JP2019130782A - 画像形成装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ジャムリカバリ機能を有する画像形成装置であって、メモリ不足が生じた際にも印刷速度を維持しつつ印刷完了することができる技術を提供すること。【解決手段】プリンタ100は、印刷対象の画像データをラスタライズしたページデータを生成し、ページデータに基づいて画像を形成する。プリンタ100は、ジャムリカバリ機能を有し、ジャムリカバリオプションがオンであって、ジャムから復帰した場合、ページメモリ332に記憶されているページデータに基づいて、ジャムリカバリを行う。プリンタ100は、印刷中にメモリ不足が検知された場合、ページメモリ332に記憶されているページデータのうち、印刷が完了していないページデータであって画像形成部10による画像形成が行われたページデータの少なくとも一部を破棄し、ジャムリカバリオプションをオフとする。【選択図】図3

Description

本発明は、ジャムリカバリ機能を有する画像形成装置およびプログラムに関する。さらに詳細には、ジャムリカバリ機能が有効になっている状況でメモリ不足が生じた際の制御に関する技術である。
従来、印刷のリカバリ機能の1つとして、ジャムからの復帰時に、ジャムが発生したページの再印刷を行うジャムリカバリ機能を有する画像形成装置が知られている。ジャムリカバリ機能に関する技術を開示した文献としては、例えば特許文献1がある。特許文献1には、ジャムリカバリを行うか否かの設定が可能であり、ジャムリカバリを行うことが設定された場合に、再印刷を行う構成が開示されている。
特開2005−149317号公報
前述したジャムリカバリ機能を実現するため、画像形成装置は、ジャムリカバリ機能が有効になっている場合に、印刷データを印刷完了まで保存している。しかしながら、印刷データを新たに保存するための空き領域を確保できない状態であるメモリ不足が発生してしまうと、印刷データを保存することが困難になるため、印刷を継続できず、印刷をキャンセルするか、あるいは、メモリ不足が解消されるまで待ち状態となり、印刷速度が低下する。
本発明は、前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは、ジャムリカバリ機能を有する画像形成装置であって、メモリ不足が生じた際にも印刷速度を維持しつつ印刷完了することができる技術を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた画像形成装置は、画像形成部と、記憶部と、制御部と、を備え、ジャムが発生した場合にジャムとなったシートに形成中の画像を他のシートに再度形成する機能である、ジャムリカバリ機能を有する画像形成装置において、前記制御部は、印刷対象の画像データをラスタライズした印刷データを生成し、前記印刷データを前記記憶部に記憶するデータ記憶処理と、前記記憶部に記憶された前記印刷データに基づいて、前記画像形成部に画像を形成させる画像形成処理と、前記記憶部に記憶された前記印刷データのうち、前記画像形成部によって画像が形成され、印刷が完了した前記印刷データを、前記記憶部から破棄するデータ破棄処理と、ジャムを検知するジャム検知処理と、前記ジャム検知処理にてジャムを検知した場合に、前記画像形成部による画像形成を中断する中断処理と、前記記憶部のメモリが前記印刷データを記憶するには不足することを検知するメモリ不足検知処理と、前記ジャムリカバリ機能が有効であって前記ジャム検知処理にて検知したジャムから復帰した場合に、前記記憶部に記憶されている前記印刷データに基づいて、印刷が完了しなかったページの画像を前記画像形成部に再度形成させるジャムリカバリ処理と、前記ジャムリカバリ機能が有効であって前記メモリ不足検知処理にて前記記憶部のメモリが前記印刷データを記憶するには不足することが印刷中に検知された場合に、前記記憶部に記憶されている前記印刷データのうち、印刷が完了していない前記印刷データであって前記画像形成部による画像形成が行われた前記印刷データの少なくとも一部を破棄し、前記ジャムリカバリ機能を無効にするジャムリカバリ無効処理と、を実行することを特徴としている。
本明細書に開示される画像形成装置は、ジャムリカバリ機能を有し、ジャムリカバリ機能が有効であれば、ジャムが発生してそのジャムから復帰した場合に、ジャムとなったシートに形成中であった画像を他のシートに再度形成する。そのために、画像形成装置は、ジャムリカバリ機能が有効であれば、印刷が完了するまで、印刷未完了のシートの印刷データ全体を記憶している。画像形成装置は、ジャムリカバリ機能が有効であってメモリ不足が生じた場合には、印刷が完了する前であっても、画像の形成が行われた印刷データを破棄する。そして、画像形成装置は、ジャムリカバリ機能を無効にする。これにより、メモリ不足が解消されて、待ち状態とならずに印刷を継続できる可能性が高まる。その結果として、印刷速度を維持しつつ印刷完了することが期待できる。
上記画像形成装置の機能を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、および当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒体も、新規で有用である。
本発明によれば、ジャムリカバリ機能を有する画像形成装置であって、メモリ不足が生じた際にも印刷速度を維持しつつ印刷完了することができる技術が実現される。
実施の形態にかかるプリンタの電気的構成を示すブロック図である。 プリンタによるデータ生成の手順を示す説明図である。 破棄条件による動作の違いの例を示す説明図である。 プリンタの印刷処理の手順を示すフローチャートである。 ジャムリカバリオプション設定処理の手順を示すフローチャートである。 メモリ領域取得処理の手順を示すフローチャートである。 既読データ破棄処理の手順を示すフローチャートである。 ジャム処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明にかかる画像形成装置を具体化した実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は、画像形成機能を備えたプリンタに本発明を適用したものである。
本形態のプリンタ100の電気的構成について説明する。本形態のプリンタ100は、図1に示すように、CPU31と、ROM32と、RAM33と、不揮発性メモリ34と、を含むコントローラ30を備えている。また、プリンタ100は、画像形成部10と、ネットワークインターフェース(ネットワークIF)37と、USBインターフェース(USB−IF)38と、操作パネル40と、を備え、これらがコントローラ30に電気的に接続されている。
ROM32には、プリンタ100を動作するための動作プログラム等が記憶されている。RAM33は、各種の処理が実行される際の作業領域として、あるいは、データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。不揮発性メモリ34は、例えば、HDD、フラッシュメモリであり、各種のプログラムや画像データ等のデータや各種設定を記憶する領域として利用される。RAM33は、記憶部の一例である。なお、ROM32や不揮発性メモリ34、また、CPU31がCPUバッファを備えているものであれば、CPUバッファもメモリの一例であってもよい。
CPU31は、ROM32や不揮発性メモリ34から読み出したプログラムに従って、その処理結果をRAM33または不揮発性メモリ34に記憶させながら、プリンタ100の各構成要素を制御する。CPU31は、制御部の一部であり、コントローラ30は、制御部の一例である。なお、図1中のコントローラ30は、CPU31等、プリンタ100の制御に利用されるハードウェア及びソフトウェアを纏めた総称であって、実際にプリンタ100に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。また、CPU31は1個に限らず、複数個の協働にて動作するものでも良い。
画像形成部10は、ジャム検知部11を備え、シートに画像を印刷するための構成およびシートを搬送するための構成を有する。本形態のプリンタ100は、例えば、インクジェット方式で画像を形成するプリンタであり、画像形成部10は、インクの吐出ノズルを備えた印字ヘッドを有している。画像形成部10は、印字ヘッドをキャリッジにて走査させて1走査分の印刷を行い、1走査分の画像形成と1走査分のシートの搬送とを交互に繰り返すことで、1ページ分の画像形成を完了させる。なお、画像形成部10の印刷方式は、インクジェット方式に限らず、電子写真方式、熱転写方式等であってもよい。また、プリンタ100は、カラー画像の印刷が可能な装置であっても、モノクロ印刷専用の装置であってもよい。
ジャム検知部11は、1以上のシートセンサを備え、印刷を実行中に、シートの搬送状況に基づいてジャムを検知する。ジャム検知部11は、例えば、シートの搬送経路内の所定の検知箇所でのシートの有無をシートセンサにて検知し、シートの搬送制御中であって、所定時間以上シートの有無が変化しない、すなわち、所定時間以上シートの搬送が進行していない場合に、ジャムが検知されたことを示す信号を出力する。なお、ジャム検知部11は、シートセンサの1つとして、印字ヘッドよりもシートの搬送方向について下流側の位置に排紙センサを備え、装置内のシートの搬送状況のみでなく、シートの排紙の完了も検知する。本形態では、排紙の完了の検知をもって、印刷を完了したと見なす。ただし、排紙の完了が検知されていなくても、全ての画像形成が完了していれば、そのシートの印刷が完了したと見なしても良い。また、プリンタ100は、排紙センサを備える代わりに、印字ヘッドに対向する位置をシートが通過したことで、シートの排紙の完了を検知したと見なしても良い。
ネットワークIF37は、ネットワークを介して接続された外部装置と通信を行うためのハードウェアを含む。通信方法は、有線であっても無線であってもよい。プリンタ100は、例えば、ネットワークIF37を介して、PC等の外部装置から送信された印刷ジョブを受け付ける。
USB−IF38は、USBメモリ等のUSB接続機器が接続されるハードウェアを含む。プリンタ100は、例えば、USB−IF38に接続されたUSBメモリに記憶されている画像データに基づく印刷を行うことができる。USB−IF38は、接続部の一例であり、USB−IF38に接続されるUSBメモリは、外部記憶装置の一例である。操作パネル40は、動作状況の表示やユーザによる入力操作の受付を行う。
続いて、本形態のプリンタ100における印刷ジョブの処理手順について説明する。プリンタ100は、例えば、ネットワークIF37を介して、PCから印刷ジョブを受信し、印刷ジョブの画像データを受信する。あるいは、プリンタ100は、操作パネル40の操作により、USB−IF38に挿入されたUSBメモリに保存されている画像データの印刷指示を受け付ける。プリンタ100は、受け付けた画像データを、例えば、図2に示すように、順次処理して、最終的に画像形成部10にて使用するデータ形式であるラインデータを生成する。
データの処理を行う構成として、プリンタ100のコントローラ30は、データ受信部301と、ラスタライズ部302と、画処理部303と、印刷エンジン制御部304と、印刷制御部305と、を備えている。また、プリンタ100は、各種のデータを一時的に記憶するために、画像メモリ331と、ページメモリ332と、ラインメモリ333と、をそれぞれ必要に応じてRAM33に構成する。
データ受信部301は、図2に示すように、PC200等の外部装置から画像データを受信し、受信した画像データを画像メモリ331に書き込む。画像データは、例えば、PDL(Page Description Language:ページ記述言語)によって記述されたデータである。PDLとしては、例えば、PCL(Print Control Language)、PS(PostScript(登録商標))、AirPrint(登録商標)がある。
ラスタライズ部302は、図2に示すように、画像メモリ331から画像データを読み出し、ラスタライズ処理を行ってページデータを生成し、生成したページデータをページメモリ332に書き込む。ページデータは、画像の各ドットの色情報などを含むドットデータであり、1ページ単位で処理される。ラスタライズ部302は、画像データの種類に応じて、RGB形式、または、CMYK形式のドット単位のデータであるページデータを生成する。ラスタライズ部302による読み出しの終了した画像データは、画像メモリ331から破棄される。
画処理部303は、図2に示すように、ページメモリ332からページデータを読み出して、誤差拡散処理等の画処理を行ってラインデータを生成し、生成したラインデータをラインメモリ333に書き込む。ラインデータは、各吐出ノズルからのインクの吐出量などの情報を含み、画像形成部10の印字ヘッドを制御するためのデータであり、所定の処理単位である1ライン単位で処理される。なお、1ラインとは、印字ヘッドの1回のスキャンによって画像を形成できる範囲である。画像の印刷幅や印字ヘッドの構成に応じて、1ライン分のデータ量は異なる場合がある。
印刷エンジン制御部304は、図2に示すように、ラインメモリ333からラインデータを読み出して画像形成部10に受け渡すことで、画像形成部10に画像の形成を実行させる。印刷エンジン制御部304によって読み出され、印刷に使用されたラインデータは、ラインメモリ333から破棄される。ラインデータは、ランダムアクセス可能なデータであり、ラインごとに読み出しや破棄が可能である。
一方、ページメモリ332に記憶されるページデータは、シーケンシャル構造のデータであり、その読み出しや破棄はページの先頭から順に行われる。ページデータを破棄するタイミングは、後述するジャムリカバリオプションの設定により異なる。ただし、ジャムリカバリオプションの設定に関わらず、シートへの画像の形成が終了し、シートの排紙が完了したら、プリンタ100は、排紙が完了したシートに形成した画像のページデータを全て破棄する。
印刷制御部305は、図2に示すように、画像形成部10の状態を監視し、ラスタライズ部302と画処理部303と印刷エンジン制御部304とを制御する。また、印刷制御部305は、画像形成部10から、例えば、ジャムの発生等のエラー情報、排紙完了情報(あるいは、印刷完了情報)を含む状態情報を受け取る。
本形態のプリンタ100は、ページデータやラインデータの生成に際して、まず、RAM33にメモリ領域を構成する。印刷制御部305は、保存しようとしているデータのデータサイズに見合う空き領域がRAM33に有るか否かを判断し、空き領域が不足している場合には、メモリ不足と判断して、ラスタライズ部302や画処理部303によるデータの生成を中断させる。
続いて、本形態のプリンタ100におけるジャムリカバリ機能について説明する。ジャムリカバリ機能とは、ジャムが発生したシートに印刷中であったページの印刷を、他のシートに再度実行する機能のことである。本形態のプリンタ100は、印刷制御部305にジャムリカバリ機能の有効または無効を印刷ジョブごとに設定するためのジャムリカバリオプションを備える。そして、ページデータの保存に関する制御は、ジャムリカバリオプションの設定がオンかオフかに応じて異なる。
ジャムリカバリオプションがオンに設定されている場合、プリンタ100は、排紙が完了するまで、排紙が未完了のシートに印刷する全てのページデータを破棄せずに保存する。シート1枚分のページデータは、シート1枚に印刷する全てのページのページデータであり、例えば、両面印刷や2in1印刷では、複数ページ分のページデータである。また、複数枚のシートを同時に搬送するプリンタ100であれば、搬送中の全てのシートに印刷されるページデータが、保存の対象となる。排紙が未完了のシートのページデータを保存していることで、ジャムリカバリオプションがオンの印刷ジョブを印刷中にジャムが発生した場合、プリンタ100は、ジャムが解消されて印刷続行の指示を受け付ければ、保存されているページデータを用いて、ジャムとなったシートに行っていた内容の印刷を再度実行することができる。
一方、ジャムリカバリオプションがオフに設定されている場合、プリンタ100は、排紙が完了する前であっても、ページデータのうち、ラインデータを生成済みの部分の少なくとも一部を破棄する。破棄することでページメモリ332の空き容量を増加させ、メモリ不足となる可能性を低減できる。ただし、ジャムリカバリオプションがオンに設定されている場合と異なり、ページデータが失われていることから、そのページの印刷を再度実行することはできない。そのため、ジャムリカバリオプションがオフの印刷ジョブを印刷中にジャムが発生した場合、ジャムが解消されて印刷が続行された場合に出力される印刷物は、ジャムの発生したシートに印刷されるページが抜けた状態となる。
プリンタ100は、受信した印刷ジョブの印刷設定に基づいて、印刷ジョブごとにジャムリカバリオプションをオンまたはオフに設定する。例えば、受信した印刷ジョブが高画質または高精細での印刷を指示するジョブである場合、ページデータのデータ量が大きく、メモリ不足となる可能性が高い。そのため、高画質または高精細の印刷設定の印刷ジョブについては、プリンタ100は、ジャムリカバリオプションを予めオフとする。
また、プリンタ100は、USB−IF38に挿入されたUSBメモリの画像データを印刷するストレージ印刷の場合、RAM33にページデータを保存しなくても、USBメモリから画像データを再び読み出して印刷することが容易である。そのため、ストレージ印刷の印刷ジョブについては、プリンタ100は、ジャムリカバリオプションを予めオフとする。そして、高画質でもストレージ印刷でもない印刷ジョブの場合には、プリンタ100は、ジャムリカバリオプションをオンとする。なお、ストレージ印刷としては、プリンタ100が読取可能な媒体であれば良く、USBメモリに限らず、例えば、CD−ROM、DVD−ROMであってもよい。
ジャムリカバリオプションがオンに設定されている場合、排紙が完了するまでページデータを保存することから、ページメモリ332に保存されるデータ量が多くなる傾向にあり、メモリ不足となる可能性がある。プリンタ100は、ジャムリカバリオプションをオンとして印刷を実行中に、メモリ不足の状態となった場合、画像形成が完了している部分のページデータの少なくとも一部を破棄する。ただし、すぐに破棄しなくても、時間の経過によってメモリ不足が解消する可能性がある場合には、破棄せずにメモリ不足の解消を待っても良い。例えば、図3に示すように、ページデータを破棄するための破棄条件を満たすか否かを判断するとしてもよい。
図3に示すように、プリンタ100は、ジャムリカバリオプションをオンに設定して印刷ジョブの処理を開始した場合(t1)、例えば、1枚目のシートへの画像形成が終了したら、1枚目のシートを排紙する(t2)。シートの排紙後に、プリンタ100は、そのシートに対応するページデータを破棄する。
印刷ジョブの処理を実行中に、メモリ不足の状態となった場合、プリンタ100は、破棄条件を満たすか否かを判断する(t3)。破棄条件を満たさないと判断した場合、図3に示すように、プリンタ100は、ページデータの破棄を行わず、ジャムリカバリオプションをオンのままとする(t4)。
本形態では、破棄条件は、画像形成部10が画像形成を中断していない、かつ、画像形成前のラインデータやページデータが残っていない条件である。例えば、両面のラインデータやページデータを記憶して両面印刷を実行中であって、第1面の印刷が完了しても第2面の印刷が未完了である場合、画像形成前のラインデータやページデータが残っていることから、プリンタ100は、破棄条件を満たさないと判断する。
この場合、第2面への印刷が完了し、シートの排紙が完了すれば(t5)、ラインデータやページデータが破棄される可能性が高い。また、画像形成部10が画像形成を中断している場合には、画像形成が再開されることで、ラインデータやページデータが破棄される可能性が高い。そして、ラインデータやページデータが破棄されれば、メモリ不足の状態が解消される可能性が高い。従って、メモリ不足が発生した段階(t3)で、プリンタ100は、破棄条件を満たさないと判断した場合には(t4)、ページデータの破棄を行わない。
一方、メモリ不足が発生した段階(t3)で、破棄条件を満たしていると判断した場合には、プリンタ100は、ページデータの少なくとも一部を破棄する(t6)。破棄条件を満たす場合、メモリ不足が時間の経過だけでは解消されない可能性が高いことから、プリンタ100は、例えば、印刷中のシートに印刷するページのページデータのうち、画像形成の終了している部分、ラインデータの生成の終わっている部分を破棄する。ページデータの一部が破棄されることでメモリの空き領域が増加し、メモリ不足が解消されるので、印刷速度を低下させることなく印刷が継続される。
さらに、図3に示すように、破棄条件を満たすと判断した場合、プリンタ100は、印刷実行中の印刷ジョブについて、ジャムリカバリオプションをオフとする(t6)。ページデータの一部を破棄したことから、印刷中のシートにジャムが発生した場合に、プリンタ100は、このシートの画像を再度形成することは不可能である。そこで、プリンタ100は、ジャムリカバリオプションをオフとし、以後のページについては、排紙が完了する前であっても、読み出し済みのページデータを破棄する。
そして、図3に示すように、この同じ印刷ジョブの実行中にジャムが発生した場合、ジャムリカバリオプションの設定によって、プリンタ100の動作は異なる。ジャムリカバリオプションがオンのジョブでジャムが発生した場合(t7)、ジャムとなったシートに印刷するページのページデータが記憶されている。プリンタ100は、ジャムが解消されて印刷を再開した後、記憶されているページデータを利用して、ジャムとなったシートに印刷中であった画像を再度形成する(t8)。つまり、リカバリ印刷が可能であるので、ページ抜けは発生しない。
一方、ジャムリカバリオプションがオフのジョブでジャムが発生した場合(t9)、ジャムとなったシートに印刷するページのページデータの一部は破棄されているので、リカバリ印刷ができない。そして、プリンタ100は、ジャムが解消されて印刷を再開した後、ジャムとなったシートの次のシートから画像を形成する(t10)。つまり、ページ抜けが発生する。そのため、プリンタ100は、(t9)での表示または(t10)での排紙の態様の変更等にて、ページ抜けの発生をユーザに通知する。
続いて、本形態のプリンタ100による印刷処理の手順について、図4のフローチャートを参照して説明する。この印刷処理は、プリンタ100にて印刷ジョブを受け付けたことを契機に、CPU31にて実行される。なお、以下のフローチャートの各処理ステップは、基本的に、プログラムに記述された命令に従ったCPU31の処理を示す。CPU31の処理には、プリンタ100のOSのAPIを用いたハードウェア制御も含む。
CPU31は、まず、受け付けた印刷ジョブに基づいて、ジャムリカバリオプションの設定を決定するジャムリカバリオプション設定処理を実行する(S101)。ジャムリカバリオプション設定処理の手順について、図5のフローチャートを参照して説明する。
ジャムリカバリオプション設定処理では、CPU31は、受け付けた印刷ジョブの印刷設定が高画質設定であるか否かを判断する(S201)。高画質設定ではないと判断した場合(S201:NO)、CPU31は、USB−IF38にUSBメモリが挿入されており、そのUSBメモリに記憶されている画像データを読み出して印刷するストレージ印刷の印刷指示であるか否かを判断する(S202)。ストレージ印刷の印刷指示ではないと判断した場合(S202:NO)、CPU31は、ジャムリカバリオプションをオンに設定する(S203)。なお、CPU31は、ジャムリカバリオプションの設定をRAM33に記憶する。
一方、高画質設定であると判断した場合(S201:YES)、または、ストレージ印刷の印刷指示であると判断した場合(S202:YES)、CPU31は、ジャムリカバリオプションをオフに設定して(S204)、RAM33に記憶する。高画質設定とは、画像形成部10に高解像度での印刷を行わせる印刷設定のことである。高画質設定は、画質の印刷オプションの第2の印刷オプションの一例であり、高画質設定ではない印刷設定は、第1の印刷オプションの一例である。CPU31は、S203またはS204の後、ジャムリカバリオプション設定処理を終了して、印刷処理に戻る。
高画質設定または高解像度での印刷が設定されている場合、ページデータやラインデータのデータサイズが大きい傾向にあり、ジャムリカバリオプションがオンになっているとメモリ不足が生じる可能性が高い。そのため、予めジャムリカバリオプションをオフにすることで、印刷処理負担を低減することができる。なお、画像のサイズが大きい場合や印刷対象のシートのシートサイズが大きい場合もジャムリカバリオプションをオフにしてもよい。
また、ストレージ印刷の場合、画像データの再取得が容易であり、印刷データを記憶部に記憶していなくても、ジャムリカバリが可能である。そのため、予めジャムリカバリオプションをオフにすることで、印刷処理負担を低減することができる。
図4の印刷処理の説明に戻る。ジャムリカバリオプション設定処理の後、CPU31は、受信した画像データをラスタライズ部302にてラスタライズさせる。そのために、CPU31は、ページデータを保存するのに必要なページメモリ332を構成するメモリ領域取得処理を実行する(S102)。メモリ領域取得処理の手順について、図6のフローチャートを参照して説明する。
メモリ領域取得処理では、CPU31は、RAM33に、ページメモリ332を構成するのに必要なデータ量の空き領域が有るか否かを判断する(S301)。ページメモリ332を構成するのに必要なデータ量は、例えば、1枚のシートに印刷するページのページデータのデータ量である。空き領域が有ると判断した場合(S301:YES)、CPU31は、ページメモリ332を構成するためのメモリ領域を取得する(S302)。そして、CPU31は、メモリ領域取得処理を終了して印刷処理に戻る。
一方、空き領域が不足すると判断した場合(S301:NO)、CPU31は、メモリ領域を取得できずにこのメモリ領域取得処理の実行を繰り返した回数が、一定回数を超えたか否かを判断する(S303)。S301におけるNOの判断は、メモリ不足検知処理の一例である。一定回数を超えてメモリ領域取得処理を繰り返しても、必要な空き領域を確保できない場合には、メモリ不足が生じている可能性が高い。また、一定回数に代えて、一定期間としても良い。つまり、一定期間の経過までに必要な空き領域を確保できない場合には、メモリ不足が生じている可能性が高い。
そして、一定回数を超えたと判断した場合(S303:YES)、CPU31は、破棄要求を行うと決定し(S304)、メモリ領域取得処理を終了して印刷処理に戻る。一定回数を超えていないと判断した場合(S303:NO)、CPU31は、破棄要求を行わず、メモリ領域取得処理を終了して印刷処理に戻る。
図4の印刷処理の説明に戻る。メモリ領域取得処理の後、CPU31は、メモリ領域を取得できたか否かを判断する(S103)。メモリ領域を取得できなかったと判断した場合(S103:NO)、CPU31は、破棄要求を行ったか否かを判断する(S104)。破棄要求も行わなかったと判断した場合(S104:NO)、CPU31は、S102に戻ってメモリ領域取得処理を再度実行する。
一方、破棄要求を行ったと判断した場合(S104:YES)、CPU31は、ページデータのうちの画処理部303による読み出しの終わっている部分(画像形成が行われた部分、あるいは、画像形成が行われる見込みの部分に相当)を破棄する既読データ破棄処理を実行する(S105)。既読データ破棄処理の手順について、図7のフローチャートを参照して説明する。
既読データ破棄処理では、CPU31は、画像形成部10に印刷エラーが発生しているか否かを判断する(S401)。印刷エラーが発生していないと判断した場合(S401:NO)、CPU31は、両面印刷中の第2面のページデータ等、画処理部303による読み出しの終了していないページデータが有るか否かを判断する(S402)。そして、印刷エラーが発生していると判断した場合(S401:YES)、または、読み出しの終了していないページデータが有ると判断した場合(S402:YES)、CPU31は、既読データ破棄処理を終了して、印刷処理に戻る。
ジャム発生、シート切れ、インク切れ等の印刷エラーによって画像形成部10の画像形成動作が中断している場合、ページデータの読み出しや破棄が進行しない。この場合、印刷エラーが解消されて画像形成動作が再開されれば、読み出し済みのページデータが破棄されて、メモリの空き領域が増える可能性が高い。また、画処理部303による読み出しの終了していないページデータがある場合、読み出しが進行すれば、メモリの空き領域が増える可能性が高い。そこで、印刷エラーの場合、または、読み出しが終了していないページデータがある場合、プリンタ100は、メモリの空き領域が不足していても、即座にデータを破棄することなく、メモリ不足が解消されるのを待つ。
一方、印刷エラーが発生しておらず、読み出しの終了していないページデータが無いと判断した場合(S402:NO)、CPU31は、読み出し済みのページデータを破棄する(S403)。破棄するページデータは、読み出し済みの部分であれば良く、ページ全体でも良いし、ページの一部でも良い。さらに、CPU31は、ジャムリカバリオプションをオフに設定する(S404)。S403とS404とは、ジャムリカバリ無効処理の一例である。そして、CPU31は、既読データ破棄処理を終了して、印刷処理に戻る。
図4の印刷処理の説明に戻り、既読データ破棄処理によって既読データが破棄された場合には、メモリの空き領域が増え、次回のメモリ領域取得処理によってメモリ領域の取得に成功する可能性が高い。そして、メモリ領域を取得できたと判断した場合(S103:YES)、CPU31は、取得したメモリ領域にページメモリ332を構成して、ページデータを記憶する(S106)。S106は、データ記憶処理の一例である。さらに、CPU31は、前述したように、ラスタライズ、画処理を順に行い、画像形成部10による画像形成を開始させる(S107)。S107は、画像形成処理および画像形成指示処理の一例である。
そして、CPU31は、画像形成中にジャムが発生したか否かを判断する(S108)。S108は、ジャム検知処理の一例である。ジャムが発生したと判断した場合(S108:YES)、CPU31は、ジャム処理を実行する(S109)。ジャム処理の手順について、図8のフローチャートを参照して説明する。
ジャム処理では、CPU31は、画像形成部10による画像形成を中断して、ジャムが発生した旨を通知する(S501)。S501は、中断処理の一例である。プリンタ100は、例えば、操作パネル40への表示、ジョブを送信した外部装置への通知、の少なくとも一方を行う。
そして、CPU31は、ジャムリカバリオプションがオンに設定されているか否かを判断する(S502)。ジャムリカバリオプションがオンであると判断した場合(S502:YES)、CPU31は、ジャムが解消されたか否かを判断する(S503)。ユーザによってジャム紙が取り除かれ、再開の指示を受け付けると、CPU31は、シートの搬送を再開し、ジャムが解消されているか否かを判断する。ジャムが解消されていないと判断した場合(S503:NO)、CPU31は、ジャムが解消されるまで待機する。
ジャムが解消されたと判断した場合(S503:YES)、CPU31は、ジャムとなったシートに印刷中であった画像を、次のシートに再度形成する(S504)。S504は、ジャムリカバリ処理の一例である。CPU31は、保存されているページデータを再度読み出し、ラインデータの生成から印刷の手順をやり直すことで、ジャムとなったシートに印刷されるはずであった画像を、他のシートに再度形成することができる。S504の後、CPU31は、ジャム処理を終了し、印刷処理に戻る。
一方、ジャムリカバリオプションがオンではないと判断した場合(S502:NO)、CPU31は、ジャムリカバリができない旨を通知する(S505)。S505は、通知処理の一例である。つまり、CPU31は、ジャムが発生したシートに印刷されるはずであった画像は再度形成されないこと、また、実行中のジョブにてさらにジャムが発生した場合にも、リカバリされないことを通知する。S505では、プリンタ100は、例えば、操作パネル40への表示、ジョブを送信した外部装置への通知、の少なくとも一方を行う。
ジャムリカバリオプションの設定は、プリンタ100が自動的に行っており、ジャムからの復帰時にリカバリ印刷が行われるのか否かをユーザは把握し難い。そのため、ジャムが検知されたシートの印刷を完了できないことを通知することで、その旨をユーザに把握させることができる。なお、再印刷の不実行の通知とともに、ジャムが発生したページ番号を通知するとよい。
そして、CPU31は、ジャムが解消されたか否かを判断する(S506)。ジャムが解消されていないと判断した場合(S506:NO)、CPU31は、ジャムが解消されるまで待機する。
ジャムが解消されたと判断した場合(S506:YES)、CPU31は、ページ抜けの発生したシートの位置の目印となる仕切り紙を出力する(S507)。仕切り紙は、例えば、白紙、ジャムが発生した旨のメッセージを印刷した用紙、ページ抜けの発生したページの番号を印刷した用紙、であり、仕切り紙を出力することで、プリンタ100は、印刷が完了していない旨や印刷が完了していないページの位置をユーザに把握させることができる。
なお、S507では、CPU31は、仕切り紙の出力に代えて、このジョブの以後のシートについて、排紙の態様を切り替えてもよい。つまり、プリンタ100が複数種類の排紙の態様を有するものであって、ページ抜けの発生したシートの位置より後の排紙の態様を、それ以前とは異なる態様に切り替えてもよい。排紙の態様を切り替える態様としては、例えば、排紙面の変更(表裏反転して排出する)、給紙トレイの変更(例えば、A4縦とA4横のように異なる向きのシートに印刷する、異なる紙種のシートに印刷する)、排紙位置の変更(例えば、異なる排紙トレイに排出する、排出の向きを変更して排出する、排出位置をずらして排出する)、が該当する。排紙の態様を切り替えることでも、印刷が完了していない旨や印刷が完了していないページの位置をユーザに把握させることができる。
そして、CPU31は、ジャムとなったシートに印刷する予定であった残りのデータを読み捨てる(S508)。CPU31は、例えば、ジャムとなったシートに印刷する予定であったページのページデータやラインデータの残りの部分を、ページの終端まで読み捨てる。そして、S504の後、または、S508の後、CPU31は、ジャム処理を終了して、印刷処理に戻る。
印刷処理の説明に戻り、ジャムが発生していないと判断した場合(S108:NO)、CPU31は、ジャムリカバリオプションがオンであるか否かを判断する(S110)。ジャムリカバリオプションがオンではないと判断した場合(S110:NO)、CPU31は、読み出し済みのページデータを破棄する(S111)。
S111の後、または、ジャムリカバリオプションがオンであると判断した場合(S110:YES)、CPU31は、画像形成が終了したシートの排紙が完了したか否かを判断する(S112)。排紙が完了したと判断した場合(S112:YES)、CPU31は、排紙が完了したシートに印刷したページのページデータをすべて破棄する(S113)。S113は、データ破棄処理の一例である。さらに、受け付けた印刷ジョブの処理が完了したか否かを判断する(S114)。
S109のジャム処理の後、または、排紙を完了していないと判断した場合(S112:NO)、または、ジョブが完了していないと判断した場合(S114:NO)、CPU31は、新たにページデータを作成するページが有るか否かを判断する(S115)。新たなページが有ると判断した場合(S115:YES)、CPU31は、S102に戻り、次のページの処理を行う。
一方、新たなページが無いと判断した場合(S115:NO)、CPU31は、S108に進み、ジョブの完了まで、S108〜S115の処理を行う。つまり、画像形成の終了後は、CPU31は、全てのシートの排紙が完了するまで、画像形成とシートの搬送とを行う。なお、画像形成が終了した後、排紙完了までの間にジャムが発生した場合にも、前述したジャム処理を実行する。そして、ジョブが完了したと判断した場合(S114:YES)、CPU31は、印刷処理を終了する。
以上、詳細に説明したように、本形態のプリンタ100は、ジャムリカバリ機能を備え、ジャムリカバリオプションがオンであれば、シートの排紙が完了するまで、印刷中のシート全体のページデータを保存する。プリンタ100は、ジャムリカバリオプションがオンの状態でメモリ不足を検知した場合、印刷が完了していないページであっても、ページデータの少なくとも一部を破棄し、ジャムリカバリオプションをオフとする。ページデータの一部を破棄することで、メモリ不足を解消し、新たなデータの記憶が可能になる。従って、印刷ジョブをキャンセルすることなく、また、印刷速度を低下させることなく印刷を継続できる。
なお、本実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。例えば、プリンタに限らず、複合機、複写機、FAX装置等、画像形成機能を備えるものであれば適用可能である。
また、本形態では、印刷完了のタイミングの一例として、排紙の完了を用いているが、これに限らない。例えば、排紙が完了していなくても、画像の形成が完了し、所定の位置まで搬送されているシートは、印刷が完了したシートであるとしても良い。例えば、給紙中のシートのジャムが発生した時に、排紙中のシートの搬送も停止されて排紙が完了しない場合であっても、この排紙中のシートは印刷の完了したシートと見なしてもよい。
また、本形態では、破棄条件として、画像形成部10にて印刷エラーが発生していない条件と、読み出しの終了していないページデータが無い条件と、の両方を満たすこととしたが、いずれか一方としても良いし、さらに他の条件を加えても良い。また、破棄条件は無くても良い。具体的には、既読データ破棄処理のS401とS402の判断を省略し、既読データ破棄処理の実行を開始したら、S403に進むとしても良い。
また、例えば、ジャムからの復帰時の、ページ抜けの通知、仕切り紙の排出、排紙の態様の切り替えは、いずれか1つを行っても良いし、2つ以上を組み合わせて行っても良い。また、いずれもしなくても良い。ただし、通知などをすれば、ユーザがページ抜けを把握できるので好ましい。
また、本形態では、ジャムが発生した場合、ジャムリカバリオプションがオフであれば、ジャム処理のS505にてジャムの発生とリカバリ不能とを通知するとしたが、リカバリ不能の通知はジャムからの復帰後でも良い。つまり、S505では、ジャムの発生のみを通知し、S506にてYESと判断した後、S507の前後、または、印刷ジョブの完了時に、ページ抜けがある旨の通知を行っても良い。また、これらのうちの複数回で通知しても良い。
また、例えば、予めジャムリカバリオプションをオフに設定した印刷ジョブであっても、ジャムが検知された場合には、ページ抜けが発生する旨を通知すると良い。さらに、ジャムからの復帰時には、抜けが発生したページの位置を示すために、排紙の態様を切り替えるか、または、仕切り紙を出力すると良い。
また、実施の形態に開示されている処理は、単一のCPU、複数のCPU、ASICなどのハードウェア、またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また、実施の形態に開示されている処理は、その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体、または方法等の種々の態様で実現することができる。
10 画像形成部
31 CPU
33 RAM
38 USB−IF
100 プリンタ

Claims (14)

  1. 画像形成部と、
    記憶部と、
    制御部と、
    を備え、ジャムが発生した場合にジャムとなったシートに形成中の画像を他のシートに再度形成する機能である、ジャムリカバリ機能を有する画像形成装置において、
    前記制御部は、
    印刷対象の画像データをラスタライズした印刷データを生成し、前記印刷データを前記記憶部に記憶するデータ記憶処理と、
    前記記憶部に記憶された前記印刷データに基づいて、前記画像形成部に画像を形成させる画像形成処理と、
    前記記憶部に記憶された前記印刷データのうち、前記画像形成部によって画像が形成され、印刷が完了した前記印刷データを、前記記憶部から破棄するデータ破棄処理と、
    ジャムを検知するジャム検知処理と、
    前記ジャム検知処理にてジャムを検知した場合に、前記画像形成部による画像形成を中断する中断処理と、
    前記記憶部のメモリが前記印刷データを記憶するには不足することを検知するメモリ不足検知処理と、
    前記ジャムリカバリ機能が有効であって前記ジャム検知処理にて検知したジャムから復帰した場合に、前記記憶部に記憶されている前記印刷データに基づいて、印刷が完了しなかったページの画像を前記画像形成部に再度形成させるジャムリカバリ処理と、
    前記ジャムリカバリ機能が有効であって前記メモリ不足検知処理にて前記記憶部のメモリが前記印刷データを記憶するには不足することが印刷中に検知された場合に、前記記憶部に記憶されている前記印刷データのうち、印刷が完了していない前記印刷データであって前記画像形成部による画像形成が行われた前記印刷データの少なくとも一部を破棄し、前記ジャムリカバリ機能を無効にするジャムリカバリ無効処理と、
    を実行することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載する画像形成装置において、
    前記制御部は、
    前記ジャムリカバリ無効処理にて前記ジャムリカバリ機能が無効とされた状態で前記ジャム検知処理にてジャムが検知された場合、ジャムが検知されたページの印刷が完了できないことを示す通知を行う、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載する画像形成装置において、
    複数種類の排紙の態様が有り、
    前記制御部は、
    前記ジャムリカバリ無効処理にて前記ジャムリカバリ機能が無効とされた状態で前記ジャム検知処理にてジャムが検知された場合、ジャムからの復帰時に排紙の態様を切り替える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載する画像形成装置において、
    前記制御部は、
    前記ジャムリカバリ無効処理にて前記ジャムリカバリ機能が無効とされた状態で前記ジャム検知処理にてジャムが検知された場合、ジャムからの復帰時に仕切り紙を出力する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載する画像形成装置において、
    画質の印刷オプションとして、第1の印刷オプションと、前記第1の印刷オプションよりも高画質の第2の印刷オプションとが有り、
    前記制御部は、
    ジョブに前記第2の印刷オプションが設定されている場合に、予め前記ジャムリカバリ機能を無効にする、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載する画像形成装置において、
    外部記憶装置と接続する接続部を備え、
    前記制御部は、
    前記外部記憶装置に記憶される画像データを印刷対象とするストレージ印刷であった場合に、予め前記ジャムリカバリ機能を無効にする、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1つに記載する画像形成装置において、
    前記制御部は、
    前記メモリ不足検知処理では、ジャムリカバリに必要な前記印刷データを保持した状態で前記データ記憶処理にて前記記憶部の空きが一定期間もしくは一定回数取得できない場合に、前記記憶部のメモリ不足を検知する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1つに記載する画像形成装置において、
    前記ジャムリカバリ無効処理では、
    前記記憶部に記憶済みの前記印刷データを破棄する破棄条件を満たしていることを条件として、前記記憶部に記憶されている前記印刷データのうち、印刷が完了していない前記印刷データであって前記画像形成部による画像形成が行われた前記印刷データの少なくとも一部を破棄し、
    前記破棄条件を満たしていない場合は、前記破棄条件を満たすまで、前記記憶部に記憶されている前記印刷データを破棄しない、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項8に記載する画像形成装置において、
    前記画像形成部が画像形成を中断している場合、前記破棄条件を満たさない、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項8または請求項9に記載する画像形成装置において、
    印刷が完了していない前記印刷データが前記記憶部に残っている場合、前記破棄条件を満たさない、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項8に記載する画像形成装置において、
    前記破棄条件を、
    前記画像形成部が画像形成を中断していない、かつ、印刷が完了していない前記印刷データが残っていないこととする、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか1つに記載する画像形成装置において、
    前記ジャムリカバリ機能が有効の場合、シートの印刷が完了した後に、そのシート1枚分の前記印刷データを前記記憶部から破棄し、前記ジャムリカバリ機能が無効の場合、シートの印刷が完了する前から、そのシート1枚分の前記印刷データのうち画像が形成された前記印刷データの少なくとも一部を前記記憶部から破棄する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  13. 画像形成部と、
    記憶部と、
    制御部と、
    を備え、ジャムが発生した場合にジャムとなったシートに形成中の画像を他のシートに再度形成する機能である、ジャムリカバリ機能を有する画像形成装置の前記制御部に、
    前記記憶部に記憶された印刷データに基づく、前記画像形成部による画像形成を指示する画像形成指示処理と、
    前記記憶部に記憶された前記印刷データのうち、前記画像形成部によって画像が形成され、印刷が完了した前記印刷データを、前記記憶部から破棄するデータ破棄処理と、
    ジャムを検知するジャム検知処理と、
    前記ジャムリカバリ機能が有効であって前記ジャム検知処理にて検知したジャムから復帰した場合に、前記記憶部に記憶されている前記印刷データに基づいて、印刷が完了しなかったページの画像の前記画像形成部による再度の形成を指示するジャムリカバリ処理と、
    前記ジャムリカバリ機能が有効であって前記記憶部にメモリ不足が生じた場合に、前記記憶部に記憶されている前記印刷データのうち、印刷が完了していない前記印刷データであって前記画像形成部による画像形成が行われた前記印刷データの少なくとも一部を破棄し、前記ジャムリカバリ機能を無効にするジャムリカバリ無効処理と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  14. 請求項13に記載するプログラムにおいて、
    前記ジャムリカバリ無効処理にて前記ジャムリカバリ機能が無効とされた状態で前記ジャム検知処理にてジャムが検知された場合、ジャムが検知されたページの印刷が完了できないことを示す通知を行う通知処理を、
    前記画像形成装置の前記制御部に実行させることを特徴とするプログラム。
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