JP2017159551A - 印刷装置とその制御方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ジャムの発生時に印刷装置内に滞留した滞留紙が白紙の場合、ジャムリカバリ機能を実行しても同一の画像が2重に印刷されることは無いにも拘らず、一律にジャムリカバリ機能がオフされると、同一画像の2重に印刷されない状況でも、ユーザにとって、再印刷を指示する手間が生じることになる。【解決手段】ジャムが発生したシートに本来印刷する画像データから再印刷して、当該ジャムから自動的にリカバリするジャムリカバリ機能を有するジャムリカバリ手段を有し、そのジャムリカバリ機能を有効にするか、無効にするかを設定する。ここで、ジャムリカバリ機能を無効にするように設定している場合であっても、ジャムが発生したシートが、画像が印刷されないシートであると判定するとジャムリカバリ機能を有効にする。【選択図】 図11

Description

本発明は、印刷装置とその制御方法、及びプログラムに関するものである。
近年、印刷装置においてジャムの検知機能、及びジャムリカバリ(ジャム紙除去後の自動再印刷)機能が一般的なものとなってきており、多くの印刷装置はこれらの機能を有している。このジャムリカバリ機能は、ジャムが発生した紙に印刷するページから再印刷する。つまり、ジャムが発生したことにより印刷装置の外に排出されずに装置内に滞留した紙をユーザに取り除かせた後、その取り除かれた紙に本来印刷されるべき画像のページから自動的に再印刷するものである。このジャムリカバリ機能によれば、ユーザが再印刷に必要なページを把握する手間、及び印刷データを再投入する手間が省けるという利点がある。
ジャムリカバリ機能では、トナーが転写されて画像が印刷された後、ジャムになって排紙されなかった紙に印刷する画像も再印刷される。その場合、ジャムになって排紙されなかった紙と、ジャムリカバリで再印刷された紙との両方に、同一の画像が印刷されることになる。即ち、同じ画像が印刷された紙が複数存在することになる。ここで例えば、そのページが請求書等の第三者に見られたくない内容である場合、そのような重要な内容が印刷された紙が複数枚存在することになり、このような事態を回避する機能が要望された。
このような問題に対処するために、例えばジャムリカバリ機能をオフに設定できる印刷装置も存在している。このジャムリカバリ機能をオフにすると、印刷時にジャムが発生した場合、そのジャムが発生したときの印刷データを廃棄することにより、ジャムリカバリの対象となるデータを再印刷しないようにする。
更に、例えば特許文献1は、請求書等のような重要文書の場合は、ジャムリカバリ機能をオフにして2重印刷を防ぎ、通常の文書を印刷する場合にはジャムリカバリ機能によって、常に正常な印刷結果を得るという使い分けができる印刷装置を記載している。この印刷装置では、印刷データにジャムリカバリ機能をオフにする設定がなされている場合、印刷装置は、ジャム発生時に、その印刷データを廃棄することにより、ジャムの対象となる印刷データについては再印刷を行わないようにしている。
特開2005−149317号公報
しかしながら、上記従来の印刷装置では、ジャムリカバリ機能がオフに設定されていると、ジャムが発生したときに、そのページが自動的に再印刷されない。このため、ジャムが発生すると、ユーザは印刷が必要なページを把握した上で、そのジャムの要因となった紙を取り除き、更に、ユーザのパソコンから、その把握した必要なページの再印刷を指示する必要がある。
ここで、ジャムの発生時に印刷装置内に滞留した滞留紙が白紙(例えば、印刷しない指定の表紙や、インサータから給紙した紙など)の場合は、ジャムリカバリ機能を実行しても同一の画像が2重に印刷されることは無い。即ち、同一ページの画像が印刷された紙が2つ以上存在するという問題は発生し得ない。それにも拘らず、一律にジャムリカバリ機能がオフされると、同一画像の2重に印刷されない状況でも、ユーザにとって、再印刷を指示する手間が生じることになる。このような作業は、ユーザにとって面倒な作業である。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決することにある。
本発明の目的は、ジャムリカバリ機能により同一の画像が複数枚印刷されるおそれがない場合、例え、ジャムリカバリ機能がオフに設定されていても、ジャムリカバリ機能を有効にして、ジャム発生時のユーザの手間を軽減する技術を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る印刷装置は以下のような構成を備える。即ち、
ジャムが発生したシートに本来印刷する画像データから再印刷して、当該ジャムから自動的にリカバリするジャムリカバリ機能を有するジャムリカバリ手段と、
前記ジャムリカバリ機能を有効にするか、無効にするかを設定する設定手段と、
前記ジャムが発生したシートが、画像が印刷されるシートかどうかを判定する判定手段と、
前記設定手段による設定に応じて前記ジャムリカバリ手段を制御するとともに、前記設定手段が前記ジャムリカバリ機能を無効にするように設定している場合であっても、前記判定手段が前記ジャムが発生したシートが、画像が印刷されないシートと判定すると前記ジャムリカバリ機能を有効にするように制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、ジャムリカバリ機能により同一の画像が複数枚印刷されるおそれがない場合は、例え、ジャムリカバリ機能がオフに設定されていても、ジャムリカバリ機能を有効にすることにより、ジャム発生時のユーザの手間を軽減できる効果がある。
本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面を参照とした以下の説明により明らかになるであろう。なお、添付図面においては、同じ若しくは同様の構成には、同じ参照番号を付す。
添付図面は明細書に含まれ、その一部を構成し、本発明の実施形態を示し、その記述と共に本発明の原理を説明するために用いられる。
本発明の実施形態1に係る画像形成装置を含む画像形成システムの構成を示すブロック図。 実施形態1に係る画像形成装置の構成を説明するブロック図。 実施形態1に係る画像形成装置のプリンタ部の構成を説明する図。 実施形態1に係るフィニッシャ部の構成を説明する図。 ドキュメントと、そのドキュメントに表紙及び合紙を追加する例を説明する図。 実施形態1に係るコンピュータ端末の表示部に表示される表紙及び挿入紙を設定する操作画面の一例を示す図。 実施形態1に係るコンピュータ端末の表示部に表示される表紙設定画面の一例を示す図(A)。コンピュータ端末の表示部に表示される挿入紙の設定画面の一例を示す図(B)。 実施形態1に係るコンピュータ端末から画像形成装置に入力されるドキュメントの印刷を指示する印刷データのデータ形式を説明する図。 実施形態1に係る画像形成装置がコンピュータ端末からジョブデータを受信したときに作成するジョブ管理テーブルの一例を説明する図。 実施形態1に係る画像形成装置が印刷データを受信して印刷する処理を説明するフローチャート。 実施形態1に係る画像形成装置におけるジャム発生時の処理を説明するフローチャート。 実施形態1に係る画像形成装置が、図9のジョブ管理テーブルに表紙や合紙などのジョブ属性の設定に応じたページ情報を追加した例を説明する図。 白紙ページを含むドキュメントに表紙及び合紙を付加した例を説明する図。 実施形態1に係る画像形成装置の操作部に表示されるジャムリカバリ機能の設定画面例を示す図。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
[実施形態1]
図1は、本発明の実施形態1に係る画像形成装置101を含む画像形成システム100の構成を示すブロック図である。
画像形成装置101は、フルカラーで原稿のスキャン及び印刷が可能な複合機である。画像形成装置101は、ネットワーク103を介してコンピュータ端末102と接続されている。尚、画像形成装置101は複合機のような多機能処理装置でなく、単体の印刷機能を有する印刷装置であっても良い。
図2は、実施形態1に係る画像形成装置101の構成を説明するブロック図である。
画像形成装置101は、スキャナ部201、プリンタ部202を有しており、スキャナ部201が原稿を読み取って生成した画像データをプリンタ部202に出力して印刷させるコピー機能を備えている。操作部203はユーザインタフェースを提供する。即ち、操作部203は、ユーザが画像形成装置101の機能の実行を指示したり、機能実行時の動作設定を行うための入力部を有する。また操作部203は、画像形成装置101の状態をユーザに知らせるための表示部を備えている。尚、ここで表示部はタッチパネル機能を有しているのが好ましい。
画像形成装置101のコントローラ(制御部)204は、画像形成装置101の全体の動作制御、状態管理、画像処理等を行う。例えば、コントローラ204は上記のようなスキャナ部201及びプリンタ部202の動作の制御や、操作部203を介して入力されるユーザの指示、及び表示部への状態表示の処理等を行なう。またコントローラ204は、スキャナ部201やプリンタ部202にて扱われる画像データ(以下、ページ画像)の処理や、ネットワーク103を介して接続されるコンピュータ端末102との間でのデータの送受信制御も行う。尚、プリンタ部202の下流には、ステイプルなどの後処理を行うためのフィニッシャ部205が接続される。
また実施形態1に係る画像形成システム100では、コンピュータによって作成されたドキュメントが、ページ記述言語(PDL)データとしてネットワーク103を介してコンピュータ端末102から画像形成装置101に送信される。コントローラ204は、そのPDLデータを受信してイメージに展開し、プリント可能な形式の画像データを生成する。またその際、プリント時の動作設定などの各種の設定情報も生成する。そしてコントローラ204は、画像データと、それらの設定情報に基づいて印刷処理を実行する。こうして、実施形態1に係る画像形成システム100は、コンピュータ端末102からネットワーク103を介して送信されたPDLデータを画像形成装置101でプリントするというPDLプリント機能、ネットワークプリンタ機能を実現する。
次に、コントローラ204の構成を図2を参照して説明する。
コントローラ204は、CPU211、ワークメモリ212、画像処理部213、画像メモリ214、大容量記憶装置(以下、HDD)215、ネットワークI/F部216を備える。画像処理部213は、画像信号線217,218を介してスキャナ部201及びプリンタ部202に接続される。更に、画像処理部213は、画像メモリ214と接続されている。
スキャナ部201から入力された画像データは、画像処理部213と画像メモリ214を介してHDD(ハードディスクドライブ)215に格納される。こうして格納された画像データは、プリントのために、再び画像メモリ214と画像処理部213を介してプリンタ部202に送出される。
またコントローラ204は、ネットワーク103を介してコンピュータ端末102より送信されたPDLデータをネットワークI/F部216により受信する。ネットワークI/F部216によって受信されたPDLデータはHDD215に蓄積される。そして、CPU211は、画像処理部213を用いて、HDD215に蓄積されたPDLデータを画像メモリ214にイメージとして展開する。こうして展開された画像データは、HDD215に格納される。このとき、その展開されたイメージの印刷属性の設定情報もHDD215に格納される。これは図9を参照して後述する。尚、印刷属性の設定情報には、展開されたイメージのサイズなどの情報や、PDLデータに含まれるプリント時の設定等が含まれている。HDD215に格納された画像データは、プリントのために、再び画像メモリ214と画像処理部213を介してプリンタ部202に送出される。また、プリンタ部202に送出される際、プリンタ部202へ、出力先トレイ情報など、印刷に必要な設定情報も併せて送出される。こうして、各種の設定情報と展開されたイメージデータとに基づいて、画像形成装置101はシート上に画像を印刷する。
CPU211は、HDD215に格納されたプログラムをワークメモリ212に展開し、その展開したプログラム実行することにより、この画像形成装置101の動作を制御する。またCPU211は、プリンタ部202やスキャナ部201との間で、画像データの送受信の同期を図るための通信を行う。更にCPU211は、ネットワーク103を介したコンピュータ端末102との通信のために、ネットワークI/F部216にアクセスする。
図3は、実施形態1に係る画像形成装置101のプリンタ部202の構成を説明する図である。ここではプリンタ部202が電子写真方式のプリンタである場合を例に説明する。
ポリゴンミラー301は、半導体レーザ駆動部から発光された4本のレーザ光を受ける。その内の1本のレーザ光はミラー302,303,304を経て感光ドラム305を走査する。別の1本のレーザ光はミラー306,307,308を経て感光ドラム309を走査する。更に別の1本のレーザ光はミラー310,311,312を経て感光ドラム313を走査する。更に別の1本のレーザ光はミラー314,315,316をへて感光ドラム317を走査する。
一方、現像器318はイエロー(Y)のトナーを供給し、レーザ光の走査に応じて感光ドラム305上に形成された潜像を現像してイエローのトナー像を形成する。現像器319はマゼンタ(M)のトナーを供給し、レーザ光の走査に応じて感光ドラム309上に形成された潜像を現像してマゼンタのトナー像を形成する。現像器320はシアン(C)のトナーを供給し、レーザ光の走査に応じて感光ドラム313上に形成された潜像を現像してシアンのトナー像を形成する。更に、現像器321はブラック(B)のトナーを供給し、レーザ光の走査に応じて感光ドラム317上に形成された潜像を現像してブラックのトナー像を形成する。以上の4色(Y,M,C,K)のトナー像がシートに転写され、フルカラーの出力画像を得ることができる。
シートカセット322,323及び、手差しトレイ324のいずれかより給紙されたシートは、レジストローラ325を経て、転写ベルト326上に吸着され、搬送される。シートの給紙のタイミングと同期して、予め感光ドラム305,309,313,317には各色のトナーが現像されており、シートの搬送とともにトナーがシートに転写される。こうして各色のトナー像が転写されたシートは、転写ベルト326から分離され、搬送ベルト327により定着器328に搬送される。定着器328は、トナー像をシートに定着させる。定着器328を通過したシートは、フラッパ329により一旦下方向へ導かれてシートの後端がフラッパ329を抜けた後、スイッチバックさせて排出される。これにより、印刷済のシートはフェースダウン状態で排出され、先頭頁から順に印刷されたとき、上から正しいページ順となるように積載されることになる。
尚、4つの感光ドラム305,309,313,317は、距離dをおいて等間隔に配置されており、転写ベルト326によりシートは一定速度vで搬送される。このような位置関係と搬送速度に応じたタイミングに同期して感光ドラムにトナー像が形成されるように、ポリゴンミラー301や半導体レーザが駆動される。
尚、給紙済みのシートでも転写前のシート、即ち感光ドラムに到達していないシートには、まだ画像が印刷(転写)されていない。シートの給紙から排紙までのパスに複数存在する不図示のセンサにより、給紙されたシートが転写前かどうか(感光ドラムに到達したかどうか)が検出可能な仕組みになっている。またこれらセンサにより、シートのジャムを検知することができる。
図4は、実施形態1に係るフィニッシャ部205の構成を説明する図である。
プリンタ部202の定着器328を経て排紙されたシートは、フィニッシャ部205に送られる。フィニッシャ部205には、エスケープトレイ401、スタックトレイ402があり、ジョブの種類や排出されるシートの枚数に応じて排出先のトレイが切り替わる。スタックトレイ402に排出する場合には、シートが排出される前のシートをジョブ毎に蓄えておき、排出する直前にステイプラ405にてステイプルすることも可能である。その他、上記2つのトレイに至るまでに、紙をZ字状に折るためのZ折り機404、ファイル用の2つ(または3つ)の穴開けを行うパンチャ406があり、ジョブの種類に応じてそれぞれの処理を行う。
更に、サドルステッチャ407は、複数枚のシート(シート束)の中央部分を2ヶ所バインドした後に、シート束の中央部分をローラに噛ませることによりシート束を半折りし、週刊誌やパンフレットのようなブックレットを作成する処理を行う。サドルステッチャ407で製本されたシート束は、ブックレットトレイ408に排出される。
また、インサータ403はトレイ409にセットされたシートをプリンタ部202を通さずにトレイ401,402,408のいずれかに送るためのものである。これによって、プリンタ部202からフィニッシャ205に送り込まれるシートとシートの間に、インサータ403にセットされたシートをインサート(中差し)することができる。このように、インサータ403にセットされたシートはプリンタ部202を通ることが無いため、このシートには画像が印刷されることが無い。インサータ403のトレイ409には、ユーザによりフェイスアップの状態でセットされるものとし、ピックアップローラ410により最上部のシートから順に給送する。従って、インサータ403からのシートをそのままトレイ401,402へ搬送することにより、シートはフェイスダウン状態で排出される。またサドルステッチャ407へシートを送るときには、一度パンチャ406側へ送り込んだ後スイッチバックさせて送り込むことによりフェースの向きを合わせる。
図5は、ドキュメントと、そのドキュメントに表紙及び合紙を追加する例を説明する図である。
表紙はドキュメントの前、又はドキュメントの後ろに付ける紙である。ここでは、ドキュメントの先頭に付ける表紙を「おもて表紙」と呼び、ドキュメントの最後に付ける表紙を「うら表紙」と呼ぶ。ドキュメント501は、コンピュータ端末102で、ユーザがアプリケーションを使って生成したものである。また合紙は、挿入紙の一種で、ドキュメントの途中に挿入する紙のことである。合紙を挿入する位置は、ドキュメントのページを指定し、そのページ前に合紙を挿入する。
図5では、キュメントに表紙及び合紙を追加する例502として、おもて表紙と裏表紙とを付け、さらに、ドキュメントの1ページ目の前(おもて表紙と1ページ目の紙との間)と、3ページ目の紙の前の2か所に合紙を挿入した例を示している。
尚、表紙や合紙に画像を印刷をするように指定することも、印刷をしないように指定することもできる。表紙や合紙に画像を印刷をするように指定する場合、その紙のおもて面のみに印刷するか、うら面のみに印刷するか、或いは両面に印刷するかを選択できる。
次に、コンピュータ端末102から画像形成装置101に入力されるドキュメントの印刷を指示するデータの形式を説明する。
図8は、実施形態1に係るコンピュータ端末102から画像形成装置101に入力されるドキュメントの印刷を指示する印刷データのデータ形式を説明する図である。このデータは、コンピュータ端末102において、後述する図6のOKボタン606が押下されることにより生成される。
ここで印刷データはパケット構造になっている。各パケットはヘッダ部とデータ部を有し、ヘッダ部には、そのパケットの種類とデータ部のサイズを記述している。ここではヘッダ部のサイズは固定長とする。図8は1ジョブ分の印刷データを示している。ジョブはジョブスタートパケット801で始まり、ジョブエンドパケット804で終わる。画像形成装置101はジョブスタートパケット801からジョブエンドパケット804までを1つのジョブとして認識する。ジョブスタートパケット801とジョブエンドパケット804の間には複数のデータパケット802,803が存在する。これらデータパケットには、実際の印刷データであるPDLデータが格納されている。この印刷データであるPDLデータは複数のパケットに分割されて転送される場合があるが分割する場所の定めはない。ページ毎にパケットを分けたりする必要性はない。
ジョブスタートパケット801のヘッダ部805は、パケットの種類(JobStart)とデータ部806のサイズ情報を格納している。データ部806は、ジョブ名、コピー部数、表紙指定(BinderSheetFront)(ON/OFF)、その表紙に印刷するかどうかの設定(BinderSheetFrontPrintFace)を格納している。更に、合紙指定(InsertSheet)、その合紙に印刷するかどうかの設定(InsertSheetPrintFace)等の情報を含むジョブ属性を格納している。データパケット802は、ヘッダ部807とデータ部808とを有している。ヘッダ部807は、そのパケット802の種類(PacketType)と、データ部808のサイズ情報(Size)を格納している。データ部808は、PDLデータを格納している。データパケット803も同様に、ヘッダ部809とデータ部810とを有している。ジョブエンドパケット804は、ヘッダ部811とデータ部812とを有している。ヘッダ部811は、このパケット804の種類(JobEnd)とデータ部812のサイズ情報を格納している。ジョブエンドパケット804のデータ部812のサイズは「0」である。
次に、前述の図5に示すような、ドキュメントに表紙や合紙を設定する方法を図6及び図7を参照して説明する。
図6は、実施形態1に係るコンピュータ端末102の表示部(不図示)に表示される表紙及び挿入紙を設定する操作画面の一例を示す図である。
この画面は、コンピュータ端末102で、ユーザがアプリケーションから「印刷」を実行する際に、表紙や挿入紙の設定を行うときに表示されるユーザインターフェース(UI)画面を例示した図である。ここでは、表紙・挿入紙タブ602が選択されていて、表紙及び挿入紙を設定する画面を表示している。
ここで、ユーザが「おもて表紙・うら表紙の設定」ボタン603を選択すると図7(A)に示す表紙設定の画面が表示され、ユーザはその画面を介して、後述する表紙の詳細設定を行うことができる。またユーザが「挿入紙の設定ボタン」604を選択すると、図7(B)に示す挿入紙の設定画面が表示され、ユーザはその画面を介して、後述する挿入紙の詳細設定を行うことができる。
また、設定内容一覧605は、表紙と挿入紙の設定内容の一覧を表示する領域である。設定前は空白であるが、後述する図7(A)や図7(B)の画面を介して各種設定を行うことにより、設定内容一覧605に、例えば図6で例示するような項目が表示される。ここでは、印刷なしのおもて表紙と、印刷なしのうら表紙を設定し、これらおもて表紙とうら表紙はともにカセット2から給紙される。更に、ドキュメントの1ページ目の前と3ページ目の前の2か所に印刷なしの合紙を設定し、これら合紙はインサータから給紙されるように設定された例を示している。この設定内容一覧605の例は、前述の図5の例に対応している。
ここで、ユーザがOKボタン606を押すと、図6の画面で設定された表紙、挿入紙などの設定(設定内容一覧605に表示されている設定内容)が確定される。その際、その時点の設定値に従って、前述の図8の形式のデータが生成される。またユーザがキャンセルボタン607を押すと、この画面で設定された内容が破棄され、元の設定内容に戻ることになる。
図7(A)は、図6の画面でユーザが「おもて表紙・うら表紙の設定」ボタン603を選択したときに、コンピュータ端末102の表示部に表示される表紙設定画面の一例を示す図である。
ここでは、タブ「おもて表紙」702が選択されており、おもて表紙の設定画面が表示されている。おもて表紙を付ける場合、ユーザは、おもて表紙のチェックボックス704にチェックする。そして、おもて表紙のチェックボックス704にチェックすると「給紙部」、「印刷面」などのおもて表紙に関する詳細設定が可能になる。「給紙部」プルダウンメニュー705は、おもて表紙となるシートの給紙先を設定するメニュであり、ここでは「手差し」、「カセット1」、「カセット2」など、おもて表紙となるシートを給紙可能な給紙部の中から、給紙部を選択して設定することができる。「印刷面」プルダウンメニュー706は、おもて表紙に印刷するかしないかの設定であり、「なし」、「おもて面のみ」、「うら面のみ」、「両面」の何れかを設定することができる。これらを選択した上で、ユーザがOKボタン707を押すと、この画面の設定を確定して図6の表示に戻る。そして、図6の設定内容一覧605の「おもて表紙」の行に、図7(A)の画面を介して設定された内容が表示される。またユーザがキャンセルボタン708を押すと、図7(A)の画面で設定した内容は破棄されて表示は図6に戻る。
一方、ユーザがタブ「うら表紙」703を選択すると、上述のおもて表紙の場合と同様に、うら表紙に対しても同様の設定を行うことができる。このとき設定できる内容は、おもて表紙の場合と同様である。
このように、図7(A)の画面を介しておもて表紙及びうら表紙の設定を行った後、OKボタン707が押下されると図6の画面に戻る。そして更に、図6のOKボタン606が押下されると、それまでに設定した表紙の設定(設定内容一覧605に表示されている設定内容)が確定される。その際、その時点の設定値に従って、図8の形式のデータが生成される。例えば、図7(A)で、おもて表紙のチェックボックス704がONに設定されていた場合、図8のデータ部806では、BinderSheetFront=ONと設定される。そして、おもて表紙の給紙部プルダウンメニュー705で「カセット2」が選択されていると、図8のデータ部806で、BinderSheetFrontInput=Cas2と設定される。また、おもて表紙の印刷面プルダウンメニュー706が「なし」に設定されていた場合、図8のデータ部806では、BinderSheetFrontPrintFace=Noneと設定される。
同様に、うら表紙の場合は、図8のデータ部806に、BinderSheetBack、BinderSheetBackInput、BinderSheetBackPrintFaceとして、それぞれ図7(A)の画面の設定に従って設定される。
図7(B)は、図6の画面でユーザが「挿入紙の設定ボタン」604を選択したときに、コンピュータ端末102の表示部に表示される挿入紙の設定画面の一例を示す図である。
この画面では、タブ「合紙」710が選択されており、合紙の設定画面が表示されている。合紙を挿入する場合には、「給紙部」、「挿入先」、「印刷面」などの合紙に関する詳細設定を行う。「給紙部」プルダウンメニュー711は、合紙の給紙先の設定であり、「手差し」、「カセット1」、「カセット2」「インサータ」など、合紙を給紙可能な給紙部の中から選択して設定することができる。「挿入先」712は、合紙の挿入位置の設定であり、ドキュメントのどのページの前に挿入するかを設定することができる。図7(B)の例では、ドキュメントの1ページ目の前と3ページ目の前の2か所に合紙を挿入するように設定された例を示している。「印刷面」プルダウンメニュー713は、合紙に印刷するかしないかの設定であり、「なし」、「おもて面のみ」、「うら面のみ」、「両面」の何れかを設定することができる。これらを選択した上で、ユーザがOKボタン714を押すと、画面表示は図6に戻る。そして、図6の設定内容一覧605の「合紙」の行に図7(B)で設定した内容が表示される。また図7(B)でユーザがキャンセルボタン715を押すと、この画面で設定された内容は破棄されて、画面表示は図6に戻る。
このようにして図7(B)の画面を介して合紙の設定がなされた後、OKボタン714が押下されると図6に戻り、更に、図6のOKボタン606が押下されると、それまでに設定した合紙の設定(設定内容一覧605に表示されている設定内容)が確定される。その際、その時点の設定値に従って、図8の形式のデータが生成される。例えば、図7(B)で、合紙の給紙部プルダウンメニュー711が「インサータ」と設定されていると、図8のデータ部806には、InsertSheetInput_1=Inserterと設定される。また合紙の挿入先712が「1」と設定されていた場合、図8のデータ部806には、InsertSheet_1=1pageと設定される。また、合紙の印刷面プルダウンメニュー713が「なし」と設定されていると、図8のデータ部806には、InsertSheetPrintFace_1=Noneと設定される。更に、合紙が複数枚設定された場合には、同様に、以下のように挿入する合紙の数(N:正の整数)に応じたジョブ属性が適切に設定される。例えば図7(B)の例では、InsertSheetInput_2=Inserter、InsertSheet_2=3page、InsertSheetPrintFace_2=Noneとなる。
図9は、実施形態1に係る画像形成装置101がコンピュータ端末102からジョブデータを受信したときに作成するジョブ管理テーブルの一例を説明する図である。このジョブ管理テーブルはHDD215に格納される。
図9(A)のジョブ管理テーブル901は、コンピュータ端末102から画像形成装置101に、図8に示す形式のデータが入力されることにより作成された例で示している。画像形成装置101のCPU211は、ジョブスタートパケット801を解析した時点で、ジョブ管理テーブル901にそのジョブを新規に登録する。そして、ジョブスタートパケット801のデータ部806に格納されているジョブ属性をジョブ管理テーブル901に格納する。ここで、各ページの画像データは、ページ毎に管理される仕組みになっている。即ち、CPU211は、ジョブデータパケット802、ジョブデータパケット803と解析を進めるごとに、各ページの情報と画像データを追加していく。つまりCPU211は、入力データを解析して各ページの画像データを生成しながら、図9(B)に示す、各ページの情報も生成していく。そして、どのページがどのジョブの何ページ目であるかという情報を、各ページの画像データに対応する情報部902〜904に格納していく。この処理は、後述する図10のS1012に相当し、この時点で図5で例示したドキュメントの各ページの画像データが生成されてページ情報に格納されている。尚、この時点では、表紙や挿入紙に対応するページ情報はまだ追加されていない。
ここで、図9(B)のJob−1は、
Job−ID=1のPage−ID=1は、ドキュメントの1ページ目「A」
Job−ID=1のPage−ID=2は、ドキュメントの2ページ目「B」
Job−ID=1のPage−ID=3は、ドキュメントの3ページ目「C」
のように、図5で例示したドキュメントの各ページの画像データのページ情報を格納している。
そして、表紙や合紙などのジョブ属性の設定に応じたページ位置に、おもて表紙や合紙などのページを追加する。この処理は、後述する図10のS1013に相当し、その結果、図12に例示するページ情報が作成される。
図12は、実施形態1に係る画像形成装置101が、図9のジョブ管理テーブルに表紙や合紙などのジョブ属性の設定に応じたページ情報を追加した例を説明する図である。このジョブ管理テーブルもHDD215に格納される。
図12(B)のJob−1には、図5で例示した「ドキュメントに、表紙と合紙を追加」、及び図6の設定内容一覧605で例示した設定がなされた場合の例を示している。尚、図12(A)のジョブ管理テーブル1201のJob−1の情報は、図9(A)のJob−1の情報901と同じである。
図12(B)において、1202は、おもて表紙のページ情報を示し、Job−ID=1、Page−ID=1(1ページ)であり、おもて表紙は「印刷なし」を示している。1203は、1ページの前に挿入される合紙のページ情報を示し、Job−ID=1、Page−ID=2(2ページ)、そして「印刷なし」を示している。1204は、図9のページ情報902に該当し、Job−ID=1、ここではPage−ID=3(3ページ)となっている。そして、その画像データはドキュメントの1ページ目「A」である。1205も同様に図9のページ情報903に該当しており、ページ番号が「4」に変更されている点のみが図9と異なっている。1206は、ドキュメントの3ページ目の前に挿入される合紙のページ情報を示し、Job−ID=1、Page−ID=5(5ページ)で、「印刷なし」を示している。1207は図9のページ情報904に該当し、Job−ID=1、ここではPage−ID=6(6ページ)となっている。そして最後に1208は、うら表紙のページ情報を示し、Job−ID=1、Page−ID=7(7ページ)、印刷なしを示している。
ここで、表紙や合紙で「印刷なし」の設定に対応するページの画像データは、オールゼロのビットマップデータとする。このオールゼロのビットマップは、画像データを含まないので、プリンタ部202を通過しても、その画像データのページのシートは、何の画像も印刷されない白紙となる。
尚、実際のシートへの印刷が完了するとプリンタ部202から印刷完了信号が返される。従って、それをトリガにしてコントローラ204は、そのページの画像データ及びページ情報を削除する。こうしてジョブの全ページの画像データが削除された時点で、ジョブ管理テーブル901から、そのジョブの情報を削除する。
次に、図10を参照して、実施形態1に係る画像形成装置101のPDLプリント処理時の制御シーケンスを説明する。
図10は、実施形態1に係る画像形成装置101が印刷データを受信して印刷する処理を説明するフローチャートである。尚、この処理を実行するプログラムはHDD215に格納されており、実行時にワークメモリ212に展開されCPU211が、その展開したプログラムを実行することにより、このフローチャートで示す処理が達成される。
この処理は画像形成装置101の電源がオンされることにより開始される。まずCPU211は、不図示の各種初期化処理を行った後、S1001で印刷データの受信待ちに入り、ネットワーク103を介して接続されたコンピュータ端末102から印刷データを受信するとS1002へ進む。S1002でCPU211は、コンピュータ端末102から受信した印刷データを入力し、その印刷データをHDD215の受信バッファに記憶する。次にS1003に進みCPU211は、その受信したデータの解析処理を行う。尚、ここでHDD215の受信バッファに記憶されている印刷データは、図8を参照して説明したようなパケット構造である。上述したように、各パケットはヘッダ部とデータ部を有し、ヘッダ部で示されるパケット種別に応じた処理を行う必要があるため、CPU211は、まずパケットのヘッダ部を解析してパケット種別を判定する。
次にS1004でCPU211は、そのパケットがジョブスタートパケット801かどうかを判定する。ここでジョブスタートパケット801であると判定するとS1005に進み、CPU211は、ジョブ管理テーブル901にそのジョブを新規ジョブとして登録する。そして、ジョブスタートパケット801のデータ部806に格納されているジョブ属性をジョブ管理テーブル901に格納してS1003に進む。
一方、S1004でジョブスタートパケット801でないと判定した場合はS1006に進み、CPU211は、そのパケットがジョブデータパケットかどうか判定する。ここでジョブデータパケットであると判定した場合はS1007に進みCPU211は、そのパケットのデータ部に格納されているPDLデータを解析する。PDLデータは、1つ以上のコマンド(命令)で構成されており、PDLデータの解析処理は各コマンドを解析する処理である。CPU211は、PDLデータの各コマンドに応じて、処理し易い形式の中間データを生成し、その生成した中間データをページ毎に管理し、HDD215の不図示の中間バッファに記憶する。そしてCPU211は、1つのコマンド毎に処理を行い、全てのPDLデータを解析するまで、この解析処理を繰り返し実行する。そして、この解析の結果、S1007でCPU211が、そのコマンドが排紙命令であると判定するとS1008へ進み、それまでに生成した中間データを1ページ分として認識してS1010に進む。一方、S1007でCPU211は、コマンドが排紙命令でないと判定するとS1009に進み、そのコマンドに対応する処理を実行してS1010に進む。このときCPU211は、文字、イメージ、図形などそれぞれのコマンドに応じて中間データを生成して中間バッファに格納する。そしてS1010でCPU211は、解析すべきPDLデータが未だ存在するか否かを判定し、解析すべきデータが存在すると判定するとS1007に進んで次のコマンドを解析する。一方、S1010で解析すべきデータが存在しないときはそのジョブデータパケットのPDLデータを全て解析したことになるためS1003に進んで、次のパケットの解析を続ける。尚、PDLデータは、複数のジョブデータパケットに分割されて転送されることがあり、その場合は戻ったS1003で、分割された続きのジョブデータパケットの解析を行うこともある。
尚、1ページ分のコマンドが排紙命令だけで、他のコマンドが無いこともある。これは、例えば、文書作成プログラム等のアプリケーションで、例えば「ページ区切り」だけの白紙ページを含むドキュメントをユーザが作成して、それを印刷した場合に、そのページのPDLコマンドが排紙命令だけとなる。
図13は、白紙ページを含むドキュメントに表紙及び合紙を付加した例を説明する図である。
ドキュメント1301として例示したように、1枚目には「A」、3枚目には「C」という画像があり、2枚目が白紙(「ページ区切り」だけ)のようなドキュメントを作成することができる。このように、1ページ分のコマンドが排紙命令だけのページは、後述するS1012において、そのページの画像データとして、オールゼロのビットマップデータが生成されることになる。
一方、S1006でCPU211は、ジョブデータパケットではないと判定した場合はS1011に進みCPU211は、そのパケットがジョブエンドパケット804かどうかを判定する。ここでジョブエンドパケット804でないと判定した場合、CPU211は、そのパケットは知らないパケット種別であるため無視して読み飛ばしてS1003に進み、次のパケットの解析処理を続ける。
一方、S1011でCPU211は、ジョブエンドパケット804と判定した場合はS1012に進みCPU211は、中間バッファから各ページの中間データを読み出し、各ページの印刷イメージ(ビットマップ)を生成する。こうして生成した印刷イメージを、ページ情報の画像データとしてHDD215に記憶する。ここでは、ここまで処理してきた1ジョブ分の全ページの中間データについて、1ページ毎に印刷イメージを生成する。即ち、コンピュータ端末102で、ユーザがアプリケーションを使って生成したドキュメントの全ページの印刷イメージが生成されたことになる。例えば図5のドキュメントの例の場合、この時点で、図9(B)に示すようなページ情報Job−1が作成されたことになる。
次にS1013に進みCPU211は、表紙と合紙のページ情報を追加する処理を行う。ここでCPU211は、ジョブ管理テーブル901に格納されたジョブ属性を参照し、表紙や合紙の設定がなされているかどうか判定する。そして表紙や合紙の設定がなされていた場合、表紙や合紙などのジョブ属性の設定に応じた適切なページ位置に、おもて表紙や合紙などのページを追加する。その結果、図5のドキュメント501に、表紙と合紙を追加した例の場合は、そのページ情報は、例えば図12(B)のJob−1のようになる。この処理の具体例は、図9と図12を用いて上述した。
次にS1014に進みCPU211は、1ページ分の印刷イメージをビデオ信号に変換しプリンタ部202に出力する。このようにビデオ信号をプリンタ部202に出力することによって実際にシートへの印刷が行われ、印刷されたシートが排紙される。そしてS1015でCPU211は、S1010で生成した中間データの全てのページを印刷したか否かを判定する。ここでCPU211が全てのページを印刷し終わったと判定した場合はS1001へ戻るが、全て印刷し終わってないと判定した場合はS1014へ戻って、次のページの印刷処理を実行する。
このようにして、ドキュメントに表紙と合紙を追加した印刷イメージを作成し、ドキュメント表紙、合紙のそれぞれを、各指定した給紙部から給紙したシートに印刷することができる。
次に、図11を参照して、実施形態1に係る画像形成装置101でジャムが発生した時の処理を説明する。
図11は、実施形態1に係る画像形成装置101におけるジャム発生時の処理を説明するフローチャートである。尚、この処理を実行するプログラムはHDD215に格納されており、実行時にワークメモリ212に展開されCPU211が、その展開したプログラムを実行することにより、このフローチャートで示す処理が達成される。
画像形成装置101のプリンタ部202は、ジャム検知センサ(不図示)を複数備えており、複数個所でのジャムの発生を検知することが可能である。ジャム検知センサによりジャムの発生を検知すると、リンタ部202からジャムが発生したことを示すステータスがコントローラ204に通知される。これと同時に、ジャムになっている用紙(ジャム滞留紙)のID、及びジャムが発生した箇所などの情報もコントローラ204に送られる。このステータスに応じてCPU211は、そのジャムに対する処理を開始する。
まずS1101でCPU211は、オペレータによってジャム滞留紙が取り除かれるのを待つ。ジャム滞留紙が取り除かれたことをジャム検知センサが検知するとプリンタ部202は、ジャムが解除されたことを示すステータスをCPU211に通知する。これによりS1101からS1102に進みCPU211は、ジャムリカバリ機能がオフ(ジャムリカバリを行わない)の設定になっているか、オン(ジャムリカバリを行う)の設定か判定する。ジャムリカバリ機能を実行しない設定の場合はS1103に進むが、ジャムリカバリ機能を実行する設定の場合はS1111へ進む。尚、このジャムリカバリ機能の設定は、操作部203を介したメニュー操作によって予め設定され、不揮発性のメモリ(例えばHDD215)に、その設定値を保持しているものとする。
図14は、実施形態1に係る画像形成装置101の操作部203に表示されるジャムリカバリ機能の設定画面例を示す図である。
ONボタン1401は、ジャムリカバリ機能を有効に設定するためのボタンであり、OFFボタン1402は、ジャムリカバリ機能を無効に設定するためのボタンである。OKボタン1403は、この画面での設定を確定するためのボタンである。この画面を介して設定されたジャムリカバリ機能の有効、無効の設定情報は、HDD215に格納される。
S1111でCPU211は、ジャムリカバリ処理を行う。即ち、CPU211は、ジャム滞留紙及びそれ以後のシートを再印刷するジャムリカバリ機能を実行して、この処理を終了する。
一方、S1103でCPU211は、プリンタ部202から通知された1枚以上のジャム滞留紙のうち、まず1枚目のジャム滞留紙に注目する。次にS1104に進みCPU211は、その注目したジャム滞留紙がインサータから給紙した紙かどうかを判定する。ここで、インサータから給紙した紙ではないと判定するとS1105に進み、インサータから給紙した紙であると判定した場合はS1109に進む。ここでインサータから給紙した紙と判定すると、そのジャム滞留紙は、画像が印刷されないシートであることを意味している。
S1105でCPU211は、注目したジャム滞留紙が転写前の紙であるかどうか判定する。ここで、転写前の紙ではないと判定した場合はS1106に進み、転写前の紙であると判定した場合はS1109に進む。ここで転写前の紙と判定すると、そのジャム滞留紙は、画像が印刷されていないシートであることを意味している。
S1106でCPU211は、注目したジャム滞留紙が画像を印刷しない指定の紙かどうかを判定する。ここでCPU211は、ジョブ管理テーブルの当該ジョブのジョブ属性を参照し、印刷面が「なし」に設定されている表紙(おもて表紙、うら表紙)や合紙かどうかを判定する。ここで画像を印刷しない指定の紙ではないと判定した場合はS1107に進み、画像を印刷しない指定の紙であると判定した場合はS1109に進む。S1107でCPU211は、注目したジャム滞留紙に本来印刷する画像データがオールゼロのビットマップデータであるかどうかを判定する。ここで、オールゼロのビットマップデータではないと判定した場合はS1108に進み、オールゼロのビットマップデータであると判定した場合はS1109に進む。S1108でCPU211は、そのジョブをキャンセルして、処理を終了する。即ち、S1108では、ジョブリカバリ機能がオフに設定されていて、且つジョブ滞留紙が印刷されているため、そのジョブの実行を中止する。
一方、S1109でCPU211は、プリンタ部202から通知された全てのジャム滞留紙に注目したかどうかを判定する。ここで全てのジャム滞留紙に注目した(注目し終えた)と判定した場合はS1111に進み、上述したように、ジョブリカバリ機能を実行してジャム滞留紙及びそれ以後のシートを再印刷し、処理を終了する。一方、S1109でCPU211は、全てのジャム滞留紙に注目していないと判定した場合はS1110に進み、次のジャム滞留紙に注目してS1104に進み、前述した処理を実行する。
以上説明したように実施形態1によれば、ジャムリカバリを行わないように設定されていても、ジャム滞留紙に画像が印刷されていない場合は、ジャムリカバリ機能により、再印刷を自動的に行うように動作する。これにより、ジャムリカバリ機能による同一ページの画像の2重に印刷されることがなくなる。これにより、ジャム滞留紙を取り除いた後で、ジャムの発生により印刷に失敗したページの再印刷指示をするユーザの手間が省け、ユーザの利便性が向上する。
[その他の実施形態]
図9で説明したページ情報において、表紙や合紙で「印刷なし」の設定に対応するページの画像データを、オールゼロのビットマップデータにする例を示したが、本発明はこれに限定されない。即ち、表紙や合紙で「印刷なし」の設定に対応するページの画像データを、オールゼロのビットマップデータにするのではなく、そのページの情報に「印刷なし」を意味する情報を付加するようにしても構わない。
また、ジャム発生時、ジャム滞留紙に画像が印刷されていない状況であるため、ジャムリカバリ機能で自動再印刷を実行する場合、画像形成装置やコンピュータ端末の表示部を介して、その旨をユーザに通知するようにしても良い。この場合は、例えば、「ジャムリカバリ機能を実行しないように設定されていますが、ジャムリカバリ機能を実行しても問題ないため、自動再印刷を実行します」といった旨を表示する。このようにしてユーザが、ジャムリカバリが実行されることを確認できるようにしても良い。尚、この表示処理は、例えば、図11のS1109でYESと判定したときに実行して、その後、S1111のジャムリカバリ処理に進むようにすればよい。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は上記実施形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、本発明の範囲を公にするために、以下の請求項を添付する。
101…画像形成装置、102…コンピュータ端末、103…ネットワーク、202…プリンタ部、203…操作部、204…コントローラ、211…CPU、212…ワークメモリ、215…HDD

Claims (8)

  1. ジャムが発生したシートに本来印刷する画像データから再印刷して、当該ジャムから自動的にリカバリするジャムリカバリ機能を有するジャムリカバリ手段と、
    前記ジャムリカバリ機能を有効にするか、無効にするかを設定する設定手段と、
    前記ジャムが発生したシートが、画像が印刷されるシートかどうかを判定する判定手段と、
    前記設定手段による設定に応じて前記ジャムリカバリ手段を制御するとともに、前記設定手段が前記ジャムリカバリ機能を無効にするように設定している場合であっても、前記判定手段が前記ジャムが発生したシートが、画像が印刷されないシートと判定すると前記ジャムリカバリ機能を有効にするように制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記判定手段は、前記ジャムが発生したシートが、インサータから給紙されたシートの場合に、前記画像が印刷されるシートでないと判定することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記判定手段は、前記ジャムが発生したシートに印刷される画像データが白紙のデータの場合に、前記画像が印刷されるシートでないと判定することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  4. 前記印刷装置は電子写真方式の印刷装置であって、前記判定手段は、前記ジャムが発生したシートが転写前のシートの場合に、前記画像が印刷されるシートでないと判定することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  5. 前記判定手段は、前記ジャムが発生したシートが、印刷が指示されていないシートの場合に、前記画像が印刷されるシートでないと判定することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  6. 前記ジャムリカバリ機能は、前記ジャムが発生したことにより前記印刷装置の外に排出されずに装置内に滞留したシートをユーザに取り除かせた後、その取り除かれたシートに本来印刷されるべき画像のページから自動的に再印刷する機能であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の印刷装置。
  7. 印刷装置を制御する制御方法であって、
    ジャムリカバリ手段が、ジャムが発生したシートに本来印刷する画像データから再印刷して、当該ジャムから自動的にリカバリするジャムリカバリ機能を実行するジャムリカバリ工程と、
    設定手段が、前記ジャムリカバリ機能を有効にするか、無効にするかを設定する設定工程と、
    判定手段が、前記ジャムが発生したシートが、画像が印刷されるシートかどうかを判定する判定工程と、
    制御手段が、前記設定工程による設定に応じて前記ジャムリカバリ工程を制御するとともに、前記設定工程が前記ジャムリカバリ機能を無効にするように設定している場合であっても、前記判定工程が前記ジャムが発生したシートが、画像が印刷されないシートと判定すると前記ジャムリカバリ機能を有効にするように制御する制御工程と、
    を有することを特徴とする印刷装置の制御方法。
  8. コンピュータを、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の印刷装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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