履歴管理部４０４は、ジョブ情報生成部３０４に対しステップＳ７０２で取得したジョブ情報を削除するよう指示を行う。

ステップＳ７１２において、ジョブ履歴管理部４０４は、即時実行フラグがステップＳ６０７により設定されているか否かを確認する。設定されている場合（ＯＮの場合）、ステップＳ７１３へ移行し、設定されていない場合（ＯＦＦの場合）、ステップＳ７０１に戻る。これにより、保存許容量が上限間近の場合に、画像変換処理が完了したジョブ単位で送信処理を実行することが可能となる。

ステップＳ７１３において、ジョブ履歴管理部４０４は、図８に示す送信処理を即時に実行する。

図８は、拡張アプリケーションのジョブ履歴送信処理を示すフローチャートである。具体的には、ジョブ履歴管理部４０４がジョブ履歴を情報処理装置１０２へ送信する処理を示す。本処理は、通常は定期的に自動実行される。または、あらかじめ設定された時間になったら実行される。さらに、図６のステップＳ６１０の即時実行指示があった場合には、即時に実行される。

ステップＳ８０１において、ステップＳ７０９で保存したジョブ履歴が、ジョブ履歴用保存領域１１２０に存在するか確認する。ジョブ履歴が存在する場合は、ステップＳ８０２へ移行し、ジョブ履歴が存在しない場合は、送信処理を終了する。

ステップＳ８０２において、ジョブ履歴管理部４０４は、設定管理部４０１から送信先情報を取得する。送信先情報とは、例えば、図１０の画面１０００に示す送信先設定１００１であり、具体的には、ＷｅｂＤＡＶ接続先のＵＲＬ、ドメイン名、ユーザ名、パスワードである。また、サーバーアプリケーションのアドレスやＡＰＩや、ＳＭＢ共有フォルダのフォルダパス、ドメイン名、ユーザ名、パスワードであってもよい。

ステップＳ８０３において、ジョブ履歴管理部４０４は、ステップＳ８０１で存在確認したジョブ履歴をジョブ履歴用保存領域１１２０から取得する。例えば取得するジョブ履歴は、一番古いジョブ実行日時のものを取得する。

ステップＳ８０４において、ジョブ履歴管理部４０４は、通信部４０３を介して、ステップＳ８０２で取得した送信先へ、ステップＳ８０３で取得したジョブ履歴を送信する。このように、本実施形態の通信部４０３は、ジョブ履歴を外部に送信する送信手段の一例である。

ステップＳ８０５において、ジョブ履歴管理部４０４は、ステップＳ８０４の送信結果を確認する。送信成功していた場合にはステップＳ８０６に移行し、送信失敗していた場合には、ステップＳ８０１へ移行して送信処理をやり直す。

ステップＳ８０６において、ジョブ履歴管理部４０４は、ステップＳ８０４で送信したジョブ履歴をジョブ履歴用保存領域１１２０から削除する。

図９は、拡張アプリケーションの画像変換処理実行時の待機処理を示すフローチャートである。本処理は、図７において、ジョブ履歴管理部４０４がジョブ画像の画像変換処理を実行する際に、図５の画像形成装置１０１のジョブ実行フローのパフォーマンス低下を起こさないように行う処理である。具体的には、待機処理は、画像形成装置１０１のジョブ実行が完了するまで、画像変換処理を待機する処理である。

ステップＳ９０１において、ジョブ履歴管理部４０４は、ジョブ制御部３０２を介して、実行中のジョブ又は待機中のジョブが存在するか否かを確認する。存在しない場合にはステップＳ９０２へ移行し、存在する場合にはステップＳ９０６へ移行し、一定時間のスリープを行って待機する。このように、本実施形態において実行すべきジョブがないことは、通常時にジョブ画像の変換を実行するための変換条件の一例である。

ステップＳ９０２において、ジョブ履歴管理部４０４は、画像処理部３０５を介して、画像変換処理が実行されているかどうかを確認する。画像変換モジュールは、複数の拡張アプリケーションが順番に使用することが可能であるため、ジョブ制御部３０２が管理するジョブとは別に、使用状況を確認する必要がある。画像変換処理が実行されていない場合、ステップＳ９０３へ移行し、実行されている場合にはステップＳ９０５へ移行する。

ステップＳ９０３において、未実行カウントを１つカウントアップする。次に、ステップＳ９０４において、未実行カウントが特定の回数（例えば６回）以上であるかどうかを確認する。ここで、未実行カウントの回数は、ステップＳ９０６のスリープ時間を鑑みて、ジョブの切れ目を検知するために使用する。例えば、１ページ分の画像変換を行うために２秒かかるとする。本処理で０．５秒間隔のスリープ（Ｓ９０６）で、６回チェックを行うと（Ｓ９０４）、０．５秒×６回＝３秒間、画像変換処理が実行されていないことになるため、これをジョブの切れ目であると判断して、本待機処理を終了する。

もし、ステップＳ９０２において、画像変換処理が実行されていると判断された場合、未実行カウントをクリアし、ジョブの切れ目の検知をやり直すため、ステップＳ９０６へ移行し、一定時間のスリープを行って待機する。

図１０及び図１１は、拡張アプリケーションの画面例を示す図である。同図には、拡張アプリケーションであるクライアントが提供するＵＩの例を示す。ユーザにＵＩを示す場合には、画面制御部４０５が表示装置２０７に画面を表示する。これにより、入力装置２０６からの入力を受け付ける。

図１０において、クライアントの動作に必要な設定を行う画面例を画面１０００に示す。送信先設定１００１には、送信先のＵＲＬ、ユーザ名、パスワードを指定する。ドメイン名は、ユーザ名に含む一般的な形式で指定することを想定している。例えば「＜ドメイン名＞￥＜ユーザ名＞」のような入力値である。

送信スケジュール設定１００２は、ジョブ履歴を情報処理装置１０２へ送信するタイミングとして、例えば、送信開始時間を設定する。送信開始時間の他に、送信停止時間や、定期的に送信する場合の送信間隔等を指定してもよい。

クライアント状態１００３は、クライアントのステータス情報を表示する。例えば、図６のステップＳ６０７で保存領域の許容量が上限間近であると判断した場合には、ステータス１００４に、警告マークとともに「保存領域上限間近」の表示を行う。該表示を確認したユーザは、即時実行ボタン１００５を押下することで、即時実行処理を行うことができる。即時実行処理では、画像形成装置１０１内に存在するジョブ情報およびジョブ画像からジョブ履歴が生成され、既に生成済みのジョブ履歴と合わせてすべてのジョブ履歴が情報処理装置１０２に送信される。具体的には、図６に示すステップＳ６０７、ステップＳ６０８、ステップＳ６１０が実行される。

保存領域上限間近時の動作設定１００６は、保存領域の許容量が上限間近であると判断した場合の動作設定である。ステップＳ７０５で説明した通り、画像変換処理の優先設定１００７では、ジョブ実行パフォーマンスを優先する場合には、「デバイスのジョブ実行パフォーマンスを優先」を選択する。ジョブ実行パフォーマンスを優先しない（ジョブの完了を待機する）場合には、「保存領域確保を優先する」を選択する。また、送信処理の優先設定１００８では、ステップＳ６０９で説明した通り、許容量が上限間近であってもあらかじめ設定した転送時間に従って転送処理を行う場合には「転送時間設定を優先」を選択する。許容量が上限間近であるため緊急に転送処理を行う場合には「保存領域確保を優先」を選択する。

設定ボタン１００９を押下することにより、画面制御部４０５は、設定管理部４０１を介して、記憶装置２０４に各設定値を保存する。

図１１において、クライアントのステータスを情報処理装置１０２上で確認するための画面例を示す。クライアントのステータスは、メイン制御部４０２によって、通信部４０３を介して定期的に情報処理装置１０２へ送信される。クライアントのステータスは、ステータス情報を記したファイルとして、情報処理装置１０２へ送信される。また、ジョブ履歴管理部４０４がステップＳ６０７において保存領域の許容量が上限間近であると判断した場合、ジョブ履歴管理部４０４は、通信部４０３を介して、情報処理装置１０２へステータス情報を記したファイルを送信する。

例えば、画面１０１０は、Ｗｉｎｄｏｗｓのエクスプローラ上でファイルを参照した例であり、ファイル名は例えば「＜ステータス分類＞＿＜ステータス情報＞＿＜デバイス情報＞」である。

画面１０１０の場合、ファイル１０１１のｐｒｉｎｔｅｒ０００００１と、ファイル１０１２のｐｒｉｎｔｅｒ０００００５は、ステータス分類がエラー（「１.Ｅｒｒｏｒ」）であり、ステータス情報は「ＮｅａｒＦｕｌｌ」である。これは、保存領域の許容量が上限間近であると判断された結果である。

ファイル１０１３のｐｒｉｎｔｅｒ０００００３は、ステータス分類が警告（「２．Ｗａｒｎｉｎｇ」）であり、ステータス情報は「ＮｅｅｄＲｅｂｏｏｔ」であり、再起動が必要であることが分かる。

ファイル１０１４のｐｒｉｎｔｅｒ０００００２と、ファイル１０１５のｐｒｉｎｔｅｒ０００００４は、ステータス分類が「Ｎｏｒｍａｌ」であり、ステータス情報が「ＯＫ」であるため、正常であることが分かる。

このように、複数の画像形成装置１０１の情報を１か所のフォルダに集めることによって、複数クライアントのステータスを同時に確認することができる。

［その他の実施形態］
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述したが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。また、上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。

本発明は、上述の実施形態の１以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける１つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、１以上の機能を実現する回路（例えば、ＡＳＩＣ）によっても実現可能である。

１０１…画像形成装置
１０２…情報処理装置
２０４…記憶装置
３０２…ジョブ制御部
３０５…画像処理部
４０２…メイン制御部
４０４…ジョブ履歴管理部
１１００…ジョブ画像用保存領域
１１１０…ジョブ情報用保存領域
１１２０…ジョブ履歴用保存領域

Claims (10)

1. 実行された１以上のジョブで対象となった画像データとジョブの属性情報とに関するログ情報を記録する画像処理装置であって、
   前記ログ情報の領域を含む複数領域を確保する記憶手段と、
   第１領域の画像データを、所定の形式のデータに変換する変換手段と、
   変換条件を満たす場合に前記変換手段による変換の実行と、変換されたデータの第２領域への格納を制御する制御手段と、
   前記第２領域に格納された前記変換されたデータに基づき、該変換されたデータに対応するジョブの属性情報を含むログ情報を外部に送信する送信手段と、
   前記第１領域に格納されたジョブ関連情報の量が第１条件を満たした場合には、前記変換条件を満たさなくても、前記変換手段による前記第１領域の未処理の画像データの変換と、前記送信手段による該変換されたデータに基づく前記ログ情報の送信と、を実行する実行手段と、を有し、
   前記実行手段は、さらに、前記第２領域に格納されたジョブ関連情報の量が第２条件を満たした場合にも、前記変換手段による前記第１領域の未処理の画像データの変換と、前記送信手段による該変換されたデータに基づく前記ログ情報の送信と、を実行する
   ことを特徴とする画像処理装置。
2. 前記変換条件は、画像処理装置において実行すべきジョブがないことである、
   ことを特徴とする請求項１に記載の画像処理装置。
3. 前記実行手段は、前記第１条件又は前記第２条件のいずれかが満たされた場合に、前記記憶手段に保存されている前記ジョブの属性情報、前記画像データ及び前記ログ情報を、前記送信手段により送信する
   ことを特徴とする請求項１または２に記載の画像処理装置。
4. 前記実行手段は、前記第１条件又は前記第２条件のいずれかが満たされた場合に、前記画像データの変換処理の最後に前記変換されたデータの送信を行う
   ことを特徴とする請求項３に記載の画像処理装置。
5. 前記第１条件は、前記第１領域の記憶可能容量に対する前記ジョブ関連情報の量が所定の閾値を超えることである
   ことを特徴とする請求項１乃至４のいずれか１項に記載の画像処理装置。
6. 前記第２条件は、前記第２領域の記憶可能容量に対する前記ジョブ関連情報の量が所定の閾値を超えることである、
   ことを特徴とする請求項１乃至５のいずれか１項に記載の画像処理装置。
7. 前記実行手段は、前記第１条件又は前記第２条件を満たした場合に、前記第１条件又は前記第２条件を満たしたことを示す情報を送信する
   ことを特徴とする請求項１乃至６のいずれか１項に記載の画像処理装置。
8. 前記記憶手段は、前記第１領域及び前記第２領域とは異なる第３領域を有し、
   前記制御手段は、前記変換手段による前記画像データの変換の前に、前記ジョブの属性情報を前記第３領域にコピーし、前記変換手段による前記画像データの変換の後に、前記ジョブの属性情報を前記第１領域から削除する
   ことを特徴とする請求項１乃至７のいずれか１項に記載の画像処理装置。
9. 実行された１以上のジョブで対象となった画像データとジョブの属性情報とに関するログ情報を記録する領域を含む複数領域を確保する記憶手段を有する画像処理装置の制御方法であって、
   第１領域の画像データを、所定の形式のデータに変換する変換工程と、
   変換条件を満たす場合に変換の実行と、変換されたデータの第２領域への格納を制御する制御工程と、
   前記第２領域に格納された前記変換されたデータに基づき、該変換されたデータに対応するジョブの属性情報を含むログ情報を外部に送信する送信工程と、
   前記第１領域に格納されたジョブ関連情報の量が第１条件を満たした場合には、前記変換条件を満たさなくても、前記第１領域の未処理の画像データの変換と、該変換されたデータに基づく前記ログ情報の送信と、を実行する実行工程と、
   前記第２領域に格納されたジョブ関連情報の量が第２条件を満たした場合にも、前記第１領域の未処理の画像データの変換と、該変換されたデータに基づく前記ログ情報の送信と、を実行する実行工程と、を有する
   ことを特徴とする画像処理装置の制御方法。
10. 請求項１乃至８のいずれか１項に記載の画像処理装置の各手段としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
    
    

Images