JP2015199222A - 処理装置及びその方法、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 印刷処理の停止を抑制しつつ、効率的に画像処理の終了時間の予測を行う。【解決手段】 ジョブデータの画像処理にかかる時間を予測する予測結果と画像処理による処理結果の内、少なくとも一方の結果に基づいて、予測手段による予測の実行を行うかを判断する。【選択図】 図4

Description

本発明は、画像を形成するための処理を行う処理技術に関するものである。
プリンタ等に代表される印刷装置において、PDL等のデータ記述言語で記述されたデータに対しレンダリング処理を行って画像を生成してから印刷出力する方法が広く知られている。データのレンダリング時間は、データの複雑度やデータサイズ、レンダリング時の画像処理内容によってまちまちである。このレンダリング時間を予測する手法やレンダリング処理が印刷に間に合わなくなるオーバーランが起きるかどうかを予測する手法が提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1は、印刷データを仮ラスタライズし、そのラスタ展開時間を計測することで正確な予測を行う技術を開示している。
特開2001−228988号公報
特許文献1では、出力予測時間をホスト装置側に転送した後、画像を出力するものであり、画像処理を実行しつつ、レンダリング時間を予測することができない。尚、正確な予測を行うためには実レンダリング処理に近い処理をしなければならず負荷がかかってしまう。そのため、レンダリング処理と並行して予測処理を行うと、レンダリング処理が遅くなってしまい、印刷に間に合わないことがあった。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、印刷処理の停止を抑制しつつ、効率的に画像処理の終了時間の予測を行うことができる処理技術を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明による処理装置は以下の構成を備える。即ち、
ジョブデータの画像処理にかかる時間を予測する予測手段と、
前記画像処理による処理結果及び前記予測手段による予測結果の内、少なくとも一方の結果に基づいて、前記予測手段による予測の実行を行うかを判断する判断手段と
を備える。
本発明によれば、印刷処理の停止を抑制しつつ、効率的に画像処理の終了時間の予測を行うことができる処理技術を提供できる。
画像形成装置の全体構成を示す断面図である。 画像形成装置における制御構成を示すブロック図である。 コントロール部でのジョブ実行処理を示すフローチャートである。 コントロール部でのレンダリング時間予測処理を示すフローチャートである。 予測実行判断部での予測可否判断処理を示すフローチャートである。 予測実行判断部での予測可否判断処理を示すフローチャートである。 予測実行判断部での予測可否判断処理を示すフローチャートである。 ジョブ実行の状況を示す説明図である。 ジョブ実行の状況を示す説明図である。 ジョブ実行の状況を示す説明図である。
<実施形態1>
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施形態を例示的に詳細に説明する。但し、この実施形態に記載されている構成要素の相対配置、装置形状等は、あくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
本明細書において、「印刷装置」とは、印刷機能に特化した専用機に限らず、印刷機能とその他の機能を複合した複合機や、記録紙上に画像やパターンを形成する製造装置等の装置も含むものとする。
図1は、記憶媒体であるロールシート(搬送方向において印刷単位の長さよりも長い連続した連続シート)を用いる画像形成装置100の全体構成断面図である。印刷装置として機能する画像形成装置100は、ロールシートユニット101、搬送ユニット102、搬送用エンコーダ103、回転ローラ104、ヘッドユニット105、印刷ヘッド106、スキャナユニット107、制御装置108、インクタンク109、カッタユニット110、裏面印刷ユニット111、乾燥ユニット112、シート巻取りユニット113、仕分けユニット114、操作部ユニット115を備え、これらの各種構成要素が画像形成装置100の筐体内に配置されている。
制御装置108は、コントローラやユーザインタフェース、各種I/Oインタフェースを備えた制御部を内蔵し、装置全体の各種制御を司る。詳しくは、制御装置108は、内部に、CPU、RAM、ROMを備える。ROMには、後述するフローチャートで示す処理を含む各種処理を実行するためのプログラムが格納されており、CPUは、ROMに格納されているプログラムをRAM上に読み出し実行することで、各種処理を実行する。
ロールシートユニット101は、上段シートカセット101aと下段シートカセット101bの2基のカセットユニットを備える。ユーザは、ロールシート(以下、シート)をマガジンに装着して、画像形成装置100本体に正面から挿入して装着する。上段シートカセット101aから引き出されたシートは図中a方向に、下段シートカセット101bから引き出されたシートは図中b方向に搬送される。いずれのカセットユニットからのシートも図中c方向に進行して搬送ユニット102に到達する。搬送ユニット102は、複数の回転ローラ104を通して印刷中にシートを図中d方向(水平方向)に搬送する。
搬送ユニット102の上方にはヘッドユニット105が対向して配置されている。ヘッドユニット105では複数色(実施形態では、7色)分の独立した印刷ヘッド106がシートの搬送方向に沿って保持されている。搬送ユニット102によるシートの搬送に同期して、印刷ヘッド106からインクを吐出してシート上に画像を形成する。これら搬送ユニット102、ヘッドユニット105、印刷ヘッド106で印刷ユニットが構成されている。
インクタンク109は、各色のインクを独立して貯蔵する。インクタンク109からはチューブによって各色に対応して設けられたサブタンクまでインクが供給され、サブタンクから各印刷ヘッド106までチューブでインクが供給される。印刷ヘッド106は、印刷時の搬送方向d方向に沿って各色(実施形態では、7色)のラインヘッドが並んでいる。各色のラインヘッドは、継ぎ目無く単一のノズルチップで形成されたものであってもよいし、分割されたノズルチップが一列又は千鳥配列のように規則的に並べられたものであってもよい。本実施形態では、使用する最大シートの印刷幅をカバーする範囲にノズルが並んでいる所謂フルマルチヘッドである。ノズルからインクを吐出するインクジェット方式は、発熱素子を用いた方式、ピエゾ素子を用いた方式、静電素子を用いた方式、MEMS素子を用いた方式等を採用することができる。印刷データに基づいて各印刷ヘッド106のノズルからインクが吐出され、吐出のタイミングは搬送用エンコーダ103の出力信号によって決定される。
尚、図1のプリンタとして機能する画像形成装置100は、インクジェット方式のプリンタに限定されず、サーマルプリンタ(昇華型、熱転写型等)、ドットインパクトプリンタ、LEDプリンタ、レーザープリンタ等、様々な印刷方式に適用可能である。
シートに画像形成後、そのシートを搬送ユニット102からスキャナユニット107まで搬送する。スキャナユニット107では、印刷画像や特殊パターンを読み取って印刷画像に問題がないかの確認や装置の状態確認を行う。本実施形態では、画像の確認方法において、印刷ヘッド106の状態を確認するパターンを読み込む方法でもよいし、元画像との比較を行う方法等を選択することが可能である。
スキャナユニット107から搬送されたシートはe方向に搬送され、カッタユニット110に導入される。カッタユニット110では、シートを所定の印刷単位の長さ毎に切断する。印刷する画像サイズに応じて所定の印刷単位の長さは異なる。例えば、L版写真では搬送方向の長さは135mm、A4サイズでは搬送方向の長さは297mmとなる。
カッタユニット110から搬送されたシートは、図中f方向に搬送され、裏面印刷ユニット111に搬送される。裏面印刷ユニット111は、印刷画像毎の情報(例えば、オーダー管理用番号等)を印刷させるためのユニットである。
裏面印刷ユニット111から搬送される乾燥ユニット112は、インクが付与されたシートを短時間で乾燥させるために、図中g方向に通過するシートを温風で加熱する。印刷単位長さに切断されたシートは1枚ずつ乾燥ユニット112内を通過して、図中h方向に搬送されて仕分けユニット114に搬送される。仕分けユニット114では、図中i方向に通過するシートを、センサで確認しながら印刷画像毎に設定されたトレー番号に積載する。仕分けユニット114では、複数の給紙段であるトレー(実施形態では、22段)を保持しており、印刷単位の長さに応じて積載先のトレーを分別する。また、仕分けユニット114では、積載中や積載完了等の状態表示を用いて行う(例えば、LEDで表示)。仕分けユニット114の詳細については後述する。
シート巻取りユニット113は、両面印刷の際に、まず、表面画像形成から行い、カッタユニット110で切断せず、図中j方向に通過するシートを、シート巻取りユニット113で巻き取る。シート巻取りユニット113は、すべての表面画像形成終了後、再度、巻き取ったシートを、図中k方向に搬送して裏面画像形成を行わせる。
操作部ユニット115は、画像形成装置100の各種操作の指示を受け付けるためのユーザインタフェースを提供し、このユーザインタフェースに対するユーザからの指示によって各種処理を実行する。この操作部ユニット115は、例えば、タッチパネルディスプレイで構成される。ユーザは、この操作部ユニット115により、指定のオーダー画像はどこのトレーに積載されているか、あるいは印刷中、印刷終了等のオーダー毎の印刷状況の確認、インク残量や紙の残量等の装置状態の確認、ヘッドクリーニング等の装置メンテナンスの実施を行うための操作/確認を行うことができる。
図2は画像形成装置100における制御構成を示すブロック図である。画像を形成(印刷)する画像形成装置100においては、PC等の情報処理装置からなる外部装置201からのジョブデータを処理し、記憶媒体に印刷を行う。ここで、ジョブデータは、PDL等のデータ記述言語で記述されたデータであり、レンダリング処理によって画像が生成される。ここで、レンダリング処理とは、データを構成するデータ記述言語を解釈して画像を生成する処理である。
画像形成装置100では、その制御を行うための主要な構成として、コントロール部203、レンダリング部204、ユーザインタフェース部205、及びプリンタエンジン部206を含んでいる。これらの構成要素はそれぞれ、例えば、図1の制御装置108に実装されるハードウェアとして実現されても良いし、ハードウェアとソフトウェアと協働して実現されても良い。
コントロール部203は、外部装置201からの受信データであるジョブデータを解析し、その解析結果やユーザインタフェース部205からの指示に基づき、レンダリング部204に送信するためのコマンドやデータを作成する。そして、コントロール部203は、レンダリング部204からレンダリング後のデータを受信し、プリンタエンジン部206へ送信して印刷を行う。
レンダリング部204は、コントロール部203から送信されたコマンドやデータに基づきレンダリング処理を行い印刷用ビットマップデータを生成する。その後、レンダリング部204は、その印刷用ビットマップデータをコントロール部203へ送信する。
ユーザインタフェース部205は、操作指示の受付や装置状態の表示を行う。プリンタエンジン部206は、コントロール部203から送信されたビットマップデータに対して色変換等の画像処理を施した後、記憶媒体への印刷(画像形成)を行う。
コントロール部203は、受信部207と、ジョブ管理部208と、ジョブ解析部209と、レンダリング管理部210と、予測実行判断部214と、ユーザインタフェース制御部215と、スプール部216と、を含む。コントロール部203において、受信部207は、外部装置201からジョブデータを受信し格納する。ジョブ管理部208は、受信したジョブデータをレンダリング部204に指示する単位(例えば、ページ単位)に分割して分割ジョブデータを生成し、その印刷順序を決定する。ジョブ解析部209は、その分割ジョブデータが必要とする処理内容を解析し、ジョブ管理部208に通知する。レンダリング管理部210は、ジョブ管理部208により指示された印刷順序に従ってレンダリング部204の画像補正処理部211とラスタライズ処理部212における処理の実行指示を行う。また、レンダリング管理部210は、予測実行判断部214に、レンダリング時間の予測実行の可否判断を指示し、その判断結果によって、レンダリング時間予測部213へ予測指示を行う。
予測実行判断部214は、レンダリング管理部210の指示で、レンダリング時間予測部213での予測対象の分割ジョブデータのレンダリング時間の予測実行の可否を判断する。予測方法については後述する。ユーザインタフェース制御部215は、各分割ジョブデータのステータスをユーザインタフェース部205に表示するための制御を行う。
スプール部216は、レンダリング時間予測結果保持部(第1の保持部)として機能し、レンダリング時間予測部213による予測対象の分割ジョブデータのレンダリング時間とその予測結果とを関連付けて、レンダリング予測時間情報として保持する。また、同時に、スプール部216は、レンダリング済データ保持部(第2の保持部)として機能し、レンダリング結果であるビットマップデータとそのビットマップデータに関するステータス情報を保持する。
レンダリング部204では、コントロール部203からのレンダリング指示に基づき、画像補正処理部211、ラスタライズ処理部212で処理を行う。画像補正処理部211では、分割ジョブデータ中の画像データに対してコマンドで指定された画像補正処理を行う。ラスタライズ処理部212では、論理描画等の処理を行い、ビットマップデータとそれに関するステータス情報の作成を行う。ステータス情報は、分割ジョブデータが正常にレンダリングされたか、エラーが発生したか等を示す情報であり、ユーザインタフェース部205上のジョブステータス表示に使用する。また、レンダリング部204では、コントロール部203からのレンダリング時間予測指示に基づき、レンダリング時間予測部213でレンダリング時間予測処理を行う。予測方法については解像度を下げて仮レンダリングを行う方法や、分割ジョブデータを解析して分割ジョブデータに含まれている画像の数や大きさ等から予測する方法があるが、特に限定しない。
尚、レンダリング部204では、コントロール部203からプリンタエンジン部206での印刷単位(例えば、A4サイズのシート1ページに対応するページ単位)に対応する分割ジョブデータを受信する。そして、レンダリング部204では、この分割ジョブデータに対するレンダリング処理を実行することで、その処理結果である1ページ分のページデータ(ビットマップデータ)をコントロール部203へ送信する。
次に、コントロール部203でのジョブ実行処理を図3のフローチャートを用いて説明する。
尚、図3に示すフローチャートに示す処理に対応するプログラムが制御装置108のROMに格納されており、コントロール部203が制御装置108のRAM上でこのプログラムを実行することで、図3に示す処理が実現される。
まず、S301で、コントロール部203は、受信部207で外部装置201からジョブデータを受信し、ジョブ管理部208で分割された分割ジョブデータをジョブ解析部209で解析する。S302で、コントロール部203は、レンダリング管理部210からレンダリング部204に対してレンダリング指示を発行し、レンダリング処理を行う。S303で、コントロール部203は、レンダリング処理の結果であるビットマップデータとそのステータス情報をレンダリング管理部210で受信し、スプール部216に保持する。S304で、コントロール部203は、ジョブ管理部208でスプール部216から印刷されるべき順序でビットマップデータを取得して、プリンタエンジン部206へ送信し、印刷を指示する。
次に、コントロール部203でのレンダリング時間予測処理を図4のフローチャートを用いて説明する。
尚、図4に示すフローチャートに示す処理に対応するプログラムが制御装置108のROMに格納されており、コントロール部203が制御装置108のRAM上でこのプログラムを実行することで、図4に示す処理が実現される。
まず、S401で、コントロール部203は、レンダリング管理部210が予測する分割ジョブデータがあるか否かを判断する。この判断は、受信部207が受信し、分割した分割ジョブデータで、まだ、レンダリング部204にレンダリング時間予測指示もレンダリング指示も発行していない分割ジョブデータがある場合に予測する分割ジョブデータ(予測対象のジョブデータ)があると判断する。予測対象のジョブデータがないと判断した場合(S401でNO)、S402で、コントロール部203は、その状態を予測を行っていない状態(予測停止中)に設定し、そのことを示す状態情報を保持して、処理を終了する。
一方、予測対象のジョブデータがあると判断した場合(S401でYES)、S403で、コントロール部203は、レンダリング時間を予測する予測対象のジョブデータを決定する。受信部207が受信し、分割した分割ジョブデータにおいて、まだ、レンダリング部204にレンダリング時間予測指示もレンダリング指示も発行していない分割ジョブデータの中で一番早くプリンタエンジン部206へ送信すべきジョブデータを予測対象のジョブデータに決定する。S404で、コントロール部203は、予測実行判断部214で、分割ジョブデータのレンダリング時間を予測できるタイミングであるか否かを判断する予測可否判断処理を実行する。この予測可否判断処理の詳細については後述する。
S405で、コントロール部203は、予測実行判断部214での判断結果を元にレンダリング管理部210でレンダリング時間を予測できるか否かを判断する。予測できない場合(S405でNO)、S406で、コントロール部203は、その状態を予測を行っていない状態(予測停止中)に設定し、そのことを示す状態情報を保持し、その後、S401に戻る。前回のS401における判定後に、新たに外部装置201からジョブデータが投入された場合や、レンダリング部204からレンダリング結果を受信した場合、S401やS404の判断結果が変わる可能性があるからである。
一方、予測できる場合(S405でYES)、S407で、コントロール部203は、その状態を予測を行っている状態(予測実行中)に設定し、そのことを示す状態情報を保持する。S408で、コントロール部203は、レンダリング時間予測部213で予測対象のジョブデータのレンダリング時間の予測を行い、その予測結果をレンダリング管理部210に通知し、その後、S401へ戻る。
次に、予測実行判断部214による予測可否判断処理の詳細を、図5のフローチャートを用いて説明する。
尚、図5に示すフローチャートに示す処理に対応するプログラムが制御装置108のROMに格納されており、コントロール部203が制御装置108のRAM上でこのプログラムを実行することで、図5に示す処理が実現される。
まず、S501で、コントロール部203は、予測実行判断部214の状態が予測実行中であるか予測停止中であるかを判断する。この判断は、図4のS402、S406、及びS407で保持した状態情報に基づいて判断する。尚、S402、S406、S407のどのステップも経由していない場合や何らかの理由で状態情報が存在しない場合は、予測停止中と判断する。
S503の判断の結果、予測停止中である場合、S502で、コントロール部203は、スプール部216に保持された、レンダリング済で、かつプリンタエンジン部206へ未送信のページデータがMページ以上あるか否かを判断する。Mページ以上ある場合(S502でYES)、S504で、コントロール部203は、予測対象のジョブデータのレンダリング時間を予測できると判断して、処理を終了する。一方、Mページ以上ない場合(S502でNO)、S505で、コントロール部203は、予測対象のジョブデータのレンダリング時間を予測できないと判断して、処理を終了する。
一方、S503の判断の結果、予測実行中である場合、S503で、コントロール部203は、スプール部216に保持されたレンダリング済で、かつプリンタエンジン部206へ未送信のページデータがNページ以上あるか否かを判断する。Nページ以上ある場合(S503でYES)、S504で、コントロール部203は、予測対象のジョブデータのレンダリング時間を予測できると判断して、処理を終了する。一方、Nページ以上ない場合(S503でNO)、S505で、コントロール部203は、予測対象のジョブデータのレンダリング時間を予測できないと判断して、処理を終了する。尚、S502の第1の閾値である「M」とS503の第2の閾値である「N」の間には、N<Mの関係が成り立つように決定される。また、MとNの値は、画像形成装置100の処理能力やメモリの記憶容量等のデバイス情報に基づいて予め決定されている。
以上の処理により、ある一定ページ以上のレンダリング済みのデータが存在する場合、すなわち、ある一定ページ以上のスプール済のビットマップデータが蓄積された場合、レンダリング時間を予測できると判断し、予測が行われ始めた後でスプール済のビットマップデータが減ってもすぐには予測をやめず連続して予測が実行できるようになる。
次に、図3、図4、及び図5のフローチャートによる、分割ジョブデータの実行と予測の一例を図8を用いて説明する。図8は左から右に時間の経過を表している。
列801は、レンダリング部204でレンダリングした分割ジョブデータ(RIP1、RIP2、...、RIP13)を矢印で示している。列802は、プリンタエンジン部206で印刷した分割ジョブデータ(印刷1、印刷2、...、印刷10)を矢印で示している。列803は、レンダリング時間予測部213でレンダリング時間を予測したジョブデータ(予測5、予測6、...、予測19)を矢印で示している。
801、802、803の各矢印の番号は同一ジョブを表しており、例えば、RIP5と印刷5と予測5は、ジョブデータ5のそれぞれレンダリング、印刷、レンダリング時間予測を表している。全てのジョブデータは、1ページ分のビットマップデータで、ジョブデータ5以外のジョブデータは全て同一のレンダリング負荷であり、ジョブデータ5のみ、他のジョブデータのレンダリング時間に比べてレンダリング時間がかかるジョブデータであるとする。また、図8に示す全ての分割ジョブデータが受信部207で受信済であるとする。
図3のフローチャートに沿って、ジョブデータ1、ジョブデータ2、ジョブデータ3と順番にレンダリングを行う。そして、分割ジョブデータのレンダリングがある程度終了したときに(図3ではジョブデータ3のレンダリング終了したときに)、印刷を開始する。ジョブデータ1の印刷がジョブデータ3のレンダリング後に行われる理由は、ある程度、スプール部216にビットマップデータが格納されてから印刷を開始するためである。このように構成することにより、あるページにおいてレンダリングに時間がかかってしまうことによる印刷処理の停止するのを抑制することができる。
また、分割ジョブデータのレンダリングがある程度終了したときに(図3ではジョブデータ3のレンダリング終了したときに)、レンダリング時間の予測を開始する。ジョブデータ4、5、9、10、11、12、13のレンダリングが、他のジョブデータに比べて長くなっているのは同じ時間にレンダリング時間の予測処理が行われているためである。
図8は、図5のS502の「M」を「3」、S503の「N」を「2」に設定して処理を行った場合のそれぞれの処理の実行タイミングを示している。
ジョブデータ1のレンダリング開始からジョブデータ3のレンダリング終了までは、S502の判定でレンダリング済のビットマップデータが3ページに満たないため、S505で、分割ジョブデータのレンダリング時間を予測できないと判断する。その後、ジョブデータ3のレンダリング終了時点でレンダリング済のビットマップデータが3ページになるため、S502の判断で、分割ジョブデータのレンダリング時間を予測できると判断する。これにより、S407で予測実行中に設定する。そして、S408でジョブデータ5のレンダリング時間の予測を開始する。この時点では、ジョブデータ3までのレンダリングは終了しており、ジョブデータ4のレンダリング指示が発行されており、ジョブデータ5は、まだ、レンダリング部204にレンダリング時間予測指示もレンダリング指示も発行していないためである(S401、S403)。
続けて、ジョブデータ9までのレンダリング時間の予測を行う。S408でジョブデータ9のレンダリング時間の予測が終了し、S401、S403、S404、S501、及びS503を実行する。ジョブデータ5のレンダリング時間が長いため、このタイミングではジョブデータ5がレンダリング中であり、ジョブデータ3が印刷中である。従って、レンダリング済で、かつプリンタエンジン部206へ未送信のページデータはジョブデータ4のページデータのみになる。これにより、S503で、レンダリング済のページデータが2ページ以上ないため、S505の判断で、分割ジョブデータのレンダリング時間を予測できないと判断し、S406で予測停止中に設定する。
再度、レンダリング時間の予測が始まるのは、ジョブデータ8のレンダリングが終了した直後である。この時点では、レンダリング済で、かつプリンタエンジン部206へ未送信のページデータは、ジョブデータ6、ジョブデータ7、及びジョブデータ8の3つとなり、S502の判断で、レンダリング済のページデータが3ページ以上あると判断し、S504へ遷移する。
以上説明したように、実施形態1によれば、予測を行うタイミングをレンダリング済のデータ量により判断し、判断の結果、レンダリング済のデータが少ない時には予測を行わず、レンダリング処理を優先して行う。そして、レンダリング済のデータが多い時にはレンダリング時間の予測を実行する。このようなレンダリング時間予測処理を実行することで、レンダリング処理が遅くなり印刷に間に合わなくなることを防止しつつ、レンダリング時間の予測を実行することができる。このように、レンダリング処理に余裕ができたタイミングで、レンダリング時間の予測を実行することにより、並列して実行するレンダリング処理の処理速度が低下しても、印刷が間に合わなくなることがない。
上述したように、実施形態1によれば、印刷時間に影響を与えずに、レンダリング時間の予測を行うことができる。
尚、レンダリング時間の予測は、各分割ジョブデータのレンダリングの終了時刻の予測であってもよいし、各分割ジョブデータのレンダリングの終了に必要な時間の予測であってもよい。また、レンダリング時間の予測結果は、ユーザ等に表示や音声等により通知できるようにすればよい。
<実施形態2>
実施形態2では、実施形態1の予測可否判断処理の変形例について説明する。そこで、実施形態2における予測実行判断部214による予測可否判断処理の詳細を、図6のフローチャートを用いて説明する。その他の構成は実施形態1と同じであるため説明を省略する。
尚、図6に示すフローチャートに示す処理に対応するプログラムが制御装置108のROMに格納されており、コントロール部203が制御装置108のRAM上でこのプログラムを実行することで、図6に示す処理が実現される。
まず、S601で、コントロール部203は、レンダリング中の分割ジョブデータのレンダリング時間の予測結果があるか否かを判断する。この判断は、S302においてレンダリングを行っているジョブデータのレンダリング時間の予測結果がスプール部216にあるかどうかを確認することで行う。レンダリング時間の予測結果がない場合(S601でNO)、S604で、コントロール部203は、予測対象のジョブデータのレンダリング時間を予測できると判断して、処理を終了する。
一方、レンダリング時間の予測結果がある場合(S601でYES)、S602で、コントロール部203は、レンダリング中のジョブデータのレンダリング時間の予測結果が一定時間P以上であるか否かを判断する。予測結果が一定時間P以上である場合(S602でYES)、S603で、コントロール部203は、予測対象のジョブデータのレンダリング時間を予測できないと判断して、処理を終了する。一方、予測結果が一定時間P以上でない場合(S602でNO)、S604で、コントロール部203は、予測対象のジョブデータのレンダリング時間を予測できると判断して、処理を終了する。尚、Pは、
適宜設定することができる。
次に、図3、図4、及び図6のフローチャートによる、分割ジョブデータの実行と予測の一例を図9を用いて説明する。図9は左から右に時間の経過を表している。
列901は、レンダリング部204でレンダリングしたジョブデータ(RIP1、RIP2、...、RIP13)を矢印で示している。列902は、プリンタエンジン部206で印刷したジョブデータ(印刷1、印刷2、...、印刷10)を矢印で示している。列903は、レンダリング時間予測部213でレンダリング時間を予測したジョブデータ(予測2、予測6、...、予測24)を矢印で示している。
901、902、903の各矢印の番号は同一ジョブを表しており、例えば、RIP5と印刷5と予測5は、ジョブデータ5のそれぞれレンダリング、印刷、レンダリング時間予測を表している。全てのジョブデータは、1ページ分のビットマップデータで、ジョブデータ5以外のジョブデータは全て同一のレンダリング負荷で、そのレンダリング時間は1秒であるのに対し、ジョブデータ5のみレンダリング時間は4秒であるとする。また、図9に示す全てのジョブデータが受信部207で受信済みであるとする。
図3のフローチャートに沿って、ジョブデータ1、ジョブデータ2、ジョブデータ3と順番にレンダリングを行い、図4及び図6のフローチャートに沿ってレンダリング時間予測処理を行う。また、図6のS602における一定時間Pを3秒とする。
ジョブデータ1のレンダリング中は、S601においてジョブデータ1のレンダリング時間の予測結果がないため、S604において予測できると判断する。そして、S408で、ジョブデータ2のレンダリング時間の予測を開始する。この時点では、ジョブデータ1のレンダリング指示が発行されており、ジョブデータ2は、まだ、レンダリング部204にレンダリング時間予測指示もレンダリング指示も発行していないためである(S401,S403)。
図9に示すように、ジョブデータ1のレンダリング中に、ジョブデータ2、ジョブデータ3のレンダリング時間の予測結果が得られ、ジョブデータ2のレンダリング中に、ジョブデータ4のレンダリング時間の予測結果が得られる。したがって、ジョブデータ2、ジョブデータ3、及びジョブデータ4のレンダリング中は、S601においてジョブデータ2、ジョブデータ3、及びジョブデータ4のレンダリング時間の予測結果があるため、S602に遷移する。S602で、ジョブデータ2、ジョブデータ3、及びジョブデータ4のレンダリング時間の予測結果はそれぞれ1秒であるため、S604において、予測できると判断する。そして、S408で、ジョブデータ2、ジョブデータ3、及びジョブデータ4のレンダリング中は、レンダリング時間の予測を実行する。
ジョブデータ5のレンダリング中は、S601においてジョブデータ5のレンダリング時間の予測結果があるため、S602に遷移する。S602で、ジョブデータ5のレンダリング時間の予測結果は4秒であるため、S603において、予測できないと判断する。そして、S406で、予測停止中に設定する。ジョブデータ6以降のレンダリング中は、ジョブデータ2、ジョブデータ3、及びジョブデータ4のレンダリング中と同様である。
以上説明したように、実施形態2によれば、レンダリング時間の予測を行うタイミングをレンダリング中の分割ジョブデータのレンダリング時間の予測結果に基づいて判断する。具体的には、レンダリング中の分割ジョブデータのレンダリング時間の予測結果が示す時間が長い場合は、当該ジョブデータのレンダリング中は予測を行わず、レンダリング処理を優先して行う。このようなレンダリング時間予測処理を実行することで、レンダリング処理が遅くなり印刷に間に合わなくなるようなタイミングを避けて、レンダリング時間の予測を実行することができる。
<実施形態3>
実施形態3では、実施形態1の予測可否判断処理の変形例について説明する。そこで、実施形態3における予測実行判断部214による予測可否判断処理の詳細を、図7のフローチャートを用いて説明する。その他の構成は実施形態1と同じであるため説明を省略する。
尚、図7に示すフローチャートに示す処理に対応するプログラムが制御装置108のROMに格納されており、コントロール部203が制御装置108のRAM上でこのプログラムを実行することで、図7に示す処理が実現される。
まず、S701で、コントロール部203は、レンダリング中の分割ジョブデータのレンダリング時間の予測結果があるか否かを判断する。この判断は、S302においてレンダリングを行っている分割ジョブデータのレンダリング時間の予測結果がスプール部216にあるかどうかを確認することで行う。レンダリング時間の予測結果がない場合(S701でNO)、S703で、コントロール部203は、予測実行判断部214の状態が予測実行中であるか停止中であるかを判断する。この判断は、図4のS402、S406、及びS407で保持した状態情報に基づいて判断する。尚、S402、S406、S407のどのステップも経由していない場合や何らかの理由で状態情報が存在しない場合は、予測停止中と判断する。
S703の判断の結果、予測停止中である場合、S704で、コントロール部203は、スプール部216に保持された、レンダリング済み(画像処理済み)で、プリンタエンジン部206へ未送信のページデータがMページ以上あるか否かを判断する。Mページ以上ある場合(S704でYES)、S707で、コントロール部203は、予測対象のジョブデータのレンダリング時間を予測できると判断して、処理を終了する。一方、Mページ以上ない場合(S704でNO)、S706で、コントロール部203は、予測対象のジョブデータのレンダリング時間を予測できないと判断して、処理を終了する。
一方、S703の判断の結果、予測実行中である場合、S705で、コントロール部203は、スプール部216に保持されたレンダリング済で、かつプリンタエンジン部206へ未送信のページデータがNページ以上あるか否かを判断する。Nページ以上ある場合(S705でYES)、S707で、コントロール部203は、予測対象のジョブデータのレンダリング時間を予測できると判断して、処理を終了する。一方、Nページ以上ない場合(S705でNO)、S706で、コントロール部203は、予測対象のジョブデータのレンダリング時間を予測できないと判断して、処理を終了する。尚、S704の「M」とS705の「N」の間にはN<Mの関係が成り立つように適宜設定する。また、MとNの値は、画像形成装置100の処理能力やメモリの記憶容量等のデバイス情報に基づいて予め決定されている。
以上の処理により、ある一定ページ以上のスプール済のビットマップデータが蓄積された後、レンダリング時間を予測できると判断し、予測が行われ始めた後でスプール済みのビットマップデータが減ってもすぐには予測をやめず連続して予測が実行できるようになる。
S701の判断の結果、レンダリング時間の予測結果がある場合(S701でYES)、S702で、コントロール部203は、レンダリング中の分割ジョブデータの予測結果が一定時間P以上であるか否かを判断する。予測結果が一定時間P以上である場合(S702でYES)、S706で、コントロール部203は、予測対象のジョブデータのレンダリング時間を予測できないと判断して、処理を終了する。一方、予測結果が一定時間P以上でない場合(S702でNO)、S707で、コントロール部203は、予測対象のジョブデータのレンダリング時間を予測できると判断して、処理を終了する。
次に、図3、図4、及び図7のフローチャートによる、分割ジョブデータの実行と予測の一例を図10を用いて説明する。図10は左から右に時間の経過を表している。
列1001は、レンダリング部204でレンダリングしたジョブデータ(RIP1、RIP2、...、RIP13)を矢印で示している。列1002は、プリンタエンジン部206で印刷したジョブデータ(印刷1、印刷2、...、印刷10)を矢印で示している。列1003は、レンダリング時間予測部213でレンダリング時間を予測したジョブデータ(予測2、予測6、...、予測22)を矢印で示している。
1001、1002、1003の各矢印の番号は同一ジョブを表しており、例えば、RIP5と印刷5と予測5は、ジョブデータ5のそれぞれレンダリング、印刷、レンダリング時間予測を表している。全てのジョブデータは、1ページ分のビットマップデータで、ジョブデータ5以外のジョブデータは全て同一のレンダリング負荷で、そのレンダリング時間は1秒であるのに対し、ジョブデータ5のみレンダリング時間は4秒であるとする。また、図10に示す全てのジョブデータが受信部207で受信済みであるとする。
図3のフローチャートに沿って、ジョブデータ1、ジョブデータ2、ジョブデータ3と順番にレンダリングを行い、図4及び図7のフローチャートに沿ってレンダリング時間予測処理を行う。また、図7のS702における一定時間Pを3秒、S704のMを3、S705のNを2とする。
ジョブデータ1では、S701においてジョブデータ1のレンダリング時間の予測結果がないため、S703に遷移する。S703で、まだ、予測を始めていないため、S704に遷移する。S704の判断で、レンダリング済のビットマップデータが3ページに満たないため、S706において、予測できないと判断する。ジョブデータ2のレンダリング開始からジョブデータ3のレンダリングの終了時点までは同様である。ジョブデータ3のレンダリング終了時点で、レンダリング済のビットマップデータが3ページになるため、S707において、予測できると判断する。これにより、S407で、予測実行中に設定する。そして、S408で、ジョブデータ5のレンダリング時間の予測を開始する。
ジョブデータ5のレンダリング中は、S701においてジョブデータ5のレンダリング時間の予測結果があるため、S702に遷移する。S702で、ジョブデータ5のレンダリング時間の予測結果は4秒であるため、S706に遷移する。S706において、予測できないと判断する。そして、S406で、予測停止中に設定する。すなわち、ジョブデータ5のレンダリング中は、レンダリング時間の新たな予測は行わない。ジョブデータ6以降のレンダリング中は、レンダリングしている分割ジョブデータのレンダリング時間の予測結果があるため、S701からS702に遷移し、レンダリング時間の予測結果が1秒であるため、S707において、予測できると判断する。
以上説明したように、実施形態3によれば、レンダリング中のジョブデータのレンダリング時間の予測結果がある場合、レンダリング時間の予測を行うタイミングを、その予測結果により判断する。一方、レンダリング時間の予測結果がない場合、レンダリング時間の予測を行うタイミングを、レンダリング済のデータ量により判断する。このようなレンダリング時間予測処理を実行することで、レンダリング処理が遅くなり印刷に間に合わなくなるようなタイミングを避けて予測を実行することができる。
尚、上述した実施形態では、1つのジョブデータを複数の印刷単位(ページ単位)に分割する場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ジョブデータを分割せずに、ジョブ単位でレンダリングの予測時間を特定する場合にも適用することができる。例えば、複数のジョブデータをコントロール部が受信した場合、予測実行判断部214がジョブ単位でレンダリングの時間を予測するか否かを判断するようにしてもよい。この場合は、S503、S705では、レンダリング済のジョブデータがN以上あるか、S502、S704では、レンダリング済のジョブデータがM以上あるか判断すればよい。そして、S602、S702では、レンダリング中のジョブデータのレンダリング時間の予想時間がP以上か判断すればよい。
尚、以上の実施形態の機能は以下の構成によっても実現することができる。つまり、本実施形態の処理を行うためのプログラムコードをシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)がプログラムコードを実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することとなり、またそのプログラムコードを記憶した記憶媒体も本実施形態の機能を実現することになる。
また、本実施形態の機能を実現するためのプログラムコードを、1つのコンピュータ(CPU、MPU)で実行する場合であってもよいし、複数のコンピュータが協働することによって実行する場合であってもよい。さらに、プログラムコードをコンピュータが実行する場合であってもよいし、プログラムコードの機能を実現するための回路等のハードウェアを設けてもよい。またはプログラムコードの一部をハードウェアで実現し、残りの部分をコンピュータが実行する場合であってもよい。また、CPUも1つのCPUで全ての処理を行うものに限らず、複数のCPUが適宜連携をしながら処理を行うものとしてもよい。
100:画像処理装置、203:コントロール部、204:レンダリング部、205:ユーザインタフェース部、206:プリンタエンジン部

Claims (8)

  1. ジョブデータの画像処理にかかる時間を予測する予測手段と、
    前記画像処理による処理結果及び前記予測手段による予測結果の内、少なくとも一方の結果に基づいて、前記予測手段による予測の実行を行うかを判断する判断手段と
    を備えることを特徴とする処理装置。
  2. 前記判断手段は、画像処理済のデータのデータ量に基づいて、前記予測手段による予測の実行を行うか判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の処理装置。
  3. 前記予測手段の状態を管理する管理手段を更に備え、
    前記判断手段は、前記管理手段が管理する前記予測手段の状態に応じて異なる閾値、及び画像処理済のデータのデータ量に基づいて、前記予測手段による予測の実行を行うか判断する
    ことを特徴とする請求項2に記載の処理装置。
  4. 前記予測手段の予測停止中で用いる閾値は、前記予測手段の予測実行中で用いる閾値よりも大きい
    ことを特徴とする請求項3に記載の処理装置。
  5. 前記判断手段は、ジョブデータの前記予測手段による予測結果に基づいて、当該ジョブデータの画像処理の実行中に前記予測手段による他のジョブデータの予測の実行を行うか判断する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の処理装置。
  6. 前記判断手段は、前記予測結果がない場合には、画像処理済のデータのデータ量に基づいて、前記予測手段による予測の実行を行うか判断する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の処理装置。
  7. ジョブデータの画像処理にかかる時間を予測する予測工程と、
    前記画像処理による処理結果及び前記予測工程における予測結果の内、少なくとも一方の結果に基づいて、前記予測手段による予測の実行を行うかを判断する判断工程と
    を備えることを特徴とする処理方法。
  8. コンピュータを、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の処理装置の各手段として機能させるための、または請求項7に記載の処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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